JPH11315182A - 水性エマルジョン - Google Patents

水性エマルジョン

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JPH11315182A
JPH11315182A JP10372751A JP37275198A JPH11315182A JP H11315182 A JPH11315182 A JP H11315182A JP 10372751 A JP10372751 A JP 10372751A JP 37275198 A JP37275198 A JP 37275198A JP H11315182 A JPH11315182 A JP H11315182A
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Kazuhiro Yamamoto
和弘 山本
Yuzuru Ishida
譲 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機溶媒を全く含有せず、しかも凍結−融解
安定性にすぐれ、撥水撥油剤などとして有効に用いられ
る水性エマルジョンを提供する。 【解決手段】 低級アルキルメタクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレートおよび塩化ビニリデンの少くとも一
種とポリフルオロアルキル基含有(メタ)アクリル酸エス
テルとの共重合体を、α-[1-(アリルオキシ)メチル-2-
(p-ノニルフェノキシ)エチル]-ω-ヒドロキシ(ポリオキ
シエチレン)を含むノニオン系乳化剤で水中に分散させ
た水性エマルジョン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性エマルジョン
に関する。更に詳しくは、撥水撥油剤の有効成分などと
して用いられる水性エマルジョンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術にみられるアセトン、酢酸エチ
ル等の水溶性有機溶媒を含む撥水撥油剤は、凍結-融解
安定性にはすぐれているものの、有機溶媒を用いている
ため作業環境を汚したり、あるいは排水中に有機溶媒が
混入してBOD、CODを増加させるなどの問題がみられる。
【0003】ここで、凍結-融解安定性というのは、撥
水撥油剤エマルジョンを一旦凍結させた後室温迄戻した
とき、元のエマルジョンに戻るか否かをみる試験項目で
あり、凍結-安定性が悪いと、例えば寒冷地での輸送中
に沈殿が生じたり、粘度が上昇したりする現象であり、
場合によっては固化するに至る現象である。こうした現
象に基くエマルジョンの変質が起ると、撥水撥油剤とし
ての商品価値が全く失われてしまうことになる。
【0004】前述の水溶性有機溶媒を含む撥水撥油剤と
しては、次のようなものが提案されている。
【0005】特開平7-173772号公報:ポリフルオロアル
キル基含有重合体100重量部に対しグリコールを1〜20重
量部添加した水分散型フッ素系撥水撥油剤。ここでは、
従来水分散型の撥水撥油性重合体を乳化重合させる際、
ポリフルオロアルキル基含有単量体の水媒体への相溶性
や他の共単量体への相溶性を改善する目的で、アセト
ン、酢酸エチル等の低沸点有機溶媒が単量体混合物100
重量部当り50重量部以上の割合で添加して用いられてい
たため、残留有機溶媒が染色堅牢度を低下せしめていた
が、グリコールをより少量用いることによりそのような
欠点を改善せしめている。しかしながら、なお有機溶媒
であるグリコールが撥水撥油剤水性エマルジョン中に含
まれている点に変りはない。
【0006】同5-263070号公報:フルオロアルキル基含
有単量体の乳化重合が特定のグリコールエーテルまたは
グリコールエステルを含む水溶液中で行われている。こ
れらのグリコール類の使用割合は、単量体混合物100重
量部当り、通常の有機溶媒の使用量約60〜100重量部
が、約10〜30重量部に低減できると述べられているが、
この場合にも有機溶媒であるグリコール類が撥水撥油剤
水性エマルジョン中に含まれている点に変りはない。
【0007】同6-17034号公報:ポリフルオロアルキル基
含有重合体がグリコールエーテル系溶媒を含む水系媒体
中に乳化分散された撥水撥油剤水性ラテックス。グリコ
