JPH11307433A - 現像装置および現像方法 - Google Patents

現像装置および現像方法

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JPH11307433A
JPH11307433A JP10113960A JP11396098A JPH11307433A JP H11307433 A JPH11307433 A JP H11307433A JP 10113960 A JP10113960 A JP 10113960A JP 11396098 A JP11396098 A JP 11396098A JP H11307433 A JPH11307433 A JP H11307433A
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JP
Japan
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substrate
developing solution
developing
developer
discharge nozzle
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Application number
JP10113960A
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English (en)
Inventor
Masahiro Mimasaka
昌宏 美作
Seiichiro Okuda
誠一郎 奥田
Moritaka Yano
守隆 矢野
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP10113960A priority Critical patent/JPH11307433A/ja
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像後のパターン線幅の均一性を向上させる
ことができる現像装置および現像方法を提供することで
ある。 【解決手段】 基板保持部1に静止状態で保持された基
板100外の一方側の位置から基板100上を通過して
基板100外の他方側の位置までスリット状吐出口を有
する現像液吐出ノズル11を移動させつつ基板100上
に現像液を供給する。現像液吐出ノズル11による基板
100上への現像液の供給終了から一定時間経過後、基
板保持部1に保持された基板100を所定の回転数で回
転させた後に基板保持部100により基板100を所定
時間静止状態で保持させる。基板100の回転および基
板100の静止状態での保持を所定の回数繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上の感光性膜
に現像液を供給して現像処理を行う現像装置および現像
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の
基板上に形成された感光性膜に現像処理を行うために現
像装置が用いられる。
【0003】例えば、回転式現像装置は、基板を水平に
保持して鉛直軸の周りで回転させる回転保持部と、基板
の表面に現像液を供給する現像液吐出ノズルとを備え
る。現像液吐出ノズルは、水平面内で回動自在に設けら
れたノズルアームの先端に取り付けられており、基板の
上方位置と待機位置との間を移動することができる。
【0004】現像処理時には、現像液吐出ノズルが待機
位置から基板の上方に移動した後、基板上のフォトレジ
スト等の感光性膜に現像液を供給する。供給された現像
液は、基板の回転によって基板の全面に塗り広げられ、
感光性膜と接触する。表面張力により基板上に現像液を
保持した状態(液盛り)で一定時間基板を静止させるこ
とにより感光性膜の現像が行われる。現像液の供給が終
了すると、現像液吐出ノズルはノズルアームの回動によ
り基板の上方から退いた待機位置に移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の回転式現像装置では、回転する基板に吐出開始時
の現像液が当たることにより基板上の感光性膜が大きな
衝撃を受ける。その衝撃で現像液中に気泡が生じ、感光
性膜の表面に残留する微小な気泡が現像欠陥となる場合
がある。また、吐出開始時の現像液による衝撃で感光性
