JPH11309114A - 検眼装置 - Google Patents

検眼装置

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JPH11309114A
JPH11309114A JP10134639A JP13463998A JPH11309114A JP H11309114 A JPH11309114 A JP H11309114A JP 10134639 A JP10134639 A JP 10134639A JP 13463998 A JP13463998 A JP 13463998A JP H11309114 A JPH11309114 A JP H11309114A
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JP
Japan
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optotype
eye
subject
eyes
optical system
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JP10134639A
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English (en)
Inventor
Yoshi Kobayakawa
嘉 小早川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊な光学部材を使わずに、眼の調節を緩解
できる視標光学系を備える。 【解決手段】 三次元駆動手段32を駆動して測定光学
系31を筐体1内で被検眼EL、ERから所定の距離に移動
して位置合わせを行う。両眼視標10L、10Rが照明
用光源12によりミラー11L、11Rを介して照明さ
れ、見掛け遠方に被検者に呈示される。また、中心視標
28からの可視光が光路O5、O2を通り、光分割部材13
を介して両眼視標10L、10Rに重なって被検眼EL、
ERに呈示される。被検眼EL、ERの視度に応じて駆動手段
29により中心視標28を光路O5上を移動してピントを
合わせる。屈折力測定用光源22からの光束は光路O3を
通り、被検眼EL、ERの瞳孔から眼底に投影される。眼底
反射光は同じ光路O3を孔あきミラー21まで戻り、ダイ
クロイックミラー24で反射してビデオカメラ25に受
光され、その信号をコンピュータで解析して屈折値を求
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートレフラクト
メータ等の検眼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(1) 従来から、被検眼のみに視標を呈示
して屈折力測定する装置が一般に使用されており、また
眼幅よりも径の大きいレンズを使って両眼に視標を呈示
する検眼装置も提案されている。そして通常では、これ
らの検眼装置は検者が前眼部を観察しながら顎受け台の
上下の調節を行っている。
【0003】(2) 従来の屈折力測定装置では、検者が被
検者と装置の位置を調節し、被検眼に視度可変な視標を
呈示して屈折力を測定している。また、遠見での屈折力
測定装置としては、遠方の視標を両眼に呈示して測定す
る装置があり、更に他眼にぼけた視標を見せて測定する
技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】(イ) しかしながら上述
の従来例(1) の装置においては、視標を見る方式が片眼
視なために、調節の緩解が完全にできないという問題点
があり、額当てや顎受け台を検者が調節しなければなら
ないので、常に検者が被検者に付いていないと測定がで
きないという問題点がある。
【0005】(ロ) また、上述の従来例(2) の装置の場合
は遠方視標を使用すると、遠視眼の場合に調節刺激とし
て作用するために、被検者に調節が生ずることがあり、
更に他眼にぼけた視標を見せると、検査する眼には視標
が明瞭に見えるために、左右眼で見え方が著しく異なっ
て違和感が生ずるという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点(イ) を解消
し、被検眼の調節を緩解できる視標光学系を備えた検眼
装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、自動的に顎受け台を
