JPH11320683A - ラミネータのフィルムガイド装置 - Google Patents

ラミネータのフィルムガイド装置

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JPH11320683A
JPH11320683A JP10139962A JP13996298A JPH11320683A JP H11320683 A JPH11320683 A JP H11320683A JP 10139962 A JP10139962 A JP 10139962A JP 13996298 A JP13996298 A JP 13996298A JP H11320683 A JPH11320683 A JP H11320683A
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film
film guide
suction
guide device
sheet
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Eiichi Miyake
栄一 三宅
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Hakuto Co Ltd
San Ei Giken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラミネート完了直前のフィルムシート後端部
の落下やフィルム張力の急減の可能性を低くする。 【解決手段】 フィルムガイド装置は、フィルムガイド
本体14を備える。フィルムガイド本体14は、フィル
ムシート6’に接するフィルム接触面と、該フィルム接
触面に設けられた複数の吸引孔15とを有する。ガイド
本体14はさらに、互いに独立した複数の吸引区画室1
6,17を内部に有する。フィルム接触面は、フィルム
シートの進行方向に沿って複数のセクションに区分され
ており、これら複数のセクションのそれぞれに属する吸
引孔15が吸引区画室16、17にそれぞれ連通してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートカットラミ
ネータに用いられるフィルムガイド装置に関する。オー
トカットラミネータは、フィルムウェブを切断して所定
長さのフィルムシートを形成しながら、該フィルムシー
トを一対の圧着ロール間で先端部から基板に順次ラミネ
ートしてゆく。フィルムガイド装置は、圧着ロールに近
接して配置され、基板にラミネートされてゆくフィルム
シートを案内する。
【0002】
【従来の技術】上述したようなオートカットラミネータ
は、例えば感光性材料を片面に有するフィルムをプリン
ト回路用基板にラミネートするためのものとして、特開
昭60−85927号公報に開示されている。その構成
および作用の概略を図5に基づいて説明する。なお、特
開昭60−85927号公報は、基板の両面にフィルム
をラミネートすることのできるラミネータについて開示
しているが、ここでは基板の片面(上面)にのみフィル
ムをラミネートするものについて説明する。
【0003】オートカットラミネータは、一対の仮付け
部材1、1’、一対の圧着ロール2、フィルムカッター
3、カッターバックアップ4およびフィルムガイド5な
どから構成されている。上方には、片面(基板にラミネ
ートされる面)に感光性材料を有するフィルム6が、フ
ィルムロール(図示せず)の形で設けられている。仮付
け部材1、1’、圧着ロール2、カッターバックアップ
4およびフィルムガイド5は、フィルム6の幅を越える
幅寸法を有している。仮付け部材1、1’カッターバッ
クアップ4およびフィルムガイド5のそれぞれは、フィ
ルム6と接触する面に、複数の吸引孔を有している。こ
の吸引孔を介して吸引作用を行わせることによりフィル
ム6を吸着することもできるし、あるいは吸引作用を行
わずにフィルム6を吸着しないようにもできる。フィル
ムカッター3は、回転丸刃を有しており、非作動時はカ
ッターバックアップ4の幅方向外側の位置に待機してい
る。フィルム6を切断するとき、フィルムカッター3は
