JPH11324193A - Alc壁パネルの取付構造 - Google Patents

Alc壁パネルの取付構造

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JPH11324193A
JPH11324193A JP13201998A JP13201998A JPH11324193A JP H11324193 A JPH11324193 A JP H11324193A JP 13201998 A JP13201998 A JP 13201998A JP 13201998 A JP13201998 A JP 13201998A JP H11324193 A JPH11324193 A JP H11324193A
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wall panel
alc wall
alc
flat bar
fixed
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JP13201998A
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Kaneo Akita
金男 秋田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベランダ等に用いられる高さの中間部と下部
とが固定されるALC壁にあって、中間部の取付部強度
を下部の取付部強度との比較で、より十分に強度アップ
させ、ALC壁パネルの脱落に対する安全性を十分に確
保することを目的としている。 【解決手段】 ALC壁パネルの高さ方向の中間部と下
部とが水平梁の上フランジに設けられた定規鋼材と、A
LC壁パネルの最下部に設置される受け鋼材とに固着さ
れるALC壁パネルの取付構造であって、前記ALC壁
パネルの高さ方向の中間部は、ALC壁パネルの横幅方
向の略中心部の少なくとも上下2箇所が前記定規鋼材に
取り付けられたことを特徴とするALC壁パネルの取付
構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用ALC(軽
量気泡コンクリート)壁パネルの取付構造に係り、特に
乾式構法でベランダ部分を納める際に好適なALC壁パ
ネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のALC壁パネルの取付構造は、様
々なものが提案されているが、その中からALC壁パネ
ルの高さ方向の中間部と下部とが水平梁の上フランジに
設けられた定規鋼材とALC壁パネルの最下部に設置さ
れる受け鋼材とに固着されるALC壁パネルの取付構造
である特開平9−203151号公報に示された従来例
を2つ説明する。
【0003】図6に示す第1の従来例では、水平梁51
に対して鉛直方向下方に縦アングル61が短いアングル
53を介して固定され、更に縦アングル61にALC壁
パネル62の下端部を受けて支持する受けアングル63
が水平方向に配設される。また、水平梁51には定規ア
ングル52が固定されており、受けアングル63及び定
規アングル52には所定ピッチで取付金具64及びボル
ト64aが設けられている。そして、この取付金具64
及びボルト64aを、ALC壁パネル62の下端部と中
間部の横幅方向の略中心部のそれぞれ1箇所のみに設け
られた埋込ナット62aに嵌入螺合して定着して固定す
る。このように、第1の従来例では、水平梁51の上フ
ランジ51aに設置された定規アングル52の位置と、
ALC壁パネル62の最下部に設置された受けアングル
63の位置で、ALC壁パネル62の横幅方向の略中心
部のそれぞれ1箇所のみが固着されて取り付けられるA
LC壁パネル62の取付構造であった。
【0004】また、図7に示す第2の従来例では、第1
従来例と同様に、受けアングル63及び定規アングル5
2には所定ピッチで取付金具64及びボルト64aが設
けられているが、定規アングル52に設けられる取付金
具64及びボルト64aの個数が、受けアングル63に
設けられる取付金具64及びボルト64aの個数の2倍
に設定して設けられている。そして、この取付金具64
及びボルト64aを、ALC壁パネル62の高さ方向の
中間部では横幅方向の左右両側部の2箇所に設けられた
埋込ナット62aに嵌入螺合して定着して固定する。こ
のように、第2の従来例では、水平梁51の上フランジ
51aに設置された定規アングル52の位置で、ALC
壁パネル62の横幅方向の左右両側部の2箇所が固着さ
れて取り付けられ、一方、ALC壁パネル62の最下部
に設置された受けアングル63の位置では、ALC壁パ
ネル62の横幅方向の略中心部の1箇所のみが固着され
て取り付けられるALC壁パネル62の取付構造であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
第1の従来例における取付構造は、ALC壁パネル62
の高さ方向の中間部と下部のそれぞれ1箇所のみが取り
付けられる取付構造であり、ALC壁パネル62の高さ
方向中間部の取付部は、ALC壁パネル62の下部小口
面に近接して設けられている下部取付部とは異なり、そ
の中間部の埋込ナット62aの周囲には軽量気泡コンク
リート部分が多く存在しており、そのため、高さ方向の
下部の取付部強度と比較して、高さ方向の中間部の取付
部強度は僅かながら大きくなる。しかし、高さ方向の中
間部の取付部強度は、高さ方向の下部の取付部強度と比
較して、1割から2割程度高めの取付部強度であるにす
ぎず、後述するように、設計条件によっては、高さ方向
の中間部の取付部強度をより十分に確保して、安全性を
確保したいとする場合に対応できないという問題があっ
た。
【0006】例えば、建築物のベランダ構造として採用
される定規アングル52(中間部の位置)から、受けア
ングル63(下部の位置)までの寸法は、一般に400
mm程度である。更に、定規アングル52(中間部の位
置)から、ALC壁パネル62の上端部までの寸法は、
一般に1100mm程度である。この状態で、ALC壁
パネル62の上端部に人的な水平荷重180kgfが作
用した場合、モーメントの関係で、建築物の外方向への
水平荷重(P外)の場合には、高さ方向の中間部に作用
する荷重(P中)が大きくなり、一方、建築物の室内方
向への水平荷重(P内)の場合には、高さ方向の下部に
作用する荷重(P下)が大きくなる。その大きさを計算
すると以下のようになる。
【0007】高さ方向の中間部に作用する荷重(P中)
は、 P中=180kgf(P外)×1575mm÷475mm=597kgf・・ 高さ方向の下部に作用する荷重(P下)は、 P下=180kgf(P内)×1100mm÷400mm=495kgf・・ このように、高さ方向の中間部に作用する荷重(P中)
は、高さ方向の下部に作用する荷重(P下)より、2割
程度大きくなっている。また、前記式による計算
は、建築物の外方向への水平荷重(P外)と建築物の室
内方向への水平荷重(P内)が等しいとした場合の算定
であったが、実際にベランダ上部に作用する荷重は、後
述するように、建築物の外方向への水平荷重(P外)よ
りも、建築物の室内方向への水平荷重(P内)の方が大
きいとする報告もある。例えば、「建物に作用するヒト
の力に関する研究その1」(日本建築学会論文報告集第
298号・昭和55年12月)によれば、成人男子が手
すりに作用させる力を測定した結果、設計荷重として、
建築物の外方向への水平荷重(P外)として270kg
