JPH11326835A - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

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Publication number
JPH11326835A
JPH11326835A JP10153544A JP15354498A JPH11326835A JP H11326835 A JPH11326835 A JP H11326835A JP 10153544 A JP10153544 A JP 10153544A JP 15354498 A JP15354498 A JP 15354498A JP H11326835 A JPH11326835 A JP H11326835A
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JP
Japan
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light
prism
color
dichroic prism
polarization beam
Prior art date
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Application number
JP10153544A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sekine
淳 関根
Tetsuo Hattori
徹夫 服部
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Publication of JPH11326835A publication Critical patent/JPH11326835A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付け基体の材料として熱膨張係数が比較的
大きい上記材料を使用しても、レジストレーションずれ
を軽減することができ、投射像の画質の向上を図ること
ができる投射型表示装置を提供する。 【解決手段】 色分解光学系によって色分解された第
1,第2,第3の色光をそれぞれ2つの直線偏光に偏光
分解すると共に、第1,第2,第3の反射型ライトバル
ブ4R,4G,4Bにて変調射出された各色光をそれぞれ検光す
る第1,第2,第3の偏光ビームスプリッタ3R,3G,3B
と、これら偏光ビームスプリッタ3R,3G,3Bによる検光光
を色合成するL字型ダイクロイックプリズム12と、L字
型ダイクロイックプリズム12にて色合成した光を投射す
る投射レンズ11とを有し、L字型ダイクロイックプリ
ズム12の各入射面と、第1,第2,第3の偏光ビームス
プリッタ3R,3G,3Bとの間には、それぞれ第1,第2,第
3の光路長補正部材5R,5G,5Bが配置され、前記各偏光ビ
ームスプリッタ3R,3G,3B、前記各反射型ライトバルブ4
R,4G,4B、前記各光路長補正部材5R,5G,5B、ならびに前
記L字型ダイクロイックプリズム12が一体化された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の反射型ライ
トバルブを使用したフルカラーの投射型表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の反射型ライトバルブを
使用したフルカラーの投射型表示装置が提供されてい
る。例えば、このような投射型表示装置として、光源か
らの光をR光、G光ならびにB光に色分解する色分解光
学系と、偏光分離光学系および検光光学系を兼用する第
1、第2ならびに第3の偏光ビームスプリッタと、第
1、第2ならびに第3の反射型ライトバルブと、色合成
光学系と、投射レンズ、とを備えた投射型表示装置があ
る。
【0003】この投射型表示装置では、前記第1、第2
ならびに第3の偏光ビームスプリッタは、前記色分解光
学系て色分解された第1、第2ならびに第3の色光をそ
れぞれ振動方向の異なる2つの直線偏光光に偏光分離す
る。前記第1、第2ならびに第3の反射型ライトバルブ
は、前記第1、第2ならびに第3の偏光ビームスプリッ
タによって偏光分離された第1、第2ならびに第3の色
光のうちの一方の偏光光をそれぞれ変調する。また、前
記第1、第2ならびに第3の偏光ビームスプリッタは、
前記第1、第2ならびに第3の反射型ライトバルブにて
変調された各色光の変調光をそれぞれ検光する。前記色
合成光学系は、前記第1、第2ならびに第3の偏光ビー
ムスプリッタによって検光された各色光の検光光を色合
