JPH11309901A - 電子写真プリンタ - Google Patents

電子写真プリンタ

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JPH11309901A
JPH11309901A JP10119411A JP11941198A JPH11309901A JP H11309901 A JPH11309901 A JP H11309901A JP 10119411 A JP10119411 A JP 10119411A JP 11941198 A JP11941198 A JP 11941198A JP H11309901 A JPH11309901 A JP H11309901A
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JP
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rotating body
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Application number
JP10119411A
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English (en)
Inventor
Koji Ida
幸司 井田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】転写不良が生じることがなく、回転体のコスト
を低くすることができるようにする。 【解決手段】回転体と、該回転体に印刷用エネルギーを
供給するエネルギー供給手段と、前記回転体に供給され
た印刷用エネルギーを検出するエネルギー検出手段と、
プリンタ制御部25とを有する。そして、該プリンタ制
御部25は、複数回印刷が行われたときの前記印刷用エ
ネルギーの検出値の平均値を算出し、該平均値に基づい
て印刷用エネルギーの目標値を決定する。この場合、回
転体の抵抗値にばらつきが生じ、検出値にばらつきが生
じても、該検出値のばらつきに比べて平均値のばらつき
を小さくすることができる。したがって、平均値に基づ
いて決定された目標値のばらつきも小さくすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プリンタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタにおいては、帯
電用電源によって帯電ローラに負の極性の帯電電圧を印
加し、回転させられる感光体ドラムを負の極性の電荷に
よって帯電させるようになっている。そして、通常、感
光体ドラムの表面電位が−800〔V〕になるように前
記帯電電圧が調整される。次に、帯電させられた感光体
ドラムの表面は、LEDヘッド等の光源による光によっ
て照射され、印刷しようとする画像の静電潜像が形成さ
れた後、負の極性に帯電させられたトナーを現像器によ
って付着させて現像を行い、トナー像が形成される。
【0003】続いて、転写用電源によって転写ローラに
正の極性の転写電圧を印加し、転写ローラと感光体ドラ
ムとの間に転写電界を形成し、感光体ドラム上のトナー
像を用紙に転写する。なお、転写後に、感光体ドラム上
に残留したトナーはクリーニング装置によって除去され
る。ところで、前記転写用電源の転写電圧が、適正な転
写電圧より低すぎると、かすれによる転写不良が発生
し、適正な転写電圧より高すぎるとトナーの飛散による
転写不良が発生してしまい、転写を良好に行うことがで
きない。また、転写を良好に行うことができる転写電圧
の範囲、すなわち、転写電圧許容範囲は、転写ローラの
抵抗値及び用紙の種類によって異なり、しかも、前記転
写ローラの抵抗値及び用紙の種類は電子写真プリンタが
使用される環境によって変化する。
【0004】そこで、前記転写用電源は、一定の転写電
圧を発生させる定電圧電源、及び一定の転写電流を発生
させる定電流電源を備え、プリンタ制御部からの指示信
号に基づいて定電圧電源と定電流電源とを切り替えて使
用するようにしている。また、プリンタ制御部からの指
示信号に基づいて、転写電圧及び転写電流の各設定値が
任意に設定される。さらに、転写用電源によって、前記
転写ローラに印加された転写電圧、及び転写ローラに供
給された転写電流が検出され、検出された転写電圧及び
転写電流をプリンタ制御部によって読み取ることができ
るようになっている。
【0005】図2は転写用電源の動作を示すタイムチャ
ート、図3は従来の転写用電源の動作手順を示す図であ
る。一般に、電子写真プリンタにおいては、印刷動作に
入る前に、クリーニングを行ったり、画像形成プロセス
を安定させるためにウォーミングアップ動作を行ったり
する。そして、該ウォーミングアップ動作が終了する
と、印刷動作が開始され、図2及び3に示されるように
転写電圧制御が行われる。
【0006】まず、印刷動作を開始する直前において、
転写用電源によって定電流制御が行われ、転写電流が一
定の値I1にされる。前記定電流制御が行われている状
態において、用紙が、用紙トレイから繰り出され、感光
体ドラムと回転体としての転写ローラとの間、すなわ
ち、転写部に送られる。そして、タイミングT1で用紙
の前端が前記転写部に到達すると、転写用電源から見た
インピーダンスが大きくなり、用紙の抵抗値に対応して
転写用電源によって印加される転写電圧は高くなる。
【0007】次に、印刷範囲に入る直前のタイミングT
2で、前記定電流制御によって発生させられている転写
電圧が検出される。そして、プリンタ制御部の目標値決
定手段は、検出された転写電圧、すなわち、検出値Vtr
に対して転写電圧の目標値V outout =a・Vtr+c を決定して転写用電源に対して出力し、該転写用電源を
定電流制御から定電圧制御に切り替えて印刷を行う。な
お、前記演算式及び値a、cは実験によって求められ
る。
【0008】また、用紙のサイズ、種類等に対応させて
複数の演算式をプリンタ制御部に記録しておき、用紙に
応じて前記演算式を選択し、目標値Vout を決定するこ
ともできる。さらに、環境に対応させて複数の演算式を
プリンタ制御部に記録しておき、環境の変化に応じて前
