JPH11322973A - 透明蒸着用ポリエステルフィルム - Google Patents

透明蒸着用ポリエステルフィルム

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JPH11322973A
JPH11322973A JP14135798A JP14135798A JPH11322973A JP H11322973 A JPH11322973 A JP H11322973A JP 14135798 A JP14135798 A JP 14135798A JP 14135798 A JP14135798 A JP 14135798A JP H11322973 A JPH11322973 A JP H11322973A
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JP
Japan
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film
vapor deposition
polyester film
fine particles
silica fine
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JP14135798A
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Shinichiro Okada
真一郎 岡田
Takashi Saigo
孝 西郷
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属酸化物の蒸着接着性に優れ、かつ耐レト
ルト性に優れた透明蒸着用ポリエステルフィルムを提供
する。 【解決手段】 平均粒子径が1.0〜10μm、細孔容
積が0.1〜1.0ml/g、平均細孔径0.05〜1
00nmかつ吸油量が200ml/100g以下であ
り、実質的に単核からなる多孔性シリカ微粒子を0.0
05〜20重量%含有することを特徴とする透明蒸着用
ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明蒸着用ポリエ
ステルフィルムに関する。更に詳しくは、透明な金属酸
化物蒸着薄膜との密着性、耐レトルト性に優れ、食品、
医薬品、電子部品等の気密性を要求される透明蒸着用ポ
リエステルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルム、特にポリエチレ
ンテレフタレートフィルムは、その機械強度、熱寸法安
定性等の利点から、多くの軟包装用フィルムの構成体と
して用いられている。その中で食品包装などに用いられ
る場合には、内容物の劣化を防ぐためにガスバリア性を
付与するのが一般的である。
【0003】ガスバリア性を付与する方法のひとつとし
て、ポリエステルフィルムとアルミ箔を貼り合せる方
法、アルミニウムなどの金属をポリエステルフィルムに
蒸着する方法などが用いられる、しかし、これらの方法
は、ガスバリア性は優れているものの、得られるフィル
ムが不透明で、包装する内容物が見えないという欠点が
あり、用途が限られる。
【0004】また、別の方法としては、ポリエステルフ
ィルムに、ガスバリア性のある透明性のある別の素材、
例えばポリ塩化ビニリデンやポリエチレンポリビニルア
ルコール共重合などを貼り合せたり、コーティングによ
って設ける方法が用いられる。しかし、これらの方法は
透明性のあるフィルムは得られるものの耐熱性に乏し
く、レトルト処理などの高温湿熱処理によりガスバリア
性が劣化する欠点を有する。また塩化ビニリデン系ポリ
マーについては燃焼時の塩素系ガスの発生等があり、環
境への影響が懸念されている。
【0005】さらに、透明でかつ耐熱性があり、電子レ
ンジが使用できるガスバリアフィルムとして、基体フィ
ルム上に酸化珪素や酸化アルミニウム等の酸化金属を蒸
着、あるいはスパッタリングして薄層を設けたガスバリ
アフィルムが今日の世界環境問題からその開発が注目さ
れている。
【0006】しかしながら、このような耐熱性に優れた
酸化金属を蒸着したガスバリアフィルムであっても、レ
トルト処理のような過酷な処理を行うとそのガスバリア
性が大幅に低下するという欠点があった。この原因とし
ては、蒸着フィルムが吸湿により寸法変化を起こし、酸
化金属層とポリエステルフィルムとの密着性が悪くなる
ことから、酸化金属層に亀裂やひび割れが発生し、ガス
バリア性が著しく低下すると考えられる。
【0007】この問題を解決するために、蒸着厚みを厚
くしたり、基体フィルムにプライマー処理を施すことに
より密着性を改良する試みがされているが、膜厚みを厚
くすると耐屈曲性が悪化したり、あるいはプライマー処
理には付帯設備が必要であり、そのために加工工程が煩
