JPH11324936A - ポンプの入口減圧弁 - Google Patents
ポンプの入口減圧弁Info
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Abstract
に、下流側のポンプに設けた入口減圧弁内に送水開始時
に大気圧より高い空気が流入しても、入口減圧弁が閉弁
されて送水不能になることを防止する。 【解決手段】 複数台のポンプを直列に接続し、下流側
のポンプの入口側に入口減圧弁を設ける。この入口減圧
弁において、弁体26を弁座27から離反する方向へ付
勢する付勢手段33を設けることにより、送水開始時に
送水される水に押された大気圧より高い空気が入口減圧
弁内に流入しても、付勢手段33の付勢力により、弁体
26が弁座27に着座して入口減圧弁が閉弁されること
を防止する。さらに、第2受圧部材28の受圧面積A1
を弁座27の通路面積A2より大きくし、付勢手段によ
る力と釣り合わせることにより、送水作業中に送水を遮
断したときに、入口減圧弁が開弁されてポンプ内の圧力
が異常に上昇することを防止する。
Description
ンプの入口に作用する圧力を減圧するポンプの入口減圧
弁に関する。
距離へ送水する場合、ポンプの入口に減圧弁を設け、上
流側のポンプからの圧力が下流側のポンプに作用しない
ようにしている。
プへ送水を開始するとき、送水される水がホース内の空
気を押しながら進むので、下流側のポンプの入口には大
気圧より高い圧力が作用し、減圧弁が閉弁され水の流路
を遮断してしまい、送水不能になることがある。
を作動させたりポンプのドレンコックを開く操作を、手
動で行っている。
動させたりドレンコックを開いたりする操作は煩雑であ
る。しかも、操作が遅れたり操作を間違う場合があり、
ポンプの故障やエンジンの焼付きの原因となる。
弁が閉弁されて送水不能になることを防止でき、かつ、
送水中に送水を遮断した場合などにおいて下流側のポン
プに高い圧力が作用することを確実に防止できるポンプ
の入口減圧弁を提供することを目的とする。
ンプの入口減圧弁は、内部に流路が形成されてポンプの
入口側に接続される減圧弁ケースと、この減圧弁ケース
内に設けられて前記流路内を流れる流体の流れ方向に沿
って摺動自在な可動軸と、この可動軸の摺動方向上流側
の端部に固定された第1受圧部材と、前記減圧弁ケース
内に位置固定されて前記第1受圧部材を囲む内部壁と、
この内部壁の内側において前記第1受圧部材により仕切
られた第1空間及び第2空間と、前記可動軸の摺動方向
下流側の端部に固定された弁体と、前記流路の内周面に
形成されて前記可動軸が摺動方向上流側へ所定の位置ま
で摺動したときに前記弁体が着座する弁座と、前記可動
軸に固定されて前記弁座より上流側に位置し、前記可動
軸を摺動方向上流側へ摺動させる向きに流体からの圧力
を受ける第2受圧部材と、前記第1空間と大気中とを連
通する第1連通路と、前記第2空間と前記流路の前記弁
座より下流側部分とを連通する第2連通路と、前記弁体
を前記弁座から離反する方向へ付勢する付勢手段と、を
有し、前記第2受圧部材の受圧面積を前記弁座の通路面
積より大きくした。
路内を流れる流体の流れ方向に沿った上流側を意味す
る。第2受圧部材の受圧面積とは、流路内を流れる流体
が、可動軸を摺動方向上流側へ摺動させる向きの力を作
用させる部分の面積である。また、弁座の通路面積と
は、弁座の穴部における流体が通過する部分の面積であ
る。
ンプと下流側のポンプとを接続しているホース内の空気
が送水される水に押されて大気圧より高圧になり、下流
側のポンプの入口減圧弁内に流入する。入口減圧弁内に
流入した空気の圧力は、第2連通路を介して第2空間内
に作用し、第1受圧部材を押圧して可動軸を摺動方向上
流側へ摺動させ、弁体を弁座に着座させるように働く。
しかし、第2空間内に作用する大気圧と付勢手段の付勢
力とが、弁体を弁座から離反させる方向へ作用している
ので、弁体は弁座に着座しない。このため、送水開始時
において大気圧より高圧の空気が入口減圧弁内に流入し
ても、入口減圧弁が閉弁されて送水不能になるというこ
とが防止され、送水が円滑に開始される。
水を遮断した個所より上流側の入口減圧弁において、上
流側のポンプからの圧力により第2空間内の圧力が瞬時
に上昇して第1受圧部材が押圧され、可動軸が摺動方向