f/m、建築物の室内方向への水平荷重(P内)として
360kgf/mを提案している。この文献で提案され
た設計荷重を、前記式に代入して再計算すると以下
のようになる。
【0008】高さ方向の中間部に作用する荷重(P中)
は、 P中=270kgf(P外)×1575mm÷475mm=895kgf・・ 高さ方向の下部に作用する荷重(P下)は、 P下=360kgf(P内)×1100mm÷400mm=990kgf・・ このように、建築物の外方向への水平荷重(P外)より
も建築物の室内方向への水平荷重(P内)の方が大きい
として重みづけを与えると、高さ方向の中間部に作用す
る荷重(P中)と高さ方向の下部に作用する荷重(P
下)の大小は逆転し、高さ方向の下部に作用する荷重
(P下)の方が、逆に1割程度大きくなる。
【0009】しかし、以上に示したような、高さ方向の
中間部の取付部強度よりも、高さ方向の下部の取付部強
度の方を大きくしておく必要があるにもかかわらず、実
際には、建築物の外方向への水平荷重(P外)が作用
し、高さ方向の中間部の取付部が破壊した場合を想定す
ると、そのまま建築物の外方向へALC壁パネルが脱落
する危険性が高いため、安全性確保の観点から、高さ方
向の中間部の取付部強度を、高さ方向の下部の取付部強
度よりも十分な安全率を有するように強度確保したいと
する意向が設計条件によってはありうる。そのような場
合に、第1従来例では、高さ方向の下部の取付部強度と
比較して、高さ方向の中間部の取付部強度を十分と言え
るほど強度確保することが出来ず、問題であった。
【0010】なお、前記式による計算で、受けアン
グル63(下部の位置)からALC壁パネル62の上端
部までの寸法を、400mm+1100mm=1500
mmとせず、1575mmとし、受けアングル63(下
部の位置)から定規アングル52(中間部の位置)まで
の距離を、400mmとせず、475mmとしたのは、
モーメントの関係での回転の中心が、受けアングル63
に対する取付部ボルト62aの位置ではなく、それより
も75mm程度下方のALC壁パネル62の下端面位置
であるためである。一方、前記式による計算では、
モーメントの関係での回転の中心が、定規アングル52
に対する取付部ボルト62aの位置となるため、そのよ
うなモーメントの関係での寸法調整は必要ない。
【0011】また、前述の第2の従来例では、ALC壁
パネル62の高さ方向の中間部に於いて、ALC壁パネ
ル62の横幅方向の左右両側部の2箇所が固着されて取
り付けられるALC壁パネル62の取付構造であり、該
2箇所の取付部は同一の構造を有して設けられている。
しかし、高さ方向の中間部が左右両側部の2箇所で固着
しているために、特にALC壁パネル62の上端部に人
的な水平荷重が建築物の室内方向へ作用した場合に、2
箇所で固定しているにもかかわらず、1箇所の取付部が
有する取付部強度の2倍までは取付強度が向上しない。
その理由は、ALC壁パネル62の横幅方向の両端寄り
で取付金具64とボルト64a等で固定しているため、
左右両側部の取付部のボルトの締め付け力が必ずしも均
等にならないため、必ずと言っていいほど偏心荷重が作
用するためと考えられる。そのため、高荷重に耐えうる
取付部をALC壁パネル62の高さ方向の中間部に2箇
所設ける必要があり、取付手間などが大きくなるにも係
わらず、取付部強度として相応の効果が得られず、問題
であった。
【0012】さらに、第1の従来例および第2の従来例
の共通の問題として、ALC壁パネルの高さ方向の下部
において、室内側に取付金具64の垂下リブ片64bや
ボルト64aのボルト頭などが突出するため、軒天井と
の取り合い上、天井材(図示せず)と取付金具64の垂
下リブ片64bやボルト64aのボルト頭が干渉して天
井材の施工が困難になるなどの問題が生じる場合があっ
た。
【0013】また、ALC壁パネル62の上部小口面に
そって、水平部材が設置されないため、ALC壁パネル
62に反りがあった場合などには、ALC壁パネル62
上部が面外にあばれ、不揃いになる可能性があった。そ
のため、ALC壁パネル62の縦目地間にモルタルを入
れ固定する必要があるが、モルタルが硬化して隣接する
ALC壁パネル62を拘束出来るようになるまで、何ら
かの仮止め手段により、隣接するALC壁パネル62の
面外の位置を仮固定しておく必要があった。
【0014】その上、上記した反り補正の意味だけでは
なく、この第1あるいは第2の従来例では、ALC壁パ
ネル62が相互に一体化されないために、ALC壁パネ
ル62に集中荷重が作用した場合に、その荷重を左右の
隣接するALC壁パネル62に分散負担させる目的で、
ALC壁パネル62間の目地にモルタルを詰め、湿式構
法とする必要があった。そのため、モルタル施工の手間
が発生する上に、モルタルで現場やALC壁パネルを汚
す可能性も高く、強度発現のためには、モルタルの硬化
養生期間を置く必要があった。このように他の一般部分
のALC壁パネルの施工が乾式構法によっている場合で
も、ベランダ部分の施工のためにのみ、モルタルの混練
および施工の必要が出るという問題もあった。
【0015】さらに、ALC壁パネル62は工場で製作
される際に、あらかじめ前記埋込ナット62aの位置を
設定する必要があり、建設現場でのALC壁パネル62
の取付位置にズレが生じた場合、位置調整が困難であ
る。また、工場で、埋込ナット62aを補強鉄筋の所定
の位置に溶接固定などするため、ALC壁パネル62製
作上、埋込ナット62aのない一般の他のALC壁パネ
ルとは別の製造ラインでの製作を要するなどの手間が発
生するという問題もあった。本発明の目的は、前記問題
を解消しうるALC壁パネルの取付構造を提供すること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記本発明目的を達成す
るための本発明に係る第1の発明は、ALC壁パネルの
高さ方向の中間部と下部とが水平梁の上フランジに設け
られた定規鋼材と、ALC壁パネルの最下部に設置され
る受け鋼材とに固着されるALC壁パネルの取付構造で
あって、前記ALC壁パネルの高さ方向の中間部は、A
LC壁パネルの横幅方向の略中心部の少なくとも上下2
箇所で前記定規鋼材に取り付けられたことを特徴とする
ALC壁パネルの取付構造である。
【0017】なお、この発明で、ALC壁パネルの高さ
方向の中間部に設置される定規鋼材や、最下部に設置さ
れる受け鋼材にALC壁パネルが固着されて取り付けら
れる取付構造とは、ALC壁パネルを固定する為のボル
ト挿通孔等を有する取付金具が定規鋼材や受け鋼材に固
着されている場合も含み、それ故、ALC壁パネルの固
着位置が定規鋼材や受け鋼材の少し上にずれている場合
も含む構造である。また、水平梁の上フランジに設けら
れる定規鋼材は、水平梁の上フランジに直接固定される
場合に限らず、水平梁の上フランジにALC壁パネルの
出入り調整などを目的とした調整部材(ブラケット材な
ど)を固定し、該調整部材に定規鋼材を固定して、間接
的に水平梁の上フランジに固定される場合も含む構造で
ある。
【0018】さらに、本発明における水平梁は、鉄骨の
場合に限らず、鉄筋コンクリートで造られた場合も含
む。このような鉄筋コンクリート造の水平梁の場合に
は、「水平梁の上面」が「水平梁の上フランジ」を意味
し、「水平梁の下面」が「水平梁の下フランジ」を意味
する。本発明では、ALC壁パネルの高さ方向の中間部
に於いて、ALC壁パネルの横幅方向の略中心部の上側
の1箇所を固定した上に、更に、ALC壁パネルの横幅
