JPH11316577A - 表示装置の調整方法 - Google Patents

表示装置の調整方法

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JPH11316577A
JPH11316577A JP10347884A JP34788498A JPH11316577A JP H11316577 A JPH11316577 A JP H11316577A JP 10347884 A JP10347884 A JP 10347884A JP 34788498 A JP34788498 A JP 34788498A JP H11316577 A JPH11316577 A JP H11316577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置の各種調整の実施において、製品に
内蔵された光源から液晶パネルに向かって光照射の際の
光源に起因する輝度のバラツキをキャンセルし、光源か
らの光強度が異常の時でもガンマ補正特性を正確に設定
することにより高品質の表示装置を実現する。 【解決手段】 表示装置の輝度測定において、センサ4
及びリファレンスセンサ5Aを使用して透過光測定を行
って、上記センサ4による測定データ,リファレンスセ
ンサ5Aによるリファレンスデータに基づき、上記リフ
ァレンスデータの変動値に基づいて補正値を算出し、上
記測定データを補正し、後に階調値に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に関する
ものであって、特に、それ自体が発光しない表示装置、
すなわち、光源と光学変調素子とを有する表示装置にお
ける調整方法に関する。
【0002】
【背景技術】バックライトなどの表示用光源と光学変調
素子とを用いた表示装置として、例えば、液晶表示装
置,エレクトロルミネッセンス(EL),デジタルマイ
クロミラーデバイス(DMD)が知られている。そし
て、このような表示装置、例えば液晶表示装置では、工
場の生産ラインでの製造段階における一工程として、以
下に示す各種調整が行われている。ここで、一例として
TFT(薄膜トランジスタ)を画素スイッチとして用い
るアクティブマトリクス型液晶表示装置において、ノー
マリホワイトの方式で表示を行う場合の上記各種調整方
法と、一般的な光強度と印加電圧の関係について説明す
る。
【0003】一般に、TFT液晶表示装置においては、
液晶が封入される2枚の基板のうちの一方がTFTアク
ティブマトリクス基板とされ、他方の基板が対向基板と
され共通電極が形成されている。更に、上記TFTアク
ティブマトリクス基板には、画素スイッチである各々の
TFTと接続された画素電極が形成されている。そし
て、この画素電極に信号電圧が印加され、上記対向基板
の共通電極には一定の共通電圧が印加されて、各画素の
液晶に、共通電極への共通電圧と画素電極への信号電圧
との差電圧が印加される。
【0004】そして、ノーマリホワイトの表示方法で
は、図17に示されるように、信号電圧と共通電圧との
差電圧が小さいほど画像表示が明るくなり、差電圧が大
きいほど画像表示が暗くなる。ここで、図17のグラフ
においては、縦軸は透過率T(明るさ)を表し、横軸は
電圧V(正極性電圧(+),負極性電圧(−))を表
し、これらの電圧と、対向基板電圧との差電圧と透過率
との関係を表しているものである。つまり、液晶表示装
置は、対向基板電圧との差電圧が小さいと透過率が高く
なって画像表示が明るくなり、上記対向基板電圧との差
電圧が大きいと透過率が低くなって画像表示が暗くなる
ものである。
【0005】図18には、液晶に印加される電圧を極性
反転して駆動する場合の信号電圧変化が示されている。
すなわち、図18においては、画像表示上で共通電圧1
に対して正極性駆動させる場合の正極性側の画像信号2
と、負極性駆動させる場合の負極性側の画像信号3がそ
れぞれ有する電圧の変化について示されている。
【0006】このような液晶表示装置では、第1の調整
項目として、共通電極への共通電圧の調整(コモン調整
と称する)がある。これは、図18に示す対向基板上の
共通電極に印加される共通電圧1を調整するものであ
り、この調整により画面上にてフリッカの無い画像が得
られる。
【0007】第2の調整項目として、コントラスト調整
あるいはダイナミックレンジ調整がある。これは、図1
8に示す正極性側の画像信号2の有する電圧の最大値2
A及び電圧の最小値2B間の振幅VAと、負極性側の画
像信号3の有する電圧の最小値3A及び最大値3B間の
振幅VBとを同時に調整することで、コントラスト比を
調整するものである。
【0008】第3の調整項目として、DCオフセット調
整がある。これは、後で述べる印加電圧−光強度特性の
中でどのエリアに電圧を印加してユーザに手渡すかを設
定する調整であって、画像信号の電圧振幅を一定にした
まま、DCレベルを調整するものである。
【0009】これは、図18に示される正極性画像信号
2の有する電圧の最大値2Aと共通電圧1間の電圧VC
と、負極性画像信号3の有する電圧の最小値3Aと共通
電圧1間の電圧VDの絶対値とをそれぞれ等しいオフセ
ット電圧に調整するものである。つまり、液晶パネルに
表示された画像、もしくはプロジェクタであればプロジ
ェクタスクリーンに投影されたカラー画像を目視しなが
ら、このオフセット電圧を調整することで、正極性駆
動、負極性駆動の場合のそれぞれの色レベルが同時に決
定される。このDCオフセット調整は、液晶パネルにて
白表示を行った状態において調整するのが一般的であ
り、ホワイトバランス調整とも称される。
【0010】第4の調整項目として、ガンマ補正特性の
設定がある。液晶表示装置は、データ処理回路内にガン
マ補正回路を備えており、図19(A)に示すように、
まず液晶パネル固有の印加電圧(V)−透過率(T)特
性が測定される。そして、このパネル固有の印加電圧−
透過率特性を、図19(C)に示すようなリニアな特性
に補正するのに必要な補正データとして、図19(B)
に示すガンマ補正特性が決定される。更に、図19
(A)に示される輝度測定によって得られた印加電圧−
透過率特性に、図19(B)のガンマ補正特性を合成し
て、図19(C)のようなリニアな入出力特性を得るこ
とでガンマ補正が完了するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述したよう
な表示装置の各種調整を実施するに際しては、実際の製
品に内蔵された光源例えばバックライトより液晶パネル
に向かって光照射する必要がある。
【0012】このとき、この種の光源は、図2(A)及
び(B)に示すように、常時明るさが一定とはならな
い。ここで、図2(A)及び(B)に示すグラフにおい
ては、縦軸は共に輝度(ルクス)を表し、横軸は共に時
間を表しているが、図2(A)の横軸の単位はmsec
であるのに対して、図2(B)の横軸の単位はsecで
ある。
【0013】図2(A),(B)のグラフは異なる光源
を対象として輝度測定を行ったものであるが、図2
(A),(B)に示されるように、同一定格のものでも
製造バラツキがあるため、光源が異なると、輝度−時間
特性波形も異なっており、例えば、バックライトとして
通常用いられるメタルハライドランプなどの放電管で
は、放電状態などに依存して輝度のバラツキが10%程
度生じる。特にこの輝度のバラツキは、図2(A)
(B)にて分かる通り、短時間及び/又は長時間で生ず
る場合がある。
【0014】このように調整時に光源からの光強度が低
下したりあるいは増大すると、特に上述した調整項目の
中の第3、第4の調整項目に必要な測定に支障が生ず
る。すなわち、光源からの光強度が異常の時にDCオフ
セット調整及びガンマ補正特性の設定を行うと、光源か
らの光強度が正常である時の適正な白表示及びガンマ補
正ができなくなる。
【0015】そこで、本発明の目的とするところは、光
源に起因する輝度のバラツキに拘らず、表示装置の各種
調整を行うための測定において得られたデータに対して
補正を行うことによって、高品質の表示装置を実現する
ことにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、更にDCオフ
セット調整を行うことによって、より光変調の信頼性を
向上することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の表示装置の調
整方法は、光源と、印加電圧に基づいて上記光源からの
光を変調する光学変調素子とを有する表示装置の調整方
法において、異なる階調値に対応させて上記印加電圧を
変更設定して、少なくとも一画素に対応する上記光学変
調素子にて変調された光強度をそれぞれ測定する第1工
程と、上記第1工程での各回の測定毎に、常時一定とな
る階調値に対応する印加電圧に設定して、上記少なくと
も一画素とは異なる参照位置の画素に対応する上記光学
変調素子にて変調された参照用の光強度をそれぞれ測定
する第2工程と、上記第2工程にて測定された上記参照
用の光強度に基づいて、上記第1工程にて測定された各
階調毎の光強度を補正する第3工程と、を有することを
特徴とする。
【0018】従って、請求項1に記載の表示装置の調整
方法によれば、上記第2工程において得られる上記参照
位置における参照用の光強度を、上記第1工程における
上記印加電圧を変更設定したときの光強度の測定毎に測
定することで、上記参照用の光強度のバラツキを参照す
ることができ、これによって、上記光源による光強度の
バラツキを定性的に測定することができるため、上記各
