JPH11316062A - 室外機ユニットおよび空気調和機 - Google Patents

室外機ユニットおよび空気調和機

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JPH11316062A
JPH11316062A JP10123633A JP12363398A JPH11316062A JP H11316062 A JPH11316062 A JP H11316062A JP 10123633 A JP10123633 A JP 10123633A JP 12363398 A JP12363398 A JP 12363398A JP H11316062 A JPH11316062 A JP H11316062A
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heat exchanger
refrigerant
outdoor
water
temperature
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JP10123633A
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Takaaki Otsuka
高秋 大塚
Tsukasa Kasagi
司 笠木
Saburo Kawaguchi
三郎 川口
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気温や室内負荷の変動に応じた能力調整を
可能にする。 【解決手段】 室外熱交換器31と、ガスエンジン41
により駆動される圧縮機33と、ガスエンジン41の冷
却に供されたエンジン冷却水と冷媒との間で熱交換を行
わせる水熱交換器32とを具備した冷媒回路を構成す
る。この水熱交換器32は、室外熱交換器31を迂回す
るようにして設けられた並列回路部30aとエンジン冷
却水が循環する冷却水系50の双方に跨るように設けて
いる。これにより、室外熱交換器31との間で熱交換を
行わせる冷媒量と、水熱交換器32との間で熱交換を行
わせる冷媒量とを適宜調整可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機をガスエン
ジンによって駆動するとともに、暖房運転時には、当該
ガスエンジンの排気ガスを液冷媒の加熱源として利用す
るガスヒートポンプ式空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプを利用して冷暖房を行う空
気調和機は、室内熱交換器、圧縮機、室外熱交換器、膨
張弁等の要素を含む冷媒回路を備えている。室内の冷暖
房は、冷媒がこの回路を巡る途中で室内熱交換器及び室
外熱交換器において、それぞれ熱の交換を行うことによ
って実現される。また、この冷媒回路には、室外熱交換
器による冷媒の熱の受け取り(暖房運転時)のみに頼る
のではなく、冷媒そのものを直接的に加熱するための冷
媒加熱器が設置されることがある。
【0003】ところで、近年、上記の冷媒回路中の圧縮
機の動力源として、通常使用されている電動機に代わ
り、ガスエンジンを利用するものが開発されている。こ
のガスエンジンを利用した空気調和機は、一般にガスヒ
ートポンプ式空気調和機(以下GHPと略す)と呼ばれ
ている。このGHPによれば、比較的安価であるガスを
燃料として利用できるため、電動機を利用した圧縮機を
備えた空気調和機(以下EHPと略す)のように、ラン
ニングコストがかさむということがなく消費者にとって
コストダウンが可能となる。
【0004】また、GHPにおいては、例えば暖房運転
時に、ガスエンジンから排出される高温の排気ガスの熱
を冷媒の加熱源として利用すれば、優れた暖房効果を得
ることが可能になるとともに、エネルギの利用効率を高
めることができる。ちなみに、低外気温時の暖房能力
は、EHPと比較して1.2〜1.5倍ほど高くなる。また、
このような仕組みを導入すれば、冷媒回路中において、
上述したような冷媒加熱器等の機器を特別に設置する必
要がなくなる。
【0005】その他、GHPでは、暖房運転時に必要な
室外熱交換器の霜除去動作いわゆるデフロスト動作も、
エンジンの排熱を利用して実施することができる。一般
に、EHPにおけるデフロスト動作は、暖房運転を停止
して一時的に冷房運転を行って室外熱交換器の霜除去を
行うようになされている。この場合、室内に対しては冷
風が吹き出すことになるから、室内環境の快適性を損な
うこととなる。GHPでは、上記したような事情から連
続暖房運転が可能となり、EHPで懸念されるような問
