JPH11326610A - 光拡散板、光学素子及び液晶表示装置 - Google Patents
光拡散板、光学素子及び液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH11326610A JPH11326610A JP10146508A JP14650898A JPH11326610A JP H11326610 A JPH11326610 A JP H11326610A JP 10146508 A JP10146508 A JP 10146508A JP 14650898 A JP14650898 A JP 14650898A JP H11326610 A JPH11326610 A JP H11326610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- plate
- light
- optical element
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学的異方性を示す微小領域を簡単な作業に
て形成できてその均等分布性にも優れ、画像のにじみや
ボケの防止を目的に液晶セルと偏光板の間に配置しても
コントラストの低下や黒表示の白ボケを生じにくい光学
素子や液晶表示装置を形成できる光拡散板を得ること。 【解決手段】 透明な高分子フィルム(1)中に同じ高
分子からなる微小結晶領域(e)が分散分布してなり、
その微小結晶領域と他部分との屈折率が相違して光散乱
性を示す光拡散板(1)、及びその光拡散板と偏光板を
有する積層体からなる光学素子、並びに前記の光拡散板
又は光学素子を液晶セルの片側又は両側に有する液晶表
示装置。 【効果】 従来に準じたフィルム成形方法にて量産で
き、偏光板透過の直線偏光を光拡散板を介し偏光状態の
維持性よく、又は散乱解消させて透過させうる。
て形成できてその均等分布性にも優れ、画像のにじみや
ボケの防止を目的に液晶セルと偏光板の間に配置しても
コントラストの低下や黒表示の白ボケを生じにくい光学
素子や液晶表示装置を形成できる光拡散板を得ること。 【解決手段】 透明な高分子フィルム(1)中に同じ高
分子からなる微小結晶領域(e)が分散分布してなり、
その微小結晶領域と他部分との屈折率が相違して光散乱
性を示す光拡散板(1)、及びその光拡散板と偏光板を
有する積層体からなる光学素子、並びに前記の光拡散板
又は光学素子を液晶セルの片側又は両側に有する液晶表
示装置。 【効果】 従来に準じたフィルム成形方法にて量産で
き、偏光板透過の直線偏光を光拡散板を介し偏光状態の
維持性よく、又は散乱解消させて透過させうる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、直線偏光の散乱拡散性に
優れて液晶表示装置等の視認性の向上などに好適な光拡
散板及び光学素子に関する。
優れて液晶表示装置等の視認性の向上などに好適な光拡
散板及び光学素子に関する。
【0002】
【発明の背景】従来、光拡散板としては高分子フィルム
中に異種材料を分散含有させて光学的異方性を付与した
ものが知られていた(特開平9−274108号公
報)。これは、それまでの高分子フィルム中に透明微粒
子を分散含有させたものや高分子フィルムの表面を粗面
化したものを反射型や透過型の液晶表示装置等に適用し
た場合における、入射時と出射時の拡散光の干渉による
画像のにじみやボケの顕著化、正面方向の輝度低下等の
防止を目的としたものである。
中に異種材料を分散含有させて光学的異方性を付与した
ものが知られていた(特開平9−274108号公
報)。これは、それまでの高分子フィルム中に透明微粒
子を分散含有させたものや高分子フィルムの表面を粗面
化したものを反射型や透過型の液晶表示装置等に適用し
た場合における、入射時と出射時の拡散光の干渉による
画像のにじみやボケの顕著化、正面方向の輝度低下等の
防止を目的としたものである。
【0003】しかしながら、良好な散乱特性を発揮させ
るためには、高分子と異種材料を混合しその異種材料を
微小領域として高分子フィルム中に均等に分散させる必
要があり、その混合作業に高度な技術を要すると共に、
分散の均等化をはかることが困難な問題点があった。
るためには、高分子と異種材料を混合しその異種材料を
微小領域として高分子フィルム中に均等に分散させる必
要があり、その混合作業に高度な技術を要すると共に、
分散の均等化をはかることが困難な問題点があった。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、光学的異方性を示す微
小領域を簡単な作業にて形成できてその均等分布性にも
優れ、画像のにじみやボケの防止を目的に液晶セルと偏
光板の間に配置してもコントラストの低下や黒表示の白
ボケを生じにくい光学素子や液晶表示装置を形成できる
光拡散板を得ることを課題とする。
小領域を簡単な作業にて形成できてその均等分布性にも
優れ、画像のにじみやボケの防止を目的に液晶セルと偏
光板の間に配置してもコントラストの低下や黒表示の白
ボケを生じにくい光学素子や液晶表示装置を形成できる
光拡散板を得ることを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、透明な高分子フィルム中
に同じ高分子からなる微小結晶領域が分散分布してな
り、その微小結晶領域と他部分との屈折率が相違して光
散乱性を示すことを特徴とする光拡散板、及びその光拡
散板と偏光板を有する積層体からなることを特徴とする
光学素子、並びに前記の光拡散板又は光学素子を液晶セ
ルの片側又は両側に有することを特徴とする液晶表示装
置を提供するものである。
に同じ高分子からなる微小結晶領域が分散分布してな
り、その微小結晶領域と他部分との屈折率が相違して光
散乱性を示すことを特徴とする光拡散板、及びその光拡
散板と偏光板を有する積層体からなることを特徴とする
光学素子、並びに前記の光拡散板又は光学素子を液晶セ
ルの片側又は両側に有することを特徴とする液晶表示装
置を提供するものである。
【0006】
【発明の効果】本発明による光拡散板は、微小結晶領域
と他部分が同じ高分子からなることより、光学的異方性
を示す微小結晶領域を簡単な作業にて均等分布性よく形
成でき、従来に準じたフィルム成形方法にて量産でき
て、その微小結晶領域と他部分の屈折率差に基づいて光
散乱性を示す。特に高分子フィルムの当該他部分が面内
の直交方向で屈折率を相違する場合、その屈折率差が小
さい軸方向では直線偏光がその偏光状態を良好に維持
し、それに直交する屈折率差が大きい軸方向では直線偏
光が散乱されてその偏光状態が緩和ないし解消する特性
を示し、高分子フィルムの重畳により当該散乱効果が相
乗的に増幅される。
と他部分が同じ高分子からなることより、光学的異方性
