JPH11307914A - 厚膜配線基板のパターン形成方法 - Google Patents
厚膜配線基板のパターン形成方法Info
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- JPH11307914A JPH11307914A JP10110459A JP11045998A JPH11307914A JP H11307914 A JPH11307914 A JP H11307914A JP 10110459 A JP10110459 A JP 10110459A JP 11045998 A JP11045998 A JP 11045998A JP H11307914 A JPH11307914 A JP H11307914A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 厚膜配線基板における厚膜配線の断線部等の
修正を、効率よくかつエネルギー消費を抑えて確実に行
う。 【解決手段】 基板1上に形成された厚膜配線2の断線
部3に金属ペースト4を塗布し、金属ペースト4を塗布
した箇所(修正箇所)にIRランプ5を照射して金属ペ
ースト4を乾燥させた後、レーザー集光照射ユニット6
を用いてレーザー光7を修正箇所に集光照射することに
より、乾燥した金属ペースト4を溶かし固まらせて導通
のある状態にする。
修正を、効率よくかつエネルギー消費を抑えて確実に行
う。 【解決手段】 基板1上に形成された厚膜配線2の断線
部3に金属ペースト4を塗布し、金属ペースト4を塗布
した箇所(修正箇所)にIRランプ5を照射して金属ペ
ースト4を乾燥させた後、レーザー集光照射ユニット6
を用いてレーザー光7を修正箇所に集光照射することに
より、乾燥した金属ペースト4を溶かし固まらせて導通
のある状態にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚膜配線基板に形
成された厚膜配線の欠けや断線を修正するためのパター
ン形成方法に関するものである。
成された厚膜配線の欠けや断線を修正するためのパター
ン形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金や銀、銅などを用いた厚膜配線基板は
製造が容易でコストも安くできることから各種の用途に
用いられている。特に最近プラズマディスプレイパネル
が生産されるようになっており、その基板として印刷に
より形成される銀電極、すなわち厚膜配線が形成された
ガラス基板が多く生産されるようになっている。この基
板に形成された厚膜配線の中に断線や短絡等の欠陥が1
箇所でもあってはならず、このような欠陥が発生した場
合に修正する技術が重要になっている。
製造が容易でコストも安くできることから各種の用途に
用いられている。特に最近プラズマディスプレイパネル
が生産されるようになっており、その基板として印刷に
より形成される銀電極、すなわち厚膜配線が形成された
ガラス基板が多く生産されるようになっている。この基
板に形成された厚膜配線の中に断線や短絡等の欠陥が1
箇所でもあってはならず、このような欠陥が発生した場
合に修正する技術が重要になっている。
【0003】液晶表示装置などの配線基板では、断線や
配線パターンの欠け等の欠陥を修正する方法としていく
つかの提案がなされてきた。その例としては、金属化合
物のペーストや有機金属溶液を塗布後に焼成して導体化
する方法、有機金属溶液や金属錯体化合物を塗布後にレ
ーザー照射して導体化する方法等があり、また、金属膜
を形成した基材を厚膜配線基板に近接させ、レーザー照
射により欠陥部分に金属膜を蒸着転写させて修正する方
法なども提案されている。これらの方法はいずれも薄い
金属膜を形成するものである。
配線パターンの欠け等の欠陥を修正する方法としていく
つかの提案がなされてきた。その例としては、金属化合
物のペーストや有機金属溶液を塗布後に焼成して導体化
する方法、有機金属溶液や金属錯体化合物を塗布後にレ
ーザー照射して導体化する方法等があり、また、金属膜
を形成した基材を厚膜配線基板に近接させ、レーザー照
