JPH11323033A - ポリオレフィン系樹脂組成物、フィルム、離型フィルムおよび衛生用品個包装体 - Google Patents

ポリオレフィン系樹脂組成物、フィルム、離型フィルムおよび衛生用品個包装体

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JPH11323033A
JPH11323033A JP10127634A JP12763498A JPH11323033A JP H11323033 A JPH11323033 A JP H11323033A JP 10127634 A JP10127634 A JP 10127634A JP 12763498 A JP12763498 A JP 12763498A JP H11323033 A JPH11323033 A JP H11323033A
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JP
Japan
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film
release
weight
resin
resin composition
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JP10127634A
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English (en)
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Yasuhiro Inagaki
泰博 稲垣
Hiroshi Tada
博士 多田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 高密度ポリエチレン樹脂(融点135
℃)80重量%と、CFC法における各温度での溶出量
が、樹脂の全重量に対して、10℃以下で47重量%、
10℃超〜95℃で24重量%、および95℃超〜12
5℃で29重量%であるポリプロピレン系軟質樹脂20
重量%からなる組成物よりTダイ成形機にて40μm厚
のフィルムを得た。このフィルムの片面にコロナ放電処
理を施し、この処理面に紫外線硬化型シリコーン離型剤
を固形分0.5g/m2 で塗布し、離型剤塗布層に紫外
線を照射して、離型フィルムを得た。 【効果】 離型フィルムには、スリップ剤としての有機
アミド化合物を配合する必要がないため、シリコーン系
離型剤の硬化を阻害するものがなく、生じたシリコーン
膜の脱落の恐れもなく、離型フィルムとしての性能が安
定的に発現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン系
樹脂組成物、同樹脂組成物からなるフィルム、このフィ
ルムに離型処理を施してなる離型フィルム、およびこの
離型フィルムを用いて作製された衛生用品個包装体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ナプキン、紙オムツ等の衛生用品
は、焼却できる紙製のものが主流であったが、紙には、
使用時にシャリシャリという独特の音が発生するため、
周囲の人に衛生用品の使用がわかってしまい、製品の性
質上快適な使用ができないという問題があった。
【0003】そこで、現在の衛生用品では、上記のよう
な使用時の音の問題を解決すると共に、利便性、衛生性
等の点からも、外装袋、個包装袋のような袋のほか、バ
ックシートなど衛生用品本体にもプラスチックフィルム
が多岐にわたって使用されている。
【0004】生理用ナプキンの吸収体背面には、これを
下着等に固定するために粘着層が設けられており、この
粘着層は使用時まで個包装袋その他に接着しないように
離型紙によって保護されている。この離型紙は従来紙製
であり、紙製離型紙を用いて構成した生理用ナプキン個
包装品が提案されている(特開平8−224269号公
報参照)。この粘着層は紙製離型紙に粘着剤を塗工、乾
燥させることによって形成され、次いで同離型紙を伴っ
てナプキン側に貼付けられる。この粘着剤としては主に
ホットメルト系粘着剤が使用され、その塗工温度は12
0〜140℃である。
【0005】この紙製離型紙を用いた個包装袋では、そ
