JPH11317030A - 情報記録再生方法、情報記録再生回路及びこれを用いた情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生方法、情報記録再生回路及びこれを用いた情報記録再生装置

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JPH11317030A
JPH11317030A JP12564298A JP12564298A JPH11317030A JP H11317030 A JPH11317030 A JP H11317030A JP 12564298 A JP12564298 A JP 12564298A JP 12564298 A JP12564298 A JP 12564298A JP H11317030 A JPH11317030 A JP H11317030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最尤シーケンス検出を用いた情報記録再生に
おけるデータ復調信頼度の改善を図る。 【解決手段】 最尤シーケンス検出復号器に連接する誤
り訂正符号化および誤り訂正復号手段を設け、最尤シー
ケンス検出復号における復号誤り特性の情報を有効に活
用した誤り訂正符号化を行う。シーケンス復号誤りパタ
ーンの確率的頻度の偏りに着目し、発生頻度の高い特定
の符号誤りシンドロームを有する誤り事象に対して、内
符号として、符号ブロック単位でランダム誤り事象を訂
正する誤り復号・訂正手段を設けることで、最尤復号誤
り率を効率よく改善する情報記録再生方法、回路及びこ
れを用いた情報記録再生装置とした。 【効果】 上記手段により、簡便な回路資源と低い冗長
度の誤り訂正符号を用いて、最尤シーケンス検出による
復号処理の復号信頼度を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度かつ高信頼
度なデジタル情報記録再生を実現するための情報記録再
生方法、情報記録再生回路及びこれを用いた情報記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度情報記録再生系・装置において、
記録媒体から得られる低品質な記録再生信号からのデー
タ再生の信頼度を向上させるためには、最尤系列推定方
法あるいは最尤シーケンス検出(MLSD: Maximum-Likeli
hood Sequence Detection) を用いたデータ復号技術が
広く普及しており、これは、通信分野における畳み込み
符号等の誤り訂正復号方式の有効な手段として、以前よ
り幅広く用いられている技術である。
【0003】この最尤シーケンス検出は、復号データが
もつ記憶性あるいは相関性を利用し、復号符号系列を時
系列的に推定することで、復号符号系列における誤り発
生確率を最小化する技術であり、再生信号系列 {Y(n)}
(nは離散的信号発生順序・時刻を示す整数) が復号入
力に与えられるとき、全ての起こりうる記録情報(符
号)系列 {X(n)}の中から、 信号系列 {Y(n)} が再生さ
れる見込み(尤度)が最も大きい系列(最尤シーケン
ス)を選択し、これを復号情報(符号)系列 {Z(n)} と
して出力する。すなわち、最尤シーケンス復号器は、あ
る再生信号系列 {Y(n)} の全系列が与えられたとき、あ
る記録情報(符号)系列 {X(n)} を仮定した条件の下
で、該再生信号系列 {Y(n)} が受信再生される事後事前
確率 P[{Y(n)}/{X(n)}] が最大となるように、記録情報
(符号)系列{X(n)}を選択して、復号情報(符号)系
列 {Z(n)} の最尤系列推定を行うものである。このと
き、記録情報(符号)系列{X(n)}は、互いに独立に推
定されるのではなく、その前後関係で推定される。この
ような最尤シーケンス検出は、起こりうる全ての記録情
報(符号)系列 {X(n)} が等確率で記録される条件、換
言すれば、各記録情報(符号)系列 {X(n)} の発生確率
に関する情報が復号時に一切与えられない条件の下で、
正復号確率 P[{X(n)}&{Z(n)}](記録情報(符号)系列
{X(n)}と復号情報(符号)系列 {Z(n)} が一致する確
率)を最大として、最良復号誤り確率の復号を提供す
る。
【0004】この最尤シーケンス検出は、動的プログラ
ミング形式によるビタビ・アルゴリズム(Viterbi Algo
rithm)などを用いて、効率よく実現される。最尤シー
ケンス検出やビタビ・アルゴリズムに関する論文とし
て、ジー.デー.フォーネイ,”ザ ビタビ アルゴリズ
ム”,プロシーディングス オブ アイ・イー・イー・イ
ー(G.D.Forney, "The Viterbi Algorithm", Proceedin
gs of the IEEE), vol.61, No.3, March 1973, pp.268
-278、および、ジー.アンガーボック,”アダプティブ
マキシマム ライクリィフッド レシーバ フォー キャ
リア モジュレーテッド データ トランスミッション シ
ステム”,アイ・イー・イー・イー トランザクション
オン コミュニケーション(G.Ungerbock, "Adaptive Ma
ximum-Likelihood Receiver for Carrer-Modulated Dat
a Transnission Systems", IEEE Transactions on Comm
unications), vol.COM-22, No.5, May 1974, pp.624-6
38があり、これら論文は、最尤シーケンス検出を用いた
受信再生装置または、その一部の基本的な形式を示す。
また、実際的なビタビ・アルゴリズムの実現手段は、フ
イ−リング ロウ,”インプリメンティング ザ ビタビ
アルゴリズム”,アイ・イー・イー・イー シグナル プ
ロセッシング マガジン(Hui-Ling Lou,"Implementing
the Vitrbi Algoithm", IEEE Signal Processing Magaz
ine), Sept.1995, pp.42-52、および、ジー.フェット
ウェイス エンド エイチ.メイア,”ハイ−スピード
パラレル ビタビ デコーディング: アルゴリズム アン
ド ブイ・エル・エス・アイ アーキテクチャ”,アイ・
イー・イー・イー コミュニケーションシグナル マガジ
ン(G.Fettweis and H.Meyr, "High-Speed Parallel Vi
terbi Decoding: Algorithm and VLSI-architecture",
IEEE Communications Magazine), May 1991,pp.46-55
などに詳しい。
【0005】このような最尤系列推定方法や最尤シーケ
ンス検出技術は、情報通信系や伝送系への応用を通じて
急速に普及・発展し、情報伝送の信頼性を確保し、通信
の品質を維持する上で大きな役割を果たしている。ま
た、米国特許第203413等に開示されるように、高
密度情報再生系に対しても、広く応用がなされており、
パーシャルレスポンス伝送波形等化技術と最尤シーケン
ス検出技術とを組み合わせたPRML(Partial-Response Ma
ximum-Likelihood) 方式は、代表的な公知技術として、
実用化が著しい。
【0006】こうした、最尤シーケンス検出技術を用い
たデータ復号技術において、さらなる耐雑音性能の向上
や復号信頼度の向上を図るため、従来からは、トレリス
符号化・変調技術やさらに拡張されたパーシャルレスポ
ンス伝送等化技術の積極的適用が試みられている。上記
のように、最尤シーケンス検出では、再生信号系列の前
後関係から受信再生される見込み(尤度)が最も大きい
系列(最尤シーケンス)を選択し、これを最も確からし
い復号情報(符号)系列として出力し、復号結果とす
る。このため、上記のような公知技術では、符号化・変
調技術や拡張パーシャルレスポンスによって、記録符号
系列や記録再生系の情報伝送路上に様々な拘束条件や記
憶要素を付加して、復号データの相関を増加させ、全記
録符号系列に対する再生信号系列間のユークリッド信号
距離(尤度差)を増加させることにより、該尤度差の雑
音に対する識別余裕を拡大することを意図している。
【0007】また、情報記録再生装置や情報伝送装置に
おいて所望の復号信頼性を確保するため、誤り訂正符号
化技術が積極的に導入されており、リードソロモン符号
をはじめとする、極めて誤り訂正能力の高い、かつ、実
用性の高い符号化方式・復号方式の開発され、これが高
密度情報記録再生系や高速情報伝送系に導入されるに至
り、上記の最尤シーケンス検出技術等との組み合わせに
より、データ復調の信頼性は、飛躍的に向上してきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】高記録密度化が進む情
報記録再生系の下では、ますます、再生信号の品質は劣
化し、そのデータ復調の信頼性は低下する。従って、従
来からの最尤シーケンス検出を用いたデータ再生手段に
おいても、さらに耐雑音性能を向上させることが要求さ
れている。前述のようなトレリス符号化・変調技術や拡
張パーシャルレスポンス伝送等化技術の応用は、受信信
号列のユークリッド信号距離拡大による利得を生む一方
で、送信符号列や伝送信号列上への様々な拘束条件の付
加によって、記録情報(符号)系列における冗長性の増
加を招く。このため、磁気ディスク装置などの高速・高
密度情報記録再生系への適用においては、この記録情報
系列の冗長性増加による記録情報量の損失や、狭帯域記
録再生系信号伝送路を介しての多大な信号帯域損失によ
る再生信号劣化が生じて、必ずしも効果的な手法とはな
らない。さらに、このような手法では、しばしば、過大
かつ複雑な記録符号処理回路や付加回路が要求され、ま
た、増加した復号データの相関を考慮するため、最尤シ
ーケンス検出による復号器は、指数関数的な回路規模の
要求を避けることができず、多大なハードウエア資源が
要求される。また、最尤シーケンス検出技術では、再生
信号系列の前後関係から検出することで高い信頼性を提
供することができるが、検出誤りが生じた場合には、こ
れによりシーケンス誤りによる復号誤り伝搬が生じて、
しばしば、バースト的な連続した符号誤り波及を発生さ
せる。これは、併せて用いられる誤り訂正符号の訂正能
力の著しい損失を招き、また、記録再生系・記録再生装
置全体でのデータ復調信頼性を低下させている。また、
これに起因して、誤り訂正符号により最尤シーケンス検
出によるデータ復号の信頼性を向上させるには、極めて
強力な誤り訂正能力が要求されるようになる。これは、
誤り訂正符号の構成複雑化と冗長度の増加を助長して、
やはり、効果的かつ経済的な高信頼度データ復号手段の
実現を妨げることになる。
【0009】本発明の課題は、このような最尤シーケン
ス検出技術による情報記録再生信号のデータ復号におい
て、最尤復号誤り率(復号信頼度)を効率よく改善し、
かつ、簡便・簡略な手段やハードウエア資源・回路によ
り、これを実現する手段を提供することである。本発明
では、最尤シーケンス復号方法と誤り訂正符号化技術を
積極的かつ効果的に組み合わせることによって、符号化
の冗長度を低く抑え、かつ、簡易な実現構成を維持しな
がら、より高いデータ復号信頼度を達成する情報記録再
生方法、情報記録再生回路及びこれを用いた情報記録再
生装置の実現手段を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、従来と異なり、最尤シーケンス復号方
法における復号シーケンス誤りの特性を積極的に活用す
る。一般に誤り訂正符号化は、対象となる符号誤り事象
に関する情報を予め知り得た上で符号構成や復号される
ことにより、訂正能力を向上させる、あるいは、訂正処
理を簡略化することが可能となる。本発明では、最尤シ
ーケンス復号方法に誤り訂正符号化・復号手段を連接さ
せることによって、該最尤シーケンス復号方法における
復号誤り事象の特性を活用し、低冗長度の誤り訂正符号
化を用いて、高効率な誤り訂正・高い信頼性改善を実現
する手段を提供する。
【0011】最尤シーケンス復号における復号誤り事象
は、受信(再生)信号列間のユークリッド信号距離に対
応する、各送信(記録)符号系列間の尤度差に依存して
発生確率が決まるため、シーケンス復号誤りの復号符号
誤りパターンには、その発生確率頻度において大きな偏
りが生ずる。本発明では、このことに着目し、さらに、
このような高発生頻度の特定の復号符号誤りパターン
(符号誤りシンドローム)による誤り事象が最尤復号誤
り確率を支配していることから、シーケンス復号誤りの
内、発生頻度確率の高い復号符号誤りパターン(符号誤
りシンドローム)を有するシーケンス誤りに対して、限
定して誤り訂正処理する誤り訂正符号化方法を、この最
尤シーケンス復号と組み合わせる手段を提供する。この
ように訂正処理する復号符号誤りパターン(符号誤りシ
ンドローム)を限定することによって、誤り訂正符号化
方法は、極めて簡易で、かつ、低冗長度のもので構成で
きる。また、発生頻度の高い復号誤り事象から、優先的
に訂正処理を行うことにより、最尤復号における誤り確
率を効率良く改善することができる。
【0012】さらに、最尤シーケンス復号からの復号符
号系列上では、ランダム雑音状況下において、上記のよ
うな復号符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)を
有するシーケンス復号誤り事象(バースト的符号誤り事
象)が、ランダムに分布していることに着目する。すな
わち、復号誤り確率を支配するシーケンス状のランダム
誤り事象が短い発生間隔で集中することは極めて希であ
る性質を利用する。このことから、各シーケンス復号誤
り事象の平均的発生間隔に比して、最尤復号誤り確率を
改善するに有意な、限定された復号符号系列区間(復号
符号系列ブロック)内で、所定の個数の誤り事象までの
み、上記の誤り訂正処理を行うよう誤り訂正符号化方法
を与える。すなわち、該誤り訂正符号化方法は、特定の
復号符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)に従う
平均的なランダム誤り事象のみを検出訂正することを目
的として構成することができ、公知技術に対してさらに
低い冗長性と簡易な構成をもって実現することが可能と
なる。本発明では、以上のように構成される誤り訂正符
号化による誤り符号を記録再生するデータ符号内に挿入
付加し、これを用いた復号符号誤り訂正処理を、最尤復
号誤り特性を効果的に活用できるよう、最尤シーケンス
復号器の復号出力に直結した誤り訂正復号器を設けて実
施することにより、効率の良い誤り訂正符号化冗長度の
もので、最も効果的な最尤復号誤り確率を改善する手段
をしている。
【0013】以上のように、本発明では、最尤シーケン
ス復号方法における復号シーケンス誤りの特性を活用
し、誤り訂正符号化・復号方法と最尤シーケンス復号と
を効率良く連接させた積極的組み合わせの手段により、
復号信頼度を効果的に向上する情報記録再生方法と情報
記録再生回路・情報記録再生装置の実現方法を提供して
いる。さらに、本発明では、上記のような最尤シーケン
ス復号方法における復号シーケンス誤りが、ある特定の
記録符号列・復号符号系列パターンに依存して発生する
ことに着目し、あるいは、記録符号系列に対する符号化
変調処理を積極的に用いて、高い頻度の該復号符号誤り
パターン(符号誤りシンドローム)誤り事象の発生個所
を復号符号系列上で限定することにより、該誤り訂正符
号化・復号方法を、さらに簡素に高い信頼性で実現する
手段を提供する。また、ランダム雑音要因のバースト誤
り訂正を目的とする第二の誤り訂正符号化方式と該誤り
訂正符号化方式を相補的に組み合わせることにより、該
誤り訂正符号化・復号方法による誤り検出を活用し、誤
り符号位置の存在個所を限定した第二の誤り訂正符号化
・復号方法を実施することによって、本発明の提供する
情報記記録再生方法や情報記録再生回路・情報記録再生
装置のデータ復調信頼性を、さらに効率よく、かつ、効
果的に改善する手段を開示している。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、デジタル
データの再生における最尤シーケンス復号・検出方法
(最尤系列推定方法)および、これを用いた復号器・復
号装置の使用に深く関わり、この最尤シーケンス復号と
原理は、一般にビタビ・アルゴリズム等を用いて広く実
現される。本発明の実施形態を示すため、先ず、図10
〜図12を用いて、ビタビ・アルゴリズムによる最尤シ
ーケンス復号器の概略を説明する。一般に情報記録再生
系における情報処理の流れは、情報伝送系におけるそれ
と類似した関係にあり、共通した処理構成要素と流れを
用いて説明することができる。
【0015】図10(a)は、この情報伝送系および記
録再生系における情報系列の一般的な流れの概略を示す
ものである。送信または、記録過程において、送信また
は記録情報である送信符号系列{X(k)}100(kは、系
列上の時刻を示す自然数)は、符号器102により所定
の拘束条件を付加された後、変調器103により、チャ
ネル104を介して伝達可能となるようなアナログまた
はデジタル形式の信号情報系列に変換され、チャネル1
04に出力される。チャネル104は、伝送または記録
媒体およびトランスデューサ・センサなどから構成され
る情報伝送媒体であり、特に情報記憶再生装置では、変
調器103は、記録情報である送信符号系列{X(k)} 1
00を記録信号系列に変換・処理し、記録ヘッドに供給
する操作を行い、チャネル104は、記録ヘッド・情報
記憶媒体・再生ヘッドを含む記録再生系に相当する。ま
た、伝送過程における信号には、付加雑音105が加わ
り、これが受信または、再生過程において、受信(復号
入力)信号系列{Y(k)}107から元の情報への復号を不
確定なものにする。受信または、再生過程では、チャネ
ル104から出力される信号に対して、受信信号処理回
路106による信号増幅・フィルタリング・波形等化な
どの所定の処理を施した後、得られた受信(復号入力)
信号系列{Y(k)}107から復号符号系列{Z(k)}109へ
の復号を、最尤シーケンス復号器108を介して行う。
この最尤シーケンス復号器108では、元の送信または
記録情報である送信符号系列{X(k)}100に対応し、こ
れに対して最も確からしい復号符号系列{Z(k)}109の
推定を行う。
【0016】最尤シーケンス復号器108に対して、符
号器102から受信信号処理回路106までの前段処理
過程にあたる情報伝送系101には、様々な記憶要素が
存在しうる。例えば、符号器102では、畳み込み符号
やトレリス符号などを用いて復号誤り検出・訂正などを
行うため、あるいは、ランレングス制限など伝送過程で
必要な何等かの拘束条件を伝送符号に与えるために、有
限個の記憶要素に順次貯えられる符号器102の入出力
符号の畳込み処理や写像処理によって意図的に送信符号
系列{X(k)}100に冗長性が付加される場合がある。ま
た、変調器103から受信信号処理回路106までの伝
送過程では、自然または意図的な符号間干渉などの付加
によるチャネル上の記憶要素が存在する場合がある。情
報伝送系101の各々の過程において、こうした記憶要
素が存在する場合、受信信号系列{Y(k)}107の各々の
値は、対応する送信符号系列{X(k)}100の各々の値と
の一対一対応ではなく、各時刻における送信符号系列{X
(k)}100の履歴に依存した該記憶要素内の状態との対
応において決定される。最尤シーケンス復号器108で
は、こうした情報伝送系101上の該記憶要素が保持す
る内部状態の推移を推定し、伝送系の記憶性(冗長性)
を活用することによって、雑音に対する復号処理の信頼
度や品質を向上させ、送信符号系列{X(k)}100に対
し、より正確な復号符号系列{Z(k)}109のを受信・再
生側において提供することができる。
【0017】図10(c)は、図10(b)に示された
伝送路チャネルモデルにおける受信信号系列{Y(k)}10
7と送信符号系列{X(k)}100および情報伝送系101
上の記憶要素内の状態との対応関係を示したマルコフ状
態遷移図モデルの一例である。この状態遷移図例では、
情報伝送系101が、図10(b)に示すような、3つ
の1ビット遅延記憶要素110a〜110c(D1、D
2、D3)によるモデルで等価的に表すことができる場
合を仮定する。そして、受信信号系列{Y(k)}107の各
時刻kにおける値は、これら1ビット遅延記憶要素11
0a〜110c内に保持される送信符号系列{X(k)}の直
前3時刻の符号ビットの履歴と、加減演算要素111a
〜111cとによって、以下の線形な畳み込み演算の関
係によって決定されるものとする。
【0018】Y(k) = X(k) + X(k-1) - X(k-2) - X(k-3) 送信符号系列{X(k)}100には、2進符号(X(k)=+1ま
たは、-1)が仮定され、3ビットの該遅延記憶要素の各
内容の組み合わせによって、情報伝送系101は、合計
8つの状態をとりうる。このようにモデル化される情報
伝送系101は、クラス4拡張パーシャルレスポンス
(EPR4:Extended Partial Response Class 4 )チ
ャネルと呼ばれ、磁気記録再生系の情報伝送(記録再生
系)チャネルにおいて、しばしば用いられる。これに関
しては、米国特許第203413に詳しく開示される。
また、このクラス4拡張パーシャルレスポンスチャネル
が有する上述の畳み込み演算チャネル特性の表現に対し
ては、しばしば、パーシャルレスポンス特性多項式G(D)
= 1+D-D2-D3 =(1-D)(1+D)2 (Dkはkビット遅延演算子
を示す)が用いられる。高密度記録を実現する磁気記録
再生系などでは、様々な適用条件に合わせ、一般に特性
多項式G(D) = (1-D)(1+D)n(nは適切な自然数)により
特徴づけられるパーシャルレスポンスチャネルが積極的
に適用される。このようなパーシャルレスポンスチャネ
ルは、直流周波数成分と伝送所要帯域(最高伝送・記録
周波数の1/2)におけるヌル周波数特性を許容するた
め、低域遮断特性や狭帯域周波数特性を有する高密度磁
気記録再生系への適用には好適である。
【0019】最尤シーケンス復号器108において、上
述の情報伝送系101が有する記憶性(冗長性)を利用
した最尤系列推定を行うためには、情報伝送系101上
の該記憶要素内部の保持状態の推移を規定して、記述す
る必要がある。図10(c)の状態遷移図は、送信符号
系列{X(k)}が1ビット伝送される毎に、図10(b)に
示すクラス4拡張パーシャルレスポンスチャネル情報伝
送系101の各記憶要素内の保持状態がどのように推移
し、かつ、どのような受信信号系列{Y(k)}107が、信
号期待値{E(k)}として受信されるか、その全ての場合の
遷移過程を表現するものである。この図における8つの
状態Sj(j=0,1,2,〜,7)と、情報伝送系101上の1ビッ
ト遅延記憶要素D1、D2、D3(図10(b)110
a〜c)内に保持される2進送信符号{X(k)}(X(k)=+1
または-1)の内容との対応関係は、図10(c)中の対
応表に示す通りである。任意の送信符号系列{X(k)}10
0が与えられるとき、その送信符号系列および受信信号
期待値系列は、この状態遷移図上の一意の遷移パス系列
が示す(遷移枝矢印系列に付記される){X(k)}および{E
(k)}によって表現される。図10(d)は、この状態遷
移パス系列の時間的推移を表現するため、図10(c)
の状態遷移図を横軸・時間軸方向に展開したトレリス
(格子)線図の表現である。各時刻kに対応する遷移状
態は、Sj(k)(即ち、S0(k),S1(k),S2(k),〜, S7(k))と
表記され、これは、時刻kにおける送信符号X(k)の入力
により確定される該記憶要素 D1、D2、D3内の符
号保持の状態を示す。また、各時刻kにおいて、状態Si
(k-1) から状態Sj(k)への遷移を示す各々の枝矢印(ブ
ランチ)には、状態Siから状態Sjへの状態遷移が起こる
ための送信符号X(i,j)(言い換えれば、この遷移が確定
されたときの復号符号)及び、この遷移に起こるとき、
伝送チャネルから出力される受信信号期待値E(i,j)がX
(i,j)/E(i,j)の形式で付記される。(時不変な情報伝送
系101では、状態遷移の構造は時間的に一定であり、
時刻kにより変化しない。したがって、X(i,j)及びE(i,
j)も、時刻kよって変化せず、状態Si及び状態Sjのみに
依存して決まる一定値である。時変な場合にも、以下の
議論は、容易に一般できる。)この図により、各時刻k
における送信符号{X(k)}と、これによる状態遷移パス及
び受信信号期待値{E(k)}との対応関係が明確に表現でき
る。例えば、図10(f)の例に示されるように、時刻
k〜(k+4)において連接する5つの状態遷移パス(ブラン
チ)112aが表現するパス系列112は、5ビットの
送信符号系列{+1,+1,-1,+1,-1}とこれによる情報伝送
系101チャネル状態遷移S0(k-1)→S1(k)→S3(k+1)→S
6(k+2)→S5(k+3)→S2(k+4)の遷移過程とを表現してお
り、このときのチャネル出力される受信信号系列の期待
値は、{+2,+4,0,-2,0}であることが表現される。
【0020】このような情報伝送系101の状態遷移を
考慮しながら、最尤シーケンス復号器108における最
尤系列推定では実際に観測された雑音の重畳する受信信
号系列{Y(n)}と状態遷移図上の各パスにおける受信信号
期待値{E(n)}との誤差量を評価し、受信信号系列{Y(n)}
全体での誤差総和が最も小さくなる状態遷移パスの推移
を一意に確定して、この確定パスに対する送信符号系列
{X(n)}を復号系列{Z(n)}として出力する。これは、いわ
ゆる最小自乗法の原理に基づく、パターンマッチングの
手法を用いた信号(符号)系列の推定に他ならない。ビ
タビ・アルゴリズムは、受信信号系列 適さない復号符
号系列の候補を順次棄却し、最も受信信号系列に適合す
る復号符号系列を唯一生き残らせる方法により、この連
続時系列信号に対するパターンマッチング処理を、有限
のハードウェア資源(時系列信号情報を貯える記憶素
子)と有限の処理遅延時間内において、実時間で効率良
く実現するための手段を提供する。次に、このビタビ・
アルゴリズムによる最尤シーケンス復号(最尤復号、ま
たは、ビタビ復号)を具体的に実現する手段を説明す
る。ここでは、対象となる情報伝送系101の一例とし
て、図10(b)に示したEPR4チャネルを仮定し、
図10(c)の2進送信符号系列によるEPR4伝送路
チャネルの状態遷移図および図10(d)のトレリス線
図を引用して、ビタビ復号処理の概略と基本的構成を説
明する。以下の本明細書では、上述の2進送信符号列に
よるEPR4伝送チャネルの例に基づき実施例の説明を
行うが、ビタビ・アルゴリズムは、図10(b)のよう
な状態遷移モデルにより記述されるあらゆる事象に対
し、確率的に尤も高い最尤事象推移を推定する、すなわ
ち、最尤遷移系列推定に帰着されるあらゆる問題に対し
て適用することができる。また、以下の実施例説明は、
EPR4伝送チャネルが有する特定の性質や制限に依存
するものではなく、先に述べた様々な形態による記憶要
素を有した、様々な状態遷移図で記述される情報伝送系
チャネルやモデルに対しても、なんら制約なく、同様の
方法で対象となるチャネルやモデルに拡張し、容易に適
用することが可能な一般的実施形態を開示している。
【0021】ここでは、まず、該EPR4チャネルに対
し、トレリス線図上の一時刻kにおける状態遷移過程を
規定した図10(d)に着目する。ビタビ復号は、この
特定のトレリス線図による状態遷移の規定に従い、時刻
kにおける受信(復号入力)信号値Y(k)を入力する毎
に、これと各状態遷移パスブランチ(矢印)に対応する
受信信号期待値{E(i,j)}との誤差を評価することによ
り、各時刻において、状態S0(k)〜S7(k)の各々に遷移す
るパスブランチを、一本ずつに絞り込み、選択する処理
を繰り返す。このため前時刻(k-1) までの同様な処理の
繰り返しによって選択された、各状態S0(k-1)〜S7(k-1)
に遷移する連接パスブランチ系列の履歴が、各状態に対
して1本ずつの生き残りパス系列P0(k-1)〜P7(k-1)とし
て記憶される。また、各状態S0(k-1)〜S7(k-1)に至る該
生き残りパス系列P0(k-1)〜P7(k-1)の各々に対し、各パ
ス系列上に示された受信信号期待値系列{E(k)}と実際の
受信信号系列{Y(k)}との間での累積誤差(パスメトリッ
ク)M0(k-1)〜M7(k-1)が各々評価され、該生き残りパス
系列の各々の確からしさを示す計量(尤度)として、同
時に記憶される。この時刻(k-1)までの各状態S0(k-1)〜
S7(k-1) に対する生き残りパス系列P0(k-1)〜P7(k-1)及
びパスメトリックM0(k-1)〜M7(k-1)の内容は、次の時刻
kでの以下に記述された処理により、新たな生き残りパ
ス系列P0(k)〜P7(k)及びパスメトリック M0(k)〜M7(k)
へと更新され、これが毎時刻の再帰的処理として繰り返
される。図10(e)に示すように、トレリス線図上の
各々の状態に注目するとき、時刻kにおける状態Sn(k)
(n=0,1,〜,7)への遷移過程として、状態Si(k-1)と状態
Sj(k-1)(i,j=0,1,〜,7)の何れかからの遷移の可能性
がある場合には、具体的処理の手順は以下のようにまと
められる。
【0022】(1)時刻kにおいて入力された受信信号
値Y(k) に対して、状態Si(k-1)と状態 Sj(k-1)からの各
遷移パスに対応する受信信号期待値E(i,n)とE(j,n) と
を用いて、各遷移パスブランチに対応する自乗誤差値
(ブランチメトリック)BM(i,n)(k)とBM(j,n)(k)を以下
のように計算する。
【0023】状態Si(k-1)からSn(k)への遷移ブランチメ
トリック: BM(i,n)(k) = [Y(k)-E(i,n)]^2 状態Sj(k-1)からSn(k)への遷移ブランチメトリック: BM(j,n)(k) = [Y(k)-E(j,n)]^2 自乗誤差によるメトリックは、受信信号系列{Y(k)}に重
畳する雑音系列が独立な白色ガウス雑音である場合の最
尤系列推定に対する最適な尤度の計量を与えることが知
られている。復号の実現条件により、絶対値誤差などの
他の誤差評価値を用いることもできる。
【0024】(2)状態Si(k-1)とSj(k-1)の各々から、
状態Sn(k)に遷移するパス系列に対して、尤度比較のた
めの累積誤差(パスメトリック)PM(i,n)(k)とPM(j,n)
(k)とを計算する。このため、前時刻(k-1)までの処理に
よって評価された、状態Si(k-1)とSj(k-1)への生き残り
パスPi(k-1)とPj(k-1)に対応するパス系列累積誤差(パ
スメトリック)Mi(k-1)とMj(k-1)の各々に対して、
(1)で計算された、状態遷移ブランチメトリックBM
(i,n)(k)とBM(j,n)(k)を、それぞれ新たに累積する以下
のような加算演算を行う。
【0025】状態Si(k-1)からSn(k)へのパスメトリッ
ク: PM(i,n)(k) = Mi(k-1)+BM(i,n)(k) 状態Sj(k-1)からSn(k)へのパスメトリック: PM(j,n)(k) = Mj(k-1)+BM(j,n)(k) さらに、この2つパス遷移に対するパスメトリックPM
(i,n)(k)、PM(j,n)(k)の値を大小比較し、尤度比較を行
う。各パス系列の累積誤差であるパスメトリックが、よ
