JPH11325844A - ワイヤーロープの診断方法 - Google Patents

ワイヤーロープの診断方法

Info

Publication number
JPH11325844A
JPH11325844A JP13046198A JP13046198A JPH11325844A JP H11325844 A JPH11325844 A JP H11325844A JP 13046198 A JP13046198 A JP 13046198A JP 13046198 A JP13046198 A JP 13046198A JP H11325844 A JPH11325844 A JP H11325844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire rope
wire
diagnosing
amount
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13046198A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Ishida
成男 石田
Kazuhisa Okuda
和久 奥田
Etsuo Yahata
悦生 矢幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP13046198A priority Critical patent/JPH11325844A/ja
Publication of JPH11325844A publication Critical patent/JPH11325844A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤ−ロ−プの全長が容易に点検でき、か
つワイヤ−ロ−プの破断にいたる前の素線の断線状態や
摩耗量、形崩れを同時にかつ簡便に診断する方法を提供
する。 【解決手段】 ワイヤ−ロ−プ3を間にしてその両側に
投光器1と受光器2を配置する工程と、ワイヤ−ロ−プ
を移動しつつ前記受光器で受光量を測定する工程と、該
受光量の測定値の変化によりワイヤ−ロ−プの損傷状況
を診断する工程からなるワイヤーロープの診断方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クレ−ン、エレ
ベ−タなどに使用されているワイヤ−ロ−プの劣化診断
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クレ−ン、エレベ−タなどのワイヤ−ロ
−プは、重量物の吊り上げ、吊り下げを繰り返し行って
おり、またワイヤ−ロ−プは巻取りドラムや滑車を通過
するときかなりの曲げを受けるため、繰り返し曲げ疲労
が激しい。このため、その疲労の蓄積、損傷の進行が大
きい。従って、ワイヤ−ロ−プの折損により重量物の吊
り荷や乗客ケ−ジが落下すると、作業員や乗客の生命が
危険に晒されるとともに、器物損壊により多大な損害を
被る。
【0003】そのため、巻き上げワイヤ−ロ−プの取替
え時期を正確に予測することが非常に重要となってく
る。従来、この種のワイヤ−ロ−プの取替え時期は、ク
レ−ンやエレベ−タの稼動時間、ワイヤ−ロ−プの残留
強度調査結果などに基づいて使用限界時間を設定し、巻
き上げモ−タの累積稼動時間から取替え時期を推定し取
替えていた。しかし、ワイヤ−ロ−プの疲労破断による
吊り荷やケ−ジの落下を恐れて、安全を見てワイヤ−ロ
−プの実際の寿命よりかなり早期に取替えることが多
く、この場合、ワイヤ−ロ−プに係る補修費が増加して
いた。
【0004】この補修費を低減するために、ワイヤ−ロ
−プの取替え時期を予測する種々の方法が提案されてい
る。
【0005】その第1は、ワイヤ−ロ−プの巻き上げ、
巻き下げによる曲げ回数、負荷荷重、ワイヤ−ロ−プの
張力などを測定し、それらの測定値を基にワイヤ−ロ−
プの疲労度を算出し、さらにこの疲労度を積算して累積
疲労度を求めて、取替え時期を予測するもの;特開平5
−39187号である。
【0006】第2は、ワイヤ−ロ−プを構成する各スト
ランドに絶縁被覆付き素線を少なくとも1本組み込みか
つ、これらの絶縁被覆付き素線のそれぞれ通電制御して
その通電状態の有無から絶縁被覆付き素線の断線を検出
する素線切れ回路と、前記絶縁被覆付き素線と絶縁され
ていない他のストランド素線を介して電圧を印可して、
その絶縁状態からワイヤ−ロ−プの損傷度を求めてその