射により欠陥部分に金属膜を蒸着転写させて修正する方
法なども提案されている。これらの方法はいずれも薄い
金属膜を形成するものである。
【0004】また、厚膜配線パターンの欠陥を修正する
方法としては、その欠陥の部分に修正用の金属ペースト
をスポット塗布し、乾燥させた後、500℃以上の高温
で基板全体を焼成炉中で焼成する方法がある。
方法としては、その欠陥の部分に修正用の金属ペースト
をスポット塗布し、乾燥させた後、500℃以上の高温
で基板全体を焼成炉中で焼成する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、薄い金
属膜を形成する方法では、厚膜配線基板のような膜厚の
大きい配線に対しては、断線部分や配線パターンの欠け
部分を確実に接続することが困難であった。
属膜を形成する方法では、厚膜配線基板のような膜厚の
大きい配線に対しては、断線部分や配線パターンの欠け
部分を確実に接続することが困難であった。
【0006】また、基板全体を焼成炉中で焼成して厚膜
配線パターンの欠陥を修正する方法では、焼成炉全体を
高温にする必要があるため焼成に時間とエネルギーを要
するものであり、生産タクトを速くするためには焼成炉
の炉長の長い連続炉を導入する必要があるので、高価な
設備となってしまうという問題があった。
配線パターンの欠陥を修正する方法では、焼成炉全体を
高温にする必要があるため焼成に時間とエネルギーを要
するものであり、生産タクトを速くするためには焼成炉
の炉長の長い連続炉を導入する必要があるので、高価な
設備となってしまうという問題があった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、厚膜配線基板全体を焼成炉で焼成
することなく、厚膜配線基板に生じた厚膜配線パターン
の断線部分や欠け部分を確実に接続することができる厚
膜配線基板のパターン形成方法を提供することを目的と
している。
なされたものであり、厚膜配線基板全体を焼成炉で焼成
することなく、厚膜配線基板に生じた厚膜配線パターン
の断線部分や欠け部分を確実に接続することができる厚
膜配線基板のパターン形成方法を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の厚膜配線基板の
パターン形成方法は、基板上に形成された厚膜配線の欠
陥部分に金属粉体分散液を塗布した後、所定波長のレー
ザー光を前記欠陥部分に照射することにより前記欠陥部
分を導電化するものである。この方法により、高温の焼
成炉で基板全体を焼成することなく金属を溶け固まらせ
ることができ、十分に導通を確保することができる。
パターン形成方法は、基板上に形成された厚膜配線の欠
陥部分に金属粉体分散液を塗布した後、所定波長のレー
ザー光を前記欠陥部分に照射することにより前記欠陥部
分を導電化するものである。この方法により、高温の焼
成炉で基板全体を焼成することなく金属を溶け固まらせ
ることができ、十分に導通を確保することができる。
【0009】また、本発明の他の厚膜配線基板のパター
ン形成方法は、レーザー光の照射を少なくとも2回行
い、1回目に照射するレーザー光の強度にくらべて、2
回目に照射するレーザー光の強度を強くするものであ
る。この方法により、金属ペーストの飛び散りが生じる
ことなく、レーザーを1回照射するよりもレーザーパワ
ーに対するマージンが広くなり条件設定が容易になる。
ン形成方法は、レーザー光の照射を少なくとも2回行
い、1回目に照射するレーザー光の強度にくらべて、2
回目に照射するレーザー光の強度を強くするものであ
る。この方法により、金属ペーストの飛び散りが生じる
ことなく、レーザーを1回照射するよりもレーザーパワ
ーに対するマージンが広くなり条件設定が容易になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
て図面を用いて説明する。
【0011】図5は、本実施の形態で使用するパターン
修正装置の一実施例を示す平面図である。この図5で
は、特に大型プラズマディスプレイパネル用の基板に対
応できるよう省スペースの基板固定/門型ステージ移動
型の例を示している。