階調値に対応させて測定した光強度を基に、上記第1工
程にて得られた光強度を補正して、上記光源の光強度の
バラツキを考慮した理想的な測定データを作成すること
ができる。この2種の光強度の測定は、完全に同じタイ
ミングである必要はなく、2種の光強度測定を比較的短
時間にて切り換えて実施するものでも良い。要は、印加
電圧を変更設定して光強度を測定したとき、その光強度
測定に用いた光源自体の光強度を参照用として測定でき
るタイミングであればよい。
【0019】請求項2の表示装置の調整方法は、請求項
1に記載の特徴点に加え、上記第2工程では、最大階調
値に対応する上記印加電圧に設定して測定することを特
徴とする。
【0020】従って、請求項2に記載の表示装置の調整
方法によれば、上記参照位置には各測定時に最大階調値
に対応する上記印加電圧に設定することで、相対的な上
記光源の光強度のバラツキを測定することができる。
【0021】請求項3の表示装置の調整方法は、請求項
2の記載の特徴点に加え、上記表示装置は、複数種類の
光学変調素子を具備するものであって、上記測定は上記
光学変調素子ごとに行われるものであることを特徴とす
る。
【0022】従って、請求項3に記載の表示装置の調整
方法によれば、複数種類の光学変調素子を使用すること
で、カラー表示を行うことができ、各光学変調素子の製
造バラツキと、上記光源の光強度のバラツキを考慮し
て、上記第1の工程で得られる光強度を補正することが
できる。
【0023】請求項4の表示装置の調整方法は、光源
と、印加電圧に基づいて上記光源からの光を変調する光
学変調素子とを有する表示装置の調整方法において、異
なる階調値に対応させて上記印加電圧を変更設定して、
少なくとも一画素に対応する上記光学変調素子にて変調
された光強度をそれぞれ測定する第1工程と、上記第1
工程での各回の測定毎に、上記光源からの光強度を参照
用としてそれぞれ測定する第2工程と、上記第2工程に
て測定された上記参照用の光強度に基づいて、上記第1
工程にて測定された各階調毎の光強度を補正する第3工
程と、を有することを特徴とする。
【0024】従って、請求項4に記載の表示装置の調整
方法によれば、上記第2の工程により、上記光学変調素
子に到達する前の光の強度を参照用に測定することで、
測定時ごとの上記光源による光強度のバラツキを定性的
に測定することができ、上記参照用に測定した光強度
と、上記各階調値ごとに測定した光強度とを比較参照す
ることで、上記光源の光強度バラツキを考慮して、上記
第1の工程により得られた光強度を補正することができ
る。なお、この第2工程は、請求項5に示すように、表
示装置内部に配置された参照光測定手段を用いて実施す
ることができる。
【0025】請求項6の表示装置の調整方法は、請求項
1乃至5のいずれかの特徴点に加え、上記第3の工程に
おいて、初回の測定において測定された参照用の光強度
と、初回以降の各測定において得られた各参照用の光強
度とをそれぞれ比較して、各補正値を算出することを特
徴とする。
【0026】従って、請求項6に記載の表示装置の調整
方法によれば、上記初回の測定により得られた参照用の
光強度を基準として、上記各測定において得られた各参
照用の光強度から、各測定ごとに補正値を算出すること
ができるので、上記補正値に、上記光源における光強度
のバラツキを反映させることができる。
【0027】請求項7の表示装置の調整方法は、請求項
1乃至5のいずれかに記載の特徴点に加え、上記第3の
工程において、各測定ごとに測定された参照用の光強度
の平均値と、各測定において得られた各参照用の光強度
とをそれぞれ比較して、各補正値を算出することを特徴
とする。
【0028】従って、請求項7に記載の表示装置の調整
方法によれば、上記各測定ごとに測定された参照用の光
強度の平均値を基準として、上記各測定において得られ
た各参照用の光強度から、各測定ごとに補正値を算出す
ることができるので、上記補正値に、上記光源における
光強度のバラツキを反映させることができる。
【0029】請求項8の表示装置の調整方法は、請求項
7に記載の特徴点に加え、上記第3の工程において、規
格とされた参照用の光強度の初期値と、各測定において
得られた各参照用の光強度とをそれぞれ比較して、各補
正値を算出することを特徴とする。
【0030】従って、請求項8に記載の表示装置の調整
方法によれば、上記規格とされた参照用の光強度の初期
値を基準として、上記各測定において得られた各参照用
の光強度から、各測定ごとの補正値を算出することがで
きるので、上記補正値に、上記光源における光強度のバ
ラツキを反映させることができる。
【0031】請求項9の表示装置の調整方法は、請求項
1乃至8のいずれかに記載の特徴点に加え、上記第3の
工程は、上記補正された光強度を階調値に変換する工程
を含むことを特徴とする。
【0032】従って、請求項9に記載の表示装置の調整
方法によれば、上記補正された光強度を階調値に変換す
ることで、上記光源の光強度のバラツキが考慮された階
調値を得ることができる。
【0033】請求項10の表示装置の調整方法は、請求
項1乃至請求項9のいずれかに記載の特徴点に加え、上
記第3の工程にて得られた各補正値に基づいて、ガンマ
補正特性を決定する工程を更に有するものであることを
特徴とする。
【0034】従って、請求項10に記載の表示装置の調
整方法によれば、上記ガンマ補正前に上記補正値を算出
することができるので、それに基づいて上記ガンマ補正
が行われるので、上記ガンマ補正を決定する工程におい
て、上記光源の光強度のバラツキがフィードバックされ
たデータをガンマ補正の基礎データとすることができ、
より高精度のガンマ補正特性を得ることができる。
【0035】請求項11の表示装置の調整方法は、請求
項10に記載の特徴点に加え、入力デジタルデータを、
上記ガンマ補正特性が設定されたガンマ補正回路にて補
正して、上記光学変調素子での印加電圧−光学変調特性
に適したデジタル画像データとする工程と、上記デジタ
ル画像データを、DA変換器にてアナログ画像データに
変換する工程と、上記アナログ画像データを増幅器にて
増幅する工程と、増幅された上記アナログ画像データに
基づいて上記光学変調素子を変調駆動して画像を表示す
る工程と、上記ガンマ補正回路への入力デジタル画像デ
ータの階調値が最大であり、かつ、 上記ガンマ補正回
路からの出力デジタル画像データの階調値が最大値より
も小さいときに、上記増幅器での増幅率を変更して、表
示画像のダイナミックレンジを拡げる調整工程と、を有
することを特徴とする。
【0036】従って、請求項11に記載の表示装置の調
整方法によれば、DA変換後にバイアス調整をすること
ができるので、画像信号のゲインを増加させることがで
きるので、表示装置のコントラス比を向上することがで
きる。
【0037】請求項12の表示装置の調整方法は、請求
項11に記載の特徴点に加え、上記増幅器はオペアンプ
にて構成されるものであって、上記調整工程において、
上記増幅器は上記オペアンプに供給されるバイアス電位
を変更することを特徴とする 。
【0038】従って、請求項12に記載の表示装置の調
整方法によれば、上記増幅器により容易にDA変換後に
バイアス調整をすることができるので、表示装置のコン
トラス比を容易に向上することができる。
【0039】請求項13の表示装置の調整方法は、請求
項10に記載の特徴点に加え、上記デジタルデータを、
上記ガンマ補正特性が設定されたガンマ補正回路にて補
正して、上記光学変調素子での印加電圧−光学変調特性
に適したデジタル画像データとする工程と、上記ガンマ
補正回路にて補正されたデジタル画像データを、基準電
圧に基づいて、DA変換器にてアナログ画像データに変
換する工程と、上記アナログ画像データを増幅器にて増
幅する工程と、上記アナログ画像データに基づいて上記
光学変調素子を変調駆動して画像を表示する工程と、上
記ガンマ補正回路への入力デジタル画像データの階調値
が最大であり、かつ、上記ガンマ補正回路からの出力デ
ジタル画像データの階調値が最大値よりも小さいとき
に、上記DAコンバータの上記基準電圧を変更して、表
示画像のダイナミックレンジを拡げる調整工程と、を有
することを特徴とする。
【0040】従って、請求項13に記載の表示装置の調
整方法によれば、DAコンバータの基準電圧を調整する
ことができるので、DAコンバータでのゲイン調整を行
うことができ、表示装置のコントラス比を向上すること
ができる。
【0041】請求項14の表示装置の調整方法は、請求
項10に記載の特徴点に加え、入力デジタルデータを、
上記ガンマ補正特性が設定されたガンマ補正回路にて補
正して、上記光学変調素子での印加電圧−光学変調特性
に適したデジタル画像データとする工程と、上記ガンマ
補正回路にて補正されたデジタル画像データを、基準電
圧に基づいて、DA変換器にてアナログ画像データに変
換する工程と、上記アナログ画像データのうち最小階調
値に対応する電圧を、クランプ回路にて所定のクランプ
電圧に設定する工程と、上記アナログ画像データに基づ
いて上記光学変調素子を変調駆動して画像を表示する工
程と、上記クランプ回路でのクランプ電圧を変更して、
上記アナログ画像データの基準電圧に対するDCオフセ
ット量を調整してホワイトバランス調整する工程と、を
有することを特徴とする。
【0042】従って、請求項14に記載の表示装置の調
整方法によれば、上記クランプ回路にて上記DCオフセ
ット量を調整することができるので、表示装置のホワイ
トバランス調整を行うことができる。
【0043】請求項15の表示装置の調整方法は、請求
項1乃至14のいずれかに記載の特徴点に加え、上記表
