JPH11324772A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JPH11324772A
JPH11324772A JP13926498A JP13926498A JPH11324772A JP H11324772 A JPH11324772 A JP H11324772A JP 13926498 A JP13926498 A JP 13926498A JP 13926498 A JP13926498 A JP 13926498A JP H11324772 A JPH11324772 A JP H11324772A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転速度のフィードバック制御を実施する際
に、圧縮リーンモードでの回転速度のフィードバック制
御の応答性を向上させる。 【解決手段】 アイドル運転中に、例えば、エアコンス
イッチ71がオンになると、ECU61の指令により、
圧縮リーンモードの場合、圧縮リーンモード用の回転速
度のフィードバック禁止タイマでセットされた、燃料量
の変更で回転速度が安定する短い時間が経過する間、回
転速度のフィードバックが禁止され、吸気行程噴射モー
ドの場合、吸気行程噴射モード用の回転速度のフィード
バック禁止タイマでセットされた、時間tよりも長く空
気量の変更で回転速度が安定する時間が経過する間、回
転速度のフィードバックが禁止され、回転速度のフィー
ドバック制御を実施する際に圧縮リーンモードでの回転
速度のフィードバック制御の応答性が向上すると共に、
吸気行程噴射モードでのフィードバック制御の安定性が
確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射を少なく
とも吸気行程と圧縮行程で行う内燃機関に関し、回転速
度のフィードバック制御の応答性向上を企図したもので
ある。
【0002】
【従来の技術】吸気管に燃料を噴射して吸入空気と混合
し、燃焼室に混合気を導入するようにした一般的な4サ
イクルの内燃機関(MPIエンジン)では、アイドル運
転時における回転速度のフィードバック制御が行われ、
実回転速度が予め設定された目標回転速度となるように
吸入空気量が変更されるようになっている(アイドルス
ピードコントロール:ISC)。
【0003】従来のISC制御では、エアコンやパワー
ステアリング等の外部負荷がオンになった場合、ISC
バルブを開いて吸入空気量を増加して回転速度を高くし
ている。この時、ISCバルブの作動状態と実際の吸入
空気量の増加状態とには時間差があり吸入空気量は直ぐ
には増加されないため、回転速度のフィードバック制御
を続行すると、吸入空気量が所定量導入され得る状態に
あるにも拘らず実回転速度が高くならない状態でのフィ
ードバック制御となり、過制御になってしまうことにな
る。そこで、ISCバルブが開いてから所定期間経過し
て吸入空気量が安定するまでは、回転速度のフィードバ
ック制御を禁止して過制御になることを防止している。
【0004】近年、有害排出ガス成分の低減や燃費の向
上等を図るため、吸気管内に燃料を噴射する吸気管噴射
エンジンに代えて、燃焼室内に直接燃料を噴射する多気
筒型筒内噴射エンジンが種々提案されている。多気筒型
筒内噴射エンジンは、主として吸気行程で燃料噴射が行
なわれる吸気行程噴射モード(吸気リーンモード)と、
主として圧縮行程で燃料噴射が行なわれる圧縮行程噴射
モード(圧縮リーンモード)とが運転状態に応じて切換
えられるようになっている。また、アイドル運転時には
実回転速度が予め設定された目標回転速度となるように
回転速度のフィードバック制御が実施されている。
【0005】上述した多気筒型筒内噴射エンジンは、圧
縮リーンモードでは、可燃空燃比が広く、空燃比の変更
によって回転速度を変化させやすいため、空燃比を変更
することで回転速度のフィードバック制御が実施されて
いる。吸気行程噴射モードでは、可燃空燃比がストイキ
オ近傍の狭い範囲で設定されるため、空燃比の変更によ
って回転速度を変化(増加)させにくいので、MPIエ
ンジンと同様に吸入空気量を変更することで回転速度の
