JPH11307443A - 投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 - Google Patents
投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法Info
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- JPH11307443A JPH11307443A JP10131195A JP13119598A JPH11307443A JP H11307443 A JPH11307443 A JP H11307443A JP 10131195 A JP10131195 A JP 10131195A JP 13119598 A JP13119598 A JP 13119598A JP H11307443 A JPH11307443 A JP H11307443A
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- diffractive optical
- optical element
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 投影光学系中の瞳近傍に回折光学素子を配置
することによって諸収差を良好に補正しつつ不要回折光
によるフレアーの悪影響を少なくした投影露光装置及び
それを用いたデバイスの製造方法を得ること。 【解決手段】 光源からの光でレチクルを照明する照明
光学系と、照明されたレチクルのパターンの像を基板上
に投影する回折光学素子を含む投影光学系と、を有する
投影露光装置において、該回折光学素子は、その輪帯間
隔が所定量T以上である領域の面積Stと、該回折光学
素子の有効径の面積Sとの比St/Sを所定量CX以下
にしたこと。
することによって諸収差を良好に補正しつつ不要回折光
によるフレアーの悪影響を少なくした投影露光装置及び
それを用いたデバイスの製造方法を得ること。 【解決手段】 光源からの光でレチクルを照明する照明
光学系と、照明されたレチクルのパターンの像を基板上
に投影する回折光学素子を含む投影光学系と、を有する
投影露光装置において、該回折光学素子は、その輪帯間
隔が所定量T以上である領域の面積Stと、該回折光学
素子の有効径の面積Sとの比St/Sを所定量CX以下
にしたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投影露光装置及びそ
れを用いたデバイスの製造方法に関し、特に回折光学素
子を含む投影光学系によってレチクル又はマスク(以下
「マスク」と総称する)面上のデバイスパターンをウエ
ハ上の複数箇所にステップアンドリピート方式又はステ
ップアンドスキャン方式で投影露光することにより、I
C,LSI,CCD,液晶パネル等のサブミクロン又は
クォーターミクロン以下のパターンを有するデバイスを
製造する際に好適なものである。
れを用いたデバイスの製造方法に関し、特に回折光学素
子を含む投影光学系によってレチクル又はマスク(以下
「マスク」と総称する)面上のデバイスパターンをウエ
ハ上の複数箇所にステップアンドリピート方式又はステ
ップアンドスキャン方式で投影露光することにより、I
C,LSI,CCD,液晶パネル等のサブミクロン又は
クォーターミクロン以下のパターンを有するデバイスを
製造する際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】最近、回折光学素子(Diffractive Optic
al Element、以下「DOE」ともいう)を利用した光学
系が数多く提案されている。例えば、SPIE Vol.1354 In
ternational Lens Design Conference(1990)や特開平4
−213421号公報、特開平6−324262号公
報、特開平6−331941号公報、USP5,04
4,706は回折光学素子の色収差の出方が通常の屈折
素子であるレンズに対して逆方向であるという現象を利
用し、レンズの表面や或いは透明な板の表面に正の光学
パワーを有する回折光学素子を設けて光学系の色収差を
減じる方法が提案されている。
al Element、以下「DOE」ともいう)を利用した光学
系が数多く提案されている。例えば、SPIE Vol.1354 In
ternational Lens Design Conference(1990)や特開平4
−213421号公報、特開平6−324262号公
報、特開平6−331941号公報、USP5,04
4,706は回折光学素子の色収差の出方が通常の屈折
素子であるレンズに対して逆方向であるという現象を利
用し、レンズの表面や或いは透明な板の表面に正の光学
パワーを有する回折光学素子を設けて光学系の色収差を
減じる方法が提案されている。
【0003】又、素子を構成する各単位を2段以上の階
段で構成した回折光学素子、所謂バイナリオプティクス
素子(Binary Optics Elements 、例えばG.J.Swanson,Te
chnical Report 854,MIT Lincoln Laboratory,14 Aug 1
989 やG.J.Swanson,Technical Report 914,MIT Lincoln
Laboratory,1 Mar 1991等で提案されている。
段で構成した回折光学素子、所謂バイナリオプティクス
素子(Binary Optics Elements 、例えばG.J.Swanson,Te
chnical Report 854,MIT Lincoln Laboratory,14 Aug 1
989 やG.J.Swanson,Technical Report 914,MIT Lincoln
Laboratory,1 Mar 1991等で提案されている。
【0004】一方、投影光学系に回折光学素子を導入し
てこの素子の作用で諸収差を従来よりも補正した半導体
素子製造用の投影露光装置も、例えば特開平6−331
941号公報、特開平7−128590号公報、特開平
8−17719号公報等で提案されている。
てこの素子の作用で諸収差を従来よりも補正した半導体
素子製造用の投影露光装置も、例えば特開平6−331
941号公報、特開平7−128590号公報、特開平
8−17719号公報等で提案されている。
【0005】これらの装置の投影光学系は、1つ又は複
数の回折光学素子を用いて、主に軸上色収差や倍率色収
差を補正している。
数の回折光学素子を用いて、主に軸上色収差や倍率色収
差を補正している。
【0006】回折光学素子に求められる理想的な形状
(ブレーズド形状)を直接作製することは必要とされる
工作精度等から極めて困難なものであったが、バイナリ
オプティクス素子ではブレーズド形状を直接作製するの
ではなく、階段形状により表面形状を近似して作製す
る。このような階段形状はリソグラフィ工程により容易
に、かつ露光装置としてステッパーを用いることで微細
な構造を正確に作製できるようになったことが大きい。
(ブレーズド形状)を直接作製することは必要とされる
工作精度等から極めて困難なものであったが、バイナリ
オプティクス素子ではブレーズド形状を直接作製するの
ではなく、階段形状により表面形状を近似して作製す
る。このような階段形状はリソグラフィ工程により容易
に、かつ露光装置としてステッパーを用いることで微細
な構造を正確に作製できるようになったことが大きい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】光の利用効率という点
では位相型の回折光学素子を用いることが好ましい。位
相型の回折光学素子は理想的にキノフォーム(Kinoform)
が作製された場合、回折効率が100%となる。これに
対して前述のバイナリオプティクス素子はキノフォーム
を階段で近似している為、それが理想的に製作されても
回折効率が100%とならず、例えば8段の階段で回折
効率が95%程度しか得られず、結像に寄与しない不必
