JPH11325467A - ガスタービンの燃焼器 - Google Patents

ガスタービンの燃焼器

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JPH11325467A
JPH11325467A JP12549198A JP12549198A JPH11325467A JP H11325467 A JPH11325467 A JP H11325467A JP 12549198 A JP12549198 A JP 12549198A JP 12549198 A JP12549198 A JP 12549198A JP H11325467 A JPH11325467 A JP H11325467A
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JP
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combustor
heat exchanger
dilution
chamber
inner cylinder
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JP12549198A
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Hirohiko Maekawa
裕彦 前川
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼器に供給される圧縮空気の流れを安定化
させて、燃焼器の燃焼性能を向上させる。 【解決手段】 チャンバ50と燃焼器外筒49の内側を
貫通する燃焼器内筒51に希釈孔53を設ける。希釈孔
53は、燃焼器内筒51の周方向についての熱交換器4
8に向いた側に設ける。熱交換器出口52a、52bか
ら環状空間59内に流入した空気は、燃焼器内筒内部6
2の圧力が、環状空間59内の圧力よりも低く、その圧
力差によって、希釈孔53へ引き寄せられるため、熱交
換器出口側の流れの流量が増す。これにより、環状流路
60内の流れの偏りが低減され、熱交換器出口52a、
52bから燃焼器内筒入口61までの圧力損失を低減す
ることができ、さらに、燃焼器内筒入口61及び二次空
気孔65周辺の流れが一様に近づくため、燃焼効率も向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発電機等に使用
されるガスタービンの燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタービンとしては、図8〜図
13に示すものが知られている(特開平2−23813
2号公報参照)。
【0003】これらの図に示す従来のガスタービン1
は、コンプレッサ2、燃焼器3、タービン4の基本コン
ポーネントから成り立ち、高温ガスによって駆動される
タービンロータ11と低温空気を加圧する遠心式コンプ
レッサインペラ12とがシャフト13を介して同軸上に
連結され、シャフト13が一対の転がり軸受けを介して
被駆動部に連繋されている。
【0004】タービン4から排出される高温排気ガス
は、図8中矢印で示すようにタービンハウジング26か
らディフューザ25を介してレキュペレータ(熱交換
器)5に流入し、燃料消費率を低減すべく、ここで低温
圧縮空気に熱を与えた後、外部に排出される。図10に
も示すように、ディフューザ25は、プレナムチャンバ
27を介してタービンハウジング26に接続されてお
り、タービンハウジング26側の接合フランジ25Aが
プレナムチャンバ27のフランジ27Aに合わせて円形
に、またレキュペレータ5側の接合フランジ25Bがレ
キュペレータ5に合わせて四角形に形成されている。
【0005】レキュペレータ5は、タービン4から送ら
れる高温排気ガスを通過させる流路(図示せず)がシャ
フト13の軸方向に形成され、タービン4から排出され
る排気ガスの流れ方向に沿うように配置される。この排
気ガス流路と、コンプレッサ2から送られる低温圧縮空
気を通過させる流路とが互いに伝熱壁を介して平行に対
向して形成される。
【0006】レキュペレータ5と燃焼器3とは互いに並
列に配置され、レキュペレータ5と燃焼器3を共に覆う
チャンバ21が設けられ、コンプレッサ2から吐出され
る低温圧縮空気がこのチャンパ21内を通ってレキュペ
レータ5に導かれる。
【0007】コンプレッサ2から圧送される低温圧縮空