取替え時期を予測するもの;特開昭62−123368
号がある。
【0007】第3は、ワイヤ−ロ−プを飽和点近くまで
磁化するための永久磁石と、ロ−プからの漏れ磁束を検
出する検出素子を含む検出ヘッドと出力回路などからな
り、ワイヤ−ロ−プに素線切れが有った場合の漏洩磁束
の変化量を検出してワイヤ−ロ−プの損傷度を求め、そ
の取替え時期を予測するもの;特開平7−137985
号がある。
【0008】第4は、内面にマジックテ−プを装着した
管状のセンサ−を設け、ワイヤ−ロ−プに断線が発生し
たとき、断線した素線がマジックテ−プに引っ掛かりセ
ンサ−がワイヤ−ロ−プとともに上下何れかの方向に引
っ張られ、センサ−に接続されたリ−ドロ−プを介して
リミットスイッチが作動し警報をだすもの;特開昭56
−69574号がある。
【0009】第5として、ワイヤ−ロ−プの周囲に撮像
手段とその信号の解析手段を設け、映像解析デ−タから
ワイヤ−ロ−プの素線切れ、摩耗、腐食等を検出するも
の;特開平2−56397号がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たワイヤ−ロ−プの寿命予測および損傷度の検出に関す
る技術はそれぞれ次のような問題を有している。
【0011】第1の技術は、負荷荷重や張力の測定に特
殊な機器を必要とし、また曲げ回数測定および疲労度の
演算手段が複雑となるため一般に大きな設備投資費用を
必要とする。また、巻取りドラム、滑車などの曲率半径
や過渡的な荷重変動量と疲労度との関係が不明確なこ
と、ワイヤ−ロ−プの製作誤差などが反映されない方法
であり、精度もよくない。
【0012】第2の技術は、絶縁被覆した特殊なワイヤ
−ロ−プを製作する必要があり、ワイヤ−ロ−プの購入
費が増加する。また、損傷度演算装置の他にワイヤ−ロ
−プへの通電制御装置が必要であり、実用的でない。
【0013】第3の技術は、前記第1の技術および第2
の技術よりも比較的低コストで実現可能な方法と言え
る。しかし、この技術は以下の理由により検出精度の低
い方法であると推定される。つまり、ワイヤ−ロ−プの
素線切れ検出の場合、渦流センサ−に比べてワイヤ−素
線径が非常に小さいため、素線切断による磁束変化程度
も小さいと予想されるためである。また、ワイヤ−ロ−
プの摩耗や形崩れ等の検出は困難である。これは、磁気
センサ−は被測定物との距離により特性が大きく変化す
るため、ワイヤ−ロ−プに摩耗やキンクが合った場合や
ワイヤ−ロ−プに揺れが生じた場合に、磁気センサ−と
被測定物との距離が大きく変化するからである。
【0014】第4の技術は、上記第1〜第3のものより
さらに、低コストで実現可能な方法といえる。しかし、
素線の断線部がマジックテ−プに引っ掛かって動作する
ものであるため、ワイヤ−ロ−プの素線切れ検出には比
較的有効だが、ワイヤ−ロ−プの摩耗や形崩れ等の検出
には対応不可能である。
【0015】第5の技術は、検出器の取付け、取り外し
に多大な工数を必要とし、かつ高価な機器を用いるため
に、上述のどの方法よりも設備投資金額が大となる。従
って、それぞれのクレ−ン等毎に常設、使用するわけに
はいかない。また、測定機器を携帯して、定期的に診断
しようとすれば、検出器の取付け、取り外しに多大な工
数を要することになり、設備停止時間大、補修費大とな
り現実的方法でない。
【0016】本発明は、上記の種々の問題点の解決を図
ったもので、ワイヤ−ロ−プの全長が容易に点検でき、
かつワイヤ−ロ−プの破断にいたる前の素線の断線状態
や摩耗量、形崩れを同時にかつ簡便に診断する方法を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を以下
の方法により達成する。
【0018】第1の方法は、ワイヤ−ロ−プを間にして
その両側に投光器と受光器を配置する工程と、ワイヤ−
ロ−プを移動しつつ前記受光器で受光量を測定する工程
と、該受光量の測定値の変化によりワイヤ−ロ−プの損
傷状況を診断する工程からなるワイヤーロープの診断方
法である。
【0019】第2の方法は、ワイヤ−ロ−プの損傷状況
を診断する工程が、下記工程の少なくとも一つの工程か
らなる請求項1記載のワイヤ−ロ−プの診断方法であ
る。
【0020】(イ)受光量の測定信号をハイパスフィル
タ−を経由させ、得られた信号値からワイヤ−ロ−プの
素線切れを診断する工程。
【0021】(ロ)受光量の測定信号をハイパスフィル
タ−を経由させ、得られた信号値からワイヤ−ロ−プの
