JPH11323825A - ポンツーンの補修工法および複合材ポンツーン - Google Patents
ポンツーンの補修工法および複合材ポンツーンInfo
- Publication number
- JPH11323825A JPH11323825A JP10142177A JP14217798A JPH11323825A JP H11323825 A JPH11323825 A JP H11323825A JP 10142177 A JP10142177 A JP 10142177A JP 14217798 A JP14217798 A JP 14217798A JP H11323825 A JPH11323825 A JP H11323825A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- pontoon
- filled
- gap
- support wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易で、止水効果が高く、しかも工事後に新
たに衝撃によるひび割れが生じても漏水が生じにくい、
ポンツーンの補修工法を提供する。 【解決手段】 ポンツーン本体15の底壁11および側
壁12の内面との間に隙間を開けてそれぞれ発泡スチロ
ール板からなる支持壁17、18を設け、それらの隙間
に、発泡ポリスチレンのビーズ22および2液性の発泡
ウレタン21の材料を注入充填し、ついで発泡ポリウレ
タンの材料を独立気泡状態に発泡させながら固化させ
る。
たに衝撃によるひび割れが生じても漏水が生じにくい、
ポンツーンの補修工法を提供する。 【解決手段】 ポンツーン本体15の底壁11および側
壁12の内面との間に隙間を開けてそれぞれ発泡スチロ
ール板からなる支持壁17、18を設け、それらの隙間
に、発泡ポリスチレンのビーズ22および2液性の発泡
ウレタン21の材料を注入充填し、ついで発泡ポリウレ
タンの材料を独立気泡状態に発泡させながら固化させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポンツーンの補修工
法および複合材ポンツーンに関する。
法および複合材ポンツーンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられている浮桟橋は、たとえば
図7に示すように、陸岸101から少し離れていくつか
のポンツーン102を直列的に並べて浮かべ、これを係
船施設としたものであり、陸岸101とは連絡橋(渡り
橋)103で連絡する。このような浮桟橋104は通常
は波、潮流の影響の少ないところに設け、小型の連絡船
などの係留施設として使用される。各ポンツーン102
はそれぞれチェーンなどの係留線105およびアンカー
106で動かないように係留され、陸岸101にもっと
も近いポンツーン101は2本の係留線107で陸岸1
01にも係留されている。ポンツーン102は、全積載
荷重および連絡橋103の支点反力を考慮し、かつ内部
に若干の浸水をきたした場合や、片側にのみ積載荷重が
ある場合にも安定条件を満足するような構造になってい
る。
図7に示すように、陸岸101から少し離れていくつか
のポンツーン102を直列的に並べて浮かべ、これを係
船施設としたものであり、陸岸101とは連絡橋(渡り
橋)103で連絡する。このような浮桟橋104は通常
は波、潮流の影響の少ないところに設け、小型の連絡船
などの係留施設として使用される。各ポンツーン102
はそれぞれチェーンなどの係留線105およびアンカー
106で動かないように係留され、陸岸101にもっと
も近いポンツーン101は2本の係留線107で陸岸1
01にも係留されている。ポンツーン102は、全積載
荷重および連絡橋103の支点反力を考慮し、かつ内部
に若干の浸水をきたした場合や、片側にのみ積載荷重が
ある場合にも安定条件を満足するような構造になってい
る。
【0003】各ポンツーン101の大きさは、長さ20
〜30m、幅10〜15m、高さ2〜4mくらいのもの
が多く用いられ、船の材料と同じく、木、鋼、鉄筋コン
クリート、FRPなどで作られる。木製のものは水密性
に劣り、腐食し易いので耐久性に乏しい。鋼製のものは
衝撃に強いが、腐食しやすい。最近用いられるようにな
ったFRP製のポンツーンは、耐久性に富むが、軽量で
喫水が浅く、不安定であり、さらに外部からの衝撃によ
り、ひび割れを生ずる。また、鉄筋コンクリート製のポ
ンツーンは、耐久性に富み、重く、安定性もよいが、衝
撃に弱いという問題がある。
〜30m、幅10〜15m、高さ2〜4mくらいのもの
が多く用いられ、船の材料と同じく、木、鋼、鉄筋コン
クリート、FRPなどで作られる。木製のものは水密性
に劣り、腐食し易いので耐久性に乏しい。鋼製のものは
衝撃に強いが、腐食しやすい。最近用いられるようにな
ったFRP製のポンツーンは、耐久性に富むが、軽量で
喫水が浅く、不安定であり、さらに外部からの衝撃によ
り、ひび割れを生ずる。また、鉄筋コンクリート製のポ
ンツーンは、耐久性に富み、重く、安定性もよいが、衝
撃に弱いという問題がある。
【0004】そのため、従来のポンツーン(とくにコン
クリート製)は、通常は防舷材などの保護設備を設け、
船舶が接岸するときの接岸力、あるいは船舶が係留中に
波や風で動揺するときに生ずる摩擦力によるエネルギを
吸収するようにしている。しかしながら、長年使用する
うちにひび割れが生じ、漏水が始まり、さらには浸水に
移行して沈没する可能性がある。
クリート製)は、通常は防舷材などの保護設備を設け、
船舶が接岸するときの接岸力、あるいは船舶が係留中に
波や風で動揺するときに生ずる摩擦力によるエネルギを
吸収するようにしている。しかしながら、長年使用する
うちにひび割れが生じ、漏水が始まり、さらには浸水に
移行して沈没する可能性がある。
【0005】上記のように一般的にポンツーンは、長期
間の使用後にひび割れなどを補修することが多いが、そ
れらの補修は必ずしも容易でない。たとえば鋼製の場合
は、ひび割れ部を溶接で埋めたり、補修用の鋼板を溶接
して補修する。またFRP製の場合は補強繊維布を重ね
て硬化性樹脂を塗布し、全体を固めるなどにより補修す
