JPH11314883A - タワークレーンの安全装置 - Google Patents

タワークレーンの安全装置

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JPH11314883A
JPH11314883A JP12470598A JP12470598A JPH11314883A JP H11314883 A JPH11314883 A JP H11314883A JP 12470598 A JP12470598 A JP 12470598A JP 12470598 A JP12470598 A JP 12470598A JP H11314883 A JPH11314883 A JP H11314883A
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JP
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hoisting
boom
jib
tower
rope
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JP12470598A
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Yasuki Ijiri
安紀 井尻
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タワーブーム2とジブ3との姿勢変化を大きく
するような力が及ぶことなく、ウインチの巻取り過ぎや
巻取り不足を容易にかつ確実に防止することができるタ
ワークレーンの安全装置を提供する。 【解決手段】タワーブーム2の前方に折り畳まれたジブ
3をブーム2と一体に起伏するため、操作レバー26,
27が同時に操作される。ブーム起伏ウインチ4は、ブ
ーム起伏用操作レバー26の操作量に応じた速度で駆動
し、ブーム起伏ロープ5を繰り込みまたは繰り出しタワ
ーブーム2を起伏する。一方、ジブ起伏ウインチ10
は、制御装置30からの制御信号によりブーム2に対す
るスイングレバー7の相対角が最適値となるようにその
駆動が制御される。これによって、ジブ起伏速度が最適
に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タワーブームとジ
ブとを備えるタワークレーンの安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タワークレーンは、タワーブームの先端
部にジブを折り畳み自在に設けてあり、クレーン作業終
了後、運搬の際には、まずブーム起伏ロープをブーム起
伏ウインチで巻き上げてタワーブームを起立状態にし、
ジブ起伏ロープをジブ起伏ウインチで巻下げてジブを前
方へ倒回しながらブームの前側へ折り畳み、折り畳んだ
ジブをクランプでブームへ固定する。その後、ブーム起
伏ロープをブーム起伏ウインチで巻下げて、ジブと一体
になったブームを機体の前方へ倒回するが、ブームの回
動中心とジブ起伏ウインチによるジブ起伏ロープの繰り
出し位置とが異なるため、ブーム起伏ロープを巻下げて
ブームを倒回させるときには、ジブ起伏ロープが緊張状
態となる。そのため、ジブ起伏ロープに大きな張力が作
用しないように、ブーム起伏ウインチの巻下げと同時
に、ジブ起伏ロープをジブ起伏ウインチから繰り出して
巻下げていく。そして、倒回状態になったタワークレー
ンをタワー本体と、タワーブームと、ジブとに分解し、
それらをトレーラ等により運搬する。また、運搬されて
きたタワー本体に、タワーブームとジブとを組み立てて
タワークレーンを使用する際には、前述したのと同様
に、ブーム起伏ロープをブーム起伏ウインチで巻き上げ
てジブと一体になったタワーブームを起立状態にする
が、ブームの回動中心とジブ起伏ウインチによるジブ起
伏ロープの繰り込み位置とが異なるため、ブーム起伏ロ
ープを巻き上げてブームを起立させるときには、ジブ起
伏ロープに緩みが生じる。そのため、ブーム起伏ロープ
をブーム起伏ウインチで巻き上げると同時に、ジブ起伏
