JPH11325614A - 蓄熱式冷凍装置 - Google Patents

蓄熱式冷凍装置

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JPH11325614A
JPH11325614A JP12732698A JP12732698A JPH11325614A JP H11325614 A JPH11325614 A JP H11325614A JP 12732698 A JP12732698 A JP 12732698A JP 12732698 A JP12732698 A JP 12732698A JP H11325614 A JPH11325614 A JP H11325614A
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JP
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compressor
heat storage
storage material
condenser
cooler
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JP12732698A
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Toshiyuki Fukuda
利行 福田
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Original Assignee
Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で効率的かつ経済的に消費電力の
軽減及び電力ピーク時の変動が可能な蓄熱式冷凍装置を
提供する。 【解決手段】 圧縮機401,凝縮器403,第1膨張
弁202及び蒸発器203からなる通常冷凍サイクル
と、前記圧縮機401,凝縮器403,第2膨張弁20
5,蓄熱材用熱交換器206及び吸入圧力調整弁500
からなる蓄熱冷凍サイクルと、前記圧縮機401,蓄熱
材用熱交換器206,第1膨張弁202及び蒸発器20
3からなる第3の冷凍サイクルを備えた。蓄冷運転モー
ドでは、冷凍負荷が軽減されたときに吸入圧力調整弁5
00が開となって蓄熱材211が蓄冷される。第3運転
モードでは、圧縮機401で圧縮された冷媒が蓄熱材用
熱交換器206で凝縮された後に第1膨張弁202及び
蒸発器203に流入する。これにより、冷凍能力が向上
するので圧縮機401の運転効率が向上するとともに、
凝縮器ファン405を停止できるので消費電力が軽減さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店舗等に設置され
る冷凍ショーケース等の冷却に用いられる冷凍装置に関
するものであり、特に、蓄熱材を備えて圧縮機にかかる
負荷の変動を図る蓄熱式冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電力需要は特に夏季の昼間時に集
中しており、この電力ピーク時の消費電力を効率的かつ
経済的に軽減して、最大電力需要を抑えることが産業界
の課題としてあった。この課題を解決するために、前述
したような蓄熱式冷凍装置が各種開発されている。ここ
で、従来のこの種の蓄熱式冷凍装置としては、特開平5
−133661号公報に開示されているものが知られて
いる。この従来の蓄熱式冷凍装置について図4を参照し
て説明する。図4は、従来の蓄熱式冷凍装置の冷凍サイ
クルを説明する冷媒回路図である。
【0003】この蓄熱式冷凍装置1は、複数の冷凍装置
2と、各冷凍装置2に共通の氷蓄熱槽20を有するもの
である。各冷凍装置2は、負荷となる冷凍ショーケース
3内に配置された蒸発器4に、圧縮機5、凝縮器6、第
1電磁弁7、第1膨張弁8及び前記蒸発器4を順次接続
した通常の冷凍サイクルを有している。この凝縮器6の
近傍には凝縮器ファン9が設置されており、高温となっ
た凝縮器6の冷却を図っている。また、前記凝縮器6か
ら第2電磁弁10、第2膨張弁11、水用熱交換器1
2、三方切替弁13及び前記圧縮機5を順次接続したサ
