JPH11315527A - 護岸構造物及びその施工方法 - Google Patents

護岸構造物及びその施工方法

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JPH11315527A
JPH11315527A JP12201698A JP12201698A JPH11315527A JP H11315527 A JPH11315527 A JP H11315527A JP 12201698 A JP12201698 A JP 12201698A JP 12201698 A JP12201698 A JP 12201698A JP H11315527 A JPH11315527 A JP H11315527A
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JP
Japan
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sheet material
blocks
concrete block
river
revetment structure
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Nagahiko Shimada
長彦 嶋田
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SUIKO GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 河川11の曲線部分の堤防に施工された
護岸構造物10においては、地面12に敷設されたシー
ト材13の表面に、複数のコンクリートブロック体30
が直接載置されるとともに、回転支承用溝部31と回転
支承用突起32との係合によって、隣接するコンクリー
トブロック体30同士は相互に連結されている。また、
コンクリートブロック体30の間に形成された空間に土
砂14が充填され、これらの上面も土砂14で覆われて
いる。 【効果】 曲がりの多い河川の堤防などにおいて、自然
環境や水辺の生態系に悪影響を及ぼすことなく、浸食を
有効に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然環境や水辺の
生態系に悪影響を及ぼすことなく、河川の堤防や海岸な
どの侵食を防止することが可能な護岸構造物及びその施
工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、海岸や河川の堤防などの侵食
を防止するため、様々な護岸技術が開発され、実際の現
場において施工されているが、近年、自然回帰指向の高
揚などによって、侵食防止のみを目的とした護岸工事は
敬遠される傾向にあり、優れた侵食防止機能を有しつ
つ、且つ自然の景観や水辺の生態系を乱すことのない護
岸技術が求められている。すなわち、施工後は自然環境
と渾然一体化するような護岸構造体が求められている。
【0003】このような要請に応えるべく、本出願人
は、特公平2−3845号公報において侵食防止マット
の布設方法を開示し、また、特開平8−3962号公報
において侵食防止用ブロックマットを開示している。
【0004】特公平2−3845号公報において開示し
ている侵食防止マットの布設方法の場合、ブロックとシ
ート状物とを一体化させた状態で設置個所に布設するこ
とによって、海浜、河川の堤防などの侵食を有効に防止
することが可能である。特に、この布設方法の場合、吊
り金具でブロックをつかんで移動、下降させるので、シ
ート状物に力が加わらず、大型のコンクリートブロック
を必要とする外洋部あるいは波が荒い海岸部などにおい
ても好適に採用することができ、施工性の点においても
優れている。
【0005】また、特開平8−3962号公報において
開示している侵食防止用ブロックマットの場合、ブロッ
クとシート状物との接着手段として無加硫ゴムを使用す
ることにより、優れた接着力と耐久性を得ることが可能
であり、無加硫ゴムは布設個所の土質や水質に対して悪
影響を及ぼすこともないので、良好な生物環境を維持す
ることができる。さらに、適当な透水係数を有するシー
ト状物を使用することにより、シート状物の上の被覆土
を植栽及び地中微生物の存在に適した土質に維持するこ
とができる。
【0006】このように、特公平2−3845号公報あ
るいは特開平8−3962号公報において開示されてい
る護岸技術により、海岸、河川堤防などの侵食を防止す
ることが可能であり、施工後においても、植栽及び地中
微生物の存在に適した自然環境を維持することができる
ため、自然の景観や水辺の生態系に悪影響を及ぼすこと