の開封時に紙特有のシャリシャリ音が発生する。また、
生理用ナプキンの個包装袋を丸めてゴミ箱に捨てるとき
も、紙製離型紙が個包装袋とこすれ合って上記のような
音が生じ、快適な使用を妨げていた。
【0006】この音をなくすには、紙製離型紙に代えて
プラスチック製の離型フィルムを用いればよいのである
が、この離型フィルムにホットメルト系粘着剤を塗工す
るために耐熱性を付与するには、高融点のポリオレフィ
ン系樹脂からなるフィルムを用いる必要がある。しか
し、融点の高いフィルムはコシがあり、廃棄の際にフィ
ルムを丸めるとバリバリという音が出る。
【0007】また、プラスチックフィルムには、これを
成形加工時や2次加工時に安定して機械にかけるため
に、適度な滑り性とアンチブロッキング性が必要であ
る。一般にポリオレフィン系樹脂フィルム用のスリップ
剤としてエルカ酸アミドのような有機アミド化合物が用
いられる。しかし、有機アミド化合物を含むポリオレフ
ィン系樹脂フィルムを離型処理すると、これらの添加剤
がシリコーン系離型剤の硬化を阻害し、生じたシリコー
ン膜の脱落が生じ、離型フィルムとしての性能が安定的
に発現しないという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
ク離型フィルムが抱える上記諸問題を克服することを課
題とする。
【0009】本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検
討を重ねた結果、有機アミド化合物からなるスリップ剤
を含まないポリオレフィン系樹脂組成物を得、これをフ
ィルムに成形し、その少なくとも片面に離型処理が施さ
れた離型フィルムを得、この離型フィルムを紙製離型紙
の代わりに採用することにより上記問題を解決すること
ができることを見出し、本発明を完成した。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるポリオレフ
ィン系樹脂組成物は、クロス分別クロマトグラフ法によ
る各温度範囲での溶出量が、樹脂の全重量に対し、10
℃以下で45〜80重量%、10℃超〜95℃で0〜4
0重量%、および95℃超〜125℃で3〜35重量%
であるポリプロピレン系軟質樹脂30〜5重量%と、こ
れ以外の樹脂であって、融点が125〜165℃の範囲
にあるポリオレフィン系樹脂70〜95重量%とからな
るものである。
【0011】この樹脂組成物はエルカ酸アミドのような
有機アミド化合物からなるスリップ剤を含んでいない。
【0012】本発明において、ポリプロピレン系軟質樹
脂を特定するための指標として採用されているクロス分
別クロマトグラフ法(以下CFC法と略記する)は、以
下に示すとおりである。
【0013】まず、樹脂を、完全に溶解する温度のo−
ジクロロベンゼンに溶解し、次いで一定速度で冷却し、
予め用意しておいた不活性担体の表面に薄いポリマー層
を結晶性の高い順及び分子量の大きい順に生成させる。
次に、温度を連続的または段階的に上昇させ、順次溶出
した成分の濃度を検出して組成分布(結晶性分布)を測
定する。これを温度上昇溶離分別という。同時に、順次
溶出した成分を高温型GPCにより分析して、分子量と
分子量分布を測定する。本発明では上述した温度上昇溶
離分別部分と高温GPC部分の両者をシステムとして備
えているクロス分別クロマトグラフ装置(三菱油化社製
CFC−T150A型)を使用して上述データを測定し
た。
【0014】本発明で使用されるポリプロピレン系軟質
樹脂において、CFC法の各温度の溶出量が上記範囲内
であることは、加工適性に優れたフィルムを得る上で重
要である。特に、10℃以下での溶出量が45重量%未
満になると、得られたフィルムの表面粗れが少なくなる
傾向にあり、所望の特性が発現しない場合がある。また
10℃以下での溶出量が80重量%を越えるとフィルム
表面がベタツキ、加工適性が著しく低下するため、使用
に耐えなくなる嫌いがある。例えば、70℃以下の温度
で全て溶出してしまう軟質樹脂であるエチレン−α−オ
レフィン共重合ゴムを混合した場合、フィルムの滑り性
が悪くなる。また、10℃以下で溶出しないエチレン−
α−オレフィン共重合体を混合した場合、所望の柔軟性
が発現せず、廃棄の際にフィルムを丸めると、紙ほどで