方向の略中心部の下側に少なくとも1箇所の取付部が追
加されて定規鋼材に取り付けられているため、第1従来
例との比較で、高さ方向の中間部の取付強度を、高さ方
向の下部の取付部強度よりも十分に確保して安全性を確
保することが可能である。どのような仕様で何箇所の下
側の取付部を追加して設けるかは、ALC壁パネル、定
規鋼材および受け鋼材の高さ方向の寸法関係や建築物に
於けるALC壁パネルの使用されるベランダや共用廊下
などの用途を適宜勘案して定めることが出来る。特に、
高さ方向の中間部の取付部強度を僅かに増強すればよい
場合には、ALC壁パネルの横幅方向の略中心部の下側
の1箇所のみに軽微な取付部を追加して設けるだけとし
てもよい。
【0019】なお、ALC壁パネルの高さ方向の中間部
にあって、横幅方向の略中心部に設けられた上側の取付
部と、横幅方向の略中心部の下側の少なくとも1箇所に
設けられた取付部は、同一の構造や強度を有する構成で
もよいし、異なった構造や強度を有する構成であっても
よい。また、ALC壁パネルの高さ方向の中間部の2箇
所以上のうちの任意の取付部と、ALC壁パネルの高さ
方向の下部に設けられた取付部は、同一の構造や強度を
有する構成でもよいし、異なった構造や強度を有する構
成であってもよい。ただし、建築物で一般的なベランダ
壁などの寸法では、ALC壁パネルの高さ方向の中間部
の2箇所以上のうちの任意の取付部の強度を、ALC壁
パネルの高さ方向の下部に設けられた取付部の強度と同
等以上に設定しておくのが望ましい。
【0020】次に、本発明の第2の発明は、前記ALC
壁パネルの高さ方向の中間部は、ALC壁パネルの横幅
方向の略中心部の上側の1箇所に固定部Aを設け、更
に、ALC壁パネルの略中心部の下側の少なくとも1箇
所に固定部Bを設け、固定部Bの取付部強度を固定部A
の取付部強度よりも小さくしたことを特徴とする請求項
1、すなわち第1の発明、に記載のALC壁パネルの取
付構造である。この本発明の第2の発明では、ALC壁
パネルの高さ方向の中間部に於いて、ALC壁パネルの
横幅方向の略中心部の上側の1箇所に設けられた固定部
Aが、ALC壁パネルの略中心部の下側の少なくとも1
箇所に設けられた固定部Bよりも、取付部強度を大きく
設定してあるため、前記固定部Aで大半の荷重を負担
し、前記固定部Bを適宜追加することによって、ALC
壁パネルの高さ方向の中間部の強度を、より十分な強度
まで補強することが出来る。
【0021】次に、本発明の第3の発明は、ALC壁パ
ネル相互の縦目地には、少なくとも水平梁の上フランジ
近傍から、当該ALC壁パネルの最上部近傍までフラッ
トバーが設置され、該フラットバーは直接的あるいは間
接的に前記受け鋼材にも固着され、更にALC壁パネル
の最上部には、長手方向に所定の長さを有すると共に、
ALC壁パネルの厚さに対応する幅を有してALC壁パ
ネルの上部小口面に当接あるいは近接する略平面部と、
該略平面部に直交して接続され、ALC壁パネルの表裏
面に当接するツバ部を有する断面略コの字状のキャップ
が、隣接するALC壁パネル相互の上部小口面に跨って
嵌合されて、該隣接する複数のALC壁パネルを一体的
に係止するように構成され、該キャップは前記したフラ
ットバーに固着されていることを特徴とする請求項1又
は2に記載のALC壁パネルの取付構造である。
【0022】この本発明の第3の発明では、フラットバ
ーは、ALC壁パネル相互の縦目地間に配され、少なく
とも水平梁の上フランジ近傍から、当該ALC壁パネル
の最上部近傍までフラットバーが設置される。そして例
えば図2に示すように、フラットバー10に一体的に設
けられた引っかけ部10aを、水平梁1の上に固定され
た定規アングル(定規鋼材)2の起立片2aに懸架し固
定する。図2に示した例では、引っかけ部10aは、フ
ラットバー10とは別の板材を切断加工したもので、予
めフラットバー10に溶接等で固着してあるが、他に
は、フラットバーを直接切断加工することによって引っ
かけ部を設けて定規鋼材に固定することも出来るし、引
っかけ部を設けずにフラットバーの長辺端面を直接定規
鋼材に溶接固定することも可能である。
【0023】また、フラットバーは、例えば図2に示す
ように、最下部を受けアングル4の水平片4aに固定さ
れる。図2に示した例では、直接フラットバー10を受
けアングル(受け鋼材)4に固定しているが、他には、
別の板材や金物を予めフラットバーの最下部に固着して
おき、該板材や金物を受け鋼材に固定することにより間
接的に固定することもできる。例えば、図3に示すよう
に、縦アングル10cを介して間接的に受けアングル
(受け鋼材)4に固定することも出来る。
【0024】以上のように本発明は、フラットバーを、
水平梁の上フランジに設置された定規鋼材に固定する際
に、あるいは、ALC壁パネルの最下部に設置される受
け鋼材に固定する際に、直接的に固定することも、他の
板材や金物を介して間接的に固定することも含むもので
ある。なお、フラットバーは、例えば図4に示すよう
に、水平梁1の上フランジ1aに設置された定規アング
ル(定規鋼材)2とALC壁パネル5の最下部に設置さ
れる受けアングル(受け鋼材)4に固定した上、さらに
水平梁1の下フランジ1bに設置された短いアングル3
に直接的あるいは間接的に固定してもよい。このよう
に、水平梁の下フランジに設置された短いアングルなど
にも固定することにより、より強固に水平梁に固定する
ことが出来、好ましい。
【0025】更に、本発明では、ALC壁パネルの最上
部には、長手方向に所定の長さを有すると共に、ALC
壁パネルの厚さに対応する幅を有してALC壁パネルの
上部小口面に当接あるいは近接する略平面部と、該略平
面部に直交して接続され、ALC壁パネルの表裏面に当
接するツバ部を有する断面略コの字状のキャップが、隣
接するALC壁パネル相互の上部小口面に跨って嵌合さ
れて、該隣接する複数のALC壁パネルを一体的に係止
するように構成され、該キャップは前記したフラットバ
ーに固着されている。このようにフラットバーを介して
水平梁および受け鋼材に、間接的に固定されたキャップ
によりALC壁パネルは上端部でも固定されている。な
お、キャップとフラットバーとの固定は溶接でも、接着
材料等による固定でもよいが、最も好ましい固定手段
は、溶接固定である。
【0026】このように本発明の第3の発明は、ALC
壁パネルの縦目地間に通す垂直部材を、汎用部材である
フラットバー(あるいはフラットバーを加工した部材)
を用いるため、部材のロスを少なく、かつ簡単に構成で
き、コストダウンも可能である。また、ALC壁パネル
の厚みの中にフラットバーが収まっているため、内側の
仕上げ工事を省力化することが可能である。更に、フラ
ットバーの上端部に断面略コの字状のキャップが隣接す
る相互のALC壁パネルに跨って固定されているため、
集中荷重を左右のALC壁パネルに分散させる効果を持
つと同時に、フラットバーに有効に荷重を伝達すること
が可能であり、かつ、ALC壁パネル自体に反りなどが
あった場合にも、面精度を左右のALC壁パネル間で確
保するという効果を発揮する。
【0027】尚、キャップのツバ部の内法寸法は、AL
C壁パネルの厚さ寸法よりも少々小さめに設定してお
き、たたき込むようにしてセットするのが好ましい。例
えば、厚さが100mmのALC壁パネルの場合には、
キャップのツバ部の内法寸法を99mm程度に設定して
おくと、面精度を左右のALC壁パネル間で確保するた
めキャップの拘束効果を効果的に発揮できる。
【0028】さらに、その上に、キャップをフラットバ