丸刃を回転させながらカッターバックアップ4の幅方向
に移動可能である。
【0004】基板7にフィルム6をラミネートする際、
まず最初に、フィルムロールから引き出されたフィルム
6の先端部が、吸引作用により上側の仮付け部材1に吸
着保持されたまま、基板7の前端に近づけられる。上側
の仮付け部材1は、下側の仮付け部材1’との共同作業
により、フィルム6の先端部を基板7の前端に押し当
て、仮付けする(図5(1))。
【0005】仮付け作業が終了すると、仮付け部材1は
吸引作用を停止し、基板7から遠ざかる。フィルム6の
先端部を仮付けされた基板7は、ローラコンベヤのよう
な搬送装置(図示せず)によって一対の圧着ロール2間
のニップ部8へ向けて送られる。一対の圧着ロール2が
回転するにつれ、基板7は、フィルム6を前端から順次
ラミネートされながら、図の左方へと送られる(図5
(2))。このとき、仮付け部材1およびフィルムガイ
ド5は、フィルム6に対して吸引作用を与えながら又は
吸引作用を与えずに該フィルム6を案内している。かか
るラミネート作業の途中で、仮付け部材1、フィルムカ
ッター3およびカッターバックアップ4が、フィルム6
の走行速度と実質的に等しい速度でフィルム6と同じ方
向に移動する。このように、フィルム6の移動方向に沿
って該フィルム6とフィルムカッター3との間の相対速
度をゼロにした状態で、該フィルムカッター3をカッタ
ーバックアップ4の幅方向に移動させることにより、フ
ィルム6は水平に切断され、基板7の大きさに適応した
長さのフィルムシート6’とされる。
【0006】所定の長さにされたフィルムシート6’
は、後端部をフィルムガイド5に吸着されて案内されな
がら、基板7にラミネートされてゆく。ラミネート作業
の最初から最後まで、圧着ロール2は回転を中断するこ
となく、基板7にフィルムを均一にラミネートしてゆ
く。
【0007】かかる形式のラミネータにおいては、切断
された後のフィルムシート6’の後端部の取り扱いが重
要である。切断前のフィルムは、フィルムロールから引
き出された連続ウェブの状態であるため、テンションロ
ールなどで適度な張力を与えながら基板にきれいにラミ
ネートしてゆくことができる。しかしながら、フィルム
切断後は、フィルムシート6’の後端部が自由端部とな
らないよう、これを前述したようにフィルムガイド5の
吸引作用により吸着しながら案内しなければならない。
もし、フィルムシート後端部を自由な状態のままにすれ
ば、該フィルム後端部が基板上に垂れ落ちてしまい、ラ
ミネート時にシワや気泡を生じさせることになるからで
ある。
【0008】図6に、従来使用されていたフィルムガイ
ド5の拡大断面図を圧着ロール2とともに示す(下側の
圧着ロールは図示省略)。従来のフィルムガイド5は、
フィルムシート6’に接触するフィルム接触面に複数の
吸引孔9を有している。該吸引孔9は、内部の吸引室1
0に連通している。吸引室10は、管路11を介して真
空ポンプ12のような吸引源に接続されている。管路1
1には開閉弁13が設けられている。
【0009】図5(3)に示すように、カッターバック
アップ4がフィルムガイド5に接近した時点で切断が完
了したフィルムシート6’の後端部は、カッターバック
アップ4からすぐにフィルムガイド5へと移行し、図6
に示すように、フィルム接触面全体で吸引作用を受け
る。この時点では、吸引孔9のほとんどすべてをフィル
ムシート6’の後端部が覆っているため、該フィルム後
端部には、基板7上への落下を防ぐのに十分な吸着力が
作用している。また、このようにフィルム後端部に十分
な吸着力が作用することにより、圧着ロール2のニップ
部とフィルムガイド5の先端部との間のフィルム部分に
適度の張力が加わり、フィルムシート6’は基板7上に
シワなく、きれいにラミネートされてゆくことができ
る。
【0010】しかしながら、ラミネート作業が進んで、
フィルムシート後端部の縁がフィルムガイド5のフィル
ム接触面上を移動するにつれ、フィルムシート6’に覆
われなくなる吸引孔9の数がだんだんと増えてくる。す
ると、吸引作用も徐々に弱まってゆくことになる。その
