JPH11307417A - 集束イオンビームによる断面加工観察方法 - Google Patents
集束イオンビームによる断面加工観察方法Info
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- JPH11307417A JPH11307417A JP10108310A JP10831098A JPH11307417A JP H11307417 A JPH11307417 A JP H11307417A JP 10108310 A JP10108310 A JP 10108310A JP 10831098 A JP10831098 A JP 10831098A JP H11307417 A JPH11307417 A JP H11307417A
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- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/30—Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
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- H01J37/3005—Observing the objects or the point of impact on the object
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01J2237/00—Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
- H01J2237/30—Electron or ion beam tubes for processing objects
- H01J2237/303—Electron or ion optical systems
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- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 集束イオンビームにて断面像を得る際、断面
がエッチングされてしまう。また高分解能像を得ること
が困難であった。 【解決手段】 集束イオンビームにて断面を加工する第
一の工程と、液体金属イオン源のエミッション電流を制
御してビーム電流、ビーム径を調整した後断面像を観察
する第二の工程により断面へのダメージの少ない高分解
能像の観察を可能にした。
がエッチングされてしまう。また高分解能像を得ること
が困難であった。 【解決手段】 集束イオンビームにて断面を加工する第
一の工程と、液体金属イオン源のエミッション電流を制
御してビーム電流、ビーム径を調整した後断面像を観察
する第二の工程により断面へのダメージの少ない高分解
能像の観察を可能にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不良解析などのた
めに集束イオンビームを使って半導体デバイスの特定位
置にて断面を形成するための加工を行い、断面を観察す
る方法に関する。
めに集束イオンビームを使って半導体デバイスの特定位
置にて断面を形成するための加工を行い、断面を観察す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI(大規模集積回路)等の高集積
化、微細化に伴い、開発工程や製造工程におけるLSI
の断面加工、断面観察を集束イオンビーム装置で実施す
る技術が示されている。特開平2−152155号公報
によると走査型イオン顕微鏡機能により断面加工部の位
置出しを行い、さらにマスクレスエッチング機能により
断面加工部を一面として、角形に穴あけし、所望の断面
部を露出させた後、試料を傾斜させて、断面部をイオン
ビーム照射方向に向けさせ、再び走査イオン顕微鏡機能
により断面加工部を観察するものである。
化、微細化に伴い、開発工程や製造工程におけるLSI
の断面加工、断面観察を集束イオンビーム装置で実施す
る技術が示されている。特開平2−152155号公報
によると走査型イオン顕微鏡機能により断面加工部の位
置出しを行い、さらにマスクレスエッチング機能により
