JPH11317150A - 電界放出デバイス及びその製造方法 - Google Patents

電界放出デバイス及びその製造方法

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JPH11317150A
JPH11317150A JP12244298A JP12244298A JPH11317150A JP H11317150 A JPH11317150 A JP H11317150A JP 12244298 A JP12244298 A JP 12244298A JP 12244298 A JP12244298 A JP 12244298A JP H11317150 A JPH11317150 A JP H11317150A
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emitter
field emission
forming
insulating film
substrate
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JP12244298A
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Hiroshi Oki
博 大木
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度に放出電流を制御および制限すると共
に電界効果トランジスタの動作と電界放出エミッタの動
作を独立に制御するという高次な機能をも付与するよう
にする。 【解決手段】 シリコン基板1上に素子分離領域2と不
純物拡散領域3を設け、第1のゲート電極4を具備する
ことにより、電界効果トランジスタ10を形成してい
る。この電界効果トランジスタ10のドレイン側に対し
て導電性の円柱状のプラグ5が形成されている。このプ
ラグ5は、第1のゲート電極4により制御されたドレイ
ン電流を、プラグ5の上部に形成されたエミッタ9に供
給するためのバイパスであり、第1の絶縁膜6により周
辺のプラグと絶縁される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に形成した
多数の電界放出エミッタの先端より電子を放出する電界
放出デバイス及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子放出源として用いられる電子放出デ
バイスは、平面型画像表示素子、超高速マイクロ波デバ
イス、センサー等への応用が進められており、微細な電
界放出カソード(以下、エミッタと略す)の形成が可能
となったことから、多数のエミッタを基板上に配列する
ことができるようになった。
【0003】従来の電界放出デバイスは、支持基板上に
エミッタを形成するか、または、支持基板表面を直接加
工してエミッタを形成した。このようなエミッタを利用
した電界放出デバイスは、放出電流が不安定で再現性も
悪く、放出電流を制御、または、制限することが困難で
あった。
【0004】近年、電界効果トランジスタ構造を利用し
た電界放出デバイスが提案された。伊藤順司らの提案
(図8参照)によれば、IEDM 1996(12.
6.1〜12.6.4)に示されているように、電界効
果トランジスタのドレイン電極をエミッタで置き換えた
構造とする。ゲート電極の印加電圧Vgを制御すること
により、エミッタからの電流Iaの放出機能を高精度化
している。また、特許第2620895号公報に開示さ
れているように、放出電流制限機構を有する電界放出デ
バイス(図9参照)が知られている。この電界放出デバ
イスは、支持基板51上に、絶縁膜52と単結晶シリコ
ン層53が形成され、単結晶シリコン層53には電界効
果トランジスタ56が形成され、単結晶シリコン層53
がドレインとして機能する。単結晶シリコン層53上に
エミッタ54が形成されて、放出電流の制御、制限を可
能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IED
M 1996(12.6.1〜12.6.4)に示され
ている電界効果トランジスタ構造を利用した電界放出デ
バイスは、シリコン半導体プロセスに合致し、大量生産
に有利なものの、平面構造のため使用できる電極数には