要な回折光(不要回折光)が発生している。
では位相型の回折光学素子を用いることが好ましい。位
相型の回折光学素子は理想的にキノフォーム(Kinoform)
が作製された場合、回折効率が100%となる。これに
対して前述のバイナリオプティクス素子はキノフォーム
を階段で近似している為、それが理想的に製作されても
回折効率が100%とならず、例えば8段の階段で回折
効率が95%程度しか得られず、結像に寄与しない不必
要な回折光(不要回折光)が発生している。
【0008】この不要回折光は正しい位置に結像しない
為、フレアー光として像面に遠く像質を低下させてい
た。前述の先行技術はいずれも、この不要回折光に対す
る有効な対策法を有していない。
為、フレアー光として像面に遠く像質を低下させてい
た。前述の先行技術はいずれも、この不要回折光に対す
る有効な対策法を有していない。
【0009】回折光学素子からこのような不要回折光が
発生した場合、該不要回折光が像面にまで達するには鏡
筒の内壁等で1回以上反射されてから達する場合と、こ
のような反射をせずに、そのまま光学系の有効径内を通
過して達する場合とがある。我々の検討によれば不要回
折光のうち、鏡筒で反射するものは鏡筒の設計、及び内
壁の反射防止処理により、その強度を無視できる程度に
低減することができるが、光学系の有効径内をそのまま
通過して像面に達する不要回折光は露光むら等の原因と
なることが判明した。
発生した場合、該不要回折光が像面にまで達するには鏡
筒の内壁等で1回以上反射されてから達する場合と、こ
のような反射をせずに、そのまま光学系の有効径内を通
過して達する場合とがある。我々の検討によれば不要回
折光のうち、鏡筒で反射するものは鏡筒の設計、及び内
壁の反射防止処理により、その強度を無視できる程度に
低減することができるが、光学系の有効径内をそのまま
通過して像面に達する不要回折光は露光むら等の原因と
なることが判明した。
【0010】不要回折光の像質への影響を判断するに
は、像面における設計次数の回折光強度(結像に用いる
正規の回折光強度)に対する不要回折光の強度と、像面
における不要回折光の強度分布の両方に注目する必要が
ある。
は、像面における設計次数の回折光強度(結像に用いる
正規の回折光強度)に対する不要回折光の強度と、像面
における不要回折光の強度分布の両方に注目する必要が
ある。
【0011】不要回折光の像面での強度がほとんど0で
あることが好ましいが、このようにすることは簡単でな
い。我々は検討により、不要回折光の強度が設計次数の
回折光の強度の数%程度であっても、その強度分布が像
面上ではほぼ一様となるときは不要回折光の像質への影
響が実質的になくなることに気づいた。
あることが好ましいが、このようにすることは簡単でな
い。我々は検討により、不要回折光の強度が設計次数の
回折光の強度の数%程度であっても、その強度分布が像
面上ではほぼ一様となるときは不要回折光の像質への影
響が実質的になくなることに気づいた。
【0012】この場合は、不要回折光が一様な背景光と
して加えられるために像のコントラストは低下するもの
の、像面全体でコントラストがほぼ一様であるので、後
のプロセスにより対処できる。
して加えられるために像のコントラストは低下するもの
の、像面全体でコントラストがほぼ一様であるので、後
のプロセスにより対処できる。
【0013】本出願人は先の特願平9−62239号に
おいて、物体面近傍、或は像面近傍にバイナリオプティ
クス素子を配置した場合は像面で不要回折光の強度が大
きくなり、かつ露光むらが現れること、瞳面近傍に配置
した場合は強度は十分小さく、かつ露光むらがほとんど
見られないことを数値計算により示した。しかし、バイ
ナリオプティクス素子に与える位相関数が十分に緩やか
な場合、即ち輪帯間隔が十分に大きい場合には瞳面近傍
に配置しても強度が大きくなることが分かった。これは
輪帯間隔が大きくなることにより、(高次の)不要回折
光の回折角が小さくなり、光学系の有効径内を通過する
光が増えるためと定性的に説明できる。従って、背景光
の強度を抑えるためには素子全体に渡って輪帯間隔を十
分小さくすれば良い。しかし、通常の集光力を持ったバ
イナリオプティクス素子では輪帯間隔は中心でごく緩
く、周辺部ではきつくなるため、素子全体で輪帯間隔を
小さくすることは困難である。
おいて、物体面近傍、或は像面近傍にバイナリオプティ
クス素子を配置した場合は像面で不要回折光の強度が大
きくなり、かつ露光むらが現れること、瞳面近傍に配置
した場合は強度は十分小さく、かつ露光むらがほとんど
見られないことを数値計算により示した。しかし、バイ
ナリオプティクス素子に与える位相関数が十分に緩やか
な場合、即ち輪帯間隔が十分に大きい場合には瞳面近傍
に配置しても強度が大きくなることが分かった。これは
輪帯間隔が大きくなることにより、(高次の)不要回折
光の回折角が小さくなり、光学系の有効径内を通過する
光が増えるためと定性的に説明できる。従って、背景光
の強度を抑えるためには素子全体に渡って輪帯間隔を十
分小さくすれば良い。しかし、通常の集光力を持ったバ
イナリオプティクス素子では輪帯間隔は中心でごく緩
く、周辺部ではきつくなるため、素子全体で輪帯間隔を
小さくすることは困難である。
【0014】本発明は、回折光学素子から生ずる不要回
折光に悪影響を極力少なくし、高い光学性能を容易に得
られる投影露光装置及びデバイスの製造方法の提供を目
的とする。
折光に悪影響を極力少なくし、高い光学性能を容易に得
られる投影露光装置及びデバイスの製造方法の提供を目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の投影露光装置
は、 (1-1) 光源からの光でレチクルを照明する照明光学系
と、照明されたレチクルのパターンの像を基板上に投影
する回折光学素子を含む投影光学系と、を有する投影露
光装置において、該回折光学素子は、その輪帯間隔が所
定量T以上である領域の面積Stと、該回折光学素子の
有効径の面積Sとの比St/Sを所定量CX以下にした
ことを特徴としている。
は、 (1-1) 光源からの光でレチクルを照明する照明光学系
と、照明されたレチクルのパターンの像を基板上に投影
する回折光学素子を含む投影光学系と、を有する投影露
光装置において、該回折光学素子は、その輪帯間隔が所
定量T以上である領域の面積Stと、該回折光学素子の
有効径の面積Sとの比St/Sを所定量CX以下にした
ことを特徴としている。
【0016】特に、構成(1-1)において、 (1-1-1) 前記回折光学素子は前記投影光学系の瞳面近傍
に配置され、該回折光学素子の各輪帯が複数の平面によ
る階段形状で近似されるバイナリオプティクス素子より
成り、該投影光学系で使用される中心波長をλ、該バイ
ナリオプティクス素子の階段の段数をN、該バイナリオ
プティクス素子の硝材の屈折率をn、該投影光学系の最
大物体高の主光線の瞳面からの出射角をθh 、結像条件
を満たす回折次数をL、p次回折光の回折効率をηpと
したとき、前記輪帯の間隔の所定量Tは T=Nλ/(n sinθh ) であり、前記面積比St/Sの所定量CXは CX=0.01ηL /(ηn+L +η-n+L) であること。
に配置され、該回折光学素子の各輪帯が複数の平面によ
る階段形状で近似されるバイナリオプティクス素子より
成り、該投影光学系で使用される中心波長をλ、該バイ
ナリオプティクス素子の階段の段数をN、該バイナリオ
プティクス素子の硝材の屈折率をn、該投影光学系の最
大物体高の主光線の瞳面からの出射角をθh 、結像条件
を満たす回折次数をL、p次回折光の回折効率をηpと
したとき、前記輪帯の間隔の所定量Tは T=Nλ/(n sinθh ) であり、前記面積比St/Sの所定量CXは CX=0.01ηL /(ηn+L +η-n+L) であること。
【0017】(1-1-2) 前記回折光学素子は前記投影光学
系の瞳面近傍に配置され、該回折光学素子の各輪帯が複
数の平面による階段形状で近似されるバイナリオプティ
