JPH11316675A - コンピュ―タシステム - Google Patents

コンピュ―タシステム

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JPH11316675A
JPH11316675A JP11009330A JP933099A JPH11316675A JP H11316675 A JPH11316675 A JP H11316675A JP 11009330 A JP11009330 A JP 11009330A JP 933099 A JP933099 A JP 933099A JP H11316675 A JPH11316675 A JP H11316675A
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Kazuki Yoshida
和樹 吉田
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/20Software design
    • G06F8/24Object-oriented

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  • Software Systems (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プログラムコードを入力、修正、再コンパイル
せずに、新しい、または修正されたプログラムを組み立
てるコンピュータシステムを提供する。 【解決手段】メモリに格納されているデータ処理の単位
である再利用プログラム部品を表す少なくとも二つの第
1図形を第1のユーザ入力に応答して表示ユニット(102)
に表示し、少なくとも2つの第1図形で表わされる少な
くとも二つの再利用プログラム部品の接続関係を示す少
なくとも一つの第2図形を第2のユーザ入力に応答して
表示ユニット(102)に表示する複合表示部(108)と、第1
の入力に応答して再利用プログラム部品を選択し、第1
の要求を発生する再利用部品選択部(107)と、選択され
た再利用プログラム部品の接続関係を定義し、第2の要
求を発生する再利用部品接続部(110)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムに関し、特に、プログラムコードを修正、または再
コンパイルせずに、システムの変更を可能にする改良さ
れたコンピュータシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ソフトウェア開発ツールとして、Sma
lltalk、C++、およびJava等のオブジェク
ト指向のプログラミング・システム(OOPS)が普及
している。オブジェクト指向技術の一つの利点はプログ
ラムコードの再利用を向上させる能力にある。オブジェ
クト指向プログラムでは、現実世界のオブジェクトはオ
ブジェクトと呼ばれる(「インスタンス」とも呼ばれ
る)ソフトウェア・エンティティにより表され、現実世
界のオブジェクトの状態、および挙動はそれぞれのオブ
ジェクトの属性、および演算として定義される。
【0003】オブジェクト指向のプログラミングはオブ
ジェクトの設計と実装、およびそれらの相互作用の具体
的記述から構成される。オブジェクト指向プログラミン
グシステムはオブジェクトやクラス、および継承や多相
性等の概念を使用することが特徴である。オブジェクト
はデータとそのデータの演算(メソッドと呼ばれること
が多い)との離散的で、独立した(self-contained)組み
合わせである。クラスとはオブジェクトの集合に対して
その特徴を抽出したものである。この集合内の全てのオ
ブジェクトは特別なクラスに属する、あるいはそのクラ
スにより生成されると言うことが出来る。用語「継承」
は、既存のクラスから新たなクラスを派生させることに
よりその新クラスを定義するオブジェクト指向プログラ
ミング言語の機構を言う。この派生したクラスは元のク
ラスのサブクラスと呼ばれ、この元のクラスは派生した
クラスのスーパークラスと呼ばれる。その派生したクラ
スは既存のクラスから全てのデータとメソッドを継承し
ているが、派生したクラスにはデータまたはメソッドを
新たに付加しても良いし、元のクラスの挙動とは異なる
挙動をするように、継承したメソッドを再定義しても良
い。オブジェクト指向プログラミングでの「多相性」と
いう用語は、異なる挙動を有する同一名のメソッドを指
し、この挙動はこれらのメソッドが参照するオブジェク
トの種類により異なるものである。メソッドが起動され
ると、多相性は問題のオブジェクトをラン・タイムで判
断することにより適切な演算が実施されることを確実に
する。継承はコード共有を促進し、多相性は演算とオブ
ジェクトのラン・タイムの結合を可能にする。
【0004】オブジェクト指向技術はビジネス・ソフト
ウェアのフレームワークを開発するために使用される。
フレームワークは会計システム、データベース、グラフ
ィック・ユーザ・インターフェース、オペレーティング
システム、在庫管理、物流、人的資源管理等の特定の分
野でのオブジェクト間の相互作用を記述する抽象的な設
計である。例えば、会計フレームワークは会計分野のア
プリケーションに共通の知識を含んでいる。そのフレー
ムワークのユーザはそれを使って、特定の会計システム
の下位レベルの細部の設計に関わる特定業務用の会計シ
ステムを設計しても良い。会計システム用のその様なフ
レームワークの一例としては、ACCOUNTSソフト
ウェアがあり、その初期版はポール・D・キーファー(P
aul D. Keefer)の論文「会計システム用のオブジェクト
指向フレームワーク」に記載されている。これはイリノ
イ大学アーバナ/シャンペン(Urbana-Champaign)校の大
学院へ1994年に提出された修士論文である。
【0005】ACCOUNTSは、コンピュータ化され
た業務取引処理システムを構築するためにオブジェクト
指向プログラミング・システムに実装されたフレームワ
ークである。このフレームワークの下では、ユーザは勘
定と取引を定義するためにそのACCOUNTSシステ
ムを使用する。取引は勘定に転記されたタイム・スタン
プ済みレコードと考えられる。各勘定はそれに影響を与
える取引の履歴を保管する。勘定は、例えば、在庫仕訳
帳や、銀行口座や、雇用者レコード等であっても良く、
一方、取引は、例えば、仕入と販売取引や、預金と引出
や、タイム・カードと給料等であっても良い。勘定は、
そこに記憶された取引から現行総計(running total)を
計算するような属性の集合を有していても良い。例え
ば、在庫勘定は、売残り、当月売上、および当月売上げ
商品の原価等の属性を有していても良く、雇用者レコー
ドはこの支払期間にした残業時間、到来給与額、時間
給、および有給休暇等の属性を持っていても良い。特定
のACCOUNTSシステムでは、勘定、取引と勘定属
性、およびそれらの関係は「業務規則」の集合として定
義されている。例えば、ある業務規則では、売上げ商品
量を適切な在庫勘定に登録し、受け取った代金を現金勘
定に登録することにより処理されるものとして販売取引
を定義しているかもしれない。
【0006】特定業務用の新しいAccountsシス
テムは、そのシステムの勘定と取引、および各勘定の属
性、更にそれらの勘定により取引を処理する方法を定義
することによって設計される(「Accounts」と
言う用語は、本明細書ではAccountsフレームワ
ークを実装するソフトウェアと、特定業務用にユーザが
設計した特定のAccountsシステムの両方を指
す)。Accountsシステムがセットアップされれ
ば、ユーザはそれを使用して、例えば取引を生成した
り、勘定属性に問合わせを行うこともできる。取引は、
買掛金システムまたは給与システム用のチェック・ライ
ター等の他のコンピュータシステムから来ても良いし、
ユーザが入力画面上で記入することにより作成しても良
い。問合せは、簡単なグラフィック・ユーザ・インター
フェイス(GUI)ツールや、銀行の報告書や毎月の売
上報告等や、問合せを使用して作成する小切手の金額を
決定するチェック・ライター等の取引を生成するコンピ
ュータプログラムから行っても良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、通常、エ
ンドユーザは取引を作成し、属性を問い合せることによ
りACCOUNTSシステムと対話する。しかし、業務
用のACCOUNTSシステムをセットアップする場
合、または業務規則の変化に応じてACCOUNTSシ
ステムを変更する場合は、ユーザが、例えば取引、勘定
または属性の定義を追加または変更することが必要にな
る場合もある。この種の対話は、一般的に、プログラミ
ングにより実現されるが、その際にユーザがプログラム
コードを入力または修正したり、そのコードを再コンパ
イルして実行可能プログラムを生成する必要がある。
【0008】本発明の目的は、プログラムコードを入
力、修正、または再コンパイルせずに、新しい、または
修正されたプログラムを組み立てるコンピュータシステ
ムに関するものである。さらに、好適にはグラフィック
・ユーザ・インターフェイスを利用して新しい、または
修正されたプログラムを組み立てるコンピュータシステ
ムを提供することが望ましい。また、業務規則の変化を
時間とともに追跡可能で、所定の時間に処理される取引
に適切な業務規則が適用され得るコンピュータシステム