記演算式を選択し、前記目標値Vout を決定することも
できる。
【0009】なお、転写用電源の定電流制御から定電圧
制御への切替えは、用紙の印刷範囲が前記転写部に入る
タイミングT3より前に行われる。そして、タイミング
T4で用紙の印刷範囲が前記転写部から離れると、タイ
ミングT5で再び転写用電源を定電圧制御から定電流制
御に切り替え、転写電流を一定の値I1にして印刷を終
了する。その後、用紙の後端が転写部から離れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電子写真プリンタにおいては、検出値Vtrにばらつ
きが生じるので、決定される目標値Vout にもばらつき
が発生してしまう。そして、印刷速度が低い場合には、
前記転写電圧許容範囲が広くなるが、印刷速度が高くな
るにつれて前記転写電圧許容範囲が狭くなることが実験
によって知られている。したがって、印刷速度が高い場
合に、検出値Vtrに生じるばらつきが原因となって、目
標値Vout が転写電圧許容範囲から外れると、転写不良
が生じてしまう。
【0011】前記検出値Vtrに生じるばらつきには、用
紙の前端が前記転写部に到達してから転写電圧が検出さ
れるまでの時間のばらつきによるもの、転写ローラの抵
抗値のばらつきによるもの等があるが、主として転写ロ
ーラの抵抗値のばらつきによるものが大きく、転写電圧
を検出する際の転写ローラの抵抗値が小さい場合、検出
値Vtrは小さくなり、転写ローラの抵抗値が大きい場
合、検出値Vtrは大きくなる。
【0012】したがって、検出値Vtrのばらつきを小さ
くするためには、抵抗値のばらつきが小さい転写ローラ
を使用する必要があるので、転写ローラのコストがその
分高くなってしまう。本発明は、前記従来の電子写真プ
リンタの問題点を解決して、転写不良が生じることがな
く、回転体のコストを低くすることができる電子写真プ
リンタを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電
子写真プリンタにおいては、回転体と、該回転体に印刷
用エネルギーを供給するエネルギー供給手段と、前記回
転体に供給された印刷用エネルギーを検出するエネルギ
ー検出手段と、プリンタ制御部とを有する。そして、該
プリンタ制御部は、複数回印刷が行われたときの前記印
刷用エネルギーの検出値の平均値を算出し、該平均値に
基づいて印刷用エネルギーの目標値を決定する。
【0014】本発明の他の電子写真プリンタにおいて
は、回転体と、該回転体に印刷用エネルギーを供給する
エネルギー供給手段と、前記回転体に供給された印刷用
エネルギーを検出するエネルギー検出手段と、前記印刷
用エネルギーの検出値に基づいて印刷用エネルギーの目
標値を決定するプリンタ制御部とを有する。そして、前
記エネルギー検出手段は、前記回転体の抵抗値検出部分
が転写部に到達したときに印刷用エネルギーを検出す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における転写用電源の説明図、図4は
本発明の第1の実施の形態における電子写真プリンタの
概念図、図5は本発明の第1の実施の形態における転写
用電源の動作手順を示す図である。
【0016】図に示されるように、電子写真プリンタに
おいては、帯電用電源20によって帯電ローラ11に負
の極性の帯電電圧を印加し、回転させられる像担持体と
しての感光体ドラム12を負の極性の電荷によって帯電
させるようになっている。そして、通常、感光体ドラム
12の表面電位が−800〔V〕になるように前記帯電
電圧が調整される。次に、帯電させられた感光体ドラム
12の表面は、LEDヘッド等の光源13による光によ
って照射され、印刷しようとする画像の静電潜像が形成
された後、負の極性に帯電させられたトナー15が現像
器14によって付着させられて現像が行われ、トナー像
が形成される。
【0017】続いて、転写用電源18によって回転体と
しての転写ローラ17に印刷用エネルギーとしての、か
つ、正の極性の印刷用電圧としての転写電圧を印加し、
転写部P1に転写電界を形成し、感光体ドラム12上の
トナー像を媒体としての用紙16に転写する。なお、転
写後に、感光体ドラム12上に残留したトナー15はク
リーニング装置19によって除去される。
【0018】ところで、前記転写用電源18の転写電圧
が、適正な転写電圧より低すぎると、かすれによる転写
不良が発生し、適正な転写電圧より高すぎるとトナー1
5の飛散による転写不良が発生してしまい、転写を良好
に行うことができない。また、転写電圧許容範囲は、転
写ローラ17の抵抗値及び用紙16の種類によって異な
り、しかも、前記転写ローラ17の抵抗値及び用紙16
の種類は電子写真プリンタが使用される環境によって変
化する。
【0019】そこで、前記転写用電源18は、一定の転
写電圧を発生させる電圧印加手段としての定電圧電源2
6、及び一定の転写電流を発生させる定電流電源27を
備え、プリンタ制御部25からの指示信号に基づいて定
電圧電源26と定電流電源27とを切り替えて使用する
ようにしている。また、前記プリンタ制御部25からの
指示信号に基づいて、転写電圧及び転写電流の各設定値
が任意に設定される。さらに、転写用電源18の図示さ
れない電圧検出手段によって前記転写ローラ17に印加
された転写電圧が、図示されない電流検出手段によって
前記転写ローラ17に供給された転写電流が検出され、
検出された転写電圧及び転写電流をプリンタ制御部25
によって読み取ることができるようになっている。
【0020】前記構成の電子写真プリンタにおいては、
印刷動作に入る前に、クリーニングを行ったり、画像形
成プロセスを安定させるためにウォーミングアップ動作
を行ったりする。そして、該ウォーミングアップ動作が
終了すると、印刷動作が開始され、図2及び5に示され
るように転写電圧制御が行われる。まず、印刷動作を開
始する直前において、転写用電源18によって定電流制
御が行われ、転写電流が一定の値I1(図2参照)にさ
れる。前記定電流制御が行われている状態において、用
紙16が、図示されない用紙トレイから繰り出され、転
写部P1に送られる。そして、タイミングT1で用紙1
