JPH11311267A - 走行駆動トランスミッションの制御方法 - Google Patents
走行駆動トランスミッションの制御方法Info
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- JPH11311267A JPH11311267A JP10131298A JP13129898A JPH11311267A JP H11311267 A JPH11311267 A JP H11311267A JP 10131298 A JP10131298 A JP 10131298A JP 13129898 A JP13129898 A JP 13129898A JP H11311267 A JPH11311267 A JP H11311267A
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Abstract
切替え機構と油圧クラッチ式の油圧変速機構とを備える
走行駆動トランスミッションにおいて、トランスミッシ
ョンの大型化とコスト上昇を避け、また主クラッチ機構
又は前後進切替え機構の油圧クラッチの耐久性を高める
制御方法を提供する。 【解決手段】 油圧クラッチ式の主クラッチ機構又は前
後進切替え機構と、複数油圧クラッチのうち選択された
油圧クラッチの作動によって変速を行う油圧式変速機構
とを、この順で直列に接続して設ける。車両の発進時に
は、油圧式変速機構を変速作動させたままで主クラッチ
機構又は前後進切替え機構における油圧クラッチ35,
36に対する作用油圧を、その設定油圧にまで上昇させ
る。一方、車速を変更する時は、主クラッチ機構又は前
後進切替え機構における油圧クラッチ50,51,5
2,62,63,64に対する作用油圧を設定油圧に維
持しながら、油圧式変速機構における油圧クラッチに対
する作用油圧を、その設定油圧にまで上昇させる。
Description
スミッションの制御方法に関するものである。
いて変速操作が容易である油圧クラッチ式変速機構を採
用すること、そして同変速機構の油圧クラッチに対する
作用油圧をモジュレート型のリリーフ弁によって設定さ
せることは、例えば特公昭63−33575号公報によ
って周知である。しかし従来のものでは車両を停止状態
から発進させる時、モジュレート型リリーフ弁の油圧上
昇特性を用い油圧式変速機構の油圧クラッチをスリップ
状態を経て係合させることとしていて、油圧クラッチが
焼き付けを起こさないようにするため、車両発進時に係
合させる可能性のある油圧クラッチを全て、放熱容量の
大きなものに構成しておく必要があった。
業を迅速に行う等の目的で、機械式変速装置の前段に操
作容易な油圧クラッチ式の前後進切替え装置を設置する
ことも、例えば特開平8−277802号公報等から公
知である。このような前後進切替え装置の前進用油圧ク
ラッチ及び後進用油圧クラッチは主クラッチとしても機
能するよう、放熱容量の大きなものが用いられており、
車両の発進時及び機械式変速装置の変速操作時には同ク
ラッチを一旦切り、次に半クラッチ状態を経てクラッチ
入りに操作されていた。
て前後進切替え装置及び変速装置の各々を操作容易な油
圧クラッチ式のものとする場合、それぞれの装置に放熱
容量の大きな油圧クラッチが用いられることとなって、
走行駆動トランスミッションが大型化しコストが上昇す
る。また発進時及び変速時の全てに前後進切替え装置の
油圧クラッチが関与すると、長期間での耐久性が問題に
なる。
機構或いは前後進切替え機構と油圧クラッチ式の変速機
構とを前後に直列接続して設ける走行駆動トランスミッ
ションにおいて、従来の常識を破った新規な制御方法に
よりトランスミッションの大型化及びコスト上昇を避
け、また主クラッチ機構或いは前後進切替え機構の耐久
性を高めようとするものである。
の制御方法は、油圧クラッチ式の主クラッチ機構(8)
と複数油圧クラッチのうち選択された油圧クラッチの作
動によって変速を行う油圧式変速機構(11,14)と
を、この順で直列に接続して設け、車両の発進時には、
前記油圧式変速機構(11,14)を変速作動させたま
まで前記主クラッチ機構(8)における油圧クラッチに
対する作用油圧を、その設定油圧にまで上昇させる一
方、車速を変更する時は、前記主クラッチ機構(8)に
おける油圧クラッチに対する作用油圧を設定油圧に維持
しながら前記油圧式変速機構(11,14)における油
圧クラッチに対する作用油圧を、その設定油圧にまで上
昇させることを特徴とする。
ッチ機構における油圧クラッチに対する作用油圧を設定
油圧に維持しながら、つまり車両を走行状態に維持しな
がら、油圧式変速機構における油圧クラッチに対する作
用油圧を設定油圧にまで上昇させて行うこととしたか
ら、そして車両の発進は同油圧式変速機構を変速作動さ
せたままで主クラッチ機構の油圧クラッチに対する作用
油圧を設定油圧にまで上昇させて行うこととしたから、
油圧式変速機構における油圧クラッチは車両走行状態で
のみ、変速前後の速度差小の油圧クラッチ間で切替え作
動することとなって、放熱容量が小さく小型で低コスト
のものとできるのである。車両を停止状態から発進させ
るトルクは主クラッチ機構から出力され、その油圧クラ
ッチのみを放熱容量の大きなクラッチを使用すればよ
い。以上からして油圧式変速機構の油圧クラッチの個数
を多くし変速段数を高める際の油圧式変速機構の大型化
及びコスト上昇を極力抑えつつ、主クラッチ機構の油圧
クラッチの過度の負担を避けてその耐久性を高めること
ができる。
ンの制御方法は、前進用油圧クラッチ及び後進用油圧ク
ラッチの選択的な作動によって車両進行方向を切替える
前後進切替え装置(8)と、複数油圧クラッチのうち選
択された油圧クラッチの作動によって変速を行う油圧式