摩耗量および形崩れを診断する工程。
【0022】第3の方法は、ワイヤ−ロ−プの素線切
れ、摩耗、形崩れ等の劣化状態検出センサ−の検出信号
値のレベルを判定する工程と、その判定結果を無線によ
り監視センタ−に送信する工程とを有するワイヤ−ロ−
プの診断方法である。
【0023】第4の方法は、第2の方法において、レベ
ルを判定する工程にワイヤ−ロ−プ毎に良、注意、不良
に判定する工程を附加したワイヤ−ロ−プの診断方法。
【0024】第5の方法は、各装置のワイヤ−ロ−プに
複数の劣化状態検出センサ−を取付け、各センサ−の検
出信号を受信する中継アンテナをを介して監視センタ−
に無線で送信し、監視センタ−で受信した信号を処理、
判定して結果を表示するワイヤ−ロ−プの診断方法であ
る。
【0025】第6の方法は、第5の方法において、劣化
状態検出センサ−および/または中継アンテナの作動電
力をクレ−ン、エレベ−タ等の機体またはワイヤ−ロ−
プの振動を利用して発電するセラミック素子等で構成さ
れた発電装置、ワイヤ−ロ−プと接触して回転するロ−
ラの回転力により発電する回転型発電機、クレ−ン、エ
レベ−タ等の機体またはワイヤ−ロ−プの振動を利用し
て発電する可動磁石型発電機のうち少なくとも一つの発
電電力を前記作動電力とすることを特徴とするワイヤ−
ロ−プの診断方法である。
【0026】「作用」 第1の方法;ワイヤ−ロ−プを移動させ、そのときの受
光量の測定値の経時変化を解析することによりワイヤ−
ロ−プの摩耗、素線切れなどの損傷状況とその発生位置
を知ることができる。
【0027】第2の方法;受光量の測定信号をハイパス
フィルタ−を経由させて、その経時変化を解析すれば素
線切れおよびワイヤ−ロ−プの摩耗量および形崩れが分
かる。また、それらの発生位置が分かる。
【0028】第3、4の方法;監視センタ−にてワイヤ
−ロ−プの損傷程度を知ることができる。
【0029】第5の方法;多数の装置の多数のワイヤ−
ロ−プの損傷度合いを監視センタ−で把握することがで
きる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて以下に説明する。図1は、本発明に係るセンサ−と
ワイヤ−ロ−プの位置関係を示す斜視図、図2は、本発
明に係るセンサ−出力信号の処理回路および表示器を示
す図、図3は、本発明に係るセンサ−のクレ−ンのワイ
ヤ−ロ−プへの取付け位置を示す斜視図である。
【0031】本発明の診断装置20は、診断するワイヤ
−ロ−プ3を挟んで設けられた投光器1と受光器2など
のセンサ−20aと信号処理、表示部から構成される。
センサ−20aとしてはレ−ザセンサ−、CCDイメ−
ジセンサ−、フォトダイオ−ド型受光器を有するセンサ
−などの光学センサ−が使用される。投光器1から発す
る光線束4が受光器2に向かって進行する。投光器1と
受光器2の間にワイヤ−ロ−プ3があるので、ワイヤ−
ロ−プ3の劣化状況(素線切れ、摩耗、形崩れ、伸び)
によって受光器2の受光量が変化する。この受光量の変
化を調べることによりワイヤ−ロ−プ3の劣化状況を知
ることができる。
【0032】図3に示すように、診断装置20はクレ−
ンのガ−タ(図示せず)に支持させておけば、巻取りド
ラム23を回転することにより診断装置20の間をワイ
ヤ−ロ−プ3が移動する。従って、診断装置20を通過
するワイヤ−ロ−プの長さ範囲についてその劣化状況を
診断することができる。なお、22はシ−ブブロックで
ある。診断装置20をクレ−ン等の巻き上げワイヤ−ロ
−プに1セット取付けた場合、素線切れした素線がワイ
ヤロ−プの外周の、センサ−の光軸方向に平行な上下の
外周接線の間の領域(図1の斜線を施した領域)S内に
突出しているときは、素線切れの検出ができない。しか
し、素線切れが発生した場合、それがワイヤ−ロ−プの
外周位置においてランダムに発生し、素線切れした素線
の先端が領域Sから外に飛び出すことが殆どであるこ
と、クレ−ン等安全規則により素線切れ10%以上をワ
イヤロ−プの取替えの目安としているから、断線初期の
素線切れが極めて少ない状態を捕える必要はないことか
ら、1本の可動ワイヤ−ロ−プについて1組のセンサ−
を取付ければよい。但し、断線初期の素線切れ状態を捕
える必要がある場合はセンサ−数を適宜増やせばよい。
【0033】上記したワイヤ−ロ−プ3の劣化状況を検
出するためのセンサ−出力の信号処理・表示回路を図2
により説明する。ワイヤ−ロ−プの素線切れ、摩耗、形
崩れおよび伸びに係る信号を含んだセンサ−出力信号