ロープが弛緩しないようにジブ起伏ロープもウインチで
巻き上げる。
【0003】上述した作業において、ブーム起伏ウイン
チあるいはジブ起伏ウインチによるロープの巻取り過ぎ
が起こると、各ロープには過大な張力がかかり、また、
各ウインチによるロープの巻取りが不足すると、ロープ
が弛緩してドラムに乱巻が生じてしまう。このような問
題を回避するため、例えば特許第2624621号公報
には、ジブ俯仰ロープの張力を検出し、このロープ張力
が予め設定される乱巻き発生限界張力や破損限界張力に
達したときには、ウインチの巻上げや巻下げ操作を停止
することによって、ロープ乱巻きの発生やタワーアタッ
チメントの破損を防止するタワークレーン安全装置が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の安全装置のようにロープ張力に基づいてウインチの
駆動を制御する方式では、タワー起伏時において、ロー
プ張力が設定された乱巻き発生限界張力と破損限界張力
の間で変動するため、ロープにはタワーブームとジブと
の姿勢変化を大きくするような変動張力が作用すること
となる。これによって、タワーブームとジブを一体化す
るクランプなどには不規則な力が作用してスムーズな起
伏動作が困難になるとともに、もしクランプするのを忘
れてしまった場合には、姿勢変化を一定に保つことは不
可能となる。また、乱巻発生限界張力および破損限界張
力のような上限値、下限値による制御では、何らかの原
因で瞬間的に過大・過小な張力が発生した場合には、瞬
間的に制限値を越える可能性があり(これをオーバーシ
ューと呼ぶ)、ロープや構造物を損傷させる可能性があ
る。
【0005】本発明の目的は、タワー起伏時のタワーブ
ームとジブとの姿勢変化を大きくするような力が及ぶこ
となく、スムーズな起伏動作を可能とし、ウインチによ
るロープの巻取り過ぎや巻取り不足を確実に防止するこ
とができるタワークレーンの安全装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 一実施の形態を
示す図1〜3に対応づけて説明すると、請求項1の発明
は、ブーム起伏ロープ5の巻上げ下げにより起伏するタ
ワーブーム2と、ジブ起伏ロープ11の巻上げ下げによ
り起伏するジブ3とを有するタワークレーンの安全装置
に適用される。そして、タワーブーム2の起伏角を検出
する角度検出手段31と、ブーム起伏ロープ5の巻上げ
下げ速度に対するジブ起伏ロープ11の巻上げ下げ速度
の比が、タワーブーム2の起伏角αに応じた値となるよ
うに、ブーム起伏ロープ5の巻上げ下げ速度および/ま
たはジブ起伏ロープ11の巻上げ下げ速度を制御する制
御手段30とを備えたことにより、上述の目的は達成さ
れる。 (2) 請求項2の発明は、ブーム起伏ロープ5の巻上
げ下げにより起伏するタワーブーム2と、ジブ起伏ロー
プ11の巻上げ下げによりタワーブーム先端部で回動す
るスイングレバー7の運動に応じて起伏するジブ3とを
有するタワークレーンの安全装置に適用される。そし
て、タワーブーム2に対するスイングレバー7の相対角
θを検出する角度検出手段32と、この角度検出手段3
2によって検出された相対角θを所定値θ1とするよう
に、ブーム起伏ロープ5の巻上げ下げ速度および/また
はジブ起伏ロープ11の巻上げ下げ速度を制御する制御
手段30とを備えたことにより、上述の目的は達成され
る。 (3) 請求項3の発明は、図5に示すように、ジブ3
とタワーブーム2とを一体に起伏動作させる運転状態を
検出する運転状態検出手段33,34,35を備え、この
運転状態検出手段33,34,35により一体の起伏動作
状態が検出されたときに、制御手段30によるロープ速
度制御を行うものである。 (4) 請求項4の発明は、ブーム起伏ロープ5の巻上
げ操作とジブ起伏ロープ11の巻上げ操作、またはブー
ム起伏ロープ5の巻下げ操作とジブ起伏ロープ11の巻
下げ操作とが同時になされたときに、運転状態検出手段
33,34が一体の起伏動作状態を検出するものであ
る。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態