結果、ラミネートが完了する直前にフィルム後端部が基
板7上に落下したりフィルム張力が急減することによっ
て、ラミネート時にシワや気泡ができてしまう可能性
を、完全には排除することができなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明が解決し
ようとする課題は、ラミネート完了直前のフィルムシー
ト後端部の落下やフィルム張力の急減の可能性を極力低
くし、ラミネート作業の信頼性をさらに高めることにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の基本的考えは、フィルムガイドのフィルム接
触面上を進行するフィルムシート後端部に対して、該進
行の方向に沿った複数のセクションごとに吸引作用を行
わせることにより、ラミネート完了直前までフィルム後
端部に有効な吸着力を与えるということである。
【0013】本発明によれば、フィルムウェブを切断し
て所定長さのフィルムシートを形成しながら該フィルム
シートを一対の圧着ロール間で基板にラミネートするた
めのラミネータに用いられ、前記圧着ロールに近接して
配置されるフィルムガイド装置であって、フィルムガイ
ド本体を備え、該フィルムガイド本体が、フィルムシー
トに接するフィルム接触面と、該フィルム接触面に設け
られた複数の吸引孔と、該吸引孔に連通する内部の吸引
室とを有し、該吸引室の吸引作用によりフィルムシート
を前記フィルム接触面上に吸着しながら前記一対の圧着
ロール間に案内するようになされている、フィルムガイ
ド装置において、前記吸引室が、互いに独立した複数の
吸引区画室に分割されており、前記フィルム接触面が、
フィルムシートの進行方向に沿って複数のセクションに
区分されており、該複数のセクションのそれぞれに属す
る前記吸引孔が前記複数の吸引区画室にそれぞれ連通し
ている、ことを特徴とするフィルムガイド装置が提供さ
れる。
【0014】前記複数の吸引区画室のそれぞれは、互い
に独立して吸引作用を行うことができるようにしてもよ
い。
【0015】前記複数の吸引区画室のそれぞれは、開閉
弁を有する個別の管路を介して共通の吸引源に接続され
るものとし、フィルムシートの後端縁が前記セクション
を通過すると当該セクションに属する吸引孔に関連する
前記管路の前記開閉弁が順次閉じられるようにしてもよ
い。
【0016】前記開閉弁の開閉操作は、フィルムウェブ
を所定長さのフィルムシートとなるように切断してから
のフィルム送り長さまたは経過時間によって制御される
ようにすることができる。
【0017】前記フィルムガイド本体が、前記圧着ロー
ルの周面に近接し且つ対向するロール対向面を有するも
のとし、該ロール対向面と前記圧着ロールの前記周面と
の間に形成される間隙空間に負圧を生じさせるための吸
引孔を前記ロール対向面に設けることが好ましい。
【0018】前記ロール対向面に設けられた吸引孔は、
前記フィルム接触面の前記複数のセクションのうち、前
記圧着ロールに最も近いセクションに属する吸引孔に連
通する吸引区画室に連通させることができる。
【0019】前記フィルムガイド本体の先端部と前記圧
着ロールの周面との間に配置されて前記圧着ロールの軸
方向に延びる細長いテープ部材であって、一方の側縁部
が前記フィルムガイド本体の先端部に対して接触し又は
わずかな間隙をもって隣接し且つ他方の側縁部が前記一
対の圧着ロール間のニップ部近くの位置となるように位
置付られて前記フィルム接触面を延長させるごとくなさ
れたテープ部材をさらに備えるようにしてもよい。
【0020】前記フィルムガイド本体の前記ロール対向
面と前記圧着ロールの前記周面との間に形成される前記
間隙空間に連通する吸引孔を前記テープ部材に形成して
もよい。
【0021】前記テープ部材は、その長手方向に沿って
張力を加えられて真直性を維持するようになされてもよ
い。
【0022】前記テープ部材を設ける代わりに、前記フ
ィルムガイド本体の先端部にて前記圧着ロールの軸方向
に沿って延在する薄いリップ部であって、該フィルムガ
イド本体の先端部から前記一対の圧着ロールのニップ部
に向けて突出して前記フィルム接触面を延長させるごと