は、素線切れ検出回路、摩耗・形崩れ検出回路および伸
び検出回路に送られる。
【0034】素線切れ検出回路では、先ず50Hzのハイ
パスフィルタ−(HPF)または50−500Hzのバン
ドパスフィルタ−(BPF1)5aで周波数帯域が選択
され、整流回路(REC)6aで平滑化された後コンパ
レ−タ(COMP)7aに送信される。コンパレ−タ
(COMP)7aで信号は、基準値と比較され、基準値
を超えるときは、切換え器(MUX)8aにより赤ラン
プ回路に電流が流れ、赤ランプ(RL)が点灯し、基準
値以下のときには、切換え器(MUX)8aにより青ラ
ンプ回路に電流が流れ、青ランプ(GL)が点灯する。
【0035】摩耗・形崩れ検出回路では、先ず、5Hzの
ロ−パスフィルタ−(LPF)または0.1−5Hzのバ
ンドパスフィルタ−(BPF2)5bで周波数帯域が選
択され、整流回路(REC)6bで平滑化された後コン
パレ−タ(COMP)7bに送信される。コンパレ−タ
(COMP)7bで信号は、基準値と比較され、基準値
を超えるときは切換え器(MUX)8bにより赤ランプ
回路に電流が流れ、赤ランプ(RL)が点灯し、基準値
以下のときには、切換え器(MUX)8bにより青ラン
プ回路に電流が流れ、青ランプ(GL)が点灯する。
【0036】伸び検出回路では、5−20Hzのバンドパ
スフィルタ−(BPF4)周波数帯域が選択され、整流
回路(REC)6cで平滑化された後コンパレ−タ(C
OMP)7cに送信される。コンパレ−タ(COMP)
7cには、予め入力されているワイヤロ−プ取替え直後
のワイヤロ−プの初期撚りピッチと送信されてきた信号
の周波数成分(ピッチ周波数)量を解析して得られた測
定撚りピッチを比較し、基準値を超えるときは切換え器
(MUX)8cにより赤ランプ回路に電流が流れ、赤ラ
ンプ(RL)が点灯し、基準値以下のときには、切換え
器(MUX)8cにより青ランプ回路に電流が流れ、青
ランプ(GL)が点灯する。
【0037】なお、センサ−からの信号処理は、上述の
ハ−ド処理に代えてソフト的処理によっても実施可能で
ある。
【0038】以上、本発明の実施の形態を詳細に述べた
が、前述したフィルタ−定数は一般的にクレ−ンに於け
る最適値を述べたものであり、多少この数値とずれても
差し支えない。また、ワイヤ−ロ−プの巻き上げ速度に
応じて前述のフィルタ−定数を切り換えたり、巻き上げ
モ−タの電流などから荷電を推定し、常に一定の荷重条
件で診断する方が診断精度は向上する。
【0039】次に、上記の信号処理によって得られた事
例として、レ−ザセンサ−を用いてワイヤロ−プの外径
を測定した波形デ−タと、その測定デ−タを周波数分析
して得られた周波数スペクトルを図4〜図9により説明
する。
【0040】図4は、正常なワイヤロ−プの波形デ−タ
であり、ワイヤ−速度は300mm/秒で巻き取られて
いるときの状態である。横軸は時間を、縦軸は外径の大
きさを表わしたものである。波形に全く乱れがなく、ワ
イヤロ−プの撚りのピッチ成分に相当する光量変化の周
波数成分のみが良く表れている。図5は、図4の正常な
ワイヤロ−プの波形デ−タを周波数分析して求めた周波
数スペクトルである。この周波数成分は、ワイヤロ−プ
の周波数成分は、その撚りのピッチ成分に相当する20
Hzであることがわかる。
【0041】図6は、素線切れの発生しているワイヤロ
−プの波形デ−タであるが、素線切れ部Aが明瞭にわか
る。図7は、その周波数スペクトルであるが、素線切れ
部の周波数成分は、115〜130Hzが主体であること
がわかる。図8は、摩耗が大きいワイヤロ−プの波形デ
−タである。図9は、周波数スペクトルであり、9aは
摩耗が大きいワイヤ−ロ−プのもの、9bは正常なワイ
ヤ−ロ−プのものである。正常時(9b)のスペクトル
と比べて摩耗大のとき(9a)は、摩耗(範囲:B−
C)による減径により、ワイヤロ−プの撚りピッチ成分
に相当する周波数成分約20Hzが減少し、新たに約1Hz
の成分が主体となっていることがわかる。
【0042】図10は、監視センタ−におけるワイヤロ
−プの診断方法を説明するブロック図である。Aヤ−ド
に#1〜#4の4台のクレ−ンが、Bヤ−ドに#5〜#7の
3台のクレ−ンが配置されている。#1〜#7クレ−ン
に、それぞれセンサ−25a〜25hが取付けられてい
る。Aヤ−ドには、3基の中継アンテナ26a〜26c
が、Bヤ−ドには、2基の中継アンテナ26d,26e
が設けられている。27は監視センタ−の異常監視モニ
