JPH11326848A - 眼用レンズ用ポリマーの製造方法 - Google Patents
眼用レンズ用ポリマーの製造方法Info
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- JPH11326848A JPH11326848A JP13898798A JP13898798A JPH11326848A JP H11326848 A JPH11326848 A JP H11326848A JP 13898798 A JP13898798 A JP 13898798A JP 13898798 A JP13898798 A JP 13898798A JP H11326848 A JPH11326848 A JP H11326848A
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Abstract
性が良好な眼用レンズ用ポリマーの製造方法を提供す
る。 【解決手段】シロキサニル基を有するモノマーを必須の
重合成分として含む共重合体からなる眼用レンズ用ポリ
マーを、濃度5重量%〜100重量%の無機酸溶液に接
触させ、さらに必要に応じ、塩基性条件下で処理する。
Description
ズ、眼内レンズおよび人工角膜などの眼用レンズに好適
に用いられるポリマーの製造方法に関するものである。
ズ用ポリマーとして、トリス(トリメチルシロキシ)シ
リルプロピルメタクリレートなどのシロキサニル基を含
有するメタクリレートや、変性ポリシロキサンを一成分
とするポリマーが開発され利用されている(例えば、特
開昭60−142324号公報および特開昭54−24
047号公報)。
クロマーからなるポリマーは、酸素透過性を向上させる
目的で導入されているシロキサニル基ないしポリシロキ
サン成分の影響で、表面の水濡れ性が悪く、眼用レンズ
用ポリマーとしては好ましいものではなかった。
(メタ)アクリル酸(またはその金属塩)のような吸水
性の高いモノマーと前記モノマーないしマクロマーとを
共重合させたポリマーの場合には、含水率が極端に上が
り、結果として酸素透過性が低下するという欠点があっ
た。
技術の欠点を解決しようとするものであり、高い酸素透
過性を有するとともに表面の水濡れ性が良い眼用レンズ
用ポリマーを得るための、眼用レンズ用ポリマーの製造
方法を提供することを目的とするものである。
めに、本発明者らは鋭意検討した結果、酸素透過性に優
れる眼用レンズ用ポリマーを特定の方法で製造すること
によって、酸素透過性を大きく損なうことなく表面に高
い水濡れ性を付与できることを見出し、本発明に到っ
た。
の製造方法は、シロキサニル基を有するモノマーを必須
の重合成分として含むポリマーを、濃度5重量%〜10
0重量%の無機酸溶液に接触させることを特徴とする眼
用レンズ用ポリマーの製造方法である。
含している。
100重量%であること。
酸、窒素原子を含む酸素酸およびリン原子を含む酸素酸
から選ばれた少なくとも1種であること。
から選ばれた少なくとも1種であること。
が、10分以内であること。
た後、塩基性条件下で処理すること。 (g) 前記シロキサニル基を有するモノマーが、下記式
(a)または下記式(b)で表されるモノマーであるこ
と。
れる置換基を表す。Xは炭素炭素不飽和結合を有する基
を表す。Yは水素原子、置換されていてもよいアルキル
基および置換されていてもよいアリール基からなる群か
ら選ばれた置換基を表す。nは1〜10の整数を表
す。]
素原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されて
いてもよいアリール基を表す。kは0〜200の整数を
表し、a、b、cはそれぞれが互いに独立に0〜20の
整数を表す。ただしk=a=b=c=0の場合は除
く。]
する。
は、シロキサニル基を有するモノマーを必須の重合成分
として含む共重合体からなる眼用レンズ用ポリマーに適
用が可能である。
くとも1つのSi−O−Si結合を有する基を表す。か
かるシロキサニル基を有するモノマーとしては、シロキ
サニル基と炭素炭素不飽和結合を有する化合物が使用可
能である。
は、下記式(a)または下記式(b)で表されるモノマ
ーが好ましく用いられる。
れる置換基を表す。Xは炭素炭素不飽和結合を有する基
を表す。Yは水素原子、置換されていてもよいアルキル
基および置換されていてもよいアリール基からなる群か
ら選ばれた置換基を表す。nは1〜10の整数を表
す。]
素原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されて
いてもよいアリール基を表す。kは0〜200の整数を
表し、a、b、cはそれぞれが互いに独立に0〜20の
整数を表す。ただしk=a=b=c=0の場合は除
く。] 式(a)および式(b)中、Xは炭素炭素不飽和結合を
有する基を表すが、その好適な具体例を例示すれば、下