くなされたリップ部を設けるようにしてもよい。
【0023】前記リップ部を、前記圧着ロールの軸方向
に延びる細長いシート部材から形成し、該シート部材の
一方の側部を前記フィルムガイド本体の先端部に取り付
け、反対側の側部を前記一対の圧着ロールのニップ部に
向けるようにしてもよい。
【0024】前記リップ部には、前記フィルムガイド本
体の前記ロール対向面と前記圧着ロールの前記周面との
間に形成される前記間隙空間に連通する吸引孔を形成す
るようにしてもよい。
【0025】前記間隙空間の周囲の少なくとも一部を覆
うためのカバー部材を前記フィルムガイド本体に取り付
けてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】図1に、本発明によるフィルムガ
イド装置の一実施例の側断面図を上側の圧着ロールとと
もに示す。下側の圧着ロールは図示を省略してある。本
発明のフィルムガイド装置は、フィルムガイド本体14
を備えている。フィルムガイド本体14は、フィルムシ
ート6’に接してこれを案内するフィルム接触面を有し
ており、該フィルム接触面には複数の吸引孔15が設け
られている。図6に示した従来のフィルムガイドと比べ
るとその違いが明らかなように、本発明におけるフィル
ムガイド本体14の内部の吸引室は、フィルムシート
6’の進行方向に沿って、互いに独立した前方および後
方の二つの吸引区画室16、17に分割されている。フ
ィルム接触面における複数の吸引孔15は、これら前方
および後方の吸引区画室16、17のいずれかに連通し
ている。したがって、フィルムガイド本体14のフィル
ム接触面がフィルムシートの進行方向に沿って二つのセ
クション(圧着ロール2に近い方の前方セクションおよ
び圧着ロール2から遠い方の後方セクション)に区分さ
れ、それぞれのセクションに属する吸引孔15がそれぞ
れ前方および後方の吸引区画室16、17に連通してい
ると考えることができる。
【0027】二つの吸引区画室16、17は、開閉弁1
8、19を有する個別の管路20、21を介して共通の
真空ポンプ22すなわち吸引源に接続されている。開閉
弁18、19を操作することにより、吸引区画室16、
17による吸引作用を互いに独立して制御することがで
きる。なお、吸引区画室16、17は、それぞれ個別の
吸引源に接続されて吸引作用を制御されるようにしても
よい。また、吸引室をフィルムシート6’の進行方向に
沿って3つ以上の吸引区画室に分割するようにしてもよ
い。この場合、フィルム接触面もまた、同じ数のセクシ
ョンに区分されることになる。
【0028】フィルムガイド本体14内の吸引室を、互
いに独立した前方および後方の二つの吸引区画室16、
17に分割したことにより、該フィルムガイド本体14
は、フィルムシート後端部がフィルム接触面の前方セク
ションにのみ接触している状態になったときでも、該フ
ィルムシート後端部に有効な吸着力を与えることができ
る。図1および図2(1)に示すように、フィルムシー
ト後端部が吸引孔15のほとんどすべてを覆っている時
点では、吸引区画室16、17双方の吸引作用により、
フィルムシート後端部は確実に吸着されながらフィルム
接触面上を案内される。ラミネート作業が進んで、フィ
ルムシート6’の後端縁がフィルム接触面上の後方セク
ションを通過すると(図2(2)参照)、後方セクショ
ンに対応する後方の吸引区画室17は、フィルムシート
後端部に対してもはや有効な吸引作用を与えることはで
きない。しかしながら、前方の吸引区画室16による吸
引作用は依然として有効に働き、フィルムシート後端部
をフィルム接触面の前方セクション上に吸着し続ける。
【0029】特に図示実施例のように、二つの吸引区画
室16、17が共通の吸引源である真空ポンプ22を利
用している場合には、フィルムシート6’の後端縁が後
方セクションを通過した後は、前方の吸引区画室16に
よる吸引力を低下させないよう、開閉弁19を閉じるこ
とが望ましい。吸引室が3つ以上の吸引区画室に分割さ
れている場合においても、フィルムシート6’の後端縁
がフィルム接触面上の各セクションを通過するごとに、