修正装置の一実施例を示す平面図である。この図5で
は、特に大型プラズマディスプレイパネル用の基板に対
応できるよう省スペースの基板固定/門型ステージ移動
型の例を示している。
【0012】図5に示すように、門型ステージ11が門
型ステージY方向駆動軸12によってY方向に移動し、
門型ステージ11に組み込まれた駆動軸(図示せず)に
よって修正用ユニット群装着ベース13がX方向に移動
する。修正用ユニット群装着ベース13には、レーザー
集光照射ユニットが付いた顕微鏡14、スポット修正塗
布ユニット15、および乾燥用IRランプユニット16
が一定の位置関係で固定されている。修正される欠陥を
有する基板は基板載置台17上に設置される。欠陥を有
する基板の一例として、電極パターンが形成されたプラ
ズマディスプレイパネル用基板を図2に示す。基板1の
上に印刷等によって銀の厚膜配線2が形成されており、
厚膜配線2の一部に断線部3が発生している。
型ステージY方向駆動軸12によってY方向に移動し、
門型ステージ11に組み込まれた駆動軸(図示せず)に
よって修正用ユニット群装着ベース13がX方向に移動
する。修正用ユニット群装着ベース13には、レーザー
集光照射ユニットが付いた顕微鏡14、スポット修正塗
布ユニット15、および乾燥用IRランプユニット16
が一定の位置関係で固定されている。修正される欠陥を
有する基板は基板載置台17上に設置される。欠陥を有
する基板の一例として、電極パターンが形成されたプラ
ズマディスプレイパネル用基板を図2に示す。基板1の
上に印刷等によって銀の厚膜配線2が形成されており、
厚膜配線2の一部に断線部3が発生している。
【0013】次に、このパターン修正装置を用いて図2
に示した基板の欠陥である断線部3を修正する方法につ
いて図1および図5を用いて説明する。
に示した基板の欠陥である断線部3を修正する方法につ
いて図1および図5を用いて説明する。
【0014】まず、別途オープンショート検査機や画像
認識検査装置により欠陥位置を特定した基板のデータを
パターン修正装置のコントローラに読み込むと、その欠
陥位置が顕微鏡14の視野に入るように設定される。そ
の修正すべき欠陥の位置をオペレータが正確に合わせて
指示を与えると、欠陥の修正すべき範囲にスポット修正
塗布ユニット15が金属ペーストを必要分スポット塗布
して再度欠陥が顕微鏡14の視野内に戻ってくる。ここ
で、金属ペーストは、金属微粉末を少量の樹脂と溶剤で
分散した金属粉体分散液である。図1(a)は図2のA
−A’断面図であり、断線部3に金属ペースト4を塗布
した状態を図1(b)に示す。次に、図1(c)に示す
ように、金属ペースト4を塗布した箇所(修正箇所)に
乾燥用IRランプユニット16(図5参照)に備えられ
ているIRランプ5を照射して金属ペースト4を乾燥さ
せた後、図1(d)に示すように、顕微鏡14(図5参
照)に備えられたレーザー集光照射ユニット6を用いて
レーザー光7を修正箇所に集光照射することにより、乾
燥した金属ペースト4を溶かし固まらせて、金属ペース
ト4を導通のある状態にする。このように、修正箇所へ
の金属ペーストの塗布から金属ペーストの導体化まで一
つのパターン修正装置の上で一貫して行うことができる
ので、非常に効率よくかつエネルギー消費を少なくして
欠陥を修正することができる。
認識検査装置により欠陥位置を特定した基板のデータを
パターン修正装置のコントローラに読み込むと、その欠
陥位置が顕微鏡14の視野に入るように設定される。そ
の修正すべき欠陥の位置をオペレータが正確に合わせて
指示を与えると、欠陥の修正すべき範囲にスポット修正
塗布ユニット15が金属ペーストを必要分スポット塗布
して再度欠陥が顕微鏡14の視野内に戻ってくる。ここ
で、金属ペーストは、金属微粉末を少量の樹脂と溶剤で
分散した金属粉体分散液である。図1(a)は図2のA
−A’断面図であり、断線部3に金属ペースト4を塗布
した状態を図1(b)に示す。次に、図1(c)に示す
ように、金属ペースト4を塗布した箇所(修正箇所)に
乾燥用IRランプユニット16(図5参照)に備えられ
ているIRランプ5を照射して金属ペースト4を乾燥さ
