JPH11320785A - 食品包装用ストレッチフィルム - Google Patents

食品包装用ストレッチフィルム

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JPH11320785A
JPH11320785A JP10128651A JP12865198A JPH11320785A JP H11320785 A JPH11320785 A JP H11320785A JP 10128651 A JP10128651 A JP 10128651A JP 12865198 A JP12865198 A JP 12865198A JP H11320785 A JPH11320785 A JP H11320785A
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JP
Japan
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resin
ethylene
weight
food packaging
stretch film
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Application number
JP10128651A
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English (en)
Inventor
Masao Sasaki
正雄 佐々木
Kazuhisa Fukui
和久 福井
Takumi Mochizuki
巧 望月
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Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】食品を収納したトレイを覆ったときの指押し復
元性に優れ、しかもカット性、包装ヒートシール性に優
れ、ストレッチ感のよい食品包装用ストレッチフィルム
の提供。 【解決手段】中心層が(A)硬質ポリオレフィン樹脂3
0〜85重量%、(B)エチレンと炭素数3〜12のα
オレフィンとをメタロセン触媒を用いて重合させた共重
合体であり、密度が0.860〜0.920g/c
3、メルトフローレートが0.5〜5、且つMw/M
nが1.5〜5であるエチレン−αオレフィン共重合体
樹脂5〜40重量%、並びに(C)石油樹脂、テルペン
樹脂、クマロン−インデン樹脂、ロジン系樹脂、及びそ
れらの水素添加樹脂から選ばれた少なくとも一種の樹脂
3〜40重量%を含む樹脂組成物で形成した食品包装用
ストレッチフィルム。中心層の両側に、エチレン−酢酸
ビニル共重合体などの樹脂層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品包装用ストレ
ッチフィルムに関する。更に詳しくは、指押し復元性に
優れ、カット性、包装ヒートシール性、ストレッチ性に
優れたポリオレフィン系樹脂を主体にする食品包装用ス
トレッチフィルムに関する。
【0002】
【従来技術】青果物、鮮魚、精肉などをトレイに入れ、
その上からストレッチフィルムで覆って包装して販売す
る方式がスーパーマーケットなどで多用されている。と
ころで、このストレッチフィルムで包装された商品につ
き、消費者がその新鮮さなどを確かめるため包装したフ
ィルムの上から指で押したとき押し跡がついたり、或は
商品を多段に積み重ねたとき下段のものに置き跡がつい
たりする。その際、フィルムに復元性があり、押し跡や
置き跡が残らないと商品の価値が失われないが、フィル
ムに復元性がなく押し跡や置き跡が残ると商品価値が著
しく低下する。ここではこれらの押し跡や置き跡が元に
戻る性質を指押し復元性という。従来このフィルムに使
用されてきたポリ塩化ビニルフィルムは指押し復元性が
よく、上記の支障はみられなかった。
【0003】ところが、ポリ塩化ビニルフィルムは焼却
時に塩化水素ガスを発生すること、また含有されている
可塑剤が溶出する場合があることなどが問題視されはじ
め、そのため無可塑剤で、ポリ塩化ビニルフィルムに代
わる指押し復元性のよい食品包装用ストレッチフィルム
の開発が進められている。例えば、ポリオレフィン系樹
脂を用いた食品包装用ストレッチフィルムについて、中
心層になるポリオレフィン系樹脂としてポリプロピレン
樹脂にゴム成分を配合した樹脂組成物などを用い、指押
し復元性を具有させることが行われているが、コストが
高くなったり、カット性、包装ヒートシール性、ストレ
ッチ性など食品包装用ストレッチフィルムに要求される
特性が劣るなどの問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の指押
し復元性に優れ、且つカット性、包装ヒートシール性、
ストレッチ性に優れ、包装効率、包装仕上りのよい安価
なポリオレフィン系食品包装用ストレッチフィルムを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、3
層以上からなる食品包装用ストレッチフィルムであっ
