JPH11324788A - 自動二輪車用エンジン - Google Patents

自動二輪車用エンジン

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Publication number
JPH11324788A
JPH11324788A JP12978698A JP12978698A JPH11324788A JP H11324788 A JPH11324788 A JP H11324788A JP 12978698 A JP12978698 A JP 12978698A JP 12978698 A JP12978698 A JP 12978698A JP H11324788 A JPH11324788 A JP H11324788A
Authority
JP
Japan
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fastening bolts
cylinder
valve
rear wheel
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP12978698A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Kihara
照雄 木原
Yuichi Tawarada
雄一 俵田
Toshio Shimada
俊夫 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動二輪車の前後方向に延びるシリンダボアを
有するエンジン本体が、クランクシャフトの軸線を後輪
の回転軸線と平行にして該後輪の側方に配置される自動
二輪車用エンジンにおいて、吸、排気ポートおよび点火
プラグを効率的に配置してエンジン本体の小型化を可能
とする。 【解決手段】エンジン本体のうち少なくともシリンダブ
ロックおよびシリンダヘッド261 を締結する3本の締
結ボルト501 〜503 が、シリンダボア24の周囲に
間隔をあけて配置され、シリンダヘッド261 に設けら
れる吸気ポート51および排気ポート52、ならびにシ
リンダヘッド261 に取付けられる点火プラグが、前記
各締結ボルト501 〜503 相互間にそれぞれ振り分け
て配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車の前後
方向に延びるシリンダボアを有するエンジン本体が、ク
ランクシャフトの軸線を後輪の回転軸線と平行にして該
後輪の側方に配置される自動二輪車用エンジンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるエンジンは、たとえば特開
平9−49475号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるエン
ジンでは、シリンダヘッドおよびシリンダブロックを締
結する締結ボルトがシリンダボアの周囲に間隔をあけて
4本配置されるのが一般的であるが、シリンダボアの直
径が小径であるときに各締結ボルトをシリンダボアに近
い位置に配置したときには、各締結ボルト相互間の距離
が比較的小さく、したがってシリンダヘッドに設けられ
る吸、排気ポートならびにシリンダヘッドに取付けられ
る点火プラグの配置に制約が生じることになる。そこ
で、各締結ボルトをシリンダボアから比較的離れた位置
に配置せざるを得ず、エンジン本体の大型化を招いてい
る。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、吸、排気ポートおよび点火プラグを効率的に
配置してエンジン本体の小型化を可能とした自動二輪車
用エンジンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、自動二輪車の前後方向に延
びるシリンダボアを有するエンジン本体が、クランクシ
ャフトの軸線を後輪の回転軸線と平行にして該後輪の側
方に配置される自動二輪車用エンジンにおいて、エンジ
ン本体のうち少なくともシリンダブロックおよびシリン
ダヘッドを締結する3本の締結ボルトが、前記シリンダ
ボアの周囲に間隔をあけて配置され、前記シリンダヘッ
ドに設けられる吸気ポートおよび排気ポート、ならびに
前記シリンダヘッドに取付けられる点火プラグが、前記
各締結ボルト相互間にそれぞれ振り分けて配置されるこ
とを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、少なくともシリ
ンダブロックおよびシリンダヘッドを締結する3本の締
結ボルトがシリンダボアの周囲に間隔をあけて配置され
