JPH11329761A - 放電灯装置 - Google Patents
放電灯装置Info
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- JPH11329761A JPH11329761A JP12629298A JP12629298A JPH11329761A JP H11329761 A JPH11329761 A JP H11329761A JP 12629298 A JP12629298 A JP 12629298A JP 12629298 A JP12629298 A JP 12629298A JP H11329761 A JPH11329761 A JP H11329761A
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- JP
- Japan
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- ballast case
- core
- closed magnetic
- magnetic circuit
- gap
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- Y02B20/204—
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放電灯装置におけるバラストケースを薄型化
した場合に、性能の低下を防ぐ。 【解決手段】 バラストケース10内に収納されたスタ
ータトランス1のコア1aの断面積Sとバラストケース
10の内側高さHが、H≦−0.0015・S2+0.
54・S−11.49の関係を満たし、コアとして閉磁
路コア1aを用いた。また、閉磁路コア1aのギャップ
1cをバラストケース10内の中央側に設けた。
した場合に、性能の低下を防ぐ。 【解決手段】 バラストケース10内に収納されたスタ
ータトランス1のコア1aの断面積Sとバラストケース
10の内側高さHが、H≦−0.0015・S2+0.
54・S−11.49の関係を満たし、コアとして閉磁
路コア1aを用いた。また、閉磁路コア1aのギャップ
1cをバラストケース10内の中央側に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧放電灯を点灯
する放電灯装置に関し、特に車両の前照灯に用いて好適
なるものである。
する放電灯装置に関し、特に車両の前照灯に用いて好適
なるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧放電灯(以下、ランプとい
う)を車両用前照灯に適用し、バラスト(ランプの点灯
回路)によりランプを交流点灯させるようにしたものが
種々提案されている。ここで、ランプの点灯始動時に
は、スタータトランスを用いて20kV程度の電圧を
得、その20kV程度の電圧によりランプの電極間に容
量放電を生じさせてアークを形成し、その後安定点灯に
移行させるようにしている。
う)を車両用前照灯に適用し、バラスト(ランプの点灯
回路)によりランプを交流点灯させるようにしたものが
種々提案されている。ここで、ランプの点灯始動時に
は、スタータトランスを用いて20kV程度の電圧を
得、その20kV程度の電圧によりランプの電極間に容
量放電を生じさせてアークを形成し、その後安定点灯に
移行させるようにしている。
【0003】上記したバラストのケースは、前照灯のハ
ウジング外に配置されている。すなわち、図7に示すよ
うに、バラストケース10は、前照灯のハウジング11
の外側に取り付けられており、バラストケース10から
配線12を介してランプ13に電気的に接続されてい
る。なお、14はリフレクタである。
ウジング外に配置されている。すなわち、図7に示すよ
うに、バラストケース10は、前照灯のハウジング11
の外側に取り付けられており、バラストケース10から
配線12を介してランプ13に電気的に接続されてい
る。なお、14はリフレクタである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、バラ
ストケース10を前照灯のハウジング11の外側に取り
付けると、その取り付けのためのスペースをハウジング
11外に確保しなければならない。そこで、図8に示す
ように、バラストケース10を前照灯のハウジング11
内に配置することが考えられる。この場合、ハウジング
11内の狭いスペースに適合させるためには、バラスト
ケース10を薄型化する必要がある。
ストケース10を前照灯のハウジング11の外側に取り
