JPH11322604A - ジフェニルピペラジン化合物を含有する製剤 - Google Patents

ジフェニルピペラジン化合物を含有する製剤

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JPH11322604A
JPH11322604A JP13915598A JP13915598A JPH11322604A JP H11322604 A JPH11322604 A JP H11322604A JP 13915598 A JP13915598 A JP 13915598A JP 13915598 A JP13915598 A JP 13915598A JP H11322604 A JPH11322604 A JP H11322604A
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JP
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compound
pharmaceutical preparation
general formula
formula
sugar alcohol
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JP13915598A
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Megumi Takechi
めぐみ 武知
Shigeki Suzuki
繁樹 鈴木
Madoka Ito
円 伊藤
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Pola Orbis Holdings Inc
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、1−[4,4−ビス(4−フルオ
ロフェニル)ブチル]−4−(2−ヒドロキシ−3−フ
ェニルアミノ)プロピルピペラジン等のジフェニルピペ
ラジン化合物及び/又はその塩を安定に配合することを
課題とする。 【解決手段】 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェ
ニル)ブチル]−4−(2−ヒドロキシ−3−フェニル
アミノ)プロピルピペラジン等のジフェニルピペラジン
化合物及び/又は生理的に許容されるその塩と糖アルコ
ール及び/又は乳糖を含有することを特徴とする、固形
の医薬用製剤を提供する。本発明によれば、上記ジフェ
ニルピペラジン化合物及び/又はその塩を安定に配合す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーキンソン病、
パーキンソン症候群等のシナプス間のドーパミン欠乏に
起因する疾患や麻薬中毒等の疾患の治療・予防に有益な
ジフェニルメチル構造とピペラジン構造とを有する化合
物を含有する医薬用製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般式(4)に表される化合物に代表さ
れる、一般式(1)、(2)、(3)に示す部分構造の
全てを有する化合物及び/又はその塩は、優れたドーパ
ミン再取込み阻害作用を有するため、パーキンソン病、
パーキンソン症候群等のシナプス間のドーパミン欠乏に
起因する疾患や麻薬中毒等の疾患の治療薬或いは予防薬
としての医薬品への応用が期待されている。この内1−
[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4
−(2−ヒドロキシ−3−フェニルアミノ)プロピルピ
ペラジン(以下、化合物1)及びその塩は経時的に着
色,分解することが本発明者らの検討により明らかにな
った。そのため、製剤化した場合、製剤の着色及び製剤
中の化合物1又はその塩の安定性が懸念され、安定化の
検討が必要であることを本発明者らは見いだした。一般
に、薬物の安定性に影響を与える因子としては、光,水
分,酸素,pH等が考えられる。これに対し、アスコル
ビン酸,EDTA等の抗酸化剤、有機酸及びその塩,鉱
酸及びその塩等のpH調節剤等の添加剤を用いる方法に
より安定化する事が常法として知られている。しかし、
本発明者らの検討によれば、抗酸化剤やpH調節剤等の
添加剤では化合物1又はその塩の着色及び分解を抑制で
きなかった。
【0003】一方、糖類が製剤上の賦形剤として使用で
きることは広く知られているが、このうち、D−マンニ
トール,マルチトール,エリスリトール等の糖アルコール
及び/又は乳糖が上記化合物の安定性に寄与することは
知られていなかったし、推測もされ得なかった。
【0004】
【化5】 一般式(4) (但し、R1、R2、R3、R4、R5はそれぞれ上記
と同じものを表し、mは0〜3の整数を表す。)
【0005】
