JPH1132504A - トラクタ - Google Patents

トラクタ

Info

Publication number
JPH1132504A
JPH1132504A JP20733097A JP20733097A JPH1132504A JP H1132504 A JPH1132504 A JP H1132504A JP 20733097 A JP20733097 A JP 20733097A JP 20733097 A JP20733097 A JP 20733097A JP H1132504 A JPH1132504 A JP H1132504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay
delay processing
dead zone
deviation
processing range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20733097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3556808B2 (ja
Inventor
Takeji Tanaka
武二 田中
Tatsuhiko Nojima
辰彦 野島
Shigeharu Kimura
重治 木村
Tomoshi Tamura
智志 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP20733097A priority Critical patent/JP3556808B2/ja
Publication of JPH1132504A publication Critical patent/JPH1132504A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3556808B2 publication Critical patent/JP3556808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフトロッドシリンダ制御において、安定性
を保ちつつ、制御精度を向上させる。 【解決手段】 作業機3を傾斜させるリフトロッドシリ
ンダ6を、リフトロッド目標値とリフトロッド検出値と
の偏差に基づいて自動的に伸縮制御するにあたり、不感
帯に隣接する偏差範囲に、所定のタイマ時間が経過する
までシリンダ作動を遅延させる伸縮遅延範囲を設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフトロッドシリ
ンダを備えるトラクタの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種トラクタにおいては、作
業機の傾斜姿勢を強制的に変化させるリフトロッドシリ
ンダを備えると共に、作業機が設定傾斜を維持するよう
にリフトロッドシリンダを自動制御するものが知られて
いるが、この様なものでは、目標位置に対する検出位置
の偏差が不感帯設定値を越えるまでシリンダ作動を停止
させる所謂不感帯を設定し、制御の安定性を確保するこ
とが要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記不感帯
を設定するにあたり、不感帯設定値が大きすぎる場合に
は制御精度が低下する一方、小さすぎる場合には頻繁な
作動を阻止できないことになるため、曖昧な中間設定値
を設定せざるを得ないのが実状であった。そこで、シリ
ンダ作動状態では、小さな不感帯設定値を用いて良好な
制御精度を確保する一方、シリンダ停止状態では、大き
な不感帯設定値を用いて頻繁な作動を阻止することが提
案されているが、このものでは、偏差が小不感帯設定値
と大不感帯設定値との間に位置する状態で長時間停止す
ることが許されるため、制御誤差を長時間に亘って容認
し、作業精度を低下させる可能性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、作業機の傾斜姿勢を強制的に変化
させるリフトロッドシリンダと、該リフトロッドシリン
ダを自動制御する自動制御部とを備え、さらに自動制御
部には、目標位置と検出位置との偏差を演算する偏差演
算手段と、偏差が不感帯設定値を越える場合にシリンダ
作動指令を出力する作動指令出力手段とを設けてなるト
ラクタにおいて、前記自動制御部に、作動停止状態の偏
差が不感帯設定値を越え、かつ遅延処理範囲設定値以内
のとき、所定のタイマ時間が経過するまでシリンダ作動
指令の出力制限をする遅延処理手段を設けたものであ
る。つまり、作動停止時には、偏差が不感帯設定値を越
えても、遅延処理範囲設定値を越えなければ、リフトロ