を示す微小結晶領域を簡単な作業にて均等分布性よく形
成でき、従来に準じたフィルム成形方法にて量産でき
て、その微小結晶領域と他部分の屈折率差に基づいて光
散乱性を示す。特に高分子フィルムの当該他部分が面内
の直交方向で屈折率を相違する場合、その屈折率差が小
さい軸方向では直線偏光がその偏光状態を良好に維持
し、それに直交する屈折率差が大きい軸方向では直線偏
光が散乱されてその偏光状態が緩和ないし解消する特性
を示し、高分子フィルムの重畳により当該散乱効果が相
乗的に増幅される。
【0007】前記の結果、偏光板を透過した直線偏光を
光拡散板を介し偏光状態の維持性よく、又は散乱解消さ
せて透過させることができ、入射時の反射光が表示光に
影響することを抑制して反射型の液晶表示装置等におけ
る画像のにじみやボケの防止を目的に液晶セルと偏光板
の間に光拡散板を配置してもコントラストの低下や黒表
示の白ボケの発生を抑制することができ、視認性を向上
させることができる。
光拡散板を介し偏光状態の維持性よく、又は散乱解消さ
せて透過させることができ、入射時の反射光が表示光に
影響することを抑制して反射型の液晶表示装置等におけ
る画像のにじみやボケの防止を目的に液晶セルと偏光板
の間に光拡散板を配置してもコントラストの低下や黒表
示の白ボケの発生を抑制することができ、視認性を向上
させることができる。
【0008】
【発明の実施形態】本発明による光拡散板は、透明な高
分子フィルム中に同じ高分子からなる微小結晶領域が分
散分布してなり、その微小結晶領域と他部分との屈折率
が相違して光散乱性を示すものである。その例を図1、
図2に示した。1が光拡散板(高分子フィルム)であ
り、eが微小結晶領域である。なお2は、必要に応じて
の接着層である。
分子フィルム中に同じ高分子からなる微小結晶領域が分
散分布してなり、その微小結晶領域と他部分との屈折率
が相違して光散乱性を示すものである。その例を図1、
図2に示した。1が光拡散板(高分子フィルム)であ
り、eが微小結晶領域である。なお2は、必要に応じて
の接着層である。
【0009】本発明による光拡散板1は、図1に例示の
如く微小結晶領域eを分散分布させてなる高分子フィル
ムの1枚からなっていてもよいし、図2に例示の如くか
かる高分子フィルム11,13,15の2層又は3層以
上の重畳体からなっていてもよい。なお図2において、
12,14は高分子フィルムを接着する接着層であり、
2は光拡散板1を他部材に接着するための接着層であ
る。
如く微小結晶領域eを分散分布させてなる高分子フィル
ムの1枚からなっていてもよいし、図2に例示の如くか
かる高分子フィルム11,13,15の2層又は3層以
上の重畳体からなっていてもよい。なお図2において、
12,14は高分子フィルムを接着する接着層であり、
2は光拡散板1を他部材に接着するための接着層であ
る。
【0010】透明な高分子フィルムを形成するポリマー
については特に限定はなく、適宜なものを用いうる。ち
なみにその例としては、ポリエチレンテレフタレートや
ポリエチレンナフタレートの如きポリエステル系ポリマ
ー、ポリスチレンやアクリロニトリル・スチレン共重合
体(AS樹脂)の如きスチレン系ポリマーがあげられ
る。
については特に限定はなく、適宜なものを用いうる。ち
なみにその例としては、ポリエチレンテレフタレートや
ポリエチレンナフタレートの如きポリエステル系ポリマ
ー、ポリスチレンやアクリロニトリル・スチレン共重合
体(AS樹脂)の如きスチレン系ポリマーがあげられ
る。
【0011】また、ポリエチレンやポリプロピレン、シ
クロ系ないしノルボルネン構造を有するポリオレフィン
やエチレン・プロピレン共重合体の如きオレフィン系ポ
リマー、カーボネート系ポリマー、ポリメチルメタクリ
レートの如きアクリル系ポリマー、塩化ビニル系ポリマ
ー、二酢酸セルロースや三酢酸セルロースの如きセルロ
ース系ポリマー、ナイロンや芳香族ポリアミドの如きア
ミド系ポリマーもあげられる。
クロ系ないしノルボルネン構造を有するポリオレフィン
やエチレン・プロピレン共重合体の如きオレフィン系ポ
リマー、カーボネート系ポリマー、ポリメチルメタクリ
レートの如きアクリル系ポリマー、塩化ビニル系ポリマ
ー、二酢酸セルロースや三酢酸セルロースの如きセルロ
ース系ポリマー、ナイロンや芳香族ポリアミドの如きア
ミド系ポリマーもあげられる。
【0012】さらに、イミド系ポリマーやスルホン系ポ
リマー、ポリエーテルスルホン系ポリマーやポリエーテ
ルエーテルケトン系ポリマー、ポリフェニレンスルフィ
ド系ポリマーやビニルアルコール系ポリマー、塩化ビニ
リデン系ポリマーやビニルブチラール系ポリマー、アリ
レート系ポリマーやポリオキシメチレン系ポリマー、あ
るいはネマチック系やスメクチック系等の液晶ポリマー
などもあげられる。
リマー、ポリエーテルスルホン系ポリマーやポリエーテ
ルエーテルケトン系ポリマー、ポリフェニレンスルフィ
ド系ポリマーやビニルアルコール系ポリマー、塩化ビニ
リデン系ポリマーやビニルブチラール系ポリマー、アリ
レート系ポリマーやポリオキシメチレン系ポリマー、あ
るいはネマチック系やスメクチック系等の液晶ポリマー
などもあげられる。
【0013】同じ高分子からなる微小結晶領域が分散分
布してなる透明な高分子フィルムの製造は、例えば溶剤
よる高分子のドープ中で分子が配向した微小結晶を生長
させてそれをフィルムに成形する方式、高分子フィルム
を延伸処理して分子が配向した微小結晶領域を形成する
方式、高分子フィルムを熱処理して分子が配向した微小
結晶を生長させ方式などの、高分子が分子配向した微小
結晶を生成させうる適宜な方法にて行うことができる。
布してなる透明な高分子フィルムの製造は、例えば溶剤
よる高分子のドープ中で分子が配向した微小結晶を生長
させてそれをフィルムに成形する方式、高分子フィルム
を延伸処理して分子が配向した微小結晶領域を形成する
方式、高分子フィルムを熱処理して分子が配向した微小
結晶を生長させ方式などの、高分子が分子配向した微小
結晶を生成させうる適宜な方法にて行うことができる。
【0014】従って前記の高分子フィルムは、例えばキ
ャスティング法や押出成形法、射出成形法やロール成形
法、流延成形法などの従来に準じた適宜な方法にて形成
することができる。就中、微小結晶領域の均等分布性に
優れる高分子フィルムを得る点などよりは、高分子のド
ープ中で微小結晶を生長させた液をキャスティング法や
流延成形法等にて製膜する方法が好ましい。
ャスティング法や押出成形法、射出成形法やロール成形
法、流延成形法などの従来に準じた適宜な方法にて形成
することができる。就中、微小結晶領域の均等分布性に
優れる高分子フィルムを得る点などよりは、高分子のド
ープ中で微小結晶を生長させた液をキャスティング法や
流延成形法等にて製膜する方法が好ましい。