る。また、コンクリート製の場合は、ひび割れの部分を
断面V字状に削り、その部位にセメント、ポリマーセメ
ント、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂などの硬化充填剤
を充填するいわゆるVカット工法により補修している。
しかしながら上記の補修工法では、一旦補修した個所が
衝撃や劣化により脱落することがあり、その場合は再漏
水するので、再び補修の必要が生ずる。また脱落個所が
大きい場合は、補修できなくなることもある。このよう
にポンツーンは何度も補修する必要があり、とくに脆
く、衝撃に弱い鉄筋コンクリート製のポンツーンは、毎
年のように補修工事が必要になる。
間の使用後にひび割れなどを補修することが多いが、そ
れらの補修は必ずしも容易でない。たとえば鋼製の場合
は、ひび割れ部を溶接で埋めたり、補修用の鋼板を溶接
して補修する。またFRP製の場合は補強繊維布を重ね
て硬化性樹脂を塗布し、全体を固めるなどにより補修す
る。また、コンクリート製の場合は、ひび割れの部分を
断面V字状に削り、その部位にセメント、ポリマーセメ
ント、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂などの硬化充填剤
を充填するいわゆるVカット工法により補修している。
しかしながら上記の補修工法では、一旦補修した個所が
衝撃や劣化により脱落することがあり、その場合は再漏
水するので、再び補修の必要が生ずる。また脱落個所が
大きい場合は、補修できなくなることもある。このよう
にポンツーンは何度も補修する必要があり、とくに脆
く、衝撃に弱い鉄筋コンクリート製のポンツーンは、毎
年のように補修工事が必要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのようなポ
ンツーンにおける、簡易で、止水効果が高く、しかも工
事後の耐久性が高い補修工法を提供することを第1の課
題としている。さらに本発明は、衝撃によるひび割れが
生じても、漏水が生じにくいポンツーンを提供すること
を第2の課題としている。
ンツーンにおける、簡易で、止水効果が高く、しかも工
事後の耐久性が高い補修工法を提供することを第1の課
題としている。さらに本発明は、衝撃によるひび割れが
生じても、漏水が生じにくいポンツーンを提供すること
を第2の課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のポンツーンの補
修工法(請求項1)は、ポンツーンの外壁内面との間に
隙間を開けて支持壁を設け、その隙間に液状で、固化時
に水不透過性を呈する、発泡性材料を注入充填し、つい
でその発泡性材料を独立気泡状態で発泡させながら固化
させることを特徴としている。このような補修工法で
は、前記隙間ないし隙間となるべき部位に、あらかじめ
粒子状ないし小固形状の多数の充填材を充填しておき、
その後ないし支持壁を設けた後に前記液状の発泡性材料
を注入するのが好ましい。なお底部の場合は先に粒子状
ないし小固形状の充填材を充填し、その後に支持壁を設
けてもよい。前記支持壁としては、少なくとも一方向に
可撓性を有する合成樹脂板を用いるのが好ましく、発泡
性材料としては、ポリウレタンを用いるのが好ましい。
さらに充填材としては、発泡ポリスチレンのビーズない
し小片などを使用しうる。
修工法(請求項1)は、ポンツーンの外壁内面との間に
隙間を開けて支持壁を設け、その隙間に液状で、固化時
に水不透過性を呈する、発泡性材料を注入充填し、つい
でその発泡性材料を独立気泡状態で発泡させながら固化
させることを特徴としている。このような補修工法で
は、前記隙間ないし隙間となるべき部位に、あらかじめ
粒子状ないし小固形状の多数の充填材を充填しておき、
その後ないし支持壁を設けた後に前記液状の発泡性材料
を注入するのが好ましい。なお底部の場合は先に粒子状
ないし小固形状の充填材を充填し、その後に支持壁を設
けてもよい。前記支持壁としては、少なくとも一方向に
可撓性を有する合成樹脂板を用いるのが好ましく、発泡
性材料としては、ポリウレタンを用いるのが好ましい。
さらに充填材としては、発泡ポリスチレンのビーズない
し小片などを使用しうる。
【0008】本発明の複合材ポンツーン(請求項5)
は、外壁と、その外壁の内面との間に隙間を開けて設け
た支持壁と、外壁と支持壁の隙間に充填されて独立気泡
状態で発泡固化した発泡性材料とを備えていることを特
徴としている。このような複合材ポンツーンにおいて
は、隙間に充填される発泡性材料に、粒子状ないし小固
形状の多数の充填材が含まれているものが好ましい。ま
た前記支持壁は合成樹脂板とするのが好ましい。さらに
前記発泡性材料はポリウレタンとするのが好ましく、充
填材は発泡ポリスチレンのビーズないし小片とすること
ができる。
は、外壁と、その外壁の内面との間に隙間を開けて設け
た支持壁と、外壁と支持壁の隙間に充填されて独立気泡
状態で発泡固化した発泡性材料とを備えていることを特
徴としている。このような複合材ポンツーンにおいて
は、隙間に充填される発泡性材料に、粒子状ないし小固
形状の多数の充填材が含まれているものが好ましい。ま
た前記支持壁は合成樹脂板とするのが好ましい。さらに
前記発泡性材料はポリウレタンとするのが好ましく、充
填材は発泡ポリスチレンのビーズないし小片とすること
ができる。
【0009】
【作用および発明の効果】本発明の補修工法は、外壁の
内側に、外壁との間に隙間をあけて支持壁を設け、その
隙間に液状の発泡性材料を充填する。そのため充填作業
が容易である。すなわちポンツーンは底部、四周および
上面の全体を閉鎖しているので、内部空洞に材料などを
持ち込むのが大変であるが、液状の発泡材料であれば狭
い開口部からも容易に注入することができる。また液状
の発泡材料はひび割れ部に容易に浸透していく。そして
発泡材料が閉塞された空間内で発泡固化するとき、体積
が増加して加圧されるので、ひび割れの奥まで充分に充
填される。そのため止水効果が高い。
内側に、外壁との間に隙間をあけて支持壁を設け、その
隙間に液状の発泡性材料を充填する。そのため充填作業
が容易である。すなわちポンツーンは底部、四周および
上面の全体を閉鎖しているので、内部空洞に材料などを