ールエーテル系溶媒の使用割合は、水との合計量中約50
〜5重量%とされており、かなり多量の有機溶媒が用いら
れている。
【0008】同5-279541号公報:フッ素含有コポリマー
を製造するための乳化重合に際して、アセトン等の各種
有機溶媒を共存させている。形成された水分散液中に
は、溶媒のかなりの部分を残すことも可能であるとされ
ているが、好ましくは安全性および産業上の衛生という
理由から、真空下40〜90℃で溶媒を除去するという、煩
雑にしてコストを上昇させる方法がとられている。
【0009】同5-17538号公報:パーフルオロアルキルア
クリレート、カルボキシル基含有α,β-エチレン性不飽
和単量体およびヒドロキシル基含有α,β-エチレン性不
飽和単量体を水中に乳化分散させ、粒径を0.3μm以下の
粒子としてから重合し、水性エマルジョンを製造してい
る。この方法では、有機溶媒が用いられていないもの
の、粒径を0.3μm以下にするために、平均粒径1μm程度
のプレエマルジョンを窒素ガスバブリングしながら60分
間超音波照射するという煩雑な手段がとられているばか
りではなく、生成した共重合体中には部分的にカルボキ
シル基が存在するため、浸漬等の撥水撥油加工時にカチ
オン成分がわずかでも混入すると、沈殿を生ずるおそれ
がみられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、有機
溶媒を全く含有せず、しかも凍結−融解安定性にすぐ
れ、撥水撥油剤などとして有効に用いられる水性エマル
ジョンを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
低級アルキルメタクリレート、ベンジル(メタ)アクリレ
ートおよび塩化ビニリデンの少くとも一種とポリフルオ
ロアルキル基含有(メタ)アクリル酸エステルとの共重合
体を、α-[1-(アリルオキシ)メチル-2-(p-ノニルフェノ
キシ)エチル]-ω-ヒドロキシ(ポリオキシエチレン)を含
むノニオン系乳化剤で水中に分散せしめてなる水性エマ
ルジョンによって達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】炭素数1〜4のアルキル基を有する
低級アルキルメタクリレート、ベンジルアクリレート、
ベンジルメタクリレートまたは塩化ビニリデンと共重合
されるポリフルオロアルキル基含有(メタ)アクリル酸エ
ステルとしては、一般式 CH2=CRCOOR1Rf R:水素原子またはメチル基 R1:2価の有機基 Rf:炭素数4〜20のパーフルオロアルキル基 で表わされるものが用いられ、例えば次のような(メタ)
アクリル酸エステル化合物が示される。 CH2=CHCOOC2H4CnF2n+1 CH2=C(CH3)COOC2H4CnF2n+1 CH2=CHCOOC4H8CnF2n+1 CH2=C(CH3)COOC4H8CnF2n+1 CH2=CHCOOC2H4N(CH3)SO2CnF2n+1 CH2=C(CH3)COOC2H4N(CH3)SO2CnF2n+1 CH2=CHCOOC2H4N(C2H5)SO2CnF2n+1 CH2=C(CH3)COOC2H4N(C2H5)SO2CnF2n+1 CH2=CHCOOC2H4N(C3H7)SO2CnF2n+1 CH2=C(CH3)COOC2H4N(C3H7)SO2CnF2n+1 CH2=CHCOOC2H4CnF2nCF(CF3)2 CH2=C(CH3)COOC2H4CnF2nCF(CF3)2
【0013】これらの例示された(メタ)アクリル酸エス
テル化合物の中で、好ましくはR1=C 2H4のものが用いら
れ、またそのパーフルオロアルキル基は直鎖状のもので
あって、nが種々の値をとるものの混合物が、性能およ
びコストの面からみて一般に用いられる。
【0014】これらのパーフルオロアルキル基含有(メ
タ)アクリル酸エステルと共重合される共単量体として
は、撥水撥油性能と凍結−融解安定性の両方の観点か
ら、炭素数1〜4の低級アルキル基を有する低級アルキル
メタクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートまたは塩
化ビニリデンが選択される。パーフルオロアルキル基含
有(メタ)アクリル酸エステルと低級アルキルメタクリレ
ート、ベンジル(メタ)アクリレートまたは塩化ビニリデ