気は、図8中矢印で示すようにフランジ22に形成され
た環状流路23を通ってチャンバ21内に流入する。チ
ャンバ21は、フランジ22の外周端に複数のボルト2
4を介して締結されている。
【0008】レキュペレータ5にはチャンバ21内に開
口する低温圧縮空気の流入口5Aが形成され、この流入
口5Aから流入してレキュペレータ5を通って加熱され
た圧縮空気は、ヘッダ5Cで曲げられた後、接合フラン
ジ5Bを介して燃焼器3に流入する。
【0009】尚、この従来例では対向式レキュペレータ
5を用いたが、高温排気ガスと低温圧縮空気とが互いに
直交して交差する直交流式レキュペレータを用いたもの
もあり、その場合、燃焼器3に対する開口部が比較的に
大きくなる。
【0010】燃焼器3では燃料噴射弁6から噴射された
燃料が燃焼して高温ガスとなり、燃焼器3から流出する
燃焼ガスはプレナムチャンバ27と断熱材33の間で画
成される流路28で曲げられた後、タービンハウジング
外周壁26aの間で渦巻き状に画成される流路29を通
ってタービンロータ11に導かれて膨張し、タービンロ
ータ11に回転力を付与するようになっている。
【0011】プレナムチャンバ27は、ディフューザ2
5に対する接合フランジ27Aと、燃焼器外側チャンバ
34に対する接合フランジ27Bとがそれぞれ形成され
ている。
【0012】断熱材33は、フランジ22側に接合して
設けられ、タービンロータ11に導かれる燃焼ガスを断
熱する。
【0013】図11にも示すように、燃焼器3の端部に
取り付けられるキャップ35には燃料噴射弁6と点火栓
7とが取り付けられ、中空構造のキャップ35内に形成
された流路36には入口37から配管を介してチャンバ
21から取り出した低温圧縮空気が流入し、複数の出口
38から燃焼器外側チャンバ34内に流入されることに
より、燃料噴射弁6と点火栓7とを冷却すると共に、燃
焼器3を断熱するようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のガスタービン1にあっては、図12、図13
に示す熱交換器5の2つの出口39A、39Bから流出
した予熱空気がチャンバ40内へ流入すると、燃焼器内
筒41を挟んで、熱交換器5の出口39B、39A側へ
向かう流れ42A、42Bは、熱交換器5の出口39
B、39Aと反対側へ向かう流れ43A、43Bに比べ
て、流量が非常に少なくなるため、燃焼器内筒41と外
筒との間の環状流路44内で出口39B、39A側とは
反対側に流れの偏り45が発生するため、熱交換器5の
出口39A、39Bから燃焼器内筒入口46までの圧力
損失が大きくなり、また、燃焼器内筒入口46及び2次
空気孔47周辺の流れが均一でないため、燃焼性能が安
定しないといった問題があった。
【0015】本発明は、このような問題を解決し得る燃
焼性能に優れたガスタービンの燃焼器を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る発明は、円筒状の燃焼器外筒の一方
の端部にチャンバを接続し、これらチャンバ及び燃焼器
外筒の内側に円筒状の燃焼器内筒を貫通させて、該燃焼
器内筒の外周側における前記チャンバとの間及び前記燃
焼外筒との間にそれぞれ相互に連通された環状空間及び
環状流路を構成するとともに、熱交換器出口から流出さ
れた空気が、前記燃焼器内筒の軸に直交する方向から前
記環状空間に流入し、前記環状流路内を一方の端部から
軸方向に沿って他方の端部に流れ、該他方の端部に設け
られた燃焼器内筒入口を介して前記燃焼器内筒に流入す
るガスタービンの燃焼器において、燃焼器内筒における
周方向についての前記熱交換器出口を向いた位置に、前
記環状空間に流入した空気を導く第1の希釈孔を設け
る、ことを特徴とする。
【0017】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記第1の希釈孔が設けられたのと同一の軸方
向位置に、前記燃焼器内筒を周方向に等分する位置に、
複数の第2の希釈孔を設け、前記第1の希釈孔の面積
を、任意の前記第2の希釈孔の面積よりも大きく設定す
る、ことを特徴とする。
【0018】請求項3に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記第1の希釈孔が設けられたのと同一の軸方
向位置に、前記燃焼器内筒を周方向に非等分する位置
に、複数の第3の希釈孔を設け、前記第1の希釈孔の面
積と、前記複数の第3の希釈孔のうちの前記熱交換器出