持ち込むのが大変であるが、液状の発泡材料であれば狭
い開口部からも容易に注入することができる。また液状
の発泡材料はひび割れ部に容易に浸透していく。そして
発泡材料が閉塞された空間内で発泡固化するとき、体積
が増加して加圧されるので、ひび割れの奥まで充分に充
填される。そのため止水効果が高い。
【0010】さらに外壁と支持壁の間に水不透過性の発
泡性材料の壁が形成されるので、その後にひび割れが生
じても、漏水は起こらない。これは発泡性材料が独立気
泡状態で発泡硬化するので、水を浸透させず、しかも外
壁に対する付着力が大きいためである。また、発泡性材
料は、ある程度の厚さがあっても重量が軽く、ポンツー
ンの浮力をそれほど低減しない。また軽量であるので、
ポンツーンに部分的に上記工法を施工する場合でも、浮
力バランスが大きく崩れない。
泡性材料の壁が形成されるので、その後にひび割れが生
じても、漏水は起こらない。これは発泡性材料が独立気
泡状態で発泡硬化するので、水を浸透させず、しかも外
壁に対する付着力が大きいためである。また、発泡性材
料は、ある程度の厚さがあっても重量が軽く、ポンツー
ンの浮力をそれほど低減しない。また軽量であるので、
ポンツーンに部分的に上記工法を施工する場合でも、浮
力バランスが大きく崩れない。
【0011】あらかじめ多数の充填材を充填しておく請
求項2の補修工法によれば、液状の発泡性材料の使用量
を少なくすることができ、工事費用を抑えることができ
る。すなわち充填材は増量材として作用する。
求項2の補修工法によれば、液状の発泡性材料の使用量
を少なくすることができ、工事費用を抑えることができ
る。すなわち充填材は増量材として作用する。
【0012】支持壁として少なくとも一方向に可撓性を
有する合成樹脂板を採用する場合は、支持壁の重量が軽
く、丸め易いため、ポンツーンの内部空洞に支持壁ない
しその材料を持ち込むのが容易であり、施工後はポンツ
ーンの浮力をそれほど減少させない。また、適切な大き
さに切断したものをポンツーンの内部空洞に持ち込み、
そこで切断・接着などの加工を行い、あるいは複数枚を
重ねて、支持壁として組み立てることも容易である。
有する合成樹脂板を採用する場合は、支持壁の重量が軽
く、丸め易いため、ポンツーンの内部空洞に支持壁ない
しその材料を持ち込むのが容易であり、施工後はポンツ
ーンの浮力をそれほど減少させない。また、適切な大き
さに切断したものをポンツーンの内部空洞に持ち込み、
そこで切断・接着などの加工を行い、あるいは複数枚を
重ねて、支持壁として組み立てることも容易である。
【0013】発泡性材料としてポリウレタンを用いる場
合は、外壁、とくにコンクリート製外壁への付着力が高
く、耐久性が高い。なおポリウレタンはポリオールとイ
ソシアネートの2液型のものが好ましく、それにより外
部から液状で注入し、施工現場で容易に撹拌、充填、硬
化させることができる。増量用の充填材として発泡ポリ
スチレンを用いる場合は、梱包用の緩衝材などの廃棄物
を再利用することができるので、環境負荷を大きく減少
させることができ、しかも経済的である。
合は、外壁、とくにコンクリート製外壁への付着力が高
く、耐久性が高い。なおポリウレタンはポリオールとイ
ソシアネートの2液型のものが好ましく、それにより外
部から液状で注入し、施工現場で容易に撹拌、充填、硬
化させることができる。増量用の充填材として発泡ポリ
スチレンを用いる場合は、梱包用の緩衝材などの廃棄物
を再利用することができるので、環境負荷を大きく減少
させることができ、しかも経済的である。
【0014】本発明の複合材ポンツーン(請求項5)
は、外壁の内側に、外壁との間に隙間をあけて支持壁を
設け、その隙間に液状の発泡性材料を充填するので製造
が容易である。さらに外壁と支持壁の間に水不透過性の
発泡性材料の壁が形成されるので、使用により外壁にひ
び割れが生じても、漏水は起こらない。これは発泡性材
料が独立気泡状態で発泡硬化するので、水を浸透させな
いためである。また、発泡材料であるので、ある程度の
厚さがあっても重量が軽く、ポンツーンの浮力をそれほ
ど低減しない。また軽量であるので、部分的に支持壁お
よび発泡材料を充填施工する場合でも、浮力バランスが
大きく崩れない。
は、外壁の内側に、外壁との間に隙間をあけて支持壁を
設け、その隙間に液状の発泡性材料を充填するので製造
が容易である。さらに外壁と支持壁の間に水不透過性の
発泡性材料の壁が形成されるので、使用により外壁にひ
び割れが生じても、漏水は起こらない。これは発泡性材
料が独立気泡状態で発泡硬化するので、水を浸透させな
いためである。また、発泡材料であるので、ある程度の
厚さがあっても重量が軽く、ポンツーンの浮力をそれほ
ど低減しない。また軽量であるので、部分的に支持壁お
よび発泡材料を充填施工する場合でも、浮力バランスが
大きく崩れない。
【0015】外壁と支持壁の隙間に多数の増量用の充填
材を充填した複合材ポンツーンは、液状の発泡性材料の
使用量を少なくすることができ、製造費用を抑えること
ができる。さらに発泡体はポンツーンの浮力をそれほど
低減させず、浮力バランスを崩さない利点もある。支持
壁として合成樹脂板を採用する複合材ポンツーンでは、
支持壁の重量が軽いため、ポンツーンの浮力をそれほど
減少させない。また、適切な大きさに切断したものを組
み立てることも容易である。
材を充填した複合材ポンツーンは、液状の発泡性材料の
使用量を少なくすることができ、製造費用を抑えること
ができる。さらに発泡体はポンツーンの浮力をそれほど
低減させず、浮力バランスを崩さない利点もある。支持
壁として合成樹脂板を採用する複合材ポンツーンでは、
支持壁の重量が軽いため、ポンツーンの浮力をそれほど
減少させない。また、適切な大きさに切断したものを組
み立てることも容易である。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
のポンツーンの補修工法および複合材ポンツーンの実施
の形態を説明する。なお、以下の実施形態では鉄筋コン
クリート製のポンツーンを代表させて説明するが、本発
明の補修工法およびポンツーンは、鋼製やFRP製のポ
ンツーンにおいても適用することができ、同じ作用効果
