JPH11324224A - 柱構造およびその構築方法 - Google Patents
柱構造およびその構築方法Info
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- JPH11324224A JPH11324224A JP14016598A JP14016598A JPH11324224A JP H11324224 A JPH11324224 A JP H11324224A JP 14016598 A JP14016598 A JP 14016598A JP 14016598 A JP14016598 A JP 14016598A JP H11324224 A JPH11324224 A JP H11324224A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 新規に柱を構築する場合に、安価に、しか
も、建築計画の障害となることなく、その柱にあらかじ
め優れた耐震性を付与しておくことができるような技術
を提供する。 【解決手段】 柱構造20の設置対象位置に主筋21を
立設しておき、主筋を囲むようにラス金網22を設け、
ラス金網22によって囲まれた空間内にコンクリートを
打設する。
も、建築計画の障害となることなく、その柱にあらかじ
め優れた耐震性を付与しておくことができるような技術
を提供する。 【解決手段】 柱構造20の設置対象位置に主筋21を
立設しておき、主筋を囲むようにラス金網22を設け、
ラス金網22によって囲まれた空間内にコンクリートを
打設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物を構成する
柱構造およびその構築方法に関するものである。
柱構造およびその構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ビルなどの構造物におい
て柱構造を構築するには、まず、柱を構成する鉄筋を組
み立てるとともに、これら鉄筋の周囲に型枠を配置し、
この型枠内にコンクリートを打設するという方法が用い
られていた。
て柱構造を構築するには、まず、柱を構成する鉄筋を組
み立てるとともに、これら鉄筋の周囲に型枠を配置し、
この型枠内にコンクリートを打設するという方法が用い
られていた。
【0003】図19および20に示すものは、このよう
な構築方法の一例を示すものである。これら図中におい
て、符号1は型枠を、2は柱主筋を、3はフープ筋をそ
れぞれ示している。これらを用いて柱構造を形成するに
は、まず、柱主筋2とフープ筋3とを立柱状に組み立
て、その周囲に、型枠1を構成する合板型枠材5を所定
の柱断面を形成するように配置する。次に、この合板型
枠材5を竪端太材6および横端太材7で補強するととも
に、柱構造を隔てて互いに平行に配置された横端太材
7,7間に、型枠1および型枠1によって囲まれた空間
Sを貫通するようにセパレータ8,8,…を配置し、こ
れらセパレータ8,8,…の両端を横端太材7に対して
締付金物10,10,…によって固定する。
な構築方法の一例を示すものである。これら図中におい
て、符号1は型枠を、2は柱主筋を、3はフープ筋をそ
れぞれ示している。これらを用いて柱構造を形成するに
は、まず、柱主筋2とフープ筋3とを立柱状に組み立
て、その周囲に、型枠1を構成する合板型枠材5を所定
の柱断面を形成するように配置する。次に、この合板型
枠材5を竪端太材6および横端太材7で補強するととも
に、柱構造を隔てて互いに平行に配置された横端太材
7,7間に、型枠1および型枠1によって囲まれた空間
Sを貫通するようにセパレータ8,8,…を配置し、こ
れらセパレータ8,8,…の両端を横端太材7に対して
締付金物10,10,…によって固定する。
【0004】このようにして型枠1を補強した後、空間
Sにコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後に型
枠1を脱型することによって、柱構造を構築することが
できる。
Sにコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後に型
枠1を脱型することによって、柱構造を構築することが
できる。
【0005】また、近年においては、プレキャストコン
クリートや鉄板からなる型枠部材を捨て型枠として使用
することによって、型枠撤去に係る作業を必要としない
打ち込み型枠工法の普及が進んできている。
クリートや鉄板からなる型枠部材を捨て型枠として使用