変速機構(11,14)とを、この順で直列に接続して
設け、車両の発進時には、前記油圧式変速機構(11,
14)を変速作動させたままで前記前後進切替え装置
(8)における一方の油圧クラッチに対する作用油圧
を、その設定油圧にまで上昇させる一方、車速を変更す
る時は、前記前後進切替え装置(8)における一方の油
圧クラッチに対する作用油圧を設定油圧に維持しながら
前記油圧式変速機構(11,14)における油圧クラッ
チに対する作用油圧を、その設定油圧にまで上昇させる
ことを特徴とする。
用油圧クラッチ及び後進用油圧クラッチといった回転方
向を異にする動力を伝達するための油圧クラッチは元
々、放熱容量の大きなものが用いられる点に着目したも
ので、奏する効果は前述した場合と同様である。
り車両の発進には関与させていない。したがって好まし
い一実施態様では前記油圧式変速機構(11,14)に
おける油圧クラッチを、中立位置を有しない切換弁機構
によって制御する。この切換弁機構は、切換弁の構造を
極く簡素とする。
ンの制御方法は、油圧クラッチ式の主クラッチ機構
(8)と複数油圧クラッチのうち選択された油圧クラッ
チの作動によって変速を行う油圧式変速機構(11,1
4)とを、この順で直列に接続して設け、車速を変更す
る時、前記主クラッチ機構(8)における油圧クラッチ
に対する作用油圧を設定油圧に維持しながら前記油圧式
変速機構(11,14)における油圧クラッチに対する
作用油圧を、その設定油圧にまで上昇させることを特徴
とする。
専ら主クラッチ機構における油圧クラッチに対する作用
油圧を設定油圧に維持しながら、つまり車両を走行状態
に維持しながら、油圧式変速機構における油圧クラッチ
に対する作用油圧を設定油圧にまで上昇させて行うこと
としたから、油圧式変速機構における油圧クラッチは車
両走行状態におき変速前後の速度差小の油圧クラッチ間
で切替え作動することとなって、放熱容量が小さく小型
で低コストのものとできる。したがって油圧式変速機構
の油圧クラッチの個数を多くし変速段数を高める際に、
同機構の大型化及びコスト上昇を極力抑えることができ
る。
ョンの制御方法は、前進用油圧クラッチ及び後進用油圧
クラッチの選択的な作動によって車両進行方向を切替え
る前後進切替え装置(8)と、複数油圧クラッチのうち
選択された油圧クラッチの作動によって変速を行う油圧
式変速機構(11,14)とを、この順で直列に接続し
て設け、車速を変更する時、前記前後進切替え装置
(8)における一方の油圧クラッチに対する作用油圧を
設定油圧に維持しながら前記油圧式変速機構(11,1
4)における油圧クラッチに対する作用油圧を、その設
定油圧にまで上昇させることを特徴とする。
用油圧クラッチ及び後進用油圧クラッチといった回転方
向を異にする動力を伝達するための油圧クラッチは元
々、放熱容量の大きなものが用いられる点に着目したも
ので、奏する効果は上述した場合と同様である。
参照して行う以下の説明から明瞭に理解できる。
クタの伝動機構を示している。車体は前部ハウジング
1、中間ハウジング2及び後部ハウジング3を、前後に
連接して構成されている。前部ハウジング1内の最前部
にはエンジン・フライホィール4が設置され、このフラ
イホィール4に図2の緩衝用スプリング機構5を介し接
続された原動軸6を、前部ハウジング1内の支壁部1a
を貫通させて設けている。原動軸6から走行駆動系とP
TO駆動系とを分岐させてあり、このうち走行駆動系は
原動軸6とその下方に配置した出力軸7との間に設けた
前後進切替え装置8、出力軸7に同心配置し該出力軸7
に連結した第1駆動軸9と原動軸6に同心配置した中空
の第1従動軸10との間に設けた第1の油圧式変速装置
11、第1従動軸10と同心配置し該従動軸10に連結
した中空の第2駆動軸12と第1駆動軸9に同心配置し
た第2従動軸13との間に設けた第2の油圧式変速装置
14、第2駆動軸12と同心配置され第2従動軸13に
対し減速接続された中空のカウンタ軸15を備えた機械
式変速装置16であって第2従動軸13とそれに同心配
置されたプロペラ軸17間を、互いに直結する変速段と
カウンタ軸15を介し接続する2つの変速段とを有する
機械式変速装置16を備え、プロペラ軸17後端のベベ
ルピニオン18が、左右後輪用の差動装置(図示せず)
の大径入力傘歯車19と噛合わせてある。PTO駆動系
は、原動軸6に接続した伝動軸20を中空の第1従動軸
10、第2駆動軸12及びカウンタ軸15を貫通させ、
それに同心配置した伝動軸21,22間のPTOクラッ
チ23、及び伝動軸23と機体後部に延出させたPTO
軸24との間のPTO変速装置25を介して、PTO軸
24に対し伝動する。
ウジング2内の前半部とを示している。これらの図に明
瞭に示すように、後端開放の前部ハウジング1の中程に
は該ハウジング1に取付けた第1の軸受枠体27を設け
てあり、また前端開放の中間ハウジング2内の最前部に
は該ハウジング2に取付けた第2の軸受枠体28を設け
てある。原動軸6及び出力軸7の後端部と第1駆動軸9
及び第1従動軸10の前端部は第1の軸受枠体27に支
持させてあり、また第1駆動軸9及び第1従動軸10の
後端部と第2駆動軸12及び第2従動軸13の前端部は
第2の軸受枠体28に支持させてある。原動軸6とPT
O駆動系の伝動軸20とは、第1の軸受枠体27内でカ
ップリング29によって連結されている。
8は、原動軸6上に遊嵌設置した2個の歯車30,31
と出力軸7上に固定設置した2個の歯車32,33とを
備え、このうち前進用の歯車30,32は直接噛合わさ
れ、また後進用の歯車31,33は、第1の軸受枠体2
7に支持させたアイドラ歯車34(図1)を介して噛合
わされている。出力軸7は後端部で、歯車33のボス部
33aを介して第1駆動軸9に対し連結されている。前