調節することができる検眼装置を提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、上述の問題点
(ロ) を解消し、被検者に遠方視感を与え、精度良く遠点
での屈折力測定ができる検眼装置を提供することにあ
る。
【0009】本発明の更に他の目的は、検眼測定不能の
原因を確実に表示する検眼装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る検眼装置は、左右眼にそれぞれの光学系
を介して見掛け遠方から視標を呈示する視標光学系と、
該視標光学系の光路に設けた光分割部材を介して被検眼
の眼底に光束を投影して屈折値を測定する屈折力測定系
とを有することを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る検眼装置は、被検者の
顎の当接を検知する検知手段と、該検知手段の検知に基
づいて顎受け台を制御する制御手段とを有することを特
徴とする。
【0012】本発明に係る検眼装置は、被検眼を遠方視
状態で屈折力測定する検眼装置において、両眼に対して
視標光学系によりも見掛け遠方にぼけた視標を呈示する
ことを特徴とする。
【0013】本発明に係る検眼装置は、駆動手段を備え
た顔当て手段と、被検眼位置を検出する被検眼位置検出
手段と、該被検眼位置検出手段の信号に基づいて前記顔
当て手段の駆動手段を調整する調整手段とを有すること
を特徴とする。
【0014】本発明に係る検眼装置は、顎受け台の位置
を制御する制御手段と、被検者の額の当接を検知する検
知手段を備えた額当てとを有し、前記検知手段で額の当
接を検知したときに前記制御手段によって前記顎受け台
の位置を制御することを特徴とする。
【0015】本発明に係る検眼装置は、被検眼に光束を
投影しその反射光を検出して検眼測定する検眼装置にお
いて、前眼部を撮像する撮像手段と、該撮像手段の映像
を演算解析する演算手段と、該演算手段の解析結果に基
づく検眼測定不能原因を表示する測定結果表示手段とを
有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は第1の実施例のオートレフラク
トメータの正面図を示し、筐体1には、被検左右眼EL、
ERに対応する位置にそれぞれ検眼開口2L、2Rが設け
られており、その上方に被検者の額を当接する額当て
3、下方に顎を載せる顎受け4が固設されている。額当
て3、顎受け4にはそれぞれマイクロスイッチ5、6が
取り付けられており、顎受け4にはばね7とモータ8か
ら成る駆動手段が連結されている。
【0017】図2は両眼視標光学系の平面図を示し、検
眼開口2L、2Rの略中央を通る光路O1L 、O1R 上にレ
ンズ9L、9Rが配置され、レンズ9L、9Rの焦点付
近に稍々ぼけた同じ遠景の両眼視標10L、10R、ミ
ラー11L、11R、これらの両眼視標10L、10R
を照明する視標照明用光源12が配置されている。この
視標光学系の光路O1L 、O1R は平行で、その間隔は平均
瞳孔間距離である63mm程度であり、レンズ9L、9
Rの横径は25mm以上とされ、これによって瞳孔間距
離の個人差に拘らず、両眼EL、ERにより両眼視標10
L、10Rを見ることができるようになっている。両眼
視標10L、10Rは視角を20度以上にすることが望
ましく、調節刺激とならないようにするためにぼかして
あるが、ぼけた像でも位置認識はできるので、両眼EL、
ERに同じ方向から視標光束を投影することによって、遠
方視感が得られて調節を緩解する作用がある。また、検
眼開口2Lとレンズ9Lの間には光分割部材13が配置
されており、その両側に前眼部照明用光源14が設けら
れている。
【0018】図3は測定光学系の側面図を示し、光分割
部材13の反射方向の測定光学系の光路O2上には、ダイ
クロイックミラー15、レンズ16、ダイクロイックミ
ラー17、レンズ18、ミラー19が順次に配列されて
いる。ダイクロイックミラー15の入射方向の光路O3上
には、レンズ20、孔あきミラー21、屈折力測定用光
源22が配列され、ダイクロイックミラー17の反射方
向の光路O4上には、レンズ23、ダイクロイックミラー
24、ビデオカメラ25が配列され、孔あきミラー21
とダイクロイックミラー24の間の光路上にリングスリ
ット26が配置されている。なお、ビデオカメラ25の
映像を表示するテレビモニタを検者の観察用に設けても
よい。
【0019】更に、ミラー19の反射方向の光路O5上に