ッドシリンダを停止状態に維持するため、頻繁な作動を
阻止して良好な安定性を確保することができ、しかも、
この状態が所定時間続いた場合には、リフトロッドシリ
ンダを不感帯に向けて作動させるため、不感帯から外れ
た状態を長時間に亘って容認するものに比して制御精度
を向上させることができる。また、複数の遅延処理範囲
を多段状に設定すると共に、不感帯に近い遅延処理範囲
ほど遅延タイマ時間を長くしたものである。つまり、偏
差が小さい場合には、長く遅延して安定性を重視する一
方、偏差が大きい場合には、短く遅延して制御精度を重
視するため、安定性を確保しつつ制御精度の向上を計る
ことができる。また、作動停止状態の偏差が不感帯設定
値を越えたとき、全遅延タイマのカウントを開始するも
のである。つまり、偏差が不感帯から外れたときを基準
にして各遅延処理範囲の遅延処理を解除するため、不感
帯を中心とする絶対的な遅延処理を行うことができ、そ
の結果、偏差の小さなふらつき(ノイズ等)を許容して
安定した制御を行うことができる許りでなく、偏差が大
きくふらついた場合には、遅延処理を迅速に解除して良
好な制御精度を確保することができる。また、作動停止
状態の偏差が各遅延処理範囲に入ったとき、対応する遅
延タイマのカウントを開始するものである。つまり、偏
差が各遅延処理範囲に入ったときを基準にして各遅延処
理範囲の遅延処理を解除するため、各遅延処理範囲で相
対的な遅延処理を行うことができ、その結果、偏差のふ
らつきを可及的に許容して安定性を重視した制御を行う
ことができる。また、現在位置する遅延処理範囲よりも
不感帯に近い遅延処理範囲の遅延タイマ時間が経過した
とき、少なくとも現在位置する遅延処理範囲を解除する
ものである。つまり、偏差が各遅延処理範囲に入ったと
きを基準にして各遅延処理範囲の遅延処理を解除するに
あたり、遅延時間が必要以上に長くなることを回避して
制御精度の向上を計ることができる。また、現在位置す
る遅延処理範囲よりも不感帯に近い遅延処理範囲を解除
するものである。つまり、偏差が不感帯側の遅延処理範
囲に戻ろうとしたとき、直ちにリフトロッドシリンダを
作動させるため、遅延時間が必要以上に長くなることを
回避して制御精度の向上を計ることができる。また、各
遅延処理範囲で遅延タイマ時間が経過したとき、それぞ
れ作動速度が異なるシリンダ作動指令を出力すると共
に、不感帯に近い遅延処理範囲のシリンダ作動指令ほど
作動速度を遅くしたものである。つまり、不感帯から遠
い遅延処理範囲では、リフトロッドシリンダを速く作動
させて制御精度を向上させる一方、不感帯に近い遅延処
理範囲では、リフトロッドシリンダをゆっくりと作動さ
せて所謂ハンチング現象を防止することができる。ま
た、現在位置する遅延処理範囲の遅延タイマ時間が経過
するまで、不感帯に近い隣接遅延処理範囲のシリンダ作
動指令を出力するものである。つまり、遅延処理中でも
一段階遅い速度でリフトロッドシリンダを作動させるた
め、安定性を確保しつつ制御精度の向上を計ることがで
きる。また、作業機の種類に応じて各遅延処理範囲また
は各遅延処理時間を切換えるものである。つまり、作業
機毎に偏差のふらつき具合が相違したとしても、予め適
正な遅延処理範囲または遅延処理時間を設定しておけ
ば、作業機の種類に拘わらず、良好な安定性および制御
精度を兼ね備えた制御を行うことができる。また、作業
機の目標傾斜を設定する傾斜設定器が操作されたとき、
遅延処理範囲を解除するものである。つまり、傾斜設定
器を操作した場合に、直ちにリフトロッドシリンダが作
動するため、傾斜設定操作時の操作性および設定精度を
向上させることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1はトラク
タの走行機体であって、該走行機体1の後部には、昇降
リンク機構2を介してロータリ等の作業機3が昇降自在
に連結されている。そして、前記作業機3は、リフトロ
ッド4を介して昇降リンク機構2を吊持するリフトアー
ム5の上下揺動に伴って昇降作動する一方、左右何れか
のリフトロッド4に介設されるリフトロッドシリンダ6
の伸縮に伴って左右傾斜するが、これらの基本構成は何
れも従来通りである。
【0006】7は前記リフトロッドシリンダ6を伸縮作
動させるリフトロッド用電磁切換バルブであって、該リ
フトロッド用電磁切換バルブ7を切換える伸長用ソレノ
イド8および縮小用ソレノイド9は、インチングパルス
に基づく間欠駆動が可能であるため、インチングパルス
のデューティ設定(ON時間/周期)に基づいてリフト
ロッドシリンダ6の作動速度を制御することができるよ
うになっている。
【0007】10はマイクロコンピュータを用いて構成
される制御部であって、該制御部10の入力側には、リ
フトロッドシリンダ6のシリンダ長を検出するリフトロ