付けると、その取り付けのためのスペースをハウジング
11外に確保しなければならない。そこで、図8に示す
ように、バラストケース10を前照灯のハウジング11
内に配置することが考えられる。この場合、ハウジング
11内の狭いスペースに適合させるためには、バラスト
ケース10を薄型化する必要がある。
【0005】しかしながら、バラストケース10を薄型
化すると、バラストケース10内に収納されているスタ
ータトランスの性能が低下するという問題が生じる。す
なわち、スタータトランスとしては、開磁路タイプのも
のが用いられており、バラストケース10は、電磁波を
シールドするためアルミニウムなどの導電体で構成され
ているため、バラストケース10を薄型化すると、漏れ
磁束が多くなり、大幅に性能が低下する。以下、この点
について説明する。
化すると、バラストケース10内に収納されているスタ
ータトランスの性能が低下するという問題が生じる。す
なわち、スタータトランスとしては、開磁路タイプのも
のが用いられており、バラストケース10は、電磁波を
シールドするためアルミニウムなどの導電体で構成され
ているため、バラストケース10を薄型化すると、漏れ
磁束が多くなり、大幅に性能が低下する。以下、この点
について説明する。
【0006】図9(a)に、スタータトランス1をバラ
ストケース10内に収納した状態を示す。また、図9
(b)に、図9(a)のD−D断面状態を示す。スター
タトランス1は、コア1aにコイル1bが巻かれた開磁
路タイプのもので、コイル1bには、図9(a)中の実
線の矢印で示す方向に電流が流れている。このとき、図
9(b)に示す矢印方向に磁束が形成されている。そし
て、巻線部有効磁束をφ1、バラストケース10内の磁
束をφ2、バラストケース10外に漏れる磁束をφ3と
すると、φ1=φ2+φ3となる。
ストケース10内に収納した状態を示す。また、図9
(b)に、図9(a)のD−D断面状態を示す。スター
タトランス1は、コア1aにコイル1bが巻かれた開磁
路タイプのもので、コイル1bには、図9(a)中の実
線の矢印で示す方向に電流が流れている。このとき、図
9(b)に示す矢印方向に磁束が形成されている。そし
て、巻線部有効磁束をφ1、バラストケース10内の磁
束をφ2、バラストケース10外に漏れる磁束をφ3と
すると、φ1=φ2+φ3となる。
【0007】このとき、バラストケース10内の総磁束
はφ1−φ2(=φ3)となり、導電体であるバラスト
ケース10には、φ1−φ2を打ち消す方向(図9
(a)中の点線の矢印で示す方向)に渦電流が流れる。
従って、スタータトランス1に有効な磁束は、約(φ1
−φ3)となり、バラストケース10の外への漏れ磁束
量に応じて性能が低下する。この場合、1次昇圧回路の
追加、充電用コンデンサ容量の増大等の対策をとらざる
を得ず、性能確保のためのコストアップが大きくなる。
はφ1−φ2(=φ3)となり、導電体であるバラスト
ケース10には、φ1−φ2を打ち消す方向(図9
(a)中の点線の矢印で示す方向)に渦電流が流れる。
従って、スタータトランス1に有効な磁束は、約(φ1
−φ3)となり、バラストケース10の外への漏れ磁束
量に応じて性能が低下する。この場合、1次昇圧回路の
追加、充電用コンデンサ容量の増大等の対策をとらざる
を得ず、性能確保のためのコストアップが大きくなる。
【0008】このような問題に対し、スタータトランス
1として閉磁路タイプのものを用いれば、上記した磁束
φ3の割合を減少させることができ、性能低下を防ぐこ
とができる。しかし、閉磁路タイプのものでも、磁気飽
和を防ぐために閉磁路コアにギャップが設けられている
ため、そのギャップ部分による漏れ磁束によって性能が
低下する場合があり得る。
1として閉磁路タイプのものを用いれば、上記した磁束
φ3の割合を減少させることができ、性能低下を防ぐこ
とができる。しかし、閉磁路タイプのものでも、磁気飽
和を防ぐために閉磁路コアにギャップが設けられている
ため、そのギャップ部分による漏れ磁束によって性能が
低下する場合があり得る。
【0009】本発明は上記問題に鑑みたもので、バラス
トケースを薄型化した場合に、コストアップとなること
なく性能低下を防ぐことを第1の目的とする。また、ス
タータトランストとして閉磁路タイプのものとした場合
に、性能低下が生じないようにすることを第2の目的と
する。
トケースを薄型化した場合に、コストアップとなること
なく性能低下を防ぐことを第1の目的とする。また、ス
タータトランストとして閉磁路タイプのものとした場合
に、性能低下が生じないようにすることを第2の目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記した閉
