JPH11322504A - 常温蒸散性薬剤の薬剤保持体並びにそれを用いた薬剤蒸散方法及び装置 - Google Patents
常温蒸散性薬剤の薬剤保持体並びにそれを用いた薬剤蒸散方法及び装置Info
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- JPH11322504A JPH11322504A JP13742698A JP13742698A JPH11322504A JP H11322504 A JPH11322504 A JP H11322504A JP 13742698 A JP13742698 A JP 13742698A JP 13742698 A JP13742698 A JP 13742698A JP H11322504 A JPH11322504 A JP H11322504A
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Abstract
として、ヒーター等の加熱装置を用いることなく、有効
成分を常温で持続的にかつ効率的に空気中に放出できる
安定性や利便性に優れた常温蒸散性薬剤の薬剤保持体並
びにそれを用いた薬剤蒸散方法及び装置を提供する。 【解決手段】 有効成分を保持させる紙、不織物、フィ
ルム等の素材から形成されたハニカム状、格子状、網目
状等のセル壁2から構成される多数のセル3を有し、所
定の間隔をあけて互いに離間した少なくとも内外二層
4、5の多重構造の立体状構造体1からなり、好ましく
はその内部に空間7を設ける。薬剤保持体は折り畳み自
在であり、球体の他、円柱体、立方体、ピラミッド形な
ど任意の立体形状とすることができ、立体状構造体自体
を駆動させたり、その内部空間内にファンを設けて強制
通気を行い、有効成分の蒸散を促進することもできる。
Description
ことなく、常温で一種以上の有効成分を持続的に空気中
に放出する常温蒸散性薬剤の薬剤保持体並びにそれを用
いた薬剤蒸散方法及び装置に関するものである。
るタイプの薬剤保持体及び薬剤蒸散方法としては種々の
ものが提案されている。例えば、特開平9−28985
5号公報には、貫通穴を有し(表面積/体積)が1〜2
0cm-1の範囲内にある担体に、常温揮散性の防虫性化
合物が保持されてなる防虫材が、また特開平9−308
421号公報には、折り畳み可能な紙製の穴を多数有す
る筒状材に、常温蒸散性の殺虫性化合物が保持されてな
る防虫材が開示されている。また実開昭61−1822
73号公報、特開平5−68459号公報、特開平7−
111850号公報、特開平8−147号公報等にはフ
ァンによって有効成分を空気中に放出する方法が開示さ
れている。
技術は、常温で有効成分を空気中に放出するという点に
おいて、加熱という高エネルギーを使用することなく効
果を発揮する利点があり、非常に有効な手段である。た
だし、実施に当たっては種々の課題を解決する必要があ
る。例えば常温蒸散製剤の場合、加熱といった高エネル
ギーを使用しないため、加熱蒸散方式よりも薬剤保持体
が概して大きくなる傾向にある。このことは、有効成分
に光のあたる可能性や埃の溜まる可能性を増加させ、有
効成分の分解や蒸散抑制といった現象を引き起こす。こ
れは長期にわたる使用を困難にすると共に、経済的に不
利である。また薬剤保持体を露出させた場合、有効成分
が手などに付着する機会を増加させ、有効成分のロスや
安全性の悪化の点で問題である。また、異なった有効成
分が単一構造の保持体上に混在した物は、有効成分の蒸
散が最も蒸気圧の低い成分により抑制されるといった現
象が起き、有効性の確保という点で経済的に不利であ
る。
鑑みなされたものであり、その基本的な目的は、ヒータ
ー等の加熱装置を用いることなく、殺虫、防虫(忌
避)、害虫成長制御等を目的として有効成分を常温で持
続的にかつ効率的に空気中に放出できる安全性や利便性
に優れた常温蒸散性薬剤の薬剤保持体並びにそれを用い
た薬剤蒸散方法及び装置を提供することにある。本発明
の他の目的は、数種の効力を同時にかつ効果的に発揮で
き、しかも使用が簡便な薬剤保持体並びにそれを用いた
薬剤蒸散方法及び装置を提供することにある。さらに本
発明の他の目的は、有効成分の蒸散速度を調整でき、ま
た効力増強を図ることができる薬剤保持体を用いた薬剤
蒸散方法及び装置を提供することにある。
に、本発明によれば、常温で一種以上の有効成分を持続
的に空気中に放出する常温蒸散性薬剤の薬剤保持体が提
供され、その基本的な構成は、常温蒸散性薬剤を保持す
る多数のセル壁を有し、所定の間隔をあけて互いに離間
した少なくとも二層の多重構造の立体状構造体からなる
ことを特徴としている。また、使用に利便性のある好適
な態様の薬剤保持体は、折り畳み自在に構成され、開い
たときに多数のセルを有する少なくとも二層の多重構造
の立体状構造体となることを特徴としている。このよう
な薬剤保持体は、種々の形態、態様で用いることがで
き、例えば、上記多重構造の最外層を常温蒸散性薬剤を
保持しない保護層とすることができ、また多重構造の各
層にそれぞれ作用又は蒸気圧の異なる常温蒸散性薬剤を
保持させることもできる。また、これらの構成を組み合