当該セクションに属する吸引孔15に連通する吸引区画
室に関連する管路の開閉弁を順次閉じてゆくように制御
可能となされていることが望ましい。
【0030】フィルムシート6’の後端縁が通過したフ
ィルム接触面上の特定セクションに関連する開閉弁を閉
じるタイミングは、フィルムウェブを所定長さのフィル
ムシート6’となるようにフィルムカッター3(図5参
照)によって切断した時点からのフィルム送り長さまた
は経過時間によって、制御することができる。フィルム
送り長さは、圧着ロール2の回転によって知ることがで
きる。
【0031】図1に示す実施例においては、フィルムガ
イド本体14が、圧着ロール2の周面に近接し且つ対向
するロール対向面23を有しており、該ロール対向面2
3と圧着ロール2の周面との間には狭い間隙空間24が
形成されている。ロール対向面24には複数の吸引孔2
5が設けられ、該吸引孔25は、間隙空間24と前方の
吸引区画室16とを連通している。フィルムガイド本体
14の上面には、間隙空間24の上部を覆うためのカバ
ー部材26が取り付けられている。図示していないが、
同様にして間隙空間24の側部を覆うためのカバー部材
をフィルムガイド本体14の側面に取り付けるようにし
てもよい。これらのカバー部材は、例えばプラスチック
シートで作ることができる。
【0032】このように、間隙空間24に負圧を生じさ
せることのできる吸引孔25を設けたことにより、フィ
ルムガイド本体14の先端部27と圧着ロール2のニッ
プ部との間のフィルムシート部分に吸引力を作用させる
ことができる。その結果、図2(3)に示すようにラミ
ネート作業が最後に近づいて、フィルムシート後端部が
フィルム接触面の前方セクションにおける吸引孔15の
ほとんどから外れるようになっても、あるいは、これら
吸引孔15のすべてから外れて前方セクションをまさに
通過しようという状態になっても、フィルムシート後端
部は前方の吸引区画室16から吸引孔25を介して有効
な吸引力を受け、基板7上への落下防止を確実なものと
される。前述した間隙空間24の上部のカバー部材26
および側部のカバー部材は、かかる吸引力の損失を防ぐ
ことができる。
【0033】吸引孔25を、前方の吸引区画室16に連
通させる代わりに別の吸引管路に接続し、間隙空間24
における吸引作用が前方の吸引区画室16における吸引
作用とは独立して行われるようにしてもよい。
【0034】図3には、本発明の別の実施例が示され
る。この実施例のフィルムガイド装置は、図1に示した
フィルムガイド本体14の先端部27と圧着ロール2の
周面との間に配置されて圧着ロール2の軸方向に延びる
細長いテープ部材28を備える。テープ部材28は、一
方の側縁部29がフィルムガイド本体14の先端部27
に対してわずかな間隙30をもって隣接しており、他方
の側縁部31が圧着ロール2のニップ部近くの位置とな
るように位置付けられている。テープ部材28は、フィ
ルムガイド本体14の両側にブラケット32を介してネ
ジ33で取り付けられた一対のバー34間に張設され
る。それぞれのバー34の前端部には横方向に突出する
ピン35が設けられており、一方、テープ部材28の両
端部には孔が設けられている。該孔にピン35を通し、
図3(3)に矢印で示すようにバー34を回すことによ
り、テープ部材28は長手方向に沿って張力を加えられ
る。その状態でネジ33を締めてバー34を固定すれ
ば、テープ部材28は張力を加えられたまま真直性を維
持することができる。
【0035】テープ部材28の役割は、フィルムガイド
本体14のフィルム接触面を、圧着ロール2のニップ部
側に延長することにある。フィルムガイド本体14の先
端部27は、できるだけ圧着ロール2のニップ部に近づ
け、フィルムシート後端部を最後まで吸着しながら案内
できるようにすることが望ましい。しかしながら、ニッ
プ部に近づくほど、圧着ロール2と基板7との間の隙間
は狭くなってゆくので、厚いフィルムガイド本体14を
ニップ部に近づけることは不可能である。一方、フィル
ムガイド本体14の先端部27を薄くし、しかも内部の
吸引区画室に連通する吸引孔を形成するよう加工するこ
とは困難である。