膜が損傷するおそれもある。
【0006】近年、パターンの微細化に伴い、より精度
の高いレジストの性能が要求されるとともに、より精度
の高いレジスト現像方法が求められている。レジストの
性能に関しては、露光時における露光部と未露光部との
溶解速度の差(溶解コントラスト)が大きい程、現像後
に得られるレジストパターンの断面形状が良好になると
ともにレジストの解像度がより高くなり、微細なレジス
トパターンの形成が可能となる。したがって、現像時に
おける露光部と未露光部との溶解コントラストが大きい
ほど高性能のレジストであるとされている。
【0007】溶解コントラストを向上させる手法の1つ
として、レジストの組成を調整することによりレジスト
に表面難溶化効果をもたせる方法がある。表面難溶化効
果とは、未露光部のレジストに現像液が接触すると、そ
の接触部分の溶解速度が極端に減少する効果である。
【0008】この表面難溶化効果は、レジストの表面へ
現像液を供給する初期段階における現像液の流動や物理
的衝撃により大きな影響を受けることが明らかとなっ
た。すなわち、現像液供給の初期段階で現像液の流動を
抑えると、表面難溶化効果が顕著に得られ、レジストの
パターン形状が向上することになる。また、基板の表面
に均一な衝撃力で現像液を供給することにより、表面難
溶化効果が基板の表面で均一に得られ、現像後のパター
ン線幅の均一性が向上する。
【0009】そこで、本発明者は、スリット状吐出口を
有する現像液吐出ノズルから現像液を吐出しながら基板
上の一端から他端へ現像液吐出ノズルを直線状に移動さ
せることにより、現像液の供給の初期段階における基板
上の現像液の流動を抑えつつ基板上に均一な衝撃力で現
像液を供給する現像方法を提案している。
【0010】しかしながら、本発明者のさらなる実験の
結果、上記の表面難溶化効果を有するレジストのうち、
ある特定の種類のレジストでは、スリット状吐出口を有
する現像液吐出ノズルにより現像液を供給した場合で
も、現像後のパターンの線幅が十分に均一にならないこ
とが判明した。
【0011】本発明の目的は、現像後のパターン線幅の
均一性を向上させることができる現像装置および現像方
法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
者は、ある特定の種類のレジストを用いた場合に現像後
のパターン線幅の均一性が十分でない現象が生じるのは
次の理由によるものと推測した。
【0013】現像反応とは、レジストの感光剤の露光に
より現像液に可溶な反応基が生成され、その反応基と現
像液との中和反応によって感光剤とその周囲のレジスト
の樹脂成分とがともに現像液に溶解していく反応であ
る。樹脂成分は一般に数万以上の分子量をもつ高分子で
あり、溶解によっても液相と固相の区別が曖昧な状態、
すなわち一種の臨界状態で溶解反応が進行しているもの
と考えられる。一般に、溶液中では、輸送現象の1つで
ある濃度拡散により溶解物質は一様に散逸する方向に進
行するが、原理的に熱運動によるゆらぎの発生が避けら
れない。
【0014】通常は、ゆらぎが発生しても熱運動中に崩
れていくが、特殊な外的条件下、たとえば臨界状態下で
は、ゆらぎが巨視的に観測可能な状態量まで成長しやす
いことが知られている。
【0015】上記に理由により、レジストの溶解反応に
おいても、巨視的なゆらぎが成長して、溶解生成物の濃
度分布が一様でなく、部分的に凝集する部分が生じてい
る可能性がある。これにより、溶解生成物が凝集する部
分では、相対的に溶解反応のための現像液の濃度が低下
するため、この部分での現像後のパターン線幅にばらつ
きが生じ、パターン線幅の面内均一性が低下する現象を
引き起こしているものと考えられる。
【0016】このような現象は、現像反応がある程度進
行した時間的経過の後に発生するものであるので、現像
液の吐出過程、たとえば現像液の液盛り方式や現像液吐
出ノズルの改良等では有効な対策を講じることができな
い。
【0017】そこで、本発明者は、溶解生成物の凝集が
現像反応がある程度進行した後に発生する点に着目し、
現像後のパターン線幅の均一性を向上させるべく以下の
発明を案出した。
【0018】(1)第1の発明 第1の発明に係る現像装置は、基板を水平姿勢で保持す
る基板保持手段と、現像液を吐出する現像液吐出ノズル
と、基板保持手段に静止状態で保持された基板外の一方
側の位置から基板上を通過して基板外の他方側の位置ま
