JPH11324070A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

人体局部洗浄装置

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JPH11324070A
JPH11324070A JP10131674A JP13167498A JPH11324070A JP H11324070 A JPH11324070 A JP H11324070A JP 10131674 A JP10131674 A JP 10131674A JP 13167498 A JP13167498 A JP 13167498A JP H11324070 A JPH11324070 A JP H11324070A
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JP
Japan
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cleaning
water
jet
inducing
washing
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Pending
Application number
JP10131674A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Ono
英樹 大野
Ryuta Kondo
龍太 近藤
Masahiko Matsunaka
雅彦 松中
Yasuhiro Kawamoto
恭宏 河本
Hiroaki Yonekubo
寛明 米久保
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は用便後の人体局部の洗浄を行う人体
局部洗浄装置において、洗浄による肛門刺激と洗浄水の
浸入がもとで生じる便意誘発効果を最大限に利用し、最
適な洗浄を行い使用者の排便を補助することを課題とす
るものである。 【解決手段】 給水管と温水管が接続された加熱手段
と、前記温水管に接続され洗浄対象に向けて洗浄水を噴
出する吐出手段と、前記洗浄水の供給制御を行う給水制
御手段と、所定の便意誘発条件での洗浄水吐出を設定す
る便意誘発洗浄設定手段と、前記便意誘発洗浄設定手段
の設定により所定の便意誘発条件に基づいて前記加熱手
段および前記給水制御手段を制御する制御器を備えた構
成としてある。従って便意誘発洗浄設定手段の設定に従
って加熱手段や給水制御手段を的確に制御し、使用者の
便意を積極的に促し、心地よい排便の補助をするという
効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体局部の洗浄を行
うとともに、使用者の便意を積極的に誘発せしめ、排便
を促すことのできる人体局部洗浄装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の人体局部洗浄装置の構成
図を図17に、またここで用いられる洗浄ノズルの断面
図を図18に示す。同図において1は噴出口2を有する
洗浄ノズル、3は洗浄水を加熱貯留する温水タンクであ
り、ヒータ4を内設している。5は洗浄水を供給する水
ポンプ、また6は止水電磁弁である。洗浄ノズル1は絞
り部7、噴出口2の両側に設けられた付着壁8、9と噴
流の流出方向の両側に設けた一対の渦室10、11およ
び渦室10、11内に設けられた吸気細孔12、13を
有しており、流体発振素子型の洗浄ノズルが構成されて
いる。
【0003】この構成において、洗浄ノズル1に温水タ
ンク3からの温水が流入すると、絞り部7を通過するこ
とによって流速が高められ、コアンダ効果(流体付着効
果)によって例えば付着壁8側に付着し、矢印Aの方向
に噴出する。このとき洗浄水は渦室10に流入し、渦流
が発生することにより吸気細孔12より空気が吸引され
て渦室10の圧力が上昇する。この圧力によって水流を
付着壁9側に移動させるように作用し、矢印B側に噴出
流が移動する。これらの動作が繰り返されることによっ
て自己発振状態となり、噴流が揺動しながら洗浄が行わ
れることとなる。このように水流が揺動することによっ
て洗浄力が向上するとともに、洗浄時に肛門部にリズミ
カルな圧刺激が加えられて肛門反射が誘発されるもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、洗浄水の圧刺激によりある程度の便意誘発
効果はあるものの、洗浄水が常に既定の周期にて揺動す
るため肛門内に漏れ入ることはまれであり、洗浄水が肛
門内に漏れ入ることによるいわば浣腸作用による便意の
誘発は望めない。洗浄水の流量を増し、その洗浄動圧を
増大させれば、洗浄水が肛門内に漏れ入りやすくなる
が、一方で洗浄時の体感が悪化し、ひどい場合には痛感
さえ伴う結果となる。このように、明確な便意誘発効果
が望めないという課題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、使用
者が嫌悪感や痛感を感じることなく快適に使用できると
ともに、非常に効果的に便意を誘発できる人体局部洗浄
装置を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、給水管と温水管が接続された加熱手段と、前
記温水管に接続され洗浄対象に向けて洗浄水を噴出する
吐出手段と、前記洗浄水の供給制御を行う給水制御手段
と、所定の便意誘発条件での洗浄水吐出を設定する便意
誘発洗浄設定手段と、前記便意誘発洗浄設定手段の設定
により所定の便意誘発条件に基づいて前記加熱手段およ
び前記給水制御手段を制御する制御器を設けた構成とし
てある。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明における人体
局部洗浄装置は、給水管と温水管が接続された加熱手段
と、前記温水管に接続され洗浄対象に向けて洗浄水を噴
出する吐出手段と、前記洗浄水の供給制御を行う給水制
御手段と、所定の便意誘発条件での洗浄水吐出を設定す
る便意誘発洗浄設定手段と、前記便意誘発洗浄設定手段
の設定により所定の便意誘発条件に基づいて前記加熱手
段および前記給水制御手段を制御する制御器を備えて構
成するものである。そして便意誘発洗浄設定手段の設定
に従って加熱手段や給水制御手段を的確に制御し、便意
誘発に適した洗浄噴流にて人体局部の洗浄を行うことで
使用者の便意を積極的に促し、心地よい排便の補助をす
るものである。
【0008】また、請求項2記載の発明における人体局
部洗浄装置は、請求項1記載の発明の構成に加え、所定
の便意誘発条件は肛門の弛緩を促進する弛緩促進噴流
と、肛門内に浸入しやすい肛門浸入噴流の時間的な組み
合わせとして構成するものである。そして使用者の肛門
を弛緩させた上で内部に浸入しやすい洗浄水を吐出する
ことで、的確にしかも比較的容易に洗浄水を肛門内に漏
れ入らせ、効果的に便意を誘発するものである。
【0009】また、請求項3記載の発明における人体局
部洗浄装置は、請求項2記載の発明の構成に加え、制御
器は弛緩促進噴流と肛門浸入噴流を周期的に切り替える
とともに、その切替周期を人体の持つ固有の律動周期に
同期させて構成するものである。そして、洗浄の体感を
損なうことなく効果的に肛門に洗浄水を漏れ入らせ、便
意を誘発するものである。
【0010】また、請求項4記載の発明における人体局
部洗浄装置は、給水管と温水管が接続された加熱手段
と、前記温水管に接続され洗浄対象に向けて洗浄水を噴
出する吐出手段と、前記洗浄水の供給制御を行う給水制
御手段と、前記加熱手段と前記吐出手段の間で洗浄水中
に空気を混入する空気混入手段と、所定の便意誘発条件
での洗浄水吐出を設定する便意誘発洗浄設定手段と、前
記便意誘発洗浄設定手段の設定により所定の便意誘発条
件に基づいて前記加熱手段、前記給水制御手段および前
記空気混入手段を制御する制御器を備えて構成するもの
である。そして、便意誘発条件に基づいて加熱手段、給
水制御手段および空気混入手段を的確に制御し、便意誘