雑化したり、またいずれの方法も製品コストを上昇させ
るので好ましくない。そこで吸湿性が低く、酸化金属膜
との密着性の良いポリエステルフィルムが望まれてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、金属
酸化物の蒸着接着性、特にレトルト処理後の蒸着接着性
に優れ、ガスバリア性が維持される透明蒸着用ポリエス
テルフィルムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を改善すべく鋭意検討した結果、ある特定の性状
を有するシリカ微粒子を含有するポリエステルフィルム
を基体に用いることにより、レトルト処理後にもそのガ
スバリア性の低下が防げることを見出し、本発明に到達
した。
【0010】すなわち、本発明は、平均粒子径が1.0
〜10μm、細孔容積が0.1〜1.0ml/g、平均
細孔径0.05〜100nmかつ吸油量が200ml/
100g以下であり、実質的に単核からなる多孔性シリ
カ微粒子を0.005〜20重量%含有することを特徴
とする透明蒸着用ポリエステルフィルムである。
【0011】ここで、透明蒸着とは、酸化珪素、酸化ア
ルミニウムなどの金属酸化物を蒸着することにより、透
明な薄膜をフィルム上に形成させることである。
【0012】本発明の透明蒸着用ポリエステルフィルム
は片面または両面の表面上の少なくとも一部に、金属酸
化物の蒸着層を形成でき、必要に応じて基体フィルムと
酸化金属層との間にアンカーコート層を設けても良い。
このアンカーコート層としては、例えば共重合ポリエス
テル化合物、アクリル共重合化合物、ウレタン化合物等
が挙げられ、これらは単独でも混合物としても用いるこ
とができる。これらは基体フィルムの製膜中に設ける、
いわゆるインラインコーティングでも良いし、あるいは
別工程で設けることもできる。
【0013】金属酸化物薄膜の形成方法としては、慣用
の方法、例えば、物理的方法として、真空蒸着法、反応
性蒸着法、スパッタリング法、反応性スパッタリング
法、イオンプレーティング法、反応性イオンプレーティ
ング法など、また化学的方法として、CVD法、プラズ
マCVD法、レーザーCVD法などにより形成できる。
また、また蒸着源の加熱方法としては、例えば抵抗加
熱、高周波誘導加熱、電子ビーム加熱などの加熱方法を
用いることができる。
【0014】本発明における金属酸化物薄膜の厚みは、
5〜150nmであることが好ましい。5nm未満の厚
みでは十分なガスバリアー性を得ることが難しく、ま
た、150nmを超えるとコスト的に不利であり、かつ
可撓性が低下するため好ましくない。
【0015】蒸着に用いる金属酸化物としては、例えば
アルミニウム、珪素、マグネシウム、カルシウム、チタ
ン、クローム、亜鉛等の酸化物を挙げられる。これらは
単独でも複数の混合物でも用いることができ、さらに複
数を積層して用いることができる。これらの中でも珪素
およびアルミニウムの酸化物が好ましい。またこれらは
出発原料として金属アルコキシド等の有機金属化合物や
ハロゲン化物等の無機金属化合物であってもよい。蒸着
後、そのまま用いることもでき、必要により適当なアン
カー剤を用いて他の基材、例えばポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ナイロン等と積層されて使用することもでき
る。積層方法としては、特に制限はないが、ドライラミ
ネート法、押出ラミネート法などの方法が好ましい。
【0016】本発明の透明蒸着用ポリエステルフィルム
の基体フィルムを形成するポリエステルとは、芳香族二
塩基酸またはそのエステル形成性誘導体と、ジオールま
たはそのエステル形成性誘導体とから合成される結晶性
の線状飽和ポリエステルである。かかるポリエステルの
具体例として、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ート等が挙げられる。これらは共重合体またはこれらと
小割合の他樹脂とのブレンド物などを包含する。これら
の中、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートが好ましい。
【0017】本発明に用いられる多孔性シリカ微粒子と
しては、実質的に単核からなる多孔性シリカ微粒子であ
る必要がある。凝集体で構成された多孔性シリカ微粒子
ではその吸湿性が高く、また微粒子自身の強度が不足し
ているため、レトルト加工時に蒸着薄膜層の欠陥ができ
易くガスバリア性が低下するため好ましくない。
【0018】本発明における多孔性シリカ微粒子は、吸
油量が200ml/100g以下であることが必要であ
る。この給油量が200ml/100gを超えると、そ
の吸湿性が高くなり、レトルト加工時の欠点となり、ガ
スバリア性の低下が起こり好ましくない。
【0019】ここで、吸油量は、JIS K5101に