【0036】これに対してテープ部材28は薄いので、
圧着ロール2と基板7との間の狭い隙間にも配置するこ
とができる。また、テープ部材28の一方の側縁部29
とフィルムガイド本体14の先端部27との間のわずか
な間隙30と、テープ部材28の他方の側縁部31と圧
着ロール2のニップ部との間の間隙とにおいて、フィル
ムガイド本体14のロール対向面23に形成された吸引
孔25(図1参照)を介しての吸引力がフィルムシート
に有効に作用する。したがって、テープ部材28は、フ
ィルムシートに接触してこれを吸着し且つ案内するフィ
ルム接触面を延長させるものと言える。
【0037】なお、図3(1)に示すように、テープ部
材28に複数の吸引孔36を設けてもよい。吸引孔36
は、上記間隙30と同様、フィルムガイド本体14のロ
ール対向面23と圧着ロール2の周面との間の間隙空間
24(図1参照)に連通しているので、吸引孔25を介
しての吸引力をフィルムシートに与えることができる。
【0038】図4には、本発明のさらに別の実施例が示
される。この実施例のフィルムガイド装置は、図1に示
したフィルムガイド本体14の先端部27にて圧着ロー
ル2の軸方向に沿って延在する薄いリップ部37を備え
る。リップ部37は、フィルムガイド本体14の先端部
27から圧着ロール2のニップ部に向けて突出してい
る。図示実施例では、リップ部37は、圧着ロール2の
軸方向に延びる細長いシート部材(例えばプラスチック
または金属製)から形成されている。シート部材は、長
手方向の線に沿って折り曲げられており、一方の側部3
8はフィルムガイド本体14の先端部27の上面にネジ
39によって取り付けられている。シート部材の他方の
側部40は、圧着ロール2のニップ部に向けられてい
る。
【0039】リップ部37の役割もまた、テープ部材2
8と同様、フィルムガイド本体14のフィルム接触面を
圧着ロール2のニップ部側に延長することにある。
【0040】薄いシート部材からなるリップ部37は、
圧着ロール2と基板7との間の狭い隙間に位置付けるこ
とが可能である。リップ部37は、圧着ロール2のニッ
プ部に接近して配置されることにより、フィルムシート
の後端部に最後まで接触し、これを安定して案内するこ
とができる。また、側部40の縁と圧着ロール2のニッ
プ部との間の間隙において、前述した吸引孔25(図1
参照)を介しての吸引力がフィルムシートに有効に作用
する。この実施例の場合、フィルムシートに作用する吸
引力をさらに有効なものとするため、図4(1)に示す
ように、側部40に複数の吸引孔41を設けることが望
ましい。吸引孔41は、上記間隙空間24(図1参照)
に連通し、吸引孔25を介しての吸引力をフィルムシー
トに与えることにより、フィルムシート後端部の吸着保
持を確実なものとする。
【0041】なお、図3の実施例においては、テープ部
材28の一方の側縁部29がフィルムガイド本体14の
先端部27に対してわずかな間隙30をもって隣接する
ように該テープ部材28が配置されているが、別の実施
例として、該一方の側縁部29がフィルムガイド本体1
4の先端部27に対して接触するよう、テープ部材28
を配置するようにしてもよい。この場合、テープ部材2
8は、図4の実施例におけるリップ部37と同様の作用
をする。
【0042】
【発明の効果】本発明のフィルムガイド装置によれば、
単一の吸引室を有する従来のフィルムガイドに比べ、フ
ィルムシート後端部に最後まで有効な吸着力を与えるこ
とができるので、ラミネート完了直前のフィルムシート
後端部の落下やフィルム張力の急減の可能性は著しく低
減され、ラミネート作業の信頼性はさらに高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルムガイド装置の一実施例の
側断面図を上側の圧着ロールとともに示した図であり、
下側の圧着ロールは図示を省略してある。
【図2】図1の実施例のフィルムガイド装置によりフィ
ルム後端部を吸着保持する様子を(1)から(3)まで
段階的に示す側断面図。
【図3】本発明によるフィルムガイド装置の別の実施例
を示す図であり、(1)は平面図、(2)は断片概略側