て、その中心層が(A)硬質ポリオレフィン樹脂30〜
85重量%、(B)エチレンと炭素数3〜12のαオレ
フィンとをメタロセン触媒を用いて重合させた共重合体
であり、密度が0.860〜0.920g/cm3、メ
ルトフローレートが0.5〜5、且つ重量平均分子量
(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)
が1.5〜5であるエチレン−αオレフィン共重合体樹
脂5〜40重量%、並びに(C)石油樹脂、テルペン樹
脂、クマロン−インデン樹脂、ロジン系樹脂、及びそれ
らの水素添加樹脂から選ばれた少なくとも一種の樹脂3
〜40重量%を含む樹脂組成物〔但し、(A)と(B)
と(C)の合計は100重量%である。〕で形成されて
いることを特徴とする食品包装用ストレッチフィルムで
ある。上記の(A)成分の硬質ポリオレフィン樹脂は、
直鎖状低密度ポリエチレン95〜60重量%とエチレン
−酢酸ビニル共重合体5〜40重量%との混合樹脂が好
ましい。また、上記の(B)成分のエチレン−αオレフ
ィン共重合体樹脂はエチレン90〜60重量%とαオレ
フィン10〜40重量%の共重合体が好ましく、更に
(B)成分のエチレン−αオレフィン共重合体樹脂は、
エチレン−1-オクテン共重合体が好ましい。また、上
記の(C)成分の樹脂は、軟化点120〜145℃の水
素添加したC9系石油樹脂が好ましい。また本発明は、
上記の中心層の両側に、エチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂層を設けてなる食品包装用ストレッチフィルムであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の食品包装用ストレッチフ
ィルムの中心層の(A)成分の硬質ポリオレフィン樹脂
は、従来この種のストレッチフィルムに使用されている
結晶性のポリオレフィンで、高密度ポリエチレン(HD
PE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高
圧法低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリプロピレンなどである。直鎖状低
密度ポリエチレンは、チグラー・ナッタ触媒を用いて重
合したαオレフィン含有量10重量%程度までのもの
が、引き裂き強さが良好なので好ましい。これらは単独
で使用できるが、二種以上を混合して用いてもよい。例
えば(A)成分として直鎖状低密度ポリエチレン95〜
60重量%とエチレン−酢酸ビニル共重合体5〜40重
量%との配合物を用いることができる。この配合物は、
直鎖状低密度ポリエチレンは透明性がよいので、食品包
装用ストレッチフィルムの透明性を良くすることがで
き、またエチレン−酢酸ビニル共重合体を配合すること
により、中心層の両側にエチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂フィルムを設けるとき、両者の親和性を良くする。
【0007】本発明における中心層の(B)成分のエチ
レン−αオレフィン共重合体樹脂は、エチレンと炭素数
3〜12のαオレフィンとをメタロセン触媒を用いて重
合させた共重合体である。ここに炭素数3〜12のαオ
レフィンは、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、
1−ヘキセン、1−ヘプテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、1−オクテン、1−デセンなどであるが、特に1−
オクテンを使用した共重合体が好ましい。エチレンとα
オレフィンの重合割合は、エチレン90〜60重量%、
αオレフィン10〜40重量%が好ましい。これらのう
ち、1−オクテンを20〜30重量%含むエチレン−1
-オクテン共重合体樹脂は、低結晶性の軟質エラストマ
ーであって、フィルムに適度な柔軟性を与えるので特に
好ましい。
【0008】上記の共重合体の重合に用いるメタロセン
触媒(カミンスキー触媒、シングルサイト触媒とも言わ
れている)は、メタロセン系遷移金属錯体と有機アルミ
ニウム化合物とからなる触媒である(特開平3−163
088号公報、特開平7−118431号公報、特表平
9−501711号公報参照)。このメタロセン系遷移
金属錯体は、例えば、チタン、ジルコニウム、ハフニウ
ムなどの遷移金属に、シクロペンタジエニル基、ジシク
ロペンタジエニル基、インデニル基、テトラヒドロイン
デニル基などの基を配位子として1個又は2個配位さ
せ、他に水素原子、酸素原子、ハロゲン原子、アルキル
基などの配位子を配位させたものである。また有機アル
ミニウム化合物は、例えば、トリメチルアルミニウム、
トリイソブチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムク
ロライドなどのアルキルアルミニウム、或はこれらのア
ルキルアルミニウムに水を接触させて生成される鎖状又
は環状のアルミノキサンなどである。この触媒はシリカ
ゲルやゼオライトなどの無機担体に担持させて使用する
こともある。