発に適した洗浄噴流で洗浄を行うとともに、適量の空気
を混入することによる洗浄水のマッサージ効果の向上に
より、使用者の体感を向上させるとともに効果的な便意
誘発を行うものである。
【0011】また、請求項5記載の発明における人体局
部洗浄装置は、請求項4記載の発明の構成に加え、所定
の便意誘発条件は空気混入噴流と空気無し直噴流の周期
的な繰り返しであるとともに、制御器は空気混入噴流時
と空気無し直噴流時の水流量が異なるように給水制御手
段を制御して構成するものである。そして、空気混入噴
流による肛門の弛緩効果と、水流量が異なるため体感が
大幅に異なる空気無し直噴流を周期的に繰り返し、使用
者の効果的な便意の誘発を行うものである。
【0012】また、請求項6記載の発明における人体局
部洗浄装置は、請求項4記載の発明の構成に加え、所定
の便意誘発条件は洗浄水流量の周期的な増減の繰り返し
であるとともに、制御器は洗浄水中に混入する空気混入
割合が異なるように空気混入手段を制御して構成するも
のである。そして、流量が異なるとともに、異なった割
合で空気を含む複数の水流を周期的に繰り返すことで、
肛門の弛緩と肛門内への洗浄水の浸入を効果的に促進
し、使用者の便意を誘発するものである。
【0013】また、請求項7記載の発明における人体局
部洗浄装置は、給水管と温水管が接続された加熱手段
と、前記温水管に接続され洗浄対象に向けて洗浄水を噴
出する吐出手段と、前記洗浄水による洗浄位置を可変し
うる駆動手段と、前記洗浄水の供給制御を行う給水制御
手段と、所定の便意誘発条件での洗浄水吐出を設定する
便意誘発洗浄設定手段と、前記便意誘発洗浄設定手段の
設定により所定の便意誘発条件に基づいて前記加熱手
段、前記給水制御手段および前記駆動手段を制御する制
御器を備えて構成するものである。そして、使用者が姿
勢を変化させることなく適切な位置の洗浄が可能とな
り、より効果的に使用者の便意を誘発できるものであ
る。
【0014】また、請求項8記載の発明における人体局
部洗浄装置は、請求項7記載の発明の構成に加え、所定
の便意誘発条件は、駆動手段が洗浄水による洗浄位置を
連続的に可変し使用者の肛門周囲を洗浄する弛緩促進噴
流と、前記駆動手段が洗浄水による洗浄位置を可変し、
肛門の中心を洗浄する肛門浸入噴流を周期的に切り替え
て構成するものである。そして、肛門を直接刺激するこ
となく弛緩を促進する弛緩促進噴流と肛門に洗浄水を漏
れ入らせる肛門浸入噴流を周期的に切替え、より効果的
に使用者の便意を誘発できるものである。
【0015】また、請求項9記載の発明における人体局
部洗浄装置は、請求項7記載の発明の構成に加え、制御
器は肛門浸入噴流切替手段の設定に従って肛門弛緩噴流
と肛門内浸入噴流を切り替えて構成するものである。そ
して、使用者が任意に肛門弛緩噴流と肛門浸入噴流を使
い分けることでより効果的に使用者の便意を誘発できる
ものである。
【0016】また、請求項10記載の発明における人体
局部洗浄装置は、請求項1乃至8記載の発明の構成に加
え、使用者の生体信号をフィードバックする生体信号検
出手段を備え、制御器は前記生体信号検出手段の信号に
基づいて肛門弛緩噴流と肛門浸入噴流の切替を制御して
構成するものである。そして、使用者の生体信号に基づ
いて肛門弛緩噴流と肛門浸入噴流を切り替えることでよ
り的確に使用者の便意を誘発するものである。
【0017】また、請求項11記載の発明における人体
局部洗浄装置は、請求項1乃至10記載の発明の構成に
加え、加熱手段を瞬間型の熱交換器で構成し、連続的な
出湯を可能にしたものである。そして、長時間の温水洗
浄による肛門の弛緩作用を利用し、効果的に使用者の便
意を誘発するものである。
【0018】また、請求項12記載の発明における人体
局部洗浄装置は、請求項11記載の発明の構成に加え、
制御器が洗浄水の温度を時間的に可変し肛門の弛緩を促
進して構成するものである。そして、洗浄水の持つ運動
エネルギーでの刺激だけではなく、温度による刺激を肛
門に与え、より効果的に使用者の便意を促すものであ
る。
【0019】また、請求項13記載の発明における人体
局部洗浄装置は、請求項11記載の発明の構成に加え、
洗浄水中に含まれる残留塩素を除去する残留塩素除去手
段を備えて構成するものである。そして、長時間の洗浄
を行ったり肛門内に洗浄水が漏れ入った際にも肛門周囲
のかゆみを伴ったりすることのない、安心できる洗浄を
提供するものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0021】(実施例1)図1は本発明の実施例1の人
体局部洗浄装置を示す構成図である。
【0022】図1において、給水管14から供給された
水は洗浄水の供給開始と供給停止を行う給水制御手段で
ある元電磁弁15と洗浄水の流量を調節する同じく給水
制御手段である流量調節弁16を経て、加熱手段である
温水タンク17に至る。温水タンク17は内部に貯留さ
れた水を適温に加熱するヒータ18と内部の温水温度を
検出するサーミスタ19を備えている。温水タンク17
の出口に接続されている温水管20は2方向に分岐して
おり、それぞれ切替電磁弁21、22を介してノズルユ
ニット23に設けた第1内部流路24、第2内部流路2
5に各々接続されている。第1内部流路の先端には吐出
手段である第1噴出口26が、第2内部流路の先端には
同じく吐出手段である第2噴出口27が構成されてい
る。
【0023】第1ノズルおよび第2ノズルからの洗浄水
吐出の指示はリモコン28からなされる。リモコン28
には通常の肛門洗浄を指示するおしりスイッチ29、女
性局部の洗浄を指示するビデスイッチ30、洗浄の停止
を指示する停止スイッチ31、便意誘発洗浄設定手段と
しての便意誘発スイッチ32、洗浄水の流量や温度を可
変する調節部33等が設けてある。
【0024】また、リモコン28からの無線信号の受信
や図1で点線にて連絡を表現された構成要素の制御を行
うとともに内部に便意誘発動作制御部34を備えた制御
器35が設けられている。
【0025】なお図1においては、ノズルユニット23
は肛門洗浄用のみを示しており、ビデ洗浄用のノズルユ
ニットは類似構成で別設してあるが、ここでの説明は割
愛する。
【0026】図2にノズルユニット23の詳細を示す。
図2はノズルユニット23を上面から見た図であり、説
明のため一部断面表示してある。ノズルユニット23に
は内部に第1内部流路24と第2内部流路25が設けて
あり、それぞれ第1噴出口26、第2噴出口27に接続
されている。第1噴出口26は1穴の丸穴形状をしてお
り、ここから噴出される洗浄水は1本のスポット的な噴
流となる。また、第2噴出口27は複数の丸穴が同一円
周上に規則的に配置された構成となっており、ここから
噴出される噴流は細い水流が束になったシャワー状のも
のとなる。つまり、洗浄水を第1噴出口26から噴出さ
せるか、第2噴出口27から噴出させるかを選択するこ
とで、スポット的な噴流とシャワー状の噴流の切替選択
ができる構成となっている。
【0027】なお、便意が誘発されるメカニズムは洗浄
水が肛門に与える物理的な刺激が排便反射を誘発する場
合と、肛門内に漏れ入った洗浄水が肛門内に存在する受
容器を刺激し同じく排便反射を誘発する場合がある。前
者は生まれて間もない子犬の母親がその肛門をなめて排
便の手助けをする等の事実から、また、後者は浣腸や下
痢の際、排便を我慢できなくなるという日常的な事実か
ら明らかであるとともに、両者とも関連の学会等では周
知の事実である。また、肛門はその入り口を刺激してや
ると排便反射が生じるとともに、次第に弛緩してくる性
質を持っており、この弛緩した状態で肛門に洗浄水を当
ててやると不快感なく比較的楽に洗浄水を肛門内に漏れ
入らせることができる。その結果、痛感を感じるような
強い水流を用いて不快な思いをしながら肛門内に洗浄水
を漏れ入らせなくても、効果的に便意を誘発することが
可能である。
【0028】次に本実施例1の動作について説明する。
まず、通常洗浄時の動作について述べる。使用者がリモ
コン28のおしりスイッチ29を操作し、通常洗浄開始
の指示がなされると、制御器35は切替電磁弁21およ
