JPH1132504A - トラクタ - Google Patents
トラクタInfo
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- JPH1132504A JPH1132504A JP20733097A JP20733097A JPH1132504A JP H1132504 A JPH1132504 A JP H1132504A JP 20733097 A JP20733097 A JP 20733097A JP 20733097 A JP20733097 A JP 20733097A JP H1132504 A JPH1132504 A JP H1132504A
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Abstract
を保ちつつ、制御精度を向上させる。 【解決手段】 作業機3を傾斜させるリフトロッドシリ
ンダ6を、リフトロッド目標値とリフトロッド検出値と
の偏差に基づいて自動的に伸縮制御するにあたり、不感
帯に隣接する偏差範囲に、所定のタイマ時間が経過する
までシリンダ作動を遅延させる伸縮遅延範囲を設定す
る。
Description
ンダを備えるトラクタの技術分野に属するものである。
業機の傾斜姿勢を強制的に変化させるリフトロッドシリ
ンダを備えると共に、作業機が設定傾斜を維持するよう
にリフトロッドシリンダを自動制御するものが知られて
いるが、この様なものでは、目標位置に対する検出位置
の偏差が不感帯設定値を越えるまでシリンダ作動を停止
させる所謂不感帯を設定し、制御の安定性を確保するこ
とが要求される。
を設定するにあたり、不感帯設定値が大きすぎる場合に
は制御精度が低下する一方、小さすぎる場合には頻繁な
作動を阻止できないことになるため、曖昧な中間設定値
を設定せざるを得ないのが実状であった。そこで、シリ
ンダ作動状態では、小さな不感帯設定値を用いて良好な
制御精度を確保する一方、シリンダ停止状態では、大き
な不感帯設定値を用いて頻繁な作動を阻止することが提
案されているが、このものでは、偏差が小不感帯設定値
と大不感帯設定値との間に位置する状態で長時間停止す
ることが許されるため、制御誤差を長時間に亘って容認
し、作業精度を低下させる可能性があった。
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、作業機の傾斜姿勢を強制的に変化
させるリフトロッドシリンダと、該リフトロッドシリン
ダを自動制御する自動制御部とを備え、さらに自動制御
部には、目標位置と検出位置との偏差を演算する偏差演
算手段と、偏差が不感帯設定値を越える場合にシリンダ
作動指令を出力する作動指令出力手段とを設けてなるト
ラクタにおいて、前記自動制御部に、作動停止状態の偏
差が不感帯設定値を越え、かつ遅延処理範囲設定値以内
のとき、所定のタイマ時間が経過するまでシリンダ作動
指令の出力制限をする遅延処理手段を設けたものであ
る。つまり、作動停止時には、偏差が不感帯設定値を越
えても、遅延処理範囲設定値を越えなければ、リフトロ
ッドシリンダを停止状態に維持するため、頻繁な作動を
阻止して良好な安定性を確保することができ、しかも、
この状態が所定時間続いた場合には、リフトロッドシリ
ンダを不感帯に向けて作動させるため、不感帯から外れ
た状態を長時間に亘って容認するものに比して制御精度
を向上させることができる。また、複数の遅延処理範囲
を多段状に設定すると共に、不感帯に近い遅延処理範囲
ほど遅延タイマ時間を長くしたものである。つまり、偏
差が小さい場合には、長く遅延して安定性を重視する一
方、偏差が大きい場合には、短く遅延して制御精度を重
視するため、安定性を確保しつつ制御精度の向上を計る
ことができる。また、作動停止状態の偏差が不感帯設定
値を越えたとき、全遅延タイマのカウントを開始するも
のである。つまり、偏差が不感帯から外れたときを基準
にして各遅延処理範囲の遅延処理を解除するため、不感
帯を中心とする絶対的な遅延処理を行うことができ、そ
の結果、偏差の小さなふらつき(ノイズ等)を許容して
安定した制御を行うことができる許りでなく、偏差が大
きくふらついた場合には、遅延処理を迅速に解除して良
好な制御精度を確保することができる。また、作動停止
状態の偏差が各遅延処理範囲に入ったとき、対応する遅
延タイマのカウントを開始するものである。つまり、偏
差が各遅延処理範囲に入ったときを基準にして各遅延処