イクルを設けるとともに、この第2電磁弁10及び第2
膨張弁11からなる直列回路をバイパスする第3電磁弁
14を備えている。さらに、前記三方切替弁13は、前
記第1電磁弁7の前記第1膨張弁8側に接続している。
各冷凍装置2の水用熱交換器12は、共通の氷蓄熱槽2
0と接続しており、ポンプ15の駆動により油等の媒体
を循環させて氷蓄熱槽20に貯留される水と熱交換可能
としている。
【0004】このような構成により、通常の冷凍運転時
には、第1電磁弁7を開とし、第2電磁弁10及び第3
電磁弁14を閉とし、各圧縮機5を運転して通常の冷凍
サイクルを形成することにより、冷凍ショーケース3内
の冷却を図っている。また、蓄熱運転時には、第2電磁
弁10を開とし、第1電磁弁7及び第3電磁弁14を閉
とし、圧縮機5を運転することにより氷蓄熱槽20に冷
熱を蓄熱する。さらに、蓄熱取り出し運転時には、第3
電磁弁14を開とし、第1電磁弁7及び第2電磁弁10
を閉とし、三方切替弁13を切替制御し、圧縮機5を運
転し、凝縮器ファン9を停止させる。これにより、圧縮
機5からの冷媒は凝縮器6では凝縮させず水用熱交換器
12において凝縮させた後に、三方切替弁13を通過
し、第1膨張弁8、蒸発器4、前記圧縮機5を循環する
というサイクルが形成される。つまり、蓄熱取り出し運
転時には、凝縮器ファン9の駆動停止により消費電力の
軽減を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
冷凍装置では、氷蓄熱槽20への蓄熱を行う前記蓄熱運
転時には冷凍ショーケース3内の冷却を図ることができ
ない。このため、ショーケース内を冷却するには適当な
電磁弁の切替制御(例えば、1時間毎に蓄冷運転と通常
運転を切り替える制御等)を行わなければならず、この
制御が複雑なものとなるという問題があった。また、第
1電磁弁7及び第2電磁弁10を開とし、第3電磁弁1
4を閉とすることにより、通常運転と蓄冷運転を同時に
行う併用運転も開示されているが、この場合には冷凍シ
ョーケース3における冷凍負荷が高負荷であるか低負荷
であるかに拘わらず、蒸発器4と水用熱交換器12の両
方の冷却を図ることになる。このため、蒸発器4と水用
熱交換器12の何れかが冷却過多となって無駄な電力消
費を行う場合もあった。
【0006】さらに、従来の冷凍装置では、氷蓄熱槽2
0の設置場所が必要であり、小型化を図るのが困難であ
った。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、簡易な構成で効率的
かつ経済的に消費電力の軽減及び電力ピーク時の負荷変
動が可能な蓄熱式冷凍装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、蓄熱材を備え、冷媒を圧縮
機、凝縮器、第1絞り装置、冷却器及び前記圧縮機に順
次循環させる通常冷凍サイクルと、冷媒を前記圧縮機、
前記凝縮器、第2絞り装置、蓄熱材用熱交換器及び前記
圧縮機に順次循環させる蓄熱冷凍サイクルとを有して圧
縮機にかかる負荷の変動を図る蓄熱式冷凍装置におい
て、圧縮機で圧縮した冷媒を蓄熱材用熱交換器に流入さ
せて凝縮し、この凝縮した冷媒を前記第1絞り装置、冷
却器及び前記圧縮機に順次循環させる第3の冷凍サイク
ルを有し、前記蓄熱冷凍サイクルにおける蓄熱材用熱交
換器と前記圧縮機との間には吸入圧力調整弁を直列に接
続し、この吸入圧力調整弁は圧縮機側の冷媒圧力が所定
の設定圧力以下となった際に開とするものを提案する。
【0009】本発明によれば、蓄熱冷凍サイクルでは蓄
熱材用熱交換器を冷却して蓄熱材に冷熱を蓄えることが
できる。また、第3の冷凍サイクルでは、圧縮機により
圧縮された冷媒が蓄熱材に蓄えられた冷熱により冷却さ
れ凝縮するので、この第3の冷凍サイクル形成時には凝
縮器を冷却するためのファンを駆動する必要がない。し
たがって、第3の冷凍サイクル時には消費電力を軽減す
ることができる。また、蓄熱材に冷熱が蓄えられたとき
の蓄熱材温度を、凝縮器で冷媒を図るときの凝縮温度よ
りも低く設定すれば、凝縮器よりも蓄熱材用熱交換器に
よる凝縮の方が凝縮温度(圧力)が低下するので、圧縮
機にかかる負荷の軽減及び冷凍能力の増加を図ることが