後進切替え装置8は油圧式のものに構成され、原動軸6
上に歯車30,31間で設けた前進用油圧クラッチ35
及び後進用油圧クラッチ36を備えている。各油圧クラ
ッチ35,36は、原動軸6上に固定設置したクラッチ
・シリンダ37に摺動のみ自在に支持させた複数枚の摩
擦エレメントと歯車30,31のボス部30a,31a
に摺動のみ自在に支持させた複数枚の摩擦エレメントと
を交互に配置し、戻しばね35a,36aにより移動付
勢されたピストン35b,36bを油圧の作用で移動さ
せ摩擦エレメント間の係合を得て作動させる周知の摩擦
多板式のものに構成されている。
に対し作動油を供給するための作動油通路38F,38
Rと油圧クラッチ35,36の摩擦エレメント部に対し
潤滑油を供給するための潤滑油通路38Lとを、形成し
てある。これらの油通路38F,38R,38Lは、原
動軸6の外周面に形成した環状溝を支壁部1aにおける
原動軸挿通穴の内壁面で閉鎖して原動軸6と支壁部1a
間に形成された環状油室39F,39R,39Lへと連
通させ、環状油室39F,39R,39Lによって回転
する原動軸6内の油通路38F,38R,38Lを位置
固定側の、支壁部1a内の油通路40F,40R,40
Lに接続するための油路ロータリジョイント部を構成し
てある。
油圧ポンプ41は原動軸6をポンプ軸に兼用した内接歯
車式のものに構成され、支壁部1aの前面に装着されて
いる。前後進切替え装置8用のコントロールバルブ装置
42(図1)は、前部ハウジング1の一側壁に開口を設
け該開口を通し前部ハウジング1の内外にまたがらせて
設けられている。具体的な図示を省略するが、支壁部1
a内には油圧ポンプ41とコントロールバルブ装置42
間を接続する油通路及びコントロールバルブ装置42と
環状油室39F,39R,39L間を接続する上記油通
路40F,40R,40Lを、設けてある。これらの油
通路の具体構造はコントロールバルブ装置42の具体構
造を含めて、本願発明者を発明者とする米国特許No.
5,599,247に記載されている。
ると、図3に明瞭に示すように第1駆動軸9上には3個
の歯車44,45,46が遊嵌設置され、第1従動軸1
0上には3個の歯車47,48,49が固定設置されて
いて、対応する歯車同士が噛合わされている。第1駆動
軸9上には歯車44,45,46を択一的に該駆動軸9
に対し結合するための3個の油圧クラッチ50,51,
52を設けてある。各油圧クラッチ50,51,52
は、第1駆動軸9上に固定設置したクラッチ・シリンダ
53,54(クラッチ・シリンダ53は油圧クラッチ5
0,52に共用させてある。)と歯車44,45,46
のボス部44a,45a,46aとに交互に配置した複
数枚宛の摩擦エレメントを摺動のみ自在に支持させ、戻
しばね50a,51a,52aにより移動付勢されたピ
ストン50b,51b,52bを油圧の作用で移動させ
て摩擦エレメント間の係合を得て作動させる周知の摩擦
多板式のものに構成されている。第1の油圧式変速装置
11は油圧クラッチ50を作動させ歯車44,47を変
速伝動にあずからせることで1速の変速比を、油圧クラ
ッチ51を作動させ歯車45,48を変速伝動にあずか
らせることで2速の変速比を、油圧クラッチ52を作動
させ歯車46,49を変速伝動にあずからせることで3
速の変速比を、それぞれ与える。
ると、同様に図3に示すように第2駆動軸12は第1従
動軸10に対し、第2の軸受枠体28内でカップリング
55によって連結されている。第2駆動軸12上には3
個の歯車56,57,58を固定設置してあり、第2従
動軸13上には3個の歯車59,60,61を遊嵌設置
してあって、対応する歯車同士が噛合わされている。第
2従動軸13上には歯車59,60,61を択一的に該
従動軸13に対し結合するための3個の油圧クラッチ6
2,63,64を設けてある。各油圧クラッチ62,6
3,64は、第2従動軸13上に固定設置したクラッチ
・シリンダ65,66(クラッチ・シリンダ65は油圧
クラッチ62,63に共用させてある。)と歯車59,
60,61のボス部59a,60a,61aとに交互に
配置した複数枚宛の摩擦エレメントを摺動のみ自在に支
持させ、戻しばね62a,63a,64aにより移動付
勢されたピストン62b,63b,64bを油圧の作用
で移動させて摩擦エレメント間の係合を得て作動させる
周知の摩擦多板式のものに構成されている。第2の油圧
式変速装置14は油圧クラッチ62を作動させ歯車5
6,59を変速伝動にあずからせることで1速の変速比
を、油圧クラッチ63を作動させ歯車57,60を変速
伝動にあずからせることで2速の変速比を、油圧クラッ
チ64を作動させ歯車58,61を変速伝動にあずから
せることで3速の変速比を、それぞれ与える。
3個の作動油通路68A,68B,68Cを形成してピ
ストン50b,51b,52bに向け開口させてあり、
また第2従動軸13には3個の作動油通路69A,69
B,69Cを形成してピストン62b,63b,64c
に向け開口させてある。第1駆動軸9と第1の軸受枠体
27間には、第1駆動軸9の外周面に形成した3個の環
状溝を第1の軸受枠体27の軸支承穴の内壁面で覆わせ
て形成された環状油室70A,70B,70Cを形成し
てあり、該油室70A,70B,70Cに、作動油通路
68A,68B,68Cを基端側で開口させると共に第
1の軸受枠体27内の作動油通路71A,71B,71
Cを開口させて、環状油室70A,70B,70Cを油
路のロータリジョイント部に形成している。同様に第2
従動軸13と第2の軸受枠体28間には、第2従動軸1
3内の作動油通路69A,69B,69Cと第2の軸受
枠体28内の作動油通路73A,73B,73Cとを接
続するロータリジョイント部である3個の環状油室72
