JPH11323896A - 液状化対策構造及び液状化対策方法 - Google Patents
液状化対策構造及び液状化対策方法Info
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- JPH11323896A JPH11323896A JP15198698A JP15198698A JPH11323896A JP H11323896 A JPH11323896 A JP H11323896A JP 15198698 A JP15198698 A JP 15198698A JP 15198698 A JP15198698 A JP 15198698A JP H11323896 A JPH11323896 A JP H11323896A
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
設された建物基礎部分の液状化対策を提供する。 【解決手段】 液状化のおそれのある砂層地盤2の下層
に粘土層地盤2が分布する地盤上に建設され、基礎底面
1aが砂層地盤2中の深い位置まで掘り込まれた建物1
の周囲を囲み、その先端4aが粘土層地盤2に到達する
ように構築された止水壁11と、基礎底面1aから粘土
層地盤2に向けて設けられた揚水井12とを備え、止水
壁11に囲まれた砂層地盤2の地下水を連続的に低下さ
せるようにした。
Description
液状化対策方法に係り、特に液状化の発生のおそれのあ
る砂層地盤の下層に粘土層を有する地盤における液状化
対策構造及び液状化対策方法に関する。
盤(以下、このような地盤を液状化地盤と記す。)に構
築された既設建物の液状化対策として建物の基礎地盤を
周辺地盤と区画するように止水壁で囲むようにした建物
の液状化対策構造が知られている。
した概略構造図である。同図に示したようにこの液状化
対策構造50では、建物51周囲の止水壁52の下端5
2aを液状化の生じるゆるい砂層地盤53の下層に分布
した粘土層等の不透水層54まで到達させるようになっ
ている。このような構造とすることにより、地震時にお
ける周辺地盤のせん断変形を遮断するとともに、過剰間
隙水圧が建物51下の基礎地盤に生じるのを防止するこ
とができる。
ように、下層に軟弱な沖積粘土層等が分布するような液
状化地盤上に高層ビル等を建設するような場合には、建
物基礎を杭基礎とし、所定深さに位置する支持層に建物
の支持をとる設計が行われている。このような地域で地
震による液状化が生じると、範囲内の地盤の水平抵抗支
持力が急速に失われる。液状化を考慮した設計では杭の
水平抵抗が十分確保できるように杭断面を決定する必要
がある。このため、通常の設計より設計杭断面や補強筋
量が増加する上、液状化地盤の層厚が厚い場合には設計
杭本数を増す必要もある。この結果、経済的なコストで
の建物の建設が行えないという問題がある。
術が有する問題点を解消し、仮設工事で用いられる仮設
山止め壁及び揚水装置を適用して建物基礎部分を周辺地
盤と区画して地下水位を低下させることにより液状化の
発生を防止するようにした液状化対策構造及び液状化対
策方法を提供することにある。
するために本発明は、液状化のおそれのある砂層地盤の
下層に粘土層地盤が分布する地盤上に建設され、基礎底
面が前記砂層地盤中の深い位置まで掘り込まれた建物の
液状化対策構造において、前記建物の周囲を囲み、その
先端が前記粘土層地盤に到達するように構築された止水
壁と、前記基礎底面から前記粘土層地盤に向けて設けら
れた揚水井とを備え、前記止水壁に囲まれた砂層地盤の
地下水を連続的に低下させるようにしたことを特徴とす
る。
おそれのある砂層地盤の下層に粘土層地盤が分布する地
盤上に建設され、基礎底面が前記砂層地盤中の深い位置
まで掘り込まれた建物の周囲を囲み、その先端が前記粘
土層地盤に到達するように止水壁を構築するとともに、
前記基礎底面から前記粘土層地盤に向けて揚水井を設
け、該揚水井による排水運転により前記止水壁に囲まれ
た砂層地盤の地下水を連続的に低下させるようにしたこ
とを特徴とする。
盤の地下水が排水された際に前記粘土層地盤上面での鉛
直有効応力が前記粘土層地盤の圧密降伏応力より小さく
なるような深さまで前記砂層地盤中に掘り込むようにす
ることが好ましい。
一実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の液状化対策構造を一部断面で示した模式
構造図である。図1に示した建物は地下部が液状化地盤
2中を十分掘り込まれ、基礎底面1aが液状化地盤2の
深い位置まで達している。液状化地盤2の下層には不透
水層である沖積粘土層が分布している。建物1は杭基礎
4により支持されており、杭先端4aは沖積粘土層3の
下の支持層5に根入れ長分だけ貫入されている。
画するように止水壁11が施工されている。本実施の形
態ではこの止水壁11として、柱列式地中連続壁が施工
されている。この柱列式地中連続壁は建物1の建設の当
初より仮設山止め壁として使用されているものの場合に
は山止め設計に基づいた断面、応力材(図示せず)を有