口側の180度に位置するものの総面積との和を、前記
複数の第3の希釈孔のうちの前記熱交換器出口と反対側
の180度に位置するものの総面積よりも大きく設定す
る、ことを特徴とする。
【0019】請求項4に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記第1の希釈孔を、前記チャンバと前記燃焼
器外筒との接合面よりも前記チャンバ側に設ける、こと
を特徴とする。
【0020】請求項5に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記第1の希釈孔を、前記チャンバと前記燃焼
器外筒との接合面よりも前記チャンバ側からはじまり前
記燃焼器外筒側まで連続する長孔とする、ことを特徴と
する。
【0021】請求項6に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記第1の希釈孔を、前記チャンバと前記燃焼
器外筒との接合面よりも前記チャンバ側からはじまり前
記燃焼器外筒側まで続く断続した複数の孔によって構成
する、ことを特徴とする。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明によると、熱交換器から
環状空間に流入した空気は、燃焼器内筒内部の圧力が、
環状空間内の圧力よりも低いため、その圧力差によっ
て、熱交換器出口側に設けられている第1の希釈孔へ引
き寄せられるため、熱交換器出口側の流れの流量が増
す。これにより、環状流路内の流れの偏りが低減され、
熱交換器出口から燃焼器内筒入口までの圧力損失を低減
することができ、さらに、燃焼器内筒入口及び二次空気
孔周辺の流れが一様に近づくため、燃焼効率も向上す
る。
【0023】請求項2の発明によると、空気の流れは、
第2の希釈孔に比べて面積の大きい第1の希釈孔に強く
引き寄せられるので、環状流路内の流れの偏りを低減す
ることができる。
【0024】請求項3の発明によると、空気の流れは、
燃焼器内筒の周方向についての燃焼器出口側の180度
の範囲内に位置する希釈孔の合計面積が、他の180度
の範囲内に位置する希釈孔の合計面積よりも広くなるの
で、熱交換器出口方向に引き寄せられ、この場合も、流
れの偏りを低減することができる。
【0025】請求項4の発明によると、希釈孔の軸方向
位置を、燃焼器外筒とチャンバとの接合面よりもチャン
バ側に設定することにより、環状流路内の流れの偏りを
さらに低減することができるので、熱交換器出口から燃
焼器内筒入口までの圧力損失を低減することができ、さ
らに、環状流路内の流れを一様に近づけることが可能と
なり、燃焼効率をさらに向上させることができる。
【0026】請求項5の発明によると、希釈孔の軸方向
長さを延ばして長孔としたことにより、チャンバ内の環
状空間から、環状流路に流入した空気は、熱交換器出口
側とは反対側への流れの流量の一部が、希釈孔に引き寄
せられるため、流れの偏りをさらに低減することができ
る。
【0027】請求項6の発明によると、希釈孔を断続的
に穿設した複数の孔としたことで、請求項5と同様の作
用・効果を奏するに加え、さらに、燃焼器内筒の強度を
上げることができ、装置の信頼性を高めることができる
という効果がある。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
【0029】[第1の実施の形態]図1は、本実施の形
態を示すガスタービンの燃焼器の要部断面図である。
又、図2は、熱交換器と燃焼器とを接続するチャンバ
(エアチャンバ)の詳細図である。ここで、図2(a)
は図1のB1−B1線に沿う断面図、図2(b)は図2
(a)のA1−A1線に沿う断面図である。尚、本実施
の形態に係るガスタービンの基本的構成は、前記従来の
ガスタービンとほぼ同様であるので、前記従来技術と重
複する構成については適宜その説明を省略し、以下では
異なる構成を主に説明する。
【0030】図1に示すように、熱交換器48と燃焼器
外筒49とは並設されるとともに、一方の端部(同図中
の左側)において、チャンバ50を介して接続されてい
る。チャンバ50及び燃焼器外筒49の内側には燃焼器
内筒51が貫通されており、燃焼器内筒51の右端側に
は燃料噴射弁6及び点火栓7が配置されている。また、
燃焼器内筒51における軸方向についての中央よりも少
し右端側には、燃焼器内筒51を周方向に等分する位置
に複数の二次空気孔65が穿孔されている。また、燃焼