ッドセンサ11、走行機体1の左右傾斜角を検出する傾
斜センサ12、傾斜自動制御をON−OFFする傾斜自
動スイッチ13、傾斜自動制御の目標傾斜を設定する傾
斜設定ボリューム14、傾斜自動制御の感度を作業機の
種類等に応じて設定する傾斜感度設定スイッチ15、リ
フトロッドシリンダ6を手動操作する傾斜手動スイッチ
16等が入力インタフェース回路を介して接続される一
方、出力側には、リフトロッド用電磁切換バルブ7の伸
長用および縮小用ソレノイド8、9等が出力インタフェ
ース回路を介して接続されている。
【0008】そして、前記制御部10のメインルーチン
においては、後述する伸縮遅延タイマのセット、伸縮遅
延タイマ経過フラグのリセット、伸縮遅延範囲通過フラ
グのリセット等を行う「初期設定」を実行した後、傾斜
感度設定スイッチ15の切換位置に応じて伸縮遅延タイ
マの設定時間、伸縮遅延範囲の幅、傾斜比較出力制御モ
ード等を切換える「感度セット」、傾斜自動目標値、傾
斜手動目標値、平行復帰目標値もしくは現在位置停止目
標値をリフトロッド目標値にセットする「傾斜制御」、
傾斜設定ボリューム14の操作をチェックする「傾斜設
定ボリュームチェック」、リフトロッドセンサ値とリフ
トロッド目標値との偏差に応じてリフトロッド伸縮指令
を出力する「傾斜比較出力制御」等のサブルーチンを繰
り返し実行するようになっており、以下、これらのサブ
ルーチンのうち、「傾斜制御」、「傾斜設定ボリューム
チェック」および「傾斜比較出力制御」(モード1〜
4)をフローチャートに基づいて説明する。尚、伸長作
動時と縮小作動時の制御概念は略同一であるため、伸長
作動時の説明(フローチャート)は省略する。
【0009】「傾斜制御」では、まず、平行復帰(作業
機上昇時に作業機傾斜を自動的に平行復帰させる機能)
であるか否か、または傾斜自動(設定傾斜を目標として
作業機傾斜を自動制御する機能)であるか否かを判断す
る。そして、傾斜自動状態であると判断(平行復帰判断
が優先)した場合には、傾斜センサ12の検出値に基づ
いて演算した傾斜自動目標値をリフトロッド目標値にセ
ットする一方、平行復帰状態であると判断した場合に
は、予め設定される平行復帰目標値(もしくは現在位置
停止目標値)をリフトロッド目標値にセットし、また、
何れの状態でもない場合には、傾斜手動スイッチ16の
操作信号に基づいて演算した傾斜手動目標値をリフトロ
ッド目標値にセットするが、平行復帰目標値もしくは傾
斜手動目標値をセットする場合には、伸縮遅延タイマ経
過フラグをセットするようになっている。つまり、傾斜
手動スイッチ16の操作時や平行復帰時には、後述する
伸縮遅延処理を解除して直ちにリフトロッドシリンダ6
を作動させるため、傾斜手動操作において良好な応答性
を確保することができる許りでなく、迅速な平行復帰を
行うことができるようになっている。
【0010】「傾斜設定ボリュームチェック」では、現
在の傾斜設定ボリュームデータと、所定時間毎に傾斜設
定ボリュームデータが格納される傾斜設定記憶データと
の差を演算すると共に、その演算結果がボロー(負)で
あるか否かを判断し、該判断がYESの場合には演算結
果を2の補数に変換する。そして、前記演算結果を操作
確認データと比較し、その結果、操作確認データよりも
演算結果が大きいと判断した場合には、伸縮遅延タイマ
経過フラグをセットするようになっている。つまり、傾
斜設定ボリューム14が操作された場合には、後述する
伸縮遅延処理を解除して直ちにリフトロッドシリンダ6
を作動させるため、傾斜設定時において良好な応答性、
操作性および設定精度を確保することができるようにな
っている。
【0011】「傾斜比較出力制御(モード1)」では、
まず、リフトロッドセンサ値とリフトロッド目標値との
偏差に基づいてシリンダ作動方向を判断すると共に、偏
差が不感帯から外れているか否かを判断する。そして、
偏差が不感帯内である場合には、伸縮遅延タイマ、伸縮
遅延タイマ経過フラグおよび伸縮遅延範囲通過フラグを
リセット(もしくはクリア)した後、伸縮停止指令を出
力するが、作動方向が縮側で、かつ偏差が不感帯外であ
る場合には、伸遅延タイマ、伸遅延タイマ経過フラグお
よび伸遅延範囲通過フラグをリセットした後、縮小側処
理を実行する一方、作動方向が伸側で、かつ偏差が不感
帯外である場合には、縮遅延タイマ、縮遅延タイマ経過
フラグおよび縮遅延範囲通過フラグをリセットした後、
伸長側処理を実行するようになっている。
【0012】前記縮小側処理では、まず、偏差が遅延範
囲(1〜3)であるのか、もしくは遅延範囲外であるの
かを判断する。つまり、不感帯に隣接する偏差範囲に遅
延範囲を設定し、該遅延範囲では、所定の遅延タイマ時
間が経過するまで伸縮作動処理(シリンダ縮小指令出