で現像液吐出ノズルを移動させる移動手段と、基板保持
手段を回転駆動する駆動手段と、現像液吐出ノズルによ
る基板上への現像液の供給終了から一定時間経過後、駆
動手段により基板保持手段に保持された基板を所定の回
転数で回転させた後に基板保持手段により基板を所定時
間静止状態で保持させる制御手段とを備えたものであ
る。
【0019】本発明に係る現像装置においては、基板保
持手段に静止状態で保持された基板外の一方側の位置か
ら基板上を通過して基板外の他方側の位置まで現像液吐
出ノズルを移動させることにより、静止した基板上に現
像液が供給される。現像液吐出ノズルによる基板上への
現像液の供給終了から一定時間経過後、基板が所定の回
転数で回転し、その後基板が所定時間静止状態で保持さ
れる。
【0020】現像液の供給終了から一定時間経過後に
は、現像の進行過程で溶解生成物が盛んに発生する。こ
の段階で、基板を所定の回転数で回転させ、その後静止
させることにより、ゆらぎの成長による溶解生成物の不
均一な凝集現象が物理的揺動により回避される。その結
果、現像後のパターン線幅の均一性が向上する。
【0021】(2)第2の発明 第2の発明に係る現像装置は、第1の発明に係る現像装
置の構成において、制御手段は、駆動手段による基板の
回転および基板保持手段による基板の静止状態での保持
を所定の回数繰り返すものである。
【0022】基板の回転および静止状態での保持を反復
することにより、ゆらぎの成長による溶解生成物の不均
一な凝集現象が効果的に回避される。したがって、現像
後のパターン線幅の均一性がさらに向上する。
【0023】(3)第3の発明 第3の発明に係る現像装置は、第1または第2の発明に
係る現像装置の構成において、制御手段は、駆動手段に
よる基板の回転ごとに回転方向を反転させるものであ
る。
【0024】それにより、感光性膜に対する現像液の流
動の効果を均一化することができる。その結果、現像後
のパターン形状の対称性および矩形性が良好となる。
【0025】(4)第4の発明 第4の発明に係る現像装置は、第2または第3の発明に
係る現像装置の構成において、所定の回数は2回以上5
回以下であることを特徴する。これにより、ゆらぎの成
長による溶解生成物の不均一な凝集現象が十分に回避さ
れ、現像後のパターン線幅の均一性がより向上する。
【0026】(5)第5の発明 第5の発明に係る現像装置は、第1〜第4のいずれかの
発明に係る現像装置の構成において、一定時間は1秒以
上5秒以下であることを特徴とする。これにより、ゆら
ぎの成長による溶解生成物の不均一な凝集現象が十分に
回避され、現像後のパターン線幅の均一性がより向上す
る。
【0027】(6)第6の発明 第6の発明に係る現像装置は、第1〜第5のいずれかの
発明に係る現像装置の構成において、所定の回転数は5
rpm以上25rpm以下であることを特徴とする。こ
れにより、ゆらぎの成長による溶解生成物の不均一な凝
集現象が十分に回避され、現像後のパターン線幅の均一
性がより向上する。
【0028】(7)第7の発明 第7の発明に係る現像装置は、第1〜第6のいずれかの
発明に係る現像装置の構成において、所定時間は0.5
秒以上5秒以下であることを特徴とする。これにより、
ゆらぎの成長による溶解生成物の不均一な凝集現象が十
分に回避され、現像後のパターン線幅の均一性がより向
上する。
【0029】(8)第8の発明 第8の発明に係る現像装置は、第1〜第7のいずれかの
発明に係る現像装置の構成において、現像液吐出ノズル
は、スリット状吐出口を有することを特徴とする。この
場合、現像液が一定幅の領域に同時に供給される。
【0030】(9)第9の発明 第9の発明に係る現像装置は、第1〜第8のいずれかの
発明に係る現像装置の構成において、移動手段は、現像
液吐出ノズルをスリット状吐出口とほぼ垂直な方向に移
動させることを特徴とする。
【0031】この場合、現像液吐出ノズルのスリット状
吐出口が基板上を直線状に走査されるので、現像液を基
板上の広い面積に均一に供給することができる。
【0032】(10)第10の発明 第10の発明に係る現像方法は、基板保持手段に静止状
態で保持された基板外の一方側の位置から基板上を通過
して基板外の他方側の位置まで現像液吐出ノズルを移動
させつつ基板上に現像液を供給する工程と、現像液吐出
ノズルによる基板上への現像液の供給終了から一定時間
経過後、基板保持手段に保持された基板を所定の回転数