を提供することが望ましい。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。
【0010】本発明の一つの態様によると、プログラム
コードの入力、または修正も要らず、また再コンパイル
の必要もなく、再利用プログラム部品からカスタマイズ
されたACCOUNTSシステムを構築するための開発
ツールが提供される。オブジェクト指向プログラミング
言語で実装されているので、本発明によるシステムは、
ユーザ、またはコンピュータによるプログラムコードの
生成、または修正をせずに、また再コンパイルをせず
に、プログラム部品のプログラムへの挿入、およびそれ
からの削除を可能にする。これは継承と多相性等のオブ
ジェクト指向プログラミング技術を使うことにより実現
される。
【0011】本発明の別の態様によると、一つもプログ
ラムコードを入力、修正、または再コンパイルせずに、
既存の再利用部品からユーザ定義の再利用部品を作成可
能である。これにより、プログラムコードの再利用が促
進され、カスタマイズされたACCOUNTSシステム
のモジュラー設計が容易になる。
【0012】本発明の更に別の態様によれば、業務規則
はオブジェクトとして表現され、業務規則の変化は時間
経過に合わせて管理される。これにより、ユーザはある
業務規則が有効となる期間を特定でき、そのシステム
は、特定の取引が処理される際に適切な業務規則を適用
可能になる。
【0013】本発明の更に別の態様によれば、ユーザと
システムとの対話を可能にし、カスタマイズされたAC
COUNTSシステムの設計とその設計されたシステム
を使用して入力データを処理することを含む全てのタス
クを、プログラムコードを一つも入力せずに実現するグ
ラフィック・ユーザ・インターフェイス(GUI)が提
供される。例えば、GUIにより、ユーザは、会計シス
テムの部品を表すアイコンを画面上に配置し、そのアイ
コンを結合する線(部品間の関係を表す)を引くことに
より、ACCOUNTSシステムを構築することが出来
る。また、GUIにより、ユーザは既存の再利用部品か
ら新たな再利用部品を作成でき、かつ業務規則の変化を
定義することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
るコンピュータシステムの実施形態を説明する。ここで
は、会計システムに適用したコンピュータシステムを例
に取り、説明するが、本発明は会計システムに限定され
ず、種々の分野に適用可能である。
【0015】第1実施形態 本発明の第1の実施形態によるACCOUNTSシステ
ムはコンピュータ上に実装されており、本システムの各
機能もコンピュータ上に実装されており、本システムの
各機能はこのコンピュータをプログラム形式で記憶され
ている手順に従い動作させることにより実現される。従
って、以下では夫々対応した機能を有する仮想回路ブロ
ック(手段)を想定してこのシステムを説明する。
【0016】コンピュータ・ハードウェア構成は柔軟性
がある。一般に、コンピュータはCPU(中央処理装
置)とRAM(ランダムアクセスメモリ)から成る主記
憶装置により構成されている。コンピュータはどんなサ
イズでもかまわない。即ち、マイクロコンピュータ、パ
ソコン、小型コンピュータ、ワークステーション、また
はメインフレーム・コンピュータが使用可能である。一
般に、コンピュータのハードウェアは、必要となるハー
ド・ディスク等の外部記憶装置、およびキーボードとマ
ウス等の入力装置と、CRTディスプレイとプリンタ等
の出力装置とI/O制御部を含むユーザ・インターフェ
イスから構成される。外部記憶装置、入力装置、出力装
置として、他の装置の利用も可能である。
【0017】典型的には、コンピュータ上に本システム
を実装させるソフトウェアはこのシステムの各機能を実
現するアプリケーションプログラムと、その制御の下で
このアプリケーションプログラムが実行されるオペレー
ティングシステムとから構成される。コンピュータ・ソ
フトウェア構成は同様に柔軟である。即ち、本発明が実
装される限り、ソフトウェア構造は変更しても良い。
【0018】本明細書で使用されている用語「手段(あ
るいは部分)」はこのシステムの各機能に対応する概念
的手段を指している。手段とハードウェア、またはソフ
トウェアの単位間には必ずしも一対一の対応関係は無
い。例えば、同一のハードウェア、またはソフトウェ
ア、部品は時には異なる手段を構成している。
【0019】入力装置を使ってウィンドウを開けたり、
ポップアップ・メニューを起動したり、メニューから項
目を選択したり、アイコンの位置を定めたり、または幾
何学的図形を描いたり等の本明細書に記載されているグ
ラフィック・ユーザ・インターフェイスの特徴を実施す
る方法は当該技術分野では周知であるので、ここではそ
の記述はしない。さらに、メニュー、ウィンドウ、ボタ
ン、アイコン、線等の実施形態の説明中で種々の図形的
特徴を示す用語は、他の同様なグラフィカル表現も含
む。
【0020】このシステムはコンピュータ上に実装され
るが、その全部、または一部は電子回路に実装されても
良い。
【0021】フレームワーク 本発明の実施形態は会計分野について記載されている
が、本発明はデータベース、グラフィック・ユーザ・イ
ンターフェイス、オペレーティングシステム、在庫管
理、物流、人的資源の管理等の幅広い分野に適用可能で
ある。
【0022】以下にACCOUNTSシステムのフレー
ムワークについて説明する。図1は商店を表す勘定ツリ
ーの実例を示している。最上位レベルの「商店」勘定1
1には「在庫」勘定12と「買掛金」勘定13が含まれ
ているとする。勘定12と13は勘定11の「要素(部
品)」勘定と呼ばれる。「在庫」勘定12は、夫々「り
んご」14や「みかん」15等の商品の種類ごとに勘定
を持っているとする。「買掛金」勘定13は、「ABC
社」勘定16、「XYZ社」勘定17等の仕入先ごとの
勘定を持っているとする。勘定14〜17等の最下位レ
ベルの勘定は基本勘定であり、そこへ記載された取引を
格納する。「在庫」勘定12、および「買掛金」勘定1
3等のように比較的同質の要素勘定を下位に持つものは
分類と呼ばれる。分類勘定の要素勘定は典型的には共通
の属性名集合を持っている。「商店」勘定11等の異質
の要素勘定を下位に持つものは分割勘定と呼ばれる。
【0023】図2は各種の取引と勘定間の関係だけでな
く、図1に示す会計システムが持ち得る取引(二重枠の
ボックス)の例を示す。例えば、「販売」取引21は
「在庫」勘定23のみに影響を与え、「納品書」取引2
2は「在庫」勘定23と「買掛金」勘定24の両方に影
響する。
【0024】取引が転記されると、勘定ツリーのルート
勘定(例えば、図1の「商店」勘定)から始まり格納さ
れるべき一つ以上の勘定へ到達するまでそのツリーの下
位レベルの勘定へと勘定間で取引が受け渡されていく。
異なる種類の勘定はそこへ転記された取引を異なる方法
で処理する。基本勘定は単にその取引を格納する。分類
勘定は一般的にその要素勘定の一つへその取引を送る。
例えば、取引の「商品タイプ」のフィールドの値に応じ
て、図1の「在庫」勘定は受け取った「販売」取引を
「りんご」勘定、または「みかん」勘定のどちらかに送
ることになる。この機能は分類機能と呼ばれる。分割勘
定は一般に取引を一個以上の新たな取引に変換し、その
新取引をその要素勘定の中の一つ以上の勘定へ転記す
る。システム内で発生された新取引は内部取引と称され
ることもあり、またユーザにより外部からシステムへ転
記された取引は外部取引と称されることもある。例え
ば、「納品書」取引(外部取引)が「商店」勘定に転記
されると、「商店」勘定は二つの内部取引を作成する。
その内部取引の一つは売れた商品の量に関する情報を含
んでおり、「在庫」勘定に転記される。他方の内部取引
は金額に関する情報を含んでおり、「買掛金」勘定に転
記される。図3は、「販売」取引31がどのようにして
「買掛金」勘定に転記される取引32と「在庫」勘定に
転記される取引33に分割されるかを示している。図3
に示す取引のデータフィールドの一個以上の内部取引へ
のマッピングは取引マッピングと呼ばれることもある。
【0025】したがって、会計システムでの各勘定は取
引に適用される処理と考えても良い。例えば、基本勘定
は取引を格納する処理と考えられる。分類勘定は、取引
が分類され、要素処理(要素勘定)の一つへ転記される
処理と考えられる。分割勘定は、一つの取引を二個以上
の新たな取引に変換し、二つ以上の要素処理(要素勘
定)に転記する処理と考えても良い。本発明によれば、
これらの処理は別個の再利用プログラム部品としてオブ
ジェクト指向プログラミング・システムに実装されてい
る。
【0026】従って、本明細書で使用されているよう
に、会計フレームワークでの勘定は時には処理、再利用
(プログラム)部品、または単に部品とも称される。例
えば、上述の処理は夫々「基本」、「分類」、および
「分割」部品と称しても良い。
【0027】会計システムのフレームワークの説明をし
た所で、本発明の各種の形態を以下に説明する。
【0028】図4〜図8は会計システム用のグラフィッ
ク・ユーザ・インターフェイス(GUI)を勘定ツリー
の設計がされ、プログラムが再利用プログラム部品から
作成される場合を例にとって示している。図4〜図8に
示すように、ユーザはコンピュータ画面上でアイコンと
線を描くことにより勘定ツリーを設計する(図4〜図8
の境界は画面上のユーザ・インターフェイス・ウィンド
ウを表している)。アイコンは再利用プログラム部品を
表し、そのアイコンをつなぐ線は一連の処理を表してい