示装置は、投写型表示装置であって、上記第1工程にお
ける測定は、スクリーン上の画素に対して行うと共に、
上記第2工程における測定は、上記スクリーン上の上記
参照位置の画素に対して、行うものであることを特徴と
する。
【0044】従って、請求項15に記載の表示装置によ
れば、上記投写型表示装置の調整を行うことができるの
で、上記投写型表示装置の画質を向上させることができ
る。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。まず、本発明の調整が行われる表
示装置の概略について説明する。
【0046】<実施の形態1> (表示装置の全体説明)図3は、液晶表示パネルを駆動
するための表示装置の全体を概略的に示すブロック図で
ある。図3に示す本実施の形態の液晶表示装置は、3枚
の液晶表示パネルをそれぞれR,G,B用のライトバル
ブとして用いたプロジェクタに適用したものである。
尚、本実施の形態では、3枚の液晶表示パネルを、TF
Tをスイッチング素子として用いたアクティブマトリク
ス基板にて構成しているが、他の液晶表示基板を用いる
ことも可能である。
【0047】図3において、このプロジェクタの液晶表
示装置は、大別して、各色赤(以下Rと記す),緑(以
下Gと記す),青(以下Bと記す)のデータ処理に共用
される信号処理用ボード10と、各色R,G,B毎に設
けられた液晶表示専用ボード30R,30G,30B
と、3枚のライトバルブとしてそれぞれ機能する液晶表
示パネル50R,50G,50Bと、を有する。
【0048】信号処理用ボード10は、本実施の形態の
電子機器であるプロジェクタ用の各種回路(図示せず)
の他、下記の機能を実現する素子、回路が搭載される全
体制御用ボードとすることもできる。
【0049】まず、画像データの入力端子として、NT
SC,PAL等のアナログのテレビ信号を入力する第1
の入力端子12と、コンピュータ出力、CDROM出力
等のデジタルの画像信号を入力する第2の入力端子14
とを有する。ここで、第1の入力端子12に入力される
アナログのテレビ信号は、CRTの特性を考慮してガン
マ補正が施されているが、第2の入力端子14に入力さ
れるデジタルの画像信号にはガンマ補正は施されていな
い。尚、CCDカメラ出力など、CRT用のガンマ補正
が施されたデジタルの画像信号を入力する他の端子を設
けることも可能である。
【0050】第1の入力端子12にはADコンバータ1
6が接続され、テレビ信号をアナログ−デジタル変換す
る。更にADコンバータ16にはデジタルデコーダ18
が接続されている。このデジタルデコーダ18は、テレ
ビ信号中の輝度信号Y及び色差信号U,Vを、3色の
R,G,B信号にデコードするものである。
【0051】デジタルデコーダ18の後段には、フレー
ムメモリ20が設けられている。第1の入力端子12を
介して入力されるデータは、ADコンバータ16,デジ
タルデコーダ18を介してフレームメモリ20内に、1
フレーム分書き込まれる。第2の入力端子14を介して
入力されてデジタルR,G,Bデータは、フレームメモ
リ20に直接書き込まれる。尚、液晶表示パネル50
R,50G,50Bにて飛び越し走査が実施される場合
には、1フレーム分のR,G,Bの各データが奇数ライ
ン,偶数ラインの順で、フレームメモリ20より、2フ
ィールドに分けて読み出される。
【0052】ここで、特に図示しないが、図3に示され
ている、液晶表示専用ボード30Rに搭載されている液
晶駆動用ICと、他の色G,Bの表示に使用される液晶
駆動用ICの構成は同一である。
【0053】液晶表示専用ボード30Rには、ガンマ補
正回路32が設けられている。そして、ガンマ補正回路
32の後段には、相展開回路34が設けられている。こ
の相展開回路34は、液晶表示パネル50Rでの駆動周
波数を下げるためにデータの相展開を実施している。
【0054】相展開回路34の後段には、極性反転回路
36が設けられている。この極性反転回路36は、液晶
表示パネル50Rの各画素の液晶に印加される電界の極
性を所定の周期で反転させて極性反転駆動するために設
けられている。本実施の形態では、液晶表示パネルのス
イッチング素子をTFTにて構成しているため、TFT
基板と対向する基板に形成された共通電極の電位を基準
として、画素に供給されるデータ電位の極性が所定のタ
イミングで反転されて駆動される。このために、極性反
転回路36は、共通電極の電位に対して正極性の電位を
持つデータと負極性の電位を持つデータとを生成して出
力する。
【0055】極性反転回路36の後段には、DAコンバ
ータ38が設けられ、相展開されたNラインの極性反転
データをそれぞれデジタル−アナログ変換する。このア
ナログ信号が、液晶表示駆動ICの出力となる。
【0056】尚、液晶表示駆動ICには、特に図示しな
いが、タイミング発生回路が設けられ、上述の相展開回
路34,極性反転回路36及びDAコンバータ38にて
必要なタイミング信号が、画像同期信号に基づいて発生
される。
【0057】液晶表示専用ボード30Rには、更に増幅
器40とバッファ42とが設けられている。増幅器例え
ばオペアンプ40にて正、負の極性反転駆動に対応した
バイアス電圧が重畳されたデータは、バッファ42を介
して、液晶表示パネル50Rに供給され、このデータに
基づいて液晶表示パネル50Rが所定の1ドット又は1
ライン毎等の所定周期毎に極性反転駆動される。
【0058】上記ガンマ補正回路32は、個々の液晶表
示パネルの印加電圧−透過率特性に適合したガンマ補正
を実施することを主目的としている。この印加電圧−透
過率特性は、液晶表示パネル毎に区々であるので、後述
するように必ず調整を要するものである。このガンマ補
正回路32が、液晶表示専用ボードに搭載して、表示パ
ネルと一体の構成とすることで、調整工程が簡便とな
り、演算が単純化されるので精度の高い補正を実施する
ことができる。
【0059】(輝度測定方法)図1(A)〜図1(C)
に、実施の形態1の表示装置の輝度測定装置の模式図を
示す。実施の形態1においては、液晶表示装置、例え
ば、プロジェクタの輝度測定はR,G,Bの各パネルご
とに測定が行われ、この測定は、図1(A)に示すよう
に、階調値測定器9及びセンサ4,リファレンスセンサ
5Aを使用し、プロジェクタ8からレンズ7を介してプ
ロジェクタスクリーン6に対して画像をR,G,Bの各
色ごとに投影することにより行われる。
【0060】このとき、プロジェクタスクリーン6には
光透過手段13A,13Bが設けられて、プロジェクタ
8からの光が、センサ4,5Aに直接入射されるように
設置されている。そして、プロジェクタスクリーン6上
の光の輝度を測定するために、センサ4,5Aは、プロ
ジェクタスクリーン6上の光透過手段13A,13Bと
接するように設置されている。
【0061】ここで、光透過手段13A及び13Bは、
プロジェクタ8から入射される光が、プロジェクタスク
リーン6によって遮断されないようにするものであっ
て、たとえば、部分的に孔を設ける、透明にする等の手
段により構成することができる。
【0062】図1(B)は、光透過手段を開口13A,
13Bとしたスクリーン6の一例を示している。これら
の開口13A,13Bは、スクリーン6の縦中心線Lに
対してそれぞれ距離L1だけ離れた位置にて線対称に設
けることが好ましい。プロジェクタの光学系は、スクリ
ーン6の縦中心線Lに対する線対称の各位置で照度が等
しくなるように設計されているからである。
【0063】さらに、図1(B)に示すように、各開口
13A,13Bの周囲には、同図にてハッチングで示す
領域13C,13Dを、測定時に黒表示し、この領域を
マスクとして利用することが好ましい。すなわち、図1
(C)に示すように、各センサ4,5Aは、角度ψの範
囲の光を受光するが、マスク13C,13Dにより測定
光以外の光が各センサ4,5Aに入射されないようにで
きる。
【0064】また、リファレンスセンサ5Aとしては、
センサ4と同じ仕様の装置を使用し、プロジェクタスク
リーン6上における、リファレンスセンサ5Aに対応す
る位置に投影される画素には常に一定階調の表示例えば
白表示を行うようにして、リファレンスデータを測定す
る。
【0065】センサ4での輝度の測定は、開口13Aと
対応する表示領域の階調を変化させて、センサ4にてそ
れぞれの階調での輝度を測定する。すなわち、このよう
にすることで、各階調に対応した液晶への印加電圧と、
該電圧が印加された液晶での透過率との相関が測定され
る。
【0066】センサ4及びリファレンスセンサ5Aは、
ケーブル11Aを介して階調値測定器9と接続され、セ
ンサ4にて測定された測定データMes,リファレンス
センサ5Aにて測定されたリファレンスデータRefが
それぞれ階調値測定器9に入力され、後述するリファレ
ンスデータRefに基づく測定データMesの補正及び
その補正により算出された補正輝度値Luxに対して輝
度値−階調値変換が行われ、補正階調値Dataが算出
される。
【0067】なお、センサ4,5Aにて輝度測定するた
めに、プロジェクタスクリーン6への投影画像は、開口
13Aの領域のみで各測定毎に階調値が変化され、開口
13Bの領域では常に白表示され、マスク領域13C,
13Dでは常に黒表示される。従って、輝度測定時に
は、このような投影画像を表示できる画像データが供給
されることになる。なお、輝度測定時の投影画像の表示
方法の変形例については、図20および図21を参照し
て後述する。
【0068】また、センサ4,5Aでの輝度測定にあた
り、両センサ4,5Aにて同期をとることで同時にサン