を奏する。図1は本発明の補修工法を施工したポンツー
ンの一実施形態を示す要部断面図、図2はその補修工法
のフローチャート、図3a、図3bおよび図4a、図4
bはそれぞれ本発明の補修工法の一実施形態における途
中の状態を示す要部断面図、図5aおよび図5bはそれ
ぞれ本発明の補修工法で補修したポンツーンの一実施形
態を示す一部切り欠き平面図および一部切り欠き側面
図、図6は本発明の複合材ポンツーンの製造法の一実施
形態を示す工程図である。
のポンツーンの補修工法および複合材ポンツーンの実施
の形態を説明する。なお、以下の実施形態では鉄筋コン
クリート製のポンツーンを代表させて説明するが、本発
明の補修工法およびポンツーンは、鋼製やFRP製のポ
ンツーンにおいても適用することができ、同じ作用効果
を奏する。図1は本発明の補修工法を施工したポンツー
ンの一実施形態を示す要部断面図、図2はその補修工法
のフローチャート、図3a、図3bおよび図4a、図4
bはそれぞれ本発明の補修工法の一実施形態における途
中の状態を示す要部断面図、図5aおよび図5bはそれ
ぞれ本発明の補修工法で補修したポンツーンの一実施形
態を示す一部切り欠き平面図および一部切り欠き側面
図、図6は本発明の複合材ポンツーンの製造法の一実施
形態を示す工程図である。
【0017】図1のポンツーン10は、矩形状の底壁1
1と、その周縁から立ち上がる側壁12と、底壁11の
中間部から立ち上がる仕切壁13と、側壁12および仕
切り壁13の上端を覆う蓋壁14とを備えた本体15を
備えている(図5参照)。ここでは底壁11および側壁
12が請求項1にいう外壁であり、蓋壁14や仕切壁1
3には補修を施していない。本体1は、蓋壁14を除い
て鉄筋コンクリートで一体に製造し、その後、蓋壁14
の部分に型枠を形成し、コンクリートを打設することに
より全体を一体にした従来公知の構成を有する。なお、
型枠を用いて底壁11、側壁12および仕切壁13を一
体的に製造し、その後に別個に製造した蓋壁14を取り
付けてもよい。コンクリートは耐水性のものを用いる。
またコンクリートの表面に、耐水性の塗装を施すように
してもよい。
1と、その周縁から立ち上がる側壁12と、底壁11の
中間部から立ち上がる仕切壁13と、側壁12および仕
切り壁13の上端を覆う蓋壁14とを備えた本体15を
備えている(図5参照)。ここでは底壁11および側壁
12が請求項1にいう外壁であり、蓋壁14や仕切壁1
3には補修を施していない。本体1は、蓋壁14を除い
て鉄筋コンクリートで一体に製造し、その後、蓋壁14
の部分に型枠を形成し、コンクリートを打設することに
より全体を一体にした従来公知の構成を有する。なお、
型枠を用いて底壁11、側壁12および仕切壁13を一
体的に製造し、その後に別個に製造した蓋壁14を取り
付けてもよい。コンクリートは耐水性のものを用いる。
またコンクリートの表面に、耐水性の塗装を施すように
してもよい。
【0018】長期間使用したポンツーン10の底壁11
および側壁12には、ひび割れ16が生じており、外部
からの漏水が生じている。本実施形態の補修工法は、そ
れらのひび割れからの漏水を防ぐために、スチロール板
(とくに発泡スチロール板)からなる支持壁17、18
をアンカーボルト19および定着板20により取り付
け、支持壁17、18と底壁11、側壁12の間に発泡
ウレタン21およびビーズ22を充填するものである。
以下、図2のフローチャートおよび図3〜図4を参照し
て、この補修工法の手順を説明する。
および側壁12には、ひび割れ16が生じており、外部
からの漏水が生じている。本実施形態の補修工法は、そ
れらのひび割れからの漏水を防ぐために、スチロール板
(とくに発泡スチロール板)からなる支持壁17、18
をアンカーボルト19および定着板20により取り付
け、支持壁17、18と底壁11、側壁12の間に発泡
ウレタン21およびビーズ22を充填するものである。
以下、図2のフローチャートおよび図3〜図4を参照し
て、この補修工法の手順を説明する。
【0019】長期間使用したポンツーンの本体15の内
部空洞23は、漏水などで汚れているので、まず最初に
本体15の内面を洗浄する(内壁面洗浄工程S1 )。こ
のとき、ひび割れ内の汚れを充分にとるため、ハンドグ
ラインダ(サンダー)などでひび割れに沿ってその周囲
を縦方向に削り落とし、発泡性材料が充分に入るように
する。つぎに洗浄に使用した水や漏水による海水が混じ
った泥水を吸い出す(泥水吸い出し工程S2 )。これら
の作業には、蓋壁14に形成した出入り用の孔25を利
用する。ついでポンツーンの底壁11および側壁12の
内面の所定の位置に、アンカーボルトを埋め込む穴24
を形成し(アンカーボルト穴打設工S3)、アンカーボ
ルト19を設置して、穴22に速乾モルタルなどを充填
して、アンカーボルト19を固定する(アンカー設置工
S4 、図3a参照)。アンカーボルト19は通常の鋼製
のものでもよいが、プラスチック製のものも好適に使用
することができる。
部空洞23は、漏水などで汚れているので、まず最初に
本体15の内面を洗浄する(内壁面洗浄工程S1 )。こ
のとき、ひび割れ内の汚れを充分にとるため、ハンドグ
ラインダ(サンダー)などでひび割れに沿ってその周囲
を縦方向に削り落とし、発泡性材料が充分に入るように
する。つぎに洗浄に使用した水や漏水による海水が混じ
った泥水を吸い出す(泥水吸い出し工程S2 )。これら
の作業には、蓋壁14に形成した出入り用の孔25を利
用する。ついでポンツーンの底壁11および側壁12の
内面の所定の位置に、アンカーボルトを埋め込む穴24
を形成し(アンカーボルト穴打設工S3)、アンカーボ
ルト19を設置して、穴22に速乾モルタルなどを充填
して、アンカーボルト19を固定する(アンカー設置工
S4 、図3a参照)。アンカーボルト19は通常の鋼製
のものでもよいが、プラスチック製のものも好適に使用
することができる。
【0020】ついで底部に発泡スチロールなどからなる
ビーズ22を敷設する(底部ビーズ敷設工S5 )。ビー
ズ22は梱包用の発泡スチロールなどの廃棄物を適当な
大きさ、たとえば粒径3〜100mm程度に破砕したもの
などを使用しうる。ビーズ22の間には隙間ができ、そ
