JPH11324562A - シールド機およびそれを用いた大断面トンネルの構築方法 - Google Patents

シールド機およびそれを用いた大断面トンネルの構築方法

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JPH11324562A
JPH11324562A JP13568298A JP13568298A JPH11324562A JP H11324562 A JPH11324562 A JP H11324562A JP 13568298 A JP13568298 A JP 13568298A JP 13568298 A JP13568298 A JP 13568298A JP H11324562 A JPH11324562 A JP H11324562A
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JP
Japan
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tunnel
skin plate
shield
shield machine
rectangular
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JP13568298A
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Inventor
Toshio Watanabe
俊雄 渡辺
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工期の短縮化と低コスト化を図りつつ、トン
ネル構造体の幅が変化する部分を確実に施工することの
できるシールド機およびそれを用いた大断面トンネルの
構築方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 シールド機20のスキンプレート23
を、その断面方向に相対移動可能な二つのスキンプレー
ト分割体23A,23Bからなる構成とした。そして、
トンネル構造体11の断面寸法が漸次変化するテーパ部
において、スキンプレート分割体23A,23Bどうし
を相対移動させてスキンプレート23の断面寸法を変動
させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大断面を有したト
ンネルを構築するに際して用いて好適なシールド機およ
びそれを用いた大断面トンネルの構築方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】周知のように、トンネルの構築には、シ
ールド機で地山を掘削し、その後方においてシールド機
と略同径のトンネルを構築するシールド工法が多用され
ている。しかしながらシールド工法では、大断面のトン
ネルを構築しようとすると、当然のことながらそれに用
いるシールド機が大型化し、この結果、シールド機の製
作、運搬、現場組立等のあらゆる面において人手および
コストが嵩んでしまう。
【0003】このため、近年では、大断面のトンネルの
形状に沿って小径トンネルを多数構築することによっ
て、これら多数の小径のトンネルからトンネル構造体を
形成し、トンネル構造体の内方の地山を掘削してここに
大断面のトンネル空間を形成する工法が開発されてい
る。
【0004】複数のトンネルから大断面トンネルのトン
ネル構造体を構築するには、互いに隣接するトンネルど
うしを接続する必要がある。従来より互いに隣接するト
ンネルどうしを接続するには、接続する部分の周囲の地
山を地盤改良液の注入により地盤を安定させておき、接
続用ブラケット等で隣接するトンネルどうしを接続する
方法があった。ところが、この地盤改良を用いる方法で
は手間とコストがかかり、しかもこれは、止水の信頼性
を高めようとすると一層増加してしまう。
【0005】このような問題を解決するため、互いに隣
接する2本のトンネルのうち、一方のトンネルを先行構
築した後、先行して構築したトンネルの裏込充填材を切
削しつつ、他方のトンネルを後行構築することによっ
て、2本のトンネルの一部を互いに重ね合わせて一体に
接続する方法が開発され、実用化が図られつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の大断面トンネルの構築方法においても、
依然として以下のような問題が存在する。すなわち、互
いに隣接するトンネルどうしを重ね合わせる方法では、
重ね合わせる部分の裏込充填材はいわば無駄になるもの
であり、この点において施工の効率化やそれによる工期
短縮およびコスト削減等を図る余地があった。
【0007】そして、特に大断面トンネルが、例えば道
路あるいは鉄道用等である場合、トンネルの分岐部分あ
るいは合流部分ではトンネル構造体の幅が増加あるいは
減少することになるが、このような部分を、上記問題を
解決しつつ確実に施工することのできる技術の開発が望
まれていた。
【0008】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、工期の短縮化と低コスト化を図りつつ、ト
ンネル構造体の幅が変化する部分を確実に施工すること
のできるシールド機およびそれを用いた大断面トンネル
の構築方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
定めた間隔を隔てて構築された二本の矩形シールドトン
ネル間を掘削して、これら矩形シールドトンネルどうし
を接続するためのシールド機であって、前部に地山を掘
削するカッターを備えたシールド機本体と、該シールド
機本体の外殻をなすスキンプレートとを具備した構成と
され、前記スキンプレートが、該スキンプレートを断面
方向に分割し、かつその端部を互いに重ね合わせた複数
のスキンプレート分割体からなり、互いに隣接する前記