断面加工部を一面として、角形に穴あけし、所望の断面
部を露出させた後、試料を傾斜させて、断面部をイオン
ビーム照射方向に向けさせ、再び走査イオン顕微鏡機能
により断面加工部を観察するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方法で作製した断
面部を走査イオン顕微鏡機能により観察する際、特開平
2−152155号公報に記載のビーム電流2〜30p
Aで観察倍率を10000倍以上とすると、集束イオン
ビーム照射により断面がエッチングされてしまい観察す
べき形状が失われてしまうという問題があった。また十
分な像分解能は得られず断面の微細構造が鮮明に観察で
きないという問題があった。
面部を走査イオン顕微鏡機能により観察する際、特開平
2−152155号公報に記載のビーム電流2〜30p
Aで観察倍率を10000倍以上とすると、集束イオン
ビーム照射により断面がエッチングされてしまい観察す
べき形状が失われてしまうという問題があった。また十
分な像分解能は得られず断面の微細構造が鮮明に観察で
きないという問題があった。
【0004】特公昭62−60699号公報には加工物
の画像を検出する際、ビームレベルを低減する方法が記
載されているが、加工した後に断面観察を行うことにつ
いてはなにもふれていない。ビーム径は0.5μmであ
り、断面観察には大きすぎるため、前記問題の解決策に
はならない。
の画像を検出する際、ビームレベルを低減する方法が記
載されているが、加工した後に断面観察を行うことにつ
いてはなにもふれていない。ビーム径は0.5μmであ
り、断面観察には大きすぎるため、前記問題の解決策に
はならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明では、液体金属イオン源と前記イオン源から引き
出されたイオンビームを集束するための集束レンズ系と
前記イオンビームを試料上でオン/オフするためのブラ
ンキング電極とからなる集束イオンビーム発生部と、
前記集束イオンビームを制限するための制限絞りと、前
記集束イオンビームを偏向走査するための偏向電極と、
前記集束イオンビームが照射される試料を載置し移動可
能な試料ステージと、前記集束イオンビームを照射する
ことにより発生する二次荷電粒子を検出する二次荷電粒
子検出器と前記二次荷電粒子検出器の信号に基づいて前
記試料表面の画像を表示するためのディスプレイとから
なる集束イオンビーム装置を用いて試料の所望の箇所に
前記集束イオンビームを照射し、スパッタエッチングす
ることにより断面を加工する第一の工程と、少なくとも
液体金属イオン源からのエミッション電流を制御して、
前記集束イオンビーム電流とビーム径を変更した後、前
記断面に前記集束イオンビームを走査しながら照射し、
前記断面から発生した二次荷電粒子を前記二次荷電粒子
検出器で検出し、前記二次荷電粒子検出器の信号に基づ
いて前記試料表面の画像をディスプレイに表示し、前記
断面の観察を行う第二の工程からなること特徴とする集
束イオンビームによる断面加工観察方法を提供する。
本発明では、液体金属イオン源と前記イオン源から引き
出されたイオンビームを集束するための集束レンズ系と
前記イオンビームを試料上でオン/オフするためのブラ
ンキング電極とからなる集束イオンビーム発生部と、
前記集束イオンビームを制限するための制限絞りと、前
記集束イオンビームを偏向走査するための偏向電極と、
前記集束イオンビームが照射される試料を載置し移動可
能な試料ステージと、前記集束イオンビームを照射する
ことにより発生する二次荷電粒子を検出する二次荷電粒
子検出器と前記二次荷電粒子検出器の信号に基づいて前
記試料表面の画像を表示するためのディスプレイとから
なる集束イオンビーム装置を用いて試料の所望の箇所に
前記集束イオンビームを照射し、スパッタエッチングす
ることにより断面を加工する第一の工程と、少なくとも
液体金属イオン源からのエミッション電流を制御して、
前記集束イオンビーム電流とビーム径を変更した後、前
記断面に前記集束イオンビームを走査しながら照射し、
前記断面から発生した二次荷電粒子を前記二次荷電粒子
検出器で検出し、前記二次荷電粒子検出器の信号に基づ
いて前記試料表面の画像をディスプレイに表示し、前記
断面の観察を行う第二の工程からなること特徴とする集