で回転させた後に基板保持手段により基板を所定時間静
止状態で保持させる工程とを備えたものである。
【0033】本発明に係る現像方法においては、基板保
持手段に静止状態で保持された基板外の一方側の位置か
ら基板上を通過して基板外の他方側の位置まで現像液吐
出ノズルを移動させることにより、静止した基板上に現
像液が供給される。現像液吐出ノズルによる基板上への
現像液の供給終了から一定時間経過後、基板が所定の回
転数で回転し、その後基板が所定時間静止状態で保持さ
れる。
【0034】現像液の供給終了から一定時間経過後に
は、現像の進行過程で溶解生成物が盛んに発生する。こ
の段階で、基板を所定の回転数で回転させ、その後静止
させることにより、ゆらぎの成長による溶解生成物の不
均一な凝集現象が物理的揺動により回避される。その結
果、現像後のパターン線幅の均一性が向上する。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
現像装置の平面図、図2は図1の現像装置の主要部のX
−X線断面図、図3は図1の現像装置の主要部のY−Y
線断面図である。
【0036】図2および図3に示すように、現像装置
は、基板100を水平姿勢で吸引保持する基板保持部1
を備える。基板保持部1は、モータ2の回転軸3の先端
部に固定され、鉛直方向の軸の周りで回転可能に構成さ
れている。基板保持部1の周囲には、基板100を取り
囲むように円形の内側カップ4が上下動自在に設けられ
ている。また、内側カップ4の周囲には、正方形の外側
カップ5が設けられている。
【0037】図1に示すように、外側カップ5の両側に
はそれぞれ待機ポット6,7が配置され、外側カップ5
の一方の側部側にはガイドレール8が配設されている。
また、ノズルアーム9がアーム駆動部10によりガイド
レール8に沿って走査方向Aおよびその逆方向に移動可
能に設けられている。外側カップ5の他方の側部側に
は、純水を吐出する純水吐出ノズル12が矢印Rの方向
に回動可能に設けられている。
【0038】ノズルアーム9には、下端部にスリット状
吐出口15を有する現像液吐出ノズル11がガイドレー
ル8と垂直に取り付けられている。これにより、現像液
吐出ノズル11は、待機ポット6の位置から基板100
上を通過して待機ポット7の位置まで走査方向Aに沿っ
て直線状に平行移動可能となっている。
【0039】図2に示すように、現像液吐出ノズル11
には、現像液供給系14により現像液が供給される。制
御部13は、モータ2の回転動作、アーム駆動部10に
よる現像液吐出ノズル11の走査および現像液吐出ノズ
ル11からの現像液の吐出を制御する。
【0040】本実施例では、基板保持部1が基板保持手
段に相当し、アーム駆動部10が移動手段に相当し、モ
ータ2が駆動手段に相当し、制御部13が制御手段に相
当する。
【0041】図4に示すように、スリット状吐出口15
は現像液吐出ノズル11の走査方向Aと垂直に配置され
る。スリット状吐出口15のスリット幅tは0.05〜
1.0mmであり、本実施例では0.2mmである。ま
た、スリット状吐出口15の吐出幅Lは、処理対象とな
る基板100の直径と同じかまたはそれよりも大きく設
定され、直径8インチの基板100を処理する場合に
は、本実施例では210mmに設定される。
【0042】現像液吐出ノズル11は、底面が基板10
0の表面に対して平行な状態を保つように走査方向Aに
走査される。スリット状吐出口15と基板100の表面
との間隔は、0.2〜5mm、より好ましくは0.5〜
2mmであり、本実施例では1.5mmである。
【0043】次に、図5および図6を参照しながら図1
の現像装置の動作を説明する。図5(a)に示すよう
に、基板100は基板保持部1により静止状態で保持さ
れている。待機時には、現像液吐出ノズル11は、待機
ポット6内の位置P0に待機している。現像処理時に
は、現像液吐出ノズル11が上昇した後、走査方向Aに
移動し、外側カップ5内の走査開始位置P1で下降す
る。
【0044】その後、現像液吐出ノズル11は、走査開
始位置P1から所定の走査速度で走査を開始する。この
時点では、現像液吐出ノズル11からまだ現像液の吐出
は行わない。本実施例では、走査速度は10〜500m
m/秒とする。
【0045】現像液吐出ノズル11の走査開始後、現像
液吐出ノズル11のスリット状吐出口15が基板100
上に到達する前に、吐出開始位置P2にて所定の流量で