タ−である。この異常監視モニタ−27は、クレ−ン番
号および各クレ−ンのワイヤロ−プに取付けたセンサ−
の識別手段、各センサ−からの信号を上述した方法によ
り処理し、各ワイヤロ−プの素線切れ、摩耗、形崩れお
よび伸びに関する信号値と基準値を比較し、ワイヤロ−
プの劣化レベルを判断する判断手段および判断手段から
判定結果を表示する表示手段から構成されている。な
お、判断手段においてワイヤロ−プの劣化レベルを
「良」、「不良」の2水準に分けて判定させてもよい
が、「良」、「注意」、「不良」の3水準に分けて判定
させることが望ましい。
【0043】以上の機器により各クレ−ンのワイヤロ−
プの劣化状況の診断は、次のように行われる。
【0044】(1)各ヤ−ドのクレ−ンの各センサ−
(例えば、#1クレ−ンのセンサ−−:25a)か
ら検知信号が無線により中継アンテナ(例えば、中継ア
ンテナ26a)に送信される。
【0045】(2)中継アンテナで受信した信号は、監
視センタ−の異常監視モニタ−27に送信される。
【0046】(3)信号センサ−の識別手段により分類
され、判断手段に送られ、各劣化項目毎にその劣化レベ
ルが判断される。
【0047】(4)前記劣化レベルの信号が表示手段に
送られ、各センサ−毎に「良」、「注意」、「不良」が
表示される。なお、表示の方法としては、常時表示と一
定時間情報を蓄積しておいて間欠表示する方法がある。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0049】(1)ワイヤ−ロ−プ全長に亙って、素線
切れ、摩耗、形崩れおよび伸びなどの劣化状態が容易に
点検できる。
【0050】(2)ワイヤ−ロ−プの取替えの最適時期
を予測することができ、劣化看過による不測の事故を未
然に防ぐことができる。このことにより、ワイヤ−ロ−
プの購入費用や取替え費用等の補修費を最小限に抑制す
ることができる。
【0051】(3)請求項5の方法によれば、多くのク
レ−ンやエレベ−タ等のワイヤ−ロ−プ劣化状況を常時
監視することができる。特に、定期修理以外は簡単に人
が近づけない自動クレ−ンの安全性の向上および保全マ
ンまたはオペレ−タによる巡回点検の省力化が図れる。
【0052】(4)請求項6の方法によれば、電力費の
節減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセンサ−とワイヤ−ロ−プの位置
関係を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るセンサ−出力信号処理回路および
表示器を示す図である。
【図3】本発明に係るセンサ−のクレ−ンのワイヤ−ロ
−プへの取付け位置を示す斜視図である。
【図4】本発明方法により得られた正常なワイヤ−ロ−
プの波形デ−タのチャ−トである。
【図5】図4の波形デ−タを周波数分析して得られた周
波数スペクトル図である。
【図6】本発明方法により得られた素線切れの発生して
いるワイヤ−ロ−プの波形デ−タのチャ−トである。
【図7】図6の波形デ−タを周波数分析して得られた周
波数スペクトル図である。
【図8】本発明方法により得られた摩耗しているワイヤ
−ロ−プの波形デ−タのチャ−トである。
【図9】図8の摩耗している波形デ−タを周波数分析し
て得られた周波数スペクトル図(9a)と図4の正常時
の波形デ−タを周波数分析して得られた周波数スペクト
ル図(9b)である。
【図10】監視センタ−におけるワイヤ−ロ−プの診断
方法を示す系統図である。
【符号の説明】
1 投光器 2 受光器 3 ワイヤ−ロ−プ 4 光線束 5a〜5c ハイまたはロウパスフィルタ−またはバン
ドパスフィルタ− 6a〜6c 整流回路 7a〜7c コンパレ−タ 8a〜8c 切換え器 9 青ランプ 10 赤ランプ 20 診断装置 20a センサ− 25a〜25h センサ− 26a〜26e 中継アンテナ 27 異常監視モニタ−

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ−ロ−プを間にしてその両側に投
    光器と受光器を配置する工程と、ワイヤ−ロ−プを移動
    しつつ前記受光器で受光量を測定する工程と、該受光量
    の測定値の変化によりワイヤ−ロ−プの損傷状況を診断
    する工程からなるワイヤーロープの診断方法。
  2. 【請求項2】 ワイヤ−ロ−プの損傷状況を診断する工
    程が、下記工程の少なくとも一つの工程からなる請求項