する構造とすればよい。一方、既設の建物1の液状化対
策構造10として新たに止水壁11を構築する場合には
後述する揚水井の運転により水位低下した場合の水圧に
抵抗でき、かつ地震時に生じた液状化時にせん断変形抵
抗性を有するように応力材等を決定することが好まし
い。止水壁11を建物1の周囲に構築する際、止水壁1
1は建物1の外壁に密着させるように構築してもよい
し、建物1の外壁から一定距離だけ離して構築するよう
にしてもよい。
位置土攪拌方式によって造成された柱列式地中連続壁の
他、本設兼用の鉄筋コンクリート地中連続壁、鋼矢板、
鋼管矢板、合成樹脂シートによる止水幕等を採用するこ
とができる。
井12が設けられている。この揚水井12は本実施の形
態ではディープウェルが採用されている。井戸内部には
直径約0.6mの井戸内径に合わせて全長にわたりステ
ンレスストレーナパイプが(図示せず)挿入されてい
る。底部には水中ポンプ13が設置され、排水ホース1
4によって地上に連続排水が行えるようになっている。
必要に応じて井戸内にフィルタ材を充填することも好ま
しい。井戸本数及びポンプ運転時間の決定は対象となる
揚水範囲の地下水位等から容易に算出できる。通常は、
不透水層である粘土層3からの漏水はきわめて少ないの
で、通常の床面積の建物1の場合1本の揚水井12によ
る排水運転で足りる。この揚水井12により止水壁11
で囲まれたゆるい砂層地盤の地下水を連続的に汲み上
げ、図1に示したように地下水位を沖積粘土層3位置ま
で低下させる。この砂層地盤2の地下水が完全に排水さ
れることにより地震時の液状化は確実に防止される。
の排水運転を行っていくと、沖積粘土層3の間隙水圧が
減少するかたちとなり、沖積粘土層3の圧密が進行する
ことが懸念される。しかし、図1(a)に示したよう
に、建物1は杭基礎4により支持されている上、建物1
の基礎底面1aが十分深い位置に設計されているので、
地下水位低下後の支持地盤位置での鉛直有効応力piが
沖積粘土層3の圧密降伏応力pcを下回るので沈下は促
進されない。
る。同図に示したように、止水壁11外側に分布する一
般的な軟弱沖積粘土層3ではほとんどの場合、鉛直有効
応力(有効土被り圧)pi1は、圧密降伏応力pcの深
度分布(符号A)とほぼ一致し、このときの粘土は正規
圧密状態にある。これに対して建物1の基礎底面1aが
十分深い場合の止水壁11の内側での鉛直有効応力pi
2は、圧密降伏応力pc(符号A)を下回った深度分布
を示す。したがって、図1(a)に示したように、液状
化地盤2まで十分深く盤下げされた基礎底面1aを有
し、杭基礎4で支持された建物1では、地下水位を低下
させた場合にも圧密沈下の影響は小さく、地下水位低下
による沈下のおそれはない。
互層地盤が存在する場合には止水壁11は最深層の沖積
粘土層3まで下端を到達させ、揚水井12のピットもこ
の沖積粘土層3の上部位置まで設置することが好まし
い。
は、一般に図1(b)中、符号Bで示したように、粘土
は圧密降伏応力pcは鉛直有効応力piの深度分布の直
線より大きな値を示し、過圧密状態にある。この場合に
は建物1の基礎底面1aが比較的浅い場合で地下水位を
低下させた条件でも、建物1に対して粘土層3の沈下の
影響はない。また、洪積粘土層3に十分な支持力が期待
できる場合には杭基礎4に限られず、図2に示したよう
に直接基礎の場合にもこの地下水位低下を行う液状化対
策構造10は有効である。
に伴う沈下が生じると予測される場合の対策工としての
先行圧密工程を併用した液状化対策構造10について図
3,図4を参照して説明する。図3には建物1を建設予
定の区画を囲んで止水壁11が構築され、その区画内の
水位低下を行うための揚水井12が設置された状態が示
されている。同図に示したように、山止め工としての機
能を持たせた止水壁11を不透水層(粘土層3)の所定
根入れ深さまで構築し、掘削に先立って揚水井12の水
中ポンプを運転して排水運転を行い、粘土層3での圧密
促進を図る。この止水壁11で区画された範囲が所定圧
密量だけ沈下した後に図4に示したように、この区画さ
れた範囲の基礎平面部分を所定深さまで盤下げし、基礎
杭を施工する。その後建物1を構築した後も引き続き建
物1底部からの揚水を継続する。このとき建物1基礎底
面1a部分下の粘土層3は先行圧密沈下がある程度進行
しているため、浅い基礎の場合でも有効土被り圧が圧密
降伏応力を下回る。したがって、建設された建物1に影
響を及ぼす沈下は生じない。
れる止水壁11と揚水井12とはともに仮設根切り工事
において必要なものであり、仮設時のものを本設時にも
転用して使用することも可能である。この場合、単独に
行う他の対策工よりコスト的なメリットが大きい。ま
た、独立した設置工程を必要としないため、工期延長等
の問題もない。
が、地下水位の低下及び低下状態を保持するために必要
な排水運転時間、排水設備の能力を地下工事時点に確認
することができるので確実に液状化防止の効果が得られ
る。
示した模式構造図。
積粘土層、直接基礎)を示した模式構造図の一例を示し
た模式構造図。
図。