び22を開成せしめるのとほぼ同時に止水電磁弁15を
開成する。そしてさらに、リモコン28の調節部33に
よって指示される所定流量の水が温水タンク17に供給
されるよう、流量調節弁16の開度を調節する。この動
作により給水管14から供給された水の圧力により、温
水タンク17内において適温に加熱貯留された温水が温
水管20、切替電磁弁21、22を経てノズルユニット
23へと供給される。この温水は第1内部流路24、第
2内部流路25を経て、第1噴出口26および第2噴出
口27の両方から使用者の肛門へと噴射される。この
際、洗浄水の流量は調節部33を押すことで可変するこ
とができる。また、停止スイッチ31が押され、洗浄停
止の指示がされると、制御器35は止水電磁弁15、流
量調節弁16、切替電磁弁21、22の順に各々閉塞せ
しめ、待機状態へと移行する。なお、温水タンク17内
には制御器35がサーミスタ19の信号に基づいて、ヒ
ータ18を通電制御することで、適温の温水が保温貯留
されている。
【0029】次に便意誘発洗浄時の動作について図3に
基づいて説明する。図3は使用者がリモコン28の便意
誘発スイッチ32を押し、洗浄が開始された後の止水電
磁弁15、流量調節弁16、切替電磁弁21、22の動
作を示すタイムチャートである。図3に示すように洗浄
開始の指示がなされると、制御器35に備えた便意誘発
動作制御部34は切替電磁弁22を開成せしめるのとほ
ぼ同時に止水電磁弁15を開成し、また、流量調節弁1
6の開度をリモコン28の調節部33によって指示され
る所定開度まで開成せしめる。この動作により温水タン
ク17から供給される適温の洗浄水は切替電磁弁22か
ら第2内部流路25を経て第2噴出口27から噴出され
る。なお、このときの洗浄流量は通常洗浄時の約7割と
なるように流量調節弁16の弁開度が設定されており、
また、図2で示すように第2噴出口27の形状は複数の
丸穴が同一円周上に規則的に並んだ構成となっているた
め、噴流は弱めのシャワー状の水流となる。このシャワ
ー状の水流は使用者の肛門をソフトに刺激し、肛門の弛
緩を促進する弛緩促進噴流としての働きをする。
【0030】この状態から所定時間が経過すると、便意
誘発動作制御部34は、切替電磁弁22を閉止するとと
もに切替電磁弁21を開成せしめ、さらに流量調節弁1
6を所定の開度まで開成せしめる。この動作により温水
タンク17から供給される洗浄水は切替電磁弁21から
第1内部流路24を経て第1噴出口26から噴出され
る。なお、このときの洗浄流量は通常洗浄時の約2割増
しとなるように設定されており、また、第1噴出口26
は1穴の丸穴であるため、噴流は強めの集中噴流とな
る。この集中噴流は細くて動圧が高いため、洗浄時に肛
門内に漏れ入りやすく、肛門浸入噴流としての働きをす
る。
【0031】制御器35に備えた便意誘発動作制御部3
4は図3で明らかなように弛緩促進噴流と肛門浸入噴流
を所定周期にて繰り返す制御を行う。ここでの所定周期
は弛緩促進噴流1秒、肛門浸入噴流3秒の4秒周期とし
た。この結果、弛緩促進噴流で緊張を解きほぐされた肛
門に、不意に肛門浸入噴流が当たるため、洗浄水が肛門
の中に漏れ入りやすく、使用者の便意が効果的に誘発さ
れる。これは実際に行った実験においても、肛門浸入噴
流のみでの洗浄より、弛緩促進噴流と組み合わせた方が
肛門に洗浄水が漏れ入る確率が高く、体感にも優れると
いう結果が得られており、便意誘発に非常に有効である
といえる。
【0032】また、弛緩促進噴流と肛門浸入噴流の切替
周期を4秒にしたことで、より効果的に、また使用者が
不快感を覚えることなく便意を誘発することができる。
これは肛門管が1分間に約15回の蠕動運動を行ってい
ることに起因しており、この律動周期に連動させて刺激
を与えることで、肛門管の蠕動運動を活発化させるとと
もに、使用者が好感を抱くという事実は、リハビリテー
ションの分野における間欠刺激による洗腸という処置方
法や実際の実験において明らかである。
【0033】(実施例2)図4は本発明の実施例2にお
ける人体局部洗浄装置の構成図を示す。
【0034】図4において給水管36から供給された水
は、洗浄水の供給開始と停止を行う給水制御手段である
止水電磁弁37と、洗浄水中の残留塩素を除去する残留
塩素除去手段であるフィルター38、洗浄水の流量を調
節する給水制御手段である流量調節弁39、また、水の
流量を検出する流量センサ40を経て、瞬間型の加熱手
段である熱交換器41に至る。ここでいう瞬間型の熱交
換器とは熱交換器41に流れ込んだ水がその出口に至る
までに適温に加熱可能な構成であることをいう。熱交換
器41には温度の異常上昇を検出し通電を絶つハイリミ
ットスイッチ42が、またその出口近傍の温水管43に
は洗浄水の温度を検出する温水サーミスタ44が設けて
ある。温水管43の端末には、先端に吐出手段である洗
浄ノズル45が設けられ、洗浄ノズルユニット46を成
している。洗浄ノズル45は駆動手段である前後駆動モ
ータ47により突出や引き込みが制御される形式のもの
である。また、洗浄ノズル45と熱交換器41の間で、
空気管48を介して空気混入手段であるモータ駆動の空
気ポンプ49から温水に空気が混入される。そして洗浄
ノズル45から供給された温水は、便座50に着座した
使用者の局部を洗浄するために利用される。なお、便座
50には使用者の着座を検出する着座スイッチ70が設
けられている。
【0035】洗浄ノズル45からの温水吐出の指示はリ
モコン51からなされる。リモコン51には通常の肛門
洗浄を設定するおしりスイッチ52、ビデ洗浄スイッチ
53、洗浄の停止スイッチ54、流量と温度の調節部5
5、便意誘発洗浄設定手段である便意誘発スイッチ56
等が設けられている。
【0036】また、リモコン51からの無線信号の受信
や図4で点線にて連絡を表現された構成要素の制御を行
うとともに内部に便意誘発動作制御部57を備えた制御
器58が設けられている。
【0037】また、熱交換器41はセラミックヒータ5
9の両側に蛇行した水路60を設けた構成となってお
り、セラミックヒータ59が通電され昇温するとその熱
が水路60を流れる水に伝わり温水を作り出す仕組みと
なっている。
【0038】なお、図4においては、ノズルユニット4
6は肛門用のみを示しているが、ビデ洗浄用のノズルユ
ニットは類似構成にて別設してあり、図面上での表現は
割愛してある。
【0039】図5、図6に洗浄ノズル45の詳細を、ま
た図7、図8に洗浄噴流の形状のイメージ図を示す。
【0040】図5は洗浄ノズル45を上部から見た上面
図であり、図6は側面から見た切り欠き断面図である。
また、図7は空気混入時の噴流のイメージ図、図8は空
気を混入しないときの噴流のイメージ図を示す。図6に
示すように洗浄ノズル45内の流路はノズルユニット4
6に形成された流路61から、洗浄ノズル内の流路6
2、63に至るに従って流路断面積が次第に減り、ノズ
ル口64近傍で平行部65を経て、拡大部66でややラ
ッパ状に拡大する構成となっている。この構成により空
気混入時の洗浄噴流(以下「空気混入噴流」と記す)
は、空気混入と拡大部66の作用により、図7に示すと
おり洗浄水が比較的広い範囲に揺動された状態で人体局
部に供給される。また、空気の混入を止めた際の洗浄噴
流(以下「直噴流」と記す)は図8に示すとおり平行部
65の作用により直噴状態で比較的狭い範囲にスポット
的に吐出される。
【0041】次にこの実施例の動作について説明する。
まず、通常洗浄時の動作について述べる。使用者が便座
50に着座した状態で、おしり洗浄スイッチ52が操作
され、通常洗浄が指示されると、制御器58は止水電磁
弁37を開成するとともに流量調節弁39を所定開度ま
で開成し、流量センサ40の信号を取り込む。ここで流
量センサ40からの流量読み込み信号が200cc/min以
上であれば熱交換器41内に通水があると判断し、熱交
換器41に設けたセラミックヒータ59への通電を開始
し、洗浄水の加熱を行う。そしてリモコン51の調節部
55によって設定された所定の流量値になるように流量
調節弁39を制御するとともに、温水サーミスタ44か
らの温水温度信号を読み込み、所定の温水温度になるよ