理範囲の遅延処理を解除するため、各遅延処理範囲で相
対的な遅延処理を行うことができ、その結果、偏差のふ
らつきを可及的に許容して安定性を重視した制御を行う
ことができる。また、現在位置する遅延処理範囲よりも
不感帯に近い遅延処理範囲の遅延タイマ時間が経過した
とき、少なくとも現在位置する遅延処理範囲を解除する
ものである。つまり、偏差が各遅延処理範囲に入ったと
きを基準にして各遅延処理範囲の遅延処理を解除するに
あたり、遅延時間が必要以上に長くなることを回避して
制御精度の向上を計ることができる。また、現在位置す
る遅延処理範囲よりも不感帯に近い遅延処理範囲を解除
するものである。つまり、偏差が不感帯側の遅延処理範
囲に戻ろうとしたとき、直ちにリフトロッドシリンダを
作動させるため、遅延時間が必要以上に長くなることを
回避して制御精度の向上を計ることができる。また、各
遅延処理範囲で遅延タイマ時間が経過したとき、それぞ
れ作動速度が異なるシリンダ作動指令を出力すると共
に、不感帯に近い遅延処理範囲のシリンダ作動指令ほど
作動速度を遅くしたものである。つまり、不感帯から遠
い遅延処理範囲では、リフトロッドシリンダを速く作動
させて制御精度を向上させる一方、不感帯に近い遅延処
理範囲では、リフトロッドシリンダをゆっくりと作動さ
せて所謂ハンチング現象を防止することができる。ま
た、現在位置する遅延処理範囲の遅延タイマ時間が経過
するまで、不感帯に近い隣接遅延処理範囲のシリンダ作
動指令を出力するものである。つまり、遅延処理中でも
一段階遅い速度でリフトロッドシリンダを作動させるた
め、安定性を確保しつつ制御精度の向上を計ることがで
きる。また、作業機の種類に応じて各遅延処理範囲また
は各遅延処理時間を切換えるものである。つまり、作業
機毎に偏差のふらつき具合が相違したとしても、予め適
正な遅延処理範囲または遅延処理時間を設定しておけ
ば、作業機の種類に拘わらず、良好な安定性および制御
精度を兼ね備えた制御を行うことができる。また、作業
機の目標傾斜を設定する傾斜設定器が操作されたとき、
遅延処理範囲を解除するものである。つまり、傾斜設定
器を操作した場合に、直ちにリフトロッドシリンダが作
動するため、傾斜設定操作時の操作性および設定精度を
向上させることができる。
を図面に基づいて説明する。図面において、1はトラク
タの走行機体であって、該走行機体1の後部には、昇降
リンク機構2を介してロータリ等の作業機3が昇降自在
に連結されている。そして、前記作業機3は、リフトロ
ッド4を介して昇降リンク機構2を吊持するリフトアー
ム5の上下揺動に伴って昇降作動する一方、左右何れか
のリフトロッド4に介設されるリフトロッドシリンダ6
の伸縮に伴って左右傾斜するが、これらの基本構成は何
れも従来通りである。
動させるリフトロッド用電磁切換バルブであって、該リ
フトロッド用電磁切換バルブ7を切換える伸長用ソレノ
イド8および縮小用ソレノイド9は、インチングパルス
に基づく間欠駆動が可能であるため、インチングパルス
のデューティ設定(ON時間/周期)に基づいてリフト
ロッドシリンダ6の作動速度を制御することができるよ
うになっている。
される制御部であって、該制御部10の入力側には、リ
フトロッドシリンダ6のシリンダ長を検出するリフトロ
ッドセンサ11、走行機体1の左右傾斜角を検出する傾
斜センサ12、傾斜自動制御をON−OFFする傾斜自
動スイッチ13、傾斜自動制御の目標傾斜を設定する傾
斜設定ボリューム14、傾斜自動制御の感度を作業機の
種類等に応じて設定する傾斜感度設定スイッチ15、リ
フトロッドシリンダ6を手動操作する傾斜手動スイッチ
16等が入力インタフェース回路を介して接続される一
方、出力側には、リフトロッド用電磁切換バルブ7の伸
長用および縮小用ソレノイド8、9等が出力インタフェ
ース回路を介して接続されている。
においては、後述する伸縮遅延タイマのセット、伸縮遅
延タイマ経過フラグのリセット、伸縮遅延範囲通過フラ
グのリセット等を行う「初期設定」を実行した後、傾斜
感度設定スイッチ15の切換位置に応じて伸縮遅延タイ
マの設定時間、伸縮遅延範囲の幅、傾斜比較出力制御モ
ード等を切換える「感度セット」、傾斜自動目標値、傾
斜手動目標値、平行復帰目標値もしくは現在位置停止目
標値をリフトロッド目標値にセットする「傾斜制御」、
傾斜設定ボリューム14の操作をチェックする「傾斜設
定ボリュームチェック」、リフトロッドセンサ値とリフ
トロッド目標値との偏差に応じてリフトロッド伸縮指令