A,72B,72Cが、形成されている。第1駆動軸9
と第2従動軸13には潤滑油通路68L,69Lを、第
2の軸受枠体28内で互いに連通されるように形成し
て、該通路68L,69Lを第1の軸受枠体27内の潤
滑油通路74へと連ねてある。
側(右側)外面の下方部にはプレート部材76を介して
厚手のプレート状バルブブロック77を、装着してあ
る。このバルブブロック77は車両軸線方向でみてほぼ
第1及び第2の軸受枠体27,28間に配置されてお
り、さらに中間ハウジング2の前端部一側(右側)外面
の下方部には他のプレート部材78を装着してある。バ
ルブブロック77の上面には、第1及び第2の油圧式変
速装置11,14における油圧クラッチ50,51,5
2及び62,63,64に対する作動油の供給を制御す
る4個の電磁切換弁79A,79B,79C,79Dを
装着し、その各油路切換えプランジャ79aをバルブブ
ロック77内に突入させてある。バルブブロック77の
下面前方位置には油圧クラッチ50,51,52及び6
2,63,64に対する作用油圧を制御するための電磁
比例弁80が装着され、また背面下方位置には同油圧ク
ラッチからの排油を制御するための電磁制御弁81が装
着されている。バルブブロック77にはまた、作動油供
給ポート82と潤滑油供給ポート83とを設けてある。
6内へ作動油通路84A,84B,84Cが導かれてお
り、また前部ハウジング1の側壁には開口85を形成し
てある。そして第1の軸受枠体27内の作動油通路71
A,71B,71Cは作動油通路84A,84B,84
Cに対し、開口85を通過させたパイプ86A,86
B,86Cによって接続されている。またバルブブロッ
ク77内からプレート部材76及び前部ハウジング1の
側壁内へ導いた作動油通路87A,87B,87Cを設
けて、これらの作動油通路に連通する作動油通路88
A,88B,88Cを中間ハウジング2の側壁内と他の
プレート部材78内に形成して、該他のプレート部材7
8の内面に開口させてある。そして第2の軸受枠体28
内の73A,73B,73Cは作動油通路88A,88
B,88Cに対し、中間ハウジング2側壁の開口89を
通過させたパイプ90A,90B,90Cによって接続
されている。
供給ポート82に供給される作動油は、電磁切換弁によ
り流れ方向を切換えられて環状油室70A,70B或い
は70Cと環状油室72A,72B或いは72Cへと供
給される。一方、潤滑油供給ポート83は、それに連通
するプレート部材76内の油通路91と第1の軸受枠体
27内の前記潤滑油供給通路74間を接続するパイプ9
2を設けることによって潤滑油供給通路74、したがっ
て第1駆動軸9内の潤滑油通路68L及び第2従動軸1
3内の潤滑油供給通路69Lに対し、常時連通させてあ
る。
35,36のための油圧回路、及び第1及び第2の油圧
式変速装置11,14の油圧クラッチ50,51,5
2,62,63,64のための油圧回路を、示してい
る。車体内の低部で提供された油溜まり94から前者の
油圧回路には前記油圧ポンプ41により、また後者の油
圧回路には油圧ポンプ95により、それぞれ油が供給さ
れる。後者の油圧ポンプ95は図1に示す通り、エンジ
ンにより常時駆動されるPTO駆動系の伝動軸21によ
り駆動を受けるように接続されている。すなわち機体後
部の左右のリフトアーム96を支持するリフトケース9
7が設けられていて、該ケース97に支持させた歯車を
含むギヤトレーン98を介し油圧ポンプ95の駆動が得
られる。油溜まり94内には、油圧ポンプ41と油圧ポ
ンプ95とに共用の油フィルタ99が設けられている。
36のための油圧回路は図8に示すように、油溜まり9
4に通じる油路101から油圧ポンプ41により油を供
給される給油路102に油路遮断弁103、減圧弁10
4、及び方向切換弁105を、この順で直列に接続して
あるものに、構成されている。給油路102にはライン
フィルタ106とバイパス弁107とを、互いに並列に
接続して挿入してある。バイパス弁107は、ラインフ
ィルタ106に目詰まりが生じ上流側の油圧が高められ
たとき、リリーフ動作して必要な給油量を確保させる。
給油路102の油圧は主リリーフ弁108にて設定さ
れ、この主リリーフ弁108の二次側には、低圧リリー
フ弁109にて設定される油圧の潤滑油を油圧クラッチ
35,36方向に導く潤滑油供給油路110が、接続さ
れている。
断する遮断位置Iと給油路102を油路遮断弁103と
減圧弁104間の接続油路112に対し導通させる開放
位置IIとを備え、遮断位置Iでは接続油路112を油
溜まり94に接続して該接続油路102から油をドレン
させる。減圧弁104は、方向切換弁105へ導かれた
油路113の油圧を減圧制御するもので、接続油路11
2を油路113に対し実質的に絞ることなく接続する非
作用位置Aと、接続油路112を油路113に対し可変
に絞って接続し油路113の油圧を可変に減圧する減圧
作用位置Bと、油路113から油をドレンして該油路1
13の油圧をアンロードするアンロード位置Cとを、備
えている。方向切換弁105は両油圧クラッチ35,3
6を切り状態とする中立位置N、前進用油圧クラッチ3
5を係合状態とする前進作用位置F、及び後進用油圧ク
ラッチ36を係合状態とする後進作用位置Rを備えてい
る。接続油路112に接続して油圧漸増用の周知のモジ
ュレート型リリーフ弁114を設けてあり、同リリーフ
弁114において油圧設定用スプリング114aの基端
を受ける制御ピストン114bの背後の油室は方向切換
弁105を介し、同切換弁105の中立位置Nで迅速に
油がドレンされるように油溜まり94に接続されてい
る。モジュレート型リリーフ弁114は方向切換弁10
5が作用位置F又はRに移されると、接続油路112か
ら絞り114cを介し制御ピストン114b背後に徐々
に流入する油による該ピストン114bの徐々の前進に
よって、スプリング114aを徐々に圧縮し接続油路1
12の油圧を、予定した値にまで徐々に高める。方向切
換弁105は前後進切替えレバー115によって、変位
操作される。
され、この減圧弁操作に連動して油路遮断弁103を遮
断位置Iから開放位置IIへと機械的に移すシリンダ機
構118が設けられている。このシリンダ機構118は
油路遮断弁103が一旦開放位置IIへ移されるとペダ
ル117が元位置に戻されても、該遮断弁103を介し
接続油路112の油圧を作用せしめられて油路遮断弁1
03を同開放位置IIに保持するものに、構成されてい
る。車両の停止状態からペダル117を大きく踏み込む
と減圧弁104がアンロード位置Cに移されると同時に
油路遮断弁103が開放位置IIへ移され、事後にペダ
ル117を徐々に解放し減圧弁104を、減圧作用位置
Bを経て非作用位置Aへと戻すことで、車両が徐々に発
進することになる。車両の走行状態ではペダル117を
任意に踏み込んで減圧弁104による任意の減圧状態を
得、油圧クラッチ35又は36のスリップ係合を得て車
両の低速走行を得ることができる。
リリーフ弁114の二次側油路は潤滑油供給油路110
に合流させてある。潤滑油供給油路110には開閉弁1
19を挿入してあり、この開閉弁119は、油路113
の油圧をパイロット圧として作用され同油路113に油
圧が成立している状態でのみ開放されて、油圧クラッチ
35,36方向へ潤滑油を導くものとされている。開閉
弁119の下流側で潤滑油供給油路110はそれぞれ、
流量制御弁120F,120Rを介して前進用油圧クラ
ッチ35及び後進用油圧クラッチ36へと接続されてい
る。これらの流量制御弁120F,120Rは油圧クラ
ッチ35,36自体を利用して構成されているが、ここ
では詳細に述べない。何れにしても流量制御弁120
F,120Rは、係合状態の油圧クラッチ35又は36
に対してのみ、十分な量の潤滑油が供給されるように、
構成されている。
装置11,14の油圧回路を説明する。油溜まり94に
通じる油路122から油圧ポンプ95により油を供給さ
れ主リリーフ弁123により油圧を設定される給油路
に、第1及び第2の油圧式変速装置11,14の油圧ク
ラッチ50,51,52,62,63,64方向に作動
油を供給する給油路124を接続して、設けている。油
路122にはラインフィルタ125とバイパス弁126
とを、互いに並列に接続して挿入してある。バイパス弁
126は、前記バイパス弁107と同様に機能する。主
リリーフ弁123の二次側には、低圧リリーフ弁127
にて設定される油圧の潤滑油を油圧クラッチ50,5
1,52,62,63,64方向に導く潤滑油供給油路
128が、接続されている。
れている。この電磁比例弁80は電流として与えられる
指令に応じ、該弁80下流側の給油路124から油をド
レンする図示の非作用位置Nから作用位置Iに変位する
と共に、電流値に応じて給油路124を流れる油流量を
制御することによって該弁80下流側の給油路124の
油圧を、予定した値にまで徐々に立ち上がらせて行く。
電磁比例弁80の下流側で給油路124を2つの給油路
124a,124bに分岐して、給油路124aは2個
の電磁切換弁79A,79Bを介し第1の油圧式変速装
置11の3個の油圧クラッチ50,51,52に接続
し、給油路124bは2個の電磁切換弁79C,79D
を介し第2の油圧式変速装置14の3個の油圧クラッチ
62,63,64に接続している。各電磁切換弁79
A,79B,79C,79Dに対し逆止弁を介し接続さ
れた単一の排油路129が設けられ、この排油路129
に排油制御用の電磁制御弁81が挿入されている。この
電磁制御弁81は、排油路129から油を絞ることなく
油溜まり94に排出させる位置Aと、ソレノイドの励磁
により移される位置Bであって絞り81aにより排油を
絞る位置Bとを、有する。
9Dは中立位置を有しない4ポート、2ポジションのバ
ルブに構成されており、ソレノイドの励磁により位置I
から位置IIに移される。給油路124aは電磁切換弁
79Aに対し接続されており、この電磁切換弁79Aが
油圧クラッチ50と電磁切換弁79Bとに接続され、後
者の電磁切換弁79Bが油圧クラッチ51,52に対し
接続されている。類似して給油路124bは電磁切換弁
79Cに対し接続されており、この電磁切換弁79Cが
油圧クラッチ62と電磁切換弁79Dとに接続され、後
者の電磁切換弁79Dが油圧クラッチ63,64に対し
接続されている。電磁切換弁79A,79B,79C,
79Dの位置と第1の油圧式変速装置IIの油圧クラッ
チ50,51,52及び第2の油圧式変速装置14の油
圧クラッチ62,63,64の係合する2個宛のクラッ
チとの関係は、表1に示す通りである。
駆動軸9内及び第2従動軸13内の潤滑油通路68L,
69Lを介し走行系の6個の油圧クラッチ50,51,
52,62,63,64の摩擦エレメント部へ、潤滑油
を供給する。
用の電磁切換弁79A,79B,79C,79Dは、図
9に示すように主変速レバー130によって操作され
る。該主変速レバー130と一体に回転変位される筒部
130aに可動接点Saを取付けたロータリスイッチR
Sを、設けてある。ロータリスイッチRSの固定接点
は、第1の油圧式変速装置11と第2の油圧式変速装置
14の組合わせによって9段の変速が得られるのに対応
して9個S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,
S8,S9、設けられている。ロータリスイッチRSに
接続してコントローラが設けられ、このコントローラは
シフトアップ・シフトダウン判定部131、及び電磁切
換弁79A,79Bの励解磁制御部132a,電磁切換
弁79C,79Dの励解磁制御部132b,電磁比例弁
80の励解磁制御部132c,電磁制御弁81の励解磁
制御部132dを有する。判定部131は何れの変速段
から他の何れの変速段へとシフトアップ或いはシフトダ
ウンがなされたかを判定して、判定結果に応じた信号を
励解磁制御部132a,132b,132c,132d
に出力する。励解磁制御部132a,132bは、変速
操作に対応した電磁切換弁79A−79Dの励解磁制御
を行う。励解磁制御部132cは選択された変速段に応
じ予定したクラッチ作用油圧の立ち上がり特性が得られ
るように、電磁比例弁80に対し指令信号を与える。励
解磁制御部132dは変速操作時に排油制御用の電磁制
御弁81を一旦、位置Aから位置Bに変位させ予定され
た油圧低下特性が得られるように、シフト前の油圧クラ
ッチからの排油流量の制限を行わせる。
に示すように機械式変速装置16のカウンタ軸15は、
歯車135,136によって第2従動軸13に減速接続
されている。カウンタ軸15上には他2個の歯車13
7,138を固定設置してあり、このうちの小径側の歯
車137に対し歯車減速機構139を介し接続された歯
車140が、カウンタ軸15外に設けられている。プロ
ペラ軸17上には歯車140に対し選択的に噛合わせ得
るシフト歯車141を摺動のみ自在に設置すると共に、
歯車138に対し噛合わされた歯車142を遊嵌設置
し、さらにプロペラ軸17を第2の油圧式変速装置14
の第2従動軸13に対し直結する位置と歯車142をプ
ロペラ軸17に対し結合する位置とに変位させ得るクラ
ッチ金物143を設けてある。以上により機械式変速装
置16はシフト歯車141を歯車140に対し噛合わせ
ることで1速(クリープ速)の変速比を、またクラッチ
金物143により歯車142をプロペラ軸17に対し結
合することで2速の変速比を、さらにクラッチ金物14
3によりプロペラ軸17を第2従動軸13に対し直結す
ることで3速の変速比を、それぞれ選択的に得させるも
のに構成されている。図1において、144はプロペラ
軸17上に固定設置された前輪駆動力取出し用の歯車、
145はプロペラ軸17上に固定したプーリーで図示省
略の駐車ブレーキの被制動体として用いるものである。
チ23は、油圧クラッチに構成されている。また前記P
TO変速装置25は、PTO軸24のクラッチ金物14
7によって3段の変速を行うものに構成されている。
132dによる油圧の制御態様を、模式的に示してい
る。コントローラは電磁比例弁80に、何れの変速段か
ら他の何れの変速段にシフトアップ或いはシフトダウン
がなされたかに応じシフト後の時間tに対しクラッチ作
用油圧Pを、例えばカーブC1,C2或はC3のように
立ち上がらせる。一方コントローラは電磁制御弁81
に、シフト前の油圧クラッチからの排油流量を制限させ
ることでその油圧クラッチに対する作用油圧Pを経時的
に、例えばカーブCdのように低下させる。シフト前の
油圧クラッチは作用油圧の低下によってスリップ状態を
経て切れ、シフト後の油圧クラッチは作用油圧の上昇に
よってスリップ状態を経て係合するが、高速域でのシフ
トか低速域でのシフトか、シフトアップかシフトダウン
かに応じて油圧の低下特性と上昇特性とを、円滑な車速
変更が得られるように選択する。
の制御態様は前述した通り、車両の発進は第1及び第2
の油圧式変速装置11,14を変速作動させたままで前
後進切替え装置8の油圧クラッチ35又は36に対する
作用油圧を、モジュレート型リリーフ弁114によって
決定される立ち上がり態様で上昇させ、同油圧クラッチ
35又は36をスリップ状態を経て係合させることで得
られる。なおエンジン始動後に最初に車両を発進させる
ときは前述した通り、ペダル117の踏込みにより減圧
弁104をアンロード位置Cに移すと同時に油路遮断弁
103を開放位置IIに移すことが、必要である。車速
を変更する時は前後進切替え装置8の油圧クラッチ35
又は36に対する作用油圧を維持したまま、主変速レバ
ー130により電磁切換弁79A−79Dを操作して行
う。前後進切替え装置8が単なる主クラッチ、つまり1
個の油圧クラッチのみを備えたものに置換えられた場合
も、同様の制御による。
る。本実施例では図11に示す通り油圧式変速装置11
の1個の電磁切換弁79Aを、中立位置Nを有するもの
に構成している。また前後進切替え装置8の方向切換弁
105を、電磁弁に構成している。そして図12に示す
通りロータリスイッチRSに電磁切換弁79Aの中立位
置Nに対応する固定接点S0 を追加する一方、前後進切
替えレバー115によって操作される他のロータリスイ
ッチRS’を設けて、このロータリスイッチRS’に、
前後進切替えレバー115の3位置に対応する固定接点
SF,SN,SRを設けている。シフトアップ・シフト
ダウン判定部131は電磁方向切換弁105の操作位置
に応じ、励解磁制御部132eを介し該弁105を位置
F,N或いはRに位置させる他、ロータリスイッチRS
によって中立位置Nが検出され対応して励解磁制御部1
32aを介し電磁切換弁79Aが位置Nに移されると同
時に励解磁制御部132eを介し、前後進切替えレバー
230の位置如何に拘わらず電磁方向切換弁105を、
位置Nへと移すように構成されている。
レバー130によって電磁切換弁79Aが中立位置Nに
操作されると、前後進切替えレバー115がどの位置に
あろうと電磁方向切換弁105が中立位置Nへと移され
て、車両が停止する。その後に主変速レバー130を作
用位置IまたはIIに移せば、モジュレート型リリーフ
弁114の決定する速さで前後進切替え装置8の油圧ク
ラッチ35又は36の作用油圧が上昇されて行って、車
両が発進する。つまり第2の実施例でも車両の発進を、