フィードバック制御が実施されている。
【0006】そして、エアコンやパワーステアリング等
の外部負荷がオンになった場合、圧縮リーンモードで
は、空燃比を変更して回転速度を高くし、吸気行程噴射
モードでは、吸入空気量を変更して回転速度を高くする
ようにしている。この場合、回転速度を高くするように
制御してからは、所定時間経過して回転速度が安定する
までは、回転速度のフィードバック制御を禁止して過制
御になることを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した多気筒型筒内
噴射エンジンでは、回転速度のフィードバック制御を禁
止する所定期間は、圧縮リーンモードと吸気行程噴射モ
ードとで同じに設定されている。しかし、圧縮リーンモ
ードで回転速度を高くする場合、燃料量が変更されるた
めに回転速度の応答性がよく、吸入空気量を変更して回
転速度を高くする吸気行程噴射モードに比べて短い期間
で回転速度が安定するようになっている。このため、圧
縮リーンモードではフィードバック制御を禁止する期間
が長くなり、無駄な禁止期間が設定さた状態になってい
た。
【0008】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、外部負荷が加わった時に回転速度を変更する場合、
回転速度のフィードバック制御の応答性を向上させるこ
とができる内燃機関を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、吸気行程では吸気量を変更する一方
圧縮行程では少なくとも燃料量を変更して機関の実回転
速度が予め設定された目標回転速度となるように回転速
度をフィードバック制御する制御手段を備え、禁止手段
により外部負荷が加わった際に回転速度のフィードバッ
ク制御を所定期間禁止すると共に、設定手段により所定
期間を吸気行程と圧縮行程で別設定することを特徴とす
る。
【0010】具体的には、エアコン等の外部負荷が加わ
った際に燃料量の変更により回転速度を高くする圧縮リ
ーンモードの場合のフィードバック制御の禁止期間を、
吸気量の変更により回転速度を高くする吸気行程噴射モ
ードの場合のフィードバック制御の禁止期間に比べて短
く設定し、吸気行程噴射モードでのフィードバック制御
の安定性を確保すると共に圧縮リーンモードでのフィー
ドバック制御の応答性を向上させる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
形態例を説明する。図示の実施形態例は、内燃機関とし
て、燃焼室内に直接燃料を噴射するようにした多気筒型
筒内噴射内燃機関を例に挙げて説明してある。図1には
本発明の一実施形態例に係る多気筒型筒内噴射内燃機関
の概略構成、図2には燃料噴射制御マップを示してあ
る。
【0012】図1に基づいて多気筒型筒内噴射内燃機関
の構成を説明する。多気筒型筒内噴射内燃機関として
は、例えば、燃料を直接燃焼室に噴射する筒内噴射型直
列4気筒ガソリンエンジン(筒内噴射エンジン)1が適
用される。筒内噴射エンジン1は、燃焼室や吸気装置及
び排気ガス再循環装置(EGR装置)等が筒内噴射専用
に設計されている。
【0013】筒内噴射エンジン1のシリンダヘッド2に
は各気筒毎に点火プラグ3が取り付けられると共に、各
気筒毎に燃料供給手段としての電磁式の燃料噴射弁4が
取り付けられている。燃焼室5内には燃料噴射弁4の噴
射口が開口し、ドライバ20を介して燃料噴射弁4から
噴射される燃料が燃焼室5内に直接噴射されるようにな
っている。筒内噴射エンジン1のシリンダ6にはピスト
ン7が上下方向に摺動自在に支持され、ピストン7の頂
面には半球状に窪んだキャビティ8が形成されている。
キャビティ8により、吸気流に通常のタンブル流とは逆
の逆タンブル流を発生させるようになっている。
【0014】シリンダヘッド2には燃焼室5を臨む吸気
ポート9及び排気ポート10が形成され、吸気ポート9
は吸気弁11の駆動によって開閉され、排気ポート10
は排気弁12の駆動によって開閉される。シリンダヘッ
ド2の上部には吸気側のカムシャフト13及び排気側の