うセラミックヒータ59への通電量を可変する。そして
さらに、温水の温度が所定の値となったところで前後駆
動モータ47を駆動し、洗浄ノズル45を徐々に突出さ
せるとともに、空気ポンプ49を駆動し、洗浄水中に空
気を混入せしめる。
【0042】流量調節弁39で流量を調節され、熱交換
器41にて適温に加熱された洗浄水は、空気ポンプ49
から空気管48を介して空気が混入された後、ノズルユ
ニット46に至り、洗浄ノズル45から人体局部に吐出
される。ここでの洗浄噴流は先述した空気混入噴流であ
るため、人体局部の比較的広い範囲を揺動して洗浄す
る。そして、空気の混入によるノズル口64部における
噴出速度の向上と、混入された空気のはじける効果によ
り従来の温水だけで洗浄する場合と比較して洗浄効果や
使用者の体感を損なうことなく、流量が半分以下で洗浄
できる。
【0043】また、瞬間型の熱交換器41を用いること
により、従来の貯湯式の加熱手段と比較して、貯湯時の
放熱ロスがなくなることと、洗浄水の流量が半分ですむ
ことから、大幅な電力使用量の削減が可能となる。
【0044】また、水道水中に含まれ、肛門掻痒症の原
因とも言われる残留塩素がフィルター38によって除去
されるため、長時間の洗浄を行っても人体局部に悪影響
を及ぼさないように考慮されている。これはさらに、従
来の貯湯式の人体局部洗浄装置では、温水タンク内に温
水を加熱貯留する構成のため、残留塩素を除去してしま
うことにより温水タンク内に雑菌が繁殖し、かえって人
体局部に悪影響を及ぼしかねないが、ここでは瞬間式の
熱交換器41を採用しているので、このような心配もな
い。なお、ここではフィルター38は活性炭を用いて構
成したが、これ以外にイオン交換樹脂、チオ硫酸ナトリ
ウムや亜硫酸カルシウム等の薬品、タングステンやチタ
ン、モリブデン系の触媒を用いた構成も考えられる。
【0045】次に、便意誘発洗浄時の動作について述べ
る。次に便意誘発洗浄時の動作について図9に基づいて
説明する。図9は使用者がリモコン51の便意誘発スイ
ッチ56を押し、便意誘発洗浄の開始が指示された際の
止水電磁弁37、流量調節弁39、空気ポンプ49の動
作を示すタイムチャートである。なお、洗浄開始から洗
浄ノズル45が突出するまでの各構成要素の動作は通常
洗浄時とほぼ同様であるので、図9では洗浄ノズル45
突出後の動作を中心に示してある。
【0046】図9において、洗浄開始の指示がなされた
後、洗浄ノズル45が突出すると、制御器58に備えた
便意誘発動作制御部57は空気ポンプ49を所定周期、
所定電圧でON−OFFさせる。そしてさらに、空気ポ
ンプ49がONの際には流量調節弁39を所定開度にて
保持し、また、空気ポンプ49のOFFに同期して流量
調節弁39を大きく開成せしめる。ここでは、空気ポン
プ49がONの際には洗浄水の流量が通常洗浄時と同じ
になるよう、またOFFの際には洗浄水の流量が通常洗
浄時の約2倍となるよう流量調節弁39の開度を設定し
てある。また空気ポンプ49が洗浄水中に送り込む空気
の量は通常洗浄時の約8割の量となるようその印可電圧
を設定してある。
【0047】また、空気混入噴流が噴出されている際、
つまり空気ポンプ49がONになっている状態のとき、
制御器58はセラミックヒータ59への通電量を可変
し、比較的ぬるめ(37℃)の温水を供給せしめる。そ
して直噴流に切り替わる直前に、つまり空気ポンプ49
をOFFする直前に、セラミックヒータ59への通電量
を増加させ、直噴流の噴出開始時の温水温度が高め(4
0℃)となるよう制御を行う。
【0048】これらの動作により、本実施例2における
空気混入噴流は通常洗浄時より刺激の少なくしかもぬる
めの温水の設定になっており、これは肛門を柔らかな水
流でソフトに刺激し、またぬるめの温水で肛門をリラッ
クスさせ、肛門の弛緩を促進するのに有効である。さら
にまた、空気の混入を止めた直噴流は、流量が大幅に増
加しているため比較的強めの集中噴流となっており、肛
門に漏れ入らせるの適している。また、直噴流の噴出開
始時には熱めの温水が噴出されるため、肛門に温度刺激
を与え、便意を誘発する効果もある。
【0049】なお、本実施例2における空気混入噴流と
直噴流の繰り返しの周期は、空気混入噴流2秒、直噴流
6秒の8秒周期とした。この結果、空気混入噴流で弛緩
が促進された肛門に、不意に集中した噴流が当たるた
め、洗浄水が肛門の中に漏れ入りやすく、使用者の便意
が効果的に誘発される。また、瞬間式の熱交換器41を
採用したことで、連続して長時間の洗浄が可能であるこ
とも便意を誘発するのに大きく寄与する。つまり洗浄を
長時間続けることで肛門の弛緩がより促進され、洗浄水
が肛門内に漏れ入りやすくなるとともに、連続して排便
反射を誘発することで、より腸管の蠕動運動を活発化さ
せることができる。また、瞬間式の熱交換器41は自身
の熱容量が小さいため供給する温水温度をすばやく可変
することも可能で、温度刺激を肛門に与えることができ
る。
【0050】なお、本実施例2における直噴流吐出の際
には、洗浄水の流量が大幅に変化しているため、制御器
58はセラミックヒータ59の通電量を大きく変化させ
適温の洗浄水が得られるように制御を行う。しかしなが
ら冬季、入水温度が極端に低く、設定流量の水を沸かし
上げるのに能力不足が生じた場合には流量調節弁39を
制御し、適温まで沸き上げ可能なところまでその流量を
絞る制御を行う。
【0051】また、ここでは洗浄開始時に使用者が驚嘆
することのないよう、洗浄ノズル45が突出した直後は
空気ポンプ49を起動させて空気混入噴流を噴出する設
定としてあるが、洗浄噴流の位置決めをしやすくさせる
ためには、少し弱めの直噴流の設定にしておくことも有
効である。
【0052】(実施例3)本発明の第3の実施例につい
て説明する。本実施例3は実施例2と構成および通常洗
浄時の動作は同一であるため、その説明を割愛し、一部
動作の異なる便意誘発洗浄時について図10を用いて説
明する。
【0053】図10は使用者がリモコン51の便意誘発
スイッチ56を押し、便意誘発洗浄が開始された際の止
水電磁弁37、流量調節弁39、空気ポンプ49の動作
を示すタイムチャートである。なお、ここでも洗浄開始
から洗浄ノズル45が突出するまでの各構成要素の動作
は通常洗浄時とほぼ同様であるので、図10では洗浄ノ
ズル45突出後の動作を中心に示してある。
【0054】図10において洗浄開始の指示がなされる
と制御器58は止水電磁弁37を開成し、流量調節弁3
9を所定開度まで開成する。また、洗浄水の温度が所定
値に至ると洗浄ノズル45を吐出せしめ、さらに空気ポ
ンプ49を所定電圧にて起動せしめる。ここで制御器5
8に備えた便意誘発動作制御部57は流量調節弁39を
制御し、所定周期で洗浄水量が増減するようにその開度
を2段階に調節する。また、この流量調節弁39の開度
調節に同期して、空気ポンプ49に印可する電圧を同じ
く2段階に可変する。図10でも明らかであるが、流量
調節弁39の開度が小さいときには空気ポンプ49に印
可する電圧を高く、逆に流量調節弁39の開度が大きい
ときには空気ポンプ49に印可する電圧を低く設定して
ある。ここでは、流量調節弁39の開度が小さいときは
洗浄水の流量が通常洗浄と同じになるようにその開度を
設定し、空気ポンプ49に印可する電圧はその送り込む
空気量が通常洗浄時の約8割の値となるよう設定してあ
る。また、流量調節弁39の開度が大きいときは洗浄水
の流量が通常洗浄時の約1.5倍となるようその開度を
設定し、空気ポンプ49に印可する電圧はその送り込む
空気量が通常洗浄時の約2割の値となるよう設定してあ
る。
【0055】これらの動作により、洗浄ノズル45から
噴出される洗浄噴流はその流量が所定周期で変わるた
め、使用者の体感も大きく変化し、肛門に間欠的な刺激
を与える。流量調節弁39の開度が小さいときは実施例
2の空気混入噴流と同一の噴流が得られ、通常洗浄時と
比較して肛門を柔らかな水流でソフトに刺激し、肛門の
弛緩を促進するのに有効である。また、流量調節弁39
の開度が大きいときは、開度が小さい場合と比較して洗
浄水中に混入される空気の割合がずいぶんと小さくなる