の充填率は、たとえば30〜80%程度、とくに40〜
60%程度となる。そのときの高さは支持壁17の取り
付け位置によって変わるが、たとえば300〜500mm
程度とする。さらに底壁11に面する支持壁17である
スチロール板(以下、同じ符号17を付す)を設置し
(底部スチロール設置工S6 )、アンカーボルト19に
定着板20を、底壁11から300〜500mmの位置と
なるように取り付け、ナットで固定する(底盤定着工S
7 )。底部のスチロール板17にはあらかじめアンカー
ボルト19を通す貫通孔を形成しておけばよい。スチロ
ール板17をアンカーボルト19で固定するのは、後に
充填剤である発泡ウレタン21が発泡するときに体積が
増加し、内圧が高くなるので、それを支えるためであ
る。
ビーズ22を敷設する(底部ビーズ敷設工S5 )。ビー
ズ22は梱包用の発泡スチロールなどの廃棄物を適当な
大きさ、たとえば粒径3〜100mm程度に破砕したもの
などを使用しうる。ビーズ22の間には隙間ができ、そ
の充填率は、たとえば30〜80%程度、とくに40〜
60%程度となる。そのときの高さは支持壁17の取り
付け位置によって変わるが、たとえば300〜500mm
程度とする。さらに底壁11に面する支持壁17である
スチロール板(以下、同じ符号17を付す)を設置し
(底部スチロール設置工S6 )、アンカーボルト19に
定着板20を、底壁11から300〜500mmの位置と
なるように取り付け、ナットで固定する(底盤定着工S
7 )。底部のスチロール板17にはあらかじめアンカー
ボルト19を通す貫通孔を形成しておけばよい。スチロ
ール板17をアンカーボルト19で固定するのは、後に
充填剤である発泡ウレタン21が発泡するときに体積が
増加し、内圧が高くなるので、それを支えるためであ
る。
【0021】ついで本体15の側壁12から300〜5
00mm程度離して支持壁となるスチロール板18を設置
し(側部スチロール板設置工S8 )、同じように定着板
20およびナットで固定する(側部定着工S9 )。そし
てスチロール板18の上端あるいは蓋壁14に形成した
注入用の孔28などから、内部壁と側壁の間の空間に前
述と同様のビーズ22を充填する(側部ビーズ充填工S
10)。
00mm程度離して支持壁となるスチロール板18を設置
し(側部スチロール板設置工S8 )、同じように定着板
20およびナットで固定する(側部定着工S9 )。そし
てスチロール板18の上端あるいは蓋壁14に形成した
注入用の孔28などから、内部壁と側壁の間の空間に前
述と同様のビーズ22を充填する(側部ビーズ充填工S
10)。
【0022】さらに底壁11とスチロール板17の間、
および側壁12とスチロール板18の間に、発泡材料で
ある発泡ウレタン21を注入・充填し、発泡硬化させる
(発泡ウレタン充填工S11)。発泡倍率は5〜30倍程
度、とくに20倍程度とし、独立気泡状態とする。独立
気泡とするのは、水を浸透させないようにするためであ
る。発泡ウレタン21はポリオールとイソシアネートか
らなる2液性のポリウレタン材料が好ましいが、それに
限られるものではなく、空気中の水分と反応して発泡硬
化する1液性のポリウレタン材料であってもよい。なお
図4bの符号29はウレタン材料を注入するホースであ
る。また底板定着工S7 の後に、底壁とスチロール板1
7の間に先に発泡ウレタンを注入・充填して硬化させて
おき、最後に側壁12とスチロール板18の間に発泡ウ
レタンを注入・充填するようにしてもよい。
および側壁12とスチロール板18の間に、発泡材料で
ある発泡ウレタン21を注入・充填し、発泡硬化させる
(発泡ウレタン充填工S11)。発泡倍率は5〜30倍程
度、とくに20倍程度とし、独立気泡状態とする。独立
気泡とするのは、水を浸透させないようにするためであ
る。発泡ウレタン21はポリオールとイソシアネートか
らなる2液性のポリウレタン材料が好ましいが、それに
限られるものではなく、空気中の水分と反応して発泡硬
化する1液性のポリウレタン材料であってもよい。なお
図4bの符号29はウレタン材料を注入するホースであ
る。また底板定着工S7 の後に、底壁とスチロール板1
7の間に先に発泡ウレタンを注入・充填して硬化させて
おき、最後に側壁12とスチロール板18の間に発泡ウ
レタンを注入・充填するようにしてもよい。
【0023】上記で基本的な補修工は終了するが、本実
施形態ではスチロール板17、18に形成したアンカー
ボルト用の孔26などを塞いで水密性を高めるため、お
よび万一施工後に漏水があったときの防護用表面止水の
ために、スチロール板17、18の表面に、隙間に充填
した発泡性材料(本実施形態では発泡ウレタン21)と
同じものでライニング27を施し、アンカーボルト19
の頭部や定着板20を覆うようにする(スチロール板表
面ライニング工S12)。それにより補修工事が完了し、
図1に示す状態となる。
施形態ではスチロール板17、18に形成したアンカー
ボルト用の孔26などを塞いで水密性を高めるため、お
よび万一施工後に漏水があったときの防護用表面止水の
ために、スチロール板17、18の表面に、隙間に充填
した発泡性材料(本実施形態では発泡ウレタン21)と
同じものでライニング27を施し、アンカーボルト19
の頭部や定着板20を覆うようにする(スチロール板表
面ライニング工S12)。それにより補修工事が完了し、
図1に示す状態となる。
【0024】上記の発泡ウレタン充填工S11のとき、ウ
レタンが発泡して体積が増えるので、外壁のひび割れ内
までウレタンが充分に充填される。ポリオールとイソシ
アネートの重合反応は発熱を伴い、圧力も増加する。な
おウレタン反応による発泡倍率は、たとえば10〜30
倍程度、とくに20倍程度とする。そのため発泡スチレ
ンのビーズの体積は、120℃×2時間で50%程度に
収縮し、130℃×2時間で25%程度に収縮する。し
かしビーズ充填後の空隙量に対し充填剤のパック率を1
05%程度にしておけば、ビーズの収縮により空隙率が
増加してもそれほど問題とならない。
レタンが発泡して体積が増えるので、外壁のひび割れ内
までウレタンが充分に充填される。ポリオールとイソシ
アネートの重合反応は発熱を伴い、圧力も増加する。な
おウレタン反応による発泡倍率は、たとえば10〜30