ー以外のALC壁パネルの上部小口面に取り付ける作業
の必要がない簡単に施工できる取付構造である。更に説
明すると、本発明の第3の発明は、ALC壁パネルの縦
目地間に通すフラットバーとして、予め工場などで施工
現場で想定されるALC壁パネルの最大高さ寸法に対応
させた長さで加工した専用部材として用意しておき、施
工現場に搬入後、個別のALC壁パネルの高さ寸法に対
応した寸法に適宜切断して用いることが出来るため、フ
ラットバーを規格化した部材として用意出来ると共に、
かつ簡単に縦目地間の垂直部材を構成することができ、
コストダウンも可能である。
【0029】また、本発明の第3の発明は、少なくとも
水平梁の上フランジから、当該壁最上部近傍まで、言い
換えるならば、ALC壁パネルが床スラブから上部に立
ち上がった部分に、縦目地に補強鋼材としてフラットバ
ーを設置して補強してあるため、ALC壁パネルの厚み
の中にフラットバーを収めることが可能であり、そのた
め、内部に防水工事などの仕上げをする場合に、補強鋼
材が該ALC壁パネルの内側に露出することがなくなる
ため、防水仕上げの端部を直接、該ALC壁パネルの裏
面に溝掘りをするなどして納めることが可能である。ひ
いては、内側の仕上げの厚みを無くするか、あるいは薄
くすることができ、かつ、内側の仕上げ工事も省力化す
ることが可能である。
【0030】この際に、防水納めの溝掘り寸法10〜2
0mmの深さ位置にフラットバーがこないよう、該AL
C壁パネル相互の縦目地にあって、該ALC壁パネルの
内面より10〜20mm以上離れた位置にフラットバー
を設けるのがよい。例えば、該ALC壁パネルの厚みが
100mmであり、フラットバーの幅50mmのものを
用い、該フラットバーをちょうど該ALC壁パネルの厚
さ方向の中央位置に設けた場合、該ALC壁パネルの内
面より25mm離れた位置にフラットバーが位置するこ
とになり好ましい。この場合には、フラットバーの位置
は、該ALC壁パネルの内面から25mm離れており、
外面側あるいは内面側の縦目地にシーリングを打つ場合
にも、シーリングの打設深さに不足はなく、好ましい。
【0031】また、当該ALC壁パネルの最上部には、
ALC壁パネルの厚さに対応する幅を有してALC壁パ
ネルの上部小口面に当接あるいは近接する略平面部と、
該略平面部に直交して接続され、ALC壁パネルの表裏
面に当接するツバ部を有する断面略コの字状のキャップ
を、隣接するALC壁パネル相互の上端部に跨って嵌合
させて、該隣接する複数のALC壁パネルを一体的に係
止するように構成し、該キャップを前記したフラットバ
ーに固着してあるため、縦目地にモルタルを入れる湿式
構法によることなく、隣接するALC壁パネルを一体的
に固定することができ、ALC壁パネルの1カ所に集中
的に荷重が作用した場合でも、その荷重を左右の隣り合
うALC壁パネルに負担させることができる。
【0032】また、同時に、ALC壁パネルに反りがあ
り、ベランダ上部でALC壁パネルが面外方向にあばれ
た場合にも、該キャップが隣接するALC壁パネルに跨
って嵌合しているため、壁面の精度が出にくいというこ
とがない。更に説明すると、前記キャップのツバ部がA
LC壁パネルの表裏面の両側から拘束するように押さえ
るため、より効果的に隣接するALC壁パネル相互の面
外方向の位置矯正が可能となる。
【0033】その上、ALC壁パネルの上部小口面にそ
って、連続して水平部材を配置する必要がないため、能
率的な施工が可能になる。一方、第1あるいは第2の従
来例との比較で、ALC壁パネルの高さ方向の中間部や
下部にあっても、大きな荷重が作用しなくなるため、A
LC壁パネルの高さ方向の中間部や下部に予め高強度の
埋込ナットなどを埋設しておく必要が無く、取付部を比
較的軽微な構造と出来る。また、ALC壁パネル自体に
発生する内部応力を小さくすることができ、よって、A
LC壁パネル内部に設置される補強鉄筋の量を削減する
ことも可能である。
【0034】なお、前記キャップは、ALC壁パネルの
縦目地位置近傍でALC壁パネルの厚さ方向の中央位置
に、略平面部にスリット状の穴あるいは切欠きが設けら
れてあり、前記フラットバーの上端部が前記スリット状
の穴あるいは切欠きに通され、キャップとフラットバー
が上方向から溶接固定されているため、上部から溶接す
るだけの簡単な現場作業で固定することが可能であり、
好ましい構成といえる。
【0035】次に、本発明の第4の発明は、上端部に板
状基端部を有する棒状部材が、ALC壁パネル上部小口
面に打ち込まれ、前記キャップに、溶接固定されたこと
を特徴とする請求項3に記載のALC壁パネルの取付構
造である。この本発明の第4の発明のように、キャップ
に、ALC壁パネル上部小口面に打ち込まれた棒状部材
の上端部の板状基端部が固定されているため、キャップ
をより確実にALC壁パネル上部小口面に固定すること
が可能である。そのため、ALC壁パネルのさらに上方
に設けられる笠木や手摺付き笠木を、前記略平面部に対
して固定した場合にも、笠木や手摺付き笠木をガタツキ
なくしっかりと固定することが出来る。
【0036】また、棒状部材の上端部の板状基端部にキ
ャップの略平面部を上方から被せ、さらに前記板状基端
部の上面であって前記略平面部の側縁部を上部から溶接
するだけの簡単な現場作業で固定することが可能であ
る。次に、本発明の第5の発明は、上端部に板状基端部
を有する棒状部材が、ALC壁パネル上部小口面に打ち
込まれ、前記キャップに溶接固定されており、かつ、隣
接する板状基端部相互を、ALC壁パネル上部小口面に
当接して配置した鋼板で連結固定したことを特徴とする
請求項3に記載のALC壁パネルの取付構造である。
【0037】上述のように、第5の発明では、隣接する
キャップの側縁部にそれぞれ溶接固定された隣接する板
状基端部を、鋼板で連結固定しており、間接的に隣接す
るキャップが連続的に連結固定される。そのため、キャ
ップおよび鋼板を確実にALC壁パネル上部小口面に固
定することが可能である。そのため、ALC壁パネルの
さらに上方に設けられる笠木や手摺付き笠木を、前記キ
ャップあるいは前記鋼板に対して任意の位置で固定する
ことが出来、笠木や手摺付き笠木をガタツキなくよりし
っかりと固定することが出来る。また、前記鋼板は、隣
接する板状基端部を繋ぐ機能を有するのみであるため、
汎用部材である鋼板を適宜切断して使用することが出来
る。もちろん、所定の寸法に予め切断した鋼板を用いて
もよい。
【0038】次に、本発明の第6の発明は、ALC壁パ
ネルの高さ方向の中間部と下部とが水平梁の上フランジ
に設けられた定規鋼材とALC壁パネルの最下部に設置
される受け鋼材とに固着されるALC壁パネルの取付構
造であって、少なくとも水平梁の上フランジ近傍から、
当該ALC壁パネルの最上部近傍までフラットバーがA
LC壁パネルの長辺側面に沿って設置され、該フラット
バーは間接的に水平梁に固定されており、かつALC壁
パネルの長辺側面に対しても接着剤などで固定されてい
ることを特徴とするALC壁パネルの取付構造である。
【0039】この本発明の第6の発明のように、少なく
とも水平梁の上フランジ近傍からALC壁パネルの最上
部近傍まで設けられたフラットバーが、ALC壁パネル
の長辺側面に対しても接着剤などで固定して一体化され
ているため、ALC壁パネル上部に作用する人的な水平
荷重に対して、フラットバーとALC壁パネルに、その
面外の曲げ剛性に応じて、荷重を分担させて負担させる
ことが可能であり、そのため、フラットバーあるいはA
LC壁パネルのいずれかに大きく荷重が集中して破損す