カムシャフト14が回転自在に支持され、吸気側のカム
シャフト13の回転により吸気弁11が駆動され、排気
側のカムシャフト14の回転により排気弁12が駆動さ
れる。排気ポート10には大径の排気ガス再循環ポート
(EGRポート)15が斜め下方に向けて分岐してい
る。
【0015】筒内噴射エンジン1のシリンダ6の近傍に
は冷却水温を検出する水温センサ16が設けられてい
る。また、各気筒の所定のクランク位置(例えば75度BT
DC及び5度BTDC)でクランク角信号SGT を出力するベー
ン型のクランク角センサ17が設けられ、クランク角セ
ンサ17はエンジン回転速度を検出可能としている。ま
た、クランクシャフトの半分の回転数で回転するカムシ
ャフト13,14には気筒識別信号SGC を出力する識別
センサ18が設けられ、気筒識別信号SGC によりクラン
ク角信号SGT がどの気筒のものか識別可能とされてい
る。尚、図中の符号で19は点火プラグ3に高電圧を印
加する点火コイルである。
【0016】吸気ポート9には吸気マニホールド21を
介して吸気管40が接続され、吸気マニホールド21に
はサージタンク22が備えられている。また、吸気管4
0には、エアクリーナ23、スロットルボデー24、ス
テッパモータ式の第1エアバイパス弁25及びエアフロ
ーセンサ26が備えられている。エアフローセンサ26
は吸入空気量を検出するもので、例えば、カルマン渦式
フローセンサが用いられている。尚、サージタンク22
にブースト圧センサを取り付け、ブースト圧センサで検
出される吸気管圧力から吸入空気量を求めることもでき
る。
【0017】吸気管40にはスロットルボデー24を迂
回して吸気マニホールド21に吸気を行う大径のエアバ
イパスパイプ27が設けられ、エアバイパスパイプ27
にはリニアソレノイド式の第2エアバイパス弁28が設
けられている。エアバイパスパイプ27は吸気管40に
準ずる流路面積を有し、第2エアバイパス弁28の全開
時には筒内噴射エンジン1の低中速域で要求される量の
吸気が可能とされている。
【0018】スロットルボデー24には流路を開閉する
バタフライ式のスロットル弁29が設けられると共に、
スロットル弁29の開度を検出するスロットルポジショ
ンセンサ30が備えられている。スロットル弁29の開
度を検出するスロットルポジションセンサ30からは、
スロットル弁29の開度に応じたスロットル電圧が出力
され、スロットル電圧に基づいてスロットル弁29の開
度が認識されるようになっている。また、スロットルボ
デー24にはスロットル弁29の全閉状態を検出して筒
内噴射エンジン1のアイドリング状態を認識するアイド
ルスイッチ31が備えられている。
【0019】一方、排気ポート10には排気マニホール
ド32を介して排気管33が接続され、排気マニホール
ド32にはO2センサ34が取り付けられている。また、
排気管33には三元触媒35及び図示しないマフラーが
備えられている。また、EGRポート15は大径のEG
Rパイプ36を介して吸気マニホールド21の上流側に
接続され、EGRパイプ36にはステッパモータ式のE
GR弁37が設けられている。
【0020】燃料タンク41に貯留された燃料は、電動
式の低圧燃料ポンプ42に吸い上げられ、低圧フィード
パイプ43を介して筒内噴射エンジン1側に送給され
る。低圧フィードパイプ43内の燃料圧力は、リターン
パイプ44に設けられた第1燃圧レギュレータ45によ
り比較的低圧(低燃圧)に調圧される。筒内噴射エンジ
ン1側に送給された燃料は、高圧燃料ポンプ46により
高圧フィードパイプ47及びデリバリパイプ48を介し
て各燃料噴射弁4に送給される。
【0021】高圧燃料ポンプ46は、例えば、斜板アキ
シャルピストン式であり、排気側のカムシャフト14又
は吸気側のカムシャフト13により駆動され、筒内噴射
エンジン1のアイドリング運転時においても所定圧力以
上の吐出圧を発生可能としている。そして、デリバリパ
イプ48内の燃料圧力は、リターンパイプ49に設けら
れた第2燃圧レギュレータ50により比較的高圧(高燃
圧)に調圧される。
【0022】第2燃圧レギュレータ50には電磁式の燃
圧切換弁51が取り付けられ、燃圧切換弁51はオン状