成する。前記投射レンズは、前記色合成光学系にて色合
成された光をスクリーン上に投射する。
【0004】そして、このような従来の投射型表示装置
では、色分解光学系、反射型ライトバルブ、偏光ビーム
スプリッタおよびに色合成光学系等の各構成要素は、装
置の筐体を構成する床部材としての取付け基体に、それ
ぞれ取り付けられ、これにより各構成要素の所定の配置
が達成されていた。換言すれば、前記従来の投射型表示
装置では、各構成要素は取付け基体を介して互いに固定
され、各構成要素相互の位置関係は取付け基体を介して
決定されていた。また、前記床部材たる取付け基体の材
料としては、軽量で加工性のよいアルミニウム合金や、
ファイバー混入の強化樹脂が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記投
射型表示装置では、使用中の環境温度の変化によって、
スクリーン上の各色光毎の画素の位置が互いに変化して
しまう、いわゆるレジストレーションずれが発生すると
いう大きい問題があった。特に、最近の大画面に投射す
る装置の場合、そのレジストレーションずれによって投
射像の劣化が著しいこととなり、重大な問題となってい
た。
【0006】このようなレジストレーションずれの原因
は当初は不明であったが、本発明者らは鋭意研究の結
果、前記レジストレーションずれが発生するのは、前記
ライトバルブならびに当該ライトバルブから射出された
光が作用する検光光学系(前記第1、第2ならびに第3
の偏光ビームスプリッタ)および色合成光学系の色合成
光学系の配置に起因することが判明した。
【0007】すなわち、前記レジストレーションずれが
発生するのは、前記反射型ライトバルブ、偏光ビームス
プリッタならびに色合成光学系を固定配置している取付
け基体が環境温度の変化によって伸縮し、それにより当
該取付け基体に取り付けられた各要素の位置関係が変化
し、その結果、最初に位置合わせした(すなわち、レジ
ストレーション調整した)各色の画素がずれてしまうこ
とが判明した。
【0008】そこで、本発明者らは、前記レジストレー
ションずれを少なくするためには前記取付け基体の材料
として、アルミニウム合金やファイバー混入の強化樹脂
に比して熱膨張係数の小さい材料を採用することを起草
した。
【0009】しかし、熱膨張係数の小さい材料としての
一般的な代表である鉄系の材料は重量が大きいという欠
点を有し、前記取付け基体の材料としては使用し難い。
さらに、熱膨張係数の小さい材料の代表格たるインバー
合金を代表とするニッケル合金も上記係数の点では非常
に優れているが、重い上に、加工性が悪く、その上に非
常に高価である。
【0010】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たものであり、取付け基体の材料として熱膨張係数が比
較的大きい上記材料を使用しても、レジストレーション
ずれを軽減することができ、投射像の画質の向上を図る
ことができる投射装置を提供する事をその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、光源からの光を第
1、第2および第3の色光に分解する色分解光学系と、
第1、第2および第3の偏光ビームスプリッタと、第
1、第2および第3の反射型ライトバルブと、L字型形
状を有する一体化されたL字型ダイクロイックプリズム
と、投射光学系と、を備え、前記第1、第2および第3
の偏光ビームスプリッタは、前記色分解光学系によって
色分解された第1、第2および第3の色光をそれぞれ2
つの直線偏光に偏光分解すると共に、前記第1、第2お
よび第3の反射型ライトバルブにて変調射出された各色
光をそれぞれ検光し、前記L字型ダイクロイックプリズ
ムは、前記第1、第2および第3の偏光ビームスプリッ
タによる検光光を色合成し、前記投射光学系は、前記L
字型ダイクロイックプリズムにて色合成した光を投射
し、前記第1の偏光ビームスプリッタと前記L字型ダイ
クロイックプリズムの入射面との間には第1の光路長補
正部材が配置され、前記第2の偏光ビームスプリッタと
前記L字型ダイクロイックプリズムの入射面との間には
第2の光路長補正部材が配置され、前記第3の偏光ビー
ムスプリッタと前記L字型ダイクロイックプリズムの入
射面との間には第3の光路長補正部材が配置され、前記
第1、第2および第3の偏光ビームスプリッタ、前記第
1、第2および第3の反射型ライトバルブ、前記第1、
第2および第3の光路長補正部材、ならびに前記L字型
ダイクロイックプリズムが一体化された構成を有する投
射型表示装置とするものである。