【化6】 一般式(1) (但し、R1、R2はそれぞれ独立に水素原子又はハロ
ゲン原子を表す。)
【0006】
【化7】 一般式(2)
【0007】
【化8】 一般式(3) (但し、式中R3、R4、R5はそれぞれ独立に水素原
子、置換基を有していても良い芳香族或いは炭素数1〜
4脂肪族のアルキル基、置換基を有していても良い芳香
族或いは炭素数1〜4の脂肪族アルキルカルボニル基を
表し、且つ、R4、R5の少なくとも一方は置換基を有
していても良い芳香族アルキル基であるものとする。)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下為されたものであり、上記一般式(1)〜(3)に表
される部分構造を有する化合物及び/又はその塩を安定
に配合することを課題とする。
【0009】
【課題の解決手段】本発明者らは、かかる状況に鑑み、
鋭意研究努力を重ねた結果、一般式(1)、(2)、
(3)に示す部分構造の全てを有する化合物及び/又は
その塩と糖アルコール及び/又は乳糖を含有することを
特徴とする、固形の医薬用製剤が安定性に優れているこ
とを見いだし、発明を完成させるに至った。以下、本発
明について、実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【0010】
【発明の実施の形態】(1)本発明の医薬用製剤の必須
成分である化合物 本発明の医薬用製剤は上記一般式(1)〜(3)に表さ
れる部分構造を有する化合物及び/又はその塩を必須有
効成分として含有する。ここで、本発明の必須成分の化
合物の塩としては、通常医薬で使用されている、生理的
に許容される塩であれば特段の限定無く使用することが
可能であり、例えば、塩酸、硫酸、燐酸等の鉱酸塩、ク
エン酸、シュウ酸、マレイン酸などの有機酸塩、炭酸塩
等が例示でき、これらの内、安定性や経済性の面から塩
酸塩が特に好ましい。又、かかる化合物としては、上記
一般式(4)に示される化合物が好ましく、中でも一般
式(4)に表される化合物が、1−[4,4−ビス(4
−フルオロフェニル)ブチル]−4−(2−ヒドロキシ
−3−フェニルアミノ)プロピルピペラジンが特に好ま
しい。これは医薬品としての有用性が大きいからであ
る。この化合物は不整炭素を有しているが、本発明の医
薬用製剤では、ラセミ体でこの化合物を使用することも
できるし、光学活性体として使用することも可能であ
る。好ましいのは光学活性体を用いることである。これ
は光学異性体間で薬理作用の差があるからである。これ
らの化合物及び/又はその塩は唯一種でも含有させるこ
とができるし、二種以上を組み合わせて含有させること
もできる。好ましいのは、一種のみを含有させることで
ある。本発明の必須成分であるこれら化合物の好ましい
含有量は、ドパミン取り込み阻害作用の有効性、製剤の
成形性及び安定性より1〜30重量部であり、更に好ま
しくは、5〜20重量%である。
【0011】(2)本発明の医薬用製剤の必須成分であ
る糖アルコール及び乳糖 本発明の医薬用製剤の必須成分である糖アルコールとし
ては、例えば、D−マンニトール,キシリトール,ソルビ
トール,マルチトール,エリスリトールがあるが、吸湿性
の低い、例えば乾燥減量が0.5%以下であるD−マン
ニトール,マルチトール,エリスリトールが好ましく、化
合物1の安定化効果から、特にD−マンニトールが好ま
しい。乳糖については、通常医薬用組成物で使用される
ものであれば特に限定されない。また、これら糖アルコ
ールと乳糖を併用してもよく、D−マンニトールと乳糖
の組み合わせが好ましい。本発明の医薬用製剤におい
て、糖アルコール又は乳糖を単独で用いる場合、好まし
い含有量は20〜90重量%であり、更に好ましくは6
0〜80重量%であり、糖アルコール及び乳糖を併用す
る場合、好ましい含有量は二種の合計が50〜90重量
%であり、更に好ましくは60〜80重量%である。こ
れは化合物1の安定化効果や成形性,流動性等製剤の物
理特性を確保するためである。
【0012】(3)本発明の医薬用製剤 本発明の医薬用製剤は、上記必須成分の何れをも含有
し、固形製剤であることを特徴とする。本発明の医薬製
剤として好ましい剤型としては、例えば、顆粒剤、散
剤、カプセル剤、錠剤が好ましく、服用性,製造コスト
より錠剤が特に好ましい。本発明の医薬用製剤では、上
記必須成分以外に通常医薬製剤で用いられる任意成分を
含有することができる。かかる任意成分としては、例え
ば、賦形剤、結合剤、被覆剤、滑沢剤、崩壊剤、矯味矯
臭剤、可溶化剤等が好ましく例示できる。これらの成分
を常法に従って処理することにより、本発明の医薬用製
剤を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0014】<実施例1〜5,比較例1〜3> [製剤の調製]表1に示した処方及び図1の製法に従
い、錠剤を作成した。
【0015】[製法]図1に従って行った。即ち、化合