るのを防止することが可能である。
【0040】なお、フラットバーをALC壁パネルの長
辺側面に対して固定する方法は、アンカー類や釘などで
断続的に固定する方法も採用できるが、確実に一体化す
るためには、少なくとも接着剤を連続的に用いるのが望
ましい。また、フラットバーの両側に配された2枚のA
LC壁パネルのいずれの長辺側面に対しても接着剤を用
いて固定する方法は、フラットバーとALC壁パネルの
一体性を上げることが出来、より好ましい。
【0041】最後に、本発明の第7の発明では、前記A
LC壁パネルの長辺側面の厚さ方向の略中央に縦溝部が
形成されており、前記フラットバーが該縦溝部に嵌合さ
れたことを特徴とする請求項6に記載のALC壁パネル
の取付構造である。この本発明の第7の発明のように、
ALC壁パネルの厚さ方向の略中央に、フラットバーが
嵌合する縦溝部が、予め工場などで、長辺側面のほぼ全
長にわたる長さで設けてある。そのため、建築現場でA
LC壁パネルの長辺側面をフラットバーを納めるために
切削加工する必要がなく、隣接するALC壁パネル相互
の縦目地を密接して設けやすくなる。特に、雨水などが
風圧を伴って作用しにくいベランダ壁の内側などは、隣
接するALC壁パネル相互の縦目地を密接した構造と
し、内側シーリングの打設を軽微に済ませることも可能
である。
【0042】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るALC壁パ
ネルの取付構造の一例として、ベランダに取り付けられ
るALC壁パネルの取付構造の実施形態を4例示して具
体的に説明する。さらに、ALC壁パネルの長辺側面の
縦溝部の実施形態を1例示して具体的に説明する。
【0043】
【実施例1】図1は、本発明の実施例に係わるものであ
り、ALC壁パネルの取付構造を示す斜視図および専用
金物の斜視図である。水平梁1の上フランジ1aの上面
に断面L字形で長尺状の定規アングル2の水平片2aが
固定される。また、ALC壁パネル5の下端部には、断
面L字形の長尺状の受けアングル4が定規アングル2に
平行して配置して水平梁1から固定して吊られており、
受けアングル4の水平片4aがALC壁パネル5の下端
面を支持するようになっている。
【0044】尚、受けアングル4が水平梁1から固定し
て吊られる方法については、ALC壁パネル5の縦目地
間に設けられる縦アングル10cや短いアングル3を用
いた構造で可能であるが、必ずしも、ALC壁パネル5
の縦目地間で受けアングル4を吊る必要もなく、縦アン
グル10cの一片をALC壁パネル5の縦目地間に差し
込まずに、当該片を室内側に出して任意の位置で吊る構
造などであってもよい。また、受けアングル4を吊る間
隔は、例えば、ALC壁パネル5の幅寸法が600mm
の場合で、吊り間隔は1800mmなど長い間隔とでき
る。
【0045】この時、定規アングル2の起立片2bおよ
び受けアングル4の起立片4bは面一に配置され、AL
C壁パネル5の内面に対して一定の隙間を有するように
配置され設けられる。一方、ALC壁パネル5の高さ方
向の中間部の内部には、定規アングル2に対応した上下
2箇所の高さ位置に、該ALC壁パネル5の幅方向に配
置されたアンカー鋼棒6がそれぞれ埋設され、更に、前
記アンカー鋼棒6に夫々係合するOボルト7がALC壁
パネル5の裏面から上下2箇所で突出しており、定規ア
ングル2に固定される上下2箇所に透孔が設けられた取
付金具8を介してナット9で締め付けることにより、A
LC壁パネル5を定規アングル2に取り付けている。ま
た、ALC壁パネル5の高さ方向の下部の内部にも、受
けアングル4に対応した高さ位置に、該ALC壁パネル
5の幅方向に配置されたアンカー鋼棒6が1箇所埋設さ
れ、更に、前記アンカー鋼棒6に係合するOボルト7が
ALC壁パネル5の裏面から突出しており、受けアング
ル4に固定される取付金具8を介してナット9で締め付
けることにより、ALC壁パネル5を受けアングル2に
取り付けている。
【0046】以上に示したように、ALC壁パネル5の
高さ方向の中間部では、横幅方向の略中心部の上側の取
付部構造であるOボルト7等を用いた構造に追加して、
横幅方向の略中心部の下側にも同様の構造であるOボル
ト7等を用いた構造を設けているため、高さ方向の中間
部全体の取付部強度を、高さ方向の下部の取付部強度よ
り十分に確保して強度アップすることが可能である。そ
のため、建築物で、一般的に用いられる寸法関係のベラ
ンダ部などのALC壁パネル5の構造で、高さ方向の中
間部の取付部強度を高さ方向の下部の強度よりも十分に
確保してALC壁パネルの脱落に対して十分に安全性を
確保することが可能である。
【0047】また、ALC壁パネル5の高さ方向の中間
部では、横幅方向の略中心部の上側の取付部構造である
Oボルト7等の位置周辺に配置された補強鉄筋を密に配
して強度を上げた構造にしておけば、横幅方向の略中心
部の下側の取付部構造であるOボルト7等を用いた構造
部分の取付部強度は、横幅方向の略中心部の上側の取付
部構造であるOボルト7等を用いた構造部分より小さく
なり、横幅方向の略中心部の上側の取付部構造であるO
ボルト7等を用いた構造で大半の荷重を負担し、横幅方
向の略中心部の下側の取付部構造であるOボルト7等を
用いた構造で付加的に強度不足を補うことにより、効果
的に取付部強度を確保することが可能である。第2発明
の構成によれば、ALC壁パネル5の高さ方向の中間部
に於いて、横幅方向の略中心部の上側の取付部構造であ
るOボルト7等を用いた構造が固定部Aであり、横幅方
向の略中心部の下側のOボルト7等を用いた構造が固定
部Bとなる。
【0048】なお、取付金具8は、定規アングル2と受
けアングル4に固定されるものは、異なった仕様のもの
が用いられているが、いずれも垂下リブ片8aを設けて
補強してある。また、前述したように、定規アングル2
の起立片2bおよび受けアングル4の起立片4bは面一
に配置され、ALC壁パネル5の内面に対して一定の隙
間を有するように配置されているため、該一定の隙間寸
法と略同一の厚さ寸法のパネル受け面8bを取付金具8
に設けることによって、確実にALC壁パネル5の内面
を受けることが可能となる。
【0049】
【実施例2】図2は、本発明に係る2つ目の実施例であ
り、ALC壁パネルの取付構造を示す斜視図および専用
金物の斜視図である。この実施例では、実施例1と同様
にALC壁パネル5の高さ方向の中間部に於いては、横
幅方向の略中心部の上下2箇所にOボルト7等を用いた
取付部が設けられている。また、ALC壁パネル5相互
の縦目地には、受けアングル4の高さ位置から、ALC
壁パネル5の上端部まで、フラットバー10がALC壁
パネル5の厚みの中央に収まるように通してあり、水平
梁1の上フランジ2aの位置では、引っかけ部10aを
介して定規アングル2の起立片2bに固定されている。
そして、フラットバー10の上端部では、断面略コの字
状のキャップ11のほぼ中央に設けられたスリット状の
穴11cに差し込んであり、上方向から溶接固定してあ
る。
【0050】そのため、ALC壁パネル5に作用する荷
重、特に、ベランダ部にあっては上端部に作用する荷重
は、断面略コ字状のキャップ11、フラットバー10、
引っかけ部10aを介して、定規アングル2から水平梁
1に、荷重を有効に伝達することが出来る。そのため、
ALC壁パネル5の下端部の取付部、すなわちアンカー
鋼棒6やOボルト7には、大きな荷重が作用することが
ない。よって、第1あるいは第2の従来例のように、予
め高強度の埋め込みナットなどをALC壁パネル製造工
