JPH11319791A - ガラスカレットの製造方法および製造装置 - Google Patents

ガラスカレットの製造方法および製造装置

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JPH11319791A
JPH11319791A JP10139234A JP13923498A JPH11319791A JP H11319791 A JPH11319791 A JP H11319791A JP 10139234 A JP10139234 A JP 10139234A JP 13923498 A JP13923498 A JP 13923498A JP H11319791 A JPH11319791 A JP H11319791A
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glass cullet
glass
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破砕されたガラスカレットの角を取るときに
ラベル処理も同時でき、また悪臭等に悩まされることな
く衛生的にガラスカレット製品を製造することができ
る、ガラスカレットの製造方法を提供する。 【解決手段】 ガラスビン等の廃棄ガラスを所定の粒径
に破砕する乾式破砕処理工程(1)と、この乾式破砕処
理工程で破砕されたガラスカレットと水との混合物であ
るパルプを、循環水槽(31)、循環ポンプ(35)、
管路(36、37、39、41)、循環水槽(31)等
の間を循環ポンプ(35)により強制的に循環させる循
環処理工程と、この循環処理工程で循環処理されたパル
プからガラスカレット製品を分離、分級する分離分級処
理工程(44、43、49)とから構成する。そして、
循環処理工程においてガラスカレットの角を取り、また
ガラスカレットに付着しているラベルを剥離し、微細化
する。このときガラスカレットに付着している飲料水等
の液体は水中に溶解する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスビン等の廃
棄ガラスからガラスカレットを製造するガラスカレット
の製造方法およびこの方法の実施に使用されるガラスカ
レットの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在日本で生産されているガラスビン
は、平成7年度で約200万トンであり、そのうち60
〜70%は再生可能なビンであるが、ビンメーカに回収
されてリターナルビンとして再使用あるいは破砕してカ
レットとして再資源化されている量は、生産総量の約5
0%で、残りの約100万トン以上ががゴミとして埋め
立て廃棄されている。
【0003】このような現状下において「容器包装に係
わる分別収集および再商品化の促進等に関する法律」い
わゆる容器包装リサイクル法が平成9年4月から施行さ
れ、ガラスビン、ガラスカレットも指定品目に入ってい
る。そこで、市町村の分別収集が一層進んでおり、ビン
メーカーもそのリサイクル率の向上に努力しているが、
ガラスビン生産のために使用されるカレットの利用率に
も限界があり、ガラスビンの再生産や従来試みられてき
たコンクリート道路のカラー舗装やコンクリートブロッ
クの表層材といった程度の再生品化では、消化できず別
の大量使用の用途の開発が望まれている。
【0004】このような状況から、ガラスカレットの用
途開発へのさまざまなアプローチがなされているが、そ
の中で道路舗装材、埋め戻し材、アスフアルト骨材、舗
装ブロックの敷砂等の建設用資材あるいは砕石の一部代
用として使用することができれば、比較的大量の再利用
が可能なことから、ガラスカレットのこの分野での利用
開発が目下急ピッチで試みられている。
【0005】このような用途に使用するためには、まず
ガラスカレットの粒度分布が夫々の規定の範囲内になけ
ればならないことは勿論であるが、価格的には市販の建
材よりも安価であることが望まれ、また近距離から容易
に入手でき、さらには手で直接触っても角がなく安全
で、臭気がなく衛生的で取り扱い易いものであること、
等が要求される。このような要求を満たすべく、ガラス
ビン工場、ゴミ処理場等において大規模なガラスカレッ
ト製造装置が設けられているが、このような大規模なガ