【0012】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載の前記L字型ダイクロイックプリズムは、第1色反射
のダイクロイック層を内部に有する断面形状が正方形の
第1プリズムと、第2色反射のダイクロイック層を内部
に有する断面形状が正方形の第2プリズムと、第1プリ
ズムと略同じ形状を有する光路長補正ブロックとを有
し、前記第2プリズムを中心にL字型に第1プリズム
と、光路長補正ブロックとをそれぞれ光路長補正部材を
挟んで接着して一体化した構成を有するL字型ダイクロ
イックプリズムであることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載された発明は、請求項1記
載の前記L字型ダイクロイックプリズムは、直角二等辺
三角柱プリズムと、対角線上にある2つの頂角が45度
に形成された平行四辺形プリズムと、頂角が2つの直角
と1つの45度に形成された台形柱プリズムとを有し、
これら各プリズム間に第1光反射のダイクロイック膜、
第2光反射のダイクロイック膜とをそれぞれ挟み込んで
接着固定させたL字型ダイクロイックプリズムであるこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による投射型表示装
置について、図面を参照して詳細に説明する。(発明の
第1の実施の形態)まず、本発明の第1の実施の形態に
係る投射型表示装置について図1ならびに図2を参照し
て説明する。
【0015】図1は本実施の形態に係る投射型表示装置
を示す概略構成図である。図2は、図1における一体化
ブロックを示す斜視構成図である。なお、説明の便宜
上、図1及び図2に示すように互いに直交するX軸、Y
軸ならびにZ軸を定義する。
【0016】本実施の形態に係る投射型表示装置では、
図1に示すように、図示しない光源から射出した光源光
は一X方向に進行し、光軸上に入射角度45度にて配置
されたB光反射、R光とG光を透過する特性を有するダ
イクロイックミラー1に入射され、上記特性によってY
方向に反射されて進行するB光と、そのまま一X方向に
進行するR光及びG光の混合光とに色分解される。
【0017】上記ダイクロイックミラー1を透過したR
光とG光の混合光は、前記ダイクロイックミラー1と平
行であって、同様に光軸上に配置されたG光反射、R光
透過特性を有するダイクロイックミラー2に入射され、
そのまま透過して一X方向に進行するR光と、Y方向に
反射されて進行するG光とに色分解される。
【0018】以上の説明から、ダイクロイックミラー1
ならびにダイクロイックミラ一2は光源光をR光、G光
ならびにB光に色分解する「色分解光学系」を構成して
いる。
【0019】前記の色分解光学系によって色分解された
R光、G光ならびにB光はそれぞれ第1,第2及び第3
の偏光ビームスプリッタ3R、3Gならびに3Bに入射
される。
【0020】各偏光ビームスプリッタ3R,3G,3B
に入射した各色光は偏光ビームスプリッタ3R、3Gな
らびに3Bの偏光分離部3R1,3G1,3B1によっ
てそれぞれ当該各偏光分離部3R1,3G1,3B1を
透過して廃棄される各色のP偏光と、当該偏光分離部3
R1,3G1,3B1にて反射されるS偏光とに偏光分
離される。
【0021】本実施の形態においては、前記偏光ビーム
スプリッタ3R、3Gならびに3Bは断面形状は直角二
等辺三角形状の同一の屈折率を有する光学プリズム2個
のうちの一方の底辺に各色光用に設計、形成された誘電
体多層膜からなる偏光分離膜を真空蒸着等の物理蒸着法
にて形成し、当該膜面と他方のプリズムの底面とを光学
用接着剤にて接合した構造を有している。
【0022】なお、各偏光ビームスプリッタ3R、3G
ならびに3Bの偏光分離部3R1,3G1,3B1は、
R光の反射S偏光が一Y方向ヘ、G光の反射S偏光がX
方向ヘ、B光の反射S偏光がX方向へ進行するように配
置されている。
【0023】前記偏光ビームスプリッタ3R、3Gなら
びに3Bの偏光分離部3R1,3G1,3B1によって
反射された前記R光、G光ならびにB光のS偏光は、反
射型ライトバルブ4R、4Gならびに4Bに入射され
る。
【0024】本実施の形態においては、前記反射型ライ
トバルブ4R、4G、4Bとして電気書き込み式反射型
液晶ライトバルブが用いられる。
【0025】ここで、上記電気書き込み式反射型ライト
バルブの構造ならびに機能について説明する。このライ
トバルブは、入射光側から順次配置されたガラス基板、
透明電極(ITO)、液晶配向膜、液晶層(変調層)、
液晶配向層、画素を構成する金属反射電極板、TFT等
の非線形スイッチング素子ならびにシリコン基板を備え
た構成となっている。
【0026】このライトバルブでは、前記TFT等のス