はないがやはりクシャクシャという音がする。
【0015】本発明で用いられるポリプロピレン系軟質
樹脂は、例えば以下に示すような多段重合法によって製
造される。
【0016】まず第一段階として、チタン化合物触媒成
分および有機アルミニウム化合物触媒成分の存在下にプ
ロピレンモノマーを単独重合させ、もしくは、プロピレ
ンモノマーとエチレンモノマーまたはα−オレフィンモ
ノマーとを共重合させ、プロピレン単独重合体、プロピ
レン−エチレン共重合体、プロピレン−α−オレフィン
共重合体等のチタン含有ポリオレフィンを得る。α−オ
レフィンモノマーとしては、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘ
プテン、1−オクテン等が用いられる。特に、1−ブテ
ンが好適に用いられる。
【0017】ついで第二段階として、上記チタン化合物
触媒成分および有機アルミニウム化合物触媒成分の存在
下にチタン含有ポリオレフィンを製造した後の反応液
に、プロピレンモノマー、エチレンモノマーおよび/ま
たはα−オレフィンモノマーを加えて上記チタン含有ポ
リオレフィンと重合させることにより、ポリプロピレン
系軟質樹脂が得られる。このとき第二段階における添加
成分は、一段で加えられても二段で加えられてもよい。
すなわちこの重合反応は全体として三段以上の多段重合
であってもよい。
【0018】他方、ベースとなるポリオレフィン系樹脂
は、示差走査熱量分析装置(以下DSCと略記する)に
より測定された融点が125〜165℃の範囲にあるポ
リオレフィン系樹脂である。このような条件を満足する
ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン系樹脂や
ポリプロピレン系樹脂が挙げられ、特に、ポリエチレン
系樹脂では、密度0.935g/cm3 以上の直鎖状低
密度ポリエチレンや、密度0.940g/cm3 以上の
高密度ポリエチレンが好ましく、ポリプロピレン系樹脂
では、融点130〜155℃のランダム共重合ポリプロ
ピレン系樹脂が好ましい。
【0019】ポリオレフィン系樹脂の融点が125〜1
65℃の範囲を下回った場合、粘着剤塗工時の耐熱性が
発現しないことがあり、逆に上回るとフィルムが硬くな
り、加工適性や使用時の快適性が著しく低下してしまう
嫌いがある。ポリオレフィン系樹脂には、DSCにより
測定される融点を上記範囲から逸脱させない限りにおい
て、低密度ポリエチレン系樹脂やポリエチレン系共重合
ゴム等を混合してもよい。
【0020】本発明によるポリオレフィン系樹脂組成物
は、帯電防止剤、防曇剤、安定剤、結晶造核剤などの添
加剤を必要に応じて含んでもよい。ただし、上述したよ
うに、該組成物は有機アミド化合物からなるスリップ剤
は含まない。
【0021】本発明は、上記構成のポリオレフィン系樹
脂組成物から形成されたフィルムを提供する。
【0022】本発明によるフィルムを得る方法は特に限
定されず、通常のインフレーション成形法やTダイ成形
法等のフィルム成形法を適用することができる。
【0023】本発明によるフィルムの厚みは15〜60
μmであることが好ましい。本発明によるフィルムを衛
生用品の離型フィルムに使用する場合、同フィルムを丸
める時の音を小さくするにはフィルム厚は薄い方がよ
く、例えば20〜50μmであることが好ましい。
【0024】本発明は、また、上記ポリオレフィン系樹
脂組成物からなるフィルムの少なくとも片面に離型処理
が施されてなる離型フィルムを提供する。
【0025】離型処理の方法としては、同フィルム表面
に例えばコロナ放電処理を施し、この処理面に離型剤を
塗布し、離型剤塗布層に所要の架橋処理を施す方法が一
般的である。離型剤としては、上記のように同フィルム
を丸める時の音の発生を避けるには薄目のフィルムが好
ましいこと、および、加工時のフィルムの熱収縮を考慮
すれば、紫外線硬化型シリコーン系離型剤が好適であ
る。
【0026】上記ポリオレフィン系樹脂組成物からなる
フィルムは、加工がし易いようフィルムの剛性を適度に
変化させるために、他のプラスチックフィルムと共に多
層フィルムを構成したものであってもよい。他のプラス
チックフィルムは、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプ
ロピレンなどのポリオレフィン系樹脂からなる。該多層
フィルムを離型フィルムとするには、該多層フィルムの
少なくとも片面に本発明のポリオレフィン系樹脂組成物
からなるフィルム層が来るようにし、いずれかの表面に
離型処理を施す。
【0027】
【作用】本発明によるフィルムでは、フィルムを上記樹
脂組成物で構成することによりフィルム表面を適度に粗
らすことができると共に、適度な滑り性と優れたアンチ
ブロッキング効果を付与することができる。このため、
本発明による樹脂組成物からなるフィルムには、通常ポ
リオレフィン系樹脂フィルムに滑り性を与える為に混合
されるスリップ剤としての有機アミド化合物を配合する
必要がない。このため、シリコーン系離型剤の硬化を阻
害する有機アミド化合物が含まれず、生じたシリコーン
膜の脱落の恐れがなく、離型フィルムとしての性能が安
定的に発現する。
【0028】また、本発明による離型フィルムは上記ポ
リプロピレン系軟質樹脂を含むポリオレフィン系樹脂組
成物からなるので、廃棄の際に丸めてもバリバリ音が殆
どしない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を示すが、
本発明は以下に限定されるものではない。
【0030】[実施例1]融点125〜165℃のポリ
オレフィン系樹脂として、高密度ポリエチレン樹脂(三
菱化学社製「ノバテックHD・HY540」、融点13
5℃)を用意した。
【0031】他方、ポリプロピレン系軟質樹脂として、
CFC法における各温度での溶出量が、同樹脂の全重量
に対して、10℃以下で47重量%、10℃超〜95℃
で24重量%、および95℃超〜125℃で29重量%
であるポリプロピレン系軟質樹脂(モンテルJPO社製
「キャタロイKS081P」)を用意した。前者80重
量%と後者20重量%からなる樹脂組成物よりTダイ成
形機にて40μm厚のフィルムを得た。
【0032】このフィルムの片面にコロナ放電処理を施
し、この処理面に紫外線硬化型シリコーン離型剤を固形
分0.5g/m2 で塗布し、離型剤塗布層に紫外線を照
射して、離型フィルムを得た。
【0033】[実施例2]融点125〜165℃のポリ
オレフィン系樹脂として、ランダム共重合ポリプロピレ
ン樹脂(グランドポリマー社製「MJS−G」、融点1
49℃)を同割合で使用した点を除いて、実施例1と同
様の操作を行い、離型フィルムを得た。
【0034】[実施例3]融点125〜165℃のポリ
オレフィン系樹脂として、ランダム共重合ポリプロピレ
ン樹脂(グランドポリマー社製「MJS−G」、融点1
49℃)を用意した。
【0035】他方、ポリプロピレン系軟質樹脂として、
CFC法における各温度での溶出量が、同樹脂の全重量
に対して、10℃以下で47重量%、10℃超〜95℃
で24重量%、および95℃超〜125℃で29重量%
であるポリプロピレン系軟質樹脂(モンテルJPO社製
「キャタロイKS081P」)を用意した。前者90重
量%と後者10重量%からなる離型層用の樹脂組成物を
調製した。
【0036】基材層用の樹脂として、直鎖状低密度ポリ
エチレン樹脂(出光石油化学社製「モアテック0278
CN」)を用意した。
【0037】次いで、離型層用の樹脂組成物と基材層用
の樹脂とから、Tダイ成形機にて40μm厚の積層フィ
ルムを得た。厚み比は、離型層用の樹脂層/基材層=1
/1とした。得られた積層フィルムにおいて離型層用の
樹脂層側の表面にコロナ放電処理を施し、この処理面に
紫外線硬化型シリコーン離型剤を固形分0.5g/m 2
で塗布し、離型剤塗布層に紫外線を照射して、離型フィ
ルムを得た。
【0038】[比較例1]ポリオレフィン系樹脂とし
て、融点117℃の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(ダ
ウケミカル社製「アフィニティFM1570」)80重
量%を使用した点を除いて、実施例1と同様の操作を行
い、離型フィルムを得た。
【0039】[比較例2]融点117℃の直鎖状低密度
ポリエチレン樹脂(ダウケミカル社製「アフィニティF
M1570」)のみからTダイ成形機にて40μm厚の
フィルムを得た点を除いて、実施例1と同様の操作を行
い、離型フィルムを得た。なお、上記樹脂にはスリップ
剤は添加しなかった。