ため、噴流は実施例2の直噴流が少し太った形の直噴流
となる。これは空気量の減少に伴い、そのはじける作用
も大幅に小さくなるためで、空気混入噴流のように広く
拡散することがない。しかしながら、少量でも空気が混
入されると、洗浄水の見かけ上の体積が増大したことに
なり、ノズル口64から噴出される洗浄水の流速はその
見合い分だけ向上する。そのため、使用者は洗浄水の流
量が同じであれば少量の空気を混入した方が強く感じる
とともに、洗浄噴流が少し太くなることで体感が向上す
る。そのため、洗浄水の流量を少なくしても肛門内に漏
れ入らせるのに十分であるとともに体感に優れた噴流を
得ることが可能となる。なお、本実施例3においても空
気混入噴流と直噴流の繰り返しの周期を、空気混入噴流
2秒、直噴流6秒の8秒周期とした。この結果、空気混
入噴流で弛緩が促進された肛門に、不意に少量の空気が
混入された集中噴流が当たるため、洗浄水が肛門の中に
漏れ入りやすく、使用者の便意が効果的に誘発される。
また、本実施例3では集中噴流も少量ではあるが空気が
混入されているため、体感に優れるとともに、空気を混
入しない場合と比較して少量の洗浄水で肛門内に洗浄水
を浸入させることができる。
【0056】(実施例4)本発明の第4の実施例につい
て説明する。本実施例4は実施例2、3と構成はほぼ同
一であり、洗浄位置を可変する駆動手段とその動作を入
力する動作入力手段を設けた点が異なるため、この点を
中心に図11、図12および図13を用いて説明する。
なお、実施例2と同一符号のものは構造も同一であるた
め説明を省略する。
【0057】図11は本発明の実施例4の人体局部洗浄
装置を示す構成図で、図12はリモコン51の詳細を示
すものである。本実施例4は、図11において実施例2
の構成に加え、ノズルユニット46の構成要素であるノ
ズルマウント67、ノズルユニット46をノズル上面か
ら見て左右に駆動する駆動手段である左右駆動モータ6
8を備えている。なお、ノズルユニット46は、左右駆
動モータ68がクランク機構を用いてノズルマウント6
7の後端を左右に往復動させることで、洗浄ノズル45
が支点69を中心として左右に首を振る構成となってい
る。また、便座50には使用者の着座を検知する着座ス
イッチ70が設けてあり、さらにリモコン51からの無
線信号を受信し、各要素部品の制御を行う制御器58に
は便意誘発動作制御部57の他にノズル駆動制御部71
が備えてある。
【0058】また、図12においてリモコン51には洗
浄流量や温度の設定を入力する調節部55と並んで4方
向の信号が入力可能な動作入力手段としてのノズル位置
スイッチ72が設けてある。ノズル位置スイッチ72は
前スイッチ73、後スイッチ74、右スイッチ75、左
スイッチ76から構成されており、それぞれプッシュ式
のスイッチとなっている。
【0059】次にこの構成において本実施例4の動作に
ついて説明する。まず通常洗浄時の動作は、実施例2と
ほぼ同様であるが、使用者が洗浄開始後に洗浄位置を調
節したい場合は、ノズル位置スイッチ72を操作するこ
とで、ノズル位置の可変が可能となる。つまり、例えば
使用者が洗浄位置をもう少し前にしたいと所望した際に
は、前スイッチ73を操作することでリモコン51から
無線信号が発せられ、これを受け取ったノズル駆動制御
部71が前後駆動モータ47を制御し、洗浄ノズル45
を前進させるように動作する。他の動作を所望する際も
同様であるが、前スイッチ73もしくは後スイッチ74
が押されると前後駆動モータ47が、また右スイッチ7
5もしくは左スイッチ76が押されると左右駆動モータ
68がそれぞれ駆動され、洗浄ノズル45の位置が可変
される仕組みになっている。このことにより、洗浄位置
が前後だけでなく左右にも可変できるため、使用者が体
を動かすことなく的確な洗浄位置が選択でき、快適な洗
浄が行える。なお、前後駆動モータ47および左右駆動
モータ68によって可変できる洗浄ノズル45の位置に
はソフト的な規制を設けてあり、ノズル位置スイッチ7
2が過剰に操作されても、所定範囲を超えて洗浄水が噴
出されることのないように設定がしてある。これは洗浄
水の飛散防止のための措置である。また、着座スイッチ
70によって使用者が便座から離れたことが検知される
と、ノズル駆動制御部71は洗浄ノズル45を初期位置
に戻し、次の使用者が使用する際には再び所定の位置か
ら洗浄水が噴出されるように設定がしてある。これは使
用者によって洗浄位置が異なることに対応し、まずは平
均的な洗浄位置から洗浄を開始するように配慮したもの
である。
【0060】次に図13を用いて便意誘発洗浄時の説明
を行う。図13は使用者がリモコン51の便意誘発スイ
ッチ56を押し、便意誘発洗浄が開始された際の止水電
磁弁15、流量調節弁16、空気ポンプ49、前後駆動
モータ47、左右駆動モータ68の動作を示すタイムチ
ャートである。なお、ここでも洗浄開始から洗浄ノズル
45が突出するまでの各構成要素の動作は実施例2の通
常洗浄時とほぼ同様であるので、図13では洗浄ノズル
45突出後の動作を中心に示す。
【0061】図13において洗浄開始の指示がなされる
と制御器58は止水電磁弁37を開成し、流量調節弁3
9を所定開度まで開成する。また、洗浄水の温度が所定
値に至ると前後駆動モータ47を駆動し、洗浄ノズル4
5を所定位置まで吐出せしめるとともに空気ポンプ49
を所定電圧にて起動せしめる。図13においてノズル突
出時点以前に前後駆動モータ47がONされているのは
洗浄ノズル45を所定位置まで突出させるための動作で
ある。ここで制御器58に備えた便意誘発動作制御部5
7はノズル駆動制御部71に信号を送り、ノズル駆動制
御部71は洗浄ノズル45が所定周期にて円運動と静止
の動作を繰り返すように前後駆動モータ47および左右
駆動モータ68を制御する。図13では前後駆動モータ
47、左右駆動モータ68ともに単純にON−OFFの
動作しか示していないが、両方のモータがONされてい
るときは基本的に円運動を行うように各々のモータは回
転している。ここで洗浄ノズル45の円運動とは、ノズ
ル口64から噴出される洗浄水が使用者の肛門において
円を描いて当たるように洗浄ノズル45が前後左右に所
定の軌跡で移動することを指し、また静止の状態とは円
運動の中心に洗浄水が当たるよう、洗浄ノズル45の位
置が可変されたのち、その位置で静止する動作を指す。
つまり、洗浄ノズル45から噴出される洗浄水は、所定
時間使用者の肛門の外周を円弧状に洗浄した後、中心に
移動しそこで所定時間静止するという動作を繰り返す。
なお、図13において流量調節弁39の開度が増大し始
めてからも、前後駆動モータ47、左右駆動モータ68
ともにONになっているのは、洗浄ノズル45を中心位
置に移動するための動作を表している。
【0062】また、便意誘発動作制御部57は、ノズル
駆動制御部71が洗浄ノズル45の円運動と静止の動作
を切り替える周期に同期して、流量調節弁39の開度お
よび空気ポンプ49に印可する電圧をそれぞれ2段階に
可変する。
【0063】これら一連の動作の詳細は図13に示す通
りで、洗浄ノズル45が円運動をしている際には、流量
調節弁39の開度を小さくするとともに空気ポンプ49
に印可する電圧を高くし、また、静止している際には流
量調節弁39の開度を大きくするとともに空気ポンプ4
9に印可する電圧を低く設定する。ここでは、洗浄ノズ
ル45が円運動をしている際には、洗浄水の流量が通常
洗浄と同じになるように流量調節弁39の開度を調節
し、空気ポンプ49に印可する電圧はその送り込む空気
量が通常洗浄時の約8割の値となるよう設定してある。
また、静止している際には、洗浄水の流量が通常洗浄時
の約1.5倍となるよう流量調節弁39の開度を調節
し、空気ポンプ49に印可する電圧はその送り込む空気
量が通常洗浄時の約2割の値となるよう設定してある。
【0064】これらの一連の動作により、洗浄ノズル4
5が円運動をしている際には、実施例3で説明したとお
り通常洗浄時よりも比較的柔らかな水流が使用者の肛門
外周をソフトに刺激し、肛門の弛緩を促進する弛緩促進
噴流の役目を果たす。これは肛門管の入り口は非常に敏