磁路タイプのものにおいて閉磁路コアのギャップ部分の
漏れ磁束評価を行った。ギャップ部分の磁路を計算する
方法として、簡単な幾何学的図形に限定するRoter
sのパーミアンス計算式がある。そこで、ギャップ部分
の磁路を、図10に示すように、5箇所に分けて考え
る。なお、図10において、(a)は斜視状態、(b)
は断面状態を示している。各磁路のパーミアンスP1〜
P5(P1は半円柱部分、P2は半中空円柱部分、P3
は4分球部分、P4は4分球殻、P5は対向部分におけ
る磁路のパーミアンス)は、空気の透磁率をμ0 とする
と、数式1〜数式5で表される。
磁路タイプのものにおいて閉磁路コアのギャップ部分の
漏れ磁束評価を行った。ギャップ部分の磁路を計算する
方法として、簡単な幾何学的図形に限定するRoter
sのパーミアンス計算式がある。そこで、ギャップ部分
の磁路を、図10に示すように、5箇所に分けて考え
る。なお、図10において、(a)は斜視状態、(b)
は断面状態を示している。各磁路のパーミアンスP1〜
P5(P1は半円柱部分、P2は半中空円柱部分、P3
は4分球部分、P4は4分球殻、P5は対向部分におけ
る磁路のパーミアンス)は、空気の透磁率をμ0 とする
と、数式1〜数式5で表される。
【0011】
【数1】P1=2・0.26・μ0 ・(a+b)
【0012】
【数2】P2=2・μ0 ・(a+b)/π・ln(1+
2・X/g)
2・X/g)
【0013】
【数3】P3=4・0.077・μ0 ・g
【0014】
【数4】P4=μ0 ・X
【0015】
【数5】P5=μ0 ・a・b/g 各磁路を通る磁束の割合は、各磁路が並列につながって
いるとすると、上記パーミアンスの比率に比例する。こ
こで、バラストケース10を薄型化した場合、最外殻と
なるP2、P4部分がバラストケース10外を通るよう
になり、性能低下を磁束比率で見積もることができる。
この場合、その性能低下の見積もりはXの取り方によっ
て左右されるが、Xとしては漏れ磁束として影響がでる
最大値20mmに設定した。また、ギャップの大きさg
が大きくなると、P1、P3部分の磁束も漏れ磁束とな
り、更に性能低下が大きくなる。g≫a、bとすれば、
性能低下割合がほぼ飽和し、開磁路での性能低下を見積
もることもできる。
いるとすると、上記パーミアンスの比率に比例する。こ
こで、バラストケース10を薄型化した場合、最外殻と
なるP2、P4部分がバラストケース10外を通るよう
になり、性能低下を磁束比率で見積もることができる。
この場合、その性能低下の見積もりはXの取り方によっ
て左右されるが、Xとしては漏れ磁束として影響がでる
最大値20mmに設定した。また、ギャップの大きさg
が大きくなると、P1、P3部分の磁束も漏れ磁束とな
り、更に性能低下が大きくなる。g≫a、bとすれば、
性能低下割合がほぼ飽和し、開磁路での性能低下を見積
もることもできる。
【0016】このようにしてギャップ部分の漏れ磁束評
価を行い、性能低下についてコアの断面積S(mm2 )
とバラストケース10の内側高さH(mm)の関係につ
いて調べた。なお、コア断面積Sとバラストケース内側
高さHを図11に示す。コア断面積Sを一定とした場
合、バラストケース内側高さHが小さくなるほど性能が
低下し、逆にバラストケース内側高さHを一定とした場
合、コア断面積Sが大きくなるほど、性能が低下する。
価を行い、性能低下についてコアの断面積S(mm2 )
とバラストケース10の内側高さH(mm)の関係につ
いて調べた。なお、コア断面積Sとバラストケース内側
高さHを図11に示す。コア断面積Sを一定とした場
合、バラストケース内側高さHが小さくなるほど性能が
低下し、逆にバラストケース内側高さHを一定とした場
合、コア断面積Sが大きくなるほど、性能が低下する。
【0017】図12に、gが十分大きい場合、すなわち
ほぼ開磁路となる場合において、漏れ磁束により性能が
10%低下するときの、コア断面積Sとバラストケース
内側高さHの境界線を示す。この境界線は、H=−0.
0015・S2 +0.54・S−11.49で表され
る。そして、この境界線の下側部分は、開磁路タイプで
は性能低下が大きく、閉磁路タイプでなければ性能確保
が困難なことを示している。従って、請求項1に記載し
たように、H≦−0.0015・S2 +0.54・S−
11.49の関係を満たせば、閉磁路タイプのものとし
て、コストアップとなることなく性能低下を防ぐことが
できる。
ほぼ開磁路となる場合において、漏れ磁束により性能が
10%低下するときの、コア断面積Sとバラストケース
内側高さHの境界線を示す。この境界線は、H=−0.