【0015】前記の場合、ドープのベース(ポリマー濃
度)、結晶を生長させるための保存の時間や温度などの
条件により微小結晶領域の大きさなどを制御することが
できる。また延伸処理や熱処理による場合には、延伸倍
率や加熱温度などにより微小結晶領域の大きさなどを制
御することができる。
度)、結晶を生長させるための保存の時間や温度などの
条件により微小結晶領域の大きさなどを制御することが
できる。また延伸処理や熱処理による場合には、延伸倍
率や加熱温度などにより微小結晶領域の大きさなどを制
御することができる。
【0016】高分子フィルムないし光拡散板の厚さは、
目的とする光散乱強度などにより適宜に決定しうる。一
般には、光透過率などの点より1μm〜3mm、就中5μm
〜1mm、特に10〜500μmとされる。なおフィルム
の形成に際しては、例えば分散剤や界面活性剤、紫外線
吸収剤や色調調節剤、難燃剤や離型剤、酸化防止剤など
の適宜な添加剤を配合することができる。
目的とする光散乱強度などにより適宜に決定しうる。一
般には、光透過率などの点より1μm〜3mm、就中5μm
〜1mm、特に10〜500μmとされる。なおフィルム
の形成に際しては、例えば分散剤や界面活性剤、紫外線
吸収剤や色調調節剤、難燃剤や離型剤、酸化防止剤など
の適宜な添加剤を配合することができる。
【0017】光散乱特性などの点より好ましい高分子フ
ィルムないし光拡散板は、大きさが0.05〜500μ
m2、就中0.1〜250μm2、特に1〜100μm2の微
小結晶領域を、容積に基づいて1〜95%、就中5〜8
0%、特に10〜70%分散含有するものであり、可及
的に均等な大きさの微小結晶領域が可及的に均等に分散
分布したものである。
ィルムないし光拡散板は、大きさが0.05〜500μ
m2、就中0.1〜250μm2、特に1〜100μm2の微
小結晶領域を、容積に基づいて1〜95%、就中5〜8
0%、特に10〜70%分散含有するものであり、可及
的に均等な大きさの微小結晶領域が可及的に均等に分散
分布したものである。
【0018】また本発明において液晶表示装置等に適用
する場合に特に好ましく用いうる光拡散板は、高分子フ
ィルムにおける微小結晶領域以外の部分が複屈折に準じ
た光学的異方性を示すものである。すなわち前記微小結
晶領域以外の部分における、面内の最大屈折率をn1、
そのn1方向に直交する方向の屈折率をn2、微小結晶領
域の平均屈折率をn0としたとき、当該部分が式:(n1
−n0=△n1)≠(n2−n0=△n2)を満足するもの
である。
する場合に特に好ましく用いうる光拡散板は、高分子フ
ィルムにおける微小結晶領域以外の部分が複屈折に準じ
た光学的異方性を示すものである。すなわち前記微小結
晶領域以外の部分における、面内の最大屈折率をn1、
そのn1方向に直交する方向の屈折率をn2、微小結晶領
域の平均屈折率をn0としたとき、当該部分が式:(n1
−n0=△n1)≠(n2−n0=△n2)を満足するもの
である。
【0019】前記により、上記したように△n1と△n2
の内、屈折率差が小さい軸方向では直線偏光がその偏光
状態を良好に維持して透過し、それに直交する屈折率差
が大きい軸方向では直線偏光が散乱されその偏光状態が
緩和ないし解消された状態で透過する特性を示す光拡散
板を得ることができる。
の内、屈折率差が小さい軸方向では直線偏光がその偏光
状態を良好に維持して透過し、それに直交する屈折率差
が大きい軸方向では直線偏光が散乱されその偏光状態が
緩和ないし解消された状態で透過する特性を示す光拡散
板を得ることができる。
【0020】前記した直線偏光をその振動面により透過
特性を相違させる点、すなわち偏光状態の維持性とそれ
に直交する方向の偏光散乱性の点などより好ましい光拡
散板は、前記△n1と△n2の一方が0.03以上、就中
0.05以上、特に0.08以上と可及的に大きく、他
方がその80%以下、就中0.02以下、特に0.01
以下と可及的に小さいものである。
特性を相違させる点、すなわち偏光状態の維持性とそれ
に直交する方向の偏光散乱性の点などより好ましい光拡
散板は、前記△n1と△n2の一方が0.03以上、就中
0.05以上、特に0.08以上と可及的に大きく、他
方がその80%以下、就中0.02以下、特に0.01
以下と可及的に小さいものである。
【0021】上記した△n1≠△n2、すなわちn1≠n2
を満足する高分子フィルムは、その微小結晶領域以外の
部分に光学的異方性をもたせることにより得ることがで
き、その光学的異方性は、例えば分子を配向させる方式
などによりもたせることができる。
を満足する高分子フィルムは、その微小結晶領域以外の
部分に光学的異方性をもたせることにより得ることがで
き、その光学的異方性は、例えば分子を配向させる方式
などによりもたせることができる。
【0022】ちなみに前記の分子配向処理は、例えば自
由端や固定端等による一軸延伸処理方式、同時式や逐次
式等による二軸延伸処理方式、Z軸等のその他の延伸処
理方式、圧延方式、電磁場等を介した配向方式、製膜時
の流動配向方式などの1種又は2種以上の適宜な方式を
用いて行うことができる。従ってかかる高分子フィルム
は、非延伸のフィルムとしても得ることができる。
由端や固定端等による一軸延伸処理方式、同時式や逐次
式等による二軸延伸処理方式、Z軸等のその他の延伸処
理方式、圧延方式、電磁場等を介した配向方式、製膜時
の流動配向方式などの1種又は2種以上の適宜な方式を
用いて行うことができる。従ってかかる高分子フィルム
は、非延伸のフィルムとしても得ることができる。
【0023】量産性等の点より前記の光学的異方性をも
たせる好ましい分子配向処理方式は、微小結晶領域を分
散含有する高分子フィルムを延伸処理する方式である。
その場合、脆性ポリマーも用いうるが、延び性に優れる
ポリマーが特に好ましく用いうる。なお熱収縮性フィル
ムとの接着下に延伸処理する方式などにより、フィルム
の厚さ方向に光学的異方性をもたせることもできる。
たせる好ましい分子配向処理方式は、微小結晶領域を分
散含有する高分子フィルムを延伸処理する方式である。
その場合、脆性ポリマーも用いうるが、延び性に優れる
ポリマーが特に好ましく用いうる。なお熱収縮性フィル
ムとの接着下に延伸処理する方式などにより、フィルム
の厚さ方向に光学的異方性をもたせることもできる。
【0024】本発明による光拡散板は、図2に例示した
如く高分子フィルムの重畳体としても形成しうるがその
重畳化は、厚さ増加以上の相乗的な散乱効果を発揮させ
ることができて有利である。重畳する高分子フィルム
は、同じものであってもよいし、異なるものであっても
よい。
如く高分子フィルムの重畳体としても形成しうるがその
重畳化は、厚さ増加以上の相乗的な散乱効果を発揮させ
ることができて有利である。重畳する高分子フィルム
は、同じものであってもよいし、異なるものであっても
