JPH11332108A - 風力発電機による発電電力の供給接続装置 - Google Patents

風力発電機による発電電力の供給接続装置

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JPH11332108A
JPH11332108A JP10138285A JP13828598A JPH11332108A JP H11332108 A JPH11332108 A JP H11332108A JP 10138285 A JP10138285 A JP 10138285A JP 13828598 A JP13828598 A JP 13828598A JP H11332108 A JPH11332108 A JP H11332108A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風力発電電力と太陽光発電電力の両者を商用
電力系統へと供給するための接続装置を安価に実現し、
効率的で安定した電力供給を達成する。 【解決手段】風力発電機によって発電した電力を一旦バ
ッテリーに蓄えた後、太陽光発電機による売電電圧付近
まで昇圧させて、太陽光発電用のパワーコンディショナ
ーを介して商用電力系統に売電するための接続装置であ
る。太陽光発電機が十分な電圧を出力している場合はそ
の電力を売電し、太陽光発電機の出力電圧が不十分であ
る場合は、その旨を知らせる信号を受けてスイッチによ
り回路を切り換え、その代わりに蓄えておいた風力発電
機による発電電力を売電する。太陽光発電機の電力が売
電されない間は、売電に使用されない太陽光発電電力も
バッテリーに蓄えられていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば風力発電機
と太陽光発電機のような2種類の発電機による発電電力
を、既存の電力系統に対して連携的に供給するための接
続装置および接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化現象や大気汚染等の環
境破壊から地球環境を守るために、化石エネルギーを用
いることなく自然の力を利用して電力を発生させる風力
発電機や太陽光発電機等が世界各国で見直されてきてい
る。
【0003】太陽光発電機によって得られる電力は比較
的高い電圧として出力され、既存の商用電力系統(ある
いは一般電力系統)に接続して売られることも多い。こ
のような太陽光発電電力の売電においては、通常、発電
電圧の商用電力系統への供給を制御する専用の接続制御
装置(パワーコンディショナー)が用いられ、この接続
制御装置と売電量を求めるための売電メーターを介して
売電が行われる。
【0004】一方、風力発電機によって得られた電力
は、一般にその電圧が低いため、普通は直接照明用の電
力やモータの起電力として用いられるか、あるいは、一
時的にバッテリーに蓄えられたあと各種電力として用い
られることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、技術開発に伴な
って風力発電機の発電効率が向上したことから、風力発
電機による発電電力も売電の対象として考えることがで
きるレベルになってきている。また、複数の風力発電機
を用いた発電形態をとれば、その総合的な発電電力は売
電の電力源として十分なものとなる。しかしながら、風
力発電による発電電力は、一般的にはいまだ売電の対象
としては考えられておらず、風力発電機による発電電力
を商用電力系統に売電するための接続形態や接続方法は
現時点ではまだ確立されていない。
【0006】本願の発明者は、長年にわたって風力発電
機の開発とその実用化についての検討を続けてきたが、
その独自の経験と風力発電の将来の見通しに基づき、風
力発電電力を商用電力系統に売電するための接続形態を
現時点で具体化しておくべきとの結論を得た。そしてそ
の実用化のためには、風力発電機と商用電力系統との接
続装置をできるだけ安価に制作すべきであり、さらには