もない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特公平2−3845号
公報あるいは特開平8−3962号公報において開示し
ている護岸技術の場合、予めブロックとシート状物とを
接着剤で固定して一体化させて形成したブロック群を、
順次設置個所に布設していくため、各々のブロックが縦
横に整然とした格子状に配置されるような場所、例え
ば、直線状の海岸などにおける施工には適しているが、
曲がりの多い河川の堤防などにおいては地形に合致した
施工を行うことが困難である。
【0008】すなわち、これらの護岸技術の場合、予め
ブロックとシートとが接着剤で一体的に固着されている
関係上、配置個所において、隣接するブロック同士の間
隔を変更して調整することができないため、曲線部分に
対応した施工を行うことは非常に困難である。
【0009】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、曲がりの多い河川の堤防などの侵食を有効に防止す
ることが可能で、自然環境や水辺の生態系に悪影響を及
ぼすこともない護岸技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の護岸構造物は、
地面に敷設されたシート材と、シート材表面に直接載置
されるとともに蝶番状連結部を介して相互に連結された
複数のブロック体とを備えたことを特徴とする。ここ
で、蝶番状連結部とは、ブロック体の一部に形成された
連結手段であって、他のブロック体に形成された連結手
段と係合させることによって蝶番状構造を形成して互い
に連結し合うものをいう。
【0011】このように、複数のブロック体をシート材
表面に固着せず載置することによって、隣接するブロッ
ク体同士の間隔を変更することが可能となるため、曲が
った河川の堤防などに対しても、その地形に沿ってブロ
ック体を曲線状に配置することができる。そして、複数
のブロック体は蝶番状連結部を介して相互に連結される
ことによって曲面に沿った配置となり、地面はブロック
体で形成された網状体で覆われた状態となるため、侵食
を有効に防止することができる。この場合、ブロック体
を載置するシート材は、その下面側にある土砂が吸い出
されるのを防止する吸出防止材として機能する。
【0012】本発明の護岸構造物の場合、ブロック体を
固定するための接着剤などを全く使用しないので、自然
環境や水辺の生態系に悪影響を及ぼすことがなく、長期
間に渡って優れた侵食防止機能を維持することができ
る。また、河川の堤防などに施工した場合、水中に位置
するブロック体同士の間に形成された空間は、魚介類が
生活するための魚巣としても機能する。
【0013】また、本発明の護岸構造物では、シート材
表面に載置された複数のブロック体同士の間に形成され
た空間に、植物生育可能な土砂が充填された構造とする
ことができる。このような構造とすることにより、ブロ
ック体同士の間に形成された空間に充填された土砂部分
において植物の生育が可能となるため、施工後、時間の
経過とともに樹木や草花などが成長していき、自然環境
と渾然一体化した護岸構造物が形成される。
【0014】この場合、シート材に適度な透水性、通気
性をもたせておけば、シート材の上に充填された土砂を
植物や微生物の生育に適した状態に維持することが可能
であり、植物の根はシート材を貫通して深く伸長してい
くこともできる。なお、施工現場の自然環境に適した植
物の種子などを、充填する土砂に予め混入させておけ
ば、施工後、短期間で植物の生育を図ることができる。
【0015】また、本発明の護岸構造物を河川の堤防な
どに施工した場合、水中に位置するブロック体同士の間
に充填された土砂部分においては、水草や藻類などの生
育が可能であり、水中微生物などの生活場所ともなり得
るため、生態系の保護にも有効である。
【0016】また、本発明の護岸構造物では、シート材
表面に載置されたブロック体同士の間に形成された空間
が、相互に連続した構造とすることができる。このよう
な構造とすることにより、空間に充填された土砂部分で
生育する植物の根は、一つの空間内に止まることなく、
広く伸長していくことが可能となるため、植物の成長が
活性化され、自然環境との一体化が促進される。また、
植物の根が広範囲に伸長することによって、ブロック体
は地面に強く固定されるため、侵食防止機能がさらに向
上する。
【0017】さらに、ブロック体同士の間の空間を相互
に連続した構造とすることにより、本発明の護岸構造物
を河川の堤防などに施工した場合、水中に位置するブロ
ック体同士の間に形成された空間は互いに通水性を有す
るようになるため、空間部分における河川水の滞留に起