り小さな方の遷移パスを、時刻kの状態Sn(k)に至る、
より確かで尤度の高いパス系列として選択し、他方を棄
却する。さらに、比較されたパスメトリックPM(i,n)(k)
とPM(j,n)(k)の内、選択されたパス側のパスメトリック
値を用いて、状態Sn(k)に遷移する生き残りパス系列の
新たなパスメトリックの値として、Mn(k)の内容を更新
する。
【0026】状態Sn(k)に至る生き残りパスメトリッ
ク: Mn(k)=Min[PM(i,n)(k) , PM(j,n)(k)] Min[・]は、最小値を選択する演算 (3)時刻kの状態Sn(k)に対する生き残りパス系列履
歴 Pn(k)を更新する。Pn(k)には、現時刻kから有限時
間Dまで以前に遡る生き残りパス上の(D+1)個の遷移状
態の接続情報が時間順序で記憶される。例えば、Pn(k)=
{Sn(k), Si(k-1),Sj(k-2),〜, Sl(k-D+1), Sm(k-D)}な
る記憶内容を参照することによって、時刻kまでの処理
で選択された、状態Sn(k)に至る生き残りパス系列上の
状態遷移は、Sm(k-D)→Sl(k-D+1)→Sj(k-2)→Si(k-1)→
Sn(k)の順序で連接し、推移するものであることが示さ
れる。(2)によって、時刻kでの状態Sn(k)への生き
残り遷移パスが、Si(k-1)からの遷移パスであるか、或
いは、Sj(k-1)からの遷移パスであるかが選択確定され
ると、その選択処理により決定された状態Sn(k)への新
たな生き残りパス系列履歴Pn(k)は、前時刻(k-1)までの
状態 Si(k-1)と Sj(k-1)に対する生き残りパス系列の履
歴Pi(k-1)とPj(k-1)のうち、選択されたパス側状態の生
き残りパス系列履歴を用いて、以下のように更新され
る。
【0027】状態Sn(k)に至る生き残りパス系列履歴: Pn(k)={Sn(k),Pi(k-1)}(Si(k-1)からの遷移パス選択のとき) ={Sn(k),Pj(k-1)}(Sj(k-1)からの遷移パス選択のとき) 上記の更新処理は、選択された状態遷移パスに応じてPi
(k-1)、またはPj(k-1)を選択し、この時間的な記憶位置
を一時刻ずつ過去に移動させて、最も過去の記憶内容
((D+2)番目の要素)をビタビ復号の結果として取り出
した後、最新時刻の記憶位置に新たな遷移状態Sn(k)を
追加したものをPn(k)の記憶内容として、転記する操作
を意味する。公知技術において、これは、各時刻毎に記
憶内容を順次シフトさせるシフトレジスタのような記憶
回路によって一般的に構成され(シフトレジスタ交換
法)、また、様々な記憶回路を用いた構成方法が開示さ
れている。さらに、多くの場合、パス系列履歴Pk(n)へ
の記憶内容としては、選択された遷移状態の情報(状態
番号)そのものを記憶する代わりに、選択された遷移状
態へのパスブランチに対する送信符号を記憶する。例え
ば、時刻kにおける状態Sn(k)に対して、状態Si(k-1)か
らの遷移パスが生き残りパスとして選択された場合、こ
れに対する生き残りパス履歴への記録内容としては、状
態Si(k-1)からSn(k)へのパスブランチに対応する送信符
号X(i,n)の値を用いることができる。これにより、記憶
されたパス履歴情報を参照した場合に、直ちに、生き残
りパスが示す送信符号系列{X(n)}を復号符号結果として
得ることができる。また、上記(3)の生き残りパス系
列履歴情報の更新処理の記述では、状態Sn(k)に至る生
き残りパス系列履歴Pn(k)内の時刻kに対する記憶情報
(最新時刻に対するパス履歴情報)は、時刻k-1からの
パス選択の状態によらず、状態Sn(k)で一定である。し
たがって、実際に、このパス情報自身は、物理的に格納
される必要はなく、この状態Sn(k)に連接する時刻k-1以
前の生き残りパス系列履歴情報のみが記憶回路内に物理
的に記録されればよい。時刻kに対するパス履歴記憶情
報Sn(k)は、このパス履歴情報が状態Sn(k) に至る生き
残りパス系列履歴Pn(k)として記憶されている事実(記
憶位置情報)により表すことができ、次時刻k+1の処理
において、この生き残りパス系列履歴Pn(k)の記憶内容
を参照する際に、この時刻kに対するパス履歴記憶情報
Sn(k)を補って参照すればよい。上述のように、生き残
りパス履歴への記録内容として、選択されたパスブラン
チに対応する送信符号X(i,n)の値を記憶する場合にも、
これは、同様であり、各々の生き残りパス系列履歴Pn
(k)において、状態Sn(k)へ至るパス遷移であることによ
って固定される時刻kから所定時刻以前までの履歴情報
(EPR4チャネルの場合は、時刻kから時刻k-2まで
の3ビット送信符号の履歴)は、生き残りパス系列履歴
Pn(k)として記憶されているという記憶位置情報そのも
のにより示すことで省略し、参照時にこの情報を補うこ
とで、記憶装置のハードウエア量を節約することができ
る。
【0028】以上(1)(2)(3)の一連のビタビ復
号処理が、各時刻の受信信号値Y(k)が入力される毎に、
繰り返し処理される。これを実施するための具体的構成
要素は図11(a)の如く示される。(1)のブランチ
メトリックBM(i,n)(k)及びBM(j,n)(k)の計算は、自乗誤
差演算回路201により行う。状態Si(k-1)及びSj(k-1)
に対する生き残りパスのパスメトリックMi(k-1)及びMj
(k-1)は、メトリック記憶回路202a及び202bに保
持されており、メトリック累積加算回路203により
(2)におけるパスメトリックPM(i,n)(k)及びPM(j,n)
(k)の計算、比較器204によりこれらパスメトリック
値の比較演算を行う。比較結果は選択信号205に出力
され、メトリック選択回路206は、この選択信号20
5に従って、パスメトリックPM(i,n)(k)またはPM(j,n)
(k)の何れかを選択し、これを用いて、状態Sn(k)への生
き残りパスメトリックMn(k)を保持するメトリック記憶
回路202cの内容を更新記憶する。一方、状態Si(k-1)
及びSj(k-1)に至る生き残りパス履歴Pi(k-1)およびPj(k
-1)は、パス履歴記憶回路207a及び207bに記憶さ
れており、(3)における状態Sn(k) への生き残りパス
履歴Pn(k)の内容更新処理は、選択信号205により指
示されたパス履歴記憶回路207aまたは207bの内容
のいずれかをパス履歴選択回路208により選択して参
照し、この内容の記憶位置を一時刻分シフトさせて、Pn
(k)を保持するパス履歴記憶回路207cの内容として
新たに更新記憶する。このとき、パス履歴記憶回路20
7aまたは207bの末尾の記憶位置から選択された生き
残りパス履歴情報が、復号結果(復号符号系列Z(k)10
9)として出力される。
【0029】実際のビタビ復号では、最尤系列推定の対
象となるトレリス線図の全ての状態に対して、各時刻の
受信信号Y(k)に対する上記(1)〜(3)の処理が、そ
れぞれ独立に行なわれる必要がある。従って、実際のビ
タビ復号器の実施構成では、図11(a)に示した状態
Sn(k)に対する処理の実施構成要素を、同一構成におい
て状態数分だけ並列に設ける。例えば、図10(d)の
トレリス線図に対しては、図11(b)のビタビ・アル
ゴリズムによる最尤復号器の構成に示すように、8つの
状態 S0(k)〜S7(k)の各々に対して割り当てた図11
(a)の実施構成要素を、計8系列並列にして設ける。
このとき、生き残りパスメトリックM0(k)〜M7(k)を記憶
するメトリック記憶回路202a〜202h、および、生
き残りパス系列履歴P0(k)〜P7(k)を記憶するパス履歴記
憶回路207a〜207hは、各々の状態S0(k)〜S7(k)
に対して、それぞれ1つずつ割り当てられ、これらの参
照先は、各状態のトレリス線図上の次段接続状態に従っ
て複数箇所に接続される。例えば、状態Si(k)と状態Sj
(k+1)(i,j=0,1,〜7)との間にトレリス線図のパス接続関
係が存在するならば、状態Si(k)に割り当てられたメト
リック記憶回路202の参照先の一つは、状態Sj(k)に
割り当てられたメトリック累積加算器203のうち、ブ
ランチメトリックBM(i,j)(k)との加算を行うものの他方
入力となり、また、状態Si(k)に割り当てられたパス履
歴記憶回路207の参照先の1つは、状態Sj(k)に割り
当てられたパス履歴選択回路208の入力となる。ま
た、実際のトレリス線図上の受信信号期待値E(i,j)の値
は、いくつかのパスブランチで共通であることが多いた
め、このブランチメトリックに対して演算を行う自乗誤
差演算回路201も共通化されて、該当する複数のメト
リック累積加算器203に入力される構成が実際的に用
いられることが多い。以上、図11(b)にまとめられ
るように、ビタビ復号器構成は、受信信号Y(k)を入力し
て(1)処理を行うブランチメトリック演算部(BM
U)200a、このブランチメトリック出力を用いて
(2)処理を実行し、各状態への生き残りパスを選択す
るパスメトリック比較選択部(ACS演算部)200
b、さらに、この選択出力を受けて、(3)処理による
生き残りパス履歴を記憶更新を行い、復号結果を絞り込
み決定するパスメモリ部(PMU)200cに大別され
る。以上が、ビタビ・アルゴリズムによる最尤シーケン
ス復号処理の実施方法および構成方法である。
【0030】次に、本発明の実施の原理を明らかにする
ため、図10(d)の該EPR4チャネル上におけるト
レリス線図上の状態遷移例を図12に示し、これを用い
て、上述の従来ビタビの復号処理における生き残りパス
選択から復号結果の確定までの過程を説明する。上述の
従来ビタビ復号の実施方法及び構成方法により、各時刻
における受信(復号入力)信号系列{Y(k)}107を用い
て、トレリス線図上の各時刻・各状態への状態遷移パス
(パスブランチ)112aは、常に一本ずつに選択され
る。こうして、生き残りパス系列113の選択が繰り返
して進められることにより、各時刻に生き残ったパス系
列は、さらに次第に絞りこまれる。例えば、図12にお
ける生き残りパス系列113の履歴が示すように、時刻
kおいて各状態へ選択された、各状態への8つの生き残
りパス系列は、その後のパス選択により、次第に棄却さ
れ、最終的に時刻(k+10)での選択処理の終了時に、連接
する生き残りパス系列(太線矢印系列)は一本に収束す
る、このとき、時刻(k−1)〜(k+8)までの収束
した生き残りパス系列が確定最尤パス系列114として
が決定され、これにより、時刻kにおける復号符号Z(k)
は、確定最尤パス系列114上に生き残る唯一の状態遷
移パス(パスブランチ)112bに割り当てられる送信
符号X(i,j)を参照することで決定される。この生き残り
パス系列の絞り込み操作(パス棄却)は、前述の復号処
理(3)において、選択されたパス履歴Pj(k-1)またはP
j(k-1)の内容を一時刻ずつ過去に移動させながら、新た
なPk(n)の記憶内容として、転記する操作に他ならな
い。そして、図11(b)において、生き残りパス系列
履歴P0(k)〜P7(k)を記憶するパス履歴記憶回路207a
〜207hが十分な記憶長さを有するならば、このパス
履歴記憶回路の選択参照と転記を繰り返すことによっ
て、各記憶回路207a〜207hの末尾の記憶位置
(最も過去の時刻のパスブランチ選択履歴)の内容は、
全て同一の記憶内容に収束一致し、この内容の何れかを
参照して復号結果とすることができる。以上のように、
最尤シーケンス復号における最尤パス確定の操作は、各
時刻において、確定最尤パス系列114上の各状態に至
る生き残りパス候補の棄却・選択を繰り返すことによっ
て行われる。最終的に収束し、復号結果として得られる
確定最尤パス系列114は、このパス系列上の全時刻で
の状態遷移パス選択において、より高い尤度を有し、棄
却されることなく唯一残った生き残りパス系列である。
【0031】本発明は、ここまでに示した、従来の最尤
シーケンス復号処理における復号誤り事象を効率よく改
善し、簡便にして、かつ、より高い信頼性をもたらすた
めに、誤り検出訂正符号化技術を効果的に活用した復号
処理方法による情報記録再生方法および情報記録再生装
置を実現する手段を提供することを目的とする。図13
(a)の第2のトレリス遷移図例は、図12と同様、2
進符号送信系列EPR4伝送路チャネルにおける生き残
りパス系列113の例を示しており、最尤復号処理過程
において、雑音などの不確定性により生ずる復号誤りパ
ス系列と正規パス系列との関係を説明するためのもので
ある。この図において、状態遷移系列S6(k-1)→S5(k)→
S3(k+1)→S6(k+2)→S4(k+3)→S0(k+4)→S0(k+5)→S1(k+
6)→S3(k+7) のパス遷移で表される正規パス系列115
に対して、復号誤り事象(復号誤り系列)を含む確定最
尤パス系列114が、状態遷移系列S6(k-1)→S5(k)→S3
(k+1)→S6(k+2)→S5(k+3)→S2(k+4)→S4(k+5)→S1(k+6)
→S3(k+7)のパス遷移で確定されたとき、この復号誤り
事象(復号誤り系列)は、確定最尤パス系列114上、
時刻(k+6)の状態S1(k+6)に流入する2つの生き残りパス
ブランチ候補に対して、誤りパス選択117が生ずるこ
とにより起こったものである。即ち、正規パス系列11
7上の時刻(k+2)における状態S6(k+2) から派生分岐
し、時刻(k+6)の状態S1(k+6)に流入する2本の生き残り
パスブランチ候補の間において比較選択を誤ることによ
って、該生き残りパスブランチ候補の一方である正規パ
ス系列115上の部分パス系列S6(k+2)→S4(k+3)→S0(k
+4)→S0(k+5)→S1(k+6) (太点線矢印パス系列)が、該
生き残りパスブランチ候補の他方のパス系列S6(k+2)→S
5(k+3)→S2(k+4)→S4(k+5)→S1(k+6)によって置き換え
られて、復号誤りが符号シーケンスの誤りとして発生し
たものである。復号回路における処理としては、時刻(k
+6)での状態S1(k+6)に対する前述の復号処理(2)にお
いて、生き残りパスメトリックPM(0,1)(k+6)とPM(4,1)
(k+6)の大小判定: M1(k)=Min[PM(0,1)(k+6) , PM(4,1)(k+6)] を誤ることによって、PM(0,1)(k+6)の代わりにPM(4,1)
(k+6)が選択される。これにより、状態遷移S0(k+5)→S1
(k+6)の側の生き残りパス系列の代わりに状態遷移S4(k+
5)→S1(k+6)の側の生き残りパス系列が選択判定され、
生き残りパス系列履歴を更新記憶する復号処理(3)に
おいて、 P1(k+6)={S1(k+6),P4(k+5)} なるパス履歴置換処理が実行されることにより、シーケ
ンス誤りが生ずる。これにより、時刻(k+5)状態S0(k+5)
までの正規パス系列115を有する生き残りパス系列履
歴P0(k+5)の内容が棄却され、誤りパス系列116を有
する生き残りパス系列履歴P4(k+5)の内容が、生き残り
パス系列として選択され、更新されたパス履歴記憶回路
に残存する。雑音状況下において、この生き残りパスブ
ランチ候補の選択誤りは、確定最尤パス系列114上の
各状態において、一様の確率頻度で発生するものではな
く、各状態に流入する当該2つの生き残りパス系列候補
が有する受信信号期待値の差の累積総和(信号系列間距
離、あるいは、パスメトリック差)が小さいほど、最尤
復号処理(2)における比較演算処理の誤りの可能性と
頻度は高まる。即ち、2つの生き残りパス系列間のパス
メトリック尤度の比較・選択において、パスメトリック
間の識別差(尤度差)の期待値が小さく、雑音に対する
比較判定の識別余裕が狭まるほど、上述のランダム雑音
による復号誤り事象は、より発生しやすくなる。図13
(a)の正規パス系列115及び誤りパス系列116の
受信信号系列の期待値は、時刻(k+3)から時刻(k*6)まで
の4ビット時刻において、各々{-4,-2,0,+2}及び{-
2,0,-2,0}の識別の差を生じることから、その自乗誤差
の累積総和(信号系列間距離)は、16となる。この自
乗誤差の累積総和16は、2進符号送信系列EPR4伝
送路チャネル上での全ての受信信号系列間で保証される
最小の自乗誤差累積量(最小自乗ユークリッド距離、最
小自由距離)に等しい。また、雑音下における伝送チャ
ネルの復号信頼度(復号誤り率)を決定するのは、主に
このような最小自乗ユークリッド距離を有する送信符号
系列間での誤り事象によるものであることは、伝送・通
信理論上よく知られる事実である。図13(a)の例で
は、状態S1(k+6)におけるこのパスメトリック尤度の比
較・選択の誤りによって、生き残りパス履歴P1(k+6)に
おける時刻(k+3)から(k+6)までの4ビットの内容が、誤
りパス系列116の内容で置換され、誤り系列事象が発
生する。
【0032】以上の説明による誤り事象の発生過程か
ら、最尤シーケンス復号における復号誤り事象の性質
は、以下の如くにまとめられる。
【0033】(a)最尤シーケンス復号における復号誤
り事象は、誤りパス系列の置換によって生ずるため、複
数ビットの符号誤りを同時に含み得るシーケンス状の誤
り事象が発生する。これにより、単一の復号誤り事象で
は、復号符号系列上に、部分的に複数の符号誤りが局在
・集中するバースト的な符号誤り(局所的な誤り波及)
が頻発する。このため、雑音状況下でのランダム復号誤
りにおける誤り符号は、復号符号系列上、単一符号誤り
がランダムに分布するのでなく、複数誤り符号が局在し
たバースト誤り事象(即ち、部分符号系列状の誤り事
象)がランダムに分散する形態で発生する。
【0034】(b)シーケンス状、バースト的に発生す
る符号誤りのパターン、即ち、誤り符号パターン系列
(符号誤りシンドローム)は、これに対応する誤りパス
系列と正規パス系列の受信信号系列間距離(ユークリッ
ド距離)に依存して、発生確率が異なる。したがって、
最尤シーケンス復号における誤り事象は、ある特定の誤
り符号パターン系列(符号誤りシンドローム)に発生頻
度が偏り、受信信号系列間で最小自乗ユークリッド距離
を有する符号系列の間において誤り事象が高頻度で発生
する。
【0035】本発明では、この最尤シーケンス復号にお
ける復号誤り事象の2つの基本的性質を利用し、これに
よる符号誤りを誤り符号検出訂正技術を用いて、効率よ
く改善する方法を提供する。従来、最尤シーケンス復号
に対する誤り符号検出訂正技術においては、(a)によ
るバースト的な誤り事象の発生(誤り波及)が誤り符号
検出訂正能力の低下を招き、これらを所定の確率で完全
に検出訂正するため、比較的高い訂正能力を有する複雑
な誤り符号検出訂正符号化の方法が用いられた。また、
符号系列の交錯(インターリーブ)などのランダマイズ
手法によりバースト的な長い連続誤り事象を、複数符号
系列上のランダムな単一誤り事象に分割し、その各々を
独立の誤り符号検出訂正符号化により検出訂正すること
により、比較的簡略な誤り符号検出訂正符号化の方法を
並列に用いて、実用的な誤り検出訂正を実現していた。
本発明では、(a)のようなバースト的な復号誤り事象
発生の性質を、従来のように打ち消すのではなく、これ
を誤り符号発生位置に関する極めて高い相関情報とみな
して積極的に活用することで、従来より効率的な復号誤
りの検出訂正を実現する。一般に、誤り訂正符号化は、
対象となる符号誤り事象に関する情報を予め知り得た上
で符号構成や復号されることにより、訂正能力を向上さ
せる、冗長度をおさえる、あるいは、訂正処理を簡略化
することが可能になる。本発明では、最尤復号方法に誤
り訂正符号化・復号手段を連接させることによって、該
最尤復号方法における復号誤り事象の特性を、誤り訂正
符号化・復号に積極的活用し、低冗長度の誤り訂正符号
化を用いて、効率よく復号信頼性を改善する。
【0036】そのため、バースト的、シーケンス状の復
号誤り事象の中から、各々の誤り符号パターン系列(符
号誤りシンドローム)に着目し、さらに、この誤り符号
パターン系列(符号誤りシンドローム)の中から、受信
信号系列間距離の大小に依存して決まる発生頻度により
誤り符号パターン系列(符号誤りシンドローム)を、高
い発生頻度のものから順序付けし、上位のものから検出
訂正処理を行うべき誤り符号パターン系列(符号誤りシ
ンドローム)を決定する。このようにして、高発生頻度
の誤り符号パターン系列(符号誤りシンドローム)の誤
り事象に限定して着目し、高い発生頻度の誤り符号パタ
ーン系列(符号誤りシンドローム)事象から優先的に、
これを検出訂正する誤り符号検出訂正符号化を施すこと
により、簡便にしてかつ低冗長度の誤り符号検出訂正符
号化を用いて、所望の復号信頼度の改善を効率良く実施
し、あるいは、従来より高い復号信頼性の誤り符号検出
訂正符号化技術が実現できる。これにより、高密度かつ
高信頼度の情報記録再生方法および情報記録再生装置が
実現可能となる。
【0037】以上のように、本発明を実施する上では、
最尤シーケンス復号における高発生頻度を有する特定の
誤り事象の誤り符号パターン系列(符号誤りシンドロー
ム)を予め限定して設定し、この誤り符号パターン系列
(符号誤りシンドローム)の誤り事象を所定の個数まで
検出訂正できる誤り符号検出訂正符号の符号化および復
号処理を、送信符号系列および復号符号系列に対して施
す。この高発生頻度の誤り符号パターン系列(符号誤り
シンドローム)は、生き残りパス履歴においてパス選択
誤りによる正規パス系列と誤りパス系列の内容の置換に
より生起する過程から、前述のように、最尤シーケンス
復号におけるパス系列選択誤りが、正規パス系列と誤り
パス系列の受信信号系列間の信号系列間距離(ユークリ
ッド距離)に依存した生起確率で発生することを利用し
て、簡易に推定できる。すなわち、変調処理や意図的な
符号処理により、送信符号系列に付加された拘束条件と
最尤シーケンス復号処理の対象トレリス遷移図とによっ
て、受信信号系列間の距離構造が予め規定されたなら
ば、多くの場合、最小自乗ユークリッド距離から、順
次、大きな自乗ユークリッド距離を有する限定した信号
系列の対に着目する、あるいは、最小自乗ユークリッド
距離から、これに準ずる小さな自乗ユークリッド距離を
有する限定した信号系列の対に着目することにより、こ
の系列間の選択誤りにより生ずる発生頻度の高い誤り符
号パターン系列(符号誤りシンドローム)を予め限定し
予測することが可能である。そして、この発生頻度の高
い誤り符号パターン系列(符号誤りシンドローム)の事
象から、順次、誤り検出訂正符号化技術により誤り事象
を改善することによって、次善に良い復号誤り率(信頼
度)を効率良く得ることができる。図10(c)の例に
示されたように、最尤シーケンス復号が適用され、設計
されるという事実のもとでは、対象となる情報伝送・記
録再生系チャネルは、常に特定のマルコフ状態遷移図に
より一意に規定され、モデル化される。したがって、上
記のように、受信信号系列間のユークリッド距離構造に
着目し、探索的・解析的な手法により高発生頻度の誤り
符号パターン系列(符号誤りシンドローム)を限定・予
測することが可能である。また、受信信号系列間の自乗
ユークリッド距離による、この誤り符号パターン系列
(符号誤りシンドローム)の推定は、受信信号系列上の
雑音要因が加法的白色ガウス雑音とみなされる場合、最
も有効であるが、有色性雑音など、これ以外の性質に従
う雑音要因の場合も、同種の推定手法を拡張し、規定さ
れたマルコフ状態遷移図上での信号系列間距離構造の確
率的変動を評価することにより、これにおいて高頻度で
発生する誤り符号パターン系列(符号誤りシンドロー
ム)を限定・予測することが可能である。これについて
は、既知の伝送・通信理論において説明される手法であ
り、本発明の範疇を超えるものであるため、ここでは触
れない。また、実際の最尤シーケンス復号では、特定の
誤り符号パターン系列(符号誤りシンドローム)に対す
る誤り事象発生頻度の偏りは、極めて顕著であることが
多いため、本発明の実施前に最尤シーケンス復号処理を
実際あるいは模擬的な手法により、試行的に実施し、そ
の復号符号系列を正規の送信符号系列と照合することに
より、実際の統計的頻度から高頻度の誤り符号パターン
系列(符号誤りシンドローム)を決定することも有効で
ある。このとき、復号符号系列上の個々の符号誤り事象
の分離・区別は、隣接する誤り符号間の正規符号の数
が、対象チャネルのチャネルメモリ長整数n(EPR4
チャネルの場合n=3)以上、即ち、対象チャネルのマル
コフ状態遷移図の状態を規定するビット数以上であるか
否かで判断される。2つの誤り符号間にチャネルメモリ
長以上の個数の正規符号が存在すれば、この2つの誤り
符号は、異なるパス誤り事象によるものであるし、そう
でなければ、同一のシーケンス誤り(パス誤り事象)と
みなされる。このようにして得られる誤り符号パターン
系列(符号誤りシンドローム)の実際の統計的情報を利
用することにより、事前に最適な誤り符号検出訂正手段
を設計する、動的・可変に誤り符号検出訂正手段の構造
を変更する、あるいは、複数の誤り符号検出訂正手段の
中から、最適なものを選択するなどして、復号信頼性を
最適に改善し、維持することもできる。
【0038】以上の方法で、誤り符号検出訂正手段に対
して決定される高頻度の誤り符号パターン系列(符号誤
りシンドローム)の例を以下に示す。図13(a)の生
き残りパス系列113において、正規パス系列115と
誤りパス系列116は、パス系列上および受信(復号入
力)信号系列107上、時刻(k+3)〜時刻(k+6)の4ビッ
ト時刻間で異なる系列をとる。先に述べたように、この
2つの系列対は、このトレリス遷移図上で最小自乗ユー
クリッド距離を有する信号系列対であり、この系列間で
の誤り事象は、最頻の復号誤り事象、最もしばしば発生
する復号の誤り符号パターン系列(符号誤りシンドロー
ム)の一つである。すなわち、送信符号系列、あるい
は、復号符号系列109上において、これら正規パス系
列115と誤りパス系列116は、時刻(k+3)において
1ビットのみ反転相異なる符号系列を互いに有し、この
2つの符号系列間の差系列を復号誤りパターン系列11
9と定義して誤り事象、すなわち、誤り符号パターン系
列(誤りシンドローム)を記述すると、1ビット復号誤
りパターン121aの如く表すことができる。ここで、
復号誤りパターン系列119において、0は符号誤りな
し、+1は符号“1”を“0”に誤るビット位置、-1は符号
“0”を“1”に誤るビット位置を各々示す。即ち、2進
符号系列上では、復号誤りパターン系列上の非ゼロ位置
が誤り発生箇所の意味を持ち、反転ビット誤りの符号位
置を示すポインタとなる。また、非ゼロ極性が同符号で
ある符号位置同士では、互いに同方向の符号誤りが生
じ、異符号である符号位置同士では、互いに反対方向の
符号誤りが生ずることが示される。このような、復号誤
りパターン系列119の表現では、指示される誤り符号
の位置において、誤り符号に対する正規符号、または、
誤り符号の差異が互いに区別できることになる。生き残
りパス系列上113では、同時刻において、異なる送信
(復号)符号を示す2本のパスに分岐した後、同送信
(復号)符号系列を示す3ビット長の異なるパス系列を
経て、同一の状態S1(k+6)に合流する。これは、過去3
ビット符号履歴によりチャネル状態が決定されるトレリ
ス線図の定義から自明であり、これが最小自乗ユークリ
ッド距離を有するパス系列対の一つの形態となる。以上
のように、2進送信符号によるEPR4伝送系チャネル
においては、4ビット長の誤りパス系列の置換が、いず
れのトレリス線図状態からも高い頻度で生じ、パス選択
誤り事象発生のビット時刻(図13(a)の誤りパス系
列例では、時刻(k+6)の誤りパス選択検出位置122)
を基準として、相対的に3ビット前の復号位置(図13
(a)の誤りパス系列例では、時刻(k+3)の位置)の正
規符号が1ビット反転誤りを起こす誤りシンドロームの
誤り事象が、すなわち、1ビット復号誤りパターン12
1aを有する誤り事象が、発生頻度の高い誤りパターン
系列の一つであると事前に予測できる。一般に、該復号
誤りパターンにおいて、誤りビット位置の各符号は、各
符号間の複号同順を保って、プラスマイナス両符号をと
りえるため、誤りパターン系列(符号誤りシンドロー
ム)としては、各符号の符号を反転させた二組のものが
考えられる。本明細書では、一方の記述により、両者を
代表させるものとする。
【0039】また、図13(b)は、図13(a)と同
様の2進送信符号によるEPR4伝送系チャネル上の最
尤シーケンス検出における正規パス系列115と誤りパ
ス系列116の関係の別の具体例を示したものである。
本具体例における誤りパス系列116の発生は、確定最
尤パス系列114上の時刻(k+5)の状態S3(k+5)に対する
生き残りパス選択処理において、誤りパス選択117が
発生したことによるもので、時刻kから時刻(k+5)まで
の6ビット長のシーケンス誤りとして生ずる。受信(復
号入力)信号系列107上の正規パス系列115と誤り
パス系列116は、最小自乗ユークリッド距離16をと
り、図13(a)における誤り事象と同様に、高い発生
頻度で生ずる誤り事象の一つとみなすことができる。こ
の正規パス系列115と誤りパス系列116の関係を復
号符号系列109上で比較すると、復号誤りパターン系
列119としては、誤り事象発生のビット時刻である時
刻(k+5)の誤りパス選択検出位置122を基準として、
図13(a)同様に相対的に3ビット前の時刻(k+2)の
復号位置までの連続3ビット符号位置(時刻k〜(k+
2))の正規符号が反転誤りを起こす誤りシンドロームの
復号誤り事象とみることができ、このような、3ビット
復号誤りパターン121bを、該チャネルの頻出復号誤
り事象と事前に予測することができる。
【0040】上記図13(a)の1ビット復号誤りパタ
ーン121aの復号誤り事象は、対象となるトレリス遷
移図上のいずれの状態からも生起し、送信符号系列に依
存せず、トレリス遷移図の構造のみで決定される確率的
発生頻度の高い復号誤りパターン系列(符号誤りシンド
ローム)の一つである。一方で、2進送信符号によるE
PR4伝送系チャネルでは、特定の送信符号系列に依存
し、最小自乗ユークリッド距離をとる信号系列対が存在
する。図13(b)は、この例として、3ビット復号誤
りパターン121bを示している。このような符号誤り
パターンは、送信符号系列上の符号ビットが交互に3ビ
ット以上連続反転するような“…01010…”あるい
は“…10101…”なる送信符号系列が、該伝送路チ
ャネルを伝送される場合である。この2つの送信(受
信)符号系列のいずれか一方が伝送された場合、送信符
号ビットの交互反転が繰り返される符号列部分におい
て、最終ビット位置からnビット前(nは2以上の整
数)までの連続符号ビットが全て反転する復号誤りパタ
ーンが高い頻度で発生しうる。例えば、送信符号系列
“…0010000…”が伝送されるとき、”010”
の3ビット符号列部分が上記の符号パターンに合致し、
この符号列の当該各ビットを反転させた”…0101
00…”が最小ユークリッド距離をとる信号系列対とな
る。すなわち、復号誤りパターン系列119は、”…0
-1 +1 -1 0 0 0 …”となり、3ビットの連続反転誤り
を起こす符号誤りシンドロームの誤りパターン系列(3
ビット復号誤りパターン121b)となる。また、送信
符号系列“…001010000…”が伝送されると
き、”01010”の5ビット符号列部分が上記の符号
パターンに合致し、この符号列の後ろから3ビット(n=
2のとき)、4ビット(n=3のとき)、5ビット(n=4の
とき)の当該各ビットを反転させた”…001101
00…”、”…000101000…”、”…0101