記式(x1)〜(x6)で表される置換基であり、中で
もモノマーの製造の容易さの点で好ましいのは式(x
2)で表される置換基であり、高い水濡れ性を付与でき
る点で好ましいのは式(x1)および式(x5)で表さ
れる置換基である。
ル基を表す。] 式(a)中、Yは水素原子、置換されていてもよいアル
キル基および置換されていてもよいアリール基からなる
群から選ばれた置換基を表す。
しては、直鎖状であっても分枝状であっても特に限定さ
れるものではないが、炭素数1〜20のアルキル基が好
ましく、具体的にはヒドロキシメチル基、2−ヒドロキ
シエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキ
シプロピル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、2−
ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシブチル基、2−ヒ
ドロキシペンチル基、5−ヒドロキシペンチル基、2−
ヒドロキシヘキシル基、6−ヒドロキシヘキシル基、3
−メトキシ−2−ヒドロキシプロピル基、3−エトキシ
−2−ヒドロキシプロピル基、および下記式(y1)お
よび下記式(y2)で表される置換基を挙げることがで
きる。
独立に、水素原子、置換されていてもよいアルキル基お
よび置換されていてもよいアリール基からなる群から選
ばれた置換基を表す。またR3とR4は互いに結合してN
原子を含む環を形成してもよい。] 式(y1)および式(y2)で表される置換基をさらに
具体的に例示するなら、下記式(y1−1)〜(y1−
14)および下記式(y2−1)〜(y2−15)で表
される置換基が挙げられる。
〜8の整数を表す。] ここで置換されていてもよいアリール基としては、特に
限定されるものではないが、炭素数6〜20のものが好
ましく、具体的には4−ヒドロキシフェニル基、2−ヒ
ドロキシフェニル基などが挙げられる。
の整数を表すが、好ましくは1〜5の整数、さらに好ま
しくは1〜3の整数、最も好ましくは3である。
が互いに独立に水素原子、置換されていてもよいアルキ
ル基、置換されていてもよいアリール基を表すが、その
具体的な例としては水素原子、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、
sec-ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキ
シル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基などのアル
キル基、フェニル基、ナフチル基などのアリール基を挙
げることができる。
であるが、好ましくは0〜50、さらに好ましくは0〜
10である。また、a、b、cはそれぞれが互いに独立
に0〜20の整数であるが、好ましくはa、b、cがそ
れぞれが互いに独立に0〜5の整数である。k=0の場
合は、好ましくはa=b=c=1またはa=b=1かつ
c=0である。
で、工業的に比較的安価に入手できることから特に好適
なものは、トリス(トリメチルシロキシ)シリル基、ビ
ス(トリメチルシロキシ)メチルシリル基、ポリジメチ
ルシロキサン基、ポリメチルシロキサン基、およびポリ
−コ−メチルシロキサン−ジメチルシロキサン基などで
ある。
は、さらに他のモノマーを共重合成分として含むことが
できる。その場合の共重合成分としては、共重合さえ可
能であれば何ら制限はなく、(メタ)アクリロイル基、ス
チリル基、アリル基、ビニル基および他の共重合可能な
炭素炭素不飽和結合を有するモノマー等を使用すること
ができる。
ではこれらに限定されるものではない。メチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレートなどのアルキル
(メタ)アクリレート類、ポリアルキレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコールモノ
アルキルエーテル(メタ)アクリレート、ポリアルキレ
ングリコールビス(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパントリス(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラキス(メタ)アクリレート、両末端に炭
素炭素不飽和結合を有するシロキサンマクロマーなどの
多官能(メタ)アクリレート類、トリフルオロエチル
(メタ)アクリレート、ヘキサフルオロイソプロピル(メ
タ)アクリレートなどのハロゲン化アルキル(メタ)アク
リレート類、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2,3−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