物1の三塩酸、賦形剤、結晶セルロース、クロスカルメ
ロースナトリウム及びヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースをV型混合機を用いて十分混合し、バーチカルグラ
ニュレーターを用いて造粒し、乾燥後篩過し、打錠用顆
粒を得た。打錠用顆粒とステアリン酸マグネシウムを混
合し、打錠し、錠剤を得た(表中*1は賦形剤を表
す。)
【0016】
【表1】
【0017】[安定性評価]錠剤の着色、錠剤中の化合
物1の三塩酸の残存率より、40℃ 75%RH,経時6
ヶ月における製剤の安定性を評価した。
【0018】1)錠剤の着色 錠剤の白色度を色差計を用いて測定し、開始時に対する
色差を求めた。結果を表2に示す。この表より、糖アル
コール及び又は乳糖を含有する実施例1〜5は、錠剤の
着色は顕著に抑制され、糖アルコールを含有する実施例
2〜5において、特にD−マンニトールを含有する実施
例2において着色は最も抑制された。これより、本発明
の医薬用製剤は、上記一般式(1)〜(3)に表される
部分構造を有する化合物及び/又はその塩を安定に含有
しうることがわかる。
【0019】
【表2】
【0020】2)錠剤中の化合物1の三塩酸塩の安定性 錠剤を十分に粉砕混合し、メタノールを加えて振とう
後、メタノール抽出液を高速液体クロマトグラフィーに
供した。化合物1の三塩酸塩の開始時の定量値に対する
経時6ヶ月の定量値より残存率を求めた。結果を表3に
示す。この表より、糖アルコール及び/又は乳糖を含有
する実施例1〜5は、残存率が95%以上であり、その
うち糖アルコールを含有する実施例2〜5において、特
にD−マンニトールを含有する実施例2において残存率
が高かった。これより、本発明の医薬用製剤は、上記一
般式(1)〜(3)に表される部分構造を有する化合物
及び/又はその塩を安定に含有しうることがわかる。
【0021】
【表3】
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、一般式(1)〜(3)
に表される部分構造を有する化合物及び/又はその塩を
安定に配合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 錠剤の製造フローを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 47/26 A61K 47/26 J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記に示す、一般式(1)、(2)、
    (3)に示す部分構造の全てを有する化合物及び/又は
    生理的に許容されるその塩と糖アルコール及び/又は乳
    糖を含有することを特徴とする、固形の医薬用製剤。 【化1】 一般式(1) (但し、R1、R2はそれぞれ独立に水素原子又はハロ
    ゲン原子を表す。) 【化2】 一般式(2) 【化3】 一般式(3) (但し、式中R3、R4、R5はそれぞれ独立に水素原
    子、置換基を有していても良い芳香族或いは炭素数1〜
    4脂肪族のアルキル基、置換基を有していても良い芳香
    族或いは炭素数1〜4の脂肪族アルキルカルボニル基を
    表し、且つ、R4、R5の少なくとも一方は置換基を有
    していても良い芳香族アルキル基であるものとする。)
  2. 【請求項2】 上記一般式(1)、(2)、(3)に示
    す部分構造の全てを有する化合物が、次に示す一般式
    (4)に表される化合物であることを特徴とする、請求
    項1に記載の固形の医薬用製剤。 【化4】 一般式(4) (但し、R1、R2、R3、R4、R5はそれぞれ上記
    と同じものを表し、mは0〜3の整数を表す。)
  3. 【請求項3】 一般式(4)に表される化合物が、1−
    [4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]−4
    −(2−ヒドロキシ−3−フェニルアミノ)プロピルピ
    ペラジンである、請求項1又は2に記載の医薬用製剤。
  4. 【請求項4】 糖アルコールがD−マンニトールであ
    る、請求項1〜3の何れか一項に記載の医薬用製剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010018866A1 (ja) * 2008-08-14 2010-02-18 杏林製薬株式会社 安定化された医薬組成物
WO2013122135A1 (ja) * 2012-02-15 2013-08-22 大鵬薬品工業株式会社 経口用医薬組成物
WO2013122134A1 (ja) * 2012-02-15 2013-08-22 大鵬薬品工業株式会社 経口投与用医薬組成物

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