イッチング素子のスイッチングによって、電圧が前記金
属反射板と前記透明電極間に印加され、液晶層中の液晶
分子が配列することによって当該液晶層が変調層として
機能することを利用する。
【0027】すなわち、前記スイッチングによって液晶
層に電圧が印加されている場合には、当該液晶層中の液
晶分子が電界方向に配列することにより異方性を有する
こととなり、1/4波長位相板として機能することとな
る。このために、当該箇所に入射したS偏光は、当該液
晶層を透過することによって円偏光となり、前記金属反
射板によって反射されて前記液晶層を通過し、前記入射
のS偏光の振動方向と90度振動方向を変換されたP偏
光として当該ライトバルブから射出される。
【0028】一方、スイッチングが行われずに電圧が印
加されない箇所の液晶層中の液晶分子は前記液晶層の両
面に配置した前記配向層の配向方向に倣って厚み方向に
捻れ構造を構成し、当該層に入射したS偏光はそのまま
当該ねじれ構造に倣って旋光して進行し、前記反射板に
入射して、反射され、前記捻れ構造に従って進行して、
入射S偏光と同じ偏光にて射出される。以上が、電気書
き込み式反射型液晶ライトバルブの機能である。
【0029】かかる機能を有するライトバルブ4R、4
Gならびに4Bに入射した各色のS偏光は、各色用の信
号によって変調作用を受けて反射され、それぞれ各ライ
トバルブ4R,4G,4Bから射出されて再び各色光用
偏光ビームスプリッタ3R、3Gならびに3Bに入射さ
れる。
【0030】当該入射光は、前述のライトバルブ4R、
4Gならびに4Bの機能によって、スイッチングによっ
て選択された所定箇所の液晶層に該当する箇所からはP
偏光が、選択されない箇所からはS偏光が射出されるこ
とより、全体としては両偏光の混合光として射出される
のである。
【0031】そして、偏光ビームスプリッタ3R、3G
ならびに3Bに入射した上記光は、偏光分離部3R1,
3G1,3B1によって検光作用を受ける。すなわち、
上記変調光(P偏光)は偏光ビームスプリッタ3R、3
Gならびに3Bの偏光分離部3R1,3G1,3B1を
透過して(検光されて)進行し、非変調光のS偏光は偏
光分離部3R1,3G1,3B1を反射して不要光とし
て廃棄される。
【0032】次いで、各偏光ビームスプリッタ3R、3
Gならびに3Bによって検光された変調光はL字型ダイ
クロイックプリズム12に入射される。
【0033】このL字型ダイクロイックプリズム12
は、G色反射のダイクロイック層7Gを内部に有する断
面形状が正方形のG光反射ダイクロイックプリズム7
(第1プリズム)と、B色反射のダイクロイック層10
Bを内部に有する断面形状が正方形のB色反射ダイクロ
イックプリズム10(第2プリズム)と、G光反射ダイ
クロイックプリズム7と略同じ形状を有する光路長補正
ブロック6とを有している。そして、前記B色反射ダイ
クロイックプリズム10を中心にL字型に、G光反射ダ
イクロイックプリズム7と、光路長補正ブロック6とを
それぞれ光路長補正部材8,9を挟んで接着して一体化
した構成とされている。
【0034】そして、前記第1の偏光ビームスプリッタ
3Rと前記L字型ダイクロイックプリズム12の入射面
との間には第1の光路長補正部材5Rが配置され、前記
第2の偏光ビームスプリッタ3Gと前記L字型ダイクロ
イックプリズム12の入射面との間には第2の光路長補
正部材5Gが配置され、更に、前記第3の偏光ビームス
プリッタ3Bと前記L字型ダイクロイックプリズム12
の入射面との間には第3の光路長補正部材5Bが配置さ
れている。
【0035】これにより、偏光ビームスプリッタ3Bを
透過して一X方向に進行するB光の変調光は光路長補正
部材5Bを経て、L字型ダイクロイックプリズム12の
光路長補正ブロック6、光路長補正部材8を進行して、
色合成光学系を構成するB光反射ダイクロイックプリズ
ム10に入射される。
【0036】偏光ビームスプリッタ3Gを射出したライ
トバルブ4Gの反射光であって当該ライトバルブ4Gに
よる変調光(P偏光)は、光路長補正部材5Gを経てG
光反射ダイクロイックプリズム7に入射、当該プリズム
7のG光反射ダイクロイック層7Gによって反射され
て、進行方向をY方向に変えて進行する。
【0037】偏光ビームスプリッタ3Rを射出したライ
トバルブ4Rの射出光のうちの変調光(P偏光)は同様
に光路長補正部材5Rを経て前記ダイクロイックプリズ
ム7に入射する。ダイクロイック膜7GはR光に対して
は透過する特性を有しているために、当該プリズム7に
入射したG光はそのまま透過してY方向に進行する。
【0038】以上の説明により、R光とG光のそれぞれ
変調光に対して、前記ダイクロイックプリズム7は2光