に係る安全装置を備えたタワークレーンの構成を示す側
面図である。図1に示すように、タワークレーンは、ク
レーン本体1と、クレーン本体1に回動可能に軸支され
るタワーブーム2と、タワーブーム2の先端部に回動可
能に軸支されるジブ3とからなる。図1は、タワークレ
ーンを起立もしくは倒回する途中のいわゆる段取り状態
を示し、段取り状態において、ジブ3はタワーブーム2
の前面側にクランプ13にて固定され、両者は一体とな
ってAまたはB方向に起伏される。
【0009】クレーン本体1にはブーム起伏ウインチド
ラム4が搭載されており、ブーム起伏ウインチドラム4
に巻回されたブーム起伏ロープ5の巻取りまたは繰り出
しによって、タワーブーム2の先端部に連結された第1
のペンダントロープ6を介してタワーブーム2が起伏さ
れる。タワーブーム2の先端部2bにはスイングレバー
7が回動可能に軸支されている。このスイングレバー7
の一の頂角は第2のペンダントロープ8を介してジブ3
の先端部に連結され、他の頂角にはタワーブーム先端部
2bの背面側に設けられたガイドローラ2aを介して第
3のペンダントロープ9の一端が取り付けられている。
第3のペンダントロープ9の他端はブライドル装置12
に取り付けられている。クレーン本体1にはジブ起伏ウ
インチ10が搭載されており、ジブ起伏ウインチ10に
巻回されたジブ起伏ロープ11の巻取りまたは繰り出し
によって、第3のペンダントロープ9を介してスイング
レバー7が回動される。
【0010】図1のようにクランプ13で固定されたタ
ワーブーム2とジブ3とをA方向に起立させようとした
とき、上述したように、ブーム起伏ロープ5を巻取ると
同時にジブ起伏ロープ11も巻取るが、この場合、ジブ
起伏ロープ11の巻取り速度がブーム起伏ロープ5の巻
取り速度に比べて速すぎると、スイングレバー7は先端
部2bを支点に+θ方向に回転するため、ジブ起伏ロー
プ11や第2、第3のペンダントロープ8,9に過大な
張力が作用し、ガイドローラ2aやクランプ13が破損
するおそれがある。また、逆にジブ起伏ロープ9の巻取
り速度がタワーブーム2の起伏速度に比べて遅すぎる
と、スイングレバー7は先端部2bを支点に−θ方向に
回転し、ジブ起伏ロープ11が弛緩してジブ起伏ウイン
チ10に乱巻が発生したり、あるいはブライドル装置1
2がタワーブーム2に接触するおそれがある。このよう
に、先端部2bを支点にしたスイングレバー7の回転方
向と回転量、すなわちタワーブーム2に対するスイング
レバー7の相対角は、ブーム起伏ロープ5の巻取り速度
に対するジブ起伏ロープ11の巻取り速度の妥当性を反
映している。本実施の形態はこの点に着目したものであ
り、タワーブーム2の起伏速度に拘らず、スイングレバ
ー7の相対角を常に最適に制御することを主眼としてい
る。
【0011】図1において、クレーン本体1には制御装
置30が搭載され、タワーブーム2には、その根元付近
a部の拡大図である図2に示すように、水平線Hとタワ
ーブーム2の中心線Lとのなす角αを検出する振り子式
の対地角度計31が取り付けられている。また、タワー
ブーム2の先端部2bには、その拡大図である図3に示
すように、タワーブーム2の中心線Lとスイングレバー
7とのなす角θ、すなわちタワーブーム2に対するスイ
ングレバーの相対角θを検出するロータリーエンコーダ
などの対機角度計32が取り付けられている。
【0012】図4は、本実施の形態に係わる安全装置を
搭載するタワークレーンの油圧回路図である。図4に示
すように安全装置は、メインポンプ21と、メインポン
プ21から供給される圧油により回転する油圧モータ2
2,23と、これらの油圧モータ22,23によってそれ
ぞれ駆動されるタワー起伏ウインチ4およびジブ起伏ウ
インチ10と、メインポンプ1から油圧モータ22,2
3への圧油の流れをそれぞれ制御する制御弁24,25
と、これらの制御弁24,25を駆動するためにそれぞ
れ操作される操作レバー26,27と、操作レバー26,
27の操作量に応じて制御弁24,25のパイロット室
24a,24b,25a,25bへ供給されるパイロット
圧を制御するパイロット弁26a,26b,27a,27
bと、パイロット弁26a,26b,27a,27bに圧