せた後、図1(d)に示すように、顕微鏡14(図5参
照)に備えられたレーザー集光照射ユニット6を用いて
レーザー光7を修正箇所に集光照射することにより、乾
燥した金属ペースト4を溶かし固まらせて、金属ペース
ト4を導通のある状態にする。このように、修正箇所へ
の金属ペーストの塗布から金属ペーストの導体化まで一
つのパターン修正装置の上で一貫して行うことができる
ので、非常に効率よくかつエネルギー消費を少なくして
欠陥を修正することができる。
【0015】次に、この厚膜配線基板の欠陥を修正する
方法の有効性を具体的に検討した結果について説明す
る。
方法の有効性を具体的に検討した結果について説明す
る。
【0016】図3に示すように、板厚約3mmのガラス
製の基板1上に金属ペーストとして銀ペーストを印刷形
成し、線幅130μm、ピッチ500μm、膜厚5μm
の厚膜配線2を設けた基板を作成した。この電極パター
ンの一部を削り取ることにより長さ100μmの断線欠
陥を有する基板を作成し、断線欠陥部分に修正用の金属
ペーストである銀ペースト4をスポット塗布した。ここ
で、修正用の銀ペーストは、銀の微粉末を例えばエチル
セルロースなどの樹脂とブチルカルビトールアセテート
などの溶剤で分散することによって得られる銀粉体分散
液である。次に、IRランプで修正用の銀ペースト4を
乾燥させた後、主波長810nmのAlGaAs半導体
レーザーを約400μm径のスポットになるように集光
して、図3に示すようにレーザー照射範囲8にあたるよ
うに照射し、銀ペーストの状態変化を観察した。
製の基板1上に金属ペーストとして銀ペーストを印刷形
成し、線幅130μm、ピッチ500μm、膜厚5μm
の厚膜配線2を設けた基板を作成した。この電極パター
ンの一部を削り取ることにより長さ100μmの断線欠
陥を有する基板を作成し、断線欠陥部分に修正用の金属
ペーストである銀ペースト4をスポット塗布した。ここ
で、修正用の銀ペーストは、銀の微粉末を例えばエチル
セルロースなどの樹脂とブチルカルビトールアセテート
などの溶剤で分散することによって得られる銀粉体分散
液である。次に、IRランプで修正用の銀ペースト4を
乾燥させた後、主波長810nmのAlGaAs半導体
レーザーを約400μm径のスポットになるように集光
して、図3に示すようにレーザー照射範囲8にあたるよ
うに照射し、銀ペーストの状態変化を観察した。
【0017】レーザーのパワーを変えたサンプルを作成
して、レーザー照射時における修正用の銀ペーストの飛
び散り具合とレーザー照射後の修正部の銀の溶け固まり
具合および修正した電極端間の電気的導通を観察した。
この結果を表1に示す。レーザー照射時間はいずれの場
合も5秒で一定としている。表1中で、「溶け方」は修
正部の銀の溶け固まり具合を表し、「○」は充分に溶け
て固まったものであり、「△」は溶けてはいるが容易に
はがれたものであり、「×」は溶け方が不充分なもので
ある。「導通」は修正した電極端間の電気的導通を表
し、「○」は導通がとれたものであり、「×」は導通が
とれなかったものである。「飛び散り」は銀ペーストの
飛び散り具合を表し、「○」は飛び散りがほとんどなか
ったもの、「×」は飛び散りが認められたものである。
して、レーザー照射時における修正用の銀ペーストの飛
び散り具合とレーザー照射後の修正部の銀の溶け固まり
具合および修正した電極端間の電気的導通を観察した。
この結果を表1に示す。レーザー照射時間はいずれの場
合も5秒で一定としている。表1中で、「溶け方」は修
正部の銀の溶け固まり具合を表し、「○」は充分に溶け
て固まったものであり、「△」は溶けてはいるが容易に
はがれたものであり、「×」は溶け方が不充分なもので
ある。「導通」は修正した電極端間の電気的導通を表
し、「○」は導通がとれたものであり、「×」は導通が
とれなかったものである。「飛び散り」は銀ペーストの
飛び散り具合を表し、「○」は飛び散りがほとんどなか
ったもの、「×」は飛び散りが認められたものである。
【0018】
【表1】
【0019】比較例1、2はそれぞれ、断線箇所に有機
金属溶液、金属錯体溶液を塗布乾燥後レーザー照射して
金属化したものであり、金属としては銀を使用してい