る。コンピュータは、再利用プログラム部品を使い、そ
の勘定ツリーグラフに従ってプログラムを作成する。そ
してこのプログラムは取引を処理するために実行され
る。
【0029】図4に戻って、ユーザはまず入力装置を用
いて、利用可能な再利用部品のリストが含まれるポップ
アップ・メニュー41等の画面表示を起動する。次に、
ユーザはメニュー項目42を選択し、表示されるアイコ
ンのために画面上の位置を指示する。選択した再利用部
品の図形(アイコン)43aは画面上のユーザが選んだ
位置に表示される(図5)。上述の工程は全ての部品4
3a〜43fが画面上の希望位置に置かれるまで繰り返
される(図5)。次に、ユーザは入力装置を用い処理ツ
リーの設計に従って、矢印を画面上に引き部品43a〜
43fを結び付ける(図6)。図6は引かれた矢印線4
4と現在引かれている線45と共に線45が引かれてい
るときのカーソル46の位置を示す。矢印線44は連続
する処理を示し、矢印線44に対応する矢印線44aは
取引が一つの処理から別の処理へ送られる際の方向を表
している。
【0030】処理ツリーの中のアイコンの一つは入力部
品を示す入力アイコン47である(図7)。図示の例で
は、入力部品47は分割部品43aに接続される。入力
部品は処理ツリーで定義される一連の処理の始点を表
し、取引を入力するために使用される。ユーザは入力定
義ウィンドウ48を起動する(例えば、入力アイコンの
位置でマウスカーソルをクリックすることにより起動す
る)。これにより、ユーザは取引が持つことになるデー
タ・フィールド等の入力フォーマットを定義できる。入
力定義ウィンドウ48はこの入力フォーマット内のデー
タ・フィールドを追加、削除できるようにポップアップ
・メニュー48aを含む。
【0031】この入力フォーマットを定義後、ユーザは
入力ウィンドウ49を起動し取引用のデータを入力する
(例えば、入力アイコンの位置でマウスカーソルをクリ
ックすることにより起動する:図8)。全てのデータ項
目の入力が終了後、ユーザは入力ウィンドウ49の了解
ボタン49aをクリックする(図8)。これにより、図
9に示すように、ユーザが描いた処理ツリーが表す連続
処理に従って進行する入力データの処理が始まる(図9
において、括弧で括られているテキストとそのテキスト
の隣にある矢印はGUI表示の一部ではなく、単に入力
データが各部品によりどのように処理されて、渡される
かを説明するために入れてある)。ユーザが定義した処
理ツリーはコンピュータに記憶しておいて、後で入力デ
ータを処理するために再表示、および使用される。
【0032】図4〜図7に示した例では、部品アイコン
を配置してから矢印線を引いたが、アイコン(入力アイ
コンも含む)と矢印線はどのような順序で画面上に描い
ても良い。例えば、いくつかのアイコンを結ぶ矢印線は
他のアイコンを画面上に描くよりも早く描いても良い。
さらに、矢印線が部品間の関係を、つまりアイコンによ
って表される連続処理を概念レベルで示す限り、部品ア
イコンの実際の配置位置とその線は重要ではない。
【0033】GUIのアイコンは再利用プログラム部
品、即ち処理単位を表している。再利用部品は、メソッ
ドをカプセル化するオブジェクト、すなわちそのメソッ
ドが属するクラスとしてオブジェクト指向プログラミン
グシステムに実装され得る既存のプログラム部品であ
る。GUIを使用することにより、ユーザは、プログラ
ムコードを一つも生成、変更、または再コンパイルせず
に既存のプログラム部品からプログラムを作成する。こ
の処理は「プログラム組み立て」と呼ばれ、以下に記述
するオブジェクト指向技術を用いて達成される(別段の
定めが無い限り、以下の説明で使用される例題はC++
文法で書かれている)。
【0034】プログラム組み立ての実装 非オブジェクト指向プログラミングシステムでは、再利
用プログラム部品は一般に関数の形式で提供されてい
る。その様なプログラム部品を挿入したり削除したりす
るには、プログラムのコンパイルが必要となる。他方、
オブジェクト指向プログラミングシステムでは、再利用
部品はオブジェクトの形で提供される。オブジェクトは
属性やメソッドが定義されるクラスから生成される。本
明細書では、クラスで定義されるメソッドを、クラスま
たはクラスから作成されるオブジェクトのメンバー関数
と呼ぶこともある。あるオブジェクトのあるメンバー関
数はその関数を参照する、すなわちメッセージをそのオ
ブジェクトに渡すことにより起動可能である。オブジェ
クト指向プログラミングシステムでは、オブジェクトは
そのメンバー関数のコンパイルされたコードに対するポ
インタの集合を得る。オブジェクトの関数が起動される
と、その関数を起動するプログラムコードはその起動さ
れた関数へのポインタに置き換えられる。これは、プロ
グラムのコンパイル中ではなくその実行中に、動的に実
施される。
【0035】プログラム組み立てをコードを生成また再
コンパイルせずに達成するために、全ての再利用・プロ
グラムは同一のインターフェイスを有するクラスの形で
提供される。
【0036】 C1::f(arg1,…,argN) C2::f(arg1,…,argN) C3::f(arg1,…,argN) C4::f(arg1,…,argN) ... ここで、「C1::f」は、クラス「C1」のメソッド
「f」を参照するC++文法である。上述の例では、各
クラスC1,C2,C3,C4,…は同一インターフェ
イスf(arg1,…,argN)を有する関数fを実
装する。多相性の原理により、それらの関数はそれが定
義されるクラスによって異なる演算を表す。例えば、関
数C1::f、C2::f、C3::fとC4::fは
夫々基本処理(入力データの格納)、分類処理(入力デ
ータの分類)、分割処理(入力データの分割)と変換処
理(入力データの変換)を実装しても良い。しかし、こ
れら関数の全ては同一インターフェイスf(arg1,
…,argN)を有している。
【0037】従って、本発明の一つの形態では、全ての
再利用プログラム部品は同一インターフェイスを持って
いる。これは、スーパークラスから得られたサブクラス
がそのスーパークラスと同一のインターフェイスを有す
ることになる継承機構を使ってオブジェクト指向プログ
ラミングシステム内で達成される。好適には、一つのス
ーパークラスは、会計システムの全ての再利用部品用の
共通インターフェイスを定義するために使用される。
【0038】プログラム組み立てを達成するために、配
列、リスト、または辞書等のデータ構造は任意の部品の
集合を保持し、後続の部品の挿入、および削除を容易に
するために使用される。その様なデータ構造を使用する
ことにより、その部品の連続起動もまた容易になる。例
えば、そのソフトウェアのメイン関数は下記のように実
装されても良い。
【0039】 ここでa[i].fはオブジェクトa[i]中のメソッ
ドfを起動するC++文法である。上述の例では、配列
a[i]はオブジェクトの集合を保持するのに使用され
る。そのオブジェクトa[i]のメンバー関数f(ar
g1,…,argN)はループを使用して起動され、そ
れぞれのメンバー関数により定義された操作が順番に実
行される。再利用部品を挿入(または削除)するため
に、所望の再利用部品(オブジェクトとして実装されて
いる)は配列要素a[i]に割当てられる。例えば、上
記の例では、入力データを分類しそのデータを基本勘定
に格納する処理は、クラスC2(これは分類処理を実装
する)に属するオブジェクトを配列要素a[0]に割当
て、クラスC1(これは基本処理を実装する)に属する
オブジェクトを配列要素a[1]に割当てることにより
実装される: a[0]=new C2; a[1]=new C1; 従って、このループが実行されると、分類部品、および
基本部品は対応する処理を実装するために実行される。
新しい部品の挿入は挿入された部品を適切な配列要素に
割当てることにより行われる。例えば、以下の割当てに
より、変換処理(クラスC4に属するオブジェクトによ
り実装されている)が前列での分類部品(クラスC2に
属するオブジェクトにより実装されている)と基本部品
(クラスC1に属するオブジェクトにより実装されてい
る)間に挿入されることになる。
【0040】a[0]=new C2; a[1]=new C4; a[2]=new C1; このシステムは一連の起動を可能にする。例えば、部品
Aによって起動された部品Bが部品Cを更に起動するこ
とが可能となる(本明細書では、部品が起動されると記
述するが、オブジェクト指向プログラミング言語の文脈
では、起動されるものは一般にオブジェクトのメソッド
である)。これは、後続の部品(例えば、部品Aに対す
る部品B)の各メンバー関数を、次のように実装するこ
とにより実現される。すなわち、部品(部品B)のある
メンバー関数が先行する部品(部品A)によって起動さ
れるとき、後続部品(部品B)は、それ自身の(Bの)
後続部品(例えば、部品C)の同一名の関数を起動す
る。例えば、部品Bのメンバー関数f(arg1,…,
argN)は下記のように実装される。
【0041】 SuperClass a[N]; ClassB::f(arg1,…,argN) { ... for(i=0,1<N,i++){ a[i].f(arg1’,…,argN‘); } ... } ここで、「クラスB」はオブジェクトBが属するクラス
であり、「スーパークラス」は好適にはクラスBが継承
しているスーパークラスである。上述の例では、後続部
品は配列a[N]に保持される。後続部品は起動する部
品が継承するスーパークラスと同一のクラスから継承す