クス素子より成り、該投影光学系で使用される中心波長
をλ、該バイナリオプティクス素子の硝材の屈折率を
n、該投影光学系の最大物体高の主光線の瞳面からの出
射角をθh 、結像条件を満たす回折次数をL、p次回折
光の回折効率をηpとしたとき、前記輪帯の間隔の所定
量Tは T=λ/(n sinθh ) であり、前記面積比St/Sの所定量CXは CX=0.01ηL /(ηn+L +η-n+L) であること等を特徴としている。
系の瞳面近傍に配置され、該回折光学素子の各輪帯が複
数の平面による階段形状で近似されるバイナリオプティ
クス素子より成り、該投影光学系で使用される中心波長
をλ、該バイナリオプティクス素子の硝材の屈折率を
n、該投影光学系の最大物体高の主光線の瞳面からの出
射角をθh 、結像条件を満たす回折次数をL、p次回折
光の回折効率をηpとしたとき、前記輪帯の間隔の所定
量Tは T=λ/(n sinθh ) であり、前記面積比St/Sの所定量CXは CX=0.01ηL /(ηn+L +η-n+L) であること等を特徴としている。
【0018】本発明のデバイスの製造方法は、 (2-1) 構成要件(1-1)の投影露光装置を用いて、レチク
ル面上のパターンを投影光学系によりウエハ面上に投影
露光した後、該ウエハを現像処理工程を介してデバイス
を製造していることを特徴としている。
ル面上のパターンを投影光学系によりウエハ面上に投影
露光した後、該ウエハを現像処理工程を介してデバイス
を製造していることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の投影露光装置の実
施形態1の要部概略図である。本実施形態ではサブミク
ロンやクォーターミクロン以下のリソグラフィー用のス
テップアンドリピート方式又はステップアンドスキャン
方式の投影露光装置に適用した場合を示している。
施形態1の要部概略図である。本実施形態ではサブミク
ロンやクォーターミクロン以下のリソグラフィー用のス
テップアンドリピート方式又はステップアンドスキャン
方式の投影露光装置に適用した場合を示している。
【0020】図中PLは投影光学系である。同図は電子
回路パターン等が形成されている第1物体としてのレチ
クル又はマスク(以下「レチクル」と総称する)Mを光
源と照明光学系より成る照明装置EDからの露光光で照
明し、該第1物体面上のデバイスパターンを投影光学系
PLによって第2物体としてのSi基板より成るウエハ
Wのショット領域上に縮小投影している場合を示してい
る。光源としてはKrFエキシマレーザー,ArFエキ
シマレーザー、又はF2 レーザー等が用いられている。
回路パターン等が形成されている第1物体としてのレチ
クル又はマスク(以下「レチクル」と総称する)Mを光
源と照明光学系より成る照明装置EDからの露光光で照
明し、該第1物体面上のデバイスパターンを投影光学系
PLによって第2物体としてのSi基板より成るウエハ
Wのショット領域上に縮小投影している場合を示してい
る。光源としてはKrFエキシマレーザー,ArFエキ
シマレーザー、又はF2 レーザー等が用いられている。
【0021】SPは絞り(開口絞り)であり、投影光学
系PLの瞳面を定める。BOE1,BOE2は各々レン
ズの表面に形成された第1,第2回折光学素子であり、
バイナリオプティクス素子である。2つの回折光学素子
BOE1,BOE2は瞳面SPの近傍に該瞳面SPを挟
むように対応するレンズに形成している。
系PLの瞳面を定める。BOE1,BOE2は各々レン
ズの表面に形成された第1,第2回折光学素子であり、
バイナリオプティクス素子である。2つの回折光学素子
BOE1,BOE2は瞳面SPの近傍に該瞳面SPを挟
むように対応するレンズに形成している。
【0022】本実施形態ではそれぞれある回折格子構造
を備える第1,第2回折光学素子BOE1,BOE2が
投影光学系PLの瞳面近傍に前後に配置された構成を有
しているので、色収差を含めた各諸収差を良好に補正す
ると同時にそれぞれの回折光学素子より出る不要回折光
より成るフレアー成分による像面(ショット領域)での
悪影響、即ち露光むらを避けている。尚、回折光学素子
は1つであっても良い。
を備える第1,第2回折光学素子BOE1,BOE2が
投影光学系PLの瞳面近傍に前後に配置された構成を有
しているので、色収差を含めた各諸収差を良好に補正す
ると同時にそれぞれの回折光学素子より出る不要回折光
より成るフレアー成分による像面(ショット領域)での
悪影響、即ち露光むらを避けている。尚、回折光学素子
は1つであっても良い。
【0023】図6に回折光学素子BOEから出る不要回
折光を示す。この回折光は、第1物体Mのパターン像を
形成するために使われる特定次数の回折光とは次数が異
なる回折光であり、その一部は基板に入射しないでレン
ズ鏡筒の内壁にあたって吸収され、その残りの部分が基
板に入射する。
折光を示す。この回折光は、第1物体Mのパターン像を
形成するために使われる特定次数の回折光とは次数が異
なる回折光であり、その一部は基板に入射しないでレン
ズ鏡筒の内壁にあたって吸収され、その残りの部分が基
板に入射する。
【0024】露光むらが出ないように、本発明では後述
するように回折光学素子の輪帯間隔が所定量T以上であ
る領域の面積Stと回折光学素子の有効径の面積Sとの
比を所定量CX以下として基板に入射する不要回折光の
ショット領域内での光強度分布が均一になるように設定
してある。
するように回折光学素子の輪帯間隔が所定量T以上であ
る領域の面積Stと回折光学素子の有効径の面積Sとの
比を所定量CX以下として基板に入射する不要回折光の
ショット領域内での光強度分布が均一になるように設定
してある。
【0025】又、第1,第2回折光学素子BOE1,B
OE2の材質は石英より成っている。投影光学系PLは
石英又は蛍石の単一硝材のレンズ又は石英と蛍石の硝材
のレンズより成っている。尚、以下に示す各実施形態で
は回折光学素子とレンズとを合わせてすべての素子を石
英より構成し、硝材系としている。
OE2の材質は石英より成っている。投影光学系PLは
石英又は蛍石の単一硝材のレンズ又は石英と蛍石の硝材
のレンズより成っている。尚、以下に示す各実施形態で
は回折光学素子とレンズとを合わせてすべての素子を石
英より構成し、硝材系としている。
【0026】本実施形態では、照明装置EDからの波長
約248nm、約193nm又は約157nmの露光光
で照明した第1物体M上のデバイスパターンを投影光学
系PLで第2物体W面上に投影露光し、その後、該ウエ
ハを現像処理工程を介してデバイスを製造している。
約248nm、約193nm又は約157nmの露光光
で照明した第1物体M上のデバイスパターンを投影光学
系PLで第2物体W面上に投影露光し、その後、該ウエ
ハを現像処理工程を介してデバイスを製造している。
【0027】次に、本実施形態に係る回折光学素子BO
E1,BOE2について説明する。
E1,BOE2について説明する。
【0028】本実施形態に係る回折光学素子BOE1,
BOE2について説明する。本実施形態の投影光学系P
Lでは第1,第2回折光学素子BOE1,BOE2とし
て位相型の回折光学素子を用いている。位相型の回折光
学素子では理想的にKinoformが作製された場合、回折効
率(回折光学素子に入射した光に対する目的とする方向
に伝わった光の強度比)は100%になることが知られ
ている。
BOE2について説明する。本実施形態の投影光学系P
Lでは第1,第2回折光学素子BOE1,BOE2とし
て位相型の回折光学素子を用いている。位相型の回折光
学素子では理想的にKinoformが作製された場合、回折効
率(回折光学素子に入射した光に対する目的とする方向
に伝わった光の強度比)は100%になることが知られ
ている。
【0029】本実施形態の位相型の回折光学素子では、
回折光学素子に入射した光の位相を位相関数として与え
た分だけ変化させ、目的とする方向への光の偏向を達成
している。ここで、位相関数とは回折光学素子上の位置
の関数として定義している。
回折光学素子に入射した光の位相を位相関数として与え