前後進切替え装置8の油圧クラッチに対する作用油圧の
設定油圧までの上昇によって得ている。電磁切換弁79
Aに中立位置Nを設けることは構造を複雑とする点で不
利であるが、主変速レバー130を中立位置Nに置いて
変速装置を中立状態とすることで車両停止を得ることか
ら操作に抵抗感がない。
電磁比例弁80に直列接続した第1の切換弁200と並
列接続した第2の切換弁201を、設けている。第1の
切換弁200は常時は給油路124を開放する位置Aか
ら閉鎖する位置Bへと、また第2の切換弁201は給油
路124を迂回する回路202を閉鎖する位置Aから開
放する位置Bへと、共通のハンドル203操作により移
される。これは電気系統の故障に備えたもので、そのと
き電磁切換弁79A,79B及び79C,79Dは励磁
せしめられず、車両は1速の状態で走行可能である。し
かし電磁比例弁81は電気系統の故障によっては位置N
にとどめられ、分岐路124a,124bに油圧を成立
させない。そこで第1及び第2の切換弁200,201
を設け電気系統の故障時には切換弁200,201を位
置Bに移すこととしたものであり、これによって主リリ
ーフ弁123が設定する油圧を油圧クラッチ50,62
に作用させ得る。つまり電気系統の故障時には第1及び
第2の油圧式変速装置11,14を1速状態として、車
両を所定場所まで走行可能としている。この配慮は前述
実施例でもなされており、図7に示すように電気系統の
故障時に電磁比例弁80を位置Iに変位させるボルト2
05を、電磁比例弁80に付設している。
る。本実施例では図13に示す通り、電磁切換弁79A
−79Dは全て中立位置を有しないが、前後進切替え装
置8の方向切換弁105を電磁弁に構成している。そし
てロータリスイッチRSに前記同様の固定接点S0 を設
ける一方、前記同様の他のロータリスイッチRS’を設
けている。そしてシフトアップ・シフトダウン判定部1
31を、前記のもの同様にロータリスイッチRSが位置
Nに操作されると励解磁制御部132eを介し、前後進
切替えレバー115の位置如何に拘わらず電磁方向切換
弁105を、位置Nへと移すように構成している。した
がって本第3の実施例によれば主変速レバー130が位
置Nに操作されると、前後進切替えレバー115がどの
位置にあろうと電磁方向切換弁105が中立位置Nへと
移されて、車両が停止する。その後に主変速レバー13
0を作用位置IまたはIIに移せば、モジュレート型リ
リーフ弁114の決定する速さで前後進切替え装置8の
油圧クラッチ35又は36の作用油圧が上昇されて行っ
て、車両が発進する。本実施例は主変速レバー130に
仮想の中立位置Nを設けて、該位置で車両を停止させる
こととした例である。
旦、図8に示すペダル117を大きく踏込んで油路遮断
弁103を開放位置に移し前後進切替え装置8の油圧ク
ラッチ35,36方向に作動油が供給される状態を得な
ければ発進させることができず、事後にペダル117を
徐々に解放して行くことで減圧弁104によりクラッチ
作用油圧を徐々に高めて、油圧クラッチ35又は36を
スリップ状態を経て係合させ車両の徐々の発進を得るこ
とができる。前後進切替え装置8はこの作用、或いはモ
ジュレート型リリーフ弁114による油圧の漸増作用に
よって、主クラッチとして用いることができる。第1及
び第2の油圧式変速装置11,14のシフト操作は前後
進切替え装置8を作動させたままで行われ、機械式変速
装置16は予め車両の走行条件に応じた変速段にセット
しておくが、必要であれば前後進切替えレバー115に
より方向切換弁105を中立位置Nに操作するかペダル
117により減圧弁104をアンロード位置Cに操作し
て、前後進切替え装置8の油圧クラッチ35,36を一
旦きることで、車両走行中にもシフト操作できる。車両
の停止は、ペダル117を踏込んで減圧弁104を減圧
作用位置Bへ、そして油圧アンロード位置Cへもたらす
ことで、ショックなく行わせ得る。
置8は車両発進時の大きなトルク変動を制御することと
なり、また減圧弁104により油圧クラッチ35又は3
6をスリップ運転して車両を微速走行させるためにも用
いられるが、その油圧クラッチ35,36の潤滑系統を
独立させて設けていることから、摩擦エレメントの摩耗
が十分に抑制される。油圧クラッチ35,36が前後進
切替え装置8において上段側の原動軸6上に配置されて
いることにより、同クラッチ35,36が車体内に収容
された油に浸漬せず、クラッチ中立時に摩擦エレメント
が伝達し得るドラグトルクが低減される。他方、第1及
び第2の油圧式変速装置11,14の油圧クラッチ5
0,51,52及び62,63,64は、これらの変速
装置において下段側の第1駆動軸9及び第2従動軸13
上に配置されていることにより、車体内の油に浸漬して
冷却が促進される。
られたトランスミッション機構を示す、模式的な一部展
開縦断側面図である。
部を示す縦断側面図である。
部と中間ハウジングの前半部とを示す縦断側面図であ
る。
る。
である。
である。
第2の油圧式変速装置のための油圧回路を示す回路図で
ある。
置のためのコントローラを示すブロック図である。
態様を例示する模式的なグラフである。
ック図である。
ック図である。
部
Claims (5)
- 【請求項1】 油圧クラッチ式の主クラッチ機構(8)
と複数油圧クラッチのうち選択された油圧クラッチの作
動によって変速を行う油圧式変速機構(11,14)と
を、この順で直列に接続して設け、 車両の発進時には、前記油圧式変速機構(11,14)
を変速作動させたままで前記主クラッチ機構(8)にお
ける油圧クラッチに対する作用油圧を、その設定油圧に
まで上昇させる一方、 車速を変更する時は、前記主クラッチ機構(8)におけ
る油圧クラッチに対する作用油圧を設定油圧に維持しな