を出力する「傾斜比較出力制御」等のサブルーチンを繰
り返し実行するようになっており、以下、これらのサブ
ルーチンのうち、「傾斜制御」、「傾斜設定ボリューム
チェック」および「傾斜比較出力制御」(モード1〜
4)をフローチャートに基づいて説明する。尚、伸長作
動時と縮小作動時の制御概念は略同一であるため、伸長
作動時の説明(フローチャート)は省略する。
機上昇時に作業機傾斜を自動的に平行復帰させる機能)
であるか否か、または傾斜自動(設定傾斜を目標として
作業機傾斜を自動制御する機能)であるか否かを判断す
る。そして、傾斜自動状態であると判断(平行復帰判断
が優先)した場合には、傾斜センサ12の検出値に基づ
いて演算した傾斜自動目標値をリフトロッド目標値にセ
ットする一方、平行復帰状態であると判断した場合に
は、予め設定される平行復帰目標値(もしくは現在位置
停止目標値)をリフトロッド目標値にセットし、また、
何れの状態でもない場合には、傾斜手動スイッチ16の
操作信号に基づいて演算した傾斜手動目標値をリフトロ
ッド目標値にセットするが、平行復帰目標値もしくは傾
斜手動目標値をセットする場合には、伸縮遅延タイマ経
過フラグをセットするようになっている。つまり、傾斜
手動スイッチ16の操作時や平行復帰時には、後述する
伸縮遅延処理を解除して直ちにリフトロッドシリンダ6
を作動させるため、傾斜手動操作において良好な応答性
を確保することができる許りでなく、迅速な平行復帰を
行うことができるようになっている。
在の傾斜設定ボリュームデータと、所定時間毎に傾斜設
定ボリュームデータが格納される傾斜設定記憶データと
の差を演算すると共に、その演算結果がボロー(負)で
あるか否かを判断し、該判断がYESの場合には演算結
果を2の補数に変換する。そして、前記演算結果を操作
確認データと比較し、その結果、操作確認データよりも
演算結果が大きいと判断した場合には、伸縮遅延タイマ
経過フラグをセットするようになっている。つまり、傾
斜設定ボリューム14が操作された場合には、後述する
伸縮遅延処理を解除して直ちにリフトロッドシリンダ6
を作動させるため、傾斜設定時において良好な応答性、
操作性および設定精度を確保することができるようにな
っている。
まず、リフトロッドセンサ値とリフトロッド目標値との
偏差に基づいてシリンダ作動方向を判断すると共に、偏
差が不感帯から外れているか否かを判断する。そして、
偏差が不感帯内である場合には、伸縮遅延タイマ、伸縮
遅延タイマ経過フラグおよび伸縮遅延範囲通過フラグを
リセット(もしくはクリア)した後、伸縮停止指令を出
力するが、作動方向が縮側で、かつ偏差が不感帯外であ
る場合には、伸遅延タイマ、伸遅延タイマ経過フラグお
よび伸遅延範囲通過フラグをリセットした後、縮小側処
理を実行する一方、作動方向が伸側で、かつ偏差が不感
帯外である場合には、縮遅延タイマ、縮遅延タイマ経過
フラグおよび縮遅延範囲通過フラグをリセットした後、
伸長側処理を実行するようになっている。
囲(1〜3)であるのか、もしくは遅延範囲外であるの
かを判断する。つまり、不感帯に隣接する偏差範囲に遅
延範囲を設定し、該遅延範囲では、所定の遅延タイマ時
間が経過するまで伸縮作動処理(シリンダ縮小指令出
力)を制限する一方、遅延範囲外では、直ちに伸縮作動
処理を実行するため、作動停止時の偏差が不感帯から外
れても、遅延範囲内であればリフトロッドシリンダ6を
停止状態に維持して頻繁な作動を阻止することができ、
また、この状態が所定のタイマ時間継続すると、リフト
ロッドシリンダ6を不感帯に向けて作動させるため、不
感帯から外れた状態を長時間に亘って容認する不都合を
解消することができるようになっている。
(H1<H2<H3)が段階的に相違する複数の遅延範
囲1〜3に分割されると共に、不感帯に近い遅延範囲ほ
ど遅延タイマ時間が長く設定されている。即ち、不感帯
から外れても、偏差が比較的小さい場合には、伸縮作動
処理を長く遅延して頻繁な作動を阻止する一方、偏差が
大きい場合には、比較的早い段階で遅延処理を解除して
制御精度を確保するようになっている。
1)」では、偏差が不感帯内のとき、各遅延範囲1〜3
の遅延タイマをクリア(セット)し、偏差が不感帯から
外れた状態では、遅延タイマのクリアを実行しないよう
になっている。つまり、偏差が不感帯から外れたとき全
遅延タイマのカウントを開始するため、偏差が不感帯か
ら外れたときを基準にして各遅延範囲1〜3の遅延処理