できる。これにより、圧縮機の消費電力を軽減させるこ
とができる。
【0010】さらに、蓄熱冷凍サイクルにおける蓄熱材
用熱交換器と前記圧縮機との間には吸入圧力調整弁を直
列に接続してあるので、冷凍負荷の軽減等により通常冷
凍サイクルにおける圧縮機の吸入側圧力が前記設定圧力
以下となると、前記吸入圧力調整弁が開となる。冷凍負
荷の増大等により通常冷凍サイクルにおける圧縮機の吸
入側圧力が前記設定圧力より大きくなると、前記吸入圧
力調整弁が閉となる。したがって、冷凍負荷が大きいと
きには通常冷凍サイクルによる冷却器の冷却のみが行わ
れ、冷凍負荷が小さくなり通常冷凍サイクルによる冷却
器の冷却を行う必要がなくなったときには通常冷凍サイ
クルと並行して蓄熱冷凍サイクルが形成される。つま
り、冷凍負荷に応じて、冷却器の冷却を維持しつつ効率
的に蓄熱材への冷熱の蓄積が可能となる。
【0011】また、請求項2の発明では、請求項1記載
の蓄熱式冷凍装置において、前記蓄熱材、第1絞り装
置、冷却器、第2絞り装置及び蓄熱材用熱交換器を有す
る冷却器ユニットと、前記圧縮機及び凝縮器を有する圧
縮機ユニットと、前記吸入圧力調整弁を接続して構成し
たことを特徴とするものを提案する。
【0012】本発明によれば、蓄熱材を冷却器ユニット
に内蔵したのでスペースを効率的に活用できるととも
に、冷却器ユニット設置の際には蓄熱材まわりの配管工
事を必要とせず工事性が向上する。また、圧縮機及び凝
縮器を有する圧縮機ユニットは、本発明のような蓄熱式
でない通常のものにも使用されているので、蓄熱式でな
い通常の冷凍装置と圧縮機ユニットを共通化することが
できる。これにより、コスト軽減と工事性の向上を図る
ことができる。
【0013】さらに、請求項3の発明では、請求項2記
載の蓄熱式冷凍装置において、複数の前記冷却器ユニッ
トを、共通の圧縮機ユニット及び共通の吸入圧力調整弁
に接続したことを特徴とするものを提案する。
【0014】本発明によれば、各冷却器ユニットにおけ
る蓄熱材用熱交換器が共通の吸入圧力調整弁に接続され
ているので、各冷却器ユニットにおける冷凍負荷の軽減
したときに蓄熱冷凍サイクルが形成される。これによ
り、全冷却器ユニットにおける冷凍負荷の増減に応じ
て、効率的に蓄熱材への冷熱の蓄積が可能となる。
【0015】さらに、請求項4の発明では、請求項1記
載の蓄熱式冷凍装置において、前記蓄熱材、第1絞り装
置、冷却器、第2絞り装置、蓄熱材用熱交換器及び吸入
圧力調整弁を有する冷却器ユニットと、前記圧縮機及び
凝縮器を有する圧縮機ユニットとを接続して構成したこ
とを特徴とするものを提案する。
【0016】本発明によれば、前記請求項2の発明と同
様の作用・効果を得ることができる。特に、吸入圧力調
整弁は各冷却器ユニットに設けたので、各冷却ユニット
と圧縮機ユニットとの配管がより簡易なものとなる。こ
れにより、コストの軽減と工事性の向上を図ることがで
きる。
【0017】さらに、請求項5の発明では、請求項4記
載の蓄熱式冷凍装置において、複数の前記冷却器ユニッ
トを、共通の圧縮機ユニットに接続したことを特徴とす
るものを提案する。
【0018】本発明によれば、各冷却器ユニット毎に吸
入圧力調整弁の設定圧力を設定することができるので、
優先的に蓄熱材の蓄冷を図る冷却器ユニットを設定する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態にかかる蓄熱式冷凍装置について図1を
参照して説明する。図1は蓄熱式冷凍装置の冷凍サイク
ルを説明する冷媒回路図である。本実施の形態では、ス
ーパーマーケットなどの店舗等において用いられる蓄熱
式冷凍装置について説明する。
【0020】この蓄熱式冷凍装置100は、店舗内に設
置される冷凍ショーケースである複数(例えば2台)の
冷却器ユニット200及び300と、店舗の屋外やバッ
クヤード等に設置される圧縮機ユニット400と、吸入
圧力調整弁500を備えたものである。なお、冷却器ユ
ニット200及び300は同一の構成を有するため、こ
こでは前者のみ説明する。
【0021】冷却器ユニット200は、圧縮機ユニット
400の出力側及び入力側配管の間に、第1電磁弁20
1,絞り装置である第1膨張弁202、冷却器である蒸