るのが好適である。好適には、関数インターフェイスf
(arg1,…,argN)は元来そのスーパークラス
で宣言されている。
【0042】オブジェクトの配列要素に対する割当ては
ユーザがGUIを介してラン・タイムで実行される。例
えば、部品BとCを表すアイコンが表示画面上に置か
れ、部品Bから部品Cに線が引かれると、部品Bは部品
Cを配列要素に割当てる。このような割当てにはプログ
ラムコードの変化は全然無く、従って再コンパイルは必
要が無い。従って、上述のオブジェクト指向プログラミ
ング技術を利用することによりプログラム組み立てを達
成出来る。これにより、再利用部品がユーザ、またはコ
ンピュータによるプログラムコードの生成、または修正
無しに、かつ再コンパイル無しにプログラムを組み立て
るのに使用される。
【0043】ここで、図9を参照して、各部品のメンバ
ー関数の起動処理を説明する。先ず、図9では、「分
割」部品から「変換」部品、「分類」部品にそれぞれ矢
印線が引かれ、「変換」部品から「基本(税金)」部品
に矢印線が引かれ、「分類」部品から「基本(XYZ
社)」部品、「基本(ABC社)」部品に矢印線が引か
れている。
【0044】そのため、「分割」部品内では、「変換」
部品、「分類」部品が配列要素に割り当てられる。例え
ば、a[1]=「変換」部品、a[2]=「分類」部品とい
うようにである。また、「変換」部品内では、「基本
(税金)」部品が配列要素に割り当てられており、a
[1]=「基本(税金)」部品となっている。さらに、「分
類」部品内では、「基本(XYZ社)」部品、「基本
(ABC社)」部品が配列要素に割り当てられ、a[1]
=「基本(XYZ社)」部品、a[2]=「基本(ABC
社)」となっている。
【0045】次に、処理手順を説明する。図9で、「入
力」部品から「分割」部品が起動されると、「分割」部
品のメンバー関数が実行される。すると、配列要素とし
てa[1]=「変換」部品、a[2]=「分類」部品となっ
ているので、先ず、「変換」部品が起動される。
【0046】「変換」部品が起動されると、さらに「変
換」部品のメンバー関数が実行され、配列要素として割
り当てられている「基本(税金)」部品が起動する。
【0047】そして、「変換」部品の実行が終了する
と、「分類」部品が起動される。「分類」部品が起動さ
れると、「分類」部品のメンバー関数が実行され、a
[1]に割り当てられている「基本(XYZ社)」部品が
起動される。「基本(XYZ社)」の処理が終了する
と、a[2]に割り当てられている「基本(ABC社)」
部品が起動される。
【0048】このように、「分類」部品→「変換」部品
→「基本(税金)」部品→「分類」部品→「基本(XY
Z社)」部品→「基本(ABC社)」部品というよう
に、一連の起動が可能となるものである。
【0049】システム構成 本発明の一実施形態の機能ブロック図である図10を参
照してこの会計システムの構成を説明する。図中の各機
能ブロックは別個のハードウェア、またはソフトウェア
部品である必要はないが、ハードウェア、またはソフト
ウェアによって実現可能である。
【0050】図10に示すように、このシステムはキー
ボード、および/またはマウスであっても良い入力装置
101と、CRTであっても良い表示ユニット102を
含む。入出力制御部(I/O制御部)103は入力装置
101と、表示ユニット102とその他のシステムの部
分間のインターフェースを管理する。このシステムには
更に、再利用部品の定義、コンパイル、組み立て、およ
び実行を全てシステムのバックグラウンドで管理するオ
ブジェクト指向プログラミング及び実行環境部104が
含まれている。再利用部品表示部106はオブジェクト
指向プログラミング及び実行環境部104からの再利用
部品の定義を受け、図4に示すポップアップメニューの
ようにユーザのブラウジングを容易にするフォーマット
での定義を表示する。再利用部品定義部105はユーザ
が再利用部品の定義を行えるようにし、ユーザ定義の部
品がその他の再利用部品と協動するように新しい再利用
部品を定義する際に適切な制約を課す。また、定義部1
05はユーザ定義の再利用部品の定義をオブジェクト指
向プログラミング及び実行環境部104に登録する。
【0051】再利用部品選択部107は、入力装置10
1からの選択入力(ユーザ選択の再利用部品を表す)に
応答し、複合表示部108に指示して、ユーザが選択し
た再利用部品の図形を表示ユニット102に表示させ
る。選択入力は、例えば、再利用部品表示部106で表
示されたメニューから選択されたものである。その再利
用部品の図形は、例えば、図10に示すアイコン43a
〜43fである。再利用部品接続部110は、再利用部
品間でユーザが定義する接続を表す入力装置101から
の接続入力に応答して、複合表示部108に、ユーザが
定義した接続の図形を表示ユニット102に表示させる
ように指示する。接続入力とは、例えば、ある再利用部
品を表すアイコンを別の部品を表す別のアイコンと結ぶ
マウス操作である。そのユーザ定義された接続の図形
は、例えば、図11に示す矢印線44のように、アイコ
ンを連結する矢印の形である。
【0052】再利用部品選択部107と再利用部品接続
部110からの要求で再利用部品、およびそれら間の接
続の図形を表示することに加えて、複合表示部108は
受け取った選択、および接続入力を表すデータを複合デ
ータファイル109に記憶させる。この選択、および接
続入力データに従って、複合表示部108はオブジェク
トと、このオブジェクトの一連の起動関係をオブジェク
ト指向プログラミング及び実行環境部104で作成す
る。従って、表示部108は再利用部品から組み立てら
れたプログラムの再生成を容易にする。
【0053】入力データフォーマット定義部111は入
力装置101の要求に応答し、ユーザが入力フォーマッ
トを定義できるように複合表示部108に指示を出して
データと図式表現を表示ユニット102に表示させる。
このデータと図式表現は、例えば、図7に示すようにウ
ィンドウ48の形で表示される。また、この入力データ
フォーマット定義部111はユーザにより定義される入
力フォーマットを表す入力装置101からの入力を受け
取り、定義された入力データフォーマットを入力データ
フォーマットファイル112に記憶させる。データ入力
部113は入力装置101からの要求に応答し、複合表
示部108に指示してそのデータと図式表現を表示ユニ
ット102に表示させて、ユーザが入力データフォーマ
ットファイル112に記憶された入力データフォーマッ
トに応じてデータを入力できるようにする。このデータ
と図式表現は、例えば、図8に示すようにウィンドウ4
9のような形で表示される。データ入力部113は更に
ユーザが入力したデータ、即ちACCOUNTSシステ
ムで処理される入力データを表す、入力装置101から
の入力を受け取る。
【0054】処理開始部114は、データ入力部113
からの入力データを受け取り、この入力データの処理に
関するユーザからの要求を表す、入力装置101からの
要求に応答して、作成されたプログラム(つまり、対応
するオブジェクトの組み立て)をオブジェクト指向プロ
グラミング及び実行環境部104で実行する。再利用部
品状態表示部115はオブジェクト指向プログラミング
及び実行環境部104でのオブジェクトの状態を表示ユ
ニット102に表示する。この表示により、ユーザはデ
ータ処理結果を見ることが容易となる。
【0055】カスタム再利用部品の定義 図9に示す「分割」、「分類」、「変換」部品等の各再
利用部品により実行される特定の関数はGUIにより定
義される。例えば、分割部品は転記されてきた取引を分
割し、取引マッピングに応じて、異なる低位レベルの勘
定のデータフィールドに渡す。ユーザはGUIを通して
取引マッピングを指定することによりカスタム分割部品
を定義する。分類部品は特定のフィールドの値に応じて
取引を複数の低位レベルの勘定の一つに渡す。ユーザは
取引が渡された低位レベルの勘定と特定のフィールドの
値の対応関係をGUIを通して指定することによりカス
タム分類部品を定義する。
【0056】しかしながら、変換部品の処理は複雑であ
るので、カスタム変換部品の定義は複雑である。図11
には取引61が変換部品「給与」62により処理される
方法が示されている。この例では、変換部品「給与」6
2は毎月の給与と残業手当データを含む取引61を受け
取ると、変換部品「給与」62は給与データを含む取引
を給与勘定63に転記し、入力された残業データから残
業手当を計算し、それを残業手当勘定64に転記し、給
与と残業手当を加算して給与総額を計算し、それを給与
総額勘定65に転記し、税金データを計算して、それを
税金勘定66に転記し、税金をその給与総額から減算
し、手取りを計算しそれを、預金勘定67に転記する。
この例における下位レベル勘定63〜67の全ては、そ
こに転記された取引を格納する基本勘定である。変換部
品「給与」はユーザがGUIを以下のようにして使用し
定義することが可能である。
【0057】このような変換部品は本明細書で説明した
プログラム組み立て技術を用いて、プログラムコードを
入力、修正、または再コンパイルせずに、1つ、または
複数の再利用部品から構成される。
【0058】図11に示す給与部品の機能を実現するた
めの変換部品を構成する際のGUIを図12〜図14に
示す。図12に示すように、(未定義の)変換部品を含
む処理ツリー71が設計され、先ず画面に表示される。
ユーザは例えば「変換」アイコン73に位置するマウス