器内筒51における軸方向についてのチャンバ50より
も右端側の、二次空気孔65との間で、かつ周方向につ
いての熱交換器出口52a、52b側(熱交換器48
側)には、第1の希釈孔53が穿設されている。
【0031】ここで、希釈孔53は、図1に示す例では
1個であるが、図3に示すように、軸方向同一位置にお
いて、周方向を等分する位置(同図では4等分する位
置)に複数の希釈孔54、55、56、57(ただし、
希釈孔57は不図示)を設けてもよい。この場合には、
第1の希釈孔54と、複数の第2の希釈孔55、56、
57とについて、熱交換器出口52a、52b側の第1
の希釈孔54の面積を他の任意の第2の希釈孔55、5
6、57の面積よりも大きく設定する。
【0032】また、図4に示すように、軸方向同一位置
において、周方向を非等分する位置に複数の同じ大きさ
の希釈孔を設けるようにしてもよい。この場合、熱交換
器出口側の希釈孔(熱交換器48に向いた、同図中の下
方に位置する希釈孔)が第1の希釈孔58となり、残り
の希釈孔が第3の希釈孔58′となる。また、第1の希
釈孔58の面積と、複数の第3の希釈孔58′のうちの
前記熱交換器出口側の180度に位置するものの総面積
との和を、前記複数の第3の希釈孔58′のうちの前記
熱交換器出口と反対側の180度に位置するものの総面
積よりも大きく設定する。
【0033】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0034】図2(a)の矢印に示すように、熱交換器
出口52a、52bから流出した圧縮空気は、チャンバ
50と燃焼器内筒51との間に形成される環状空間59
に流入し、図1中の右方に向きを変え、燃焼器内筒51
と燃焼器外筒49との間に形成される環状流路60に流
入し、さら燃焼器内筒入口61から燃焼器内筒内部62
へと進む。
【0035】ここで、2つの熱交換器出口52a、52
bから流出されて環状空間59に流入した圧縮空気の流
れは、燃焼器内筒51を挟んで、熱交換器出口52a、
52b側の流れ63a、63bと、これらと反対側の流
れ64a、64bとに分かれる。
【0036】ここで、環状空間59内の空気は、燃焼器
内筒内部62の圧力が、環状空間59内の圧力よりも低
いため、その圧力差によって、熱交換器出口52a、5
2b近傍に設けられている燃焼器内筒51の希釈孔53
へ引き寄せられるため、前述の熱交換器出口52a、5
2b側の流れ63a、63bの流量が増す。
【0037】これにより、図12、図13で説明したよ
うな流れの偏り45を低減することができるため、熱交
換器出口52a、52bから燃焼器内筒入口61までの
圧力損失を低減することができ、さらに、燃焼器内筒入
口61及び二次空気孔65周辺の流れが一様に近づくた
め、燃焼効率も向上する。
【0038】また、図3に示すように、第1の希釈孔5
4、第2の55、56、57を、軸方向同一位置におい
て、周方向を等分する位置に設ける場合は、熱交換器出
口52a、52bに近い第1の希釈孔54の面積を、他
の任意の第2の希釈孔55、56、57の面積よりも大
きく設定しているため、空気の流れは、第2の希釈孔5
5、56、57に比べて、第1の希釈孔54に強く引き
寄せられるので、前述と同様に、図12、13で示した
ような流れの偏り45を低減することができる。
【0039】さらに、図4に示すように、複数の同じ大
きさの第1の希釈孔58、第3の希釈孔58′を、軸方
向同一位置において、周方向を非等分する位置に設ける
場合は、上述のように第1の希釈孔58の面積と、複数
の第3の希釈孔58′のうちの前記熱交換器出口側の1
80度に位置するものの総面積との和を、前記複数の第
3の希釈孔58′のうちの前記熱交換器出口と反対側の
180度に位置するものの総面積よりも大きく設定して
いるため、空気の流れは、熱交換器出口52a、52b
方向に引き寄せられるので、この場合も、前述と同様
に、図12、13で示したような流れの偏り45を低減
することができる。
【0040】[第2の実施の形態]図5に、本実施の形
態のガスタービンの燃焼器の要部断面図を示す。以下、
本実施の形態について、上述の第1の実施の形態と重複
する構成を省略して説明する。
【0041】本実施の形態では、上述の第1の実施の形
態とは、希釈孔を穿設する軸方向の位置が異なる。すな
わち、本実施の形態においては、上述の第1の実施の形
態とは異なり、図5に示すように、第1の希釈孔66
を、その軸方向位置が燃焼器外筒49とチャンバ50と