束イオンビームによる断面加工観察方法を提供する。
【0006】
【実施例】図1に基づき装置構成について説明する。本
発明を実施するための装置構成例は図1に示すように、
液体金属イオン源1と、前記液体金属イオン源1から引
き出されたイオンビームを集束するための集束レンズ系
として集束レンズ2と対物レンズ5と、前記イオンビー
ムを制限するための制限絞り15と、前記イオンビーム
を試料上でオン/オフするためのブランキング電極3と
からなる集束イオンビーム発生部が装着されている。ま
た、集束イオンビーム6軸には、前記集束イオンビーム
を偏向走査するための偏向電極4が配置され、更に、前
記集束イオンビーム6が照射される試料9を載置し移動
可能な試料ステージ10と、前記集束イオンビーム6を
照射することにより発生する二次荷電粒子7a、7bを
検出する二次荷電粒子検出器8a、8bと、二次荷電粒
子検出器8a、8bにて検出された二次荷電粒子7a、
7b強度に基づいて試料9表面の画像を標示するディス
プレイ14等から構成される。
発明を実施するための装置構成例は図1に示すように、
液体金属イオン源1と、前記液体金属イオン源1から引
き出されたイオンビームを集束するための集束レンズ系
として集束レンズ2と対物レンズ5と、前記イオンビー
ムを制限するための制限絞り15と、前記イオンビーム
を試料上でオン/オフするためのブランキング電極3と
からなる集束イオンビーム発生部が装着されている。ま
た、集束イオンビーム6軸には、前記集束イオンビーム
を偏向走査するための偏向電極4が配置され、更に、前
記集束イオンビーム6が照射される試料9を載置し移動
可能な試料ステージ10と、前記集束イオンビーム6を
照射することにより発生する二次荷電粒子7a、7bを
検出する二次荷電粒子検出器8a、8bと、二次荷電粒
子検出器8a、8bにて検出された二次荷電粒子7a、
7b強度に基づいて試料9表面の画像を標示するディス
プレイ14等から構成される。
【0007】二次荷電粒子検出器8a、8bは、二次電
子7aを検出する二次電子検出器8aと二次イオン7b
を検出する二次イオン検出器8bよりなる。なお、二次
荷電粒子検出器8a、8bを1つの検出器にて構成し、
スイッチにて二次電子検出器8aと、二次イオン検出器
8bに切り替える構成としてもよい。二次荷電粒子検出
器8a、8bからの信号は、A/D変換器11に入力
し、A/D変換される。 A/D変換された二次荷電粒
子7a、7b信号は、演算機(図示せず)にて、ディス
プレイ14にて画像表示するための演算が行われる。液
体金属イオン源1、集束レンズ2、ブランキング電極
3、偏向電極4及び対物レンズ5の電力は、イオン光学
系制御電源13を介して、演算装置(図示せず)からの
信号に基づいて供給される。
子7aを検出する二次電子検出器8aと二次イオン7b
を検出する二次イオン検出器8bよりなる。なお、二次
荷電粒子検出器8a、8bを1つの検出器にて構成し、
スイッチにて二次電子検出器8aと、二次イオン検出器
8bに切り替える構成としてもよい。二次荷電粒子検出
器8a、8bからの信号は、A/D変換器11に入力
し、A/D変換される。 A/D変換された二次荷電粒
子7a、7b信号は、演算機(図示せず)にて、ディス
プレイ14にて画像表示するための演算が行われる。液
体金属イオン源1、集束レンズ2、ブランキング電極
3、偏向電極4及び対物レンズ5の電力は、イオン光学
系制御電源13を介して、演算装置(図示せず)からの
信号に基づいて供給される。
【0008】以下集束イオンビーム装置を用いた断面加
工観察方法を図2を用いて説明する。断面観察する試料
9としてLSIを用いた。図2(a)に示すように観察
したい試料9LSIのコンタクトホール33を含む走査
イオン顕微鏡像を求める。なお、コンタクトホール33
の近傍に配線32が観察されている。走査イオン顕微鏡
像は、集束イオンビーム6を試料9表面に走査させなが
ら照射し、試料9表面から発生する二次荷電粒子である
二次電子7a又は二次イオン7bを検出することにより
得られる。図2(a)の画像により断面形成の位置34
を設定する。
工観察方法を図2を用いて説明する。断面観察する試料
9としてLSIを用いた。図2(a)に示すように観察
したい試料9LSIのコンタクトホール33を含む走査