る。いずれの場合もレーザー照射後の表面状態を見る限
りでは金属化は十分になされていたが、電極の導通を調
べた結果導通がとれていなかった。これは、比較例1、
2の場合、断線部分において金属化した膜は厚みが1μ
m以下の薄膜であるため、厚膜の銀に対して十分な接触
が確保できていないか、または、断線部分の抵抗が大き
くなっているために流れた電流の発熱で再度薄膜の部分
で断線してしまったものと考えられる。一般に、プラズ
マディスプレイパネルで厚膜配線に流れる電流はピーク
値で数百mAであり、この電流が大きすぎて比較例1、
2の方法で得られる薄膜は使えないものと考えられる。
したがって、比較例1、2の方法では断線部分を確実に
修正することは不可能であることがわかる。
金属溶液、金属錯体溶液を塗布乾燥後レーザー照射して
金属化したものであり、金属としては銀を使用してい
る。いずれの場合もレーザー照射後の表面状態を見る限
りでは金属化は十分になされていたが、電極の導通を調
べた結果導通がとれていなかった。これは、比較例1、
2の場合、断線部分において金属化した膜は厚みが1μ
m以下の薄膜であるため、厚膜の銀に対して十分な接触
が確保できていないか、または、断線部分の抵抗が大き
くなっているために流れた電流の発熱で再度薄膜の部分
で断線してしまったものと考えられる。一般に、プラズ
マディスプレイパネルで厚膜配線に流れる電流はピーク
値で数百mAであり、この電流が大きすぎて比較例1、
2の方法で得られる薄膜は使えないものと考えられる。
したがって、比較例1、2の方法では断線部分を確実に
修正することは不可能であることがわかる。
【0020】実施例1〜4はレーザーパワーを変えてレ
ーザー照射を1回行った場合のものである。表1からわ
かるように、レーザーパワーが低いと銀ペーストが飛び
散ることはないが充分に溶けず導通がとれていない。ま
た、レーザーパワーが高くなると、銀ペーストが溶けて
固まらせることができ導通も確保できるが、銀ペースト
が飛び散ってしまい配線間の短絡などの原因となり、ま
た塗布部の銀が不足して充分な接続が得られない場合も
ある。レーザーパワーが高くなった場合の銀ペーストの
飛散は、銀ペーストが急激に加熱されるためと考えられ
る。
ーザー照射を1回行った場合のものである。表1からわ
かるように、レーザーパワーが低いと銀ペーストが飛び
散ることはないが充分に溶けず導通がとれていない。ま
た、レーザーパワーが高くなると、銀ペーストが溶けて
固まらせることができ導通も確保できるが、銀ペースト
が飛び散ってしまい配線間の短絡などの原因となり、ま
た塗布部の銀が不足して充分な接続が得られない場合も
ある。レーザーパワーが高くなった場合の銀ペーストの
飛散は、銀ペーストが急激に加熱されるためと考えられ
る。
【0021】また、実施例5〜10は、レーザーパワー
を弱から強に2段階に強度変化させてレーザー照射した
場合である。実施例6〜9の場合には、銀ペーストの飛
散がなく導通が充分にとれていることがわかる。これ
は、1回目の弱パワーのレーザー照射で銀ペーストの有
機成分が焼き飛ばされ、その後の2回目の強パワーのレ
ーザー照射で銀の溶け固まりが進行するため銀ペースト
の飛散が生じないものと考えられる。しかしながら、こ
の弱パワー/強パワーの2段階でレーザー照射を行った
場合でも、実施例5のようにレーザーパワーの十分でな
い場合は溶け固まりが悪くなり導通がとれなくなってし
まう。また、実施例10のように1回目のレーザーパワ
ーが強すぎると、銀ペーストが初期の段階で急激に加熱
されるために銀ペーストの飛散が生じてしまっている。
したがって、レーザーパワーを2段階で所定範囲内で変
えてレーザー照射する方法を用いると、レーザー照射を
1回行う場合よりもレーザーパワーに対するマージンが
広くなり条件設定が容易になる。また、ここではレーザ
ー照射を2回行っているが、3回以上行ってもよい。
を弱から強に2段階に強度変化させてレーザー照射した
場合である。実施例6〜9の場合には、銀ペーストの飛
散がなく導通が充分にとれていることがわかる。これ
は、1回目の弱パワーのレーザー照射で銀ペーストの有
機成分が焼き飛ばされ、その後の2回目の強パワーのレ