ンとは、上記各性質を満足させるために、前者が約30〜
90重量%、好ましくは約45〜85重量%に対し、後者が約70
〜10重量%、好ましくは約55〜15重量%の割合で共重合さ
れて用いられる。
【0015】これらを必須成分とするフルオロアルキル
基含有共重合体中には、ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3-ク
ロロ-2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリセリ
ンモノメタクリレート、アルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート等の水酸基含有単量体を、共重合体中
約10重量%以下、好ましくは約0.5〜7重量%を占めるよう
な割合で、更に共重合させることができる。これらの単
量体は、撥水撥油剤の密着性を向上させたり、あるいは
水酸基と反応する架橋剤を用いることにより撥水撥油剤
の耐久性を向上せしめることができる。
【0016】共重合体中には更に、共重合体中約10重量
%以下、好ましくは約0.5〜7重量%を占めるような割合
で、架橋性基含有単量体、例えばN-メチロール(メタ)ア
クリルアミド、N-メトキシメチルアクリルアミド、N-ブ
トキシメチルアクリルアミド、アクリルアミド、グリシ
ジル(メタ)アクリレート等を共重合させることができ
る。これらの架橋性基含有単量体は、繊維表面の水酸基
と架橋したりあるいは自己架橋して、撥水撥油剤の耐久
性を高めることができる。
【0017】共重合反応は、低級アルキルメタクリレー
ト、ベンジル(メタ)アクリレートおよび塩化ビニリデン
の少くとも一種とポリフルオロアルキル基含有(メタ)ア
クリル酸エステルとを、α-[1-(アリルオキシ)メチル-2
-(p-ノニルフェノキシ)エチル]-ω-ヒドロキシ(ポリオ
キシエチレン)を含むノニオン系乳化剤の存在下で乳化
重合させることによって行われる。ここで用いられるα
-[1-(アリルオキシ)メチル-2-(ノニルフェノキシ)エチ
ル]-ω-ヒドロキシ(ポリオキシエチレン)は、一般式 で表わされる不飽和基含有ノニオン系乳化剤であって、
エチレンオキサイドの付加モル数n=10,20,30または40の
ものが、旭電化製品アデカリアソープNEシリーズとして
市販されている。nの値は、この範囲のものに限定され
ず、一般に10〜80の範囲のものを使用し得る。
【0018】かかる不飽和基含有ノニオン系乳化剤は、
単量体混合物重量に対して約0.5〜5%、好ましくは約1〜
4%の割合で用いられる。これ以下の使用割合では、所望
の凍結-融解安定性が得られず、一方これ以上の割合で
使用されると、撥水撥油性能を低下させるようになる。
【0019】この不飽和基含有ノニオン系乳化剤は、一
般的に用いられている他のノニオン系乳化剤と併用され
ることが望ましい。他のノニオン系乳化剤としては、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエー
テル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキ
シエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンエ
ーテル誘導体が、単量体混合物重量に対して約1〜8%、
好ましくは約2〜6%の割合で、かつ前記特定のノニオン
系乳化剤に対して、約1〜3倍、好ましくは約1.5〜2.5倍
の重量比で用いられる。
【0020】ラジカル開始剤としては、有機過酸化物、
アゾ化合物、過硫酸塩等のいずれをも用いることができ
るが、好ましくは過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウ
ム、2,2′-アゾビス(2-アミジノプロパン)・2塩酸塩等
が用いられる。
【0021】乳化重合反応は、水媒体中約40〜80℃で約
1〜10時間程度行われ、そこに固形分濃度約30〜50重量
%、好ましくは約30〜45重量%の水性エマルジョンを形成
させる。凍結に対する安定性の向上には、フッ素非含有
単量体の選択が重要であるが、それに次いで得られる水
性エマルジョンの固形分濃度が重要であり、凍結安定性
は固形分濃度を増すに従って向上する。固形分濃度が約
30重量%以下になると、フッ素非含有単量体として好適