わせ、例えば少なくとも三層の多重構造の立体状構造体
からなり、最外層を常温蒸散性薬剤を保持しない保護層
とし、内部の各層にそれぞれ作用又は蒸気圧の異なる常
温蒸散性薬剤を保持させることもできる。さらに、上記
立体状構造体の内部に空間を有し、又は折り畳み自在の
構成の場合には開いたときに立体状構造体の内部に空間
が形成されるような構造とすることもできる。
保持体を用いた薬剤蒸散方法及び装置も提供される。す
なわち、前記したような薬剤保持体は、使用箇所に放置
(折り畳み自在な薬剤保持体の場合には開いた状態で放
置)して、保持される常温蒸散性の有効成分が常温で自
然に蒸散させるにまかせた状態で使用することもできる
が、強制的に有効成分の蒸散を促進する態様で用いるこ
ともできる。すなわち、前記したような薬剤保持体を振
動もしくは開閉させ、有効成分の蒸散を促進することも
できるし、内部空間が形成される立体状構造体の場合、
薬剤保持体の内部空間にファンを設け、有効成分の蒸散
を促進することもできる。さらにこのような薬剤蒸散方
法を実施するために、本発明によれば、前記のような薬
剤保持体と、該薬剤保持体を振動もしくは開閉させる手
段との組み合わせからなる薬剤蒸散装置、又は、内部空
間が形成される立体状構造の薬剤保持体と、該薬剤保持
体の内部空間内に配置されるファンを備えた送風装置と
の組み合わせからなる薬剤蒸散装置も提供される。
ような課題を解決し、長期にわたり効力を持続させるた
めに、ハニカム状、格子状、網目状等の常温蒸散性薬剤
を保持する多数のセル壁を有する立体状構造体を、互い
に接することのないように所定の間隔をあけて互いに離
間した少なくとも内外二層の多重構造としたことを基本
的特徴としている。このような多重構造の立体状構造体
とすることにより、種々の形態で利用することが可能と
なる。第一の利用形態は、薬剤保持体の最外層を、有効
成分を保持させない保護層とすることである。これによ
って、最外層の保護層は、内部の有効成分保持層に光が
直接照射されたり埃が付着するのを防止するバリヤー層
として機能し、有効成分の分解や蒸散抑制といった現象
が著しく低減する。
薬剤保持体に含浸・保持されている薬剤が手などに付着
することもなく、有効成分の損失防止や安全性の向上の
点でも有利である。このような効果は、薬剤保持体を折
り畳み自在に構成することによっても得ることができ
る。本発明の薬剤保持体は、立体状構造に固定された態
様も含み、例えば、最外層の保護層を全く形状の異なる
構造の網状の枠とすることも上記効果を発揮する上で有
効であるが、保護層と有効成分保持層が一体となって同
時に開閉可能な構造の折り畳み自在に構成することが利
便性の点で有利である。
ぞれ作用又は蒸気圧の異なる常温蒸散性薬剤を保持さ
せ、数種の効力を同時に発揮させることである。本発明
の保持体構造が有利な点は、有効成分保持層が互いに接
することのない多重構造であるため、異なった作用又は
蒸気圧を有する有効成分を保持させ、各々の作用を充分
に発揮させることが可能な点である。単一構造の保持体
に多種の有効成分を保持させた場合、例えば蒸気圧の異
なる複数種の物質を混合して用いると、蒸気圧の高い易
蒸散性物質の蒸散が蒸気圧の低い難蒸散性物質によって
抑制されるといった現象が起こり、性能を充分に発揮す
ることができない。それに対し、本発明の保持体構造で
あれば、長期にわたって安定して効力を発揮する持続成
分と、使用初期を中心に大きな効力を発揮する即効性成
分の双方を確実に蒸散させることが可能である。また、
複数の有効成分保持層を構造体中心から同心円上に配す
る構造とした場合、内部ほど通気が悪く蒸散量が低下す
るので、内部に易蒸散性成分を、通気のよい外部に難蒸
散性成分を保持させ、双方の成分の蒸散量を調整するこ
とが可能となる。これにより効力を長期にわたって持続
させることが可能となるほか、数種の効果を同時に発揮
させ、効力の増強を図ることが可能となる。なお、この
ような利用形態においても、最外層を有効成分を保持し
ない保護層とすることができ、また好ましいが、最外層
に蒸気圧の高い易蒸散性成分を保持させ、この成分が蒸
散した後に保護層として利用する態様も可能である。
から200g/m2 の範囲で調整することで、構造すな
わち含浸部位による有効成分の蒸散量をさらに任意にコ
ントロールすることが可能となる。例えば図4に示す構
造の保持体で、蒸気圧の異なる有効成分を含浸させ同量
蒸散させたい場合、難蒸散性成分の保持部(例えば12
−1の部分)には目付け20g/m2 のシート状部材を
用い、易蒸散性成分の保持部(例えば12−2の部分)
には目付け70g/m2 のシート状部材を用いること
で、面積を変更することなく同じ蒸散量を得ることが可
能となる。なお、常温蒸散製剤における蒸散量と目付け
の間に比例関係があることは、図18より明らかであ
る。図18に示す有効成分蒸散量は、下記表1に示す各
目付けの紙(3×3cm)に有効成分としてテラレスリ
ンをそれぞれ9mg塗布し、30℃の恒温室に設置し、
48時間後に回収して残量をガスクロマトグラフィーに
て化学分析し、初期仕込量との差を蒸散量として測定す
る試験を3回繰り返した結果の平均値を示している。結