ラスカレット製造装置は地域が限定されているうえに、
設備費が高価であること、大容量の電力を必要とするこ
と等の理由により、上記要求を必ずしも満たしていな
い。
【0006】そこで、機動性のある、小型で小容量の簡
易ガラスカレット製造装置が開発され、実用に供される
ようになってきている。この簡易ガラスカレット製造装
置は、図3に作用と共に示されているように、概略的に
は、廃棄ガラスビンが入れられている投入ホッパ60、
廃棄ガラスビンを破砕する1次破砕機62、破砕された
ガラス破砕物を篩い分けるトロンメル63、トロンメル
63を通過したガラスカ破砕物をガラスカレットに破砕
する二次破砕機64、二次破砕機64で破砕されたガラ
スカレットの角を丸める角取機65、角取りされたガラ
スカレットを分級する振動篩66、廃棄ガラスビンに貼
付されているラベルあるいは王冠等を分離する分離機6
7等から構成されている。なお、この簡易ガラスカレッ
ト製造装置は、乾式のため集塵装置も備えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題 】上記のように、従来
の簡易ガラスカレット製造装置は、小型で小容量で機動
性も有するので、一応上記したような要求を満たしてい
るといえる。しかしながら、改良すべき点も認められ
る。例えば、回収された廃棄ガラスビンには一般にラベ
ルが貼付されているが、簡易ガラスカレット製造装置が
乾式のためラベルを除去するために別の処理工程を必要
とし、割高になっている。また、回収された廃棄ガラス
ビンにはドリンク剤等の飲料、水が残っていることがあ
るが、これらの液体が腐敗し、破砕処理するときに悪臭
を放ち、必ずしも衛生的とはいえない。さらには、廃棄
ガラスビンを破砕するときには粉塵が生じるので、バッ
クフィルタ等を備えた集塵装置を設けなければならず、
設備が大型化する嫌いがある。
【0008】本発明は、上記したような問題点あるいは
欠点を解消したガラスカレットの製造方法および製造装
置を提供することを目的とし、具体的には破砕されたガ
ラスカレットの角を取るときにラベル処理も同時でき、
また悪臭等に悩まされることなく衛生的なガラスカレッ
トを製造することができる、ガラスカレットの製造方法
およびこの方法の実施に使用されるガラスカレットの製
造装置を提供することを目的としている。また、他の発
明は上記目的に加えてバックフィルタ等を格別に必要と
しないガラスカレットの製造方法を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、回
収された廃棄ガラスビンを所定の粒径に破砕し、そして
破砕されたガラスカレットを湿式で循環処理および分級
処理するように構成することにより達成される。すなわ
ち、本発明は上記目的を達成するために、ガラスビン等
の廃棄ガラスを所定の粒径のカレットに破砕する、破砕
処理工程と、前記破砕処理工程で破砕されたガラスカレ
ットと処理水との混合物であるパルプを、循環水槽、循
環ポンプ、管路、循環水槽等の間を強制的に循環させる
循環処理工程と、前記循環処理工程で循環処理されたパ
ルプからガラスカレットを分離、分級する分離分級処理
工程とから構成される。請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載の破砕処理工程を乾式で実施するように、請
求項3に記載の発明は、請求項2に記載の破砕処理工程
を乾式で実施するとき、飛散する粉塵を空気と共に吸引
し、そして循環処理工程に使用する循環水槽に排出する
ように構成される。 請求項4に記載の発明は、破砕装
置部と、湿式循環分級装置部と、製品貯留部とからな
る、ガラスビン等の廃棄ガラスからガラスカレットを製
造する、ガラスカレットの製造装置であって、前記破砕
装置部は、廃棄ガラスを破砕する乾式破砕機と、前記乾
式破砕機で破砕されたガラスカレットを分級する分級機
とを備え、前記分級機の篩上は、前記破砕機に戻される
ように構成され、前記湿式循環分級装置部は、前記破砕
装置部で得られたガラスカレットと処理水とが入れられ
る循環水槽と、ガラスカレットと処理水とからなるパル
プを循環する循環ポンプと、パルプからガラスカレット
を分離する分級装置と、前記循環水槽、循環ポンプ、分
級機等を液体的に接続している管路とを備え、前記循環
ポンプを運転すると共に、前記管路に設けられているバ
ルブを適宜開閉操作することにより、パルプが前記循環