ることにより、シリンダボアの直径が小径であるときに
各締結ボルトをシリンダボアに近い位置に配置した場合
でも、各締結ボルト相互間の距離を、4本の締結ボルト
で締結するときに比べて小さくすることができ、しかも
吸、排気ポートおよび点火プラグが各締結ボルト相互間
に分散配置されるので、エンジン本体の小型化が可能と
なる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記3本の締結ボルトのう
ち2本の締結ボルトが、後輪側に近接した位置に配置さ
れ、前記3本の締結ボルトのうち残余の締結ボルトが前
記シリンダボアに関して前記後輪と反対側に配置される
ことを特徴とし、かかる構成によれば、後輪の回転軸線
に沿うエンジン本体の幅を極力小さく設定することがで
きる。
【0008】さらに請求項3記載の発明は、上記請求項
1または2記載の発明の構成に加えて、吸気弁および排
気弁を開閉駆動すべくシリンダヘッドに設けられる動弁
機構に、クランクシャフトからの動弁動力を伝達する動
弁用動力伝達手段が、前記シリンダボアの上、下いずれ
かで前記エンジン本体に配設されることを特徴とし、か
かる構成によれば、動弁用動力伝達手段を配設するため
のスペースを、シリンダボアの上、下いずれかでエンジ
ン本体内に確保すればよく、後輪の回転軸線に沿うエン
ジン本体の幅を極力小さく設定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1ないし図4は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は本発明を適用した自動二輪車の側
面図、図2はパワーユニットの横断平面図、図3は図2
の3−3線拡大断面図、図4は図3の4−4線断面図で
ある。
【0011】先ず図1において、自動二輪車Vが備える
車体フレームFの前端に設けられるヘッドパイプ11に
は、前輪WF を支持するフロントフォーク12およびス
テアリングハンドル13が操向可能に支持される。また
車体フレームFはカバー14で覆われており、該カバー
14の後部にはシート15が設けられ、該シート15に
座った運転者が足を載せるためのステップ16がシート
15の前方でカバー14に設けられる。
【0012】車体フレームFに設けられた支持ブラケッ
ト17には、後輪WR を支持するパワーユニットPの前
部が支軸18を介して上下揺動可能に連結されており、
該パワーユニットPの後部および車体フレームF間に
は、クッションユニット19が設けられる。
【0013】図2において、パワーユニットPは、4サ
イクルの空冷型である単気筒のエンジンEと、変速機M
とを備え、自動二輪車Vの前方に向って左側で後輪WR
の側方に配置される。
【0014】エンジンEのエンジン本体201 は、後輪
R の回転軸線と平行なクランクシャフト21を回転自
在に支承する左、右クランクケース22,23と、シリ
ンダボア24を有して左、右クランクケース22,23
に共通に結合されるシリンダブロック251 と、シリン
ダブロック251 に結合されるシリンダヘッド26
1と、シリンダヘッド261 に結合されるヘッドカバー
271 とを備える。
【0015】シリンダボア24に摺動可能に嵌合される
ピストン28とシリンダヘッド26 1 との間には燃焼室
29が形成され、ピストン28はコネクティングロッド
30およびクランクピン31を介してクランクシャフト
21に連結される。而してエンジン本体201 は、その
シリンダボア24の軸線を略水平となるまで前方に傾斜
させた姿勢、すなわち自動二輪車Vの前後方向に沿わせ
た姿勢で後輪WR の側方に配置される。
【0016】変速機Mのミッションケース33は、左、
右クランクケース22,23と一体である左、右ケース
部22a,23aが相互に結合されて成るものであり、
変速機Mは、クランクシャフト21と平行な軸線を有し
てミッションケース33で回転自在に支承される入力軸
34および出力軸35と、後輪WR に連結される駆動軸
36とを備える。
【0017】クランクシャフト21の一端は右クランク
ケース23から外方に突出されるものであり、このクラ
ンクシャフト21の一端部に遠心式の発進用クラッチ3
7が取付けられる。また右ケース部23aから突出した
入力軸34の一端部には多板式の変速用クラッチ38が
取付けられ、発進用クラッチ37の出力部および変速用
クラッチ38の入力部が減速ギヤ列39を介して連結さ
れる。
【0018】前記発進用クラッチ37、変速用クラッチ
38および減速ギヤ列39は、右クランクケース23お
よび右ケース部23aに結合されるサイドカバー40で
覆われるものであり、駆動軸36は右ケース部23aお