た分だけ変化させ、目的とする方向への光の偏向を達成
している。ここで、位相関数とは回折光学素子上の位置
の関数として定義している。
【0030】通常、回折光学素子は回転対称であるの
で、位相関数は光軸からの距離rの関数となる。例え
ば、焦点距離fの無収差レンズの位相関数φ(r)は、
で、位相関数は光軸からの距離rの関数となる。例え
ば、焦点距離fの無収差レンズの位相関数φ(r)は、
【0031】
【数1】 を与えれば良い、但し、λは使用する光の波長である。
【0032】位相関数φ(r)は位相を表しているが、
実際にこの位相変化を回折光学素子で実現する為に光路
長(光路長関数)opl(r)で表している。光路長o
pl(r)は位相関数φ(r)を2πで割ることで求め
られる。ただし、長さの単位は波長λとしている。
実際にこの位相変化を回折光学素子で実現する為に光路
長(光路長関数)opl(r)で表している。光路長o
pl(r)は位相関数φ(r)を2πで割ることで求め
られる。ただし、長さの単位は波長λとしている。
【0033】
【数2】 この光路長opl(r)を得る回折光学素子の形状は、
それが空気中にあるとし、波長λでの硝材の屈折率をn
とすると、形状F(r)は、
それが空気中にあるとし、波長λでの硝材の屈折率をn
とすると、形状F(r)は、
【0034】
【数3】 となる。
【0035】この形状F(r)は基本的には屈折光学素
子の面形状を表している。回折光学素子では、光の位相
項が周期2πであることを利用している。まず位相関数
φ(r)で値が2πの整数倍となるr=Rm (mは整
数:R0 =0とし、光軸から[Rm ,Rm+1 ]での値が
[0,2π]の範囲に入るように2πの整数倍を加えた
位相関数を作っている。これは、光路長関数opl
(r)では区間[Rm ,Rm+1 ]で[0,1]の範囲に
入るようにしたことに相当している。又、T=Rm+1−
Rm が輪帯間隔となる。
子の面形状を表している。回折光学素子では、光の位相
項が周期2πであることを利用している。まず位相関数
φ(r)で値が2πの整数倍となるr=Rm (mは整
数:R0 =0とし、光軸から[Rm ,Rm+1 ]での値が
[0,2π]の範囲に入るように2πの整数倍を加えた
位相関数を作っている。これは、光路長関数opl
(r)では区間[Rm ,Rm+1 ]で[0,1]の範囲に
入るようにしたことに相当している。又、T=Rm+1−
Rm が輪帯間隔となる。
【0036】この値域が[0,1]の光路長関数opl
(r)に対して、(n−1)で割った関数により回折光
学素子の表面形状を与えることで回折光学素子による無
収差レンズを得ている。回折光学素子において、素子の
表面形状(即ち凹凸)により回折効果を得るものは、通
常、表面レリーフ型と呼ばれている。
(r)に対して、(n−1)で割った関数により回折光
学素子の表面形状を与えることで回折光学素子による無
収差レンズを得ている。回折光学素子において、素子の
表面形状(即ち凹凸)により回折効果を得るものは、通
常、表面レリーフ型と呼ばれている。
【0037】位相型の回折光学素子における、位相関数
φ(r)の与え方により任意の非球面効果が得られる。
又、必要な表面形状F(r)の深さは光路長関数opl
(r)の値域を[0,1]にしているので、波長オーダ
ーとなっているので、回折光学素子を薄くできる。又、
回折光学素子には回折による光の偏向は波長が長いと大
きくなるために、通常の硝材等の屈折光学素子での色分
散と逆の特性を持っている。
φ(r)の与え方により任意の非球面効果が得られる。
又、必要な表面形状F(r)の深さは光路長関数opl
(r)の値域を[0,1]にしているので、波長オーダ
ーとなっているので、回折光学素子を薄くできる。又、
回折光学素子には回折による光の偏向は波長が長いと大
きくなるために、通常の硝材等の屈折光学素子での色分
散と逆の特性を持っている。
【0038】そこで、複数の硝材を用いずとも屈折光学
素子と回折光学素子の組み合わせによって色収差の補正
を行うことが可能である。従って、図1の回折光学素子
BOE1,BOE2においても、これらの特徴を適宜利
用することができる。
素子と回折光学素子の組み合わせによって色収差の補正
を行うことが可能である。従って、図1の回折光学素子
BOE1,BOE2においても、これらの特徴を適宜利
用することができる。
【0039】本実施形態はこれらの特徴を、半導体素子
製造用の投影露光装置(ステップアンドリピート方式又
はステップアンドスキャン方式)の投影光学系に適用し
ている。
製造用の投影露光装置(ステップアンドリピート方式又
はステップアンドスキャン方式)の投影光学系に適用し
ている。
【0040】現在ステッパーの投影光学系で使用される
露光光の波長の主流はHgのi線(λ=365nm)で
ある。この他、KrFエキシマレーザー(λ=248n
m)や次世代のArFエキシマレーザー(λ=193n
m)等の紫外域の光を露光光に用いる例もある。これら
の紫外域の光に対して十分な透過率を持つ硝材にはSi
O2 とCaF2 のみで、特に、F2 レーザー(λ=15
7nm)の光を使用する投影光学系に用いることができ
る硝材にはCaF2 だけである。
露光光の波長の主流はHgのi線(λ=365nm)で
ある。この他、KrFエキシマレーザー(λ=248n
m)や次世代のArFエキシマレーザー(λ=193n
m)等の紫外域の光を露光光に用いる例もある。これら
の紫外域の光に対して十分な透過率を持つ硝材にはSi
O2 とCaF2 のみで、特に、F2 レーザー(λ=15
7nm)の光を使用する投影光学系に用いることができ
る硝材にはCaF2 だけである。
【0041】このように、屈折光学素子に使用できる硝
材の種類が限られているので、これらの紫外域の露光光
を使用する投影光学系を屈折光学素子のみで構成しよう
とすると、色収差の補正が難しくなってくる。又、色収
差補正の為に光源の帯域幅には1pm以下と厳しい条件
が課されている。又、光学性能確保に必要な収差補正の
ためにレンズ枚数が多くなってきて、レンズ全厚が増大
し、光学系全体の透過率が悪くなってくる。透過率の低
下、即ちレンズによる吸収の増加は露光収差という点か
ら考えても好ましくない。
材の種類が限られているので、これらの紫外域の露光光
を使用する投影光学系を屈折光学素子のみで構成しよう
とすると、色収差の補正が難しくなってくる。又、色収
差補正の為に光源の帯域幅には1pm以下と厳しい条件
が課されている。又、光学性能確保に必要な収差補正の
ためにレンズ枚数が多くなってきて、レンズ全厚が増大
し、光学系全体の透過率が悪くなってくる。透過率の低
下、即ちレンズによる吸収の増加は露光収差という点か
ら考えても好ましくない。
【0042】本実施形態は紫外域の露光光を使用する投
影光学系におけるこのような色収差とレンズ全厚が増大
するという問題を、前述したように、適切なる形状の回
折光学素子を投影光学系中の瞳位置、又はその近傍に設
定して露光むらが生じないようにして解決している。
影光学系におけるこのような色収差とレンズ全厚が増大
するという問題を、前述したように、適切なる形状の回
折光学素子を投影光学系中の瞳位置、又はその近傍に設
定して露光むらが生じないようにして解決している。
【0043】本実施形態における回折光学素子は、透明
基板上に理想的な形状(ブレーズド形状やキノフォーム
形状)を直接作製するのではなく、理想形状を階段形状
により近似して作製している。このような階段形状はリ
ソグラフィ工程により作製している。従来は、ブレーズ
ド形状やキノフォーム形状を直接作製することは必要な
工作精度等から極めて困難なものであったが、本実施形
態における回折光学素子の作成装置としてステッパーを
用いることで微細な構造を持つ回折光学素子の作製を可
能にしている。
基板上に理想的な形状(ブレーズド形状やキノフォーム
形状)を直接作製するのではなく、理想形状を階段形状
により近似して作製している。このような階段形状はリ
ソグラフィ工程により作製している。従来は、ブレーズ