よい。
【0025】なお上記した△n1≠△n2を満足する高分
子フィルムを重畳する場合には、散乱効果の拡大などの
点より屈折率差の大きい(又は小さい)軸方向が上下の
層で平行関係となるように行うことが好ましい。軸方向
の上下層での平行関係は、可及的に平行であることが好
ましいが、作業誤差によるズレなどは許容される。また
△n1方向等の軸方向にバラツキがある場合には、その
平均方向に基づく。重畳する高分子フィルムは、△n1
又は△n2が同じものであってもよいし、異なるもので
あってもよい。
子フィルムを重畳する場合には、散乱効果の拡大などの
点より屈折率差の大きい(又は小さい)軸方向が上下の
層で平行関係となるように行うことが好ましい。軸方向
の上下層での平行関係は、可及的に平行であることが好
ましいが、作業誤差によるズレなどは許容される。また
△n1方向等の軸方向にバラツキがある場合には、その
平均方向に基づく。重畳する高分子フィルムは、△n1
又は△n2が同じものであってもよいし、異なるもので
あってもよい。
【0026】重畳体における高分子フィルムは、単に重
ね置いた状態にあってもよいが、軸方向等のズレ防止や
各界面への異物等の侵入防止などの点よりは、図2に例
示の如く接着層12,14等を介して接着されているこ
とが好ましい。その接着には、例えばホットメルト系や
粘着系などの適宜な接着剤を用いうる。反射損を抑制す
る点よりは、高分子フィルムとの屈折率差が可及的に小
さい接着層が好ましく、高分子フィルムを形成するポリ
マーにて接着することもできる。
ね置いた状態にあってもよいが、軸方向等のズレ防止や
各界面への異物等の侵入防止などの点よりは、図2に例
示の如く接着層12,14等を介して接着されているこ
とが好ましい。その接着には、例えばホットメルト系や
粘着系などの適宜な接着剤を用いうる。反射損を抑制す
る点よりは、高分子フィルムとの屈折率差が可及的に小
さい接着層が好ましく、高分子フィルムを形成するポリ
マーにて接着することもできる。
【0027】本発明による光学素子は、図3に例示した
如く上記した光拡散板1と偏光板3を有する積層体から
なるが、その実用に際しては例えば位相差板などの適宜
な光学部品を必要に応じて付加した積層体とすることも
できる。かかる積層体は、単に重ね置いたものであって
もよいし、図例の如く接着層2等を介して接着したもの
であってもよい。その接着層としては、上記した高分子
フィルムの重畳の場合に準じることができる。
如く上記した光拡散板1と偏光板3を有する積層体から
なるが、その実用に際しては例えば位相差板などの適宜
な光学部品を必要に応じて付加した積層体とすることも
できる。かかる積層体は、単に重ね置いたものであって
もよいし、図例の如く接着層2等を介して接着したもの
であってもよい。その接着層としては、上記した高分子
フィルムの重畳の場合に準じることができる。
【0028】前記積層対象の光学部品については、特に
限定はなく、例えば位相差板や導光板等のバックライ
ト、反射板や多層膜等からなる偏光分離板、液晶セルな
どの適宜なものであってよい。また積層する偏光板や位
相差板等の光学部品は、各種のタイプのものであってよ
い。
限定はなく、例えば位相差板や導光板等のバックライ
ト、反射板や多層膜等からなる偏光分離板、液晶セルな
どの適宜なものであってよい。また積層する偏光板や位
相差板等の光学部品は、各種のタイプのものであってよ
い。
【0029】すなわち偏光板では吸収型タイプや反射型
タイプや散乱型タイプ、位相差板では1/4波長板や1
/2波長板、一軸や二軸等による延伸フィルムタイプや
さらに厚さ方向にも分子配向させた傾斜配向フィルムタ
イプ、液晶ポリマータイプ、視野角や複屈折による位相
差を補償するタイプ、それらを積層したタイプのものな
どの各種のものがあるが、本発明においてはそのいずれ
のタイプも用いうる。
タイプや散乱型タイプ、位相差板では1/4波長板や1
/2波長板、一軸や二軸等による延伸フィルムタイプや
さらに厚さ方向にも分子配向させた傾斜配向フィルムタ
イプ、液晶ポリマータイプ、視野角や複屈折による位相
差を補償するタイプ、それらを積層したタイプのものな
どの各種のものがあるが、本発明においてはそのいずれ
のタイプも用いうる。
【0030】ちなみに前記した偏光板の具体例として
は、ポリビニルアルコール系フィルムや部分ホルマール
化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体系部分ケン化フィルムの如き親水性高分子
フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質を吸着
させて延伸した吸収型偏光板、ポリビニルアルコールの
脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物の如きポリ
エン配向フィルムなどがあげられる。
は、ポリビニルアルコール系フィルムや部分ホルマール
化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体系部分ケン化フィルムの如き親水性高分子
フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質を吸着
させて延伸した吸収型偏光板、ポリビニルアルコールの
脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物の如きポリ
エン配向フィルムなどがあげられる。
【0031】また前記偏光フィルムの片面又は両面に耐
水性等の保護目的で、プラスチックの塗布層やフィルム
のラミネート層等からなる透明保護層を設けた偏光板な
どもあげられる。さらにその透明保護層に、例えば平均
粒径が0.5〜5μmのシリカやアルミナ、チタニアや
ジルコニア、酸化錫や酸化インジウム、酸化カドミウム
や酸化アンチモン等の導電性のこともある無機系微粒
子、架橋又は未架橋ポリマー等の有機系微粒子等の透明
微粒子を含有させて表面に微細凹凸構造を付与したもの
などもあげられる。
水性等の保護目的で、プラスチックの塗布層やフィルム
のラミネート層等からなる透明保護層を設けた偏光板な
どもあげられる。さらにその透明保護層に、例えば平均
粒径が0.5〜5μmのシリカやアルミナ、チタニアや
ジルコニア、酸化錫や酸化インジウム、酸化カドミウム
や酸化アンチモン等の導電性のこともある無機系微粒
子、架橋又は未架橋ポリマー等の有機系微粒子等の透明
微粒子を含有させて表面に微細凹凸構造を付与したもの
などもあげられる。
【0032】なお偏光板としては、輝度やコントラスト
の向上を図る点などより、上記した二色性物質含有の吸
収型偏光板などの如く偏光度の高いもの就中、光透過率
が40%以上で、偏光度が95.0%以上、特に99%