カーソル72をクリックすることにより、変換部品を定
義する。これに応じて、表示画面には定義される変換部
品と協動する部品(ここでは、取引を変換部品に転記す
る入力部品74と、変換部品が転記される基本部品75
a〜75e)と、定義される変換部品を定義するための
空白エリアが表示される(図13)。図4〜図6を参照
して前述した入力技術を用いて、ユーザはメニュー(図
示せず)から既存の再利用部品、例えば給与、残業手
当、給与総額、税金、預金等を選択し、その選択された
部品に対応するアイコン(例えば、76a〜76e)を
画面上に配置する(図14)。これらの再利用部品は、
変換部品「給与」の操作を定義するために使用される規
則、公式等を表わすので、変換規則と呼称される。変換
規則部品はシステムに設けられていても良いし、オブジ
ェクト指向プログラミング及び実行環境部104を用い
てプログラマーにより予め作成されていても良い。一度
作成されると、変換規則部品は他の再利用部品と同様に
扱われる。
【0059】ユーザは種々の部品を接続する矢印線(例
えば、実線77a〜77j、点線78a〜78b)を引
く。実線と点線は、例えばマウスの左ボタンを押しなが
らカーソルをドラッグする、あるいはマウスの右ボタン
を押しながらカーソルをドラッグする等の異なる入力技
術を用いて引いてもよい。各実線は宛先の部品の起動を
示す。起動には、起動側部品から宛先部品への取引の転
記も含まれる。例えば、実線77aは入力部品74(起
動側部品)により給与部品76a(宛先部品)が起動さ
れ、入力された取引が給与部品へ転記されることを示
す。各点線は宛先部品によるソース部品の属性の参照を
示す。例えば、点線78aは給与総額76c(宛先部
品)による給与部品76a(ソース部品)の属性(給与
データ)参照を示す。宛先部品によるソース部品の属性
の参照はソース部品の機能(例えば、参照"referTo"機
能)を宛先部品から起動することにより実現される。こ
の機能は、ソース部品の参照される属性を宛先部品に返
す。
【0060】図14の例では、実線77cに示すように
入力部品74により給与総額部品76cが起動される
と、それぞれ点線78a、78bに示すように給与部品
76aと残業手当部品76cの参照が開始される。給与
総額部品76cは給与部品、残業手当部品から返された
データを用いて給与総額データを計算する。この給与総
額データは給与総額部品の属性となり、続いて、例えば
税金部品76d、預金部品76eにより参照される。
【0061】一度処理ツリーが定義されると(図1
4)、システムは再利用部品76a〜76eと起動に基
づいて変換部品を作成し、実線77a〜77g、点線7
8a〜78eで定義されるように参照を行う。このよう
にユーザにより定義された給与部品は入力データ(ここ
では入力部品により転記された取引)を処理するために
使われ、後で利用できるように保存される。
【0062】既存の再利用部品から再利用部品を作成す
ることは前述した同一のオブジェクト指向プログラミン
グ技術で実装される。特に、後続の部品の同一名のメン
バー関数を起動させるある部品のあるメンバー関数(先
行部品により起動された)の能力が利用される。この技
術により一連の処理の構築が容易となる。
【0063】上述の例は、ユーザによる変換部品の定義
を示した。一般的に、ユーザは既存の再利用部品を用い
て所望の機能を実現する新しい再利用部品を構成する。
ユーザが定義した再利用部品はデータ処理のための処理
ツリーを構築するため、あるいは新しい再利用部品を定
義するために使われる。これは、コードの再利用を促進
し、モジュール化、あるいは階層化されたシステム設計
を容易にする。このため、ユーザは大規模な、そして複
雑なプログラムモジュールを簡単に設計することができ
る。上記の動作はプログラムコードを入力、修正、また
は再コンパイルせずに、行われる。
【0064】業務規則の変化 このACCOUNTSシステムがサーポートする別の特
徴は業務規則の変化を追跡することである。本発明のオ
ブジェクト指向プログラミング技術を用いると、業務規
則の変化を時間を追って追跡することができる。これに
より、過去に発生した取引の処理が可能になり、取引が
発生した時点で有効な業務規則に従った取引の処理が行
われることが確保される。
【0065】業務規則の変化は部品間の接続が有効とな
る期間に関して定義される。業務規則の変化の一例とし
ては、業務組織の組織表の一部を示す図15に示されて
いるものがある。図15に示すように、業務単位の「オ
ブジェクト指向技術グループ」81は、1997年9月
30日以前は業務単位の「R&Dセンター」82のサブ
ユニットであり、1997年10月1日に「ソフトウェ
ア業務ユニット」83のサブユニットになっている。従
って、部品82と部品81間のリンク84aは1997
年9月30日より前の期間でのみ有効であり、部品83
と部品81間のリンク84bは1997年10月1日以
降の期間でのみ有効である。図15の下位レベルの部品
85はユニット81のサブユニットを表し、部品81と
部品85間のリンクは両期間で有効のままである。
【0066】図16〜図19には変化する業務規則を定
義し、適用するためのグラフィック・ユーザ・インター
フェイスの利用が図示されている。処理ツリー91が表
示画面に表示されると、ユーザは特定のリンク、即ち、
部品93aと93b間のリンク92の有効期間を、その
リンク92を指示しているマウスカーソル94をクリッ
クすることにより定義可能である(図16)。それに応
答して、ウィンドウ95のようなプロンプトが画面に表
示され、ユーザはリンク92が有効となる期間を入力で
きる(図17)。このシステムはユーザによって入力さ
れた全ての業務規則用の有効な期間を記憶し、それによ
り業務規則の変化を時間を追って追跡できる。作成され
たプログラムが実行され取引が処理される際に、ユーザ
はウィンドウ96のような画面表示により処理される取
引の発生日(モデル日付と称される)を入力するように
促される(図18)。このモデル日付は任意の日付であ
る。プログラムは次にそのモデル日付に有効な業務規則
に従って取引を処理する。加えて、そのプログラムが特
定のモデル日付に実行された場合は、処理ツリーはその
モデル日付に有効な業務規則に従って画面に表示され
る。例えば、そのプログラムが部品93aと93b間の
リンク92の有効期間外のモデル日付に実行されると、
そのリンク92は処理ツリーグラフから消えてしまう
(図19)。
【0067】業務規則の変化を追跡する処理は、部品間
の接続有効期間をオブジェクトとして表すことによりオ
ブジェクト指向プログラミングで実装される。たとえ
ば、図20の(a)と(b)に示すように、ユーザが部
品Aと部品B間のリンク201の有効期間を(GUIを
介して)定義すると、有効期間部品202が部品Aから
部品Bへの一連の起動関係(a)に挿入される(b)。
あるいは、有効期間部品202はユーザが初めてリンク
201を生成した時に自動的に挿入されてもよい。後者
の場合、リンク201が有効である期間はユーザにより
定義されない限り無限である。
【0068】上述したオブジェクト指向プログラミング
技術は、有効期間部品202の挿入と、プログラムコー
ドの入力、または修正あるいはそのコードの再コンパイ
ル無しに、図20(b)に示す一連の起動関係を作る際
に使用される。特に、有効期間部品202は部品Bと同
じインターフェイスを持つように実装され、これにより
部品Aは部品202中のメンバー関数を部品B中の同名
のメンバー関数を起動させるのと同じ方法で起動するこ
とが出来る。有効期間部品202中のメンバー関数が部
品Aにより起動されると、それはモデル日付とそこに含
まれる有効期間を比較する。モデル日付がこの有効期間
内であれば、有効期間部品202中のメンバー関数は部
品B(後続部品)中の同名のメンバー関数を起動する。
一方、モデル日付がこの有効期間外であれば、有効期間
部品202中のメンバー関数は部品B中の同名のメンバ
ー関数を起動せず、一連の起動は終了する。
【0069】業務規則の変化の別の例は、ある部品が二
個以上の後続部品を持ち、ある有効期間内に一個の部品
を選択的に起動する場合である。この二個以上の後続部
品の有効期間は相互排他的である。即ち、これらの有効
期間は夫々重なることはない。この状態の一例として
は、業務組織表の一部を示す図21に示されているもの
がある。この例では、「R&Dセンター」は1997年
9月30日以前は「オブジェクト指向技術グループ」を
含んでいるが、1997年10月1日からは、オブジェ
クト指向技術はアウトソーシングにより取り扱われる。
図12に示すように、この状況での業務規則の変化の追
跡は、起動部品(「R&Dセンター」221)内のディ
クショナリ等のデータ構造を使い、かつその起動部品2
21と二個の有効期間部品223aと223b間に「部
品・セット」オブジェクト222を挿入することにより
オブジェクト指向プログラミングで実装される。
【0070】ディクショナリとセットはオブジェクト指
向プログラミングではコレクションクラスの範疇に入
る。コレクションは一つのオブジェクトであり、これに
は他のオブジェクトのグループが含まれる。各ディクシ
ョナリは複数対のオブジェクトのリストであり、各対は
「キー」と「値」から成る。一つのディクショナリ内の
これらのキーと値はオブジェクトである。一方、セット
は複製がないコレクションである。
【0071】図22に実質的に示されるように、起動部
品であるR&Dセンター221はディクショナリ224
を使用する。このディクショナリ224では、キー「オ
ブジェクト指向技術グループ」226の値225は部品
・セット222である。この部品・セット222は相互
排他的有効期間を定義する一群の有効期間オブジェクト
227a、227b、…を保持する。図20(b)に示
す例の場合と同様に、有効期間オブジェクト中のあるメ
ンバー関数を起動する代わりに、本例での起動部品22
1は部品セットオブジェクト222中の同名のメンバー
関数を起動する。次に、部品セットオブジェクト222
中のこのメンバー関数は、起動が発生する時間(即ち、
モデル日付)によって、有効期間オブジェクト223
a、223b、…の内の一つのオブジェクト中の同名の
メンバー関数を起動する。
【0072】部品セットオブジェクトと有効期間オブジ
ェクトは部品221と部品223a、223bとの間の
リンクが生成される時、あるいはユーザにより相互排他
的有効期間が定義される時に、コンピュータにより自動
的に挿入される。新しい有効期間オブジェクトを挿入す
る前に、部品セットオブジェクト222は追加すべき新
しいオブジェクトで定義されている有効期間が部品・セ
ット222に保持されている他のオブジェクトの期間と
排他的であるかどうか判定する。新しい有効期間オブジ
ェクトは定義されている有効期間が他のオブジェクトの
期間と排他的であるか場合のみ挿入される。
【0073】前述のオブジェクト指向プログラミング技
術を使うことにより、部品セットオブジェクトの挿入と
部品・セット内への有効期間の追加はプログラムコード
の入力、または修正あるいはそのコードの再コンパイル
無しに実施され得る。
【0074】従って、本発明のオブジェクト指向プログ
ラミング技術を使うことにより、時間経過につれての業
務規則の変化は追跡することが可能である。これによ
り、取引は何時でも処理可能であり、転記された取引は
モデル時間に有効な適切な業務規則に従って処理され
る。
【0075】図23は業務規則の変化の追跡を実施する
他の実施形態の構造を示す部分的な機能ブロック図であ
る。図23ではいくつかの要素が図示省略されている
が、図10に示す構造の全ての機能的構成要素は本実施
形態に含まれている。図23に示すように、接続管理部
116は、二個の部品間の接続の有効期間についてのユ
ーザ定義を表す入力データを入力装置から受け取り、複
合表示部108に指示して入力された有効期間に応じて
接続関係を示すグラフィック表示を行う。複合表示部1
08は有効期間入力を表すデータを複合データファイル
109に記憶させ、オブジェクトとそのオブジェクトの
一連の起動をオブジェクト指向プログラミング及び実行
環境部104で作成する。モデル選択部117はモデル
時間を表す入力データを入力装置から受け取り、複合表
示部108に指示してそのモデル時間に応じて図形を表
示する。例えば、表示部108は、もしこのモデル時間
が処理ツリー中の二個の部品間の接続の有効期間内であ
ればその接続を表示し、もしこのモデル時間がその有効
期間外であれば表示されている処理ツリーからその接続
を削除する(図19参照)。加えて、モデル選択部11
7はグローバル変数等のそのプログラムの適切な変数内
にそのモデル時間を設定する。その結果、このモデル時
間はオブジェクト指向プログラミング及び実行環境部1
04で全てのオブジェクトによりアクセス可能となる。
【0076】本明細書で説明した実施形態では、カーソ
ル・ポインティング、マウスボタン・クリック等の特定
の入力装置と入力技術を用いてGUIを説明してきた
が、タッチパネル、ライトペン、トラックボール等の他
の入力装置と入力技術を用いてGUIを構成しても良
い。
【0077】このACCOUNTSシステムとユーザ間
のインターフェイスはグラフィック・ユーザ・インター
フェイス(GUI)として説明されている。ユーザがこ
のシステムとの対話に要する全ての情報を入力するのに
は、非グラフィックすなわちテキストによるユーザ・イ
ンターフェイスを使用しても良い。そのような非グラフ
ィック・ユーザ・インターフェイスは、例えばテキスト
形式のプロンプトでユーザに入力を促す方法を使っても
良い。例えば、図4に示すポップアップメニューの代わ
りに、利用可能な再利用部品のリストをテキスト表示
し、ユーザに選択した再利用部品の名前を入力するよう
促すプロンプトを表示しても良い。同様に、プロンプト
を使用して、例えば接続に対する始点と終点の部品の名
前の入力を促すことでユーザに再利用部品間の接続を定
義するように要求しても良い。更に、グラフィックと非
グラフィックが混合したユーザ・インターフェイスも使
用可能である。グラフィック・ユーザ・インターフェイ
スの場合同様に、非グラフィック・ユーザ・インターフ
ェイスでも、ユーザはプログラムコードを一つも入力す
る必要は無いし、このシステムによってプログラムコー
ドが生成されることもない。使用するユーザ・インター
フェイスの種類に関係なく、本明細書で説明したオブジ
ェクト指向プログラミング技術は、同じくプログラムの
変更や再コンパイルせずにプログラムを作成することに
も適用される。更に、図10と図23に示す本システム
構造の機能ユニットを動作させて、使用しているユーザ
・インターフェイスの種類に応じて適切な表示を作成す
ることも可能である。
【0078】本明細書で説明した、業務規則の時間的な
変化を実装するオブジェクト指向プログラミング技術
は、ユーザの特徴等の他の条件で変化する業務規則を実
装するのにも使用できる。ここで述べているオブジェク
ト指向プログラミング技術により、ユーザはいかなるプ
ログラムコードの生成、変更、または再コンパイルをす
ることなく、ラン・タイム時にそのような条件を定義す
ることが可能となる。これにより、実現世界のオブジェ
クトとそのオブジェクト間の関係のモデルを作る際のソ
フトウェアの柔軟性、および万能性を高めることができ
る。
【0079】本発明の実施形態と応用例について示し、
説明してきたが、本発明の範囲内でその他多くの変更が
可能であることは明らかである。従って、ここで開示し
た実施形態は実例として挙げたものであって、本発明を
何ら限定するものではなく、本発明の範囲はこれまでの
記載内容からと言うよりは特許請求の範囲によって示さ
れるものである。特許請求の範囲はそのような実施形態
と変更例、および本発明の実際の範囲内におけるその他
の変更例を保護するものである。従って、特許請求の範
囲で意味するもの、および特許請求の範囲から派生する
変更は本発明の中に包含されるものである。
【0080】たとえば、本発明が実施できる限り、上述
のハードウェア部品の何個かを追加、交換、または削除
しても良い。例えば、このシステムは複数のコンピュー
タが接続されたコンピュータネットワーク上で設置され
ても良い。CPUはどんなタイプのでもかまわない。複
数の処理を同時に実行するために複数のCPUが使用さ
れても良いし、一個のCPUが時分割で使用されても良
い。他の種類の入力装置を使用しても良い。例えば、タ
ッチパネル、ライトペン、またはトラックボール等のポ
インティング装置や、ディジタイザー、イメージリー
ダ、またはビデオカメラ等の画像入力装置と、音声認識
装置と、各種センサを使用しても良い。他の種類の外部
記憶装置を使用しても良い。例えば、フロッピーディス
クドライブ、RAMカードユニット、磁気テープユニッ
ト、光ディスクユニット、光磁気ディスクユニット、バ
ブルメモリユニット、またはフラッシュメモリが使用可
能である。他の種類の出力装置を使用しても良い。例え
ば、液晶表示部、プラズマ表示部、ビデオプロジェク
タ、LED表示部、音響発生回路、または音声合成器を
使用とてもかまわない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ログラムコードを入力、修正、または再コンパイルせず
に、新しい、または修正されたプログラムを組み立てる
コンピュータシステムを提供することができる。さら
に、グラフィック・ユーザ・インターフェイスを利用し
て新しい、または修正されたプログラムを組み立てるコ
ンピュータシステムを提供することができる。また、業
務規則の変化を時間とともに追跡可能で、所定の時間に
処理される取引に適切な業務規則が適用され得るシステ
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンピュータシステムを会計シス
テムに適用する場合の勘定ツリーの実例を示す図。
【図2】図1に示す勘定ツリー・システム用の取引例を
示す図。
【図3】引取マッピングの実例を示す図。
【図4】本発明の実施形態によりグラフィック・ユーザ
・インターフェースを用いるプロセス・ツリーを示す
図。
【図5】本発明の実施形態によりグラフィック・ユーザ
・インターフェースを用いるプロセス・ツリーを示す
図。
【図6】本発明の実施形態によりグラフィック・ユーザ
・インターフェースを用いるプロセス・ツリーを示す
図。
【図7】本発明の実施形態によりグラフィック・ユーザ
・インターフェースを用いるプロセス・ツリーを示す
図。
【図8】本発明の実施形態によりグラフィック・ユーザ
・インターフェースを用いるプロセス・ツリーを示す
図。
【図9】図4〜図9に示すプロセス・ツリーによる取引
の処理を示す図。
【図10】本発明の実施形態の構造を示す機能ブロック
図。
【図11】変換部品の実例を示す図。
【図12】本発明の実施形態によるグラフィック・ユー
ザ・インターフェイスを使用する、図11の変換部品の
作成を示す図。
【図13】本発明の実施形態によるグラフィック・ユー
ザ・インターフェイスを使用する、図11の変換部品の