スキンプレート分割体どうしは、駆動手段によって前記
スキンプレートの断面方向に相対移動される構成となっ
ていることを特徴としている。
【0010】これにより、駆動手段でスキンプレート分
割体どうしを相対移動させると、シールド機のスキンプ
レートの断面寸法が拡大あるいは縮小することになる。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1記載のシ
ールド機であって、前記スキンプレート分割体が、その
両側の矩形シールドトンネルに向けて接近・離間する方
向に駆動される構成となっていることを特徴としてい
る。
【0012】これにより、スキンプレートの断面寸法
が、両側の矩形シールドトンネルを結ぶ方向に拡大ある
いは縮小することになり、両側の矩形シールドトンネル
の間隔の増減に対応できる。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載のシールド機であって、前記スキンプレート分割体
が、その両側の矩形シールドトンネルどうしを結ぶ線に
対して直交する方向に沿って駆動される構成となってい
ることを特徴としている。
【0014】これにより、スキンプレートの断面寸法
が、両側の矩形シールドトンネルを結ぶ方向と直交する
方向に拡大あるいは縮小することになる。したがって、
例えば両側の矩形シールドトンネルが前記方向にズレた
とき等に対応できる。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項1から3の
いずれかに記載のシールド機であって、前記スキンプレ
ートには、その両側に位置する矩形シールドトンネルの
外周面に沿うよう所定長延出する延出部が形成されてい
ることを特徴としている。
【0016】これにより、延出部が両側の矩形シールド
トンネルに被さる形態となるので、シールド機内方の空
間を確実に地山と隔てることができる。
【0017】請求項5に係る発明は、トンネル構造体
と、該トンネル構造体の内部の空間とから構成される大
断面トンネルの構築方法であって、予め定めた間隔を隔
てて複数の矩形シールドトンネルを先行構築した後、互
いに隣接する前記矩形シールドトンネル間の地山をシー
ルド機で掘削していき、次いで、前記両側の矩形シール
ドトンネル間にセグメントを設置してこれら矩形のシー
ルドトンネルどうしを接続することによって前記トンネ
ル構造体を構築し、しかる後に、前記トンネル構造体の
内方の地山を掘削してここに空間を形成して、大断面を
有したトンネルを構築する構成とし、互いに隣接する矩
形シールドトンネルどうしの相対位置関係が変動した部
分では、その間の地山を前記シールド機で掘削するに際
し、予め前記シールド機のスキンプレートを複数のスキ
ンプレート分割体から構成しておき、これらスキンプレ
ート分割体を駆動手段で相対移動させることによって、
前記スキンプレートの断面寸法を、両側の前記矩形シー
ルドトンネルの変位に追従させて変化させることを特徴
としている。
【0018】このようにして、互いに隣接する二本の矩
形シールドトンネル間がセグメントによって接続され、
矩形シールドトンネルとセグメントとが交互に配置され
た大断面トンネルのトンネル構造体が形成されることに
なる。したがって、互いに隣接するトンネルどうしを重
合させることなく大断面トンネルのトンネル構造体を構
築することができる。そして、互いに隣接する矩形シー
ルドトンネルどうしの相対位置関係が変動した部分で
は、スキンプレートの断面寸法を両側の矩形シールドト
ンネルの変位に追従させて変化させることによって、ス
キンプレートと矩形シールドトンネルとの間隔を維持し
てシールド機を掘進させることができる。
【0019】請求項6に係る発明は、請求項5記載の大
断面トンネルの構築方法であって、前記トンネル構造体
の断面方向の大きさが前記大断面トンネルの軸線方向に
沿って前記変化するときに、前記スキンプレートを相対
移動させることを特徴としている。
【0020】これにより、トンネル構造体の幅や高さが
変化することによって互いに隣接する矩形シールドトン
ネルどうしの相対位置関係が変動する場合に、これに追
従して矩形シールドトンネル間をシールド機で掘削する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシールド機お
よびそれを用いた大断面トンネルの構築方法の第一およ
び第二の実施の形態について、図1ないし図18を参照
して説明する。ここでは、構築すべき大断面トンネルと
して、例えば上下2層構造のトンネルを例に挙げて説明
する。
【0022】[第一の実施の形態]図1に示すように、
構築すべき大断面トンネル10は、例えば地下に設けら
れる高速道路として用いられるもので、この大断面トン
ネル10には、本線部10Aに支線部10Bが合流する
合流ランプLが設けられている。合流ランプLには、周
知のように、支線部10Bから走行してきた車が加速す
るための加速車線Xが設けられており、この加速車線X
の端部に連続して、この大断面トンネル10の幅が本線
部10Aに向けて漸次変化するテーパ部Dが形成されて
いる。
【0023】図2に示すものは大断面トンネル10の例
えば本線部10Aを示すもので、この部分は、周囲の地
山からの土圧に抗するトンネル構造体11と、該トンネ
ル構造体11の内方に形成された上下2段のトンネル空
間12、13とから構成されている。
【0024】トンネル構造体11は、両側の側壁部11
a,11aと、これら側壁部11a,11aの上端部,
下端部間にそれぞれ設けられた上面11b,下面11c
と、上下のトンネル空間12、13を仕切る仕切面11
dとから構成されて、全体として断面視略日字状をなし
ている。
【0025】このトンネル構造体11は、周囲の地山に
面する外周面11gと、トンネル空間12、13に面す
る内周面11sとが、所定間隔を隔てて設置され、その
内部には、必要に応じ、その全周にわたって鉄筋(図示