プリングすることもできるが、センサ4,5Aでの輝度
サンプリングを短時間に切り換えて交互に1回または複
数回実施しても良い。
【0069】輝度測定において、上記センサ4及び上記
リファレンスセンサ5Aに入射された光は、光電変換さ
れ、それぞれ電気信号として、ケーブル11Aにより形
成された第1のデータバスに出力されて階調値測定器9
に入力され、上記階調値測定器9側でのデータ処理によ
り、各測定にて得られた上記各測定データMes,各リ
ファレンスデータRefに基づいて、後述する方法によ
り補正輝度Luxがそれぞれ算出される。その後、上記
各補正輝度Luxが正規化されて算出された各補正階調
値Dataがケーブル11Bにより形成された第2のデ
ータバスに出力されて、上記プロジェクタ8へフィード
バックされる。
【0070】そして、上記プロジェクタ8に搭載された
データ処理回路におけるデータ補正回路23に上記補正
階調値Dataがそれぞれ入力され、この補正階調値D
ataに基づいてガンマ補正特性が決定される。さらに
図1に示されるガンマ補正回路32により、例えばRO
M,RAM等に記憶されたガンマ補正特性に基づいて、
入力デジタルデータにガンマ補正がなされるものであ
る。
【0071】(測定データからの補正階調値の抽出方
法)輝度測定方法において述べたように、図1に示され
るセンサ4及びリファレンスセンサ5Aによって測定さ
れた輝度は、階調値測定器9にて補正輝度に変換された
後、正規化データに換算される。
【0072】図4(A)には、図1におけるプロジェク
タ8に内蔵された光源の輝度から算出した階調値と、上
記プロジェクタ8における32階調ごとの測定データか
ら算出した補正輝度Luxに基づく補正階調値の一例を
0〜255の範囲で正規化された表が示されているもの
である。図4(A)においては、入力信号としての液晶
パネル駆動信号であるラスタ信号Xmに対し、R,G,
Bのそれぞれのパネルにおいて測定した透過率を補正し
た各補正輝度値が正規化された補正階調値Ym(R),
Ym(G),Ym(B)を表したものである。ここで、
上記ラスタ信号Xmは、R,G,Bのそれぞれのパネル
に対応する駆動信号Xm(R),Xm(G),Xm
(B)で、それぞれが個別のものであって、R,G,B
のそれぞれのパネルごとに各ラスタ信号に対して測定が
行われているが、データ処理上、図4(A)の表の項目
においては省略して、「ラスタ信号Xm」で表す。
【0073】すなわち、図4(A)の表におけるそれぞ
れの数値は、R,G,Bの各パネルを透過した光の輝度
の各測定データを補正後、正規化してそれぞれ階調値で
表したものである。この正規化においては、補正階調値
の最大値を255,最小値を0とするものであって、例
えば、各測定データにおいてRの補正輝度値の最大値を
Rmax,最小値をRmin,各補正輝度値をRx、Gの補正
輝度値の最大値をGmax,最小値をGmin,各補正輝度値
をGx、Bの補正輝度値の最大値をBmax,最小値をBmi
n,各補正輝度値をBxとすると、R,G,Bの補正階調
値Ym(R),Ym(G),Ym(B)はそれぞれ以下
に示す式1〜式3により算出されたものである。
【0074】式1;Ym(R)=255×(Rx−Rmi
n)/(Rmax−Rmin) 式2;Ym(G)=255×(Gx−Gmin)/(Gmax
−Gmin) 式3;Ym(B)=255×(Bx−Bmin)/(Bmax
−Bmin) そして、図4(A)の表における各階調値は9階調で示
されているので、0〜255において、それぞれの階調
の間隔が256/(9−1)となるので、32階調ごと
の表示とされている。図4(A)は、測定データ及びそ
れを補正した補正輝度値から式1〜式3を用いて算出さ
れた各色ごとの補正階調値Ym(R),Ym(G),Y
m(B)が示されているが、これをグラフ化したものが
図4(B)に示されている。図4(B)においては、縦
軸がR,G,Bの各パネルを透過した光の補正階調値Y
m(R),Ym(G),Ym(B)であって、横軸がラ
スタ信号の階調値Xmであり、R,G,Bの各パネルに
おける各補正階調値を示す3種類のグラフが示されてい
る。
【0075】このように、プロジェクタのような液晶表
示装置でのカラー表示においては、R,G,Bの3枚の
パネルを使用しているので、これら3枚のパネルについ
てそれぞれの輝度の測定データ及び後に述べる補正から
各補正階調値Ym(R),Ym(G),Ym(B)を算
出している。
【0076】本発明は上述したような方法で表示装置を
調整することができるが、従来は、リファレンスデータ
を使用して測定データに対して補正を行って補正輝度値
を算出した後に正規化するという方法による調整が行わ
れていなかったために、単なる測定データの輝度−階調
値変換のみで階調値を算出し、ガンマ補正の対象となる
データとして使用し、R,G,Bの各パネルの透過光の
それぞれの上記階調値に基づいてプロジェクタスクリー
ン上に画像を投影することにより目視によって調整を行
っていた。
【0077】すなわち、上述したように、光源における
時間と輝度との関係は一定ではなく、バラツキが生じて
いるため、図4(A)におけるラスタ信号の階調値Xm
が96であった場合に、パネル透過光の測定データが例
えば100で、ラスタ信号の階調値Xmが128であっ
た場合に、パネル透過光の測定データが例えば95であ
るという事態も発生する。このような場合、輝度は階調
値に比例して増加しないことになり、比例関係が崩れて
しまうので、測定データそのものを正規化しても、印加
電圧−光強度特性が正確でなくなってしまっていた。よ
って、輝度が飽和する点を測定するときに、100%に
対して98%を算出しようとすると、光源のバラツキで
5%ずれると、算出した階調値の信頼性が低下してしま
っていたために、目視による調整が必要であった。
【0078】例えば、図5に光源の輝度バラツキと、プ
ロジェクタの時間−階調特性について表すグラフを示
す。図5において、横軸はプロジェクタの輝度測定回数
を示し、縦軸に階調を示している。図5に示されるよう
に、光源は輝度測定ごとに輝度が一定ではなく、各測定
ごとに輝度が変動している。例えば、図5からも明らか
なように、光源の輝度が上昇することにより、プロジェ
クタにおける表示パネルの階調も上昇し、光源の輝度が
低下することにより、プロジェクタにおける階調も下降
している。
【0079】そこで、本実施の形態においては、表示装
置の輝度測定時に、センサ4による測定だけでなく、図
1に示すようなリファレンスセンサ5Aによる測定によ
り、リファレンスデータとなる輝度を同時に測定して、
測定データに対して補正を行うものである。
【0080】すなわち、各階調ごとに印加電圧−光強度
特性を測定する場合、従来は、各測定ごとに生じる光源
の輝度バラツキを考慮することなく測定したデータその
ものを正規化したデータが、プロジェクタ等の表示装置
内の記憶部にて印加電圧−光強度特性として記憶されて
おり、これに基づいてガンマ補正が行われていたので、
適正なガンマ補正データを持たせることが不可能であっ
た。しかし、本実施の形態の調整方法にて表示装置を調
整して測定を行うことにより、上記測定データMes
を、上記リファレンスデータRefにより算出される補
正値に基づいて補正した後に正規化して、上記正規化後
に得られる補正階調値Dataをガンマ補正対象データ
とすることで、適正なガンマ補正データを持たせること
が可能となる。
【0081】この測定データの補正方法は、以下に述べ
る3種の方法が挙げられる。
【0082】(1)各リファレンスデータRefと、初
回の測定でのリファレンスデータRef0、あるいは各
リファレンスデータRefの平均値RefAとを比較し
て、それぞれの測定ごとの補正値を算出し、各測定デー
タMesから上記補正値分減少させる。
【0083】ここで、初回輝度測定時のリファレンスデ
ータをRef0,測定データをMes0,補正後の測定
データを補正輝度値Lux0とし、以降1,2,・・
・,nとする。そして、各補正輝度値Luxを、各測定
データMes,各リファレンスデータRef及び基準と
なる初回の測定により得られたリファレンスデータRe
f0に基づいて、以下に示す式4〜式7にて算出するも
のである。
【0084】式4;Lux0=Mes0 式5;Lux1=Mes1/[1+(Ref1−Ref
0)/Ref0] 式6;Lux2=Mes2/[1+(Ref2−Ref
0)/Ref0] 式7;Luxn=Mesn/[1+(Refn−Ref
0)/Ref0] この調整方法によれば、例えば、図6の表に示すよう
に、ラスタ信号の階調を、n,n+1,n+2にて測定
を行った場合の各測定データMesが、80,89,9
3、各リファレンスデータRefが、100,105,
97であった場合、初回測定時のリファレンスデータR
ef0が100となる。よって、n階調のときのリファ
レンスデータRef0を基準値とすれば、n+1階調の
ときに(Ref1−Ref0)が+5,n+2階調のと
きに(Ref2−Ref0)が−3となり、この値に基
づいて式4〜7により、正規化が行われる対象のデータ
としての補正輝度値Luxが算出され、Lux0は8
0,Lux1は84.76,Lux2は95.88のよ
うに算出される。
【0085】なお、この補正方法は、図2(B)に示す
ように、ランプの輝度が比較的長時間の間でもばらつ
き、長時間に亘ってデータを収集する場合に適用でき
る。
【0086】また、各測定における各リファレンスデー
タRefの平均値RefAを使用して各補正輝度値Lu
xを算出する場合は、まず、式8にてリファレンスデー
タRefの平均値RefAを算出する。
【0087】式8;RefA=(Ref0+Ref1+
Ref2+・・・+Refn)/n そして、上記式4〜式7において基準としている、初回
の測定にて得られたリファレンスデータRef0の代わ
りに、測定全体のリファレンスデータの平均値RefA
を用いて、以下に示す式9〜式12に基づき、各補正輝
度値Luxがそれぞれ算出される。
【0088】式9;Lux0=Mes0 式10;Lux1=Mes1/[1+(Ref1−Re
fA)/RefA] 式11;Lux2=Mes2/[1+(Ref2−Re
fA)/RefA] 式12;Luxn=Mesn/[1+(Refn−Re
fA)/RefA] なお、この補正方法は、図2(A)に示すように、ラン
プの輝度が比較的短時間の間でもでばらつき、短時間に
亘ってデータを収集する場合に適用できる。この場合の
データサンプリングは、例えばデータサンプリング自体
に1mSを要するため、100mSの間に10回実施す
る。
【0089】(2)固定リファレンスデータRefXと
比較する。
【0090】リファレンスデータRefが規格として初
期値を有する場合、その初期値を固定値RefXとし
て、(1)と同様にして、以下に示す式13〜式16を
用いて各補正輝度値Luxがそれぞれ算出される。
【0091】式13;Lux0=Mes0/[1+(R
ef0−RefX)/RefX] 式14;Lux1=Mes1/[1+(Ref1−Re
fX)/RefX] 式15;Lux2=Mes2/[1+(Ref2−Re
fX)/RefX] 式16;Luxn=Mesn/[1+(Refn−Re
fX)/RefX] この方法も、図2(A)に示すように、ランプの輝度が
比較的長時間の間でもでばらつき、長時間に亘ってデー
タを収集する場合に適用できる。
【0092】本実施の形態においては、以上述べたよう
な(1),(2)の方法またはそれらの組み合わせによ
って、補正輝度値を算出し、正規化することで、ガンマ
補正の対象データとして格納される印加電圧−透過率特
性である各補正階調値Dataを算出することで、光源
からの光強度の変動に起因した測定誤差を、上記データ
補正によってキャンセルすることができる。
【0093】(データ補正回路の回路構成)以上述べた
ような、リファレンスデータを参照した測定データの補
正は、図1におけるプロジェクタ8内のガンマ補正回路
32と接続されて階調値測定器9内に設けられた、特に
図示しないデータ補正回路により行われる。
【0094】図7に、データ補正回路及びガンマ補正回
路の概略構成について示し、上述した補正階調値の演算
に付随するデータ処理について説明する。
【0095】データ補正回路23は、例えば、減算回路
22と、演算回路21とを有するものであって、上述し
た式4〜7,式8〜12,式13〜16のいずれかの演
算が、上記減算回路22,演算回路21にて行われて各
測定ごとの補正輝度値Luxが算出される。このデータ
補正回路23の出力は、上記補正輝度値Luxに基づい
て補正階調値Dataの算出を行う正規化回路24と接
続されている。
【0096】上記減算回路22は、図1に示す階調値測
定器9に対して各測定ごとにセンサ,リファレンスセン
サから入力された各測定データMesをデータとして有
する測定信号mes,各リファレンスデータRefをデ
ータとして有するリファレンス信号refが供給される
回路であって、これらの信号の供給によって、補正値を
算出する回路である。
【0097】このとき、上記補正輝度値Luxは、上述
した(1),(2)のいずれかの方法を用いるものであ
って、上記リファレンスデータRefから、初回の測定
により得られるリファレンスデータRef0あるいは各
リファレンスデータRefの平均値RefA、または、
設定された固定リファレンスデータRefXをそれぞれ
上述したように減算するものである。
【0098】なお、この減算回路22は例えばオペアン
プにて構成できる。このとき、上述した(Ref1−R
ef0)、(Ref1−RefA)または(Ref0−
RefX)などのデータは、センサ5Aからのアナログ
出力をオペアンプに入力させ、オペアンプにて増幅され
た差電圧をアナログ−デジタル変換したものを用いるこ
とができる。
【0099】上記演算回路21は、上記減算回路22か
ら出力された補正値に基づいて、上述したいずれかの方
法によって、上記各測定データMes及びリファレンス
データRefに基づいて各補正輝度値Luxを演算する
ものである。
【0100】上記演算回路21にて算出された各補正輝
度値Luxは、それをデータとして有する補正階調信号
luxとして上記正規化回路24側に出力し、上記正規
化回路24にて上述したような手法によって正規化が行
われて補正階調値Dataが算出される。
【0101】そして、ガンマ補正回路32内の第1のメ
モリ17に上記各補正階調値Dataが書き込まれるこ
とにより、上記各補正階調値Dataが格納される。こ
の第1のメモリ17は、好ましくはデータ書換可能な不
揮発性メモリにて構成できる。
【0102】ここで、式4〜16の演算を例として減算
回路,演算回路を用いて計算する例について示したが、
特にこれに限定されるものではなく、上記演算機能を実
現できる回路であればどのような回路を用いても良く、
また、図7においては、上記減算回路22と演算回路2
1とを別ブロックにて記載したが、2つの機能を有する
単一の回路を用いることも勿論可能である。つまり、演
算機能を有するロジック回路,マイクロコンピュータ等
を使用して、予め上記式4〜7,式8〜12,式13〜
16のいずれかを選択して、プログラムすることで、上
記演算機能を持たせることが可能となる。
【0103】ところで、このガンマ補正回路32は、少
なくとも、各補正階調値Dataを格納する第1のメモ
リ17,理想γ階調値を格納する第2のメモリ19,上
記各補正階調値Dataと理想γ階調値を受け取ってガ
ンマ補正カーブを演算するCPU15,ガンマテーブル
を有するASIC14とを有する。
【0104】すなわち、上記第1のメモリ17に格納さ
れた印加電圧−透過率特性は、図19(A)に示される
グラフ、上記第2のメモリ19に格納された印加電圧−
透過率特性は図19(C)に示されるグラフ、上記AS
IC14に格納された印加電圧−透過率特性は図19
(B)に示されるグラフにそれぞれ対応する。
【0105】このように、本実施の形態のデータ処理回
路内のガンマ補正回路には、光源のバラツキによる印加
電圧−光強度特性を補正するデータが書き込まれている
ため、ガンマ補正の際に正確な補正を行うことができる
ので、表示装置の信頼性を向上することができる。
【0106】(表示装置の具体例)上述の本発明の表示
装置の調整方法が適用される表示装置の具体例を以下に
示す。例えば、電子機器は、図8に示す表示情報出力源
1000、表示情報処理回路1002、表示駆動回路1
004、液晶パネルなどの表示パネル1006、クロッ
ク発生回路1008及び電源回路1010を含んで構成
される。表示情報出力源1000は、ROM、RAM、
などのメモリ、テレビ信号を同調して出力する同調回路
などを含んで構成され、上述のタイミング回路ブロック
20に相当するクロック発生回路1008からのクロッ
クに基づいて、画像信号などの表示情報を出力する。
【0107】表示情報処理回路1002は、上述の各実
施の形態のデータ処理回路ブロック30に相当し、クロ
ック発生回路1008からのクロックに基づいて表示情
報を処理して出力する。この表示情報処理回路1002
は、上述の増幅・極性反転回路、相展開回路、ローテー
ション回路等の他、ガンマ補正回路及びクランプ回路等
を含むことができる。
【0108】駆動回路1004は、上述の走査側駆動回
路102、Xドライバ104及びプリチャージ駆動回路
160、あるいはXドライバ104のみを含んで構成さ
れ、液晶パネル1006を表示駆動する。電源回路10
10は、上述の各回路に電力を供給する。
【0109】このような構成の電子機器として、図9に
示すプロジェクタ、図10に示すマルチメディア対応の
パーソナルコンピュータ(PC)及びエンジニアリング
・ワークステーション(EWS)などを挙げることがで
きる。
【0110】図9に示すプロジェクタは、透過型液晶パ
ネルをライトバルブとして用いた投写型プロジェクタで
あり、例えば、3板プリズム方式の光学系を用いてい
る。図9において、プロジェクタ1100では、白色光
源のランプユニット1102から射出された投写光がラ
イトガイド1104の内部で、複数のミラー1106及
び2枚のダイクロイックミラー1108によってR、
G、Bの3原色に分けられ、それぞれの色の画像を表示
する3枚のアクティブマトリクス型液晶パネル1110
R、1110G及び1110Bによって変調された光
は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射
される。
【0111】ダイクロイックプリズム1112では、レ
ッドR及びブルーBの光が90°曲げられ、グリーンG
の光が直進するので各色の画像が合成され、投写レンズ
1114を通してスクリーンなどにカラー画像が投写さ
れる。ここで、図には投写型プロジェクタを例として挙
げて説明したが、これに限定されず、本発明の表示装置
は、反射型プロジェクタ,透過型液晶表示装置に適用す
ることが可能である。
【0112】図10に示すパーソナルコンピュータ12
00は、キーボード1202を備えた本体部1204
と、液晶表示画面1206とを有する。
【0113】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実
施が可能である。例えば本発明は、表示装置の階調を調