などの水酸基を有するヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
レート類、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−
ジエチルアクリルアミド、N,N−ジn−プロピルアク
リルアミド、N,N−ジイソプロピルアクリルアミド、
N,N−ジn−ブチルアクリルアミド、N−アクリロ
イルモルホリン、N−アクリロイルピペリジン、N−ア
クリロイルピロリジン、N−メチル(メタ)アクリルア
ミドなどの(メタ)アクリルアミド類、スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルピリジン、ジビニルベンゼンな
どの芳香族ビニルモノマー、マレイミド類、N−ビニル
ピロリドンなどのヘテロ環ビニルモノマーなどである。
に適用可能な眼用レンズ用ポリマーは、1分子中に2個
以上の共重合可能な炭素炭素不飽和結合を有するモノマ
ーを共重合成分として含むことが好ましい。本発明の製
造方法を適用すると、眼用レンズ用ポリマーの表面が荒
れて透明性が損なわれる場合があるが、1分子中に2個
以上の共重合可能な炭素炭素不飽和結合を有するモノマ
ーを共重合成分として含ませることにより、この表面荒
れを低減または防止することができる。表面荒れを低減
または防止するためには、1分子中に2個以上の共重合
可能な炭素炭素不飽和結合を有するモノマーを、共重合
成分として0.5重量%以上含むことが好ましく、3重
量%以上がより好ましく、5重量%以上がさらに好まし
い。
リマーにおいては、高い酸素透過性を確保するという点
からは、シロキサニル基を有するモノマーの共重合比率
は、好ましくは30重量%以上、より好ましくは50重
量%以上、最も好ましくは60重量%以上である。
は、紫外線吸収剤や色素、着色剤などを含むものでもよ
い。また、重合性基を有する紫外線吸収剤や色素、着色
剤等を共重合した形で含有してもよい。
の重合方法、および成形方法としては、公知の方法を使
用することができる。例えば、眼用レンズ用ポリマー
を、一旦、丸棒や板状等に重合、成形しこれを切削加工
等によって所望の形状に加工する方法、モールド重合
法、スピンキャスト重合法などである。
は、シロキサニル基を有するモノマーを必須の重合成分
として含む共重合体からなる眼用レンズ用ポリマーを、
濃度5重量%〜100重量%の無機酸溶液に接触させる
ことを特徴とする。
は、特に制限はないが、大きな改質効果が得られる点で
硫黄原子を含む酸素酸(例えば硫酸、亜硫酸、亜二チオ
ン酸等)、窒素原子を含む酸素酸(例えば硝酸、亜硝
酸、次亜硝酸等)およびリン原子を含む酸素酸(例えば
リン酸、二リン酸、三リン酸、ポリリン酸、メタリン
酸、二亜リン酸、亜リン酸、次亜リン酸等)が好まし
く、中でも硫黄原子を含む酸素酸が好ましく、硫酸が最
も好ましい。無機酸は2種以上を混合して使用すること
も可能である。
各種溶媒が使用できる。例えば、水、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、グリセリンなどの各種アルコール
類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの各種芳香族炭
化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、石油
エーテル、ケロシン、リグロイン、パラフィンなどの各
種脂肪族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトンなどの各種ケトン類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、フタル酸ジオクチル
などの各種エステル類、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジアルキル
エーテル、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、
トリエチレングリコールジアルキルエーテル、テトラエ
チレングリコールジアルキルエーテル、ポリエチレング
リコールジアルキルエーテルなどの各種エーテル類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチ
ル−2−ピロリドン、ジメチルイミダゾリジノン、ヘキ
サメチルホスホリックトリアミド、ジメチルスルホキシ
ドなどの各種非プロトン性極性溶媒、塩化メチレン、ク
ロロホルム、ジクロロエタントリクロロエタン、トリク
ロロエチレンなどのハロゲン系溶媒、およびフロン系溶
媒などである。
化学的安定性などの点で水が最も好ましい。溶媒として
は、2種類以上の物質の混合物も使用可能である。ただ
し、溶媒は必須ではない。
点で、5重量%〜100重量%であり、30重量%〜1
00重量%が好ましく、50重量%〜100重量%が最