発器203を順次直列に接続している。また、これに並
行して第2電磁弁204,第2膨張弁205、蓄熱材用
熱交換器206、第3電磁弁207を順次直列に接続し
た回路を、吸入圧力調整弁500を介して圧縮機ユニッ
ト400の入力側配管に接続している。さらに、第2膨
張弁205と蓄熱材用熱交換器206との間からは、圧
縮機ユニット400の圧縮機401の吐出側配管に接続
する第4電磁弁208が設けられている。さらに、蓄熱
材用熱交換器206と第3電磁弁207との間からは、
第5電磁弁209と逆止弁210からなる直列回路が、
前記第1電磁弁201及び第1膨張弁202の間に接続
している。この逆止弁210は、蓄熱材用熱交換器20
6側から第1膨張弁202側へ冷媒が流れるように接続
している。また、蓄熱材用熱交換器206の近傍には蓄
熱材211が設置されており、蓄熱材用熱交換器206
と熱交換可能である。蓄熱材211としては、凝縮器4
03による冷媒の凝縮温度よりも低い温度になるもので
あればよい。本実施の形態では、凝縮器403は空冷式
のものを用いるので、蓄冷剤211としては、水や不凍
液(ブライン)等が用いられる。前記第1電磁弁201
は、ショーケース内に設置されたサーモスタット等の温
度検出手段(図示省略)により開閉制御されており、こ
れによりショーケース内が所定温度以下となった場合に
は過冷却を防止すべく第1電磁弁201を閉とする制御
が行われる。また、この第1電磁弁201は、温度検出
手段とは別に後述するような開閉制御が行われる。
【0022】圧縮機ユニット400は、圧縮機401と
第6電磁弁402と凝縮器403と受液器404を順次
直列に接続したものであり、凝縮器403の近傍には凝
縮器ファン405を設置して凝縮器403の空気による
強制冷却を図っている。圧縮機401の吸入側配管には
圧力スイッチ(図示省略)が付設されており、圧縮機4
01の吸入側圧力が所定の設定圧力以下となった場合に
は、冷却器ユニット200及び300における冷凍負荷
が軽減されたと判断し圧縮機401を駆動停止する。
【0023】このような構成により、蓄熱型冷凍装置1
00は、次に示す3つの運転モードにより冷凍運転する
ことができる。3つの運転モードとは、通常運転モー
ド、主に電力需要が少なく電力コストも小さい夜間にお
いて運転する蓄冷運転モード、主に電力需要がピークと
なる昼間において運転する第3運転モードである。以
下、各運転モードにおける動作について説明する。
【0024】まず、通常運転モードについて説明する。
この通常運転モードでは、第1電磁弁201,301は
前記サーモスタットに基づく開閉制御とし、第2電磁弁
204,304、第4電磁弁208,308、第5電磁
弁209,309は閉とし、第3電磁弁207,30
7、第6電磁弁402は開とする。これにより、冷媒が
第1電磁弁201,301、第1膨張弁202,30
2、蒸発器203,303、圧縮機401、第6電磁弁
402、凝縮器403、受液器404を順次流通する通
常冷凍サイクルが形成される(図1の実線矢印参照)。
この通常運転モードにおいては、圧縮機401及び凝縮
器ファン405を駆動させることにより、冷媒の流通に
より蒸発器203,303が冷却され各ショーケース内
の冷却が図られる。このとき、各ショーケース内の温度
を所定温度を保つように、第1電磁弁201及び301
が温度検出手段により開閉制御される。また、双方の第
1電磁弁201及び301が閉となった場合には、圧縮
機401の吸入側圧力が低下するので、圧力スイッチ
(図示省略)の制御により圧縮機401及び凝縮器ファ
ン405は駆動停止する。以上により、各冷却器ユニッ
ト200及び300は、各ショーケース内を所定温度に
冷却維持することができる。なお、第3電磁弁207,
307は閉としていてもよい。
【0025】次に、蓄冷運転モードについて説明する。
この蓄冷運転モードでは、第1電磁弁201,301は
前記サーモスタットに基づく開閉制御とし、第2電磁弁
204,304、第3電磁弁207,307は開とし、
第4電磁弁208,308、第5電磁弁209,309
は閉、第6電磁弁402は開とする。これにより、前記
通常冷凍サイクルを形成するとともに、第2電磁弁20