な単量体を選択した場合にも、所望の凍結-融解安定性
は得られない。
【0022】このような固形分濃度の水性エマルジョン
を得るには、当然ポリマー濃度を上げなければならない
が、急激にポリマー濃度を上げると重合反応時の発熱が
多くなり危険となる場合もあるので、その場合には単量
体混合物を一括して反応系に仕込むのではなく、一部ま
たは全部を分添した方が安全である。
【0023】
【作用】および
【発明の効果】一般に、水性エマルジョンの温度を下げ
て行くと、水が凍結し始め、氷の結晶の成長が始まる。
氷の結晶が成長し始まると、エマルジョン粒子同志が接
近して固着が始まる。このとき、粒子の表面に保護層が
あれば、粒子が氷の結晶から圧力を受けても、強固な保
護層のおかげで固着が起らない。しかるに、効果的な保
護層が存在しない場合には粒子の固着が起り、水性エマ
ルジョンを室温に戻したとき粒子同志の固着が解消され
ず、粘度の増加、沈殿物の生成、全体の固化等に至って
しまう。重合反応時に使用される乳化剤も保護層を形成
し得るが、氷の結晶の圧力に耐え得るような強固な保護
層を形成するには至らない。
【0024】しかるに、本発明においては、不飽和基
(アリル基)を有するノニオン乳化剤を用いることによ
り、ポリフルオロアルキル基含有共重合体表面に乳化剤
成分を効果的に結合させることができ、それによって氷
晶に対する強固な保護層を形成させることができる。
【0025】このようにして、本発明では不飽和基含有
ノニオン系乳化剤を用いて固形分濃度約30重量%以上の
水性エマルジョンを得ることができ、この水性エマルジ
ョンは、凍結-融解安定性にすぐれており、冬季の貯蔵
時や寒冷地への輸送の際に特別の注意を必要とはせず、
またそれを約0.1〜1重量%の固形分濃度に水で希釈した
上で、撥水撥油剤として有効に使用することができる。
【0026】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。
【0027】 実施例1 CH2=CHCOOC2H4CnF2n+1 [FAAC] 300g (n=6〜14の混合物で平均9.0) メチルメタクリレート [MMA] 175g 2-ヒドロキシエチルアクリレート [HEA] 20g ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル [乳化剤A] 12.5g (花王製品エマルゲン930、HLB=15.1) ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル [乳化剤B] 12.5g (花王製品エマルゲン950、HLB=18.2) α-[1-(アリルオキシ)メチル-2-(p-ノニルフェノキシ)エチル] 19.2g -ω-ヒドロキシポリ(オキシエチレン) [乳化剤C] (旭電化製品アデカ リアソープNE-40;n=40,65%水溶液) 脱イオン水 1040ml
【0028】以上の各成分を容量2Lの撹拌機付きガラス
製セパラブルフラスコに仕込み、高圧ホモジナイザ(日
本精機製)を用い、600Kgf/cm2の圧力で乳化処理した
後、窒素ガスを吹き込みながら、30分間撹拌した。
【0029】その後、この脱酸素したモノマー乳化液の
内の600gを共栓付き三角フラスコに分添のために分取
し、残りのモノマー乳化液については、反応容器内温を
40℃迄上げた時点で、20mlの脱イオン水に溶解させたN-
メチロールアクリルアミド(N-MAM)5gを投入し、次いで1
00mlの脱イオン水に溶解させた2,2′-アゾビス(2-アミ
ジノプロパン)・2塩酸塩(和光純薬製品V-50)12gを投入
した。
【0030】内温を徐々に上げ、65℃になったら三角フ
ラスコに分取したモノマー乳化液600gを、内温が70℃を
こえないように注意しながら滴下した後、その温度で4
時間反応させた。反応終了後冷却し、固形分濃度31.0重
量%の水性エマルジョン1682g(回収率94.9%)を得た。
【0031】実施例2 実施例1において、MMA 175gの代りに同量のエチルメタ
クリレート(EMA)が、また乳化剤Cの代りにα-[1-(アリ
ルオキシ)メチル-2-(p-ノニルフェノキシ)エチル]-ω-
ヒドロキシポリ(オキシエチレン) [乳化剤D] (旭電化製
品アデカ リアソープNE-20;n=20,80%水溶液)15.6gがそ