以上のものが好ましく用いられる。
の向上を図る点などより、上記した二色性物質含有の吸
収型偏光板などの如く偏光度の高いもの就中、光透過率
が40%以上で、偏光度が95.0%以上、特に99%
以上のものが好ましく用いられる。
【0033】一方、位相差板の具体例としては、上記の
高分子フィルムで例示したポリマーからなる延伸フィル
ムや液晶ポリマー、就中、捩じれ配向の液晶ポリマーな
どからなるものがあげられる。
高分子フィルムで例示したポリマーからなる延伸フィル
ムや液晶ポリマー、就中、捩じれ配向の液晶ポリマーな
どからなるものがあげられる。
【0034】さらに導光板の具体例としては、透明な樹
脂板の側面に(冷,熱)陰極管等の線状光源や発光ダイ
オード、EL等の光源を配置し、その樹脂板に板内を伝
送される光を拡散や反射、回折や干渉等により板の片面
側に出射するようにしたものなどがあげられる。
脂板の側面に(冷,熱)陰極管等の線状光源や発光ダイ
オード、EL等の光源を配置し、その樹脂板に板内を伝
送される光を拡散や反射、回折や干渉等により板の片面
側に出射するようにしたものなどがあげられる。
【0035】導光板を含む光学素子の形成に際しては、
光の出射方向を制御するためのプリズムシート等からな
るプリズムアレイ層、均一な発光を得るための拡散板、
線状光源からの出射光を導光板の側面に導くための光源
ホルダなどの補助手段を導光板の上下面や側面などの所
定位置に必要に応じ1層又は2層以上を配置して適宜な
組合せ体とすることができる。
光の出射方向を制御するためのプリズムシート等からな
るプリズムアレイ層、均一な発光を得るための拡散板、
線状光源からの出射光を導光板の側面に導くための光源
ホルダなどの補助手段を導光板の上下面や側面などの所
定位置に必要に応じ1層又は2層以上を配置して適宜な
組合せ体とすることができる。
【0036】本発明の光学素子を形成する積層体は、上
記の如く光拡散板と偏光板を用いたものであってもよい
し、偏光板以外の光学部品を1種又は2種以上用いたも
のであってもよい。また例えば位相差板等の同種の光学
部品を2層以上積層したものであってもよく、その場
合、光学部品の位相差板等の特性は同じであってもよい
し、相違していてもよい。光学素子における光拡散板
は、積層体の片外面や両外面、積層体を形成する光学部
品の片面や両面などの積層体の外部や内部の適宜な位置
に1層又は2層以上が配置されていてよい。
記の如く光拡散板と偏光板を用いたものであってもよい
し、偏光板以外の光学部品を1種又は2種以上用いたも
のであってもよい。また例えば位相差板等の同種の光学
部品を2層以上積層したものであってもよく、その場
合、光学部品の位相差板等の特性は同じであってもよい
し、相違していてもよい。光学素子における光拡散板
は、積層体の片外面や両外面、積層体を形成する光学部
品の片面や両面などの積層体の外部や内部の適宜な位置
に1層又は2層以上が配置されていてよい。
【0037】本発明による光学素子において光拡散板と
偏光板の配置関係は、任意であるが、上記した△n1≠
△n2を満足する場合の光拡散板の透過・散乱特性を有
効に活用する点などよりは、光拡散板の面内最大屈折率
方向と、偏光板の透過軸方向とが平行関係又は直交関係
となるように配置されていることが好ましい。これによ
り、偏光板を透過した直線偏光を光拡散板を介し散乱さ
せて又は偏光状態の維持性よく透過させることができ
る。なお前記の平行又は直交関係は、上記した高分子フ
ィルムを重畳する場合に準じうる。
偏光板の配置関係は、任意であるが、上記した△n1≠
△n2を満足する場合の光拡散板の透過・散乱特性を有
効に活用する点などよりは、光拡散板の面内最大屈折率
方向と、偏光板の透過軸方向とが平行関係又は直交関係
となるように配置されていることが好ましい。これによ
り、偏光板を透過した直線偏光を光拡散板を介し散乱さ
せて又は偏光状態の維持性よく透過させることができ
る。なお前記の平行又は直交関係は、上記した高分子フ
ィルムを重畳する場合に準じうる。
【0038】本発明による光学素子は、前記の特長に基
づいて液晶表示装置の形成に好ましく用いうる。液晶表
示装置の例を図4に示した。1が光拡散板、3,31が
偏光板、4が液晶セル、5が鏡面反射板である。図4
は、反射型の液晶表示装置としたものを例示している。
づいて液晶表示装置の形成に好ましく用いうる。液晶表
示装置の例を図4に示した。1が光拡散板、3,31が
偏光板、4が液晶セル、5が鏡面反射板である。図4
は、反射型の液晶表示装置としたものを例示している。
【0039】光拡散板1には、△n1≠△n2のものが視
認側の偏光板3と液晶セル4の間にその面内最大屈折率
方向が偏光板の透過軸に対して平行関係となるように配
置されている。これによれば、光拡散板を介し白表示を
散乱させ、黒表示を透過させることができてコントラス
トの向上や画像の鮮明化をはかることができる。また偏
光板を透過した直線偏光が光拡散板に入射した際に散乱
されて良好に拡散し、入射時の反射光が表示光に影響す
ることを抑制できて、反射型の液晶表示装置等における
画像のにじみやボケの防止を目的に液晶セルと偏光板の
間に光拡散板を配置してもコントラストの低下や黒表示
の白ボケの発生を抑制でき、視認性を向上させることが
できる。
認側の偏光板3と液晶セル4の間にその面内最大屈折率
方向が偏光板の透過軸に対して平行関係となるように配
置されている。これによれば、光拡散板を介し白表示を
散乱させ、黒表示を透過させることができてコントラス
トの向上や画像の鮮明化をはかることができる。また偏
光板を透過した直線偏光が光拡散板に入射した際に散乱
されて良好に拡散し、入射時の反射光が表示光に影響す
ることを抑制できて、反射型の液晶表示装置等における
画像のにじみやボケの防止を目的に液晶セルと偏光板の
間に光拡散板を配置してもコントラストの低下や黒表示
の白ボケの発生を抑制でき、視認性を向上させることが
できる。
【0040】液晶表示装置は一般に、偏光板、液晶セ
ル、反射板又はバックライト、及び必要に応じての光学
部品等の構成部品を適宜に組立てて駆動回路を組込むこ
となどにより形成される。本発明においては、上記した
光拡散板又は光学素子を用いる点を除いて特に限定はな
く、従来に準じ反射型や透過型、反射・透過両用型など
の液晶表示装置として形成することができる。
ル、反射板又はバックライト、及び必要に応じての光学
部品等の構成部品を適宜に組立てて駆動回路を組込むこ
となどにより形成される。本発明においては、上記した
光拡散板又は光学素子を用いる点を除いて特に限定はな
く、従来に準じ反射型や透過型、反射・透過両用型など
の液晶表示装置として形成することができる。
【0041】従って液晶表示装置の形成に際しては、例
えば視認側の偏光板の上に設ける本発明による又はそれ