    1記載のワイヤ−ロ−プの診断方法。 (イ)受光量の測定信号をハイパスフィルタ−を経由さ
    せ、得られた信号値からワイヤ−ロ−プの素線切れを診
    断する工程。 (ロ)受光量の測定信号をハイパスフィルタ−を経由さ
    せ、得られた信号値からワイヤ−ロ−プの摩耗量および
    形崩れを診断する工程。
  3. 【請求項3】 ワイヤ−ロ−プの素線切れ、摩耗、形崩
    れ等の劣化状態検出センサ−の検出信号値のレベルを判
    定する工程と、その判定結果を無線により監視センタ−
    に送信する工程とを有するワイヤ−ロ−プの診断方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、レベルを判定する工
    程にワイヤ−ロ−プ毎に良、注意、不良に判定する工程
    を附加したことを特徴とするワイヤ−ロ−プの診断方
    法。
  5. 【請求項5】 各装置のワイヤ−ロ−プに複数の劣化状
    態検出センサ−を取付け、各劣化状態検出センサ−をグ
    ル−プ分けし、各グル−プのセンサ−の検出信号を受信
    する中継アンテナをを介して監視センタ−に無線で送信
    し、監視センタ−で受信した信号を処理、判定して結果
    を表示することを特徴とするワイヤ−ロ−プの診断方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、劣化状態検出センサ
    −および/または中継アンテナの作動電力をクレ−ン、
    エレベ−タ等の機体またはワイヤ−ロ−プの振動を利用
    して発電するセラミック素子等で構成された発電装置、
    ワイヤ−ロ−プと接触して回転するロ−ラの回転力によ
    り発電する回転型発電機、クレ−ン、エレベ−タ等の機
    体またはワイヤ−ロ−プの振動を利用して発電する可動
    磁石型発電機のうち少なくとも一つの発電電力を前記作
    動電力とすることを特徴とするワイヤ−ロ−プの診断方
    法。
JP13046198A 1998-05-13 1998-05-13 ワイヤーロープの診断方法 Pending JPH11325844A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13046198A JPH11325844A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 ワイヤーロープの診断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13046198A JPH11325844A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 ワイヤーロープの診断方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11325844A true JPH11325844A (ja) 1999-11-26

Family

ID=15034803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13046198A Pending JPH11325844A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 ワイヤーロープの診断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11325844A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292450A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの補強コード歪み測定方法及び空気入りタイヤ
JP2008214037A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータのワイヤロープ検査装置及びロープ外径測定方法
JP2008247607A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Fuji Hensokuki Co Ltd 素線切れ検出器
JP2009249117A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベーターのワイヤーロープ素線切れ診断システム