0015・S2 +0.54・S−11.49で表され
る。そして、この境界線の下側部分は、開磁路タイプで
は性能低下が大きく、閉磁路タイプでなければ性能確保
が困難なことを示している。従って、請求項1に記載し
たように、H≦−0.0015・S2 +0.54・S−
11.49の関係を満たせば、閉磁路タイプのものとし
て、コストアップとなることなく性能低下を防ぐことが
できる。
【0018】また、閉磁路タイプにてスタータトランス
を構成した場合、そのスタータトランス1は20kV程
度の電圧を発生させる高圧部となるため、バラストケー
ス10内でも中央部に配置することができない。このた
め、スタータトランス1をバラストケース10内の端部
に配置することになるが、この場合にギャップ部分での
漏れ磁束がバラストケース10内の側壁と鎖交すると、
性能が低下する。
を構成した場合、そのスタータトランス1は20kV程
度の電圧を発生させる高圧部となるため、バラストケー
ス10内でも中央部に配置することができない。このた
め、スタータトランス1をバラストケース10内の端部
に配置することになるが、この場合にギャップ部分での
漏れ磁束がバラストケース10内の側壁と鎖交すると、
性能が低下する。
【0019】そこで、請求項2に記載の発明において
は、バラストケース10内の対向する両側壁の一方側に
偏ってスタータトランス1が配置され、閉磁路コアのう
ち両側壁の他方側の位置に閉磁路コアのギャップが設け
られていることを特徴としている。この場合、両側壁の
他方側においては、バラストケース10内の側壁から離
れているため、ギャップ部分での漏れ磁束がバラストケ
ース10内の側壁と鎖交するのを少なくし、性能低下を
防ぐことができる。
は、バラストケース10内の対向する両側壁の一方側に
偏ってスタータトランス1が配置され、閉磁路コアのう
ち両側壁の他方側の位置に閉磁路コアのギャップが設け
られていることを特徴としている。この場合、両側壁の
他方側においては、バラストケース10内の側壁から離
れているため、ギャップ部分での漏れ磁束がバラストケ
ース10内の側壁と鎖交するのを少なくし、性能低下を
防ぐことができる。
【0020】また、請求項3に記載の発明においては、
バラストケース10の長手方向の一方側に偏ってスター
タトランス1が配置され、閉磁路コアのうち長手方向の
他方側の位置に閉磁路コアのギャップが設けられている
ことを特徴としている。この場合も、閉磁路コアのギャ
ップをバラストケース10内の側壁から離れた位置に置
くことができるため、性能低下を防ぐことができる。
バラストケース10の長手方向の一方側に偏ってスター
タトランス1が配置され、閉磁路コアのうち長手方向の
他方側の位置に閉磁路コアのギャップが設けられている
ことを特徴としている。この場合も、閉磁路コアのギャ
ップをバラストケース10内の側壁から離れた位置に置
くことができるため、性能低下を防ぐことができる。
【0021】また、請求項4に記載の発明においては、
閉磁路コアの断面積をS(mm2 )、閉磁路コアのギャ
ップの大きさをg(mm)としたとき、バラストケース
の内壁と閉磁路コアのギャップとの間のクリアランスL
(mm)が、L≧28.2・e-0.075(S/g) の関係を満
たしていることを特徴としている。クリアランスLを上
記した関係とすることにより、ギャップ部分での漏れ磁
束がバラストケース10内の側壁と鎖交するのを少なく
し、性能低下を防ぐことができる。
閉磁路コアの断面積をS(mm2 )、閉磁路コアのギャ
ップの大きさをg(mm)としたとき、バラストケース
の内壁と閉磁路コアのギャップとの間のクリアランスL
(mm)が、L≧28.2・e-0.075(S/g) の関係を満
たしていることを特徴としている。クリアランスLを上
記した関係とすることにより、ギャップ部分での漏れ磁
束がバラストケース10内の側壁と鎖交するのを少なく
し、性能低下を防ぐことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態を示
す放電灯装置におけるバラストの部分断面構成を示す。
(a)は(b)のA−A断面を示し、(b)は(a)の
B−B断面を示している。この実施形態においては、ア
ルミニウムで構成されたバラストケース10が図8に示
すように前照灯のハウジング11内に配置されている。
バラストケース10内には、ランプ13を点灯させるた
めの種々の電気部品が収納されており、図1にはスター
タトランス1の部分のみ断面状態で示している。
す放電灯装置におけるバラストの部分断面構成を示す。
(a)は(b)のA−A断面を示し、(b)は(a)の
B−B断面を示している。この実施形態においては、ア
ルミニウムで構成されたバラストケース10が図8に示
すように前照灯のハウジング11内に配置されている。
バラストケース10内には、ランプ13を点灯させるた
めの種々の電気部品が収納されており、図1にはスター
タトランス1の部分のみ断面状態で示している。
【0023】スタータトランス1は、閉磁路コア1aと