設し、継続して排水を行っている状態を示した状態説明
図。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】液状化のおそれのある砂層地盤の下層に粘
土層地盤が分布する地盤上に建設され、基礎底面が前記
砂層地盤中の深い位置まで掘り込まれた建物の液状化対
策構造において、前記建物の周囲を囲み、その先端が前
記粘土層地盤に到達するように構築された止水壁と、前
記基礎底面から前記粘土層地盤に向けて設けられた揚水
井とを備え、前記止水壁に囲まれた砂層地盤の地下水を
連続的に低下させるようにしたことを特徴とする液状化
対策構造。 - 【請求項2】液状化のおそれのある砂層地盤の下層に粘
土層地盤が分布する地盤上に建設され、基礎底面が前記
砂層地盤中の深い位置まで掘り込まれた建物の周囲を囲
み、その先端が前記粘土層地盤に到達するように止水壁
を構築するとともに、前記基礎底面から前記粘土層地盤
に向けて揚水井を設け、該揚水井による排水運転により
前記止水壁に囲まれた砂層地盤の地下水を連続的に低下
させるようにしたことを特徴とする液状化対策方法。 - 【請求項3】前記基礎底面は、該基礎底面以深の砂層地
盤の地下水が排水された際に前記粘土層地盤上面での鉛
直有効応力が前記粘土層地盤の圧密降伏応力より小さく
なるような深さまで前記砂層地盤中に掘り込まれたこと
を特徴とする請求項1記載の液状化対策構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15198698A JP4029305B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 液状化対策構造及び液状化対策方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15198698A JP4029305B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 液状化対策構造及び液状化対策方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11323896A true JPH11323896A (ja) | 1999-11-26 |
| JP4029305B2 JP4029305B2 (ja) | 2008-01-09 |
Family
ID=15530572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15198698A Expired - Fee Related JP4029305B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 液状化対策構造及び液状化対策方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4029305B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010265606A (ja) * | 2009-05-12 | 2010-11-25 | Shimizu Corp | 土間床の施工方法 |
| JP2016069793A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 株式会社P・V・C | 地盤改良工法及び地盤改良システム |
| CN116815809A (zh) * | 2023-03-21 | 2023-09-29 | 浙大城市学院 | 复杂地质高压旋喷桩加固大深沉井结构及其施工方法 |
| JP2023146393A (ja) * | 2022-03-29 | 2023-10-12 | 株式会社竹中工務店 | 杭基礎構造 |
-
1998
- 1998-05-15 JP JP15198698A patent/JP4029305B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010265606A (ja) * | 2009-05-12 | 2010-11-25 | Shimizu Corp | 土間床の施工方法 |
| JP2016069793A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 株式会社P・V・C | 地盤改良工法及び地盤改良システム |
| JP2023146393A (ja) * | 2022-03-29 | 2023-10-12 | 株式会社竹中工務店 | 杭基礎構造 |
| CN116815809A (zh) * | 2023-03-21 | 2023-09-29 | 浙大城市学院 | 复杂地质高压旋喷桩加固大深沉井结构及其施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4029305B2 (ja) | 2008-01-09 |
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