力)を制限する一方、遅延範囲外では、直ちに伸縮作動
処理を実行するため、作動停止時の偏差が不感帯から外
れても、遅延範囲内であればリフトロッドシリンダ6を
停止状態に維持して頻繁な作動を阻止することができ、
また、この状態が所定のタイマ時間継続すると、リフト
ロッドシリンダ6を不感帯に向けて作動させるため、不
感帯から外れた状態を長時間に亘って容認する不都合を
解消することができるようになっている。
【0013】前記遅延範囲は、範囲上限偏差H1〜H3
(H1<H2<H3)が段階的に相違する複数の遅延範
囲1〜3に分割されると共に、不感帯に近い遅延範囲ほ
ど遅延タイマ時間が長く設定されている。即ち、不感帯
から外れても、偏差が比較的小さい場合には、伸縮作動
処理を長く遅延して頻繁な作動を阻止する一方、偏差が
大きい場合には、比較的早い段階で遅延処理を解除して
制御精度を確保するようになっている。
【0014】ところで、「傾斜比較出力制御(モード
1)」では、偏差が不感帯内のとき、各遅延範囲1〜3
の遅延タイマをクリア(セット)し、偏差が不感帯から
外れた状態では、遅延タイマのクリアを実行しないよう
になっている。つまり、偏差が不感帯から外れたとき全
遅延タイマのカウントを開始するため、偏差が不感帯か
ら外れたときを基準にして各遅延範囲1〜3の遅延処理
を解除することになる。従って、不感帯を中心とする絶
対的な遅延処理を行うため、偏差の小さなふらつきを許
容して頻繁な作動を阻止することができる一方、偏差が
大きくふらついた場合には、遅延処理を迅速に解除して
良好な制御精度を確保することができ、その結果、モー
ド1では、制御精度を重視する作業に適した傾斜自動制
御を実行することができるようになっている。
【0015】また、前記各遅延範囲1〜3では、対応す
る遅延タイマの経過を判断して遅延タイマ経過フラグを
セットし、以降は遅延タイマ経過フラグの内容を参照し
て遅延解除状態を維持するが、さらに、各遅延範囲1〜
3および遅延範囲外では、通過した遅延範囲1〜3を確
認するための遅延範囲通過フラグをセットするようにな
っている。そして、遅延範囲1では、縮遅延タイマ1が
経過した場合と、縮遅延範囲3の通過フラグがセットさ
れている場合と、縮遅延範囲2の通過フラグがセットさ
れ、かつ縮遅延タイマ2もしくは3の経過フラグがセッ
トされている場合と、縮遅延範囲1の通過フラグがセッ
トされ、かつ縮遅延タイマ2の経過フラグがセットされ
ている場合とに縮遅延タイマ1経過フラグをセットし、
また、遅延範囲2では、縮遅延タイマ2が経過した場合
と、縮遅延タイマ1の経過フラグがセットされている場
合と、縮遅延範囲3の通過フラグがセットされている場
合と、縮遅延範囲2の通過フラグがセットされ、かつ縮
遅延タイマ2の経過フラグがセットされている場合とに
縮遅延タイマ2経過フラグをセットし、またさらに、遅
延範囲3では、縮遅延タイマ3が経過した場合と、縮遅
延タイマ2の経過フラグがセットされている場合と、縮
遅延タイマ1の経過フラグがセットされている場合と、
縮遅延範囲3の通過フラグがセットされている場合とに
縮遅延タイマ2経過フラグをセットするようになってい
る。つまり、偏差が遅延範囲外に達した場合や、遅延タ
イマの経過に基づいて何れかの遅延範囲が解除された場
合には、全ての遅延範囲1〜3を解除するため、不感帯
に向けてリフトロッドシリンダ6を一旦作動させた後
は、偏差のふらつき等に拘わらず、偏差が不感帯に入る
までシリンダ作動を継続することができるようになって
いる。
【0016】また、前記各遅延範囲1〜3では、遅延タ
イマが経過した場合に、遅延範囲毎に設定される伸縮作
動処理を実行するが、各伸縮作動処理1〜3には、それ
ぞれ異なる駆動デューティ(作動速度)が設定され、不
感帯に近い遅延範囲ほど低い駆動デューティ(低速作動
信号)を出力するようになっている。つまり、不感帯か
ら遠い遅延範囲では、リフトロッドシリンダ6を速く作
動させて制御精度を向上させる一方、不感帯に近い遅延
範囲では、リフトロッドシリンダ6をゆっくりと作動さ
せて所謂ハンチング現象を防止するようになっている。
【0017】次に、「傾斜比較出力制御(モード1)」
と「傾斜比較出力制御(モード2)」との相違点を説明
する。前記「傾斜比較出力制御(モード1)」では、前
述した様に、偏差が不感帯から外れたときに全ての遅延
タイマ1〜3のカウントを開始するが、「傾斜比較出力
制御(モード2)」では、偏差が各遅延範囲1〜3に入
るとき、対応する遅延タイマ1〜3のカウントを開始す
るようになっている。つまり、偏差が各遅延範囲1〜3
に入ったときを基準にして各遅延範囲1〜3の遅延処理
を解除するため、各遅延範囲1〜3で相対的な遅延処理
を行って偏差のふらつきを可及的に許容することがで
き、その結果、モード2では、安定性を重視する作業に