ド形状やキノフォーム形状を直接作製することは必要な
工作精度等から極めて困難なものであったが、本実施形
態における回折光学素子の作成装置としてステッパーを
用いることで微細な構造を持つ回折光学素子の作製を可
能にしている。
【0044】本実施形態における回折光学素子は理想形
状を階段で近似した形状を有しているため、回折効率が
100%に達せず、僅かであるが、不要回折光が現われ
てくる。
状を階段で近似した形状を有しているため、回折効率が
100%に達せず、僅かであるが、不要回折光が現われ
てくる。
【0045】今、階段の段数をN、目的とする偏向方向
に回折される回折光の回折次数(設計次数)を1とした
場合、1以外の回折次数mの回折光の回折効率ηN mは、
に回折される回折光の回折次数(設計次数)を1とした
場合、1以外の回折次数mの回折光の回折効率ηN mは、
【0046】
【数4】 で表すことができる。ただし、回折光学素子のレリーフ
の深さが最適化されているものと仮定している。尚、仮
に上式のmに1を代入してみると、η∞1 =1となるの
で、深さが最適化された理想的な場合は回折効率が10
0%であることがわかるが、回折効率と作製の精度から
実用的には、N=8〜16程度に設定する。製作上の視
点で好ましくはN=8程度である。その場合の回折効率
は、η8 1=0.95となる。さらに、η8 mは、m=…,
−15,−7,1,9,17,…でのみ値を持ち、 η8 m=[sin(πm/8)/(πm/8)]2 [式5] と書ける。
の深さが最適化されているものと仮定している。尚、仮
に上式のmに1を代入してみると、η∞1 =1となるの
で、深さが最適化された理想的な場合は回折効率が10
0%であることがわかるが、回折効率と作製の精度から
実用的には、N=8〜16程度に設定する。製作上の視
点で好ましくはN=8程度である。その場合の回折効率
は、η8 1=0.95となる。さらに、η8 mは、m=…,
−15,−7,1,9,17,…でのみ値を持ち、 η8 m=[sin(πm/8)/(πm/8)]2 [式5] と書ける。
【0047】例えば、η8 9=0.0117m,η8 17 =
0.0033が得られる。即ち、8段の回折光学素子で
はm=8n+1(nは0以外の整数)で表される次数に
不要回折光が現われてくる。
0.0033が得られる。即ち、8段の回折光学素子で
はm=8n+1(nは0以外の整数)で表される次数に
不要回折光が現われてくる。
【0048】又、さらに近似の精度を上げてN=16と
した場合は、m=16n+1(nは0以外の整数)で表
される次数に不要回折光が現われてくることが同様に分
かる。
した場合は、m=16n+1(nは0以外の整数)で表
される次数に不要回折光が現われてくることが同様に分
かる。
【0049】このように回折光学素子を使う場合には不
要回折光が存在するが、これらは結像条件を満たさない
ために像面に入射した場合にはフレア成分となって現
れ、露光むらを引き起こして像質を劣化させる。従っ
て、8段の回折光学素子ではm=…−15,−7,9−
17…の次数、16段の回折光学素子ではm=…−3
1,−15,17,33…の次数の光が像面上の所定の
範囲内にできる限り入射しないように除去する必要があ
る。
要回折光が存在するが、これらは結像条件を満たさない
ために像面に入射した場合にはフレア成分となって現
れ、露光むらを引き起こして像質を劣化させる。従っ
て、8段の回折光学素子ではm=…−15,−7,9−
17…の次数、16段の回折光学素子ではm=…−3
1,−15,17,33…の次数の光が像面上の所定の
範囲内にできる限り入射しないように除去する必要があ
る。
【0050】これに対して従来の回折光学素子を用いた
投影光学系では収差補正能力のみに注目して不要回折光
の影響を何ら考慮していなかった。
投影光学系では収差補正能力のみに注目して不要回折光
の影響を何ら考慮していなかった。
【0051】そこで、本実施形態では投影光学系中の開
口絞り近傍に、前述した構成の回折光学素子を1つ又は
2以上配置し、収差補正を良好に行いつつ、不要回折光
の悪影響を除去している。
口絞り近傍に、前述した構成の回折光学素子を1つ又は
2以上配置し、収差補正を良好に行いつつ、不要回折光
の悪影響を除去している。
【0052】次に、本実施形態で用いているバイナリー
オプティクス素子より成る回折光学素子の光学的性質に
ついて説明する。
オプティクス素子より成る回折光学素子の光学的性質に
ついて説明する。
【0053】屈折率n1 の媒質中を進行する波長λの光
が屈折率n2 の媒質との界面に作られた位相関数φ
(r)を持つバイナリオプティクス素子上に入射角θ1
で入射した場合、m次回折光として出射する光の出射角
をθ2 とすると n2sinθ2−n1sinθ1=mλ/T [式6] であることが知られている。ただし、Tは入射位置での
バイナリオプティクス素子の輪帯間隔であり、
が屈折率n2 の媒質との界面に作られた位相関数φ
(r)を持つバイナリオプティクス素子上に入射角θ1
で入射した場合、m次回折光として出射する光の出射角
をθ2 とすると n2sinθ2−n1sinθ1=mλ/T [式6] であることが知られている。ただし、Tは入射位置での
バイナリオプティクス素子の輪帯間隔であり、
【0054】
【数5】 として与えられる。
【0055】簡単のために垂直入射(θ1 =0)を仮定
すると、[式6]から sinθ2=mλ/(n2T) [式7] となる。[式7]は、輪帯間隔を小さくすると任意の回
折次数mに対して十分大きな出射角θ2 が得られること
を示している。ここで、輪帯間隔が十分に小さくなり、
出射角θ2 が光学系によって異なる所定量α以上に大き
くなると光線は大きく発散して光学系の有効径からはず
れるようになる。したがって、出射角がα以下となるよ
うな輪帯間隔を持つ領域の面積を十分に小さくすること
で、不要回折光が像面に入射する量を低減させることが
できる。
すると、[式6]から sinθ2=mλ/(n2T) [式7] となる。[式7]は、輪帯間隔を小さくすると任意の回
折次数mに対して十分大きな出射角θ2 が得られること
を示している。ここで、輪帯間隔が十分に小さくなり、
出射角θ2 が光学系によって異なる所定量α以上に大き
くなると光線は大きく発散して光学系の有効径からはず
れるようになる。したがって、出射角がα以下となるよ
うな輪帯間隔を持つ領域の面積を十分に小さくすること
で、不要回折光が像面に入射する量を低減させることが
できる。
【0056】特にバイナリオプティクス素子が瞳面近傍
に配置されている場合、素子上での出射角分布は像面上
での強度分布とほぼ一対一に対応すると考えてよい。こ
こで最大物体高の主光線は像面の縁に到達することか
ら、この光線の瞳面への出射角θh は光学系の有効径内
を通過するための最大の角度αとなり、素子上の位置に
はほとんど依存しない。m次回折光が像面内に入らない
ための条件は結像条件を満たすL次( 一般に、L=1,
または−1) 回折光となす角がθh より大きいことであ
るため、輪帯半径Tの条件として近似的に、 T1=(m−L)λ/(n2sinθh) が得られ、所定量T1より輪帯間隔が小さい領域からの
光は像面に入射しないことになる。この素子がN段の階
段構造を持つ場合、不要回折光として現れる次数はm=
Nk+Lであるが、設計次数に最も近いk=±1のとき
が最も回折効率が高く、かつ最も回折角が小さいことは
明らかである。また、n2 は出射側(像面側) の媒質の
屈折率であり、素子の硝材の屈折率nと空気の屈折率1
のどちらかであるが、ここではn2 =nとして条件を厳
しく取ることにすると、 T1=Nλ/(n sinθh) [式8] となる。
に配置されている場合、素子上での出射角分布は像面上
での強度分布とほぼ一対一に対応すると考えてよい。こ
こで最大物体高の主光線は像面の縁に到達することか
ら、この光線の瞳面への出射角θh は光学系の有効径内
を通過するための最大の角度αとなり、素子上の位置に
はほとんど依存しない。m次回折光が像面内に入らない