することによって、型枠撤去に係る作業を必要としない
打ち込み型枠工法の普及が進んできている。
【0006】図21および図22に示すものは、このよ
うな打ち込み型枠工法を用いた柱構造の構築方法の一例
を示すものであり、図中、符号12は、プレキャストコ
ンクリート版からなるせき板を、13は、せき板12の
外方に配置されてせき板12を保持するコラムクランプ
部材を示している。なお、これらの図中において、図1
9および図20に示したものと共通する構成について
は、同一の符号を付し、その説明を省略することとす
る。
うな打ち込み型枠工法を用いた柱構造の構築方法の一例
を示すものであり、図中、符号12は、プレキャストコ
ンクリート版からなるせき板を、13は、せき板12の
外方に配置されてせき板12を保持するコラムクランプ
部材を示している。なお、これらの図中において、図1
9および図20に示したものと共通する構成について
は、同一の符号を付し、その説明を省略することとす
る。
【0007】これら図21および図22において示す工
法により、柱構造を形成する際には、まず、柱主筋2と
フープ筋3とを立柱状に組み立て、その周囲に、せき板
12,12,…を所定の柱断面を形成するように配置す
る。次に、このせき板12,12,…をコラムクランプ
部材13,13,…によって補強し、さらに、せき板1
2,12,…に囲まれた空間内にコンクリートを打設す
ることにより、柱構造を形成することができる。この場
合、せき板12,12,…の脱型は必要ない。
法により、柱構造を形成する際には、まず、柱主筋2と
フープ筋3とを立柱状に組み立て、その周囲に、せき板
12,12,…を所定の柱断面を形成するように配置す
る。次に、このせき板12,12,…をコラムクランプ
部材13,13,…によって補強し、さらに、せき板1
2,12,…に囲まれた空間内にコンクリートを打設す
ることにより、柱構造を形成することができる。この場
合、せき板12,12,…の脱型は必要ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、阪神大震災
後の各種の調査において報告されているように、大地震
時には、建築物の一階ピロティや中間階の鉄筋コンクリ
ート造の柱部位、あるいは、鉄道や高速道路等の高架柱
脚の鉄筋コンクリート造の柱部位が強大な地震力を受け
て圧壊する懸念があることが指摘されている。その結
果、耐震設計の見直しと並行して、全国各地で専門家に
よる耐震診断が急増し、これにより、特に、鉄筋コンク
リート造の柱部位のせん断補強工事が盛んに行われるよ
うになってきている。このようなせん断補強工事として
は、柱の周囲に鉄板や炭素繊維を巻き付けることによ
り、柱の靱性を向上させる手法が、最も一般的に採用さ
れている。
後の各種の調査において報告されているように、大地震
時には、建築物の一階ピロティや中間階の鉄筋コンクリ
ート造の柱部位、あるいは、鉄道や高速道路等の高架柱
脚の鉄筋コンクリート造の柱部位が強大な地震力を受け
て圧壊する懸念があることが指摘されている。その結
果、耐震設計の見直しと並行して、全国各地で専門家に
よる耐震診断が急増し、これにより、特に、鉄筋コンク
リート造の柱部位のせん断補強工事が盛んに行われるよ
うになってきている。このようなせん断補強工事として
は、柱の周囲に鉄板や炭素繊維を巻き付けることによ
り、柱の靱性を向上させる手法が、最も一般的に採用さ
れている。
【0009】この柱の補強工事は、主に既存の柱構造を
対象としたものであるが、一方、新規に構造物を構築す
る場合に用いられていた上述の柱構造の構築方法におい
ては、靱性の増強についてまで考慮されておらず、あら
かじめ優れた耐震性を得ようとすると、柱断面を大きく
するか、コンクリート材料自体の強度を高めるか、ある
いは、鉄筋の量を増やすしか対処方法がなかった。しか
し、このような方法で耐震性を得ようとすれば、材料コ
スト等が嵩むものとなるだけでなく、建築計画に制約が
生じてしまうことも考えられる。
対象としたものであるが、一方、新規に構造物を構築す
る場合に用いられていた上述の柱構造の構築方法におい
ては、靱性の増強についてまで考慮されておらず、あら
かじめ優れた耐震性を得ようとすると、柱断面を大きく
するか、コンクリート材料自体の強度を高めるか、ある
いは、鉄筋の量を増やすしか対処方法がなかった。しか
し、このような方法で耐震性を得ようとすれば、材料コ
スト等が嵩むものとなるだけでなく、建築計画に制約が
生じてしまうことも考えられる。
【0010】このような事情に鑑み、本発明において