【0009】このメタロセン触媒によって重合されたエ
チレン−αオレフィン共重合体樹脂は、重合体の分子量
分布が狭く、共重合体成分がランダムに入っている特性
を有し、他の触媒を用いて重合した共重合体にし、一般
に柔軟性がよく、またヒートシール性に優れている。特
に、密度が0.860〜0.920g/cm3、メルト
フローレートが0.5〜5、且つ重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)が
1.5〜5であるエチレン−αオレフィン共重合体樹脂
は、透明性、柔軟性が優れており、食品包装用ストレッ
チフィルムの中心層の配合成分として適する。密度が
0.860g/cm3未満のものは、これを配合したフ
ィルムの弾力性が強すぎ、また密度が0.920g/c
3を超えたものを配合したフィルムはストレッチ性、
柔軟性、指押し復元性が乏しいので好ましくない。メル
トフローレートが0.5未満のものは押出し加工性が悪
く、またメルトフローレートが5を超えたものを配合し
た場合には、製膜成形の安定性が悪く品質の一定したフ
ィルムが得られがたく、フィルム強度も低下する。ま
た、Mw/Mnが1.5未満のものは工業的生産が難し
く、5を超えたものは分子分布が広くなり、高分子量且
つ高密度成分が多くなり、配合したフィルムの柔軟性、
透明性、光沢性を確保し難くなる。
【0010】本発明における中心層の(C)成分の樹脂
は、石油樹脂、テルペン樹脂、クマロン−インデン樹
脂、ロジン系樹脂、及びそれらの水素添加樹脂から選ば
れた少なくとも一種の樹脂である。特に、軟化点が12
0〜145℃の水素添加したC 9系石油樹脂が好まし
い。
【0011】本発明の食品包装用ストレッチフィルムの
中心層は、上記(A)成分、(B)成分及び(C)成分
を配合した樹脂組成物である。(A)成分は従来から食
品包装用ストレッチフィルムとして用いられているが、
この(A)成分からなる食品包装用ストレッチフィルム
は、指押し復元性が乏しく、またカット性、包装ヒート
シール性、ストレッチ性など食品包装用ストレッチフィ
ルムに要求される特性が劣っている。上記の(B)成分
は、透明性に優れているが、引き裂き強度が低く単独で
はストレッチフィルムには使用できない。しかし、この
(B)成分を(A)成分に配合すると、フィルムにした
ときに、(A)成分の柔軟性、弾性を改善し指押し復元
性を向上させ、また高いストレッチ性を付与する。ま
た、(A)成分に(C)成分を配合してフィルムにする
と、フィルムをストレッチ(伸長)したとき応力と伸長
率が比例せず応力が遅れて発現する性質(応力遅延発現
性)、及びストレッチしたフィルムにシワが入らなくす
るような平衡応力をフィルムに与え、またフィルムのカ
ット性を向上させる。
【0012】しかして、本発明における中心層の(A)
成分、(B)成分及び(C)成分の配合割合は、(A)
成分は30〜85重量%、好ましくは60〜80重量
%、(B)成分5〜40重量%好ましくは8〜25重量
%、及び(C)成分3〜40重量%好ましくは8〜25
重量%である〔但し、(A)と(B)と(C)の合計は
100重量%である〕。(B)成分の配合量が5重量%
未満では指押し復元性、ストレッチ性が不十分であり、
また40重量%を超えると弾性回復力が大きくなり応力
遅延発現性が得られない。また(C)成分の配合量が3
重量%未満では応力遅延発現性、カット性が不十分であ
り、40重量%を超えると指押し復元性、ストレッチ性
が低下するため好ましくない。本発明の中心層は上記の
樹脂組成物からなるが、この樹脂組成物には滑剤、安定
剤などの助剤を、本発明の中心層の作用効果を阻害しな
い範囲で添加配合してもよい。
【0013】上記(A)成分、(B)成分及び(C)成
分を配合した樹脂組成物から成形した本発明の中心層の
フィルムは、指押し復元性がよい。(B)成分はゴム弾
性があり、これを(A)成分に配合することによって弾
性を付与し、指押し復元性を向上させる。(C)成分は
指押し復元性を遅延させるが、指押し復元性が多少遅延
しても実用的には影響がない。また、この中心層のフィ
ルムは、カット性がよい。包装用フィルムを用いて自動
包装機で食品を包装する場合、包装用フィルムをカット
する必要があるが、このカットは鋸歯状のカッター刃に
よりフィルムに孔を開け、巾方向にカットするのが一般
的である。しかして、上記の(B)成分の重合体はゴム
状弾性が強いため、(B)成分を配合したものは、鋸刃
状の刃が入ってもフィルムが局部的に伸びて孔が開かず
フィルムがカットできなかったり、或は斜め方向に裂け
てしまい安定したカットが得られない。しかし、本発明
の食品包装用ストレッチフィルムのように(C)成分を
配合するとこの弾力性が緩和され、応力遅延発現によっ
てカット性が改善される。そして、(B)成分と同量程
度の(C)成分の添加量で、(A)成分単独のフィルム
のカット性と同等以上のカット性を示すようになり、そ
れ以上の量の(C)成分を添加することによりカット性
を更に向上させることができる。
【0014】また、本発明の中心層のフィルムは底部シ
ール性がよい。食品包装用ストレッチフィルムはトレイ
などの容器に入れた食品の上から覆って包装するのに多