適した傾斜自動制御を実行することができるようになっ
ている。
【0018】次に、「傾斜比較出力制御(モード2)」
と「傾斜比較出力制御(モード3)」との相違点を説明
する。前記「傾斜比較出力制御(モード2)」では、
「傾斜比較出力制御(モード1)」と同様の遅延解除条
件を採用しているが、「傾斜比較出力制御(モード
3)」では、現遅延範囲よりも不感帯に近い遅延範囲の
遅延タイマが経過したとき、現遅延範囲を解除するとい
う遅延解除条件が追加されている。つまり、偏差が各遅
延範囲に入ったときを基準にして各遅延範囲を解除する
にあたり、遅延時間が必要以上に長くなることを回避す
ることができるため、モード3では、モード2に比して
制御精度を重視する作業に適した傾斜自動制御を実行す
ることができるようになっている。
【0019】次に、「傾斜比較出力制御(モード2)」
と「傾斜比較出力制御(モード4)」との相違点を説明
する。前記「傾斜比較出力制御(モード2)」では、
「傾斜比較出力制御(モード1)」と同様、遅延タイマ
が経過するまでリフトロッドシリンダ6を停止状態に維
持するが、「傾斜比較出力制御(モード4)」では、遅
延タイマが経過するまでのあいだ、不感帯に近い隣接遅
延範囲の伸縮作動処理を実行するようになっている。つ
まり、遅延処理中でも一段階遅い速度でリフトロッドシ
リンダ6を作動させるため、モード4では、モード2に
比して制御精度を重視する作業に適した傾斜自動制御を
実行することができるようになっている。尚、「傾斜比
較出力制御」の各モード1〜4では、感度(制御精度と
安定性とのバランス)が相違する傾斜自動制御を実行す
ることになるが、各モード1〜4において、不感帯幅、
遅延範囲数、遅延範囲幅、遅延タイマ時間、遅延範囲出
力デューティ等を調節すれば、作業機、作業条件等に応
じて極めて細やかな感度調節を行うことができるように
なっている。
【0020】叙述の如く構成されたものにおいて、作業
機3を傾斜させるリフトロッドシリンダ6を、リフトロ
ッド目標値とリフトロッド検出値との偏差に基づいて自
動的に伸縮制御するものであるが、作動停止状態の偏差
が不感帯から外れても、遅延範囲内である場合には、所
定のタイマ時間が経過するまでシリンダ作動を制限する
ため、頻繁な作動を阻止して良好な安定性を確保するこ
とができ、しかも、タイマ時間が経過した場合には、リ
フトロッドシリンダ6を不感帯に向けて作動させるた
め、不感帯から外れた状態を長時間に亘って容認するも
のに比して制御精度を向上させることができる。
【0021】また、複数の遅延範囲1〜3を多段状に設
定し、不感帯に近い遅延範囲ほど遅延タイマ時間を長く
したため、偏差が小さい場合には、長く遅延して頻繁な
シリンダ作動を阻止することができる一方、偏差が大き
い場合には、短く遅延して良好な制御精度を確保するこ
とができる。
【0022】また、モード1においては、作動停止状態
の偏差が不感帯から外れたときに全遅延タイマ1〜3の
カウントを開始するため、不感帯を中心とする絶対的な
遅延処理を行うことができ、その結果、偏差の小さなふ
らつきを許容して安定した制御を行うことができる許り
でなく、偏差が大きくふらついた場合には、遅延処理を
迅速に解除して良好な制御精度を確保することができ
る。
【0023】また、モード2〜4においては、作動停止
状態の偏差が各遅延範囲1〜3に入るときに対応する遅
延タイマ1〜3のカウントを開始するため、各遅延範囲
1〜3で相対的な遅延処理を行うことができ、その結
果、偏差のふらつきを可及的に許容して安定性を重視し
た制御を行うことができる。
【0024】また、モード3においては、現遅延範囲
2、3よりも不感帯に近い遅延範囲1、2の遅延タイマ
1、2が経過したときに現遅延範囲を解除するため、偏
差が各遅延範囲1〜3に入ったときを基準にして各遅延
範囲1〜3の遅延処理を解除するものでありながら、遅
延時間が必要以上に長くなることを回避して制御精度の
向上を計ることができる。
【0025】また、モード1〜4においては、遅延タイ
マ1〜3が経過した場合に、不感帯に近い遅延範囲1〜
3ほど低い駆動デューティを出力するため、不感帯から
遠い遅延範囲3では、リフトロッドシリンダ6を速く作
動させて制御精度を向上させる一方、不感帯に近い遅延
範囲1では、リフトロッドシリンダ6をゆっくりと作動
させて所謂ハンチング現象を防止することができる。
【0026】また、モード4においては、現遅延範囲1
〜3の遅延タイマ1〜3が経過するまで、不感帯に近い
隣接遅延範囲1、2の駆動デューティを出力するため、
遅延処理中でも一段階遅い速度でリフトロッドシリンダ
6を作動させることができ、その結果、安定性を確保し
つつ制御精度の向上を計ることができる。