感であり、ここを直接刺激すると、使用者によってはか
えって肛門が緊張してしまうことがあるためで、肛門管
の入り口を外して円周状に洗浄水を当てることにより、
より効果的に肛門の弛緩を促進するとともに使用者の体
感を向上させるものである。
【0065】また、洗浄ノズル45が静止している際に
は、実施例3で説明したとおり、空気混じりの直噴流が
肛門管の入り口をめがけて噴出される。この噴流は先に
も説明したとおり、少量の空気を含むことで洗浄水の流
速が向上しており、体感に優れるとともに使用者の肛門
内に効果的に洗浄水を漏れ入らせることができる肛門浸
入噴流の役目を果たす。
【0066】なお、本実施例4においては洗浄ノズル4
5の円運動と静止の動作の繰り返し周期を、円運動4
秒、直噴流4秒の8秒周期とした。この結果、空気混入
噴流で肛門外周を柔らかく刺激することで弛緩が促進さ
れた肛門に、不意に少量の空気が混入された集中噴流が
肛門の入り口めがけて当たるため、洗浄水が肛門の中に
漏れ入りやすく、使用者の便意が効果的に誘発される。
【0067】また、ノズル位置スイッチ72を操作する
ことで、洗浄噴流の当たる位置を使用者が任意に可変で
きるため、使用者が体を動かすことなく的確な洗浄位置
が選択でき、より効果的に便意を誘発できる。
【0068】なおここでは、使用者自らがノズル位置ス
イッチ72を操作し、洗浄位置を可変する構成とした
が、赤外線信号や画像処理を行うことで使用者の肛門位
置を検出し、その信号に基づいて洗浄ノズル45の位置
を可変し、的確に洗浄水を肛門に命中させるといった構
成も考えられる。この構成とした場合、例えば脊髄損傷
等により、下半身の神経が麻痺したような方にとって使
い勝手が大幅に向上することは言うまでもない。
【0069】(実施例5)本発明の第5の実施例につい
て説明する。本実施例5は実施例4と構成はほぼ同一で
あり、動作入力手段の構成と肛門浸入噴流切換手段を設
けた点が異なるため、この点を中心に図14、図15を
用いて説明する。なお、実施例4と同一符号のものは構
造も同一であるため説明を省略する。
【0070】図14はリモコン51の詳細を示すもので
ある。図14において本実施例5は、リモコン51には
洗浄流量や温度の設定を入力する調節部55と並んで動
作入力手段としてのジョイスティック77が設けてあ
る。このジョイスティック77はあらゆる方向に所定角
度まで倒れる構成となっており、その倒す方向によって
8方向の信号入力可能となっている。また、このジョイ
スティック77は実施例4記載のノズル位置スイッチ7
2に相当するもので、ここで入力された8方向の信号は
洗浄ノズル45を前後左右に駆動するために用いられ
る。また、ジョイスティック77近傍には肛門浸入噴流
切換手段であるショットスイッチ78が設けてある。シ
ョットスイッチ78は押しボタン式のスイッチであり、
これが押されている間、リモコン51から肛門浸入噴流
切替信号が制御器58に送信される仕組みとなってい
る。
【0071】次にこの構成において本実施例5の動作に
ついて説明する。まず通常洗浄時の動作は、実施例4と
ほぼ同様であるが、使用者が洗浄開始後に洗浄位置を調
節したい場合は、ジョイスティック77を操作すること
で、ノズル位置の可変が可能となる。つまり、例えば使
用者が洗浄位置をもう少し前にしたいと所望する際に
は、ジョイスティック77を前に倒すことでリモコン5
1から無線信号が発せられ、これを受け取ったノズル駆
動制御部71が前後駆動モータ47を制御し、洗浄ノズ
ル45を前進させるように動作する。また洗浄位置を左
斜め前に調節したい場合には、ジョイスティック77を
左斜め前に倒すことでノズル駆動制御部71が前後駆動
モータ47および左右駆動モータ68を駆動し、洗浄ノ
ズル45は左斜め前に移動される。他の動作も同様に行
われるが、ここでは使い勝手を考えて、ジョイスティッ
ク77を傾斜させる角度によって、洗浄ノズル45の動
作速度が変化する構成としてある。つまりジョイスティ
ック77を大きく倒した場合には洗浄ノズル45が素早
く移動し、また、小さく倒した場合には洗浄ノズルはゆ
っくりと移動する。
【0072】このことにより、優れた操作性のもとで洗
浄位置が所定範囲内において前後左右に自在に可変で
き、快適な洗浄が行える。なお、前後駆動モータ47お
よび左右駆動モータ68によって可変できる洗浄ノズル
45の位置にはソフト的な規制を設けてあり、ジョイス
ティック77が過剰に操作されても、所定範囲を超えた
位置で洗浄水が噴出されることのないように設定がして
ある。これは洗浄水の飛散防止のための措置である。ま
た、着座スイッチ70によって使用者が便座から離れた
ことが検知されると、ノズル駆動制御部71は洗浄ノズ
ル45を初期位置に戻し、次の使用者が使用する際には
再び所定の位置から洗浄水が噴出されるように設定がし
てある。これは使用者によって洗浄位置が異なることに
対応し、まずは平均的な洗浄位置から洗浄を開始するよ
うに配慮したものである。
【0073】次に図15を用いて便意誘発洗浄時の説明
を行う。図15は使用者がリモコン51の便意誘発スイ
ッチ56を押して便意誘発洗浄が開始された際の止水電
磁弁15、流量調節弁16、空気ポンプ49、前後駆動
モータ47の動作およびその途中でショットスイッチ7
8が押された際(図中ではショットで記載)の前記各要
素の動作を示すタイムチャートである。なお、ここでも
洗浄開始から洗浄ノズル45が突出するまでの各構成要
素の動作は実施例4の通常洗浄時とほぼ同様であるの
で、図15では洗浄ノズル45突出後の動作を中心に示
す。
【0074】図15において洗浄開始の指示がなされる
と制御器58は止水電磁弁37を開成し、流量調節弁3
9を所定開度まで開成する。また、洗浄水の温度が所定
値に至ると前後駆動モータ47を駆動し、洗浄ノズル4
5を所定位置まで吐出せしめるとともに空気ポンプ49
を所定電圧にて起動せしめる。ここでは洗浄水の流量が
通常洗浄と同じになるように流量調節弁39の開度を調
節するとともに、空気ポンプ49に印可する電圧はその
送り込む空気量が通常洗浄時の約8割の値となるよう設
定してある。そのため、通常洗浄時よりも比較的柔らか
な水流が使用者の肛門をソフトに刺激し、肛門の弛緩を
促進する。なお、ここで使用者が洗浄位置を調節する場
合の動作は通常洗浄時と同様である。
【0075】次に肛門が弛緩してきたことを使用者が認
識し、ジョイスティック77近傍に設けたショットスイ
ッチ78を押すと、これが押されている間、リモコン5
1から肛門浸入噴流切替信号が制御器58に送信され
る。この肛門浸入噴流切替信号を受信した便意誘発動作
制御部57は流量調節弁39の開度および空気ポンプ4
9に印可する電圧を可変する。ここでは洗浄水の流量が
通常洗浄時の約1.5倍となるよう流量調節弁39の開
度を調節し、空気ポンプ49に印可する電圧はその送り
込む空気量が通常洗浄時の約2割の値となるよう設定し
てある。そのため、この噴流は先にも説明したとおり、
少量の空気を含むことで洗浄水の流速が向上しており、
体感に優れるとともに使用者の肛門内に効果的に洗浄水
を漏れ入らせることができる。
【0076】この結果、空気混入噴流にて刺激され肛門
の弛緩が促進されたことを使用者自らが認識して、任意
に集中噴流に切り替えることが可能であるため、洗浄水
が肛門の中に漏れ入りやすく、使用者の便意が効果的に
誘発されるとともに使用者の思い通りの洗浄が可能とな
る。
【0077】また、ジョイスティック77を操作するこ
とで、洗浄噴流の当たる位置を使用者が任意に可変でき
るため、使用者が体を動かすことなく的確な洗浄位置が
選択でき、より効果的に便意を誘発できる。
【0078】ここでは、肛門を弛緩させる噴流として弱
めの空気混入噴流を用いたが、実施例4同様に洗浄ノズ
ル45を駆動し、肛門周囲を洗浄する構成としても同様
の効果が得られることは言うまでもない。また、ショッ
トスイッチ78を便意誘発スイッチ56と連動させて使
用する構成としたが、このスイッチは通常洗浄時にも有
効であり、おしり洗浄スイッチ52やビデ洗浄スイッチ
53と連動させて使用しても使用者の嗜好にあった洗浄
が実現できる。さらにまた、ショットスイッチ78はジ