限度があり、電界効果トランジスタのゲートと電界放出
エミッタのゲートを共通にせざるを得ない。そのため、
電界効果トランジスタのオンオフと電界放出カソードの
オンオフを独立に制御できないなど、電界放出部とロジ
ック部を独立に動作させるという高次な機能を電界放出
デバイスに付与できないという課題があった。更に、シ
リコン基板に対して平面的にデバイスを形成するため、
配線するスペースが必要であり、デバイス面積が大きく
なるという課題があった。
【0006】また、特許第2620895号公報に開示
された電界放出デバイスは、デバイス構造内で容易に放
出電流を制御、制限できるものの、製造方法が複雑、高
価であり、大量生産に不利という課題があった。
【0007】本発明の目的は、高精度に放出電流を制御
および制限すると共に電界放出デバイスの面積を縮小す
る電界放出デバイスを提供することにある。また、他の
目的は、デバイス内の配線を容易にするとともに、電界
効果トランジスタの動作と電界放出エミッタの動作を独
立に制御するという高次な機能をも付与する電界放出デ
バイスを提供することにある。さらに他の目的は、シリ
コン基板を利用したシリコン半導体プロセスで簡便、且
つ安価な電界放出デバイスの製造方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1〜請求項5の発
明は、基板と、該基板の上方に形成された電界放出エミ
ッタと、該電界放出エミッタ周辺に形成されたエミッタ
ゲート電極からなる電界放出デバイスである。
【0009】請求項1の発明は、前記電界放出エミッタ
と前記基板とが導電性のプラグを介して導通することを
特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、前記基板上に電界効果
トランジスタが形成されており、該電界効果トランジス
タのドレインと前記電界放出エミッタとが導電性のプラ
グを介して導通されていることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項2記載の電界放
出デバイスであって、前記電界効果トランジスタのゲー
ト電極と前記エミッタゲート電極により前記電界効果ト
ランジスタと前記エミッタが各々独立に制御されること
を特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1、2又は3記
載の電界放出デバイスであって、前記プラグは、不純物
を注入したポリシリコンであり、注入量によって抵抗値
を任意に設定可能としたことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項1、2、3及び
4記載の電界放出デバイスであって、前記基板と前記電
界放出エミッタ間であって、プラグ以外の部分に複数の
絶縁膜が形成され、該絶縁膜上に金属配線を1つ以上具
備したことを特徴とする。
【0014】請求項6〜請求項13の発明は、基板と、
該基板の上方に形成された電界放出エミッタと、該電界
放出エミッタ周辺に形成されたエミッタゲート電極から
なる電界放出デバイスの製造方法である。
【0015】請求項6の発明は、前記基板上に絶縁膜を
形成する工程と、該絶縁膜に前記基板に達するホールを
形成する工程と、該ホールに導電性材料を充填して導電
性のプラグを絶縁膜中に形成する工程と、プラグ上に前
記エミッタを形成する工程と、前記エミッタ周辺にゲー
ト電極を形成する工程を含むことを特徴とする。
【0016】請求項7の発明は、前記基板に電界効果ト
ランジスタを形成する工程と、前記基板上に絶縁膜を形
成する工程と、該絶縁膜に前記電界効果トランジスタの
ドレインに達するホールを形成する工程と、該ホールに
導電性材料を充填して導電性のプラグを絶縁膜中に形成
する工程と、該プラグ上に前記エミッタを形成する工程
と、前記エミッタ周辺にゲート電極を形成する工程を含
むことを特徴とする。
【0017】請求項12の発明は、前記基板に電界効果
トランジスタを形成する工程と、前記基板上に絶縁膜を
形成する工程と、前記絶縁膜に前記電界効果トランジス
タの電極に達するコンタクトホールを形成する工程と、
該コンタクトホールに導電性材料を充填する工程と、該
コンタクトホールに接触する金属配線を形成する工程