水槽、循環ポンプ、管路、循環水槽等の間を循環するよ
うに、あるいは前記循環水槽、循環ポンプ、管路、分級
機、循環水槽等の間を循環するように構成される。請求
項5に記載の発明は、請求項4に記載の分級装置が、パ
ルプからガラスカレットを分離する篩と、微粉化された
ガラスカレットおよびラベル片等を分離する液体サイク
ロンとから構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、粒
径が20mm〜5mmと、5mm〜2mmおよび2mm以下の3種
類のガラスカレットを、廃棄ガラスビンから製造する例
について説明する。なお、2mm以下のガラスカレット
は、後述するように、ガラスビンに貼付されていたラベ
ル等と共に廃棄されるようになっている。本発明に係わ
るガラスカレットの製造装置は、概略的には、図1、2
に示されているように、ガラスビンを破砕する破砕装置
部1と、破砕されたガラスカレットと水とを循環させる
湿式循環分級装置部30と、分級された製品が蓄えられ
る製品貯留部50とからなっている。そして、詳しくは
後述するように、湿式循環分級装置部30において、破
砕されたガラスカレットと水とが循環され、角のあるガ
ラスカレットは角が取られ、そして所定の粒度に分級さ
れるようになっている。
【0011】破砕装置部1は、廃棄ガラスビンが蓄えら
れる投入ホッパ2、例えばハンマークラッシャー等から
なる1次破砕機4、電磁フィーダ5、1次破砕機4で破
砕された粗ガラスを20mm以下に再度粉砕する2次破砕
機7、篩の目が20mmの振動篩あるいはトロンメル9、
篩下貯留ビン11等から構成されている。そして、これ
らは略水平方向に配置され、投入ホッパ2から供給され
る廃棄ガラスビンは、従来周知の形態をした第1の投入
コンベヤ3により1次破砕機4に供給されるように、ま
た1次破砕された粗ガラスカレットは電磁フィーダ5を
経て第2の投入コンベヤ6により2次破砕機7に供給さ
れるようになっている。2次破砕機7において破砕され
たガラスカレットは、同様に従来周知の第3の投入コン
ベヤ8により振動篩9に供給される。振動篩9と2次破
砕機7は、篩上リターンコンベヤすなわち返送コンベヤ
10で接続されている。これにより、粒径が20mm以上
の粗ガラスカレットは、2次破砕機7の方へ戻される。
篩下貯留ビン11は、トロンメル9の下方に配置され、
この篩下貯留ビン11は、供給コンベヤ12により循環
分級装置部30の循環水槽31に接続されている。これ
により、20mm以下に破砕されたガラスカレットのみが
次の湿式循環分級装置部30に供給されることになる。
【0012】図1には模式的に示されているに過ぎない
が、上記した破砕装置部1には、集塵装置20が設けら
れている。この集塵装置20は、破砕装置部1を覆うよ
うな形状の複数個のフード体21、21’、21”から
構成されている。そして、フード体21、21’、2
1”を連結している吸気管23は、排風機24を介して
湿式循環分級装置部30の循環水槽31の内部に開口し
ている。したがって、吸気管23に介装されている排風
機24を起動すると、フード体21、21’、21”を
通して、破砕装置部1から飛散する粉塵、微細なガラス
カレット等は吸引され、そして循環水槽31の水中へ排
出され、水に捕捉されることになる。捕捉されたガラス
カレットは、後述するように飛散する微細な2mm以下
のガラスカレットとして回収されることになる。
【0013】湿式循環分級装置部30は、循環水槽31
を備えている。この循環水槽31の底壁は、循環ポンプ
35の方へ向かって傾斜している。この傾斜により、ガ
ラスカレットと水とが循環ポンプ35に効率的に吸い込
まれることになる。湿式循環分級装置部30は、循環水
槽31の上方に、さらに液体サイクロン43、第1の振
動篩44、第2の振動篩49等も備えている。そして、
循環ポンプ35の吸込管34は、バルブ33が介装され
て循環水槽31に接続されている。循環ポンプ35の吐
出管36は、第1、第2および第3の循環管37、39
および41に分岐している。第1の循環管37には、第
1のバルブ38が、第2の循環管39には、第2のバル
ブ40が、第3の循環管41には、第3のバルブ42が
それぞれ介装されている。そして、第1の循環管37は
循環水槽31に、第2の循環管39は第1の振動篩44
に、第3の循環管41は液体サイクロン43に、それぞ