は、新規に柱を構築する場合に、安価に、しかも建築計
画の障害となることなく、その柱にあらかじめ優れた耐
震性を付与しておくことができるような技術を提供する
ことを課題とする。
は、新規に柱を構築する場合に、安価に、しかも建築計
画の障害となることなく、その柱にあらかじめ優れた耐
震性を付与しておくことができるような技術を提供する
ことを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては以下の手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の柱構造は、主筋と、主筋を囲むように配
置された金網とを備えてなり、該金網内部にはコンクリ
ートが打設されて、該コンクリートと該金網とが付着す
る構成とされていることを特徴としている。
に本発明においては以下の手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の柱構造は、主筋と、主筋を囲むように配
置された金網とを備えてなり、該金網内部にはコンクリ
ートが打設されて、該コンクリートと該金網とが付着す
る構成とされていることを特徴としている。
【0012】この柱構造においては、コンクリートがそ
の外周から金網によって補強されるために、通常の鉄筋
コンクリート柱に比較して靱性の高い構造を実現するこ
とができる。また、金網を捨て型枠とすることができ
る。
の外周から金網によって補強されるために、通常の鉄筋
コンクリート柱に比較して靱性の高い構造を実現するこ
とができる。また、金網を捨て型枠とすることができ
る。
【0013】請求項2記載の柱構造は、請求項1記載の
柱構造であって、スパイラル筋が、前記柱構造を囲むよ
うに、なおかつ、前記主筋の延在方向がその軸方向とな
るように配置され、前記金網は該スパイラル筋によって
補強されていることを特徴としている。
柱構造であって、スパイラル筋が、前記柱構造を囲むよ
うに、なおかつ、前記主筋の延在方向がその軸方向とな
るように配置され、前記金網は該スパイラル筋によって
補強されていることを特徴としている。
【0014】この柱構造においては、金網をスパイラル
筋によって補強することによって、靱性をより一層向上
させることができる。
筋によって補強することによって、靱性をより一層向上
させることができる。
【0015】請求項3記載の柱構造の構築方法は、柱構
造を構築するための方法であって、該柱構造の設置対象
位置に主筋を立設しておき該主筋を囲むように金網を設
け、該金網によって囲まれた空間内にコンクリートを打
設することを特徴としている。
造を構築するための方法であって、該柱構造の設置対象
位置に主筋を立設しておき該主筋を囲むように金網を設
け、該金網によって囲まれた空間内にコンクリートを打
設することを特徴としている。
【0016】この柱構造の構築方法においては、金網を
捨て型枠とすることができ、従来の打ち込み型枠工法と
同様に型枠脱型に係る作業が必要でない。
捨て型枠とすることができ、従来の打ち込み型枠工法と
同様に型枠脱型に係る作業が必要でない。
【0017】請求項4に係る柱構造の構築方法は、請求
項3記載の柱構造の構築方法であって、前記主筋を立設
するに際しては、スパイラル筋をその軸方向に圧縮した
ものを前記柱構造の設置対象位置を囲むように配置して
おき、該スパイラル筋によって囲まれた位置に前記主筋
を立設し、該主筋の立設後に、前記スパイラル筋をその
軸方向に引き伸ばすとともに、この引き伸ばされたスパ
イラル筋に対して前記金網を固定することを特徴として
いる。
項3記載の柱構造の構築方法であって、前記主筋を立設
するに際しては、スパイラル筋をその軸方向に圧縮した
ものを前記柱構造の設置対象位置を囲むように配置して
おき、該スパイラル筋によって囲まれた位置に前記主筋
を立設し、該主筋の立設後に、前記スパイラル筋をその
軸方向に引き伸ばすとともに、この引き伸ばされたスパ
イラル筋に対して前記金網を固定することを特徴として
いる。
【0018】この柱構造の構築方法においては、金網を
補強して柱構造の靱性を向上させるスパイラル筋の設置
を容易に行うことが可能である。
補強して柱構造の靱性を向上させるスパイラル筋の設置
を容易に行うことが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面に基づいて説明する。図1および図2は、本発
明の一実施の形態である柱構造20の概略構成を示す図
である。
を、図面に基づいて説明する。図1および図2は、本発