因する異物の堆積や腐敗などが発生しなくなり、環境汚
染の防止にも有効である。
【0018】本発明の護岸構造物の施工方法は、地面に
シート材を敷設する工程と、蝶番状連結部を有する複数
のブロック体をシート材表面に直接載置する工程と、蝶
番状連結部を相互に組み合わせてブロック体同士を連結
する工程とからなることを特徴とする。
【0019】このような施工方法により、曲がりの多い
河川の堤防などに対する施工が可能となり、複数のブロ
ック体の連結によって形成された網状体を地形に沿って
布設することができるため、侵食を有効に防止すること
ができる。また、布設されたブロック体の上面を土砂な
どで被覆することにより植物の生育も可能となり、接着
剤などを全く使用しないので、施工後、自然環境や水辺
の生態系に悪影響を及ぼすこともない。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態を
示す一部切欠斜視図、図2は第1の実施形態で使用され
るブロック体を示す斜視図、図3はブロック体の配置状
態を示す説明図である。
【0021】図1に示す護岸構造物10は、蛇行した河
川11の曲線部分の堤防に施工されたものであり、地面
12に布設されたシート材13の表面に、多数のコンク
リートブロック体30が直接載置されるとともに、隣接
するコンクリートブロック体30同士は後述する連結手
段を介して蝶番状に連結されており、これらのコンクリ
ートブロック体30の上面は、河川11の水中に位置す
る部分を除いて土砂14によって覆われている。
【0022】護岸構造物10を構成するコンクリートブ
ロック体30は、図2に示すように、平面視形状が略T
字状であり、一端の上面に回転支承用溝部31が形成さ
れ、他端の下面には2つの回転支承用突起32が形成さ
れ、また、底面側に段差部33が形成されている。
【0023】したがって、図1に示すように、隣接する
コンクリートブロック体30の回転支承用溝部31と回
転支承用突起32とを上下に重合させることによって蝶
番状構造を形成して互いに連結され、これによって、シ
ート材13の表面を覆う、コンクリート製の網状体が形
成される。この場合、相互に連結されたコンクリートブ
ロック体30は、回転支承用突起32を軸心として回動
可能であるとともに、この軸心方向に移動可能であるた
め、曲がった河川11の堤防においても曲面状の地形に
沿った配置が可能であり、また、これら以外の方向へ移
動しないように互いに拘束されるため、各コンクリート
ブロック体30は単独で滑落することがない。さらに、
各々のコンクリートブロック体30は、隣接するコンク
リートブロック体30と係合して一体化されるため、単
独で陥没することもない。
【0024】図1に示す護岸構造物10においては、複
数のコンクリートブロック体30をシート材13の表面
に固着していないため、隣接するコンクリートブロック
体30同士の間隔を変更することが可能であり、曲がっ
た河川11の堤防の地形に沿ってコンクリートブロック
体30を曲線状に配置することができる。また、複数の
コンクリートブロック体30は、回転支承用溝部31と
回転支承用突起32との組み合わせによって蝶番状に連
結され、曲面に沿った配置が可能であるため、地面12
はシート材13及びコンクリートブロック体30で形成
された網状体で覆われた状態となり、堤防の侵食を有効
に防止することができる。
【0025】ここで、シート材13は、その下面側にあ
る土砂が吸い出されるのを防止する機能を有しており、
例えば、適度の透水性と通気性を備えた合成樹脂シート
などを用いることができる。
【0026】護岸構造物10においては、図3に示すよ
うに、コンクリートブロック体30はシート材13の表
面に直接載置されており、固定用の接着剤などを全く使
用していないので、自然環境や水辺の生態系に悪影響を
及ぼすことがなく、長期間に渡って優れた侵食防止機能
を維持することができる。
【0027】また、護岸構造物10においては、シート
材13表面に載置された複数のコンクリートブロック体
30同士の間に形成された空間に、植物生育可能な土砂
14が充填されているため、施工後、時間の経過ととも
に草花15や樹木16などが成長していき、護岸構造物
10は自然環境と渾然一体化したものとなる。なお、施
工現場の自然環境に適した植物の種子などを、充填する
土砂14に予め混入させておけば、施工後、短期間で植
物の生育を図ることができる。
【0028】さらに、護岸構造物10を構成するシート
材13は適度な透水性、通気性を有しているため、シー
ト材13の上に充填された土砂14は植物や微生物の生
育に適した状態に維持され、草花15や樹木16の根1