現像液吐出ノズル11による現像液の吐出を開始する。
本実施例では、現像液の流量は1.2L/分とする。
【0046】現像液吐出ノズル11は、現像液を吐出し
ながら吐出開始位置P2から基板100上を走査方向A
に直線状に移動する(図6参照)。これにより、基板1
00の全面に現像液が連続的に供給される。供給された
現像液は、表面張力により基板100上に保持(液盛
り)される。
【0047】現像液吐出ノズル11が基板100上を通
過した後、基板100上から外れた吐出停止位置P3で
現像液吐出ノズル11による現像液の吐出を停止させ
る。そして、現像液吐出ノズル11が外側カップ5内の
走査停止位置P4に到達した時点で現像液吐出ノズル1
1の走査を停止させる。
【0048】その後、現像液吐出ノズル11は、走査停
止位置P4で上昇した後、他方の待機ポット7の位置P
5まで移動し、待機ポット7内に下降する。
【0049】図5(b)に示すように、液盛り終了後、
静止状態の基板100上に現像液が供給された状態を1
〜5秒、より望ましくは2〜4秒(本実施例では3秒)
維持する。
【0050】その後、図5(c)に示すように、基板保
持部1により基板100を5〜25rpm、望ましくは
10〜20rpm(本実施例では15rpm)の回転速
度で回転させる。この場合の回転加速度は10〜300
rpm/秒、望ましくは20〜50rpm/秒(本実施
例では30rpm/秒)とする。基板100を1〜2秒
(本実施例では1.5秒)回転させた後、加速時と同様
の減速度で減速停止させる。
【0051】そして、図5(d)に示すように、基板1
00を0.5〜5秒(本実施例では2秒)静止状態で保
持する。
【0052】上記と同様の条件で図5(c)の基板10
0の回転および図5(d)の静止保持を2〜5回、望ま
しくは3回繰り返す。この際、基板100の回転ごとに
回転方向を反転させる。
【0053】その後、たとえば回転数1000rpm程
度で基板100を回転させ、洗浄用のリンス液吐出ノズ
ル12から純水を基板100に供給し、現像の進行を停
止させるとともに純水でリンス処理を行う。
【0054】最後に、リンス液吐出ノズル12による純
水の供給を停止し、基板100をたとえば4000rp
mで回転させ、基板100から純水を振り切り、基板1
00を乾燥させる。その後、基板100の回転を停止
し、現像処理を終了する。
【0055】現像処理では、基板100への液盛りから
1〜5経過後に現像の進行過程で溶解生成物が盛んに発
生する。本実施例の現像方法によれば、液盛りから1〜
5秒経過後に基板100を複数回にわたって反復して低
速回転させることにより、ゆらぎの成長による溶解生成
物の不均一な凝縮現象を物理的揺動で効果的に回避する
ことができる。その結果、現像後のパターン線幅の面内
均一性が向上する。
【0056】また、基板100の各回転ごとに回転方向
を反転させることにより、レジストパターンに対する現
像液の流動の効果を均一化することができる。その結
果、レジストパターン形状の対称性および矩形性が良好
となる。
【0057】以下、図5(c)の基板100の回転の工
程を攪拌工程と呼ぶ。ここで、図5(c)の攪拌工程の
回数、開始遅延時間、回転数、加速時間、減速時間およ
び時間間隔とパターン線幅の均一性との関係を測定し
た。その測定結果を表1〜表6および図7〜図12に示
す。図において、黒四角印は現像後のパターン線幅の平
均値を示し、黒丸印は3σを示す。σはパターン線幅の
標準偏差であり、3σは現像後のパターン線幅のばらつ
きの大きさを表す。各測定において、他の条件は現像後
のパターン線幅の均一性が最良となる条件を選択した。
【0058】表1および図7に攪拌工程の回数と現像後
のパターン線幅および3σとの関係の測定結果を示す。
【0059】
【表1】
【0060】表1および図7に示すように、攪拌工程の
回数が3回のときに3σが最も小さくなっている。
【0061】表2および図8に攪拌工程の開始遅延時間
と現像後のパターン線幅および3σとの関係の測定結果
を示す。開始遅延時間とは、図5(b)において静止状
態の基板100上に現像液が供給された状態を維持する
時間である。
【0062】
【表2】
【0063】表2および図8に示すように、攪拌工程の
開始遅延時間が3.0秒の場合に3σが最小となってい
る。
【0064】表3および図9に攪拌工程の回転数と現像
後のパターン線幅および3σとの関係の測定結果を示
す。