【0040】[比較例3]樹脂にスリップ剤としてエル
カ酸アミド700ppmを混合した点を除いて、実施例
1と同様の操作を行い、離型フィルムを得た。
【0041】[比較例4]厚み50μmのグラシン紙
に、熱硬化型シリコーン離型剤を固形分で0.8g/m
2 塗布し、離型紙を得た。
【0042】評価試験1(フィルムの加工状況) 上記実施例1〜3および比較例1〜3の6種の離型フィ
ルムを対象にして、下記の項目について、性能評価試験
を行った。
【0043】a)フィルム成形時の巻き物の外観:フィ
ルム成形直後の巻き物の外観を目視にて観察した。
【0044】b)フィルムの静摩擦係数:JIS−K7
125に従ってフィルムの静摩擦係数を測定した。
【0045】c)離型剤塗布時のフィルム繰出し性:離
型剤塗布時のフィルムが円滑に繰出されるか否かを調べ
た。
【0046】d)離型剤の硬化状態:離型剤を塗工した
フィルムにインクを塗布し、そのハジキ具合を目視にて
観察した。硬化が不良の部分は、インクがハジかれな
い。
【0047】e)ホットメルト系粘着剤塗工停止時のフ
ィルム状態:ホットメルト系粘着剤の高熱に対するフィ
ルムの耐熱性を目視で評価した。
【0048】この評価結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】評価試験2(フィルムの衛生用品への適用
状況) 次に、実施例1〜3、比較例2〜4の6種の離型フィル
ムまたは離型紙を、生理用ナプキン幅サイズにスリット
加工し、ナプキン粘着面を十分覆うサイズにカットし
て、ナプキンの粘着面に装着した。この状態で、下記の
項目について、ナプキン使用時における性能評価試験を
行った。
【0051】この試験結果を表2に示す。
【0052】
【表2】 表1および表2から判るように、実施例の離型フィルム
は加工適性および使用時の快適性に優れたものである。
【0053】
【発明の効果】本発明による離型フィルムは、上記ポリ
プロピレン系軟質樹脂を含むポリオレフィン系樹脂組成
物からなるので、フィルム表面を適度に粗らすことがで
きると共に、適度な滑り性と優れたアンチブロッキング
効果を付与することができる。このため、このフィルム
には、アミド系スリップ剤を配合する必要がないため、
シリコーン系離型剤の硬化を阻害するものがなく、生じ
たシリコーン膜の脱落の恐れもなく、離型フィルムとし
ての性能が安定的に発現する。
【0054】また、本発明による離型フィルムは上記ポ
リプロピレン系軟質樹脂を含むポリオレフィン系樹脂組
成物からなるので、廃棄の際に丸めてもバリバリ音が殆
どしない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C08L 23/02 A61F 13/18 383 23:10)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロス分別クロマトグラフ法による各温
    度範囲での溶出量が、樹脂の全重量に対し、10℃以下
    で45〜80重量%、10℃超〜95℃で0〜40重量
    %、および95℃超〜125℃で3〜35重量%である
    ポリプロピレン系軟質樹脂30〜5重量%と、これ以外
    の樹脂であって、融点が125〜165℃の範囲にある
    ポリオレフィン系樹脂70〜95重量%とからなること
    を特徴とするポリオレフィン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリオレフィン系樹脂組
    成物から形成されたフィルム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のフィルムの少なくとも片
    面に離型処理が施されてなる離型フィルム。ム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の離型フィルムを用いて作
    製された衛生用品個包装体。
JP10127634A 1998-05-11 1998-05-11 ポリオレフィン系樹脂組成物、フィルム、離型フィルムおよび衛生用品個包装体 Pending JPH11323033A (ja)

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