果を表1にも併せて示す。本製剤の実施上好適な範囲
は、保持体の強度及び薬剤保持能力の点で10g/m2
以上とし、最低必要な蒸散量を確保する上で200g/
m2 以下とした。なお、この関係は保持体の材質及び有
効成分の種類により相対的に左右されない。
場合、空間を多数のセル壁で区切る構造であるため、一
つ一つの空間が小さくなり、空気の流れが抑制されるこ
とで有効成分の蒸散が抑えられ易くなる。そこで、一つ
一つのセルへの通気がスムーズに行え、有効成分を比較
的に高い蒸散量で放出させることが望まれる場合には、
立体状構造体の内部に空間を設けることが好ましい。ま
た、立体状構造体の空間内部にファンを設け、通気を強
制的に促進する方法も効力増強のための手段としては有
効である。ファン方式においても、多重構造にすること
による効力の安定化、数種の有効成分の併用による効力
の増強といった前記したような利点が得られる。その
他、ゴム、バネ、永久磁石、モーターなどを使用して本
構造体全体を振動させたり開閉したりする駆動方式も、
効力増強手段として有効である。
としては、従来より殺虫、防虫、忌避、害虫成長制御、
効力増強等を目的として用いられている各種薬剤を一種
以上適用することができる。例えば殺虫を目的として使
用する場合、従来より用いられている各種蒸散性殺虫剤
を用いることができ、ピレスロイド系殺虫剤、カーバメ
ート系殺虫剤、有機リン系殺虫剤等を挙げることができ
る。一般に安全性が高いことからピレスロイド系殺虫剤
が好適に用いられており、それらの具体例として以下の
ものが例示できる。 ‐一般名;化学名(商品名、メーカー) ‐アレスリン;3−アリル−2−メチルシクロペンタ−
2−エン−4−オン−1−イル dl−シス/トランス
−クリサンテマート(ピナミン、住友化学工業(株)) ‐dl・d−T80−アレスリン;3−アリル−2−メ
チルシクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イル d
−シス/トランス−クリサンテマート(ピナミンフォル
テ、住友化学工業(株)) ‐dl・d−T−アレスリン;3−アリル−2−メチル
シクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イル d−ト
ランス−クリサンテマート(バイオアレスリン) ‐d・d−T−アレスリン;d−3−アリル−2−メチ
ルシクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イル d−
トランス−クリサンテマート(エスビオール) ‐d・d−T80−プラレトリン;d−2−メチル−4
−オキソ−3−プロパルギルシクロペント−2−エニル
d−シス/トランス−クリサンテマート(エトック、
住友化学工業(株)) ‐フタルスリン;N−(3,4,5,6−テトラヒドロ
フタリミド)−メチルdl−シス/トランス−クリサン
テマート(ネオピナミン、住友化学工業(株)) ‐d−T80−フタルスリン;(1,3,4,5,6,
7−ヘキサヒドロ−1,3−ジオキソ−2−インドリ
ル)メチル d−シス/トランス−クリサンテマート
(ネオピナミンフォルテ、住友化学工業(株)) ‐レスメトリン;5−ベンジル−3−フリルメチル d
l−シス/トランス−クリサンテマート(クリスロン、
住友化学工業(株)) ‐d・d−T80−レスメトリン;5−ベンジル−3−
フリルメチル d−シス/トランス−クリサンテマート
(クリスロンフォルテ、住友化学工業(株)) ‐ペルメトリン;3−フェノキシベンジル dl−シス
/トランス−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロ
ロビニル)シクロプロパンカルボキシラート(エクスミ
ン、住友化学工業(株)) ‐フェノトリン;3−フェノキシベンジル d−シス/
トランス−クリサンテマート(スミスリン、住友化学工
業(株)) ‐フェンバレレート;α−シアノ−3−フェノキシベン
ジル−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレ
ート(スミサイジン、住友化学工業(株)) ‐シペルメトリン;α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル dl−シス/トランス−3−(2,2−ジクロロビ
ニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラ
ート(アグロスリン、住友化学工業(株)) ‐シフェノトリン;α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル d−シス/トランス−クリサンテマート(ゴキラー
ト、住友化学工業(株)) ‐エンペントリン;1−エチニル−2−メチルペント−
2−エニル d−シス/トランス−クリサンテマート
(ベーパースリン、住友化学工業(株)) ‐テラレスリン;2−アリル−3−メチル−2−シクロ
ペンテン−1−オン−4−イル−2,2,3,3,テト
ラメチル−シクロプロパンカルボキシラート(ノックス
リン、住友化学工業(株)) ‐イミプロスリン;2,4−ジオキソ−1−(プロプ−