と、該金属配線上に更に絶縁膜を形成する工程と、前記
絶縁膜に前記電界効果トランジスタのドレインに達する
ホールを形成する工程と、該ホールに導電性材料を充填
して導電性のプラグを絶縁膜中に形成する工程と、該プ
ラグ上に前記エミッタを形成する工程と、前記エミッタ
周辺にゲート電極を形成する工程を含むことを特徴とす
る。
【0018】請求項9の発明は、請求項6、7及び8記
載の電界放出デバイスの製造方法であって、前記プラグ
形成工程は、前記ホールに導電性材料を充填後、該ホー
ル内以外に堆積した導電性材料を除去する工程を含むこ
とを特徴とする。
【0019】請求項10の発明は、請求項9に記載の電
界放出デバイスの製造方法であって、前記絶縁膜平坦化
工程と、前記導電性材料除去工程がCMP(化学的・機
械的研磨)法によることを特徴とする。
【0020】請求項11の発明は、請求項6、7及び8
記載の電界放出デバイスの製造方法であって、前記絶縁
膜がBPSG膜であり、該絶縁膜をリフローして平坦化
する工程を含むことを特徴とする。
【0021】請求項12の発明は、請求項6、7、又は
8記載の電界放出デバイスの製造方法であって、前記ホ
ールに導電性材料を充填する工程がCVD法であること
を特徴とする。
【0022】請求項13の発明は、請求項12記載の電
界放出デバイスの製造方法であって、前記コンタクトホ
ールに充填する材料がタングステン又は銅であることを
ことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて、図面を参照して説明する。
【0024】<第1の実施形態>図1は、本発明に係る
三次元電界放出デバイスの第1の実施形態を示す断面図
である。この図面に基づき、本発明の三次元電界放出デ
バイスの構造を説明する。シリコン基板1上に素子分離
領域2と不純物拡散領域3を設け、第1のゲート電極4
を具備することにより、電界効果トランジスタ10を形
成している。この電界効果トランジスタ10のドレイン
側に対して導電性の円柱状のプラグ5が形成されてい
る。このプラグ5は、第1のゲート電極4により制御さ
れたドレイン電流を、プラグ5の上部に形成されたエミ
ッタ9に供給するためのバイパスであり、第1の絶縁膜
6により周辺のプラグと絶縁される。このプラグ5の上
部に形成するエミッタ9はMo、W等の高融点材料蒸着
して形成され、その先端径は20nm以下である。
【0025】エミッタ9の下部においては、第2の絶縁
膜8でその周辺が覆われ、第2の絶縁膜8の上に第2の
ゲート電極7が形成されている。この第2の絶縁膜8の
コンタクト径は2〜0.3μmであり、膜厚は0.1〜
1μmである。第2のゲート電極7は、エミッタ9の先
端周辺で、凸の弓形形状に形成される。エミッタ9の先
端部と第2のゲート電極7の距離は、1〜0.15μm
で調節され、エミッタ9の下部とゲート電極4の距離は
3〜2.15μmで調節されている。更に、エミッタ9
の先端部分には、低仕事関数材料の薄膜が形成されてい
る。
【0026】この電界放出デバイスは、第1のゲート電
極により電界効果トランジスタ10のオン/オフと、第
2のゲート電極7によりエミッタ9のオン/オフとをそ
れぞれ独立に制御可能である。従って、電界効果トラン
ジスタ10がオンしても、エミッタ9からは電流放出を
させないなど、さらに高次の機能を付加できる。さら
に、電界効果トランジスタ10のドレイン側に接触する
プラグ5を介してエミッタ9を形成し、電界効果トラン
ジスタ10による高精度な電流制御を可能とする。特
に、電界効果トランジスタ10のドレイン電流特性に合
わせてプラグ5の抵抗値を設定することにより、エミッ
タ9の電流放出を高精度化し、電界放出デバイスの動作
出力の安定性、均一性を向上することができる。
【0027】前記構造の電界放出デバイスの製造方法を
図2〜図4までを用いて説明する。まず、図2(a)に
示すように、素子分離領域2を形成する。素子分離領域
2はロコス法、トレンチ法のどちらを用いても構わな
い。第1の実施形態においては、ロコス法を用いてシリ
コン基板1上に素子分離領域2を形成した。即ち、Pタ
イプ<100>シリコン基板に対して100Åのパッド
酸化膜を形成し、窒化シリコンをLPCVDで2000
Å堆積した。これをフォトリソグラフィーとドライエッ