れ接続されている。したがって、バルブ33、第1〜第
3のバルブ38、40および42を適宜開閉することに
より、ガラスカレットと水の混合流体であるパルプが第
1の循環管37により循環水槽31の間を循環し、また
第1の振動篩44に、あるいは液体サイクロン43に選
択的に供給され、循環することになる。なお、第3の循
環管41から分岐している排水管41’には排水弁4
2’が設けられ、また循環水槽31の底部には水抜管3
2が設けられている。
【0014】第1の振動篩44は、上段の篩い目が5mm
で、下段のそれが2mmの2段篩から構成されている。そ
して、上段の篩い目に対応して、第1の製品搬送コンベ
ヤ45が、下段の篩い目に対応して第2の製品搬送コン
ベヤ46がそれぞれ設けられている。第1の振動篩44
の篩下は、シュートを介して循環水槽31に戻されるる
ようになっている。液体サイクロン43のアンダーフロ
ーは、振動篩44に接続され、また液体サイクロン43
のオーバフロー管48は、第2の振動篩49に接続さ
れ、その篩上は、廃棄物搬送コンベヤ47に接続されて
いる。篩下は、シュートを介して循環水槽31に戻され
るようになっている。なお、図1において、符号Wは給
水管を、そしてVは給水弁をそれぞれ示している。
【0015】製品貯留部50は、本実施の形態では、粒
径が5〜2mmのガラスカレットが貯えられる第1の貯
蔵ビット51と、粒径が20〜5mmのガラスカレット
が貯えられる第2の貯蔵ビット52と、2mm以下のガラ
スカレット、ラベル等の廃棄物が貯えられる第3の貯蔵
ビット53からなっている。そして、前述した第1の貯
蔵ビット51には第2の製品搬送46の終端が接続さ
れ、第2の貯蔵ビット52には第1の製品搬送45の終
端が、そして第3の貯蔵ビット53には廃棄物搬送コン
ベヤ47の終端部がそれぞれ接続されている。
【0016】次に、上記ガラスカレットの製造装置を使
用してガラスカレットの製造方法を、図2も参照して説
明する。破砕装置部1を起動する。そうすると、投入ホ
ッパ2中の廃棄ガラスビンは、第1、2の投入コンベヤ
3、6により1次および2次破砕機4、7に供給され、
そして破砕される。破砕されたガラスカレットは、第3
の投入コンベヤ8により振動篩9に供給される。振動篩
9において、粒径が20mm以下のガラスカレットは、篩
下貯留ビン11に排出される。20mm以上のガラスカレ
ットは、返送コンベヤ10により2次破砕機7に戻され
る。このようにして、廃棄ガラスビンは、20mm以下の
ガラスカレットに破砕されて篩下貯留ビン11に貯えら
れる。
【0017】上記のようにして、20mm以下のガラスカ
レットを得ているときに、集塵装置20の排風機24を
起動する。そうすると、辺りに飛散する粉塵は、空気と
共にフード体21、21’、21”に吸引され、そして
循環水槽31の水中へ排出される。粉塵は、水に捕捉さ
れ、そして後述するように微細なガラスカレットと共に
処理される。
【0018】湿式循環分級装置部30において、給水管
Wから所定量の処理水を循環水槽31に供給する。ま
た、篩下貯留ビン11から1バッチで処理する所定量の
ガラスカレットを供給する。初めに、角取り、ラベル剥
離等の処理をする。すなわち、バルブ33と第1のバル
ブ38とを開き、第2、3のバルブ40、42および排
水弁42’を閉じる。循環ポンプ35を起動する。そう
すると、水とガラスカレットとの混合物すなわち所定濃
度のパルプが循環水槽31、循環ポンプ35、吐出管3
6、分岐管37および循環水槽31の間を循環する。所
定時間例えば3分循環する間に、ガラスカレットは循環
ポンプ35、吐出管36、分岐管37等内で相互の摩擦
接触、衝突、摩砕等の作用を受ける。これにより、破砕
されるときに生じたガラスカレットの角は、丸められ
る。また、ガラスカレットに付着しているラベルは剥離
され、微細化される。ガラスカレットに付着している飲
料水等の液体は水中に溶解する。
【0019】次に、分級処理をする。第1のバルブ38
を閉じ、第2のバルブ40を開く。そうすると、循環処
理されたパルプが、第1の振動篩44に供給される。第
1の振動篩44において、周知のようにして分級され、
篩い目が5mmの上段の篩上は、粒径が20〜5mmのガラ
スカレットとして、第1の製品搬送コンベヤ45により
第2の製品貯蔵ビット52に供給される。篩い目が2mm