2−イニル)−イミダゾリジン−3−イルメチル(1
R)−シス/トランス−クリサンテマート(プラール、
住友化学工業(株)) ‐エトフェンプロックス;2−(4−エトキシフェニ
ル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシベンジルエ
ーテル ‐トランスフルスリン;d−トランス−2,3,5,6
−テトラフルオロベンジル−3−(2,2−ジクロロビ
ニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロパンカルボ
キシラート
力増強剤、害虫成長制御剤など)として以下のものが例
示できる。 ‐アセタミプロリド;N′−[(6−クロロ−3−ピリ
ジイル)メチル]−N2 −シアノ−N′−メチルアセト
ンアミジイン(モスピラン) ‐ダイアジノン;(2−イソプロピル−4−メチルピリ
ミジル−6)−ジエチルチオホスフェート(ダイアジノ
ン) ‐フェニトロチオン、MEP;O,O−ジメチル−O−
(3−メチル−4−ニトロフェニル)チオホスフェート
(スミチオン) ‐ピリダフェンチオン;O,O−ジメチル−O−(3−
オキソ−2−フェニル−2H−ピリダジン−6−イル)
ホスホロチオエート(オフナック) ‐マラソン;ジメチルジカルベトキシエチルジチオホス
フェート(マラソン) ‐イミダクロプリド;1−(6−クロロ−3−ピリジル
メチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンア
ミン(ハチクサン) ‐DDVP;O,O−ジメチル−O−(2,2−ジクロ
ロ)ビニルホスフェート ‐ベンジルベンゾエート ‐イソボニールチオシアノアセテート(IBTA) ‐デヒドロ酢酸 ‐ピペロニルブトキサイド(P.B.) ‐パラオキシ安息香酸 ‐サリチル酸フェニル ‐S−421 ‐N−(2−エチルヘキシル)−ビシクロ[2.2.
1]−ヘプタ−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド
(サイネピリン222) ‐N,N−ジエチル−m−トルアミド(ディート) ‐ピリプロキシフェン;4−フェノキシフェニル(R
S)−2−(2−ピリジルオキシ)プロピルエーテル
(スミラブ)
上効果、共力効果、付加機能の追加等を目的として、前
記した成分の他に一種以上の、例えば、2,6−ジブチ
ル−3−メチルフェノール(BHT)、イソアスコルビ
ン酸、イソアスコルビン酸ナトリウム、dl−α−トコ
フェノール(ビタミンE)等の酸化防止剤、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤、
ケイ皮アルデヒド、ベンズアルデヒド等の防虫・防黴
剤、安息香酸エチル、サフロール、イソサフロール、オ
イゲノール、シトロネロール、アネトール、L−カルボ
ン等の防虫香料、ジャスミン、パインアップルオイル、
ベンジルアセテート等各種香料及び調合香料などの芳香
剤、消臭剤や着色剤など、また蒸散調整剤として各種溶
剤などを使用することができる。
織布、織物、フィルムなどを挙げることができ、使用す
る薬剤を保持もしくは塗布できるものであれば全て使用
可能であり、有効成分に応じて適宜選択すればよい。特
に最外層の材質は、透明フィルムなどにすることで、内
部の有効成分保持層を見易くすることができる。例え
ば、有効成分保持層が、有効成分の蒸散と共に顕色する
色素を利用したインジケーター機能を有する場合、その
色調変化を見易くすることができる。このようなインジ
ケーター機能を有する薬効指示性組成物は、例えば電子
供与性呈色性有機化合物(色素)と顕色剤とにさらに揮
散性減感性薬剤を存在せしめることによって、揮散性減
感性薬剤が充分に残存している間は上記薬剤の減感作用
が顕色剤の作用に勝り、発色を抑えるが、上記薬剤が揮
散して残存率が低くなると、顕色剤と電子供与性呈色性
有機化合物との反応が始まり、呈色し始め、さらに上記
薬剤が完全に揮散して残存しなくなった時に電子供与性
呈色性有機化合物特有の色調を呈する発色原理を薬効表
示に応用したものである。従って、上記反応過程と揮散
性減感性薬剤の揮散過程とが対応し、上記組成物の色調
の変化により視覚的に揮散性減感性薬剤の薬効残存状態
及びその終点を正確に知ることができる。このような薬
効指示性組成物は既に公知であり、常温揮散性減感性の
殺虫剤や防虫剤等の種々の分野で応用されているので、
その詳細な説明は省略する(例えば、前掲特開平8−1
47号参照)。
所は、一般家屋に限ること無く、例えば車、テント、畜
舎、犬舎、ハウス、工場なども挙げられる。使用する場
所の大きさや対象害虫、及び必要な効力レベルに応じて
有効成分を選定し、保持体の面積を決定すればよい。ま
た、屋外であっても製剤の周辺部であれば効力を発揮す
ることが可能である。設置方法については、吊り下げ
型、置き型等、特に限定されるものではなく、使用場面
に応じて適宜選択すればよい。
本発明についてさらに具体的に説明する。本発明の薬剤
保持体の代表例として、図1乃至図3に多重構造のハニ
カム構造体の一実施例を示す。図1はハニカム構造体1
を2分割した状態、図2は全体外観、図3は折り畳んだ