整中に発光強度の変動が問題となるような場合には、液
晶パネルを用いない他の表示装置にも適用可能である。
また、液晶パネルをライトバルブとして用いた場合も、
プロジェクタ以外の表示装置に本発明を適用可能であ
る。
【0114】また、上記実施の形態においては、TFT
を画素のスイッチング素子として用いた例を説明した
が、スイッチング素子はMIM等の2端子素子でも良
い。この場合、走査信号ラインとデータ信号ラインとの
間に2端子素子と液晶セルとが直列接続されて画素が構
成されるので、両信号ラインの差電圧が画素に供給され
る。
【0115】また、上記実施例においては、TFTをス
イッチング素子として用い、液晶パネルの素子が形成さ
れた基板をガラスや石英の基板としたが、これに代えて
半導体基板を用いることもできる。
【0116】<実施の形態2>実施の形態2の輝度調整
方法においては、表示装置たとえばプロジェクタにおけ
る光源の漏れ光を直接測定することにより、測定データ
の調整を行うものである。
【0117】つまり、表示パネルを透過する前の光の輝
度を、上記プロジェクタに内蔵された光源の漏れ光によ
り測定し、表示パネルを透過する光の輝度を、上記プロ
ジェクタスクリーンに投影される光を測定することによ
り、輝度調整を行うものである。
【0118】図11に、実施の形態2の表示装置の輝度
測定装置の模式図を示す。実施の形態1と同様に、実施
の形態2の表示装置例えばプロジェクタの輝度測定にお
いては、R,G,Bごとに測定が行われ、この測定は、
階調値測定器9及びセンサ4,リファレンスセンサ5B
を使用し、プロジェクタ8からレンズ7を介してプロジ
ェクタスクリーン6に対して画像を投影することにより
行われている。
【0119】このとき、上記プロジェクタスクリーン6
は実施の形態1と同様に、その中心部に光透過手段13
Aが設けられて、上記プロジェクタ8からの光が、セン
サ4に直接入射されるように設置されている。
【0120】一方、上記表示パネルを透過する前の光の
輝度を測定するために、上記プロジェクタ8内の光源か
らの漏れ光がリファレンスセンサ5Bに入射されるよう
に、上記リファレンスセンサ5Bが設置されている。こ
の設置位置については、特に図示しないが、上記リファ
レンスセンサ5Bが表示パネルよりも光源に近い位置と
なるように設置する。例えば、本発明に係る調整は、工
場出荷前の製造工程の一工程として行われているため
に、プロジェクタ組み立て前の状態で、リファレンスセ
ンサ5Bを表示パネルよりも光源に近い位置となるよう
にすることもできるが、上述したような位置にリファレ
ンスセンサ5Bを予め組み込んだ状態で、プロジェクタ
を製造してから上記測定を行うこともできる。図11で
は後者を例として図示している。
【0121】また、上記リファレンスセンサ5Bとして
は、センサ4と同じ仕様の装置を使用し、単一のクロッ
ク信号を上記リファレンスセンサ5B及び上記センサ4
に同時に取り込んでいる。
【0122】上記センサ4及び上記リファレンスセンサ
5Bは、ケーブル11Aを介して階調値測定器9と接続
され、上記センサ4にて測定された測定データ,上記リ
ファレンスセンサ5Bにて測定されたリファレンスデー
タが、各測定ごとにそれぞれ上記階調値測定器9に入力
され、実施の形態1において行われた上記測定データの
補正及び輝度−階調値変換が行われる。
【0123】そして、実施の形態1と同様に、光源の輝
度の測定は、上記プロジェクタ8における光源の階調を
変化させて、上記センサ4にてそれぞれの階調での輝度
を測定すると共に、上記リファレンスセンサ5Bにて各
リファレンスとしての輝度をそれぞれ測定することによ
り行われる。
【0124】輝度測定において、上記センサ4及び上記
リファレンスセンサ5Bに入射された光は、それぞれ電
気信号として、ケーブル11Aにより形成された第1の
データバスに出力されて階調値測定器9に入力されるこ
とで、各測定ごとに得られた上記測定データMesが、
上記リファレンスデータRefがそれぞれ上記階調値測
定器9に供給される。
【0125】そして、上記各リファレンスデータRef
に基づいて実施の形態1と同一の手法により、上記各測
定データMesが補正されて各補正輝度値Luxが算出
され、これが正規化されることで補正階調値Dataが
それぞれ算出され、この各補正階調値Dataがケーブ
ル11Bにより形成された第2のデータバスに出力され
て、上記プロジェクタ8へフィードバックされる。
【0126】そして、上記階調値測定器9に搭載された
データ補正回路23にて、上記リファレンスデータRe
fから算出された補正値に基づいて上記各測定データM
esがそれぞれ補正されて、補正輝度値Luxがそれぞ
れ算出された後、これがそれぞれ正規化されて補正階調
値Dataがそれぞれ算出され、更に上記各補正階調値
Dataが図1に示されるガンマ補正回路32に入力さ
れることにより、この補正階調値Dataに基づく印加
電圧−光強度特性にガンマ補正がなされる。
【0127】各測定データからの各補正輝度値の抽出方
法は、図11における階調値測定器として、実施の形態
1と同様の装置が使用されているため、実施の形態1と
同様の方法にて行われる。
【0128】ここで、データ処理回路の構成も実施の形
態1と同様に構成されるため、図5に示されるデータ処
理回路を使用できるので、説明を省略するが、実施の形
態2においても、輝度測定時に、上記センサ4による測
定だけでなく、リファレンスセンサ5Bによる測定を同
時に行って、各測定データに対して、リファレンスデー
タを使用して、実施の形態1と同一の補正を行ってい
る。従って、上記リファレンスデータと上記測定データ
を補正して補正輝度値を算出する演算は、リアルタイム
で行うこともできる。
【0129】よって、実施の形態2の調整方法によって
も、上記測定データMesに対して上記リファレンスデ
ータRefを参照して補正値を算出することにより、こ
の補正値を使用して補正したデータに基づき正規化を行
うことで、適正なガンマ補正データを持たせることが可
能となる。この測定データの補正方法も、実施の形態1
に記載した(1)または(2)の方法を適用し、式4〜
7,式8〜12,式13〜16の演算を実行すること
で、測定データMesから補正輝度値Luxを得ること
ができる。
【0130】つまり、この調整方法を適用することによ
って、実施の形態2の表示装置の調整方法においても、
上記表示装置に内蔵された光源における光強度は数秒ご
とに変動するので、本実施の形態においては、リファレ
ンスセンサによって測定されたリファレンスデータ及び
測定データに基づいて、上記測定データを補正して、補
正後のデータを正規化することで、表示装置内の記憶部
に格納するデータとしての補正階調値を算出するもので
ある。また、上記表示装置内のデータ補正回路の構成も
実施の形態1と同様の回路を適用することができること
はいうまでもない。更に、実施の形態2の適用される表
示装置は、実施の形態1と同様に、実施の形態1に示し
た投写型表示装置,電子機器等に適用することができ
る。
【0131】以上、表示装置の調整方法について述べて
きたが、パネルの素材に起因する透過率変動を考慮する
と、実施の形態1の方が液晶パネルを透過したものをリ
ファレンスとしている点で高精度にて調整を行うことが
できる。
【0132】<実施の形態3>表示装置においては、例
えば、図12のガンマ補正後の印加電圧−階調特性を表
すグラフに示されるように、例えば、白表示の補正階調
値を255としたときに、黒表示が30となってしまう
場合に、白電位と黒電位間の電圧振幅が小さくなってし
まうという可能性が残されている。故に、より高精度の
表示装置を実現するためには、最終的に電圧振幅の調整
が必須であり、コントラスト調整あるいはダイナミック
レンジ調整が必要となる。例えば、図12の例では、電
圧振幅を拡げるために、Pの特性をQのようにすること
で、コントラス比を向上することができる。
【0133】このコントラスト調整には、以下に示され
る3つの方法により、画像信号のゲイン調整,DAコン
バータでの基準電圧調整を行うことで、黒白のダイナミ
ックレンジを拡げてコントラスト比を大きくすることが
でき、その方法としては(3)〜(4)に示す2つの方
法が挙げられる。
【0134】(3)デジタル−アナログ変換後のバイア
スを調整する。
【0135】(4)DAコンバータの基準電圧を調整す
る。
【0136】更に、DCオフセット調整(ホワイトバラ
ンス調整)の方法としては、(5)に示す方法が挙げら
れる。
【0137】(5)クランプ回路の例えば黒レベルを調
整する。
【0138】上述の(3),(4)の方法は、図18に
おける電圧振幅VA,VBを調整するもので、(5)の
方法は、DCレベル調整で、電圧振幅VC,VDを調整
するものである。 以下、上記(3)〜(5)の手法に
ついて個別に説明する。
【0139】図13にデジタル−アナログ変換後のバイ
アス調整を行う調整装置のブロック図を示す。
【0140】図13の調整装置は、ガンマ補正データの
調整のためのデータを入力する操作部300と、個々の
パネルの印加電圧−透過率特性が記憶される記憶部、例
えば、データ書換可能で不揮発性の第3のメモリ302
と、操作入力部300及び上記第3のメモリ302から
の情報に基づいて、種々の調整データを演算して算出す
るCPU304とを有する。尚、これら操作入力部30
0,E2PROM302及びCPU304は、このよう
な調整を工場出荷段階でのみ可能としているので、工場
に設置された調整用機器に内蔵されている。
【0141】この装置の工場出荷前の調整工程では、個