01000…”の3つの系列が最小ユークリッド距離を
とる信号系列対となり、いずれも、発生確率の最も高い
復号誤り符号系列となる。すなわち、復号誤りパターン
系列(符号誤りシンドローム)は、”…000 -1 +1 -
1 000…”、”…00+1 -1 +1 -1 000…”、”…
-1 +1 -1 +1 -1 000…”となり、3〜5ビットの
連続交互の反転誤りを起こす符号誤りシンドロームの符
号誤りパターン(3〜5ビット符号誤りパターン系列)
となる。このように、伝送される送信符号列が連続符号
反転パターンを有するとき、その部分列が連続反転ビッ
ト誤りとなる誤りパターン事象もまた、最小ユークリッ
ド距離の関係から、1ビット復号誤りパターン121a
と同等に確率的発生頻度の高い復号符号誤りパターン系
列(符号誤りシンドローム)となりえる。また、逆に、
複数ビットの誤り符号位置からなる復号符号誤りパター
ン系列(符号誤りシンドローム)が仮定されると、この
復号符号誤りパターン系列(符号誤りシンドローム)を
有する誤り事象の発生個所は、送信符号系列あるいは、
復号された復号符号系列を参照することによって、限定
されることになる。すなわち、復号符号誤りパターン系
列(符号誤りシンドローム)において、符号誤り位置を
しめす非ゼロ位置の極性符号は、各符号位置の誤り事象
における符号誤りの方向(符号“1”を“0”に誤るか、
符号“0”を“1”に誤るかの2つの方向)の相対的関係
を規定することから、これにより、当該の復号符号誤り
パターン系列(符号誤りシンドローム)の誤り事象が起
こり得るか否かは、送信符号系列あるいは、復号された
復号符号系列を参照することによって判断される。たと
えば、上記の3ビットの連続交互の反転誤りを起こす符
号誤りシンドローム”…0 -1 +1 -1 0 …”の誤り事象
は、連続3ビットの符号誤りが隣接ビット位置で常に異
なる方向に符号誤りを示すということから、送信符号系
列上“…010…”あるいは、“…101…”の部分符
号列においてのみ生ずることが自明である。一方、復号
符号系列上においても、符号誤りシンドローム”…0 -1
+1-1 0 …”の誤り事象は“…010…”または、“…
101…”以外の3ビット部分符号列の個所においては
発生しえないことも復号符号系列のみを参照することで
判断可能である。この事実を用いて、特定の復号符号誤
りパターン系列(符号誤りシンドローム)の誤り事象に
対し、誤り符号検出訂正のための符号化を送信符号系列
に施す場合、あるいは、この誤り符号検出訂正符号によ
る誤り符号検出訂正処理を復号符号系列に施す場合に、
処理対象となる送信符号系列あるいは復号符号系列の符
号系列パターンを参照することによって、符号化あるい
は訂正処理の対象とする送信・復号符号系列の範囲を限
定することができ、これを誤り符号検出訂正符号化や訂
正処理の簡略化および訂正効率・性能の向上に役立てる
ことができる。また、上記のように、符号誤りシンドロ
ームがnビットの非ゼロ符号位置を有するとき、各符号
位置での符号誤りの方向が規定され、該誤り事象が発生
しうる送信符号系列上の符号個所が限定されることか
ら、ランダム符号系列上での発生確率は、1ビット符号
誤りに対して、約1/2(n-1)に減少することになる。
さらに、変調処理により送信符号系列が、所定の拘束条
件を有する場合には、これを加味して、より正確な発生
確率が予測される。このような、特定の送信符号系列パ
ターンの出現頻度確率を考慮して、各々の復号符号誤り
パターン系列(符号誤りシンドローム)の誤り事象発生
確率は、より正確に予測され、最頻の復号符号誤りパタ
ーン系列(符号誤りシンドローム)を設定することが可
能となる。
【0041】以上のように、高頻度の復号誤りパターン
系列(符号誤りシンドローム)の設定は、対象となる伝
送チャネル特性や、符号化・変調処理等により送信符号
系列に付加される拘束条件によって異なる。前述の磁気
記録再生系チャネル等に用いられる2進送信符号系列E
PR4チャネルを含め、一般に、パーシャルレスポンス
特性多項式 G(D)=(1-D)(1+D)F(D)(F(D)は、任意の特性
多項式)は、しばしば、多くの実用に具せられる伝送チ
ャネルの形態である。この形態の伝送チャネルは、伝送
される2進送信符号系列の周波数成分の内、直流成分
(同符号の連続系列)と最高記録周波数、すなわち符号
伝送周波数成分の1/2の周波数成分(連続反転符号系
列)に対して零応答を示す伝送特性上の特徴を有し、上
述のEPR4伝送チャネルの例に代表して示されるよう
に、その共通したチャネル状態遷移の構造から、受信信
号系列間の最小自乗ユークリッド距離を規定する最頻の
復号誤りパターン系列は、1ビット以上の連続反転符号
誤り系列である点、かつ、該チャネルを伝送される送信
符号系列上の連続反転符号系列の部分に対し、この連続
反転符号誤りが最頻の確率で発生する点が共通した特徴
となる。したがって、所定の長さまでの連続反転符号誤
り系列(隣接誤り符号同士が互いに異符号)を訂正処理
できる誤り符号検出訂正符号化の手段を、送信符号系列
に施すことにより、本発明は、該伝送チャネルに対して
効果的に実施される。一方、送信符号系列上の連続反転
符号系列の最大符号長を、符号化変調処理によるランレ
ングス制限等の拘束条件の付加によって、一定符号長以
下に制限することにより、この符号長を超える最頻の連
続反転符号誤り系列の事象発生を回避することができ
る。したがって、送信符号系列に対して、このような連
続反転符号系列の最大長さを制限する符号化変調処理を
予め施すことで、連続反転符号誤り系列の発生符号長の
上限を規定し、さらに、この制限された連続反転符号系
列の最大長さ以下の連続反転符号誤り系列の誤り事象を
対象として、検出・訂正を行う誤り符号検出訂正符号化
を施すことによって、高頻度の誤り事象を、より完全か
つ効果的に検出・訂正し、誤り符号検出訂正符号の構成
を簡素化することができる。このように、予測・限定さ
れた複数の高発生頻度の復号誤りパターン系列(符号誤
りシンドローム)の誤り事象のうち、一部の復号誤りパ
ターン系列(符号誤りシンドローム)事象の発生は、符
号化変調処理を用いて、送信符号系列に対し、この復号
誤りパターン系列(符号誤りシンドローム)の生起しう
る特定の送信符号系列パターンの出現を排除・禁止する
ことにより回避し、また、その他の復号誤りパターン系
列(符号誤りシンドローム)事象の発生は、送信符号系
列に対し、この特定の復号誤りパターン系列(符号誤り
シンドローム)に対する誤り符号検出訂正符号化を施
し、これを検出訂正することで回避することができ、符
号化変調処理と誤り符号検出訂正処理を相補的に用いる
ことで、本発明は、より効果的に実施される。この場
合、上述のように、比較的長い符号長の復号誤りパター
ン系列(符号誤りシンドローム)の誤り事象は、符号化
変調処理によって回避し、比較的短い復号誤りパターン
系列(符号誤りシンドローム)の誤り事象は、誤り検出
訂正符号化により訂正されることが適切であり、符号化
変調処理にとっては、比較的長い特定送信符号系列パタ
ーンの出現を制限することが、符号上の制約や拘束条件
を緩和する上で望ましい。また、誤り検出訂正符号化に
とっては、比較的短い特定復号誤りパターン系列(符号
誤りシンドローム)を検出訂正するよう構成することが
望ましく、このような実施形態が、符号化変調と誤り検
出訂正符号化の互いの構成を簡素化し、両者による送信
符号系列に対する符号冗長度の増加を抑える上で好適と
なる。
【0042】また、同類の手法として、符号化変調処理
により、最頻の復号誤りパターン系列(符号誤りシンド
ローム)が生起しうる特定の送信符号系列パターンの発
生を、実際の送信符号系列上で、時変あるいは周期的に
許容または排除するよう拘束条件を付加することも可能
である。この場合、特定の送信符号系列パターンが許容
される送信符号系列上の時相の符号に対してのみ、該復
号誤りパターン系列(符号誤りシンドローム)の検出訂
正を行う誤り符号検出訂正符号化を施し、訂正処理にお
いても、復号符号系列上、これと同期した特定の時相の
復号符号のみを対象として、誤り符号検出訂正処理を行
うことができる。例えば、図13(b)に示した3ビッ
ト復号誤りパターン121bの復号誤りパターン系列
(符号誤りシンドローム)の検出訂正を対象とする場
合、符号化変調処理により、送信符号系列上、3ビット
符号誤りパターンの事象が発生しうる…010…”ある
いは、“…101…”の符号パターンの出現(符号パタ
ーン開始ビット)を、nビット周期(nは、自然数)で
のみ許容する。(具体的には、送信符号系列上、2回連
続符号反転の生起の開始をnビット周期でのみ許容す
る。)これにより、送信符号系列上、上記と同様のnビ
ット周期のビット位置から開始する3ビットの連続符号
誤りのみを検出・訂正するよう、誤り訂正位置の対象を
絞って誤り符号検出訂正符号を構成することができ、復
号符号系列上も訂正処理の対象を上記nビット周期に同
期した周期的符号位置に限定して行うことができる。こ
のように、送信符号系列上、周期的に、誤りが生じ易い
特定符号パターンの出現を許すことによって、この符号
パターンの出現を完全に制限し禁止する場合に比べ、符
号化変調処理への制約を緩和して、変調処理による符号
冗長度の増加を抑えることができる。また、誤り検出訂
正処理は、符号系列上、周期的に施せばよいことから、
誤り検出訂正符号を簡素化し、送信符号系列に対する冗
長度を、相対的に低く抑えることにつながる。
【0043】これまでの説明では、送信符号系列100
がそのままの形態でチャネル伝送され、最尤シーケンス
復号器から出力される復号符号系列もまた、送信符号系
列に等しい符号系列に復号出力されるものとして記述さ
れたが、様々な実施形態の伝送チャネルにおいては、伝
送チャネル入力前、あるいは、最尤シーケンス復号器内
あるいは出力直後の復号系列に対し、プリコード処理、
あるいは、ポストコード処理を始めとする様々な符号変
換処理・信号処理操作が施される場合が多い。この場
合、符号誤りパターン系列(誤りシンドローム)の誤り
符号位置は、復号系列上の誤りシーケンスに対して、情
報符号と同様の該符号変換処理・信号処理操作により、
処理符号位置を写像変換することによって求めることが
できる。例えば、チャネル上の伝送符号系列に対して、
ポストコード処理(1+D*D)(2進符号に対し、+は2を
法とする加算)を施した系列を復号符号系列として出力
する場合、伝送符号系列に対して有意な符号誤りパター
ン系列(符号誤りシンドローム)”…0+1-1+1-1+100
…”は、同様のポストコード処理を施し、”…0+1-10
00-1+1…”なる変換をして、これを復号符号誤りパタ
ーン系列(符号誤りシンドローム)として誤り訂正符号
化を施せばよい。情報伝送系における符号変換処理は、
符号再現性を保証するから、変換の前後において、符号
誤りパターン系列(符号誤りシンドローム)や符号系列
位置の一対一対応は可能である。従って、伝送符号系列
に対する上記実施例処理と等価な処理を、様々な符号処
理を施された復号符号系列の上で実行することが可能で
ある。
【0044】本発明では、上記の実施例のような最尤シ
ーケンス復号に対する誤り符号検出訂正処理を、簡易
に、かつ、より効率よく行うため、復号符号系列を所定
の符号長の復号符号系列ブロックの単位に分割して、各
復号符号系列ブロック内での誤り符号検出訂正を対象と
する処理を実施する。これは、前記(a)に述べた雑音
状況下でのランダム復号誤り事象の性質に基づくもので
あり、各々の符号誤り事象を、シーケンス(バースト)
誤り事象と見た場合、個々の誤り事象は、復号符号系列
上にランダムに分散して発生するとみなされることによ
る。このようにして、本発明では、雑音要素に起因する
ランダム復号誤り事象が、ある符号箇所に集中して発生
する確率は、極めて希となることに着目し、実用的な復
号誤り確率を達成する上で十分となるよう、所定の符号
長の復号符号系列ブロックを設定して、この復号符号系
列ブロック内で検出訂正処理できる復号誤り事象の数に
制限を与える。これによって、送信符号系列上に付加す
る誤り検出訂正符号の構成を比較的簡易なものとし、誤
り検出訂正符号列の符号長(冗長性)を低く抑えて、復
号誤り率の実用的な改善を果たすことができる。本発明
では、最尤シーケンス復号から連続出力される一連の復
号符号系列に対して、この復号符号系列ブロック単位で
の誤り検出訂正処理が可能となるように、予め誤り検出
訂正符号化を施す。すなわち、記録・伝送前の送信符号
系列、あるいは、チャネルに供給される伝送(記録)符
号系列を、該復号符号系列ブロックに対応する送信また
は伝送(記録)符号系列ブロックの単位に分割し、各々
の送信または伝送(記録)符号系列ブロックに対し、前
記の実施例で述べたような限定された特定符号誤りシン
ドロームの誤り事象を、限定された所定個数まで訂正処
理できるよう誤り訂正符号化を施して、訂正処理のため
の冗長検査符号系列を生成する。そして、これを当該の
送信または伝送(記録)符号系列ブロックに対応させ
て、送信符号系列上に挿入・付加するなどして伝送・記
録する。例えば、最尤シーケンス復号の出力における誤
り確率が1.0E-3であるならば、復号符号系列ブロック長
を逆数オーダーの1000ビット程度とすることで、この中
に発生する復号誤り事象の数を平均的に1個程度とする
ことができる。したがって、伝送(記録)符号系列ブロ
ック長を、これに対応する復号符号系列ブロックが1000
ビット以下となるように設定し、各伝送(記録)符号系
列ブロックに特定の誤り事象を検出し得る誤り検出訂正
符号化を施して、生成される誤り検出訂正の冗長検査符
号列(誤り訂正符号系列)を付加することによって、誤
り事象の救済と復号誤り率の改善を実施することができ
る。また、複数の復号符号系列ブロックにまたがる特定
符号誤りシンドロームの誤り事象を訂正する場合には、
誤り訂正符号化において設定される所定の符号誤りパタ
ーン系列(符号誤りシンドローム)として、特定される
高頻度の符号誤りパターン系列(符号誤りシンドロー
ム)の部分系列をこれに含めて設定する。
【0045】一般に、ある復号誤り率の復号系のもと、
伝送(記録)符号系列ブロック長を大に設定するほど、
付加する誤り訂正符号の検出訂正能力を高めるため、冗
長検査符号列(誤り訂正符号系列)の符号長を大とする
必要があり、伝送(記録)符号系列ブロック長および冗
長検査符号列(誤り訂正符号系列)の構成と長さは、実
施形態により各々最適な長さが選択される。本発明にお
いて、伝送(記録)符号系列ブロックに対して構成され
る誤り検出訂正符号化および訂正処理は、巡回冗長符号
(CRC:Cycle Redundancy Check)等、公知の誤り検
出符号・誤り訂正符号の構成技術により、容易に構成す
ることができる。したがって、特定の符号誤りパターン
と訂正個数能力とに対し、低冗長度を有する効果的誤り
検出訂正符号の構成方法を提供することは、本発明の範
疇を越えるものであるためここでは言及しない。また、
上記のように、所定の符号長に分割された伝送(記録)
符号系列ブロックの単位で誤り訂正を行うことは、この
誤り訂正処理を軟判定処理により実施する場合にさらに
有利である。本発明の特定符号誤りシンドロームの誤り
事象の訂正を、アナログ符号情報を用いた軟判定処理に
より行って、訂正符号化の利得を高める方法は、公知の
技術から与えることができるが、このときの誤り訂正処
理回路の実現規模は、一般に訂正処理の符号長べき乗に
比例して増加する。このような誤り訂正処理回路(誤り
訂正復号器)の増加に対して、個々の誤り検出訂正処理
の符号長を、上記のように伝送(記録)符号系列ブロッ
ク単位に限定することによって、誤り訂正処理回路(誤
り訂正復号器)の要求回路規模を抑え、現実的規模での
実現を提供することができる。以上のように、本発明で
は、最尤シーケンス復号の復号誤り特性の情報を有効に
利用して、低冗長度で、簡便な誤り訂正手段により、効
率のよい復号信頼度改善を図る。このため、最尤シーケ
ンス復号器に誤り訂正手段を連接させて、積極的に両者
を組み合わせた処理構成をとる。本発明は、前記(a)
(b)の最尤シーケンス復号誤りの性質に基づいて、特
定の符号誤りシンドロームを有する高頻度の符号誤り事
象を、所定の長さの符号系列内で限定された発生個数ま
で訂正処理する低冗長度の誤り訂正符号を構成すること
によっており、既存技術による簡易な構成の誤り訂正検
出符号を用いて、伝送・記録再生情報の信頼度を上げ得
る点が本発明の利点となる。以上が、本発明の実施原理
である。
【0046】図1は、本発明による情報記録再生方法お
よび記録再生装置における情報符号系列の処理の流れを
示す第一の基本的実施例である。本実施例において、記
録再生される情報符号系列300には、符号化・変調処
理回路301(記録符号変調処理)を介して、ランレン
グス制限などの所定の拘束条件を付加する符号変換処理
が施される。この処理により変換出力された記録前の記
録符号系列302には、第一の誤り訂正符号化回路(第
一の誤り訂正符号器回路)304によって、第一の誤り
訂正符号化処理が施される。本実施例では、この第一の
誤り訂正符号化回路304は、入力された記録符号系列
302に対し、誤り検出訂正のための誤り検査冗長符号
列(第一の誤り訂正符号系列)を生成する誤り訂正符号
列生成回路304aと生成された検査冗長符号列(第一
の誤り訂正符号列)を該記録符号系列302上の所定の
符号位置に挿入・付加する誤り訂正符号列挿入回路30
4bから構成される。前述の本発明実施の原理において
説明されたように、本発明における記録再生系チャネル
および最尤シーケンス復号方法(復号器)の構成から限
定される復号符号系列上での特定の高頻度符号誤りパタ
ーン事象を所定の符号誤りパターン(符号誤りシンドロ
ーム)として予め設定し、誤り訂正符号列生成回路30
4aは、入力される記録符号系列302を、所定の符号
長からなる記録符号系列ブロック302a、302b、
302c…の単位に分割し、各々の記録符号系列ブロッ
クに対して、この設定された高頻度の符号誤りパターン
(符号誤りシンドローム)の復号誤り事象を、各々の記
録符号系列ブロック302a、302b、302c…の
符号系列単位の内部で所定の個数まで検出訂正(第一の
符号誤り検出訂正処理)をするよう、該記録符号系列ブ
ロックに対して、誤り訂正符号化を施す。実現される誤
り訂正符号化が、巡回冗長符号化のように、一般的に、
この種の誤り訂正符号化にしばしば用いられる組織的符
号化による場合には、各々の記録符号系列ブロック30
2a、302b、302c…に対応する誤り検査冗長符
号列(第一の誤り訂正符号列)303a、303b、3
03c…が誤り訂正符号列生成回路304aから出力生
成される。誤り訂正符号列挿入回路304bは、入力さ
れる記録符号系列302を記録符号系列ブロック302
a、302b、302c…の単位に分割し、多くの場
合、各記録符号系列ブロック302a、302b、30
2c…の直後の符号位置に、誤り訂正符号列生成回路3
04aから生成出力される当該記録符号系列ブロックに
対応した誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号列)
303a、303b、303c…を、順次挿入して、こ
れをチャネル記録符号系列305として出力する。この
誤り訂正符号列挿入回路304bは、入力される記録符
号系列302を記録符号系列ブロック302a、302
b、302c…の単位で遅延させる遅延記憶回路によっ
て容易に構成できる。また、実現される誤り訂正符号化
が、畳み込み符号化のような組織的符号化による場合に
は、誤り検査のための冗長度が、各々の記録符号系列ブ
ロック302a、302b、302c…に付加された状
態で、誤り訂正符号列生成回路304aから出力され、
これをチャネル記録符号系列305として順次出力す
る。このようにして、記録符号系列302に対して、誤
り訂正符号化され、あるいは、誤り検査冗長符号列(第
一の誤り訂正符号系列)が付加されたチャネル記録符号
系列305が、記録・再生系チャネル306に供給され
る。記録・再生系チャネル306構成は、具体的に本発
明の実施対象となる情報記録再生系により異なるが、一
般的には、記録信号処理系306a、記録ヘッド306
b、記録媒体306c、再生ヘッド306d、再生信号
処理系306eなどによって構成される。一実施例とし
て、記録信号処理系306aは、チャネル記録符号系列
305にプリコードなどの所定の符号処理を施す符号処
理回路307a、チャネル記録符号系列305を記録信
号系列308に変換する符号信号変換回路307b、記
録信号系列308に記録信号補正処理などの所定の信号
処理を施す記録信号処理回路307c、記録信号増幅器
307dなどから構成される。これら記録信号処理系3
06aを経て出力された記録信号系列306fは、記録
ヘッド306bに供給され、これにより、チャネル記録
符号系列305は、記録媒体306c上に記録される。
【0047】以上のような記録過程で記録されたチャネ
ル記録符号系列305の情報は、再生過程では、再生ヘ
ッド306dを用いて、この出力からの再生信号系列3
06gとして取り出され、再生信号処理系306eに供
給されて所定の処理を施される。一実施例として、再生
信号処理系306eは、入力される再生信号系列306
gを増幅する再生信号増幅器308a、再生信号系列3
06gの信号振幅変動を補償する可変利得増幅回路30
8b、再生信号系列306g上の不要な(高域)雑音を
除去する(高域遮断)フィルタ回路308c、アナログ
の再生信号系列306gをデジタル信号値に離散化・量
子化するためのサンプリング回路(アナログ/デジタル
変換器)308d、再生信号系列306gに対して信号
波形等化処理を施すための等化処理回路308eなどか
ら構成され、また、可変利得増幅回路308bに対する
利得制御信号308gやサンプリング回路308dに対
するサンプルタイミング制御信号308hなどを再生信
号系列306gの情報から再生抽出するためのタイミン
グ再生・利得制御回路308fなども、多くの場合、こ
れに含まれる。この再生信号処理系306eにより上記
の処理を施された再生信号系列306eは、復号信号系
列309として出力され、最尤シーケンス復号回路31
0の入力として供給される。該最尤シーケンス復号回路
310は、前述のような最尤系列推定方法による復号処
理を施こして、復号符号系列311を復号結果として出
力する。このとき、復号符号系列311には、必要に応
じてポストコード処理などの所定の符号処理が施される
こともある。該最尤シーケンス復号回路310の出力に
は、記録過程における第一の誤り訂正符号化回路(第一
の誤り訂正符号器回路)304に対応した第一の誤り検
出訂正処理回路(第一の誤り訂正復号器回路)313が
設けられる。この第一の誤り検出訂正処理回路(第一の
誤り訂正復号器回路)313では、記録過程での符号系
列ブロック単位である記録符号系列ブロック302a、
302b、302c…に同期対応した復号符号系列31
1上、復号符号系列ブロック311a、311b、31
1c…の各々に対して、第一の符号誤り検出訂正処理を
施す。すなわち、第一の誤り検出訂正処理回路(第一の
誤り訂正復号器回路)313では、記録過程での誤り検
査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)303a、3
03b、303c…に同期対応する復号符号系列311
上での復号誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系
列)312a、312b、312c…を各々用いて、当
該復号符号系列ブロック内に発生した復号誤り事象に対
して、所定の第一の符号誤り検出訂正処理を行う。本実
施例での構成例において、第一の誤り検出訂正処理回路
(第一の誤り訂正復号器回路)313は、符号誤り検査
訂正回路313aと誤り検査冗長符号系列除去回路31
3bから構成される。符号誤り検査訂正回路313a
は、入力された復号符号系列311を記録符号系列ブロ
ック302a、302b、302c…(復号符号系列ブ
ロック311a、311b、311c…)および誤り検
査冗長符号列303a、303b、303c…(復号誤
り検査冗長符号列312a、312b、312c…)に
同期したタイミングで分離し、各々の復号符号系列ブロ
ック311a、311b、311c…に当該の復号誤り
検査冗長符号列312a、312b、312c…を用い
て、第一の符号誤り検出訂正処理に基づく誤り符号検査
を行う。誤り検査冗長符号系列除去回路313bは、入
力された復号符号系列311を記録符号系列ブロック3
02a、302b、302c…(復号符号系列ブロック
311a、311b、311c…)および誤り検査冗長
符号列303a、303b、303c…(復号誤り検査
冗長符号列312a、312b、312c…)に同期し
たタイミングで分離し、復号符号系列311上から、挿
入付加されている復号誤り検査冗長符号列312a、3
12b、312c…を排除した上で、該符号誤り検査訂
正回路313aにより誤り検査訂正された後の復号符号
系列ブロック311a、311b、311c…のみを、
連続符号時系列の訂正復号符号系列314として、所定
の符号再生速度で出力する。この誤り検査冗長符号系列
除去回路313bは、入力される符号系列を、復号符号
系列ブロック311a、311b、311c…の単位で
遅延させる遅延記憶回路によって容易に構成できる。ま
た、実現される誤り訂正符号化方式が非組織的符号化に
よる場合は、誤り検査のための冗長度は、各々の復号符
号系列ブロック311a、311b、311c…に内在
する形態となるため、第一の誤り検出訂正処理回路(第
一の誤り訂正復号器回路)313は、入力される復号符
号系列311を、復号符号系列ブロック311a、31
1b、311c…に分離して、各々の復号符号系列ブロ
ックに所定の誤り訂正処理を施し、誤り訂正処理後の該
復号符号系列ブロックを、連続符号時系列の訂正復号符
号系列314として、所定の符号再生速度で出力する。
(誤り検査冗長符号系列除去回路313bは、符号誤り
検査訂正回路313aに内在する形態となる。)また、
後述の公知例のように、復号符号系列ブロック311
a、311b、311c…と復号誤り検査冗長符号列3
12a、312b、312c…とが、分離して記録・再
生される情報記録再生系の形態である場合も、第一の誤
り検出訂正処理回路(第一の誤り訂正復号器回路)31
3は、入力される復号符号系列311を、復号符号系列
ブロック311a、311b、311c…に分離し、同
時に入力される各々の復号符号系列ブロックに対応した
復号誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)3
12a、312b、312c…を当該の復号符号系列ブ
ロックに用いて誤り訂正処理を施して、誤り訂正処理後
の該復号符号系列ブロックを、連続符号時系列の訂正復
号符号系列314として、所定の符号再生速度で出力す
る。(誤り検査冗長符号系列除去回路313bの機能は
不要となる。)最終的に、第一の誤り検出訂正処理回路
(第一の誤り訂正復号器回路)313を介して出力され
る訂正復号符号系列314は、復調処理回路315(記
録符号復調処理)に入力され、これを介して、記録過程
における符号化・変調処理回路301(記録符号変調処
理)での符号変換処理に対応する符号変換処理を施され
て、元の情報符号系列300に対応する復号符号系列3
16が再生される。以上が図1における本発明の第一の
基本的実施例の概略である。本発明の実施においては、
第一の符号誤り検査訂正処理は、最尤シーケンス復号器
310の復号誤り特性を利用することを前提としたもの
であるため、一般に、図1に示すように、最尤シーケン
ス復号器310から復号出力された復号符号系列311
は、第一の誤り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器
回路)304に対して、論理的に符号順序を変更するこ
となく入力される、あるいは、直接、入力される。前述
のポストコードのような処理は、復号符号系列311の
符号順序を論理的に置換したり、入替えることなく、各
符号に一定の処理を逐次施すのみである。したがって、
処理の前後において、復号誤りシンドロームは、一対一
対応が可能であり、符号系列上拡散されることはなく、
論理的順序を変更するという操作は当たらない。発明の
原理から、第一の符号誤り検査訂正処理の手段である第
一の誤り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器回路)
304が、復号手段である最尤シーケンス復号器310
と連接した構成をとる点が、本発明の構造上の特徴とな
る。これは、集積回路による本発明実施の場合、しばし
ば、両者が単一の集積回路上に搭載される実施形態を生
む。
【0048】図2は、図1の第一の基本的実施例におけ
る符号系列の流れを説明するための図である。本発明に
おいて記録再生される情報符号系列300は、符号化・
変調処理回路301での記録符号変調処理によって、記
録符号系列302に変換された後、第一の誤り訂正符号
化回路(第一の誤り訂正符号器回路)304において、
所定の符号長の記録符号系列ブロック302a、302
b、302c…に分割され、各々の記録符号系列ブロッ
ク302a、302b、302c…に対して誤り検査冗
長符号列(第一の誤り訂正符号系列)303a、303
b、303c…が生成される。生成された誤り検査冗長
符号列(第一の誤り訂正符号系列)303a、303
b、303c…は、当該の記録符号系列ブロックに対応
する所定の記録位置におかれて、記録符号系列ブロック
302a、302b、302c…とともに記録される。
誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)303
a、303b、303c…は、当該の記録符号系列ブロ
ックとの対応をとりながら、ともに再生することができ
れば、両者は分離された形態で記録再生処理されても構
わないが、多くの場合は、一括した符号系列として記録
再生処理される。この場合も誤り検査冗長符号列(第一
の誤り訂正符号系列)303a、303b、303c…
は、記録符号系列302上、当該の記録符号系列ブロッ
クと対応して記録再生される、所定の符号位置に付加す
ることができるが、多くの場合は、当該の記録符号系列
ブロックの直前・直後あるいは内部の所定符号位置に挿
入・付加される。最も一般的には、各々の誤り検査冗長
符号列(第一の誤り訂正符号系列)303a、303
b、303c…は、当該の記録符号系列ブロックを参照
して生成処理されるから、記録符号系列302上、当該
の記録符号系列の直後の符号位置に、各々挿入付加され
る。これは、再生処理において、各々の誤り検査冗長符
号列(第一の誤り訂正符号系列)303a、303b、
303c…を用いて、当該の復号符号系列ブロックに対
する誤り訂正処理を施す場合にも処理遅延時間を短縮し
て、最も訂正処理効率がよい。各々の誤り検査冗長符号
列(第一の誤り訂正符号系列)303a、303b、3
03c…は、本発明実施の原理により極めて低い冗長度
で、極めて短い符号長の検査冗長符号系列として構成さ
れる。したがって、符号化・変調処理回路301によ
り、ランレングス制限などの所定の拘束条件を付加した
後の記録符号系列302上に、これを分散して挿入付加
しても、この拘束条件を大きく妨げることにはならな
い。また、誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系
列)303a、303b、303c…の構成は比較的簡