ための条件は結像条件を満たすL次( 一般に、L=1,
または−1) 回折光となす角がθh より大きいことであ
るため、輪帯半径Tの条件として近似的に、 T1=(m−L)λ/(n2sinθh) が得られ、所定量T1より輪帯間隔が小さい領域からの
光は像面に入射しないことになる。この素子がN段の階
段構造を持つ場合、不要回折光として現れる次数はm=
Nk+Lであるが、設計次数に最も近いk=±1のとき
が最も回折効率が高く、かつ最も回折角が小さいことは
明らかである。また、n2 は出射側(像面側) の媒質の
屈折率であり、素子の硝材の屈折率nと空気の屈折率1
のどちらかであるが、ここではn2 =nとして条件を厳
しく取ることにすると、 T1=Nλ/(n sinθh) [式8] となる。
【0057】瞳面近傍に配置された素子上で所定量T1
より大きい輪帯間隔を持つ領域の面積をSt1 とし、さ
らにk=±2以上の高次回折光を無視すると不要回折光
の強度は
より大きい輪帯間隔を持つ領域の面積をSt1 とし、さ
らにk=±2以上の高次回折光を無視すると不要回折光
の強度は
【0058】
【数6】 に比例する。設計次数の強度は素子の有効面積をSとし
たとき、
たとき、
【0059】
【数7】 に比例するので、不要回折光の割合Rは、
【0060】
【数8】 と考えてよい。
【0061】割合Rの値をどの程度に取るかは投影光学
系の用途によって大きく異なるが、我々の検討では結像
特性への影響や背景光分布の一様性から1%(R=0.
01)以下が望ましいことが分かった。したがって、輪
帯間隔が所定量T1より大きい領域の面積St1 と素子
の有効な領域との面積Sとの比St1 /Sの値CXは、
系の用途によって大きく異なるが、我々の検討では結像
特性への影響や背景光分布の一様性から1%(R=0.
01)以下が望ましいことが分かった。したがって、輪
帯間隔が所定量T1より大きい領域の面積St1 と素子
の有効な領域との面積Sとの比St1 /Sの値CXは、
【0062】
【数9】 よりも小さいと不要回折光の割合が1%を下回り、好適
である。
である。
【0063】バイナリオプティクス素子が理想的に作製
されていない場合、m=Nk+1次以外にも不要回折光
が現れる。特に問題となるのは、1次回折光に近接し、
最も回折角の小さい1±1次である。これらの次数の回
折光が像面内に入射しないための輪帯間隔の条件は、 T2=λ/(n sinθh) [式11] であり、輪帯間隔が所定量T2より大きい領域の面積を
St2 とすると、
されていない場合、m=Nk+1次以外にも不要回折光
が現れる。特に問題となるのは、1次回折光に近接し、
最も回折角の小さい1±1次である。これらの次数の回
折光が像面内に入射しないための輪帯間隔の条件は、 T2=λ/(n sinθh) [式11] であり、輪帯間隔が所定量T2より大きい領域の面積を
St2 とすると、
【0064】
【数10】 が満たされる場合にL±1次の不要回折光の割合が1%
を下回ることになる。
を下回ることになる。
【0065】以上のように、バイナリオプティクス素子
を投影光学系に用いる際には注目すべき回折次数を設定
し、その次数の光が像面に入射する限界の輪帯間隔をよ
り大きい領域の面積に制限を与えることで、不要回折光
の影響を低減している。
を投影光学系に用いる際には注目すべき回折次数を設定
し、その次数の光が像面に入射する限界の輪帯間隔をよ
り大きい領域の面積に制限を与えることで、不要回折光
の影響を低減している。
【0066】本実施形態では図1に示すように、投影光
学系中に2枚の回折光学素子を、投影光学系の開口絞り
SPの近傍に設け、開口絞りSPの物体側と像側に各々
少なくとも1枚ずつを配置している。これによって不要
回折光の影響を低減している。
学系中に2枚の回折光学素子を、投影光学系の開口絞り
SPの近傍に設け、開口絞りSPの物体側と像側に各々
少なくとも1枚ずつを配置している。これによって不要
回折光の影響を低減している。
【0067】本実施形態では回折光学素子(バイナリオ
プティクス素子)の特性を表す為には光路長関数opl
(r)を用いている。
プティクス素子)の特性を表す為には光路長関数opl
(r)を用いている。
【0068】ここでは、回折光学素子の光軸からの距離
をrとしたとき opl(r)=C1r2+C2r4+C3r6)λp として、各係数C1 ,C2 ,C3 と波長λp を与えてい
る。ただし、波長λp は製造波長と呼ばれるものであ
り、設計にあたっては実際に光学系で使用される波長と
同じでも異なっても良い。
をrとしたとき opl(r)=C1r2+C2r4+C3r6)λp として、各係数C1 ,C2 ,C3 と波長λp を与えてい
る。ただし、波長λp は製造波長と呼ばれるものであ
り、設計にあたっては実際に光学系で使用される波長と
同じでも異なっても良い。
【0069】尚、本実施形態で用いる露光光は数百ピコ
(300pm)以下のバンド幅を有している。
(300pm)以下のバンド幅を有している。
【0070】又、非球面形状に関しては、
【0071】
【数11】 として、K,c,A,B,C,D,E,Fを与えること
により決定している。ただし、cは曲率半径である。
により決定している。ただし、cは曲率半径である。
【0072】図1に示した本発明の実施形態1の投影光
学系の数値例を次に示す。
学系の数値例を次に示す。
【0073】
【外1】
【0074】
【外2】 次に、本実施例における像面での不要回折光の強度分布
のシミュレーションを行い、設計次数の強度に対する比
で示したものが図2である。その結果は、値が約0.1
%であり、かつ像面全体に渡ってほぼ一様となってい
る。本実施例では2枚のバイナリオプティクス素子が用
いられているが、この内第13面のみを考慮した場合の
不要回折光強度は約0.03%、第17面のみを考慮し
た場合は約0.07%であり、それぞれ図3,4に示し
ている。なお、ここでの不要回折光の計算は物体面にお
いて半径50mmの円形開口があり、開口全面で輝度分
布、配光分布が一様であること、及び2枚のバイナリオ
プティクス素子は共に8段の階段形状を持つと仮定して
いる。
のシミュレーションを行い、設計次数の強度に対する比
で示したものが図2である。その結果は、値が約0.1
%であり、かつ像面全体に渡ってほぼ一様となってい
る。本実施例では2枚のバイナリオプティクス素子が用
いられているが、この内第13面のみを考慮した場合の
不要回折光強度は約0.03%、第17面のみを考慮し
た場合は約0.07%であり、それぞれ図3,4に示し
ている。なお、ここでの不要回折光の計算は物体面にお
いて半径50mmの円形開口があり、開口全面で輝度分
布、配光分布が一様であること、及び2枚のバイナリオ
プティクス素子は共に8段の階段形状を持つと仮定して
いる。
【0075】本実施例のレンズデータにおける最大物体
高の主光線の瞳面からの出射角θhは光線追跡により
4.3(deg)が得られ、[式8]からT1=13.
3μmが求められる。第13面では輪帯間隔が13.3
μmとなる半径は7.3mmとなり、またこの面での有
効径は86.3mmである。従って、[式9]から第1
3面におけるRの値を求めるとR=0.023%とな
り、シミュレーションでの結果に近いことが分かる。同
様のことを第17面に対して行うと、輪帯間隔が13.
3μmになる半径13.9mm、有効径94.8mmか
らR=0.064%が得られ、同様にシミュレーション
の結果を反映していることが分かる。
高の主光線の瞳面からの出射角θhは光線追跡により
4.3(deg)が得られ、[式8]からT1=13.
3μmが求められる。第13面では輪帯間隔が13.3
μmとなる半径は7.3mmとなり、またこの面での有
効径は86.3mmである。従って、[式9]から第1
3面におけるRの値を求めるとR=0.023%とな
り、シミュレーションでの結果に近いことが分かる。同
様のことを第17面に対して行うと、輪帯間隔が13.
3μmになる半径13.9mm、有効径94.8mmか
らR=0.064%が得られ、同様にシミュレーション