々の表示パネル50R,50G,50Bの印加電圧−光
強度特性が測定され、それぞれ第3のメモリ302に記
憶させている。その後、所定のパターンを表示パネル5
0R,50G,50Bに表示して、該パネル上あるいは
R,G,Bが合成されたプロジェクタスクリーン上に
て、例えば、目視にてそれを観察して検査する。更に、
CPU304からの指令に基づき、増幅器40にて重畳
されるバイアス電圧を変更するバイアス発生回路306
を有する。尚、図13の操作入力部300は、ダイナミ
ックレンジ調整用操作部を有し、その操作入力に基づく
あるいは自動的にCPU300よりバイアス発生回路3
06にバイアス電圧変更指令がなされるものである。
【0142】ここで、増幅器40の構成が図14に示さ
れている。
【0143】図14は、N=4の4相展開の場合の増幅
器40の回路構成を示している。4つのDAコンバータ
38A〜38Dには、オペアンプ40A〜40Dが接続
されている。そして、4つのオペアンプ40A〜40D
のバイアス入力線に、バイアス発生回路306の出力が
共通接続されている。
【0144】このように、図13の調整装置により、デ
ジタルアナログ変換後に、操作入力によりバイアス調整
を行うことができ、画像信号のゲインを調整することが
可能であり、電圧振幅を広くすることが可能となる。
【0145】図15は、デジタルアナログコンバータの
基準電圧を調整して狭いダイナミックレンジを拡げるた
めの調整装置を示している。
【0146】図15の調整装置では、図13のバイアス
発生回路306の代わりに、DAコンバータ38の基準
電圧を変更する基準電圧発生回路308が設けられてい
る。このことによって、操作入力部300の操作入力に
基づいて、あるいは自動的にCPU300により基準電
圧発生回路308に基準電圧変更指令がなされるもので
ある。尚、図15においても、増幅回路40の構成は図
14に示す構成を適用することができる。
【0147】このように、図15の調整装置により、D
Aコンバータの基準電圧を、操作入力により調整するこ
とができ、電圧振幅を広くすることが可能となる。
【0148】図16には、クランプ回路において例えば
黒レベルを調整する調整装置が示されている。
【0149】図16の調整装置は、クランプ回路60及
び電圧設定回路61であって、図1におけるDAコンバ
ータ以降に設けられる回路である。
【0150】上記クランプ回路60は、画像信号Vin
1が入力される信号ライン62と、信号ライン途中に接
続されたチャージ用コンデンサ64及びチャージ駆動用
トランジスタ66とを有する。チャージ用トランジスタ
66のエミッタにはクランプ電圧VCLAMPが印加され、
そのコレクタが信号ライン62に接続されている。チャ
ージ用トランジスタのベースには、クランプコントロー
ル信号CONTが入力される。
【0151】画像信号Vin1は、白レベルと黒レベル
との間で変化する信号であり、例えば、白レベルが5
V,黒レベルが2Vとする。上記クランプ回路60にお
けるチャージ駆動用トランジスタ66のベースに入力さ
れるコントロール信号は、この画像信号Vin1が入力
される前の垂直帰線期間又は水平帰線期間であって、信
号ライン62に黒レベルが入力される間に論理「H」と
なる。このとき、チャージ用駆動用トランジスタ66が
オンされ、チャージ用コンデンサ64にクランプ電圧V
CLAMPがチャージされる。この後、コントロール信号C
ONTが論理の「L」となって、チャージ用トランジス
タ66がオフされる。これ以降、画像信号Vin1が入
力されると、その黒レベルクランプ電圧VCLAMPにクラ
ンプされる。
【0152】クランプ回路60からの出力される画像信
号Vin2は、クランプ電圧VCLAMPが例えば、1.2
Vであり、画像信号Vin1と比較すると、黒レベルが
低くなっているが、黒レベル,白レベル間の振幅は同じ
であり例えば3Vとなっている。
【0153】このように、図16の調整装置により、ク
ランプ回路のクランプ電圧を黒レベルに設定することが
でき、これに伴って白レベルも変更できるので、この調
整をR,G,Bの各パネルについて実行することで、ホ
ワイトバランス調整が行われる。
【0154】以上、コントラスト調整,ホワイトバラン
ス調整について説明したが、これらの方法は、実施の形
態1または2の調整後に行われるものであって、この調
整方法によれば、更に表示装置の画質を向上することが
できる。
【0155】<実施の形態4>図20は、図1(B)に
示す表示パターンを得るための主要部の構成を示すブロ
ック図である。図20に示す回路のうち、DAC38A
〜38D、増幅器40A〜40Dおよびバイアス発生回
路306は、図14と同じものを示している。図20で
はさらに、調整電圧発生回路310、基準電位312、
スイッチ314および切り替え信号発生回路316を設
けている。
【0156】この図20の回路の動作を、図21(A)
(B)を参照して説明する。図20のDAC38A〜3
8Dからは、図21(A)に示す表示パターンに対応し
た画素データが出力される。この図21(A)の表示パ
ターンが、図1(B)に示す測定時の表示パターンと異
なる点は、開口13Aに対応する領域がその周囲のマス
ク領域13Cと同じ黒表示である点である。
【0157】ここで、基準電位312がスイッチ314
を介してバイアス発生回路306に供給されると、図2
1(A)に示す表示パターンがプロジェクタスクリーン
6上に投影されるようになっている。しかし、このまま
では開口13Aの領域に、各回の測定毎に異なる階調値
を表示することはできない。
【0158】そこで、開口13Aに対応する領域に表示
を実施する場合にのみ、スイッチ314を切り替えて、
調整電圧発生回路310からの電位をスイッチ314を
介してバイアス発生回路306に供給している。この調
整電圧発生回路310からは、開口13Aの領域にて各
回の測定毎に異なる階調値に対応して異なる電位が発生
する。このように、開口13Aの領域に対応する画素デ
ータを増幅器40A〜40Dにて増幅する際にのみ、D
AC38A〜38Dより出力される黒表示データを、各
回の測定毎に異なる階調値となるように増幅器40A〜
40Dにて増幅している。このようにすると、測定時に
液晶パネルに供給される画素データは、図21(A)に
示す一定パターンに固定しながら、開口13Aの領域の
み階調値を変化させることができる。
【0159】開口13Aに対応する領域に表示を実施す
る場合にのみスイッチ314を切り替えるために、切り
替え信号発生回路316からは、図21(B)に示すよ
うな切り替え信号が発生される。
【0160】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、本発明をプロジェクタに適用し
た実施の形態1の印加電圧−光強度特性を測定する輝度
測定装置の概略図であり、図1(B)は、図1(A)に
示すスクリーンの正面図であり、図1(C)はスクリー
ンの断面図である。
【図2】図2(A),(B)はそれぞれ、プロジェクタ
に適用される2種類の光源の、時間と輝度の関係を示す
グラフである。
【図3】本発明をプロジェクタに適用した表示装置全体
のブロック図である。
【図4】図4(A),(B)はそれぞれ、本発明による
調整方法により、プロジェクタに内蔵された光源の輝度
を32階調ごとに測定した光強度の測定データを、リフ
ァレンスデータに基づく補正により得られた補正輝度値
をそれぞれ正規化して表した一例であるデータ特性図及
びグラフである。
【図5】光源の輝度バラツキと、プロジェクタの印加電
圧−光強度特性との関係について表すグラフである。
【図6】測定データMesと、リファレンスデータRe
fに基づいて補正された補正輝度値Luxの数値例を示
す特性図である。
【図7】データ補正回路と、ガンマ補正回路の回路機能
の概略を示すブロック図である。
【図8】本発明が適用される電子機器の概略図である。
【図9】本発明が適用されるプロジェクタの概略図であ
る。
【図10】本発明が適用されるパーソナルコンピュータ
(PC)の概略図である。
【図11】本発明をプロジェクタに適用した実施の形態
2の印加電圧−光強度特性を測定する輝度測定装置の概
略図である。
【図12】ガンマ補正後の印加電圧−光強度特性を示す
グラフの一例である。
【図13】デジタル−アナログ変換後のバイアス調整を
行う調整装置を示すブロック図である。
【図14】4相展開の場合の増幅器の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図15】DAコンバータの基準電圧を調整して狭いダ
イナミックレンジを拡げるための調整装置を示すブロッ
ク図である。
【図16】クランプの例えば黒レベルを調整する調整装
置を示すブロック図である。
【図17】電圧V(正極性電圧(+),負極性電圧
(−))と、対向基板電圧との差電圧と透過率との関係
を表すグラフである。
【図18】液晶に印加される電圧を極性反転して駆動す
る場合の信号電圧変化を示すグラフである。
【図19】図19(A)は、測定された液晶パネル固有
の印加電圧−透過率特性、図19(B)は、パネル固有
の印加電圧−透過率特性を補正するのに必要な補正デー
タとしての印加電圧−透過率特性、図19(C)は、ガ
ンマ補正後の印加電圧−透過率特性を示すグラフであ
る。
【図20】各回の測定時に一定階調のの画素データを供
給しながらも、図1(B)に示す表示パターンのうち開
口13Aの領域のみ測定毎に異なる階調値にて表示でき
る回路を示すブロック図である。
【図21】図21(A)は各回の測定時に供給される一