なし)が配筋され、さらにコンクリート(図示なし)が
打設された構成となっている。
【0026】そして、上記構成からなる本線部10Aか
ら加速車線Xに向けてその幅が漸次増加するテーパ部D
(図1参照)においては、トンネル構造体11の断面方
向において連続する辺の長さ、すなわち、上面11b,
下面11c,仕切面11dの長さが漸次長くなるよう構
築されている。
【0027】次に、上記構成からなる大断面トンネル1
0の構築方法について説明する。ここではまず、大断面
トンネル10の本線部10Aの部分の構築方法について
説明する。
【0028】大断面トンネル10の本線部10Aを構築
するには、まず図3に示すように、図示しない複数の矩
形シールド機で、互いに構築すべき大断面トンネル10
の周方向に所定間隔(例えば2m程度)を隔てて、複数
本の断面視矩形の矩形シールドトンネル15を先行構築
する。
【0029】各矩形シールドトンネル15は、トンネル
構造体11の外側面11gを形成する外側セグメント1
4Aと、内側面11sを形成する内側セグメント14B
と、隣接する他の矩形シールドトンネル15に対向する
接続面15c,15cを形成する側部セグメント14C
とが所定形状に組まれ、その外周側の地山との隙間に裏
込材16が充填された構成となっている。
【0030】各側部セグメント14Cは、外側セグメン
ト14Aの端部と内側セグメント14Bの端部との間、
あるいは内側セグメント14B,14Bの端部の間に挟
み込まれるようにして組み込まれている。そして、各側
部セグメント14Cは、外側セグメント14Aあるいは
内側セグメント14Bに、ボルト等で着脱可能に取り付
けられている。
【0031】このとき、大断面トンネル10の四隅に位
置する矩形シールドトンネル15Aでは、矩形孔17
を、大断面トンネル10の内方側に所定寸法張り出すよ
う掘削し、この矩形孔17内に外側セグメント14A、
内側セグメント14B、側部セグメント14Cを組み立
てるようにする。さらに、大断面トンネル10の内方側
に張り出した部分Aでは、内側セグメント14Bを断面
視L字状に組み、内側セグメント14Bと矩形孔17と
の隙間は低強度材料18で埋め戻しておく。
【0032】また、大断面トンネル10の仕切面11d
と側壁部11aとが交差する部分に位置する矩形シール
ドトンネル15Bにおいても、矩形孔19を大断面トン
ネル10の内方側に所定寸法張り出すよう掘削し、この
矩形孔19内に外側セグメント14A、内側セグメント
14B、側部セグメント14Cを組み立てる。そして、
二カ所の張り出す部分Bでは内側セグメント14Bを断
面視L字状に組み、内側セグメント14Bと矩形孔19
との隙間は低強度材料18で埋め戻しておく。
【0033】ところで、大断面トンネル10を構成する
複数本の矩形シールドトンネル15は、その間隔の精度
を確保するため、例えば図3中、、…で示した番号
順に順次構築していくのが好ましい。
【0034】この後は、上記のように所定間隔を隔てて
先行構築した矩形シールドトンネル15,15,…を接
続するが、その説明に先立ち、ここで使用するシールド
機について説明する。
【0035】図4に示すように、シールド機20は、前
部に地山を矩形に掘削するカッター21を備えて断面視
矩形をなした密閉型のシールド機本体22と、シールド
機20の外殻をなすスキンプレート23とを備える概略
構成とされている。シールド機本体22の内部には、カ
ッタ21を駆動させるカッタ駆動機構、カッタ21から
送り込まれる排土を後方に搬送する排土機構、シールド
機20を推進させるための推進ジャッキ25等が備えら
れている。ここで、カッタ21に備えられたカッタビッ
トはコピーカッターを大きくすることによって所定の全
断面を掘削できるようにする。
【0036】図5に示すように、スキンプレート23
は、その両側に位置する矩形シールドトンネル15,1
5を構成する外側セグメント14Aおよび内側セグメン
ト14Bに沿うよう所定長延出する延出部26,26が
形成されて、全体として断面視略H字状をなしている。
各延出部26は、シールド機20の掘進により、矩形シ
ールドトンネル15の外側セグメント14Aおよび内側
セグメント14Bに沿った地山中に貫入し、両側の矩形
シールドトンネル15,15に被さるようになってい
る。
【0037】また、図4に示したように、スキンプレー
ト23には、シールド機本体22よりも後方に所定長延
出する後方延出部27,27が、両側の延出部26,2
6に連続して形成されている。
【0038】そして、図4および図6に示すように、ス
キンプレート23は、カッタ21よりも後方の部分にお
いて、二つのスキンプレート分割体23A,23Bに分
割されている。これらスキンプレート分割体23A,2
3Bは、スキンプレート23を断面方向に二分割した形
態で、その端部の一定長が互いに重なり合う構成とされ
ている。図6(a)および(b)に示したように、これ
らスキンプレート分割体23A,23Bは、両側の矩形
シールドトンネル15,15に接近・離間する方向に相
対移動可能とされている。また、双方のスキンプレート
分割体23A,23Bの重合部にはシール部材Sが備え
られており、これらの間のシール性を確保するようにな
っている。そして、スキンプレート23内には、これら
スキンプレート分割体23A,23Bを相対移動させる
ための油圧ジャッキ等の駆動機構(駆動手段)28が備
えられている。
【0039】図5、図7、図8に示すように、このよう
なスキンプレート23には、その両側の矩形シールドト
ンネル15,15に対向する側面に、それぞれスクレー
パ機構29が備えられている。図8に示したように、各
スクレーパ機構29は、矩形シールドトンネル15の裏
込材16を削り取るためスクレーパ30と、このスクレ
ーパ30を矩形シールドトンネル15に対して接近・離
間させる方向に駆動する油圧シリンダ31とから構成さ
れている。スクレーパ30は、スキンプレート23に取
り付けられたガイド部材32に沿って斜め方向に進退自