態で燃料をリリーフしてデリバリパイプ48内の燃料圧
力を低燃圧に低下させることが可能である。尚、図中の
符号で52は、高圧燃料ポンプ46の潤滑や冷却等に利
用された一部の燃料を燃料タンク41に還流させるリタ
ーンパイプである。
【0023】車両には制御装置としての電子制御ユニッ
ト(ECU)61が設けられ、このECU61には、入
出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶を行う
記憶装置、中央処理装置及びタイマやカウンタ類が備え
られている。ECU61によって筒内噴射エンジン1の
総合的な制御が実施される。前述した各種センサ類の検
出情報はECU61に入力され、ECU61は各種セン
サ類の検出情報に基づいて、燃料噴射モードや燃料噴射
量を始めとして点火時期やEGRガスの導入量等を決定
し、燃料噴射弁4のドライバ20や点火コイル19、E
GR弁37等を駆動制御する。
【0024】尚、ECU61の入力側には、前述した各
種センサ類の他に、エアコンスイッチ71等の図示しな
い多数の外部負荷スイッチ類等が接続され、また、出力
側にも図示しない各種警告手段や機器類が接続されてい
る。
【0025】上述した筒内噴射エンジン1では、筒内噴
射エンジン1が冷機状態にある時には、運転者がイグニ
ッションキーをオン操作すると、低圧燃料ポンプ42と
燃圧切換弁51がオンにされて燃料噴射弁4に低燃圧の
燃料が供給される。次に、運転者がイグニッションキー
をスタート操作すると、図示しないセルモータにより筒
内噴射エンジン1がクランキングされ、同時にECU6
1による燃料噴射制御が開始される。
【0026】この時点では、ECU61は前期噴射モー
ド(即ち、吸気行程で燃料が噴射される吸気行程噴射モ
ード)を選択し、比較的リッチな空燃比となるように燃
料が噴射される。
【0027】このような始動時においては、第2エアバ
イパス弁28は略全閉近傍まで閉鎖されている。従っ
て、燃焼室5への吸気は、スロットル弁29の隙間や第
1エアバイパス弁25を介して行われる。尚、第1エア
バイパス弁25と第2エアバイパス弁28とはECU6
1により一元管理され、スロットル弁29を迂回する吸
入空気の必要量に応じてそれぞれの開弁量が決定され
る。
【0028】このようにして筒内噴射エンジン1の始動
が完了し、筒内噴射エンジン1が所定の回転速度でアイ
ドル運転を開始すると、高圧燃料ポンプ46は定格の吐
出作動が開始され、ECU61により燃圧切換弁51が
オフにされて燃料噴射弁4に高圧の燃料が供給される。
この時の要求燃料噴射量は、高圧燃料ポンプ46の吐出
圧と燃料噴射弁4の開弁時間とから得られる。
【0029】水温センサ16で検出される冷却水温が所
定値に上昇するまでは、始動時と同様に前期噴射モード
が選択されて燃料が噴射される。エアコン等の補機類の
負荷の増減に応じたアイドル回転速度の制御は、第1エ
アバイパス弁25によって行われる。所定サイクルが経
過してO2センサ34が活性化されると、O2センサ34の
出力電圧に応じて空燃比フィードバック制御が開始され
る。これにより、有害排気ガス成分が三元触媒35によ
って良好に浄化される。
【0030】筒内噴射エンジン1の暖機が完了すると、
ECU61は、スロットル弁29の開度に応じたスロッ
トル電圧から得た目標出力相関値、例えば、目標平均有
効圧Petとエンジン回転速度Neとに基づき、図2の燃料
噴射マップから現在の燃料噴射領域を検索して燃料噴射
モードを決定する。これにより、各燃料噴射モードでの
目標空燃比に応じた燃料噴射量が決定され、この燃料噴
射量に応じて燃料噴射弁4が駆動制御されると共に、点
火コイル19が駆動制御される。また、同時に第1エア
バイパス弁25と第2エアバイパス弁28及びEGR弁
37の開閉制御も実施される。
【0031】アイドル運転時や低速走行時等の低負荷域
では、燃料噴射領域は図2中の後期噴射リーンモード
(即ち、圧縮行程で燃料が噴射される圧縮リーンモー
ド)が選択される。この場合、第1エアバイパス弁25
と第2エアバイパス弁28が制御され、リーンな空燃比
となるように目標平均有効圧Petに応じた目標空燃比が