状態を示している。ハニカム構造体1は、セル壁2によ
って囲まれる各セル3が、中心軸線Xに対して垂直に、
球体外周面に向って平行に配列された全体的に球状の構
造体に構成されているが、外層4と内層5の二重構造で
あり、内外層間には所定間隔の空隙部6が形成されて互
いに直に接しないようにされ、かつ、その中央部に内部
空間7が形成されている。従って、各セル3の殆ど大部
分が内部空間7と連通状態にあり、空気の流れが抑制さ
れないようにされている。薬剤はスプレー法、浸漬法等
の任意の方法により内層5のセル壁2に含浸・保持され
る。一方、外層4は無処理で薬剤を保持しておらず、有
効成分保持層である内層5の保護層として機能するが、
前記したように、内層5に保持される有効成分と作用や
蒸気圧の異なる有効成分を含浸・保持するようにしても
よい。
の製造は、半円形の支持シート8の上に、内層5及び外
層4を構成するそれぞれ半分割した小リング状及び大リ
ング状の複数枚の薬剤保持シート(図1の中心軸線Xの
右側(又は左側)の大小リング状部分)を図1に示すよ
うな所定の間隔で配置・積層する際に、帯状の接着部分
Aを各セルの所望の大きさに応じた適宜の間隔で平行
に、しかも先の保持シート間と後の保持シート間で段違
い状態となるように順次接着しながら多数枚積層し、得
られた積層体の中心軸線X側の端縁を接着し、最後に他
方の表面の支持シート9を接着することにより行い、こ
れによって図3に示すような積層体が得られる。使用に
際しては、両側の支持シート8、9を開いて積層体を拡
げ、両側の支持シート8、9を接合することにより、図
2に示すような全体的に球状のハニカム構造体を組み立
てることができる。両側の支持シート8、9の接合は、
一方の支持シート(8又は9)の先端辺縁部所定箇所に
両面粘着テープを貼着したり、接着剤を塗布するなど、
適宜の方法により行うことができる。なお、帯状の接着
部分Aが球の中心から放射状になるように配列すること
により、各セルが全て内部空間7と連通し、かつ、内部
空間から球状外周面に向って放射状に配列されたハニカ
ム構造体とすることもできる。
小さい保持シートを用いるのが好ましく、その場合、シ
ートは概してコシの弱いものとなることが多い。従っ
て、保持体全体の形状を維持するためには、支持シート
にコシの強い材質を選択する方が好ましい。コシの強い
支持シートは、概して目付けが大きく、薬剤が移行した
場合、蒸散量が抑えられる可能性がある。それを回避す
るための手段としては、支持シートと薬剤保持シートと
の間にバリア層を設けることが考えられ、具体的には、
支持シートにガスバリア性のフィルムやアルミ箔等をラ
ミネートするといった方法が好ましい。
すようなハニカム構造に限定されるものではなく、種々
の構造、形態に構成することができる。例えば、前記図
1において接着部分Aを細くした場合には格子状のセル
となる。また、格子状、網目状等任意の模様となるよう
に多数の透孔を形成したシートを積層することもでき
る。さらに、立体状構造体の外観も、図示のような球状
に限られず、円柱体、立方体、ピラミッド形、その他の
多角体など任意の立体形状とすることができる。
構造体の変形例を示す。このハニカム構造体1aは、外
層4aと内層5aとの間の空隙部6aと、内部空間7a
との間を連通する空隙部11が、中心軸線Xに対して垂
直方向に内層5a全体に形成され、内層5aが12−1
層と12−2層に二分割されている点において、図1乃
至図3に示すハニカム構造体1と異なるが、他の構成は
同様である。なお、図4は両側の支持シート8a、9a
を180度開いた状態で示している。一方、図5は三層
構造のハニカム構造体1bの実施例を示している。すな
わち、外層4bと内層5bの間に中間層13が配設され
た多重構造を有し、各層間にそれぞれ空隙部6b、14
が形成されている点において、図1乃至図3に示すハニ
カム構造体と異なる。なお、図5も両側の支持シート8
b、9bを180度開いた状態で示している。このハニ
カム構造体1bの場合、外層4bは有効成分を保持しな
い保護層とし、中間層13及び内層5bに作用もしくは
蒸気圧の異なる2種の有効成分を含浸・保持させること
が好ましい。
の実施例を示している。このハニカム構造体1cは、空
隙部6cにより互いに直に接しないように離間されたハ
ニカム構造の外層4cと内層5cを有し、全体的に略楕
円球状の立体形状を有するが、折り畳んだ状態を示す図
7からわかるように、前記図1乃至図5に示すハニカム
構造体とは異なり内部には空間は形成されない。また、
両側の支持シート8c、9cの一端部は突出されて把持
部15が形成されている。このハニカム構造体1cは、
含浸・保持されている有効成分の蒸散量を多くしたい場
合には、図6に示すように組み立てた後、把持部15を
握って振って用いることもできるが、図9に示すように
把持部15に弾性線状部材16の一端部を固定し、他端
部を支持台17の支持部18に嵌め込み、図9に示すよ
うに支持されているハニカム構造体1cを押して首振り
運動させ、全体的にゆっくり振動させながら用いること
ができる。あるいはまた、把持部15を必要に応じて適
当な連結部材を介して振動装置もしくは開閉装置(図示