6の前端が転写部P1に到達すると、転写用電源18か
ら見たインピーダンスが大きくなり、用紙16の抵抗値
に対応して定電圧電源26によって印加される転写電圧
は高くなる。
【0021】次に、印刷範囲に入る直前のタイミングT
2で、定電流制御によって発生させられている転写電圧
が検出される。そして、プリンタ制御部25は、検出値
tri(i=1、2、…、n)の平均処理を行う。本実
施の形態において、プリンタ制御部25は、前記平均処
理において、後述される平均処理方法によって前記検出
値Vtriの平均値Vtr′i(i=1、2、…、n)を算
出し、該平均値Vtr′iに対して転写電圧の目標値V1
i(i=1、2、…、n) V1 i=a・Vtr′i+c を決定して転写用電源18に対して出力し、該転写用電
源18を定電流制御から定電圧制御に切り替えて印刷を
行う。なお、演算式及び値a、cは実験によって求めら
れる。
【0022】また、用紙16の類型、例えば、用紙16
のサイズ、種類等に対応させて複数の演算式をプリンタ
制御部25に記録しておき、用紙16に応じて前記演算
式を選択し、目標値V1 iを決定することもできる。さ
らに、電子写真プリンタが使用される環境に対応させて
複数の演算式をプリンタ制御部25に記録しておき、環
境の変化に応じて前記演算式を選択し、前記目標値V1
iを決定することもできる。
【0023】なお、転写用電源18の定電流制御から定
電圧制御への切替えは、用紙16の印刷範囲が転写部P
1に入るタイミングT3より前に行われる。そして、タ
イミングT4で用紙16の印刷範囲が転写部P1から離
れると、タイミングT5で再び転写用電源18を定電圧
制御から定電流制御に切り替え、転写電流の一定の値I
1にして印刷を終了する。その後、用紙16の後端が転
写部P1から離れる。
【0024】ところで、前記検出値Vtrのばらつきを小
さくするためには、転写ローラ17の抵抗値のばらつき
を小さくする必要があり、そのために、転写ローラ17
の1周分の抵抗値の変化を検出する必要がある。ところ
が、印刷が行われている間、すなわち、印刷範囲が転写
部P1を通過している間においては、印刷パターンが常
に変化するので、転写ローラ17の抵抗値の変化を検出
することは困難である。また、前記用紙16の前端又は
後端における印刷範囲外の余白部分が転写部P1を通過
している間に、転写ローラ17の1周分の抵抗値の変化
を検出しようとしても、通常は、転写ローラ17の全周
より前記余白部分の方が短いので、抵抗値の変化を検出
することはできない。
【0025】そこで、前記用紙トレイに複数の用紙16
がセットされ、各用紙16に対して連続して印刷が行わ
れることを利用し、目標値V1 iのばらつきを小さくす
るようにしている。次に、前記検出値Vtriの平均処理
方法について説明する。図6は本発明の第1の実施の形
態における検出値の平均処理方法を示す図、図7は本発
明の第1の実施の形態における転写電圧の検出値及び平
均値と印刷枚数との関係を示す図である。なお、図7に
おいて、横軸に印刷枚数を、縦軸に転写電圧を採ってあ
る。また、実線は検出値Vtriを、破線は平均値Vtr
iを示す。
【0026】この場合、印刷をn枚分繰り返すと、図2
におけるタイミングT2における転写ローラ17(図
4)上の用紙16の前端の位置は、印刷を繰り返すたび
に変化する。したがって、転写ローラ17の抵抗値のば
らつきは、前記検出値Vtri(i=1、2、…、n)の
ばらつきとなって現れることが分かる。そこで、本実施
の形態においては、前記検出値Vtriに対して3個ずつ
の平均処理を行うことによって平均値Vtr′iを算出
し、該平均値Vtr′iに基づいて目標値V1 iを決定す
るようにしている。
【0027】すなわち、1枚目の印刷において、プリン
タ制御部25(図1)は、タイミングT2で得られた検
出値Vtr1に対して平均処理を行って平均値Vtr′1と
する。続いて、該平均値Vtr′1に基づいて目標値V1
1を決定し、前記転写電圧が目標値V1 1になるように
定電圧制御が行われ、印刷が行われる。なお、前記プリ
ンタ制御部25は前記検出値Vtr1を図示されないRA
Mに記録する。
【0028】次に、2枚目の印刷において、前記プリン
タ制御部25は、前記RAMから検出値Vtr1を読み出
し、該検出値Vtr1及びタイミングT2で得られた検出
値V tr2に対して平均処理を行って平均値Vtr′2とす
る。続いて、該平均値Vtr′2に基づいて目標値V1
を決定し、前記転写電圧が目標値V1 2になるように定
電圧制御が行われ、印刷が行われる。なお、前記プリン
タ制御部25は前記検出値Vtr2を前記RAMに記録す
る。
【0029】さらに、3枚目の印刷において、前記プリ
ンタ制御部25は、前記RAMから検出値Vtr1、Vtr
2を読み出し、該検出値Vtr1、Vtr2及びタイミング
T2で得られた検出値Vtr3に対して平均処理を行って
平均値Vtr′3とする。続いて、該平均値Vtr′3に基
づいて目標値V1 3を決定し、前記転写電圧が目標値V
1 3になるように定電圧制御が行われ、印刷が行われ
る。なお、前記プリンタ制御部25は前記検出値Vtr
を前記RAMに記録する。
【0030】そして、4枚目の印刷において、前記プリ
ンタ制御部25は、前記RAMから検出値Vtr2、Vtr
3を読み出し、該検出値Vtr2、Vtr3及びタイミング
T2で得られた検出値Vtr4に対して平均処理を行って
平均値Vtr′4とする。続いて、該平均値Vtr′4に基
づいて目標値V1 4を決定し、前記転写電圧が目標値V
1 4になるように定電圧制御が行われ、印刷が行われ
る。なお、前記プリンタ制御部25は前記検出値Vtr
を前記RAMに記録する。
【0031】以降同様にして、順次3枚分の印刷が行わ
れるたびに3個の検出値Vtriの平均値Vtr′iを算出
するようになっているので、転写ローラ17の抵抗値に
ばらつきが生じ、検出値Vtriにばらつきが生じても、
図7に示されるように、前記検出値Vtriのばらつきに
比べて平均値Vtr′iのばらつきを小さくすることがで
きる。したがって、平均値Vtr′iに基づいて決定され
た目標値V1 iのばらつきを小さくすることができる。
【0032】その結果、印刷速度が高い場合でも、検出