題の発生がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このGHPは、図6に
示すように、ガスエンジンを冷却するための冷却水系1
と、該冷却水系1および冷媒回路2の双方に跨るように
して室外熱交換器3と四方弁4との間に配される冷媒加
熱用の水熱交換器5とを備えていて、ガスエンジンを冷
却するとともに排気ガスとの間でも熱交換を行うことに
よって温められた冷却水から冷媒に熱を回収させること
で、暖房能力の向上を図ることができるという利点を有
している。
【0007】しかしながら、このように室外熱交換器3
と水熱交換器5とが直列状態に配された構成では、以下
のような不都合があった。すなわち、暖房運転時に外気
温が低下すると、室外熱交換器3で外気からの熱回収が
充分に行えなかったり、極端な場合には外気に放熱して
しまって水熱交換器5で熱を回収しても所望の暖房能力
を発揮することができない場合があった。
【0008】また、これとは逆に、外気温がそれほど低
くなかったり室内負荷が低い場合には、室外熱交換器3
で充分な熱回収が行えているにもかかわらず、さらに水
熱交換器5でも熱を回収することになるため、過負荷運
転になる場合があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、外気温や室内負荷の変動
に応じた能力調整を可能にすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために以下の手段をとった。すなわち、請求項
1記載の室外機ユニットは、冷媒と外気との間で熱交換
を行わせる室外熱交換器と、ガスエンジンにより駆動さ
れて高温高圧のガス冷媒を吐出する圧縮機と、前記ガス
エンジンの冷却に供されたエンジン冷却水と冷媒との間
で熱交換を行わせる水熱交換器と、前記室外熱交換器と
の間で熱交換を行わせる冷媒量および前記水熱交換器と
の間で熱交換を行わせる冷媒量の少なくとも一方を調整
する調整機構とを備えることを特徴とするものである。
【0011】この室外機ユニットでは、例えば、暖房運
転時に外気温が高かったり室内負荷が低い場合には、冷
媒に室外熱交換器との間でのみ熱交換を行わせ、また、
外気温が低かったり室内負荷が高い場合には、室外熱交
換器および水熱交換器の双方との間で適宜の割合で熱交
換を行わせ、さらにまた、外気温が極めて低かったり室
内負荷が極めて高い場合には、水熱交換器との間でのみ
熱交換を行わせることでより多くの熱を回収させること
ができるため、外気温や室内負荷の変動に応じた能力調
整が可能になる。
【0012】請求項2記載の空気調和機は、冷媒と外気
との間で熱交換を行わせる室外熱交換器と、ガスエンジ
ンにより駆動されて高温高圧のガス冷媒を吐出する圧縮
機と、前記ガスエンジンの冷却に供されたエンジン冷却
水と冷媒との間で熱交換を行わせる水熱交換器と、前記
室外熱交換器との間で熱交換を行わせる冷媒量および前
記水熱交換器との間で熱交換を行わせる冷媒量の少なく
とも一方を調整する調整機構とを具備してなる室外機ユ
ニットと、室内から空気を吸入し吹出口から吹き出させ
るファンと、前記室外機ユニットから供給された冷媒と
前記ファンで吸入した空気との間で熱交換を行わせる室
内熱交換器とを具備してなる室内機ユニットとを備える
ことを特徴とするものである。
【0013】この空気調和機では、暖房運転時に外気温
や室内負荷の変動に伴って室外熱交換器で外気から回収
する熱量に過不足が生じても、室外熱交換器あるいは水
熱交換器のいずれか一方との間で冷媒に熱交換を行わせ
たり、双方との間で適宜の割合で熱交換を行わせること
ができるため、前記変動に応じた能力調整が可能にな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施形態に
ついて、図1から図3を参照して説明する。図1に示す
GHP(ガスヒートポンプ式空気調和機)は、大きく室
内機ユニット10及び室外機ユニット20から構成され
ている。室内機ユニット10には、冷房運転時に低温低
圧の液冷媒を蒸発気化させて室内の空気から熱を奪い、
暖房運転時には高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて室
内の空気を暖める室内熱交換器11と、室内の空気を吸
い込んで室内熱交換器11を通し、冷媒と熱交換させた
後に吹出口から吹き出させるファン12とが具備されて
いる。
【0015】室外機ユニット20は、その内部でさらに
冷媒回路を構成する冷媒回路部30と、ガスエンジン4
1を中心として、これに付随する機器を備えたガスエン
ジン部40の大きく二つの構成部分により構成されてい