イオン顕微鏡像を求める。なお、コンタクトホール33
の近傍に配線32が観察されている。走査イオン顕微鏡
像は、集束イオンビーム6を試料9表面に走査させなが
ら照射し、試料9表面から発生する二次荷電粒子である
二次電子7a又は二次イオン7bを検出することにより
得られる。図2(a)の画像により断面形成の位置34
を設定する。
【0009】次に図2(b)に示すようにコンタクトホ
ール33を含む領域35をFIB−CVD法で膜付けす
る。FIB−CVD法はガス銃(図示せず)により試料
表面に原料ガスを吸着させ、20〜30KeVのエネル
ギーで加速したイオンビーム6を領域35の範囲にて走
査させて照射する。このことにより、照射領域35のみ
に選択的に膜を形成する方法である。本実施例では原料
ガスにW(CO)6を用い、タングステン膜を形成して
いる。勿論、ガスを変えて他の金属膜形成によっても本
発明は実施可能である。この膜付けを長時間施すと、試
料の膜付け領域表面が平坦化されるため、配線パターン
が走査イオン顕微鏡像上では見にくくなるので、平坦化
される前に膜付けを終了したほうが断面形成は容易にな
る。
ール33を含む領域35をFIB−CVD法で膜付けす
る。FIB−CVD法はガス銃(図示せず)により試料
表面に原料ガスを吸着させ、20〜30KeVのエネル
ギーで加速したイオンビーム6を領域35の範囲にて走
査させて照射する。このことにより、照射領域35のみ
に選択的に膜を形成する方法である。本実施例では原料
ガスにW(CO)6を用い、タングステン膜を形成して
いる。勿論、ガスを変えて他の金属膜形成によっても本
発明は実施可能である。この膜付けを長時間施すと、試
料の膜付け領域表面が平坦化されるため、配線パターン
が走査イオン顕微鏡像上では見にくくなるので、平坦化
される前に膜付けを終了したほうが断面形成は容易にな
る。
【0010】この膜付け後、図2(c)に示すようにエ
ッチング領域36に集束イオンビーム6を照射してエッ
チング加工を行う。エッチング領域36は、ほぼ矩形形
状であり、その一辺は断面形成の位置34になるように
設定される。粗い穴あけは高電流ビーム(例えば2〜1
0nA)でなされ、また、仕上げ加工は中電流ビーム
(例えば30pA〜2nA)で観察したい断面位置34
に照射することにより行われ、図2(d)に示すよう
に、側壁断面37が形成される。
ッチング領域36に集束イオンビーム6を照射してエッ
チング加工を行う。エッチング領域36は、ほぼ矩形形
状であり、その一辺は断面形成の位置34になるように
設定される。粗い穴あけは高電流ビーム(例えば2〜1
0nA)でなされ、また、仕上げ加工は中電流ビーム
(例えば30pA〜2nA)で観察したい断面位置34
に照射することにより行われ、図2(d)に示すよう
に、側壁断面37が形成される。
【0011】次に、イオンビーム照射方向に試料9の加
工断面37が露呈するように試料ステージ10を傾斜さ
せる。この断面37を比較的低電流ビーム(例えば1p
A以下)で走査イオン顕微鏡により観察する。尚、断面
観察したい異物などの異状部分が小さい場合などは、膜
付けしないで断面形成を実施することもある。このよう
な場合にも上述の操作を行うことで、より正確な断面形
状が得られる。
工断面37が露呈するように試料ステージ10を傾斜さ
せる。この断面37を比較的低電流ビーム(例えば1p
A以下)で走査イオン顕微鏡により観察する。尚、断面
観察したい異物などの異状部分が小さい場合などは、膜
付けしないで断面形成を実施することもある。このよう
な場合にも上述の操作を行うことで、より正確な断面形
状が得られる。
【0012】上記方法で作成した断面37を走査イオン
顕微鏡機能により観察する際、ビーム制限絞り径、レン
ズ集束条件を調整することによりビーム電流、ビーム径
を調整することは周知の事実である。本発明ではビーム
制限絞り径、レンズ集束条件だけでなく液体金属イオン
源からのエミッション電流を制御して、前記集束イオン
ビーム電流とビーム径を断面観察に利用可能な大きさに
調整する。
顕微鏡機能により観察する際、ビーム制限絞り径、レン
ズ集束条件を調整することによりビーム電流、ビーム径
を調整することは周知の事実である。本発明ではビーム
制限絞り径、レンズ集束条件だけでなく液体金属イオン
源からのエミッション電流を制御して、前記集束イオン