チングで所望の形状にパターニングする。パターニング
した窒化シリコンをマスクとして熱酸化する。この熱酸
化は、一般的にロコス酸化として知られている条件で十
分であり、本実施形態においては、1100℃のウエッ
ト酸化で、酸化時間は18分行い、3500Å程度に熱
酸化形成した。更に微細化するためには、窒化シリコン
のサイドウォール・リセスロコス法(特開平4−127
433号公報参照)を用いることが好ましく、この方法
によれば、0.5μmピッチの素子分離が可能である。
次に、150℃のリン酸に120分浸漬し、パターニン
グした窒化シリコンを除去し、図2(a)のような素子
分離領域2を形成した。
【0028】その後、電界効果トランジスタ10のチャ
ネル注入を行う。注入条件は、ボロンを注入エネルギ
ー:20KeV、注入量:2×1012cm-2でイオン注
入した。シリコン基板上にCMOSトランジスタを形成
する場合、素子分離領域2形成後、ウエルを形成(チャ
ネル形成を含む)することが望ましい。ウエルの形成は
従来の半導体プロセスに準じて、レトログレードウエ
ル、または、熱拡散ウエルを形成すればよい。
【0029】次に、シリコン基板1上に電界効果トラン
ジスタ10のゲート酸化膜を形成した後、第1のゲート
電極4を形成する。第1のゲート電極4は、本実施形態
の場合、2000ÅのポリシリコンにN型の不純物であ
るリンを熱拡散で導入し、所望のパターニングを行って
得た(図2(b))。この第1のゲート電極4は、ポリ
シリコンに限定する必要はなく、ポリサイド、サリサイ
ド等の従来から半導体プロセスで用いられる材料で形成
しても構わない。
【0030】次に、シリコン基板1上に形成する電界効
果トランジスタ10の不純物拡散領域3(ソース及びド
レイン)を形成する。この不純物拡散領域3は、ゲート
電極4をマスクとして、イオン注入で行う。本実施形態
では、ヒ素を注入エネルギー:50KeV、注入量:3
×1015cm-2でイオン注入し、図2(c)のような不
純物拡散領域3を形成し、電界効果トランジスタ10が
完成する。
【0031】次に、第1の絶縁膜6を電界効果トランジ
スタ10の上に堆積し、プラグ用のホール11を形成す
る。第1の絶縁膜6はCVD法により、酸化シリコンを
8000Å堆積して形成した。この際、第1の絶縁膜6
の下に形成した第1のゲート電極4の段差により、第1
の絶縁膜6の平坦度が悪化し、プラグ用のホール11の
フォト工程が厳しくなることがある。このため、第1の
絶縁膜6を堆積後、CMP(化学的・機械的研磨)法で
平坦化することが好ましい。その後、フォトリソグラフ
ィーを行い、ドライエッチングでホール11の部分の絶
縁膜6を除去すると、図2(d)のようなプラグ用ホー
ル11が形成できる。このプラグ用のホール11の径
は、上部に形成するエミッタ9とのアライメント精度と
プラグ5へ埋め込む材料のホール11への充填率で決定
すべきである。即ち、ホール径が小さいと、上部にある
エミッタ9と位置ズレし、コンタクト抵抗が増大する。
一方、ホール径が大きいと、ホール11内へ充填する材
料が十分埋め込まれなくなり、プラグ5が形成できな
い。本実施形態では、直径:0.5μmのエミッタのプ
ラグ5として、0.8μmのホール11を形成した。
【0032】次に、不純物をドープしたポリシリコンを
ホール11に埋め込む。このとき、ホール11の底部に
あるシリコン基板表面の自然酸化膜を希フッ酸で除去
し、直ちに第1のポリシリコンをCVD法で1000Å
堆積した。その後、熱拡散でリンを第1のポリシリコン
にドープした。引き続き、第2のポリシリコンを400
0Å堆積し、熱拡散でリンを第2のポリシリコンにドー
プした。第1のポリシリコンの堆積は、堆積前のシリコ
ン基板1上の自然酸化膜の形成を避けるために、ロード
ロック付のCVD装置に限定することが望ましい。ポリ
シリコンは、ホール内の埋め込み性や研磨・エッチング
等の加工性に優れるので好適である。
【0033】また、ポリシリコンは予め不純物をドープ
したドープポリシリコンを用いたり、イオン注入法でポ
リシリコンに不純物をドープしても構わない。この不純
物の量によってポリシリコンの抵抗値を任意に設定が可
能である。
【0034】ホール内以外に堆積充填したポリシリコン
を除去してプラグ5を形成する。ポリシリコンの除去