る。
【0016】冷媒回路部30は、室外熱交換器31、水
熱交換器32、圧縮機33、アキュムレータ34、四方
弁35、オイルセパレータ36、膨張弁37、三方弁3
8およびセンサ39を具備するとともに、四方弁35と
膨張弁37との間に、三方弁38から分岐して室外熱交
換器31に対して並列状態とされた並列回路部30aを
備えてなる。
【0017】室外熱交換器31は、冷房運転時に高温高
圧のガス冷媒を凝縮液化させて屋外の空気に放熱し、逆
に暖房運転時には低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて室
外気から熱を奪う。つまり、冷暖房それぞれの運転時に
おいて、室外熱交換器31は、先の室内熱交換器11と
逆の働きを行うことになる。
【0018】水熱交換器32は、ガスエンジン41の冷
却に供されたエンジン冷却水から熱を冷媒に回収させる
ためのもので、並列回路部30a側に設けられている。
これにより、暖房運転時においては、冷媒は室外熱交換
器31における熱交換のみに頼るのでなく冷却水からも
熱を回収し得て、暖房運転の効果を高めることが可能と
なっている。
【0019】圧縮機33は、室内熱交換器11又は室外
熱交換器31のいずれかより吸入されるガス冷媒を圧縮
して高温高圧のガス冷媒として吐出する。これにより冷
房時には、外気温が高い場合でも、冷媒は室外熱交換器
31を通して室外気に放熱する事が可能となり、暖房時
には室内熱交換器11を通して室内空気に熱を与えるこ
とが可能となる。
【0020】アキュムレータ34は、圧縮機33に流入
するガス冷媒に含まれる液状成分を貯留するために設け
られている。また、四方弁35は、圧縮機33において
圧縮された高温高圧のガス冷媒を室内熱交換器11又は
室外熱交換器31のいずれかに選択的に送出するために
設けられている。
【0021】オイルセパレータ36は、冷媒中に含まれ
る油分を分離するものである。また、膨張弁37は、冷
房運転時に室外熱交換器31から送出される高温高圧の
液冷媒を減圧、膨張させて低温低圧の液冷媒とするため
のものである。
【0022】センサ39は、圧縮機33に吸入されるガ
ス冷媒の過熱度を検出するためのものであり、また、制
御部Cは、センサ39からの信号に基づいて三方弁38
に指令を送り、冷媒過熱度に応じて室外熱交換器31に
流通させる冷媒量と、水熱交換器32に流通させる冷媒
量とを調整するものである。なお、以上述べた構成要素
のうち、並列回路部30a、三方弁38、センサ39お
よび制御部Cは、本実施形態における調整機構を構成す
るものである。
【0023】一方、ガスエンジン部40にはガスエンジ
ン41を中心として、冷却水系50、排気ガス系60、
燃料吸入系70、及びエンジンオイル系80の四つの系
が具備されている。ガスエンジン41は、冷媒系30内
に設置されている圧縮機33とシャフト又はベルト等に
より接続されており、ガスエンジン41から圧縮機33
に動力が伝達されるようになっている。
【0024】冷却水系50は、水ポンプ51、リザーバ
タンク52、ラジエタ53を備え、これらにより構成さ
れる回路を巡る冷却水により、ガスエンジン41を冷却
するための系である。水ポンプ51は、ガスエンジン4
1の冷却水を回路に循環させるために設けられている。
リザーバタンク52は、この回路を流れる冷却水におい
て、その余剰分を一時貯蔵しておく、あるいは冷却水が
回路に不足した場合にそれを供給するためのものであ
る。ラジエタ53は、室外熱交換器31と一体的に構成
されたものであって、冷却水がガスエンジン41から奪
った熱を外気に放出するために設けられている。
【0025】冷却水系50には、上記した構成の他に排
気ガス熱交換器54が設けられている。これは排気ガス
の熱を冷却水に回収するために設けられているものであ
る。また、冷却水系50には、先に説明した水熱交換器
32が冷媒系30及び冷却水系50の両系に跨るように
配置されている。これらのことから、暖房運転時には、
冷却水はガスエンジン41から熱を奪うだけでなく排気
ガスからも熱を回収し、かつその回収された熱が、冷却
水より水熱交換器32を通して冷媒に与えられる仕組み
になっている。
【0026】排気ガス系60は、マフラ61、排気トッ
プ62、ドレンフィルタ63を備え、ガスエンジン41
から排出される排気ガスを外部へ導くための系である。
マフラ61は、ガスエンジン41が排気ガスを排出する
ときに伴う騒音を吸収するために設けられている。排気
トップ62は、排気ガスに含まれている水分を分離し、
これを外部環境に飛散させることのないように設けられ
ている。この働きの観点から、排気トップ62は、別名