素で短い符号長であるから、これを構成する際に、例え
ば、簡単なガード符号をその前後に付加するなどして、
所定の拘束条件を満たす誤り検査冗長符号列(第一の誤
り訂正符号系列)303a、303b、303c…を生
成してすることも可能である。生成される誤り検査冗長
符号列(第一の誤り訂正符号系列)303a、303
b、303c…が比較的長く、これを挿入・付加するこ
とで上記の符号拘束条件を破壊することが問題となる場
合には、各々の誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符
号系列)を複数に分割し、所定の記録位置・符号位置に
分散させて挿入・付加することで、これを回避すること
ができる。誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系
列)303a、303b、303c…を挿入・付加され
た記録符号系列302は、チャネル記録符号系列305
として、記録・再生系チャネル306に供給され、記録
処理される。各々の記録符号系列ブロック302a、3
02b、302c…は、後述のように、再生処理におい
て、単一の最尤シーケンス復号器310によって連続し
て復号処理される一連の符号系列ブロックである。した
がって、通常の記録再生形態において、チャネル記録符
号系列305は、この符号順序で、記録再生処理され、
記録媒体306c上にも、この符号順序と符号形態で、
物理的に連続した記録位置に記録されることになる。媒
体上の、このような記録符号形態は、本発明の実施を示
す。最尤シーケンス復号器310から出力される復号符
号系列311も、チャネル記録符号系列305と同様の
符号形態をとり、記録符号系列ブロック302a、30
2b、302c…に対応する復号符号系列ブロック31
1a、311b、311c…と、当該の復号符号系列ブ
ロックの直後に、誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正
符号系列)303a、303b、303c…に対応する
復号誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)3
12a、312b、312c…が付加された符号系列形
態をとる。第一の誤り検出訂正処理回路(第一の誤り訂
正復号器回路)313では、復号誤り検査冗長符号列
(第一の誤り訂正符号系列)312a、312b、31
2c…を用いて、当該の復号符号系列ブロックに対して
第一の誤り符号検出訂正処理を施した後、復号符号系列
ブロック311a、311b、311c…のみを、訂正
復号符号系列314として出力する。復調処理回路31
5(記録符号復調処理)では、これに記録符号変調処理
に対応する符号変換処理を施されて、元の情報符号系列
300に対応する復号符号系列316が再生される。
【0049】上記の本発明の実施は、対象とする情報記
録再生方法や情報記録再生装置および記録再生系チャネ
ルにより、さまざまな形態をとりうる。また、前述のよ
うに第一の誤り検出訂正処理に用いる誤り符号検出訂正
符号化や訂正処理の手段によっても、図1における発明
構成の細部は変更されるが、上記実施例構成の第一の基
本的特徴は、第一の誤り訂正符号化回路(第一の誤り訂
正符号器回路)304は、記録符号系列302を所定の
符号長の符号系列単位である記録符号系列ブロック30
2a、302b、302c…に論理的に分離し、各々の
記録符号系列ブロックに対して、第一の誤り訂正符号化
処理を施こした上で、これを出力するという点であり、
第一の誤り訂正処理回路(第一の誤り訂正復号器回路)
313は、復号符号系列311を所定の符号長の符号系
列単位である復号符号系列ブロック311a、311
b、311c…に論理的に分離した上で、各々の復号符
号系列ブロックに対して、第一の誤り検出訂正処理を施
こした上で、これを出力するという点である。第一の誤
り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器回路)304
において生成される誤り検出訂正のための検査冗長性、
すなわち、誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系
列)303a、303b、303c…は、多くの実施例
では、図1の如く、記録符号系列302(情報符号列)
に付加されるが、これは、互いの対応関係のみを管理す
る手段を備えることにより、互いに分離して扱われ、異
なる記録媒体306cや異なる記録・再生系チャネル3
06によって記録再生処理されるものであっても構わな
い。本発明の実施の原理により、第一の誤り訂正符号化
回路(第一の誤り訂正符号器回路)304において生成
される誤り検出訂正のための検査冗長性、すなわち、誤
り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)303
a、303b、303c…の大きさは、記録再生される
情報符号の大きさに対して極めて微少にできるため、記
録符号系列ブロック302a、302b、302c…と
誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)303
a、303b、303c…とを分離して記録・再生処理
することが、処理効率やハードウエア的コストあるいは
記録再生コストを考慮した場合、合理的となる場合も少
なくない。記録符号系列ブロック302a、302b、
302c…と誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号
系列)303a、303b、303c…とを、同一記録
媒体306c上の異なる記録位置、同一記録再生装置上
の異なる記録媒体306c上、同種の複数の記録再生装
置や同種の複数の記録再生手段(例えば、複数の磁気デ
ィスク装置)、あるいは、異種の記録再生装置や記録再
生手段(例えば、前者を磁気記録手段・装置、後者を半
導体記憶手段・装置)にそれぞれ記録するなど、様々な
形態が実施できる。また、分離記録された両者互いの情
報を複数のトランスジューサ(再生ヘッド306d)に
より同時に再生する、あるいは、同一のトランスジュー
サ(再生ヘッド306d)により時間的に分離して再生
するなどの形態も実現しうる。これらは、いずれも対象
となる情報記録再生方法や情報記録再生装置の形態、あ
るいは、異なる情報記録再生方法や情報記録再生装置と
の組み合わせによって、最も合理的かつ経済的な実施形
態が実現される。また、上記実施例構成の第二の基本的
特徴は、上記の復号符号系列ブロック311a、311
b、311c…の各々の系列は、常に、特定の最尤シー
ケンス復号器310から物理的に連続して復号出力され
るシーケンシャルな符号単位である点であり、この復号
符号系列ブロック311a、311b、311c…の単
位に対応して、記録符号系列302に対する記録符号系
列ブロック302a、302b、302c…の分離方法
が決定される点である。
【0050】図3は、この第二の特徴を明らかにするた
めの第二の基本的実施例であり、複数の記録・再生系チ
ャネル306によって、単一の記録符号系列302を記
録再生する場合の本発明実施例を示している。ここで
は、上述の対象情報を複数同時に、分離して記録再生処
理可能であるような情報記録再生方法や情報記録再生装
置の実施形態などを含め、図3のように複数の記録・再
生系チャネル306が備えられ、一つの記録再生処理単
位に対して、これらが同時動作する実施形態を示してい
る。 このように、単一の情報符号系列300が、マル
チプレクサ回路(符号系列選択回路)348aやデマル
チプレクサ回路(符号系列選択回路)348bによっ
て、複数の記録・再生系チャネル306によって、分離
して記録再生され、各々のチャネル出力が、複数の最尤
シーケンス復号器310によって、並列あるいは分離し
て復号処理されるような情報記録再生方法や情報記録再
生装置である場合には、各々の最尤シーケンス復号器3
10から出力される復号符号系列311に対して、第一
の誤り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器回路)3
04による第一の誤り検出訂正処理は、論理的に、各々
の復号符号系列311の物理的符号出力順序を保持し
て、独立に施される。これは、前述のように、本発明実
施の原理が、該最尤シーケンス復号器310の復号シー
ケンス誤りの性質を利用するものであるためである。
【0051】このため、このような場合の多くの実施形
態では、図3の如く、各々の記録・再生系チャネル30
6に接続する最尤シーケンス復号器310の各々の出力
に対し、独立に第一の誤り検出訂正処理回路(第一の誤
り訂正復号器回路)313を設ける。(符号化・変調処
理回路301から、各系列独立に設けてもよい。)そし
て、各々の最尤シーケンス復号器310からシリアル出
力される復号符号系列311に対し、その符号順序を保
って、所定の第一の誤り検出訂正処理を施す。このと
き、各々の記録・再生系チャネル306に接続する最尤
シーケンス復号器310からの復号符号系列311に
は、それぞれ、独立に、所定符号長の復号符号系列ブロ
ック311a、311b、311c…が設定され、各々
の復号符号系列ブロックに所定の第一の誤り検出訂正処
理が施される。記録過程においては、情報符号系列30
0を、複数の記録・再生系チャネル306に供給するた
め複数の系列に分離したのち、各系列に対して、設けた
第一の誤り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器回
路)304を用いて、復号符号系列ブロック311a、
311b、311c…に対応する記録符号系列ブロック
302a、302b、302c…に各々の系列を分離し
て、第一の誤り訂正符号化処理を施し、これを、各々の
記録・再生系チャネル306に供給して記録処理を行
う。本実施例では、第一の誤り訂正符号化回路(第一の
誤り訂正符号器回路)304と第一の誤り検出訂正処理
回路(第一の誤り訂正復号器回路)313を記録・再生
系チャネル306毎に、独立複数設けたが、単一の回路
や手段によって、これと等価な処理方法や構成を実現す
ることは可能である。前述のように、本発明では、最尤
シーケンス復号器310の復号誤り特性を有効に利用す
るため、最尤シーケンス復号器310からの復号符号系
列311は、符号順序が変更されることなく第一の誤り
訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器回路)304に
供給される実施形態が有効である。したがって、多くの
実施形態では、図1または図3の実施例の如く、最尤シ
ーケンス復号器310からの復号符号系列311の出力
は、符第一の誤り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号
器回路)304の入力に直結または近接される。両者の
間に符号変換処理が存在することによって、多くの場
合、第一の誤り訂正符号化処理や第一の誤り検出訂正処
理において、設定されるべき符号誤りパターン(符号誤
りシンドローム)が増加し、処理が不能となる、あるい
は、誤り符号化・訂正処理や第一の誤り訂正符号化回路
(第一の誤り訂正符号器回路)304および第一の誤り
検出訂正処理回路(第一の誤り訂正復号器回路)313
が極めて複雑なものとなるためである。このことから、
以上の第一および第二の実施例の形態にみられるよう
に、本発明が適用される情報記録再生において、チャネ
ル記録符号系列395上にランレングス制限などの所定
の符号拘束条件や制約条件を付加する記録符号変調処理
および記録符号復調処理が必要とされる場合、情報符号
系列300に対する該記録符号変調処理は、第一の誤り
訂正符号化処理を施す以前に実施し、復号符号系列31
1に対する該記録符号復調処理は、第一の誤り符号検出
訂正処理を施した後に後置されることが効果的な実施形
態となる。したがって、本発明の実施においては、第一
の符号誤り検査訂正処理は、最尤シーケンス復号器31
0の復号誤り特性を利用することを前提としたものであ
るため、一般に、図1に示すように、最尤シーケンス復
号器310から復号出力された復号符号系列311は、
第一の誤り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器回
路)304に対して、論理的に符号順序を変更すること
なく入力される、あるいは、直接、入力される。発明の
原理から、第一の符号誤り検査訂正処理の手段である第
一の誤り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器回路)
304が、復号手段である最尤シーケンス復号器310
と連接した構成をとる点が、本発明の構造上の特徴であ
り、前述のように、集積回路による本発明実施の場合、
しばしば、両者が単一の集積回路上に搭載される実施形
態を生む。
【0052】図4は、本発明の第3の基本的実施例を示
したものである。本実施例では、記録過程において、情
報符号系列300に対する第二の誤り訂正符号化回路
(第二の誤り訂正符号器回路)317を、第一の誤り訂
正符号化回路(第一の誤り訂正符号器回路)304より
前に前置し、第二の誤り訂正符号化処理を施す。また、
再生過程においては、この第二の誤り訂正符号化処理に
対応した第二の誤り符号検出訂正処理を、出力前の再生
符号系列316に施すために、第二の誤り検出訂正処理
回路(第二の誤り訂正復号器回路)318を、第一の誤
り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器回路)313
より後に後置する。この第二の誤り訂正符号化処理およ
び第二の誤り符号検出訂正処理は、前記までの実施例に
おいて、第一の誤り符号検出訂正処理(設定された所定
の符号誤りシンドロームの特定誤り符号事象を、所定の
発生個数まで検出訂正する処理)において検出訂正不能
となる復号誤り事象、あるいは、誤訂正処理された復号
誤り事象を救済すること、あるいは、実際の記録再生処
理においておこりうるランダム雑音要因以外の予測しえ
ない復号誤り事象を救済して、所望の記録再生信頼度を
得ることを目的として備えられる。
【0053】発明の実施原理により、第一の誤り符号検
出訂正処理での訂正対象外とされる符号誤りシンドロー
ムの誤り符号事象の発生確率、および、単一の復号符号
系列ブロックにおける所定個数(誤り検出訂正能力)を
超える誤り符号事象の発生確率は、相対的に低い発生頻
度となることから、本発明では、第一の誤り符号検出訂
正処理による誤り訂正不能な復号誤り事象、あるいは、
誤訂正処理された復号誤り事象が、複数の復号符号系列
ブロック内で連続あるいは頻発して発生する確率は極め
て小さいものであることに着目する。したがって、本実
施例では、記録過程において、例えば、ディスク装置に
おけるセクタ単位、テープ装置におけるブロック単位な
どのような記録再生処理の一動作単位において連続一括
して記録再生処理される情報符号系列300上の符号系
列単位(記録フレーム)、あるいは、記録符号系列30
2上の複数の一括の記録符号系列ブロック302a、3
02b、302c…に対応する情報符号系列300上の
符号系列単位を、第二の誤り検出訂正符号化および第二
の誤り符号検出訂正処理における処理単位(情報符号フ
レーム319a、319b、319c…)とする。記録
過程において、第二の誤り訂正符号化回路(第二の誤り
訂正符号器回路)317では、情報符号系列300上、
この各々の情報符号フレーム319a、319b、31
9c…に対して、第二の誤り訂正符号化処理を施し、あ
るいは、誤り検査冗長符号列(第二の誤り訂正符号系
列)320a、320b、320c…を構成する。再生
過程において、第二の誤り検出訂正処理回路(第二の誤
り訂正復号器回路)318では、再生符号系列316
上、この情報符号フレーム319a、319b、319
c…に対応する再生符号フレーム325a、325b、
325c…を処理単位として、誤り検査冗長符号列(第
二の誤り訂正符号系列)320a、320b、320c
…に対応して復号される復号誤り検査冗長符号列(第二
の誤り訂正符号系列)326a、326b、326c…
を当該の再生符号フレーム325に対して用いながら、
第二の誤り符号検出訂正処理を施した後、これを最終的
な再生符号系列(1)316aとして出力する。
【0054】上記のように、第二の誤り訂正符号化処理
および第二の誤り符号検出訂正処理は、第一の誤り符号
検出訂正処理における対象外あるいは訂正不能な符号り
事象を訂正することを目的とし、このような符号誤り事
象には、最尤シーケンス復号器310での復号誤り伝播
現象によるバースト的な符号誤り事象が多く含まれる。
また、所定の個数(第一の誤り符号検出訂正処理の訂正
能力)を超えた誤り符号事象発生も複数誤り事象の集合
として扱われる他、第一の誤り符号検出訂正処理により
誤訂正処理された結果の誤り事象も比較的長い符号誤り
事象となる。さらに、記録再生装置の実用上発生するラ
ンダム雑音要因以外(記録媒体上の欠陥や再生信号系列
の部分的不良)による復号誤り事象も、発生確率は比較
的低くも、高密度記録時には、予測の困難な極めて符号
長の長いバースト的符号誤り事象を想定する必要があ
る。このような点から、第二の誤り訂正符号化処理およ
び第二の誤り符号検出訂正処理は、第一の誤り訂正符号
化処理および第一の誤り符号検出訂正処理に比べて、様
々な符号誤りシンドロームをとる長い符号誤り事象を訂
正処理の対象として、リードソロモン符号など比較的強
力な誤り訂正符号化訂正方法を適用する必要がある。公
知技術において、このような強力な誤り訂正符号化訂正
方法では、一般に複雑かつ高い検査冗長度をもつ符号構
成が要求され、情報符号系列300に対して、符号化に
より構成・付加される誤り検査冗長符号列(第二の誤り
訂正符号系列)320a、320b、320c…などに
要求される冗長性は大となる。本発明では、上記のよう
な第二の誤り訂正符号化処理において訂正対象とされる
符号誤り事象の発生確率の性質から、第二の誤り訂正符
号化処理および第二の誤り符号検出訂正処理を、第一の
誤り訂正符号化処理および第一の誤り符号検出訂正処理
に比べて、情報符号系列300上の比較的長い符号列単
位(情報符号フレーム319a、319b、319c…
および再生符号フレーム325a、325b、325c
…に対して施すことができる。これによって、この検査
符号冗長度の増加による記録再生効率の低下と誤り訂正
符号化および訂正処理の複雑化を回避することができ
る。本発明では、高頻度で発生するランダムな短符号誤
りは、記録符号系列302上、記録符号系列ブロック単
位で分散符号化された比較的低冗長度の第一の誤り訂正
符号化および誤り検出訂正処理によって訂正処理され
る。また、比較的低頻度の連続バースト的に発生する長
い符号誤りは、長い情報符号フレーム319を訂正処理
の単位とする第二の誤り訂正符号化および誤り検出訂正
処理によって強力(高冗長度)な誤り訂正符号を用いて
訂正処理がなされる。このように、第一の誤り訂正符号
化および第一の誤り符号検出訂正処理と、第二の誤り訂
正符号化および第二の誤り符号検出訂正処理を相補的に
用いることにより、第二の誤り符号検出訂正処理におい
て、広範に分散発生するランダム復号誤りに対する訂正
処理への負担や訂正能力の損失を避けることができ、長
バースト復号誤り事象に訂正対象の重点をおいた誤り訂
正符号化・訂正処理の最適構成も容易なものとなる。こ
れにより、本発明では、記録再生処理全体での誤り訂正
効率と復号信頼性の向上を効果的かつ能率良く実現する
ことができ、従来のように、第一の誤り符号検出訂正処
理を用いず、第二の誤り符号検出訂正処理のみで同等の
復号信頼性を確保しようとする場合に対して、要求され
る誤り検査冗長度を低く抑えて、情報記録再生における
効率的な誤り検出訂正の手段が実現できる。第二の誤り
訂正符号化処理における誤り訂正符号の構成方法や第二
の誤り符号検出訂正処理は、公知技術により実現しうる
ものであるためここでは詳述しない。また、第二の誤り
訂正符号化処理および第二の誤り符号検出訂正処理に要
求される訂正処理能力や誤り訂正符号の構成形態、情報
符号フレーム319a、319b、319c…の符号長
などは、本発明の対象となる記録再生系チャネルや装
置、および、所望の情報記録再生信頼度により、適切な
設定をなしえるものである。本実施例に見られるよう
に、本発明が適用される情報記録再生において、チャネ
ル記録符号系列305上にランレングス制限などの所定
の符号拘束条件や制約条件を付加する記録符号変調処理
および記録符号復調処理が必要とされる場合、第二の誤
り訂正符号化における誤り検査冗長符号列は、比較的長
いものであるため、符号拘束条件や制約条件を保持する
ために、情報符号系列300に対する第二の誤り訂正符
号化処理を施した後に、該記録符号変調処理を実施し、
復号符号系列311に対する該記録符号復調処理を施し
た後に、第二の誤り符号検出訂正処理を施す実施形態、
すなわち、第二の誤り訂正符号化回路(第二の誤り訂正
符号器回路)317が符号化・変調処理回路301に対
して前置し、第二の誤り符号検出訂正処理回路(第二の
誤り訂正復号器回路)318が復調処理回路315に対
して後置される形態が、しばしば簡易な実用的実施の形
態としてとられる。
【0055】図5は、図4の第3の基本的実施例におけ
る符号系列の流れを説明するための図である。本発明に
おいて記録再生される情報符号系列300は、まず、前
置される第二の誤り訂正符号化回路(第二の誤り訂正符
号器回路)317に入力され、所定の情報符号フレーム
319を処理単位として、前述のような第二の誤り訂正
符号化処理が施される。第二の誤り訂正符号化が、リー
ドソロモン符号化などによる組織的誤り訂正符号化であ
る場合には、これにより、各々の情報符号フレーム31
9a、319b、319c…には、誤り検査冗長度であ
る誤り検査冗長符号列(第二の誤り訂正符号系列)32
0a、320b、320c…がそれぞれ生成され、情報
符号系列(1)300a上の当該の情報符号フレーム3
19に対応する所定の記録位置におかれてともに記録再
生される。前記の第一の誤り訂正符号化における誤り検
査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)303a、3
03b、303c…の場合と同様に、誤り検査冗長符号
列(第二の誤り訂正符号系列)320a、320b、3
20c…は、当該の情報符号フレーム319との対応を
とりながら、ともに記録再生することができれば、両者
は分離されたままの形態で記録再生処理されても構わな
い。両者は異なる記録位置、記録媒体、記録装置や記録
手段において記録再生されるものであっても、あるい
は、異なる記録・再生系チャネルによって記録再生処理
されるものであっても、本発明は、実施可能であるが、
多くの場合、図5のように両者は、一括した符号系列と
して記録再生処理される。この場合も誤り検査冗長符号
列(第二の誤り訂正符号系列)320a、320b、3
20c…は、情報符号系列上、当該の情報符号フレーム
319と対応して記録再生できれば、所定の符号位置に
付加することができるが、多くの場合、当該の情報符号
フレーム319の直前・直後あるいは内部の所定符号位
置に挿入・付加される。最も一般的には、各々の誤り検
査冗長符号列(第二の誤り訂正符号系列)320a、3
20b、320c…は、当該の情報符号フレーム319
を参照して生成処理されるから、情報符号系列(1)3
00a上、当該の情報符号フレーム319の直後の符号
位置に、各々挿入付加される。これは、再生処理におい
て、各々の誤り検査冗長符号列(第二の誤り訂正符号系
列)320a、320b、320c…を用いて、当該の
情報符号フレーム319に対する第二の誤り符号検出訂
正処理を施す場合にも処理遅延を短縮して、最も訂正処
理効率がよい。ただし、第二の誤り訂正符号化回路(第
二の誤り訂正符号器回路)317に入力される情報符号
系列300に、既に何らかの符号上の拘束条件が付加さ
れており、該誤り検査冗長符号列(第二の誤り訂正符号
系列)320a、320b、320c…の挿入・付加に
よって、これが破壊されることが問題となる場合には、
各々の誤り検査冗長符号列(第二の誤り訂正符号系列)
320a、320b、320c…を複数に分割し、当該
の情報符号フレーム319内の所定の記録位置・符号位
置に分散させて挿入・付加することで、これを回避する
ことができる。多くの場合は、図5の実施例のように、
第二の誤り訂正符号化回路(第二の誤り訂正符号器回
路)317から出力される情報符号系列(1)300a
上、当該の情報符号フレーム319a、319b、31
9c…に対応する所定の符号位置に誤り検査冗長符号列
(第二の誤り訂正符号系列)320a、320b、32
0c…を挿入・付加した後に、符号化・変調処理回路3
01での記録符号変調処理が施される。図5のように、
符号化・変調処理回路301を設けて、符号変換処理を
施した場合、所定の符号拘束条件や符号冗長度の付加に
より、各々の情報符号フレーム319a、319b、3
19c…は、記録符号系列302上、記録符号フレーム
321a、321b、321c…に対応して符号変換さ
れる。また、誤り検査冗長符号列(第二の誤り訂正符号
系列)320a、320b、320c…は、それぞれ、
誤り検査冗長符号変換列(第二の誤り訂正符号系列)3
22a、322b、322c…に対応して符号変換され
る。(符号化・変調処理回路301を設けない場合は、
情報符号フレーム319a、319b、319c…と記
録符号フレーム321a、321b、321c…、誤り
検査冗長符号列320a、320b、320c…と誤り
検査冗長符号変換列322a、322b、322c…
は、一致する。)第一の誤り訂正符号化回路(第一の誤
り訂正符号器回路)304は、図1および図2の実施例
と同様に、この各々の記録符号フレーム321a、32
1b、321c…を、記録符号系列ブロックに分離し、
その各々に対して、第一の誤り訂正符号化処理を施す。
本実施例において、誤り検査冗長符号変換列(第二の誤
り訂正符号系列)322a、322b、322c…に対
して、第一の誤り訂正符号化処理を施してはいないが、
他の実施形態として、この誤り検査冗長符号変換列(第
二の誤り訂正符号系列)322a、322b、322c
…を含めて、第一の誤り訂正符号化処理および後の第一
の誤り符号検出訂正処理を施すものであってもよい。こ
の場合、各々の記録符号フレーム(情報系列部)300
a、300b、300c…と当該の誤り検査冗長符号変
換列(第二の誤り訂正符号系列)320a、320b、
320c…を連接した一つの系列とみなして、所定の長
さの記録符号系列ブロック302a、302b、302
c…を設定した上で、各々の分離した記録符号系列ブロ
ックに対する第一の誤り訂正符号化処理および第一の誤
り符号検出訂正処理を施してもよいし、また、図5のよ
うに、該記録符号フレーム(情報系列部)300a、3
00b、300c…のみを所定の長さの記録符号系列ブ
ロック302a、302b、302c…に分離して、各
々に対する第一の誤り訂正符号化処理および第一の誤り
符号検出訂正処理を施し、さらに、当該の誤り検査冗長
符号変換列(第二の誤り訂正符号系列)320a、32
0b、320c…に対しても、独立に、場合によっては
所定の符号長のブロック単位に分離して、同様の第一の
誤り訂正符号化処理および第一の誤り符号検出訂正処理
を施してもよい。
【0056】以上のようにして、誤り検査冗長符号列
(第一の誤り訂正符号系列)303a、303b、30
3c…および誤り検査冗長符号変換列(第二の誤り訂正
符号系列)322a、322b、322c…が挿入・付
加されたチャネル記録符号系列305が、記録・再生系
チャネル306に供給され、記録処理される。通常の記
録再生形態において、チャネル記録符号系列305は、
この符号順序で、記録再生処理され、記録媒体306c
上にも、この符号順序と符号形態で、物理的に連続した
記録位置に記録されることになる。媒体上の、このよう
な記録符号形態は、本発明の実施を示す。最尤シーケン
ス復号器310から出力される復号符号系列311も、
チャネル記録符号系列305と同様の符号形態をとり、
図2の実施例における復号符号系列311の符号形態に
加えて、記録符号フレーム321a、321b、321
c…に対応する各々の復号符号フレーム323a、32
3b、323c…に対して、当該の復号符号フレーム3
23の直後に、誤り検査冗長符号変換列(第二の誤り訂
正符号系列)322a、322b、322c…に対応す
る復号誤り検査冗長符号変換列(第二の誤り訂正符号系
列)324a、324b、324c…が付加された符号
系列形態をとる。第一の誤り検出訂正処理回路(第一の
誤り訂正復号器回路)313では、各々の復号符号フレ
ーム323a、323b、323c…において、復号誤
り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)314
a、314b、314c…を用い、当該の復号符号系列
ブロックに対する第一の誤り符号検出訂正処理を施す。
この後、復号誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号
系列)312a、312b、312c…を排除して、訂
正復号符号系列314を出力する。これに対して、復調
処理回路315(記録符号復調処理)では、記録符号変
調処理に対応する符号変換処理を施こす。訂正復号符号
系列314上の復号符号フレーム323a、323b、
323c…は、それぞれ再生符号フレーム325a、3
25b、325c…に符号変換され、また、復号誤り検
査冗長符号変換列(第二の誤り訂正符号系列)324
a、324b、324c…は、それぞれ復号誤り検査冗
長符号列(第二の誤り訂正符号系列)326a、326
b、326c…に符号変換されて、再生符号系列(1)
316aが得られる。第二の誤り検出訂正処理回路(第
二の誤り訂正復号器回路)318では、再生符号系列
(1)316a上、各々の再生符号フレーム325a、
325b、325c…に対して、当該の復号誤り検査冗
長符号列(第二の誤り訂正符号系列)326a、326
b、326c…を用いて、第一の誤り符号検出訂正処理
を施した後、正規の再生符号フレーム325a、325
b、325c…を得て、再生符号系列316として再生
出力する。以上の実施例説明において、第二の誤り訂正
符号化の手段が、畳み込み符号化などによる非組織的誤
り訂正符号化による場合には、誤り検査冗長度である誤
り検査冗長符号列(第二の誤り訂正符号系列)320
a、320b、320c…は、このように分離して扱わ
れることなく、各々の情報符号フレーム319a、31
9b、319c…内に内在して挿入・付加されることに
なる。したがって、誤り検査冗長符号変換列(第二の誤
り訂正符号系列)322a、322b、322c…や、
復号誤り検査冗長符号変換列(第二の誤り訂正符号系
列)324a、324b、324c…および復号誤り検
査冗長符号列(第二の誤り訂正符号系列)326a、3
26b、326c…は、区別して記録再生処理されるも
のではなく、第二の誤り検出訂正処理回路(第二の誤り
訂正復号器回路)318では、各々の再生符号フレーム
325a、325b、325c…に内在する誤り検出冗
長度を用いて、各々の再生符号フレームに対する第二の
誤り符号検出訂正処理を行った上でこれを再生符号系列
316として出力する。
【0057】一般に、多くの情報記録再生方法や記録再
生装置では、上記の第二の誤り訂正符号化処理および第
二の誤り符号検出訂正処理の単位は、記録再生処理の制
御における利便から、例えば、ディスク装置におけるセ