WO2011105629A1 (ja) * 2010-02-25 2011-09-01 Jfeスチール株式会社 ワイヤロープピッチの測定方法とワイヤロープピッチ測定装置およびワイヤロープの製造方法
JP2012220239A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Hitachi Ltd スチールコードを含む移送機構用長尺部材の点検装置及び点検方法
JP2013096950A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Hitachi Ltd ワイヤロープの検査装置
JP2014210650A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 三菱電機株式会社 ワイヤロープの点検方法
CN104185786A (zh) * 2012-03-28 2014-12-03 三菱电机大楼技术服务株式会社 缆绳检查装置
CN105293235A (zh) * 2015-10-09 2016-02-03 中国矿业大学 矿用钢丝绳节圆直径非接触检测装置及方法
JP2017161266A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 下村特殊精工株式会社 表面検査装置及び表面検査方法
CN108489409A (zh) * 2018-03-05 2018-09-04 日立电梯(中国)有限公司 钢丝绳检测装置及检测方法
CN112268960A (zh) * 2020-10-14 2021-01-26 广东电网有限责任公司广州供电局 一种输电线耐张线夹缺陷分析预警方法
CN112669315A (zh) * 2021-01-27 2021-04-16 长沙理工大学 一种卷扬机钢丝绳断丝检测方法及装置
JP2022033463A (ja) * 2020-08-17 2022-03-02 株式会社日立ビルシステム ワイヤロープの検査方法および装置
KR20230010506A (ko) * 2021-07-12 2023-01-19 (주)이지위드 무대장치 와이어용 이상상태 감지장치
JP2023546917A (ja) * 2020-10-21 2023-11-08 クラレ・アメリカ・インコーポレイテッド 移動している繊維含有構造物の欠陥検出

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292450A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの補強コード歪み測定方法及び空気入りタイヤ
JP2008214037A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータのワイヤロープ検査装置及びロープ外径測定方法
JP2008247607A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Fuji Hensokuki Co Ltd 素線切れ検出器
JP2009249117A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベーターのワイヤーロープ素線切れ診断システム
WO2011105629A1 (ja) * 2010-02-25 2011-09-01 Jfeスチール株式会社 ワイヤロープピッチの測定方法とワイヤロープピッチ測定装置およびワイヤロープの製造方法
JP2011196994A (ja) * 2010-02-25 2011-10-06 Jfe Steel Corp ワイヤロープピッチの測定方法とワイヤロープピッチ測定装置およびワイヤロープの製造方法
JP2012220239A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Hitachi Ltd スチールコードを含む移送機構用長尺部材の点検装置及び点検方法
JP2013096950A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Hitachi Ltd ワイヤロープの検査装置
CN104185786A (zh) * 2012-03-28 2014-12-03 三菱电机大楼技术服务株式会社 缆绳检查装置
JP2014210650A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 三菱電機株式会社 ワイヤロープの点検方法