倍程度、とくに20倍程度とする。そのため発泡スチレ
ンのビーズの体積は、120℃×2時間で50%程度に
収縮し、130℃×2時間で25%程度に収縮する。し
かしビーズ充填後の空隙量に対し充填剤のパック率を1
05%程度にしておけば、ビーズの収縮により空隙率が
増加してもそれほど問題とならない。
【0025】図5aおよび図5bは上記の補修を施した
ポンツーン10の断面図であり、上面に加わる重量を支
えるため、仕切り壁13が縦横に設けられている。横向
きの仕切り壁は約100〜300mm間隔で、縦向きの仕
切壁は約500mm間隔である。またポンツーン全体の幅
は約10〜15m、長さは約20〜30m、高さは約2
〜4mである。このようにポンツーンの内部は多数の仕
切り壁13で仕切られているので、それぞれの室に作業
者が出入りする孔(マンホール)25を穿設する必要が
ある。そのため出入り用の孔25の大きさは作業者が通
れる範囲でできるだけ小さくする。しかしスチロール板
の幅および高さは2〜5mであるので、その孔25から
挿入できるように、幅100〜300mm程度のものを何
枚か用意しておき、本体15内で瞬間接着剤などで接続
するようにすればよい。しかし連続した一枚物のシート
状のものを丸めて、あるいは折り畳んで出入り用の孔を
通すようにしてもよい。なお、本体15の内部にスチロ
ール板の材料および型を持ち込み、一枚物のスチロール
板を成形してもよい。
ポンツーン10の断面図であり、上面に加わる重量を支
えるため、仕切り壁13が縦横に設けられている。横向
きの仕切り壁は約100〜300mm間隔で、縦向きの仕
切壁は約500mm間隔である。またポンツーン全体の幅
は約10〜15m、長さは約20〜30m、高さは約2
〜4mである。このようにポンツーンの内部は多数の仕
切り壁13で仕切られているので、それぞれの室に作業
者が出入りする孔(マンホール)25を穿設する必要が
ある。そのため出入り用の孔25の大きさは作業者が通
れる範囲でできるだけ小さくする。しかしスチロール板
の幅および高さは2〜5mであるので、その孔25から
挿入できるように、幅100〜300mm程度のものを何
枚か用意しておき、本体15内で瞬間接着剤などで接続
するようにすればよい。しかし連続した一枚物のシート
状のものを丸めて、あるいは折り畳んで出入り用の孔を
通すようにしてもよい。なお、本体15の内部にスチロ
ール板の材料および型を持ち込み、一枚物のスチロール
板を成形してもよい。
【0026】上記のように補修されたポンツーン10
は、ひび割れ部が発泡ウレタン21で塞がれているの
で、外部から水が漏れて侵入することがない。また、一
旦補修をした後にひび割れが生じても、浸水を防ぐこと
ができる。このことから、まだ使用していない状態のポ
ンツーンに上記の発泡ポリウレタンなどの発泡性材料で
内面を覆う工法を施してもよい。その場合は補修という
よりも、鉄筋コンクリート製の本体15と、支持壁と、
それらの間に充填された発泡性材料とからなる本発明の
複合材ポンツーンの製造となる。
は、ひび割れ部が発泡ウレタン21で塞がれているの
で、外部から水が漏れて侵入することがない。また、一
旦補修をした後にひび割れが生じても、浸水を防ぐこと
ができる。このことから、まだ使用していない状態のポ
ンツーンに上記の発泡ポリウレタンなどの発泡性材料で
内面を覆う工法を施してもよい。その場合は補修という
よりも、鉄筋コンクリート製の本体15と、支持壁と、
それらの間に充填された発泡性材料とからなる本発明の
複合材ポンツーンの製造となる。
【0027】図6は本発明の複合材ポンツーンを製造す
る方法の一実施形態を示している。この製造法は、新し
い鉄筋コンクリート製の本体を用いるほかは、前述の補
修工法とほぼ同じである。すなわち最初に矩形状の底壁
11と、その周縁から立ち上がる側壁12と、底壁11
の中間部から立ち上がる仕切壁13とを備えた本体15
を鉄筋コンクリートで成形する。ただしこの本体15は
蓋壁(工程S13の符号14参照)がない状態である。
る方法の一実施形態を示している。この製造法は、新し
い鉄筋コンクリート製の本体を用いるほかは、前述の補
修工法とほぼ同じである。すなわち最初に矩形状の底壁
11と、その周縁から立ち上がる側壁12と、底壁11
の中間部から立ち上がる仕切壁13とを備えた本体15
を鉄筋コンクリートで成形する。ただしこの本体15は
蓋壁(工程S13の符号14参照)がない状態である。
【0028】ついで底部に増量用の充填材、たとえば発
泡スチロールの多数のビーズ22を充填し(工程S5
)、さらにその上に発泡スチロール板(とくに発泡ス
チロール板)17を設置すると共に、本体15に固定す
る(工程S7 )。このとき、補修の時と同じようにアン
カーボルトでスチロール板17を固定するようにしても
よいが、本体15が新品であるので、傷つけるのはあま
り好ましくない。また、ひび割れ部がないので、注入す
る発泡ウレタンの圧力をそれほど高くする必要がない。
そのため本実施形態では、アンカーボルトを用いずに、
接着剤などで固定するようにしている。
泡スチロールの多数のビーズ22を充填し(工程S5
)、さらにその上に発泡スチロール板(とくに発泡ス
チロール板)17を設置すると共に、本体15に固定す
る(工程S7 )。このとき、補修の時と同じようにアン
カーボルトでスチロール板17を固定するようにしても
よいが、本体15が新品であるので、傷つけるのはあま
り好ましくない。また、ひび割れ部がないので、注入す
る発泡ウレタンの圧力をそれほど高くする必要がない。
そのため本実施形態では、アンカーボルトを用いずに、
接着剤などで固定するようにしている。
【0029】ついで側部のスチロール板18を設置し、
同じく接着剤などで本体15に固定する。さらに側部の
スチロール板18と本体の側壁12との間にビーズ22
を充填する(工程S10)。ついで底部のスチロール板1
7と底壁11の隙間、および側部のスチロール板18と
側壁12の隙間にそれぞれ発泡ウレタン21を注入する
(工程S11)。さらにスチロール板17、18の上に、
同じ発泡ウレタンでライニング27を設け、最後に本体
15の上部に型枠を配置して、コンクリートにより蓋壁
14を打設する(工程S13)。