クタ単位、テープ装置におけるブロック単位などのよう
な、記録再生処理の一動作単位において連続一括して記
録再生処理される情報符号系列300上の符号系列単位
(記録フレーム)を、個々の情報符号フレーム319と
することが合理的である。
【0058】図6(a)は、記録フレームの記録符号形
態、すなわち、この実施例における情報符号系列30
0、および、記録媒体306c上に連続記録されるチャ
ネル記録符号系列305の符号形態を示している。情報
符号系列300上、記録フレーム(情報符号部)326
には、必要に応じてプリアンブル326a、ポストアン
ブル326bを付加した構成となり、特に、プリアンブ
ル326aには、該記録フレーム(情報符号部)349
の記録位置を示す情報や、信号利得制御・信号タイミン
グ検出をおこなうための情報、記録信号処理系306a
・再生信号処理系306eを調整するための学習情報、
そして、記録フレーム(情報符号部)349の開始を示
す同期情報などが含まれる。本実施例では、この記録フ
レーム(情報符号部)326が、図5実施例における情
報符号フレーム319a、319b、319c…の各々
に相当するが、他の実施例では、プリアンブル326a
やポストアンブル326bの全部または一部を、この情
報符号フレーム319に含めて処理する場合もある。本
実施例において、チャネル記録符号系列305上、記録
フレーム(情報符号部)326の記録符号変調処理後の
当該情報である記録符号フレーム321は、所定の符号
長の記録符号系列ブロック302a、302b、302
c…に分割される。そして、図2および図5の実施例に
示されたように、各々の記録符号系列ブロックに対する
誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)303
a、303b、303c…が、当該の記録符号系列ブロ
ックの対応する所定の符号位置に分割または一括して挿
入・付加され、該記録媒体306c上に記録される。本
実施例では、各々の誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂
正符号系列)は、当該の記録符号系列ブロックの直後の
符号位置に一括して挿入・付加されて、該記録媒体30
6c上に記録される。
【0059】また、図5の実施例に示されるように、記
録フレーム(情報符号部)326に、第二の誤り訂正符
号化処理および記録符号変調処理によって、誤り検査冗
長符号変換列(第二の誤り訂正符号系列)322が構成
される場合、当該情報である記録符号フレーム321に
対応する所定の符号位置に分割または一括して挿入・付
加され、該記録媒体306c上に記録される。本実施例
では、各々の誤り検査冗長符号変換列(第二の誤り訂正
符号系列)322は、当該の記録符号フレーム321の
直後の符号位置に一括して挿入・付加されて、該記録媒
体306c上に記録される。図5の実施例に前記したよ
うに、他の実施例においては、この誤り検査冗長符号変
換列(第二の誤り訂正符号系列)322に対しても、第
一の誤り訂正符号化を施して、誤り検査冗長符号列(第
一の誤り訂正符号系列)303を付加する場合もあり、
また、この誤り検査冗長符号変換列(第二の誤り訂正符
号系列)322を記録符号フレーム321に含めて、第
一の誤り訂正符号化の対象とする場合もある。また、前
述のように、非組織的誤り符号化方法を用いる場合は、
誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)303
a、303b、303c…は、当該の記録符号系列ブロ
ック302a、302b、302c…に含まれる形態と
なり、あるいは、誤り検査冗長符号変換列(第二の誤り
訂正符号系列)322は、記録符号フレーム321に含
まれる形態となる。本実施例では、以上のような、チャ
ネル記録符号系列305の記録符号形態により、記録フ
レーム349は、記録媒体306c上に連続して記録さ
れる。
【0060】図4および図5の実施例において示された
ように、本発明において、第二の誤り訂正符号化処理お
よび第二の誤り符号検出訂正処理に対しては、比較的長
い符号長の符号誤り事象を検出訂正することを要求され
る場合が多く、リードソロモン誤り訂正符号化などの、
所定の符号長の連続符号系列(情報シンボル)を訂正処
理の単位とした誤り訂正符号化が用いられる。したがっ
て、第二の誤り訂正符号化処理の処理対象となる情報符
号フレーム319は、このような情報シンボル327
(例えばバイト単位)の系列とみなされて扱われること
がしばしばである。また、第二の誤り訂正符号化処理お
よび第二の誤り符号検出訂正処理において、より長い符
号長の符号誤り事象の検出訂正を、簡易に行うために
は、第二の誤り訂正符号化処理の処理対象となる情報符
号フレーム319を、情報シンボル単位のインターリー
ブ処理によって、独立したn本(nは自然数)の情報シ
ンボル系列に分割して、各々の情報シンボル系列に対し
て、第二の誤り訂正符号化処理を施すことが実用的であ
る。図6(b)は、このようなインターリーブ処理(n
=4)される情報符号フレーム319の記録符号形態を
示している。第二の誤り訂正符号化処理において、情報
シンボル327の系列とみなされる情報符号フレーム3
19には、(n-1)個おきの情報シンボル327を一連
の系列とみなして、各々の系列に対し、誤り検査冗長符
号列(第二の誤り訂正符号系列)320が構成される。
これにより、第二の誤り訂正符号化処理として同じ訂正
能力の誤り訂正符号化を適用しながら、これをn本の情
報シンボル327に独立並列に施すことで、第二の誤り
符号検出訂正処理のおけるバースト符号誤り訂正処理の
最大情報シンボル長をn倍とすることができる。本実施
例において、情報符号フレーム319内の各々の情報シ
ンボル327は、4系列のインターリーブ処理によっ
て、同一斜線で示された3個おきの情報シンボル327
同士が一つの連続系列とみなされる。そして、第二の誤
り訂正符号化処理では、情報シンボル327の4つ系列
A,B,C,Dの各々に対して、誤り検査冗長符号列
A、B、C、D(第二の誤り訂正符号系列)328a、
328b、328c、328dが構成されて、情報符号
系列(1)300a上、情報符号フレーム319に、情
報シンボル327の単位で、同様のインターリーブ形式
で付加される。図6(b)において、各々の誤り検査冗
長符号列A、B、C、D(第二の誤り訂正符号系列)3
28a、328b、328c、328dを構成する情報
シンボル327には、情報符号フレーム319内の当該
系列の情報シンボル327と同様の斜線が付されてい
る。このようなインターリーブ処理により、情報符号系
列(1)300a上、4つの情報シンボル327に連続
して発生する符号誤り事象は、論理的に4つの単一の情
報シンボル327に分割して訂正処理をすることがで
き、同じ訂正能力の第二の誤り訂正符号化処理を用いて
も、4系列を独立並列に訂正することで、4倍の情報シ
ンボル長のバースト符号誤り事象を訂正することができ
る。
【0061】また、図6(c)は、このようなインター
リーブ処理(n=4)される情報符号フレーム319の
記録符号形態、すなわち、チャネル記録符号系列305
のおける符号形態を示している。図6(b)の符号形態
をとる情報符号系列(1)300に対して、所定の記録
符号変調処理を施した後、第一の誤り訂正符号化処理を
施すことにより、チャネル記録符号系列305が得られ
る。本実施例において、記録符号系列ブロック302
a、302b、…の符号長は、記録符号変調処理以前の
情報符号フレーム319上において、これを構成する連
続した自然数個の情報シンボル327の符号列単位に対
応するものであることが望ましい。このように、記録符
号系列302上、第一の誤り訂正符号化処理および第一
の誤り符号検出訂正処理における符号化・訂正処理の符
号単位(記録符号系列ブロック302)を、情報符号系
列300上、第二の誤り訂正符号化処理および第二の誤
り符号検出訂正処理における符号化・訂正処理の符号単
位(情報シンボル327)の自然数個から構成される符
号系列単位に対応するように構成することは、両者を連
動させて誤り訂正符号化する上で好ましい。例えば、第
一の誤り符号検出訂正処理によって、当該の記録符号系
列ブロック302a、302b、302c、…における
誤りを検出できても訂正が不能である場合、この記録符
号系列ブロック302a、302b、302c、…に対
応する情報符号系列300上および情報符号系列(1)
300a上の情報シンボル327や符号に、符号誤りが
存在する可能性があることを指示して、第二の誤り符号
検出訂正処理において、これらの情報シンボル327や
当該の符号に対する消失符号誤り訂正が実現できる。こ
れは、第二の誤り符号検出訂正処理における誤り訂正能
力を効率良く改善する。そして、このとき、記録符号系
列ブロック302a、302b、302c、…の符号長
が、情報符号系列300上の情報シンボル327の連続
自然数個の符号単位に対応していることは、誤りを含み
うる情報シンボル327を指示する上で、より好まし
い。
【0062】また、記録符号系列302上、第一の誤り
訂正符号化処理および第一の誤り符号検出訂正処理にお
ける符号化・訂正処理の符号単位(記録符号系列ブロッ
ク302)を、記録符号変調処理あるいは記録符号復調
処理における符号変換処理の符号処理単位の自然数倍に
相当する符号単位に対応させて構成することも、記録符
号復調処理による符号誤りの拡散を、隣接する記録符号
系列ブロック302に拡大させることを回避するため
の、より好ましい本発明の構成である。
【0063】図7は、第二の誤り符号検出訂正処理にお
いて、消失誤り訂正を行う場合の実施例を示している。
第一の誤り検出訂正処理回路(第一の誤り訂正復号器回
路)313において、符号誤り訂正が不能とされた復号
符号系列ブロック311a、311b、311c、…に
対しては、誤りブロックフラグ328が発行される。誤
りポインタ生成回路329は、この誤りブロックフラグ
328を入力し、復調処理回路315における記録符号
復調処理の符号処理単位を考慮して、誤りブロックフラ
グ328が指示する誤りの復号符号系列ブロック311
a、311b、311c、に対応する符号または情報シ
ンボル327に対し、復調処理回路315から出力され
る当該の符号または当該の情報シンボル327に同期し
て、当該の情報シンボル327または符号が誤り事象を
含む可能性があることを指示する誤りシンボル・誤り符
号消失ポインタ330を発行する。第二の誤り検出訂正
処理回路(第二の誤り訂正復号器回路)318では、誤
りシンボル・誤り符号消失ポインタ330で指示された
情報シンボル327または符号を対象として、消失誤り
訂正を実施する。これは、第二の誤り符号検出訂正処理
における誤り訂正能力を効率良く改善する。
【0064】これまでの実施例に述べたように、本発明
が提供する誤り訂正符号化を用いた情報記録再生方法や
記録再生装置では、最尤シーケンス復号器310による
復号誤りの特性を利用し、特定の高頻度誤り事象の復号
誤りパターン系列(符号誤りシンドローム)に特化した
誤り訂正符号化および誤り符号検出訂正処理を設けて、
復号信頼度の改善を図る。この復号誤りパターン系列
(符号誤りシンドローム)は、対象となる記録・再生系
チャネル306の伝達特性や、符号化・変調処理などに
よりチャネル記録符号系列305に付加される拘束条件
によって異なった形態をとることになる。本発明実施の
原理に述べたように、多くの高密度磁気記録再生系チャ
ネルには、図10(b)で示される2進送信符号系列の
クラス4拡張パーシャルレスポンス(EPR4)チャネ
ルを含めて、パーシャルレスポンス特性多項式 G(D)=(1
-D)(1+D)F(D)(Dは1ビット遅延演算子、F(D)は任意の
特性多項式を示す)によって表現される2進符号記録パ
ーシャルレスポンスチャネルが、しばしば適用される。
記録信号系列上の2値信号レベルに2進情報符号を割り
当てて記録再生を行うとき、このようなパーシャルレス
ポンスチャネルは、一般的に、図8(a)に示すような
伝達周波数特性を有し、記録信号周波数に対して、直流
周波数成分と最大記録周波数(記録再生符号伝送所要帯
域、伝送ナイキスト周波数、記録再生符号伝送周波数1
/Tの半分)におけるヌル周波数特性を許容する、これ
によって、低域遮断特性や狭帯域伝達周波数特性を要求
される高密度磁気記録再生系チャネルへの適用には、好
適な伝送特性を有している。この種のパーシャルレスポ
ンスチャネルでは、特性多項式G(D)=(1-D)(1+D)n (自
然数n)で表記されるクラス4タイプのチャネル形態が
磁気ディスク装置等で積極的に適用されており、n=1の
場合はPR4チャネル、n=2の場合は拡張PR4(EP
R4)チャネル、n=3の場合は拡張EPR4チャネルと
呼ばれて、狭帯域制限された高密度磁気記録再生系チャ
ネルに極めてよく整合する。高い周波数、あるいは、高
い記録密度で情報記録される記録再生系チャネルでは、
信号伝達周波数特性の高域劣化が極めて大となる、クラ
ス4タイプのパーシャルレスポンスチャネルチャネル特
性を適用し、図8(a)に示すように、記録再生系の動
作条件に対して次数nを適切に選択することによって、
高域劣化の影響の少ない記録再生系チャネルを実現する
ことができる。
【0065】このような、パーシャルレスポンスチャネ
ルは、図1実施例等において、記録・再生系チャネル3
05上、主に、再生信号処理系306eの(高域遮断)
フィルタ回路308aおよび等化処理回路308eを調
整して実現される。そして、この種のパーシャルレスポ
ンスチャネル特性を実現する記録・再生系チャネル30
6では、図8(a)に示す伝達周波数特性上のヌル周波
数特性から、直流周波数成分のみを有する記録信号系列
A331a(同一レベル符号値の非反転連続符号系列に
相当)および、最大記録周波数(伝送ナイキスト周波
数、記録再生符号伝送周波数1/Tの1/2)すなわ
ち、該チャネルの記録再生動作周波数で連続信号レベル
反転する記録信号系列B331b(2値レベル符号値の
連続反転符号系列に相当)が、記録信号系列306fと
して印加され記録再生されたとき、これに対する該記録
・再生系チャネル306出力での再生信号系列(復号信
号系列311)には、いずれの場合も零値連続信号系列
が現れるという特徴を有する。
【0066】このような記録・再生系チャネル306か
ら出力される復号信号系列311を、最尤シーケンス復
号器310を用いて復号した場合、前述のクラス4拡張
パーシャルレスポンス(EPR4)チャネルの例に代表
して示されたように、その共通したチャネル状態遷移の
構造に起因して、再生信号系列(復号信号系列311)
間の信号間距離(自乗ユークリッド距離)が小となる、
高頻度の復号誤りパターン系列(符号誤りシンドロー
ム)は、1ビット以上の符号長からなる2値レベル符号
値の連続反転符号誤りの系列に集中する。すなわち、前
述の復号誤りパターン系列(符号誤りシンドローム)の
表記に従うならば、nビット(nは自然数)の連続誤り
符号を有するnビット連続反転符号誤りパターン系列
(nビット連続反転符号誤りシンドローム)332は、
“…0 0 +1 -1 +1… 0 0…”(下線部は +1 -1 +1…の
nビット連続反転符号位置を示す)を表現される。図8
(b)には、nビット連続反転符号誤りパターン系列
(nビット連続反転符号誤りシンドローム)332に従
う符号誤り事象の例(n=4の場合)を示しており、こ
れは、2つのチャネル記録符号系列A332aとチャネ
ル記録符号系列B332b(これを記録する場合に記録
信号系列306fとして印加される2つのチャネル記録
信号パターンA333aと記録信号パターンB333
b)の間で相互に発生する符号誤り事象となる。(復号
符号系列上311上、チャネル記録信号パターンA33
3aをチャネル記録信号パターン系列B332b、また
は、チャネル記録符号系列A332aをチャネル記録符
号系列B332bと復号を誤る。)該記録・再生系チャ
ネル306において、連続誤りの符号長nに対する各々
の符号誤り事象の発生頻度は、復号誤りの要因となる雑
音等の相関特性や統計的性質による影響を受け変化する
が、相対的に短い符号長nのnビット連続反転符号誤り
パターン系列(nビット連続反転符号誤りシンドロー
ム)332の符号誤り事象、例えば、符号長3ビット程
度までの“…0 +1 0…”,“… 0 +1 -1 0 …”,“…0 +
1 -1 +1 0 …”に相当する符号誤り事象など)が発生確
率の上で支配的となる。
【0067】したがって、該記録・再生系チャネル30
6に対し、このような所定の符号長nビット(上記例で
はn=1、2、3ビット)の連続反転符号系列の誤り事
象(nビット連続反転符号誤りパターン系列332に従
う2進符号復号誤り事象)を検出訂正可能とするように
第一の誤り訂正符号化処理・誤り符号検出訂正処理を、
第一の誤り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器)3
04および第一の誤り符号検出訂正処理回路(第一の誤
り訂正復号器)313において施せば、発生確率の高い
復号誤り事象から訂正が行われ、有効な復号信頼度の改
善が達成できる。
【0068】このように、本実施例では、第一の誤り訂
正符号化回路(第一の誤り訂正符号器)304におい
て、記録符号系列302に対して構成される誤り検査冗
長符号列(第一の誤り訂正符号系列)303は、所定の
符号長nビット(上記例ではn=1、2、3ビット)の
2値レベル符号値連続反転符号系列の復号誤り事象(n
ビット連続反転符号誤りパターン系列332に従う2進
符号復号誤り事象)を、各々の記録符号系列ブロック3
02a、302b、302c…内で所定の数i個(iは
自然数、多くの場合、複数符号長nが設定され、各誤り
事象のいずれかを一つ)以下まで訂正するものとして構
成される。また、第一の誤り符号検出訂正処理回路(第
一の誤り訂正復号器)313では、復号符号系列311
に対して、上記の誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正
符号系列)303を用い、上記の所定の符号長nビット
(上記例ではn=1、2、3ビット)以下の2値レベル
符号値連続反転符号系列の復号誤り事象(nビット連続
反転符号誤りパターン系列332に従う2進符号復号誤
り事象)を、各々の記録符号系列ブロック302a、3
02b、302c…内で上記所定の数i個(上記に同じ
く、設定された複数符号長nの誤り事象のいずれかを一
つ)以下まで検出訂正する処理を行う。また、各々の記
録符号系列ブロック302a、302b、302c…の
符号長は、実際の最尤シーケンス復号器310の復号信
頼度から、所望の復号信頼度の改善が得られる符号長を
設定する。例えば、当該最尤シーケンス復号器310の
復号誤り確率から、当該の復号誤り事象の平均的発生個
数が、各々の記録符号系列ブロック302a、302
b、302c…(復号符号系列ブロック311a、31
1b、311c…)内において上記所定個i個以下(上
記例では、1個以下)となるよう、記録符号系列ブロッ
ク302a、302b、302c…(復号符号系列ブロ
ック311a、311b、311c…)の符号長を設定
すれば復号信頼性改善が得られる。また、複数の記録符
号系列ブロック302a、302b、302c…(復号
符号系列ブロック311a、311b、311c…)に
わたる上記の2値レベル符号値連続反転符号系列の復号
誤り事象を訂正する場合には、第一の誤り訂正符号化に
おいて設定される所定の符号誤りパターン系列(符号誤
りシンドローム)として、当該符号誤りパターン系列
(符号誤りシンドローム)の部分系列を含めて設定する
必要がある。本実施例では、予め設定される所定の符号
長n=1、2、3ビットの連続反転符号誤りパターン系
列(連続符号誤りシンドローム)の部分列も、またこれ
に含まれる。
【0069】また、本実施例では、図8(b)に示した
チャネル記録符号系列A332aやチャネル記録符号系
列B332bのように、最尤シーケンス復号器310か
ら出力される復号符号系列311は、記録信号系列30
6fが有する2つの記録信号レベルの各々に2進符号を
割り当てた符号形態(2値レベル符号、または、NRZ
記録符号表現)によって表現され、この符号形態に基づ
き、高頻度符号誤りパターンとして、nビット連続反転
符号誤りパターン系列(nビット連続反転符号誤りシン
ドローム)332を規定してる。このnビット連続反転
符号誤りパターン系列(nビット連続反転符号誤りシン
ドローム)332は、復号符号系列311の符号表現形
態が異なる場合(例えば、記録信号系列306f上のレ
ベル反転の有無が2進符号に割り当てられて表現される
場合)や、前述のように復号符号系列311に何らかの
プリコーダ処理が施される場合には、復号符号系列31
1上、異なった符号パターンとして表現される場合もあ
るが、いずれの場合の符号誤りパターン系列(符号誤り
シンドローム)表現も、原理的に復号符号系列311に
対する符号表現・符号処理の逆変換を行って、図8
(b)のような記録信号系列306f上における2値レ
ベル符号値の系列誤り事象の表現に変換することによ
り、本実施例のnビット連続反転符号誤りパターン系列
(nビット連続反転符号誤りシンドローム)332と等
価なものであることを検査することができる。本発明に
記述される第一の誤り訂正符号化処理や第一の誤り符号
検出訂正処理において、設定される符号誤りパターン系
列(符号誤りシンドローム)は、このような復号符号系
列311に対する符号表現・符号処理を通じて、等価変
換されるすべての場合を含んでおり、この第一の誤り訂
正符号化処理や第一の誤り符号検出訂正処理は、記録信
号系列306f上、2値レベル符号値系列により表現さ
れる上記に述べた符号誤りと等価な誤り事象に対する誤
り訂正符号化と検出訂正処理をすべて含むものである。
【0070】次に記録符号変調処理・記録符号復調処理
を用いた実施例を示す。図8(b)から明らかなよう
に、nビット連続反転符号誤りパターン系列(nビット
連続反転符号誤りシンドローム)332の符号誤り事象
は、記録信号系列306f上、記録再生符号周期Tの連
続した信号レベル反転が(n-1)回以上生ずる系列部分
においてのみ発生しうる。例えば、記録信号系列306
fの連続信号レベル反転が最大2回までに制限されるな
ら、図8(b)のようにn=4ビット長、あるいは、こ
れ以上の符号長nのnビット連続反転符号誤りパターン
系列332の誤り事象は発生しえない。このことから、
符号化・変調処理回路301での記録符号変調処理によ
り、記録信号系列306f上、このような連続信号レベ
ル反転の最大回数を所定回数k(kは自然数)に制限す
るように記録信号系列302に符号拘束条件を付加する
ことによって、高発生頻度のnビット連続反転符号誤り
パターン系列(nビット連続反転符号誤りシンドロー
ム)332の符号誤り事象の最大符号系列長nを、(k+
1)以下に制限することができる。この場合、第一の誤
り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器)304にお
いて、記録符号系列302に対して構成される誤り検査
冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)303は、(k+
1)ビット以下の限定された符号長の中から、発生頻度
によって、その全て、あるいは、一部を所定符号長nビ
ットとして選択し、この所定の符号長nビットの2値レ
ベル符号値連続反転符号系列の復号誤り事象(nビット
連続反転符号誤りパターン系列332に従う2進符号復
号誤り事象)を、各々の記録符号系列ブロック302
a、302b、302c…内で所定の数i個(iは自然
数、多くの場合、各誤り事象のいずれかを一つ)以下ま
で訂正するものとして構成される。また、第一の誤り符
号検出訂正処理回路(第一の誤り訂正復号器)313で
は、復号符号系列311に対して、上記の誤り検査冗長
符号列(第一の誤り訂正符号系列)303を用い、上記
の所定の符号長nビット(上記例では3ビット符号長)
以下の2値レベル符号値連続反転符号系列の復号誤り事
象(nビット連続反転符号誤りパターン系列332に従
う2進符号復号誤り事象)を、各々の記録符号系列ブロ
ック302a、302b、302c…内で上記所定の数
i個(上記に同じく、各誤り事象のいずれかを一つ)以
下まで検出訂正する処理を行う。記録信号系列306f
の連続信号レベル反転の最大回数kが2に制限される場
合、高発生頻度のnビット連続反転符号誤りパターン系
列(nビット連続反転符号誤りシンドローム)332
は、高々、3ビット長以下に限定されるから、この全
て、あるいは、一部を対象とする第一の誤り訂正符号化
・誤り検出訂正を施せばよい。このような実施例は、符
号化や訂正処理を簡素化するのに有効である。
【0071】また、図8(b)から明らかなように、連
続記録信号レベル反転の最大回数kが3に制限される符
号拘束条件のもとで、チャネル記録符号系列A332a
からチャネル記録符号系列B332bへの復号誤りが生
じた場合には、記録信号パターンB333bは明らかに
これに反することになるから、この復号誤りの発生は回
避できる。復号符号系列311に対して、この符号拘束
条件が考慮されるならば、発生する連続反転符号誤りパ
ターン系列の最大符号系列長nを、k=3以下に制限す
ることができる。最尤シーケンス復号器310における
最尤系列推定処理においては、該記録符号変調で付加さ
れる連続記録信号レベル反転の最大回数kに対する符号
制約を考慮し、これに不適な復号符号系列311を最尤
系列推定の候補から排除して出力することが容易にでき
る。この時には、高発生頻度のnビット連続反転符号誤
りパターン系列(nビット連続反転符号誤りシンドロー
ム)332の最大符号系列長nを、k以下に制限するこ
とができ、第一の誤り訂正符号化・誤り検出訂正の対象
となりうる誤り事象をさらに限定できる。
【0072】この、記録符号変調処理・記録符号復調処
理を用いた別の実施例としては、記録符号系列302に
対する符号拘束条件を時変的あるいは周期的に与える方
法がある。これは、記録符号系列302上のある特定の
符号時刻から開始する記録符号系列302のパターンに
のみ拘束条件を設ける、あるいは、拘束条件を緩める方
法であり、例えば、4ビット長の連続反転符号誤りパタ
ーン系列を記録符号変調処理と第一の誤り検出訂正処理
により排除しようとする場合、記録符号系列302上の
ある特定周期をとる符号時刻から開始する連続記録信号
レベル反転の最大回数kのみ4を許容し、その他の符号
時刻から開始する連続記録信号レベル反転の最大回数k
は3までに制限する。前述のように最尤シーケンス復号
器310によって、拘束条件を満たさない復号符号系列
は候補から排除されるものとするとき、上記の周期的な
記録符号変調処理によって、復号符号系列311におい
ても、上の周期の当該の符号時刻に対応する限定された
4連続符号個所でのみに4ビット長連続反転符号誤りパ
ターン系列の符号誤り発生が許容され、他の符号時刻に
対応する4連続符号個所では、その発生は制限される。
したがって、この4ビット長連続反転符号誤りパターン
系列が発生しうる周期的に限定された符号個所のみを対
象として、4ビット長連続反転符号誤りパターン系列の
誤り訂正を行うための第一の誤り訂正符号化・誤り符号
訂正処理を施す。このように時変・周期的に、拘束条件
を緩めることにより記録符号変調処理における符号冗長
度付加の負担を緩めることができ、これを第一の誤り訂
正符号化・誤り符号訂正処理で補うことで、記録再生系
の総合的な復号信頼度を高める。
【0073】さらに、図8(b)から明らかなように、
上記のような2値レベル符号値連続反転符号系列の復号
誤り事象(nビット連続反転符号誤りパターン系列33
2に従う2進符号復号誤り事象)は、記録符号系列30
2および復号符号系列311上で、連続記録信号レベル
反転が生ずる符号個所においてのみ発生することが明ら
かであるから、記録符号系列302および復号符号系列
311上を参照し、当該の符号系列パターンに対応する
符号個所を、当該の連続反転符号系列の復号誤り事象が
起こりうる位置として限定することができる。図9
(a)は、これを実施するための構成を示すものであ
り、記録過程では、記録符号系列302を参照して、所
定の符号誤りシンドロームが発生しうる特定の符号系列
パターンの個所を照合するための符号系列パターン照合
回路334、照合された当該符号系列パターンの符号位
置を指示する符号系列パターンポインタ335、符号系
列パターンポインタ335の情報を受け、当該の符号誤
りシンドロームに対する第一の誤り訂正符号化の対象符
号位置を指示する符号化ポインタ337、これを発生す
る符号化ポインタ生成回路336が備えられる。第一の
誤り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器回路)30
4では、記録符号系列302上の符号化ポインタ337
が指示する符号位置を対象として、当該の符号誤りシン
ドロームに対する第一の誤り訂正符号化を施す。再生過
程では、同様に、復号符号系列311を参照して、所定
の符号誤りシンドロームが発生しうる特定の符号系列パ
ターンの個所を照合するための符号系列パターン照合回
路334、照合された当該符号系列パターンの符号位置
を指示する符号系列パターンポインタ335、符号系列
パターンポインタ335の情報を受け、当該の符号誤り
シンドロームに対する第一の誤り符号検出訂正処理の対
象符号位置を指示する訂正ポインタ339、これを発生
する訂正ポインタ生成回路338が備えられる。第一の
誤り符号検出訂正回路(第一の誤り訂正復号器回路)3
13では、復号符号系列311上、訂正ポインタ339
が指示する符号位置を対象として、当該の符号誤りシン
ドロームに対する第一の誤り符号検出訂正処理を施す。
以上の本発明実施の形態は、第一の誤り訂正符号化に対
する記録過程の手段のみを実施するものでもよいし、第
一の誤り符号検出訂正処理に対する再生過程の手段のみ
を実施するものでもよく、これらは、第一の誤り訂正符
号化または第一の誤り符号検出訂正処理における構成の
簡単化あるいは誤り訂正精度の向上をもたらす。
【0074】さらに、上記、図8(a)に述べた特徴を
有する信号伝達特性特性の記録・再生系チャネル30
6、すなわち、一般に前述の伝達多項式G(D)で表される
ような記録・再生系チャネルでは、図8(c)に示すよ
うに、記録信号系列306fの単一の孤立信号レベル反
転340に対する再生信号処理系306e出力での応答
信号波形を、意図的に位相歪みを与えて時間的前後に傾
け、非対称形状応答信号341となるようにすること
が、より好ましい。通常、よく用いられ特性多項式G(D)
=(1-D)(1+D)n (自然数n)で表記されるクラス4タイ
プのパーシャルレスポンスチャネルは、いずれも対称な
応答信号形状をとるが、これを非対称な応答信号形状と
することで、上述の高発生頻度発生するnビット連続反
転符号誤りパターン系列(nビット連続反転符号誤りシ
ンドローム)332の符号長を確率的、相対的に短くす
ることができる。これは、非対称性によって、再生信号
系列間のユークリッド距離が小となる符号系列の組み合
わせが確率的に減少するためであり、この事実は、本発
明の実施において第一の誤り訂正符号化の誤り訂正効果
を向上させ、実現を簡素化するうえでより好ましい。ま
た、このような非対称応答信号波形は、記録・再生系チ
ャネル305上、主に、再生信号処理系306eの(高
域遮断)フィルタ回路308aおよび等化処理回路30
8eを調整して、実現することができ、孤立記録信号レ