上流側に摺動して弁体が弁座に着座する。弁体が弁座に
着座すると、上流側のポンプからの圧力は、一方では、
第2受圧部材に作用して弁体が弁座に着座した状態を維
持する方向へ可動軸を付勢し、他方では、弁座の穴部か
ら弁体に作用して弁体が弁座から離反する方向へ可動軸
を付勢する。ここで、第2受圧部材の受圧面積と、弁座
の通路面積とが同じであれば、これらの2つの力は相殺
される。そして、可動軸は、付勢手段の付勢力により摺
動方向下流側へ摺動して弁体が弁座から離反し、上流側
のポンプからの圧力が下流側のポンプに作用して下流側
のポンプ内の圧力が付勢手段の付勢力と釣り合うまで高
くなるという不都合が生じる。
通路面積より大きくし、第2受圧部材と弁体とに作用す
る上流側のポンプからの圧力の差が、付勢手段の付勢力
と釣り合うようにする。このため、送水作業中に送水を
遮断して弁体が弁座に着座したときに、第2受圧部材に
作用して弁体を弁座に着座させる向きの力が、弁体に作
用して弁体を弁座から離反させる向きの力より大きくな
り、付勢手段の付勢力が弁体を弁座から離反させる向き
に作用していても、全体として釣り合うので弁体は弁座
に着座した状態に維持される。そして、上流側のポンプ
からの圧力が下流側のポンプに作用して下流側のポンプ
に付勢手段による付勢力に相当する高い圧力が作用する
ということが防止される。
着座したときに、上流側のポンプからの圧力が入口減圧
弁に作用しても弁体を弁座に着座した状態に維持するに
は、弁体を開こうとする力と閉じようとする力とを釣り
合わせることが必要である。そのためには、第2受圧部
材の受圧面積(A1)と、弁座の通路面積(A2)と、
付勢手段の付勢力(F)と、上流側のポンプから作用す
る圧力(P)とを、A1×P=(A2×P)+Fとする
必要があり、即ち、A1=A2+(F/P)となるよう
に設定すればよい。
所より上流側のポンプ内の水は下流側へ送水され、ポン
プ内の圧力が低下してこのポンプに接続されている入口
減圧弁の第2空間内の圧力も低下し、可動軸が摺動方向
下流側へ摺動して弁体が弁座から離反し、送水が再開さ
れる。
明のポンプの入口減圧弁において、前記付勢手段とし
て、前記可動軸を摺動方向下流側へ押圧するスプリング
を前記第1空間内に設けた。
プリングの強さを変えることにより付勢力を変更するこ
とができる。
明のポンプの入口減圧弁において、前記付勢手段とし
て、前記第1空間を気密空間とした。
り、部品点数も少なくなる。
及び図2に基づいて説明する。図2は、水源1から離れ
た火災現場に放水するために3台のポンプ(第1ポンプ
2,第2ポンプ3,第3ポンプ4)を直列に配置した状
態を表わす見取図である。第1ポンプ2の入口側には吸
水管5が接続され、第1ポンプ2の吐出側と第2ポンプ
3の入口側との間には中継ホース6が接続され、第2ポ
ンプ3の吐出側と第3ポンプ4の入口側との間には中継
ホース7が接続され、第3ポンプ4の吐出側には放水ホ
ース8が接続されている。各ポンプ2〜4の吐出側には
それぞれ開閉調節自在な放水弁2a,3a,4aが設け
られ、放水ホース8の先端部にも放水弁9が設けられて
いる。
が接続され、第3ポンプ4の入口側にも入口減圧弁11
が接続されている。これらの入口減圧弁10,11は同
じ構造であり、一方の入口減圧弁10の構造を図1に基
づいて説明する。入口減圧弁10は、一端に流入口12
が形成され、他端に流出口13が形成され、流入口12
と流出口13との間に流路14が形成された減圧弁ケー
ス15を有している。この減圧弁ケース15は、それぞ
れ筒状形状をなす第1ケース15aと第2ケース15b
とを複数個のボルト16で連結することにより形成され
ている。第1ケース15aには、中継ホース6を接続す
るためのOリング17とホース接続金具18とが取付け
られている。第2ケース15bの内周面には、入口減圧
弁10を第2ポンプ3の入口に接続するためのネジ19
が形成され、さらに、この接続時に気密性を確保するた
めのガスケット20が取付けられている。また、第2ケ
ース15bの外周部には、入口減圧弁10を第2ポンプ
3の入口に接続する際の操作部になるとともに携帯時の
把手となるハンドル15cが一体に形成されている。
れる流体の流れ方向に沿って摺動自在に可動軸である減
圧弁軸21が設けられている。この減圧弁軸21の摺動