用されるが、この包装の際フィルムを伸長して容器の上
面から底面まで覆い、この底面でヒートシールする。指
押し復元性を向上すべく弾性を付与した従来のフィルム
は、底面まで覆ってヒートシールする間にフィルムが収
縮して元に戻ろうとするため、ヒートシールが円滑に行
なえず、またフィルムにシワがよりやすく、いわゆる包
装シール性が劣る。しかし、(A)成分に(B)成分、
(C)成分を配合した本発明の中心層のフィルムは、柔
軟性が付与され、応力遅延発現性が付与されるため、指
押し復元性が向上するにもかかわらず、包装物底部のフ
ィルムの重なり合い状態が安定するため、底部シール性
も良い。
【0015】また、本発明の中心層のフィルムは、スト
レッチ感がよい。手包装用の食品包装用ストレッチフィ
ルムは手で伸長して使用することが多いが、このとき応
力と伸長率とが比例するゴム状弾性を示すものは感覚的
によくない。(A)成分に(B)成分を配合しただけの
樹脂組成物で成形したフィルムはゴムに近い感覚であ
り、小さい力で良く伸びるものの感覚的には手応えがな
く良くない。このとき(C)成分を同時に配合すると、
腰がありながらスムースに伸びるポリ塩化ビニルと同じ
感覚のフィルムが得られる。
【0016】上記(A)成分、(B)成分及び(C)成
分を配合した樹脂組成物を中心層にし、これに積層させ
るフィルムは、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレンーアクリル酸メチル共重合体、エチレンーアク
リル酸エチル共重合体、エチレンーアクリル酸共重合
体、エチレンーメタアクリル酸メチル共重合体、エチレ
ンーメタアクリル酸エチル共重合体、エチレンーメタア
クリル酸共重合体、エチレンーメタアクリル酸エチル共
重合体、アイオノマー樹脂、低密度ポリエチレン、超低
密度ポリエチレンなどの樹脂フィルムである。特にエチ
レン−酢酸ビニル共重合体フィルムが、前述した中心層
の特性を損なうことなく食品包装用ストレッチフィルム
を作成しえるので好ましい。
【0017】上記の樹脂フィルムは、通常、中心層の樹
脂組成物の両面に積層する。また、これらの積層させる
樹脂フィルムには、食品包装用のストレッチフィルムと
して所望される性質、例えば防曇性、抗菌性、滑性、粘
着性などを付与するために、必要に応じて防曇剤、抗菌
剤、滑剤、粘着剤などを配合するのが好ましい。防曇剤
としては、モノ又はジグリセリン脂肪酸エステル、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、蔗糖脂肪酸エステル、或はこれらのエチレンオキサ
イド付加物、ポリオキシアルキレンエーテルなどが用い
られる。粘着付与剤には脂肪族軽炭化水素樹脂、ロジ
ン、芳香族系石油樹脂などが用いられる。
【0018】本発明の食品包装用ストレッチフィルム
は、上記(A)成分、(B)成分及び(C)成分を配合
した樹脂組成物を中心層にし、その両面に前述のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレンーメタアクリル酸メ
チル共重合体など積層させるべき樹脂が両側層に位置す
るようにして、インフレーション成形やTダイて製造す
る。次いでインフレーション成形の場合には得られたそ
のチューブ状の成形品を切り開いてフィルムにする。そ
の後、このフィルムを所定の幅に裁断し巻き取って製品
とする。
【0019】
【実施例及び比較例】実施例1〜2、比較例1〜5 表1に示す各組成割合で、(A)成分として直鎖状低密
度ポリエチレン(LLDPE)とエチレン−酢酸ビニル
共重合体、(B)成分としてエチレン−αオレフィン共
重合体、及び(C)成分として水素添加率100%のC
9系石油樹脂からなる樹脂組成物を中心層に用い、防曇
剤グリセリン脂肪酸エステルを配合したエチレン−酢酸
ビニル共重合体を外層に用いて食品包装用ストレッチフ
ィルムを作成した。すなわち、上記の樹脂組成物を中心
層にし、その両面に外層のエチレン−酢酸ビニル共重合
体が位置するように丸ダイで押出し、インフレーション
成形して、両面の外層が各2.5μm、中心層が7.5
μmの食品包装用ストレッチフィルムを作成した。そし
て、トレイに入れた魚の上からこれらの各ストレッチフ
ィルムで覆って包装し、それぞれについて指押し復元
性、底部シール性、カット性を調べた。また手で伸長し
てストレッチ性を調べた。その結果を併せて表1に示し
た。表中の○は良を表わし、×は不良を表わす。
【0020】なお、表1中「LLDPE 4201」
は、ダウ・ケミカル社製の直鎖状低密度ポリエチレン
〔商標名;4201、チグラー・ナッタ触媒を用いて重
合したエチレン−オクテン共重合体(オクテン含有量約
10重量%)〕を表し、「EVAH2081」は、住友
化学社製のエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル
含有量16%、商標名;H2081)を表す。「エチレ
ン−αオレフィン EG8150」は、ダウ・ケミカル
社製のメタロセン触媒を用いて重合させたエチレン−オ
クテン共重合体(商標名;EG−8150、MI 0.