【0027】また、作業機3の種類に応じて各遅延範囲
幅や各遅延時間を切換えることが可能であるため、作業
機3毎に偏差のふらつき具合が相違したとしても、予め
適正な遅延範囲幅や遅延時間を設定しておけば、作業機
3の種類に拘わらず、良好な安定性および制御精度を兼
ね備えた制御を行うことができる。
【0028】また、傾斜設定ボリューム14が操作され
たとき、全ての遅延範囲1〜3を解除するため、傾斜設
定操作時の応答性、操作性および設定精度を向上させる
ことができる。
【0029】尚、本発明は、前記実施形態に限定されな
いものであることは勿論であって、例えば現遅延範囲よ
りも不感帯に近い遅延範囲(通過した遅延範囲)を解除
するようにしてもよい。そしてこの場合には、偏差が不
感帯側の遅延範囲に戻ろうとしたとき、直ちにリフトロ
ッドシリンダを作動させることができるため、遅延時間
が必要以上に長くなることを回避して制御精度の向上を
計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】制御部の入出力を示すブロック図である。
【図3】メインルーチンを示すフローチャートである。
【図4】「傾斜制御」を示すフローチャートである。
【図5】「傾斜設定ボリュームチェック」を示すフロー
チャートである。
【図6】「傾斜比較出力制御(モード1)」を示すフロ
ーチャートである。
【図7】「傾斜比較出力制御(モード1)」の作用を示
すタイミングチャートである。
【図8】「傾斜比較出力制御(モード2)」を示すフロ
ーチャートである。
【図9】「傾斜比較出力制御(モード2)」の作用を示
すタイミングチャートである。
【図10】「傾斜比較出力制御(モード3)」を示すフ
ローチャートである。
【図11】「傾斜比較出力制御(モード3)」の作用を
示すタイミングチャートである。
【図12】「傾斜比較出力制御(モード4)」を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 走行機体 3 作業機 6 リフトロッドシリンダ 7 リフトロッド用電磁切換バルブ 10 制御部 11 リフトロッドセンサ 12 傾斜センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 重治 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 田村 智志 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機の傾斜姿勢を強制的に変化させる
    リフトロッドシリンダと、該リフトロッドシリンダを自
    動制御する自動制御部とを備え、さらに自動制御部に
    は、目標位置と検出位置との偏差を演算する偏差演算手
    段と、偏差が不感帯設定値を越える場合にシリンダ作動
    指令を出力する作動指令出力手段とを設けてなるトラク
    タにおいて、前記自動制御部に、作動停止状態の偏差が
    不感帯設定値を越え、かつ遅延処理範囲設定値以内のと
    き、所定のタイマ時間が経過するまでシリンダ作動指令
    の出力制限をする遅延処理手段を設けたトラクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、複数の遅延処理範囲
    を多段状に設定すると共に、不感帯に近い遅延処理範囲
    ほど遅延タイマ時間を長くしたトラクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、作動停止状態の偏差
    が不感帯設定値を越えたとき、全遅延タイマのカウント
    を開始するトラクタ。
  4. 【請求項4】 請求項2において、作動停止状態の偏差
    が各遅延処理範囲に入ったとき、対応する遅延タイマの
    カウントを開始するトラクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、現在位置する遅延処
    理範囲よりも不感帯に近い遅延処理範囲の遅延タイマ時
    間が経過したとき、少なくとも現在位置する遅延処理範
    囲を解除するトラクタ。
  6. 【請求項6】 請求項2において、現在位置する遅延処
    理範囲よりも不感帯に近い遅延処理範囲を解除するトラ
    クタ。
  7. 【請求項7】 請求項2において、各遅延処理範囲で遅
    延タイマ時間が経過したとき、それぞれ作動速度が異な
    るシリンダ作動指令を出力すると共に、不感帯に近い遅
    延処理範囲のシリンダ作動指令ほど作動速度を遅くした
    トラクタ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、現在位置する遅延処