方向上流側の端部には、第1受圧部材である可撓性を有
するダイヤフラム22の内周側端部が固定され、ダイヤ
フラム22の外周側端部は第1ケース15aと第2ケー
ス15bとにより挾持されている。また、第1ケース1
5aと第2ケース15bとには、減圧弁軸21の摺動方
向上流側の端部とダイヤフラム22とを囲む内部壁23
が位置固定に設けられており、この内部壁23内は、ダ
イヤフラム22によって第1空間24と第2空間25と
に仕切られている。
は、弁体である減圧弁体26が固定されている。第2ケ
ース15bの内周面には、減圧弁軸21が摺動方向上流
側へ向けて所定位置まで摺動したときに減圧弁体26が
着座する弁座である減圧弁座27が形成されている。減
圧弁軸21は、減圧弁座27を挿通して摺動自在に設け
られている。減圧弁軸21における減圧弁体26とダイ
ヤフラム22との間には、減圧弁座27より上流側に位
置する第2受圧部材である受圧ピストン28が一体に形
成されている。この受圧ピストン28の摺動方向下流側
の端面部分の受圧面積A1は、減圧弁座27における流
体が通過する部分の面積である通路面積A2より大きく
形成されている。
摺動方向に沿って延出した案内穴29が形成され、この
案内穴29内に受圧ピストン28が摺動自在に嵌合され
ている。受圧ピストン28の外周部には、案内穴29の
内周面に摺接するOリング30が取り付けられている。
気中とを連通する第1連通路31が形成されている。第
2ケース15bには、第2空間25と流路14における
減圧弁座27より下流側部分とを連通する第2連通路3
2が形成されている。第1空間24内には、減圧弁軸2
1を摺動方向下流側へ向けて付勢することにより減圧弁
体26を減圧弁座27から離反する方向へ付勢する付勢
手段であるスプリング33が設けられている。
に3台のポンプ2〜4を直列に接続し、各ポンプ2〜4
を駆動させるとともに放水弁2a〜4a,9を開くこと
により、水源1から吸い上げられた水が第1ポンプ2で
加圧され、中継ホース6の中の空気を押しながら入口減
圧弁10の方向に送水される。
6内の空気は大気圧より高圧になり、入口減圧弁10内
に流入する。入口減圧弁10内に流入した空気の圧力
は、第2連通路32を介してダイヤフラム22に作用
し、減圧弁軸21を摺動方向上流側へ摺動させ、減圧弁
体26を減圧弁座27に着座させて入口減圧弁10を閉
弁させようとする。しかし、第1空間24内には大気圧
が作用するとともに減圧弁軸21を摺動方向下流側へ付
勢するスプリング33が設けられているため、送水され
た水に押されて大気圧より高圧になった中継ホース6内
の空気が入口減圧弁10内に流入しても、減圧弁軸21
が摺動方向上流側へ摺動して減圧弁体26が減圧弁座2
7に着座することが防止され、入口減圧弁10は開弁状
態に維持される。
気はこの入口減圧弁10と第2ポンプ3とを通過して中
継ホース7内へ流入し、この空気の後に続く水が入口減
圧弁10内及び第2ポンプ3内に流入する。第2ポンプ
3を通過した空気と水とは、引き続き、入口減圧弁11
と第3ポンプ4とを通過し、放水ホース8の先端から放
水が開始される。
て入口減圧弁10,11内に流入した空気の圧力で入口
減圧弁10,11が閉弁されるということが防止され、
送水及び放水が円滑に開始される。
駆動により発生した圧力が流路14から第2連通路32
を通って第2空間25に作用する。ここで、第1ポンプ
2の駆動により発生した圧力が、第1空間24内の圧力
(即ち、大気圧とスプリング33の付勢力との合計の圧
力)より高い場合には、その圧力によりダイヤフラム2
2が押され、減圧弁軸21が減圧弁体26と共に摺動方
向上流側へ摺動し、減圧弁体26が減圧弁座27に近付
く。これにより、減圧弁体26と減圧弁座27との間の
隙間が小さくなり、第2ポンプ3側へ流れる水の量が減
り、減圧弁座27の下流側(即ち、第2ポンプ3の入口
側)に作用する圧力が次第に低下する。そして、第2ポ
ンプ3の入口側に作用する圧力による減圧弁軸21を摺
動方向上流側へ押す力と、第1空間24内の圧力により
減圧弁軸21を摺動方向下流側へ押す力とが同じになる
位置で減圧弁軸21が停止する。
により、第2ポンプ3の入口側に作用する圧力が第1空
間24内の圧力より低くなった場合には、第2空間25
内の圧力も第1空間24内の圧力より低くなるため、減
圧弁軸21が減圧弁体26と共に摺動方向下流側へ摺動
し、減圧弁体26が減圧弁座27から離反する。これに
より、減圧弁体26と減圧弁座27との間の隙間が大き
くなり、第2ポンプ3側へ流れる水の量が増え、第2ポ
ンプ3の入口側に作用する圧力が次第に上昇する。そし
て、第2ポンプ3の入口側に作用する圧力による減圧弁
軸21を摺動方向上流側へ押す力と、第1空間24内の
圧力による減圧弁軸21を摺動方向下流側へ押す力とが
同じになる位置で減圧弁軸21が停止する。
入口減圧弁10を設けることにより、放水作業中に第1
ポンプ2の圧力が変動しても、第2ポンプ3の入口側の
圧力を常に一定に維持することができる。
口減圧弁11が接続されているため、第3ポンプ4の入
口側の圧力を常に一定に維持することができる。従っ
て、図2に示したように多数のポンプ2,3,4を直列
に接続して放水作業を行っても、放水作業中にポンプ
3,4に作用する圧力が異常に高くなるということを防
止でき、消火作業者が放水の反動力で振り回されてけが
をしたり、ポンプ3,4やホース6〜8が破損すること
を防止できる。放水ホース8の先端からは、第3ポンプ
4で加圧された水が放水される。
弁3aを閉じた場合における入口減圧弁10の作用につ
いて説明する。放水弁3aを閉じると、第1ポンプ2か
らの圧力により第2空間25内の圧力が瞬時に上昇して
ダイヤフラム22に作用し、減圧弁軸21が摺動方向上
流側に摺動して減圧弁体26が減圧弁座27に着座す
る。減圧弁体26が減圧弁座27に着座すると、第1ポ
ンプ2からの圧力は、一方では、受圧ピストン28の端
面部分(受圧面積A1の部分)に作用し、減圧弁体26
が減圧弁座27に着座した状態を維持する方向へ減圧弁
軸21を付勢する。他方では、減圧弁座27の穴部から
減圧弁体26に作用し、減圧弁体26が減圧弁座27か
ら離反する方向へ減圧弁軸21を付勢する。ここで、受
圧ピストン28の受圧面積A1と減圧弁座27の通路面
積A2とが同じであれば、これらの2つの力は相殺され
る。そして、減圧弁軸21はスプリング33の付勢力に
より摺動方向下流側へ摺動して減圧弁体26が減圧弁座
27から離反し、第1ポンプ2からの圧力が第2ポンプ
3に作用して第2ポンプ3内の圧力がスプリング33の
付勢力に釣り合うまで高くなるという不都合が生じる。
が減圧弁座27の通路面積A2よりスプリング33の付
勢力に相当する力を発生する面積分大きいため、放水作
業中に放水を遮断して減圧弁体26を減圧弁座27に着
座させたとき、受圧ピストン28の受圧面積A1の部分
に作用して減圧弁体26を減圧弁座27に着座させる向
きの力が、減圧弁座27の通路面積A2の部分から減圧
弁体26に作用して減圧弁体26を減圧弁座27から離
反させる向きの力より大きくなる。一方、スプリング3
3の付勢力が減圧弁体26を減圧弁座27から離反させ
る向きに作用しているので全体として釣り合い、減圧弁
体26は減圧弁座27に着座した状態に維持される。そ
して、第1ポンプ2からの圧力が第2ポンプ3に作用し
て第2ポンプ3に異常に高い圧力が作用するということ
が防止される。
に設けたスプリング33により減圧弁軸21を介して減
圧弁体26を減圧弁座27から離反する方向へ付勢する
場合を例に挙げて説明したが、スプリング33の設置場
所は第1空間24以外でもよく、減圧弁体26を減圧弁
座27から離反する方向へ直接付勢してもよい。また、
スプリング33の強さを一定にした場合を例に挙げて説
明したが、スプリング33の強さを切り替え調節できる
構造としてもよい。
に基づいて説明する。なお、図1及び図2において説明
した部分と同じ部分は同じ符号で説明する。本実施の形
態の入口減圧弁34は、基本的な構造は図1に示した入
口減圧弁10と同じであるが、減圧弁体26を減圧弁座
27から離反させる方向に付勢する付勢手段の構造が異
なる。減圧弁ケース15内には、減圧弁軸21の上流側
端部とダイヤフラム22とを囲む内部壁23が位置固定
に設けられており、この内部壁23内が、ダイヤフラム
22により付勢手段である気密空間35と、第2空間2
5とに仕切られている。気密空間35内には、窒素ガス
又は空気などの気体が所定の圧力で封入されている。
いて、水に押されて大気圧より高くなった中継ホース6
内の空気が入口減圧弁34内に流入し、その空気の圧力
が第2連通路32を介して第2空間25内に作用し、減
圧弁軸21が摺動方向上流側へ摺動する向きにダイヤフ
ラム22を付勢する。しかし、気密空間35内の圧力に
より、減圧弁軸21が摺動方向上流側へ摺動して減圧弁
体26が減圧弁座27に着座するということが防止さ
れ、入口減圧弁34が閉弁することが防止されて送水及
び放水が円滑に開始される。
とにより、放水作業中に第2ポンプ3(図2参照)の放
水弁3aを閉じて放水を遮断し、減圧弁体26を減圧弁
座27に着座させたときには、気密空間35内の圧力に
より減圧弁軸21が摺動方向下流側に付勢されて減圧弁
体26が減圧弁座27から離反する方向の力を受ける。
しかし、受圧ピストン28の受圧面積A1が減圧弁座2
7の通路面積A2より気密空間35内の圧力によって発
生する力に相当する面積分大きいため、上述した第一の
実施の形態と同じように、気密空間35内の圧力が減圧
弁軸21に作用しても全体として釣り合うので、減圧弁
体26は減圧弁座27に着座した状態に維持され、第1
ポンプ2からの圧力が第2ポンプ3に作用して第2ポン
プ3に異常に高い圧力が作用するということが防止され
る。
2参照)の駆動により発生した圧力が流路14から第2
連通路32を通って第2空間25に作用し、この圧力が
気密空間35内で圧縮された圧力より高い場合には、そ
の圧力によりダイヤフラム22が押され、減圧弁軸21
が減圧弁体26と共に摺動方向上流側へ摺動し、減圧弁
体26が減圧弁座27に近付く。これにより、減圧弁体
26と減圧弁座27との間の隙間が小さくなり、第2ポ
ンプ3側へ流れる水の量が減り、減圧弁座27の下流側
(即ち、第2ポンプ3の入口側)に作用する圧力が次第
に低下する。そして、第2ポンプ3の入口側に作用する
圧力による減圧弁軸21を摺動方向上流側へ押す力と、
気密空間35内の圧力により減圧弁軸21を摺動方向下
流側へ押す力とが同じになる位置で減圧弁軸21が停止
する。
により第2ポンプ3の入口側に作用する圧力が気密空間
35内の圧力より低くなった場合には、減圧弁軸21が
減圧弁体26と共に摺動方向下流側へ摺動し、減圧弁体
26が減圧弁座27から離反して減圧弁体26と減圧弁
座27との間の隙間が大きくなり、第2ポンプ3側へ流
れる水の量が増え、第2ポンプ3の入口側に作用する圧
力が次第に上昇する。そして、第2ポンプ3の入口側に
作用する圧力による減圧弁軸21を摺動方向上流側へ押
す力と、気密空間35内の圧力による減圧弁軸21を摺
動方向下流側へ押す力とが同じになる位置で減圧弁軸2
1が停止する。
入口減圧弁34を設けることにより、放水作業中に第1
ポンプ2の圧力が変動しても、第2ポンプ3の入口側の
圧力を常に一定に維持することができる。
35の容積を変更しない構造のものを例に挙げて説明し
たが、気密空間35の容積を変更できる構造としてもよ
い。
続したポンプにおける下流側のポンプの入口側に入口減
圧弁を設け、この入口減圧弁の弁体を弁座から離反する
方向へ付勢する付勢手段を設け、大気圧以上の圧力で弁
体を弁座から離反する方向へ付勢するようにしたので、
送水開始時において、水に押されて大気圧より上昇した
空気が入口減圧弁内に流入しても、その圧力で入口減圧
弁が閉弁されることを防止でき、送水開始時に入口減圧
弁が閉弁されて送水不能になるということを防止でき
る。また、このような付勢手段を設けただけでは、送水
作業中に送水を遮断した場合に、付勢手段の付勢力によ
って入口減圧弁が閉弁されずに、この入口減圧弁が設け
られているポンプに付勢手段の付勢力によって発生する
圧力に相当する圧力が作用するという不都合が発生す
る。しかし、第2受圧部材の受圧面積を弁座の通路面積
より大きくし、第2受圧部材と弁体とに作用する上流側
のポンプからの圧力の差が付勢手段の付勢力と釣り合う
ようにすることにより、送水作業中に送水を遮断して弁
体が弁座に着座したときに、付勢手段の付勢力に抗して
弁体を弁座に着座した状態に維持することができ、送水
作業中の送水遮断時に入口減圧弁が開弁されて下流側の
ポンプに異常に高い圧力が作用することを防止できる。
して、可動軸を摺動方向下流側へ押圧するスプリングを
第1空間内に設けたので、付勢手段を簡単な構造とする
ことができ、また、スプリングの強さを変えることによ
り付勢力を変更することができる。
して、第1空間を気密空間としたので、付勢手段の構造
がさらに簡単になり、部品点数を減らすことができる。
ある。
置した状態を表わす見取図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に流路が形成されてポンプの入口側
に接続される減圧弁ケースと、 この減圧弁ケース内に設けられて前記流路内を流れる流
体の流れ方向に沿って摺動自在な可動軸と、 この可動軸の摺動方向上流側の端部に固定された第1受
圧部材と、 前記減圧弁ケース内に位置固定されて前記第1受圧部材
を囲む内部壁と、 この内部壁の内側において前記第1受圧部材により仕切
られた第1空間及び第2空間と、 前記可動軸の摺動方向下流側の端部に固定された弁体
と、 前記流路の内周面に形成されて前記可動軸が摺動方向上
流側へ所定の位置まで摺動したときに前記弁体が着座す
る弁座と、 前記可動軸に固定されて前記弁座より上流側に位置し、
前記可動軸を摺動方向上流側へ摺動させる向きに流体か
らの圧力を受ける第2受圧部材と、 前記第1空間と大気中とを連通する第1連通路と、 前記第2空間と前記流路の前記弁座より下流側部分とを
連通する第2連通路と、 前記弁体を前記弁座から離反する方向へ付勢する付勢手
段と、を有し、 前記第2受圧部材の受圧面積を前記弁座の通路面積より
大きくしたことを特徴とするポンプの入口減圧弁。 - 【請求項2】 前記付勢手段として、前記可動軸を摺動
方向下流側へ押圧するスプリングを前記第1空間内に設
けたことを特徴とする請求項1記載のポンプの入口減圧
弁。 - 【請求項3】 前記付勢手段として、前記第1空間を気
密空間としたことを特徴とする請求項1記載のポンプの
入口減圧弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13871298A JP3730407B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | ポンプの入口減圧弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13871298A JP3730407B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | ポンプの入口減圧弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11324936A true JPH11324936A (ja) | 1999-11-26 |
| JP3730407B2 JP3730407B2 (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=15228372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13871298A Expired - Lifetime JP3730407B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | ポンプの入口減圧弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3730407B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011087621A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-05-06 | Nippon Kikai Kogyo Kk | 消防用ポンプの接続方法 |
-
1998
- 1998-05-20 JP JP13871298A patent/JP3730407B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011087621A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-05-06 | Nippon Kikai Kogyo Kk | 消防用ポンプの接続方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3730407B2 (ja) | 2006-01-05 |
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