5、密度0.868)を表し、「エチレン−αオレフィ
ン EG8180」は、ダウ・ケミカル社製のメタロセ
ン触媒を用いて重合させたエチレン−オクテン共重合体
(商標名;EG−8180、MI 0.5、密度0.8
63)を表わす。「石油樹脂 P125」は、荒川化学
社製の水素添加率100%のC9系石油樹脂(脂環族飽
和炭化水素樹脂、商標名;アルコンP125、軟化点1
25℃)を表し、また「グリセリンオレート O−71
D」は、理研ビタミン社製のグリセリンオレート(防曇
剤、商標名;O−71D)を表す。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明の食品包装用ストレッチフィルム
は適度な弾性回復力を有し、且つ良好な包装性を得られ
るに適した応力遅延発現性を有し、食品を収納したトレ
イを該フィルムで覆ったものは、指押し復元性に優れて
いる。またカット性、トレイ包装時の底部シール性に優
れ、ストレッチ感も良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/08 C08L 23/08 45/02 45/02 57/02 57/02 91/00 91/00 93/04 93/04 101/00 101/00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3層以上からなる食品包装用ストレッチフ
    ィルムであって、その中心層が(A)硬質ポリオレフィ
    ン樹脂30〜85重量%、(B)エチレンと炭素数3〜
    12のαオレフィンとをメタロセン触媒を用いて重合さ
    せた共重合体であり、密度が0.860〜0.920g
    /cm3、メルトフローレートが0.5〜5、且つ重量
    平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(M
    w/Mn)が1.5〜5であるエチレン−αオレフィン
    共重合体樹脂5〜40重量%、並びに(C)石油樹脂、
    テルペン樹脂、クマロン−インデン樹脂、ロジン系樹
    脂、及びそれらの水素添加樹脂から選ばれた少なくとも
    一種の樹脂3〜40重量%を含む樹脂組成物〔但し、
    (A)と(B)と(C)の合計は100重量%であ
    る。〕で形成されていることを特徴とする食品包装用ス
    トレッチフィルム。
  2. 【請求項2】(A)成分の硬質ポリオレフィン樹脂が、
    直鎖状低密度ポリエチレン95〜60重量%とエチレン
    −酢酸ビニル共重合体5〜40重量%との混合樹脂であ
    る請求項1記載の食品包装用ストレッチフィルム。
  3. 【請求項3】(B)成分のエチレン−αオレフィン共重
    合体樹脂が、エチレン90〜60重量%とαオレフィン
    10〜40重量%の共重合体である請求項1又は2記載
    の食品包装用ストレッチフィルム。
  4. 【請求項4】(B)成分のエチレン−αオレフィン共重
    合体樹脂が、エチレン−1-オクテン共重合体である請
    求項1、2又は3記載の食品包装用ストレッチフィル
    ム。
  5. 【請求項5】(C)成分の樹脂が、軟化点120〜14
    5℃の水素添加したC9系石油樹脂である請求項1〜4
    のいずれかに記載の食品包装用ストレッチフィルム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の食品包装
    用ストレッチフィルムの中心層の両側に、エチレン−酢
    酸ビニル共重合体樹脂層を設けてなる食品包装用ストレ
    ッチフィルム。
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