準じて測定して求められる値であり、試料100gに対
する天然アマニ油の吸油量で表わされる。
【0020】本発明における多孔性シリカ微粒子は、平
均細孔径が0.05〜100nmである必要がある。平
均細孔径が0.05nm未満ではポリエステルとの界面
における親和性が不足し、フィルム化後の表面から脱落
し易くなり、他方100nmを超えると多孔性シリカ微
粒子自身の強度が低くなり、ポリエステルへの混錬時に
破砕し易くなり、性状を保ち難くなるため好ましくな
い。
【0021】ここで、平均細孔径は、表面積測定装置に
より表面積を測定し、この表面積と細孔容積とから、細
孔を円筒形とみなして計算して求められる値である。
【0022】本発明における多孔性シリカ微粒子は、平
均粒子径が1.0〜10μmであることが必要である。
1.0μmより小さいと基体フィルムとしてのハンドリ
ング性が劣りやすく、10μmを超えると粗大突起とな
り易いため好ましくない。
【0023】また、本発明における多孔性シリカ微粒子
は、細孔容積が0.1〜1.0ml/gである必要があ
る。0.1ml/gより少ないと基体への分散時になじ
みにくく好ましくない。他方、1.0ml/gを超える
と比重が低くなり基体ポリエステルへの分散性が低くな
ったり、微粒子自身の強度が低くなり、ポリエステルへ
の混錬時に性状を保ち難くなるため好ましくない。
【0024】ここで、細孔容積は、試料5gに純水を滴
下していった時に、試料がやがて均一な硬いパテ状にな
り、さらに滴下を続けると試料表面に水分が視認できる
状態における純水の滴下量の試料1g当りの体積をもっ
て表わす。
【0025】また、多孔性シリカ微粒子の基体ポリエス
テルフィルムへの添加含有量は0.005〜20重量%
である必要がある。含有量が0.005重量%未満であ
るとフィルムの滑り性が不十分となる。他方、20重量
%を超えるとフィルム表面の粗大突起となりやすく不適
である。
【0026】本発明に用いられる多孔性シリカ微粒子は
実質的に単核からなる多孔性シリカ微粒子であるが、そ
の凝集を防ぐためにポリエステル樹脂中に分散される前
に、必要に応じて表面処理を施すことができる。その表
面処理方法は既知の方法を用いることができる。またそ
の表面処理剤としては既知のものを用いることができ
る。例えば、シリカ微粒子表面のシラノール基を反応す
ることができる各種の有機珪素化合物、有機チタン化合
物、低級アルコール、高級アルコール、エチレングリコ
ール等の誘導体等を用いることができる。これらは単独
でも複数を組合わせて用いることができる。
【0027】本発明の目的を損なわない範囲において、
実質的に単核からなる多孔性シリカ微粒子以外にも必要
に応じて、他の有機や無機の微粒子を組合わせて用いる
ことができる。かかる微粒子としては、例えば酸化珪
素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、カオリン、タルク、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸
バリウム等のような無機フィラー、架橋シリコーン樹
脂、架橋ポリスチレン樹脂、架橋アクリル樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂等のような耐熱性樹脂からなる有機フ
ィラー等を挙げることができる。
【0028】更にポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン・プロピレンターポリマー、オレフィン系アイオノ
マーのようなポリエステル以外の樹脂、着色剤、帯電防
止剤、触媒、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃
剤、蛍光増白剤等を本発明の目的を損なわない範囲にお
いて、必要に応じて含有することもできる。
【0029】本発明において基体フィルムであるポリエ
ステルフィルムは、一般に蒸着用ポリエステルフィルム
として使用される厚さを有していれば良く、好ましくは
4.5〜50μm、特に好ましくは9〜25μmであ
る。
【0030】本発明においては、基体フィルムは延伸処
理を行なうことが好ましいが、その前に予熱処理を行な
うことが好ましい。ポリエステルフィルムの予熱処理
は、ポリエステルがポリエチレンテレフタレートの場
合、90〜130℃で1〜20秒間行なうのが好まし
い。その後の延伸処理は、温度60〜140℃、好まし
くは90〜125℃で縦方向に2.0〜5.0倍、好ま
しくは3.0〜4.0倍延伸し、次いで横方向に温度6
0〜150℃、好ましくは90〜140℃で2.0〜
5.0倍、好ましくは3.0〜4.0倍延伸するのが好
ましい。なお、縦横延伸後の面積倍率は20以下である
ことが望ましい。
【0031】さらに一方向の延伸は2段以上の多段で行
なう方法を用いることもできるが、その場合も最終的な