在に設けられている。そして、油圧シリンダ31は、そ
の基端部をスキンプレート23内に固定されて設けられ
ており、その先端部にブラケット33を介して前記スク
レーパ30が設けられている。また、油圧シリンダ31
の先端部には、スクレーパ30を矩形シールドトンネル
15に確実に当接させるための当接ローラ34が設けら
れている。
【0040】このようなスクレーパ機構29では、油圧
シリンダ31を伸ばしてスクレーパ30を矩形シールド
トンネル15に押し付けた状態で、シールド機20を推
進させると、スクレーパ16が裏込材16を削り取るよ
うになっている。
【0041】ここで、図9に示すように、スクレーパ3
0の先端部に、ジェット水流を噴出するノズルNを備え
ておいても良い。これにより、スクレーパ機構29によ
る裏込材16の除去が効率よく行われることとなる。
【0042】図8に示したように、スキンプレート23
には、スクレーパ機構29の後方に、前部シール機構3
5が備えられている。前部シール機構35は、板状をな
した例えばゴム製のシール部材36と、このシール部材
36を矩形シールドトンネル15に向けて斜めに接近離
間駆動させる油圧シリンダ37とから構成されている。
これにより、油圧シリンダ37を伸ばしてシール部材3
6を矩形シールドトンネル15に押し付けることによっ
て、このシール部材36よりも後方に土砂や地下水等が
侵入するのを防止できるようになっている。
【0043】また、図4に示したように、スキンプレー
ト23の延出部26および後方延出部27には、その先
端部を両側の矩形シールドトンネル15に当接させるこ
とによって、土砂や地下水等の侵入を防止するための側
部シール部材38および後部シール部材39が取り付け
られている。
【0044】図5に示したように、上記したような構成
のシールド機20で、互いに隣接する二本の矩形シール
ドトンネル15,15を接続するには、まず、前部に備
えたカッター21で地山を掘削していく。このとき、シ
ールド機20のスキンプレート23の延出部26,2
6,…は、両側の矩形シールドトンネル15,15を構
成する外側セグメント14A,内側セグメント14Bに
沿った地山中に挿入された状態となる。そして、前部シ
ール機構35(図4参照)、側部シール部材38および
後部シール部材39(図4参照)が両側の矩形シールド
トンネル15に接してシールし、土砂や地下水等がシー
ルド機20の内方の空間に侵入するのを防止するように
なっている。
【0045】そして、図7および図8に示したように、
このシールド機20で両側の矩形シールドトンネル1
5,15間を掘進していくときには、両側のスクレーパ
機構29のスクレーパ30で裏込材16を削り取ってい
く。
【0046】図7、図10、図11に示すように、この
ようにしてシールド機20で両側の矩形シールドトンネ
ル15,15間の地山を掘削して行きつつ、両側の矩形
シールドトンネル15,15の内部には、それぞれ側部
セグメント14Cの近傍に、支柱45を所定間隔ごとに
設置していく。この支柱45は、この後に側部セグメン
ト14Cを取り外したときに、矩形シールドトンネル1
5に周囲地山からかかる土水圧に抗するためである。
【0047】そして、図7、図10、図12に示すよう
に、シールド機20の後部側の後方延出部27に囲まれ
た部分において、両側の矩形シールドトンネル15,1
5の側部セグメント14C,14C(図11参照)を取
り外す。すると、両側の矩形シールドトンネル15,1
5が、シールド機20の後部の後方延出部27,27に
囲まれた空間を介して互いに連通した状態となる。これ
により、各矩形シールドトンネル15の断面寸法が小さ
くても、作業空間を広く確保することができる。
【0048】この後、図7、図10、図13に示すよう
に、シールド機20の後部で、両側の矩形シールドトン
ネル15,15間に接続セグメント(セグメント)50
を取り付ける。図14に示すように、接続セグメント5
0は、所定寸法を有した平板状で、この接続セグメント
50には、H型鋼からなる所定長の取付部材51が、そ
の両端部が接続セグメント50から突出するよう取り付
けられている。
【0049】図13に示したように、この取付部材51
の両端部を、ボルトやブラケット等(図示なし)を用い
て、両側の矩形シールドトンネル15,15の外側セグ
メント14A,14A、内側セグメント14B,14B
に取り付けることによって、接続セグメント50を取り
付ける。
【0050】そして、接続セグメント50の両側端部
と、その両側の外側セグメント14A,14A、内側セ
グメント14B,14Bとの隙間に、シール材や接着剤
等の充填材52を充填し、互いの接続および止水を図
る。これにより、両側の矩形シールドトンネル15,1
5の外側セグメント14A,14A、内側セグメント1
4B,14Bが、接続セグメント50,50を介して接
続された状態となる。
【0051】しかる後には、図7および図10に示した
ように、取り付けた接続セグメント50の前端面にシー
ルド機20の推進ジャッキ25を押し当て、これに反力
を得てシールド機20を前方に推進させていく。そし
て、図15に示すように、トンネル構造体11の外周面
11g側に位置する接続セグメント50の外周側には、
必要に応じて裏込材53を充填しておく。
【0052】上記工程を順次繰り返しつつ、図2に示し
たように、構築すべきトンネル構造体11の周方向にお
いて互いに隣接する矩形シールドトンネル15,15,
…の全長を接続セグメント50で接続していき、その全
周の接続が完了した後、トンネル構造体11の外周面1
1g側と内周面11s側との空間に必要に応じ鉄筋を配
筋し、ここにコンクリートを打設充填する。これによ
り、本線部10Aのトンネル構造体11が形成されたこ
とになる。
【0053】この後、トンネル構造体11の内方の地山
を掘削し、ここに内部空間12,13を形成することに
より、所定形状の大断面トンネル10の本線部10Aの