の色合成を達成することが理解できる。
【0039】ここで、ダイクロイックプリズム7につい
て構造、特性等を説明する。
【0040】すなわち、ダイクロイックプリズム7は、
略同一形状の直角二等辺三角柱プリズム2個のうちの一
方の直角部と相対する底面に誘電体多層膜から構成され
るG光反射特性を有するダイクロイック膜7Gを真空蒸
着等の物理蒸着の手段にて形成し、他方のプリズムの底
面間とを光学接着剤を用いて接着固定させることにより
作製する。
【0041】本実施の形態においては接着後、図に示す
ように、その接着部の一部7aを研削にて削り落とした
構造とした。
【0042】なぜなら、当該一部7aを削り取るのは、
当該部分は本来光学的に不要の上に、前記三色分解用の
ダイクロイックミラー2はその近傍に配置されるため
に、それとの近接、接触を防止するためである。
【0043】上記ダイクロイックプリズム7にて色合成
されたR光とG光の変調光の合成光は、Y方向に進行し
て光路長補正部材9を経て、3色合成光学系を最終的に
達成するダイクロイックプリズム10に入射される。
【0044】このダイクロイックプリズム10は内部に
前記のようにB光反射のダイクロイック膜10Bを有し
ているために、R光とG光の混合光は当該膜10Bをそ
のまま透過し、当該プリズム10に一X方向から入射し
て、ダイクロイック膜10Bにて反射されてY方向に進
行するB光の変調光と3色合成されることとなる。当該
合成光はY方向に進行射出され、投射レンズ11に入射
され、図示しないスクリーン上にフルカラー像として投
射される。
【0045】ここで、最終的な色合成を達成するダイク
ロイックプリズム10について説明する。ダイクロイッ
クプリズム10は前記のダイクロイックプリズム7と同
様の構造を有し、直角二等辺三角形プリズム2個のうち
の一方の底面にB光反射、R光とG光を透過する特性を
有するダイクロイック膜10Bを形成し、他方のプリズ
ムの底面とを接着剤にて固着させたものであり、図1に
示す通り、前記ダイクロイックプリズム7のダイクロイ
ック膜7Gと当該ダイクロイック膜10Bとは互いに平
行になるように配置されている。
【0046】両ダイクロイックプリズム7,10の大き
さについて言えば、各ライトバルブ4R、4G、4Bか
らの所定のNAを有する結像光線を考慮する必要がある
ことから、ダイクロイックプリズム10の方を大きくす
る必要がある。
【0047】なお、前述の光路長補正ブロック6につい
ては、ライトバルブ4Bに対して、ライトバルブ4Rと
4Gとの投射レンズ11に対する共役性を担保するため
に配置するものであるために、その材料ならびに大きさ
はダイクロイックプリズム7のそれと同じにする必要が
ある。
【0048】また、各偏光ビームスプリッタ3R、3G
ならびに3Bは、ライトバルブ4R、4Gならびに4B
と一体化して配置されることから、上記所定の光線のN
Aを考慮すると、前記光路長補正ブロック6とダイクロ
イックプリズム7よりも小さくすることができる。
【0049】本実施の形態においては、図1ならびに図
2(特に図2)に示すように、反射型ライトバルブ4
R,4G,4B、偏光ビームスプリッタ3R,3G,3
B、ダイクロイックプリズム7と光路長補正部材6、ダ
イクロイックプリズム10を光路長補正部材5B,5
G,5R,8,9によって一体化されてブロックを構成
している。すなわち、これら構成部材3R,3G,3
B,4R,4G,4B,5B,5R,5G,5B,6,
7,8,9はすべて接着剤にて接着されて一体化ブロッ
クとして形成されている。
【0050】なお、光路長補正ブロック6はダイクロイ
ックプリズム7を構成するガラスプリズム部材と同じ屈
折率の材料であって、光路長が同じになるように略同じ
形状となるように構成された一体化ブロックにて形成さ
れる。
【0051】さらに、光路長補正部材5R,5G,5
B、同部材8,9は各色ライトバルブ4R,4G,4B
からダイクロイックプリズム10の合成光射出面までの
各色の光路長が同じになるようにその厚みが決定されて
配置される。
【0052】図には記載されていないが、本実施の形態
においては、一体化ブロックは取付け基体、例えば本実
施の形態の投射型表示装置の筐体を構成する床部材を取
付け基体として使用し、当該基体に固定して取り付けら
れる。
【0053】本実施の形態においては、クロスダイクロ
イックプリズム10下部を上記取付け基体に取り付ける
ことによって、一体化ブロックを取り付け、固定させる
のである。
【0054】この固定は、クロスダイクロイックプリズ
ム10の下面を接着剤にて前記取付け基体に接着固定さ
せてもよいし、当該下部を専用の取付け金具を介して前
記取付け基体に取り付けてもよい。