は、CMP法を用いることが望ましい。このようにし
て、図3(a)に示すように、プラグ5を形成する。
【0035】次に、プラグ5上に凸の弓形形状の第2の
ゲート電極7を形成する工程について述べる。まず、図
3(b)に示すように、第2の絶縁膜8を堆積し、第2
の絶縁膜8上にダミー構造物12を形成する。このダミ
ー構造物12として用いる材料は第2の絶縁膜とエッチ
ング速度が異なることが望ましい。本実施形態では、第
2の絶縁膜8として、5000Åの酸化シリコンをCV
D法で堆積した。また、第2の絶縁膜8上のダミー構造
物12として用いる材料は、エッチング速度、汎用性を
考慮に入れれば、窒化シリコンが望ましい。ダミー構造
物12は、1000Åの窒化シリコン及び1000Åの
酸化シリコンを堆積した後、フォトリソグラフィーとド
ライエッチングでパターニングし、更に窒化シリコンを
堆積し、エッチバックすることにより形成し、図3
(b)のようなサイドウォール付きダミー構造物12が
形成できる。このダミー構造物12は後述のエミッタ9
を形成するためのホール径を決定するものである。本実
施形態においては、0.5μmのコンタクトホールを形
成するため、0.5μmの円形パターンを形成したが、
半導体微細化プロセスを利用すれば、0.3μm程度ま
で十分可能である。更に、このダミー構造物12上に第
2のゲート電極7を堆積することにより、図3(b)の
ような第2のゲート電極7を形成する。
【0036】次に、エミッタを形成するためのホール1
3を前記プラグ5上に形成する。まず、第2の絶縁膜8
上のダミー構造物12を除去する。本実施形態において
は、リン酸(150℃、120分浸漬)で第2の絶縁膜
8及び第2のゲート電極層7に対して選択的にダミー構
造物12をエッチング除去する。更に、ホール13はフ
ォトレジストを利用することなく、図3(b)で形成し
た第2のゲート電極7をマスクとしてドライエッチング
して形成する。このようにすれば、図3(c)のような
ホール13がプラグ5上に形成できる。
【0037】次に、第2のゲート電極層7上にリフトオ
フ層を形成する。本実施形態においては、A1を入射
角:15°で回転蒸着し、リフトオフ層を形成した(図
4(a))。
【0038】次に、エミッタ9を形成するために、所望
膜厚のエミッタ材料を基板と垂直方向で蒸着する。この
ような蒸着により、コンタクトホール13内にエミッタ
が形成されることは既に知られている技術である。本実
施形態においては、エミッタ材料としてMoを1μm蒸
着し、図4(b)のような断面構造を形成した。
【0039】次に、リフトオフ層をエッチングし、リフ
トオフ層上のMo層をリフトオフし、Moから形成され
たエミッタ9を得た。リフトオフは、90℃のリン酸で
行い、図1のような電界放出デバイスが得られる。
【0040】更に、電界放出デバイスの特性を向上する
ために、低仕事関数材料をコーティングすることが望ま
しい。本実施形態においては、LaB6をスパッタ法、
または、蒸着法で10nmコーティングし、デバイスを
完成した。この低仕事関数は、他にセシウム、ルビジウ
ム、窒化タンタル、バリウム、クロムシリサイド、チタ
ンカーバイド、ハフニウムカーバイド、ジルコンカーバ
イド等の多くの材料がある。このような製造方法は、シ
リコン半導体製造プロセスで行われている材料や工程に
基づいており、簡便に且つ安価に製造できる。
【0041】前記のような方法で製造した電界放出デバ
イスは、蛍光体を被膜した陽極を設け、電界効果トラン
ジスタ10からなる陰極配線と、第2のゲート電極7か
らなるゲート配線を制御して、その内部を真空状態にす
れば、高精度に制御した電子が放出され、蛍光体に衝突
し、発光する。このような駆動方法を利用すれば、平面
型画像表示デバイスとして応用できる。更に、他のデバ
イス構造に応用すれば、超高速マイクロ波デバイス、セ
ンサー等の利用も可能となる。
【0042】<第2の実施形態>図5及び図6には、第
2実施形態の電界放出デバイスの製造工程を示す。シリ
コン基板上に形成した電界効果トランジスタと、以下の
ような金属配線を具備することにより、より高精度、多
機能化した三次元電界放出デバイスが形成できる。
【0043】第1の実施形態のように、シリコン基板1
上に電界効果トランジスタ10を形成する(図5
(a))。電界効果トランジスタ10上に絶縁膜6aを