ビーム電流とビーム径を断面観察に利用可能な大きさに
調整する。
【0013】ビーム電流が数pAの領域ではビーム径d
はおよそ次の関係式(1)で表される。 d2〜(M・dg)2+(C・α・ΔE/E)2 (1) ここでMは光学系の倍率、dgは光源の大きさ、Cは光
学系の色収差係数、αはビーム開き半角、Eはイオンビ
ームエネルギー、ΔEはイオンビームエネルギー幅であ
る。光学系の色収差係数Cは集束レンズ系の改良により
低減できることは周知の事実である。
はおよそ次の関係式(1)で表される。 d2〜(M・dg)2+(C・α・ΔE/E)2 (1) ここでMは光学系の倍率、dgは光源の大きさ、Cは光
学系の色収差係数、αはビーム開き半角、Eはイオンビ
ームエネルギー、ΔEはイオンビームエネルギー幅であ
る。光学系の色収差係数Cは集束レンズ系の改良により
低減できることは周知の事実である。
【0014】本発明では前記(1)式の第二項に着目し、
液体金属イオン源からのエミッション電流を制御するこ
とでΔEの値を可能な限り小さな値に抑え、dの値を小
さくする。図3に液体金属イオン源のエミッション電流
とイオンビームエネルギー半値幅の関係を示す。この図
から明らかなようにエミッション電流を増加させるとエ
ネルギー半値幅も増加する。通常、断面加工をする場合
は前記のように30pA〜10nAのビーム電流を使用
するため、液体金属イオン源からのエミッション電流も
2〜3μA程度で使用する。これよりも低いエミッション
電流で使用すればΔEを小さく保つことができる。しか
しあまりにもエミッション電流の低い領域では、イオン
のエミッションが不安定になる。検討の結果断面観察の
場合はエミッション電流を1μA程度とすることで安定な
エミッションでΔEを小さく保つことができることがわ
かった。
液体金属イオン源からのエミッション電流を制御するこ
とでΔEの値を可能な限り小さな値に抑え、dの値を小
さくする。図3に液体金属イオン源のエミッション電流
とイオンビームエネルギー半値幅の関係を示す。この図
から明らかなようにエミッション電流を増加させるとエ
ネルギー半値幅も増加する。通常、断面加工をする場合
は前記のように30pA〜10nAのビーム電流を使用
するため、液体金属イオン源からのエミッション電流も
2〜3μA程度で使用する。これよりも低いエミッション
電流で使用すればΔEを小さく保つことができる。しか
しあまりにもエミッション電流の低い領域では、イオン
のエミッションが不安定になる。検討の結果断面観察の
場合はエミッション電流を1μA程度とすることで安定な
エミッションでΔEを小さく保つことができることがわ
かった。
【0015】このとき試料表面での集束ビーム電流Iは
次式(2)により与えられる。 I= π・α2・ dI/dΩ (2) ここでdI/dΩ は液体金属イオン源のイオン放射角電
流密度である。制限絞り径により、αの値を制御できる
ことは図4から明らかである。ビーム制限絞り径の制御
は、例えば複数の異なった開口径を持つ開口を金属箔上
に開けたものを用意し、前記金属箔の位置を調整するこ
とでイオンビームを通過させる開口を選択する。制限絞
り径を小さくするとビーム電流が小さくなりすぎて、二
次荷電粒子の発生量が減少し、その結果ノイズ成分が増
加し良好な像質が得られない。検討を重ねた結果、制限
絞り径を40μmとすることでビーム電流1pA、像分
解能10nm(=0.01μm)、制限絞り径30μmと
することでビーム電流0.3pA、像分解能7nm(=0.
007μm)を得るに至った。
次式(2)により与えられる。 I= π・α2・ dI/dΩ (2) ここでdI/dΩ は液体金属イオン源のイオン放射角電
流密度である。制限絞り径により、αの値を制御できる
ことは図4から明らかである。ビーム制限絞り径の制御
は、例えば複数の異なった開口径を持つ開口を金属箔上
に開けたものを用意し、前記金属箔の位置を調整するこ
とでイオンビームを通過させる開口を選択する。制限絞
り径を小さくするとビーム電流が小さくなりすぎて、二
次荷電粒子の発生量が減少し、その結果ノイズ成分が増
加し良好な像質が得られない。検討を重ねた結果、制限
絞り径を40μmとすることでビーム電流1pA、像分
解能10nm(=0.01μm)、制限絞り径30μmと
することでビーム電流0.3pA、像分解能7nm(=0.