【0055】なお、投射レンズ11は、一体化ブロック
とは別に取付け基体に取り付けられるから、投射レンズ
11と上記一体化ブロックはその位置関係を取付け基体
を介して決定できることとなり、環境温度が変化して、
上記取付け基体が寸法変化しても投射レンズ11と上記
取付け基体への取付け部は、もっとも近接して取り付け
られる配置となっているために、両者の相対位置の寸法
変化は当該基体に従来の材料を使用したとしても最小に
抑えることができる。すなわち、投射レンズ11とライ
トバルブ4R…間の距離の変化を最小に押さえることが
でき、焦点ずれを小さくすることができるのである。
【0056】本実施の形態においては、上記一体化ブロ
ック作製において、ライトバルブ4R,4G,4Bをそ
れぞれ偏光ビームスプリッタ3R,3G,3Bに接着さ
せるわけであるが、そのライトバルブ4R,4G,4B
はそれら画素を投射像上にて一致させる、すなわち、レ
ジストレーションを達成させる必要がある。
【0057】上記レジストレーション達成のために本実
施の形態においては、まず、G光用ライトバルブ4Gを
G光用偏光ビームスプリッタ3Gに紫外線硬化型接着剤
にて精度よく取り付ける。次に、この状態にて、G光の
みスクリーン上に投射されるように光を導入し、上記G
光用ライトバルブ4Gを駆動させてG光のみの投射像を
投射させる。
【0058】次いで、R光用ライトバルブ4R(または
B光用ライトバルブ4B)の一方を紫外線用接着剤をま
ず硬化をしないでR光用偏光ビームスプリッタ3R(又
はB光用偏光ビームスプリッタ3B)にて仮止めし、光
を導入してスクリーン上に投射させ、前記G光用投射像
の画素を当該R光(又はB光)の画像を重ねて投射さ
せ、画素が一致するようにR光(またはB光)用ライト
バルブ4R,4Bを微少量動かし、一致したところで、
その状態を維持して、紫外線を照射させて硬化を達成さ
せる。
【0059】その後、残りのB光(またはR光)用ライ
トバルブ4B,4RをB光用(またはR光用)偏光ビー
ムスプリッタ3B,3Rに同様に紫外線接着剤にて仮接
着し、前記レジストレーションを達成したR光用とG光
用の画素に当該B光用画素を一致させる。この後、正式
に硬化させてR、G、B光のライトバルブ4R…のレジ
ストレーションが達成できる。
【0060】こうして、レジストレーションを達成した
本発明に係る一体化ブロックが作製できる。
【0061】なお、上記実施の形態においてはライトバ
ルブ4R、4G、4Bと偏光ビームスプリッタ3R、3
G、3Bとの一体化はそれぞれ両部材を接着剤にて接着
して一体化を達成させたが、その方法は接着のみに限定
されるものではない。例えば、図4、図5に示す方法に
て実施してもよい。
【0062】この図4と図5においては、B光用のライ
トバルブ4Bと偏光ビームスプリッタ3Bの例を示す
が、G光用ならびにB光用のそれらの場合も同様であ
る。すなわち、図4に示すように、ライトバルブ4B
は、予め、第1取付け金具13にネジ等の取付手段を用
いて取り付けておき、又、偏光ビームスプリッタ3Bに
は第2取付け金具14を接着剤にて固着して取り付けて
おく。
【0063】第1,第2取付け金具13,14は、全面
に半田メッキを施したSPC材をプレスにて図示の形
状、すなわち、上下の端部の左右側にそれぞれ四本の脚
部13a,14aを形成した形状であって、更に、第2
取付け金具14は、その上下部に同一側に折曲される折
曲げ部14bが形成され、当該上下の折曲げ部14bに
て偏光ビームスプリッタ3Bを挟み込んだ状態で、当該
折曲げ部14bを接着固定する構成となっている。
【0064】図5には、ライトバルブ4B及び偏光ビー
ムスプリッタ3Bに取り付けられた第1,第2取付け金
具13,14が当接された状態で、これらの脚部13
a,14aであって相対する脚部13a,14a同士を
半田付けして一体化する様子を示している。
【0065】前述のように両取付け金具13,14に
は、全面に半田メッキが施され、特に、その脚部13
a,14aのメッキは厚く施されているために、互いに
相対し、接触させた両部品の脚部13a,14aの局部
を加熱させることにより、脚部13a,14aの半田を
溶融させて半田付けを行い、一体化するのである。
【0066】そして、R、G、Bのライトバルブ4R,
4G,4Bの画素合わせ、すなわちレジストレーション
調整は、上記と同様に、まずG光用ライトバルブ4Gを
上記のように一体化し、次に、当該G光用のライトバル
ブ4Gの画素とレジストレーションを達成させてR光な
らびにB光用のライトバルブ4R,4Bを順々に半田付
けし、R、G、Bのレジストレーションを達成し、その
うえに本発明の実施の形態たる全体の一体化を達成させ
るのである。
【0067】(発明の第2の実施の形態)図3には、こ
の発明の第2の実施の形態を示す。この図3は、一体化
ブロックを示す斜視図である。
【0068】第1の実施の形態に示すL字型ダイクロイ
ックプリズム12はダイクロイックプリズム7と同プリ
ズム10、ならびに光路長補正ブロック6とを一体化接
着させた構成であったが、本実施の形態に係るL字型ダ
イクロイックプリズム16は、色合成を実施する光学系
として、図3に示すように、直角二等辺三角形プリズム
16−l、平行四辺形プリズム16−2ならびに台形柱
プリズム16−3をそれぞれG光反射ダイクロイック膜
16G、B光反射ダイクロイック膜16Bを挟んで接着
固定させたところに特徴がある。
【0069】また、上記L字型ダイクロイックプリズム
16に、R光用偏光ビームスプリッタ18R、G光用偏
光ビームスプリッタ18GならびにB光用偏光ビームス
プリッタ18Bをそれぞれ光路長補正部材20R、20
Gならびに20Bを挟んで接着固定させ、更に、上記各
色偏光ビームスプリッタ18Rには、それぞれライトバ
ルブ19R、19Gならびに19Bをそれぞれ接着固定
させることにより、一体化ブロックを構成する。なお、
前実施の形態と同様にライトバルブ19Rと偏光ビーム
スプリッタ18Rの一体化に半田付け用の一体化金具を
用いた構成としてもよいことは言うまでもない。
【0070】ここで、L字型ダイクロイックプリズム1
6について詳細に説明する。
【0071】本実施の形態にて採用したL字型ダイクロ
イックプリズム16は、実質的に直角二等辺三角形プリ
ズム16−1と、対角線上にある2つの頂角が45度に
形成された平行四辺形プリズム16ー2と、頂角が2つ
の直角と1つの45度に形成された台形柱プリズム16
ー3とを有し、これら各プリズム16ー1,16ー2,
16−3を図示のように全体としてL字型形状となるよ
うに光学用の接着剤にて接着固定させる。ただし、接着
の前には、被接着両面の一方にはR光透過、G光反射特
性を有するダイクロイック膜16G、B光反射、G光と
R光透過特性を有するダイクロイック膜16Bを形成し
ておく。
【0072】上記L字型ダイクロイックプリズム16
は、そのR光、G光ならびにB光の入射面から、合成光
の射出面までの各色光の光路長は同じになるように構成
してある。さらに、前記3つのプリズム16−1、16
−2ならびに16−3はその高さは同一に形成してある
ために、L字型ダイクロイックプリズム16全体がその
上下面において凹凸のない一体化が達成されている。
【0073】本実施の形態においては、上記の説明のよ
うに、L字型ダイクロイックプリズム16の各色入射面
には当該面に接着された光路長補正部材20R、20G
ならびに20Bを経て偏光ビームスプリッタ18R、1
8G、18Bならびに反射型ライトバルブ19R、19
G、19Bが一体化固定されている。
【0074】本実施の形態に係る一体化ブロックは、前
記L字型ダイクロイックプリズム16の下面を接着、又
は、取付け部材によって床部材に固定され、又、前記L
字型ダイクロイックプリズム16の合成光射出面の近傍
である床部材に投射レンズ11を固定させることとなる
が、このような形態を取ることにより、環境温度の変化
に係る床部材の寸法変化に対しても、床部材に対して、
直接ライトバルブ19R、19G、19Bならびに偏光
ビームスプリッタ18R、18G、18Bは固着されな
いために、床部材の上記変形に対してもレジストレーシ
ションずれならびに焦点変化を最小に抑えることができ
る。
【0075】なお、前実施の形態における場合と同じよ
うに、偏光ビームスプリッタ18R、18G、18Bへ
のライトバルブ19R、19G、19Bの取り付けは接
着による方法に限ることなく、取付け金貝を用いる方法
も採用できることも言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、取付け基体の材料として熱膨張係数の比較的大きい
材料を用いたとしても、レジストレーションずれが少な
く、さらに焦点ずれの少ない投射像の画質の良好な投射
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投射型表示装置の構成説明図
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す一体化ブロッ
クを示す斜視構成図
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す一体化ブロッ
クを示す斜視構成図
【図4】本発明の実施の形態において偏光ビームスプリ
ッタとライトバルブ取り付け方法の他の態様を図示した
斜視図