排気セパレータと呼ばれることもある。ドレンフィルタ
63は、いま述べた排気トップ62から分離された水分
を一時貯蔵しておくために設けられている。また、ドレ
ンフィルタ63の内部には中和剤が備えられている。こ
れは、排気ガスに含まれている水分が一般に強酸性とな
っていることに対応しており、この酸性水分を中和して
無害化する目的で備えられているものである。
【0027】燃料吸入系70は、ガスレギュレータ7
1、電磁弁72、吸気ボックス73、エアクリーナ74
を備え、ガスエンジン41に燃料及び空気を供給するた
めの系である。ガスレギュレータ71は、電磁弁72を
介して室外ユニット20の外部から供給されるガスの送
出圧力を調整するために設けられている。一方、吸気ボ
ックス73は、室外ユニット20外部から空気を取り入
れるために設けられている。また、吸気ボックス73
は、この吸気時に発生する騒音を防止する働きも担って
いる。エアクリーナ74は、このように吸入された空気
から塵埃を取り除くために設けられている。上記したよ
うに外部より供給されたガス及び空気はそれぞれ、図1
に示すように、ガスレギュレータ71、エアクリーナ7
4を通過した後、混合されてガスエンジン41に送り込
まれ、燃料として使用されることになる。
【0028】エンジンオイル系80はオイルサブタンク
81を備え、ガスエンジン41に潤滑油を供給するため
に設けられている。ガスエンジン41下部には、このオ
イルサブタンク81内のオイルを受け入れるためにオイ
ルパン41aが設けられている。
【0029】以上述べた構成のうち室外機ユニット20
として説明した各部及び各系は、図2、図3に示すよう
に、室外機筐体21内に収められている。これらの図に
示されているように、室外機筐体21の内部は仕切板2
2により上下に二分割された形態となっている。いまこ
れら上下の空間をそれぞれ、熱交換室23、機械室24
と呼ぶことにする。なお、図2及び図3では、図1にて
説明したような配管類に関して、その図示を省略したも
のとなっている。
【0030】熱交換室23には、室外機筐体21の前面
及び背面をすべて覆うように室外熱交換機31、ラジエ
タ53が備えられている。これら室外熱交換機31及び
ラジエタ53は、前述したように一体的な構造とされて
いる。また、熱交換室23には、図1に示した要素のう
ち、マフラ61、排気トップ62、吸気ボックス73等
が備えられている。ちなみに、図2に示されているマフ
ラ61及び排気トップ62、及びこれを繋ぐ配管60a
は、図3においてはその図示を省略した。
【0031】熱交換室23には、上記に示した構成要素
の他、ファン91、ファンモータ92、ファン取付具9
3が備えられている。ファン91は、室外機筐体21の
天井面から吊り下げられたファン取付具93に装着され
たファンモータ92の出力軸に取り付けられている。本
実施形態においては、このファン91は2セット取り付
けられている。また、これらファン91の取付位置に対
応するように、室外機筐体21の天井面には開口部94
が設けられており、該開口部94には網状覆蓋95が設
けられている。このファン91は、室外熱交換器31の
働きを補助するものである。
【0032】また、熱交換室23内には、仕切板22上
に換気ボックス96が2個備えられ、そのそれぞれの内
部には換気ファン97が設けられている。これら換気ボ
ックス96及び換気ファン97は、機械室24の内部の
熱を熱交換室23に導くために設けられている。したが
って、機械室24内で熱せられた空気は、換気ファン9
6、熱交換室23、ファン91の経路を通って室外機筐
体21の外部へと排出されることになる。なお、吸気ボ
ックス73は、これら両換気ボックス96の上部に載置
されている。吸気ボックス73から吸入された空気は、
両換気ボックス96間の空間部を通じてガスエンジン4
1に届くようにされている。
【0033】次に、機械室24についての説明を行う。
機械室24内には、図1にて説明した各部及び各系の構
成要素のほとんどが収められている。これら構成要素の
内、図2、図3においては、冷媒回路部30における圧
縮機33、アキュムレータ34、四方弁35、オイルセ
パレータ36、及びガスエンジン部40におけるガスエ
ンジン41、ドレンフィルタ63、エアクリーナ74を
それぞれ示した。
【0034】機械室24内には、上記した構成要素の
他、排水パイプ101が設けられている。この排水パイ
プ101は、仕切板22に設けられた開口部22aと室
外機筐体21の床面開口部25とを繋ぐパイプである。
これは先述した天井面開口部94を通して室外機筐体2
1の内部に入り込んだ雨水を、該室外機筐体21外部に