も好ましい。無機酸溶液の濃度が50重量%〜100重
量%の場合は処理時間が10分以下の短時間であっても
大きな改質効果を得ることができる。
無機酸および溶媒以外の成分を含んでいてもよい。無機
酸および溶媒以外の成分として特に好ましいのは、過酸
化水素をはじめとする酸化剤や還元剤である。酸化剤や
還元剤を併用することによって、より大きな改質効果が
得られる場合がある。
において、眼用レンズ用ポリマーを無機酸溶液に接触さ
せる方法としては、特に限定されるものではないが、例
えば、無機酸溶液に眼用レンズ用ポリマーを浸漬する方
法、眼用レンズ用ポリマーに無機酸溶液を噴霧する方
法、眼用レンズ用ポリマーに無機酸溶液をヘラ、刷毛等
で塗布する方法、眼用レンズ用ポリマーに無機酸溶液を
スピンコート法やディップコート法で塗布する方法など
を挙げることができる。
無機酸溶液に接触させる際の温度は特に限定されない
が、通常−50℃〜300℃程度の温度範囲内で行なわ
れる。作業性を考えれば−10℃〜150℃の温度範囲
がより好ましく、−5℃〜60℃が最も好ましい。
無機酸溶液に接触させる時間については、無機酸溶液の
濃度および温度によっても最適時間は変化するが、一般
には10分以内が好ましく、1分以内がより好ましい。
接触時間が長すぎると、作業性および生産性が悪くなる
ばかりでなく、眼用レンズ用ポリマーの表面が荒れて透
明性が損なわれる場合がある。
は、無機酸溶液に接触させた後、洗浄により無機酸を除
くことが好ましい。
が使用できる。例えば、水、メタノール、エタノール、
プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレング
リコール、グリセリンなどの各種アルコール類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの各種芳香族炭化水素、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、デカン、石油エーテル、
ケロシン、リグロイン、パラフィンなどの各種脂肪族炭
化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトンなどの各種ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、安息香酸メチル、フタル酸ジオクチルなどの各種エ
ステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、エチレングリコールジアルキルエーテル、ジ
エチレングリコールジアルキルエーテル、トリエチレン
グリコールジアルキルエーテル、テトラエチレングリコ
ールジアルキルエーテル、ポリエチレングリコールジア
ルキルエーテルなどの各種エーテル類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロ
リドン、ジメチルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホス
ホリックトリアミド、ジメチルスルホキシドなどの各種
非プロトン性極性溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、
ジクロロエタントリクロロエタン、トリクロロエチレン
などのハロゲン系溶媒、およびフロン系溶媒などであ
る。
合物を使用することもできる。洗浄溶媒は、溶媒以外の
成分、例えば無機塩類、界面活性剤、および洗浄剤を含
有してもよい。
リマーを無機酸溶液に接触させた後、さらに塩基性条件
下で処理することができる。塩基性条件下で処理するこ
とによりさらに大きな水濡れ性を付与することができ
る。
用レンズ用ポリマーを塩基性溶液に接触させる方法、眼
用レンズ用ポリマーを塩基性ガスに接触させる方法等が
挙げられる。最も簡便に大きな改質効果が得られる方法
は、眼用レンズ用ポリマーを塩基性溶液、特に塩基性無
機物の水溶液に浸漬する方法である。
金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金
属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アンモニアおよび
アンモニウム塩など典型的な塩基性無機物の水溶液が使
用可能であることはいうまでもないが、pHが7より大
きいpH緩衝液も好ましく使用できる。
際の温度は特に限定されないが、通常−50℃〜300
℃程度の温度範囲内で行なわれる。作業性を考えれば−
10℃〜150℃の温度範囲がより好ましく、−5℃〜
60℃が最も好ましい。
により無機酸を除く処理を兼ねていてもよい。
〜8のpH緩衝液が使用されることがあるが、この場合
は、この保存液中での保存が上記塩基性条件下での処理
を兼ねることができる。
ては、特に限定する必要はないが、一般には100時間
以内が好ましく、50時間以内がより好ましい。処理時