の結果を反映していることが分かる。
【0076】次に第13面の位置において不要回折光強
度が1%程度になる場合を考えてみる。この場合は[式1
0]から輪帯間隔がT1以上である領域と全有効領域と
の面積比は0.306以下であれば良い。これを半径の
比に直すと0.553であるので、輪帯間隔がT1(=
13.3μ) となる半径は47.7mmであればよい。
位相関数に関する仮定として、 φ(r)=c1r2 のように光軸からの距離rの2次の形で書けるものとす
ると、輪帯間隔と位相関数の関係式から c1=4.99×10-4
となることが分かる。ただし、製造波長をλp=632.8nm
としている。
度が1%程度になる場合を考えてみる。この場合は[式1
0]から輪帯間隔がT1以上である領域と全有効領域と
の面積比は0.306以下であれば良い。これを半径の
比に直すと0.553であるので、輪帯間隔がT1(=
13.3μ) となる半径は47.7mmであればよい。
位相関数に関する仮定として、 φ(r)=c1r2 のように光軸からの距離rの2次の形で書けるものとす
ると、輪帯間隔と位相関数の関係式から c1=4.99×10-4
となることが分かる。ただし、製造波長をλp=632.8nm
としている。
【0077】この条件でシミュレーションを行うために
第13面を仮に13A面と13B面の2枚に分割し、1
3A面に位相関数φA(r)=4.99 ×10-4 r2 、13B面に
φB(r)= φ13(r)-φA(r)となるように与え、13A面に
よる不要回折光の強度分布を計算した。ただし、φ
13(r) は分割する前に第13面に定義されていた位相関
数である。このような扱いは無限に薄い回折面を考える
限り正しい。
第13面を仮に13A面と13B面の2枚に分割し、1
3A面に位相関数φA(r)=4.99 ×10-4 r2 、13B面に
φB(r)= φ13(r)-φA(r)となるように与え、13A面に
よる不要回折光の強度分布を計算した。ただし、φ
13(r) は分割する前に第13面に定義されていた位相関
数である。このような扱いは無限に薄い回折面を考える
限り正しい。
【0078】図5にこの結果を示す。全体としては設定
通りほぼ1%程度で中心から周辺に向かって徐々に低下
する分布を持つ不要回折光強度となる。複数回の露光を
考えた場合、強度、分布ともにこれ以上の悪化は作製さ
れるデバイスに支障を来たし得るが、位相関数から不要
回折光強度の振舞いが予測可能であるので、光学系の設
計時に予め拘束条件として考慮しておくことで不要回折
光の影響を低減することができる。
通りほぼ1%程度で中心から周辺に向かって徐々に低下
する分布を持つ不要回折光強度となる。複数回の露光を
考えた場合、強度、分布ともにこれ以上の悪化は作製さ
れるデバイスに支障を来たし得るが、位相関数から不要
回折光強度の振舞いが予測可能であるので、光学系の設
計時に予め拘束条件として考慮しておくことで不要回折
光の影響を低減することができる。
【0079】次に以上説明した投影露光装置を利用した
半導体デバイスの製造方法の実施形態を説明する。
半導体デバイスの製造方法の実施形態を説明する。
【0080】図7は半導体デバイス(ICやLSI等の
半導体チップ、或は液晶パネルやCCD等)の製造のフ
ローチャートである。
半導体チップ、或は液晶パネルやCCD等)の製造のフ
ローチャートである。
【0081】本実施例においてステップ1(回路設計)
では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マ
スク製作)では設計した回路パターンを形成したマスク
を製作する。
では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マ
スク製作)では設計した回路パターンを形成したマスク
を製作する。
【0082】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0083】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0084】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0085】図8は上記ステップ4のウエハプロセスの
詳細なフローチャートである。まず、ステップ11(酸
化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(C
VD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。
詳細なフローチャートである。まず、ステップ11(酸
化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(C
VD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。
【0086】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0087】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0088】本実施例の製造方法を用いれば、高集積度
の半導体デバイスを容易に製造することができる。
の半導体デバイスを容易に製造することができる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、回折光学
素子から生ずる不要回折光に悪影響を極力少なくし、高
い光学性能を容易に得られる投影露光装置及びデバイス
の製造方法を達成することができる。
素子から生ずる不要回折光に悪影響を極力少なくし、高
い光学性能を容易に得られる投影露光装置及びデバイス
の製造方法を達成することができる。
【0090】特に、本発明によれば、投影光学系中へ回
折光学素子を用いる際に輪帯間隔の大きい領域の面積に
制限を加えることで、像面での不要回折光の強度を予測
し、かつ低レベルに抑えることができる効果がある。
折光学素子を用いる際に輪帯間隔の大きい領域の面積に
制限を加えることで、像面での不要回折光の強度を予測
し、かつ低レベルに抑えることができる効果がある。
【図1】 本発明の実施形態1の投影光学系の要部断面
図
図
【図2】 本発明の実施形態1である投影光学系による
不要回折光の像面強度分布を示す説明図
不要回折光の像面強度分布を示す説明図
【図3】 本発明の実施形態1である投影光学系のう
ち、第13面のバイナリオプティクス素子による不要回
折光の像面強度分布を示す説明図
ち、第13面のバイナリオプティクス素子による不要回
折光の像面強度分布を示す説明図
【図4】 本発明の実施形態1である投影光学系のう
ち、第17面のバイナリオプティクス素子による不要回
折光の像面強度分布を示す説明図
ち、第17面のバイナリオプティクス素子による不要回
折光の像面強度分布を示す説明図
【図5】 本発明の実施形態1である投影光学系をもと
に第13面を分割し、位相関数としてφA(r)=4.99 ×10
-4 r2 を与えたバイナリオプティクス素子による不要回
折光の像面強度分布を示す説明図
に第13面を分割し、位相関数としてφA(r)=4.99 ×10
-4 r2 を与えたバイナリオプティクス素子による不要回
折光の像面強度分布を示す説明図
【図6】 不要回折光を示す模式図
【図7】 本発明のデバイス製造方法のフローチャート
【図8】 本発明のデバイス製造方法のフローチャート
PL 投影光学系 BOE1 第1回折光学素子 BOE2 第2回折光学素子 SP 開口絞り M 第1物体(レチクル) W 第2物体(ウエハ) ED 照明装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/30 518
Claims (4)
- 【請求項1】 光源からの光でレチクルを照明する照明
光学系と、照明されたレチクルのパターンの像を基板上
に投影する回折光学素子を含む投影光学系と、を有する