面図、(3)は本実施例に用いられるテープ部材の正面
図。
【図4】本発明によるフィルムガイド装置のさらに別の
実施例を示す図であり、(1)は平面図、(2)は断片
概略側面図。
【図5】従来のフィルムガイドを使用したオートカット
ラミネータでフィルムが基板にラミネートされてゆく様
子を(1)から(3)まで段階的に示す側面図。
【図6】従来のフィルムガイドの側断面図を上側の圧着
ロールとともに示した図であり、下側の圧着ロールは図
示を省略してある。
【符号の説明】
1 仮付けブロック、2 圧着ロール、3 フィルムカ
ッター、4 カッターバックアップ、5 フィルムガイ
ド、6 フィルム、6’ フィルムシート、7基板、8
ニップ部、9 フィルム接触面の吸引孔、10 吸引
室、11 管路、12 真空ポンプ(吸引源)、13
開閉弁、14 フィルムガイド本体、15 フィルム接
触面の吸引孔、16 前方の吸引区画室、17 後方の
吸引区画室、18 開閉弁、19 開閉弁、20 管
路、21 管路、22 真空ポンプ(吸引源)、23
ロール対向面、24 間隙空間、25 ロール対向面の
吸引孔、26 カバー部材、27 フィルムガイド本体
の先端部、28 テープ部材、29 テープ部材の一方
の側縁部、30 間隙、31 テープ部材の他方の側縁
部、32 ブラケット、33 ネジ、34 バー、35
ピン、36 テープ部材に設けた吸引孔、37 リッ
プ部、38 リップ部を形成するシート部材の一方の側
部、39 ネジ、40 リップ部を形成するシート部材
の他方(反対側)の側部、41 リップ部に設けた吸引
孔。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムウェブを切断して所定長さのフ
    ィルムシートを形成しながら該フィルムシートを一対の
    圧着ロール間で基板にラミネートするためのラミネータ
    に用いられ、前記圧着ロールに近接して配置されるフィ
    ルムガイド装置であって、フィルムガイド本体を備え、
    該フィルムガイド本体が、フィルムシートに接するフィ
    ルム接触面と、該フィルム接触面に設けられた複数の吸
    引孔と、該吸引孔に連通する内部の吸引室とを有し、該
    吸引室の吸引作用によりフィルムシートを前記フィルム
    接触面上に吸着しながら前記一対の圧着ロール間に案内
    するようになされている、フィルムガイド装置におい
    て、 前記吸引室が、互いに独立した複数の吸引区画室に分割
    されており、 前記フィルム接触面が、フィルムシートの進行方向に沿
    って複数のセクションに区分されており、 該複数のセクションのそれぞれに属する前記吸引孔が前
    記複数の吸引区画室にそれぞれ連通している、ことを特
    徴とするフィルムガイド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフィルムガイド装置に
    おいて、 前記複数の吸引区画室のそれぞれが互いに独立して吸引
    作用を行うことができるようになされている、ことを特
    徴とするフィルムガイド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のフィルムガイ
    ド装置において、 前記複数の吸引区画室のそれぞれが、開閉弁を有する個
    別の管路を介して共通の吸引源に接続されており、フィ
    ルムシートの後端縁が前記セクションを通過すると当該
    セクションに属する吸引孔に関連する前記管路の前記開
    閉弁が順次閉じられるようになされている、ことを特徴
    とするフィルムガイド装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のフィルムガイド装置に
    おいて、 前記開閉弁の開閉操作が、フィルムウェブを所定長さの
    フィルムシートとなるように切断してからのフィルム送
    り長さまたは経過時間によって制御されるようになされ
    ている、ことを特徴とするフィルムガイド装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のフ