れぞれ用いられ、固形分濃度31.0重量%の水性エマルジ
ョンを得た。
【0032】実施例3 実施例1において、MMA 175gの代りにMMA 140gとEMA 35g
が用いられ、またN-MAM 5gの代りに同量のN-メトキシメ
チロールアクリルアミド(M-MAM)が用いられ、固形分濃
度31.0重量%の水性エマルジョンを得た。
【0033】実施例4 実施例1において、MMAの代りに、同量の塩化ビニリデン
(VdCl2)が用いられ、固形分濃度31.0重量%の水性エマ
ルジョンを得た。
【0034】実施例5 実施例1において、MMAの代りに、同量のベンジルメタク
リレート(BzMAC)が用いられ、固形分濃度31.0重量%の
水性エマルジョンを得た。
【0035】実施例6 実施例1において、MMA 175gの代りに、同量のベンジル
アクリレート(BzAC)が用いられ、固形分濃度31.0重量%
の水性エマルジョンを得た。
【0036】実施例7 実施例1において、MMA 175gの代りに、VdCl2 140gとBzM
AC 35gが用いられ、固形分濃度30.5重量%の水性エマル
ジョンを得た。
【0037】実施例8 実施例1において、MMA 175gの代りに、VdCl2 140gとBzA
C 35gが用いられ、固形分濃度30.5重量%の水性エマル
ジョンを得た。
【0038】実施例9 実施例3において、脱イオン水量を542mlに変更し、固形
分濃度45.1重量%の水性エマルジョンを得た。
【0039】実施例10 実施例3において、脱イオン水量を542mlに変更すると共
に、M-MAM 5gの代りに同量のN-MAMが用いられ、固形分
濃度45.1重量%の水性エマルジョンを得た。
【0040】比較例1 実施例1において、乳化剤Cを用いず、脱イオン水量を13
58mlに変更して、乳化処理および窒素ガスを吹き込みな
がらの撹拌を行った後、反応容器内温を40℃に上げ、N-
メチロールアクリルアミド水溶液および2,2′-アゾビス
(2-アミジノプロパン)・2塩酸塩水溶液の投入を同様に
行った。その後、内温を70℃迄上げ、その温度で4時間
反応させ、反応終了後冷却して、固形分濃度26.0重量%
の水性エマルジョン1994g(回収率94.3%)を得た。
【0041】比較例2 比較例1において、MMA 175gの代りに、同量のEMAが用い
られた。
【0042】比較例3 比較例1において、MMA 175gの代りにMMA 140gとEMA 35g
が用いられ、またN-MAM 5gの代りに同量のM-MAMが用い
られた。
【0043】比較例4 比較例1において、MMA 175gの代りに、同量のVdCl2が用
いられた。
【0044】比較例5 比較例1において、MMA 175gの代りに、同量のBzMACが用
いられた。
【0045】比較例6 比較例1において、MMA 175gの代りに、同量のBzACが用
いられた。
【0046】比較例7 比較例1において、MMA 175gの代りに、VdCl2 140gとBzM
AC 35gが用いられた。
【0047】比較例8 比較例1において、MMA 175gの代りに、VdCl2 140gとBzA
C 35gが用いられた。
【0048】比較例9 実施例1において、175gのメチルメタクリレートの代り
に、同量の2-エチルヘキシルメタクリレートが用いられ
た。
【0049】比較例10 実施例1において、175gのメチルメタクリレートの代り
に、同量のラウリルメタクリレートが用いられた。
【0050】比較例11 実施例1において、175gのメチルメタクリレートの代り
に、同量のステアリルメタクリレートが用いられた。
【0051】実施例11〜20、比較例12〜22 以上の実施例1〜10および比較例1〜11で得られた水性エ
マルジョンの固形分濃度を0.5重量%または0.25重量%に
水で希釈した希釈液を用い、これらの希釈液処理浴中に
ナイロン/タフタまたはポリエステル/アムンゼンの2種
類の布を浸漬し、マングルで所定のピックアップ迄絞っ
た後、乾燥およびキュアを行った。 処理条件 ナイロン/タフタ ポリエステル/アムンゼン 処理液濃度(重量%) 0.5 0.25 ピックアップ (%) 40 60 乾燥条件 温度 (℃) 80 80 時間 (分) 10 10 キュア条件 温度 (℃) 170 150 時間 (分) 1.5 3
【0052】このようにして撥水撥油処理された各布に