場で設けておく必要はない。また、アンカー鋼棒6、O
ボルト7、棒状部材12などは、すべて施工現場で設置
できるため、取付部位置の現場誤差による寸法のズレな
どに対して、取付部位置の調整が可能である。
【0051】さらに、断面略コの字状のキャップ11
は、単に、上からフラットバー10に被せ、上から溶接
するだけなので、作業が簡単であり、溶接による取付も
確実にすることが出来るため、信頼性が高い。また、こ
のような単純な構成でありながら、断面略コの字状のキ
ャップ11にはALC壁パネル5の表裏面に当接するツ
バ部11bを有しているため、隣接する相互のALC壁
パネル5を面外に拘束し、一体化することが可能であ
る。そのため、ALC壁パネル5の一部分に大きな荷重
を受けた場合にも、その荷重をフラットバー10に伝え
るのみならず、隣接する相互のALC壁パネル5にも有
効に荷重分担することが可能である。
【0052】さらに、表裏面に当接するツバ部11b
は、ALC壁パネル5に反りがあった場合にも、相互の
面を合わせ平滑に仕上げる効果も同時に達成出来る。ま
た、フラットバー10の取付位置は、ALC壁パネル5
の厚みのほぼ中央であり、ALC壁パネル5の裏面にフ
ラットバー10が露出することがない。そのため、ベラ
ンダ床の防水仕上げを行う際に、防水端部の納めのため
に、直接、ALC壁パネルの裏面に、深さ10〜20m
m程度の溝掘りを行うことが可能である。よって、裏面
の仕上げ工事を省力化できると共に、仕上げ厚も薄くす
ることが出来、ひいては、ベランダ壁の上部に納まる図
示しない笠木の幅寸法も小さいものに出来る。
【0053】
【実施例3】図3は、本発明に係る3つ目の実施例であ
り、ALC壁パネルの取付構造を示す斜視図および専用
金物の斜視図である。この実施例でも、実施例1と同様
に、ALC壁パネル5の高さ方向の中間部では、固定部
Aと固定部Bが共にOボルト7等による取付部であっ
て、同一の構造としてあり、固定部AはALC壁パネル
5の横幅方向の略中心部の上側の1箇所に設け、固定部
Bとしては横幅方向の略中心部の下側の1箇所に追加さ
れて設けられている。ただし、実施例1との違いは、固
定部BをALC壁パネル5の略中心部の範囲で僅かに向
かって右側に構成したことである。この実施例では、下
側のOボルト7を右側に移動させた距離は75mm程度
の短い距離とし、固定部AをALC壁パネル5の横幅方
向の略中心部に設けたが、その他の構成として、2本の
Oボルト7の位置をALC壁パネル5の横幅方向の中心
から少なくとも1本のOボルト7の位置が略中心部の範
囲で概ね均等に振り分けた位置に設ける事もできる。な
お、ALC壁パネル5の高さ方向の中間部で、2本のO
ボルト7の間にALC壁パネル5の内部を補強する補強
鉄筋(図示せず)が縦方向に少なくとも1本設けられて
いると、仮にALC壁パネル5の上部に過剰な荷重が作
用してALC壁パネル5の中間部の2箇所の取付部が破
損した場合にも、定規アングル2の起立片2b、2本の
Oボルト、ALC壁パネル5の厚みの略中心部に設けら
れた2本のアンカー鋼棒6が、前記補強鉄筋(図示せ
ず)と複雑に絡み合い、機械的な引っかかりが形成され
る。そのため、延性材料である補強鉄筋あるいはアンカ
ー鋼棒6の破断なくしては、ALC壁パネル5が脱落す
ることは考えにくい。よって、ALC壁パネル5が脱落
するのを十分に防ぐことが可能であり、安全性の高い構
造と出来、特に好ましい。
【0054】また、ALC壁パネル5の高さ方向の下部
に於いては、下端部に板状基端部12aを有する棒状部
材12が横幅方向の略中心部の1箇所と横幅方向の向か
って右側部の1箇所の計2箇所で、ALC壁パネル5下
部小口面に打ち込まれて、受け鋼材4の水平片4aに板
状基端部12aを溶接固定する構造としている。このよ
うに、ALC壁パネル5の高さ方向の下部の取付けは必
ずしもOボルト7などネジ部材を用いたものでなくとも
よく、横幅方向の略中心部の1箇所と横幅方向の向かっ
て右側部の1箇所など2箇所以上の取付けとしてもよ
い。また、この実施例では、実施例2の構造に加え、A
LC壁パネル5の上部小口面5aに上端部に板状基端部
12aを有する棒状部材12が打ち込まれている。そし
て、キャップ11の略平面部11aの端縁部が、上方よ
り溶接固定されている。
【0055】このようにキャップ11がツバ部11bの
みならず棒状部材12を介してALC壁パネル5に固定
された構造となっているため、ALC壁パネル5に作用
する荷重をより確実にキャップ11を介してフラットバ
ー10、さらに水平梁2に伝達することが可能である。
なお、棒状部材12の棒状部に複数の突起を設けALC
壁パネル5への固定度を向上させることも可能である。
また、棒状部材12の板状基端部12aの上面位置は、
ALC壁パネル5の上面と略面一に設けられていると、
キャップ11の略平面部11aをALC壁パネル5の上
部小口面5aに当接するように設けられるため、納まり
上、好ましい。
【0056】また、この実施例3では、ALC壁パネル
5の上部小口面5aに設けられた棒状部材12の設置位
置は、ALC壁パネル5の長辺側面5bから150mm
の位置として設定した。ALC壁パネル5を補強する図
示しない補強鉄筋は、一般に長辺側面5bから50mm
から100mm以上離れた位置に設けられており、棒状
部材12による取付部強度の確保のためには、補強鉄筋
が設けられている範囲内に棒状部材12を設けるのが好
ましい。なお、上部小口面5aからの寸法は30mm程
度であり、棒状部材12の長さ寸法を75mmから20
0mm程度に設定してあれば、自然に補強鉄筋が設けら
れている範囲内に棒状部材12を設けることが可能であ
る。
【0057】
【実施例4】図4は、本発明に係る4つ目の実施例であ
り、ALC壁パネルの取付構造を示す斜視図および専用
金物の斜視図である。この実施例では、第5の発明ある
いは第6の発明を説明するものであり、ALC壁パネル
5の高さ方向の中間部と下部の取付部構造として、それ
ぞれ1つのアンカー鋼棒6に対して、横幅方向の左右両
側部の2箇所に設けられるOボルト7が係合して設けら
れ、夫々取付金具8により定規アングル2と受けアング
ル4に固定されている。
【0058】また、この実施例では、実施例3の構造に
加え、第5の発明も構成として、ALC壁パネル5の上
部に設けられた隣接する棒状部材12の板状基端部12
a相互を、ALC壁パネル5の上部小口面5aに当接し
て配置した鋼板13で、連結固定してある。固定方法
は、上方よりの溶接固定である。このように、隣接する
キャップ11が、棒状部材12および鋼板13を介して
連続的に連結固定してあるため、ALC壁パネル5のさ
らに上部に設けられる図示しない笠木や手摺付き笠木
を、任意の位置でキャップ11あるいは鋼板13に溶接
などで固定することが出来る。溶接を確実に実施するた
めには、キャップ11あるいは鋼板13は、3.2mm
以上の板厚とすることが望ましい。
【0059】ただし、手摺柱のない笠木を固定する場合
には、笠木を固定するための笠木受け金物を、ALC専
用アンカーなどで直接ALC壁パネル5の上部小口面5
aに固定することにより、笠木を固定することも出来
る。そのような場合には、キャップ11あるいは鋼板1
3の板厚を2.3mmなどの薄板とすることも可能であ
る。また、この実施例では、第6の発明も構成として、
フラットバー10がALC壁パネル5の長辺側面5bに
対して接着材(図示せず)などで固定されており、AL
C壁パネル5の上部に人的な水平荷重などが作用して