ベル反転に対する再生信号処理系306e出力での該応
答信号波形を、再生信号系列306gおける該応答信号
波形の最小位相推移波形特性に近づけることで、図8
(a)の非対称形状応答信号チャネル特性342が示す
ように、上記のクラス4タイプのパーシャルレスポンス
チャネルに比して、対象となる記録・再生系チャネル3
06の伝達周波数特性との、よりよい整合を図りながら
これを実現することが可能である。高密度磁気記録再生
装置において、これを実現するに適したパーシャルレス
ポンスチャネルの4次伝達多項式としては、G(D)=(1-D)
(1+D)(5+4D+2)などがあり、これは、拡張EPR4チャ
ネルと同等のチャネルメモリ数を有して、同等規模の最
尤シーケンス復号器310により復号がなされる。
【0075】また、記録再生装置や記録再生系では、記
録再生装置・条件や使用環境条件の違い、さまざまな外
乱要因によって、最尤シーケンス復号器310における
復号誤り特性は、記録再生系や装置ごと、あるいは、経
時的にも変化する場合が多い。また、実際の記録再生装
置や系では、非線型な物理現象などに起因して、予期し
ずらい固有の復号誤り事象が発生することもしばしば起
こり得る。このように復号誤り特性にばらつきが生じう
る記録再生装置や記録再生系では、第一の誤り訂正符号
化・誤り符号検出訂正処理において設定される所定の復
号符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)を予め固
定のものとすることは好ましくない。設定される所定の
復号符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)として
複数のものを容易し、実際の記録再生装置や記録再生系
における復号誤り特性の統計情報を収集して、これを適
宜、選択して用いることが望ましい。
【0076】図9(b)は、この場合の実施例、本発明
における第5の基本的実施例を示すものである。本実施
例では、実際の最尤シーケンス復号器310から出力さ
れる復号符号系列311上の符号誤りと復号符号誤りパ
ターン(符号誤りシンドローム)を検知するための符号
誤りシンドローム検出回路343が設けられる。復号符
号誤りシンドローム検出回路343では、既知のチャネ
ル記録符号系列305と、該記録符号系列30を対象の
記録・再生系チャネル306によって記録再生して出力
される復号符号系列311とを照合して、復号誤りを検
知して、復号符号誤りパターン(符号誤りシンドロー
ム)を判定する。各々の復号符号誤りパターン(符号誤
りシンドローム)の事象の区別の方法は、前述した通り
であり、判定された符号誤りシンドロームのパターン
は、シンドローム出力信号344によって出力指示され
る。符号誤りシンドローム集計回路345では、シンド
ローム出力信号344によって指示された符号誤りシン
ドロームの発生頻度をカウントし、選択信号346およ
び選択回路347を介して、発生頻度の高い符号誤りシ
ンドロームに対応した第一の誤り訂正符号化回路(第一
の誤り訂正符号器回路)304および第一の誤り検出訂
正処理回路(第一の誤り訂正復号器回路)313を複数
の中から選択して、これを実際の情報記録・再生処理に
おいて使用する。このような符号化・訂正処理における
符号誤りシンドロームの変更は、図9(b)にように予
め設定された複数の符号誤りシンドローム処理の候補の
中から、これに対応する回路手段を選択するものであっ
てもよいし、符号誤りシンドローム集計回路345で選
択された符号誤りシンドローム処理に対応して、第一の
誤り訂正符号化回路(第一の誤り訂正符号器回路)30
4および第一の誤り検出訂正処理回路(第一の誤り訂正
復号器回路)313における符号化構成・訂正処理構成
を論理的あるいはプログラマブルに変更するものであっ
てもよい。以上のような手段を設けて、記録・再生装置
あるいは記録再生系の生産時、あるいは、情報記録再生
動作の開始前や動作中のアイドル期間に、既知のチャネ
ル記録符号系列302をテスト符号系列として与えて、
上記のような最適化動作を行わせれば、実際の記録再生
装置において、第一の誤り訂正符号化・誤り符号検出訂
正処理をより効果的に実施することができる。
【0077】以上、本発明の実施は、いずれも既存のデ
ジタル回路技術を用いて容易に構成することが可能であ
り、これを、単一の集積回路に搭載、あるいは複数の集
積回路群に分割して搭載し、高速・小型かつ低電力の情
報記録再生回路を提供することができる。このような集
積回路に搭載された形態で実現される情報記録再生回路
は、より高密度記録を要求される小型携帯型の記録再生
装置に容易に搭載することができ、データ復調の高信頼
化を提供できる。また、本発明の実施例において、情報
記録再生方法および記録再生回路・装置は、いずれも、
記録過程(記録回路、記録装置)、再生過程(再生回
路、再生装置)、記録媒体を統合した形態で記述される
が、これは本発明を実施する上での構成用件ではない。
各々は、独立に構成されるものであってよく、機能の上
で、本実施例の記述の如く統合可能であればよい。本発
明が実施される記録過程(記録回路、記録装置)、再生
過程(再生回路、再生装置)、記録媒体の、各々の構成
には、第一の誤り訂正符号化処理(符号化回路、符号化
手段)、第一の誤り符号検出訂正処理(訂正回路、訂正
手段)、第一の誤り訂正符号系列などが分離して含まれ
るから、これらは独立に構成されても、各々の構成にお
ける本発明の実施は明瞭であり、また、各々の構成が統
合された場合に実現される本発明の機能も明瞭である。
とりわけ、半導体集積回路へ本発明が搭載される場合に
は、他の実現機能との集積の利便から、本発明の構成用
件を複数の集積回路群に分離して搭載するさまざまな実
現形態がとられ得る。本発明の範疇は、記述された本発
明の特徴を含んで、分離して構成される記録過程(記録
回路、記録装置)、再生過程(再生回路、再生装置)、
記録媒体、あるいは、他のあらゆる分離構成の形態を含
むものである。
【0078】
【発明の効果】簡便な回路資源と低い冗長度の誤り訂正
符号を用いて、最尤シーケンス検出による復号処理の復
号信頼度を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の基本的実施例を示す図である。
【図2】第一の基本的実施例における符号系列の流れを
説明するための図である。
【図3】本発明の第二の基本的実施例を示す図である。
【図4】本発明の第三の基本的実施例を示す図である。
【図5】第三の基本的実施例における符号系列の流れを
説明するための図である。
【図6a】本発明における記録フレームの記録符号形態
を説明するための図である。
【図6b】nインタリーブ処理による本発明における情
報符号フレームの記録符号形態を説明するための一例を
示す図である。
【図6c】nインタリーブ処理による本発明における情
報符号フレームの記録符号形態を説明するための他の一
例を示す図である。
【図7】消失誤り訂正処理を用いる本発明の基本的実施
例を示す図である。
【図8a】パーシャルレスポンス記録再生系チャネル伝
達周波数特性を示す図である。
【図8b】2進パーシャルレスポンス記録再生系チャネ
ルにおけるnビット連続反転符号誤り事象を示す図であ
る。
【図8c】孤立記録信号レベル反転に対する再生応答信
号波形形状を示す図である。
【図9a】本発明の第四の基本的実施例を示す図であ
る。
【図9b】本発明の第五の基本的実施例を示す図であ
る。
【図10a】情報伝送系または記録再生系における情報
系列の流れを示す図である。
【図10b】EPR4パーシャルレスポンス伝走路チャ
ネルモデルを示す図である。
【図10c】状態遷移図(2進符号送信系列EPR4伝
送路チャネル)である。
【図10d】時刻kにおけるトレリス遷移を示す図(2
進符号送信系列EPR4伝送路チャネル)である。
【図10e】時刻kにおける各状態へのパス遷移を示す
図(2進符号送信系列EPR4伝送路チャネル)であ
る。
【図10f】時刻k〜k+4における状態遷移パス例を
示す図 (2進符号送信系列EPR4伝送路チャネル)
である。
【図11a】ビタビ復号処理を実施する具体的構成要素
を説明するための図である。
【図11b】ビタビ・アルゴリズムによる最尤復号器
(最尤シーケンス復号器、ビタビ復号器)の構成を示す
図である。
【図12】生き残りパス系列選択による最尤復号処理過
程を説明するためのトレリス線図(2進符号送信系列E
PR4伝送路チャネル)である。
【図13a】最尤復号処理過程における正規パス系列と
誤りパス系列の関係を説明するための第1のトレリス線
図(2進符号送信系列EPR4伝送路チャネル)であ
る。
【図13b】最尤復号処理過程における正規パス系列と
誤りパス系列の関係を説明するための第2のトレリス線
図(2進符号送信系列EPR4伝送路チャネル)であ
る。
【符号の説明】
100…送信符号系列、101…情報伝送系、102…
符号器、103…変調器、104…チャネル、105…
付加雑音、106…受信信号処理回路、107…受信
(復号入力)信号系列、108…最尤シーケンス復号
器、109…復号符号系列、110a,110b,11
0c…1ビット遅延記憶要素、111a,111b,1
11c…加減演算要素、112…パス系列、112a,
112b…状態遷移パス(パスブランチ)、113…生
き残りパス系列、114…確定最尤パス系列、115…
正規パス系列、116…誤りパス系列、117…誤りパ
ス選択、119…復号誤りパターン系列、121a…1
ビット復号誤りパターン、121b…3ビット符号誤り
パターン、122…誤りパス選択検出位置、200a…
ブランチメトリック演算部、200b…ACS演算部、
200c…パスメモリ部、201…自乗誤差演算回路、
202a〜202h…メトリック記憶回路、203…メ
トリック累積加算回路、204…比較器、205…選択
信号、206…メトリック選択回路、207a〜207
h…パス履歴記憶回路、208、208a〜208h…
パス履歴選択回路、300…情報符号系列、300a…
情報符号系列(1)、301…符号化・変調処理回路、
302記録符号系列、302a、302b、302c…
記録符号系列ブロック、303…誤り検査冗長符号列
(第一の誤り訂正符号系列)、303a、303b、3
03c…誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系
列)、304…第一の誤り訂正符号化回路(第一の誤り
訂正符号器回路)、304a…誤り訂正符号列生成回
路、304b…誤り訂正符号列挿入回路305…チャネ
ル記録符号系列306…記録・再生系チャネル306a
…記録信号処理系、306b…記録ヘッド、306c…
記録媒体、306d…再生ヘッド、306e…再生信号
処理系、306f…記録信号系列、306g…再生信号
系列、307a…符号処理回路、307b…符号信号変
換回路、307c…記録信号処理回路、307d…記録
信号増幅器、308a再生信号増幅器、308b…可変
利得増幅回路、308c…(高域遮断)フィルタ回路、
308d…サンプリング回路(アナログ/デジタル変換
器)、308e…等化処理回路、308f…タイミング
再生・利得制御回路、308g…利得制御信号、308
h…サンプルタイミング制御信号、309…復号信号系
列、310…最尤シーケンス復号器、311…復号符号
系列、311a、311b、311c…復号符号系列ブ
ロック、312、312a、312b、312c…復号
誤り検査冗長符号列(第一の誤り訂正符号系列)、31
3…第一の誤り検出訂正処理回路(第一の誤り訂正復号
器回路)、313a…符号誤り検査訂正回路、313b
…誤り検査冗長符号系列除去回路、314…訂正復号符
号系列、315…復調処理回路、316…再生符号系
列、316a…再生符号系列(1)、317…第二の誤
り訂正符号化回路(第二の誤り訂正符号器回路)、31
8…第二の誤り検出訂正処理回路(第二の誤り訂正復号
器回路)、319、319a、319b、319c…情
報符号フレーム、320、320a、320b、320
c…誤り検査冗長符号列(第二の誤り訂正符号系列)、
328a…誤り検査冗長符号列A(第二の誤り訂正符号
系列)、328b…誤り検査冗長符号列B(第二の誤り
訂正符号系列)、328c…誤り検査冗長符号列C(第
二の誤り訂正符号系列)、328d…誤り検査冗長符号
列D(第二の誤り訂正符号系列)、321、321a、
321b、321c…記録符号フレーム322、322
a、322b、322c…誤り検査冗長符号変換列(第
二の誤り訂正符号系列)、328a…誤り検査冗長符号
変換列A(第二の誤り訂正符号系列)、328b…誤り
検査冗長符号変換列B(第二の誤り訂正符号系列)、3
28c…誤り検査冗長符号変換列C(第二の誤り訂正符
号系列)、328d:誤り検査冗長符号変換列D(第二
の誤り訂正符号系列)、323、323a、323b、
323c…復号符号フレーム、324、324a、32
4b、324c…復号誤り検査冗長符号変換列(第二の
誤り訂正符号系列)、325、325a、325b、3
25c…再生符号フレーム、326、326a、326
b、326c…復号誤り検査冗長符号列(第二の誤り訂
正符号系列)、327…情報シンボル、328…誤りブ
ロックフラグ、329…誤りポインタ生成回路、330
…誤りシンボル・誤り符号消失ポインタ、331a…記
録信号系列A、331b…記録信号系列B、332…n
ビット連続反転符号誤りパターン系列(nビット連続反
転符号誤りシンドローム)、332a…チャネル記録符
号系列A、332b…チャネル記録符号系列B、333
a…記録信号パターンA、333b…記録信号パターン
B、334…符号系列パターン照合回路、335…符号
系列パターンポインタ、336…符号化ポインタ生成回
路、337…符号化ポインタ、338…訂正ポインタ生
成回路、339…訂正ポインタ、340…孤立信号レベ
ル反転、341…非対称形状応答信号、342…非対称
形状応答信号チャネル特性、343…符号誤りシンドロ
ーム検出回路、344…シンドローム出力信号、345
…符号誤りシンドローム集計回路、346…選択信号、
347…選択回路、348a…マルチプレクサ回路(符
号系列選択回路)、348b…デマルチプレクサ回路
(符号系列選択回路)、349…記録フレーム(情報符
号部)、349a…プリアンブル、349b…ポストア
ンブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03M 13/12 H03M 13/12

Claims (81)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報符号系列を記録媒体上に記録し、該記
    録媒体からの再生信号系列を最尤系列推定方法(最尤シ
    ーケンス復号・検出方法、最尤復号方法、ビタビ復号方
    法)を用いて、該情報符号系列に復号再生する情報記録
    再生方法の、(1)記録される該情報符号系列には、該
    最尤系列推定方法により連続して復号処理される所定符
    号長の該情報符号系列(記録符号系列ブロック)を単位
    として、第一の誤り訂正符号化が施され、あるいは、各
    々の該記録符号系列ブロックに対応した第一の誤り訂正
    符号系列が構成される、かつ、第一の誤り訂正符号化お
    よび第一の誤り訂正符号系列の構成は、該最尤系列推定
    方法により復号された当該の記録符号系列ブロックおよ
    び当該の誤り訂正符号系列内において、予め設定された
    所定の符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)を有
    する特定の符号誤り事象を、所定の個数まで発生するこ
    とを検出訂正(第一の符号誤り検出訂正処理)できるよ
    う施されるものであり、(2)第一の誤り訂正符号系列
    は、該記録媒体上あるいは該記録媒体と異なる記録媒体
    上の、当該記録符号系列ブロックに対応する所定の記録
    位置に分割または一括して記録され、該情報符号系列と
    ともに復号・再生されるものであり、あるいは、第一の
    誤り訂正符号系列は、該記録媒体上、当該の記録符号系
    列ブロックの直前・直後または内部の所定の符号位置
    に、分割または一括して挿入・付加し記録され、該情報
    符号系列とともに復号・再生され、(3)該記録媒体か
    ら、該最尤系列推定方法により復号された該情報符号系
    列には、該記録符号系列ブロックを処理単位として、第
    一の誤り訂正符号化、あるいは、ともに復号される当該
    第一の誤り訂正符号系列を用いた第一の符号誤り検出訂
    正処理が施される、ことを特徴とする情報記録再生方
    法。
  2. 【請求項2】上記符号誤りパターン(符号誤りシンドロ
    ーム)が指示する各々の誤り符号の符号位置では、該誤
    り符号に対する正規情報符号、または、該誤り符号の差
    異が互いに区別できるものであることを特徴とする請求
    項1記載の情報記録再生方法。
  3. 【請求項3】上記最尤系列推定方法により復号された該
    情報符号系列には、該情報符号系列上の符号順序の論理
    的変更を加えず、第一の符号誤り検出訂正処理が施され
    ることを特徴とする請求項1記載の情報記録再生方法。
  4. 【請求項4】記録される該情報符号系列には、上記
    (1)における第一の誤り訂正符号化および第一の誤り
    訂正符号系列の構成前に、所定の記録符号変調処理によ
    る第一の符号系列変換処理が施され、かつ、該記録媒体
    から該最尤系列推定方法により復号された該情報符号系
    列には、上記(3)における第一の誤り符号検出訂正処
    理が施された後に、該記録符号変調処理に対応する所定
    の記録符号復調処理による第二の符号系列変換処理が施
    されることを特徴とする請求項1記載の情報記録再生方
    法。
  5. 【請求項5】(4)記録される該情報符号系列には、上
    記(1)における第一の誤り訂正符号化および第一の誤
    り訂正符号系列の構成前に、該情報記録再生方法の記録
    ・再生処理における該情報符号系列の連続処理単位(記
    録フレーム)、あるいは、複数の該記録符号系列ブロッ
    クに相当する符号系列単位を第二の符号誤り検出訂正処
    理の単位(情報符号フレーム)として、第二の誤り訂正
    符号化が施され、あるいは、各々の該情報符号フレーム
    に対応した第二の誤り訂正符号系列が構成され、(5)
    第二の誤り訂正符号系列は、該記録媒体上あるいは該記
    録媒体と異なる記録媒体上の、当該の情報符号フレーム
    に対応する所定の記録位置に、分割または一括して記録
    され、該情報符号系列とともに記録・再生されるもので
    あり、あるいは、第二の誤り訂正符号系列は、上記
    (1)における第一の誤り訂正符号化および第一の誤り
    訂正符号系列の構成前に、該情報符号系列上、当該情報
    符号フレームの直前・直後または内部の所定の符号位置
    に、分割または一括して挿入・付加し記録され、該情報
    符号系列とともに復号・再生されるものであり、(6)
    該記録媒体から、該最尤系列推定方法により復号された
    該情報符号系列には、上記(3)における第一の符号誤
    り検出訂正処理が施された後、該情報符号フレームを処
    理単位として、第二の誤り訂正符号化、あるいは、とも
    に復号される当該の第二の誤り訂正符号系列を用いた第
    二の符号誤り検出訂正処理が施される、ことを特徴とす
    る請求項1記載の情報記録再生方法。
  6. 【請求項6】記録される該情報符号系列には、上記
    (4)における第二の誤り訂正符号化および第二の誤り
    訂正符号系列の構成後、または、上記(5)における第
    二の誤り訂正符号系列の挿入・付加後に、第一の符号系
    列変換処理が施され、かつ、該記録媒体から該最尤系列
    推定方法により復号された該情報符号系列には、上記
    (6)における第二の誤り符号検出訂正処理が施される
    前に、第二の符号系列変換処理が施されることを特徴と
    する請求項5記載の情報記録再生方法。
  7. 【請求項7】上記記録符号系列ブロックは、該記録フレ
    ームを分割して得られるものであり、各々の第一の誤り
    訂正符号系列は、該情報符号系列上、当該記録符号系列
    ブロックに対応する所定の符号位置、あるいは、当該記
    録符号系列ブロックの直前・直後あるいは内部の対応す
    る符号位置に、分割または一括して挿入・付加され、該
    記録媒体上に記録されることを特徴とする請求項1記載
    の情報記録再生方法。
  8. 【請求項8】請求項5乃至6の情報記録再生方法におい
    て、 上記記録符号系列ブロックは、該記録フレームを分割し
    て得られるものであり、各々の第一の誤り訂正符号系列
    は、該情報符号系列上、当該記録符号系列ブロックに対
    応する所定の符号位置、あるいは、当該記録符号系列ブ
    ロックの直前・直後あるいは内部の対応する符号位置
    に、分割または一括して挿入・付加され、該記録媒体上
    に記録され、かつ、第二の誤り訂正符号系列は、該情報
    符号系列上、当該記録フレームに対応する所定の符号位
    置、あるいは、当該記録フレームの直前・直後あるいは
    内部の対応する符号位置に、分割または一括して挿入・
    付加され、該記録媒体上に記録されることを特徴とする
    請求項5記載の情報記録再生方法。
  9. 【請求項9】上記情報符号フレームは、所定符号長の連
    続符号系列(情報シンボル)を単位とする情報シンボル
    系列とみなされ、上記(6)における第二の誤り訂正符
    号化、および、第二の誤り訂正符号系列の構成は、該情
    報シンボルを分割処理単位とするインターリーブ処理に
    より、該情報符号フレームを分割して得られるn本の独
    立情報シンボル系列(nは自然数)に対して、独立に、
    施されるものであり、かつ、上記(4)における第二の
    符号誤り検出訂正処理は、該情報シンボルを誤り検出訂
    正処理単位とするものであって、n本の該独立情報シン
    ボル系列に対して、独立に、施されるものであることを
    特徴とする請求項5記載の情報記録再生方法。
  10. 【請求項10】上記記録符号系列ブロックは、該記録媒
    体上、物理的に連続記録される自然数個の該情報シンボ
    ルから構成されることを特徴とする請求項9記載の情報
    記録再生方法。
  11. 【請求項11】上記記録符号系列ブロックは、第一の符
    号系列変換処理または第一の符号系列変換処理における
    最小処理単位となる符号系列の自然数個から構成される
    ことを特徴とする請求項4または5記載の情報記録再生
    方法において、情報記録再生方法。
  12. 【請求項12】請求項5乃至10の情報記録再生方法に
    おいて、 上記(3)の第一の符号誤り検出訂正処理の、符号誤り
    が検出され、符号誤り訂正が不能と判定された記録符号
    系列ブロックに属する符号または情報シンボルに対し
    て、上記(6)における第二の符号誤り検出訂正処理に
    より、消失符号誤り訂正処理が施されることを特徴とす
    る請求項5記載の情報記録再生方法。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12の情報記録再生方法に
    おいて、 上記(1)における第一の誤り訂正符号化および第一の
    誤り訂正符号系列の構成は、記録される該情報符号系列
    上、当該の記録符号系列ブロック内の情報符号を参照
    し、設定された所定の符号誤りパターン(符号誤りシン
    ドローム)に対応する所定の情報符号系列パターンと一
    致する符号位置の、当該の記録符号系列ブロック内、情
    報符号のみに対して施されるものであり、または、上記
    (3)における第一の符号誤り検出訂正処理は、該最尤
    系列推定方法により復号された該情報符号系列上、当該
    記録符号系列ブロック内の復号符号を参照し、設定され
    た所定の該符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)
    に対応する所定の復号符号系列パターンと一致する符号
    位置の、当該記録符号系列ブロック内、復号符号のみに
    対してのみ施されるものであることを特徴とする請求項
    1記載の情報記録再生方法。
  14. 【請求項14】上記記録符号変調処理による第一の符号
    系列変換処理の、記録される該情報符号系列には、所定
    の情報符号位置のみにおいて、設定された所定の符号誤
    りパターン(符号誤りシンドローム)に対応する所定の
    情報符号系列パターンの出現を許容する符号拘束条件が
    付加され、かつ、上記(1)における第一の誤り訂正符
    号化および第一の誤り訂正符号系列の構成は、記録され
    る該情報符号系列上の当該の記録符号系列ブロック内、
    所定の該情報符号位置の情報符号に対して、所定の該符
    号誤りパターン(符号誤りシンドローム)を有する特定
    の符号誤り事象を検出訂正できるよう施されるものであ
    り、かつ、上記(3)における第一の誤り符号検出訂正
    処理は、上記第一の誤り訂正符号化、あるいは、当該第
    一の誤り訂正符号系列を用いて、該最尤系列推定方法に
    より復号された該情報符号系列上の当該の記録符号系列
    ブロック内、所定の該情報符号位置に対応する復号符号
    のみに対して、所定の該符号誤りパターン(符号誤りシ
    ンドローム)を有する特定の符号誤り事象の検出訂正処
    理が施こされるものであることを特徴とする請求項4ま
    たは5記載の情報記録再生方法。
  15. 【請求項15】請求項4乃至13の情報記録再生方法に
    おいて、 上記記録符号変調処理による第一の符号系列変換処理に
    おいて、記録される該情報符号系列には、所定の情報符
    号位置のみにおいて、設定された所定の符号誤りパター
    ン(符号誤りシンドローム)に対応する所定の情報符号
    系列パターンの出現を許容する符号拘束条件が付加さ
    れ、かつ、上記(1)における第一の誤り訂正符号化お
    よび第一の誤り訂正符号系列の構成は、記録される該情
    報符号系列上の当該の記録符号系列ブロック内、所定の
    該情報符号位置の情報符号のみに対して、所定の該符号
    誤りパターン(符号誤りシンドローム)を有する特定の
    符号誤り事象を検出訂正できるよう施されるものであ
    り、かつ、上記(3)における第一の誤り符号検出訂正
    処理は、上記第一の誤り訂正符号化、あるいは、当該の
    第一の誤り訂正符号系列を用いて、該最尤系列推定方法
    により復号された該情報符号系列上の当該記録符号系列
    ブロック内の復号符号に対して、所定の該情報符号位置
    に対応する復号符号のみに対して、所定の該符号誤りパ
    ターン(符号誤りシンドローム)を有する特定の符号誤
    り事象の検出訂正処理が施こされるものであることを特
    徴とする請求項4または5記載の情報記録再生方法。
  16. 【請求項16】上記(1)における第一の誤り訂正符号
    化および第一の誤り訂正符号系列の構成、あるいは、上
    記(3)における第一の符号誤り検出訂正処理におい
    て、予め設定される所定の符号誤りパターン(符号誤り
    シンドローム)は、所定の情報符号系列を該記録媒体上
    に記録再生し、該記録媒体上から該最尤系列推定方法に
    より復号された該情報符号系列と、記録前の該情報符号
    系列とを照合して推定されるものであり、かつ、推定さ
    れた符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)の内、
    所定の頻度以上を有するもの、あるいは最大頻度のもの
    から所定個数が選択され、これが設定されることを特徴
    とする請求項1記載の情報記録再生方法。
  17. 【請求項17】2値信号レベルを有する記録信号系列を
    用いて、2進情報符号系列を該記録媒体上に記録再生す
    る方法であって、(7)直流周波数成分のみを有する該
    記録信号系列により2進情報符号系列(同一レベル符号
    値の非反転連続符号系列)を記録再生する場合、およ
    び、記録再生動作周波数で連続信号レベル反転する該記
    録信号系列により2進情報符号系列(2値レベル符号値
    の連続反転符号系列)を記録再生する場合に、各々の場
    合に該最尤系列推定方法に入力される再生信号系列とし
    て、零値連続信号系列を出力する信号伝達特性の情報記
    録再生系を用い、(8)記録される該2進情報符号系列
    に対し、上記(1)における第一の誤り訂正符号化およ
    び第一の誤り訂正符号系列の構成は、該最尤系列推定方
    法により復号された該2進情報符号系列上、当該の記録
    符号系列ブロック内において、所定連続符号長を有する
    2値レベル符号値連続反転符号系列の連続符号誤りに相
    当する符号誤り事象を、所定の個数まで検出訂正する第
    一の符号誤り検出訂正処理が可能となるように施される
    ものであり、または、該最尤系列推定方法により復号さ
    れた該2進情報符号系列に対し、上記(3)における第
    一の符号誤り検出訂正処理は、所定連続符号長を有する
    2値レベル符号値連続反転符号系列の連続符号誤りに相
    当する符号誤り事象を、所定の個数まで検出訂正するも
    のである、ことを特徴とする請求項1記載の情報記録再
    生方法。
  18. 【請求項18】2値信号レベルを有する記録信号系列を
    用いて、2進情報符号系列を該記録媒体上に記録再生す
    る方法であって、(9)直流周波数成分のみを有する該
    記録信号系列により2進情報符号系列(同一レベル符号
    値の非反転連続符号系列)を記録再生する場合、およ
    び、記録再生動作周波数で連続信号レベル反転する該記
    録信号系列により2進情報符号系列(2値レベル符号値
    の連続反転符号系列)を記録再生する場合に、各々の場
    合に該最尤系列推定方法に入力される再生信号系列とし
    て、零値連続信号系列を出力する信号伝達特性の情報記
    録再生系を用い、(10)第一の符号系列変換処理にお
    ける該記録符号変調処理は、該記録信号系列上の連続信
    号レベル反転の最大回数を所定回数k(kは自然数)に
    制限するように、該2進情報符号系列に対する符号条件
    を付加するものであり、(11)記録される該2進情報
    符号系列に対し、上記(1)における第一の誤り訂正符
    号化および第一の誤り訂正符号系列の構成は、該最尤系
    列推定方法により復号された該2進情報符号系列上、当
    該の記録符号系列ブロック内において、(k+1)以下の
    所定連続符号長を有する2値レベル符号値連続反転符号
    系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事象を、所定の
    個数まで検出訂正する第一の符号誤り検出訂正処理が可
    能となるように施されるものであり、または、該最尤系
