JPH11313855A - 車椅子の後退防止装置 - Google Patents

車椅子の後退防止装置

Info

Publication number
JPH11313855A
JPH11313855A JP10159804A JP15980498A JPH11313855A JP H11313855 A JPH11313855 A JP H11313855A JP 10159804 A JP10159804 A JP 10159804A JP 15980498 A JP15980498 A JP 15980498A JP H11313855 A JPH11313855 A JP H11313855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoe
wheelchair
brake shoe
lever
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10159804A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Yamaguchi
光義 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10159804A priority Critical patent/JPH11313855A/ja
Publication of JPH11313855A publication Critical patent/JPH11313855A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子で坂道を上って行くとき、ハンドリム
(駆動操作輪)から手を離すと車椅子は後退してしま
う。途中で休憩できないので、上り切るまで車椅子を繰
り続けなければならない。車椅子の後ずさりを自動的に
止めると、だるくなった腕を休め、体力の回復を待って
また車椅子を繰ることができる。 【解決手段】 車椅子のフレーム部分に偏心回転が可能
なブレーキシューを設けて駆動用主車輪のタイヤ外周に
接するようにしたもので、前進回転時には接触と非接触
を繰り返し、後退回転しようとした瞬間にタイヤ外周に
食い込んでその回転を止めるように構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子を繰って上
り坂を登坂中に駆動力を解除しても後ずさりしない後退
防止装置を備えた手動車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】駆動用主車輪のハブ軸とホイールハブの
間に一方向クラッチを組み込んだ特許第1196351
号(車椅子のバックストップ機構)、特許第15966
61号(車椅子の二段変速装置と二段変速・バックスト
ップ装置)、特開平6−165799(車椅子のバック
ストップ機構)があるが、本発明では主車輪の外周上
(タイヤ部)に後退防止機構を設け後退を防止しようと
するものである。
【0003】また、前述の一方向クラッチの代わりにラ
チェット機構の使用も考えられるが、これには作動誤差
(爪が一つの山歯を通過して後、次なる山歯に係合する
までの無効角度。例えば、歯数24では15度刻みでし
か機能しない)があり、その無効角度分だけ後退を許し
てしまい、方向誘導用小車輪は車椅子の進行方向に対し
て横を向くため、その都度よけいな駆動力を必要とす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車椅子で長い上り坂を
上ろうとするとき、その上り坂を一気に上り切る体力が
なければ、途中で体力を回復するための休憩を必要とす
る。休憩しようとしてハンドリム(主車輪側面に設けら
れた駆動操作輪)から手を離すと、車椅子は後退してし
まう。途中で腕を休めることができないので、上り切る
まで長時間腕力を使用して車椅子を繰り続けなければな
らない。上り坂は車椅子使用者に肉体的精神的に大きな
負担を強いるものであり、車椅子使用者の行動半径の拡
大を妨げるものである。
【0005】上り坂で車椅子の後退を自動的に止めるこ
とができれば、だるくなった腕を休め、体力の回復を待
ってまた車椅子を繰ることができる。従来の技術で述べ
たバックストップ機構は、一方向クラッチを組み込むた
めの精密な加工が必要であり、機構も複雑になる。それ
が故にどうしても高価なものとなり商品化には至ってい
ない。本発明は、単純形状の部品で構成し、従来のブレ
ーキを使用する感覚で気軽に使える、使い勝手のよい安
価な後退防止装置を車椅子使用者に提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、車椅