堆積する。この絶縁膜6aは、従来のシリコン半導体プ
ロセスに従い、酸化シリコンをCVD法で5000〜1
0000Å程度堆積する。本実施形態においては、80
00Åの酸化シリコンをCVD法で堆積した。その後、
拡散領域に対するコンタクトをフォトリソグラフィーと
ドライエッチングで形成する。更に、ブランケットW
(タングステン)とエッチバックを用いることにより、
Wは前記コンタクトホールに埋め込まれ、図5(a)の
ような断面構造が形成できる。この際、シリコン基板へ
のWの拡散を防止、及びコンタクト抵抗の低減のため
に、TiN(チタンナイトイド)、Ti(チタン)から
なるバリアメタルを堆積することが望ましい。TiN/
Tiは、スパッタ法で500Å/500Å堆積した。タ
ングステン以外の材料としては銅が使用できる。
【0044】次に、金属配線を形成する。金属配線材料
として、本実施形態においては、TiN(チタンナイト
イド)Al−Cu(アルミニウム−銅)からなる金属を
用いた。即ち、TiN/Al−Cu/TiN=800Å
/4000Å/800Åからなる金属をスパッタ法で堆
積した。更に、所望の金属配線パターン12をフォトリ
ソグラフィー及びドライエッチングで形成した(図5
(b))。
【0045】次に、前記金属配線12上に絶縁膜6bを
堆積し、プラグを形成する。この絶縁膜6bは酸化シリ
コンであり、ホール15の形成以降の工程は、第1の実
施形態に従う。即ち、図5(c)のようなホール15を
形成し、ポリシリコンを埋め込むことにより、図6
(a)のプラグ5を形成する。プラグ5上のには、第1
実施形態と同様に、第2の絶縁膜8、第2のゲート電極
7、エミッタ9を形成、パターニングすると、図6
(b)のような断面構造が形成できる。
【0046】こうして、電界効果トランジスタ10の上
方で且つ第2の絶縁膜8の下方に金属配線2を多層化し
て形成したので、各部への配線を容易にするとともに、
デバイス面積も全体として小さくできる。製造に用いて
いる材料や方法は、シリコン半導体製造プロセスに持ち
られている方法なので、簡便に且つ安価に製造が可能で
ある。
【0047】<第3の実施形態>図7には、第3実施形
態の電界放出デバイスの製造工程を示す。本実施形態に
おいては、第1の絶縁膜6を平坦化するのに、CMP法
を用いずに、別の簡便な方法で製造できる。即ち、第1
のゲート電極の段差が2000Å程度であれば、第1の
絶縁膜6として、BPSG膜を堆積し(図7(a))、
900℃及び10分、または、850℃及び30分のア
ニールすることにより、リフローして平坦化する(図7
(b))。第2実施形態と同様に、電界効果トランジス
タ上に金属配線を形成する(図7(c))。第2の実施
形態と同様なので、以下の工程については図示しない
が、ポリシリコンを堆積した後、ウエハ全面をエッチバ
ックし、プラグにだけポリシリコンを残すことにより、
ポリシリコンのプラグ5を形成する。ポリシリコンのプ
ラグを形成した後の工程は、第1の実施形態に基づき、
エミッタをプラグ上に形成する。
【0048】上記実施形態は、電界効果トランジスタ上
にプラグとエミッタを形成した構成であるが、電界効果
トランジスタを設けずに基板1にプラグとエミッタを形
成する場合もある。この場合は、エミッタからの放出電
流を制限するため、プラグ5を高抵抗とする。例えば、
プラグ5を形成するポリシリコンに与える不純物を低濃
度として、高抵抗とする。
【0049】
【発明の効果】請求項1〜5記載の電界放出デバイスに
よれば、電界放出エミッタと基板を抵抗値可変の導電プ
ラグで接続した構造を有することにより、電界放出エミ
ッタの放出電流を制限できる。特に請求項2の発明のよ
うに、基板上の電界効果トランジスタのドレインと電界
放出エミッタをプラグを介して接続することにより、放
出電流をより高精度に制御及び制限することが可能とな
るとともに、電界効果トランジスタの上方に電界放出エ
ミッタ及びエミッタゲート電極を形成することになり、
デバイス面積を縮小した三次元電界放出デバイスが提供
できる。。
【0050】また、請求項3記載の電界放出デバイスに
よれば、電界効果トランジスタと電界放出エミッタを独
立に制御可能としたことにより、電界効果トランジスタ
がオンしても、電界放出エミッタからは電流放出をさせ