    列推定方法により復号された該2進情報符号系列に対
    し、上記(3)における第一の符号誤り検出訂正処理
    は、(k+1)以下の所定連続符号長を有する2値レベル
    符号値連続反転符号系列の連続符号誤りに相当する符号
    誤り事象を、所定の個数まで検出訂正するものである、
    ことを特徴とする請求項4または5記載の情報記録再生
    方法。
  19. 【請求項19】上記(8)乃至(11)における第一の
    誤り訂正符号化および第一の誤り訂正符号系列の構成
    は、記録される該2進情報符号系列上の当該の記録符号
    系列ブロック内の情報符号を参照し、所定連続符号長を
    有する2値レベル符号値連続反転符号系列と一致する符
    号位置の情報符号に対してのみ施されるものであり、ま
    たは、上記(8)乃至(11)における第一の符号誤り
    検出訂正処理は、該最尤系列推定方法により復号された
    該2進情報符号系列上の当該記録符号系列ブロック内の
    復号符号を参照し、所定連続符号長を有する2値レベル
    符号値連続反転符号系列と一致する符号位置の復号符号
    に対してのみ施されるものであることを特徴とする請求
    項17または18記載の情報記録再生方法。
  20. 【請求項20】上記該記録符号変調処理による第一の符
    号系列変換処理の、記録される該2進情報符号系列に
    は、所定の情報符号位置のみにおいて、所定連続符号長
    を有する2値レベル符号値連続反転符号系列が許容され
    る符号拘束条件が付加され、かつ、上記(11)におけ
    る第一の誤り訂正符号化および第一の誤り訂正符号系列
    の構成は、記録される該2進情報符号系列上の当該の記
    録符号系列ブロック内、所定の該情報符号位置の情報符
    号に対して、所定連続符号長を有する2値レベル符号値
    連続反転符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事
    象を検出訂正できるよう施されるものであり、かつ、上
    記(11)における第一の誤り符号検出訂正処理は、上
    記の第一の誤り訂正符号化、あるいは、当該の第一の誤
    り訂正符号系列を用いて、該最尤系列推定方法により復
    号された該2進情報符号系列上の当該の記録符号系列ブ
    ロック内、所定の該情報符号位置に対応する復号符号の
    みに対して、所定連続符号長を有する2値レベル符号値
    連続反転符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事
    象の検出訂正を施こすものであることを特徴とする請求
    項18記載のの情報記録再生方法。
  21. 【請求項21】上記記録符号変調処理による第一の符号
    系列変換処理の、記録される該2進情報符号系列には、
    所定の情報符号位置のみにおいて、所定連続符号長を有
    する2値レベル符号値連続反転符号系列が許容される符
    号拘束条件が付加され、かつ、上記(11)における第
    一の誤り訂正符号化および第一の誤り訂正符号系列の構
    成は、記録される該2進情報符号系列上の当該の記録符
    号系列ブロック内、所定の該情報符号位置の情報符号の
    みに対して、所定連続符号長を有する2値レベル符号値
    連続反転符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事
    象を検出訂正できるよう施されるものであり、かつ、上
    記(11)における第一の誤り符号検出訂正処理は、上
    記の第一の誤り訂正符号化、あるいは、当該の第一の誤
    り訂正符号系列を用いて、該最尤系列推定方法により復
    号された該2進情報符号系列上の当該の記録符号系列ブ
    ロック内、所定の該情報符号位置に対応する復号符号の
    みに対して、所定連続符号長を有する2値レベル符号値
    連続反転符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事
    象の検出訂正を施こすものであることを特徴とする請求
    項18記載の情報記録再生方法。
  22. 【請求項22】単一の孤立信号レベル反転のみを有する
    該記録信号系列により該2進情報符号系列を記録再生す
    るとき、該記録再生系から該最尤系列推定方法に入力さ
    れる再生信号系列上の応答信号波形が非対称形状となる
    信号伝達特性の該情報記録再生系を用いることを特徴と
    する請求項17または18記載の情報記録再生方法。
  23. 【請求項23】情報符号系列を記録媒体上に記録する記
    録手段と、該記録媒体からの再生信号系列を最尤系列推
    定方器(最尤シーケンス復号・検出器、最尤復号器、ビ
    タビ復号器)を用い該情報符号系列に復号再生する再生
    手段とを有する情報記録再生装置の、(12)記録され
    る該情報符号系列には、該最尤系列推定器により連続し
    て復号処理される所定符号長の該情報符号系列(記録符
    号系列ブロック)を単位として、第一の誤り訂正符号化
    を施す、あるいは、各々の該記録符号系列ブロックに対
    応した第一の誤り訂正符号系列を構成する第一の誤り訂
    正符号化手段が設けられ、かつ、第一の誤り訂正符号化
    手段による第一の誤り訂正符号化および第一の誤り訂正
    符号系列の構成は、該最尤系列推定器により復号された
    当該記録符号系列ブロックおよび当該誤り訂正符号系列
    内において、予め設定された所定の符号誤りパターン
    (符号誤りシンドローム)を有する特定の符号誤り事象
    を、所定の個数まで発生することを検出訂正(第一の符
    号誤り検出訂正処理)できるよう施されるものであり、
    (13)第一の誤り訂正符号系列は、該記録媒体上ある
    いは該記録媒体と異なる記録媒体上の、当該記録符号系
    列ブロックに対応する所定の記録位置に分割または一括
    して記録され、該情報符号系列とともに復号・再生され
    るものであり、あるいは、第一の誤り訂正符号系列は、
    該記録媒体上、当該記録符号系列ブロックの直前・直後
    または内部の所定の符号位置に、分割または一括して挿
    入・付加し記録され、該情報符号系列とともに復号・再
    生されるものであり、(14)該記録媒体から、該最尤
    系列推定器により復号された該情報符号系列には、該記
    録符号系列ブロックを処理単位として、第一の誤り訂正
    符号化、あるいは、ともに復号される当該の第一の誤り
    訂正符号系列を用いて、第一の符号誤り検出訂正処理を
    施こす第一の誤り訂正復号手段が設けられる、ことを特
    徴とする情報記録再生装置。
  24. 【請求項24】上記符号誤りパターン(符号誤りシンド
    ローム)が指示する各々の誤り符号の符号位置では、該
    誤り符号に対する正規情報符号、または、該誤り符号の
    差異が互いに区別できるものであることを特徴とする請
    求項23記載の情報記録再生装置。
  25. 【請求項25】上記最尤系列推定器により復号された該
    情報符号系列は、該情報符号系列上の符号順序に論理的
    変更を加えられることなく、第一の誤り訂正復号手段に
    供給され、あるいは、該最尤系列推定器から復号出力さ
    れる該情報符号系列は、直接、第一の誤り訂正復号手段
    に入力されることを特徴とする請求項23記載の情報記
    録再生装置。
  26. 【請求項26】記録される該情報符号系列には、上記
    (12)における第一の誤り訂正符号化および第一の誤
    り訂正符号系列の構成前に、所定の記録符号変調処理に
    よる第一の符号系列変換処理を施すための符号変調処理
    手段が、第一の誤り訂正符号化手段に前置して設けら
    れ、かつ、該記録媒体から該最尤系列推定器により復号
    された該情報符号系列には、上記(14)における第一
    の誤り符号検出訂正処理が施された後に、該記録符号変
    調処理に対応する所定の記録符号復調処理による第二の
    符号系列変換処理を施すための符号復調処理手段が、第
    一の誤り訂正復号手段に後置して設けられることを特徴
    とする請求項23記載の情報記録再生装置。
  27. 【請求項27】(15)記録される該情報符号系列に
    は、上記(12)における第一の誤り訂正符号化および
    第一の誤り訂正符号系列の構成前に、該情報記録再生装
    置の記録・再生処理動作における該情報符号系列の連続
    処理単位(記録フレーム)、あるいは、複数の該記録符
    号系列ブロックに相当する符号系列単位を第二の符号誤
    り検出訂正処理の単位(情報符号フレーム)として、第
    二の誤り訂正符号化を施す、あるいは、各々の該情報符
    号フレームに対応した第二の誤り訂正符号系列を構成す
    る第二の誤り訂正符号化手段が、第一の誤り訂正符号化
    手段に前置して設けられ、(16)第二の誤り訂正符号
    系列は、該記録媒体上あるいは該記録媒体と異なる記録
    媒体上の、当該情報符号フレームに対応する所定の記録
    位置に、分割または一括して記録され、該情報符号系列
    とともに記録・再生されるものであり、あるいは、第二
    の誤り訂正符号系列は、上記(12)における第一の誤
    り訂正符号化および第一の誤り訂正符号系列の構成前
    に、該情報符号系列上、当該の情報符号フレームの直前
    ・直後または内部の所定の符号位置に、分割または一括
    して挿入・付加し記録され、該情報符号系列とともに復
    号・再生されるものであり、(17)該記録媒体から、
    該最尤系列推定器により復号された該情報符号系列に
    は、(14)における第一の符号誤り検出訂正処理が施
    された後、該情報符号フレームを処理単位として、第二
    の誤り訂正符号化、あるいは、ともに復号される当該第
    二の誤り訂正符号系列を用いた第二の符号誤り検出訂正
    処理を施す第二の誤り訂正復号手段が、第一の誤り訂正
    復号手段に後置して設けられる、ことを特徴とする請求
    項23記載の情報記録再生装置。
  28. 【請求項28】記録される該情報符号系列には、上記
    (15)における第二の誤り訂正符号化および第二の誤
    り訂正符号系列の構成後、または、上記(16)におけ
    る第二の誤り訂正符号系列の挿入・付加後に、第一の符
    号系列変換処理を施すための符号変調処理手段が、第二
    の誤り訂正符号化手段に後置して設けられ、かつ、該記
    録媒体から該最尤系列推定器により復号された該情報符
    号系列には、上記(17)における第二の誤り符号検出
    訂正処理が施される前に、第二の符号系列変換処理を施
    すための符号復調処理手段が、第二の誤り訂正復号手段
    に前置して設けられることを特徴とする請求項27記載
    の情報記録再生装置。
  29. 【請求項29】上記記録符号系列ブロックは、該記録フ
    レームを分割して得られるものであり、各々の第一の誤
    り訂正符号系列は、該情報符号系列上、当該記録符号系
    列ブロックに対応する所定の符号位置、あるいは、当該
    記録符号系列ブロックの直前・直後あるいは内部の対応
    する符号位置に、分割または一括して挿入・付加され、
    該記録媒体上に記録されることを特徴とする請求項23
    記載の情報記録再生装置。
  30. 【請求項30】上記記録符号系列ブロックは、該記録フ
    レームを分割して得られるものであり、各々の第一の誤
    り訂正符号系列は、該情報符号系列上、当該の記録符号
    系列ブロックに対応する所定の符号位置、あるいは、当
    該の記録符号系列ブロックの直前・直後あるいは内部の
    対応する符号位置に、分割または一括して挿入・付加さ
    れ、該記録媒体上に記録され、かつ、第二の誤り訂正符
    号系列は、該情報符号系列上、当該の記録フレームに対
    応する所定の符号位置、あるいは、当該記録フレームの
    直前・直後あるいは内部の対応する符号位置に、分割ま
    たは一括して挿入・付加され、該記録媒体上に記録され
    ることを特徴とする請求項27記載の情報記録再生装
    置。
  31. 【請求項31】上記情報符号フレームは、所定符号長の
    連続符号系列(情報シンボル)を単位とする情報シンボ
    ル系列とみなされ、上記(15)における第二の誤り訂
    正符号化手段は、該情報シンボルを分割処理単位とする
    インターリーブ処理により、該情報符号フレームを分割
    して得られるn本の独立情報シンボル系列(nは自然
    数)に対して、独立に、第二の誤り訂正符号化を施す、
    あるいは、第二の誤り訂正符号系列を構成するものであ
    り、かつ、上記(17)における第二の誤り訂正復号手
    段は、n本の該独立情報シンボル系列に対し、独立に、
    該情報シンボルを誤り検出訂正処理単位とする第二の符
    号誤り検出訂正処理を施すものであることを特徴とする
    請求項27記載の情報記録再生装置。
  32. 【請求項32】上記情報符号フレームは、所定符号長の
    連続符号系列(情報シンボル)を単位とする情報シンボ
    ル系列とみなされ、上記(15)における第二の誤り訂
    正符号化および第二の誤り訂正符号系列の構成前、およ
    び、上記(17)における第二の符号誤り検出訂正処理
    前には、該情報シンボルを分割処理単位として、該情報
    符号フレームをn本の独立情報シンボル系列(nは自然
    数)に分割するインターリーブ処理手段が設けられ、か
    つ、上記(15)においては、n本の該独立情報シンボ
    ル系列に対し、独立に、第二の誤り訂正符号化を施す、
    あるいは、第二の誤り訂正符号系列を構成する第二の誤
    り訂正符号化手段が設けられ、かつ、上記(17)にお
    いては、n本の該独立情報シンボル系列に対し、独立
    に、該情報シンボルを誤り検出訂正処理単位とする第二
    の符号誤り検出訂正処理を施す第二の誤り訂正復号手段
    が設けられることを特徴とする請求項27記載の情報記
    録再生装置。
  33. 【請求項33】上記記録符号系列ブロックは、該記録媒
    体上、物理的に連続記録される自然数個の該情報シンボ
    ルから構成されることを特徴とする請求項31または3
    2記載の情報記録再生装置。
  34. 【請求項34】上記記録符号系列ブロックは、第一の符
    号系列変換処理または第一の符号系列変換処理における
    最小処理単位となる符号系列の自然数個から構成される
    ことを特徴とする請求項26または27記載の情報記録
    再生装置。
  35. 【請求項35】上記(14)の第一の符号誤り検出訂正
    処理の、符号誤りが検出され、符号誤り訂正が不能と判
    定される記録符号系列ブロックに属する符号または情報
    シンボルに対し、誤り訂正フラグ情報を送出する手段
    と、上記(17)の第二の符号誤り検出訂正処理におい
    て、該誤り訂正フラグが指示する符号または情報シンボ
    ルに対し、消失符号誤り訂正処理を施す誤り訂正復号手
    段、あるいは、第二の誤り訂正復号手段とを備えること
    を特徴とする請求項27記載の情報記録再生装置。
  36. 【請求項36】上記(12)における第一の誤り訂正符
    号化および第一の誤り訂正符号系列の構成には、記録さ
    れる該情報符号系列上、当該の記録符号系列ブロック内
    の情報符号を参照する手段と、参照された該情報符号を
    用い、設定された所定の符号誤りパターン(符号誤りシ
    ンドローム)に対応する所定の情報符号系列パターンと
    一致する、当該の記録符号系列ブロック内の情報符号の
    符号位置を検査する符号照合手段とが備えられ、かつ、
    第一の誤り訂正符号化手段は、当該記録符号系列ブロッ
    ク内、該符号照合手段からの該符号位置の情報により指
    示された情報符号のみに対して、第一の誤り訂正符号化
    を施す、あるいは、第一の誤り訂正符号系列を構成する
    ものであり、または、上記(14)における第一の符号
    誤り検出訂正処理には、該最尤系列推定器により復号さ
    れた該情報符号系列上、当該記録符号系列ブロック内の
    復号符号を参照する手段と、参照された該復号符号を用
    い、設定された所定の該符号誤りパターン(符号誤りシ
    ンドローム)に対応する所定の復号符号系列パターンと
    一致する、当該記録符号系列ブロック内の復号符号の符
    号位置を検査する符号照合手段とが備えられ、かつ、第
    一の誤り訂正復号手段は、当該記録符号系列ブロック
    内、該符号照合手段からの該符号位置の情報により指示
    された復号符号のみに対して、第一の符号誤り検出訂正
    処理を施すものであるこを特徴とする請求項23記載の
    情報記録再生装置。
  37. 【請求項37】上記符号変調処理手段は、記録される該
    情報符号系列に対し、所定の記録符号変調処理による第
    一の符号系列変換処理を施こし、該情報符号系列上、所
    定の情報符号位置のみにおいて、設定された所定の符号
    誤りパターン(符号誤りシンドローム)に対応する所定
    の情報符号系列パターンの出現を許容して符号拘束条件
    を付加するものであり、かつ、上記(12)における第
    一の誤り訂正符号化手段は、記録される該情報符号系列
    上の当該記録符号系列ブロック内、所定の該情報符号位
    置の情報符号に対して、所定の該符号誤りパターン(符
    号誤りシンドローム)を有する特定の符号誤り事象を検
    出訂正できるよう第一の誤り訂正符号化を施す、あるい
    は、第一の誤り訂正符号系列の構成を施すものであり、
    かつ、上記(14)における第一の誤り訂正復号手段
    は、上記の第一の誤り訂正符号化、あるいは、当該第一
    の誤り訂正符号系列を用いて、該最尤系列推定器により
    復号された該情報符号系列上の当該記録符号系列ブロッ
    ク内、所定の該情報符号位置に対応する復号符号のみに
    対して、所定の該符号誤りパターン(符号誤りシンドロ
    ーム)を有する特定の符号誤り事象を検出訂正する第一
    の符号誤り検出訂正処理を施こすものであることを特徴
    とする請求項26または27記載の情報記録再生装置。
  38. 【請求項38】上記符号変調処理手段は、記録される該
    情報符号系列に対し、所定の記録符号変調処理による第
    一の符号系列変換処理を施こし、該情報符号系列上、所
    定の情報符号位置のみにおいて、設定された所定の符号
    誤りパターン(符号誤りシンドローム)に対応する所定
    の情報符号系列パターンの出現を許容して符号拘束条件
    を付加するものであり、かつ、上記(12)における第
    一の誤り訂正符号化手段は、記録される該情報符号系列
    上の当該記録符号系列ブロック内、所定の該情報符号位
    置の情報符号のみに対して、所定の該符号誤りパターン
    (符号誤りシンドローム)を有する特定の符号誤り事象
    を検出訂正できるよう第一の誤り訂正符号化を施す、あ
    るいは、第一の誤り訂正符号系列の構成を施すものであ
    り、かつ、上記(14)における第一の誤り訂正復号手
    段は、上記第一の誤り訂正符号化、あるいは、当該の第
    一の誤り訂正符号系列を用いて、該最尤系列推定器によ
    り復号された該情報符号系列上の当該の記録符号系列ブ
    ロック内、所定の該情報符号位置に対応する復号符号の
    みに対して、所定の該符号誤りパターン(符号誤りシン
    ドローム)を有する特定の符号誤り事象を検出訂正する
    第一の符号誤り検出訂正処理を施こすものであることを
    特徴とする請求項26または27記載の情報記録再生装
    置。
  39. 【請求項39】請求項23乃至38の情報記録再生装置
    において、 上記(12)における第一の誤り訂正符号化手段、また
    は、上記(14)における第一の誤り訂正復号手段は、
    該最尤系列推定器により復号された該情報符号系列を記
    録前の該情報符号系列と照合し正規符号位置および誤り
    符号位置を検査して誤り符号位置系列を出力する符号系
    列照合手段と、該誤り符号位置系列から符号誤りパター
    ン(符号誤りシンドローム)を検出する符号誤りパター
    ン検出手段とを備えることを特徴とする請求項23記載
    の情報記録再生装置。
  40. 【請求項40】上記(12)における第一の誤り訂正符
    号化手段、または、上記(14)における第一の誤り訂
    正復号手段は、該符号誤りパターン検出手段から検出さ
    れる該符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)およ
    び該符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)の発生
    頻度を記録する頻度記録手段を備えることを特徴とする
    請求項39記載の情報記録再生装置。
  41. 【請求項41】上記(12)における第一の誤り訂正符
    号化手段、または、上記(14)における第一の誤り訂
    正復号手段は、該最尤系列推定器により復号された該情
    報符号系列を記録前の該情報符号系列と照合し正規符号
    位置および誤り符号位置を検査して誤り符号位置系列を
    出力する符号系列照合手段と、該誤り符号位置系列から
    所定の符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)を検
    出する符号誤りパターン検出手段とを備えることを特徴
    とする請求項23記載の情報記録再生装置。
  42. 【請求項42】上記(12)における第一の誤り訂正符
    号化手段、または、上記(14)における第一の誤り訂
    正復号手段は、該符号誤りパターン検出手段から検出さ
    れる所定の該符号誤りパターン(符号誤りシンドロー
    ム)の発生頻度を記録する頻度記録手段を備えることを
    特徴とする請求項41記載の情報記録再生装置。
  43. 【請求項43】上記符号誤りパターン検出手段は、所定
    の連続長以上の正規符号位置により分離される該誤り符
    号位置系列の部分系列を符号誤りパターン(符号誤りシ
    ンドローム)として検出するものであることを特徴とす
    る請求項39記載の情報記録再生装置。
  44. 【請求項44】上記(12)における第一の誤り訂正符
    号化および第一の誤り訂正符号系列の構成、あるいは、
    上記(14)における第一の符号誤り検出訂正処理の、
    予め設定される所定の符号誤りパターン(符号誤りシン
    ドローム)には、情報記録再生動作の開始前あるいは動
    作中の所定の期間中に、所定の情報符号系列を該記録媒
    体上に記録再生し、該頻度記録手段により発生頻度を記
    録された該符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)
    の内、所定の頻度以上を有するもの、あるいは最大頻度
    のものから所定個数が選択され、これが設定されること
    を特徴とする請求項39記載の情報記録再生装置。
  45. 【請求項45】2値信号レベルを有する記録信号系列を
    用いて、2進情報符号系列を該記録媒体上に記録再生す
    る装置であって、(18)直流周波数成分のみを有する
    該記録信号系列により2進情報符号系列(同一レベル符
    号値の非反転連続符号系列)を記録再生する場合、およ
    び、記録再生動作周波数で連続信号レベル反転する該記
    録信号系列により2進情報符号系列(2値レベル符号値
    の連続反転符号系列)を記録再生する場合に、該最尤系
    列推定器に入力される各々の再生信号系列として、零値
    連続信号系列を出力する信号伝達特性の情報記録再生系
    を備え、(19)記録される該2進情報符号系列に対
    し、上記(12)における第一の誤り訂正符号化手段
    は、該最尤系列推定器により復号された該2進情報符号
    系列上、当該の記録符号系列ブロック内において、所定
    連続符号長を有する2値レベル符号値連続反転符号系列
    の連続符号誤りに相当する符号誤り事象を、所定の個数
    まで検出訂正する第一の符号誤り検出訂正処理が可能と
    なるように第一の誤り訂正符号化を施す、あるいは、第
    一の誤り訂正符号系列の構成するものであり、または、
    該最尤系列推定器により復号された該2進情報符号系列
    に対し、上記(14)における第一の誤り訂正復号手段
    は、所定連続符号長を有する2値レベル符号値連続反転
    符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事象を、所
    定の個数まで検出訂正する第一の符号誤り検出訂正処理
    を施すものであることを特徴とする請求項23記載の情
    報記録再生装置。
  46. 【請求項46】2値信号レベルを有する記録信号系列を
    用いて、2進情報符号系列を該記録媒体上に記録再生す
    る装置であって、(20)直流周波数成分のみを有する
    該記録信号系列により2進情報符号系列(同一レベル符
    号値の非反転連続符号系列)を記録再生する場合、およ
    び、記録再生動作周波数で連続信号レベル反転する該記
    録信号系列により2進情報符号系列(2値レベル符号値
    の連続反転符号系列)を記録再生する場合に、該最尤系
    列推定器に入力される各々の再生信号系列として、零値
    連続信号系列を出力する信号伝達特性の情報記録再生系
    を備え、(21)該符号変調処理手段は、記録される該
    2進情報符号系列に対し、所定の記録符号変調処理によ
    る第一の符号系列変換処理を施こして、該記録信号系列
    上の連続信号レベル反転の最大回数を所定回数k(kは
    自然数)に制限するように、符号拘束条件を付加するも
    のであり、(22)記録される該2進情報符号系列に対
    し、上記(12)における第一の誤り訂正符号化手段
    は、該最尤系列推定器により復号された該2進情報符号
    系列上、当該記録符号系列ブロック内において、(k+
    1)以下の所定連続符号長を有する2値レベル符号値連
    続反転符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事象
    を、所定の個数まで検出訂正する第一の符号誤り検出訂
    正処理が可能となるように第一の誤り訂正符号化を施
    す、あるいは、第一の誤り訂正符号系列を構成するもの
    であり、または、該最尤系列推定器により復号された該
    2進情報符号系列に対し、上記(14)における第一の
    誤り訂正復号手段は、(k+1)以下の所定連続符号長を
    有する2値レベル符号値連続反転符号系列の連続符号誤
    りに相当する符号誤り事象を、所定の個数まで検出訂正
    する第一の符号誤り検出訂正処理を施すものであること
    を特徴とする請求項26または27記載の情報記録再生
    装置。
  47. 【請求項47】上記(19)乃至(22)における第一
    の誤り訂正符号化および第一の誤り訂正符号系列の構成
    には、記録される該2進情報符号系列上、当該記録符号
    系列ブロック内の情報符号を参照する手段と、参照され
    た該情報符号を用い、所定連続符号長を有する2値レベ
    ル符号値連続反転符号系列と一致する当該記録符号系列
    ブロック内の情報符号の符号位置を検査する符号照合手
    段とが備えられ、かつ、第一の誤り訂正符号化手段は、
    当該の記録符号系列ブロック内、該符号照合手段からの
    該符号位置の情報により指示された情報符号のみに対し
    て、第一の誤り訂正符号化を施す、あるいは、第一の誤
    り訂正符号系列を構成するものであり、または、上記
    (19)乃至(22)における第一の符号誤り検出訂正
    処理には、該最尤系列推定器により復号された該2進情
    報符号系列上、当該記録符号系列ブロック内の復号符号
    を参照する手段と、参照された該復号符号を用い、所定
    連続符号長を有する2値レベル符号値連続反転符号系列
    と一致する当該の記録符号系列ブロック内の復号符号の
    符号位置を検査する符号照合手段とが備えられ、かつ、
    第一の誤り訂正復号手段は、当該記録符号系列ブロック
    内、該符号照合手段からの該符号位置の情報により指示
    された復号符号のみに対して、第一の符号誤り検出訂正
    処理を施すものであることを特徴とする請求項45また
    は46記載の情報記録再生装置。
  48. 【請求項48】上記符号変調処理手段は、記録される該
    2進情報符号系列に対し、所定の記録符号変調処理によ
    る第一の符号系列変換処理を施こし、該2進情報符号系
    列上、所定の情報符号位置のみにおいて、所定連続符号
    長を有する2値レベル符号値連続反転符号系列の出現を
    許容する符号拘束条件を付加するものであり、かつ、上
    記(22)における第一の誤り訂正符号化手段は、記録
    される該2進情報符号系列上の当該記録符号系列ブロッ
    ク内、所定の該情報符号位置の情報符号に対して、所定
    連続符号長を有する2値レベル符号値連続反転符号系列
    の連続符号誤りに相当する符号誤り事象を検出訂正でき
    るように第一の誤り訂正符号化を施す、あるいは、第一
    の誤り訂正符号系列の構成を施すものであり、かつ、上
    記(22)における第一の誤り訂正復号手段は、上記第
    一の誤り訂正符号化、あるいは、当該の第一の誤り訂正
    符号系列を用いて、該最尤系列推定器により復号された
    該2進情報符号系列上の当該の記録符号系列ブロック
    内、所定の該情報符号位置に対応する復号符号のみに対
    して、所定連続符号長を有する2値レベル符号値連続反
    転符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事象を検
    出訂正する第一の符号誤り検出訂正処理を施こすもので
    あることを特徴とする請求項46記載の情報記録再生装
    置。
  49. 【請求項49】上記符号変調処理手段は、記録される該
    2進情報符号系列に対し、所定の記録符号変調処理によ
    る第一の符号系列変換処理を施こし、該2進情報符号系
    列上、所定の情報符号位置のみにおいて、所定連続符号
    長を有する2値レベル符号値連続反転符号系列の出現を
    許容する符号拘束条件を付加するものであり、かつ、上
    記(22)における第一の誤り訂正符号化手段は、記録
    される該2進情報符号系列上の当該の記録符号系列ブロ
    ック内、所定の該情報符号位置の情報符号のみに対し