排出するために設けられている。
【0035】また、機械室24内には、基礎板102、
防振ゴム103が設けられている。基礎板102は略四
角形状の板であり、機械室24内に収められている冷媒
回路部30、ガスエンジン部40内の各構成要素を載置
するための床面として使用されている。この基礎板10
2下面の四隅には、防振ゴム103が配されている。し
たがって、基礎板102及び防振ゴム103は、この上
方に載置される冷媒回路部30、ガスエンジン部40か
ら発生する機械的振動を抑制する働きを担っている。
【0036】以下では、上記の構成となるGHPにおい
て、室内冷房及び暖房のそれぞれの運転時の作用につい
て説明する。まず、冷房運転時において、冷媒回路部3
0の四方弁35は、圧縮機33と室外熱交換器31、室
内熱交換器11とアキュムレータ34、がそれぞれ接続
された状態となっている。この状態では、圧縮機33よ
り吐出された高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器31に
送られる。
【0037】高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器31で
凝縮液化され、屋外の空気に放熱して高温高圧の液冷媒
となる。さらにこの高温高圧の液冷媒は膨張弁37を通
過する過程で減圧されて低温低圧の液冷媒となり、室内
器ユニット10に送られる。
【0038】室内機ユニット10に送られた低温低圧の
液冷媒は室内熱交換器11で蒸発気化され、室内の空気
から熱を奪って冷却したのち、低温低圧のガス冷媒とな
り、室外機ユニット20内の冷媒回路部30に送られ
る。
【0039】冷媒回路部30に送られた低温低圧のガス
冷媒は四方弁35を経てアキュムレータ34に流入し、
液状成分が分離されたのち圧縮機33に吸入される。圧
縮機33に吸入されたガス冷媒は圧縮機33の作動によ
り圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって再び室外熱交
換器31に送られる。
【0040】一方、暖房運転時においては、四方弁35
は圧縮機33と室内熱交換器11、室外熱交換器31と
アキュムレータ34、がそれぞれ接続された状態となっ
ている。この状態では、圧縮機33より吐出された高温
高圧のガス冷媒は室内器ユニット10の室内熱交換器1
1に送られる。
【0041】高温高圧のガス冷媒は室内熱交換器11で
凝縮液化され、室内の空気に放熱して暖めたのち、高温
高圧の液冷媒となって室外機ユニット20内の冷媒回路
部30に送られる。冷媒回路部30に送られた高温高圧
の液冷媒は、室外熱交換器31へと流入する。室外熱交
換器31においては、高温高圧の液冷媒は外気から熱を
奪い蒸発気化して低温低圧のガス冷媒となる。
【0042】高温高圧のガス冷媒は室内熱交換器11で
凝縮液化され、室内の空気に放熱して暖めたのち、高温
高圧の液冷媒となって室外機ユニット20内の冷媒回路
部30に送られる。この冷媒回路部30では、センサ3
9によって圧縮機33の吸入側の冷媒過熱度が監視され
ていて、三方弁38は、制御部Cからの指令に基づいて
冷媒過熱度を目標値(例えば、5℃)に近づけるように
開度調整がなされている。
【0043】例えば、冷媒過熱度が目標値よりも小さい
場合、すなわち要求される暖房能力の実現に充分な量の
熱を冷媒が回収できていない場合には、水熱交換器32
でより多くの熱回収を行わせるべく、並列回路部30a
に送り込む冷媒量を増加させるように三方弁38の開度
調整がなされ、逆に、過熱度が目標値よりも大きい場合
には、過負荷運転とならないように並列回路部30aに
送り込む冷媒量を減少させるように三方弁38の開度調
整がなされる。
【0044】しかして、室内熱交換器11から送られて
きた高温高圧の液冷媒は、三方弁38の開度に応じて、
室外熱交換器31および水熱交換器21のいずれか一方
または双方へと流入する。そして、室外熱交換器31に
おいては、高温高圧の液冷媒は外気から熱を奪い蒸発気
化して低温低圧のガス冷媒となり、また、水熱交換器3
2においては、エンジン冷却水との間で熱交換を行って
高温高圧のガス冷媒となる。
【0045】そして、このガス冷媒は、アキュムレータ
34に流入して液状成分が分離されたのち、圧縮機33
に吸入される。この圧縮機33に吸入されたガス冷媒は
圧縮され、さらに高温高圧のガス冷媒となって再び室内
熱交換器11に送られる。
【0046】以上説明したように、本実施形態のGHP
では、暖房運転時に外気温や室内負荷が変動し、室外熱
交換器31で外気から回収する熱量に過不足が生じて
も、圧縮機33の吸入側の冷媒過熱度に応じて三方弁3