同じく接着剤などで本体15に固定する。さらに側部の
スチロール板18と本体の側壁12との間にビーズ22
を充填する(工程S10)。ついで底部のスチロール板1
7と底壁11の隙間、および側部のスチロール板18と
側壁12の隙間にそれぞれ発泡ウレタン21を注入する
(工程S11)。さらにスチロール板17、18の上に、
同じ発泡ウレタンでライニング27を設け、最後に本体
15の上部に型枠を配置して、コンクリートにより蓋壁
14を打設する(工程S13)。
【0030】前記実施形態では、注入用の発泡性材料と
して2液型のポリウレタン発泡性材料を用いたが、前述
の1液性のポリウレタン発泡材料、発泡ポリエチレン、
発泡ポリプロピレンなどの発泡性合成樹脂、発泡クロロ
プレンなどの発泡性ゴムなど、種々の水密性の発泡性高
分子材料、さらに発泡セメント、発泡ガラス、発泡セラ
ミックスなどの無機発泡材料を採用することができる。
しかしコンクリートとの接合性が高いこと、発泡倍率が
高く、ひび割れの奥まで充分に充填することから、ウレ
タン発泡材料、とくに2液性のウレタン発泡材が好まし
い。
して2液型のポリウレタン発泡性材料を用いたが、前述
の1液性のポリウレタン発泡材料、発泡ポリエチレン、
発泡ポリプロピレンなどの発泡性合成樹脂、発泡クロロ
プレンなどの発泡性ゴムなど、種々の水密性の発泡性高
分子材料、さらに発泡セメント、発泡ガラス、発泡セラ
ミックスなどの無機発泡材料を採用することができる。
しかしコンクリートとの接合性が高いこと、発泡倍率が
高く、ひび割れの奥まで充分に充填することから、ウレ
タン発泡材料、とくに2液性のウレタン発泡材が好まし
い。
【0031】前記実施形態では、支持壁の材料としてス
チロール板を採用しているが、ポリ塩化ビニルなど、他
のプラスチック系の板(発泡プラスチック、波板も含
む)、あるいは合板などの木質系の板、さらにそれらの
複合材など、種々の材料の支持壁材を採用することがで
きる。しかし軽量で強度があり、加工性がよいことか
ら、スチロール板、とくに発泡スチロール板がもっとも
好ましい。また一方向に可撓性を有する合成樹脂の波板
を用いる場合は、複数枚を互いに向きを変えながら重ね
るようにすると、強度・剛性が高くなる。
チロール板を採用しているが、ポリ塩化ビニルなど、他
のプラスチック系の板(発泡プラスチック、波板も含
む)、あるいは合板などの木質系の板、さらにそれらの
複合材など、種々の材料の支持壁材を採用することがで
きる。しかし軽量で強度があり、加工性がよいことか
ら、スチロール板、とくに発泡スチロール板がもっとも
好ましい。また一方向に可撓性を有する合成樹脂の波板
を用いる場合は、複数枚を互いに向きを変えながら重ね
るようにすると、強度・剛性が高くなる。
【0032】前記増量のための充填材としては、発泡ス
チロールのビーズを採用しているが、ポリエチレン、ポ
リプロピレンなどの他の発泡性プラスチック材料、セメ
ント、ガラスなどの無機系発泡材、海綿体、ゼリー状・
ベースト状ないしヘチマのような自然材料、スポンジな
ど、種々の材料を使用しうる。とくにガラスやPET
(ポリエチレンテレフタレート)ボトルなどの空き瓶、
鉄やアルミの空き缶など、産業廃棄物として処分すべき
種々の材料を採用すれば、好適である。さらに腐食しに
くく、処理が面倒な発泡スチロールなどの包装材料、梱
包材料の廃棄物を用いると、焼却する手間が省けるので
好ましい。もちろん産業廃棄物以外に種々の増量材料を
採用することもできる。しかし軽量で、海水に対して安
定しており、ウレタンとの接合性が高いことから、発泡
スチロールがもっとも好ましい。
チロールのビーズを採用しているが、ポリエチレン、ポ
リプロピレンなどの他の発泡性プラスチック材料、セメ
ント、ガラスなどの無機系発泡材、海綿体、ゼリー状・
ベースト状ないしヘチマのような自然材料、スポンジな
ど、種々の材料を使用しうる。とくにガラスやPET
(ポリエチレンテレフタレート)ボトルなどの空き瓶、
鉄やアルミの空き缶など、産業廃棄物として処分すべき
種々の材料を採用すれば、好適である。さらに腐食しに
くく、処理が面倒な発泡スチロールなどの包装材料、梱
包材料の廃棄物を用いると、焼却する手間が省けるので
好ましい。もちろん産業廃棄物以外に種々の増量材料を
採用することもできる。しかし軽量で、海水に対して安
定しており、ウレタンとの接合性が高いことから、発泡
スチロールがもっとも好ましい。
【0033】さらに前記実施形態では鉄筋コンクリート
製の本体を採用しているが、鋼製ないしFRP製の本体
を採用することもでき、その場合もひび割れが生じても
漏水を防止しうる作用効果を奏する。
製の本体を採用しているが、鋼製ないしFRP製の本体
を採用することもでき、その場合もひび割れが生じても
漏水を防止しうる作用効果を奏する。
【図1】 本発明の補修工法を施工したポンツーンの一
実施形態を示す要部断面図である。
実施形態を示す要部断面図である。
【図2】 図1の補修工法のフローチャートである。
【図3】 図3a、図3bはそれぞれ本発明の補修工法
の一実施形態における途中の状態を示す要部断面図であ
る。
の一実施形態における途中の状態を示す要部断面図であ
る。
【図4】 図4a、図4bはそれぞれ本発明の補修工法
の一実施形態における途中の状態を示す要部断面図であ
る。
の一実施形態における途中の状態を示す要部断面図であ
る。
【図5】 図5aおよび図5bはそれぞれ本発明の補修
工法で補修したポンツーンの一実施形態を示す一部切り
欠き平面図および一部切り欠き側面図である。
工法で補修したポンツーンの一実施形態を示す一部切り
欠き平面図および一部切り欠き側面図である。
【図6】 本発明の複合材ポンツーンの製造法の一実施
形態を示す工程図である。
形態を示す工程図である。
【図7】 従来のポンツーンを用いた浮桟橋の一例を示
す平面図である。
す平面図である。
10 ポンツーン 11 底壁 12 側壁 15 本体 17 支持壁 18 支持壁 21 発泡ウレタン 22 ビーズ
Claims (6)
- 【請求項1】 ポンツーンの外壁内面との間に隙間を開
けて支持壁を設け、その隙間に液状で、固化時に水不透
過性を呈する、発泡性材料を注入充填し、ついでその発