間が長すぎると、作業性および生産性が悪くなるので好
ましくない。ただし、前述したように、眼用レンズの保
存液中での保存が該塩基性条件下での処理を兼ねる場合
はこの限りではない。
マーは、水濡れ性は純水に対する動的接触角(前進時、
浸漬速度0.1mm/sec)が90゜以下が好まし
く、70゜以下がより好ましく、65゜以下が最も好ま
しい。また酸素透過性は、酸素透過係数[ml(ST
P)cm・cm-2・sec-1・mmHg-1]が55×1
0-11以上が好ましく、75×10-11以上がより好まし
く、85×10-11以上が最も好ましい。
トコンタクトレンズである場合は、本発明によって得ら
れる眼用レンズ用ポリマーの引張弾性率は、0.01〜
30MPaが好ましく、0.1〜7MPaがより好まし
く、0.4〜1.5MPaが最も好ましい。
クトレンズ、眼内レンズおよび人工角膜などの眼用レン
ズに好適である。
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
は、以下に示す方法で行なった。
クロロホルム−dを使用した。
サイズのフィルム状のものを使用し、レスカ社製のWE
T−6000型を用いて前進時の動的接触角を測定し
た。浸漬速度は0.1mm/sec、浸漬深さは7mm
とした。
いて、35℃の水中にてフィルム状サンプルの酸素透過
係数を測定した。
物を主成分とするモノマーの合成 100mlのナス型フラスコに、メタクリル酸グリシジ
ル(12.1g,0.085mol)と3−アミノプロ
ピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(30.0g,
0.085mol)を加えて、60℃で8時間撹拌し
た。この反応生成物のプロトン核磁気共鳴スペクトルを
測定し分析した結果、下記式(M1)で表される化合物
を主成分とするモノマーであることを確認した。
レート(65.0g,0.56mol)、3−アミノプ
ロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(200g,
0.56mol)、および酢酸エチル(250ml)を
加えて、室温で7日間撹拌した。反応終了後、ロータリ
ーバキュームエバポレーターを用いて溶媒を除去した
後、減圧蒸留を行ない透明な液体を得た。この液体のプ
ロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し分析した結果、式
(M8)で表される化合物であることを確認した。
するモノマーの合成 200mlのナス型フラスコに、式(M8)の化合物
(94.0g,0.20mol)とグリシジルメタクリ
レート(29.9g,0.21mol)を加えて、60
℃で18時間撹拌した。反応終了後、減圧下、60℃で
5時間かけて揮発成分を除去した。得られた液体のプロ
トン核磁気共鳴スペクトルを測定し分析した結果、式
(M9)で表される化合物を主成分とするモノマーであ
ることを確認した。
るモノマー(85重量部、合成例1)、N,N−ジメチ
ルアクリルアミド(15重量部)およびトリエチレング
リコールジメタクリレート(1重量部)を均一に混合
し、重合開始剤として2,2’−アゾビス−(2,4−
ジメチルバレロニトリル)(0.1重量部)を添加した
後、このモノマ混合物をアルゴン雰囲気下で脱気し、ガ
ラス板間に注入し、密封した。まず100℃で4時間重
合させ、続いて100℃から40℃まで3.5時間かけ
て降温させた後、40℃で2時間以上保持し、眼用レン
ズ用ポリマーのフィルム状サンプルを得た。
を主成分とするモノマー(85重量部、合成例1)、
N,N−ジメチルアクリルアミド(15重量部)および
トリエチレングリコールジメタクリレート(5重量部)
を均一に混合し、重合開始剤として2,2’−アゾビス
−(2,4−ジメチルバレロニトリル)(0.1重量
部)を添加した後、このモノマ混合物をアルゴン雰囲気
下で脱気し、ガラス板間に注入し、密封した。まず10
0℃で4時間重合させ、続いて100℃から40℃まで
3.5時間かけて降温させた後、40℃で2時間以上保
持し、眼用レンズ用ポリマーのフィルム状サンプルを得
た。
を主成分とするモノマー(85重量部、合成例1)のか
わりに、式(M9)で表される化合物を主成分とするモ
ノマー(85重量部、合成例3)を使用した以外は重合
例2と同様に行なって、眼用レンズ用ポリマーのフィル
ム状サンプルを得た。
を主成分とするモノマー(85重量部、合成例1)のか
わりに、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル
メタクリレート(85重量部、信越化学工業製)を使用
した以外は重合例2と同様に行なって、眼用レンズ用ポ
リマーのフィルム状サンプルを得た。
を主成分とするモノマー(85重量部、合成例1)のか
わりに、N−〔トリス(トリメチルシロキシ)シリルプ
ロピル〕アクリルアミド(85重量部)を使用した以外