を解除することになる。従って、不感帯を中心とする絶
対的な遅延処理を行うため、偏差の小さなふらつきを許
容して頻繁な作動を阻止することができる一方、偏差が
大きくふらついた場合には、遅延処理を迅速に解除して
良好な制御精度を確保することができ、その結果、モー
ド1では、制御精度を重視する作業に適した傾斜自動制
御を実行することができるようになっている。
る遅延タイマの経過を判断して遅延タイマ経過フラグを
セットし、以降は遅延タイマ経過フラグの内容を参照し
て遅延解除状態を維持するが、さらに、各遅延範囲1〜
3および遅延範囲外では、通過した遅延範囲1〜3を確
認するための遅延範囲通過フラグをセットするようにな
っている。そして、遅延範囲1では、縮遅延タイマ1が
経過した場合と、縮遅延範囲3の通過フラグがセットさ
れている場合と、縮遅延範囲2の通過フラグがセットさ
れ、かつ縮遅延タイマ2もしくは3の経過フラグがセッ
トされている場合と、縮遅延範囲1の通過フラグがセッ
トされ、かつ縮遅延タイマ2の経過フラグがセットされ
ている場合とに縮遅延タイマ1経過フラグをセットし、
また、遅延範囲2では、縮遅延タイマ2が経過した場合
と、縮遅延タイマ1の経過フラグがセットされている場
合と、縮遅延範囲3の通過フラグがセットされている場
合と、縮遅延範囲2の通過フラグがセットされ、かつ縮
遅延タイマ2の経過フラグがセットされている場合とに
縮遅延タイマ2経過フラグをセットし、またさらに、遅
延範囲3では、縮遅延タイマ3が経過した場合と、縮遅
延タイマ2の経過フラグがセットされている場合と、縮
遅延タイマ1の経過フラグがセットされている場合と、
縮遅延範囲3の通過フラグがセットされている場合とに
縮遅延タイマ2経過フラグをセットするようになってい
る。つまり、偏差が遅延範囲外に達した場合や、遅延タ
イマの経過に基づいて何れかの遅延範囲が解除された場
合には、全ての遅延範囲1〜3を解除するため、不感帯
に向けてリフトロッドシリンダ6を一旦作動させた後
は、偏差のふらつき等に拘わらず、偏差が不感帯に入る
までシリンダ作動を継続することができるようになって
いる。
イマが経過した場合に、遅延範囲毎に設定される伸縮作
動処理を実行するが、各伸縮作動処理1〜3には、それ
ぞれ異なる駆動デューティ(作動速度)が設定され、不
感帯に近い遅延範囲ほど低い駆動デューティ(低速作動
信号)を出力するようになっている。つまり、不感帯か
ら遠い遅延範囲では、リフトロッドシリンダ6を速く作
動させて制御精度を向上させる一方、不感帯に近い遅延
範囲では、リフトロッドシリンダ6をゆっくりと作動さ
せて所謂ハンチング現象を防止するようになっている。
と「傾斜比較出力制御(モード2)」との相違点を説明
する。前記「傾斜比較出力制御(モード1)」では、前
述した様に、偏差が不感帯から外れたときに全ての遅延
タイマ1〜3のカウントを開始するが、「傾斜比較出力
制御(モード2)」では、偏差が各遅延範囲1〜3に入
るとき、対応する遅延タイマ1〜3のカウントを開始す
るようになっている。つまり、偏差が各遅延範囲1〜3
に入ったときを基準にして各遅延範囲1〜3の遅延処理
を解除するため、各遅延範囲1〜3で相対的な遅延処理
を行って偏差のふらつきを可及的に許容することがで
き、その結果、モード2では、安定性を重視する作業に
適した傾斜自動制御を実行することができるようになっ
ている。
と「傾斜比較出力制御(モード3)」との相違点を説明
する。前記「傾斜比較出力制御(モード2)」では、
「傾斜比較出力制御(モード1)」と同様の遅延解除条
件を採用しているが、「傾斜比較出力制御(モード
3)」では、現遅延範囲よりも不感帯に近い遅延範囲の
遅延タイマが経過したとき、現遅延範囲を解除するとい
う遅延解除条件が追加されている。つまり、偏差が各遅
延範囲に入ったときを基準にして各遅延範囲を解除する
にあたり、遅延時間が必要以上に長くなることを回避す
ることができるため、モード3では、モード2に比して
制御精度を重視する作業に適した傾斜自動制御を実行す
ることができるようになっている。
と「傾斜比較出力制御(モード4)」との相違点を説明
する。前記「傾斜比較出力制御(モード2)」では、
「傾斜比較出力制御(モード1)」と同様、遅延タイマ
が経過するまでリフトロッドシリンダ6を停止状態に維
持するが、「傾斜比較出力制御(モード4)」では、遅
延タイマが経過するまでのあいだ、不感帯に近い隣接遅
延範囲の伸縮作動処理を実行するようになっている。つ