がら前記油圧式変速機構(11,14)における油圧ク
ラッチに対する作用油圧を、その設定油圧にまで上昇さ
せることを特徴とする走行駆動トランスミッションの制
御方法。 - 【請求項2】 前進用油圧クラッチ及び後進用油圧クラ
ッチの選択的な作動によって車両進行方向を切替える前
後進切替え装置(8)と、複数油圧クラッチのうち選択
された油圧クラッチの作動によって変速を行う油圧式変
速機構(11,14)とを、この順で直列に接続して設
け、 車両の発進時には、前記油圧式変速機構(11,14)
を変速作動させたままで前記前後進切替え装置(8)に
おける一方の油圧クラッチに対する作用油圧を、その設
定油圧にまで上昇させる一方、 車速を変更する時は、前記前後進切替え装置(8)にお
ける一方の油圧クラッチに対する作用油圧を設定油圧に
維持しながら前記油圧式変速機構(11,14)におけ
る油圧クラッチに対する作用油圧を、その設定油圧にま
で上昇させることを特徴とする走行駆動トランスミッシ
ョンの制御方法。 - 【請求項3】 前記油圧式変速機構(11,14)にお
ける油圧クラッチを、中立位置を有しない切換弁機構に
よって制御する請求項1又は2の走行駆動トランスミッ
ションの制御方法。 - 【請求項4】 油圧クラッチ式の主クラッチ機構(8)
と複数油圧クラッチのうち選択された油圧クラッチの作
動によって変速を行う油圧式変速機構(11,14)と
を、この順で直列に接続して設け、 車速を変更する時、前記主クラッチ機構(8)における
油圧クラッチに対する作用油圧を設定油圧に維持しなが
ら前記油圧式変速機構(11,14)における油圧クラ
ッチに対する作用油圧を、その設定油圧にまで上昇させ
ることを特徴とする走行駆動トランスミッションの制御
方法。 - 【請求項5】 前進用油圧クラッチ及び後進用油圧クラ
ッチの選択的な作動によって車両進行方向を切替える前
後進切替え装置(8)と、複数油圧クラッチのうち選択
された油圧クラッチの作動によって変速を行う油圧式変
速機構(11,14)とを、この順で直列に接続して設
け、 車速を変更する時、前記前後進切替え装置(8)におけ
る一方の油圧クラッチに対する作用油圧を設定油圧に維
持しながら前記油圧式変速機構(11,14)における
油圧クラッチに対する作用油圧を、その設定油圧にまで
上昇させることを特徴とする走行駆動トランスミッショ
ンの制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10131298A JPH11311267A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 走行駆動トランスミッションの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10131298A JPH11311267A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 走行駆動トランスミッションの制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11311267A true JPH11311267A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=15054706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10131298A Pending JPH11311267A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 走行駆動トランスミッションの制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11311267A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001165205A (ja) * | 1999-12-13 | 2001-06-19 | Isuzu Motors Ltd | 自動クラッチの制御装置 |
| JP2002156035A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 作業車両の前後進切換装置 |
| JP2002168342A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-14 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 作業車両の前後進切換装置 |
| JP2008309234A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 乗用車両の変速装置 |
| JP2009228875A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | トラクタ |
| JP2009227224A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | トラクタ |
| KR20180129313A (ko) * | 2017-05-26 | 2018-12-05 | (주)태일산업 | 트랙터용 트랜스미션 클러치 유압제어모듈 및 장치 |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP10131298A patent/JPH11311267A/ja active Pending
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