の下段の篩上は、粒径が5〜2mmのガラスカレットとし
て、第2の製品搬送コンベヤ46により第1の製品貯蔵
ビット51に供給される。篩下は、循環水槽31に戻さ
れる。上記分級操作を所定時間例えば1分間実施する。
これにより所定粒度に分級されたガラスカレットが得ら
れる。
【0020】最後に、廃棄物回収処理をする。すなわ
ち、第1、2のバルブ38、40を閉じ、第3のバルブ
42を開いて循環ポンプ35を所定時間駆動する。そう
すると、分級回収された残りのパルプが液体サイクロン
43に供給される。液体サイクロン43において、従来
周知のようにして分離され、アンダーフローは第1の振
動篩44に供給され、再度分級される。これにより、分
級処理時に回収されなかったガラスカレットが分離回収
される。液体サイクロン43のオーバーフローは、オー
バーフロー管48により第2の振動篩49に供給され
る。この第2の振動篩49において、2mm以下のガラス
カレット、細分化されたラベル等の微粒子が分離され、
そして廃棄物搬送コンベヤ47により第3の貯蔵ビット
53に排出される。この処理も所定時間実施する。
【0021】以上の一連の処理が終わったら、篩下貯留
ビン11に貯えられている次に処理するガラスカレット
を、循環水槽31に投入し、前述したように、角取り、
ラベル剥離等の処理、分級処理、廃棄物回収処理をす
る。以下同様にして、バッチ処理する。このようにバッ
チ処理しているときに、処理水が減少したときは、給水
管Wから補給する。処理水の汚染が進んだときには、上
記のようにして、ガラスカレット、ラベル等を回収した
後に、第1、2、3のバルブ42を38、40および4
2を閉じ、バルブ33と、排水弁42’を開いて、循環
ポンプ35を運転する。そうすると、循環水槽31中の
処理水は、循環ポンプ35の吐出管36および排水管4
1’を通って所定箇所の排水処理設備へ排水される。以
下前述したようにして、給水管Wから所定量の処理水を
循環水槽31に供給する。
【0022】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
とがないことは明らかである。例えば、廃棄ガラスビン
以外のガラス製品も、また陶器類も同様に処理できるこ
とは明らかである。したがって、ガラスカレットという
用語の中には陶器類を破砕して得られる粉砕片も含まれ
ることになる。また、ガラスカレットの粒度が実施の形
態に限定されることがないことも明らかである。さらに
は、本発明は、振動篩に代えて他の分級機例えばトロン
メル、スクリーン等で実施できる。また、上記実施の形
態の作用の説明では、角取り、ラベル剥離等の処理、分
級処理、廃棄物回収処理等は、手動的に実施するように
説明したが、所定サイクルで1工程が終了するように自
動運転ができることも明らかである。さらには、集塵装
置も高価にはなるが、バックフイルタ等を備えた乾式集
塵装置で実施することもできる。
【0023】また、上記実施の形態では、粉砕装置部1
は固定式であるように説明したが、ポータブル式に構成
できることも明かである。このとき、湿式循環分級装置
部30も移動式に構成することもできるが、湿式循環分
級装置部30は装置が比較的大きいので、センターに固
定するセンター方式とするのが望ましい。このように実
施すると、一台の湿式循環分級装置部30に対して複数
台の粉砕装置部1を適用することができ、複数台の粉砕
装置部1をそれぞれのトラック等に搭載して廃棄ガラス
ビンの発生地へ移動し、発生地において比較的かさばる
ガラスビンを破砕、減容して湿式循環分級装置部30へ
輸送して、湿式循環分級処理することができる。これに
より、比較的安価にガラスカレットを得ることができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、破砕処
理工程で破砕されたガラスカレットと処理水との混合物
であるパルプを、循環水槽、循環ポンプ、管路、循環水
槽等の間を強制的に循環させる循環処理工程を有するの
で、この循環処理工程を実施するときに、破砕処理工程
で生じたガラスカレットの角は丸められ、またガラスカ
レットに付着しているラベルは剥離、微細化され、そし
てガラスカレットに付着している飲料水等の悪臭を発す
る液体は水中に溶解する。したがって、本発明による
と、破砕されたガラスカレットの角を取るときにラベル
処理も同時でき、また悪臭等に悩まされることなく衛生