以外の光拡散板やアンチグレア層、反射防止膜や保護層
や保護板、あるいは液晶セルと視認側等の偏光板の間に
設ける補償用位相差板などの適宜な光学部品を適宜に配
置することができる。なお液晶表示装置についてもそれ
を形成する各部品は、上記した本発明による重畳型の光
拡散板等に準じて接着層を介し接着一体化されているこ
とが好ましい。
えば視認側の偏光板の上に設ける本発明による又はそれ
以外の光拡散板やアンチグレア層、反射防止膜や保護層
や保護板、あるいは液晶セルと視認側等の偏光板の間に
設ける補償用位相差板などの適宜な光学部品を適宜に配
置することができる。なお液晶表示装置についてもそれ
を形成する各部品は、上記した本発明による重畳型の光
拡散板等に準じて接着層を介し接着一体化されているこ
とが好ましい。
【0042】前記の補償用位相差板は、複屈折の波長依
存性などを補償して視認性を向上させることなどを目的
とするものであり、視認側又は/及びバックライト側の
偏光板と液晶セルの間等に配置される。なお補償用位相
差板としては、波長域などに応じて上記した位相差板な
どの適宜なものを用いうる。また補償用位相差板は、2
層以上の位相差層からなっていてもよい。
存性などを補償して視認性を向上させることなどを目的
とするものであり、視認側又は/及びバックライト側の
偏光板と液晶セルの間等に配置される。なお補償用位相
差板としては、波長域などに応じて上記した位相差板な
どの適宜なものを用いうる。また補償用位相差板は、2
層以上の位相差層からなっていてもよい。
【0043】本発明による光拡散板又は光学素子は、液
晶セルの片側又は両側の適宜な位置に1層又は2層以上
を配置することができる。ちなみにその配置形態として
は、光拡散板が例えば偏光板、特に視認側のそれの光入
射側や光透過側、偏光板と補償用位相差板の間、補償用
位相差板と液晶セルの間、液晶セルと反射板の間などの
適宜な位置に1層又は2層以上を配置したものなどがあ
げられる。
晶セルの片側又は両側の適宜な位置に1層又は2層以上
を配置することができる。ちなみにその配置形態として
は、光拡散板が例えば偏光板、特に視認側のそれの光入
射側や光透過側、偏光板と補償用位相差板の間、補償用
位相差板と液晶セルの間、液晶セルと反射板の間などの
適宜な位置に1層又は2層以上を配置したものなどがあ
げられる。
【0044】前記において、偏光板透過性の直線偏光を
拡散することが望まれる場合には、△n1≠△n2の光拡
散板をその面内最大屈折率方向が偏光板の透過軸方向と
平行関係となるように配置することが好ましく、偏光板
透過性の直線偏光を偏光状態の維持性よく透過させるこ
とが望まれる場合には、△n1≠△n2の光拡散板をその
面内最大屈折率方向が偏光板の透過軸方向と直交関係と
なるように配置することが好ましい。
拡散することが望まれる場合には、△n1≠△n2の光拡
散板をその面内最大屈折率方向が偏光板の透過軸方向と
平行関係となるように配置することが好ましく、偏光板
透過性の直線偏光を偏光状態の維持性よく透過させるこ
とが望まれる場合には、△n1≠△n2の光拡散板をその
面内最大屈折率方向が偏光板の透過軸方向と直交関係と
なるように配置することが好ましい。
【0045】
【実施例】実施例1 ポリスルホンの30重量%塩化メチレンドープを三日間
室温で放置して微結晶を生長させたのち、それをキャス
ト法にて製膜して厚さ20μmの高分子フィルムを得
た。そのフィルムは、平均粒径1.0μmの微結晶を均
等分布性よく含有するものであった。次に、前記の高分
子フィルムを190℃で延伸処理して、屈折率差△n1
が0.08で、△n2が0.02の延伸フィルムからな
る光拡散板を得た。
室温で放置して微結晶を生長させたのち、それをキャス
ト法にて製膜して厚さ20μmの高分子フィルムを得
た。そのフィルムは、平均粒径1.0μmの微結晶を均
等分布性よく含有するものであった。次に、前記の高分
子フィルムを190℃で延伸処理して、屈折率差△n1
が0.08で、△n2が0.02の延伸フィルムからな
る光拡散板を得た。
【0046】実施例2 非晶質のPETフィルムを90℃で2倍に延伸処理した
後、170℃で10分間加熱処理して微結晶を生長さ
せ、平均粒径2.0μmの微結晶を均等分布性よく含有
し、屈折率差△n1が0.12で、△n2が0.03のフ
ィルムからなる光拡散板を得た。
後、170℃で10分間加熱処理して微結晶を生長さ
せ、平均粒径2.0μmの微結晶を均等分布性よく含有
し、屈折率差△n1が0.12で、△n2が0.03のフ
ィルムからなる光拡散板を得た。
【0047】比較例1 ポリメタクリル酸メチル300部(重量部、以下同じ)
を含有する18重量%ジクロロメタン溶液とシアノ系ネ
マチック液晶(チッソ社製、GR−41)100部を混
合し、キャスト法にて厚さ20μmのフィルムを得たの
ち、それを室温で1.2倍に延伸処理して、シアノ系ネ
マチック液晶が不定形なドメイン状態で分散分布した
(△1方向長約1μm)、屈折率差△n1が0.20で、
△n2が0.007の高分子フィルムからなる光拡散板
を得た。
を含有する18重量%ジクロロメタン溶液とシアノ系ネ
マチック液晶(チッソ社製、GR−41)100部を混
合し、キャスト法にて厚さ20μmのフィルムを得たの
ち、それを室温で1.2倍に延伸処理して、シアノ系ネ
マチック液晶が不定形なドメイン状態で分散分布した
(△1方向長約1μm)、屈折率差△n1が0.20で、
△n2が0.007の高分子フィルムからなる光拡散板
を得た。
【0048】比較例 透明な高分子フィルム中にシリカ微粒子が分散分布した
市販の光拡散板を用いた。
市販の光拡散板を用いた。
【0049】評価試験 実施例、比較例で得た光拡散板を、市販の全光線透過率
が41%で透過光の偏光度が99%の偏光板と鏡面反射
板の間に光拡散板の最大屈折率方向と偏光板の透過軸方
向が一致するように配置し、鏡面反射板の表面に記入し
た模様及び文字の視認性を評価した。その結果を次表に
示した。なお表には、光拡散板を用いない場合(偏光板
と鏡面反射板のみ)の視認性を参考例として示すと共
に、光拡散板の製造容易性の評価も示した。
が41%で透過光の偏光度が99%の偏光板と鏡面反射
板の間に光拡散板の最大屈折率方向と偏光板の透過軸方
向が一致するように配置し、鏡面反射板の表面に記入し
た模様及び文字の視認性を評価した。その結果を次表に
示した。なお表には、光拡散板を用いない場合(偏光板
と鏡面反射板のみ)の視認性を参考例として示すと共
に、光拡散板の製造容易性の評価も示した。
【図1】光拡散板例の断面図
【図2】他の光拡散板例の断面図
【図3】光学素子例の断面図
【図4】液晶表示装置例の断面図
1:光拡散板(高分子フィルム) 11,13,15:高分子フィルム e:微小結晶領域 12,14,2:接着層 3,31:偏光板 4:液晶セル 5:鏡面反射板