7はシート材13を貫通して深く伸長していくことも可
能であるため、草花15や樹木16の成長が活性化され
る。また、樹木16の根17がシート材13を貫通して
深く伸長することにより、コンクリートブロック体13
は地面12に強く固定されるため、侵食防止機能がさら
に向上していくこととなる。
【0029】一方、河川11の中に位置するコンクリー
トブロック体30同士の間に充填された土砂14aの部
分においては、水草や藻類などの生育が可能であり、水
中微生物などの生活場所ともなり得るため、生態系の保
護にも有効である。また、河川11の中に配置されたコ
ンクリートブロック体30の間に形成された空間18
は、魚19などが棲息する魚巣としても機能する。
【0030】また、護岸構造物10を構成するコンクリ
ートブロック体30の底面側には段差部33が形成され
ているため、シート材13表面に載置されたコンクリー
トブロック体30同士の間に形成された空間は相互に連
続している。したがって、空間に充填された土砂14部
分で生育する草花15や樹木16の根17は、一つの空
間内に止まることなく、広く伸長していくことが可能と
なるため、草花15や樹木16の成長が活性化され、自
然環境との一体化が促進される。この場合、草花15や
樹木16の根17が広範囲に伸長することによって、コ
ンクリートブロック体30は地面12に強く固定されて
いくため、侵食防止機能の向上にも寄与する。
【0031】さらに、河川11の中に位置するコンクリ
ートブロック体30同士の間に形成された空間18は互
いに通水性を有するため、空間18内に河川11の水が
滞留するようなことがなく、異物の堆積や腐敗などが発
生せず、環境汚染の防止にも有効である。
【0032】護岸構造物10を施工する場合、コンクリ
ートブロック体30を1個ずつまたは複数個ずつ吊り上
げて設置個所の上方まで搬入し、先に設置したコンクリ
ートブロック体30との間隔を調整しながらシート材1
3の表面に載置して、連結することにより、曲線部分に
沿った護岸構造物10を構築することができる。
【0033】コンクリートブロック体30の布設作業が
終わったら、コンクリートブロック体30の間に形成さ
れた空間に土砂14を充填するとともに、これらコンク
リートブロック体30の上面を土砂14で覆うことによ
って、護岸構造物10の構築が完了する。前述したよう
に、布設されたコンクリートブロック体30の上面を土
砂14で被覆することにより植物の生育が可能であり、
コンクリートブロック体30の固着用の接着剤などを全
く使用していないので、施工後、自然環境や水辺の生態
系に悪影響を及ぼすこともない。
【0034】護岸構造物10の施工工程において、コン
クリートブロック体30を載置する場合、堤防の上方か
ら下方に向かって施工する方法、堤防の下方から上方に
向かって施工する方法のいずれも採用することができる
ため、施工現場の状況に合致した工事を行うことができ
る。また、河川11の中の部分にコンクリートブロック
体30を載置する場合も水替なしの水中作業が可能であ
るため施工性も良好である。さらに、護岸構造物10の
場合、法面部と根固部とが一連構造であるため、合力計
算方法の採用も可能である。
【0035】次に、図4を参照して、本発明の第2の実
施形態である護岸構造物について説明する。図4は第2
実施形態の護岸構造物を示す一部切欠斜視図である。
【0036】本実施形態の護岸構造物20は、大きくカ
ーブした河川21の曲線部分の堤防に施工されたもので
あり、地面22に敷設されたシート材13の表面に、図
2に示したコンクリートブロック体30が多数個、直接
載置されるとともに、隣接するコンクリートブロック体
30同士は回転支承用溝部31と回転支承用突起32と
の組み合わせによって蝶番状に連結されており、これら
のコンクリートブロック体30の上面は全て土砂24に
よって覆われている。
【0037】図4に示すように、護岸構造物20は図1
の護岸構造物10と同様の構造、機能を有しているた
め、優れた侵食防止機能を発揮することができ、土砂2
4部分においては竹25などの植物が生育可能であるた
め、施工後は自然環境と渾然一体化したものとなり、生
態系に悪影響を及ぼすこともない。
【0038】なお、護岸構造物20において、シート材
13の表面に載置されたコンクリートブロック体30は
摩擦力によってシート材13の表面に確実に固定されて
いるため、土砂24部分に生育する植物が少ない場合で
も、優れた侵食防止機能を発揮する。また、コンクリー
トブロック体30の上面は土砂24によって覆われてい
るため、自然の景観を損なうこともない。
【0039】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0040】(1)地面に敷設されたシート材と、シー