は重合例2と同様に行なって、眼用レンズ用ポリマーの
フィルム状サンプルを得た。
ズ用ポリマーのフィルム状サンプルを、濃硫酸(96重
量%)に3秒間浸漬した後、すぐに純水に浸漬し、さら
に純水でリンスした。これを、1M水酸化ナトリウム水
溶液中に40℃で60分間浸漬した。次に、純水に浸漬
し、超音波洗浄器による洗浄(5分間)を2回行なっ
た。純水は洗浄が終了する度に交換した。
リウム系のpH7.2の緩衝液(以下“緩衝液A”と略
す)に浸漬し、室温で24時間放置した。このサンプル
の純水に対する動的接触角および酸素透過係数を測定し
た。高い酸素透過性と優れた表面の水濡れ性を有してい
ることがわかった。結果を表1に示した。
ズ用ポリマーのフィルム状サンプルのかわりに、重合例
2で得られた眼用レンズ用ポリマーのフィルム状サンプ
ルを使用した以外は実施例1と同様に行なった。高い酸
素透過性と優れた表面の水濡れ性を有していることがわ
かった。結果を表1に示した。
ズ用ポリマーのフィルム状サンプルのかわりに、重合例
3で得られた眼用レンズ用ポリマーのフィルム状サンプ
ルを使用した以外は実施例1と同様に行なった。高い酸
素透過性と優れた表面の水濡れ性を有していることがわ
かった。結果を表1に示した。
ズ用ポリマーのフィルム状サンプルのかわりに、重合例
4で得られた眼用レンズ用ポリマーのフィルム状サンプ
ルを使用した以外は実施例1と同様に行なった。高い酸
素透過性と優れた表面の水濡れ性を有していることがわ
かった。結果を表1に示した。
ズ用ポリマーのフィルム状サンプルのかわりに、重合例
5で得られた眼用レンズ用ポリマーのフィルム状サンプ
ルを使用した以外は実施例1と同様に行なった。高い酸
素透過性と優れた表面の水濡れ性を有していることがわ
かった。結果を表1に示した。
ズ用ポリマーのフィルム状サンプルを50重量%硫酸水
溶液に15秒間浸漬した後、すぐに純水に浸漬し、さら
に純水でリンスした。1M水酸化ナトリウム水溶液中に
40℃で60分間浸漬した。次に純水に浸漬し、超音波
洗浄器による洗浄(5分間)を2回行なった。純水は洗
浄が終了する度に交換した。
温で24時間放置した。そして、このサンプルの純水に
対する動的接触角および酸素透過係数を測定した。高い
酸素透過性と優れた表面の水濡れ性を有していることが
わかった。結果を表1に示した。
眼用レンズ用ポリマーのフィルム状サンプルを、特別な
処理を施すことなく緩衝液Aに浸漬し、室温で24時間
放置した。
る動的接触角および酸素透過係数を測定した。これらの
サンプルは、高い酸素透過性を有していたが表面の水濡
れ性に劣っていた。結果を表1に示した。
用レンズ用ポリマーを特定の方法で製造することによっ
て、酸素透過性を大きく損なうことなく表面に高い水濡
れ性を付与することができる。本発明の製造方法で製造
された眼用レンズ用ポリマーは、コンタクトレンズ、眼
内レンズおよび人工角膜などの眼用レンズに好適に用い
られる。
Claims (8)
- 【請求項1】 シロキサニル基を有するモノマーを必須
の重合成分として含むポリマーを、5重量%〜100重
量%の無機酸溶液に接触させることを特徴とする眼用レ
ンズ用ポリマーの製造方法。 - 【請求項2】 前記無機酸溶液の濃度が30重量%〜1
00重量%であることを特徴とする請求項1記載の眼用
レンズ用ポリマーの製造方法。 - 【請求項3】 前記無機酸が、硫黄原子を含む酸素酸、
窒素原子を含む酸素酸およびリン原子を含む酸素酸から
選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項
1または2記載の眼用レンズ用ポリマーの製造方法。 - 【請求項4】 前記無機酸が、硫黄原子を含む酸素酸か
ら選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求
項1または2記載の眼用レンズ用ポリマーの製造方法。 - 【請求項5】 前記無機酸が硫酸であることを特徴とす
る請求項4記載の眼用レンズ用ポリマーの製造方法。 - 【請求項6】 前記ポリマーと該無機酸との接触時間
が、10分以内であることを特徴とする請求項1〜5の
いずれかに記載の眼用レンズ用ポリマーの製造方法。 - 【請求項7】 前記ポリマーを該無機酸溶液に接触させ
た後、塩基性条件下で処理することを特徴とする請求項
1〜6のいずれかに記載の眼用レンズ用ポリマーの製造
方法。 - 【請求項8】 前記シロキサニル基を有するモノマー
が、下記式(a)または下記式(b)で表されるモノマ
ーであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
載の眼用レンズ用ポリマーの製造方法。 【化1】 [式(a)および式(b)中、Aは下記式(A)で表さ
れる置換基を表す。Xは炭素炭素不飽和結合を有する基
を表す。Yは水素原子、置換されていてもよいアルキル
基および置換されていてもよいアリール基からなる群か
ら選ばれた置換基を表す。nは1〜10の整数を表
す。] 【化2】 [式(A)中、A1〜A11はそれぞれが互いに独立に水
素原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されて
いてもよいアリール基を表す。kは0〜200の整数を
表し、a、b、cはそれぞれが互いに独立に0〜20の
整数を表す。ただしk=a=b=c=0の場合は除
く。]
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|---|---|---|---|
| JP13898798A JP4103174B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 眼用レンズ用ポリマーの製造方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13898798A JP4103174B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 眼用レンズ用ポリマーの製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11326848A true JPH11326848A (ja) | 1999-11-26 |
| JP4103174B2 JP4103174B2 (ja) | 2008-06-18 |
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ID=15234845
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP13898798A Expired - Lifetime JP4103174B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 眼用レンズ用ポリマーの製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP4103174B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001323026A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-20 | Toray Ind Inc | モノマー、ポリマーおよび眼用レンズ |
| WO2006095750A1 (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-14 | Hoya Corporation | (メタ)アクリレート化合物およびその製造方法、(メタ)アクリレート系共重合体、(メタ)アクリレート系共重合体の製造方法ならびに軟性眼内レンズ |
| JP2010532417A (ja) * | 2007-06-29 | 2010-10-07 | 東レ株式会社 | 可溶性シリコーンプレポリマー |
-
1998
- 1998-05-20 JP JP13898798A patent/JP4103174B2/ja not_active Expired - Lifetime
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|---|---|---|---|---|
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| WO2006095750A1 (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-14 | Hoya Corporation | (メタ)アクリレート化合物およびその製造方法、(メタ)アクリレート系共重合体、(メタ)アクリレート系共重合体の製造方法ならびに軟性眼内レンズ |
| US7714090B2 (en) | 2005-03-09 | 2010-05-11 | Hoya Corporation | (Meth)acrylate compound and process for the production thereof, (meth)acrylate copolymer and process for the production of (meth)acrylate copolymer, and soft intraocular lens |
| JP5389355B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2014-01-15 | Hoya株式会社 | (メタ)アクリレート化合物およびその製造方法、(メタ)アクリレート系共重合体、(メタ)アクリレート系共重合体の製造方法ならびに軟性眼内レンズ |
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