明の一実施の形態である柱構造20の概略構成を示す図
である。
【0020】図中に示すように、柱構造20は、主筋2
1,21,…と、主筋21,21,…を囲むように設け
られたラス金網22とを備えて構成されている。主筋2
1,21,…には、フープ筋23が設けられている。ま
た、ラス金網22は、スパイラル筋24によって保持さ
れている。このスパイラル筋24は、柱構造20と略同
一径に形成され、その軸方向が主筋21,21,…の延
在方向と同一となるように配置されている。
1,21,…と、主筋21,21,…を囲むように設け
られたラス金網22とを備えて構成されている。主筋2
1,21,…には、フープ筋23が設けられている。ま
た、ラス金網22は、スパイラル筋24によって保持さ
れている。このスパイラル筋24は、柱構造20と略同
一径に形成され、その軸方向が主筋21,21,…の延
在方向と同一となるように配置されている。
【0021】また、ラス金網22によって囲まれた空間
内には、コンクリート(図示省略)が打設され、このコ
ンクリートはラス金網22と付着して一体化される構成
とされる。すなわち、ラス金網22は、打ち込み型枠と
して使用される。このため、ラス金網22には、目の大
きさがコンクリートが漏れない程度のものが使用され
る。
内には、コンクリート(図示省略)が打設され、このコ
ンクリートはラス金網22と付着して一体化される構成
とされる。すなわち、ラス金網22は、打ち込み型枠と
して使用される。このため、ラス金網22には、目の大
きさがコンクリートが漏れない程度のものが使用され
る。
【0022】図3および図4は、以上のような概略構成
とされた柱構造20を、さらに詳細に示した図である。
これら図中に示すように、ラス金網22の周囲には、押
さえ鉄筋26,26,…が、周方向に等間隔に、なおか
つ、主筋21,21,…と平行な方向に配置されてお
り、柱構造20の中心に関して互いに点対称に配置され
た押さえ鉄筋26,26間には、セパレーター金物27
が設けられている。図5、図6に拡大して示すように、
このセパレーター金物27は、フープ筋23に対して位
置決め金物28により固定されるとともに、その端部2
7aが、押さえ鉄筋26に対してフォームタイ金物29
を用いて結合されている。これにより、ラス金網22の
位置を適切に保持することが可能となるとともに、ラス
金網22の内側に打設されるコンクリートの側圧に対抗
することが可能となる。
とされた柱構造20を、さらに詳細に示した図である。
これら図中に示すように、ラス金網22の周囲には、押
さえ鉄筋26,26,…が、周方向に等間隔に、なおか
つ、主筋21,21,…と平行な方向に配置されてお
り、柱構造20の中心に関して互いに点対称に配置され
た押さえ鉄筋26,26間には、セパレーター金物27
が設けられている。図5、図6に拡大して示すように、
このセパレーター金物27は、フープ筋23に対して位
置決め金物28により固定されるとともに、その端部2
7aが、押さえ鉄筋26に対してフォームタイ金物29
を用いて結合されている。これにより、ラス金網22の
位置を適切に保持することが可能となるとともに、ラス
金網22の内側に打設されるコンクリートの側圧に対抗
することが可能となる。
【0023】次に、柱構造20の構築方法についてを説
明する。まず、図7に示すように、床30上の柱の設置
対象位置に対して、スパイラル筋24を上下方向(軸方
向)に圧縮したものを配置し、さらに、スパイラル筋2
4に囲まれた部分に、主筋21,21,…およびフープ
筋23,23,…からなる鉄筋組立体31を形成する。
この場合、スパイラル筋24が、鉄筋組立作業の邪魔に
ならないように注意する必要がある。
明する。まず、図7に示すように、床30上の柱の設置
対象位置に対して、スパイラル筋24を上下方向(軸方
向)に圧縮したものを配置し、さらに、スパイラル筋2
4に囲まれた部分に、主筋21,21,…およびフープ
筋23,23,…からなる鉄筋組立体31を形成する。
この場合、スパイラル筋24が、鉄筋組立作業の邪魔に
ならないように注意する必要がある。
【0024】次に、図8に示すように、床30上に配置
されたスパイラル筋24を上下方向に引き伸ばし、鉄筋
組立体31に対して固定することによって、これを下地
鉄骨としてセットする。
されたスパイラル筋24を上下方向に引き伸ばし、鉄筋
組立体31に対して固定することによって、これを下地
鉄骨としてセットする。
【0025】さらに、図9に示すように、セパレーター