4,304、第2膨張弁205,305、蓄熱材用熱交
換器206,306、第3電磁弁207,307、吸入
圧力調整弁500、圧縮機401、第6電磁弁402、
凝縮器403、受液器404という蓄熱冷凍サイクルが
形成される(図1の白抜き矢印参照)。ここで、吸入圧
力調整弁500の設定圧力は、前記通常運転モードにお
いて双方の第1電磁弁201及び301が開となった際
の圧縮機401の吸入側圧力よりもやや低く設定する。
この蓄冷運転モードでは、各冷却器ユニット200及び
300の冷凍負荷が高く双方の第1電磁弁201及び3
01が開となった際には、吸入圧力調整弁500が閉と
なって蓄熱材用熱交換器206,306には冷媒は流れ
ず、したがって蓄熱材211及び311への冷熱の蓄熱
は行われない。冷却器ユニット200又は300の何れ
か一方或いは双方の冷却が図られると、第1電磁弁20
1又は301が閉となって吸入圧力調整弁500の圧縮
機401側圧力が低下する。すると吸入圧力調整弁50
0が開となるので、蓄熱材用熱交換器206,306に
冷媒が流れて蓄熱材211及び311への冷熱の蓄熱が
図られる。つまり、一方或いは双方の冷却器ユニット2
00又は300における負荷が軽減することにより軽減
した消費電力を、蓄熱材211及び311への冷熱の蓄
熱を図るために用いている。これにより、効率的かつ能
率的に冷却器ユニット200及び300の冷却能力を維
持しつつ蓄熱材211及び311の蓄冷を図ることがで
きる。
【0026】次に、第3運転モードについて説明する。
この第3運転モードは、第1電磁弁201,301はサ
ーモスタットによる開閉制御は行わず常に閉とし、第2
電磁弁204,304、第3電磁弁207,307、第
6電磁弁402は閉とし、第4電磁弁208,308、
第5電磁弁209,309は開とし、圧縮機401を駆
動し、凝縮器ファン405は停止させる。これにより、
冷媒が圧縮機401、第4電磁弁208,308、蓄熱
材用熱交換器206,306、第5電磁弁209,30
9、逆止弁210,310、第1膨張弁202,30
2、蒸発器203,303、前記圧縮機401を順次流
通する第3の冷凍サイクルが形成される(図1の点線矢
印参照)。つまり、圧縮機401により圧縮された冷媒
は、凝縮器403によって凝縮させず、蓄熱材用熱交換
器206,306で蓄熱材211,311と熱交換し凝
縮させるものである。ここで、蓄熱材211及び311
は前述したように、例えば水であるならば約0℃まで冷
却可能である一方、凝縮器403は空冷式であることか
ら室温程度までの冷却となるため、蓄熱材211及び3
11による熱交換は、凝縮器403での熱交換よりも効
率的に行うことができるとともに、凝縮後の冷媒温度
(圧力)を低くすることができる。したがって、この第
3の冷凍サイクルのモリエル線図は、図2に示すように
なる。図2において、点線矢印は通常冷凍サイクルによ
るものであり、実線矢印が第3の冷凍サイクルによるも
のである。この図に示すように、第3の冷凍サイクルで
は、冷凍サイクルの冷凍能力が向上するとともに、圧縮
機401の圧縮仕事量が軽減されていることがわかる。
したがって、この第3運転モードでは圧縮機401の駆
動停止時間(駆動停止頻度)が増加し、圧縮仕事量が低
減する。すなわち消費電力の軽減が図られる。また、前
述したように凝縮器ファン405は駆動停止しているの
で、これによっても消費電力の軽減が図られる。
【0027】このように、本実施の形態にかかる蓄熱式
冷凍装置100は、第3運転モードでは、冷媒が蓄熱材
用熱交換器により凝縮されるので、凝縮器による凝縮よ
りも凝縮温度を低くすることができ、これにより冷凍能
力の向上及び圧縮仕事量の低減を図ることができる。こ
の冷凍能力の向上及び圧縮機の仕事量の軽減により消費
電力を抑えた運転をすることができる。また、この第3
運転モード時には、凝縮器ファンを駆動しなくてもよい
ので消費電力を軽減することができる。さらに、蓄熱材
に冷熱の蓄積を図る蓄冷運転モードでは、通常冷凍サイ
クルにおいて圧縮機にかかる負荷が軽減されたときに、
通常冷凍サイクルと並行して蓄熱冷凍サイクルが形成さ
れるので、各冷却器ユニットでの冷凍運転を維持しつつ
効率的に蓄熱材への蓄冷を図ることができる。さらに、