定階調の画素データに基づく表示パターンを示す図であ
り、図21(B)は図20のスイッチを切り替えること
で得られる図1(B)と同一の表示パターンを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 共通電圧 2 正極性側の画像信号 3 負極性側の画像信号 4 センサ 5A,5B リファレンスセンサ 6 プロジェクタスクリーン 7 レンズ 8 プロジェクタ 9 階調値測定器 10 信号処理ボード 11A,11B ケーブル 12,14 入力端子 13A,13B 光透過手段(開口) 14 ASIC 16 ADコンバータ 17 第1のメモリ 18 デジタルデコーダ 19 第2のメモリ 20 フレームメモリ 21 演算回路 22 減算回路 23 データ補正回路 24 正規化回路 30R,30G,30B 液晶表示専用ボード 32 ガンマ補正回路 34 相展開回路 36 極性反転回路 38,38A〜38D DAコンバータ 40,40A〜40D 増幅器 42 バッファ 50R,50G,50B 液晶表示パネル 60 クランプ回路 61 電圧設定回路 62 信号ライン 64 チャージ用コンデンサ 66 チャージ用駆動用トランジスタ 300 操作入力部 15,304 CPU 302 第3のメモリ 306 バイアス発生回路 308 基準電圧発生回路 310 調整電圧発生回路 312 基準電位 314 スイッチ 316 切り替え信号発生回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/66 H04N 5/66 A 5/74 5/74 D

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、印加電圧に基づいて上記光源か
    らの光を変調する光学変調素子とを有する表示装置の調
    整方法において、 異なる階調値に対応させて上記印加電圧を変更設定し
    て、少なくとも一画素に対応する上記光学変調素子にて
    変調された光強度をそれぞれ測定する第1工程と、 上記第1工程での各回の測定毎に、常時一定となる階調
    値に対応する印加電圧に設定して、上記少なくとも一画
    素とは異なる参照位置の画素に対応する上記光学変調素
    子にて変調された参照用の光強度をそれぞれ測定する第
    2工程と、 上記第2工程にて測定された上記参照用の光強度に基づ
    いて、上記第1工程にて測定された各階調毎の光強度を
    補正する第3工程と、 を有することを特徴とする表示装置の調整方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第2工程では、最大階調値に対応する上記印加電圧
    に設定して測定することを特徴とする表示装置の調整方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記表示装置は、複数種類の光学変調素子を具備するも
    のであって、上記測定は上記光学変調素子ごとに行われ
    るものであることを特徴とする表示装置の調整方法。
  4. 【請求項4】 光源と、印加電圧に基づいて上記光源か
    らの光を変調する光学変調素子とを有する表示装置の調
    整方法において、 異なる階調値に対応させて上記印加電圧を変更設定し
    て、少なくとも一画素に対応する上記光学変調素子にて
    変調された光強度をそれぞれ測定する第1工程と、 上記第1工程での各回の測定毎に、上記光源からの光強
    度を参照用としてそれぞれ測定する第2工程と、 上記第2工程にて測定された上記参照用の光強度に基づ
    いて、上記第1工程にて測定された各階調毎の光強度を
    補正する第3工程と、 を有することを特徴とする表示装置の調整方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記第2工程では、上記表示装置内部に配置された参照
    光測定手段を用いて、上記光源からの光を測定すること
    を特徴とする表示装置の調整方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかにおいて、 上記第3の工程において、初回の測定において測定され
    た参照用の光強度と、初回以降の各測定において得られ
    た各参照用の光強度とをそれぞれ比較して、各補正値を
    算出することを特徴とする表示装置の調整方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれかにおいて、 上記第3の工程において、各測定ごとに測定された参照
    用の光強度の平均値と、各測定において得られた各参照
    用の光強度とをそれぞれ比較して、各補正値を算出する
    ことを特徴とする表示装置の調整方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至5のいずれかにおいて、 上記第3の工程において、規格とされた参照用の光強度
    の初期値と、各測定において得られた各参照用の光強度
    とをそれぞれ比較して、各補正値を算出することを特徴
    とする表示装置の調整方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかにおいて、 上記第3の工程は、上記補正された光強度を階調値に変
    換する工程を含むことを特徴とする表示装置の調整方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 上記第3の工程にて得られた各補正値に基づいて、ガン
    マ補正特性を決定する工程を更に有するものであること
    を特徴とする表示装置の調整方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 入力デジタルデータを、上記ガンマ補正特性が設定され
    たガンマ補正回路にて補正して、上記光学変調素子での
    印加電圧−光学変調特性に適したデジタル画像データと
    する工程と、 上記デジタル画像データを、DA変換器にてアナログ画
    像データに変換する工程と、 上記アナログ画像データを増幅器にて増幅する工程と、 増幅された上記アナログ画像データに基づいて上記光学
    変調素子を変調駆動して画像を表示する工程と、 上記ガンマ補正回路への入力デジタル画像データの階調
    値が最大であり、かつ、 上記ガンマ補正回路からの出
    力デジタル画像データの階調値が最大値よりも小さいと
    きに、上記増幅器での増幅率を変更して、表示画像のダ
    イナミックレンジを拡げる調整工程と、 を有することを特徴とする表示装置の調整方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 上記増幅器はオペアンプにて構成されるものであって、
    上記調整工程において、上記増幅器は上記オペアンプに
    供給されるバイアス電位を変更することを特徴とする表
    示装置の調整方法。
  13. 【請求項13】 請求項10において、 上記デジタルデータを、上記ガンマ補正特性が設定され
    たガンマ補正回路にて補正して、上記光学変調素子での
    印加電圧−光学変調特性に適したデジタル画像データと
    する工程と、 上記ガンマ補正回路にて補正されたデジタル画像データ
    を、基準電圧に基づいて、DA変換器にてアナログ画像
    データに変換する工程と、 上記アナログ画像データを増幅器にて増幅する工程と、 上記アナログ画像データに基づいて上記光学変調素子を
    変調駆動して画像を表示する工程と、 上記ガンマ補正回路への入力デジタル画像データの階調
    値が最大であり、かつ、上記ガンマ補正回路からの出力
    デジタル画像データの階調値が最大値よりも小さいとき
    に、上記DAコンバータの上記基準電圧を変更して、表
    示画像のダイナミックレンジを拡げる調整工程と、 を有することを特徴とする表示装置の調整方法。
  14. 【請求項14】 請求項10において、 入力デジタルデータを、上記ガンマ補正特性が設定され
    たガンマ補正回路にて補正して、上記光学変調素子での
    印加電圧−光学変調特性に適したデジタル画像データと
    する工程と、 上記ガンマ補正回路にて補正されたデジタル画像データ
    を、基準電圧に基づいて、DA変換器にてアナログ画像
    データに変換する工程と、 上記アナログ画像データのうち最小階調値に対応する電
    圧を、クランプ回路にて所定のクランプ電圧に設定する
    工程と、 上記アナログ画像データに基づいて上記光学変調素子を
    変調駆動して画像を表示する工程と、 上記クランプ回路でのクランプ電圧を変更して、上記ア
    ナログ画像データの基準電圧に対するDCオフセット量
    を調整してホワイトバランス調整する工程と、 を有することを特徴とする表示装置の調整方法。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14のいずれかにおい
    て、 上記表示装置は、投写型表示装置であって、 上記第1工程における測定は、スクリーン上の画素に対
    して行うと共に、 上記第2工程における測定は、上記スクリーン上の上記
    参照位置の画素に対して、行うものであることを特徴と
    する表示装置の調整方法。
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