【図5】本発明の実施の形態において偏光ビームスプリ
ッタとライトバルブ取り付け方法の他の態様により取り
付けられた様を示す斜視図
【符号の説明】
1、2 ダイクロイックミラー(色分解光学系) 3R、3G、3B、18R、18G、18B 偏光ビー
ムスプリッタ 4R、4G、4B、19R、19G、19B 反射型ラ
イトバルブ 5R、5G、5B、20R、20G、20B 光路長補
正部材 6 光路長補正ブロック 7 G光反射ダイクロイックプリズム(第1プリズ
ム) 8、9 光路長補正部材 10 B光反射ダイクロイックプリズム(第2プリズ
ム) 12、16 L字型ダイクロイックプリズム 16−1 直角二等辺三角形プリズム 16−2 平行四辺形プリズム 16−3 台形柱プリズム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を第1、第2および第3の
    色光に分解する色分解光学系と、 第1、第2および第3の偏光ビームスプリッタと、 第1、第2および第3の反射型ライトバルブと、 L字型形状を有する一体化されたL字型ダイクロイック
    プリズムと、 投射光学系と、を備え、 前記第1、第2および第3の偏光ビームスプリッタは、
    前記色分解光学系によって色分解された第1、第2およ
    び第3の色光をそれぞれ2つの直線偏光に偏光分解する
    と共に、前記第1、第2および第3の反射型ライトバル
    ブにて変調射出された各色光をそれぞれ検光し、 前記L字型ダイクロイックプリズムは、前記第1、第2
    および第3の偏光ビームスプリッタによる検光光を色合
    成し、 前記投射光学系は、前記L字型ダイクロイックプリズム
    にて色合成した光を投射し、 前記第1の偏光ビームスプリッタと前記L字型ダイクロ
    イックプリズムの入射面との間には第1の光路長補正部
    材が配置され、 前記第2の偏光ビームスプリッタと前記L字型ダイクロ
    イックプリズムの入射面との間には第2の光路長補正部
    材が配置され、 前記第3の偏光ビームスプリッタと前記L字型ダイクロ
    イックプリズムの入射面との間には第3の光路長補正部
    材が配置され、 前記第1、第2および第3の偏光ビームスプリッタ、前
    記第1、第2および第3の反射型ライトバルブ、前記第
    1、第2および第3の光路長補正部材、ならびに前記L
    字型ダイクロイックプリズムが一体化された構成を有す
    ることを特徴とする投射型表示装置。
  2. 【請求項2】 前記L字型ダイクロイックプリズムは、
    第1色反射のダイクロイック層を内部に有する断面形状
    が正方形の第1プリズムと、第2色反射のダイクロイッ
    ク層を内部に有する断面形状が正方形の第2プリズム
    と、第1プリズムと略同じ形状を有する光路長補正ブロ
    ックとを有し、前記第2プリズムを中心にL字型に第1
    プリズムと、光路長補正ブロックとをそれぞれ光路長補
    正部材を挟んで接着して一体化した構成を有するL字型
    ダイクロイックプリズムであることを特徴とする請求項
    1記載の投射型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記L字型ダイクロイックプリズムは、
    直角二等辺三角柱プリズムと、対角線上にある2つの頂
    角が45度に形成された平行四辺形プリズムと、頂角が
    2つの直角と1つの45度に形成された台形柱プリズム
    とを有し、これら各プリズム間に第1光反射のダイクロ
    イック膜、第2光反射のダイクロイック膜とをそれぞれ
    挟み込んで接着固定させたL字型ダイクロイックプリズ
    ムであることを特徴とする請求項1記載の投射型表示装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007187851A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Fujinon Sano Kk プリズムの製造方法、プリズム、光ピックアップ及び液晶プロジェクタ
JP2008197185A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Ricoh Co Ltd 画像形成ユニットと画像合成ユニット及び画像投射装置
JP2008256961A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Canon Inc 画像投射装置

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