投影露光装置において、該回折光学素子は、その輪帯間
隔が所定量T以上である領域の面積Stと、該回折光学
素子の有効径の面積Sとの比St/Sを所定量CX以下
にしたことを特徴とする投影露光装置。 - 【請求項2】 前記回折光学素子は前記投影光学系の瞳
面近傍に配置され、該回折光学素子の各輪帯が複数の平
面による階段形状で近似されるバイナリオプティクス素
子より成り、該投影光学系で使用される中心波長をλ、
該バイナリオプティクス素子の階段の段数をN、該バイ
ナリオプティクス素子の硝材の屈折率をn、該投影光学
系の最大物体高の主光線の瞳面からの出射角をθh 、結
像条件を満たす回折次数をL、p次回折光の回折効率を
ηpとしたとき、前記輪帯の間隔の所定量Tは T=Nλ/(n sinθh ) であり、前記面積比St/Sの所定量CXは CX=0.01ηL /(ηn+L +η-n+L) であることを特徴とする請求項1の投影露光装置。 - 【請求項3】 前記回折光学素子は前記投影光学系の瞳
面近傍に配置され、該回折光学素子の各輪帯が複数の平
面による階段形状で近似されるバイナリオプティクス素
子より成り、該投影光学系で使用される中心波長をλ、
該バイナリオプティクス素子の硝材の屈折率をn、該投
影光学系の最大物体高の主光線の瞳面からの出射角をθ
h 、結像条件を満たす回折次数をL、p次回折光の回折
効率をηpとしたとき、前記輪帯の間隔の所定量Tは T=λ/(n sinθh ) であり、前記面積比St/Sの所定量CXは CX=0.01ηL /(ηn+L +η-n+L) であることを特徴とする請求項1の投影露光装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の投影
露光装置を用いてレチクル面上のパターンを投影光学系
によりウエハ面上に投影露光した後、該ウエハを現像処
理工程を介してデバイスを製造していることを特徴とす
るデバイスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10131195A JPH11307443A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10131195A JPH11307443A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11307443A true JPH11307443A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=15052258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10131195A Pending JPH11307443A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11307443A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002073670A1 (en) * | 2001-03-13 | 2002-09-19 | Nikon Corporation | Exposure method and exposure system, and device production method |
| US6606144B1 (en) | 1999-09-29 | 2003-08-12 | Nikon Corporation | Projection exposure methods and apparatus, and projection optical systems |
| JP2003535356A (ja) * | 1999-12-29 | 2003-11-25 | カール・ツアイス・スティフツング・トレーディング・アズ・カール・ツアイス | 非球面レンズ表面が隣接して配置されている投影対物レンズ |
| US6674513B2 (en) | 1999-09-29 | 2004-01-06 | Nikon Corporation | Projection exposure methods and apparatus, and projection optical systems |
| US6903803B2 (en) | 2000-05-30 | 2005-06-07 | Nikon Corporation | Projection optical system, exposure apparatus incorporating this projection optical system, and manufacturing method for micro devices using the exposure apparatus |
| US7039257B2 (en) | 2001-02-19 | 2006-05-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Scanning optical apparatus and image forming apparatus using the same |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP10131195A patent/JPH11307443A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6606144B1 (en) | 1999-09-29 | 2003-08-12 | Nikon Corporation | Projection exposure methods and apparatus, and projection optical systems |
| US6674513B2 (en) | 1999-09-29 | 2004-01-06 | Nikon Corporation | Projection exposure methods and apparatus, and projection optical systems |
| US6864961B2 (en) | 1999-09-29 | 2005-03-08 | Nikon Corporation | Projection exposure methods and apparatus, and projection optical systems |
| JP2003535356A (ja) * | 1999-12-29 | 2003-11-25 | カール・ツアイス・スティフツング・トレーディング・アズ・カール・ツアイス | 非球面レンズ表面が隣接して配置されている投影対物レンズ |
| US6903803B2 (en) | 2000-05-30 | 2005-06-07 | Nikon Corporation | Projection optical system, exposure apparatus incorporating this projection optical system, and manufacturing method for micro devices using the exposure apparatus |
| US7039257B2 (en) | 2001-02-19 | 2006-05-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Scanning optical apparatus and image forming apparatus using the same |
| WO2002073670A1 (en) * | 2001-03-13 | 2002-09-19 | Nikon Corporation | Exposure method and exposure system, and device production method |
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