発電電力を無駄なく利用できるような形態にすべきと考
え、これらを実現すべく独自に開発を重ねていった。
【0007】前述のとおり、太陽光発電電力の売電にお
いては接続制御装置(パワーコンディショナー)が用い
られるが、このパワーコンディショナーは太陽光発電に
合わせてその規格電圧が高く、比較的発電電圧の低い風
力発電に対してそのまま用いるには無理があった。また
パワーコンディショナーは高価であるため、風力発電に
対して専用のパワーコンディショナーを制作するにはコ
ストがかかりすぎるという問題もあった。本願の発明者
はこのような問題を解決しながら、独自に接続装置の開
発を進め、本発明の装置に到達した。
【0008】したがって本発明の課題は、風力発電電力
を商用電力系統へと供給するための接続装置を安価に実
現することにある。また、本発明の課題は、発電電力を
無駄にせず、安定した電力供給が長時間にわたって可能
となるような接続装置を提供することにもある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の電力供給接続装置は、風力発電機によっ
て発電した電力を太陽光発電用の接続制御装置(パワー
コンディショナー)を介して商用電源(あるいは一般系
統電源、一般電力系統)に向けて供給するための電力供
給接続装置であって、風力発電機による発電電圧を入力
する入力部(例えば入力制御装置)と、該入力部から入
力した電圧を該接続制御装置の入力規格電圧、あるいは
太陽光発電機による通常の発電電圧付近まで昇圧する昇
圧部と、該昇圧部によって昇圧した電圧を該接続制御装
置に向けて出力する出力端とを備えている。この昇圧部
の機能により風力発電機による比較的低い発電電圧を太
陽光発電の出力電圧範囲内まで上昇させ、これによって
太陽光発電電力売電用の接続制御装置(パワーコンディ
ショナー)を利用して風力発電電力の売電を行なうこと
ができる。このように、本発明の電力供給接続装置は風
力発電電圧を売電可能な電圧まで上昇させるので、高価
なパワーコンディショナーを新たに追加することなく、
例えば既存のパワーコンディショナーを用いて、あるい
は太陽光発電機と共に既に備え付けられているパワーコ
ンディショナーを用いて、安価な装置で風力発電電力の
売電を行なうことが可能となる。
【0010】前記昇圧部は、前記接続制御装置が太陽光
発電機から直接受け取った発電電力を商用電源に出力し
ていないことを示す電力供給停止信号(実施形態の売電
停止信号に対応)を受けた場合に、風力発電機による発
電電力を前記接続制御装置に向けて出力するように回路
を切り換えるスイッチを備えていてもよい。太陽光発電
では、例えば雨やくもりなどの天候の悪いときや夜間に
は電力を供給することが困難となるが、このスイッチに
よって接続制御装置が太陽光発電電力を売電していない
ときに風力発電電力を売電することができるので、長時
間にわたって安定的に売電を行なうことが可能となる。
さらに、既存の接続制御装置は、天候の変化などによっ
て一旦太陽光発電電力が所定の値よりも弱まった場合、
一定時間(例えば30分)は太陽光発電電力の出力を停
止するように規定されているが、本発明によればこのよ
うな時間に太陽光発電電力に代えて風力発電電力を出力
することができるので、より安定的な電力供給が可能と
なる。なお、上述の電力供給停止信号のかわりに太陽光
発電電力を直接出力していることを示す信号を発生さ
せ、その信号が停止した場合にそれを電力供給停止信号
とみなしてもよく、そのような場合も本願発明に含まれ
るものとする。
【0011】本発明の電力供給接続装置は、さらに、風
力発電機による発電電力を蓄電する例えばバッテリー等
の蓄電装置を備えていてもよく、この場合前記昇圧部
は、該蓄電装置に蓄電された電力を昇圧して前記接続制
御装置に向けて出力する。このような蓄電装置を有する
ことにより、太陽光発電電力を売電している間は風力発
電電力を一旦蓄電しておき、蓄電した電力を太陽光発電
電力を売電できないときに提供することができるので、