ないなど、さらに高次の機能を付加できる。
【0051】また、請求項4記載の電界放出デバイスに
よれば、ポリシリコンへの不純物の注入量によりプラグ
の抵抗値を任意に設定できるので、電界放出エミッタの
放出電流制限を可能とする。
【0052】また、請求項5記載の電界放出デバイスに
よれば、金属配線を多層化できるので、各電極への配線
を容易にするとともに、放出電流を高次に制御及び制限
した三次元電界放出デバイスを提供できる。
【0053】請求項6〜13の電界放出デバイスの製造
方法によれば、通常の半導体製造プロセスで用いられる
工程により製造できるので、基板と電界放出エミッタを
縦方向(三次元)に導通するためのプラグを簡便に、且
つ安価にできる。
【0054】請求項10の電界放出デバイスの製造方法
によれば、CMP法により絶縁膜を平坦化し導電性材料
を除去するので、確実に平坦化及び除去が可能である。
【0055】請求項11の電界放出デバイスの製造方法
によれば、絶縁膜をBPSG膜とすることで、リフロー
により簡便に平坦化ができる。
【0056】請求項12の電界放出デバイスの製造方法
によれば、CVD法によりホール又はコンタクトホール
に充填するので、確実にむらなく充填できる。
【0057】請求項13の電界放出デバイスの製造方法
によれば、前記コンタクトホールに充填する材料がタン
グステン又は銅とすることにより、より確実にむらなく
充填できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電界放出デバイスの第1の実施形
態における断面図である。
【図2】第1の実施形態の製造を示す断面工程図であ
る。
【図3】図2に続く第1の実施形態の製造を示す断面工
程図である。
【図4】図3に続く第1の実施形態の製造を示す断面工
程図である。
【図5】第2の実施形態の製造を示す工程断面図であ
る。
【図6】図5に続く第2の実施形態の製造を示す工程断
面図である。
【図7】第3の実施形態の製造を示す工程断面図であ
る。
【図8】従来の電界トランジスタ構造を有する電界放出
デバイスの概略図である。
【図9】従来の電界トランジスタ構造を有する他の電界
放出デバイスの概略図である。
【符号の説明】
1 基板(シリコン基板) 2 素子分離領域 3 不純物拡散領域 4 第1のゲート電極 5 プラグ 6 第1の絶縁膜 7 第2のゲート電極 8 第2の絶縁膜 9 電界放出エミッタ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板の上方に形成された電界
    放出エミッタと、該電界放出エミッタ周辺に形成された
    エミッタゲート電極からなる電界放出デバイスにおい
    て、 前記電界放出エミッタと前記基板とが導電性のプラグを
    介して導通することを特徴とする電界放出デバイス。
  2. 【請求項2】 基板と、該基板の上方に形成された電界
    放出エミッタと、該電界放出エミッタ周辺に形成された
    エミッタゲート電極からなる電界放出デバイスにおい
    て、 前記基板上に電界効果トランジスタが形成されており、
    該電界効果トランジスタのドレインと前記電界放出エミ
    ッタとが導電性のプラグを介して導通されていることを
    特徴とする電界放出デバイス。
  3. 【請求項3】 前記電界効果トランジスタのゲート電極
    と前記エミッタゲート電極により前記電界効果トランジ
    スタと前記電界放出エミッタが各々独立に制御されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の電界放出デバイス。
  4. 【請求項4】 前記プラグは、不純物を注入したポリシ
    リコンであり、注入量によって抵抗値を任意に設定可能
    としたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の電界
    放出デバイス。
  5. 【請求項5】 前記基板と前記エミッタ間であって、プ
    ラグ以外の部分に複数の絶縁膜が形成され、該絶縁膜の
    少なくとも1つに金属配線を1つ以上具備したことを特
    徴とする請求項1、2、3及び4記載の電界放出デバイ
    ス。
  6. 【請求項6】 基板と、該基板の上方に形成された電界