せず)に取り付け、ハニカム構造体1cを振動もしくは
開閉させながら用いることもできる。
至図8に示すハニカム構造体の変形例を示し、それぞれ
折り畳んだ状態で示している。前記図6乃至図8に示す
ハニカム構造体1cの場合、組み立てられた状態では2
枚の支持シート8c、9cが重ね合わされるので(図8
参照)、この部分で空隙部6cの連通状態が遮断される
ことになり、各セル3の通気状態が充分でない場合があ
る。そこで、図10に示すハニカム構造体1dでは、両
側の支持シート8d(9dは図示せず)の空隙部6dと
対応する箇所に複数(図示の例では各3個)の通気孔1
9を形成して、重ね合わされる支持シート8d、9dの
両側を連通するように構成されている。一方、図11に
示すハニカム構造体1eでは、上記通気孔19の他に、
両側の支持シート8e(9eは図示せず)及びそれらの
間に積層されるセル壁を構成する多数のシートの一辺
(中心軸線)中間部に略半円形状の切欠き20を設け、
この切欠き20部分により、組み立てたときにハニカム
構造体1eの中心部に内部空間が形成されるように構成
されている。
構造体を全体的に振動させる態様の一実施例を示してい
る。この薬剤蒸散装置は、図1乃至図3に示すハニカム
構造体と同様に、空隙部6fを介して離間された外層4
fと内層5fの二重構造からなり、内部に空間7fが形
成されたハニカム構造体1fと、上記内部空間7fに配
設される駆動装置21とからなる。なお、ハニカム構造
体1fは、両側の支持シート8f、9fを180度開い
た状態で示されている。駆動装置21は、図13に示す
ように、駆動軸22と、一端部が該駆動軸22に回動自
在に取り付けられ、他端部に永久磁石24が取り付けら
れた振子23と、該振子23の揺動軌跡に近接して配設
される電磁石25とから構成される。符号26は電磁石
25を励磁するための乾電池である。駆動軸22は、図
12に示されるように、ハニカム構造体1fの相対する
支持シート8f、9fの中心軸線側端縁部間の隙間に配
座され、両支持シート8f、9fを接合することにより
駆動装置は内部空間7f内に収容される。
磁と消磁が繰り返されることにより、振子23が揺動運
動を行い、それによってハニカム構造体1fが全体的に
駆動し、通気が促進されることによってセル壁に含浸・
保持されている有効成分の蒸散が促進される。なお、振
動装置21のスイッチ(図示せず)をハニカム構造体1
fの外部に導出することにより、所望の時にハニカム構
造体1fを振動させるようにすることもできる。薬剤保
持体全体を駆動する動力源としては、上記実施例のよう
に電磁石と永久磁石を利用した振り子の他、モーター、
ゼンマイ、ゴムなどが考えられるが、長期に亘る使用を
考えた場合の利便性の点ではモーターか電磁石の振り子
が好ましく、電池等を利用する場合は消費電力の点で電
磁石振り子が好ましい。
にファンを用いた薬剤蒸散装置の一実施例を示してい
る。図14に示す強制通気方式の薬剤蒸散装置は、空隙
部6gを介して離間された外層4gと内層5gの二重構
造からなり、内部空間7gを有する中空円柱状のハニカ
ム構造体1gを用いた例を示している。容器36上に配
設されたハニカム構造体1gは、外層4gと内層5gの
各層において、セル壁2によって囲まれるハニカム状の
各セル3が内部空間7gから外周にかけて連通するよう
に構成されており、その内部空間7gにはファン30が
回転自在に配設されている。ファン30は、対称的に平
行に配列された4枚の羽根31の上端にリング状の羽根
固定部材32が、また下端に回転板33が固定された構
造を有し、回転板33の中心は容器36内に収容されて
いるモーター35の回転軸34に取り付けられている。
モーター35への電力供給方式は、例えば乾電池を容器
36内に収容する内部電源方式や配線コードを接続する
外部電源方式のいずれでもよい。
せず)を入れてモーター35を駆動させ、ファン30を
回転させると、上部より流入した空気を、ファン30に
より内部空間7gから外周に向って各セル3内を強制的
に通気させることができるので、ハニカム構造体1gに
含浸されている有効成分の蒸散を促進することができ、
また有効成分の蒸散量はファンの風力(回転数、羽根の
サイズ、数、形状等)によって任意に調節できる。な
お、上記蒸散装置を用いる際には、ファン及び薬剤保持
体への接触及び異物混入を避けるため、一つ以上の通気
口を設けた外殻容器が必要である。また、ファンへの接
触回避のため器具全体を逆転させ、下部より空気を取り
入れる方法も考えられる。
は、前記図14に示すものに限られるものではなく、種
々の構造とすることができる。例えば、前記ハニカム構
造体1gは、中空の円柱状体の他、立方体、五角柱状、
六角柱状等の任意の多角柱状体とすることができる。ま
た、前記図1乃至図5に示す球状のハニカム構造体を半
分割した半球状の構造とし、これを内部空間内にファン
が配置されるように、例えば図14に示すファン30を
覆うように容器36上に配置したドーム状構造とするこ
ともできる。この場合、下方からハニカム構造体の内部
空間内に空気が流入するように容器36あるいはさらに
下部回転板33に吸気孔を形成すればよい。