よびサイドカバー40で回転自在に支持される。
【0019】ミッションケース33内において、入力軸
34および出力軸35間には、択一的に切換えて確立さ
れる複数変速段たとえば4段の変速ギヤ列G1 〜G4
設けられており、出力軸35に減速ギヤ列41を介して
連結される駆動軸36のサイドカバー40からの突出端
部に、タイヤ42とともに後輪WR を構成するホィール
43が固着され、ホィール43にはドラムブレーキ44
が装着される。
【0020】しかも後輪WR のホィール43は、自動二
輪車Vの前進方向に向って右側に膨らむように形成され
ており、前記サイドカバー40は、ホィール43内に収
納されるように配置される。
【0021】また左ケース部22aおよび駆動軸36に
は、駆動軸36と同軸であるキックスピンドル45が回
転自在に支承されており、左ケース部22aから外側方
に突出したキックスピンドル45の端部にはキックペダ
ル(図示せず)が固着される。ミッションケース33内
でキックスピンドル45には、出力軸35に連結される
キックスピンドルギヤ46が装着され、キックスピンド
ルギヤ46およびキックスピンドル45間に始動クラッ
チ47が設けられる。
【0022】クランクシャフト40に対応する部分で左
クランクケース22には、カバー48が結合されてお
り、該カバー48内には、クランクシャフト21に連結
される発電機(図示せず)が収納される。
【0023】図3および図4において、エンジン本体2
1 の左、右クランクケース22,23、シリンダブロ
ック251 およびシリンダヘッド261 は、複数たとえ
ば5本の締結ボルト501 ,502 ,503 ,504
505 により締結されるものであり、それらの締結ボル
ト501 〜505 は、たとえばスタッドボルトとして
左、右クランクケース22,23に植設される。またヘ
ッドカバー271 は、前記各締結ボルト501 〜505
のうち3本の締結ボルト502 〜504 によりシリンダ
ヘッド261 に締結される。
【0024】前記5本の締結ボルト501 〜505 のう
ち3本の締結ボルト501 〜503は、シリンダボア2
4の周囲に間隔をあけて配置される。しかもそれらの3
本の締結ボルト501 〜503 のうち2本の締結ボルト
501 ,502 は、後輪WR側に近接した位置に配置さ
れ、前記3本の締結ボルト501 〜503 のうち残余の
締結ボルト503 がシリンダボア24に関して後輪WR
とは反対側に配置される。
【0025】シリンダヘッド261 には、吸気ポート5
1および排気ポート52が設けられるとともに、燃焼室
29に臨む点火プラグ53が取付けられるのであるが、
吸気ポート51、排気ポート52および点火プラグ53
は、シリンダボア24を囲む3本の締結ボルト501
503 相互間に振り分けて配置される。すなわち吸気ポ
ート51が締結ボルト501 ,502 間でシリンダヘッ
ド261 に設けられ、排気ポート52が締結ボルト50
2 ,503 間でシリンダヘッド261 に設けられ、点火
プラグ53を取付けるための取付け孔54が締結ボルト
501 ,503間でシリンダヘッド261 に設けられ
る。
【0026】吸気ポート51および燃焼室29間の連
通、遮断を切換える吸気弁55と、排気ポート52およ
び燃焼室29間の連通・遮断を切換える排気弁56と
は、それぞれ弁ばね57,58により閉弁方向に付勢さ
れてシリンダヘッド261 に配設されており、吸気弁5
5および排気弁56は、後輪WR の回転軸線とほぼ平行
な方向に並んでシリンダヘッド261 に配設され、シリ
ンダボア24を囲む3本の締結ボルト501 〜503
うち後輪WR から最も離隔した位置にある締結ボルト5
3 は、吸気弁55および排気弁56の配列方向の延長
上に配置される。
【0027】吸気弁55および排気弁56を開閉駆動す
る動弁機構591 は、シリンダボア24を囲む3本の締
結ボルト501 〜503 のうち2本の締結ボルト5
2 ,503 間、すなわち吸気弁55および排気弁56
よりも下方に配置されており、後輪WR の回転軸線と平
行な軸線を有してシリンダヘッド261 に固定されるロ
ッカシャフト60と、一端に螺合されたタペットねじ6
1を吸気弁55に当接させるようにしてロッカシャフト
60に揺動可能に支持される吸気側ロッカアーム62
と、一端に螺合されたタペットねじ63を排気弁56に
当接させるようにしてロッカシャフト60に揺動可能に
支持される排気側ロッカアーム64とで構成される。
【0028】前記動弁機構591 における両ロッカアー
ム62,64の他端には、クランクシャフト21からの
動弁動力が動弁用動力伝達手段651 を介して伝達され
るものであり、該動弁用動力伝達手段651 は、クラン