構築が完了する。
【0054】引き続き、本線部10Aから加速車線Xに
向けてその幅が漸次増加していくテーパ部D(図1参
照)を構築するには、まず、本線部10Aと同様、矩形
シールド記で矩形シールドトンネル15,15を先行構
築していくが、このとき、テーパ部Dにおいては、図1
6に示すように、トンネル構造体11の上面11b,下
面11c,仕切面11dを形成する部分では、構築する
矩形シールドトンネル15,15の間隔を掘進方向前方
に行くに従い漸次拡大していく。
【0055】そして、先行構築した矩形シールドトンネ
ル15,15の後方から、その間を前記シールド機20
(図4参照)で掘削していく。このとき、両側の矩形シ
ールドトンネル15,15の間隔は漸次拡大していくの
で、これに追従させて、図8に示したように、シールド
機20の前部においては、スクレーパ機構29の油圧シ
リンダ31および前部シール機構35の油圧シリンダ3
7をそれぞれ伸ばし、スクレーパ30およびシール部材
36を矩形シールドトンネル15に接触させる。一方、
図6(b)および図17に示すように、スキンプレート
23の後部においては、油圧シリンダ等の駆動機構28
(図6(b)参照)を伸ばし、これによってスキンプレ
ート分割体23A,23Bを拡大させるようにする。
【0056】また、矩形シールドトンネル15,15の
間隔が拡がるにともない、シールド機20の後部で組み
付ける接続セグメント50についても、その幅寸法が前
記間隔に対応した大きなものを用いる。
【0057】このようにして、矩形シールドトンネル1
5,15間を接続セグメント50,50で接続した後、
図2に示した本線部10Aのときと同様にして、トンネ
ル構造体11の外周面11g側と内周面11s側との空
間に必要に応じ鉄筋を配筋し、ここにコンクリートを打
設充填してトンネル構造体11を完成させる。そして、
必要に応じ、トンネル構造体11内に鉄筋を配筋し、さ
らにコンクリートを打設充填し、しかる後に、トンネル
構造体11の内方の地山を掘削し、ここに内部空間1
2,13を形成することにより、大断面トンネル10の
テーパ部Dの構築が完了する。
【0058】上述した大断面トンネル10の施工方法に
よれば、従来のように互いに隣接するトンネルどうしを
重合させることなく、したがって先行構築したトンネル
の裏込材を削り取る必要もないので、大断面トンネル1
0の施工の効率化、使用材料の効率化を図ることができ
る。その結果、工期短縮化および低コスト化を図り、大
断面トンネル10を経済的に施工することが可能とな
る。
【0059】そして、上述したシールド機20によれ
ば、スキンプレート23が、スキンプレート23の断面
方向に相対移動可能な二つのスキンプレート分割体23
A,23Bからなる構成となっている。これにより、大
断面トンネル10のテーパ部Dにおいて、スキンプレー
ト分割体23A,23Bどうしを相対移動させてスキン
プレート23の断面寸法を変動させることによって、ト
ンネル構造体11の断面方向寸法の変動に追従させて施
工を円滑に行うことが可能となる。
【0060】しかも、そのスキンプレート23が、側方
に所定長延出してその両側の矩形シールドトンネル1
5,15の外周面に沿う延出部26が形成された構成と
なっている。これにより、隣り合う二本の矩形シールド
トンネル15,15間の地山を掘削するときに、スキン
プレート23が両側の矩形シールドトンネル15に被さ
る形態となるので、シールド機20の内方の空間を確実
に地山と隔てることができる。
【0061】加えて、スキンプレート23には後方に延
出する後方延出部27が形成されているので、シールド
機本体22の後方において、両側の矩形シールドトンネ
ル15,15間の空間と、周囲地山とを隔てることがで
き、その内部で側部セグメント14Cの撤去や接続セグ
メント50の取付等の作業を行うことができる。
【0062】さらに加え、前部シール機構35は、油圧
シリンダ37によって駆動される構成となっているの
で、矩形シールドトンネル15の位置がずれていてもこ
れに対応してシール部材36を密着させることができ
る。したがって、矩形シールドトンネル15の位置精度
を過度に高める必要がなく、その施工を効率よく行うこ
とができ、それによるコスト抑制を期待することができ
る。
【0063】また、スキンプレート23には、スクレー
パ機構29が備えられているので、シールド機20を掘
進させつつスクレーパ30で両側の矩形シールドトンネ
ル1,15の裏込材16を削り取ることができる。これ
により、両側の矩形シールドトンネル15,15の位置
がずれていてもその間隔を一定に修正することができ、
接続セグメント50を容易かつ確実に取り付けることが
できる。また、裏込材16を削り取って側部セグメント
14Cを露出させることも可能であるので、その取り外
し作業の容易化を図ることも可能である。さらに、前部
シール機構35の貫入抵抗を減ずる効果も有している。
【0064】この他、シールド機20が密閉型であるの
で、地盤改良等、補助工法が不要であり、短工期化およ
びコスト低減に寄与することができる。
【0065】なお、上記第一の実施の形態において、本
発明に係るシールド機およびそれを用いた大断面トンネ
ルの構築方法を、大断面トンネル10の幅が漸次増加す
るテーパ部Dに適用する構成としたが、もちろん、幅が
減少する場合においても適用することができる。さらに
は、大断面トンネル10の幅ではなく、高さが増加又は
減少する場合にも同様にして適用することができる。
【0066】また、シールド機20については、矩形シ
ールドトンネル15,15間を掘削して接続セグメント
50を組み付けることができるのであれば、上記した以
外の構成であっても良く、例えばカッター21の機構等
については何ら限定する意図はない。他の部分について
も同様である。
【0067】さらに、スクレーパ機構29にジェット水
流を噴出するノズルNを備える構成としたが、同様のノ