金物27,…を適所に配置し、これをフープ筋23に対
して緊結する。続いて、図10に示すように、スパイラ
ル筋24の外方からラス金網22を隙間無く張り巡ら
し、これらスパイラル筋24およびラス金網22を図示
しない結束線によって各所で固定する。
金物27,…を適所に配置し、これをフープ筋23に対
して緊結する。続いて、図10に示すように、スパイラ
ル筋24の外方からラス金網22を隙間無く張り巡ら
し、これらスパイラル筋24およびラス金網22を図示
しない結束線によって各所で固定する。
【0026】さらに、ラス金網22の周囲に押さえ鉄筋
26,26,…(図5,6参照)を配置し、この押さえ
鉄筋26,26,…を、セパレータ金物27,27,…
とフォームタイ金物29,29,…(図5,6参照)と
を用いて外方から締め付けることにより、フープ筋2
3,23,…とスパイラル筋24,24,…とが正しい
かぶり寸法を保持するようにする。さらに、図11に示
すように、押さえ鉄筋26,26,…(図5,6参照)
とは別に、竪端太パイプ32,32,…をラス金網22
の周囲の各所に配置して、ラス金網22をより一層強固
に保持できるようにする。
26,26,…(図5,6参照)を配置し、この押さえ
鉄筋26,26,…を、セパレータ金物27,27,…
とフォームタイ金物29,29,…(図5,6参照)と
を用いて外方から締め付けることにより、フープ筋2
3,23,…とスパイラル筋24,24,…とが正しい
かぶり寸法を保持するようにする。さらに、図11に示
すように、押さえ鉄筋26,26,…(図5,6参照)
とは別に、竪端太パイプ32,32,…をラス金網22
の周囲の各所に配置して、ラス金網22をより一層強固
に保持できるようにする。
【0027】そして、図12に示すように、ラス金網2
2内にコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後に
は、竪端太パイプ32,32,…を撤去することによっ
て、柱構造20を完成することができる。
2内にコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後に
は、竪端太パイプ32,32,…を撤去することによっ
て、柱構造20を完成することができる。
【0028】上述の柱構造20においては、ラス金網2
2に囲まれた空間内にコンクリートが打設されて、コン
クリートとラス金網22とが付着する構成とされること
から、コンクリートがその外周からラス金網22によっ
て補強されることとなり、これにより、通常の鉄筋コン
クリート柱に比較して靱性の高い構造を実現することが
できる。したがって、耐震性を得るために柱断面を大き
くしたり、コンクリート材料自体の強度を高めたり、あ
るいは、鉄筋の量を増やす等の必要が無く、コストおよ
び建築計画の面において有利である。
2に囲まれた空間内にコンクリートが打設されて、コン
クリートとラス金網22とが付着する構成とされること
から、コンクリートがその外周からラス金網22によっ
て補強されることとなり、これにより、通常の鉄筋コン
クリート柱に比較して靱性の高い構造を実現することが
できる。したがって、耐震性を得るために柱断面を大き
くしたり、コンクリート材料自体の強度を高めたり、あ
るいは、鉄筋の量を増やす等の必要が無く、コストおよ
び建築計画の面において有利である。
【0029】また、この場合、上述のように柱構造20
を囲むようにスパイラル筋24を設ければ、ラス金網2
2を強固に補強して、柱構造20の靱性をさらに向上さ
せ、より耐震性に優れた構造を実現することができる。
を囲むようにスパイラル筋24を設ければ、ラス金網2
2を強固に補強して、柱構造20の靱性をさらに向上さ
せ、より耐震性に優れた構造を実現することができる。
【0030】また、上述の柱構造20の構築方法におい
ては、ラス金網22が捨て型枠とされるために、通常の
鉄筋コンクリート柱と異なり、現場の型枠組立が容易で
あるとともに、型枠の脱型作業が必要でなく、現場労務
の大幅な省人化を図ることができる。さらに、従来の打
ち込み型枠工法とも異なり、ラス金網22を通じてコン
クリートの打設状況を把握できるために、作業の容易化
を図ることができ、施工性に優れている。
ては、ラス金網22が捨て型枠とされるために、通常の
鉄筋コンクリート柱と異なり、現場の型枠組立が容易で
あるとともに、型枠の脱型作業が必要でなく、現場労務
の大幅な省人化を図ることができる。さらに、従来の打
ち込み型枠工法とも異なり、ラス金網22を通じてコン
クリートの打設状況を把握できるために、作業の容易化