も、フラットバー10とALC壁パネル5に、夫々面外
の曲げ剛性に応じて、荷重を分担させて負担させること
が可能であり、そのため、フラットバー10あるいはA
LC壁パネル5のいずれかに大きく荷重が集中して破損
するのを防止することが可能である。
【0060】また、フラットバー10は、該フラットバ
ー10の両側に配された2枚のALC壁パネル5のいず
れの長辺側面に対しても接着剤を用いて固定する方法が
より好ましい。施工の手順で言えば、例えば、まず向か
って左側にALC壁パネル5を建て込み、該ALC壁パ
ネル5の右側の長辺側面5bに接着材を塗布し、該長辺
側面5bに密着させてフラットバー10を固着し、さら
にフラットバー10の向かって右側に接着材を塗布し、
その後、隣接する右側のALC壁パネル5を建て込んで
構成する。
【0061】また、以上に示した実施例2から実施例4
では、フラットバー10の寸法は、ALC壁パネル5の
全ての縦目地間にフラットバー10を設けている構造を
示したが、ALC壁パネル5の2枚から3枚に対して1
本のフラットバー10を設けてもよい。ただし、ALC
壁パネル5の上端部の位置が、水平梁1より1m程度の
高さ位置にあるベランダ壁などの構造の場合には、確実
な取付部強度を確保するために、全ての縦目地間にフラ
ットバー10が設けられていることが好ましい。フラッ
トバー10の寸法は、一般には、幅50mm、厚さ9m
m程度が適当であるが、フラットバー10を設ける間
隔、ベランダ壁の高さ寸法、建物の高さなどの条件に応
じて、厚さを12mm、16mm、22mmなどに厚く
してもよい。もちろん、フラットバー10の幅を65m
mなどにアップさせることも出来る。
【0062】なお、ALC壁パネル5の縦目地間にフラ
ットバー10を設ける構造は、全ての縦目地が同じ構造
である必要はなく、例えば、600mm幅のALC壁パ
ネル5の3枚分である1800mm間隔で図1などに示
した縦アングル10cを設け、受けアングル4を吊って
おき、600mm間隔の各縦目地には、図2に示した形
式のフラットバー10を設けた構造としてもよい。すな
わち、1800mm間隔の縦目地部では、図1に示した
縦アングル10cと図2に示した形式のフラットバー1
0が共に設けられる構造としてもよい。
【0063】また、実施例2から実施例4では、ALC
壁パネル5の最上部に設けられるキャップ11の寸法を
ALC壁パネル5の幅寸法よりも小さくした構造を示し
たが、ALC壁パネル5を3枚以上にわたる長尺寸法の
キャップ11を設けてもよい。ただし、長尺寸法のキャ
ップ11は、製造、運搬、施工のいずれでも、嵩張って
取り扱いが煩雑となるため、ALC壁パネル5の幅寸法
よりも小さくした構造とするのが、好ましい。
【0064】さらに、ALC壁パネル5相互の縦目地に
設けられたフラットバー10を介してALC壁パネル5
の上端部でも取り付けられる構造であるため、ALC壁
パネル5の高さ方向の中間部全体の取付部強度は比較的
低めでもよく、そのため、取付金具8として垂下リブ片
8aのないものを使用してもよい。もちろん、垂下リブ
片8aなどの補強のある取付金具8を用いてもよい。な
お、実施例1から実施例4まで全てに共通することとし
ては、取付部の構造として、アンカー鋼棒6、Oボルト
7、棒状部材12などの施工現場で構成する構造を実施
例として示したが、もちろんALC壁パネル5の製造工
場で予め取り付けられる埋込ナットなどの金物を用いる
構造であってもよい。
【0065】
【実施例5】図5(a)、(b)は、ALC壁パネルの
長辺側面の縦溝部の1実施例であり、図5(a)は、隣
接する2枚のALC壁パネル5の配置を示す水平断面説
明図であり、フラットバー10やシーリングなどを省略
して示したものである。この実施例では、ALC壁パネ
ル5の長辺側面5bの厚さ方向の略中央に、フラットバ
ー10が嵌合する縦溝部5cが、予め工場などで、長辺
側面5bのほぼ全長にわたる長さで設けてある。そのた
め、建築現場でのALC壁パネル5の長辺側面5bをフ
ラットバー10を納めるために切削加工する必要がな
く、隣接するALC壁パネル5相互の縦目地を密接して
設けやすくなる。特に雨水などが風圧を伴って作用しに
くいベランダ壁の内側などは、隣接するALC壁パネル
5相互の縦目地を密接した構造とし、内側シーリング1
5の打設などを軽微に済ませることも可能である。もち
ろん、縦溝部5cに接着材(図示せず)を塗布しフラッ
トバー10とALC壁パネル5を一体化させる構造は、
一体性が増しさらに好ましい。
【0066】
【発明の効果】本発明の第1の発明は、ALC壁パネル
の高さ方向の中間部の取付けを、高さ方向の略中心部の
上側の取付部に加え、横幅方向の略中心部の下側に適宜
取付部を追加することにより、高さ方向の下部の取付強
度との比較で、中間部を十分に補強して、ALC壁パネ
ルの脱落に対して十分な安全性を確保することが可能で
ある。
【0067】本発明の第2の発明は、ALC壁パネルの
高さ方向の中間部に於いて、ALC壁パネルの横幅方向
の略中心部の1箇所に設けられた固定部Aよりも、AL
C壁パネルの横幅方向の略中心部の下側の少なくとも1
箇所に設けられた固定部Bの方が、取付部強度が小さく
設定してあるため、前記固定部Aで大半の荷重を負担
し、前記固定部Bを適宜追加することによって、ALC
壁パネルの高さ方向の中間部の強度を、より十分な強度
まで補強することが出来る。
【0068】本発明の第3の発明は、ALC壁パネルの
縦目地間に通す垂直部材を、汎用部材であるフラットバ
ー(あるいはフラットバーを加工した部材)を用いるた
め、部材のロスを少なく、かつ簡単に構成でき、コスト
ダウンも可能である。また、ALC壁パネルの厚みの中
にフラットバーが収まっているため、内側の仕上げ工事
を省力化することが可能である。更に、フラットバーの
上端部に断面略コの字状のキャップが隣接する相互のA
LC壁パネルに跨って固定されているため、集中荷重を
左右のALC壁パネルに分散させる効果を持つと同時
に、フラットバーに有効に荷重を伝達することが可能で
あり、かつ、ALC壁パネル自体に反りなどがあった場
合にも、面精度を左右のALC壁パネル間で確保すると
いう効果を発揮する。さらに、その上に、キャップをフ
ラットバー以外のALC壁パネルの上部小口面に取り付
ける作業の必要がない簡単に施工できる取付構造であ
る。また、ALC壁パネルの高さ方向の中間部や下部に
あっても、大きな荷重が作用しなくなるため、ALC壁
パネルの高さ方向の中間部や下部に予め高強度の埋込ナ
ットなどを埋設しておく必要が無く、取付部を比較的軽
微な構造と出来る。また、ALC壁パネル自体に発生す
る内部応力を小さくすることができ、よって、ALC壁
パネル内部に設置される補強鉄筋の量を削減することも
可能である。
【0069】本発明の第4の発明では、キャップに、A
LC壁パネル上部小口面に打ち込まれた棒状部材の上端
部の板状基端部が固定されているため、キャップをより
確実にALC壁パネル上部小口面に固定することが可能
である。そのため、ALC壁パネルのさらに上方に設け
られる笠木や手摺付き笠木を、前記略平面部に対して固
定した場合にも、笠木や手摺付き笠木をガタツキなくし
っかりと固定することが出来る。また、棒状部材の上端
部の板状基端部にキャップの略平面部を上方から被せ、
さらに前記板状基端部の上面であって前記略平面部の側
縁部を上部から溶接するだけの簡単な現場作業で固定す
ることが可能である。
【0070】本発明の第5の発明では、隣接するキャッ
プの側縁部にそれぞれ溶接固定された隣接する板状基端