ズルを延出部26に備えるようにしても良い。これによ
り、延出部26の地山への貫入抵抗を低減させることが
可能となる。
【0068】加えて、上記工法では、側部セグメント1
4Cを撤去する構成としたが、必ずしもこれを撤去する
必要はなく、内部空間が十分に広い場合や、他の理由が
存在する場合にはこれをそのまま残すようにしてもよ
い。
【0069】[第二の実施の形態]次に、本発明に係る
シールド機およびそれを用いた大断面トンネルの構築方
法の第二の実施の形態について説明する。ここでは、例
えば、シールド機のスキンプレートを、両側の矩形シー
ルドトンネルどうしを結ぶ線に対して直交する方向、つ
まり前記第一の実施の形態とは直交する方向に駆動させ
る場合の例を用いて説明する。以下に説明する第二の実
施の形態において、前記第一の実施の形態と共通する構
成については同符号を付し、その説明を省略する。
【0070】図18に示すように、シールド機60は、
前部に地山を矩形に掘削するカッターを備えて断面視矩
形をなした密閉型のシールド機本体(図示略)と、シー
ルド機60の外殻をなし、その両側に位置する矩形シー
ルドトンネル15,15に被さる延出部26,26が形
成されたスキンプレート61とを備える概略構成とされ
ている。
【0071】スキンプレート61は、その後部が二つの
スキンプレート分割体61A,61Bに分割されてい
る。これらスキンプレート分割体61A,61Bは、ス
キンプレート61を断面方向に二分割した形態で、その
端部の一定長が互いに重なり合う構成とされている。そ
して、これらスキンプレート分割体61A,61Bは、
両側の矩形シールドトンネル15,15どうしを結ぶ線
に対して直交する方向、言い換えればトンネル構造体1
1の厚さ方向に沿って相対移動可能とされている。ま
た、双方のスキンプレート分割体61A,61Bの重合
部にはシール部材Sが備えられており、これらの間のシ
ール性を確保するようになっている。
【0072】そして、スキンプレート61内には、これ
らスキンプレート分割体61A,61Bを相対移動させ
るための油圧ジャッキ等の駆動機構(駆動手段)63が
備えられている。
【0073】このようなスキンプレート61には、前記
第一の実施の形態で示したシールド機20と同様、その
両側の矩形シールドトンネル15,15に対向する側面
に、それぞれスクレーパ機構29,前部シール機構35
(図8参照)が備えられている。
【0074】また、スキンプレート61の延出部26お
よび後方延出部(図示略)には、その先端部を両側の矩
形シールドトンネル15に当接させることによって、土
砂や地下水等の侵入を防止するための側部シール部材3
8および後部シール部材(図示略)が取り付けられてい
る。
【0075】このようなシールド機60では、駆動機構
63を伸縮駆動させると、二つのスキンプレート分割体
61A,61Bが互いに接近・離間する方向に相対駆動
されるようになっている。すると、これによって図18
(b)に示すように、各矩形シールドトンネル15に沿
うよう延出したスキンプレート61の延出部26,26
の間隔が変動することとなる。これは、両側の矩形シー
ルドトンネル15,15の相対位置が、これらを結ぶ線
に対して直交する方向、つまりトンネル構造体11の厚
さ方向にズレた場合に、それぞれの矩形シールドトンネ
ル15に沿う延出部26,26の間隔を変動させること
によって、矩形シールドトンネル15との干渉を回避す
ることを可能としている。
【0076】上述したシールド機60によれば、スキン
プレート61が、両側の矩形シールドトンネル15,1
5どうしを結ぶ線に対して直交する方向に沿って相対移
動可能に駆動されるスキンプレート分割体61A,61
Bからなる構成となっている。このようなシールド機6
0では、スキンプレート61の延出部26,26の間隔
を変動させることによって、両側の矩形シールドトンネ
ル15,15の相対位置がズレた場合に矩形シールドト
ンネル15との干渉を回避することができるので、施工
を確実に行うことができる。したがって、各矩形シール
ドトンネル15の先行構築時にその位置精度を過度に高
める必要がなく、余計な手間が掛かるのを回避し、それ
によるコスト上昇を抑えることができる。
【0077】なお、上記第二の実施の形態において、側
部シール部材38については、予測される矩形シールド
トンネル15,15のズレが、側部シール部材38の断
線変形によって対応できる範囲を越える場合、前部シー
ル機構35と同様、油圧シリンダ等によって駆動できる
構成としても良い。
【0078】また、上記第一および第二の実施の形態に
おいて、大断面トンネル10を、上下2層構造とした
が、単層構造あるいは3層以上の構成であってもよい。
さらには、その断面形状についても、完全な矩形状に限
定するものではなく、その一部を湾曲形状とする等、他
の形状としてもよい。トンネル構造体11を構成する矩
形シールドトンネル15の数や形状、寸法等についても
何ら限定するものではない。さらに、トンネル構造体1
1を構成するセグメント14や接続セグメント50につ
いては、その材質はコンクリート製に限らず、鋼製等で
あってもよい。また、接続セグメント50の取付構造に
ついては、上記した取付部材51を用いる構造だけでな
く、接続セグメント50を容易かつ確実に十分な強度で
取り付けることができるのであれば、適宜他の取付構造
を採用することが可能である。
【0079】また、上記実施の形態において、大断面ト
ンネル10の施工に際し、矩形シールドトンネル15を
先行構築する順序について言及したが、もちろん、その
順序は上記したものに限る意図はない。
【0080】加えて、トンネル構造体11の全周にわた
って全ての矩形シールドトンネル15の構築が完了した
後に、シールド機20,60による接続セグメント50
の取付に移行するとは限らず、互いに隣接する矩形シー
ルドトンネル15,15の構築が完了すれば、その間で
シールド機20,60の掘進を開始することが可能であ