ト材表面に直接載置されるとともに蝶番状連結部を介し
て相互に連結された複数のブロック体とを備えたことに
より、隣接するブロック体同士の間隔が変更可能となる
ため、曲がった河川の堤防などの地形に沿ってブロック
体を配置できるようになり、配置された複数のブロック
体は蝶番状連結部を介して相互に連結される結果、ブロ
ック体で形成された網状体で地面を覆った状態となるた
め、侵食を有効に防止することができる。
【0041】(2)ブロック体を固定するための接着剤
などを全く使用しないので、自然環境や水辺の生態系に
悪影響を及ぼすことがなく、長期間に渡って優れた侵食
防止機能を維持することができる。また、河川の堤防な
どに施工した場合、水中に位置するブロック体同士の間
に形成された空間は、魚介類が生活するための魚巣とし
ても機能する。
【0042】(3)ブロック体同士の間に形成された空
間に、植物が生育可能な土砂を充填した構造とすること
により、これらの土砂部分において植物の生育が可能と
なるため、施工後、時間の経過とともに樹木や草花など
が成長し、自然環境と渾然一体化した護岸構造物が形成
される。また、水中に施工したブロック体同士の間に充
填された土砂部分では、水草や藻類なども生育可能であ
り、水中微生物などの棲息場所ともなり得るため、生態
系の保護にも寄与できる。
【0043】(4)ブロック体同士の間に形成された空
間が、相互に連続した構造とすることにより、土砂部分
で生育する植物の根は、一つの空間内から出て広く伸長
することが可能となるため、植物の成長が活性化され、
自然環境との一体化を促進することができる。また、植
物根が広範囲に伸長することによって、ブロック体は地
面に強く固定されるため、侵食防止機能がさらに向上す
る。
【0044】(5)ブロック体同士の間の空間を相互に
連続した構造とすることにより、護岸構造物を河川の堤
防などに施工した場合、水中に位置するブロック体同士
の間に形成された空間は互いに通水性を有するようにな
るため、空間部分における河川水の滞留に起因する異物
の堆積や腐敗などが発生しなくなり、環境汚染の防止に
も有効である。
【0045】(6)地面にシート材を敷設する工程と、
蝶番状連結部を有する複数のブロック体をシート材表面
に直接載置する工程と、蝶番状連結部を相互に組み合わ
せてブロック体同士を連結する工程とからなる施工方法
により、曲がりの多い河川の堤防などに対して護岸構造
物の施工が可能となるため、侵食を有効に防止すること
ができるようになり、自然環境や水辺の生態系に悪影響
を及ぼすこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す一部切欠斜視図
である。
【図2】図1に示すコンクリートブロック体を示す斜視
図である。
【図3】図1のコンクリートブロック体の配置状態を示
す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す一部切欠斜視図
である。
【符号の説明】
10,20 護岸構造物 11,21 河川 12,22 地面 13 シート材 14,14a,24 土砂 15 草花 16 樹木 17,26 根 18 空間 19 魚 30 コンクリートブロック体 31 回転支承用溝部 32 回転支承用突起 33 段差部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に敷設されたシート材と、前記シー
    ト材表面に直接載置されるとともに蝶番状連結部を介し
    て相互に連結された複数のブロック体とを備えた護岸構
    造物。
  2. 【請求項2】 前記ブロック体同士の間に形成された空
    間に、植物生育可能な土砂が充填された請求項1記載の
    護岸構造物。
  3. 【請求項3】 前記ブロック体同士の間に形成された空
    間が、相互に連続したものである請求項1,2記載の護
    岸構造物。
  4. 【請求項4】 地面にシート材を敷設する工程と、蝶番
    状連結部を有する複数のブロック体を前記シート材表面
    に直接載置する工程と、前記蝶番状連結部を相互に組み
    合わせて前記ブロック体同士を連結する工程とからなる
    護岸構造物の施工方法。
JP12201698A 1998-05-01 1998-05-01 護岸構造物及びその施工方法 Pending JPH11315527A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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