CN105293235A (zh) * 2015-10-09 2016-02-03 中国矿业大学 矿用钢丝绳节圆直径非接触检测装置及方法
JP2017161266A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 下村特殊精工株式会社 表面検査装置及び表面検査方法
CN108489409A (zh) * 2018-03-05 2018-09-04 日立电梯(中国)有限公司 钢丝绳检测装置及检测方法
JP2022033463A (ja) * 2020-08-17 2022-03-02 株式会社日立ビルシステム ワイヤロープの検査方法および装置
CN112268960A (zh) * 2020-10-14 2021-01-26 广东电网有限责任公司广州供电局 一种输电线耐张线夹缺陷分析预警方法
JP2023546917A (ja) * 2020-10-21 2023-11-08 クラレ・アメリカ・インコーポレイテッド 移動している繊維含有構造物の欠陥検出
CN112669315A (zh) * 2021-01-27 2021-04-16 长沙理工大学 一种卷扬机钢丝绳断丝检测方法及装置
CN112669315B (zh) * 2021-01-27 2023-02-03 长沙理工大学 一种卷扬机钢丝绳断丝检测方法及装置
KR20230010506A (ko) * 2021-07-12 2023-01-19 (주)이지위드 무대장치 와이어용 이상상태 감지장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11325844A (ja) ワイヤーロープの診断方法
JP3934229B2 (ja) エレベータ巻上げロープ、巻上げロープの検査方法及び検査装置
EP2172410B1 (en) Suspension rope wear detector
US9063008B2 (en) Nondestructive testing of a carrier element of an elevator installation
US6863161B2 (en) Method and arrangement for telemonitoring an elevator to determine its need for maintenance
EP3191395B1 (en) Vibration-based elevator tension member wear and life monitoring system
RU2589443C2 (ru) Калибровка системы обнаружения износа
JP7152226B2 (ja) ワイヤーロープ監視装置およびワイヤーロープ監視方法
CN114371215B (zh) 用于监测钢丝绳设备完整性的方法和设备
JP2009012903A (ja) エレベータ用ワイヤーロープの素線切れ検査装置及びその方法
CN112456271A (zh) 实时在线的环抱式电梯钢丝绳分布象限监测系统及方法
CN109580728A (zh) 缆索劣化检测
JPH11325841A (ja) ワイヤロープの診断装置
JPH0256397A (ja) クレーンのワイヤロープ点検装置
CN206606891U (zh) 用于电梯绳索状态监控的装置
CN104512779A (zh) 升降机悬挂元件检测装置及方法
JP2007230731A (ja) エレベータの異常検出装置
WO2018037013A1 (en) Method and testing device for determining a state of a suspension traction means of an elevator system
JP2004099186A (ja) 昇降機のロープ診断装置
CN107328852B (zh) 一种车载式钢丝绳作业设备的钢丝检测方法
JP2002348068A (ja) エレベータのロープ診断装置
CN113824932A (zh) 一种缆绳实时状态监测系统及其使用方法
WO2021215043A1 (ja) ワイヤロープ監視装置およびクレーンシステム
CN112162030A (zh) 钢缆在线监测方法、系统、电子设备及存储介质
JP7596977B2 (ja) ワイヤロープ検査方法、ワイヤロープ検査装置およびワイヤロープ検査システム