ーザー照射で銀の溶け固まりが進行するため銀ペースト
の飛散が生じないものと考えられる。しかしながら、こ
の弱パワー/強パワーの2段階でレーザー照射を行った
場合でも、実施例5のようにレーザーパワーの十分でな
い場合は溶け固まりが悪くなり導通がとれなくなってし
まう。また、実施例10のように1回目のレーザーパワ
ーが強すぎると、銀ペーストが初期の段階で急激に加熱
されるために銀ペーストの飛散が生じてしまっている。
したがって、レーザーパワーを2段階で所定範囲内で変
えてレーザー照射する方法を用いると、レーザー照射を
1回行う場合よりもレーザーパワーに対するマージンが
広くなり条件設定が容易になる。また、ここではレーザ
ー照射を2回行っているが、3回以上行ってもよい。
【0022】本実施の形態で使用するレーザーとして
は、波長が1500nmを超えて長波長になるとガラス
基板に吸収され易くなり、ガラス基板がレーザーのエネ
ルギーを吸収すると、レーザーが照射された部分で温度
上昇が起こり熱歪みによってガラス基板のひび割れや割
れが発生してしまう。また、750nmよりも短波長の
レーザーは顕微鏡観察しながら加工する場合に非常に強
い強度の可視光となるためCCDを使用した場合でも加
工状態の観察が難しくなる。このような条件からみて本
実施の形態に用いるレーザーとしては、波長750nm
〜1500nmの範囲が適切である。この波長範囲にあ
るレーザーとしては、例えば、YAGレーザーやAlG
aAs半導体レーザーなどがある。
は、波長が1500nmを超えて長波長になるとガラス
基板に吸収され易くなり、ガラス基板がレーザーのエネ
ルギーを吸収すると、レーザーが照射された部分で温度
上昇が起こり熱歪みによってガラス基板のひび割れや割
れが発生してしまう。また、750nmよりも短波長の
レーザーは顕微鏡観察しながら加工する場合に非常に強
い強度の可視光となるためCCDを使用した場合でも加
工状態の観察が難しくなる。このような条件からみて本
実施の形態に用いるレーザーとしては、波長750nm
〜1500nmの範囲が適切である。この波長範囲にあ
るレーザーとしては、例えば、YAGレーザーやAlG
aAs半導体レーザーなどがある。
【0023】以上の実施の形態では、銀ペーストを焼成
するためにレーザーを用いた例を示したが、図4に示す
ように、キセノンアーク放電ランプ9を用いても同様の
効果を得ることができる。このキセノンアーク放電ラン
プ9から発生した光を集光ユニット10で集光して欠陥
部分に塗布した銀ペースト(金属ペースト)4に照射す
ることにより、銀ペーストを焼成して導体化するもので
ある。
するためにレーザーを用いた例を示したが、図4に示す
ように、キセノンアーク放電ランプ9を用いても同様の
効果を得ることができる。このキセノンアーク放電ラン
プ9から発生した光を集光ユニット10で集光して欠陥
部分に塗布した銀ペースト(金属ペースト)4に照射す
ることにより、銀ペーストを焼成して導体化するもので
ある。
【0024】キセノンアーク放電ランプ9は、非常に小
さな点で発光する点光源に近いランプ(高光密度ラン
プ)であり集光しやすく、その発光スペクトルは近紫外
から赤外までの幅広い連続スペクトルの中で特に800
nm〜900nmの波長域に強い発光を持っている。こ
の800nm〜900nmの波長域に前述の実施の形態
で用いているレーザーの波長が含まれており、この波長
域が銀ペーストのスポット焼成に適した波長であるため
よく焼成できるものである。
さな点で発光する点光源に近いランプ(高光密度ラン
プ)であり集光しやすく、その発光スペクトルは近紫外
から赤外までの幅広い連続スペクトルの中で特に800
nm〜900nmの波長域に強い発光を持っている。こ
の800nm〜900nmの波長域に前述の実施の形態
で用いているレーザーの波長が含まれており、この波長
域が銀ペーストのスポット焼成に適した波長であるため
よく焼成できるものである。
【0025】但し、高光密度ランプでは光源の大きさを
1mm以下にしたものは実現が難しく、集光したスポッ
トの大きさも1mm以下とするのがなかなか難しい。こ
のことから、高光密度ランプによるスポット焼成につい
ては微細なパターンの修正には適用が難しいが、スポッ
トの大きさに応じたパターンに対してはこの高光密度ラ
ンプを使用することができ、光源のコスト等の点で有利
な場合もある。
1mm以下にしたものは実現が難しく、集光したスポッ
トの大きさも1mm以下とするのがなかなか難しい。こ
のことから、高光密度ランプによるスポット焼成につい
ては微細なパターンの修正には適用が難しいが、スポッ
トの大きさに応じたパターンに対してはこの高光密度ラ
ンプを使用することができ、光源のコスト等の点で有利
な場合もある。
【0026】また、光を小さな点に集光しやすいキセノ
ンアーク放電ランプ以外の高光密度ランプを用いること
もできる。
ンアーク放電ランプ以外の高光密度ランプを用いること
もできる。
【0027】また、上記実施の形態では金属として銀を
用いた場合を示したが、金等の金属を用いても同様の効
果を得ることができる。
用いた場合を示したが、金等の金属を用いても同様の効
果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の厚膜配線基板のパターン形成方法によれば、基板上に
形成された厚膜配線の欠陥部分に金属粉体分散液を塗布
した後、その欠陥部分にレーザー光や高光密度ランプの
光を照射することにより、高温の焼成炉で基板全体を焼
成することなく銀等の金属を溶け固まらせることがで
き、その欠陥部分の導通を十分に確保することができる
ものである。また、レーザーのパワーを弱から強へと2
段階以上の変化をつけて金属粉体分散液にレーザー光を
照射することで液の飛び散りも生じないため、修正箇所
の高い信頼性を確保できるものである。
の厚膜配線基板のパターン形成方法によれば、基板上に
形成された厚膜配線の欠陥部分に金属粉体分散液を塗布
した後、その欠陥部分にレーザー光や高光密度ランプの
光を照射することにより、高温の焼成炉で基板全体を焼
成することなく銀等の金属を溶け固まらせることがで
き、その欠陥部分の導通を十分に確保することができる
ものである。また、レーザーのパワーを弱から強へと2
段階以上の変化をつけて金属粉体分散液にレーザー光を
照射することで液の飛び散りも生じないため、修正箇所
の高い信頼性を確保できるものである。
【図1】本発明の断線部の修正方法の工程図
【図2】断線部を有するプラズマディスプレイ用基板の
斜視図
斜視図
【図3】レーザー光の照射範囲を示す図
【図4】本発明の高光密度ランプによる修正方法を説明
するための図
するための図
【図5】本発明のパターン形成方法を実施するためのパ
ターン修正装置の平面図
ターン修正装置の平面図
1 基板 2 厚膜配線 3 断線部 4 金属ペースト 5 IRランプ 6 レーザー集光照射ユニット 7 レーザー光 8 レーザー照射範囲 9 キセノンアーク放電ランプ 10 集光ユニット
Claims (7)
- 【請求項1】 基板上に形成された厚膜配線の欠陥部分
に金属粉体分散液を塗布した後、所定波長のレーザー光
を前記欠陥部分に照射することにより前記欠陥部分を導
電化することを特徴とする厚膜配線基板のパターン形成
方法。 - 【請求項2】 レーザー光の波長が750nm〜150
0nmの範囲にあることを特徴とする請求項1記載の厚
膜配線基板のパターン形成方法。 - 【請求項3】 レーザー光の光源としてAlGaAs半
導体レーザーを用いることを特徴とする請求項1記載の
厚膜配線基板のパターン形成方法。 - 【請求項4】 金属粉体分散液として銀粉体分散液を用
いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
載の厚膜配線基板のパターン形成方法。 - 【請求項5】 レーザー光の照射を少なくとも2回行
い、1回目に照射するレーザー光の強度にくらべて、2
回目に照射するレーザー光の強度を強くすることを特徴
とする請求項1ないし4のいずれかに記載の厚膜配線基
板のパターン形成方法。 - 【請求項6】 レーザー光のかわりに高光密度ランプの
光を用いることを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
かに記載の厚膜配線基板のパターン形成方法。 - 【請求項7】 高光密度ランプとしてキセノンアーク放
電ランプを用いることを特徴とする請求項6記載の厚膜
配線基板のパターン形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10110459A JPH11307914A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 厚膜配線基板のパターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10110459A JPH11307914A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 厚膜配線基板のパターン形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11307914A true JPH11307914A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14536256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10110459A Pending JPH11307914A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 厚膜配線基板のパターン形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11307914A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012023380A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Korea Advanced Inst Of Sci Technol | パターンの製造方法 |
| JP2017513040A (ja) * | 2014-04-10 | 2017-05-25 | オーボテック リミテッド | パルスモードのレーザ直接描画によるメタライゼーション |
| US10537027B2 (en) | 2013-08-02 | 2020-01-14 | Orbotech Ltd. | Method producing a conductive path on a substrate |
| US10622244B2 (en) | 2013-02-18 | 2020-04-14 | Orbotech Ltd. | Pulsed-mode direct-write laser metallization |
| CN114985945A (zh) * | 2022-05-19 | 2022-09-02 | 深圳市铭镭激光设备有限公司 | 图案标刻方法 |
| KR20230019732A (ko) * | 2021-08-02 | 2023-02-09 | 메타솔 주식회사 | 광소결에 의한 평판 디스플레이 패널 전극의 리페어 방법 및 시스템 |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP10110459A patent/JPH11307914A/ja active Pending
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| KR20230127960A (ko) * | 2021-08-02 | 2023-09-01 | 메타솔 주식회사 | 광소결에 의한 평판 디스플레이 패널 전극의 리페어 방법 및 시스템 |
| CN114985945A (zh) * | 2022-05-19 | 2022-09-02 | 深圳市铭镭激光设备有限公司 | 图案标刻方法 |
| CN114985945B (zh) * | 2022-05-19 | 2024-02-20 | 深圳市铭镭激光设备有限公司 | 图案标刻方法 |
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