蓄熱材を冷却器ユニット内に配置したのでスペースの有
効活用が可能であるとともに、冷却器ユニット設置の際
には蓄熱材まわりの配管工事を必要とせず工事性が向上
する。また、圧縮機及び凝縮器を有する圧縮機ユニット
は、本発明のような蓄熱式でない通常のものにも使用さ
れているので、蓄熱式でない通常の冷凍装置と圧縮機ユ
ニットを共通化することができる。これにより、コスト
軽減と工事性の向上を図ることができる。なお、他の作
用・効果については第1の実施の形態と同様である。
【0028】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態にかかる蓄熱式冷凍装置について、図3を参照し
て説明する。図3は蓄熱式冷凍装置の冷凍サイクルを説
明する冷媒回路図である。なお、図において図1に対応
する同一部材には同一符号を付した。
【0029】この蓄熱式冷凍装置100が第1の実施形
態のものと相異する点は、図3に示すように、吸入圧力
調整弁220及び320を各冷却器ユニット200及び
300に配置した点にある。ここで、各吸入圧力調整弁
220及び320の設定圧力は前記第1の実施の形態に
かかる吸入圧力調整弁500の場合と同じでよい。
【0030】このような構成にすることにより、圧縮機
ユニット400と各冷却器ユニット200及び300と
を接続する配管数を削減できるので、工事性が向上した
ものとなる。また、各吸入圧力調整弁220及び320
間で設定圧力を異なるものとすれば、優先的に蓄熱材へ
の蓄熱運転を開始する冷却器ユニット200又は300
を設定することができる。すなわち、設定圧力が高い吸
入圧力調整弁を有する冷却器ユニットについて、他の冷
却器ユニットよりも優先的に蓄熱動作が行われることに
なる。
【0031】なお、第1及び第2の実施の形態では、圧
縮機は圧力スイッチに基づいて冷凍負荷に応じて駆動及
び駆動停止が行われていたが、いわゆるインバータ方式
を用いて周波数の変動により冷凍負荷に対応するもので
あってもよい。さらに、冷却器ユニットの台数も2台に
限定されることなく、他の台数であってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
蓄熱材に冷熱が蓄熱されている場合に第3の冷凍サイク
ルを形成し運転すれば、凝縮器による冷媒の冷却・凝縮
が不要となるので、凝縮器ファンの駆動停止により消費
電力を軽減することができる。特に、蓄熱材に冷熱が蓄
えられたときの蓄熱材温度を、凝縮器で冷媒を図るとき
の凝縮温度よりも低く設定すれば、凝縮器よりも蓄熱材
用熱交換器による凝縮器の方が凝縮効率が高くなるの
で、圧縮機にかかる負荷を軽減させることができる。こ
れにより、圧縮機の消費電力を軽減させることができ
る。
【0033】さらに、蓄冷冷凍サイクルにおける蓄熱材
用熱交換器と前記圧縮機との間には吸入圧力調整弁を直
列に接続してあるので、冷凍負荷の軽減等により通常冷
凍サイクルにおける圧縮機の吸入側圧力が前記設定圧力
以下となると、前記吸入圧力調整弁が開となる。冷凍負
荷の増大等により通常冷凍サイクルにおける圧縮機の吸
入側圧力が前記設定圧力より大きくなると、前記吸入圧
力調整弁が閉となる。したがって、冷凍負荷が大きいと
きには通常冷凍サイクルによる冷却器の冷却のみが行わ
れ、冷凍負荷が小さくなり通常冷凍サイクルによる冷却
器の冷却を行う必要がなくなったときには通常冷凍サイ
クルと並行して蓄熱冷凍サイクルが形成される。つま
り、冷凍負荷に応じて、冷却器の冷却を維持しつつ効率
的に蓄熱材への冷熱の蓄積が可能となり、冷凍負荷に応
じた複雑な制御が不要となる。特に、冷却器ユニットを
複数備えた場合には、全冷却器ユニットにおける冷凍負
荷の増減に応じて、効率的に蓄熱材への冷熱の蓄熱が可
能となる。
【0034】したがって、電力需要が集中する夏季の昼
間には第3の冷凍サイクルを形成することにより消費電
力を軽減するとともに、電気料金の安い夜間には蓄熱冷
凍サイクルを形成して蓄熱材への蓄熱を図ることでき
る。また、この蓄熱時には冷却器ユニットにおける冷却
器の冷却も維持できるので、特に24時間稼働させる店
舗等において適している。
【0035】さらに、蓄熱材を冷却器ユニットに内蔵し
