JPH11330868A - フィ―ドフォワ―ド線形化装置 - Google Patents
フィ―ドフォワ―ド線形化装置Info
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Abstract
び等化を行う効果的なディジタル信号処理技術を用いた
フィードフォワード線形化器を実現する。 【解決手段】 フィードフォワード線形化器60は、信
号キャンセル回路86およびエラーキャンセル回路88
を有する。信号キャンセル回路86は、タップ遅延線に
より所定の時間遅延だけ入力信号を遅延させて入力信号
を何通りかに遅延した遅延バージョンを生成し、タップ
係数で重みづけした後、足し合わせてパワー増幅器62
に供給する。タップ係数は、信号キャンセルループの上
側と下側のブランチを通る信号が整合するとともにパワ
ー増幅器62の出力信号が等化されるように導出され
る。一方、エラーキャンセル回路88もタップ遅延線を
有するが、タップ係数は、エラーキャンセル回路88の
上側と下側のブランチを通る信号が整合するように導出
される。
Description
器に関し、特に、同時線形化、等化および遅延整合を実
行するためにディジタル信号処理技術を用いたフィード
フォワード線形化器を有する増幅器に関する。
ョンでは、パワー増幅器が、高周波信号を増幅するため
に用いられる。RF増幅器は、かなり高い出力パワーを
提供するようにバイアスされるため、ある程度の非線形
応答を示す。その結果、出力信号パワーの増大に応じ
て、このようなRF増幅器は相互変調(IM(intermodu
lation))成分を生成し、この成分は、所望の周波数帯
域外の周波数を有することがある。
の解決法は、それぞれ所定のキャリア信号を増幅するよ
うに設定された複数の増幅器を使用することである。例
えば、移動通信環境では、基地局は、時分割多元接続
(TDMA)方式に従って、あるいは、符号分割多元接
続(CDMA)方式に従って、複数のキャリア信号を送
信する。TDMA方式における各キャリア周波数は、指
定可能なセル内のユーザのうちの1つに対応する。ま
た、CDMA方式における各擬似コードは、指定可能な
セル内のユーザのうちの1つに対応する。基地局は、対
応するセル内の多くのユーザと通信しなければならない
ため、相互変調(IM)成分は、ユーザ数とともに増大
する。従って、各キャリア信号に対して別々の増幅器を
使用することにより、相互変調(IM)成分の発生はか
なり除去される。しかし、このアプローチはコストがか
かり、多くのアプリケーションで商用可能でない。
うなアナログ線形化器を使用することである。線形化器
10の動作を説明するため、2トーン信号が線形化器に
入力されると仮定する。基本的には、周波数成分22に
よって表される無線周波数信号が、パワー増幅器12に
供給される。増幅器12は、その非線形応答特性によ
り、追加の相互変調(IM)周波数成分24を生成す
る。信号成分22′は、信号成分22を増幅したものに
対応する。線形化器10の機能は、以下でさらに詳細に
説明するように、周波数成分24をほぼ除去することで
ある。
と、それに接続されたエラーキャンセル回路28を含
む。信号キャンセル回路26は、パワー増幅器12を含
む上側ブランチと、線形化器の入力信号を遅延素子15
を通じて加算器16の入力ポートに供給する下側ブラン
チを有する。加算器16のもう一方の入力ポートは、減
衰器14を通じて、パワー増幅器12によって生成され
た出力信号を受け取るように構成される。その結果、加
算器16の出力ポートは、相互変調(IM)周波数成分
24を減衰させたものに相当する信号成分24′を出力
する。遅延素子15の目的は、下側ブランチを通じて加
算器16に供給される入力信号が上側ブランチを通じて
供給される入力信号と整合することを保証することであ
る。
ンチを有し、この上側ブランチは、増幅器12によって
生成された出力信号を遅延素子17を通じて加算器20
に供給するように構成される。エラーキャンセル回路2
8の下側ブランチは、増幅器18を有し、この増幅器1
8は、減衰させた相互変調成分24′を受け取るように
構成される。増幅器18は、信号24′の増幅したもの
を生成し、これは相互変調成分24にほぼ等しい。その
結果、加算器20の出力ポートは、増幅器によって引き
起こされる歪みのない信号成分22を出力する。遅延素
子17の目的は、下側ブランチを通じて供給される信号
が上側ブランチで供給される直接の信号と整合すること
を保証することである。
ード線形化器はいくつかの欠点を有する。例えば、これ
は、信号変化に適応することができない。さらに、マイ
クロ波周波数レンジにおける広帯域入力信号の場合、遅
延素子15および17の遅延を調整することは困難であ
る。小さい遅延不整合でも重大な信号歪みを生じること
がある。2つのキャンセル回路の上側と下側のブランチ
の間の遅延整合を行うために、動作中に試行錯誤により
信号を整合させようとするいくつかの線形化器が提案さ
れている。これらの線形化器は、目的とする遅延整合を
達成するために遅延調整器を使用する。しかし、試行錯
誤アプローチでは、制限された精度しか得られず、許容
できない出力信号応答を生じることもある。
ワー増幅器12の帯域幅は比較的小さい。広い帯域幅に
対応する増幅器は高価である。従って、動作周波数を増
大させるには、パワー増幅器の周波数応答がほぼ平坦に
なるように、パワー増幅器の等化が必要となる。従来の
フィードフォワード線形化器は、遅延不整合によって引
き起こされる線形歪みおよびパワー増幅器によって引き
起こされる非線形歪みをすべてエラーキャンセルループ
の補助増幅器へ送っている。補助増幅器は、A級増幅器
として設計される。補助増幅器自体によって生成される
歪みは回復不可能である。従って、高いパワー入力を扱
う高精度のA級増幅器がエラーキャンセルループに必要
とされるが、これは高価であり、設計が困難である。
り、相互変調成分を抑圧するために遅延整合および等化
を行う効果的なディジタル信号処理技術を用いたフィー
ドフォワード線形化器が必要とされている。
ば、フィードフォワード線形化器は、信号キャンセル回
路およびエラーキャンセル回路を有する。信号キャンセ
ル回路は、タップ付き遅延線(タップ遅延線)を有す
る。タップ遅延線は、入力信号を何通りかに遅延したも
の(遅延バージョン)を生成するように所定の時間遅延
だけ入力信号を遅延させる。入力信号の各遅延バージョ
ンは、タップ係数で重みづけされる。重みづけされた信
号は、次に、足し合わされてパワー増幅器に供給され
る。タップ係数は、信号キャンセルループの上側と下側
のブランチを通る信号が整合するとともにパワー増幅器
の出力信号が等化されるように、導出される。
を有する。このタップ遅延線は、エラーキャンセル入力
信号(エラーキャンセル回路へのエラー信号)を何通り
かに遅延したもの(遅延バージョン)を生成するように
所定の時間遅延だけエラーキャンセル回路へのエラー信
号を遅延させる。エラーキャンセル入力信号の各遅延バ
ージョンは、タップ係数で重みづけされる。重みづけさ
れた信号は、次に、足し合わされて補助増幅器に供給さ
れる。エラーキャンセル回路におけるタップ係数は、エ
ラーキャンセル回路の上側と下側のブランチを通る信号
が整合するように、導出される。
は、補助増幅器に対する等化がほとんど行われないよう
に導出される。
広帯域パワー増幅器フィードフォワード線形化器60を
示す。ただし、本発明の技術的範囲はこれに限定される
ものではない。
ープ)86およびエラーキャンセルループ(回路)88
を有する。キャンセル回路86および88はそれぞれ、
2個のブランチを有する。すなわち、まず、信号キャン
セル回路86は増幅器62を含む第1信号キャンセルブ
ランチを有し、増幅器62は、タップ遅延回路120を
通じて、入力信号Vmを受け取るように構成される。入
力信号Vmは、信号スプリッタ122および遅延素子1
24を通じて第2信号キャンセルブランチへも送られ
る。
号Vaを生成し、スプリッタ90を通じて、減衰率rの
減衰器64に接続される。減衰器64の出力ポートは加
算器68に接続される。加算器68のもう1つの入力ポ
ートは、第2信号キャンセルブランチの遅延素子124
を通じて入力信号Vmを受け取るように構成される。加
算器68の出力ポートは、エラー信号Vdをエラーキャ
ンセル回路88に出力する。
Vmが信号キャンセルループの第1および第2のブラン
チを通じて加算器68に入力される時刻の間の小さい遅
延不整合でも、線形化器の性能における大きな劣化を引
き起こすことがある。このために、タップ遅延回路12
0を用いて、本発明の一実施例による遅延整合および等
化を行う。
112を有する。これらは、信号V mに所定の遅延τを
与えるように構成される。すなわち、まず、タップ遅延
素子112aの入力ポートは、入力信号Vmを受け取る
ように構成される。タップ遅延素子112aの出力ポー
トは、後続のタップ遅延素子112bの入力ポートに接
続される、などとなる。以下でさらに詳細に説明するよ
うに、タップ遅延素子の数は、とりわけ、遅延不整合τ
(α)に依存する。(なお、本明細書中では、電子化の
都合により、τに下付き添字としてαを付けた記号と、
τ(α)とは同じものを指す。)τ(α)は、信号キャ
ンセル回路の上側と下側のブランチ間の遅延差である。
び96のような複数の乗算器を有する。これらは、信号
Vm、入力信号Vmが遅延素子112aによって遅延され
た後の入力信号Vmの第1遅延バージョン、および、入
力信号Vmが遅延素子112bによって遅延された後の
入力信号Vmの第2遅延バージョン、などを受け取るよ
うに構成される。各乗算器は、タップ係数αiを受け取
るように構成される。ただし、iは、Vmの遅延バージ
ョンを乗算器に供給するタップ遅延素子の番号に関連す
るインデックスである。乗算器92、94および96の
出力ポートは加算器130に接続される。加算器130
の出力ポートは、パワー増幅器62の入力ポートに接続
される。
プリッタ90を通じて、線形化器60の第1エラーキャ
ンセルブランチにも接続される。第1エラーキャンセル
ブランチは、遅延素子132およびエラーキャンセル加
算器74を有する。エラーキャンセル加算器74は、一
方の入力ポートで、信号Vaの遅延バージョンを受け取
るように構成される。線形化器60の第2エラーキャン
セルブランチは、タップ遅延回路134を有する。これ
は、その入力ポートで、エラー信号Vdを受け取るよう
に構成される。タップ遅延回路134の出力ポートは、
補助増幅器72の入力ポートに接続される。補助増幅器
72の出力ポートは、加算器74のもう一方の入力ポー
トに接続される。本発明の一実施例によれば、加算器7
4の出力ポートは、線形化器60の出力信号を出力す
る。
よび104のような複数の乗算器を有する。これらは、
エラー信号Vd、入力信号Vdが遅延素子108aによっ
て遅延された後の入力信号Vdの第1遅延バージョン、
および、入力信号Vdが遅延素子108bによって遅延
された後の入力信号Vdの第2遅延バージョンを受け取
るように構成される。各乗算器は、タップ係数βiを受
け取るように構成される。ただし、iは、Vdの遅延バ
ージョンを乗算器に供給するタップ遅延素子の番号に関
連するインデックスである。乗算器98、102および
104の出力ポートは加算器70に接続される。加算器
70の出力ポートは、補助増幅器72の入力ポートに接
続される。
は、入力信号Vm、エラー信号Vd、および出力信号Vo
を受け取るように構成される。本発明の一実施例によれ
ば、図2のBに示したディジタル信号プロセッサはダウ
ンコンバータ回路84を有し、これは、信号Vm、Vd、
およびVoの周波数レンジをベースバンド周波数レンジ
へシフトするように構成されるが、本発明の技術的範囲
はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の別
の実施例によれば、別のダウンコンバータ回路がまず周
波数をベースバンドレンジへシフトした後、そのダウン
コンバートされた信号をディジタル信号プロセッサ76
に供給する。
は、アナログ−ディジタルコンバータ(A/D)192
を通じて、ディジタル信号処理回路(DSP)80に接
続される。信号処理回路80は、タップ係数αiおよび
βiを生成するのに必要な計算を実行し、それらをそれ
ぞれマルチプレクサ(MUX)140および142を通
じてタップ遅延回路120および134に供給するよう
に構成される。
プ遅延回路120の構成は、信号キャンセル回路におい
て遅延整合および等化を同時に行う。また、タップ遅延
回路134の構成は、エラーキャンセル回路における遅
延整合を行う。
ことができる。
タップ係数であり、1/Tはディジタル信号プロセッサ
76の能力によって決定されるサンプリングレートであ
り、τは各タップ遅延素子112のタップ遅延である。
本発明の一実施例によれば、タップ遅延は、等化を実現
するように、入力信号帯域幅に反比例するように選択さ
れる。注意すべき点であるが、広帯域入力信号Vmの場
合、Tはτよりもずっと大きい。本発明の一実施例によ
れば、ディジタル信号プロセッサ76は、時刻t=kT
−iτにおいてL+1個のVmのサンプルを受け取る。
ただし、各サンプリングにおいてi=0,1,...,L
である。ディジタル信号処理回路80は、最小平均2乗
(LMS)アルゴリズムを用いて、次の漸化式に基づい
てタップ係数αiを計算する。
り、Vm *は入力信号Vmの複素共役である。(なお、本
明細書中では、電子化の都合により、μに下付き添字と
してαを付けた記号と、μ(α)とは同じものを指
す。)注意すべき点であるが、係数αiは、エラー信号
Vd(kT)が、入力信号およびその遅延バージョンVm
(kT−iτ)(i=0,1....,L)とほとんど相
関がなくなるように導出される。以下でさらに詳細に説
明するように、最小平均2乗アルゴリズムによる方程式
(2)の解は、遅延整合および等化の両方を同時に与え
る。
成分に逆畳込み(deconvolve)することが可能である。第
1の成分α{d,i}は、パワー増幅器62が等化を必要と
しないときの所望のタップ係数であり、第2の成分α
{e,i}は、信号キャンセル回路86の2つのブランチ間
に遅延不整合がないときの所望のタップ係数である。ま
た、遅延整合が必要な場合、2つのブランチ間の遅延差
はτ(α)であると仮定する。
整して、余分の遅延τ(α)を生じているブランチでな
いほうのブランチに遅延τ(α)を導入して、2つのブ
ランチ間に存在する遅延を補償することである。そのた
め、遅延タップ素子のインパルス応答はδ(t+τ
(α))であることが望ましい。ただし、δ(・)はイ
ンパルス関数である。δ(t+τ(α))の周波数応答
はexp(−j2πfτ(α))である。ただし、fは
周波数を表す。考慮対象のすべての信号は帯域制限され
た信号であるため、周波数応答は、タップ遅延線の性能
に影響を及ぼすことなく、ウィンドウ(窓関数)によっ
て打ち切る(truncate)ことが可能である。打ち切られた
周波数応答は、exp(−j2πfτ(α))Π(f/
fc)と書くことができる。ただし、fcは信号の帯域幅
であり、Π(・)は、|x|<1/2の場合にΠ(x)
=1で、その他の場合にΠ(x)=0として定義される
方形関数である。Π(f/fc)のフーリエ逆変換は
(1/τ)sinc(t/τ)に等しい。ただし、τは
1/fcとして定義され、各タップ遅延素子112にお
けるタップ遅延量であり、sinc(x)=(sin
πx)/πxである。従って、exp(−j2πfτ
(α))Π(f/fc)のフーリエ逆変換は(1/τ)
sinc((t+τ(α))/τ)に等しく、これは、
サンプリング後は、sinc(i+τ(α)/τ)に比
例する。従って、パワー増幅器62が等化を必要としな
いと仮定すると、遅延整合に対する最適なタップ係数は
次式で与えられる。
のブランチ間の遅延差である。遅延不整合がない場合の
等化に対する最適タップ係数αe,iは、パワー増幅器6
2の特性および動作レンジによって決定される。遅延回
路120の前タップ係数は、αd,iとαe,iの畳込みとし
て得られる。
τ(α)/τの比に依存する。すなわち、この比が整数
に近い場合、αd,iは、|i|の増大とともに急速に0
に収束する。その場合、αiは、小さいウィンドウで打
ち切ることが可能となり、少ない数のタップのみを使用
すればよい。
いて以下で説明する。エラーキャンセル回路88内のタ
ップ遅延回路134によって生成される信号Vdは次の
ように書くことができる。
られ、βiはそれぞれの遅延素子108に対応するタッ
プ係数である。各サンプリングにおいて、VdのM+1
個のサンプルがt=kT−iτ(i=0,1,...,
M)でとられる。
ルループに関して既に説明したように、ディジタル信号
プロセッサは、エラー信号Vd(kT)が入力信号V
m(kT)と無相関にとどまるようにタップ係数βiを導
出する。線形化器60の出力信号Vo(kT)が入力信
号Vm(kT)と完全に相関するようにするために、デ
ィジタル信号プロセッサ76は、出力信号Vo(kT)
がエラー信号Vd(kT)とほとんど無相関であるよう
に、エラーキャンセル回路88内のタップ係数βiを制
御する。この目的を達成するため、エラーキャンセル回
路88に対して従来の最小平均2乗アルゴリズムを適用
すると、出力信号Vo(kT)は、Vd(kT)とだけで
なく、各エラーサンプルVd(kT),Vd(kT+
τ),...,Vd(kT+Mτ)とも無相関になる。しか
し、この解法は、いくつかの設計仕様では受け入れられ
ないことがある。その理由は、エラー信号がほぼキャン
セルだけでなく、歪みのない信号の一部もキャンセルさ
れてしまうからである。注意すべき点であるが、信号キ
ャンセルループに対して最小平均2乗アルゴリズムを用
いると、エラー信号Vd(kT)は、Vm(kT−iτ)
(i=0,1,...,L)とも無相関になる。しかし、
この解法は、線形化器60の性能を劣化させない。
し、しかもエラーキャンセル回路の上側と下側のブラン
チ間の遅延不整合を整合させるために、ディジタル信号
プロセッサ76は、本発明の一実施例によれば、最小平
均2乗アルゴリズムを制約したものを使用するが、本発
明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。この
最小平均2乗アルゴリズムは、タップ係数βiが次式の
形をとるようなサブセット内でのみ更新されることを許
すような制約を使用する。
る。すなわち、本発明の一実施例によれば、式(5)に
より、歪みのない信号をキャンセルせずにエラーキャン
セル回路の2つのブランチ間の遅延整合を行う。注意す
べき点であるが、式(5)で指定されるような制約を用
いた最小平均2乗アルゴリズムは等化は行わない。しか
し、パワー増幅器62とは異なり、補助増幅器72は、
Vdが比較的低パワーであるため、等化を必要とせずに
許容可能な動作をするように設計される。
は、係数βiを更新するのに用いられる可能性のある変
数cr、ci、tに関する3個の自由度があることを示唆
する。ただし、cr,ciはそれぞれ、式(5)における
複素変数cの実部および虚部である。最小平均2乗アル
ゴリズムによって計算される係数更新値は次の通りであ
る。
最小平均2乗アルゴリズムによって使用されるステップ
サイズである。本発明の一実施例によれば、式(5)で
指定される制約に基づく解を決定するために、式(6)
における最小平均2乗係数更新値を、タップ係数βiを
更新する前に、式(5)で定義されるサブセット上に射
影する。制約された解は次のように表すことができる。
i(k),Δt(k)]Tで定義され、次式で与えられる
と仮定する。
(∂β(k)/∂w)は(2M+2)×3行列であり、
次のように展開することができる。
ル信号処理回路80によって実行されるステップの流れ
図であるが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるも
のではない。ステップ200で、処理回路80は、αi
(0)、βi(0)、c(0)およびt(0)の値を初
期化する。ステップ210で、処理回路80は、次に利
用可能なベースバンド入力信号Vm、およびエラー信号
Vdを取得する。
平均2乗アルゴリズムを用いて、式(2)に関して説明
したようにタップ係数αiを追跡する。ステップ214
で、タップ係数αiの更新値を遅延回路120に送る。
最小平均2乗アルゴリズムは、ステップ210、212
および214の無限ループを通じて評価を継続し、入力
信号統計およびその他の環境因子の変動に追従する。
で、タップ係数αの値が安定化したかどうかを判断す
る。ステップ218で、処理回路80は、次に利用可能
なVdおよびVoのそれぞれのベースバンド値を取得する
ことによって、遅延回路134に対するタップ係数βi
の取得に進む。ステップ220で、処理回路80は、式
(6)に従って更新値p(k)を計算する。ステップ2
22で、処理回路は、エラーキャンセル回路88の上側
と下側のブランチ間の遅延差を表す遅延補正変数が安定
化したかどうかを判断する。安定化していない場合、デ
ィジタル信号処理回路80はステップ224に進み、式
(9)でΔwを計算する。その後、処理回路80はステ
ップ228に進み、式(8)でβを更新し、更新された
タップ係数を遅延回路134に送る。一方、ステップ2
22で、処理回路80が、パラメータtが安定化したと
判断した場合、処理回路80はステップ226に進み、
式(9)でΔt=0の条件下でΔwを計算する。注意す
べき点であるが、行列(10)の第3列は0となり、計
算が簡単になる。その後、処理回路は、既に述べたステ
ップ228に進む。ステップ218〜228も無限ルー
プを形成し、入力信号統計やその他の環境因子の変動に
追従する。
処理回路80は、信号キャンセル回路における等化およ
び遅延調整の両方を行うとともに、エラーキャンセル回
路における遅延調整を行う。図4〜図6のシミュレーシ
ョン結果を参照して説明するように、線形化器60はす
ぐれた応答を示す。
による線形化器60のシミュレーション結果を示す。こ
のシミュレーションでは、入力信号は、互いに300k
Hz離れた、単位振幅を有する8個のトーンからなる。
中心周波数は900MHzである。温度およびその他の
環境因子は一定であると仮定する。このシミュレーショ
ンで用いられるパワー増幅器モデルは、線形および非線
形の両方の歪みを含み、次の多項式で記述することがで
きる。
ル回路に対して、遅延不整合はτ/3と仮定する。さら
に、各遅延回路120および134は7個のタップ遅延
素子を使用する。
システムの性能を示す。図5のA〜Bは、タップ遅延回
路を単一タップベクトル変調器で置換し、両方のキャン
セル回路の上側と下側のブランチ間に遅延不整合がない
と仮定した場合の、同等のアルゴリズムの性能を示す。
図6のAおよびBは、タップ遅延回路を単一タップベク
トル変調器で置換し、歪みはないが、両方のキャンセル
回路の上側と下側のブランチ間に遅延不整合があると仮
定した場合の、同等のアルゴリズムの性能を示す。
れば、補助増幅器を通る歪み信号のパワーを低減させ
て、遅延不整合を補正することが可能である。
効かつ経済的な構成により、相互変調成分を抑圧するた
めに遅延整合および等化を行う効果的なディジタル信号
処理技術を用いたフィードフォワード線形化器が実現さ
れる。
図である。
形化器の図である。
ォワード線形化器によって用いられるディジタル信号プ
ロセッサによって実行されるステップの流れ図である。
計算のシミュレーション結果の図である。
ション結果の図である。
ション結果の図である。
Claims (24)
- 【請求項1】 第1信号キャンセルブランチおよび第2
信号キャンセルブランチを有する信号キャンセル回路
(86)と、 各タップ遅延素子が入力信号の遅延バージョンを出力す
る直列接続された複数のタップ遅延素子(112)と、
前記入力信号のそれぞれの遅延バージョンにタップ係数
を乗じるようにそれぞれ対応する信号タップ遅延素子に
接続された複数のタップ係数乗算器(92,94,9
6)と、それぞれの該乗算器の出力ポートに接続された
第1遅延回路加算器(130)とを有する信号キャンセ
ル遅延回路(120)と、 前記第1信号キャンセルブランチ内に設けられ、増幅さ
れるべき前記第1遅延回路加算器の出力信号を受け取る
第1増幅器(62)と、 前記第1増幅器の出力ポートに接続されるとともに、前
記第2信号キャンセルブランチを介して前記入力信号を
受け取りエラー信号を出力する信号キャンセル加算器
(68)と、 第1エラーキャンセルブランチおよび第2エラーキャン
セルブランチを有するエラーキャンセル回路(88)
と、 各タップ遅延素子が前記エラー信号の遅延バージョンを
出力する直列接続された複数のタップ遅延素子(10
8)と、前記エラー信号のそれぞれの遅延バージョンに
タップ係数を乗じるようにそれぞれ対応するタップ遅延
素子に接続された複数のタップ係数乗算器(98,10
2,104)と、それぞれの該乗算器の出力ポートに接
続された第2遅延回路加算器(70)とを有するエラー
キャンセル遅延回路(134)と、 前記第1エラーキャンセルブランチ内に設けられ、前記
第2遅延回路加算器の出力信号を受け取る第2増幅器
(72)と、 前記第2増幅器によって出力される出力信号を受け取る
とともに、前記第1増幅器によって出力される出力信号
を受け取り、最終的な線形化出力を生成するエラーキャ
ンセル加算器(74)と、 前記信号キャンセル回路の第1信号キャンセルブランチ
と第2信号キャンセルブランチにおける遅延が整合し、
前記エラーキャンセル回路の第1エラーキャンセルブラ
ンチと第2エラーキャンセルブランチにおける遅延が整
合し、前記第1増幅器の出力信号が等化されるように、
信号キャンセル遅延補正係数αiを前記信号キャンセル
遅延回路のタップ係数乗算器に供給し、エラーキャンセ
ル遅延補正係数βiを前記エラーキャンセル遅延回路の
タップ係数乗算器に供給するディジタル信号プロセッサ
(76)とからなることを特徴とする、入力信号を増幅
するフィードフォワード線形化装置。 - 【請求項2】 前記ディジタル信号プロセッサ(76)
は、最小平均2乗アルゴリズムを用いることによって、
前記信号キャンセル遅延補正係数αiを計算する最小平
均2乗計算器(80)を有することを特徴とする請求項
1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記信号キャンセル遅延回路(120)
の遅延素子(112)は、前記入力信号の帯域幅の逆数
に等しい遅延を有することを特徴とする請求項2に記載
の装置。 - 【請求項4】 前記第1増幅器(62)に接続され、前
記第1増幅器から出力される増幅信号を受け取り、該増
幅信号を減衰させたものを前記信号キャンセル加算器
(68)に供給する減衰器(64)をさらに有すること
を特徴とする請求項3に記載の装置。 - 【請求項5】 前記ディジタル信号プロセッサ(76)
は、制約された最小平均2乗アルゴリズムを用いること
によって、前記エラーキャンセル遅延補正係数βiを計
算する最小平均2乗計算器(80)を有することを特徴
とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項6】 μ(β)(ただし、μに下付き添字とし
てβを付けた記号と、μ(β)とは同じものを指す。)
を、前記最小平均2乗計算器(80)によって用いられ
るステップサイズとし、Voを、前記線形化装置の出力
信号を表す信号サンプルとし、Vdを、前記エラー信号
を表す信号サンプルとし、Mを、前記エラーキャンセル
遅延回路(134)内のタップ遅延素子(108)の数
とし、τを、前記エラーキャンセル遅延回路内の各タッ
プ遅延素子の遅延とし、1/Tを、信号のサンプリング
レートとし、変数tは前記エラーキャンセル回路におけ
る遅延補正を表し、cは複素スケール変数であるとし
て、前記最小平均2乗計算器は、最小平均2乗係数更新
ベクトル 【数12】 を、次の形のsinc関数 【数13】 として定義されるβiのサブセット上に射影することに
よって、制約された最小平均2乗アルゴリズムを使用す
ることを特徴とする請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 請求項1に記載のフィードフォワード線
形化装置を有することを特徴とする集積回路。 - 【請求項8】 パワー増幅器(62)によって入力信号
を増幅するフィードフォワード線形化器(60)で用い
られる信号キャンセル遅延回路(120)において、 前記線形化器は、信号キャンセル回路(86)およびエ
ラーキャンセル回路(88)を有し、前記信号キャンセ
ル遅延回路は、該信号キャンセル回路に含まれ、 前記入力信号を受け取り、各タップ遅延素子が前記入力
信号の遅延バージョンを出力する直列接続された複数の
タップ遅延素子(112)と、 前記入力信号のそれぞれの遅延バージョンにタップ係数
を乗じるようにそれぞれ対応する信号タップ遅延素子に
接続された複数のタップ係数乗算器(92,94,9
6)と、 それぞれの前記乗算器の出力ポートに接続され、足し合
わされた信号を前記パワー増幅器に出力する遅延回路加
算器(130)とからなることを特徴とする信号キャン
セル遅延回路。 - 【請求項9】 前記タップ遅延素子(112)の遅延は
前記入力信号の帯域幅に反比例することを特徴とする請
求項8に記載の信号キャンセル遅延回路。 - 【請求項10】 前記信号キャンセル回路(86)は、 前記信号キャンセル遅延回路(120)および前記パワ
ー増幅器(62)を介して信号キャンセル加算器(6
8)へ前記入力信号を伝送する上側ブランチと、前記信
号キャンセル加算器へ前記入力信号を伝送する下側ブラ
ンチとを有することを特徴とする請求項8に記載の信号
キャンセル遅延回路。 - 【請求項11】 前記タップ係数はディジタル信号プロ
セッサ(76)によって生成されることを特徴とする請
求項10に記載の信号キャンセル遅延回路。 - 【請求項12】 前記ディジタル信号プロセッサ(7
6)は、最小平均2乗アルゴリズムに従って前記タップ
係数を計算することを特徴とする請求項11に記載の信
号キャンセル遅延回路。 - 【請求項13】 パワー増幅器(62)によって入力信
号を増幅するフィードフォワード線形化器(60)で用
いられるエラーキャンセル遅延回路(134)におい
て、 前記線形化器は、エラー信号を生成する信号キャンセル
回路(86)と、該エラー信号に応じて動作する補助増
幅器(72)を有するエラーキャンセル回路(88)と
を有し、前記エラーキャンセル遅延回路は、該エラーキ
ャンセル回路に含まれ、 前記エラー信号を受け取り、各タップ遅延素子が前記エ
ラー信号の遅延バージョンを出力する直列接続された複
数のタップ遅延素子(108)と、 前記エラー信号のそれぞれの遅延バージョンにタップ係
数βiを乗じるようにそれぞれ対応するタップ遅延素子
に接続された複数のタップ係数乗算器(98,102,
104)と、 それぞれの前記乗算器の出力ポートに接続され、足し合
わされた信号を前記補助増幅器に出力する遅延回路加算
器(74)とからなることを特徴とするエラーキャンセ
ル遅延回路。 - 【請求項14】 前記エラーキャンセル回路(88)
は、 前記エラーキャンセル遅延回路(134)および前記補
助増幅器(72)を介してエラーキャンセル加算器(7
4)へ前記エラー信号を伝送する下側ブランチと、 前記エラーキャンセル加算器へ前記パワー増幅器(6
2)の出力信号を伝送する上側ブランチとを有すること
を特徴とする請求項13に記載のエラーキャンセル遅延
回路。 - 【請求項15】 前記タップ係数はディジタル信号プロ