より無駄のない安定した電力供給が可能となる。
【0012】またこの場合、前記昇圧部は前記蓄電装置
の蓄電量を検出する検出器と、該検出器が検出した蓄電
量が所定の条件を満たす場合に該蓄電装置の蓄電電力を
前記接続制御装置に向けて出力するように回路を切り換
えるスイッチとを備えていてもよい。このスイッチによ
って、蓄電装置に蓄電された電力量が例えば所定値以上
の場合のみ蓄電電力を売電することができるようになる
ので、電力の供給が短時間で途切れることがなく、より
安定した電力供給が可能となる。
【0013】本発明の電力供給接続装置は、さらに、太
陽光発電機による発電電圧を降圧させて前記蓄電装置に
向けて出力する降圧部を備えていてもよい。このような
降圧部を備えることにより、太陽発電機による発電力が
前記接続制御装置の規定電圧に対して十分でない場合
や、それが十分であったとしても売電が一旦停止された
直後の出力停止期間であった場合など、太陽光発電電力
の売電が不可能なときにもその電力を蓄えておくことが
できるので、さらに無駄のない電力供給が可能となる。
【0014】なお、上述の電力供給接続装置は太陽光発
電機と風力発電機を連携運転させる場合に用いられるも
のとして説明したが、例えば風力発電機の代りに低出力
電圧の太陽光発電機を接続する場合、また高出力風力発
電機と低出力風力発電機を連携運転させる場合、さらに
は他のタイプの発電機を組み合せる場合などにも適用す
ることができ、そのような用途に用いられる場合であっ
ても本願の発明範囲に含まれるものとする。
【0015】本発明の発電電力供給方法は、第1の発電
機(例えば太陽光発電機)による発電電力を商用電源に
向けて供給するための接続制御装置を介して、第2の発
電機(例えば風力発電機)による発電電力を該商用電源
に向けて供給する発電電力供給方法であって、該第2の
発電機による発電電圧を直接あるいは一旦蓄電装置に蓄
積して入力するステップと、該入力した電圧を該接続制
御装置の入力規定電圧まで昇圧させるステップと、該昇
圧させた電圧を該接続制御装置に向けて出力するステッ
プとを含んでいる。このようにして、第2の発電機によ
る発電電圧を接続制御装置を介して売電することが可能
な電圧まで上昇させるので、第2の発電機用に高価な接
続制御装置を別途追加することなく、第1の発電機と共
に既に備え付けられている接続制御装置を用いた安価な
装置で第2の発電機からの電力を売電することができ
る。また、蓄電を行なう場合は、第1の発電電力を売電
している間は第2の発電機の発電電力を蓄電しておき、
蓄電した電力を第1の発電電力を売電できないときに提
供することができるので、より無駄のない安定した電力
供給が可能となる。
【0016】本発明の発電電力供給方法は、さらに、前
記接続制御装置が第1の発電機による発電電力を前記商
用電源に出力していないことを示す電力供給停止信号を
発生するステップと、該電力供給停止信号に応じて、前
記第2の発電機による発電電力を前記接続制御装置に向
けて出力するように接続を切り換えるステップとを含ん
でいてもよい。これにより、接続制御装置が第1の発電
機からの電力を売電することができないときに、それに
代わって第2の発電機からの電力を売電することができ
るので、長時間にわたって安定的に売電を行なうことが
可能となる。
【0017】さらに本発明の発電電力供給方法は、前記
第1の発電機による発電電圧を降圧させて前記蓄電装置
に蓄電するステップを含んでいてもよい。これにより、
第1の発電機の発電力が前記接続制御装置の規定電圧に
対して十分でない場合や、それが十分であったとしても
例えば規定による出力停止期間にある場合など、第1の
発電機からの電力の売電が不可能なときであってもその
電力を蓄えておくことができるので、さらに無駄のない
電力供給が可能となる。
【0018】本発明の接続制御装置は、第1の発電機と
第2の発電機による発電電力を商用電源に向けて供給す
るための接続制御装置であって、該第1の発電機による