部を、鋼板で連結固定しており、間接的に隣接するキャ
ップが連続的に連結固定される。そのため、キャップお
よび鋼板を確実にALC壁パネル上部小口面に固定する
ことが可能である。そのため、ALC壁パネルのさらに
上方に設けられる笠木や手摺付き笠木を、前記キャップ
あるいは前記鋼板に対して任意の位置で固定することが
出来、笠木や手摺付き笠木をガタツキなくよりしっかり
と固定することが出来る。
【0071】本発明の第6の発明では、少なくとも水平
梁の上フランジ近傍からALC壁パネルの最上部近傍ま
で設けられたフラットバーが、ALC壁パネルの長辺側
面に対しても接着剤などで固定して一体化されているた
め、ALC壁パネル上部に作用する人的な水平荷重に対
して、フラットバーとALC壁パネルに、その面外の曲
げ剛性に応じて、荷重を分担させて負担させることが可
能であり、そのため、フラットバーあるいはALC壁パ
ネルのいずれかに大きく荷重が集中して破損するのを防
止することが可能である。
【0072】本発明の第7の発明では、ALC壁パネル
の厚さ方向の略中央に、フラットバーが嵌合する縦溝部
が、予め工場などで、長辺側面のほぼ全長にわたる長さ
で設けてあるため、建築現場でALC壁パネルの長辺側
面をフラットバーを納めるために切削加工する必要がな
く、隣接するALC壁パネル相互の縦目地を密接して設
けやすくなる。特に、雨水などが風圧を伴って作用しに
くいベランダ壁の内側などは、隣接するALC壁パネル
相互の縦目地を密接した構造とし、内側シーリングの打
設を軽微に済ませることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のALC壁パネルの取付構造および専
用金物を示す斜視図である。
【図2】実施例2のALC壁パネルの取付構造および専
用金物を示す斜視図である。
【図3】実施例3のALC壁パネルの取付構造および専
用金物を示す斜視図である。
【図4】実施例4のALC壁パネルの取付構造および専
用金物を示す斜視図である。
【図5】(a)、(b)は、本発明の第7の発明による
ALC壁パネルの取付構造の例を示す水平断面説明図で
ある。
【図6】第1の従来例を示す斜視図である。
【図7】第2の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 水平梁 1a 上フランジ 1b 下フランジ 2 定規アングル(定規鋼材) 2a 水平片 2b 起立片 3 短いアングル 3a 水平片 3b 起立片 4 受けアングル(受け鋼材) 4a 水平片 4b 起立片 5 ALC壁パネル 5a 上部小口面 5b 長辺側面 5c 縦溝部 6 アンカー鋼棒 7 Oボルト 8 取付金物 8a 垂下リブ片 8b パネル受け面 9 ナット 10 フラットバー 10a 引っかけ部 10b 面押さえ部 10c 縦アングル 11 断面略コの字状のキャップ 11a 略平面部 11b ツバ部 11c スリット状の穴 12 棒状部材 12a 板状基端部 13 鋼板 14 外側シーリング 15 内側シーリング 16 バックアップ材 51 水平梁 51a 上フランジ 52 定規アングル 53 短いアングル 61 縦アングル 62 ALC壁パネル 62a 埋込ナット 63 受けアングル 64 取付金具 64a ボルト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ALC壁パネルの高さ方向の中間部と下
    部とが水平梁の上フランジに設けられた定規鋼材とAL
    C壁パネルの最下部に設置される受け鋼材とに固着され
    るALC壁パネルの取付構造であって、前記ALC壁パ
    ネルの高さ方向の中間部は、ALC壁パネルの横幅方向
    の略中心部の少なくとも上下2箇所で前記定規鋼材に取
    り付けられたことを特徴とするALC壁パネルの取付構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ALC壁パネルの高さ方向の中間部
    は、ALC壁パネルの横幅方向の略中心部の上側の1箇
    所に固定部Aを設け、更に、ALC壁パネルの略中心部
    の下側の少なくとも1箇所に固定部Bを設け、固定部B
    の取付部強度を固定部Aの取付部強度よりも小さくした
    ことを特徴とする請求項1に記載のALC壁パネルの取
    付構造。
  3. 【請求項3】 ALC壁パネル相互の縦目地には、少な
    くとも水平梁の上フランジ近傍から、当該ALC壁パネ
    ルの最上部近傍までフラットバーが設置され、該フラッ
    トバーは直接的あるいは間接的に前記受け鋼材にも固着
    され、更にALC壁パネルの最上部には、長手方向に所
    定の長さを有すると共に、ALC壁パネルの厚さに対応
    する幅を有してALC壁パネルの上部小口面に当接ある
    いは近接する略平面部と、該略平面部に直交して接続さ
    れ、ALC壁パネルの表裏面に当接するツバ部を有する
    断面略コの字状のキャップが、隣接するALC壁パネル
    相互の上部小口面に跨って嵌合されて、該隣接する複数
    のALC壁パネルを一体的に係止するように構成され、
    該キャップは前記したフラットバーに固着されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のALC壁パネル
    の取付構造。
  4. 【請求項4】 上端部に板状基端部を有する棒状部材
    が、ALC壁パネル上部小口面に打ち込まれ、前記キャ
    ップに、溶接固定されたことを特徴とする請求項3に記
    載のALC壁パネルの取付構造。
  5. 【請求項5】 上端部に板状基端部を有する棒状部材
    が、ALC壁パネル上部小口面に打ち込まれ、前記キャ
    ップに溶接固定されており、かつ、隣接する板状基端部
    相互を、ALC壁パネル上部小口面に当接して配置した
    鋼板で連結固定したことを特徴とする請求項3に記載の
    ALC壁パネルの取付構造。
  6. 【請求項6】 ALC壁パネルの高さ方向の中間部と下
    部とが水平梁の上フランジに設けられた定規鋼材とAL
    C壁パネルの最下部に設置される受け鋼材とに固着され
    るALC壁パネルの取付構造であって、少なくとも水平
    梁の上フランジ近傍から、当該ALC壁パネルの最上部
    近傍までフラットバーがALC壁パネルの長辺側面に沿
    って設置され、該フラットバーは間接的に水平梁に固定
    されており、かつALC壁パネルの長辺側面に対しても
    接着剤などで固定されていることを特徴とするALC壁
    パネルの取付構造。
  7. 【請求項7】 前記ALC壁パネルの長辺側面の厚さ方
    向の略中央に縦溝部が形成されており、前記フラットバ
    ーが該縦溝部に嵌合されたことを特徴とする請求項6に
    記載のALC壁パネルの取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017096011A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社内藤ハウス フレームカバーパネル取付構造
CN118187285A (zh) * 2024-04-22 2024-06-14 广州珠江装修工程有限公司 基于alc墙板与钢结构连接结构及施工方法

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