油を供給する油圧ポンプ28とを備えている。また、パ
イロット弁27a,27bと制御弁25の間には、パイ
ロット弁27a,27bからの1次圧を比例的に2次圧
に減圧する電磁比例弁(電磁比例減圧弁)29a,29
bが設けられ、電磁比例弁29a,29bからの2次圧
は制御装置30からの制御信号によって後述するように
制御される。なお、各操作レバー26,27にはポテン
ショメータなどの操作量検出器が33,34がそれぞれ
設けられている。
【0013】図5は、本実施の形態に係わるタワークレ
ーンの安全装置に組み込まれた制御装置30のブロック
図である。図5に示すように、制御装置30には、タワ
ーブーム2の対地角αを検出する対地角度計31と、タ
ワーブーム2に対するスイングレバー7の相対角θを検
出する対機角度計32と、ウインチ駆動用の操作レバー
26,27の操作量を検出する操作量検出器33,34
と、ジブ3の起伏制御開始を指令する制御開始スイッチ
35とが接続されている。これらの検出機器から制御装
置30に各種の入力信号が入力されると、制御装置30
は所定の演算を実行して、電磁比例弁29a,29bに
制御信号を出力する。
【0014】次に、制御装置30で行われる処理を説明
する。図5において、対地角度計31からの検出値は、
制御装置30の目標相対角演算部30aに取り込まれ、
ブーム2に対するスイングレバー7の最適な相対角であ
る目標相対角θ1が演算される。目標相対角θ1は、ガイ
ドローラ2aに作用するロープ張力や乱巻防止に必要な
ロープ張力などを考慮して決定される。前述したよう
に、スイングレバー7の相対角θが大きすぎる(例えば
θ=θMAX)と、ロープ張力が過大となってガイドロー
ラ2aに過大な荷重が作用し、逆に、相対角θが小さす
ぎる(例えばθ=θMIN)と、ロープ張力が過小となっ
てドラムに乱巻が発生する。したがって、目標最適値θ
1は、少なくともθMIN<θ1<θMAXを満たす値に決定さ
れ、この目標相対角θ1においてロープ張力は緊張や弛
緩しすぎず最適値となる。なお、スイングレバー7の自
重を考慮するならば、ブーム対地角αの大きさによって
先端部2bを支点にしたスイングレバー7の回転モーメ
ントの大きさは変化する。また、ブライドル装置12や
ロープ9,11の自重を考慮するならば、ブーム対地角
αの大きさによってロープ9,11に作用する力の方向
が変化し、例えばブーム対地角αが0゜付近ではブライ
ドル装置12の自重がブライドル装置12とタワーブー
ム2とを接触させる方向に作用する。このように、ブー
ム対地角αの大きさによってロープに作用する力の方向
が異なり、したがって、ガイドローラ2aに作用する力
の方向が異なり、ガイドローラ2aに発生する応力も変
化するので、目標相対角θ1は固定値とせずに、ブーム
対地角αに応じた可変値とすることが望ましい。
【0015】したがって、目標相対角演算部30aで
は、ブーム2の対地角αに対応した目標相対角θ1の関
係を予め定めておき、この関係を用いて対地角度計31
からの検出値に応じた目標相対角θ1が演算される。こ
のように演算された目標相対角θ1は、減算器30bに
おいて、対機角度計32で実測された相対角θから減算
処理され、偏差e(=θ1−θ)が算出される。この偏
差eは演算器30cでPI(比例積分)演算され、実測
された相対角θを目標相対角θ1とするために必要な制
御信号Iが演算される。判定部30dには、制御開始ス
イッチ35からの信号と操作量検出器33,34からの
信号とが取り込まれ、制御開始スイッチ35がオン状態
で以下の(a),(b)いずれかの操作が検出される
と、この(a),(b)の操作に対応してスイッチ30
eあるいは30fのいずれかを閉じて、電磁比例弁29
aまたは29bに前述の制御信号Iを出力する。 (a)操作レバー26の巻上操作および操作レバー27
の所定値L1以上の巻上操作 (b)操作レバー26の巻下げ操作および操作レバー2
7の所定値L1以上の巻下げ操作 なお、制御開始スイッチ35がオフ、あるいは操作レバ
ー26,27が上記(a),(b)以外に操作された場合
には、スイッチ30e,30fはともに開かれ、制御信
