JPH11331508A - スキャナ及びそのスペクトル較正方法並びにスキャナを用いたイメ―ジ走査方法 - Google Patents
スキャナ及びそのスペクトル較正方法並びにスキャナを用いたイメ―ジ走査方法Info
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Abstract
ペクトルを可変制御するスキャナを提供する。 【解決手段】 (a)1つのカラーチャンネルに対応す
る同じスペクトル出力の発光素子の下位セットを所定の
時間又は電力で作動させ、(b)ステップ(a)におい
て作動させられた素子に対応するセンサアッセンブリか
らの1つのカラーチャンネルにおける信号を測定し、
(c)上記信号の特有な実際の値を照準の値と比較し、
(d)上記実際の及び照準の値が所定の公差以上の差を
有する場合に、ステップ(a)で用いられた時間又は電
力を調整し、(e)特有な実際の値及び照準の値が所定
の公差未満の差を有するまで、必要に応じて、ステップ
(a)〜(d)を繰り返し、(f)同じカラーチャンネ
ルに対応する異なるスペクトル出力の素子の各サブセッ
トについて、ステップ(a)〜(e)を繰り返す。
Description
明器の分野に、また、詳しくは、かかるシステムを組み
込むスキャナに関する。
ナログイメージを、典型的にデジタルデータ形式のイメ
ージ信号に変換する。上記媒体は、透過性のもの(例え
ば写真のネガ)若しくは反射性のもの(例えば紙)のど
ちらでもよい。スキャナの使用は、イメージの保存,処
理,伝送,表示若しくはコピーのプリントを含む種々の
適用に関して広まってきている。例えば、写真媒体に取
り込まれたイメージは、ビデオイメージとしての読出し
及び表示のために、あるいは、種々のタイプのカラープ
リンタを用いたプリントのために、デジタルデータに変
換され、コンパクトディスクに保存され得る。写真のイ
メージ信号を取り込むには、イメージフレームが、光の
ラインなどの光で走査され、イメージを透過した光が、
典型的には3原色の光の強度信号として検出され、その
後、デジタル化される。デジタル化された値は、ビデオ
表示用の規格にフォーマットされ、コンパクトディス
ク,磁気媒体又は他の適切な記録装置に保存される。
て様々な形式及び種々のありがちな様相をとり、特にラ
イン照明及び線形CCDに基づくデジタイザが、米国第
5012346号においてより詳細に記述されている。
例えば、よく知られたタイプのスキャナでは、1次元セ
ンサ(典型的にはラインセンサ又は1次元アレイと呼ば
れる)が使用されており、照明源は、イメージを帯びる
媒体上に線形の光を指向させる。この場合、照明源は、
1ラインずつイメージを完全に走査するために、1度に
1ラインだけ移動させられる。別のタイプのスキャナで
は、2次元センサ(典型的には2次元又はエリアアレ
イ)が使用されており、照明源は、完全なイメージがた
った1回の露出で走査されるように、同時にイメージ全
体を照明する。エリアアレイを備えたスキャナは、組立
について容易であり、しばしば好まれる。しかしなが
ら、ラインセンサを備えたスキャナは、比較的低い設備
コストで、高解像度をもたらす。典型的なカラースキャ
ナのセンサアッセンブリは、走査されたイメージを表す
マルチカラーチャンネル出力信号をもたらすように、セ
ンサ及び適切な電子部品の両方を有している。ここで、
出力信号の各カラーチャンネルは異なるスペクトル領域
(例えば赤,緑及び青のチャンネル、又は、シアン,マ
ゼンタ及びイエローのチャンネル)に対応している。
信号を得るために、スキャナに用いられる照明源は幾つ
かの条件を満たす必要がある。1つは、光が、十分に高
い強度を有するものであることである。このことは高電
力光源を用いることにより実現されるが、これは、ま
た、比較的高い熱の発生(この熱を制御する手段が必要
となる)を招来し、しばしば光源の寿命を短くする。ま
た、照明源は、信号の対ノイズ比が走査される媒体のイ
メージの範囲にわたり変化しないように、均一な強度の
照明を与える必要がある。照明強度の不均一性の影響を
除去するために、イメージ信号に対する補正が用いられ
るが、この場合には、照明の弱い領域が、そこで得られ
たより高いゲインに基づき、照明の強い領域よりノイズ
を多く有するようになる。加えて、照明されるべき媒体
がスクラッチなどの欠陥を含む可能性を有することか
ら、かかる欠陥の可視性が、+−45度までの入射角度
で媒体に光を配することにより削減されることはよく知
られている。これは、一般に、媒体に近接する光学的な
導波管を備えて若しくは備えずに、すりガラス又は拡散
調整チャンバ等の拡散素子を用いることにより実現され
る。これら望ましい特性(照明の強度及び均一性)の多
くは、エリアアレイスキャナにおいて、その実現が一層
困難になる。
を除去するのに適切なフィルタを備えた広帯域の白色光
源を用いることが可能である。このような公知の先行技
術に係る装置の一例が図1に示されている。図1におい
て、白熱光バルブ2の形をとる広帯域の白色光源が、多
層干渉フィルタ6(時折2色フィルタと呼ばれる)へ光
を指向させるべくリフレクタ4内に配置されている。干
渉フィルタ6は、赤外線(スキャナセンサが感知し得
る)を排除するように組み立てられている。また、上記
フィルタは、可視光の不要な成分を除去することにより
カラーバランスを改良するように設計されてもよい。カ
ラーバランスとは、赤,緑及び青のチャンネル間のバラ
ンスである。かかる干渉フィルタは組み立てるのにコス
トがかかる。フィルタ6からの光は、その後、イメージ
を形成しない光学集光円錐体に入射し、調整チャンバ1
0の入口11を通過する。調整チャンバ10の内側は、