    ィルムガイド装置において、 前記フィルムガイド本体が、前記圧着ロールの周面に近
    接し且つ対向するロール対向面を有しており、該ロール
    対向面と前記圧着ロールの前記周面との間に形成される
    間隙空間に負圧を生じさせるための吸引孔が前記ロール
    対向面に設けられている、ことを特徴とするフィルムガ
    イド装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のフィルムガイド装置に
    おいて、 前記ロール対向面に設けられた吸引孔が、前記フィルム
    接触面の前記複数のセクションのうち、前記圧着ロール
    に最も近いセクションに属する吸引孔に連通する吸引区
    画室に連通している、ことを特徴とするフィルムガイド
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のフィルムガイ
    ド装置において、 前記フィルムガイド本体の先端部と前記圧着ロールの周
    面との間に配置されて前記圧着ロールの軸方向に延びる
    細長いテープ部材であって、一方の側縁部が前記フィル
    ムガイド本体の先端部に対して接触し又はわずかな間隙
    をもって隣接し且つ他方の側縁部が前記一対の圧着ロー
    ル間のニップ部近くの位置となるように位置付られて前
    記フィルム接触面を延長させるごとくなされたテープ部
    材をさらに備えている、ことを特徴とするフィルムガイ
    ド装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のフィルムガイド装置に
    おいて、 前記フィルムガイド本体の前記ロール対向面と前記圧着
    ロールの前記周面との間に形成される前記間隙空間に連
    通する吸引孔が前記テープ部材に形成されている、こと
    を特徴とするフィルムガイド装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載のフィルムガイ
    ド装置において、 前記テープ部材がその長手方向に沿って張力を加えられ
    て真直性を維持している、ことを特徴とするフィルムガ
    イド装置。
  10. 【請求項10】 請求項5または6に記載のフィルムガ
    イド装置において、 前記フィルムガイド本体の先端部にて前記圧着ロールの
    軸方向に沿って延在する薄いリップ部であって、該フィ
    ルムガイド本体の先端部から前記一対の圧着ロールのニ
    ップ部に向けて突出して前記フィルム接触面を延長させ
    るごとくなされたリップ部が設けられている、ことを特
    徴とするフィルムガイド装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のフィルムガイド装
    置において、 前記リップ部が、前記圧着ロールの軸方向に延びる細長
    いシート部材から形成されており、該シート部材の一方
    の側部が前記フィルムガイド本体の先端部に取り付けら
    れており、反対側の側部が前記一対の圧着ロールのニッ
    プ部に向けられている、ことを特徴とするフィルムガイ
    ド装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載のフィル
    ムガイド装置において、 前記フィルムガイド本体の前記ロール対向面と前記圧着
    ロールの前記周面との間に形成される前記間隙空間に連
    通する吸引孔が前記リップ部に形成されている、ことを
    特徴とするフィルムガイド装置。
  13. 【請求項13】 請求項5ないし12のいずれかに記載
    のフィルムガイド装置において、 前記間隙空間の周囲の少なくとも一部を覆うためのカバ
    ー部材が前記フィルムガイド本体に取り付けられてい
    る、ことを特徴とするフィルムガイド装置。
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