クシャフト21と平行な軸線を有して左、右クランクケ
ース22,23で回転自在に支承されるカムシャフト6
6と、該カムシャフト66に固設される吸気側動弁カム
67と、前記カムシャフト66に固設される排気側動弁
カム68と、左、右クランクケース22,23に設けら
れたガイド部69でスライド可能に案内されて吸気側動
弁カム67に摺接する吸気側スライダ70と、前記ガイ
ド部69でスライド可能に案内されて排気側動弁カムに
摺接する排気側スライダ(図示せず)と、シリンダボア
24の軸線とほぼ平行な方向に延びて一端が前記吸気側
ロッカアーム62の他端に首振り可能に連結されるとと
もに他端が前記吸気側スライダ70に連結される吸気側
プッシュロッド71と、シリンダボア24の軸線とほぼ
平行な方向に延びて一端が前記排気側ロッカアーム64
の他端に首振り可能に連結されるとともに他端が前記排
気側スライダに連結される排気側プッシュロッド72と
を備える。
【0029】このような動弁用動力伝達手段651 は、
シリンダボア24の下方でエンジン本体201 に配置さ
れており、シリンダブロック251 およびシリンダヘッ
ド261 には、吸気側プッシュロッド71を作動可能に
収納せしめる収納孔73と、排気側プッシュロッド72
を作動可能に収納せしめる収納孔74とが、シリンダボ
ア24の下方で該シリンダボア24の軸線とほぼ平行な
方向に延びるように設けられる。
【0030】左、右クランクケース22,23のうち右
クランクケース23側でクランクシャフト21には、駆
動ギヤ75が固着されており、前記カムシャフト66に
固着された被動ギヤ76に該駆動ギヤ75が噛合され
る。而してクランクシャフト21の回転動力が駆動ギヤ
75および被動ギヤ76により1/2に減速されてカム
シャフト66に伝達されることになり、動弁用動力伝達
手段651 は、1/2に減速されたクランクシャフト2
1の回転動力を両プッシュロッド71,72の往復作動
に変換して、動弁機構651 に伝達することになる。
【0031】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、3本の締結ボルト501 〜503 がシリンダボア
24の周囲に間隔をあけて配置されるので、シリンダボ
ア24の直径が小径であるときに各締結ボルト501
503 をシリンダボア24に近い位置に配置した場合で
も、各締結ボルト501 〜503 相互間の距離を、4本
の締結ボルトで締結するときに比べて小さくすることが
できる。しかも吸、排気ポート51,52および点火プ
ラグ53が各締結ボルト501 〜503 相互間に分散配
置されるので、エンジン本体201 を小型化することが
可能となる。
【0032】また前記3本の締結ボルト501 〜503
のうち2本の締結ボルト501 ,502 が、後輪WR
に近接した位置に配置され、前記3本の締結ボルト50
1 〜503 のうち残余の締結ボルト503 がシリンダボ
ア24に関して後輪WR と反対側に配置されるので、後
輪WR の回転軸線に沿うエンジン本体201 の幅を極力
小さく設定することができる。
【0033】さらにシリンダヘッド261 に設けられる
動弁機構591 に動弁動力を伝達する動弁用動力伝達手
段651 が、シリンダボア24の下方でエンジン本体2
1に配設されていることにより、動弁用動力伝達手段
651 を配設するためのスペースを、シリンダボア24
の下方でエンジン本体201 内に確保すればよく、後輪
R の回転軸線に沿うエンジン本体201 の幅をより一
層小さくしつつ、パワーユニットPによる後輪WR の支
持強度を高めることができる。
【0034】図5および図6は本発明の第2実施例を示
すものであり、図5は図4に対応したエンジン本体の縦
断面図、図6は図5の6−6線拡大断面図である。
【0035】エンジン本体202 は、クランクシャフト
21を回転自在に支承するクランクケース22,23
と、シリンダボア24を有して左、右クランクケース2
2,23に共通に結合されるシリンダブロック25
2 と、シリンダブロック252 に結合されるシリンダヘ
ッド262 と、シリンダヘッド262 に結合されるヘッ
ドカバー272 とを備える。
【0036】エンジン本体202 の左、右クランクケー
ス22,23、シリンダブロック252 、シリンダヘッ
ド262 およびヘッドカバー272 は、複数たとえば5
本の締結ボルト501 ,502 ,503 ,504 ,50
5 により締結されるものであり、それらの締結ボルト5
1 〜505 は、たとえばスタッドボルトとして左、右
クランクケース22,23に植設される。
【0037】前記5本の締結ボルト501 〜505 のう