的なガラスカレットを製造することができるという、本
発明特有の効果が得られる。また、本発明は分離処理工
程を有するので、角が丸められて安全で、且つラベル、
飲料水等が除去された高品質の、所定の粒径のガラスカ
レットを得ることができる効果も得られる。他の発明に
よると、破砕処理工程は乾式で実施するように構成され
ているので、湿式により実施する場合に比較して、水処
理の必要がなく、安価に廃棄ガラスビンを破砕できる効
果が付加される。さらに他の発明によると、破砕処理工
程を乾式で実施するとき、飛散する粉塵を空気と共に吸
引し、そして循環処理工程に使用する循環水槽に排出す
るように構成されているので、破砕時に生じる粉塵をバ
ックフィルタのような高価な装置を使用することなく、
安価に処理できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を一部断面にして示す側
面図である。
【図2】 本発明の実施の形態を、構成と作用とを同時
にフローチャート的に示す図である。
【図3】 従来例を、構成と作用とを同時にフローチャ
ート的に示す図である。
【符号の説明】
1 粉砕装置部 4 1次
破砕機 7 2次破砕機 9 振動
篩 20 集塵装置 23 吸
引管 30 湿式循環分級装置部 31 循
環水槽 35 循環ポンプ 36 吐
出管 37 第1の循環管 38 第
1のバルブ 39 第2の循環管 40 第
2のバルブ 41 第3の循環管 42 第
3のバルブ 43 液体サイクロン 44 第
1の振動篩 49 第1の振動篩 50 製
品貯留部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスビン等の廃棄ガラスを所定の粒径
    のカレットに破砕する、破砕処理工程と、 前記破砕処理工程で破砕されたガラスカレットと処理水
    との混合物であるパルプを、循環水槽、循環ポンプ、管
    路、循環水槽等の間を強制的に循環させる循環処理工程
    と、 前記循環処理工程で循環処理されたパルプからガラスカ
    レットを分離、分級する分離分級処理工程とからなる、
    ガラスカレットの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の破砕処理工程を乾式で
    実施する、ガラスカレットの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の破砕処理工程を乾式で
    実施するとき、飛散する粉塵を空気と共に吸引し、そし
    て循環処理工程に使用する循環水槽に排出する、ガラス
    カレットの製造方法。
  4. 【請求項4】 破砕装置部と、湿式循環分級装置部と、
    製品貯留部とからなる、ガラスビン等の廃棄ガラスから
    ガラスカレットを製造する、ガラスカレットの製造装置
    であって、 前記破砕装置部は、廃棄ガラスを破砕する乾式破砕機
    と、前記乾式破砕機で破砕されたガラスカレットを分級
    する分級機とを備え、前記分級機の篩上は、前記破砕機
    に戻されるように構成され、 前記湿式循環分級装置部は、前記破砕装置部で得られた
    ガラスカレットと処理水とが入れられる循環水槽と、ガ
    ラスカレットと処理水とからなるパルプを循環する循環
    ポンプと、パルプからガラスカレットを分離する分級装
    置と、前記循環水槽、循環ポンプ、分級機等を液体的に
    接続している管路とを備え、 前記循環ポンプを運転すると共に、前記管路に設けられ
    ているバルブを適宜開閉操作することにより、パルプが
    前記循環水槽、循環ポンプ、管路、循環水槽等の間を循
    環するように、あるいは前記循環水槽、循環ポンプ、管
    路、分級機、循環水槽等の間を循環するように構成され
    ていることを特徴とする、ガラスカレットの製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の分級装置が、パルプか
    らガラスカレットを分離する篩と、微粉化されたガラス
    カレットおよびラベル片等を分離する液体サイクロンと
    からなる、ガラスカレットの製造装置。
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