延伸倍率が前記した範囲内にあり、また、二段目延伸後
中間熱処理をしてから、再度一段目と同じ方向及び/ま
たは二段目と同じ方向に延伸しても良い。
【0032】延伸後の熱固定処理は最終延伸温度より高
く融点以下の温度で1〜30秒行なうのが好ましい。例
えばポリエチレンテレフタレートフィルムでは150〜
250℃で2〜30秒熱固定するのが好ましい。その
際、20%以内の制限収縮もしくは伸長、または定長下
で行ない、また二段以上で行なってもよい。
【0033】本発明における蒸着用ポリエステルフィル
ムは、曇り度が0〜5%であることが好ましい。曇り度
が5%を超えると蒸着後の外観が悪化したり、また蒸着
した場合にフィルムの光沢度が下がることがある。
【0034】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。なお、本発明におけ
る種々の物性値および特性は以下の如く測定されたもの
であり、また定義される。
【0035】(1)多孔質シリカ微粒子の平均粒子径 島津自動沈降天秤を用いて、下記に示すストークスの式
を用いて各々の粒径に相当する沈降時間を算出し、各々
の粒径の範囲に相当する沈降時間範囲を求め、その沈降
時間範囲内での不活性物質の重量を求めて、全不活性物
質重量に対する構成比とする。求めた構成比の、粒径の
大きな方から順に積算した積算曲線を作成し、積算率5
0%で示す粒径を平均粒径とする。 T=18ηh/[G(ρp−ρo)×d2] 但し、式中 T:沈降時間(sec) η:媒質の粘度(g/cm×sec) h:沈降距離(cm) G:重力加速度(980cm/sec2) ρp:不活性物質の密度(g/cm3) ρo:媒質の密度(g/cm3) d:不活性物質の粒径(cm)
【0036】(2)細孔容積 フラスコ中に試料5gを取り、純水をビューレットより
徐々に滴下していき、やがて試料全体が均一な硬いパテ
状になり、それ以上純水を滴下すると試料表面に水分が
視認できる点がある。その視認できる直前の純水の量を
求め、ml/gで表わした。
【0037】(3)吸油量 JIS K5101に準じて測定し、試料100gに対
する天然アマニ油の吸油量(ml/100g)で表わ
す。
【0038】(4)平均細孔径 試料0.10〜0.15gを秤量し、簡易迅速表面積測
定装置(柴田科学製SA−1000型)により表面積を
測定し、細孔を一つの円筒形とみなして、細孔容積の値
を用いて下記式から逆算して求めた。平均細孔径=4×
細孔容積/表面積
【0039】(5)酸素透過率 JIS K−7126に準じて、ガス透過率測定装置
(東洋精機製、MC−1型)を用いて、25℃における
酸素透過率を測定する。2.0cm3/(m2/24hr/atm)未満
であるものが望ましい。
【0040】[実施例1]ポリエチレンテレフタレート
を常法により酢酸マンガンをエステル交換触媒、三酸化
アンチモンを重合触媒、亜燐酸を安定化剤としてジメチ
ルテレフタレート、及び平均粒子径が3.7μm、細孔
容積が0.35ml/g、平均細孔径1.9nmかつ吸
油量が80ml/100gである単核からなる多孔性シ
リカ微粒子を分散させたエチレングリコールを用いて重
合した。得られたポリエチレンテレフタレート中のシリ
カ微粒子の濃度は0.035重量%であった。本樹脂を
押出機に供給し、スリット状ダイより溶融押出し、表面
温度30℃の回転冷却ドラム上で急冷固化し、未延伸シ
ートを得た。
【0041】この未延伸シートを90℃の延伸温度で縦
方向に3.6倍延伸して一軸延伸フィルムとした。次い
でこの一軸延伸フィルムの片面に、100℃で乾燥しつ
つ横方向に4.0倍延伸し、一旦冷却した後230℃の
熱処理を施しながら幅方向に5%の弛緩処理を行い、厚
さ12μmの二軸延伸フィルムを得た。このフィルムを
真空蒸着装置に供給し、3×10-5Torrの真空下、10
kwの電子ビーム加熱方式によりSiO及びSiO2
加熱蒸発させて、フィルムの片面に厚み50nmのSi
xの透明な薄膜が形成された蒸着フィルムを得た。
【0042】次いで本フィルムの蒸着面に、ウレタン系
接着剤(大日本インキ化学工業製、ディックドライLX-7
03AとKR-90を15:1の割合で配合した二成分系接着
剤)を3μm塗工した後、厚み50μmの低密度ポリエ
チレンフィルム(タマポリ製、V−1)をドライラミネ
ート法で貼り合せた。
【0043】得られたラミネートフィルムに対して、酸
素透過率を測定し、またレトルト処理(120℃×30
分)を施した後の酸素透過率も測定した。その結果を表
1に表わす。
【0044】[実施例2]平均粒子径が2.0μm、細
孔容積が0.95ml/g、平均細孔径11.2nmか
つ吸油量が180ml/100gである単核からなる多
孔性シリカ微粒子0.050重量%に変更する以外は、
実施例1と同様にしてラミネートフィルムを得た。この
フィルムの特性を表1に表わす。