値Vtrに生じるばらつきが原因となって、目標値V1
が転写電圧許容範囲から外れることがなくなるので、転
写不良が生じることがなくなる。また、抵抗値のばらつ
きが小さい転写ローラ17を使用する必要がなくなるの
で、転写ローラ17のコストを低くすることができる。
【0033】なお、本実施の形態においては、平均値V
tr′iを3個の検出値Vtriに基づいて算出するように
なっているが、2値又は4値以上の検出値Vtriに基づ
いて算出することもできる。この場合、平均処理を行う
に当たり、複数の印刷にわたって同じ用紙16を使用す
ることが前提である。したがって、印刷の途中で用紙1
6のサイズ、種類等が変化した場合は、平均処理を再び
最初から行う必要がある。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を使用することによってその
説明を省略する。図8は本発明の第2の実施の形態にお
ける検出値の平均処理方法を示す図、図9は本発明の第
2の実施の形態における転写電圧の検出値及び平均値と
印刷枚数との関係を示す図である。なお、図9におい
て、横軸に印刷枚数を、縦軸に印刷用電圧として転写電
圧を採ってある。また、実線は検出値Vtriを、破線は
平均値Vtr′iを示す。
【0035】この場合、印刷をn枚繰り返すと、図2に
おけるタイミングT2における回転体としての転写ロー
ラ17(図4)上の用紙16の前端の位置は、印刷を繰
り返すたびに変化する。したがって、転写ローラ17の
抵抗値のばらつきは、前記検出値Vtri(i=1、2、
…、n)のばらつきとなって現れることが分かる。そこ
で、本実施の形態においては、前記検出値Vtriに対し
て平均処理を行うことによって平均値Vtr′iを算出
し、該平均値Vtr′iに基づいて目標値V1iを決定す
るようにしている。
【0036】すなわち、1枚目の印刷において、プリン
タ制御部25(図1)は、タイミングT2で得られた検
出値Vtr1に対して平均処理を行って平均値Vtr′1と
する。続いて、該平均値Vtr′1に基づいて目標値V1
1を決定し、前記転写電圧が目標値V1 1になるように
定電圧制御が行われ、印刷が行われる。なお、前記プリ
ンタ制御部25は前記平均値Vtr′1を図示されないR
AMに記録する。
【0037】次に、2枚目の印刷において、前記プリン
タ制御部25は、前記RAMから平均値Vtr′1を読み
出し、該平均値Vtr′1及びタイミングT2で得られた
検出値Vtr2に対して平均処理を行って平均値Vtr′2
とする。続いて、該平均値V tr′2に基づいて目標値V
1 2を決定し、前記転写電圧が目標値V1 2になるよう
に定電圧制御が行われ、印刷が行われる。なお、前記プ
リンタ制御部25は前記平均値Vtr′2を前記RAMに
記録する。
【0038】さらに、3枚目の印刷において、前記プリ
ンタ制御部25は、前記RAMから平均値Vtr′2を読
み出し、該平均値Vtr′2の2倍の値にタイミングT2
で得られた検出値Vtr3を加算し、加算によって得られ
た値を3で除算することによって平均値Vtr′3を算出
し、前記転写電圧が目標値V1 3になるように定電圧制
御が行われ、印刷が行われる。なお、前記プリンタ制御
部25は前記平均値V tr′3を前記RAMに記録する。
【0039】このようにして、i枚目の印刷において、
前記プリンタ制御部25は、前記RAMから(i−1)
枚目の印刷に伴って算出された平均値Vtr′(i−1)
を読み出し、該平均値Vtr′(i−1)の(i−1)倍
の値にタイミングT2で得られた検出値Vtriを加算
し、加算によって得られた値をiで除算することによっ
て平均値Vtr′iを算出し、前記転写電圧が目標値V1
iになるように定電圧制御が行われ、印刷が行われる。
【0040】ところで、印刷枚数iがあらかじめ設定さ
れた上限値Nmax より大きくなった場合、前記平均処理
を簡略化するにようにしている。すなわち、前記RAM
から(i−1)枚目の印刷に伴って算出された平均値V
tr′(i−1)を読み出し、該平均値Vtr′(i−1)
の(Nmax −1)倍の値にタイミングT2で得られた検
出値Vtriを加算し、加算によって得られた値をNmax
で除算することによって平均値Vtr′iを算出し、前記
転写電圧が目標値V1 iになるように定電圧制御が行わ
れ、印刷が行われる。
【0041】このように、本実施の形態においては、過
去に行われた印刷についての平均値Vtr′iに所定の重
みw1 w1=1 (i=1、2) w1=i−1 (i=3、4、…、Nmax ) w1=Nmax −1 (i>Nmax ) が乗算された値に、今回の検出値Vtriを加算し、加算
によって得られた値を重みw1で除算することによって
平均値Vtr′iを算出するようにしているので、重みw
1が大きくなるほど平均値Vtr′iに生じるばらつきを
小さくすることができる。したがって、平均値Vtr′i
に基づいて決定された目標値V1 iのばらつきも小さく
することができる。
【0042】その結果、印刷速度が高い場合でも、検出
値Vtriに生じるばらつきが原因となって、目標値V1
iが転写電圧許容範囲から外れることがなくなるので、
転写不良が生じるのを防止することができる。なお、前
記上限値Nmax は、実験によって求められ、平均値
tr′iのばらつきによる影響が目標値V1 iに及ぼさ
れない程度に小さくされる。本実施の形態においては、
上限値Nmax は3にされる。
【0043】ところで、電子写真プリンタが同じ環境下
に置かれていても、用紙16のサイズ、種類等が変化す
ると、前記検出値Vtriは変化する。通常、電子写真プ
リンタは、少なくとも一つの図示されない用紙トレイを
備え、該用紙トレイが一つである場合は、用紙16が一
旦(いったん)セットされると、その後、しばらくは同
じ用紙16に対して印刷が行われることが多い。ところ
が、二つ以上の用紙トレイを備えた電子写真プリンタに
おいては、常時、2種類以上の用紙16がそれぞれの用
紙トレイにセットされ、オペレータは、必要な用紙16
を指示することができるようになっているので、印刷が
行われる用紙16が切り替えられることが多い。
【0044】したがって、前記各実施の形態のように平