8の開度を調整することで、水熱交換器32でエンジン
冷却水から回収する熱量を前記過不足に応じて増減させ
ることができるため、前記変動に対して追従性の高い能
力調整を行うことができる。よって、低外気温時におけ
る暖房フィーリングの低下を防止するとともに、高外気
温時における過負荷運転をも防止することができる。
【0047】次に、本発明の第二の実施形態について、
図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係
るGHPの要部を示す冷媒回路図であり、同図中、符号
110は二方弁、111は外気温を検出するセンサ、1
12は二方弁110の開度調整を行う制御部を示してお
り、その他の要素については図1〜図3に示す要素と機
能を同じくするため、同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0048】本実施形態のGHPは、室外熱交換器31
と水熱交換器32とが並列状態に設けられている点で前
述の第一実施形態と構成を同じくするが、並列回路部3
0aの水熱交換器32よりも四方弁35側には二方弁1
10が設けられていて、この二方弁110が外気温によ
って開閉されることを特徴としている。
【0049】すなわち、本実施形態では、並列回路部3
0a、二方弁110、センサ111および制御部112
が調整機構を構成していて、センサ111で検出した外
気温が一定の温度(例えば、7℃)以下である場合に
は、制御部112から二方弁110に開放指令が発せら
れ、二方弁110を開とする。また、外気温が7℃を越
えている場合には、二方弁110が閉となる。
【0050】以上説明したように、本実施形態のGHP
では、外気温の変動に応じて二方弁110の開度を調整
することで、水熱交換器32でエンジン冷却水から冷媒
に回収させる熱量を適宜増減させることができるため、
前記変動に対して追従性の高い能力調整を行うことがで
きる。
【0051】次に、本発明の第三の実施形態について、
図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係
るGHPの要部を示す冷媒回路図であり、同図中、符号
120,121,122は二方弁、123はセンサ、1
24は二方弁120,121,122の開度調整を行う
制御部、125,126はバイパス回路部を示してい
る。なお、その他の要素については、図1〜図3に示す
要素と機能を同じくするため、同一の符号を付して説明
を省略する。
【0052】本実施形態のGHPは、室外熱交換器31
と水熱交換器32とが直列状態に設けられている点で前
述の各実施形態と構成を異にしている。すなわち、水熱
交換器32は、室外熱交換器33と四方弁35との間に
設けられている。さらに、本実施形態のGHPには、暖
房運転時に室内熱交換器11から送り込まれてきた冷媒
が、これら各熱交換器32,33を流通することなく迂
回させられるパイパス回路部125,126を備えてい
る。
【0053】これら二方弁120,121,122、セ
ンサ123、制御部124およびバイパス回路125,
126は本実施形態における調整機構を構成していて、
これら二方弁120,121,122は、センサ123
からの信号に応じて制御部124から発せられる指令に
基づき開度調整がなされる。このセンサ123として
は、第一実施形態のように圧縮機吸入側の冷媒過熱度を
検出したり、第二実施形態のように外気温を検出する構
成のものが採用される。
【0054】本実施形態では、例えば、外気温が高温で
ある場合(便宜上、ケース1と称する)には、室外機ユ
ニット31で充分な熱回収が行え、水熱交換器32での
熱回収は不要であるから、二方弁120を開放して二方
弁121を閉塞することによって室外熱交換器31に冷
媒を流通させる一方で、二方弁122を閉塞して水熱交
換器32をバイパスさせる。
【0055】また、外気温が低温である場合(ケース
2)には、室外機ユニット31では充分な熱回収が行え
ず、水熱交換器32での熱回収を必要とするため、前記
ケース1の場合と同様に二方弁120を開放して二方弁
121を閉塞することによって室外熱交換器31に流通
させるとともに、二方弁122も開放して水熱交換器3
2に冷媒を流通させることで回収すべき熱を補充する。
【0056】さらに、外気温が極低温(例えば、約−2
0℃)である場合には、室外機ユニット31では充分な
熱回収が行えないだけでなく、逆に外気に熱を放出して
しまうことがあるため、水熱交換器32のみによる熱回
収が必要になる。このため、前記ケース1とは逆に、二
方弁120を閉塞して二方弁121を開放することで室