発電電圧が所定の条件を満たさない場合に、該第1の発
電機による発電電力の出力を停止する出力停止部と、該
出力停止手段が該第1の発電機による発電電力の出力を
停止した場合、該第1の発電機による発電電力の代わり
に該第2の発電機による発電電力を出力するように接続
を切り換えるために用いられる出力停止信号を発生させ
る出力停止信号発生部とを備えている。本発明の接続制
御装置はこのような出力停止信号発生部を備えているの
で、第1の発電機(例えば太陽光発電機)の発電電力を
売電していない場合に、それに代わって第2の発電機
(例えば風力発電機)の発電電力を売電するように回路
を切り換えることができる。これにより、2系統からの
発電電力を効率的に利用して、安定した電力供給を行な
うことが可能となる。
【0019】なお、上述の説明において本発明の装置や
方法は主に売電を目的として用いられるように記載した
が、本発明の装置や方法は電力を実際に売らずに他の電
力系統に単に供給する目的で用いることも可能であり、
本発明の概念を利用してそのような目的に利用する装置
や方法も本発明の範囲に含まれるものとする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電力供給接続
装置の実施形態について、図面を参照しながら説明す
る。
【0021】図1は、本発明による電力供給接続装置の
一実施形態の構成を表している。
【0022】図に示すように、この電力供給接続装置は
1つあるいは複数の風力発電機から発電電圧を入力して
制御する入力制御装置11と、入力制御装置11から受
け取った発電電圧を昇圧する昇圧回路(直流昇圧回路)
を備えた昇圧装置12と、昇圧装置12の出力端から出
力された電圧を商用電源(あるいは一般系統電源、一般
電力系統)に向けて売電するための接続装置であるパワ
ーコンディショナー13を備えている。このパワーコン
ディショナー13は、太陽光発電を行なう1つあるいは
複数の太陽電池モジュールからの発電電力を売電するた
めのものであり、既存のパワーコンディショナーを用い
ることもできるし、図4を使って後述するように既存の
パワーコンディショナーに新たな機能を付け加えた装置
を用いてもよい。パワーコンディショナー13からの出
力電圧は、売電電力量を計測する売電メータ14を介し
て商用電源に供給される。
【0023】この実施形態の電力供給接続装置はさらに
バッテリー15を備えており、入力制御装置11が出力
した電圧を一旦このバッテリー15に蓄え、昇圧装置1
2がバッテリー15の蓄電電圧を昇圧して売電すること
もできる。またさらにこの電力供給接続装置は、太陽電
池モジュールからの出力を降圧させて入力制御装置11
へと出力する降圧回路(直流降圧回路)をもつ降圧装置
16も備えている。入力制御装置11が降圧装置16か
ら入力した電圧は、例えば12ボルトの規格蓄電電圧を
もつバッテリー15に蓄電される。なお、降圧装置16
の出力電圧は直接バッテリー15に蓄えてもよい。
【0024】パワーコンディショナー13は200ボル
トの入力電圧規格をもち、太陽電池モジュールによる約
200ボルトの直流発電電圧を商用電源と同期のとれた
202ボルト程度の交流電圧に変換して出力する。この
出力電圧は一例としてあげたものであり、商用電源電圧
が一般に200ボルトであることからそれよりも若干高
い電圧が設定される。太陽電池モジュールによる発電力
は時間や天候状態に強く依存しており、日没から日の出
までの夜間には発電が停止し、また曇りや雨のときには
発電力が低下するため、パワーコンディショナー13の
入力電圧が入力規格電圧よりも下がってしまい、売電が
停止される。本発明に基づくパワーコンディショナー1
3はこのとき売電が停止されたことを知らせる売電停止
信号を発生させ、その信号は昇圧装置12にむけて出力
される。昇圧装置12はこの売電停止信号を受けたと
き、すなわち太陽電池モジュールによる発電電力が売電
されていないときにスイッチ回路によって接続を切り換
えて、入力制御装置11あるいはバッテリー15から入