泡性材料を独立気泡状態に発泡させながら固化させる、
ポンツーンの補修工法。 - 【請求項2】 前記隙間ないし隙間となるべき部位に、
あらかじめ粒子状ないし小固形状の多数の充填材を充填
しておき、その後ないし支持壁を設けた後に前記液状の
発泡性材料を注入する請求項1記載の補修工法。 - 【請求項3】 前記支持壁が少なくとも一方向に可撓性
を有する合成樹脂板からなる請求項1記載の補修工法。 - 【請求項4】 前記発泡性材料がポリウレタンである請
求項1記載の補修工法。 - 【請求項5】 外壁と、その外壁の内面との間に隙間を
開けて設けた支持壁と、外壁と支持壁の隙間に充填され
て発泡固化した発泡性材料とを備えている複合材ポンツ
ーン。 - 【請求項6】 前記隙間に充填される発泡性材料に、粒
子状ないし小固形状の多数の充填材が含まれている請求
項5記載の複合材ポンツーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10142177A JPH11323825A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | ポンツーンの補修工法および複合材ポンツーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10142177A JPH11323825A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | ポンツーンの補修工法および複合材ポンツーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11323825A true JPH11323825A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15309167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10142177A Pending JPH11323825A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | ポンツーンの補修工法および複合材ポンツーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11323825A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20230148893A (ko) * | 2022-04-18 | 2023-10-26 | 주식회사 세기종합환경 | 충돌 방지 가능한 수상 부유 구조물 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP10142177A patent/JPH11323825A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20230148893A (ko) * | 2022-04-18 | 2023-10-26 | 주식회사 세기종합환경 | 충돌 방지 가능한 수상 부유 구조물 |
| WO2023204475A1 (ko) * | 2022-04-18 | 2023-10-26 | 주식회사 세기종합환경 | 충돌 방지 가능한 수상 부유 구조물 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8650831B2 (en) | Reconstruction methods for structural elements | |
| US3622656A (en) | Method of manufacturing reinforced wall structure | |
| JP5972592B2 (ja) | 補強構造 | |
| WO2008131005A1 (en) | Structural panels | |
| CN201137151Y (zh) | 水下无封底混凝土套箱 | |
| US4263862A (en) | Lightweight marine structural concrete system | |
| JP4233434B2 (ja) | コンクリート構造物の補修方法 | |
| KR101168688B1 (ko) | 내부가 비어 있는 돌기를 가진 방수용 요철성형 방수재와 이를 이용한 방수공법 | |
| KR20060108132A (ko) | 콘크리트 표면을 라이닝 하는 거푸집과 이 거푸집을이용한 콘크리트 구조물의 성형 방법과 콘크리트 표면의라이닝 처리 방법 | |
| JPH11323825A (ja) | ポンツーンの補修工法および複合材ポンツーン | |
| JP3975240B2 (ja) | 高構造物の改修方法 | |
| KR20190073298A (ko) | 기존 조적벽체의 합성 보강을 통해 내진성능을 확보할 수 있는 보강구조 시스템 | |
| JPH07323884A (ja) | 浮体構造物およびその構築方法 | |
| KR100724694B1 (ko) | 합성수지재 거푸집 | |
| JP4315616B2 (ja) | 遮水用マット | |
| KR20210093111A (ko) | 강화플라스틱 구조물 | |
| JP2571177B2 (ja) | コンクリート床面と壁面の防食工法、並びにこれに用いるアンカー付きプレキャスト板 | |
| JPS6312968B2 (ja) | ||
| JPH09209374A (ja) | 構造物の免震工法 | |
| JPH11324109A (ja) | 構造物の表面被覆型枠 | |
| JPH0781244B2 (ja) | 合成床版橋とその施工方法 | |
| JP7817137B2 (ja) | 仮設基礎構造体及び仮設基礎構造体の構築方法 | |
| JPS6022096Y2 (ja) | 脆性破壊式緩衝装置 | |
| JP2024115576A (ja) | 弾性フォーム緩衝ブロック | |
| US11371200B2 (en) | Dock float system |