Claims (5)
- 【請求項1】 透明な高分子フィルム中に同じ高分子か
らなる微小結晶領域が分散分布してなり、その微小結晶
領域と他部分との屈折率が相違して光散乱性を示すこと
を特徴とする光拡散板。 - 【請求項2】 請求項1において、高分子フィルムが延
伸フィルムからなり、面内の最大屈折率をn1、そのn1
方向に直交する方向の屈折率をn2、微小結晶領域の平
均屈折率をn0としたとき、当該他部分が式:(n1−n
0=△n1)≠(n2−n0=△n2)を満足し、その△n1
と△n2の一方が0.03以上で、他方がその80%以
下である光拡散板。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の光拡散板と偏光
板を有する積層体からなることを特徴とする光学素子。 - 【請求項4】 請求項3において、光拡散板の面内最大
屈折率方向と、偏光板の透過軸方向とが平行関係又は直
交関係にある光学素子。 - 【請求項5】 請求項1若しくは2に記載の光拡散板又
は請求項3若しくは4に記載の光学素子を、液晶セルの
片側又は両側に有することを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10146508A JPH11326610A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | 光拡散板、光学素子及び液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10146508A JPH11326610A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | 光拡散板、光学素子及び液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11326610A true JPH11326610A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15409226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10146508A Pending JPH11326610A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | 光拡散板、光学素子及び液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11326610A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001055753A1 (en) * | 2000-01-27 | 2001-08-02 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Sheet polarizer on which light-scattering polarizing element and light-absorption polarizing element are provided in multiyear |
| WO2004111692A1 (ja) * | 2003-06-17 | 2004-12-23 | Teijin Chemicals Ltd. | 直下型バックライト式液晶表示装置および光拡散板 |
| CN100345009C (zh) * | 2002-10-08 | 2007-10-24 | 日东电工株式会社 | 偏光器、光学薄膜和图象显示器 |
| US7289266B1 (en) | 2002-10-08 | 2007-10-30 | Nitto Denko Corporation | Polarizer, optical film, and image display |
| JP2008507737A (ja) * | 2004-07-27 | 2008-03-13 | ザ ユニバーシティ オブ ブリティッシュ コロンビア | 光源配列由来の光用の拡散体およびそれを組み込むディスプレイ |
| WO2015151312A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | 積水化成品工業株式会社 | 光学フィルム及びその用途 |
| US9711111B2 (en) | 2008-06-25 | 2017-07-18 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | High dynamic range display using LED backlighting, stacked optical films, and LCD drive signals based on a low resolution light field simulation |
-
1998
- 1998-05-11 JP JP10146508A patent/JPH11326610A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100807140B1 (ko) | 2000-01-27 | 2008-02-27 | 후지필름 가부시키가이샤 | 광산란형 편광소자 및 광흡수형 편광소자가 적층된 편광판 |
| WO2001055753A1 (en) * | 2000-01-27 | 2001-08-02 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Sheet polarizer on which light-scattering polarizing element and light-absorption polarizing element are provided in multiyear |
| US7573544B2 (en) | 2000-01-27 | 2009-08-11 | Fujifilm Corporation | Polarizing plate comprising light-scattering polarizing element and light-absorbing polarizing element |
| CN100345009C (zh) * | 2002-10-08 | 2007-10-24 | 日东电工株式会社 | 偏光器、光学薄膜和图象显示器 |
| US7289266B1 (en) | 2002-10-08 | 2007-10-30 | Nitto Denko Corporation | Polarizer, optical film, and image display |