の接合面67よりも、チャンバ50側となるように穿設
している。
【0042】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0043】上述のように、第1の希釈孔66の軸方向
位置を、燃焼器外筒49とチャンバ50との接合面67
よりもチャンバ50側に設定することにより、前述の第
1の実施の形態で説明した図2(a)中の、熱交換器出
口52a、52bから流出した空気の流量のうち、燃焼
器内筒51の熱交換器出口52a、52b側への流れ6
3a、63bの流量を、前述の第1の実施の形態で示し
たように第1の希釈孔53を燃焼器外筒49側(図5、
図1中の右側)に設定した場合よりもさらに増加させる
ことができる。
【0044】このため、従来例の図12で示したような
流れの偏り45をさらに低減することができるので、熱
交換器出口52a、52bから燃焼器内筒入口61まで
の圧力損失を低減することができ、さらに、燃焼器内筒
入口61及び二次空気孔65周辺の流れを一様に近づけ
ることが可能となり、燃焼効率を上述の第1の実施の形
態よりも、さらに向上させることができる。
【0045】尚、本実施の形態において、希釈孔の軸方
向位置は図5に示す位置に設定し、この位置に、図3及
び図4に図示するような複数の希釈孔を穿設するように
してもよいのはいうまでもない。
【0046】[第3の実施の形態]図6に、本実施の形
態のガスタービンの燃焼器の要部断面図を示す。以下、
本実施の形態について、上述の第1の実施の形態と重複
する構成を省略して説明する。
【0047】本実施の形態では、前述の第1の実施の形
態とは、希釈孔の形状及び穿設する軸方向の位置が異な
る。すなわち、本実施の形態においては、前述の第1の
実施の形態とは異なり、図6に示すように、第1の希釈
孔68を、その軸方向位置及び形状について、燃焼器外
筒49とチャンバ50との接合面67よりも、チャンバ
50側からはじまり、燃焼器外筒49側まで続く、連続
した長孔としている。図6では、希釈孔68の周方向の
幅69(ただし、同図では便宜上、直径方向の切欠量で
示している)が、チャンバ50側ほど広く、同図中の右
方に行くにしたがって徐々に狭くなるように図示してい
るが、これに限らず、燃焼器の設計条件等によって、任
意に設定することができる。
【0048】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0049】本実施の形態によると、上述の実施の形態
2に加えて、さらに次のような作用・効果がある。
【0050】実施の形態2と比較して、第1の希釈孔6
8の軸方向長さを延ばして長孔としたことにより、チャ
ンバ50内の環状空間59から、燃焼器内筒51と燃焼
器外筒49との間の環状流路60に流入した空気は、前
述の第1の実施の形態の図2(a)に示す熱交換器出口
52a、52b側とは反対側への流れ64a、64bの
流量の一部が、第1の希釈孔68に引き寄せられるた
め、従来例の図12に示す流れの偏り45をさらに低減
することができる。これにより、熱交換器出口52a、
52bから燃焼器内筒入口61までの圧力損失を低減す
ることができ、さらに、燃焼器内筒入口61及びに二次
空気孔65周辺の流れを一様に近づけることが可能であ
るので、燃焼効率を一層、向上させることができる。
【0051】[第4の実施の形態]図7に、本実施の形
態のガスタービンの燃焼器の要部断面図を示す。以下、
本実施の形態について、前述の第1の実施の形態と重複
する構成を省略して説明する。
【0052】本実施の形態では、前述の第1の実施の形
態とは、希釈孔を穿設する軸方向の位置及び個数が異な
る。すなわち、本実施の形態においては、前述の第1の
実施の形態とは異なり、図7に示すように、第1の希釈
孔70、71、72を、その軸方向位置が燃焼器外筒4
9とチャンバ50との接合面67よりも、チャンバ50
側からはじまり、燃焼器外筒49側まで続く、断続した
複数の孔としている。図7では、第1の希釈孔70、7
1、72の面積がこの順に小さくなるように図示されて
いるが、この点については、例えば、燃焼器の設計条件
等により、任意に設定することができる。また、希釈孔
の数についても、図示のもの(3個)に限定されるもの
ではない。
【0053】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0054】本実施の形態によると、上述の第3の実施
の形態の作用・効果に加えて、さらに、希釈孔70、7