セッサ(76)によって生成されることを特徴とする請
求項14に記載のエラーキャンセル遅延回路。 - 【請求項16】 μ(β)(ただし、μに下付き添字と
してβを付けた記号と、μ(β)とは同じものを指
す。)を、前記最小平均2乗計算器(80)によって用
いられるステップサイズとし、Voを、前記線形化装置
の出力信号を表す信号サンプルとし、Vdを、前記エラ
ー信号を表す信号サンプルとし、Mを、前記エラーキャ
ンセル遅延回路(134)内のタップ遅延素子(10
8)の数とし、τを、前記エラーキャンセル遅延回路内
の各タップ遅延素子の遅延とし、1/Tを、信号のサン
プリングレートとし、変数tは前記エラーキャンセル回
路における遅延補正を表し、cは複素スケール変数であ
るとして、前記ディジタル信号プロセッサ(76)は、
最小平均2乗係数更新ベクトル 【数14】 を、次の形のsinc関数 【数15】 として定義されるβiのサブセット上に射影することに
よって、制約された最小平均2乗アルゴリズムに従って
前記タップ係数βiを計算することを特徴とする請求項
15に記載のエラーキャンセル遅延回路。 - 【請求項17】 エラー信号を生成する信号キャンセル
回路(86)と、該エラー信号に応じて動作する補助増
幅器(72)を有するエラーキャンセル回路(88)と
を有し、パワー増幅器(62)によって入力信号を増幅
するフィードフォワード線形化器(60)による線形化
方法において、 前記入力信号の複数の遅延バージョンを生成する遅延ス
テップと、 前記入力信号の各遅延バージョンに信号キャンセルタッ
プ係数を乗じる乗算ステップと、 前記乗算ステップの結果の信号を足し合わせた信号を前
記パワー増幅器に供給するステップとからなることを特
徴とする線形化方法。 - 【請求項18】 前記遅延ステップは、前記入力信号の
帯域幅に反比例する遅延だけ前記入力信号を遅延させる
ステップを含むことを特徴とする請求項17に記載の方
法。 - 【請求項19】 上側ブランチを介して前記入力信号を
信号キャンセル加算器(68)へ伝送するステップと、 下側ブランチを介して前記入力信号を前記信号キャンセ
ル加算器へ伝送するステップとをさらに有することを特
徴とする請求項18に記載の方法。 - 【請求項20】 ディジタル信号プロセッサ(76)に
よって前記タップ係数を生成するステップをさらに有す
ることを特徴とする請求項19に記載の方法。 - 【請求項21】 最小平均2乗アルゴリズムに従って前
記タップ係数を計算するステップをさらに有することを
特徴とする請求項19に記載の方法。 - 【請求項22】 前記エラー信号の複数の遅延バージョ
ンを生成するステップと、 前記エラー信号の各遅延バージョンにタップ係数を乗算
するステップと、 乗算後のエラー信号を足し合わせた信号を前記補助増幅
器(72)に供給するステップとをさらに有することを
特徴とする請求項17に記載の方法。 - 【請求項23】 前記エラーキャンセル回路(88)の
下側ブランチを介して前記エラー信号をエラーキャンセ
ル加算器(74)へ伝送するステップと、 前記エラーキャンセル回路の上側ブランチを介して前記
パワー増幅器(62)の出力信号を前記エラーキャンセ
ル加算器へ伝送するステップとをさらに有することを特
徴とする請求項22に記載の方法。 - 【請求項24】 μ(β)(ただし、μに下付き添字と
してβを付けた記号と、μ(β)とは同じものを指
す。)を、前記最小平均2乗計算器(80)によって用
いられるステップサイズとし、Voを、前記線形化装置
の出力信号を表す信号サンプルとし、Vdを、前記エラ
ー信号を表す信号サンプルとし、Mを、前記エラーキャ
ンセル遅延回路(134)内のタップ遅延素子(10
8)の数とし、τを、前記エラーキャンセル遅延回路内
の各タップ遅延素子の遅延とし、1/Tを、信号のサン
プリングレートとし、変数tは前記エラーキャンセル回
路における遅延補正を表し、cは複素スケール変数であ
るとして、前記ディジタル信号プロセッサ(76)は、
最小平均2乗係数更新ベクトル 【数16】 を、次の形のsinc関数 【数17】 として定義されるβiのサブセット上に射影することに
よって、制約された最小平均2乗アルゴリズムに従って
前記タップ係数βiを計算するステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項23に記載の方法。
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