を図ることができ、施工性に優れている。
【0031】また、上述のように、あらかじめスパイラ
ル筋24を圧縮した状態で、床30に載置しておき、主
筋21,21,…等の立設作業後に、このスパイラル筋
を上方に引き伸ばすようにすれば、スパイラル筋24を
簡単に取り付けることができ、ラス金網22を容易に補
強することが可能である。
ル筋24を圧縮した状態で、床30に載置しておき、主
筋21,21,…等の立設作業後に、このスパイラル筋
を上方に引き伸ばすようにすれば、スパイラル筋24を
簡単に取り付けることができ、ラス金網22を容易に補
強することが可能である。
【0032】以上において本発明の実施の形態の一例を
説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるもの
でなく、構造上、意匠上の要求等に応じて、変形あるい
は他の構成を採用することができる。
説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるもの
でなく、構造上、意匠上の要求等に応じて、変形あるい
は他の構成を採用することができる。
【0033】例えば、上記実施の形態の柱構造20は、
断面が円形の場合の例であったが、その代わりに、図1
3および図14に示すように、矩形断面を持つ柱構造3
5を形成してもよい。
断面が円形の場合の例であったが、その代わりに、図1
3および図14に示すように、矩形断面を持つ柱構造3
5を形成してもよい。
【0034】図13および14においては、柱構造35
の断面形状に対応して、フープ筋37およびスパイラル
筋38が上方から見た場合に略正方形をなすような形状
に形成されているが、その他の構成については、上記実
施の形態とほぼ共通であるため、これら共通する構成に
ついては、上記実施の形態と同一の符号を用いている。
の断面形状に対応して、フープ筋37およびスパイラル
筋38が上方から見た場合に略正方形をなすような形状
に形成されているが、その他の構成については、上記実
施の形態とほぼ共通であるため、これら共通する構成に
ついては、上記実施の形態と同一の符号を用いている。
【0035】また、柱構造35の構造の詳細は、図15
から図18において示すとおりである。この場合、上記
実施の形態に比較して、コンクリート打設時にラス金網
22およびスパイラル筋38に対してより大きな側圧が
作用することから、図中に示すように、ラス金網22の
周囲に竪端太パイプ32を適宜配置し、これをフォーム
タイ金物29を用いてセパレーター金物27に対して強
固に固定しておく必要がある。
から図18において示すとおりである。この場合、上記
実施の形態に比較して、コンクリート打設時にラス金網
22およびスパイラル筋38に対してより大きな側圧が
作用することから、図中に示すように、ラス金網22の
周囲に竪端太パイプ32を適宜配置し、これをフォーム
タイ金物29を用いてセパレーター金物27に対して強
固に固定しておく必要がある。
【0036】また、以上説明したような柱構造20また
は35に対して、化粧仕上げが必要な場合は、その外周
面に、モルタル塗りの仕上げを施したり、あるいは、プ
ラスターボードを接着材で貼り付ける等することによっ
て対処が可能である。
は35に対して、化粧仕上げが必要な場合は、その外周
面に、モルタル塗りの仕上げを施したり、あるいは、プ
ラスターボードを接着材で貼り付ける等することによっ
て対処が可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る柱
構造においては、金網に囲まれた空間内にコンクリート
が打設されて、コンクリートと金網とが付着する構成と
されるため、コンクリートをその外周から補強して、靱
性の高い構造を実現することができる。したがって、耐
震性を得るために柱断面を大きくしたり、コンクリート
材料自体の強度を高めたり、あるいは、鉄筋の量を増や
す等の必要が無く、コストおよび建築計画の面において
有利である。さらに、金網を捨て型枠とすることができ
るために、施工性に優れている。またこの際に、請求項
2のように、柱構造を囲むようにスパイラル筋を設けれ
ば、金網を強固に補強することができ、柱構造の靱性を
さらに向上させ、より耐震性に優れた構造を実現するこ
とができる。
構造においては、金網に囲まれた空間内にコンクリート
が打設されて、コンクリートと金網とが付着する構成と
されるため、コンクリートをその外周から補強して、靱
性の高い構造を実現することができる。したがって、耐