1、72を断続的に穿設した複数の孔としたことで、第
3の実施の形態に対し、燃焼器内筒51の強度を上げる
ことができ、装置の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示すガスタービンの燃焼器
の断面図。
【図2】第1の実施の形態を示すエアチャンバの詳細図
であって、(a)は図1のB1−B1線に沿う断面図、
(b)は図1のA1−A1線に沿う断面図。
【図3】第1の実施の形態の他の例を示すガスタービン
の燃焼器の断面図。
【図4】第1の実施の形態のさらに別の例を示すガスタ
ービンの燃焼器の断面図。
【図5】第2の実施の形態を示すガスタービンの燃焼器
の断面図。
【図6】第3の実施の形態を示すガスタービンの燃焼器
の断面図。
【図7】第4の実施の形態を示すガスタービンの燃焼器
の断面図。
【図8】従来のガスタービン全体の側面側断面図。
【図9】同ガスタービンの正面図。
【図10】同ガスタービンの一部分解斜視図。
【図11】同要部拡大断面図。
【図12】同ガスタービンの燃焼器の断面図。
【図13】従来のエアチャンバの詳細図であって、
(a)は図12のB−B線に沿う断面図、(b)は図1
2のA−A線に沿う断面図、(c)は(a)のD−D線
に沿う断面図、(d)は(a)のE−E線に沿う断面
図。
【符号の説明】
3…燃焼器 48…熱交換器 49…燃焼器外筒 50…チャンバ 51…燃焼器内筒 52a、52b…熱交換器出口 59…環状空間 60…環状流路 61…燃焼器内筒入口 53、54、58、66、68、70、71、72…第
1の希釈孔 55、56、57…第2の希釈孔 58′…第3の希釈孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の燃焼器外筒の一方の端部にチャ
    ンバを接続し、これらチャンバ及び燃焼器外筒の内側に
    円筒状の燃焼器内筒を貫通させて、該燃焼器内筒の外周
    側における前記チャンバとの間及び前記燃焼器外筒との
    間にそれぞれ相互に連通された環状空間及び環状流路を
    構成するとともに、熱交換器出口から流出された空気
    が、前記燃焼器内筒の軸に直交する方向から前記環状空
    間に流入し、前記環状流路内を一方の端部から軸方向に
    沿って他方の端部に流れ、該他方の端部に設けられた燃
    焼器内筒入口を介して前記燃焼器内筒に流入するガスタ
    ービンの燃焼器において、 燃焼器内筒における周方向についての前記熱交換器出口
    を向いた位置に、前記環状空間に流入した空気を導く第
    1の希釈孔を設ける、 ことを特徴とするガスタービンの燃焼器。
  2. 【請求項2】 前記第1の希釈孔が設けられたのと同一
    の軸方向位置に、前記燃焼器内筒を周方向に等分する位
    置に、複数の第2の希釈孔を設け、 前記第1の希釈孔の面積を、任意の前記第2の希釈孔の
    面積よりも大きく設定する、 ことを特徴とする請求項1記載のガスタービンの燃焼
    器。
  3. 【請求項3】 前記第1の希釈孔が設けられたのと同一
    の軸方向位置に、前記燃焼器内筒を周方向に非等分する
    位置に、複数の第3の希釈孔を設け、 前記第1の希釈孔の面積と、前記複数の第3の希釈孔の
    うちの前記熱交換器出口側の180度に位置するものの
    総面積との和を、前記複数の第3の希釈孔のうちの前記
    熱交換器出口と反対側の180度に位置するものの総面
    積よりも大きく設定する、 ことを特徴とする請求項1記載のガスタービンの燃焼
    器。
  4. 【請求項4】 前記第1の希釈孔を、前記チャンバと前
    記燃焼器外筒との接合面よりも前記チャンバ側に設け
    る、 ことを特徴とする請求項1記載のガスタービンの燃焼
    器。
  5. 【請求項5】 前記第1の希釈孔を、前記チャンバと前
    記燃焼器外筒との接合面よりも前記チャンバ側からはじ
    まり前記燃焼器外筒側まで連続する長孔とする、 こと
    を特徴とする請求項1記載のガスタービンの燃焼器。
  6. 【請求項6】 前記第1の希釈孔を、前記チャンバと前
    記燃焼器外筒との接合面よりも前記チャンバ側からはじ
    まり前記燃焼器外筒側まで続く断続した複数の孔によっ
    て構成する、 ことを特徴とする請求項1記載のガスタービンの燃焼
    器。
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