は、レンズ27、両眼視標10L、10Rと同じ遠景の
視角5度程度の中心部から成るぼけていない中心視標2
8が配置され、この中心視標28は駆動手段29に連結
されて視度可変とされている。なお、この光学系では中
心視標28を移動しても視角は変化しないようになって
いる。また、光分割部材13とダイクロイックミラー1
5の間には小ミラー30が配置され、小ミラー30には
図示しない距離検出手段が光学的に接続されている。そ
して、これらの部材により構成された測定光学系31
は、三次元駆動手段32上に載置されている。
【0020】このような構成により、検者は口頭又は合
成音声で、被検者に額を額当て3に当てて開口2L、2
Rから中の両眼視標10L、10Rを見るように指示す
る。顎受け4は初期状態ではばね7により中間位置に保
持されており、そのときはモータ8は通電されておら
ず、ばね7による付勢力だけなので、被検者が顎を載せ
ると顎受け4は下がり、顔の小さい被検者では開口2
L、2Rを覗く状態で顎は顎受け4から浮いた状態とな
る。
【0021】被検者が開口2L、2Rを覗くと、額当接
時にスイッチが入ってビデオカメラ28に前眼部像が映
る。その映像信号は解析されて、被検眼EL、ERが所定の
アライメントであることがコンピュータにより認識され
ると、モータ8に通電されて顎受け4が上方に駆動す
る。そして、マイクロスイッチ6によって顎の当接が検
出されると、その位置でロックが掛かる。アライメント
が確認された時点で既に顎が当接している場合には、上
方に駆動することなく直ちにロックされる。なお、マイ
クロスイッチ6の代りに感圧センサのような当接センサ
を用いてもよい。このように、検者の操作を必要とする
ことなく、顔の大きさに拘らず顎受け4を調整すること
ができる。なお、この方式はオートレフラクトメータに
限らず検眼装置一般にも適用することができる。
【0022】三次元駆動手段32を駆動して、測定光学
系31を筐体1内で被検眼EL、ERから所定の距離に移動
して位置合わせを行う。両眼視標10L、10Rが視標
照明用光源12によりミラー11L、11Rを介して照
明され、見掛け遠方に被検者に呈示される。また、中心
視標28からの可視光が光路O5、O2を通り、光分割部材
13を介して両眼視標10L、10Rに重なって被検眼
EL、ERに呈示される。被検眼EL、ERの視度に応じて、駆
動手段29により中心視標28を光路O5上で移動してピ
ントを合わせる。
【0023】屈折力測定用光源22からの光束は光路O3
を通り、被検眼EL、ERの瞳孔から眼底に投影される。眼
底反射光は同じ光路O3を孔あきミラー21まで戻って反
射され、ダイクロイックミラー24で更に反射してビデ
オカメラ25に受光され、その信号をコンピュータで解
析して屈折値を求める。また、前眼部照明用光源14で
照明された前眼部からの反射光は、光路O2、O4を通って
ビデオカメラ25に撮像され、その映像信号をコンピュ
ータで解析してアライメントが検出される。更に、前眼
部照明用光源14の角膜反射光の1つが、ミラー30を
介して上下2方向から距離検出手段に結像し、作動距離
が検出される。
【0024】ビデオカメラ25の信号によって被検眼E
L、ERが確認されていても、被検者の額がマイクロスイ
ッチ5に当接されていないときは、「額を当てて下さ
い」と合成音声で指示が行われる。マイクロスイッチ5
で額の当接が検出され、距離検出手段で検出した被検眼
EL、ERまでの距離が、三次元駆動手段32の調節範囲を
越えている場合には、額当て3が図示しない駆動手段に
より前後に駆動される。
【0025】図4は視標光学系の変形例の側面図を示
し、レンズ9L、9Rの代りに赤外光を反射するハーフ
ミラー35L、35Rと凹面ミラー36L、36Rが使
用され、ハーフミラー35L、35Rの反射方向に図2
と同様の左右一対の視標光学系が配置されている。
【0026】被検者はハーフミラー35L、35Rを通
して、凹面ミラー36L、36Rに映った視標像を遠方
に見る。屈折力測定光束はハーフミラー35L、35R
で反射して被検眼EL、ERに導かれる。なお、両眼視標1
0L、10Rと視度可変の視標28と重ねて呈示するの
ではなく、両眼視標10L、10Rだけを使用してもよ
く、その場合には両眼視標10L、10Rの遠景部分を
ぼかす必要はない。また、他覚屈折力計にではなく自覚
屈折力計に適用しても支障はなく、その場合には両眼視
標10L、10Rの中心部を空白にし、中心視標28は
ランドルト環等の各種交換できるような視標にすればよ
い。
【0027】図5は第2の実施例の検眼装置の側面図を
示し、検者が操作しなくとも他覚屈折力測定が可能とさ
れている。筐体40の被検者側には、左右眼用の窓部材
41が設けられており、筐体40の上部両端には、窓部
材41を囲むようにそれぞれ遮光部材42が取り付けら
れて、横からの外光が被検眼Eに当ることを防止してい
る。窓部材41の上方には額当て43が設けられ、下方
には顎台44が設けられている。額当て43はアーム4
5の先端に当接部46が取り付けられ、当接部46には
感圧センサ47が固定され、アーム45の他端は当接部
46を前後に駆動するステッピングモータ48に連結さ
れている。顎台44もアーム49の先端部に顎受け50
が取り付けられ、アームの他端に顎受け50を上下に駆
動するステッピングモータ51が連結されている。
【0028】窓部材41の略中心の光路O6上には、発散
赤外光を発する前眼部照明用光源52、眼幅よりも大き
い幅の赤外光反射の光分割部材53と凹面ミラー54が
配置され、光分割部材53の上側入射方向の光路O7上に
は、ミラー55、筐体40に固定された被検者が見る両
眼視標56、この両眼視標56を照明する視標照明用光
源57が配置されており、両眼視標56には図6に示す
ようなぼけた広い視野の遠景が描かれている。
【0029】光分割部材53の下側反射方向の光路O8上
には、ダイクロイックミラー58、59、ミラー60が
配列され、ダイクロイックミラー58の入射方向の光路
O9上には、レンズ61、62、被検眼EL、ERの視度に応
じて視度調節可能な視角5度程度の中心視標63、この
中心視標63の視標照明用光源64が順次に配列されて
いる。中心視標63は図7に示すようにぼけていないこ
とを除いて両眼視標56と同じ遠景が表示されており、
凹面ミラー54の焦点付近に配置されている。なお、瞳
孔からの光束はレンズ62と中心視標63の間で平行光
束となっているので、視標位置が変わっても中心視標6
3の視角は変わることはない。
【0030】ダイクロイックミラー59の入射方向の光
路O10 上には、レンズ65、孔あきミラー66、絞り6
7、レンズ68、赤外光を発する屈折力測定用光源69
が順次に配列され、ミラー60の反射方向の光路O11 上
には、レンズ70、71、ダイクロイックミラー72、
撮像手段73が配列されており、孔あきミラー66とダ
イクロイックミラー72の間の光路上には、リング絞り
74、分離プリズム75、レンズ76が配置されてい
る。なお、撮像手段73に撮像した画像を検者に表示す
る表示手段を設けてもよい。
【0031】また、ダイクロイックミラー58の近傍に
は小ミラー77が配置され、図8に示すようにレンズ7
8、CCD要素配列と平行に母線を有する円柱レンズ7
9、CCDラインセンサ80から成る距離検出光学系が
構成されている。そして、前眼部照明用光源52と光分
割部材53以降の部材により測定光学系81が形成さ
れ、測定光学系81は3つのステッピングモータを含む
三次元駆動手段82上に載置されている。
【0032】上述のような構成により、被検者は顎台4
4に顎を載せ、額当てに額を当接して窓部材41を覗
く。顎台44は撮像手段73で撮像した前眼部像を解析
したアライメント信号に基づいて、ステッピングモータ
51により上下に駆動される。顎台44は初めは中間位
置に止まっており、この状態では弱い駆動力で駆動され
ている。従って被検者が顎を載せると顎台44が下が
り、被検眼EL、ERの位置が撮像画面の所定範囲内にない
場合は、強い駆動力で駆動されて所定の上下範囲内に調
整され固定される。
【0033】感圧センサ47により当接部46に所定の
力が加わっていることを検出し、所定の力が加わってい
るときにのみ、ステッピングモータ51により顎台44
を上下に駆動又はロック等の制御を行う。従って、顔が
固定されてから顎台44の調整ができるので、顔の形状
に拘らず自動的な位置合わせが可能となる。撮像手段7
3により被検眼EL、ERの前眼部が撮像されて認識できて
いても、当接部46に所定の力が加わってない場合に
は、音声発生手段から額を押し当てるように指示する音
声が発生される。
【0034】距離検出手段のCCDラインセンサ80で
受光した信号により、被検眼Eと測定光学系81の距離
が所定範囲にない場合には、ステッピングモータ48を
駆動し額当て43を前後に調整して視野範囲に入るよう
にする。このように、額当て43や顎台44の位置を被
検眼位置検出手段の検出に基づいて調整することによ
り、顔形状の個人差に拘らず自動的に位置合わせが可能
となる。
【0035】両眼視標56は視標照明用光源57により
照明され、被検者は可視光で光分割部材53を介して遠
方にこの両眼視標56を見る。ぼけた像でも位置の判断
はできるので、光路に平行に投影された両眼の視標網膜
像の相対位置から遠方視感を与えることができる。視標
像がぼけているので調節刺激にはならず、遠視眼の被検
者がこの両眼視標56を見つめて調節を起こす心配はな
い。
【0036】測定光学系81は三次元駆動手段82より
左右上下前後に駆動し、被検眼EL、ERに位置を合わせ
る。撮像手段73には光路O11 を介して前眼部が映って
おり、この像を図示しない演算手段で解析して被検眼E
L、ERの位置を判断し、上下左右に三次元駆動手段82
を動かす信号とする。
【0037】光路O6の左右両側の前眼部照明用光源52
は、窓部材41越しに前眼部を照明し、その角膜反射像
や瞳孔像を演算手段により解析して認識しアライメント
を行う。光路O11 上のレンズ70、71は焦点深度が深
い撮像光学系なので、被検眼EL、ERが10mm程度ずれ
ていても被検眼EL、ERの位置認識ができ、アライメント
が可能である。
【0038】距離検出には前眼部照明用光源52の角膜
反射光の1つが用いられ、この光束は上下2方向から窓
部材41を通り、光分割部材53、小ミラー77で反射
され、レンズ78、円柱レンズ79を介して、CCDラ
インセンサ80に2光束Lとして受光される。この信号
は演算手段でそれらの相対的位置が解析されて、光路O6
方向の被検眼EL、ERの距離が判断され、測定光学系81
は適正位置に三次元駆動手段82で駆動調整される。角
膜曲率により角膜反射光の角膜中心からの距離は異なる
が、円柱レンズ79により集光することによって、中心
外の角膜反射光を角膜曲率に拘らず検出することができ
る。また、上下方向から検出しているので、左右の一方
の角膜反射光に妨げられずに、他方の角膜反射光の検出
が可能である。このようにして、前眼部照明用光源52
の角膜反射光による被検眼EL、ERの位置検出を行うこと
ができる。
【0039】額受け3及び顎台44を最初に駆動調整し
て概略の位置合わせが終ってから、三次元駆動手段82
を駆動して測定光学系81の正確な位置合わせを行う。
アライメントの方が検出範囲が広いので、初めに顎台4
4を調整し、次に距離検出して額当て43を調節し、更
に測定光学系81を調節するようにする。片眼が終ると
三次元駆動手段82により測定光学系81を60mm程
度、眼幅方向に移動して他方の眼を測定する。
【0040】屈折力測定用光源69からの光束は光路O1
0 を進み、ダイクロイックミラー59、光分割部材53
を介して被検眼EL、ERに投影され、その眼底反射光は光
路O6、O8、O10 を通り、孔あきミラー66、ダイクロイ
ックミラー72を介して撮像手段73に結像し、その眼
底光束の位置を解析して屈折値が演算される。
【0041】被検眼EL、ERは両眼視標56に重ねて中心
視標63を見る。屈折力測定の結果に基づいて中心視標
63を遠方方向に移動してゆく。被検眼EL、ERが調節を
緩解すると中心視標63が明瞭に見えるので、両眼視標
56からくる遠方視感と相まって確実に被検眼EL、ERを
遠点に誘導することができる。このとき、遮光板42に
よって横方向からの外光が被検眼Eに当るのを防止し
て、前眼部照明用光源52以外の角膜反射光をなくする
ことによって、位置検出精度を向上することができる。
【0042】額当て43の感圧センサ47が所定の圧力
を感じ、かつ撮像手段73が一定の出力レベルにあるに
も拘らず、被検眼EL、ERの位置が認識できない場合は、
眼をつぶっているとか眼帯をしているので、測定結果を
表示する表示部材に、「眼が無いので測定できませ
ん。」と表示して被検者又は検者に知らせる。撮像手段
73の画像により瞳孔を認識し、大きさが最小測定径以
下のときは、「瞳孔が小さくて測定できません。」と表
示する。同様に、瞼が測定瞳孔エリアに掛かっているの
を認識したときは、初めは音声で眼を開けるように指示
し、効果がなければ「瞼が掛かって測定できません。」
と表示し、位置合わせ測定プロセスを終了する。
【0043】眼鏡を掛けたまま測定すると、反射光が撮
像手段73に入ることがあるが、これも認識して「反射
光があり測定できません。」というメッセージを表示
し、眼振等も同様にする。このように、前眼部像を解析
することにより、測定不能原因を特定して検者や被検者