ち3本の締結ボルト501 〜503は、シリンダボア2
4の周囲に間隔をあけて配置される。しかもそれらの3
本の締結ボルト501 〜503 のうち2本の締結ボルト
501 ,502 は、後輪WR側に近接した位置に配置さ
れ、前記3本の締結ボルト501 〜503 のうち残余の
締結ボルト503 がシリンダボア24に関して後輪WR
とは反対側に配置される。
【0038】吸気ポート51、排気ポート52および一
対の点火プラグ(図示せず)は、シリンダボア24を囲
む3本の締結ボルト501 〜503 相互間に振り分けて
配置される。すなわち吸気ポート51が締結ボルト50
1 ,502 間でシリンダヘッド262 に設けられ、排気
ポート52が締結ボルト502 ,503 間でシリンダヘ
ッド262 に設けられ、一方の点火プラグを取付けるた
めの取付け孔541 が締結ボルト501 ,502 間でシ
リンダヘッド262 に設けられ、他方の点火プラグを取
付けるための取付け孔541 が締結ボルト502 ,50
3 間でシリンダヘッド262 に設けられる。
【0039】吸気ポート51および燃焼室29間の連
通、遮断を切換える吸気弁55と、排気ポート52およ
び燃焼室29間の連通・遮断を切換える排気弁56と
は、それぞれ弁ばね57,58により閉弁方向に付勢さ
れてシリンダヘッド262 に配設される。しかも吸気弁
55および排気弁56は、後輪WR の回転軸線にほぼ直
交する平面内で、相互に角度をなす方向に開閉作動する
ようにしてシリンダヘッド262 に配設される。
【0040】吸気弁55および排気弁56を開閉駆動す
る動弁機構592 は、後輪WR の回転軸線と平行な軸線
を有してシリンダヘッド262 に固定される一対のロッ
カシャフト60I ,60E と、一端に螺合されたタペッ
トねじ61を吸気弁55に当接させるようにしてロッカ
シャフト60I に揺動可能に支持される吸気側ロッカア
ーム62と、一端に螺合されたタペットねじ63を排気
弁56に当接させるようにしてロッカシャフト60E
揺動可能に支持される排気側ロッカアーム64とで構成
される。
【0041】動弁機構592 における両ロッカアーム6
2,64の他端には、クランクシャフト21からの動弁
動力が動弁用動力伝達手段652 を介して伝達されるも
のであり、該動弁用動力伝達手段652 は、クランクシ
ャフト21と平行な軸線を有して左、右クランクケース
22,23で回転自在に支承されるカムシャフト66
と、該カムシャフト66に固設される吸気側動弁カム6
7と、前記カムシャフト66に固設される排気側動弁カ
ム68と、左、右クランクケース22,23に設けられ
たガイド部69でスライド可能に案内されて吸気側動弁
カム67に摺接する吸気側スライダと、前記ガイド部6
9でスライド可能に案内されて排気側動弁カムに摺接す
る排気側スライダ77と、一端が前記吸気側ロッカアー
ム62の他端に首振り可能に連結されるとともに他端が
前記吸気側に連結される吸気側プッシュロッド71と、
一端が前記排気側ロッカアーム64の他端に首振り可能
に連結されるとともに他端が前記排気側スライダ77に
連結される排気側プッシュロッド72とを備える。
【0042】この動弁用動力伝達手段652 は、シリン
ダボア24の下方でエンジン本体202 に配置されてお
り、シリンダブロック252 およびシリンダヘッド26
2 においてシリンダボア24の下方には、吸気側プッシ
ュロッド71を作動可能に収納せしめる収納孔73と、
排気側プッシュロッド72を作動可能に収納せしめる収
納孔74とが設けられる。
【0043】クランクシャフト21に固着される駆動ギ
ヤ75と、カムシャフト66に固着される被動ギヤ76
とが相互に噛合されており、クランクシャフト21の回
転動力が駆動ギヤ75および被動ギヤ76により1/2
に減速されてカムシャフト66に伝達される。
【0044】この第2実施例によれば、上記第1実施例
と同様に、3本の締結ボルト501〜503 がシリンダ
ボア24の周囲に間隔をあけて配置されるので、エンジ
ン本体202 を小型化することが可能となり、また3本
の締結ボルト501 〜503のうち2本の締結ボルト5
1 ,502 が、後輪WR 側に近接した位置に配置さ
れ、前記3本の締結ボルト501 〜503 のうち残余の
締結ボルト503 がシリンダボア24に関して後輪WR
と反対側に配置されるので、エンジン本体202の小型
化が可能となるとともに、後輪WR の回転軸線に沿うエ
ンジン本体202の幅を極力小さく設定することができ
る。
【0045】また動弁用動力伝達手段652 が、シリン
ダボア24の下方でエンジン本体202 に配設されてい
ることにより、上記第1実施例と同様に、後輪WR の回