る。このような工法を採用することによって、さらなる
工期の短縮化を図ることができる。またもちろん、矩形
シールドトンネル15の構築が全長にわたって完了しな
くとも、ある程度構築が進行した時点で、その後方から
シールド機20,60の掘進を開始しても良い。
【0081】これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、また
上記したような構成を適宜選択的に組み合わせたものと
しても良いのは言うまでもない。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るシ
ールド機によれば、スキンプレートが、端部を互いに重
ね合わせた複数のスキンプレート分割体からなり、さら
にスキンプレート分割体どうしを相対移動させるための
駆動手段が備えられた構成となっている。これにより、
駆動手段でスキンプレート分割体どうしを相対移動させ
ると、シールド機のスキンプレートの断面寸法が拡大あ
るいは縮小するので、両側の矩形シールドトンネルの間
隔が変化した場合等に、これに追従して施工を行うこと
ができる。したがって、複数の矩形シールドトンネルを
先行構築した後、その間の地山をシールド機で掘削して
セグメントで接続することによって大断面トンネルのト
ンネル構造体を施工するに当たり、大断面トンネルの断
面方向の寸法が変化する部分等、両側の矩形シールドト
ンネルどうしの間隔が変化する部分においても施工を円
滑に行うことが可能となる。
【0083】請求項2に係るシールド機によれば、スキ
ンプレート分割体が、その両側の矩形シールドトンネル
に向けて接近・離間する方向に駆動される構成となって
いる。これにより、シールド機の断面寸法が、両側の矩
形シールドトンネルを結ぶ方向に拡大あるいは縮小する
ことになり、両側の矩形シールドトンネルの間隔の増減
に対応できる。したがって、例えば合流部や分岐部等、
大断面トンネルの径寸法が変化する部分の施工を円滑に
行うことが可能となる。
【0084】請求項3に係るシールド機によれば、スキ
ンプレート分割体が、その両側の矩形シールドトンネル
どうしを結ぶ線に対して直交する方向に沿って駆動され
る構成となっている。これにより、シールド機の断面寸
法が、両側の矩形シールドトンネルを結ぶ方向と直交す
る方向に拡大あるいは縮小することになる。したがっ
て、例えば両側の矩形シールドトンネルが前記方向にズ
レたとき等に対応することが可能となる。その結果、矩
形シールドトンネルを過度に高い精度で構築する必要が
なくなり、施工の手間を軽減することができ、大断面ト
ンネルの施工コストの上昇を抑えることができる。
【0085】請求項4に係るシールド機によれば、スキ
ンプレートには、その両側に位置する矩形シールドトン
ネルの外周面に沿うよう所定長延出する延出部が形成さ
れた構成となっている。これにより、延出部が両側の矩
形シールドトンネルに被さる形態となるので、シールド
機内方の空間を確実に地山と隔てることができる。
【0086】請求項5に係る大断面トンネルの構築方法
によれば、予め定めた間隔を隔てて複数の矩形シールド
トンネルを先行構築した後、互いに隣接する前記矩形シ
ールドトンネル間の地山を掘削し、両側の矩形シールド
トンネル間に平板状のセグメントを設置してこれらを接
続することによって、大断面トンネルのトンネル構造体
を構築する構成となっている。これにより、互いに隣接
するトンネルどうしを重合させることなく大断面トンネ
ルのトンネル構造体を構築することができるので、施工
の効率化および使用材料の効率化によって、工期短縮化
および低コスト化を図り、大断面トンネルを経済的に構
築することができる。さらに、この方法によれば、互い
に隣接する矩形シールドトンネルどうしの相対位置関係
が変動した部分で、その間の地山をシールド機で掘削す
るに際し、スキンプレート分割体を駆動手段で相対移動
させることによってスキンプレートの断面寸法を両側の
矩形シールドトンネルの変位に追従させて変化させる構
成となっている。これにより、上記方法において、大断
面トンネルの断面方向の寸法が変化する部分等、矩形シ
ールドトンネルの相対位置関係が変動する場合にもスキ
ンプレートと矩形シールドトンネルとの間隔を維持して
シールド機を掘進させることができ、施工を確実に行う
ことができる。
【0087】請求項6に係る大断面トンネルの構築方法
によれば、トンネル構造体の断面方向の大きさが前記大
断面トンネルの軸線方向に沿って前記変化するときに、
前記スキンプレートを相対移動させることを特徴として
いる。これにより、トンネル構造体の幅や高さが変化す
ることによって互いに隣接する矩形シールドトンネルど
うしの相対位置関係が変動する場合に、これに追従して
矩形シールドトンネル間をシールド機で掘削することが
できる。したがって、トンネルの合流部や分岐部等にお
いて、上記経済的な工法を適用できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシールド機およびそれを用いた
大断面トンネルの構築方法を適用して構築する大断面ト
ンネルの一例を示す平断面図である。
【図2】 前記大断面トンネルの立断面図である。
【図3】 前記構築方法を示す図であって、矩形シール
ドトンネルを先行構築した状態を示す立断面図である。
【図4】 前記シールド機の一例を示す斜視図である。
【図5】 前記構築方法を示す図であって、互いに隣接
する矩形シールドトンネル間を前記シールド機で掘削し
ている状態を示す立断面図である。
【図6】 前記シールド機のスキンプレートを構成する
スキンプレート分割体を、両側の矩形シールドトンネル
の間隔に応じて相対移動させた状態を示す立断面図であ
る。
【図7】 図5の平断面図である。
【図8】 前記シールド機に備えたシール部材およびス
クレーパを示す平断面図である。
【図9】 前記スクレーパの他の一例を示す図である。
【図10】 前記構築方法を示す図であって、互いに隣