力した風力発電機の発電電圧をパワーコンディショナー
13の入力規格電圧まで昇圧してパワーコンディショナ
ー13へと送り、パワーコンディショナー13はその電
圧によって売電を行なう。
【0025】パワーコンディショナー13は、太陽電池
モジュールからの入力電圧が入力規格電圧を一旦下回っ
た場合、それに続く一定時間(例えば30分間)は売電
を行なわない規格となっている。太陽光発電のみを使っ
た場合はこの間は売電が停止されることになるが、この
装置ではこのような場合であってもパワーコンディショ
ナー13が昇圧装置12から受けた電力を出力しつづけ
るので、売電が停止することはほとんどない。また、こ
のような売電停止期間にも天候が回復したときなどには
太陽電池モジュールの出力電圧が十分な値に達すること
がありうるが、従来の売電方法ではそのような電力は売
電されず無駄になっていた。しかし本実施形態の装置で
は、降圧装置16がパワーコンディショナー13から売
電停止信号を受けた場合、スイッチ回路が回路を切り換
えて太陽電池モジュールの出力電圧を降圧回路に導入す
るので、太陽電池モジュールにより発電されたもののそ
の時点では売電されない電力は12ボルト付近まで降圧
されたあと入力制御装置11へと送られ、バッテリー1
5に蓄えられる。
【0026】このようにして、本発明によれば太陽光発
電による電力もほとんど無駄なく売電に用いられること
となる。なお、上述の売電停止信号は、パワーコンディ
ショナー13に直接(バッテリー15を介さずに)入力
される太陽電池モジュールの発電電力が売電されていな
いことを示す信号であり(風力発電機の発電電力あるい
はバッテリーに蓄えられた電力は売電されていてもよ
い)、パワーコンディショナー13に直接(バッテリー
15を介さずに)入力される太陽電池モジュールの発電
電圧を電圧測定装置で測定し、その測定電圧が規格値を
下回った場合に信号発生器によって発生される。この電
圧測定装置と信号発生器はパワーコンディショナー13
の内部にあってもよく、またその外部に別途設けられて
いてもよい。また、電圧測定装置はパワーコンディショ
ナー13の出力電圧(売電電圧)を測定するものであっ
てもよく、その測定結果に基づいて売電が行なわれてい
るかどうかを判断して売電停止信号を発声してもよい。
なお、売電停止信号のかわりに、パワーコンディショナ
ー13に直接入力される太陽電池モジュールの発電電力
が売電されていることを示す信号を発生させて、その信
号が停止している時間を上述の売電停止信号の発生時間
とみなしてもよい。
【0027】昇圧装置12はバッテリー蓄電量監視回路
を備えており、これによりバッテリー15の蓄電量が常
に監視されている。したがって昇圧装置12は、バッテ
リー15の蓄電量が所定の値を超えた場合あるいは所定
の範囲内にある場合であって、パワーコンディショナー
13が売電停止信号を出力している場合にバッテリー1
5の電圧を昇圧してパワーコンディショナー13へと出
力する。
【0028】次に図1に示した電力供給接続装置の各構
成要素について具体的に説明する。
【0029】図2は、入力制御装置11の一構成例を表
す回路図である。
【0030】図2に示すように、入力制御装置11は、
ポリアセン電池21と、昇圧回路22と、コンパレータ
等による電圧検出器C1〜C4と、電子スイッチ等によ
るスイッチS1〜S5と、ゲートG1と、ショットキダ
イオードD1〜D3と、保護抵抗R1及びR2とを備え
たチャージポンプ式の充電回路装置である。図中の23
は入力制御装置11に電力を出力する風力発電機であ
り、入力制御装置11の出力はバッテリー15に蓄電さ
れる。入力制御装置11の出力はバッテリー15に蓄え
られることなく昇圧装置12に入力されてもよい。
【0031】風力発電機23は入力制御装置11の入力
部25に接続され、入力部25とポリアセン電池21と
の間には、ショットキダイオードD1と、電圧検出器C
1によって開閉されるスイッチS1が配置されている。
ポリアセン電池1はポリアセン系有機半導体(PAS)