ついて、撥水性能および撥油性能の測定が行われた。 撥水性能:JIS L-1092(1992)のスプレ試験によるナンバ
ー0〜100で示され、ナンバーの大きいもの程性能が良い 撥油性能:AATCC TM-118(1992)によるナンバー0〜8で示
され、ナンバーの大きいもの程性能が良い
【0053】更に、実施例1〜10および比較例1〜11で得
られた水性エマルジョンについて、凍結-融解安定性が
測定された。 凍結-融解安定性:水性エマルジョンを、-25℃の冷凍庫
に16時間入れ、その後室温に8時間保持する。その後、
水性エマルジョンの様子を目視で観察し、分層、増粘、
沈殿、固化等の変化が認められる迄試験を継続して、こ
れらの変化が認められない最大の凍結-融解回数を数え
る。
【0054】得られた結果は、次の表に示される。 表 水性エマ 撥水撥油性能(撥水/撥油) 凍結-融解 ルジョン ナイロン ポリエステル 回数 実施例11 実施例1 100/3 100/3 10回以上 〃 12 〃 2 〃 〃 〃 〃 13 〃 3 〃 〃 〃 〃 14 〃 4 100/4 100/4 〃 〃 15 〃 5 〃 〃 〃 〃 16 〃 6 〃 〃 〃 〃 17 〃 7 〃 〃 〃 〃 18 〃 8 〃 〃 〃 〃 19 〃 9 100/3 100/3 〃 〃 20 〃 10 〃 〃 〃 比較例12 比較例1 〃 〃 0 〃 13 〃 2 〃 〃 〃 〃 14 〃 3 〃 〃 〃 〃 15 〃 4 100/4 100/4 〃 〃 16 〃 5 〃 〃 〃 〃 17 〃 6 〃 〃 〃 〃 18 〃 7 〃 〃 〃 〃 19 〃 8 〃 〃 〃 〃 20 〃 9 100/3 100/3 〃 〃 21 〃 10 〃 〃 〃 〃 22 〃 11 〃 〃 〃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 214/08 C08F 214/08 220/18 220/18 220/24 220/24 D06M 15/277 D06M 15/277

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低級アルキルメタクリレート、ベンジル
    (メタ)アクリレートおよび塩化ビニリデンの少くとも一
    種とポリフルオロアルキル基含有(メタ)アクリル酸エス
    テルとの共重合体を、α-[1-(アリルオキシ)メチル-2-
    (p-ノニルフェノキシ)エチル]-ω-ヒドロキシ(ポリオキ
    シエチレン)を含むノニオン系乳化剤で水中に分散せし
    めてなる水性エマルジョン。
  2. 【請求項2】 ノニオン系乳化剤として、α-[1-(アリ
    ルオキシ)メチル-2-(p-ノニルフェノキシ)エチル]-ω-
    ヒドロキシ(ポリオキシエチレン)と他のノニオン系乳化
    剤とが併用された請求項1記載の水性エマルジョン。
  3. 【請求項3】 水酸基含有単量体を更に共重合させた共
    重合体が用いられた請求項1記載の水性エマルジョン。
  4. 【請求項4】 架橋性基含有単量体を更に共重合させた
    共重合体が用いられた請求項1記載の水性エマルジョ
    ン。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の水性エマル
    ジョンを有効成分とする撥水撥油剤。
  6. 【請求項6】 低級アルキルメタクリレート、ベンジル
    (メタ)アクリレートおよび塩化ビニリデンの少くとも一
    種とポリフルオロアルキル基含有(メタ)アクリル酸エス
    テルとの共重合体を、α-[1-(アリルオキシ)メチル-2-
    (p-ノニルフェノキシ)エチル]-ω-ヒドロキシ(ポリオキ
    シエチレン)を含むノニオン系乳化剤の存在下で乳化重
    合させることを特徴とする水性エマルジョンの製造法。
  7. 【請求項7】 ノニオン系乳化剤として、α-[1-(アリ
    ルオキシ)メチル-2-(p-ノニルフェノキシ)エチル]-ω-
    ヒドロキシ(ポリオキシエチレン)と他のノニオン系乳化
    剤とが併用される請求項6記載の水性エマルジョンの製
    造法。
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