均処理を行っても、用紙16が切り替えられると、それ
までの平均処理によって得られた平均値Vtr′iが無効
になり、再び平均処理を開始する必要が生じる。そこ
で、用紙16のサイズ、種類等に応じて、平均処理を行
うための検出値V triを維持することができるようにし
た本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、
第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、
同じ符号を使用することによってその説明を省略する。
【0045】この場合、用紙16(図4)のサイズ、種
類等が異なるごとに、印刷枚数を記録するための図示さ
れないカウンタを配設し、該カウンタの各カウント値と
現在までに算出された平均値Vtr′iとが対応させて図
示されないRAMに記録される。例えば、前記サイズが
レターサイズであり、厚さが20〔lb〕である用紙1
6に対してカウンタCNT1が配設され、該カウンタC
NT1のカウント値NCN T1と現在までに算出された平均
値VtrCNT1とが対応させられ、前記RAMに記録され
る。また、前記サイズがレターサイズであり、種類がO
HPである用紙16に対してカウンタCNT2が配設さ
れ、該カウンタCNT2のカウント値NCN T2と現在まで
に算出された平均値VtrCNT2とが対応させられ、前記
RAMに記録される。さらに、前記サイズがA6判であ
り、種類が厚紙である用紙16に対してカウンタCNT
3が配設され、該カウンタCNT3のカウント値NCNT3
と現在までに算出された平均値VtrCNT3とが対応させ
られ、前記RAMに記録される。
【0046】そして、実際の印刷時に、前記サイズがレ
ターサイズであり、厚さが20〔lb〕である用紙16
に対して印刷が行われた後に、前記サイズがレターサイ
ズであり、種類がOHPである用紙16に対して印刷が
行われ、その後、再び前記サイズがレターサイズであ
り、厚さが20〔lb〕である用紙16に対して印刷が
行われると、前記RAMから前記カウント値NCNT1及び
平均値VtrCNT1が読み出され、カウント値NCNT1及び
平均値VtrCNT1に基づいて平均処理を再び開始する。
【0047】したがって、それまでの平均処理によって
得られた平均値VtrCNT1が無効にならないので、最初
から平均処理を行う必要がなくなる。なお、本実施の形
態においては、用紙16のサイズ及び用紙16の種類に
対してカウント値及び平均値Vtr′iを記録するように
なっているが、各用紙トレイごとにカウント値及び平均
値Vtr′iを記録することもできる。
【0048】ところで、本実施の形態においては、用紙
16のサイズ及び用紙16の種類に対してカウント値及
び平均値Vtr′iを記録するようになっているが、電子
写真プリンタの図示されない電源を切断すると、前記R
AMに記録されたカウント値及び平均値Vtr′iが消失
してしまう。そこで、カウント値及び平均値Vtr′iが
消失することがないようにした本発明の第4の実施の形
態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構
造を有するものについては、同じ符号を使用することに
よってその説明を省略する。
【0049】図10は本発明の第4の実施の形態におけ
る転写用電源の説明図である。この場合、プリンタ制御
部25に不揮発性メモリ30が接続され、カウント値及
び平均値Vtr′iが記録されるようになっている。した
がって、平均処理を行っているときに、電子写真プリン
タの図示されない電源を切断しても、前記不揮発性メモ
リ30内のカウント値及び平均値Vtr′iを保持するこ
とができる。なお、本実施の形態においては、前記電源
が切断される直前の一つの平均値Vtr′iだけが保持さ
れるようになっていて、用紙16(図4)のサイズ及び
用紙16の種類ごとの記録は行われない。したがって、
カウンタは必要なくなる。
【0050】図11は本発明の第4の実施の形態におけ
る検出値の平均処理方法を示す図である。本実施の形態
においては、電子写真プリンタの図示されない電源が切
断されるまでは、第2の実施の形態と同様の平均処理が
行われる。すなわち、i枚目の印刷においては、プリン
タ制御部25(図10)は、図示されないRAMから
(i−1)枚目の印刷に伴って算出された平均値Vtr
(i−1)を読み出し、該平均値Vtr′(i−1)の
(i−1)倍の値にタイミングT2(図2)で得られた
検出値Vtriを加算し、加算によって得られた値をiで
除算することによって平均値Vtr′iを算出し、印刷用
電圧としての転写電圧が目標値V1 iになるように定電
圧制御が行われ、印刷が行われる。
【0051】また、印刷枚数iがあらかじめ設定された
上限値Nmax を超えた場合、前記平均処理を簡略化する
にようにしている。すなわち、前記RAMから(i−
1)枚目の印刷に伴って算出された平均値Vtr′(i−
1)を読み出し、該平均値Vtr′(i−1)の(Nmax
−1)倍の値にタイミングT2で得られた検出値Vtr
を加算し、加算によって得られた値をNmax で除算する
ことによって平均値Vtr′iを算出し、前記転写電圧が
目標値V1 iになるように定電圧制御が行われ、印刷が
行われる。
【0052】その間、平均値Vtr′iが検出されたるた
びに、平均値Vtr′iが不揮発性メモリ30に記録さ
れ、更新される。そして、m枚目の印刷が終了したとき
に前記電源が切断されると、平均値Vtr′mが保持され
る。続いて、再び電源が投入されて印刷が開始される
と、1枚目の印刷において、プリンタ制御部25は、前
記不揮発性メモリ30から平均値Vtr′mを読み出し、
該平均値Vtr′mに重みmを乗算した値に、タイミング
T2で得られた検出値Vtr1を加算し、加算によって得
られた値を(1+m)で除算することによって平均値V
tr′1を算出し、前記転写電圧が目標値V1 1になるよ
うに定電圧制御が行われ、印刷が行われる。なお、前記
プリンタ制御部25は前記平均値Vtr′1を前記不揮発
性メモリ30に記録する。
【0053】そして、2枚目以降の印刷において、プリ
ンタ制御部25は、前記不揮発性メモリ30から平均値
tr′(i−1)を読み出し、該平均値Vtr′(i−