比較的均一な光のビームが、走査されるべき媒体に、そ
の後、エリアアレイセンサ上に向かって、出口12を離
れるように、拡散反射部材で作られている。
比較的有用である。しかしながら、光源を制御する上で
の自由度をもたらすために、機械的なフィルタホイール
(filter wheel)又は同様の装置を加えない限り、それ
は、1つの所定の出力を生じるという意味で比較的融通
が利かない。その結果、カラーバランス又は総露出以外
の光源制御は、容易に実行不可能である。
が、異なる色を備えた光を放射する線形に配列されたダ
イオード(LED)が異なる色の線形の照明をもたらす
ように用いられるラインスキャナを開示している。異な
る色を備えたLEDの相対的な作動状態の時間は、赤,
緑及び青のライン間における所望のカラーバランスをも
たらすように調整され得る。これら赤,緑及び青のライ
ンは、センサから取得される赤,緑及び青のカラーチャ
ンネルに対応する。この場合にも、カラーバランス以外
の光源制御が、かかるラインスキャナから容易に実行不
可能である。また、米国特許第5003379号は、ス
キャナのスペクトル感度が、陰画(ネガ)の又は陽画
(ポジ)のイメージにおいて色素吸収ピークを重ねるよ
うに、比較的複雑で異なる形状を有するフィルタのセッ
トが用いられるスキャナを開示している。
意のフィルムタイプに関して、カラーバランス,IR排
除及びノッチフィルタによる濾波の条件が、単一の干渉
フィルタを用いて獲得されるスキャナを開示している。
特許’379号及び’359号のスキャナは、共に、異
なるフィルムのために異なるフィルタを用い、それによ
り、機械的なフィルタ交換手段を必要とし、また、フィ
ルタ技術が原因となり、スキャナのスペクトル感度に影
響するように、それらの性能について制限される。つま
り、フィルタは、本質的に、光源から得られる光を減ず
ることしかできない。更に、幾つかのフィルタは、組み
立てるのにコストがかかる。加えて、濾波は、本質的
に、電力を消費し、また、必要のない熱の生成を引き起
こす可能性を有する。
れ以上を有するスキャナを提供することが求められる。
すなわち、スキャナの感度が、カラーチャンネル間のカ
ラーバランスについて制御されるだけでなく、フィルタ
技術により制限されない複数のカラーチャンネルにおい
て、容易に形状付けされた感度スペクトルをもたらすこ
とができる。上記スキャナは、走査されるべき異なる媒
体に関して、煩わしいフィルタの交換の必要もなく、非
常に簡単且つ正確にスキャナの感度スペクトルを変化さ
せることができる。また、上記スキャナは、比較的高い
パワー効率を有し、また、走査されるべきイメージに対
して良好な光の均一性をもたらすことができる。更に、
照明源は、比較的熱を発生しない。
る項目の1つは、スキャナにおいて、各カラーチャンネ
ルにおけるスキャナの「スペクトル感度」が、走査され
るイメージ中の色が捕らえられる精度に作用し得ること
である。このスキャナのスペクトル感度は、照明源によ
りもたらされる照明露出スペクトル及び各チャンネルに
関するセンサスペクトル感度を含む組合せの機能であ
る。つまり、上記スキャナのスペクトル感度は、実質的
に、どれくらいスキャナがイメージを「見る」ことがで
きるか(実際上、これは、異なる波長にて、イメージに
おける吸収を検出するためのスキャナの性能である)を
判断する。本発明は、更に、与えられたセンサに関し、
任意のカラーチャンネルにおけるスキャナのスペクトル
感度が、センサのカラーチャンネルに対する、照明源に
よりもたらされる照明スペクトルの形状を制御すること
により容易に制御される。
イメージから光を受け、イメージに対応するイメージ信
号を生成するセンサを有している。イメージ信号は、セ
ンサにより感知された異なるスペクトル領域をあらわす
複数のカラーチャンネル成分を有する。イメージを有す
る媒体を保持するために、スキャナの媒体ホルダが設け
られている。スキャナの照明器は、イメージからの光が
センサ上に照射されるように、保持された媒体のイメー
ジを照明する。上記照明器は、複数のセットの発光素子
を有している。発光素子の各セットは、異なるスペクト
ル出力を有し、少なくとも第1のセットは、第1のカラ
ーチャンネルによりあらわされる第1のスペクトル領域
において、異なるスペクトル出力の複数の下位セットを
有している。異なるスペクトル出力素子の数は、カラー
チャンネルの数よりも大きい。上記照明器は、また、イ
メージにおける照明の均一性を向上させるように、発光
素子と媒体ホルダとの間にインテグレータ(integrato
r)を有している。本発明は、インテグレータを用いな
い可能性を考慮してはいるものの、かかる構成は、イン
テグレータがイメージに対する照明のより良好なスペク
トルの均一性をもたらすことができる点で、望ましくな
い。
するカラーチャンネルによりあらわされたスペクトル領
域において、多数の統合したスペクトル出力を有してい
る。「統合したスペクトル出力」によって、波長に対す
る出力パワーの曲線の下にある総領域が参照される。上
記インテグレータは、好ましくは、少なくとも発光素子
の第1のセットからの照明のスペクトルの均一性を向上
させる。
スペクトル較正する方法を提供する。かかる方法では、
1つのカラーチャンネルに対応する同じスペクトル出力
の発光素子のサブセットが、所定の時間若しくは電力で
作動させられる。1つのカラーチャンネルにおいて、先
のステップで作動させられる素子に対応するセンサアッ
センブリからの信号が測定される。これら2つの先のス
テップは、同じ1つのカラーチャンネルに対応する異な
るスペクトル出力の素子の各下位セットについて繰り返