を活物質に用いた5V耐圧(あるいは定格電圧5V)の
キャパシタータイプ二次電池であり、発電装置3から供
給される電荷を徐々に蓄えていく。電圧検出器C1とス
イッチS1はこのポリアセン電池21の過充電保護回路
であり、風力発電機23による発電電圧Vgがポリアセ
ン電池21の耐圧である5V以上となったことを電圧検
出器C1が検知したとき、スイッチS1がOFFとされ
る。
【0032】ポリアセン電池21と昇圧回路22との間
には電圧検出器C2によって開閉されるスイッチS2が
配置されており、このスイッチS2の開閉によってポリ
アセン電池21に蓄えられた電荷が昇圧回路22に対し
て間欠的に放電される。電圧検出器C2はヒステリシス
をもち、ポリアセン電池1の電圧Vpが例えば5Vに達
したことを検出したときにスイッチS2がONされ、電
圧Vpが2V以下となった場合OFFされる。
【0033】昇圧回路22は、ポリアセン電池21に充
電された電圧(2〜5V)をバッテリ4の充電可能電圧
(例えば6V以上)まで昇圧して出力する回路である。
昇圧回路22と出力端26との間には、保護抵抗R1と
ショットキダイオードD2と電圧検出器C4によって開
閉されるスイッチS4が接続されている。このスイッチ
S4は出力端26に接続されるバッテリ15を過充電か
ら保護するためのものであり、電圧検出器C4が、出力
端26の電圧(すなわち、バッテリ15の充電電圧)が
例えばバッテリ15の定格電圧(あるいは満充電相当の
電圧)に達したことを検出した場合にスイッチS4はO
FFとされる。
【0034】入力端25とスイッチS4との間には、ポ
リアセン電池21及び昇圧回路22に対して並列に、電
圧検出器C3によって開閉されるスイッチS3と保護抵
抗R2とショットキダイオードD3の直列回路が接続さ
れている。風力発電機23による発電力が上がって発電
電圧Vgが例えば7V以上となったことを電圧検出器C
3が検知するとスイッチS3がONされる。この場合、
発電電圧Vgはバッテリ15の充電可能電圧(6V)よ
りも高いので、昇圧回路22を介することなく発電電圧
Vgによって直接バッテリ15が充電される。
【0035】入力端25と昇圧回路22との間には、ゲ
ートG1によって開閉されるスイッチS5がポリアセン
電池21と並列に接続される。ゲートG1は、スイッチ
S1とスイッチS2とスイッチS3がいずれもOFFの
とき、スイッチS5をONとする。これにより、5V以
上7V未満の発電電圧Vgがポリアセン電池1を介する
ことなく直接昇圧回路22を作動させ、昇圧されて充電
可能となった発電電圧Vgがバッテリ15に供給され
る。ショットキダイオードD1〜D3は逆流防止用のダ
イオードであり、保護抵抗R1とR2は昇圧回路22の
保護およびバッテリ15の過充電保護のために接続され
ている。
【0036】なお、入力制御装置11の昇圧回路22を
図1の昇圧装置12に置き換えることも可能であり、そ
の場合、昇圧回路22は入力した電圧をパワーコンディ
ショナー13の規格電圧まで昇圧し、入力制御装置11
の出力はバッテリー15ではなくパワーコンディショナ
ー13へと供給される。
【0037】図3は、図1の昇圧装置12の構成を表し
た図である。
【0038】この図に示すように、昇圧装置12はバッ
テリ蓄電量監視回路31と、スイッチ32と、スイッチ
制御回路33と、昇圧回路34とを備えている。バッテ
リ蓄電量監視回路31はバッテリー15の蓄電量を監視
して、バッテリー15の蓄電量が所定の量以上であり十
分な量であると判断した場合にそのことを示す信号をス
イッチ制御回路33に出力する。スイッチ制御回路33
はバッテリ蓄電量監視回路31からの信号を受け、さら
にパワーコンディショナー13から売電停止信号を受け
た場合、スイッチ32を閉じてバッテリー15の電圧を
昇圧回路34へと導入する。昇圧回路はそのようにして
入力した電圧をパワーコンディショナー13の入力規定
電圧まで昇圧して出力する。
【0039】なお、昇圧装置12が入力制御装置11か