1)に重み(m+i−1)を乗算した値にタイミングT
2で得られた検出値Vtriを加算し、加算によって得ら
れた値を(i+m)で除算することによって平均値
tr′iを算出し、前記転写電圧が目標値V1 iになる
ように定電圧制御が行われ、印刷が行われる。なお、前
記プリンタ制御部25は前記平均値Vtr′iを前記不揮
発性メモリ30に記録する。
【0054】そして、値(i+m)があらかじめ設定さ
れた上限値Nmax を超えた場合、前記平均処理を簡略化
するにようにしている。すなわち、前記不揮発性メモリ
30から平均値Vtr′(i−1)を読み出し、該平均値
tr′(i−1)の(Nmax −1)倍の値にタイミング
T2で得られた検出値Vtriを加算し、加算によって得
られた値をNmax で除算することによって平均値Vtr
iを算出し、前記転写電圧が目標値V1 iになるように
定電圧制御が行われ、印刷が行われる。
【0055】このように、本実施の形態においては、過
去に行われた印刷についての平均値Vtr′iに所定の重
みw2 w2=m+i−1 (i≦Nmax ) w2=Nmax −1 (i>Nmax ) が乗算された値に、今回の検出値Vtriを加算し、加算
によって得られた値を重みw2で除算することによって
平均値Vtr′iを算出するようにしているので、重みw
2が大きくなるほど平均値Vtr′iに生じるばらつきを
小さくすることができる。したがって、平均値Vtr′i
に基づいて決定された目標値V1 iのばらつきも小さく
することができる。
【0056】その結果、印刷速度が高い場合でも、検出
値Vtriに生じるばらつきが原因となって、目標値V1
iが転写電圧許容範囲から外れることがなくなるので、
転写不良が生じるのを防止することができる。また、再
び電源が投入されて印刷が開始された後は、1枚目の印
刷においても、前記不揮発性メモリ30から読み出され
た平均値Vtr′iを使用することができるので、目標値
1 iが転写電圧許容範囲から外れることが一層なくな
る。
【0057】ところで、電源が切断された後、再び電源
が投入されるまでの時間が短く、例えば、連続して印刷
が行われる場合には、前記重みmの値が大きいほど、電
源が切断されるまでの平均値Vtr′iが新たに算出され
る平均値Vtr′iに大きな影響を与えるので、再び電源
が投入されて印刷が開始された後の1枚目の印刷から転
写不良が生じることはない。
【0058】ところが、電源が切断された後、再び電源
が投入されるまでの時間が長いと、電源が切断されるま
でに電子写真プリンタが置かれていた環境と、再び電源
が投入されたときに電子写真プリンタが置かれている環
境とが異なり、不揮発性メモリ30から読み出された平
均値Vtr′mと新たな検出値Vtr1との差が大きくなる
ことが考えられる。そこで、電源が切断された後、再び
電源が投入されるまでの時間が長い場合でも転写不良が
生じることがないように、値mは、小さくされ、本実施
の形態においては1にされる。
【0059】また、電子写真プリンタに、時計機能、カ
レンダー機能等のように日時を検出する機能を持たせ、
電源が切断された後、再び電源が投入されるまでの時間
に対応させて値mを変更することもできる。すなわち、
前記時間が長いほど、その間に電子写真プリンタが置か
れている環境が変化している可能性があるので、値mを
小さくし、前記時間が短いほど、値mを大きくして、平
均処理を有効に行うこともできる。さらに、前記平均値
tr′iを、用紙16のサイズ、種類等ごとに、また、
用紙トレイごとに不揮発性メモリ30に記録することも
できる。
【0060】ところで、電子写真プリンタにおいては、
用紙16に転写されたトナー像を定着するために図示さ
れない定着装置が配設され、該定着装置にトナー像を加
熱するための図示されないヒータが配設される。したが
って、電子写真プリンタ本体の内部がヒータの熱を受け
て加熱され、温度が高くなるが、このとき、温度の上昇
に伴って回転体としての転写ローラ17の抵抗値が変化
することがある。その結果、検出値Vtriが変化してし
まう。
【0061】また、電源を投入した後、間欠的に連続し
て印刷を行う場合、1枚の印刷が終了してから次の印刷
が開始されるまでに電子写真プリンタ本体の内部の温度
が高くなり、転写ローラ17の抵抗値が変化する。この
場合も、検出値Vtriが変化してしまう。このように、
電子写真プリンタ本体の内部の温度が高くなると、検出
値Vtriが変化してしまうので、平均値Vtr′iを算出
し、転写電圧が目標値V1 iになるように定電圧制御を
行っても、転写不良が生じることがある。
【0062】そこで、電子写真プリンタ本体の内部の温
度を監視し、該温度が高くなったときに転写不良が生じ
るのを防止することができる本発明の第5の実施の形態
について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造
を有するものについては、同じ符号を使用することによ
ってその説明を省略する。図12は本発明の第5の実施
の形態における検出値の平均処理方法を示す図である。
【0063】この場合、基本的には第2の実施の形態と
同様に平均処理が行われるとともに、電子写真プリンタ
本体の内部の温度が図示されない温度検出手段としての
サーミスタによって監視される。そして、例えば、間欠
的に印刷を行ったときに、電子写真プリンタ本体の内部
の温度が高くなって設定温度になったことが検出される
と、プリンタ制御部25(図10)は、平均処理を行う
ための制御プログラム上の印刷枚数を小さい値に変更す
る。
【0064】本実施の形態においては、5枚目の印刷が
終了した時点で電子写真プリンタを一定時間だけ休止さ
せたときに、電子写真プリンタ本体の内部の温度が高く
なったことが検出されると、プリンタ制御部25は、平
均処理を行うための制御プログラム上の印刷枚数を2に
変更する。その結果、本来は6枚目の印刷が行われてい
るときに、疑似的に2枚目の印刷が行われることにな
り、不揮発性メモリ30から読み出された平均値Vtr
5に乗算される重みw3が1にされる。
【0065】このように、電子写真プリンタ本体の内部
の温度が高くなったときに、平均処理を行うための制御