子の本体を構成するフレーム部分に偏心回転が可能なブ
レーキシューを設けて、主車輪が前進回転時には偏心量
の少ない部分で軽く接していて、その主車輪の回転で、
より偏心量の少ない位置での接触になるよう偏心回転を
誘起して接触と非接触を繰り返すような状態を維持す
る。一方、主車輪が後退回転をしようとした瞬間には偏
心量の大なる部分が主車輪に食い込んでその回転を止め
る方向に働くように構成したものである。
【0007】また、車椅子の一般的な使用状態(平地走
行等)では前進、後退を選択的に使用し、必要とあらば
不動状態にするためのブレーキをかける必要があるため
に、後退防止装置を非作動状態に保持する機構を設ける
と同時に、ブレーキ機構を併設する必要がある。
【0008】登坂時に後退防止装置を作動状態に保持し
たとき、偏心回転ブレーキシューが偏心量の小さな部分
で常に軽く主車輪に接しているようにするため、偏心回
転ブレーキシューの重心位置をその回転中心からみて主
車輪との接触位置の反対側にあるよう構成することによ
り、その重量のアンバランスにより常に食い込み方向に
与圧がかかるよう構成が可能となる。この構成により特
別な与圧部品(ばね等の弾性部品)を必要としない単純
な部品構成で後退防止装置を構成できる。
【0009】偏心回転ブレーキシューの設置位置として
は、前述の偏心回転ブレーキシューの重量バランスを有
効利用して構成するとしたことにより、主車輪の回転方
向から自ずと、主車輪の中心を通る水平線上の進行方向
前部近辺が最適な位置となると同時に車椅子を不動状態
にするための単純ブレーキもその操作位置との関連で同
位置近辺が最適である。よって、この近辺に単独に独立
して、あるいは複合的に両ブレーキ装置を構成すること
が最適である。
【0010】前述の単独に独立して両ブレーキ装置を構
成する場合の偏心回転ブレーキシューの機能は先に述べ
た通りであるが、複合化する場合は以下に述べる変更を
必要とする。偏心回転ブレーキシューが後退を防止して
いるときの食い込み状態は後退方向では不動状態確保の
ブレーキと同一の機能を発揮している。ところが、前進
方向への移動には偏心回転ブレーキシューの食い込みを
減らす方向への回転を伴い、制動力が減ずるものであ
る。このとき後退を防止している状態の偏心回転ブレー
キシューの回転位置を機械的に拘束すれば、主車輪の前
進方向の移動をも拘束できるものである。この事実によ
り、偏心回転ブレーキシューの回転を拘束及び非拘束を
選択可能に構成して、偏心回転ブレーキシュー一つで後
退防止機能と不動状態確保の両ブレーキ機構が構成可能
となる。
【0011−1】これまでに述べた構成方法により、既
に不動状態を確保するための単純ブレーキ機構を装備し
た車椅子には、付加装置として後退防止機能を付加する
よう、単純後退防止機能のみを増設することで対処でき
る。一方、新規に後退防止機構と不動状態確保の単純ブ
レーキ機構を併設する場合には偏心回転ブレーキシュー
と単純ブレーキシューを別個に設けて、それを単一レバ
ーの切り換え位置で単純ブレーキ、後退防止機能及びブ
レーキ非作動位置と選択的に機能させるように構成する
場合と偏心回転ブレーキシューを回転自由状態にして後
退防止機能を、偏心回転ブレーキシューを特定位置で回
転不能状態に拘束して単純ブレーキ機能を発揮できるよ
う、切り換え可能な切り換え機構を設けたブレーキシュ
ーをレバーで作動及び非作動状態を選択し得るように構
成することができる。
【0011−2】前述の説明は車椅子の進行方向に向か
って左側車輪についての説明を行ったもので、車椅子の
構成から右側にも対称形状での機能を併設されることは
いうまでもない。また、後述の説明も左側車輪について
のみ説明するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
【実施例1】図1、図2において、中ぐりを施した偏心
回転ブレーキシュー1に含油軸受け2を組み込んだシュ
ー軸受け3を差し込み、切り換えハンドル4を固着した
シュー軸5を偏心回転ブレーキシュー1、シュー軸受け
3に通して、ピン6を打ち込んで偏心回転ブレーキシュ
ー1とシュー軸5を一体のものにし、シュー軸受け3を
取付ボルト7で車椅子のフレームに固着したブラケット
にねじで締結する。偏心回転ブレーキシュー1の中ぐり
を施した両面にプランジャー8を植え込み、シュー軸受
け3にはプランジャー8の鋼球のはまり込む円錐形の穴
9を開ける。以下、この鋼球のはまり込む穴をプランジ
ャーのはまり込む穴と記述する。
【0013】図3はプランジャーの内部構造を示す説明
図で、ケースに納められた鋼球を圧縮コイルばねが押し
出している。xの分量だけ鋼球が出入りする。使用方法
はいろいろあるが、本発明では、動く側に(例えば、偏
心回転ブレーキシュー1)鋼球を向かい合うように植え