007μm)を得るに至った。
【0016】試料の表面を観察する場合は、イオンビー
ムを試料表面に対して垂直入射させる。この状態で1p
A以下のビーム電流を使用すると二次荷電粒子の発生量
が少なくノイズの多い画像しか得られない。しかし断面
観察においては、試料ステージを傾斜させ断面に対して
ある角度をもってイオンビームを入射させる。このた
め、垂直入射時よりも二次荷電粒子の発生量が増加し、
良好な画質の断面像が得られる。
ムを試料表面に対して垂直入射させる。この状態で1p
A以下のビーム電流を使用すると二次荷電粒子の発生量
が少なくノイズの多い画像しか得られない。しかし断面
観察においては、試料ステージを傾斜させ断面に対して
ある角度をもってイオンビームを入射させる。このた
め、垂直入射時よりも二次荷電粒子の発生量が増加し、
良好な画質の断面像が得られる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば 断面部を走査イオン顕
微鏡機能により観察する際、観察倍率を10000倍以
上とした場合でも、集束イオンビーム照射による断面形
状のエッチングによる変形が低減される。また0.00
7μm〜0.01μm程度の像分解能が得られ断面の微細
構造が鮮明に観察できるようになった。
微鏡機能により観察する際、観察倍率を10000倍以
上とした場合でも、集束イオンビーム照射による断面形
状のエッチングによる変形が低減される。また0.00
7μm〜0.01μm程度の像分解能が得られ断面の微細
構造が鮮明に観察できるようになった。
【図1】図1は、本発明を実施するための装置構成例を
説明する概略断面図である。
説明する概略断面図である。
【図2】図2は、ミクロ断面加工法のステップを説明す
る平面図および斜視図である。
る平面図および斜視図である。
【図3】図3は、エミッション電流とエネルギー半値幅
を説明するグラフ図である。
を説明するグラフ図である。
【図4】図4は、ビーム制限絞りによるビーム開き半角
の制御を説明する側面図である。
の制御を説明する側面図である。
1 液体金属イオン源 2 集束レンズ 3 ブランキング電極 4 偏向電極 5 対物レンズ 6 集束イオンビーム 7 二次荷電粒子 8 二次荷電粒子検出器 9 試料 10 試料ステージ 11 A/D変換器 13 イオン光学系制御電源 14 表示装置 32 配線 33 コンタクトホール 34 断面位置 35 コンタクトを含むFIB−CVD法で膜付け領域 36 エッチング領域 37 断面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
Claims (2)
- 【請求項1】 液体金属イオン源と前記イオン源から引
き出されたイオンビームを集束するための集束レンズ系
と前記イオンビームを試料上でオン/オフするためのブ
ランキング電極とからなる集束イオンビーム発生部と、 前記集束イオンビームを制限するための制限絞りと、 前記集束イオンビームを偏向走査するための偏向電極
と、 前記集束イオンビームが照射される試料を載置し移動可
能な試料ステージと、 前記集束イオンビームを照射することにより発生する二
次荷電粒子を検出する二次荷電粒子検出器と前記二次荷
電粒子検出器の信号に基づいて前記試料表面の画像を表
示するためのディスプレイとからなる集束イオンビーム
装置を用いて試料の所望の箇所に前記集束イオンビーム
を照射し、スパッタエッチングすることにより断面を加
工する第一の工程と、 少なくとも液体金属イオン源からのエミッション電流を
制御して、前記集束イオンビームの電流とビーム径を変
更した後、前記断面に前記集束イオンビームを走査しな
がら照射し、前記断面から発生した二次荷電粒子を前記
二次荷電粒子検出器で検出し、前記二次荷電粒子検出器
の信号に基づいて前記試料表面の画像をディスプレイに
表示し、前記断面の観察を行う第二の工程からなること
を特徴とする集束イオンビームによる断面加工観察方
法。 - 【請求項2】 記載の前記第二の工程は少なくとも液体
金属イオン源からのエミッション電流を制御して、前記
集束イオンビームの電流を1pA以下とする請求項1記
載の集束イオンビームによる断面加工観察方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10108310A JPH11307417A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 集束イオンビームによる断面加工観察方法 |
| TW088106147A TW386178B (en) | 1998-04-17 | 1999-04-16 | Cross section formation observing method by a focused ion beam |
| KR1019990013700A KR19990083288A (ko) | 1998-04-17 | 1999-04-17 | 집속이온빔에의한단면형성관찰방법 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP10108310A JPH11307417A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 集束イオンビームによる断面加工観察方法 |
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| JPH11307417A true JPH11307417A (ja) | 1999-11-05 |
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| JP10108310A Pending JPH11307417A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 集束イオンビームによる断面加工観察方法 |
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