【0065】
【表3】
【0066】表3および図9に示すように、回転数が1
5rpmの場合に3σが最小となっている。
【0067】表4および図10に攪拌工程の加速時間と
現像後のパターン線幅および3σとの関係の測定結果を
示す。
【0068】
【表4】
【0069】表4および図10に示すように、加速時間
が0.50秒の場合に3σが最小となっている。
【0070】表5および図11に攪拌工程の減速時間と
現像後のパターン線幅および3σとの関係の測定結果を
示す。
【0071】
【表5】
【0072】表5および図11に示すように、減速時間
が0.50秒の場合に3σが最小となっている。
【0073】表6および図12に攪拌工程の時間間隔と
現像後のパターン線幅および3σとの関係の測定結果を
示す。攪拌工程の時間間隔とは、図5(d)において基
板100を静止保持する時間である。
【0074】
【表6】
【0075】表6および図12に示すように、攪拌工程
の時間間隔が1.00秒の場合に3σが最小となってい
る。
【0076】本実施例の現像方法によると、0.5μm
のラインパターンにおいてパターン線幅のばらつきを表
す3σが14nm以下になった。これに対して、図5
(c)の回転および図5(d)の静止保持の行わなかっ
た場合には、同様の0.5μmのラインパターンにおい
て3σが26〜32nm程度であった。このように、本
実施例の現像方法によれば、現像後のパターン線幅の面
内均一性が大幅に改善された。
【0077】また、本実施例の現像装置では、現像液吐
出ノズル11が静止した基板100上に到達する前に現
像液の吐出が開始されるので、吐出開始時の現像液が基
板100に衝撃を与えることが回避される。それによ
り、現像液中の気泡の発生が抑制され、現像欠陥の発生
が防止される。
【0078】また、現像液吐出ノズル11の移動中に空
気に接触するスリット状吐出口15付近の現像液が基板
100外に廃棄され、現像液吐出ノズル11が基板10
0上に到達した時点で現像液吐出ノズル11から新しい
現像液が静止した基板100上に供給される。それによ
り、変質した現像液により現像欠陥が発生することが防
止されるとともに、現像液が乾燥することで発生するパ
ーティクルが基板100上の感光性膜の表面に付着する
ことが防止される。
【0079】さらに、現像液吐出ノズル11が静止した
基板100上をスリット状吐出口15と基板100の上
面とが近接した状態で水平方向に直線状に平行移動し、
スリット状吐出口15に形成された帯状の現像液が基板
100の表面に連続的に接触するので、基板100の表
面に衝撃が加わることなく基板100の全面に現像液が
均一に供給される。
【0080】また、現像液吐出ノズル11が基板100
上を通過するまで現像液の供給が続けられるので、吐出
停止時の衝撃による液盛り中の現像液への悪影響が防止
される。その結果、現像欠陥の発生が抑制されるととも
に、現像後の感光性膜パターンの線幅均一性が向上す
る。
【0081】また、現像液吐出ノズル11が基板100
上を通り過ぎた後に現像液の吐出が停止されるので、吐
出停止時の現像液の液だれにより基板100上の感光性
膜に衝撃が加わることが防止される。したがって、現像
欠陥の発生や感光性膜パターンの線幅均一性の劣化が防
止される。
【0082】なお、上記実施例では、本発明をスリット
状吐出口を有する現像液吐出ノズルを用いた現像装置お
よび現像方法に適用した場合を説明したが、本発明は、
静止状態の基板上に現像液を供給し、基板上に保持され
た現像液で現像処理を行うパドル現像方式の現像装置お
よび現像方法であれば、他の現像液吐出ノズルを用いた
現像装置および現像方法にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における現像装置の平面図で
ある。
【図2】図1の現像装置の主要部のX−X線断面図であ
る。
【図3】図1の現像装置の主要部のY−Y線断面図であ
る。
【図4】現像液吐出ノズルのスリット状吐出口を示す図
である。
【図5】図1の現像装置の動作を説明するための図であ
る。
【図6】基板上での現像液吐出ノズルの走査を示す平面
図である。
【図7】攪拌工程の回数と現像後のパターン線幅および
そのばらつきとの関係の測定結果を示す図である。
【図8】攪拌工程の開始遅延時間と現像後のパターン線
幅およびそのばらつきとの関係の測定結果を示す図であ
る。
【図9】攪拌工程の回転数と現像後のパターン線幅およ