号Iの出力は禁止される。このような制御開始スイッチ
35をオンした状態での操作(a),(b)は、タワー
クレーンの段取り作業の開始を意味する。
【0016】次に、このような制御装置30が搭載され
たタワーブームの安全装置の動作をより具体的に説明す
る。タワークレーンを使用するため倒回状態のタワーブ
ーム2を起立させる場合には、まず、タワーブーム2と
ジブ3とをクランプ13によって連結する。次いで、制
御開始スイッチ35をオン操作し、さらにジブ起伏用操
作レバー27の最大巻上操作と同時にタワー起伏用操作
レバー26を巻上操作する。これらの操作によって、制
御装置30のスイッチ30eがオンされ、電磁比例弁2
9aは制御信号Iに応じた2次圧(パイロット圧)を供
給するように、b位置からa位置側に切換制御される。
制御弁24のパイロット室24aには、操作レバー26
の操作量に応じたパイロット圧油が、パイロット弁26
aを介して圧源28から供給され、制御弁24はa位置
側に切り換えられる。これにより、巻上モータ22には
メインポンプ21からの圧油が制御弁24を介して供給
され、タワーブーム2は操作レバー26の操作量に応じ
た速度で起立動作を開始する。制御弁25のパイロット
室25aには、電磁比例弁29aからのパイロット圧が
供給され、制御弁25はa位置側に切り換えられる。こ
れによってメインポンプ21からの圧油は制御弁25を
経て巻上モータ23に供給され、タワーブーム2に対す
るスイングレバー7の相対角θが目標相対角θ1となる
ようにジブ3の起立速度が制御される。なお、この場合
操作レバー27は、例えば巻上方向に最大操作される。
もし、操作レバー27の巻上操作が微少ならば、減圧弁
としての電磁比例弁29aに供給される1次圧が不足し
て、制御弁25の必要とする2次圧(パイロット圧)を
供給することができなくなる場合がある。この点、操作
レバー27が最大操作された場合には、制御弁25に供
給される2次圧(パイロット圧)が不足することはな
い。したがって、前述した制御装置30の判定部30d
における所定値L1として、最大操作のときの値が採用
される。
【0017】タワーブーム2が所定角まで起立すると、
タワー起伏用操作レバー26の巻上操作が停止され、タ
ワー起伏ウインチ4の駆動が停止される。これによっ
て、制御装置30のスイッチ30eがオフされ、電磁比
例弁29aへの制御信号Iは遮断されて、電磁比例弁2
9aはb位置に切り換えられる。このとき、ジブ起伏用
操作レバー27の巻上操作も停止される。次いで、クラ
ンプ13が外され、その状態でジブ起伏用操作レバー2
7のみが巻上操作される。すると、パイロット室25a
にはこの操作量に応じたパイロット圧油が供給され、制
御弁25はこのパイロット圧に応じてa位置側に切り換
えられて、ジブ起伏ウインチ10が駆動される。このよ
うにして、ジブ3はタワーブーム2から離反されながら
上方へ引き起こされ略水平状態にされる。
【0018】起立状態のタワーブーム2を倒回させる場
合には、まず、ジブ起伏用操作レバー10の巻下げ操作
によってジブ3を前方へ倒回し、その後、ジブ3とタワ
ーブーム2とをクランプする。次いで、制御開始スイッ
チ35をオン操作し、さらにジブ起伏用操作レバー27
の最大巻下操作と同時にタワー起伏用操作レバー26を
巻下操作する。これらの操作によって、制御装置30の
スイッチ30fがオンされ、電磁比例弁29bは制御信
号Iに応じた2次圧(パイロット圧)を供給するよう
に、b位置からa位置側に切換制御される。これによっ
て、制御弁24は操作レバー26の操作量に応じてb位
置側に切り換えられ、巻上モータ22が巻下げ駆動され
るとともに、制御弁25は電磁比例弁29bからのパイ
ロット圧に応じてb位置に切り換えられ、巻上モータ2
3の駆動が制御されて、ジブ3とタワーブーム2とは一
体に倒回する。タワーブーム2が倒回すると、操作レバ
ー26,27の操作を停止し段取り作業が終了する。
【0019】このように本実施の形態によると、タワー
起伏作業時に、タワーブーム2に対するスイングレバー
7の相対角θが最適値となるようにジブ3の起伏速度を
制御するので、ジブ起伏ウインチ10の巻取り過ぎによ