【0045】[比較例1]平均粒子径が3.6μm、細
孔容積が1.35ml/g、平均細孔径18.4nmか
つ吸油量が230ml/100gである単核からなる多
孔性シリカ微粒子0.035重量%に変更する以外は、
実施例1と同様にしてラミネートフィルムを得た。この
フィルムの特性を表1に表わす。
【0046】[比較例2]平均粒子径が1.9μm、細
孔容積が1.50ml/g、平均細孔径19.8nmか
つ吸油量が270ml/100gである凝集核からなる
多孔性シリカ微粒子0.050重量%に変更する以外
は、実施例1と同様にしてラミネートフィルムを得た。
このフィルムの特性を表1に表わす。
【0047】[比較例3]平均粒子径が1.2μm、細
孔容積が1.75ml/g、平均細孔径22.3nmか
つ吸油量が330ml/100gである凝集核からなる
多孔性シリカ微粒子0.065重量%に変更する以外
は、実施例1と同様にしてラミネートフィルムを得た。
このフィルムの特性を表1に表わす。
【0048】[比較例4]平均粒子径が2.3μm、細
孔容積が1.90ml/g、平均細孔径25.2nmか
つ扱油量が320ml/100gである凝集核からなる
多孔性シリカ微粒子0.050重量に変更する以外は、
実施例1と同様にしてラミネートフィルムを得た。この
フィルムの特性を表1に表わす。
【0049】
【表1】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 酸素透過率 レトルト処理後 の酸素透過率 cm3/(m2/24hr/atm) cm3/(m2/24hr/atm) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 実施例1 1.2 1.4 実施例2 1.4 1.6 比較例1 1.3 2.8 比較例2 1.2 2.6 比較例3 1.4 3.5 比較例4 1.2 3.7 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0050】表1より、実施例で得られたフィルムにお
いては、酸素透過率は1.2〜1.4cm3/(m2/24hr/at
m)、レトルト処理後の酸素透過率は1.4〜1.6cm3/
(m2/24hr/atm)と非常に優れたものであった。
【0051】しかしながら、本願範囲外の多孔性シリカ
を用いた比較例のフィルムにおいては、酸素透過率は実
施例と同様に1.2〜1.4cm3/(m2/24hr/atm)であっ
たものの、レトルト処理後はいずれも2.0cm3/(m2/24
hr/atm)以上と、バリアー性の低下が著しくガスバリア
フィルムとしては不適当なものであった。
【0052】
【発明の効果】本発明の透明蒸着用ポリエステルフィル
ムは、金属酸化物の蒸着接着性、かつ耐レトルト性が優
れているため、後加工工程や製品製造時、さらに調理時
におけるガスバリア性の低下が少なく、透明蒸着用ポリ
エステルフィルムの基体として有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒子径が1.0〜10μm、細孔容
    積が0.1〜1.0ml/g、平均細孔径0.05〜1
    00nmかつ吸油量が200ml/100g以下であ
    り、実質的に単核からなる多孔性シリカ微粒子を0.0
    05〜20重量%含有することを特徴とする透明蒸着用
    ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 曇り度が0〜5%である請求項1記載の
    透明蒸着用ポリエステルフィルム。
JP14135798A 1998-05-22 1998-05-22 透明蒸着用ポリエステルフィルム Pending JPH11322973A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005255761A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Toray Ind Inc ガスバリア性蒸着用ポリエステルフィルム及び蒸着ポリエステルフィルム
JP2007051259A (ja) * 2005-07-20 2007-03-01 Toyobo Co Ltd 絞りしごき缶被覆用フィルム
JP2016006198A (ja) * 2015-08-18 2016-01-14 大日本印刷株式会社 ポリエステル樹脂組成物
JP2017061707A (ja) * 2017-01-12 2017-03-30 大日本印刷株式会社 ポリエステル樹脂組成物
JP2018076525A (ja) * 2017-12-20 2018-05-17 大日本印刷株式会社 ポリエステル樹脂組成物

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