た空間内にファンを設置する場合、有効成分の蒸散量
は、設ける内部空間の体積やセルの開口面積以上に、フ
ァンの風力に左右される。高い有効成分蒸散量を確保す
る場合、立体状構造体の風の出口部での風速は、0.1
m/秒以上であることが好ましい。そして、ファンを駆
動する動力源としては、モーター、ゼンマイ、ゴム等が
考えられるが、長期に亘って安定した効力を得るために
はモーターを使用することが好ましい。ファンの材質と
しては、プラスチックや厚紙等、特に限定されるもので
はないが、軽量な材質を選択したほうがエネルギー効率
の向上の点で好ましい。
験例を示す。 試験例1 薬剤保持体として、多数のセルを有し折り畳み可能な紙
製の球状構造体(通称「デングリ」と呼ばれる玩具)を
用い、図1及び図2に示すような外周部に保護層を設け
た多重構造のハニカム構造体と、保護層を設けない単一
構造のハニカム構造体をそれぞれ作製した。なお、双方
のハニカム構造体の内部には、通気を促進するための空
間を設けた。具体的な寸法を表2に示す。そして、それ
ぞれの薬剤保持体(多重構造のものの場合には内層)に
有効成分としてテラレスリンを1g、酸化防止剤として
2,6−ジ−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)
及び紫外線吸収剤として2−(2′−ヒドロキシ−5′
−メチルフェノール)ベンゾフェノン各々0.01gを
含有する薬剤を塗布してサンプルを作製した。これらの
サンプルは散乱光の当たる窓際に設置し、10日間隔で
30日間の効力推移を調査した。効力評価は、アカイエ
カ雌成虫に対するノックダウン効果を調査することで行
った。効力試験は、25±3℃の8畳の居室にアカイエ
カ雌成虫を100個体放飼した後、サンプルを上記のよ
うに設置し、設置後からの供試虫のノックダウン個体数
を経時的にカウントすることで行い、結果はその数値を
ブリス(Bliss)のプロビット法(Probit
法)によりKT50値に換算した。その結果を図15に示
す。
体の場合、効力低下は極めて緩やかであるが、保護層の
無い単一ハニカム構造の薬剤保持体の場合には、設置後
10日目を過ぎてから効力が急激に低下している。これ
は保護層を設けることで、有効成分の光分解や埃による
蒸散抑制が緩和された結果であると考えられる。
し、中間層13に蒸気圧が相対的に低く蚊に対して高い
効力を有するテラレスリンを、内層5bに蒸気圧が相対
的に高くハエに対して高い効力を有するベーパースリン
を塗布してサンプルを作製した。なお、三重ハニカム構
造体の外層4bは、何も塗布せず保護層とし、内層5b
の中心部には通気を促進するための空間を設けた。ま
た、比較のために内部空間を設けた球状単一ハニカム構
造体に上記2種類の有効成分を混合して塗布したサンプ
ルも作製した。具体的な寸法を表3に示す。作製した各
サンプルを用い、イエバエとアカイエカに対する効力を
試験例1と同様の方法で調査した。その結果を20分後
のノックダウン率として図16に示す。
合、蒸気圧が高くよく蒸散するはずのベーパースリンの
蒸散が蒸気圧の低いテラレスリンにより抑制され、イエ
バエに対する効力が悪い結果となった。
し、二分割した中間層5aの一方の層12−1に蒸気圧
が相対的に高く即効的に効力を発揮するテラレスリン
を、他方の層12−2に蒸気圧が相対的に低く遅効的に
効力を発揮するエトックを塗布し、サンプルを作製し
た。なお、外層4aは、何も塗布せず保護層とし、また
ハニカム構造体の中心部には通気を促進するための空間
7aを設けた。また、比較のために内部空間を設けた球
状単一ハニカム構造体に上記2種類の有効成分を混合し
て塗布したサンプルも作製した。各ハニカム構造体の寸
法は前記試験例1に用いたものと同じである。作製した
各サンプルを用い、食品工場における実地効力を調査し
た。実地効力は、工場内に設置した光トラップに捕獲さ
れた個体数を、処理から経日的にモニターすることで行
った。比較サンプルについては、前年に同程度の害虫の
発生が観測された別の食品工場に設置して行った。効力
は前年の捕獲個体数を基に比率を算出して評価した。そ
の結果を図17に示す。図17によると、多重ハニカム
構造体であれば初期に比較サンプル以上に害虫の生息密
度を低減させることが可能であり、長期に亘り安定した
効力を維持していることが分かる。
ー等の加熱装置を用いることなく、殺虫、防虫(忌
避)、害虫成長制御等を目的として有効成分を常温で長
期間持続的にかつ効率的に空気中に放出できる安全性に
優れた常温蒸散性薬剤の薬剤保持体並びにそれを用いた
薬剤蒸散方法及び装置が提供される。本発明の薬剤保持
体は、常温蒸散性薬剤を保持する多数のセル壁を有し、
所定の間隔をあけて互いに離間した少なくとも二層の多
重構造の立体状構造体からなり、また折り畳み自在に構
成されているため、利便性に優れると共に、種々の形態
で利用することが可能となる。例えば、薬剤保持体の最
外層を、有効成分を保持させない保護層とすることによ
り、最外層の保護層は、内部の有効成分保持層に光が直
接照射されたり埃が付着するのを防止するバリヤー層と
して機能し、有効成分の分解や蒸散抑制といった現象が