震性を得るために柱断面を大きくしたり、コンクリート
材料自体の強度を高めたり、あるいは、鉄筋の量を増や
す等の必要が無く、コストおよび建築計画の面において
有利である。さらに、金網を捨て型枠とすることができ
るために、施工性に優れている。またこの際に、請求項
2のように、柱構造を囲むようにスパイラル筋を設けれ
ば、金網を強固に補強することができ、柱構造の靱性を
さらに向上させ、より耐震性に優れた構造を実現するこ
とができる。
【0038】また、請求項3に係る柱構造の構築方法に
おいては、金網が捨て型枠とされるために、通常の鉄筋
コンクリート柱と異なり、現場の型枠組立が容易である
とともに、型枠の脱型作業が必要でなく、現場労務の大
幅な省人化を図ることができる。さらに、従来の打ち込
み型枠工法とも異なり、金網を通じてコンクリートの打
設状況を把握できるために、作業の容易化を図ることが
できる。また、この場合、請求項4のように、あらかじ
め圧縮しておいたスパイラル筋の内側に主筋を立設し、
その後に、スパイラル筋を上方に引き伸ばすようにすれ
ば、金網を補強するためのスパイラル筋を簡単に取り付
けることができ、請求項3の発明を良好に実現すること
ができる。
おいては、金網が捨て型枠とされるために、通常の鉄筋
コンクリート柱と異なり、現場の型枠組立が容易である
とともに、型枠の脱型作業が必要でなく、現場労務の大
幅な省人化を図ることができる。さらに、従来の打ち込
み型枠工法とも異なり、金網を通じてコンクリートの打
設状況を把握できるために、作業の容易化を図ることが
できる。また、この場合、請求項4のように、あらかじ
め圧縮しておいたスパイラル筋の内側に主筋を立設し、
その後に、スパイラル筋を上方に引き伸ばすようにすれ
ば、金網を補強するためのスパイラル筋を簡単に取り付
けることができ、請求項3の発明を良好に実現すること
ができる。
【図1】 本発明の一実施の形態を模式的に示す柱構造
の正面図である。
の正面図である。
【図2】 同、平断面図である。
【図3】 図1,2に示した柱構造の詳細を示す正面図
である。
である。
【図4】 同、平断面図である。
【図5】 図4に示したセパレーター金物とフープ筋お
よび押さえ鉄筋との取り合いを示した平断面図である。
よび押さえ鉄筋との取り合いを示した平断面図である。
【図6】 同、立断面図である。
【図7】 本発明の柱構造の施工方法を示す図であっ
て、鉄筋組立体を立設した際の状況を示す正面図であ
る。
て、鉄筋組立体を立設した際の状況を示す正面図であ
る。
【図8】 同、スパイラル筋をセットした際の状況を示
す正面図である。
す正面図である。
【図9】 同、セパレーター金物を取り付けた際の状況
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図10】 同、ラス金網をスパイラル筋の周囲に張り
巡らした際の状況を示す正面図である。
巡らした際の状況を示す正面図である。
【図11】 同、竪端太パイプおよびフォームタイ金物
を取り付けた際の状況を示す正面図である。
を取り付けた際の状況を示す正面図である。
【図12】 同、コンクリート打設時の状況を示す正面
図である。
図である。
【図13】 本発明の他の実施の形態を模式的に示す柱
構造の平断面図である。
構造の平断面図である。
【図14】 同、正面図である。
【図15】 図13,14に示した柱構造の詳細を示す
正面図である。
正面図である。
【図16】 同、平断面図である。
【図17】 図16に示したセパレーター金物とフープ
筋および竪端太パイプとの取り合いを示した平断面図で
ある。
筋および竪端太パイプとの取り合いを示した平断面図で
ある。
【図18】 同、立断面図である。
【図19】 本発明の従来の技術を示す図であって、合
板型枠材を用いて鉄筋コンクリート製の柱構造を形成す
る際の状況を示す正面図である。
板型枠材を用いて鉄筋コンクリート製の柱構造を形成す
る際の状況を示す正面図である。
【図20】 同、平断面図である。
【図21】 本発明の従来の技術の他の例を示す図であ
って、打ち込み型枠工法を用いて鉄筋コンクリート製の
柱構造を形成する際の状況を示す正面図である。
って、打ち込み型枠工法を用いて鉄筋コンクリート製の
柱構造を形成する際の状況を示す正面図である。
【図22】 同、平断面図である。
20,35 柱構造 21 主筋 22 ラス金網 24,38 スパイラル筋
Claims (4)
- 【請求項1】 主筋と、主筋を囲むように配置された金
網とを備えてなり、該金網内部にはコンクリートが打設