コイル1bから構成されており、閉磁路コア1aには、
ギャップ1cが設けられている。本実施形態では、閉磁
路コア1aとして断面積Sが約120mm2 となるもの
を用い、バラストケース10として内側高さHが約17
mmとなるものを用いている。この場合、コア断面積S
とバラストケース内側高さHは、H≦−0.0015・
S2 +0.54・S−11.49の関係を満たしている
ため、スタータトランス1としては閉磁路タイプのもの
でなければ十分な性能が得られないものとなっている。
コイル1bから構成されており、閉磁路コア1aには、
ギャップ1cが設けられている。本実施形態では、閉磁
路コア1aとして断面積Sが約120mm2 となるもの
を用い、バラストケース10として内側高さHが約17
mmとなるものを用いている。この場合、コア断面積S
とバラストケース内側高さHは、H≦−0.0015・
S2 +0.54・S−11.49の関係を満たしている
ため、スタータトランス1としては閉磁路タイプのもの
でなければ十分な性能が得られないものとなっている。
【0024】また、スタータトランス1は高圧部である
ため、バラストケース10内における端部、直方体であ
るバラストケース10内の長手方向の一方側(言い換え
ればバラストケース10内の対向する両側壁10a、1
0bの一方の側壁10a側)に偏った位置に配置されて
いる。ここで、閉磁路コア1aのうち中央側、すなわち
バラストケース10内の長手方向の他方側(言い換えれ
ば他方の側壁10b側)の位置にギャップ1cが設けら
れている。このことによって、ギャップ1cの漏れ磁束
がバラストケース10に鎖交しないようにすることがで
き、性能低下を防止することができる。
ため、バラストケース10内における端部、直方体であ
るバラストケース10内の長手方向の一方側(言い換え
ればバラストケース10内の対向する両側壁10a、1
0bの一方の側壁10a側)に偏った位置に配置されて
いる。ここで、閉磁路コア1aのうち中央側、すなわち
バラストケース10内の長手方向の他方側(言い換えれ
ば他方の側壁10b側)の位置にギャップ1cが設けら
れている。このことによって、ギャップ1cの漏れ磁束
がバラストケース10に鎖交しないようにすることがで
き、性能低下を防止することができる。
【0025】すなわち、スタータトランス1をバラスト
ケース10内の端部に配置する場合、図2、図3に示す
ように、閉磁路コア1aのギャップ1cをバラストケー
ス10内の端部側に設けるものが考えられるが、この場
合には、ギャップ1cの漏れ磁束がバラストケース10
に鎖交するため、性能が低下してしまうことになる。こ
れに対し、図1に示すように、閉磁路コア1aのギャッ
プ1cをバラストケース10内の中央側に設けた場合に
は、ギャップ1cが側壁10a、10bから離れた位置
に設けられるため、ギャップ1cの漏れ磁束がバラスト
ケース10に鎖交するのが少なくなり、従って性能低下
を防止することができる。
ケース10内の端部に配置する場合、図2、図3に示す
ように、閉磁路コア1aのギャップ1cをバラストケー
ス10内の端部側に設けるものが考えられるが、この場
合には、ギャップ1cの漏れ磁束がバラストケース10
に鎖交するため、性能が低下してしまうことになる。こ
れに対し、図1に示すように、閉磁路コア1aのギャッ
プ1cをバラストケース10内の中央側に設けた場合に
は、ギャップ1cが側壁10a、10bから離れた位置
に設けられるため、ギャップ1cの漏れ磁束がバラスト
ケース10に鎖交するのが少なくなり、従って性能低下
を防止することができる。
【0026】なお、閉磁路コア1aのギャップ1cとし
ては、図4に示すように、バラストケース10内の中央
側に2箇所設けたものであってもよい。また、バラスト
ケース10内の長手方向の他方側、すなわち側壁10b
側にギャップ1cを設ければ、バラストケース10内の
広いスペースを利用して漏れ磁束がバラストケース10
に鎖交しないようにすることができるが、スタータトラ
ンス1をバラストケース10内の対向する両側壁10
c、10dの一方の側壁側に偏った位置に配置される場
合には、その他方の側壁側に設けるようにすることもで
きる。
ては、図4に示すように、バラストケース10内の中央
側に2箇所設けたものであってもよい。また、バラスト
ケース10内の長手方向の他方側、すなわち側壁10b
側にギャップ1cを設ければ、バラストケース10内の
広いスペースを利用して漏れ磁束がバラストケース10
に鎖交しないようにすることができるが、スタータトラ
ンス1をバラストケース10内の対向する両側壁10
c、10dの一方の側壁側に偏った位置に配置される場
合には、その他方の側壁側に設けるようにすることもで
きる。
【0027】また、磁気回路の構成上あるいは製造上の
制約から、図2に示すように、ギャップ1cをバラスト
ケース10内の端部側、すなわち側壁10b側に設けざ
るを得ない場合がある。この場合も以下の検討を行うこ
とによって、性能低下を防止することができる。図2の
ようにバラストケース10壁側にギャップがあると、図