作成を示す図。
【図14】本発明の実施形態によるグラフィック・ユー
ザ・インターフェイスを使用する、図11の変換部品の
作成を示す図。
【図15】業務規則変更の一例を示す図。
【図16】グラフィック・ユーザ・インターフェイスを
使用した業務規則の変更の有効化を示す図。
【図17】グラフィック・ユーザ・インターフェイスを
使用した業務規則の変更の有効化を示す図。
【図18】グラフィック・ユーザ・インターフェイスを
使用した業務規則の変更の有効化を示す図。
【図19】グラフィック・ユーザ・インターフェイスを
使用した業務規則の変更の有効化を示す図。
【図20】オブジェクト指向プログラミング技術を使用
して業務規則の変化を追跡する一つの方法を示す図。
【図21】業務規則を変更する別の例を示す図。
【図22】オブジェクト指向プログラミング技術を使用
して図21に示す例の業務規則変化を追跡する方法を示
す図。
【図23】業務規則の変化を実施する本発明の実施形態
の構造を示す部分機能ブロック図である。
【符号の説明】
101…入力装置 102…表示ユニット 103…I/O制御部 104…オブジェクト指向プログラミング及び実行環境
部 105…再利用部品定義部 106…再利用部品表示部 107…再利用部品選択部 108…複合表示部 109…複合データファイル 110…再利用部品接続部 111…入力データフォーマット定義部 112…入力データフォーマットファイル 113…データ入力部 114…処理開始部 115…再利用部品状態表示部

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置と、入力装置と、データ処理の
    処理の単位を表わす再利用プログラム部品を格納するメ
    モリとを有するコンピュータとユーザとの間のインター
    フェイスを取る方法において、 前記メモリに格納されている再利用プログラム部品を表
    す少なくとも二つの第1図形を第1のユーザ入力に応答
    して表示するステップと、 前記少なくとも2つの第1図形で表わされる少なくとも
    二つの再利用プログラム部品の接続関係を示す少なくと
    も一つの第2図形を第2のユーザ入力に応答して表示す
    るステップと、 前記第1図形で表わされる少なくとも一つの再利用プロ
    グラムに入力データを供給するステップと、 前記第2図形で表わされる接続関係にある前記第1図形
    で表わされる少なくとも二つの再利用プログラムに応じ
    て入力データを処理するステップと、 を具備するインターフェイス方法。
  2. 【請求項2】 前記メモリに格納されている再利用プロ
    グラム部品のいくつかを示す再利用プログラム部品メニ
    ューを第3のユーザ入力に応答して表示するステップを
    さらに具備することを特徴とする請求項1記載のインタ
    ーフェース方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のユーザ入力は表示メニューに
    基づく再利用プログラム部品の選択であることを特徴と
    する請求項2記載のインターフェース方法。
  4. 【請求項4】 前記第1図形の一つはユーザによるデー
    タ入力のためのプログラム部品を示し、前記入力装置に
    よりユーザがデータを入力できるようにウィンドウを表
    示することを特徴とする請求項1記載のインターフェー
    ス方法。
  5. 【請求項5】 前記第2図形は表示されている他の再利
    用プログラム部品によるある再利用プログラム部品の起
    動を示す第1のタイプの第2図形を含むことを特徴とす
    る請求項1記載のインターフェース方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のタイプの第2図形は第1のタ
    イプの第2のユーザ入力により表示されることを特徴と
    する請求項5記載のインターフェース方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも二つの前記第2図形が表示さ
    れ、前記第2図形は表示されている他の再利用プログラ
    ム部品によるある再利用プログラム部品の属性の参照を
    示す第2のタイプの第2図形を含むことを特徴とする請
    求項6記載のインターフェース方法。
  8. 【請求項8】 前記第2のタイプの第2図形は第2のタ
    イプの第2のユーザ入力により表示されることを特徴と
    する請求項7記載のインターフェース方法。
  9. 【請求項9】 表示装置と、入力装置と、データ処理の
    処理の単位を表わす再利用プログラム部品を格納するメ
    モリとを有するコンピュータとユーザとの間のインター
    フェイスを取る方法において、 前記メモリに格納されている再利用プログラム部品を表
    す少なくとも二つの第1図形を第1のユーザ入力に応答
    して表示するステップと、 前記少なくとも2つの第1図形で表わされる少なくとも
    二つの再利用プログラム部品の接続関係を示す少なくと
    も一つの第2図形を第2のユーザ入力に応答して表示す
    るステップと、 前記表示されている第1、第2図形に関し、第1図形に
    より表わされている再利用プログラム部品と、第2図形
    により表わされている接続関係に応じてデータを処理す
    る処理を定義する処理情報を前記メモリに格納するステ
    ップと、 を具備するインターフェイス方法。
  10. 【請求項10】 前記メモリに格納されている再利用プ
    ログラム部品のいくつかを示す再利用プログラム部品メ
    ニューを第3のユーザ入力に応答して表示するステップ
    をさらに具備することを特徴とする請求項9記載のイン
    ターフェース方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のユーザ入力は表示メニュー
    に基づく再利用プログラム部品の選択であることを特徴
    とする請求項10記載のインターフェース方法。
  12. 【請求項12】 前記第2図形は表示されている他の再
    利用プログラム部品によるある再利用プログラム部品の
    起動を示す第1のタイプの第2図形を含むことを特徴と
    する請求項9記載のインターフェース方法。
  13. 【請求項13】 前記第1のタイプの第2図形は第1の
    タイプの第2のユーザ入力により表示されることを特徴
    とする請求項12記載のインターフェース方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも二つの前記第2図形が表示
    され、前記第2図形は表示されている他の再利用プログ
    ラム部品によるある再利用プログラム部品の属性の参照
    を示す第2のタイプの第2図形を含むことを特徴とする
    請求項13記載のインターフェース方法。
  15. 【請求項15】 前記第2のタイプの第2図形は第2の
    タイプの第2のユーザ入力により表示されることを特徴
    とする請求項14記載のインターフェース方法。
  16. 【請求項16】 前記処理情報は再利用プログラム部品
    として前記メモリに格納されることを特徴とする請求項
    9記載のインターフェース方法。
  17. 【請求項17】 表示装置と、入力装置と、データ処理
    の処理の単位を表わす再利用プログラム部品と請求項9
    に記載の処理情報とを格納するメモリとを有するコンピ
    ュータを用いてデータを処理する方法において、 前記処理情報に基づいて、前記メモリに格納されている
    再利用プログラム部品を表す少なくとも二つの第1図形
    と、前記少なくとも2つの第1図形で表わされる少なく
    とも二つの再利用プログラム部品の接続関係を示す少な
    くとも一つの第2図形を表示するステップと、 前記第1図形で表わされる少なくとも一つの再利用プロ
    グラムに入力データを供給するステップと、 前記第2図形で表わされる接続関係にある前記第1図形
    で表わされる少なくとも二つの再利用プログラムに応じ
    て入力データを処理するステップと、 を具備するデータ処理方法。
  18. 【請求項18】 前記第1図形の一つはユーザによるデ
    ータ入力のためのプログラム部品を示し、前記入力装置
    によりユーザがデータを入力できるようにウィンドウを
    表示することを特徴とする請求項17記載のデータ処理
    方法。
  19. 【請求項19】 データ処理の処理の単位を表わす再利
    用プログラム部品を格納するメモリを有するコンピュー
    タに実装され、再利用プログラム部品からプログラムを
    作成する方法において、 第1の入力情報に応じて少なくとも二つの再利用プログ
    ラム部品を選択するステップと、 選択された再利用プログラム部品の少なくとも一つの起
    動を第2の入力情報に応じて定義するステップと、 を具備し、前記選択ステップ、定義ステップはプログラ
    ムコードの生成、修正、コンパイルを必要とせずに実行
    されるプログラム作成方法。
  20. 【請求項20】 他の再利用プログラム部品による前記
    少なくとも一つの再利用プログラム部品の属性の参照を
    定義するステップをさらに具備し、前記定義ステップは
    プログラムコードの生成、修正、コンパイルを必要とせ
    ずに実行されることを特徴とする請求項19記載のプロ
    グラム作成方法。
  21. 【請求項21】 定義した起動を表わす情報を前記メモ
    リに格納するステップをさらに具備することを特徴とす
    る請求項19記載のプログラム作成方法。
  22. 【請求項22】 選択された再利用プログラム部品を定
    義した起動に応じて実行するステップをさらに具備する
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム作成方
    法。
  23. 【請求項23】 特定の条件が満たされた場合のみ前記
    第1再利用プログラム部品により第2再利用プログラム
    部品が起動されるように、起動条件を定義するステップ
    をさらに具備することを特徴とする請求項19記載のプ
    ログラム作成方法。
  24. 【請求項24】 前記起動条件は前記第1再利用プログ
    ラム部品と第2再利用プログラム部品の間に起動条件を
    表わす条件部品を挿入することにより定義され、第1再
    利用プログラム部品は条件部品を起動し、条件部品は起
    動条件が満たされた場合のみ第2再利用プログラム部品
    を起動することを特徴とする請求項23記載のプログラ
    ム作成方法。
  25. 【請求項25】 前記第1再利用プログラム部品による
    複数の第2再利用プログラム部品の起動するための複数
    の条件を定義するステップをさらに具備し、前記第1再
    利用プログラム部品はどの条件が満たされているかに応
    じて複数の第2再利用プログラム部品のいずれかを起動
    することを特徴とする請求項19記載のプログラム作成
    方法。
  26. 【請求項26】 前記起動条件は前記第1再利用プログ
    ラム部品と第2再利用プログラム部品の間に複数の第2
    再利用プログラム部品の起動条件をそれぞれ格納する複
    数の条件部品からなる条件部品セットを挿入することに
    より定義され、第1再利用プログラム部品は条件部品セ
    ットを起動し、条件部品セットはどの条件が満たされて
    いるかに応じて複数の第2再利用プログラム部品のいず
    れかを起動することを特徴とする請求項25記載のプロ
    グラム作成方法。
  27. 【請求項27】 前記条件は時間に関する条件であるこ
    とを特徴とする請求項23、または請求項25記載のプ
    ログラム作成方法。
  28. 【請求項28】 データ処理の処理の単位を表わす再利
    用プログラム部品を格納するメモリとユーザインターフ
    ェースを有し、メモリに格納されている再利用プログラ
    ム部品からプログラムを作成するコンピュータとユーザ
    との間のインターフェイスを取る装置において、 オブジェクト指向プログラミング及び環境実行部と、 前記メモリに格納されている再利用プログラム部品を表
    す少なくとも二つの第1図形を第1のユーザ入力に応答
    してユーザインターフェースに表示し、前記少なくとも
    2つの第1図形で表わされる少なくとも二つの再利用プ
    ログラム部品の接続関係を示す少なくとも一つの第2図
    形を第2のユーザ入力に応答してユーザインターフェー
    スに表示する複合表示部と、 第1の入力に応答して再利用プログラム部品を選択し、
    第1の要求を発生する再利用部品選択部と、 選択された再利用プログラム部品の接続関係を定義し、
    第2の要求を発生する再利用部品接続部と、 を具備するインターフェース装置。
  29. 【請求項29】 前記複合表示部は、オブジェクトを生
    成し、前記オブジェクト指向プログラミング及び環境実
    行部内で前記第1、第2の要求に応じて、生成されたオ
    ブジェクト間の起動を定義することを特徴とする請求項
    28記載のインターフェース装置。
  30. 【請求項30】 前記メモリに格納されている再利用プ
    ログラム部品のいくつかを特定するメニューを表示する
    再利用プログラム表示部をさらに具備することを特徴と
    する請求項28記載のインターフェース装置。
  31. 【請求項31】 処理すべきデータを入力する入力部を
    さらに具備することを特徴とする請求項28記載のイン
    ターフェース装置。
  32. 【請求項32】 再利用プログラム部品の状態を示す再
    利用部品状態表示部をさらに具備することを特徴とする
    請求項28記載のインターフェース装置。
  33. 【請求項33】 選択した再利用プログラム部品と、該
    部品間の関係を示す情報を格納する複合データファイル
    をさらに具備することを特徴とする請求項28記載のイ
    ンターフェース装置。
  34. 【請求項34】 前記メモリに格納されている再利用プ
    ログラム部品から新たな再利用プログラム部品を作成す
    る再利用プログラム部品定義部をさらに具備することを
    特徴とする請求項28記載のインターフェース装置。
  35. 【請求項35】 選択した再利用プログラム部品間の条
    件を定義する接続管理部をさらに具備することを特徴と
    する請求項28記載のインターフェース装置。
  36. 【請求項36】 表示装置と、入力装置と、データ処理
    の処理の単位を表わす再利用プログラム部品を格納する
    メモリとを有するコンピュータとユーザとの間のインタ
    ーフェイスを取るためのコンピュータプログラムを記録
    しコンピュータ読取り可能な記憶媒体において、前記コ
    ンピュータプログラムは前記メモリに格納されている再
    利用プログラム部品を表す少なくとも二つの第1図形を
    第1のユーザ入力に応答して表示するプログラムコード
    と、 前記少なくとも2つの第1図形で表わされる少なくとも
    二つの再利用プログラム部品の接続関係を示す少なくと
    も一つの第2図形を第2のユーザ入力に応答して表示す
    るプログラムコードと、 前記第1図形で表わされる少なくとも一つの再利用プロ
    グラムに入力データを供給するプログラムコードと、 前記第2図形で表わされる接続関係にある前記第1図形
    で表わされる少なくとも二つの再利用プログラムに応じ
    て入力データを処理するプログラムコードと、 を具備することを特徴とする記憶媒体。
  37. 【請求項37】 表示装置と、入力装置と、データ処理
    の処理の単位を表わす再利用プログラム部品を格納する
    メモリとを有するコンピュータとユーザとの間のインタ
    ーフェイスを取るためのコンピュータプログラムを記録
    しコンピュータ読取り可能な記憶媒体において、前記コ
    ンピュータプログラムは前記メモリに格納されている再
    利用プログラム部品を表す少なくとも二つの第1図形を
    第1のユーザ入力に応答して表示するプログラムコード
    と、 前記少なくとも2つの第1図形で表わされる少なくとも
    二つの再利用プログラム部品の接続関係を示す少なくと
    も一つの第2図形を第2のユーザ入力に応答して表示す
    るプログラムコードと、 前記表示されている第1、第2図形に関し、第1図形に
    より表わされている再利用プログラム部品と、第2図形
    により表わされている接続関係に応じてデータを処理す
    る処理を定義する処理情報を前記メモリに格納するプロ
    グラムコードと、 を具備することを特徴とする記憶媒体
  38. 【請求項38】 表示装置と、入力装置と、データ処理
    の処理の単位を表わす再利用プログラム部品と請求項9
    に記載の処理情報とを格納するメモリとを有するコンピ
    ュータを用いてデータを処理するためのコンピュータプ
    ログラムを記録しコンピュータ読取り可能な記憶媒体に
    おいて、前記コンピュータプログラムは前記処理情報に
    基づいて、前記メモリに格納されている再利用プログラ
    ム部品を表す少なくとも二つの第1図形と、前記少なく
    とも2つの第1図形で表わされる少なくとも二つの再利
    用プログラム部品の接続関係を示す少なくとも一つの第
    2図形を表示するプログラムコードと、 前記第1図形で表わされる少なくとも一つの再利用プロ
    グラムに入力データを供給するプログラムコードと、 前記第2図形で表わされる接続関係にある前記第1図形
    で表わされる少なくとも二つの再利用プログラムに応じ
    て入力データを処理するプログラムコードと、 を具備することを特徴とする記憶媒体。
  39. 【請求項39】 データ処理の処理の単位を表わす再利
    用プログラム部品を格納するメモリを有するコンピュー
    タに実装され、再利用プログラム部品からプログラムを
    作成するためのコンピュータプログラムを記録しコンピ
    ュータ読取り可能な記憶媒体において、前記コンピュー
    タプログラムは第1の入力情報に応じて少なくとも二つ
    の再利用プログラム部品を選択するプログラムコード
    と、 選択された再利用プログラム部品の少なくとも一つの起
    動を第2の入力情報に応じて定義するプログラムコード
    と、 を具備し、前記選択ステップ、定義ステップはプログラ
    ムコードの生成、修正、コンパイルを必要とせずに実行
    されることを特徴とする記憶媒体。
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