    理範囲の遅延タイマ時間が経過するまで、不感帯に近い
    隣接遅延処理範囲のシリンダ作動指令を出力するトラク
    タ。
  9. 【請求項9】 請求項2において、作業機の種類に応じ
    て各遅延処理範囲または各遅延処理時間を切換えるトラ
    クタ。
  10. 【請求項10】 請求項1において、作業機の目標傾斜
    を設定する傾斜設定器が操作されたとき、遅延処理範囲
    を解除するトラクタ。
JP20733097A 1997-07-16 1997-07-16 トラクタ Expired - Fee Related JP3556808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20733097A JP3556808B2 (ja) 1997-07-16 1997-07-16 トラクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20733097A JP3556808B2 (ja) 1997-07-16 1997-07-16 トラクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1132504A true JPH1132504A (ja) 1999-02-09
JP3556808B2 JP3556808B2 (ja) 2004-08-25

Family

ID=16537972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20733097A Expired - Fee Related JP3556808B2 (ja) 1997-07-16 1997-07-16 トラクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3556808B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013094128A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Yanmar Co Ltd 水平制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013094128A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Yanmar Co Ltd 水平制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3556808B2 (ja) 2004-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1132504A (ja) トラクタ
JP3556809B2 (ja) トラクタ
JP3443918B2 (ja) 建設機械の油圧回路
JPH0745125Y2 (ja) 移動農機における自動制御切換え装置
JP3755963B2 (ja) 作業用機械
EP3584376B1 (en) Work vehicle and work vehicle control method
JP3173447B2 (ja) 産業車両における油圧回路の電磁弁制御装置
JPH0743208Y2 (ja) ブルドーザのブレード制御装置
JP3019361B2 (ja) 油圧制御装置
JP2508811Y2 (ja) 作業用走行車における自動制御装置
JP3875397B2 (ja) トラクタ
JP2696332B2 (ja) バケット作業部の姿勢制御装置
JPH08149903A (ja) トラクターのエンジン制御構造
JPS6327539B2 (ja)
JPH0521523B2 (ja)
JP2587304B2 (ja) 作業用走行機体における作業部の傾斜制御装置
JP2539037Y2 (ja) 作業用走行車における作業部の傾斜制御装置
JPH1098911A (ja) 作業用走行車
JP2875065B2 (ja) 油圧ショベルの旋回制御装置
JP3831699B2 (ja) コンバインの制御装置
JP3597929B2 (ja) トラクタ
JPH0636683B2 (ja) 圃場作業機における作業部の傾斜制御装置
CN117328527A (zh) 一种提升装载机作业效率的控制系统及控制方法
JP2972068B2 (ja) 作業車輌の姿勢制御装置
JP2539480Y2 (ja) 作業車の作業具制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080521

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees