JPH1131231A - 画像形成装置およびグラデーション描画方法 - Google Patents

画像形成装置およびグラデーション描画方法

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JPH1131231A
JPH1131231A JP9184714A JP18471497A JPH1131231A JP H1131231 A JPH1131231 A JP H1131231A JP 9184714 A JP9184714 A JP 9184714A JP 18471497 A JP18471497 A JP 18471497A JP H1131231 A JPH1131231 A JP H1131231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷を軽減した同心円状のグラデーション描
画処理を可能にすることを目的とする。 【解決手段】 命令解析手段1は入力された印刷ジョブ
から描画平面上の2点とそれぞれの点での色を指定した
描画データが解析され、同心円状のグラデーション描画
が指定される。命令解析手段1で描画命令が解析される
と、描画手段2はグラデーションパターン展開手段4を
利用してグラデーションパターンの展開を行う。このと
き、グラデーションパターン展開手段4は描画データ保
持手段3に保存された描画データを基に走査線と描画領
域の境界とが交わる位置での色を求め、次に色の変化す
る位置を求める。この操作を描画領域の端まで繰り返す
ことで、描画領域内で順に変化する色を表す画素の系列
を求め、この処理を描画領域を横切る走査線すべてに適
用することでグラデーションパターンを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置および
グラデーション描画方法に関し、特に画像描画命令を実
行して画像情報を形成する際に同心円状に徐々に変化す
る色を効率的に描画する画像形成装置およびグラデーシ
ョン描画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムを用いた文書作成システ
ムおよび文書印刷システムが高度化するに従い、そこで
用いられる表現技術も高度なものになってきている。効
果的なプレゼンテーションや立体の形状表現などの目的
のためには、ある描画領域の色を徐々に変化させるグラ
デーションという技法が用いられている。
【0003】文書作成ソフトウェアでは様々なユーザイ
ンタフェースを用いてグラデーションの指定を行ってい
るが、プリンタ側ではこれを印刷することが高い負荷と
なっている。これは、文書データを記述するためのペー
ジ記述言語にグラデーションを効率的に記述するための
方法がないためである。このため、グラデーションを実
現するには、ページ記述言語として、同じ形状で僅かに
色の異なる領域を少しずつずらして重ねて描画する手続
きで記述することになる。たとえば、同心円状に色が滑
らかに変化していくようなグラデーションでは、大きな
円を描画して塗りつぶしをし、次にその円に上書きする
形で少し小さな円を描画して異なる色で塗りつぶしをす
るという処理を円の中心位置に来るまで何回も繰り返し
て行わなければならないので、ページ記述言語処理系が
グラデーションパターンを生成する際には、繁雑な手続
き実行が避けられず、どうしても処理負荷の高いものと
なっている。
【0004】これに対し、プリンタ側でグラデーション
を実現する方法が特開平8−72317号公報に開示さ
れている。この方法は、ページ記述言語の記法の一部と
してグラデーション記述を導入し、これを解釈する際に
はバックグラウンドとして展開したグラデーションパタ
ーンを描画対象図形の形状で切り取ることで、プリンタ
内でのグラデーションを実現するものである。また、こ
の方法においては、円周状グラデーションを描画するた
めに微小なドーナツ状領域の境界をDDA(ディジタル
・デファレンシャル・アルゴリズム)を用いて計算して
いる。これは、ある走査線と交わる図形の交点が次の走
査線ではどの位置に移動するかを計算するよく知られた
アルゴリズムであり、これを用いて走査線との交点を先
に全部計算し、交点間の塗りつぶし処理を行うようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−7
2317号公報に開示された方法では、図形形状よりも
大きなグラデーションパターンを一度展開しておいてか
ら図形形状に沿って切り取るため、描画対象でない領域
の色まで計算する必要があった。また、計算の進む方向
がドーナツ状領域の境界の向きとなるため走査線上での
塗りつぶし処理に適さず、独立した処理工程が必要であ
るという問題点があった。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、同心円状のグラデーション描画のための負荷
を軽減した画像形成装置およびグラデーション描画方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、画像描画命令を実行して出力画像を得る
ための画像形成装置において、入力された印刷ジョブを
解析して描画命令と描画命令のパラメータとなる描画デ
ータとを生成する命令解析手段と、前記命令解析手段に
よって解析された描画命令に従って描画処理を行う描画
手段と、前記描画データを保存する描画データ保持手段
と、同心円状のグラデーション描画の際に前記描画手段
より呼出され、前記描画データ保持手段に保持されたグ
ラデーション情報をもとに、描画領域を横切るすべての
走査線に対してグラデーションパターンを展開するグラ
デーションパターン展開手段と、を備えていることを特
徴とする画像形成装置が提供される。
【0008】このような画像形成装置によれば、命令解
析手段により描画平面上の2点とそれぞれの点での色を
指定したグラデーション描画のための描画データが解析
され、描画データ保持手段に保存される。命令解析手段
においてグラデーション描画のための描画命令が解析さ
れると、描画手段に送られ、描画手段はグラデーション
パターン展開手段を利用してグラデーションパターンを
展開する。このとき、グラデーションパターン展開手段
は描画データ保持手段を参照し、描画データによって指
定された色と座標値とを基に走査線と描画領域の境界と
が交わる位置での色を求め、更に次に色の変化する位置
を求める操作を描画領域の端まで繰り返すことで、描画
領域内で順に変化する色を表す画素の系列を求め、この
処理を描画領域を横切る走査線すべてに適用することで
グラデーションパターンを生成する。ここで、グラデー
ションパターンを構成する均一色の微小区間の形状は同
心円状の形状とし、それぞれの微小区間の幅は必ずしも
等しくなくてもよい。
【0009】また、本発明においては、画像描画命令を
実行して同心円状のグラデーション出力画像を得るグラ
デーション描画方法において、描画平面上での色の変化
開始位置および変化範囲を示す情報と、前記変化開始位
置と変化範囲の終点とにおける色値情報とで同心円状の
グラデーション描画を表現するために必要なパラメータ
を取得し、前記変化開始位置と変化範囲の終点とから同
一の色が描画される刻み幅を算出し、走査線上の描画図
形の描画開始点から前記変化開始位置を通る鉛直な直線
までの距離に相当する長さを算出し、算出された長さか
ら前記描画開始点がそれぞれ前記刻み幅の幅を有するド
ーナツ状領域の何番目に属しているかを計算し、処理対
象にしている交点から次に色が変わる交点までの走査線
上の移動量を算出してグラデーションパターンに追加す
る処理を描画図形の描画終了点を越えるまで繰り返し行
うこと、を特徴とするグラデーション描画方法が提供さ
れる。
【0010】このグラデーション描画方法によれば、同
心円状のグラデーション描画を表現するために必要なパ
ラメータを基に走査線と同一の色で描画されるドーナツ
状領域とが交差する位置から走査線上で塗りつぶしを行
う描画範囲が求められ、これにより、通常の塗りつぶし
処理と同じ方法でグラデーション描画が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の画像生成装置の原
理図である。本発明における画像生成装置は、入力され
た印刷ジョブを解析する命令解析手段1と、解析された
描画命令に従って描画処理を行う描画手段2と、描画命
令のパラメータとなる描画データを保存する描画データ
保持手段3と、同心円状のグラデーションの描画命令に
従って描画データ保持手段3に保持されたグラデーショ
ンを表現するのに必要なグラデーション情報をもとにグ
ラデーションパターンを展開処理するグラデーションパ
ターン展開手段4とから構成されている。
【0012】命令解析手段1にて解析され、描画データ
保持手段3にて保存される描画データとする、同心円状
のグラデーションを表現するのに必要なグラデーション
情報は、色の変化方向に対応するベクトルの端点を表す
2点と、その2点の位置での色の値と、単位グラデーシ
ョンパターンの形状と、単位グラデーションパターン間
の距離とからなっている。色の変化方向のベクトルの端
点はその座標値で与えられ、描画領域に必ずしも含まれ
ていなくてもよい。色の値はRGBやYMCKなどの色
空間での座標値とする。単位グラデーションパターンの
形状は、色の変化方向を表すベクトルの向きに半径を持
つ2つの同心円で囲まれたドーナツ状の形状とする。単
位グラデーションパターン間の距離は、そのパターンを
色の変化方向に配置する際の距離であり、一定の固定値
を用いるか変動する値の系列が用いられる。
【0013】グラデーションパターン展開手段3は、グ
ラデーション描画領域に含まれる走査線のそれぞれを走
査し、走査線上の描画領域開始位置から描画領域終了位
置までで色が変化する位置と色値との系列を求めること
で、画素列または画素値のランレングス表現を生成す
る。
【0014】走査線上の描画開始位置での色値を求める
ためには、同心円の中心と走査線上の描画開始位置とを
結ぶ半径の長さを求めて単位グラデーションパターン間
の距離と比較して、その点が属するドーナツ状領域を判
定すればよい。単位グラデーションパターン間の距離が
固定値の場合は、求めた半径の長さとその固定値の比を
求めればどのドーナツ状領域に属する点であるかを容易
に判定することができる。単位グラデーションパターン
間の距離が変動する値の系列で与えられた場合でも、そ
の累積値と半径の長さとを比較することで同様の結果を
得ることができる。このときの色値は、初めに与えられ
た二つの色値の差を等分して得られる色値の増分を用い
て容易に求めることができる。また、以降の走査線上で
の色の変化位置はドーナツ状領域の境界と走査線との交
点であるが、これは次のようにして求められる。まず、
単位グラデーションパターン間の距離から同心円の半径
の系列を求め、次に同心円の中心と走査線との距離を求
める。これは、走査線上の色の変化位置と同心円の中心
を結ぶ半径と同心円の中心から鉛直方向に伸びる線分お
よび走査線とから成る直角三角形の2辺の長さとなって
いる。ピタゴラスの定理を用いてこの直角三角形の残る
1辺の長さを求めると、走査線上での色の変化位置まで
の距離が得られる。こうして求めた距離を順に加算して
いくことで走査線上の色の変化位置の系列を順に求める
ことができる。
【0015】以上のようにして生成したグラデーション
パターンには、色値と色の変化位置の情報が含まれてお
り、特別な方法を用いなくとも画素値の並びまたはラン
レングス形式を生成することができる。また、グラデー
ションパターンの生成過程でこのような形式のデータを
直接生成してもよい。
【0016】次に、本発明の第1の実施の形態として、
ネットワークに接続された印刷システムに適用された場
合を例に詳細に説明する。図2はネットワーク印刷シス
テムの構成例を示す図である。文書作成ソフトウェアを
有し作成された文書の印刷ジョブを発行する複数の、図
示の例では2台のクライアント計算機11a,11bが
ネットワーク12に接続されている。このネットワーク
12には、また、画像形成装置13が接続されている。
この画像形成装置13は、ネットワーク12に接続され
た命令解析部13a、描画データ保持部13b、描画部
13c、グラデーション生成部13dおよびページバッ
ファ13eを備え、それぞれバス13fによって相互に
接続されている。ページバッファ13eはプリントエン
ジン14に接続されている。
【0017】クライアント計算機11a,11bで作成
された印刷ジョブはネットワーク12を介して命令解析
部13aに送られる。命令解析部13aでは、受け取っ
た印刷ジョブの内容を解釈し、描画データと描画命令と
に分類する。描画データは、描画図形の形状データと色
や線幅などの属性データとからなり、いずれも描画デー
タ保持部13bに蓄積される。また、グラデーションが
指定されていればその情報も描画データ保持部13bに
蓄積される。命令解析部13aにおいて描画命令が検出
されると、その描画命令は描画部13cに送られる。描
画部13cでは送られた描画命令が描画データ保持部1
3bに蓄積されている描画データを参照しながら描画を
行う。このとき、参照された描画データは描画データ保
持部13bから削除される。また、描画データにグラデ
ーションが指定されていれば、描画部13cの機能の一
部として設けられたグラデーション生成部13dが描画
データ保持部13bの描画データを用いてグラデーショ
ンを生成する。グラデーションが指定されていない場合
は、一般のページ記述言語処理系と同様に、描画部13
cにおいて描画処理が行われる。描画部13cの描画結
果はページバッファ13eに送られ、1ページ分のデー
タが生成されると、プリントエンジン14に送られて印
刷される。
【0018】図3は画像形成装置の処理の流れを示すフ
ローチャートである。まず、印刷ジョブが入力される
と、命令解析部13aはページ記述言語の命令として解
析する(ステップS1)。次に、その入力はページ終端
を表しているかどうかが判断され(ステップS2)、ペ
ージ終端でなければ、次に、その入力は描画命令かどう
かが判断される(ステップS3)。ここで、入力が描画
命令でなければ、描画データと判断して、その入力を描
画データ保持部13bに保存する(ステップS4)。描
画データはグラフィックス図形の形状を表す形状データ
の他に色や線幅などの属性データも含む。描画データを
保存した後はステップS1に戻る。このようにして、保
存動作が繰り返され、必要な描画データが描画データ保
持部13bに揃うと、次に、描画命令が入力される。描
画命令には、グラフィックス図形の塗りつぶしを行う
「fill」や輪郭描画を行う「stroke」などが
ある。ステップS3で描画命令と判断されると、その描
画命令は描画部13cに送られ、保存された形状データ
および属性データの描画データを参照しながら描画部1
3cにて塗りつぶしなどの描画処理が実行される(ステ
ップS5)。描画処理の実行後はステップS1に戻る。
このようにして、入力がページ終端まで描画処理が終了
すると、描画処理された1ページ分のデータはページバ
ッファ13eからプリントエンジン14に出力される
(ステップS6)。
【0019】次に、具体的な命令を示して画像形成装置
を更に詳細に説明する。図4は画像形成装置に入力され
るページ記述言語の例を示す図である。図4に示した記
述例はポストスクリプト(アドビシステムズ社およびそ
の子会社の各国での商標または登録商標)の文法に従っ
て記述されたもので、まず、記述21は色をRGB方式
で表現したときの値を保存するよう指定している。記述
22は図形の形状を指定する記述であって、この例で
は、四角の図形を指定している。これらの記述21,2
2が描画データを構成し、これらの描画データに続いて
描画命令の記述23が指定される。この例では、描画命
令は図形の塗りつぶしを行う「fill」が指定されて
いる。このように記述されたページ記述言語が画像形成
装置13の命令解析部13aに入力されると、命令解析
部13aは図5に示すような処理を行う。
【0020】図5は命令解析部の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。図4に示すようなページ記述言語が
入力されると、命令解析部13aは入力順に入力を解析
し、入力を入力21,22,23のような適当な単位に
分割する(ステップS11)。次に、入力はページ終端
かどうかが判断され(ステップS12)、ページ終端で
あれば、この命令解析部の処理は終了する。入力がペー
ジ終端でなければ、分割された単位の入力は描画命令か
どうかが判断される(ステップS13)。ここで、入力
が描画命令でなければ、その入力は描画データ保持部1
3bに転送され蓄積される(ステップS14)。その
後、ステップS11に戻って、この描画データの蓄積が
描画命令が来るまで繰り返される。入力が描画命令であ
れば、その入力は描画部13cに転送される。
【0021】このようにして、描画データ保持部13b
は、命令解析部13aから与えられた描画データを保持
し、命令実行時の描画部13cの要求に応じて保持して
いる描画データを渡す。また、描画データを描画部13
cに渡す際には描画データ保持部13bで保持している
データは保存しない。このため、描画部13cが描画の
際に描画データ保持部13bのデータは消費しているよ
うに見える。
【0022】図6は描画部の一般的なグラフィックの処
理の流れを示すフローチャートである。描画部13c
は、命令解析部13aから描画命令を受け取ると、その
描画命令は輪郭描画を指示する「stroke」命令か
どうかが判断される(ステップS21)。「strok
e」命令であれば、幅を持った線を描画することになる
ので、幅を持った線の外側と内側に該当する外周、内周
の線を算出する(ステップS22)。これにより、実際
に塗りつぶしの処理を行うときの輪郭が計算され、輪郭
描画命令が塗りつぶしの命令のときのデータと同じデー
タに変換することになる。次に、描画図形の形状データ
からその図形が横切る走査線の範囲を求めて、塗りつぶ
し処理の必要な走査線群を特定する(ステップS2
3)。特定された走査線群から一つの走査線を選択し
(ステップS24)、次に、すべての走査線の処理が完
了して未処理の走査線が選択されなかったかどうかが判
断される(ステップS25)。ここで、未処理の走査線
が選択された場合は、その走査線に対して描画図形が横
切っていて塗りつぶし処理の必要な範囲を特定する(ス
テップS26)。描画範囲が特定されると、そのデータ
はページバッファ13eに転送され、処理対象の走査線
における描画図形の存在範囲に塗りつぶしの色情報が配
置される。このとき、ページバッファが画素値の配列で
構成されていればメモリ上に色の値を置き、ページバッ
ファが画素値のランレングス形式であれば走査線上の図
形の存在範囲からランの開始点とランの長さとを求めて
色値とともにラン情報を形成して加えられる。その後、
ステップS24に戻り、この描画範囲特定処理をステッ
プS23で特定されたすべての走査線について繰り返し
行う。ステップS25にて、すべての走査線の処理が完
了したと判断されるとこの処理は終了する。このよう
に、輪郭描画を指示する「stroke」命令が与えら
れた場合は、線幅情報を用いて線の内側と外側に相当す
る描画境界を算出し、しかる後に塗りつぶしを指示する
「fill」命令が与えられたときと同様の処理が行わ
れる。
【0023】グラデーションによる描画が指示された場
合には、グラデーション生成部13dが描画データ保持
部13bからグラデーションデータを受け取り、上述の
描画部13cの動作における走査線上での描画図形の存
在範囲での塗りつぶし処理を行う。
【0024】グラデーションパターンの形状が同心円の
場合の例を図7に示す。図7は同心円のグラデーション
パターン生成を説明する図である。図7では、描画図形
31の中に同心円状に色が変化するグラデーションを描
画する場合を示している。ここで、同心円の中心から色
が変化していく方向をグラデーションベクトルと呼び、
符号32で示してある。このグラデーションベクトル3
2はベクトルの始点32aと終点32bとの両端点の座
標によって指定される。同心円の場合は方向に意味を持
たないので、同心円の中心座標と半径の長さとによって
グラデーションベクトル32を指定してもよい。また、
ここでは、グラデーションベクトル32を便宜的に鉛直
上向きとしたが、任意の向きのベクトルもその長さが分
かればそのベクトルを回転処理することによって容易に
鉛直上向きに変換することができる。グラデーションベ
クトル32の始点32aおよび終点32bの各々での色
値をcs ,ce とし、色値が変化するときの刻み幅をΔ
cとする。Δcは人間の知覚や使用する色空間の特徴お
よび出力デバイスの色再現能力などを考慮して、色の変
化が滑らかであると感じられる値を選べばよい。(cs
−ce)/Δcを計算すれば、グラデーションベクトル
32の分割数Nが得られ、これとグラデーションベクト
ル32の長さからグラデーションベクトル32の刻み幅
Δgが求められる。この方法ではグラデーションベクト
ル32の刻み幅Δgはすべて同じになってしまうが、こ
の幅をユーザが明示的に与えても構わない。
【0025】ここで、走査線33に対して描画図形31
の中でそれぞれの色による塗りつぶし処理の範囲を特定
する。走査線33と描画図形31との交点のうち、最も
左側にある交点34が描画開始点となり、最も右側にあ
る交点35が描画終了点となる。交点34とグラデーシ
ョンパターンの同心円の中心(始点32a)との距離を
求めて刻み幅Δgと比較すれば、描画開始点の交点34
が何番目の同心円に属するかを示す値nが求まり、これ
によって交点34での色値が計算される。走査線33上
の次の色の変化点は次の同心円36と走査線33との交
点37であるが、これは同心円36の半径の2乗から走
査線33と同心円の中心(始点32a)との距離の2乗
を減じた値の平方根と同心円の中心(32a)の座標値
を用いて容易に求めることができ、その位置での色値は
先に求めた交点34での色値から次の順番の色値が求め
られる。また、他の同心円との交点の座標も同様にして
求められ、この計算を描画終了点である交点35を越え
るまで繰り返すことで、走査線33に対するグラデーシ
ョンパターンを生成する。
【0026】次に、グラデーション生成部13dで行わ
れる上記のような各走査線上での描画範囲特定処理の流
れについて説明する。図8はグラデーション生成部での
処理の流れを示すフローチャートである。まず、グラデ
ーションベクトル32の刻み幅Δgを算出する(ステッ
プS31)。この刻み幅Δgはユーザによって明示的に
指定されるか、システムによって計算された値でもよ
い。次に、描画開始点での同心円の半径の大きさ、すな
わち、走査線33における描画開始点の交点34とグラ
デーションベクトル32の始点32aとの間の距離に相
当する長さが算出される(ステップS32)。算出され
た長さを基に、描画開始点が何番目のドーナツ状領域に
属しているかが計算され、それによってその位置での色
値が求められる(ステップS33)。次は、今、処理対
象にしている交点から次に色が変わる交点までの走査線
33上の距離、すなわち、移動量が算出される(ステッ
プS34)。算出されたこの移動量は、走査線33上の
描画開始点と描画終了点との間における色の変化点間の
距離情報として、グラデーションパターンに追加される
(ステップS35)。次に、処理対象の走査線33上で
移動量の算出が描画終了点を越えたかどうかが判断され
(ステップS36)、描画領域の走査が終了していなけ
れば、ステップS34に戻り、次に色が変わる交点まで
の移動量の算出が続けられる。ここで、ステップS34
に戻るのは、グラデーション処理では、色は順番に変わ
っているという前提があるので、次に描画すべき色はあ
らかじめ分かっているので、交点の属するドーナツ状領
域の判定はやらず、移動量の算出だけを描画領域が終了
するまで行うことにしている。ステップS36の判断に
て、処理対象の走査線33上での描画領域内の移動量の
算出が終了したなら、次は、あらかじめ特定されていた
描画図形31と交わる走査線群すべてについて処理が終
了したかどうかが判断され(ステップS37)、まだ処
理が終了していない走査線があれば、ステップS32に
戻って、次の走査線における描画開始点と同心円の中心
との間の距離の算出から始められ、すべての走査線に対
する処理が終わると、この処理は終了する。
【0027】こうして生成されたグラデーションパター
ンはページバッファ13eに蓄積され、印刷が指示され
るとプリントエンジン14に送られて印刷される。次
に、以上の処理を図9に示す入力に適用した場合の画像
形成装置の動作について説明する。
【0028】図9は画像形成装置に入力されるグラデー
ション指定のページ記述言語の例を示す図である。図9
において、二重の不等号で括った部分の記述41がグラ
デーションを記述するために必要なパラメータを与える
記述であり、「setgrad」なる記述42でグラデ
ーションを指定している。記述41において、「GTy
pe」では同心円状のグラデーションであることを「c
ircle」で指定し、「StartPoint」でグ
ラデーションベクトルの始点の座標が(290,11
0)、「EndPoint」で終点の座標が(290,
210)、「StartColor」および「EndC
olor」でそれぞれの点でのRGBの色値が(1.
0,0,0),(0,1.0,0)であることを指定し
ている。なお、「GStep」は刻み幅の指定である
が、ここでは、特に指定していないので、システムでの
計算によって与えられる。記述43は描画図形の形状を
指示する部分であり、座標(200,200)を左上の
頂点とし、幅100、高さ100の四角形となる描画図
形形状を与えている。続いて、塗りつぶしを指示する描
画命令の記述44が与えられている。
【0029】入力された記述41〜43は命令解析部1
3aによって解析され、描画データ保持部13bに送ら
れて保持される。続いて、塗りつぶしの描画命令の記述
44が検出されると、これは描画部13cに送られる。
描画部13cでは、描画データ保持部13bに保持され
た描画図形形状データおよび描画属性データを参照し
て、描画処理を行う。ここでは帯状のグラデーションに
よる塗りつぶしが指示されているので、グラデーション
生成部13dを起動してグラデーションによる塗りつぶ
しを行う。グラデーション生成部13dは、上述の描画
図形形状データおよび描画属性データを受け取り、図8
で説明したアルゴリズムに従って各走査線に対するグラ
デーションパターンを生成する。上記の記述に従って描
画される様子を図10に示す。
【0030】図10はグラデーション指定の記述が入力
されたときの描画の説明図である。図10において、記
述41によって指定されたグラデーションベクトル51
の始点の座標(290,110)が同心円の中心であ
り、これを中心として半径方向に色が変化していく。描
画図形52は記述43によって指定された座標(20
0,200)を左上の頂点とする、一辺が100の正方
形である。ここで、たとえばy=140の位置の走査線
53に対しては、描画開始点が(200,140)とな
り、これとグラデーションベクトル51の始点(29
0,110)とが成すベクトルは(−90,30)とな
る。グラデーションベクトルの分割数を10、刻み幅を
10とすれば、この描画開始点は10番目の帯領域に属
することが分かり、この描画開始点での色値は(0,
1.0,0)となる。
【0031】走査線53上での次の色の変化点54は走
査線53と半径が90の同心円55との交点である。こ
の変化点54と同心円の中心とを結ぶ線分を斜辺とし、
走査線53およびグラデーションベクトル51を直角を
はさむ2辺とする直角三角形を考えると、変化点54と
グラデーションベクトル51との間の距離は(902
302 1/2 =60(2)1/2 となり、したがって、こ
の変化点54のx座標は290−60(2)1/2 とな
る。また、描画開始点から変化点54までの距離は90
−60(2)1/2 となる。同様にして、半径が80の同
心円56と走査線53との交点である変化点57の座標
は290−10(55)1/2 、先程求めた変化点54か
らの距離は60(2)1/2 −10(55)1/2 となる。
これに続く色の変化点は、上述の操作を繰り返すことで
次々に求められる。この処理を各々の走査線に対して行
うことで、描画図形内部のグラデーションパターンが生
成され、ページバッファ13eに蓄積される。印刷指示
が与えられると、ページバッファ13eの内容はプリン
トエンジン14に送られ印刷される。
【0032】以上に示した方法を用いれば、グラデーシ
ョンを表現するために同じ図形を繰り返し描画する必要
がなく、また、グラデーションパターンの展開も描画対
象領域内だけにとどめることができるため、グラデーシ
ョンを高速に描画することができる。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態として、
同じくネットワーク印刷システムに適用された場合を例
に詳細に説明する。図11はネットワーク印刷システム
の構成例を示す図である。図11に示したネットワーク
印刷システムによれば、図2に示したネットワーク印刷
システムの画像形成装置13におけるグラデーション生
成部13dの内部に1ライン分のラインバッファ13g
を備えている。
【0034】画像形成装置13はネットワーク12を介
してクライアント計算機11a,11bと接続されてい
る。クライアント計算機11a,11bで作成された印
刷ジョブはネットワーク12を介して命令解析部13a
に送られる。命令解析部13aでは、受け取った印刷ジ
ョブの内容を解釈し、描画データと描画命令とに分類す
る。描画データは、描画図形の形状データと色や線幅な
どの属性データとから成り、いずれも描画データ保持部
13bに蓄積される。また、グラデーションが指定され
ていればその情報も描画データ保持部13bに蓄積され
る。命令解析部13aで描画命令が検出されると、描画
部13cは描画を行うが、このとき描画データ保持部1
3bに蓄積された描画データを消費する。
【0035】また、描画命令のパラメータとしてグラデ
ーションが指定されていれば、描画部13cの機能の一
部として設けられたグラデーション生成部13dが描画
データ保持部13bの情報を用いてグラデーションを生
成するが、このときグラデーション生成部13dは内部
に1ライン分のラインバッファ13gを持ち、このライ
ンバッファ13gにグラデーションパターンのうちx座
標が同心円の中心と同じになる部分を保持しておく。ま
た、グラデーションが指定されていない場合は一般のペ
ージ記述言語処理系と同様の描画を行う。描画部13c
の描画結果はページバッファ13eに送られ、1ページ
分の処理が終わると、プリントエンジン14に送られて
印刷される。
【0036】グラデーション生成部13d以外の部分の
動作および処理アルゴリズムは第1の実施の形態の場合
と同様であるため、それらの説明は省略する。グラデー
ション生成部13dにグラデーション生成が指示され、
ある走査線に対する処理が開始されると、グラデーショ
ンパターンが順に生成される。生成されるグラデーショ
ンパターンのうちx座標が同心円の中心と同じになる部
分までをグラデーション生成部13dの内部に設けられ
たラインバッファ13gに保持する。これは、同心円の
グラデーションパターンのうち左半分をラインバッファ
13gに保存しておく動作に当たる。しかる後に、更に
次の色の変化点までの距離を求める必要がある場合に
は、ラインバッファ13gの内容を逆順に調べて利用
し、グラデーションパターンを生成する。
【0037】次に、以上の処理を図12に示す入力に適
用した場合の画像形成装置の動作について説明する。図
12は画像形成装置に入力されるグラデーション指定の
ページ記述言語の例を示す図である。図12において、
記述61はグラデーションを記述するために必要なパラ
メータを与える部分であり、グラデーションベクトルの
始点の座標が(290,110)、終点の座標が(29
0,210)、それぞれの点での色が(1.0,0,
0),(0,1.0,0)、となる同心円状のグラデー
ションを与えている。記述62はグラデーションを指定
している。また、記述63は、座標(240,200)
を左上の頂点とし、幅100、高さ100の四角形とな
る描画図形形状を与えている。これらの記述61〜63
は命令解析部13aによって解析され、描画データ保持
部13bに送られて保持される。
【0038】続いて、塗りつぶしを指示する描画命令の
記述64が検出されると、これは描画部13cに送られ
る。描画部13cでは、描画データ保持部13bに保持
された描画図形形状データおよび描画属性データを参照
して、描画処理を行う。ここでは同心円状のグラデーシ
ョンによる塗りつぶしが指示されているので、グラデー
ション生成部13dを起動して描画範囲特定処理、すな
わち、グラデーションによる塗りつぶしの処理を行う。
グラデーション生成部13dは、上述の描画図形形状デ
ータおよび描画属性データを受け取り、先に説明したア
ルゴリズムに従って各走査線に対するグラデーションパ
ターンを生成する。上記の記述に従って描画される様子
を図13に示す。
【0039】図13はグラデーション指定の記述が入力
されたときの描画の説明図である。図13において、記
述61によって指定されたグラデーションベクトル71
の始点の座標(290,110)が同心円の中心であ
り、これを中心として半径方向に色が変化していく。描
画図形72は記述63によって指定された座標(24
0,200)を左上の頂点とする、一辺が100の正方
形である。ここで、たとえばy=140の位置の走査線
73に対しては、描画開始点が(240,140)とな
り、これとグラデーションベクトル71の始点(29
0,110)とが成すベクトルは(−50,30)とな
る。グラデーションベクトルの分割数を10、刻み幅を
10とすれば、この描画開始点は6番目の帯領域に属す
ることが分かり、この描画開始点での色値は(0.4,
0.6,0)となる。
【0040】走査線73上での次の色の変化点74は走
査線73と半径が50の同心円75との交点である。こ
の変化点74と同心円の中心とを結ぶ線分を斜辺とし、
走査線73およびグラデーションベクトル71を直角を
はさむ2辺とする直角三角形を考えると、変化点74と
グラデーションベクトル71との間の距離は(502
302 1/2 =40となり、この変化点74のx座標は
250となる。また、描画開始点から変化点74までの
距離は10となる。このとき、ラインバッファ13gに
は、変化点とグラデーションベクトル71との距離であ
る40が保存される。次の同心円に対しても同様の処理
を行うと、半径が40の同心円76と走査線73との交
点の座標は290−10(7)1/2 、先程求めた変化点
74からの距離は50−10(7)1/2 となる。ここで
も、同様に交点とグラデーションベクトル71との距離
である10(7)1/2 がラインバッファ13gに保存さ
れる。これに続く色の変化点のうちグラデーションベク
トル71の位置x=290までは、上述の操作を繰り返
すことで次々に求められ、ラインバッファ13gに保存
される。
【0041】図14はラインバッファへの距離データの
格納例を示す図である。ラインバッファ13gには、走
査線73上の交点とグラデーションベクトル71との間
の距離が計算されるたびに順に格納される。図13の例
では、y座標位置が140の走査線73での色の変化点
を求めた場合、走査線73上の交点とグラデーションベ
クトル71との間の距離として「40」、「10(7)
1/2 」の二つのデータ81,82が順次計算され、この
順序でラインバッファ13gに格納される。図13の例
では、走査線73と同心円76との交点の次の色の変化
点はグラデーションベクトル71の位置になっているの
で、距離のデータとしては二つのデータ81,82が格
納された時点で距離の計算は終了している。グラデーシ
ョンベクトルの位置x=290を越えた部分での交点の
座標は、ラインバッファ13gの内容を逆順にたどり、
その値を順に加えることで次々に得られる。
【0042】この処理を各々の走査線に対して行うこと
で、描画図形内部のグラデーションパターンが生成さ
れ、ページバッファ13eに蓄積される。印刷指示が与
えられると、ページバッファ13eの内容はプリントエ
ンジン14に送られ、印刷される。
【0043】この方法を用いれば、同じパターンの繰り
返しに関する計算を避けることができるため、グラデー
ションパターンを高速に生成することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、描画デ
ータとして描画平面上の2点とそれぞれの点での色値と
が同心円状のグラデーション描画のためのパラメータに
なり、このパラメータから計算されるドーナツ状領域と
走査線とを比較することで、走査線上の色の変化位置を
簡単に求めることが可能となり、微小区間の塗りつぶし
を繰り返す必要がないため、グラデーション描画の負荷
が大幅に軽減される。また、処理が走査線方向に進むた
め、通常の塗りつぶし処理の特別な場合として実現可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像生成装置の原理図である。
【図2】ネットワーク印刷システムの構成例を示す図で
ある。
【図3】画像形成装置の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図4】画像形成装置に入力されるページ記述言語の例
を示す図である。
【図5】命令解析部の処理の流れを示すフローチャート
である。
【図6】描画部の一般的なグラフィックの処理の流れを
示すフローチャートである。
【図7】同心円のグラデーションパターン生成を説明す
る図である。
【図8】グラデーション生成部での処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図9】画像形成装置に入力されるグラデーション指定
のページ記述言語の例を示す図である。
【図10】グラデーション指定の記述が入力されたとき
の描画の説明図である。
【図11】ネットワーク印刷システムの構成例を示す図
である。
【図12】画像形成装置に入力されるグラデーション指
定のページ記述言語の例を示す図である。
【図13】グラデーション指定の記述が入力されたとき
の描画の説明図である。
【図14】ラインバッファへの距離データの格納例を示
す図である。
【符号の説明】
1 命令解析手段 2 描画手段 3 描画データ保持手段 4 グラデーションパターン展開手段 11a,11b クライアント計算機 12 ネットワーク 13 画像形成装置 13a 命令解析部 13b 描画データ保持部 13c 描画部 13d グラデーション生成部 13e ページバッファ 13f バス 13g ラインバッファ 14 プリントエンジン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像描画命令を実行して出力画像を得る
    ための画像形成装置において、 入力された印刷ジョブを解析して描画命令と描画命令の
    パラメータとなる描画データとを生成する命令解析手段
    と、 前記命令解析手段によって解析された描画命令に従って
    描画処理を行う描画手段と、 前記描画データを保存する描画データ保持手段と、 同心円状のグラデーション描画の際に前記描画手段より
    呼出され、前記描画データ保持手段に保持されたグラデ
    ーション情報をもとに、描画領域を横切るすべての走査
    線に対してグラデーションパターンを展開するグラデー
    ションパターン展開手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記描画データは、描画平面上での色の
    変化開始位置および変化範囲を示す情報と、前記変化開
    始位置と変化範囲の終点とにおける色値情報と、同心円
    状のグラデーション描画指示とを有し、前記グラデーシ
    ョンパターン生成手段は前記描画データを用いて前記変
    化開始位置を中心とし半径の異なる同心円を境界としそ
    の内部の色値が均一となる複数の隣接するドーナツ状領
    域を表現するグラデーションパターンを生成することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記グラデーションパターン生成手段
    は、走査線上の任意の点と前記描画データとして与えら
    れた前記変化開始位置とを結ぶ線分の長さを求め、前記
    変化開始位置を通る鉛直な直線上での前記ドーナツ状領
    域の幅の累和と比較することで、前記任意の点における
    色値を決定する色値決定手段を有することを特徴とする
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記グラデーションパターン生成手段
    は、前記描画データとして与えられた前記変化開始位置
    を通る鉛直な直線上での任意の2点のそれぞれを半径の
    端点とし前記変化開始位置を中心とする同心円と走査線
    との交点の前記鉛直な直線からの距離を求め、その差を
    走査線上での描画範囲とする描画範囲特定手段を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記グラデーションパターン生成手段
    は、1走査線の半分のグラデーションパターンを保持す
    るラインバッファを有することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像描画命令を実行して同心円状のグラ
    デーション出力画像を得るグラデーション描画方法にお
    いて、 描画平面上での色の変化開始位置および変化範囲を示す
    情報と、前記変化開始位置と変化範囲の終点とにおける
    色値情報とで同心円状のグラデーション描画を表現する
    ために必要なパラメータを取得し、 前記変化開始位置と変化範囲の終点とから同一の色が描
    画される刻み幅を算出し、 走査線上の描画図形の描画開始点から前記変化開始位置
    を通る鉛直な直線までの距離に相当する長さを算出し、 算出された長さから前記描画開始点がそれぞれ前記刻み
    幅の幅を有するドーナツ状領域の何番目に属しているか
    を計算し、 処理対象にしている交点から次に色が変わる交点までの
    走査線上の移動量を算出してグラデーションパターンに
    追加する処理を描画図形の描画終了点を越えるまで繰り
    返し行うこと、 を特徴とするグラデーション描画方法。
  7. 【請求項7】 前記移動量の算出は、前記変化開始位置
    を通る鉛直な直線上での任意の2点のそれぞれを半径と
    する同心円と走査線との交点の前記鉛直な直線からの距
    離を求め、その差を走査線上での移動量とすることを特
    徴とする請求項6記載のグラデーション描画方法。
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