プログラム上の印刷枚数が小さい値に変更されるので、
電子写真プリンタ本体の内部の温度が高くなった場合で
も転写不良が生じることはない。なお、制御プログラム
上の印刷枚数をどのような値にするか、すなわち、重み
w3をどのような値にするかは実験によって決定され
る。また、電子写真プリンタ本体の内部の温度を、定着
装置の温度に基づいて算出することもできる。
【0066】次に、本発明の第6の実施の形態について
説明する。図13は本発明の第6の実施の形態における
転写部を示す図である。図において、11は感光体ドラ
ム、16は用紙、17は回転体としての転写ローラ、1
7aは該転写ローラ17のシャフト、17bは該シャフ
ト17aのDカット部、P1は転写部である。
【0067】ところで、検出値Vtrに生じるばらつき
は、主として転写ローラ17の周方向における抵抗値の
ばらつきによって生じる。そこで、本実施の形態におい
ては、用紙16の印刷範囲が転写部P1に到達する直前
のタイミングT2で印刷用電圧としての転写電圧を検出
する際に、図13に示されるように、Dカット部17b
が転写部P1と対向するように、用紙16の送りタイミ
ングが調整される。したがって、前記転写ローラ17の
抵抗値検出部分が転写部P1に到達したときに転写電圧
が検出されることになる。
【0068】この場合、転写ローラ17の周方向におい
て抵抗値にばらつきが生じても、常時同じ抵抗値検出部
分が転写部P1に到達したときに転写電圧が検出される
ので、転写ローラ17の周方向における抵抗値のばらつ
きが検出値Vtrに生じるばらつきに与える影響を少なく
することができる。したがって、転写不良が生じること
はない。
【0069】次に、本発明の第7の実施の形態について
説明する。図14は本発明の第7の実施の形態における
転写部及びレジストローラを示す図、図15は本発明の
第7の実施の形態における転写電圧の分布図である。な
お、図15において、横軸に回転体としての転写ローラ
17の位置を、縦軸に印刷用電圧としての転写電圧を採
ってある。
【0070】この場合、転写ローラ17が等分割(本実
施の形態においては、16分割)され、図示されないパ
ルスモータを駆動することによって転写ローラ17を回
転させ、パルス数に従って転写ローラ17の位置をプリ
ンタ制御部25(図10)の図示されないRAMに記録
する。続いて、転写ローラ17を各位置に置いたときの
抵抗値を測定し、測定した抵抗値から平均の抵抗値を計
算する。そして、平均の抵抗値に最も近い抵抗値を有す
る転写ローラ17の部分、すなわち、抵抗値検出部分を
検出する。
【0071】続いて、前記パルスモータのパルス数を計
算しながら、前記転写ローラ17が平均抵抗値位置に到
達したタイミングで転写電圧を検出することができるよ
うに用紙16(図13)を搬送する。そのために、用紙
16がレジストローラ31に到達したときに用紙16を
一旦停止させ、前記転写ローラ17の抵抗値検出部分が
転写部P1に到達した直後に用紙16の印刷範囲が転写
部P1に到達するように、所定のタイミングで用紙16
をレジストローラ31から転写部P1に向けて送り出
す。そして、転写部P1とレジストローラ31との間の
距離を転写ローラ17の周長に置き換え、前記転写ロー
ラ17の平均抵抗値部分において常に転写電圧を検出す
ることができるように用紙16を搬送する。
【0072】この場合、転写ローラ17の周方向におい
て抵抗値にばらつきが生じても、転写電圧を検出する
間、抵抗値は常時同じパターンで変化することになる。
したがって、転写ローラ17の周方向における抵抗値の
ばらつきが検出値Vtrに生じるばらつきに与える影響を
少なくすることができるので、転写不良が生じることは
ない。
【0073】前記各実施の形態において、印刷用エネル
ギーとして前記転写電圧を検出し、その目標値を決定す
るようにしているが、印刷用エネルギーとして転写電流
を検出し、その目標値を決定することもできる。なお、
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であ
り、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0074】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電子写真プリンタにおいては、回転体と、該回転
体に印刷用エネルギーを供給するエネルギー供給手段
と、前記回転体に供給された印刷用エネルギーを検出す
るエネルギー検出手段と、プリンタ制御部とを有する。
【0075】そして、該プリンタ制御部は、複数回印刷
が行われたときの前記印刷用エネルギーの検出値の平均
値を算出し、該平均値に基づいて印刷用エネルギーの目
標値を決定する。この場合、回転体の抵抗値にばらつき
が生じ、検出値にばらつきが生じても、該検出値のばら
つきに比べて平均値のばらつきを小さくすることができ
る。したがって、平均値に基づいて決定された目標値の
ばらつきも小さくすることができる。
【0076】その結果、印刷速度が高い場合でも、検出
値に生じるばらつきが原因となって、目標値が印刷用エ
ネルギーの許容範囲から外れることがなくなるので、転
写不良が生じることはない。また、抵抗値のばらつきが
小さい回転体を使用する必要がなくなるので、回転体の
コストを低くすることができる。
【0077】本発明の他の電子写真プリンタにおいて
は、回転体と、該回転体に印刷用エネルギーを供給する
エネルギー供給手段と、前記回転体に供給された印刷用
エネルギーを検出するエネルギー検出手段と、前記印刷
用エネルギーの検出値に基づいて印刷用エネルギーの目
標値を決定するプリンタ制御部とを有する。そして、前
記エネルギー検出手段は、前記回転体の抵抗値検出部分
が転写部に到達したときに印刷用エネルギーを検出す
る。
【0078】この場合、回転体の周方向において抵抗値
にばらつきが生じても、印刷用エネルギーを検出する
間、抵抗値は常時同じパターンで変化することになる。
したがって、回転体の周方向における抵抗値のばらつき
が検出値に生じるばらつきに与える影響を少なくするこ
とができるので、転写不良が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における転写用電源