される。そのように得られた信号の特有な実際の値は、
照準値と比較される。実際の値及び照準値が、所定の公
差以上の差を有する場合には、最初に説明したステップ
において用いられる時間又は電力は変更可能であり、ま
た、必要事項として、第1の照準のスキャナスペクトル
感度が取得されるように、特有な実際の値及び照準値が
所定の公差以上の差をもたなくなるまで、全てのステッ
プが繰り返される。
用いて、イメージを走査する方法を提供する。この方法
において、イメージは、光がインテグレータを通過した
後に、照明器で照明される。イメージ信号はセンサアッ
センブリで生成され、所望に応じて利用され得る。
からの露出スペクトル分布が1つ又はそれ以上のカラー
チャンネルにおいて調整され得る比較的簡単で正確な手
段を提供する。加えて、本発明に係るスキャナは、チャ
ンネル間でありきたりなカラーバランスが制御され得る
容易な手段を提供する。かかる露出スペクトル分布の制
御は、1つ又はそれ以上のカラーチャンネルにおいてス
キャナのスペクトル感度を容易に調整する手段を提供す
る。かかるスキャナのスペクトル感度制御の性質は、所
望の照準のスキャナスペクトル感度に適合するように、
スキャナの容易なスペクトルの較正を実現する。この制
御は、遠隔のホストからの、異なる照準のスキャナスペ
クトル感度に対応する制御データのセットの連絡を可能
とするのに適している。
て、添付図面を参照しながら説明する。本発明におい
て、「スキャナのスペクトル感度」という表記は、前述
したように照明源及びセンサのスペクトル感度によりも
たらされる各カラーチャンネルにおける照明露出スペク
トルの組合せの機能をあらわしている。「露出」は、光
源からの露出が電力及び/又は合計時間を変えることに
より変化させられるように、時間中の総電力をあらわし
ている。スキャナの「センサアッセンブリ」によって、
イメージを通過した光を受け、複数のカラーチャンネル
成分信号を生成するスキャナ成分が参照される。ライン
又はエリアアレイセンサが用いられ、発光素子のセット
が逐次作動させられる場合、センサ自体は、ある知覚さ
れた色を他のものと区別する手段をもたない。この場合
には、上記センサアッセンブリが、特定のスペクトル領
域を表すような各信号を設定するのに適した回路構成を
有している。異なる色(つまり異なるスペクトル領域)
の光を検出するための別々の素子を有するセンサが用い
られる場合には、各信号が単にセンサ素子の信号が来る
特定のカラーチャンネルに属するように既に設定されて
いるため、上記センサアッセンブリが、単にセンサ自体
であってもよい。この後者のタイプのセンサは、パター
ン化されたカラーフィルタのアレイを用いるエリアアレ
イとともに、赤,緑及び青の各カラーチャンネルに関す
るフィルタ付きの線形センサ素子を備えたトリリニアセ
ンサ(tri-linear sensor)を有している。これらのタ
イプのセンサを用いた場合、発光素子の異なるセット
は、標準的には、同時に作動させられることになる。
赤,緑及び青のカラーチャンネルに対応する赤,緑及び
青のカラー領域に関して、かかる領域は、それぞれ、通
常、約600〜750nm,500〜600nm及び4
00〜500nmの間のスペクトル領域を含むと考えら
れる。各カラーチャンネルは、本来、(減法混色の原色
のシステム又は色差システム等において)信号のスペク
トル領域に対応する必要はないと認識されることにな
る。この認識では、「セット」(又はサブセット)は1
つ又はそれ以上の素子を有することが理解されるであろ
う。
ペクトル感度を制御するためのチャンネル内のスペクト
ル分布制御の概念及びその重要性が理解され得る。ま
ず、本発明は、所望の照準(「照準のスキャナスペクト
ル感度」)を概算する、1つ又はそれ以上のカラーチャ
ンネル上の実際のスキャナスペクトル感度を提供するの
が望ましいことを認めている。印画紙により「見られる
(seen)」ようなシアン,マゼンタ及びイエローのフィ
ルム色素の測程露出曲線に対する濃度が、異なるフィル
ム環境の露出状態の下で同じ中性の色調スケールを維持
するよう実質的に平行な曲線であるために、透明なネガ
のフィルムは、通常、写真印画紙上に光学的にプリント
されるように構成されている。その結果、同じ中性の色
調スケールを維持するために、ネガフィルムに関する良
好な照準のスキャナスペクトル感度は、「プリント濃度
スペクトル感度」と呼ばれる典型的な紙を備えた従来の
光学的な写真プリンタのスペクトル感度と同じ若しくは
類似するものである(例えば、R.W.G.ハントによ
る「色の再生」第4版の247頁を参照。その言及及び
そこに引用される他の全ての言及は、引用することによ
り、この出願に組み込まれる。)。
的にはスライドフィルム透明陽画若しくはいかなる反射
媒体)に関し、それらは、通常、白色光源で照明され、
直接に観察されることになる。そのため、良好な照準の
スキャナスペクトル感度は、かかる光源と共働した人間
の目の感度である。国際照明委員会(CIE)が、組み
合わせられて照準のスキャナスペクトル感度を作り上げ
る3色の等色(人間の目の反応に近付けること)及び観
察する発光体(viewing illuminant)に関するスペクト
ル曲線を規格化している。例えば、あるものは、例えば
R.W.G.ハントによる「色の測定」からの節2及び
4に記述された、1931CIEの2度の標準観測者及
びD5000の発光体を選択し得る。
の各カラーチャンネルにおける照準のスキャナスペクト
ル感度(それぞれ、「Saim r」,「Saim g」及び「S
aimb」)を示しており、この照準のスキャナスペクトル
感度は、典型的なプリント濃度スペクトル感度を概算す
るものである。破線は、トリリニアセンサ及びフィルタ
式のタングステンのランプハウス照明源を用いた場合
の、赤,緑及び青の各カラーチャンネルにおける典型的
な実際のスキャナスペクトル感度(それぞれ、「Sactu
al r」,「Sactual g」及び「Sactual b」)を示して
いる。図4は、第1のフィルムタイプ(その透過スペク
トルが種々の中性濃度において図3に示される)ととも
に図2における実際のスキャナの感度を用いることに起
因するカラーエラーの度合いを示している。カラーエラ
ーは、以下に説明されるように判断される。
ットに、3つのカラーチャンネルが存在している。S
(i,l)は、セットのi番目のチャンネルのスペクト
ル感度をあらわすのに用いられる。図3は、特定のタイ
プのカラーネガフィルム(フィルムタイプ1)からの1
0の中性露出パッチについてのスペクトル濃度を示して
おり、各パッチにつき1つの曲線が存在する。j番目の
カラーパッチのスペクトル透過率は、T(j,l)によ
り表される。この図では、フィルムに対する中性つまり
灰色の露出における変化からもたらされる10のカラー
パッチのスペクトル濃度が示されている。しかしなが
ら、以下の結果では、異なる色をあらわし、露出のレベ
ルを変える総計70のパッチが計算に用いられている。
採用されたスキャナは、米国特許第5099359号に
開示されたタイプのものであった。各チャンネル及びカ
ラーパッチについて、透過率は、次のように計算され
る。
れ、
付き文字で表される)に関して、各チャンネル及びパッ
チについての照準のスペクトル透過率は、
値は、
き文字「実際」を用いて表され、各チャンネル及びパッ
チについてのスキャナ透過率及び濃度値が同様に計算さ
れる。各チャンネルについて、照準の応答と実際の応答
との間における濃度のエラーは、
クトル感度(破線)及び照準のスキャナシステムスペク
トル感度(実線)を用いて、フィルムタイプ1による前
述したパッチについてのエラーをプロットすると、図4
のグラフが得られる。予めスキャナ感度が十分に精密と
された後には、残りのエラーが数学的な較正(当該技術
では一般に「色較正」)により低減させられる。つま
り、数学的に較正された実際の応答と照準の応答との間
における濃度の残りのエラーが最小限に抑えられるよう
に、実際の濃度値を変換する数学的なモデルが公準とし
て立てられる。数学的な較正モデルは、簡単な線形モデ
ルから複雑な非線形モデルまでの範囲に適用可能であ
る。線形回帰などの適切な数学的較正モデルはよく知ら
れている。図5は、図4と同様に導き出されたものであ
るが、数学的な較正後の残りのエラーを示している。採
用される数学的な較正モデルは、比較的簡単な3×3の
マトリクスに複数の線形回帰から得られたオフセットを
足し合わせたものであった。
達成されるものの、図5から分かるように、数学的な較
正を用いても、残りのエラーはまだ大きい。かかる数学
的な較正後、残りのエラーは、ここでタイプ2及びタイ
プ3のフィルムと呼ばれる異なるタイプのカラーネガフ
ィルムを用いて、図5における場合と同様に判断され
る。結果としてのエラーのプロットが、図6(タイプ2
のフィルム)及び図7(タイプ3のフィルム)に示され
る。なお、かかるフィルムを用いれば、数学的に較正す
るスキャナにおいても、カラーエラーは非常に大きくな
る。その結果、カラーエラーが、スキャナに関する実際
のスペクトル感度および照準のスペクトル感度が正確に
一致しない場合に、不満足にも大きくなることが分か
る。
図2と同様であるが、図2に示されるものと同じ照準の
スキャナスペクトル感度(実線)と対比して、図2にお
ける場合と異なる実際のスキャナスペクトル感度(破
線)を示している。図8及び2を比較して分かるよう
に、実際及び照準のスキャナスペクトル感度が、図8に
おいて、一層近づいて適合している。図17〜19のス
キャナは、本発明に係るスキャナのスペクトル較正方法
(より詳細には後述される)を用いて、照準のスキャナ
スペクトル感度を得るように設定されている。かかるス
ペクトル較正の後、数学的な較正が図5に関してフィル
ムタイプ1を用いて前述した場合と同様に実行され、ま
た、カラーエラーが図5と同様にプロットされる。結果
として得られるカラーエラーのプロットは、図9であ
る。図9及び5を比較して分かるように、スペクトルで
較正した本発明に係るスキャナは、カラー精度を著しく
向上させる。更に、図6及び7に関して前述した場合と
同様の処理を用い、図9を得るためにフィルムタイプ1
については数学的に較正されるスペクトル較正式のスキ
ャナを用いると、タイプ2(図10)及びタイプ3(図
11)のフィルムに関するエラーのプロットが得られ
た。図10及び11をそれぞれ図6及び7と比較すれ
ば、本発明のスペクトル較正式のスキャナを用いた場合
には、典型的な先行技術のスキャナから得られたカラー
エラーに対して、カラーエラーが実質的に低減させられ
ることが明らかである。
リッドステートのLEDの形をした発光デバイスのセッ
ト及び下位セットを用いて組み立てられる。LEDは、
低電力消費で、小型であり、ほとんど熱を生じず、また
それらによりもたらされる露出は、それらが電力オンさ
れる時間若しくはオンされる間に供給される電力を調整
することにより、容易に変化させられる。更に、LED
の放射スペクトルはしばしば非常に狭く、若しくは、必
要であればシャープなカットオフフィルタを備えた狭い
帯域に制限され、ピーク放射が可視スペクトルにわたる
LEDが容易に入手可能である。このことは、458n
m,474nm,500nm,530nm,574n
m,592nm,609nm,622nm,635n
m,660nm及び704nmにおいて隣接した放射ピ
ークを備えたLEDによるピーク正規化パワーを示す図
12において表される。先のLEDは、次の表1に挙げ
られたソースから得られたものである。
るために、各カラーチャンネルにおいてピーク放射(及
び統合したスペクトル出力)を備えたタイプのLEDが
用いられるのみならず、赤及び緑のチャンネルはマルチ
プルタイプのLEDを使用する。これら青,緑及び赤の
カラーチャンネルに関するタイプのLEDは、図12に
示されるピーク200,202,204,206,20
8,210,212,214,216,218及び22
0を有している。しかしながら、据付けの短波パスフィ
ルタ(図17中のフィルタ230)が、LED200,
202とともに、また、据付けの帯域パスフィルタ(図
17中のフィルタ240)が、LED206とともに、
図13に示された対応する一層狭い曲線200a,20
2a及び206aを得るために用いられる。これに適切
なフィルタは、カリフォルニアのオプティカル・コーテ
ィング・ラボラトリ,インコーポレーティッド(Optica
lCoating Laboratories, Incorporated)から入手可能
である。採用される短波パスフィルタは、実質的に48
5nmのカットオフをもたらす一方、帯域フィルタは、
25nmの広いパス帯域で、実質的に550nmにおい
てセンタリングされた。
を使用する結果としてのスキャナのスペクトル感度を得
るために、LEDの放射スペクトルは、センサスペクト
ル感度により処理される必要がある。典型的な電荷結合
デバイス(「CCD」)センサは、図14に示されるよう
に、スペクトル感度(この出願では、時に応答性又はそ
の類似語で呼ばれる)を有する。図14は、特に、ニュ
ーヨーク,イーストマン・コダック社から入手可能なK
AF−1600フルフレームCCDに関するものであ
る。ここでは、照明源及びセンサ以外に、他の素子は、
スキャナスペクトル感度に著しく影響しないと仮定され
る。もしフィルタ付きのセンサが用いられれば、そのセ
ンサ感度は、フィルタと組み合せられた唯一のセンサの
感度として考慮され得る。スキャナレンズシステムなど
の他の素子は、スキャナスペクトル感度にほとんど影響
を与えない傾向にある。しかしながら、もし著しい影響
を与え得る可能性のある他の構成要素が使用されれば、
これは、CCDの感度と同様に考慮される必要がある。
図14のCCDのスペクトル応答性と組み合せられた場
合における、図12及び13のLED放射スペクトルの
結果的なスペクトル感度は、図15(各タイプのLED
について領域正規化されている)に示される。図15で
は、スキャナスペクトル感度のピーク200a’,20
2a’,204’,206’,206a’,208’,
210’,212’,214’,216’,218’及
び220’が、それぞれ、LEDピーク200a,20
2a,204,206,206a,208,210,2
12,214,216,218及び220に符号する。
により感知されるように、各タイプのLEDによりもた
らされるスキャナスペクトル感度の合計である。図15
及び16から明らかであるが、もし各チャンネルからも
たらされる露出が制御され、また、単一の任意のチャン
ネルに対応する異なるタイプのLEDの露出が制御され
れば、図16の実際のスキャナスペクトル感度(実線で
示される)のみが得られる。このような制御を実行し得
る本発明の適切なスキャナが、図17〜19に示され
る。
ャナは、CCDセンサ140,信号調整器160(アナ
ログ/デジタル変換器を含む)及びフレームバッファ1
62を含むセンサアッセンブリを有している。フレーム
バッファ162は、CCDから各フレームを受け、各走
査イメージに関してr,g,bのカラーチャンネル構成
要素(それぞれ赤,緑及び青のスペクトル領域を表して
いる)を有する単一のイメージフレーム信号の形で、ラ
イン164上に出力をもたらす。その代わりとして、フ
レームバッファ162が、シアン,マゼンタ及びイエロ
ーのカラーチャンネル構成要素(それぞれ赤,緑及び青
のスペクトル領域の負の組合せを表している)を有する
イメージフレーム信号を伝送しても、あるいは、幾つか
の他の出力カラーチャンネルの構成が使用されてもよ
い。センサ140が、透明フィルム110などの媒体
に、イメージ112からレンズアッセンブリ120を介
した光を受けるために配置されている。フィルム110
の各イメージは、フィルムゲート101の形式をなす媒
体ホルダの開口部102を通じて逐次位置させられ得
る。照明器は、センサ140に注がれる前にイメージに
より調整される各イメージ112に照明をもたらす。こ
の照明器は、図18及び19においてより詳細に示さ
れ、また、各回路基板8a,8b及び8c上に設けられ
た複数のLEDのアッセンブリ20,22,24を有し
ている。アッセンブリ20は、LED200,202で
構成され、また、アッセンブリ22は、マルチプルLE
D206で構成される一方、アッセンブリ24は、LE
D204,206,208,210,212,214,
216,218及び220で構成される。各アッセンブ
リは、図18にてアッセンブリ20について示される場
合と同様に、2次元アレイの形式をなしている。
からイメージ形成しない光学集光円錐体40の各々の入
口端部41へ光を指向させるように方向付けられている
(アッセンブリ20,22の光が、前述したように、ま
ず、各フィルタ230,240を通過する一方、アッセ
ンブリ24からの光は、まず、赤外線フィルタ250を
通過する)。円錐体40は、中空の光調整チャンバ50
へ光を指向させる。調整チャンバ50の内部は、比較的
均一な光のビームが、走査されるべきイメージを照明す
べく出口60を離れるように、拡散反射材料で作られて
いる。集光円錐体40は、よく知られるように、中空又
は固体であってよく、また、環状の,楕円形の若しくは
複合楕円形の(compound elliptical)断面を有しても
よい。調整チャンバ50は、球形、又は、上下の両極方
向に延びた長球形の形状をなしてもよい。つまり、球
は、伸長した軸を有している(この場合には、伸長部が
イメージ形成する光学軸に沿って延びている)。上下の
両極で扁平な長球形は、主軸まわりに長円を回転させる
ことにより形成される。この場合、上記主軸は、スキャ
ナのイメージを形成する光学軸(図19に見られるよう
に、出口60に対して垂直に延びる中央線により規定さ
れ、また、イメージ112,レンズアッセンブリ120
及びセンサ140を垂直に且つそれらの中心にて通過さ
せられる)と位置調整される。イメージを形成する光学
軸は、円錐体40の軸に垂直である。
1997年11月26日出願の「光源アレイを備えた照
明器」と付題された米国特許出願第08/979890
号において記述されている。これは、引用することによ
り、ここに組み込まれる。そこから理解されるように、
他のアレンジが可能である。例えば、全てのLEDが光
調整器50及びそれとともに施された集光円錐体の内面
に配置されてもよい。しかしながら、かかるアレンジ
は、少なくとも、あるタイプのLEDが濾波されなけれ
ばならない状況では望ましくない。また、線形の光出力
ポート及びそれに関連する光入力装置を備えた光調整器
が、線形センサがスキャナにおいて使用される場合に、
前述したLEDとともに用いられてもよい。
0が、イメージ112の照明される領域にわたって光の
強度の均一性を向上させる作用を有するのみならず、L
EDアッセンブリ20及び24からのスペクトルの均一
性を向上させる付加的な目的をも果たすことに注目すべ
きである。これは、後述するように、典型的に、異なる
LEDのタイプが同時にオンされるためである。光が出
口60を出る前に調整チャンバ50内で起こる多重拡散
反射によって、スペクトルの均一性が改良される。
うに図示されるアッセンブリにおいて配置され、また、
アッセンブリが必ずしもLEDの任意の「セット」に対
応するものでないことが理解されるだろう。記述された
照明源の構成では、LED200,202は、カラーネ
ガフィルムについての青のカラーチャンネルを構成する
ために用いられるLEDのセットを組み立てる一方、ア
ッセンブリ24からのLED204及びアッセンブリ2
2からのLED206が、共に、カラーネガフィルムに
ついての緑のカラーチャンネルを構成するために用いら
れる。LED210〜220が、カラーネガフィルムに
ついての赤のカラーチャンネルを構成するために用いら
れる一方、アッセンブリ24におけるLED206は、
カラーネガフィルムのために使用されない。セット内の
各タイプのLEDは、下位セットを構成する。このこと
は、以下に示す表2から一層よく分かる。
べく、可変式供給電源180を有している。供給電源
は、プロセッサ170の制御によって、異なるLEDア
ッセンブリ20,22,24によりもたらされる総相対
露出を調整することができる。露出が時間中の総出力電
力により表されることから、供給電源180は、LED
のセットの作動時間を制御する、若しくは、作動状態に
ある間にそれらに供給される電力を制御することによ
り、このような相対露出を制御し得る。電力の変化はL
EDのスペクトル放射曲線において小さな変かをもたら
す可能性を有するので、好ましくは、作動時間の制御が
用いられる。供給電源180は、また、任意のチャンネ
ル内の異なるスペクトル出力LEDの各下位セットを個
々に制御することができる。前述した場合と同様に、こ
れは、時間又は電力による制御が可能であるが、好まし
くは前者が用いられる。その結果、供給電源180は、
プロセッサ170の制御下で、カラーバランスを制御す
るために、LEDによりもたらされる相対露出を変化さ
せ、また、対応する各カラーチャンネルにおけるスキャ
ナスペクトル感度を制御するために、セット内の下位セ
ットの各々を個々に制御することができる。
ジュール176と連絡があるプロセッサ170により制
御され、また、オペレータインターフェイス172を通
じてオペレータの入力(例えばスライド又はカラーネガ
などの走査されるべき媒体のタイプについてのオペレー
タの指示等)を受けることができる。プロセッサ170
は、必要とされるステップを実行するように適宜プログ
ラムされる一般的な用途のマイクロプロセッサであって
も、あるいは、それに相当するハードウェア及び/又は
ソフトウェアのいかなる組合せであってもよい。メモリ
174は、適切であれば、磁気式の,光学式の若しくは
ソリッドステートのメモリデバイスであってもよい。例
えば、メモリ174は、磁気式の又は光学式のディスク
ドライブであってよい。伝達モジュールは、電話線又は
ネットワーク接続(光学式,ワイヤ式又はワイヤレス
式)を介して、スキャナが遠隔のホストと連絡し合うこ
とを可能とする。この文脈における「リモート」によっ
て、少なくともスキャナが配置された同じ建物の異なる
部屋における、また、より典型的には、スキャナから少
なくとも1,5又は10若しくはそれ以上のマイルにあ
る異なる建物におけるホストが表される。プロセッサ1
70は、更に、フィルム110から磁気式の及び/又は
光学式の機械読取りコードを読み取ることができるコー
ドリーダ190からの入力信号を受ける。また、プロセ
ッサ170は、センサ140からの出力を受け、各々か
らの信号が後述するように測定され調整され得るよう
に、センサ140の全画素にわたってLEDの各下位セ
ットからの露出を空間的に平均化する。
望の照準のスキャナスペクトル感度がその媒体について
得られるように、異なるLEDのセット及び該セット内
の異なる下位セットによりもたらされる露出を適確に制
御する方法を、プロセッサ170に指示すべく、異なる
制御データのセットを保有することができる。メモリ1
74は、更に、機械的な較正のデータを保存することが
できる。例えば、メモリ174は、典型的なスライドの
データセットとともに、典型的なカラーネガフィルムの
ついてのデータセットを保有することができる。それら
データの各々は、前述したように、実質的に異なる照準
のスキャナスペクトル感度を有することになる。
は、まず、カラーについてバランス調整されるととも
に、スペクトルで較正される。これは、図20のフロー
チャートにおいて示される様式で実現され得る。まず、
下位セットについての電力又は作動時間(好ましくは作
動時間)が、走査されるべき特定のタイプの媒体に関し
てメモリ174に保存されたルックアップテーブルを参
照することにより、最初に調整される(304)。同じ
下位セットが、この値を用いて、作動させられる(30
6)。その結果として得られるCCDセンサ140から
の信号が測定され(308)、空間的に平均化される。
この実際の信号が、メモリ174に保存された下位セッ
トについての照準値と比較される(310)。もし実際
の及び照準の値が所定の公差内に収まっていなければ、
それらの値が所定の公差内に収まるまで、必要に応じ
て、前のステップが繰り返される。典型的な公差は、3
〜5%であろう。もしこれが与えられたカラーチャンネ
ルについて最後の下位セット(312)でなければ、チ
ャンネルの各下位セットを順に較正すべく、前の処理が
繰り返される。あるカラーチャンネルの最後の下位セッ
トが較正された(314)後、残りのカラーチャンネル
について、処理が順に繰り返される。当然ながら、ステ
ップは前の順序で実行される必要がないことが理解され
るであろう。例えば、全下位セットから露出の測定が第
一に得られることが可能であり、その後、全セットにつ
いての比較及び調整(必要に応じて)が行われる。スキ
ャナの機械的な較正は、公知の様式で実行され得る。
ような相対露出の寄与が、カラーネガ及びカラー反転ス
ライドについて用いられた。
本発明の方法によって、イメージが走査され得る。ま
ず、スキャナにおけるフィルム110を用いて、リーダ
190は、フィルム110上の光学及び/又は磁気コー
ドから走査されるべきフィルムタイプの指示を得ること
ができる。代わりとして、オペレータは、フィルムのタ
イプを直接肉眼で確認した後、又は、フィルムのタイプ
をオペレータに指示するフィルムに付された印に関し
て、フィルムの容器,パッケージ又はその同様のものを
確認した後に、インターフェイス172を介して、かか
る指示を入力することができる。プロセッサ170は、
この指示に応じて、メモリ174から適切な制御データ
のセットを自動的に選択し、選択された制御データセッ
トに従って、各LEDのセット及び各セットにおけるサ
ブセットにもたらされる露出を制御することができる。
が、順に(つまり代わる代わる)作動させられることに
なるが、1つのセットにおける全下位セット(詳細に
は、赤のセット24の6つの下位セット)はカラーネガ
について同時にオンにされる(表2参照)。下位セット
が同時にオンにされることは、それらが作動時間におい
て重なることを意味し、それは、(照準のスキャナスペ
クトル感度を得るには、異なる作動時間が必要とされる
かもしれないことから)与えられたセットの全下位セッ
トが同じ時間だけ作動状態にあることを必ずしも意味す
るものでない。各LEDのセットについて、対応する
赤,緑又は青のチャンネルの信号がセンサ140により
検出される。フレームバッファ162が受信された各フ
レームを内部メモリに一時的に保存された青,緑又は赤
のカラーチャンネルの信号として識別することができる
ように、プロセッサ170により、同期信号がフレーム
バッファ162へ供給される。このように識別された3
つのカラーフレームは、フレームバッファ162(スキ
ャナの外部に存在してもよい)により組み合せられ、
青,緑及び赤のカラーチャンネルの構成要素を有する単
一のイメージフレーム信号として、各走査されたイメー
ジ112に関して、ライン164に出力される。その
後、ライン164上の各イメージフレーム信号は、所望
に応じて、保存,処理若しくは伝達され得る。
特性の変化によって、あるいは、より特有な制御データ
のセットを有するのに求められるフィルムタイプにおけ
る付加又は変化によって、制御データのセットにおける
情報が変化させられることが望ましければ、新しい若し
くは修正された制御データの情報が、遠隔のホストか
ら、伝達モジュール176を介して、スキャナへ連絡可
能である。かかる情報は、例えばフィルムの特性に適応
するように特定の製造業者のフィルム用に供給され得
る。もし製造業者がかかるフィルムに関連して人間が読
取り可能な適切な証明物を、あるいは、リーダ190に
より読み取るのに適したコードをフィルム110に付せ
ば、必要とされる照明器の制御が、オペレータの考えが
ほとんど若しくは全く必要とされずに、実質的に自動で
実行可能である。加えて、プロセッサ170は、リーダ
190により読み取られる、あるいは、インターフェイ
ス172を介してオペレータにより入力されるフィルム
のタイプの指示がメモリ174に保存されたフィルムの
タイプのいずれにも一致しない場合に、伝達モジュール
176を介して、遠隔のホストと連絡し合うようにプロ
グラムされ得る。フィルム110は、その上に、プロセ