に知らせることができる。なお、視標光学系に関しては
中心視標63を省略することもできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る検眼装
置は、左右眼にそれぞれの光学系を介して見掛け遠方か
ら視標を呈示し、光分割部材を介して被検眼の眼底に光
束を投影して屈折値を測定することにより、特殊な光学
部材を使うことなく被検眼の調節の緩解が可能となる。
【0045】また、本発明に係る検眼装置は、被検者の
額の当接を検知して顎受け台を制御することにより、検
者の操作を必要とせずに顎台の調節が可能となる。
【0046】本発明に係る検眼装置は、両眼に対して見
掛け遠方にぼけた視標を呈示することにより、被検眼の
屈折度に拘らず遠点での屈折測定を可能とする。
【0047】本発明に係る検眼装置は、被検眼位置を検
出する被検眼位置検出手段の信号に基づいて、顔受け手
段を駆動調整することにより、被検者の顔形状に拘らず
に自動的な位置合わせが可能となる。
【0048】本発明に係る検眼装置は、被検者の額が当
ってることを検知したときに顎受け台位置を制御するこ
とにより、被検者の顔形状に拘らずに自動的な位置合わ
せが可能となる。
【0049】本発明に係る検眼装置は、撮像手段の前眼
部像を解析して測定不能メッセージを測定結果表示手段
に表示することにより、測定不能原因を特定して検者や
被検者に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の正面図である。
【図2】両眼視標光学系の平面図である。
【図3】測定光学系の側面図である。
【図4】両眼視標光学系の変形例の側面図である。
【図5】第2の実施例の側面図である。
【図6】両眼視標の正面図である。
【図7】中心視標の正面図である。
【図8】距離検出手段の平面図である。
【符号の説明】
1、40 筐体 2L、2R 検眼開口 3、43 額当て 4、50 顎受け 10L、10R、28、56、63 視標 12、57、64 視標照明用光源 13、53 光分割部材 14、52 前眼部照明用光源 22、69 屈折力測定用光源 25 ビデオカメラ 29 駆動手段 31、81 測定光学系 32、82 三次元駆動手段 41 窓部材 44 顎台 47 感圧センサ 48、51 ステッピングモータ 54 凹面ミラー 73 撮像手段 75 分離プリズム 80 CCDラインセンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右眼にそれぞれの光学系を介して見掛
    け遠方から視標を呈示する視標光学系と、該視標光学系
    の光路に設けた光分割部材を介して被検眼の眼底に光束
    を投影して屈折値を測定する屈折力測定系とを有するこ
    とを特徴とする検眼装置。
  2. 【請求項2】 被検者の顎の当接を検知する検知手段
    と、該検知手段の検知に基づいて顎受け台を制御する制
    御手段とを有することを特徴とする検眼装置。
  3. 【請求項3】 被検眼を遠方視状態で屈折力測定する検
    眼装置において、両眼に対して視標光学系によりも見掛
    け遠方にぼけた視標を呈示することを特徴とする検眼装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ぼけた視標に重ねて呈示する視度可
    変な中心視標を有する請求項3に記載の検眼装置。
  5. 【請求項5】 駆動手段を備えた顔当て手段と、被検眼
    位置を検出する被検眼位置検出手段と、該被検眼位置検
    出手段の信号に基づいて前記顔当て手段の駆動手段を調
    整する調整手段とを有することを特徴とする検眼装置。
  6. 【請求項6】 顎受け台の位置を制御する制御手段と、
    被検者の額の当接を検知する検知手段を備えた額当てと
    を有し、前記検知手段で額の当接を検知したときに前記
    制御手段によって前記顎受け台の位置を制御することを
    特徴とする検眼装置。
  7. 【請求項7】 被検眼に光束を投影しその反射光を検出
    して検眼測定する検眼装置において、前眼部を撮像する
    撮像手段と、該撮像手段の映像を演算解析する演算手段
    と、該演算手段の解析結果に基づく検眼測定不能原因を
    表示する測定結果表示手段とを有することを特徴とする
    検眼装置。
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