まり、遅延処理中でも一段階遅い速度でリフトロッドシ
リンダ6を作動させるため、モード4では、モード2に
比して制御精度を重視する作業に適した傾斜自動制御を
実行することができるようになっている。尚、「傾斜比
較出力制御」の各モード1〜4では、感度(制御精度と
安定性とのバランス)が相違する傾斜自動制御を実行す
ることになるが、各モード1〜4において、不感帯幅、
遅延範囲数、遅延範囲幅、遅延タイマ時間、遅延範囲出
力デューティ等を調節すれば、作業機、作業条件等に応
じて極めて細やかな感度調節を行うことができるように
なっている。
機3を傾斜させるリフトロッドシリンダ6を、リフトロ
ッド目標値とリフトロッド検出値との偏差に基づいて自
動的に伸縮制御するものであるが、作動停止状態の偏差
が不感帯から外れても、遅延範囲内である場合には、所
定のタイマ時間が経過するまでシリンダ作動を制限する
ため、頻繁な作動を阻止して良好な安定性を確保するこ
とができ、しかも、タイマ時間が経過した場合には、リ
フトロッドシリンダ6を不感帯に向けて作動させるた
め、不感帯から外れた状態を長時間に亘って容認するも
のに比して制御精度を向上させることができる。
定し、不感帯に近い遅延範囲ほど遅延タイマ時間を長く
したため、偏差が小さい場合には、長く遅延して頻繁な
シリンダ作動を阻止することができる一方、偏差が大き
い場合には、短く遅延して良好な制御精度を確保するこ
とができる。
の偏差が不感帯から外れたときに全遅延タイマ1〜3の
カウントを開始するため、不感帯を中心とする絶対的な
遅延処理を行うことができ、その結果、偏差の小さなふ
らつきを許容して安定した制御を行うことができる許り
でなく、偏差が大きくふらついた場合には、遅延処理を
迅速に解除して良好な制御精度を確保することができ
る。
状態の偏差が各遅延範囲1〜3に入るときに対応する遅
延タイマ1〜3のカウントを開始するため、各遅延範囲
1〜3で相対的な遅延処理を行うことができ、その結
果、偏差のふらつきを可及的に許容して安定性を重視し
た制御を行うことができる。
2、3よりも不感帯に近い遅延範囲1、2の遅延タイマ
1、2が経過したときに現遅延範囲を解除するため、偏
差が各遅延範囲1〜3に入ったときを基準にして各遅延
範囲1〜3の遅延処理を解除するものでありながら、遅
延時間が必要以上に長くなることを回避して制御精度の
向上を計ることができる。
マ1〜3が経過した場合に、不感帯に近い遅延範囲1〜
3ほど低い駆動デューティを出力するため、不感帯から
遠い遅延範囲3では、リフトロッドシリンダ6を速く作
動させて制御精度を向上させる一方、不感帯に近い遅延
範囲1では、リフトロッドシリンダ6をゆっくりと作動
させて所謂ハンチング現象を防止することができる。
〜3の遅延タイマ1〜3が経過するまで、不感帯に近い
隣接遅延範囲1、2の駆動デューティを出力するため、
遅延処理中でも一段階遅い速度でリフトロッドシリンダ
6を作動させることができ、その結果、安定性を確保し
つつ制御精度の向上を計ることができる。
幅や各遅延時間を切換えることが可能であるため、作業
機3毎に偏差のふらつき具合が相違したとしても、予め
適正な遅延範囲幅や遅延時間を設定しておけば、作業機
3の種類に拘わらず、良好な安定性および制御精度を兼
ね備えた制御を行うことができる。
たとき、全ての遅延範囲1〜3を解除するため、傾斜設
定操作時の応答性、操作性および設定精度を向上させる
ことができる。
いものであることは勿論であって、例えば現遅延範囲よ
りも不感帯に近い遅延範囲(通過した遅延範囲)を解除
するようにしてもよい。そしてこの場合には、偏差が不
感帯側の遅延範囲に戻ろうとしたとき、直ちにリフトロ
ッドシリンダを作動させることができるため、遅延時間
が必要以上に長くなることを回避して制御精度の向上を
計ることができる。
チャートである。
ーチャートである。
すタイミングチャートである。
ーチャートである。
すタイミングチャートである。
ローチャートである。
示すタイミングチャートである。
ローチャートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 作業機の傾斜姿勢を強制的に変化させる
リフトロッドシリンダと、該リフトロッドシリンダを自
動制御する自動制御部とを備え、さらに自動制御部に
は、目標位置と検出位置との偏差を演算する偏差演算手
段と、偏差が不感帯設定値を越える場合にシリンダ作動
指令を出力する作動指令出力手段とを設けてなるトラク