著しく低減する。また、多重構造の各層にそれぞれ作用
又は蒸気圧の異なる常温蒸散性薬剤を保持させ、数種の
効果を同時に発揮させることができる。また、最外層を
保護層としたり、薬剤保持体を折り畳み自在に構成する
ことにより、薬剤保持体に含浸・保持されている薬剤が
手などに付着することもなく、有効成分の損失防止や安
全性の向上を図ることができる。しかも、薬剤保持体の
サイズを適宜選定することにより、有効成分の蒸散量を
対象とする害虫、使用場所、使用時間等にあわせて任意
に調整することができる。さらに、薬剤保持体自体を駆
動させたり、開閉させたり、あるいはまた立体状構造体
の内部空間にファンを設けることにより、含浸されてい
る有効成分の蒸散を促進でき、効力増強を図ることもで
きる。
ハニカム構造体の断面図である。
ある。
積層状態を示す側面図である。
を180度開いた状態で示す平面図である。
を180度開いた状態で示す平面図である。
多重ハニカム構造体の斜視図である。
の積層状態を示す平面図である。
の積層状態を示す側面図である。
を示す斜視図である。
施例の組立前の積層状態を示す平面図である。
施例の組立前の積層状態を示す平面図である。
一実施例を示す概略構成図である。
の概略構成図である。
薬剤蒸散装置の一実施例を示す部分破断概略斜視図であ
る。
に対するノックダウン効果(KT50値)の持続性に及ぼ
すハニカム構造の影響を示すグラフである。
ウン率に及ぼすハニカム構造の影響を示すグラフであ
る。
生息密度(捕獲個体数の前年比)に及ぼすハニカム構造
の影響を示すグラフである。
すグラフである。
カム構造体 2 セル壁 3 セル 4,4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g 外層 5,5a,5b,5c,5d,5e,5f,5g 内層 6,6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,1
1,14 空隙部 7,7a,7b,7f,7g 内部空間 8,8a,8b,8c,8d,8e,8f,9,9a,
9b,9c,9f 支持シート 13 中間層 15 把持部 16 弾性線状部材 19 通気孔 20 切欠き部 21 駆動装置 23 振子 25 電磁石 30 ファン 31 羽根 32 羽根固定部材 33 回転板 35 モーター A 接着部分 X 中心軸線
Claims (11)
- 【請求項1】 常温蒸散性薬剤を保持する多数のセル壁
を有し、所定の間隔をあけて互いに離間した少なくとも
二層の多重構造の立体状構造体からなることを特徴とす
る薬剤保持体。 - 【請求項2】 折り畳み自在に構成され、開いたときに
多数のセルを有する少なくとも二層の多重構造の立体状
構造体となることを特徴とする請求項1に記載の薬剤保
持体。 - 【請求項3】 前記多重構造の最外層を常温蒸散性薬剤
を保持しない保護層とすることを特徴とする請求項1又
は2に記載の薬剤保持体。 - 【請求項4】 多重構造の各層にそれぞれ作用又は蒸気
圧の異なる常温蒸散性薬剤を保持させることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の薬剤保持体。 - 【請求項5】 少なくとも三層の多重構造の立体状構造
体からなり、最外層を常温蒸散性薬剤を保持しない保護
層とし、内部の各層にそれぞれ作用又は蒸気圧の異なる
常温蒸散性薬剤を保持させることを特徴とする請求項1
又は2に記載の薬剤保持体。 - 【請求項6】 薬剤保持体の目付けを10g/m2 から
200g/m2 の範囲で調整し、有効成分蒸散量を調整
することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に
記載の薬剤保持体。 - 【請求項7】 前記立体状構造体の内部に空間を有し、
又は折り畳み自在の構成の場合には開いたときに立体状
構造体の内部に空間が形成されるような構造を有するこ
とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の
薬剤保持体。 - 【請求項8】 前記請求項1乃至7のいずれか一項に記
載の薬剤保持体を振動もしくは開閉させ、有効成分の蒸
散を促進することを特徴とする薬剤蒸散方法。 - 【請求項9】 前記請求項7に記載の薬剤保持体の内部
空間にファンを設け、有効成分の蒸散を促進することを
特徴とする薬剤蒸散方法。 - 【請求項10】 前記請求項1乃至7のいずれか一項に
記載の薬剤保持体と、該薬剤保持体を振動もしくは開閉
させる手段との組み合わせからなる薬剤蒸散装置。 - 【請求項11】 前記請求項7に記載の薬剤保持体と、
該薬剤保持体の内部空間内に配置されるファンを1つ以
上備えた送風装置との組み合わせからなる薬剤蒸散装
置。
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- 1998-05-06 JP JP13742698A patent/JP3955151B2/ja not_active Expired - Lifetime
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