スロットル電圧とエンジン回転速度Neに基づき設定され
る。そして、目標空燃比に応じた燃料噴射量が設定さ
れ、この燃料噴射量に応じた燃料噴射を行うように燃料
噴射弁4が駆動制御される。
【0032】また、定速走行時等の中負荷領域では、負
荷状態やエンジン回転速度に応じて図2中の前期噴射リ
ーンモード、あるいはストイキオフィードバックモード
になる。前期噴射リーンモードでは、第1エアバイパス
弁25を通常のアイドルスピードコントロールバルブと
同様に制御し、エアフローセンサ26からの吸入空気量
信号とエンジン回転速度に応じて目標空燃比を算出し、
比較的リーンな空燃比となるように燃料噴射量が制御さ
れる。
【0033】ストイキオフィードバックモードでは、前
期噴射リーンモードと同様に、第1エアバイパス弁25
を通常のアイドルスピードコントロールバルブと同様に
制御すると共に、第2エアバイパス弁28を全閉として
出力の過剰な上昇を防止し、更に、EGR弁37を略全
閉に制御すると共に、目標空燃比が理論空燃比となるよ
うにO2センサ34の出力電圧に応じて空燃比フィードバ
ック制御を行い、燃料噴射量が制御される。
【0034】また、急加速時や高速走行時等の高負荷域
では、図2中のオープンループモードとなる。この場
合、第2エアバイパス弁28を閉鎖すると共に、比較的
リッチな空燃比となるようにマップから目標空燃比を設
定し、この目標空燃比に応じて燃料噴射量が制御され
る。
【0035】上述した筒内噴射エンジン1では、アイド
ルスイッチ31がオンされたアイドル運転時における実
回転速度が予め設定された目標回転速度となるように、
回転速度のフィードバック制御が実施されている。圧縮
リーンモードでは、可燃空燃比が広く、空燃比の変更に
よって回転速度を変化させやすいため、空燃比を変更す
ることでエンジンに供給される燃料噴射量及び吸入空気
量を変更して回転速度のフィードバック制御が実施され
ている。吸気行程噴射モードでは、吸入空気量を変更す
ることで回転速度のフィードバック制御が実施されてい
る。
【0036】そして、エアコンスイッチ71やパワース
テアリング等の外部負荷がオンになった場合、圧縮リー
ンモードでは、少なくとも燃料噴射量を変更することに
より空燃比を変更して回転速度を高くし、吸気行程噴射
モードでは、吸入空気量を変更して回転速度を高くする
ようにしている(制御手段)。この場合、回転速度を高
くするように制御してからは、所定期間経過して回転速
度が安定するまでは、回転速度のフィードバック制御を
禁止して過制御になることを防止している(禁止手
段)。回転速度が安定するまでフィードバック制御を禁
止する所定期間は、圧縮リーンモードと吸気行程噴射モ
ードで別設定されている(設定手段)。
【0037】上述した筒内噴射エンジン1におけるアイ
ドル運転時における回転速度のフィードバック制御が行
われている時に外部負荷がオンになった際の状況を図3
乃至図6に基づいて説明する。図3には圧縮リーンモー
ドにおける経時変化状況、図4には吸気行程噴射モード
における経時変化状況、図5、図6にはアイドル運転時
における回転速度のフィードバック制御のフローチャー
トを示してある。
【0038】図3に示すように、圧縮リーンモードでの
アイドル運転時における実回転速度が予め設定された目
標回転速度となるように回転速度のフィードバック制御
が実施されている時に、外部負荷であるエアコンスイッ
チ71(パワーステアリングスイッチやライトスイッ
チ、ワイパスイッチ等)がオンになると、燃料係数が高
くなり、燃料量が増加して空燃比が変更される。同時に
回転速度のフィードバック制御が禁止される。また、燃
料量の増加に応じて、例えば、第1エアバイパス弁25
が開いて空気量が増加される。これにより、圧縮リーン
モードでのアイドル運転時における回転速度が高くされ
る。
【0039】燃料量を変更して回転速度を高くすること
で、燃料量を増加してから短時間で回転速度が所定の回
転速度に安定するため、エアコンスイッチ71がオンに
なった後、圧縮リーンモード用の回転速度のフィードバ
ック禁止タイマが作動して短時間のtの間、回転速度の
フィードバック制御が禁止され、経過後、フィードバッ
ク制御が再開される。
【0040】圧縮リーンモードの場合、燃料量による補
正のため応答性良く回転速度が高く安定するため、回転
速度のフィードバック制御が短時間のtの間だけ禁止さ
れ、回転速度のフィードバック制御の応答性が向上す
る。
【0041】一方、図4に示すように、吸気行程噴射モ
ードでのアイドル運転時における実回転速度が予め設定
された目標回転速度となるように回転速度のフィードバ
ック制御が実施されている時に、外部負荷であるエアコ
ンスイッチ71(パワーステアリングスイッチやライト
スイッチ、ワイパスイッチ等)がオンになると、例えば
第1エアバイパス弁25が開いて空気量が変更され、そ
れに応じて燃料量が変更される。これにより、吸気行程
噴射モードでのアイドル運転時における回転速度が高く
される。
【0042】空気量を変更して回転速度を高くする場
合、例えば第1エアバイパス弁25が開いてから空気量
が増加するまでに時間があるため、所定時間が経過して
から回転速度が所定の回転速度に安定する。このため、
エアコンスイッチ71がオンになった後、吸気行程噴射
モード用の回転速度のフィードバック禁止タイマが作動
して、圧縮リーンモードの時よりも長い時間のTの間、
回転速度のフィードバック制御が禁止され、経過後、フ
ィードバック制御が再開される。
【0043】吸気行程噴射モードの場合、空気量の増加
にタイムラグが生じるため、回転速度のフィードバック
制御がタイムラグが解消される時間Tの間禁止され、フ
ィードバック制御の安定性が確保される。
【0044】上述したアイドル運転時における状況を図
5、図6に基づいて説明する。
【0045】図5に示すように、ステップS1でアイド
ルスイッチ31がオンか否かが判断され、オンではない
と判断された場合、アイドル運転ではないのでリターン
となる。ステップS1でアイドルスイッチ31がオンで
あると判断された場合、アイドル運転であるので、ステ
ップS2で外部負荷信号が変化したか否か、例えば、エ
アコンスイッチ71がオンになったか否かが判断され
る。
【0046】ステップS2でエアコンスイッチ71がオ
ンに変化したと判断された場合、ステップS3で圧縮リ
ーンモードであるか否かが判断される。ステップS3で
圧縮リーンモードであると判断された場合、ステップS
4で圧縮リーンモード用の回転速度のフィードバック禁
止タイマ(時間t)をセットする。ステップS3で圧縮
リーンモードではないと判断された場合、ステップS5
で圧縮リーンモード以外の回転速度のフィードバック禁
止タイマ(例えば、吸気行程噴射モード用の回転速度の
フィードバック禁止タイマ:時間T)をセットする。
【0047】尚、圧縮リーンモード以外のアイドル運転
は、例えば、冷態始動時が考えられ、この場合、ストイ
キオフィードバックモード(図2参照)となり、圧縮リ
ーンモード以外の回転速度のフィードバック禁止タイマ
は、吸気行程噴射モード用の回転速度のフィードバック
禁止タイマとなる。
【0048】ステップS4もしくはステップS5でタイ
マをセットした後、図6のステップS6に移行してタイ
マをカウントダウンする。一方、ステップS2でエアコ
ンスイッチ71がオンに変化していないと判断された場
合、ステップS7に移行して圧縮リーンモード用の回転
速度のフィードバック禁止タイマもしくは吸気行程噴射
モード用の回転速度のフィードバック禁止タイマがセッ
トされているか否かが判断される。タイマがセットされ
ていると判断された場合、ステップS6に移行してタイ
マをカウントダウンする。
【0049】ステップS6でタイマをカウントダウンし
た後、ステップS8でタイマが0か否かが判断される。
ステップS8でタイマが0であると判断された場合、ス
テップS9で回転速度のフィードバックを許可し、タイ
マが0ではないと判断された場合、ステップS9で回転
速度のフィードバックを禁止する。一方、ステップS7
に移行して圧縮リーンモード用の回転速度のフィードバ
ック禁止タイマもしくは吸気行程噴射モード用の回転速
度のフィードバック禁止タイマはセットされていないと
判断された場合、ステップS9に移行して回転速度のフ