されて、該コンクリートと該金網とが付着する構成とさ
れていることを特徴とする柱構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の柱構造であって、 スパイラル筋が、前記柱構造を囲むように、なおかつ、
前記主筋の延在方向がその軸方向となるように配置さ
れ、 前記金網は該スパイラル筋によって補強されていること
を特徴とする柱構造。 - 【請求項3】 柱構造を構築するための方法であって、 該柱構造の設置対象位置に主筋を立設しておき該主筋を
囲むように金網を設け、 該金網によって囲まれた空間内にコンクリートを打設す
ることを特徴とする柱構造の構築方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の柱構造の構築方法であっ
て、 前記主筋を立設するに際しては、スパイラル筋をその軸
方向に圧縮したものを前記柱構造の設置対象位置を囲む
ように配置しておき、該スパイラル筋によって囲まれた
位置に前記主筋を立設し、該主筋の立設後に、前記スパ
イラル筋をその軸方向に引き伸ばすとともに、この引き
伸ばされたスパイラル筋に対して前記金網を固定するこ
とを特徴とする柱構造の構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14016598A JPH11324224A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 柱構造およびその構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14016598A JPH11324224A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 柱構造およびその構築方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11324224A true JPH11324224A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15262400
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14016598A Withdrawn JPH11324224A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 柱構造およびその構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11324224A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001090459A1 (fr) * | 2000-05-25 | 2001-11-29 | Nippon Steel Corporation | Corps maille dans lequel des fils en spirale sont utilises |
| JP2024020002A (ja) * | 2022-08-01 | 2024-02-14 | 鹿島建設株式会社 | 構造体の構築方法 |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP14016598A patent/JPH11324224A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001090459A1 (fr) * | 2000-05-25 | 2001-11-29 | Nippon Steel Corporation | Corps maille dans lequel des fils en spirale sont utilises |
| US6684912B2 (en) | 2000-05-25 | 2004-02-03 | Nippon Steel Corporation | Net body using helical wire members |
| JP2024020002A (ja) * | 2022-08-01 | 2024-02-14 | 鹿島建設株式会社 | 構造体の構築方法 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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