ョイスティック77の近傍に別設したが、ジョイスティ
ック77を押すことで同様の動作が行える構成としても
よい。
【0079】(実施例6)本発明の第6の実施例につい
て説明する。本実施例6は実施例4と構成はほぼ同一で
あるが、生体信号検出手段が新たに追加されているた
め、この点を中心に図16を用いて説明する。なお、実
施例4と同一符号のものは構造も同一であるため説明を
省略する。
【0080】図16は本実施例6の人体局部洗浄装置を
示す構成図である。図16において本実施例6は、人体
局部洗浄装置の外部に生体信号検出手段である指尖脈波
計測器79が設けてあり、また制御器58には同じく生
体信号検出手段である信号処理部80が設けてある。こ
の指尖脈波計測器79は通常フィナプレスとも呼ばれ、
使用者が指を差し込むことで、血圧と脈派を連続的に測
定できるものである。また、この信号処理は制御器58
に設けた信号処理部80が行う構成となっている。な
お、ここでは指尖脈波計測器79を人体局部洗浄装置の
外部に有線で構成したが、これはリモコン51に設けて
無線で信号を送信する等様々な応用が考えられる。
【0081】ここで、使用者の生体信号と便意誘発の関
係について説明する。ここでは血圧と脈拍を生体信号と
して取り上げたが、一部のリハビリテーションの学会等
において、一般的な排便および便意を感じる際は交感神
経優位の状態であり、血圧、脈拍ともに上昇するとの報
告がなされている。しかしながら、肛門を刺激すること
で便意を感じ始める場合には、まず肛門反射による交感
神経優位の状態から、副交感神経優位の状態に至り、最
終的に便意を感じ始めるという報告がされている。つま
り肛門を刺激することで上昇傾向にあった血圧および脈
拍が一旦下降傾向に変化し、その後再び上昇した後排便
および便意の誘発が見られるのである。また、副交感神
経優位の状態の方が肛門の弛緩も促進されやすく、肛門
を刺激して副交感神経優位の状態を作り出すには、刺激
が強すぎるのは禁物で、精神的にも安心させることが重
要であるとも言われる。これらのことから、使用者の便
意を効果的に誘発するには、肛門をソフトに洗浄するこ
とで、副交感神経優位の状態を作りだし、さらにはその
状態を検知して肛門管内に洗浄水を漏れ入らせることが
有効であるといえる。
【0082】次にこの構成において本実施例6の動作に
ついて説明する。まず通常洗浄時の動作は、実施例5と
ほぼ同様であるため、説明を割愛する。
【0083】次に便意誘発洗浄時の説明を行う。便意誘
発スイッチ56が押され、洗浄開始の指示がなされると
制御器58は止水電磁弁37を開成し、流量調節弁39
を所定開度まで開成する。また、洗浄水の温度が所定値
に至ると前後駆動モータ47を駆動し、洗浄ノズル45
を所定位置まで吐出せしめるとともに空気ポンプ49を
所定電圧にて起動せしめる。ここでは洗浄水の流量が通
常洗浄と同じになるように流量調節弁39の開度を調節
するとともに、空気ポンプ49に印可する電圧はその送
り込む空気量が通常洗浄時の約8割の値となるよう設定
してある。そのため、通常洗浄時よりも比較的柔らかな
水流が使用者の肛門をソフトに刺激し、肛門の弛緩を促
進する。なお、ここで使用者が洗浄位置を調節する場合
の動作は通常洗浄時と同様である。
【0084】また、洗浄が開始されると、制御器58に
設けた信号処理部80は指尖脈波計測器79から使用者
の脈派と血圧の信号を取り込む。そしてその値の変化を
逐次観察し、値が下降する状態が出現すると、所定時間
経過するのを待って便意誘発動作制御部57に信号を送
る。ここで信号を受けた便意誘発動作制御部57は流量
調節弁39の開度および空気ポンプ49に印可する電圧
を可変し、少量の空気を含んだ集中噴流を噴出させる。
この集中噴流の設定は実施例3と同様にしてある。
【0085】この結果、空気混入噴流にて肛門が刺激さ
れ、使用者が副交感神経優位の状態になるとともに、肛
門の弛緩が促進されたこと検知し、最適なタイミングで
集中噴流に切り替えることが可能であるため、洗浄水が
肛門の中に漏れ入りやすく、使用者の便意が効果的に誘
発される。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明の人体局部洗
浄装置によれば次のような効果が得られる。
【0087】(1)便意誘発洗浄設定手段の設定に従っ
て加熱手段や給水制御手段を的確に制御することで、便
意誘発に適した洗浄噴流にて人体局部の洗浄を行うこと
ができ、その結果使用者の便意を積極的に促し、心地よ
い排便の補助ができる。
【0088】(2)便意誘発条件はの弛緩を促進する弛
緩促進噴流と、肛門内に浸入しやすい肛門浸入噴流の時
間的な組み合わせとしたので、使用者の肛門を弛緩させ
た上で内部に洗浄水を浸入せしめることができ、結果と
して的確にしかも比較的容易に洗浄水を肛門内に漏れ入
らせ、効果的に便意を誘発することができる。
【0089】(3)弛緩促進噴流と肛門浸入噴流の切替
周期を人体の持つ固有の律動周期に同期させたことで、
洗浄の体感を損なうことなく的確に肛門に洗浄水を漏れ
入らせ、効果的に便意を誘発できる。
【0090】(4)便意誘発条件に基づいて加熱手段、
給水制御手段および空気混入手段を的確に制御すること
で、便意誘発に適した洗浄噴流による洗浄が行えるとと
もに、適量の空気を混入することにより洗浄水のマッサ
ージ効果が大幅に向上し、使用者の体感を向上させると
ともに効果的な便意誘発を行うことができる。
【0091】(5)便意誘発条件として空気混入噴流と
空気無し直噴流を周期的に繰り返すとともに、空気混入
噴流時と空気無し直噴流時の水流量が異なるように給水
制御手段を制御したので、水流量が異なる空気混入噴流
と空気無し直噴流を周期的に繰り返すことで肛門の弛緩
を促進と肛門内への洗浄水の浸入を確実なものにし、使
用者の効果的な便意の誘発を行うことができる。
【0092】(6)便意誘発条件として洗浄水流量の増
減を周期的に繰り返すとともに、洗浄水中に混入する空
気混入割合が異なるように空気混入手段が制御されるた
め、肛門の弛緩を促進する空気混入噴流と肛門内へ浸入
しやすい少量の空気を含んだ直噴流が得られ、肛門の弛
緩を促進するとともに、少流量でも体感に優れた直噴流
で肛門内への洗浄水の浸入が確実に行え、効果的に使用
者の便意を誘発することができる。
【0093】(7)洗浄水による洗浄位置を可変する駆
動手段を備えたので、使用者が姿勢を変化させることな
く洗浄位置を最適なものとすることができるため、微妙
な洗浄位置のずれをなくし、より効果的に便意を誘発で
きる。
【0094】(8)使用者の肛門周囲を洗浄する肛門弛
緩噴流と、肛門の中心を洗浄する肛門浸入噴流を周期的
に切り替えて洗浄するため、肛門を直接刺激することが
なく肛門の弛緩をより促進することが可能で、これに肛
門浸入噴流を組み合わせることで、より効果的に使用者
の便意を誘発できる。
【0095】(9)肛門浸入噴流切替手段を備えたの
で、使用者が任意に肛門弛緩噴流と肛門浸入噴流を使い
分けることができ、より効果的に使用者の便意を誘発す
ることができる。
【0096】(10)使用者の生体信号をフィードバッ
クする生体信号検出手段を備えたので、使用者の生体信
号に基づいて肛門弛緩噴流と肛門浸入噴流を切り替える
ことができ、より的確に使用者の便意を誘発することが
できる。
【0097】(11)加熱手段を瞬間型の熱交換器で構
成し連続的な出湯を可能したので、長時間の温水洗浄に
よる肛門の弛緩作用を利用し、効果的に使用者の便意を
誘発することができるとともに、消費電力の大幅な削減
ができる。
【0098】(12)洗浄水の温度を時間的に可変する
ことで、肛門の弛緩を促進するとともに、洗浄水の持つ
運動エネルギーでの刺激だけではなく、温度による刺激
を肛門に与え、より効果的に使用者の便意を促すことが
できる。
【0099】(13)洗浄水中に含まれる残留塩素を除
去する残留塩素除去手段を備えたので、長時間の洗浄を
行ったり肛門内に洗浄水が漏れ入った際にも肛門周囲の
かゆみを伴ったりすることのない、安心できる洗浄が提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における人体局部洗浄装置を