ィードバックを禁止する。
【0050】つまり、アイドル運転中に外部負荷が加わ
ると、例えば、エアコンスイッチ71がオンになると、
圧縮リーンモードの場合、圧縮リーンモード用の回転速
度のフィードバック禁止タイマでセットされた、燃料量
の変更で回転速度が安定する短い時間tが経過する間、
回転速度のフィードバックが禁止され、吸気行程噴射モ
ードの場合、吸気行程噴射モード用の回転速度のフィー
ドバック禁止タイマでセットされた、時間tよりも長く
空気量の変更で回転速度が安定する時間Tが経過する
間、回転速度のフィードバックが禁止される。
【0051】このため、圧縮リーンモードのアイドル運
転中に外部負荷が加わった場合と、吸気行程噴射モード
のアイドル運転中に外部負荷が加わった場合とで、回転
速度のフィードバックを禁止する期間がそれぞれ設定さ
れ、圧縮リーンモードでの回転速度のフィードバック制
御の応答性が向上すると共に、吸気行程噴射モードでの
フィードバック制御の安定性が確保される。
【0052】
【発明の効果】本発明の内燃機関は、吸気行程では吸気
量を変更する一方圧縮行程では少なくとも燃料量を変更
して機関の実回転速度が予め設定された目標回転速度と
なるように回転速度をフィードバック制御する制御手段
を備え、禁止手段により外部負荷が加わった際に回転速
度のフィードバック制御を所定期間禁止すると共に、設
定手段により所定期間を吸気行程と圧縮行程で別設定す
るようにしたので、空燃比の変更により回転速度を高く
する圧縮リーンモードの場合のフィードバック制御の禁
止期間を、吸気量の変更により回転速度を高くする吸気
行程噴射モードの場合のフィードバック制御の禁止期間
に比べて短く設定することができる。この結果、回転速
度のフィードバック制御を実施する際に、吸気行程噴射
モードでのフィードバック制御の安定性が確保されると
共に圧縮リーンモードでのフィードバック制御の応答性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る多気筒型筒内噴射
内燃機関の概略構成図。
【図2】燃料噴射制御マップ。
【図3】圧縮リーンモードにおける経時変化状況説明
図。
【図4】吸気行程噴射モードにおける経時変化状況説明
図。
【図5】アイドル運転時における回転速度のフィードバ
ック制御のフローチャート。
【図6】アイドル運転時における回転速度のフィードバ
ック制御のフローチャート。
【符号の説明】
1 多気筒型筒内噴射内燃機関(筒内噴射エンジン) 2 シリンダヘッド 4 燃料噴射弁 5 燃焼室 9 吸気ポート 10 排気ポート 25 第1エアバイパス弁 61 ECU 71 エアコンスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 和正 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射を少なくとも吸気行程と圧縮行
    程で行う内燃機関において、吸気行程では吸気量を変更
    する一方圧縮行程では少なくとも燃料量を変更して機関
    の実回転速度が予め設定された目標回転速度となるよう
    に回転速度をフィードバック制御する制御手段を備え、
    制御手段には、外部負荷が加わった際に回転速度のフィ
    ードバック制御を所定期間禁止する禁止手段と、禁止手
    段における所定期間を吸気行程と圧縮行程で別設定する
    設定手段とが備えられていることを特徴とする内燃機
    関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013060932A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Honda Motor Co Ltd エンジン制御装置
CN118758613A (zh) * 2024-09-03 2024-10-11 中汽研汽车检验中心(昆明)有限公司 清洁燃料发动机高原性能确定方法、装置、设备、存储介质及程序产品

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