込んで、鋼球の間に動かない側(例えば、シュー軸受け
3)を挟んで、動く側を保持するという使い方をしてい
る。
【0014】図13(a)が実施例1の全体図である。
前述の偏心回転ブレーキシュー1の取り付け位置は、偏
心回転ブレーキシュー1に植え込んだプランジャー8が
シュー軸受け3の穴9にはまり込んでいるとき、主車輪
の中心を通る水平線上の進行方向前部近辺が最適で、タ
イヤ外周と偏心回転ブレーキシュー1の間には間隔を設
ける。
【0015】また、前述の実施例1は単純後退防止装置
のみの機能であるので、単純ブレーキとの併設を考えな
ければならない。単純ブレーキ(チェンジプレートを用
いるもので市販品として公知のもの)を実施例1の左側
に設けている。
【0016】図1、図2において、偏心回転ブレーキシ
ュー1に植え込んだプランジャー8がシュー軸受け3の
穴9にはまり込んで保持されているとき、偏心回転ブレ
ーキシュー1はタイヤ外周に接していないので車椅子は
前進後退自由に動く。切り換えハンドル4を前に倒す
と、プランジャー8はシュー軸受け3の穴9から外れ、
偏心回転ブレーキシュー1はその重心位置の関係でタイ
ヤ外周に接する。すると、主車輪が前進回転時には偏心
回転ブレーキシュー1はタイヤ外周上で接触と非接触を
繰り返えし、後退回転時にはタイヤ外周に食い込んでシ
ュー軸受け3の回転制限面に接して停止する。以下、偏
心回転ブレーキシューがタイヤ外周に接して後退防止装
置が作動するような状態になったときのことを装置O
N、偏心回転ブレーキシューとタイヤ外周の間に間隔を
設けて後退防止装置が作動しないときのことを装置OF
Fと記述する。切り換えハンドル4を起こすと、プラン
ジャー8はシュー軸受け3の穴9にはまり込んで再び装
置OFFになる。
【0017】
【実施例2】図4、図5において、車椅子のフレームに
取り付けたアーム取付軸10に、間隔をおいて重ね合わ
せた二枚のL字状のアーム11の直角交点部を回転自由
状態にして取り付け、上部先端にブレーキシュー12を
固着し、下部先端には偏心回転ブレーキシュー13を回
転自由状態にして取り付ける。二枚の内の一枚のアーム
11の上部先端と直角交点部の間に切り換えレバー14
を固着し、その先端を車椅子のフレームに固着し、後退
防止(Q点)・非作動(P点)・単純ブレーキ(S点)
の突起を設けたチェンジプレート15に通し、切り換え
レバー14と車椅子のフレームを引っ張りコイルばね1
6で連結したものである。
【0018】図13(b)が実施例2の全体図である。
前述のアーム11の取り付け位置は、切り換えレバー1
4が非作動(P点)にあるとき、主車輪の中心を通る水
平線上の進行方向前部にブレーキシュー12がくるよう
にし、タイヤ外周とブレーキシュー12、タイヤ外周と
偏心回転ブレーキシュー13の間には間隔を設ける。
【0019】図4において、前述のアーム11は揺動運
動する。切り換えレバー14が非作動(P点)にあると
き、ブレーキシュー12、偏心回転ブレーキシュー13
は共にタイヤ外周に接していないので車椅子は前進後退
自由に動く。切り換えレバー14を後退防止(Q点)に
入れると、偏心回転ブレーキシュー13はタイヤ外周に
接して装置ONになり、実施例1で述べた後退防止機能
を発揮する。切り換えレバー14を単純ブレーキ(S
点)に入れると、ブレーキシュー12はタイヤ外周に食
い込んで単純ブレーキとなる。
【0020】
【実施例3】図6、図7において、車椅子のフレームに
取り付けたプレート軸17に、メインプレート18の下
部を回転自由状態にして取り付け、その中ほどに偏心回
転ブレーキシュー19を回転自由状態にして組み込んだ
シュー軸20を固着し、偏心回転ブレーキシュー19の
左下部からメインプレート18の上部にかけて長穴を切
り、長穴の上部にプランジャー22のはまり込む穴23
を開ける。下部先端に偏心回転ブレーキシュー19の側
面に接するピン24を設け、中ぼどにプランジャー22
を植え込んだスライダー25をメインプレート18の長
穴に組み込み、その先端を車椅子のフレームに固着し、
非作動(T点)・作動(U点)の突起を設けたチェンジ
プレート26(平面図は溝しか描いていない)に通した
ものである。スライダー25は切り換えレバーの役目を
する。
【0021】図13(c)が実施例3の全体図である。
前述のメインプレート18の取り付け位置は、スライダ
ー25が非作動(T点)にあるとき、主車輪の中心を通
る水平線上の進行方向前部から少し下部に偏心回転ブレ
ーキシュー19がくるようにし、タイヤ外周と偏心回転
ブレーキシュー19の間には間隔を設ける。
【0022】図6、図7において、スライダー25がメ
インプレート18の長穴の下部に位置するとき、偏心回
転ブレーキシュー19の回転はシュー軸20とスライダ
ー25のピン24によって拘束さている。スライダー2
5が非作動(T点)にあるとき、偏心回転ブレーキシュ
ー19はタイヤ外周に接していないので車椅子は前進後
退自由に動く。スライダー25を作動(U点)に入れる
と、偏心回転ブレーキシュー19はタイヤ外周に食い込
んでブレーキとなる。この場合、偏心回転ブレーキシュ
ー19は単純ブレーキになる。
【0023】図8において、スライダー25を引き上げ
ると、プランジャー22がメインプレート18の穴23
にはまり込んで保持される。スライダー25のピン24
は偏心回転ブレーキシュー19の側面から離れ、偏心回
転ブレーキシュー19の拘束は解除されて回転自由状態
になる。スライダー25が非作動(T点)にあるとき、
偏心回転ブレーキシュー19はタイヤ外周に接していな
いので装置OFF(図示していない)、作動(U点)に
入れると、偏心回転ブレーキシュー19はタイヤ外周に
接して装置ONになる。
【0024】
【実施例4】図9(リンク機構の説明図を兼ねるため一
部省略している。省略している部分は図11を参照)、
図10において、リンク機構の四節回転連鎖のてこクラ
ンク機構のてこ節プレート27に、偏心回転ブレーキシ
ュー28を回転自由状態にして組み込んだシュー軸29
を固着し、偏心回転ブレーキシュー28の左下部からて
こ節プレート27の左上部にかけて長穴を切り、長穴の
上部にプランジャー31のはまり込む穴32を開ける。
下部先端に偏心回転ブレーキシュー28の側面に切った
溝にはまり込むピン33を設け、中ほどにプランジャー
31を植え込んだスライダー34をてこ節プレート27
の長穴に組み込み、最短節プレート35に切り換えレバ
ー36を取り付け、固定節(Y)と最短節プレート35
の間に巻きばね37とレバーストッパー38を組み込ん
だものである。
【0025】一般に、てこクランク機構において、揺動
運動するてこ節にブレーキシュー(てこ節を直接ブレー
キシューにすることもある)、クランク運動する最短節
に切り換えレバーを取り付けて、車椅子のブレーキに利
用することは公知の技術であるので、前述の構成の説明
は簡単にした。
【0026】図13(d)が実施例4の全体図である。
前述の偏心回転ブレーキシュー28の取り付け位置は、
切り換えレバー36がレバーストッパー38で止まって
いるとき、主車輪の中心を通る水平線上の進行方向前部
が最適で、タイヤ外周と偏心回転ブレーキシュー28の
間には間隔を設ける。
【0027】図9、図10において、前述のリンク機構
について説明する。スライダー34のピン33が偏心回
転ブレーキシュー28の側面に切った溝にはまり込んで
いるとき、偏心回転ブレーキシュー28の回転はシュー
軸29とスライダー34のピン33によって拘束されて
いる。切り換えレバー36がレバーストッパー38で止
まっているとき、車椅子は前進後退自由に動く。切り換
えレバー36を反時計回りに押し込むと、太い実線の四
角形から点線の四角形に変わり(節Yは固定)、最短節
プレート35は思案点(Z点)を越えて、てこ節プレー
ト27に接して止まる。図11に示すように偏心回転ブ
レーキシュー28はタイヤ外周に食い込んでブレーキと
なる。この場合、偏心回転ブレーキシュー28は単純ブ
レーキになる。
【0028】図11の前述のブレーキ操作において、タ
イヤの空気圧によって、偏心回転ブレーキシュー28は
反作用の力を受けて、てこ節プレート27は時計回りに
回ろうとするが、最短節プレート35に接しているので
回らない。てこ節プレート27に力が作用しても連鎖が
確実になるだけである。図9において、連鎖を緩める
(ブレーキの解除)には切り換えレバー36を時計回り
に回して思案点(Z点)を越え返すしかない。切り換え
レバー36には巻きばね37が組み込まれているので簡
単に戻る。以上のように、てこクランク機構の思案点を
利用すると簡単なレバー操作で確実なブレーキ機構が得
られる。
【0029】図12において、スライダー34を引き上
げると、プランジャー31がてこ節プレート27の穴3
2にはまり込んで保持される。スラスダー34のピン3
3は偏心回転ブレーキシュー28の側面に切った溝から
離れ、偏心回転ブレーキシュー28の拘束は解除されて
回転自由状態になる。図9において、切り換えレバー3
6がレバーストッパー38で止まっているとき、偏心回
転ブレーキシュー28はタイヤ外周に接していないので
装置OFF。図12において、切り換えレバー36を反
時計回りに押し込むと、偏心回転ブレーキシュー28は
タイヤ外周に接して装置ONになる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0031】本発明の後退防止装置が作動すると、上り
坂の途中でハンドリムから手を離しても、方向誘導用小
車輪は車椅子の進行方向を向いたままで、その位置にぴ
たりと止まる。そうすると、だるくなった腕を休め体力
の回復を待ってまた車椅子を繰ることができる。上り坂
が長ければ何回も休憩すればよい。また、方向誘導用小
車輪は車椅子の進行方向を向いたままなので再スタート
がたやすい。本発明の後退防止装置によって上り坂とい
う車椅子使用者の行動半径の拡大を妨げる要素を一つ除
去したことになる。坂道の多い地理的環境に住む者にと
って、この後退防止装置は必須の装置である。
【0032】実施例1を除いて、本発明では後退防止装
置でブレーキ操作もできる。実施例2では、一つの装置
の中に単純ブレーキと後退防止という二つの機能を備え
ているし、実施例3、実施例4では、一個の偏心回転ブ
レーキシューで単純ブレーキと後退防止という二つの役
目を果たす。従来のブレーキは不要であり、従来のブレ
ーキの取付位置に本発明の後退防止装置を取り付けるこ
とができる。
【0033−1】レバー操作の最もしやすい位置は、主
車輪の中心を通る水平線上の進行方向前部から少し上部
にレバーの先端がくることである。図13の各実施例の
全体図からもわかるように本発明の後退防止装置は、す
べてのレバー類はこの位置に配置されている。後退防止
と単純ブレーキのレバーを一つの装置にまとめて(実施
例1は除く)、最も操作しやすい位置に無理なく取り付
けているので使い勝手がよい。
【0033−2】実施例2では、一本の切り換えレバー
で非作動位置から単純ブレーキ・後退防止作動へとワン
タッチで切り替わる。実施例3も、一本の切り換えレバ
ーで単純ブレーキ・後退防止の切り換えと、非作動位置
から単純ブレーキ・後退防止作動への切り換えができ
る。実施例4では、スライダーで単純ブレーキ・後退防
止の切り換えを行うが、リンク機構を採用しているの
で、単純ブレーキ・後退防止作動は切り換えレバーをた
だ押し込む(チェンジプレートのように突起に引っかけ
る必要がない)だけでよい。本発明の後退防止装置はレ
バーの操作性に優れ使い勝手がよい。
【0034】本発明の後退防止装置は従来のブレーキ+
αの感覚で構成されている。端的にいえば、偏心回転ブ
レーキシュー+作動及び非作動の切り換え手段で成立す
る。単純形状の部品ばかり、部品点数も少ないので軽量
でコンパクト、経済的に安価である。
【0035】身体障害者の残存機能は千差万別である。
本発明の後退防止装置は実施例1から実施例4まで揃っ
ている。千差万別の身体障害者の残存機能に最もよく合
った後退防止装置を選択することができる。
【0036】本発明の後退防止装置を使用すると、坂道
があっても「一人で上れる」という安心感があり、車椅
子を押してもらわなくても済むし、散策できる範囲も拡
大してくる。車椅子を繰ると残存機能は鍛錬・強化さ
れ、運動になるので、呼吸・消化・循環器系統の器官の
働きがよくなり健康によい。
【0037】本発明の後退防止装置は、介護用車椅子
(ハンドリムがなく、主車輪が小さい)にも効果的であ
る。車椅子使用者のなかには自分で車椅子を繰れない人
たちも多い。その人たちは介助者によって車椅子を押し
てもらうしか他に方法がない。介助者も長い上り坂では
途中で休憩したいが車椅子がバックするので休憩しにく
い。介護用車椅子も後退防止装置が必要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の正面図である。
【図2】実施例1の側面図である。
【図3】プランジャーの内部構造を示す説明図である。
【図4】実施例2の正面図である。
【図5】実施例2の側面図である。
【図6】実施例3の正面図である。
【図7】実施例3の側面図である。
【図8】実施例3の後退防止装置の作動図である。
【図9】実施例4の正面図とリンク機構の説明図であ
る。
【図10】実施例4の側面図である。
【図11】実施例4のブレーキ作動図である。
【図12】実施例4の後退防止装置の作動図である。
【図13】各実施例の全体図である。
【符号の説明】
1、13、19、28、偏心回転ブレーキシュー 3 シュー軸受け 4 切り換えハンドル 5、20、29、シュー軸 24、33、ピン 8、22、31、プランジャー 11 アーム 12 ブレーキシュー 14、36、切り換えレバー 15、26、チェンジプレート 16 引っ張りコイルばね 18 メインプレート 25、34、スライダー 27 てこ節プレート 35 最短節プレート 37 巻きばね 38 レバーストッパー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方向誘導用小車輪と駆動用主車輪を左右
    に備えてなる車椅子において、駆動用主車輪の外周に偏
    心回転ブレーキ・シューを設け、係合及び非係合を選択
    可能な手段を左右箇々に備えて構成した車椅子の後退防
    止装置。
JP10159804A 1998-05-01 1998-05-01 車椅子の後退防止装置 Pending JPH11313855A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10159804A JPH11313855A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 車椅子の後退防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10159804A JPH11313855A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 車椅子の後退防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11313855A true JPH11313855A (ja) 1999-11-16

Family

ID=15701632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10159804A Pending JPH11313855A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 車椅子の後退防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11313855A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004057401A (ja) * 2002-07-26 2004-02-26 Kaneso Co Ltd 車椅子の後退防止装置
JP2017030736A (ja) * 2015-08-02 2017-02-09 中村 肇 制動装置
JP2020528812A (ja) * 2017-07-28 2020-10-01 デジフ ディー.オー.オー. 制動装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004057401A (ja) * 2002-07-26 2004-02-26 Kaneso Co Ltd 車椅子の後退防止装置
JP2017030736A (ja) * 2015-08-02 2017-02-09 中村 肇 制動装置
JP2020528812A (ja) * 2017-07-28 2020-10-01 デジフ ディー.オー.オー. 制動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4453729A (en) Occupant propellable wheelchair
US6655503B1 (en) Anti-rollback brake
US4915403A (en) Skateboard with mechanical drive
US4766772A (en) Hub mechanism for self-propelling type light vehicle
KR100768644B1 (ko) 보행보조기의 자동 브레이크장치
JP3313558B2 (ja) 歩行補助車用の速度自動制御装置
US6203041B1 (en) Incline anti-rollback system for wheelchairs
JPH11313855A (ja) 車椅子の後退防止装置
JP3039498U (ja) 車椅子の後退防止機構
KR20120008945U (ko) 레버를 이용한 휠체어의 이동 보조 장치
US8622178B2 (en) In-hub braking system for manual wheelchairs
JP2010057605A (ja) 歩行補助器の自動ブレーキ装置
JP2016067569A (ja) 安全走行装置
US8381883B2 (en) Wheelchair safety device
JPH10225485A (ja) 車椅子の走行装置
JP2001017479A (ja) 手動走行車用ブレーキ装置
JP2001241472A (ja) 車軸装置
JP2002089595A (ja) ブレーキ装置
KR20180043634A (ko) 휠체어용 경사로 주행 보조장치
JP2004194848A (ja) 車椅子
JPH025953A (ja) 歩行補助器
JPH10216176A (ja) ラチェット機構付き車椅子
KR101705291B1 (ko) 휠체어용 경사로 주행 보조장치
JP2013094636A (ja) 車いすの走行安全装置
JP2001153158A (ja) 車軸装置