接する矩形シールドトンネル間を前記シールド機で掘削
している状態を、掘進方向後方から見た斜視図である。
【図11】 同、矩形シールドトンネルに支柱を立てた
状態を示す立断面図である(図7のイーイ断面図)。
【図12】 同、矩形シールドトンネルの壁面を撤去し
た状態を示す立断面図である(図7のローロ断面図)。
【図13】 同、矩形シールドトンネル間にセグメント
を設置した状態を示す立断面図である(図7のハーハ断
面図)。
【図14】 前記セグメントを示す斜視図である。
【図15】 前記構築方法を示す図であって、セグメン
トによる矩形シールドトンネルどうしの接続が完了した
状態を示す立断面図である(図7のニーニ断面図)。
【図16】 同、前記大断面トンネルのトンネル構造体
の断面寸法が変動した部分で、矩形シールドトンネルを
先行構築した状態を示す立断面図である。
【図17】 図16に示した部分で、互いに隣接する矩
形シールドトンネル間を前記シールド機で掘削している
状態を示す平断面図である。
【図18】 本発明に係るシールド機およびそれを用い
た大断面トンネルの構築方法の他の一例を示す図であっ
て、前記シールド機のスキンプレートを構成するスキン
プレート分割体を、両側の矩形シールドトンネルのズレ
に応じて相対移動させる状態を示す立断面図である。
【符号の説明】
10 大断面トンネル 11 トンネル構造体 12、13 トンネル空間(空間) 15 矩形シールドトンネル 20,60 シールド機 21 カッター 22 シールド機本体 23,61 スキンプレート 23A,23B、61A,61B スキンプレート分割
体 26 延出部 28,63 駆動機構(駆動手段) 50 接続セグメント(セグメント)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定めた間隔を隔てて構築された二本の矩
    形シールドトンネル間を掘削して、これら矩形シールド
    トンネルどうしを接続するためのシールド機であって、 前部に地山を掘削するカッターを備えたシールド機本体
    と、該シールド機本体の外殻をなすスキンプレートとを
    具備した構成とされ、 前記スキンプレートが、該スキンプレートを断面方向に
    分割し、かつその端部を互いに重ね合わせた複数のスキ
    ンプレート分割体からなり、互いに隣接する前記スキン
    プレート分割体どうしは、駆動手段によって前記スキン
    プレートの断面方向に相対移動される構成となっている
    ことを特徴とするシールド機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシールド機であって、前
    記スキンプレート分割体が、その両側の矩形シールドト
    ンネルに向けて接近・離間する方向に駆動される構成と
    なっていることを特徴とするシールド機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のシールド機であ
    って、前記スキンプレート分割体が、その両側の矩形シ
    ールドトンネルどうしを結ぶ線に対して直交する方向に
    沿って駆動される構成となっていることを特徴とするシ
    ールド機。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のシー
    ルド機であって、前記スキンプレートには、その両側に
    位置する矩形シールドトンネルの外周面に沿うよう所定
    長延出する延出部が形成されていることを特徴とするシ
    ールド機。
  5. 【請求項5】 トンネル構造体と、該トンネル構造体の
    内部の空間とから構成される大断面トンネルの構築方法
    であって、 予め定めた間隔を隔てて複数の矩形シールドトンネルを
    先行構築した後、 互いに隣接する前記矩形シールドトンネル間の地山をシ
    ールド機で掘削していき、次いで、前記両側の矩形シー
    ルドトンネル間にセグメントを設置してこれら矩形のシ
    ールドトンネルどうしを接続することによって前記トン
    ネル構造体を構築し、 しかる後に、前記トンネル構造体の内方の地山を掘削し
    てここに空間を形成して、大断面を有したトンネルを構
    築する構成とし、 互いに隣接する矩形シールドトンネルどうしの相対位置
    関係が変動した部分では、その間の地山を前記シールド
    機で掘削するに際し、予め前記シールド機のスキンプレ
    ートを複数のスキンプレート分割体で構成しておき、こ
    れらスキンプレート分割体を駆動手段で相対移動させる
    ことによって、前記スキンプレートの断面寸法を両側の
    前記矩形シールドトンネルの変位に追従させて変化させ
    ることを特徴とする大断面トンネルの構築方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の大断面トンネルの構築方
    法であって、前記トンネル構造体の断面方向の大きさが
    前記大断面トンネルの軸線方向に沿って前記変化すると
    きに、前記スキンプレートを相対移動させることを特徴
    とする大断面トンネルの構築方法。
JP13568298A 1998-05-18 1998-05-18 シールド機およびそれを用いた大断面トンネルの構築方法 Withdrawn JPH11324562A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6782621B2 (en) * 1996-02-07 2004-08-31 Hewlett-Packard Developmental Company, L.P. Method of fabricating a fluid ejector
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