    て、所定連続符号長を有する2値レベル符号値連続反転
    符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事象を検出
    訂正できるように第一の誤り訂正符号化を施す、あるい
    は、第一の誤り訂正符号系列の構成を施すものであり、
    かつ、(22)における第一の誤り訂正復号手段は、上
    記の第一の誤り訂正符号化、あるいは、当該の第一の誤
    り訂正符号系列を用いて、該最尤系列推定器により復号
    された該2進情報符号系列上の当該の記録符号系列ブロ
    ック内、所定の該情報符号位置に対応する復号符号のみ
    に対して、所定連続符号長を有する2値レベル符号値連
    続反転符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事象
    を検出訂正する第一の符号誤り検出訂正処理を施こすも
    のであることを特徴とする請求項46記載の情報記録再
    生装置。
  50. 【請求項50】単一の孤立信号レベル反転のみを有する
    該記録信号系列により該2進情報符号系列を記録再生す
    るとき、該記録再生系から該最尤系列推定器に入力され
    る再生信号系列上の応答信号波形が非対称形状となる信
    号伝達特性の情報記録再生系を備えることを特徴とする
    請求項45または46記載の情報記録再生装置。
  51. 【請求項51】入力される情報符号系列を記録信号系列
    または該記録信号系列を生成するための制御信号系列に
    変換出力する回路手段(記録処理回路)と、入力される
    再生信号系列を、最尤系列推定回路(最尤シーケンス検
    出回路、最尤復号回路、ビタビ復号回路)を用いて、該
    情報符号系列に復号再生し出力する回路手段(再生処理
    回路)とを有する情報記録再生回路であって、(23)
    該記録処理回路から変換出力される前の該情報符号系列
    には、該最尤系列推定回路により連続して復号処理され
    る所定符号長の該情報符号系列(記録符号系列ブロッ
    ク)を単位として、第一の誤り訂正符号化を施す、ある
    いは、各々の該記録符号系列ブロックに対応した第一の
    誤り訂正符号系列を構成する第一の誤り訂正符号器回路
    が設けられ、かつ、第一の誤り訂正符号器回路による第
    一の誤り訂正符号化および第一の誤り訂正符号系列の構
    成は、該最尤系列推定回路により復号された当該の記録
    符号系列ブロックおよび当該の誤り訂正符号系列内にお
    いて、予め設定された所定の符号誤りパターン(符号誤
    りシンドローム)を有する特定の符号誤り事象を、所定
    の個数まで発生することを検出訂正(第一の符号誤り検
    出訂正処理)できるよう施されるものであり、(24)
    第一の誤り訂正符号系列を、記録信号系列、または、該
    記録信号系列を生成するための制御信号系列に変換出力
    する回路手段を備え、あるいは、第一の誤り訂正符号系
    列を、該記録処理回路から変換出力される前の該情報符
    号系列上、当該の記録符号系列ブロックの直前・直後ま
    たは内部の所定の符号位置に、分割または一括して挿入
    ・付加する第一の符号系列処理回路を備え、該符号系列
    処理回路から出力生成される符号系列は、該記録処理回
    路に供給されて、記録信号系列または、該記録信号系列
    を生成するための制御信号系列に変換出力され、(2
    5)該最尤系列推定回路から復号出力された該情報符号
    系列には、該記録符号系列ブロックを処理単位として、
    第一の誤り訂正符号化、あるいは、ともに復号される当
    該の第一の誤り訂正符号系列を用いて、第一の符号誤り
    検出訂正処理を施こす第一の誤り訂正復号器回路が設け
    られることを特徴とする情報記録再生回路。
  52. 【請求項52】上記符号誤りパターン(符号誤りシンド
    ローム)が指示する各々の誤り符号の符号位置では、該
    誤り符号に対する正規情報符号、または、該誤り符号の
    差異が互いに区別できるものであることを特徴とする請
    求項51記載の情報記録再生回路。
  53. 【請求項53】上記最尤系列推定回路から復号出力され
    る該情報符号系列は、該情報符号系列上の符号順序に論
    理的変更を加えられることなく、第一の誤り訂正復号器
    回路に供給され、あるいは、該最尤系列推定回路から復
    号出力される該情報符号系列は、直接、第一の誤り訂正
    復号器回路に入力されるこを特徴とする請求項51記載
    の情報記録再生回路。
  54. 【請求項54】上記記録処理回路から変換出力される前
    の該情報符号系列には、上記(23)における第一の誤
    り訂正符号化および第一の誤り訂正符号系列の構成前
    に、所定の記録符号変調処理による第一の符号系列変換
    処理を施すための符号変調処理回路が、第一の誤り訂正
    符号器回路に前置して設けられ、かつ、該最尤系列推定
    回路から復号出力された該情報符号系列には、上記(2
    5)における第一の誤り符号検出訂正処理が施された後
    に、該記録符号変調処理に対応する所定の記録符号復調
    処理による第二の符号系列変換処理を施すための符号復
    調処理回路が、第一の誤り訂正復号器回路に後置して設
    けられることを特徴とする請求項51記載の情報記録再
    生回路。
  55. 【請求項55】請求項51乃至54の情報記録再生回路
    において、 (26)該記録処理回路から変換出力される前の該情報
    符号系列には、上記(23)における第一の誤り訂正符
    号化および第一の誤り訂正符号系列の構成前に、該情報
    記録再生装置の記録・再生処理動作における該情報符号
    系列の連続処理単位(記録フレーム)、あるいは、複数
    の該記録符号系列ブロックに相当する符号系列単位を第
    二の符号誤り検出訂正処理の単位(情報符号フレーム)
    として、第二の誤り訂正符号化を施す、あるいは、各々
    の該情報符号フレームに対応した第二の誤り訂正符号系
    列を構成する第二の誤り訂正符号器回路が、第一の誤り
    訂正符号器回路に前置して設けられ、(27)第二の誤
    り訂正符号系列を、記録信号系列、または、該記録信号
    系列を生成するための制御信号系列に変換出力する回路
    手段を備え、あるいは、第二の誤り訂正符号系列を、上
    記(23)における第一の誤り訂正符号化および第一の
    誤り訂正符号系列の構成前に、該記録処理回路から変換
    出力される前の該情報符号系列上、当該の情報符号フレ
    ームの直前・直後または内部の所定の符号位置に、分割
    または一括して挿入・付加する第二の符号系列処理回路
    を備え、該符号系列処理回路から出力生成される符号系
    列は、第一のの符号系列処理回路に供給された後に、該
    記録処理回路に供給されて、記録信号系列または、該記
    録信号系列を生成するための制御信号系列に変換出力さ
    れ、(28)該最尤系列推定回路から復号出力された該
    情報符号系列には、上記(25)における第一の符号誤
    り検出訂正処理が施された後、該情報符号フレームを処
    理単位として、第二の誤り訂正符号化、あるいは、とも
    に復号される当該の第二の誤り訂正符号系列を用いた第
    二の符号誤り検出訂正処理を施す第二の誤り訂正復号器
    回路が、第一の誤り訂正復号器回路に後置して設けられ
    る、ことを特徴とする情報記録再生回路。
  56. 【請求項56】上記記録処理回路から変換出力される前
    の該情報符号系列には、上記(26)における第二の誤
    り訂正符号化および第二の誤り訂正符号系列の構成後、
    または、上記(27)における第二の誤り訂正符号系列
    の挿入・付加後に、第一の符号系列変換処理を施すため
    の符号変調処理回路が、第二の誤り訂正符号器回路、ま
    たは、第二の符号系列処理回路に後置して設けられ、か
    つ、該最尤系列推定回路から復号出力された該情報符号
    系列には、上記(28)における第二の誤り符号検出訂
    正処理が施される前に、第二の符号系列変換処理を施す
    ための符号復調処理回路が、第二の誤り訂正復号器回路
    に前置して設けられることを特徴とする請求項55記載
    の情報記録再生回路。
  57. 【請求項57】上記記録符号系列ブロックは、該記録フ
    レームを分割して得られるものであり、各々の第一の誤
    り訂正符号系列を、該記録処理回路から変換出力される
    前の該情報符号系列上、当該の記録符号系列ブロックに
    対応する所定の符号位置、あるいは、当該の記録符号系
    列ブロックの直前・直後あるいは内部の対応する符号位
    置に、分割または一括して挿入・付加する第一の符号系
    列処理回路を備えることを特徴とする請求項51記載の
    情報記録再生回路。
  58. 【請求項58】上記記録符号系列ブロックは、該記録フ
    レームを分割して得られるものであり、各々の第一の誤
    り訂正符号系列を、該記録処理回路から変換出力される
    前の該情報符号系列上、当該の記録符号系列ブロックに
    対応する所定の符号位置、あるいは、当該の記録符号系
    列ブロックの直前・直後あるいは内部の対応する符号位
    置に、分割または一括して挿入・付加する第一の符号系
    列処理回路を備え、かつ、第二の誤り訂正符号系列を、
    該記録処理回路から変換出力される前の該情報符号系列
    上、当該の記録フレームに対応する所定の符号位置、あ
    るいは、当該の記録フレームの直前・直後あるいは内部
    の対応する符号位置に、分割または一括して挿入・付加
    する第一の符号系列処理回路を備えることを特徴とする
    請求項55記載の情報記録再生回路。
  59. 【請求項59】上記情報符号フレームは、所定符号長の
    連続符号系列(情報シンボル)を単位とする情報シンボ
    ル系列とみなされ、上記(26)における第二の誤り訂
    正符号器回路は、該情報シンボルを分割処理単位とする
    インターリーブ処理により、該情報符号フレームを分割
    して得られるn本の独立情報シンボル系列(nは自然
    数)に対して、独立に、第二の誤り訂正符号化を施す、
    あるいは、第二の誤り訂正符号系列を構成するものであ
    り、かつ、上記(28)における第二の誤り訂正復号器
    回路は、n本の該独立情報シンボル系列に対し、独立
    に、該情報シンボルを誤り検出訂正処理単位とする第二
    の符号誤り検出訂正処理を施すものであることを特徴と
    する請求項55記載の情報記録再生回路。
  60. 【請求項60】上記情報符号フレームは、所定符号長の
    連続符号系列(情報シンボル)を単位とする情報シンボ
    ル系列とみなされ、上記(26)における第二の誤り訂
    正符号化および第二の誤り訂正符号系列の構成前、およ
    び、上記(28)における第二の符号誤り検出訂正処理
    前には、該情報シンボルを分割処理単位として、該情報
    符号フレームをn本の独立情報シンボル系列(nは自然
    数)に分割するインターリーブ処理回路が、第二の誤り
    訂正符号器回路、および、第二の誤り訂正復号器回路に
    前置して、設けられ、かつ、上記(26)においては、
    n本の該独立情報シンボル系列に対し、独立に、第二の
    誤り訂正符号化を施す、あるいは、第二の誤り訂正符号
    系列を構成する第二の誤り訂正符号器回路が設けられ、
    かつ、上記(28)においては、n本の該独立情報シン
    ボル系列に対し、独立に、該情報シンボルを誤り検出訂
    正処理単位とする第二の符号誤り検出訂正処理を施す第
    二の誤り訂正復号器回路が設けられることを特徴とする
    請求項55記載の情報記録再生回路。
  61. 【請求項61】上記記録符号系列ブロックは、該記録処
    理回路から連続して変換出力される自然数個の該情報シ
    ンボルから構成されることを特徴とする請求項59また
    は60記載の情報記録再生回路。
  62. 【請求項62】上記記録符号系列ブロックは、第一の符
    号系列変換処理または第一の符号系列変換処理における
    最小処理単位となる符号系列の自然数個から構成される
    ことを特徴とする請求項54または55記載の情報記録
    再生回路。
  63. 【請求項63】上記(25)の第一の符号誤り検出訂正
    処理において、符号誤りが検出され、符号誤り訂正が不
    能と判定される記録符号系列ブロックに属する符号また
    は情報シンボルに対し、誤り訂正フラグ情報を送出する
    フラグ生成回路と、上記(28)の第二の符号誤り検出
    訂正処理において、該フラグ生成回路から出力される該
    誤り訂正フラグが指示する符号または情報シンボルに対
    し、消失符号誤り訂正処理を施す誤り訂正復号回路、あ
    るいは、第二の誤り訂正復号回路とを備えることを特徴
    とする請求項55記載の情報記録再生回路。
  64. 【請求項64】上記(23)における第一の誤り訂正符
    号化および第一の誤り訂正符号系列の構成には、記録さ
    れる該情報符号系列上、当該の記録符号系列ブロック内
    の情報符号を参照する回路と、参照された該情報符号を
    用い、設定された所定の符号誤りパターン(符号誤りシ
    ンドローム)に対応する所定の情報符号系列パターンと
    一致する、当該の記録符号系列ブロック内の情報符号の
    符号位置を検査する符号照合回路とが備えられ、かつ、
    第一の誤り訂正符号器回路は、当該の記録符号系列ブロ
    ック内、該符号照合回路からの該符号位置の情報により
    指示された情報符号のみに対して、第一の誤り訂正符号
    化を施す、あるいは、第一の誤り訂正符号系列を構成す
    るものであり、または、上記(25)における第一の符
    号誤り検出訂正処理には、該最尤系列推定回路により復
    号された該情報符号系列上、当該の記録符号系列ブロッ
    ク内の復号符号を参照する回路と、参照された該復号符
    号を用い、設定された所定の該符号誤りパターン(符号
    誤りシンドローム)に対応する所定の復号符号系列パタ
    ーンと一致する、当該の記録符号系列ブロック内の復号
    符号の符号位置を検査する符号照合回路とが備えられ、
    かつ、第一の誤り訂正復号器回路は、当該の記録符号系
    列ブロック内、該符号照合回路からの該符号位置の情報
    により指示された復号符号のみに対して、第一の符号誤
    り検出訂正処理を施すものであることを特徴とする請求
    項51記載の情報記録再生回路。
  65. 【請求項65】上記符号変調処理回路は、該記録処理回
    路から変換出力される前の該情報符号系列に対し、所定
    の記録符号変調処理による第一の符号系列変換処理を施
    こし、該情報符号系列上、所定の情報符号位置のみにお
    いて、設定された所定の符号誤りパターン(符号誤りシ
    ンドローム)に対応する所定の情報符号系列パターンの
    出現を許容して符号拘束条件を付加するものであり、か
    つ、上記(23)における第一の誤り訂正符号器回路
    は、該記録処理回路から変換出力される前の該情報符号
    系列上の当該の記録符号系列ブロック内、所定の該情報
    符号位置の情報符号に対して、所定の該符号誤りパター
    ン(符号誤りシンドローム)を有する特定の符号誤り事
    象を検出訂正できるよう第一の誤り訂正符号化を施す、
    あるいは、第一の誤り訂正符号系列の構成を施すもので
    あり、かつ、上記(25)における第一の誤り訂正復号
    器回路は、上記の第一の誤り訂正符号化、あるいは、当
    該の第一の誤り訂正符号系列を用いて、該最尤系列推定
    回路から復号出力された該情報符号系列上の当該の記録
    符号系列ブロック内、所定の該情報符号位置に対応する
    復号符号のみに対して、所定の該符号誤りパターン(符
    号誤りシンドローム)を有する特定の符号誤り事象を検
    出訂正する第一の符号誤り検出訂正処理を施こすもので
    あることを特徴とする請求項54または55記載の情報
    記録再生回路。
  66. 【請求項66】上記符号変調処理回路は、該記録処理回
    路から変換出力される前の該情報符号系列に対し、所定
    の記録符号変調処理による第一の符号系列変換処理を施
    こし、該情報符号系列上、所定の情報符号位置のみにお
    いて、設定された所定の符号誤りパターン(符号誤りシ
    ンドローム)に対応する所定の情報符号系列パターンの
    出現を許容して符号拘束条件を付加するものであり、か
    つ、上記(23)における第一の誤り訂正符号器回路
    は、該記録処理回路から変換出力される前の該情報符号
    系列上の当該の記録符号系列ブロック内、所定の該情報
    符号位置の情報符号のみに対して、所定の該符号誤りパ
    ターン(符号誤りシンドローム)を有する特定の符号誤
    り事象を検出訂正できるよう第一の誤り訂正符号化を施
    す、あるいは、第一の誤り訂正符号系列の構成を施すも
    のであり、かつ、上記(25)における第一の誤り訂正
    復号器回路は、上記の第一の誤り訂正符号化、あるい
    は、当該の第一の誤り訂正符号系列を用いて、該最尤系
    列推定回路から復号出力された該情報符号系列上の当該
    の記録符号系列ブロック内、所定の該情報符号位置に対
    応する復号符号のみに対して、所定の該符号誤りパター
    ン(符号誤りシンドローム)を有する特定の符号誤り事
    象を検出訂正する第一の符号誤り検出訂正処理を施こす
    ものであることを特徴とする請求項54まはた55記載
    の情報記録再生回路。
  67. 【請求項67】上記(23)における第一の誤り訂正符
    号器回路、または、上記(25)における第一の誤り訂
    正復号器回路は、該最尤系列推定回路から復号出力され
    た該情報符号系列を、該記録処理回路から変換出力され
    る前の該情報符号系列と照合し正規符号位置および誤り
    符号位置を検査して誤り符号位置系列を出力する符号系
    列照合回路と、該誤り符号位置系列から符号誤りパター
    ン(符号誤りシンドローム)を検出する符号誤りパター
    ン検出回路とを備えることを特徴とする請求項51記載
    の情報記録再生回路。
  68. 【請求項68】上記(23)における第一の誤り訂正符
    号器回路、または、上記(25)における第一の誤り訂
    正復号器回路は、該符号誤りパターン検出回路から検出
    される該符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)お
    よび該符号誤りパターン(符号誤りシンドローム)の発
    生頻度を記録する頻度記録回路を備えることを特徴とす
    る請求項67記載の情報記録再生回路。
  69. 【請求項69】上記(23)における第一の誤り訂正符
    号化回路、または、上記(25)における第一の誤り訂
    正復号回路は、該最尤系列推定回路により復号された該
    情報符号系列を、該記録処理回路から変換出力される前
    の該情報符号系列と照合し正規符号位置および誤り符号
    位置を検査して誤り符号位置系列を出力する符号系列照
    合回路と、該誤り符号位置系列から所定の符号誤りパタ
    ーン(符号誤りシンドローム)を検出する符号誤りパタ
    ーン検出回路とを備えることを特徴とする請求項51記
    載の情報記録再生回路。
  70. 【請求項70】上記(23)における第一の誤り訂正符
    号器回路、または、上記(25)における第一の誤り訂
    正復号器回路は、該符号誤りパターン検出回路から検出
    される所定の該符号誤りパターン(符号誤りシンドロー
    ム)の発生頻度を記録する頻度記録回路を備えることを
    特徴とする請求項69記載の情報記録再生回路。
  71. 【請求項71】上記符号誤りパターン検出回路は、所定
    の連続長以上の正規符号位置により分離される該誤り符
    号位置系列の部分系列を符号誤りパターン(符号誤りシ
    ンドローム)として検出するものであることを特徴とす
    る請求項67記載の情報記録再生回路。
  72. 【請求項72】上記(23)における第一の誤り訂正符
    号化および第一の誤り訂正符号系列の構成、あるいは、
    上記(25)における第一の符号誤り検出訂正処理にお
    いて、予め設定される所定の符号誤りパターン(符号誤
    りシンドローム)には、該頻度記録回路により発生頻度
    を記録された該符号誤りパターン(符号誤りシンドロー
    ム)の内、所定の頻度以上を有するもの、あるいは最大
    頻度のものから所定個数が選択され、これが設定される
    ことを特徴とする請求項67記載の情報記録再生回路。
  73. 【請求項73】2値信号レベルを有する記録信号系列ま
    たは該記録信号系列を生成するための制御信号を変換出
    力する該記録処理回路を備え、該記録処理回路および該
    再生処理回路を通じて、2進情報符号系列を記録再生す
    る回路であって、(29)直流周波数成分のみを有する
    該記録信号系列により2進情報符号系列(同一レベル符
    号値の非反転連続符号系列)を記録再生処理する場合、
    および、記録再生動作周波数で連続信号レベル反転する
    該記録信号系列により2進情報符号系列(2値レベル符
    号値の連続反転符号系列)を記録再生処理する場合に、
    各々の場合の該最尤系列推定回路に入力される再生信号
    系列が、零値連続信号系列となる信号伝達特性を有する
    該記録処理回路および該再生処理回路を備え、(30)
    該記録処理回路から変換出力される前の該2進情報符号
    系列に対し、上記(23)における第一の誤り訂正符号
    器回路は、該最尤系列推定回路から復号出力された該2
    進情報符号系列上、当該の記録符号系列ブロック内にお
    いて、所定連続符号長を有する2値レベル符号値連続反
    転符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事象を、
    所定の個数まで検出訂正する第一の符号誤り検出訂正処
    理が可能となるように第一の誤り訂正符号化を施す、あ
    るいは、第一の誤り訂正符号系列の構成するものであ
    り、または、該最尤系列推定回路から復号出力された該
    2進情報符号系列に対し、上記(25)における第一の
    誤り訂正復号器回路は、所定連続符号長を有する2値レ
    ベル符号値連続反転符号系列の連続符号誤りに相当する
    符号誤り事象を、所定の個数まで検出訂正する第一の符
    号誤り検出訂正処理を施すものであることを特徴とする
    請求項51記載の情報記録再生回路。
  74. 【請求項74】2値信号レベルを有する記録信号系列ま
    たは該記録信号系列を生成するための制御信号を変換出
    力する該記録処理回路を備え、該記録処理回路および該
    再生処理回路を通じて、2進情報符号系列を記録再生す
    る回路であって、(31)直流周波数成分のみを有する
    該記録信号系列により2進情報符号系列(同一レベル符
    号値の非反転連続符号系列)を記録再生処理する場合、
    および、記録再生動作周波数で連続信号レベル反転する
    該記録信号系列により2進情報符号系列(2値レベル符
    号値の連続反転符号系列)を記録再生処理する場合に、
    各々の場合に該最尤系列推定回路に入力される再生信号
    系列が、零値連続信号系列となる信号伝達特性を有する
    該記録処理回路および該再生処理回路を備え、(32)
    該符号変調処理回路は、該記録処理回路から変換出力さ
    れる前の該2進情報符号系列に対し、所定の記録符号変
    調処理による第一の符号系列変換処理を施こして、該記
    録信号系列上の連続信号レベル反転の最大回数を所定回
    数k(kは自然数)に制限するように、符号拘束条件を
    付加するものであり、(33)該記録処理回路から変換
    出力される前の該2進情報符号系列に対し上記(23)
    における第一の誤り訂正符号器回路は、該最尤系列推定
    回路から復号出力された該2進情報符号系列上、当該の
    記録符号系列ブロック内において、(k+1)以下の所定
    連続符号長を有する2値レベル符号値連続反転符号系列
    の連続符号誤りに相当する符号誤り事象を、所定の個数
    まで検出訂正する第一の符号誤り検出訂正処理が可能と
    なるように第一の誤り訂正符号化を施す、あるいは、第
    一の誤り訂正符号系列を構成するものであり、または、
    該最尤系列推定回路から復号出力された該2進情報符号
    系列に対し、上記(14)における第一の誤り訂正復号
    器回路は、(k+1)以下の所定連続符号長を有する2値
    レベル符号値連続反転符号系列の連続符号誤りに相当す
    る符号誤り事象を、所定の個数まで検出訂正する第一の
    符号誤り検出訂正処理を施すものであることを特徴とす
    る請求項54または55記載の情報記録再生回路。
  75. 【請求項75】上記(29)乃至(31)における第一
    の誤り訂正符号化および第一の誤り訂正符号系列の構成
    には、該記録処理回路から変換出力される前の該2進情
    報符号系列上、当該の記録符号系列ブロック内の情報符
    号を参照する回路と、参照された該情報符号を用い、所
    定連続符号長を有する2値レベル符号値連続反転符号系
    列と一致する当該の記録符号系列ブロック内の情報符号
    の符号位置を検査する符号照合回路とが備えられ、か
    つ、第一の誤り訂正符号器回路は、当該の記録符号系列
    ブロック内、該符号照合回路からの該符号位置の情報に
    より指示された情報符号のみに対して、第一の誤り訂正
    符号化を施す、あるいは、第一の誤り訂正符号系列を構
    成するものであり、または、上記(29)乃至(31)
    における第一の符号誤り検出訂正処理には、該最尤系列
    推定回路からに復号出力された該2進情報符号系列上、
    当該の記録符号系列ブロック内の復号符号を参照する回
    路と、参照された該復号符号を用い、所定連続符号長を
    有する2値レベル符号値連続反転符号系列と一致する当
    該の記録符号系列ブロック内の復号符号の符号位置を検
    査する符号照合回路とが備えられ、かつ、第一の誤り訂
    正復号器回路は、当該の記録符号系列ブロック内、該符
    号照合回路からの該符号位置の情報により指示された復
    号符号のみに対して、第一の符号誤り検出訂正処理を施
    すものであることを特徴とする請求項73または74記
    載の情報記録再生回路。
  76. 【請求項76】上記符号変調処理回路は、該記録処理回
    路から変換出力される前の該2進情報符号系列に対し、
    所定の記録符号変調処理による第一の符号系列変換処理
    を施こし、該2進情報符号系列上、所定の情報符号位置
    のみにおいて、所定連続符号長を有する2値レベル符号
    値連続反転符号系列の出現を許容する符号拘束条件を付
    加するものであり、かつ、上記(31)における第一の
    誤り訂正符号器回路は、該記録処理回路から変換出力さ
    れる前の該2進情報符号系列上の当該記録符号系列ブロ
    ック内、所定の該情報符号位置の情報符号に対して、所
    定連続符号長を有する2値レベル符号値連続反転符号系
    列の連続符号誤りに相当する符号誤り事象を検出訂正で
    きるように第一の誤り訂正符号化を施す、あるいは、第
    一の誤り訂正符号系列の構成を施すものであり、かつ、
    上記(31)における第一の誤り訂正復号器回路は、上
    記の第一の誤り訂正符号化、あるいは、当該の第一の誤
    り訂正符号系列を用いて、該最尤系列推定回路から復号
    出力された該2進情報符号系列上の当該の記録符号系列
    ブロック内、所定の該情報符号位置に対応する復号符号
    のみに対して、所定連続符号長を有する2値レベル符号
    値連続反転符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り
    事象を検出訂正する第一の符号誤り検出訂正処理を施こ
    すものであることを特徴とする請求項74記載の情報記
    録再生回路。
  77. 【請求項77】上記該符号変調処理回路は、該記録処理
    回路から変換出力される前の該2進情報符号系列に対
    し、所定の記録符号変調処理による第一の符号系列変換
    処理を施こし、該2進情報符号系列上、所定の情報符号
    位置のみにおいて、所定連続符号長を有する2値レベル
    符号値連続反転符号系列の出現を許容する符号拘束条件
    を付加するものであり、かつ、上記(31)における第
    一の誤り訂正符号器回路は、該記録処理回路から変換出
    力される前の該2進情報符号系列上の当該の記録符号系
    列ブロック内、所定の該情報符号位置の情報符号のみに
    対して、所定連続符号長を有する2値レベル符号値連続
    反転符号系列の連続符号誤りに相当する符号誤り事象を
    検出訂正できるように第一の誤り訂正符号化を施す、あ
    るいは、第一の誤り訂正符号系列の構成を施すものであ
    り、かつ、上記(31)における第一の誤り訂正復号器
    回路は、上記の第一の誤り訂正符号化、あるいは、当該
    第一の誤り訂正符号系列を用いて、該最尤系列推定回路
    から復号出力された該2進情報符号系列上の当該記録符
    号系列ブロック内、所定の該情報符号位置に対応する復
    号符号のみに対して、所定連続符号長を有する2値レベ
    ル符号値連続反転符号系列の連続符号誤りに相当する符
    号誤り事象を検出訂正する第一の符号誤り検出訂正処理
    を施こすものであることを特徴とする請求項74記載の
    情報記録再生回路。
  78. 【請求項78】単一の孤立信号レベル反転のみを有する
    該記録信号系列により該2進情報符号系列を記録再生す
    るとき、該記録再生系から該最尤系列推定回路に入力さ
    れる再生信号系列上の応答信号波形が非対称形状となる
    信号伝達特性の該記録処理回路および該再生処理回路を
    備えることを特徴とする請求項73記載の情報記録再生
    回路。
  79. 【請求項79】請求項51乃至78の情報記録再生回路
    を搭載する情報記録再生装置。
  80. 【請求項80】請求項51乃至78の情報記録再生回路
    を搭載する集積回路。
  81. 【請求項81】請求項78の情報記録再生回路を搭載す
    る情報記録再生装置。
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