の説明図である。
【図2】転写用電源の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図3】従来の転写用電源の動作手順を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における電子写真プ
リンタの概念図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における転写用電源
の動作手順を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における検出値の平
均処理方法を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における転写電圧の
検出値及び平均値と印刷枚数との関係を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における検出値の平
均処理方法を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における転写電圧の
検出値及び平均値と印刷枚数との関係を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における転写用電
源の説明図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態における検出値の
平均処理方法を示す図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態における検出値の
平均処理方法を示す図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態における転写部を
示す図である。
【図14】本発明の第7の実施の形態における転写部及
びレジストローラを示す図である。
【図15】本発明の第7の実施の形態における転写電圧
の分布図である。
【符号の説明】 16 用紙 17 転写ローラ 17b Dカット部 18 転写用電源 25 プリンタ制御部 26 定電圧電源 30 不揮発性メモリ Vtri 検出値 Vtr′i 平均値 V1 i 目標値

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)回転体と、(b)該回転体に印刷
    用エネルギーを供給するエネルギー供給手段と、(c)
    前記回転体に供給された印刷用エネルギーを検出するエ
    ネルギー検出手段と、(d)プリンタ制御部とを有する
    とともに、(e)該プリンタ制御部は、複数回印刷が行
    われたときの前記印刷用エネルギーの検出値の平均値を
    算出し、該平均値に基づいて印刷用エネルギーの目標値
    を決定することを特徴とする電子写真プリンタ。
  2. 【請求項2】 (a)回転体と、(b)該回転体に印刷
    用電圧を印加する電圧印加手段と、(c)前記回転体に
    印加された印刷用電圧を検出する電圧検出手段と、
    (d)プリンタ制御部とを有するとともに、(e)該プ
    リンタ制御部は、複数回印刷が行われたときの前記印刷
    用電圧の検出値の平均値を算出し、該平均値に基づいて
    印刷用電圧の目標値を決定することを特徴とする電子写
    真プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記平均値に重みが乗算される請求項2
    に記載の電子写真プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記平均値は用紙の類型ごとに算出され
    る請求項2に記載の電子写真プリンタ。
  5. 【請求項5】 前記平均値は不揮発性メモリに記録され
    る請求項2又は4に記載の電子写真プリンタ。
  6. 【請求項6】 電源が切断された後、再び投入されたと
    きに、前記重みは小さくされる請求項3に記載の電子写
    真プリンタ。
  7. 【請求項7】 (a)電子写真プリンタ本体の内部の温
    度を検出する温度検出手段を有するとともに、(b)前
    記温度が高くなったことが検出されると、前記重みは小
    さくされる請求項3に記載の電子写真プリンタ。
  8. 【請求項8】 (a)回転体と、(b)該回転体に印刷
    用エネルギーを供給するエネルギー供給手段と、(c)
    前記回転体に供給された印刷用エネルギーを検出するエ
    ネルギー検出手段と、(d)前記印刷用エネルギーの検
    出値に基づいて印刷用エネルギーの目標値を決定するプ
    リンタ制御部とを有するとともに、(e)前記エネルギ
    ー検出手段は、前記回転体の抵抗値検出部分が転写部に
    到達したときに印刷用エネルギーを検出することを特徴
    とする電子写真プリンタ。
  9. 【請求項9】 (a)回転体と、(b)該回転体に印刷
    用電圧を印加する電圧印加手段と、(c)前記回転体に
    印加された印刷用電圧を検出する電圧検出手段と、
    (d)前記印刷用電圧の検出値に基づいて印刷用電圧の
    目標値を決定するプリンタ制御部とを有するとともに、
    (e)前記電圧検出手段は、前記回転体の抵抗値検出部
    分が転写部に到達したときに印刷用電圧を検出すること
    を特徴とする電子写真プリンタ。
  10. 【請求項10】 前記抵抗値検出部分における回転体の
    抵抗値は、周方向における回転体の各部分の抵抗値の平
    均値に近い値にされる請求項9に記載の電子写真プリン
    タ。
JP10119411A 1998-04-28 1998-04-28 電子写真プリンタ Pending JPH11309901A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016110068A (ja) * 2014-11-28 2016-06-20 キヤノン株式会社 画像形成装置及び記録材判別ユニット

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