| US7674506B2 (en) | 2003-06-17 | 2010-03-09 | Teijin Chemicals, Ltd. | Direct back light type liquid crystal display and light diffuse plate |
| WO2004111692A1 (ja) * | 2003-06-17 | 2004-12-23 | Teijin Chemicals Ltd. | 直下型バックライト式液晶表示装置および光拡散板 |
| US7973878B2 (en) | 2004-07-27 | 2011-07-05 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Diffuser for light from light source array and displays incorporating same |
| JP2008507737A (ja) * | 2004-07-27 | 2008-03-13 | ザ ユニバーシティ オブ ブリティッシュ コロンビア | 光源配列由来の光用の拡散体およびそれを組み込むディスプレイ |
| JP2011242802A (ja) * | 2004-07-27 | 2011-12-01 | Dolby Lab Licensing Corp | 光源配列由来の光用の拡散体を組み込むディスプレイ |
| US8212966B2 (en) | 2004-07-27 | 2012-07-03 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Diffuser for light from light source array and displays incorporating same |
| US8692956B2 (en) | 2004-07-27 | 2014-04-08 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Diffuser for light from light source array and displays incorporating same |
| JP2015111572A (ja) * | 2004-07-27 | 2015-06-18 | ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション | バックライト |
| US9711111B2 (en) | 2008-06-25 | 2017-07-18 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | High dynamic range display using LED backlighting, stacked optical films, and LCD drive signals based on a low resolution light field simulation |
| US10607569B2 (en) | 2008-06-25 | 2020-03-31 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | High dynamic range display using LED backlighting, stacked optical films, and LCD drive signals based on a low resolution light field simulation |
| WO2015151312A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | 積水化成品工業株式会社 | 光学フィルム及びその用途 |
| JPWO2015151312A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-04-13 | 積水化成品工業株式会社 | 光学フィルム及びその用途 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100670566B1 (ko) | 광시야각 편광판 및 액정 표시 장치 | |
| TWI443418B (zh) | 光學膜複合物及其製造方法、液晶顯示裝置 | |
| KR100805482B1 (ko) | 광 확산판, 광학 소자 및 액정 표시 장치 | |
| KR20050071540A (ko) | 광학필름 및 액정표시장치 | |
| JP2009031746A (ja) | 液晶表示装置および積層偏光板ならびに偏光光源装置 | |
| JP2001013326A (ja) | 積層偏光板及び液晶表示装置 | |
| KR100805483B1 (ko) | 광 확산판, 광학 소자 및 액정 표시 장치 | |
| KR20070011265A (ko) | 타원편광판, 광학 필름 및 화상 표시 장치 | |
| KR20070006863A (ko) | 광학 필름 및 액정 표시 장치 | |
| JP2015096874A (ja) | 液晶表示装置 | |
| US6882475B2 (en) | Polarizing member, illuminator and liquid-crystal display device | |
| JP2001174633A (ja) | 偏光部材及び液晶表示装置 | |
| WO2005093474A1 (ja) | 光学フィルムおよび画像表示装置 | |
| JP3912643B2 (ja) | 光拡散板、光学素子及び液晶表示装置 | |
| JPH11326610A (ja) | 光拡散板、光学素子及び液晶表示装置 | |
| WO2005098489A1 (ja) | 偏光子、偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置 | |
| JPH11174211A (ja) | 光拡散板、光学素子及び液晶表示装置 | |
| JP3949804B2 (ja) | 光学素子及び液晶表示装置 | |
| JP2008242047A (ja) | 偏光板、光学部材、及び液晶表示装置 | |
| JP4612561B2 (ja) | 偏光板 | |
| KR20030026765A (ko) | 편광판 및 그 제조 방법과 액정 표시 장치 | |
| JP3910746B2 (ja) | 光学素子及び液晶表示装置 | |
| JP2001154021A (ja) | 偏光部材及び液晶表示装置 | |
| JP4015271B2 (ja) | 広視野角偏光板及び液晶表示装置 | |
| CN100410697C (zh) | 宽视场角偏振片的制造方法 |