    放出エミッタと、該電界放出エミッタ周辺に形成された
    エミッタゲート電極からなる電界放出デバイスの製造方
    法において、 前記基板上に絶縁膜を形成する工程と、該絶縁膜に前記
    基板に達するホールを形成する工程と、該ホールに導電
    性材料を充填して導電性のプラグを絶縁膜中に形成する
    工程と、プラグ上に前記エミッタを形成する工程と、前
    記エミッタ周辺にゲート電極を形成する工程を含むこと
    を特徴とする電界放出デバイスの製造方法。
  7. 【請求項7】 基板と、該基板の上方に形成された電界
    放出エミッタと、該電界放出エミッタ周辺に形成された
    エミッタゲート電極からなる電界放出デバイスの製造方
    法において、 前記基板に電界効果トランジスタを形成する工程と、前
    記基板上に絶縁膜を形成する工程と、該絶縁膜に前記電
    界効果トランジスタのドレインに達するホールを形成す
    る工程と、該ホールに導電性材料を充填して導電性のプ
    ラグを絶縁膜中に形成する工程と、該プラグ上に前記エ
    ミッタを形成する工程と、前記エミッタ周辺にゲート電
    極を形成する工程を含むことを特徴とする電界放出デバ
    イスの製造方法。
  8. 【請求項8】 基板と、該基板の上方に形成された電界
    放出エミッタと、該電界放出エミッタ周辺に形成された
    エミッタゲート電極からなる電界放出デバイスの製造方
    法において、 前記基板に電界効果トランジスタを形成する工程と、前
    記基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜に前記
    電界効果トランジスタの電極に達するコンタクトホール
    を形成する工程と、該コンタクトホールに導電性材料を
    充填する工程と、該コンタクトホールに接触する金属配
    線を形成する工程と、該金属配線上に更に絶縁膜を形成
    する工程と、前記絶縁膜に前記電界効果トランジスタの
    ドレインに達するホールを形成する工程と、該ホールに
    導電性材料を充填して導電性のプラグを絶縁膜中に形成
    する工程と、該プラグ上に前記エミッタを形成する工程
    と、前記エミッタ周辺にゲート電極を形成する工程を含
    むことを特徴とする電界放出デバイスの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記絶縁膜形成工程は、前記絶縁膜形成
    後、該絶縁膜を平坦化する工程を含み、 前記プラグ形成工程は、前記ホールに導電性材料を充填
    後、該ホール内以外に堆積した導電性材料を除去する工
    程を含むことを特徴とする請求項6、7及び8記載の電
    界放出デバイスの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記絶縁膜平坦化工程と、前記導電性
    材料除去工程がCMP法によることを特徴とする請求項
    9に記載の電界放出デバイスの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記絶縁膜がBPSG膜であり、該絶
    縁膜をリフローして平坦化する工程を含むことを特徴と
    する請求項6、7及び8記載の電界放出デバイスの製造
    方法。
  12. 【請求項12】 前記ホール又はコンタクトホールに導
    電性材料を充填する工程がCVD法であることを特徴と
    する請求項6、7又は8記載の電界放出デバイスの製造
    方法。
  13. 【請求項13】 前記コンタクトホールに充填する材料
    がタングステン又は銅であることをことを特徴とする請
    求項12記載の電界放出デバイスの製造方法。
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KR100438835B1 (ko) * 2001-12-18 2004-07-05 삼성에스디아이 주식회사 기판에서 들뜬 구조물의 형성 방법 및 이를 적용한 들뜬구조의 게이트 전극 및 fed 제조방법
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