タにおいて、前記自動制御部に、作動停止状態の偏差が
不感帯設定値を越え、かつ遅延処理範囲設定値以内のと
き、所定のタイマ時間が経過するまでシリンダ作動指令
の出力制限をする遅延処理手段を設けたトラクタ。 - 【請求項2】 請求項1において、複数の遅延処理範囲
を多段状に設定すると共に、不感帯に近い遅延処理範囲
ほど遅延タイマ時間を長くしたトラクタ。 - 【請求項3】 請求項2において、作動停止状態の偏差
が不感帯設定値を越えたとき、全遅延タイマのカウント
を開始するトラクタ。 - 【請求項4】 請求項2において、作動停止状態の偏差
が各遅延処理範囲に入ったとき、対応する遅延タイマの
カウントを開始するトラクタ。 - 【請求項5】 請求項4において、現在位置する遅延処
理範囲よりも不感帯に近い遅延処理範囲の遅延タイマ時
間が経過したとき、少なくとも現在位置する遅延処理範
囲を解除するトラクタ。 - 【請求項6】 請求項2において、現在位置する遅延処
理範囲よりも不感帯に近い遅延処理範囲を解除するトラ
クタ。 - 【請求項7】 請求項2において、各遅延処理範囲で遅
延タイマ時間が経過したとき、それぞれ作動速度が異な
るシリンダ作動指令を出力すると共に、不感帯に近い遅
延処理範囲のシリンダ作動指令ほど作動速度を遅くした
トラクタ。 - 【請求項8】 請求項7において、現在位置する遅延処
理範囲の遅延タイマ時間が経過するまで、不感帯に近い
隣接遅延処理範囲のシリンダ作動指令を出力するトラク
タ。 - 【請求項9】 請求項2において、作業機の種類に応じ
て各遅延処理範囲または各遅延処理時間を切換えるトラ
クタ。 - 【請求項10】 請求項1において、作業機の目標傾斜
を設定する傾斜設定器が操作されたとき、遅延処理範囲
を解除するトラクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20733097A JP3556808B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | トラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20733097A JP3556808B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | トラクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1132504A true JPH1132504A (ja) | 1999-02-09 |
| JP3556808B2 JP3556808B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=16537972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20733097A Expired - Fee Related JP3556808B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | トラクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3556808B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013094128A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Yanmar Co Ltd | 水平制御装置 |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP20733097A patent/JP3556808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013094128A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Yanmar Co Ltd | 水平制御装置 |
Also Published As
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|---|---|
| JP3556808B2 (ja) | 2004-08-25 |
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