示す構成図
【図2】同実施例1におけるノズルユニットの上面図
【図3】同実施例1における構成要素の動作を示すタイ
ムチャート
【図4】本発明の実施例2における人体局部洗浄装置を
示す構成図
【図5】同実施例2における洗浄ノズルの上面図
【図6】同実施例2における洗浄ノズルの側面断面図
【図7】同実施例2における空気混入噴流のイメージ図
【図8】同実施例2における直噴流のイメージ図
【図9】同実施例2における構成要素の動作を示すタイ
ムチャート
【図10】本発明の実施例3における構成要素の動作を
示すタイムチャート
【図11】本発明の実施例4における人体局部洗浄装置
を示す構成図
【図12】同実施例4におけるリモコンの上面図
【図13】同実施例4における構成要素の動作を示すタ
イムチャート
【図14】本発明の実施例5におけるリモコンの上面図
【図15】同実施例5における構成要素の動作を示すタ
イムチャート
【図16】本発明の実施例6における人体局部洗浄装置
を示す構成図
【図17】従来の人体局部洗浄装置を示す構成図
【図18】同従来の人体局部洗浄装置における洗浄ノズ
ルの詳細を示す側面断面図
【符号の説明】
14 給水管 15 止水電磁弁(給水制御手段) 16 流量調節弁(給水制御手段) 17 温水タンク(加熱手段) 20 温水管 26 第1噴出口(吐出手段) 27 第2噴出口(吐出手段) 32 便意誘発スイッチ(便意誘発洗浄設定手段) 35 制御器 36 給水管 37 止水電磁弁(給水制御手段) 38 フィルター(残留塩素除去手段) 39 流量調節弁(給水制御手段) 41 熱交換器(加熱手段) 43 温水管 45 洗浄ノズル(吐出手段) 47 前後駆動モータ(駆動手段) 49 空気ポンプ(空気混入手段) 56 便意誘発スイッチ(便意誘発洗浄設定手段) 58 制御器 68 左右駆動モータ(駆動手段) 78 ショットスイッチ(肛門浸入噴流切換手段) 79 指尖脈波計測器(生体信号検出手段) 80 信号処理部(生体信号検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河本 恭宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 米久保 寛明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水管と温水管が接続された加熱手段と、
    前記温水管に接続され洗浄対象に向けて洗浄水を噴出す
    る吐出手段と、前記洗浄水の供給制御を行う給水制御手
    段と、所定の便意誘発条件での洗浄水吐出を設定する便
    意誘発洗浄設定手段と、前記便意誘発洗浄設定手段の設
    定により所定の便意誘発条件に基づいて前記加熱手段お
    よび前記給水制御手段を制御する制御器を備えた人体局
    部洗浄装置。
  2. 【請求項2】所定の便意誘発条件は肛門の弛緩を促進す
    る弛緩促進噴流と、肛門内に浸入しやすい肛門浸入噴流
    の時間的な組み合わせである請求項1記載の人体局部洗
    浄装置。
  3. 【請求項3】制御器は弛緩促進噴流と肛門浸入噴流を周
    期的に切り替えるとともに、その切替周期を人体の持つ
    固有の律動周期に同期させた請求項2記載の人体局部洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】給水管と温水管が接続された加熱手段と、
    前記温水管に接続され洗浄対象に向けて洗浄水を噴出す
    る吐出手段と、前記洗浄水の供給制御を行う給水制御手
    段と、前記加熱手段と前記吐出手段の間で洗浄水中に空
    気を混入する空気混入手段と、所定の便意誘発条件での
    洗浄水吐出を設定する便意誘発洗浄設定手段と、前記便
    意誘発洗浄設定手段の設定により所定の便意誘発条件に
    基づいて前記加熱手段、前記給水制御手段および前記空
    気混入手段を制御する制御器を備えた人体局部洗浄装
    置。
  5. 【請求項5】所定の便意誘発条件は空気混入噴流と空気
    無し直噴流の周期的な繰り返しであるとともに、制御器
    は空気混入噴流時と空気無し直噴流時の水流量が異なる
    ように給水制御手段を制御した請求項4記載の人体局部
    洗浄装置。
  6. 【請求項6】所定の便意誘発条件は洗浄水流量の周期的
    な増減の繰り返しであるとともに、制御器は洗浄水中に
    混入する空気混入割合が異なるように空気混入手段を制
    御した請求項4記載の人体局部洗浄装置。
  7. 【請求項7】給水管と温水管が接続された加熱手段と、
    前記温水管に接続され洗浄対象に向けて洗浄水を噴出す
    る吐出手段と、前記洗浄水による洗浄位置を可変しうる
    駆動手段と、前記洗浄水の供給制御を行う給水制御手段
    と、所定の便意誘発条件での洗浄水吐出を設定する便意
    誘発洗浄設定手段と、前記便意誘発洗浄設定手段の設定
    により所定の便意誘発条件に基づいて前記加熱手段、前
    記給水制御手段および前記駆動手段を制御する制御器を
    備えた人体局部洗浄装置。
  8. 【請求項8】所定の便意誘発条件は、駆動手段が洗浄水
    による洗浄位置を連続的に可変し使用者の肛門周囲を洗
    浄する弛緩促進噴流と、前記駆動手段が洗浄水による洗
    浄位置を可変し、肛門の中心を洗浄する肛門浸入噴流を
    周期的に切り替えた請求項7記載の人体局部洗浄装置。
  9. 【請求項9】肛門浸入噴流切替手段を備え、制御器は肛
    門浸入噴流切替手段の設定に従って肛門弛緩噴流と肛門
    内浸入噴流を切り替えた請求項7記載の人体局部洗浄装
    置。
  10. 【請求項10】使用者の生体信号をフィードバックする
    生体信号検出手段を備え、制御器は前記生体信号検出手
    段の信号に基づいて肛門弛緩噴流と肛門浸入噴流の切替
    を制御した請求項1乃至8のいずれか1項記載の人体局
    部洗浄装置。
  11. 【請求項11】加熱手段を瞬間型の熱交換器で構成し、
    連続的な出湯を可能にした請求項1乃至10のいずれか
    1項記載の人体局部洗浄装置。
  12. 【請求項12】制御器は洗浄水の温度を時間的に可変し
    た請求項11記載の人体局部洗浄装置。
  13. 【請求項13】洗浄水中に含まれる残留塩素を除去する
    残留塩素除去手段を備えた請求項11記載の人体局部洗
    浄装置。
JP10131674A 1998-05-14 1998-05-14 人体局部洗浄装置 Pending JPH11324070A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004052338A1 (ja) * 2002-12-09 2004-06-24 The Mollennium Laboratories 生体腔洗浄剤、生体腔洗浄装置および生体腔洗浄方法
KR101265130B1 (ko) 2011-04-25 2013-05-16 (주) 아이젠 비데의 노즐몸체에 형성된 관장유로의 와류방지구조
CN106362232A (zh) * 2016-11-14 2017-02-01 李建魁 一种肛门多功能保健装置
JP2017179713A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 Toto株式会社 衛生洗浄装置
CN115920162A (zh) * 2022-10-08 2023-04-07 首都医科大学宣武医院 一种多功能肠道清洗装置

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JP2017179713A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 Toto株式会社 衛生洗浄装置
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