る構造物の損傷や、巻取りの不足によるジブ起伏ロープ
11の乱巻を自動的かつ確実に防止することができると
ともに、タワーブーム2とジブ3との姿勢変化を大きく
するような力も及ぶことなく安定した起伏動作が可能と
なる。また、クランプ13に過大な力が作用することも
なく、場合によってはクランプ13を不要とすることが
できる。さらに、相対角θの最適値である目標相対角θ
1をタワーブーム2の角度に応じて演算するようにした
ので、ブライドル装置12の自重などによりロープ11
に作用する力の方向が変化した場合であっても問題なく
対応することができる。さらにまた、ジブ起伏速度のみ
自動的に制御するようにしたので、タワー起伏速度はタ
ワー起伏用操作レバー26の操作量によって決定され作
業者の意思に基づいた起伏動作が実行される。また、オ
ンオフ式の電磁弁の切換制御によらず、電磁比例弁29
a,29bの減圧制御によって、ジブ起伏速度を制御す
るようにしたので、弁切換時のショックを防止すること
ができる。
【0020】なお、上記実施の形態では、タワーブーム
2の起伏速度に応じてジブ3の起伏速度を制御するよう
にしたが、これとは逆に、ジブ3の起伏速度に応じてタ
ワーブーム2の起伏速度を制御するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、スイングレバー7の相対角
θを制御することでジブ3の起伏速度を制御するように
したが、これに限らず例えば、ロープ6,11の巻取り
繰り出し速度を検出し、ブーム起伏ロープ速度6に対す
るジブ起伏ロープ速度11が、タワーブーム2の起伏角
αに応じた最適値となるようにジブ3の起伏速度を制御
してもよい。
【0021】さらに、上記実施の形態では、制御開始ス
イッチ35からの信号と操作量検出器33,34からの
信号によって段取り作業を認識するようにしたが、これ
に限らず例えば、クランプ状態でオンするような段取り
スイッチをクランプ13に設け、この段取りスイッチの
オンにより段取り作業を認識するようにしてもよい。ま
た、制御開始スイッチ35のオン操作のみ、あるいは操
作レバー26および27の同時操作のみによって段取り
作業を認識するようにしてもよい。さらに、制御弁2
4,25のパイロット管路にそれぞれ圧力センサを設
け、この圧力センサの値によって操作レバー26,27
の操作を検出するようにしてもよい。さらにまた、運転
席に全自動スイッチを設け、スイッチオンによりブーム
起伏速度とジブ起伏速度を所定の速度に制御しながらタ
ワー起伏動作を開始するようにしてもよい。
【0022】また、図4の油圧回路において、パイロッ
ト圧の供給管路である制御弁24,25とパイロット弁
26a〜27bの間に電磁弁を設け、ブーム2とジブ3
の所定角以上の巻上を禁止するようにしてもよい。
【0023】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、制御装置30が制御手段を、目標相対角θ1が所定
値を、操作量検出器33,34と制御開始スイッチ35
が運転状態検出手段をそれぞれ構成する。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ブーム起伏ロープの巻上げ下げ速度に対するジブ
起伏ロープの巻上げ下げ速度の比、あるいはタワーブー
ムに対するスイングレバーの相対角が最適な値となるよ
うに、ブーム起伏ロープの巻上げ下げ速度および/また
はジブ起伏ロープの巻上げ下げ速度を制御するようにし
たので、タワーブームとジブとの姿勢変化を大きくする
ような力が及ぶことなく安定したタワー起伏動作とする
ことができる。また、とくに請求項3の発明によれば、
ジブとタワーブームとが一体に起伏動作したときにロー
プ速度を制御するようにしたので、タワー起伏以外の通
常の作業が妨げられることがない。さらに、請求項4の
発明によれば、ブーム起伏ロープの巻上げ下げ操作とジ
ブ起伏ロープの巻上げ下げ操作とが同時になされたとき
にタワー起伏動作を認識するようにしたので、段取りス
イッチなどを別に設けてスイッチ操作をしなくても、タ