ッサがこの状況で新しい照明器の制御データを伴なって
遠隔のホストと連絡をとることができる適切な連絡アド
レスをコードとして付されることが可能であり、オペレ
ータが電話番号または他の連絡アドレスを入力する必要
をなくすることができる。
ラーチャンネルの情報を逐次生成するが、それらは、カ
ラーフィルタが配列された領域センサ又はフィルタ付き
のトリリニアセンサを用いて、従来のスキャナにおいて
既に知られた場合と同様に、同時に生成され得ることが
理解されるであろう。なお、本発明は、例示された実施
の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能
であることは言うまでもない。
によれば、スキャナの感度が、カラーチャンネル間のカ
ラーバランスについて制御されるだけでなく、フィルタ
技術により制限されない複数のカラーチャンネルにおい
て、容易に形状付けされた感度スペクトルをもたらすこ
とができる。上記スキャナは、走査されるべき異なる媒
体に関して、煩わしいフィルタの交換の必要もなく、非
常に簡単且つ正確にスキャナの感度スペクトルを変化さ
せることができる。また、上記スキャナは、比較的高い
パワー効率を有し、また、走査されるべきイメージに対
して良好な光の均一性をもたらすことができる。更に、
照明源は、比較的熱を発生しない。
のスキャナ照明源を概略的に示す説明図である。
感度スペクトルをあらわす所望のスキャナ照準スペクト
ル感度(実線)と、典型的な照明源を備えたスキャナに
おいて得られた実際のスキャナスペクトル感度(破線)
を示す。
得られた特定の第1のフィルムタイプのスペクトル密度
を示す。
ルムタイプを走査する際に用いられる場合における、赤
(「r」),緑(「g」)及び青(「b」)の各カラー
チャンネルに関するカラー検出におけるエラーを示す。
の結果として起こるエラーを示す。
ィルムタイプが、所定のスキャナ感度及び図5にて用い
られる機械的な較正とともに用いられた。
ィルムタイプが、所定のスキャナ感度(図6における場
合と同じ)及び図5にて用いられる機械的な較正ととも
に用いられた。
おいて得られる実際のスキャナのスペクトル感度(破
線)を示す。
ナのスペクトル感度を有するスキャナで、第1のフィル
ムタイプを走査する結果として得られたカラーエラーを
示す。
について機械的に較正された所定のスキャナを用いて、
第2のフィルムタイプを走査する結果として得られたカ
ラーエラーを示す。
について機械的に較正されたスキャナ(図10における
場合と同じ)を用いて、第3のフィルムタイプを走査す
る結果として得られたカラーエラーを示す。
る種々の発光ダイオード(「LED」)のピーク正規化
スペクトルパワーを示す。
Dの3つのピーク正規化スペクトルパワーを示す。
合デバイス(「CCD」)センサのスペクトル応答性を
示す。
における、図12及び図13の個々のLEDを用いるス
キャナのスペクトル感度を示す。
たLED,図13の濾波されたLED及び図14のCC
Dを用いて、図2及び8の照準のスペクトル感度に近接
するスキャナを実現するために、本発明がどのように利
用され得るかを示す。
図である。
示す。
部を示す。
法を示すフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)イメージからの光を受けるための
センサを備え、異なるスペクトル領域をあらわす複数の
カラーチャンネル成分を有するイメージ対応のイメージ
信号を生じるセンサアッセンブリと、(b)上記イメー
ジを帯びる媒体を保持する媒体ホルダと、(c)上記イ
メージからの光がセンサに照射されるように、保持され
た媒体のイメージを照明するための照明手段とを有して
おり、上記照明手段が、(i)上記全スペクトル領域に
照明をもたらすための、複数の発光素子のセットと、
(ii)上記イメージを照明する照明手段からの照明の均
一性を向上させるための、上記発光素子と媒体ホルダと
の間にあるインテグレータとを備えるとともに、上記発
光素子の各セットは異なるスペクトル出力を有し、少な
くとも第1のセットが、カラーチャンネルによりあらわ
されるスペクトル領域の第1番目において、異なるスペ
クトル出力の複数の下位セットを備え、更に、異なるス
ペクトル出力の素子の数が、カラーチャンネルの数より
も大きいことを特徴とするスキャナ。 - 【請求項2】 請求項1記載のスキャナをスペクトル較
正する方法であって、(a)1つのカラーチャンネルに
対応する同じスペクトル出力の発光素子の下位セットを
所定の時間又は電力で作動させ、(b)ステップ(a)
において作動させられた素子に対応するセンサアッセン
ブリからの1つのカラーチャンネルにおける信号を測定
し、(c)上記信号の特有な実際の値を照準の値と比較
し、(d)上記実際の及び照準の値が所定の公差以上の
差を有する場合に、ステップ(a)において用いられた
時間又は電力を調整し、(e)特有な実際の値及び照準
の値が所定の公差未満の差を有するまで、必要に応じ
て、ステップ(a)〜(d)を繰り返し、(f)同じカ
ラーチャンネルに対応する異なるスペクトル出力の素子
の各サブセットについて、ステップ(a)〜(e)を繰
り返すステップを有することを特徴とするスキャナのス
ペクトル較正方法。 - 【請求項3】 請求項1のスキャナを用いて媒体上のイ
メージを走査する方法であって、(a)光がインテグレ
ータを通過した後に照明手段を用いてイメージを照明
し、(b)上記センサアッセンブリで、イメージ信号を
生成するステップを有することを特徴とするスキャナを
用いたイメージ走査方法。
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