びそのばらつきとの関係の測定結果を示す図である。
【図10】攪拌工程の加速時間と現像後のパターン線幅
およびそのばらつきとの関係の測定結果を示す図であ
る。
【図11】攪拌工程の減速時間と現像後のパターン線幅
およびそのばらつきとの関係の測定結果を示す図であ
る。
【図12】攪拌工程の時間間隔と現像後のパターン線幅
およびそのばらつきとの関係の測定結果を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 基板保持部 8 ガイドレール 9 ノズルアーム 10 ノズル駆動部 11 現像液吐出ノズル 14 現像液供給系 13 制御部 15 スリット状吐出口
フロントページの続き (72)発明者 矢野 守隆 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を水平姿勢で保持する基板保持手段
    と、 現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、 前記基板保持手段に静止状態で保持された基板外の一方
    側の位置から前記基板上を通過して基板外の他方側の位
    置まで前記現像液吐出ノズルを移動させる移動手段と、 前記基板保持手段を回転駆動する駆動手段と、 前記現像液吐出ノズルによる基板上への現像液の供給終
    了から一定時間経過後、前記駆動手段により前記基板保
    持手段に保持された基板を所定の回転数で回転させた後
    に前記基板保持手段により基板を所定時間静止状態で保
    持させる制御手段とを備えたことを特徴とする現像装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記駆動手段による基
    板の回転および前記基板保持手段による基板の静止状態
    での保持を所定の回数繰り返すことを特徴とする請求項
    1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記駆動手段による基
    板の回転ごとに回転方向を反転させることを特徴とする
    請求項2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の回数は2回以上5回以下であ
    ることを特徴する請求項2または3記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記一定時間は1秒以上5秒以下である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の現像
    装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の回転数は5rpm以上25r
    pm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記所定時間は0.5秒以上5秒以下で
    あることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    現像装置。
  8. 【請求項8】 前記現像液吐出ノズルは、スリット状吐
    出口を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    に記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記移動手段は、前記現像液吐出ノズル
    を前記スリット状吐出口とほぼ垂直な方向に移動させる
    ことを特徴とする請求項8記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 基板保持手段に静止状態で保持された
    基板外の一方側の位置から基板上を通過して基板外の他
    方側の位置まで現像液吐出ノズルを移動させつつ基板上
    に現像液を供給する工程と、 前記現像液吐出ノズルによる基板上への現像液の供給終
    了から一定時間経過後、前記基板保持手段に保持された
    基板を所定の回転数で回転させた後に前記基板保持手段
    により基板を所定時間静止状態で保持させる工程とを備
    えたことを特徴とする現像方法。
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