2のC−C断面を示す図5において、特に壁側のP2、
P4領域での性能低下が大きくなる。そして、数式1〜
数式5を用いて、種々のコア断面積Sとギャップの大き
さgについて計算を行い、性能低下を算出すると、図6
のようになる。
制約から、図2に示すように、ギャップ1cをバラスト
ケース10内の端部側、すなわち側壁10b側に設けざ
るを得ない場合がある。この場合も以下の検討を行うこ
とによって、性能低下を防止することができる。図2の
ようにバラストケース10壁側にギャップがあると、図
2のC−C断面を示す図5において、特に壁側のP2、
P4領域での性能低下が大きくなる。そして、数式1〜
数式5を用いて、種々のコア断面積Sとギャップの大き
さgについて計算を行い、性能低下を算出すると、図6
のようになる。
【0028】この図6は、横軸がS(mm2 )/g(m
m)で、縦軸がバラストケース10の内壁とギャップ1
cとの間のクリアランスL(mm)を示すもので、必要
なクリアランスLはS/gに支配的で、このことはギャ
ップ1cの磁気抵抗(=S/μg:漏れ磁束を考慮しな
いP5領域)が大きくなれば、漏れ磁束の割合が大きく
なり、その結果、バラストケース10とのクリアランス
が必要なことを示している。
m)で、縦軸がバラストケース10の内壁とギャップ1
cとの間のクリアランスL(mm)を示すもので、必要
なクリアランスLはS/gに支配的で、このことはギャ
ップ1cの磁気抵抗(=S/μg:漏れ磁束を考慮しな
いP5領域)が大きくなれば、漏れ磁束の割合が大きく
なり、その結果、バラストケース10とのクリアランス
が必要なことを示している。
【0029】そして、この図6から分かるように、L≧
28.2・e-0.075(S/g) の関係を満たしていれば、性
能低下を10%以下に抑えることができる。
28.2・e-0.075(S/g) の関係を満たしていれば、性
能低下を10%以下に抑えることができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す放電灯装置における
バラストの部分断面構成を示す図である。
バラストの部分断面構成を示す図である。
【図2】閉磁路コア1aのギャップ1cをバラストケー
ス10内の端部側に設けた例を示す図である。
ス10内の端部側に設けた例を示す図である。
【図3】閉磁路コア1aのギャップ1cをバラストケー
ス10内の端部側に設けた他の例を示す図である。
ス10内の端部側に設けた他の例を示す図である。
【図4】閉磁路コア1aのギャップ1cをバラストケー
ス10内の中央側に設けた他の例を示す図である。
ス10内の中央側に設けた他の例を示す図である。
【図5】図2中のC−C断面状態を示す図である。
【図6】コア断面積S/ギャップの大きさgに対するク
リアランスLの関係を示す図である。
リアランスLの関係を示す図である。
【図7】従来のバラストケース10の取り付け位置を示
す図である。
す図である。
【図8】本発明の一実施形態におけるバラストケース1
0の取り付け位置を示す図である。
0の取り付け位置を示す図である。
【図9】従来のものにおいて、スタータトランス1をバ
ラストケース10内に収納した状態を示す図である。
ラストケース10内に収納した状態を示す図である。
【図10】閉磁路コアのギャップ部分の漏れ磁束評価を
行う場合の説明図である。
行う場合の説明図である。
【図11】コア断面積Sとバラストケース内側高さHを
説明するための説明図である。
説明するための説明図である。
【図12】コア断面積Sとバラストケース内側高さHの
関係を示す図である。
関係を示す図である。
1…スタータトランス、1a…閉磁路コア、1b…コイ
ル、1c…ギャップ、10…バラストケース、11…前
照灯のハウジング、12…配線、13…ランプ、14…
リフレクタ。
ル、1c…ギャップ、10…バラストケース、11…前
照灯のハウジング、12…配線、13…ランプ、14…
リフレクタ。
フロントページの続き (72)発明者 野寄 靖史 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 舟山 友幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 スタータトランスをバラストケース内に
収納してなる放電灯装置において、 前記スタータトランスのコアとして閉磁路コアを用い、
前記バラストケースの内側の高さH(mm)と前記閉磁
路コアの断面積S(mm2 )が、 H≦−0.0015・S2 +0.54・S−11.49 の関係を満たしていることを特徴とする放電灯装置。 - 【請求項2】 スタータトランスをバラストケース内に
収納してなる放電灯装置において、 前記スタータトランスのコアとして閉磁路コアを用い、 前記バラストケース内の対向する両側壁の一方側に偏っ
て前記スタータトランスが配置されており、 前記閉磁路コアのうち前記両側壁の他方側の位置に前記
閉磁路コアのギャップが設けられていることを特徴とす
る放電灯装置。 - 【請求項3】 スタータトランスを直方体のバラストケ