たのでスペースを効率的に活用できるとともに、冷却器
ユニット設置の際には蓄熱材まわりの配管工事を必要と
せず工事性が向上する。また、圧縮機及び凝縮器を有す
る圧縮機ユニットは、本発明のような蓄熱式でない通常
のものにも使用されているので、蓄熱式でない通常の冷
凍装置と圧縮機ユニットを共通化することができる。こ
れにより、コスト軽減と工事性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる蓄熱式冷凍装置の冷
凍サイクルを説明する冷媒回路図
【図2】第3の冷凍サイクルのモリエル線図
【図3】第2の実施の形態にかかる蓄熱式冷凍装置の冷
凍サイクルを説明する冷媒回路図
【図4】従来の蓄熱式冷凍装置の冷凍サイクルを説明す
る冷媒回路図
【符号の説明】
100…蓄熱式冷凍装置、 200,300…冷却器ユニット、 201,301…第1電磁弁 202,302…膨張弁 203,303…蒸発器 204,304…第2電磁弁 205,305…第2膨張弁 206,306…蓄熱材用熱交換器 207,307…第3電磁弁 208,308…第4電磁弁 209,309…第5電磁弁 210,310…逆止弁 211,311…蓄熱材 220,320…吸入圧力調整弁 400…圧縮機ユニット 401…圧縮機 402…第6電磁弁 403…凝縮器 404…受液器 405…凝縮器ファン 500…吸入圧力調整弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄熱材を備え、冷媒を圧縮機、凝縮器、
    第1絞り装置、冷却器及び前記圧縮機に順次循環させる
    通常冷凍サイクルと、冷媒を前記圧縮機、前記凝縮器、
    第2絞り装置、蓄熱材用熱交換器及び前記圧縮機に順次
    循環させる蓄熱冷凍サイクルとを有して圧縮機にかかる
    負荷の変動を図る蓄熱式冷凍装置において、 圧縮機で圧縮した冷媒を蓄熱材用熱交換器に流入させて
    凝縮し、この凝縮した冷媒を前記第1絞り装置、冷却器
    及び前記圧縮機に順次循環させる第3の冷凍サイクルを
    有し、 前記蓄熱冷凍サイクルにおける蓄熱材用熱交換器と前記
    圧縮機との間には吸入圧力調整弁を直列に接続し、この
    吸入圧力調整弁は圧縮機側の冷媒圧力が所定の設定圧力
    以下となった際に開とすることを特徴とする蓄熱式冷凍
    装置。
  2. 【請求項2】 前記蓄熱材、第1絞り装置、冷却器、第
    2絞り装置及び蓄熱材用熱交換器を有する冷却器ユニッ
    トと、前記圧縮機及び凝縮器を有する圧縮機ユニット
    と、前記吸入圧力調整弁を接続して構成したことを特徴
    とする請求項1記載の蓄熱式冷凍装置。
  3. 【請求項3】 複数の前記冷却器ユニットを、共通の圧
    縮機ユニット及び共通の吸入圧力調整弁に接続したこと
    を特徴とする請求項2記載の蓄熱式冷凍装置。
  4. 【請求項4】 前記蓄熱材、第1絞り装置、冷却器、第
    2絞り装置、蓄熱材用熱交換器及び吸入圧力調整弁を有
    する冷却器ユニットと、前記圧縮機及び凝縮器を有する
    圧縮機ユニットとを接続して構成したことを特徴とする
    請求項1記載の蓄熱式冷凍装置。
  5. 【請求項5】 複数の前記冷却器ユニットを、共通の圧
    縮機ユニットに接続したことを特徴とする請求項4記載
    の蓄熱式冷凍装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002333227A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Mitsubishi Electric Corp 蓄熱式空気調和装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002333227A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Mitsubishi Electric Corp 蓄熱式空気調和装置

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