ワー起伏動作を確実に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る安全装置が搭載されたタワ
ークレーンの側面図。
【図2】図1のa部拡大図。
【図3】図1のb部拡大図。
【図4】本実施の形態に係わるタワークレーンの安全装
置の油圧回路図。
【図5】本実施の形態に係わるタワークレーンの安全装
置のブロック図。
【符号の説明】
2 タワーブーム 3 ジブ 5 ブーム起伏ロープ 11 ジブ起伏ロープ 13 クランプ 30 制御装置 31 対地角度計 32 対機角度計 33,34 操作量検出器 35 制御開始スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム起伏ロープの巻上げ下げにより起
    伏するタワーブームと、 ジブ起伏ロープの巻上げ下げにより起伏するジブとを有
    するタワークレーンの安全装置において、 前記タワーブームの起伏角を検出する角度検出手段と、 前記ブーム起伏ロープの巻上げ下げ速度に対する前記ジ
    ブ起伏ロープの巻上げ下げ速度の比が、前記タワーブー
    ムの起伏角に応じた値となるように、前記ブーム起伏ロ
    ープの巻上げ下げ速度および/または前記ジブ起伏ロー
    プの巻上げ下げ速度を制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とするタワークレーンの安全装置。
  2. 【請求項2】 ブーム起伏ロープの巻上げ下げにより起
    伏するタワーブームと、 ジブ起伏ロープの巻上げ下げにより前記タワーブーム先
    端部で回動するスイングレバーの運動に応じて起伏する
    ジブとを有するタワークレーンの安全装置において、 前記タワーブームに対する前記スイングレバーの相対角
    を検出する角度検出手段と、 この角度検出手段によって検出された前記相対角を所定
    値とするように、前記ブーム起伏ロープの巻上げ下げ速
    度および/または前記ジブ起伏ロープの巻上げ下げ速度
    を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするタワー
    クレーンの安全装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のタワークレーンの安全
    装置において、 前記ジブと前記タワーブームとを一体に起伏動作させる
    運転状態を検出する運転状態検出手段を備え、この運転
    状態検出手段により一体の起伏動作状態が検出されたと
    きに、前記制御手段による前記ロープ速度制御を行うこ
    とを特徴とするタワークレーンの安全装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のタワークレーンの安全
    装置において、 前記ブーム起伏ロープの巻上げ操作と前記ジブ起伏ロー
    プの巻上げ操作、または前記ブーム起伏ロープの巻下げ
    操作と前記ジブ起伏ロープの巻下げ操作とが同時になさ
    れたときに、前記運転状態検出手段が前記一体の起伏動
    作状態を検出することを特徴とするタワークレーンの安
    全装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013227109A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd クレーンの警報音制御装置
CN103708362A (zh) * 2013-12-27 2014-04-09 浙江三一装备有限公司 一种新型的履带起重机内折叠式臂架及起重机
JP2014073892A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd クレーン
CN111302228A (zh) * 2020-04-25 2020-06-19 中国有色金属工业第六冶金建设有限公司 基于临风条件下的多桅杆抬吊大型筒体的起重方法

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