ース内に収納してなる放電灯装置において、 前記スタータトランスのコアとして閉磁路コアを用い、 前記バラストケース内において前記バラストケースの長
手方向の一方側に偏って前記スタータトランスが配置さ
れており、 前記閉磁路コアのうち長手方向の他方側の位置に前記閉
磁路コアのギャップが設けられていることを特徴とする
放電灯装置。 - 【請求項4】 スタータトランスをバラストケース内に
収納してなる放電灯装置において、 前記スタータトランスのコアとして閉磁路コアを用い、 前記閉磁路コアの断面積をS(mm2 )、前記閉磁路コ
アのギャップの大きさをg(mm)としたとき、前記バ
ラストケースの内壁と前記閉磁路コアのギャップとの間
のクリアランスL(mm)が、L≧28.2・e
-0.075(S/g) の関係を満たしていることを特徴とする放
電灯装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12629298A JPH11329761A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 放電灯装置 |
| DE69916668T DE69916668T2 (de) | 1998-05-08 | 1999-05-05 | Zündtransformator für Gasentadungslampe |
| EP99108914A EP0955793B1 (en) | 1998-05-08 | 1999-05-05 | Discharge lamp apparatus |
| US09/304,840 US6232728B1 (en) | 1998-05-08 | 1999-05-05 | Discharge lamp apparatus |
| EP02023984A EP1278403B1 (en) | 1998-05-08 | 1999-05-05 | Starter transformer for discharge lamp |
| DE69915164T DE69915164T2 (de) | 1998-05-08 | 1999-05-05 | Gerät für eine Entladungslampe |
| US09/770,194 US6441713B1 (en) | 1998-05-08 | 2001-01-29 | Discharge lamp apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12629298A JPH11329761A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 放電灯装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11329761A true JPH11329761A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=14931605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12629298A Pending JPH11329761A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 放電灯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11329761A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6688917B2 (en) | 2001-10-30 | 2004-02-10 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Power output control apparatus |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP12629298A patent/JPH11329761A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6688917B2 (en) | 2001-10-30 | 2004-02-10 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Power output control apparatus |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031218 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040113 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040312 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040608 |