外熱交換器31への冷媒の流通を阻止した状態で、前記
ケース2と同様に二方弁122を開放して水熱交換器3
2のみに冷媒を流通させ、熱回収を行わせる。
【0057】以上説明したように、本実施形態のGHP
では、外気温や室内負荷の変動に応じて二方弁120,
121,122の開度を調整することで、冷媒を室外熱
交換器31のみ若しくは水熱交換器32のみに流通させ
たり、これら熱交換器31,32の双方に流通させるこ
とで、エンジン冷却水および外気から回収する熱量を適
宜増減させることができるため、前記変動に対して追従
性の高い能力調整を行うことができる。
【0058】なお、本実施形態では、室外熱交換器31
および水熱交換器32のいずれをもバイパス可能な構成
について説明したが、前記のような極低温下での使用を
想定しなければ、水熱交換器32のみをバイパス可能に
するだけにとどめ、室外熱交換器31をバイパスさせる
バイパス回路125をなくしてしまうことも可能であ
る。
【0059】かかる構成では、室外熱交換器31で充分
な熱回収が行えなくても、水熱交換器32で熱を補充で
きるため、低外気温時における暖房フィーリングの低下
を防止しつつ低コスト化を図ることができる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果を奏することができる。 (a)請求項1記載の室外機ユニットにおいては、暖房
運転時に外気温や室内負荷の変動に伴って室外熱交換器
で外気から回収する熱量に過不足が生じても、室外熱交
換器あるいは水熱交換器のいずれか一方との間で冷媒に
熱交換を行わせたり、双方との間で適宜の割合で熱交換
を行わせることができるため、前記変動に対して追従性
の高い能力調整を行うことができる。
【0061】(b)請求項2記載の空気調和機において
は、外気温や室内負荷の変動に対して追従性の高い能力
調整を行うことができるため、低外気温時における暖房
フィーリングの低下を防止するとともに、高外気温時に
おける過負荷運転をも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態を示す冷媒回路図で
ある。
【図2】 図1に示す室外機ユニットの縦断面図であ
る。
【図3】 図1に示す室外機ユニットの横断面図であ
る。
【図4】 本発明の第二の実施形態を示す冷媒回路の要
部拡大図である。
【図5】 本発明の第三の実施形態を示す冷媒回路の要
部拡大図である。
【図6】 従来の空気調和機における冷媒回路の一例を
示す要部拡大図である。
【符号の説明】
10 室内機ユニット 11 室内熱交換器 12 ファン 20 室外機ユニット 31 室外熱交換器 32 水熱交換器 33 圧縮機 41 ガスエンジン
フロントページの続き (72)発明者 川口 三郎 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の1 中菱エンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒と外気との間で熱交換を行わせる室
    外熱交換器と、ガスエンジンにより駆動されて高温高圧
    のガス冷媒を吐出する圧縮機と、前記ガスエンジンの冷
    却に供されたエンジン冷却水と冷媒との間で熱交換を行
    わせる水熱交換器と、前記室外熱交換器との間で熱交換
    を行わせる冷媒量および前記水熱交換器との間で熱交換
    を行わせる冷媒量の少なくとも一方を調整する調整機構
    とを備えることを特徴とする室外機ユニット。
  2. 【請求項2】 冷媒と外気との間で熱交換を行わせる室
    外熱交換器と、ガスエンジンにより駆動されて高温高圧
    のガス冷媒を吐出する圧縮機と、前記ガスエンジンの冷
    却に供されたエンジン冷却水と冷媒との間で熱交換を行
    わせる水熱交換器と、前記室外熱交換器との間で熱交換
    を行わせる冷媒量および前記水熱交換器との間で熱交換
    を行わせる冷媒量の少なくとも一方を調整する調整機構
    とを具備してなる室外機ユニットと、 室内から空気を吸入し吹出口から吹き出させるファン
    と、前記室外機ユニットから供給された冷媒と前記ファ
    ンで吸入した空気との間で熱交換を行わせる室内熱交換
    器とを具備してなる室内機ユニットとを備えることを特
    徴とする空気調和機。
JP10123633A 1998-05-06 1998-05-06 室外機ユニットおよび空気調和機 Withdrawn JPH11316062A (ja)

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