転軸線に沿うエンジン本体202 の幅をより一層小さく
することができる。
【0046】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0047】たとえば動弁用動力伝達手段がシリンダボ
アの上方に配置されるようにしてもよい。またシリンダ
ボア24の周囲に配置される3本の締結ボルトは、クラ
ンクケース、シリンダブロックおよびシリンダヘッドを
締結するものに限らず、少なくともシリンダブロックお
よびシリンダヘッドを締結するものであればよい。さら
に締結ボルトはスタッドボルトでなくてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、少なくともシリンダブロックおよびシリンダヘッド
を締結する3本の締結ボルトがシリンダボアの周囲に間
隔をあけて配置されることにより、各締結ボルト相互間
の距離を小さくするとともに吸、排気ポートおよび点火
プラグを各締結ボルト相互間に効率的に分散配置して、
エンジン本体の小型化が可能となる。
【0049】また請求項2記載の発明によれば、後輪の
回転軸線に沿うエンジン本体の幅を極力小さく設定する
ことができる。
【0050】さらに請求項3記載の発明によれば、動弁
用動力伝達手段を配設するためのスペースをシリンダボ
アの上、下いずれかでエンジン本体内に確保するように
し、後輪の回転軸線に沿うエンジン本体の幅を極力小さ
く設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の自動二輪車の側面図である。
【図2】パワーユニットの横断平面図である。
【図3】図2の3−3線拡大断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】第2実施例における図4に対応したエンジン本
体の縦断面図である。
【図6】図5の6−6線拡大断面図である。
【符号の説明】
24・・・シリンダボア 201 ,202 ・・・エンジン本体 21・・・クランクシャフト 251 ,252 ・・・シリンダブロック 261 ,262 ・・・シリンダヘッド 501 〜503 ・・・締結ボルト 51・・・吸気ポート 52・・・排気ポート 53・・・点火プラグ 55・・・吸気弁 56・・・排気弁 591 ,592 ・・・動弁機構 651 ,652 ・・・動弁用動力伝達手段 E・・・エンジン V・・・自動二輪車 WR ・・・後輪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動二輪車(V)の前後方向に延びるシ
    リンダボア(24)を有するエンジン本体(201 ,2
    2 )が、クランクシャフト(21)の軸線を後輪(W
    R )の回転軸線と平行にして該後輪(WR )の側方に配
    置される自動二輪車用エンジンにおいて、エンジン本体
    (201 ,202 )のうち少なくともシリンダブロック
    (251 ,252 )およびシリンダヘッド(261 ,2
    2 )を締結する3本の締結ボルト(501 〜503
    が、前記シリンダボア(24)の周囲に間隔をあけて配
    置され、前記シリンダヘッド(261 ,262 )に設け
    られる吸気ポート(51)および排気ポート(52)、
    ならびに前記シリンダヘッド(261 ,262 )に取付
    けられる点火プラグ(53)が、前記各締結ボルト(5
    1 〜503 )相互間にそれぞれ振り分けて配置される
    ことを特徴とする自動二輪車用エンジン。
  2. 【請求項2】 前記3本の締結ボルト(501 〜5
    3 )のうち2本の締結ボルト(501 ,502 )が、
    後輪(WR )側に近接した位置に配置され、前記3本の
    締結ボルト(501 〜503 )のうち残余の締結ボルト
    (503 )が前記シリンダボア(24)に関して前記後
    輪(WR )と反対側に配置されることを特徴とする請求
    項1記載の自動二輪車用エンジン。
  3. 【請求項3】 吸気弁(55)および排気弁(56)を
    開閉駆動すべくシリンダヘッド(261 ,262 )に設
    けられる動弁機構(591 ,592 )に、クランクシャ
    フト(21)からの動弁動力を伝達する動弁用動力伝達
    手段(651,652 )が、前記シリンダボア(24)
    の上、下いずれかで前記エンジン本体(201 ,2
    2 )に配設されることを特徴とする請求項1または2
    記載の自動二輪車用エンジン。
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