ら直接電圧を受け取る場合には、バッテリ蓄電量監視回
路31は用いられず、スイッチ制御回路33は売電停止
信号を受けた場合にスイッチ32を導通させる。
【0040】図4は、図1の電力供給接続装置における
パワーコンディショナー13の一構成例を表した図であ
る。
【0041】図に示すように、このパワーコンディショ
ナー13は、電圧監視装置41と、スイッチ制御回路4
2と、スイッチ43と、信号発生回路44と、電圧接続
制御装置45とを備えている。電圧監視装置41は電圧
計などによって構成され、太陽電池モジュールからパワ
ーコンディショナー13に出力される電圧を測定し、そ
の測定結果をスイッチ制御回路42と信号発生回路44
へと伝える。電圧測定結果を受けてスイッチ制御回路4
2は、太陽電池モジュールの出力電圧が所定の規定値を
下回ったと判断した場合、スイッチ43を開けて太陽電
池モジュールからの電圧を遮断する。また信号発生回路
44は、電圧監視回路による電圧測定結果から太陽電池
モジュールの出力電圧が所定の規定値を下回ったと判断
した場合、上述の売電停止信号を発生させ、それを昇圧
装置12へと出力する。
【0042】電圧接続制御装置45は、既存のパワーコ
ンディショナーにおける電圧変換機能などの売電に必要
とされる機能と同様の機能をもつ装置であり、太陽電池
モジュールあるいは昇圧装置12から受けた電力を商用
電源に売電できるように電圧変換を行なう。その結果出
力される電圧は本実施例の場合202ボルト程度とな
り、これが商用電源からの入力電圧である200ボルト
を超えるものであるため商用電源に向けて売電がなされ
る。この売電電力量は売電メータ14によって計測され
る。
【0043】上述のパワーコンディショナー13におい
て、電圧監視装置41は電圧接続制御装置45からの出
力電圧を測定してもよく、スイッチ制御回路42と信号
発生回路44はその測定結果に基づいて上記の動作を行
なってもよい。また、スイッチ制御回路42は太陽電池
モジュールの出力電圧が所定値を下回ってから一定時間
(例えば、既存のパワーコンディショナーの規格に合わ
せて30分間)スイッチ43を開放するように設定して
もよく、この場合、信号発生回路44も同様の時間売電
停止信号を発生し続ける。
【0044】図5は、図1の電力供給接続装置における
降圧装置16の一構成例を表している。
【0045】図に示すように、降圧装置16はスイッチ
制御回路51と、スイッチ52と、降圧回路53とを備
えている。スイッチ制御回路51はパワーコンディショ
ナー13から売電停止信号を受け取った場合、スイッチ
52を閉じて太陽電池モジュールの出力電圧を降圧回路
53へと導入する。降圧回路53は受け取った電圧をバ
ッテリー15の入力可能電圧まで降圧させて、入力制御
装置11のバッテリ出力端へと出力する。なお、降圧回
路53の出力を直接バッテリー15に入力してもよい。
【0046】以上本発明による電力供給接続装置の実施
形態について説明したが、この実施形態は電力供給接続
装置の一構成例について述べたものであり、各構成要素
の配置位置や各電圧値あるいは既定値等が異なるもので
あっても、上述の電力供給接続装置と同様の効果を得ら
れるものであれば本発明の範囲に含まれるものとする。
【0047】
【発明の効果】本発明の電力供給接続装置によれば、既
存の太陽光発電用パワーコンディショナーを用いて風力
発電電力を商用電力系統へと供給することができるの
で、風力発電機の売電用接続装置を安価に実現すること
ができる。また、本発明によれば、太陽光発電機による
発電電力が弱まった場合でも、それに代わって風力発電
機の発電電力を供給することができるので、従来よりも
安定した電力供給が長時間にわたって可能となる。さら
に、太陽光発電電力のうち従来は利用されずに無駄とな
っていた電力も、一旦蓄えられた後に用いることができ
るので、効率のよい安定した電力供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電力供給接続装置の一実施形態の
構成を表した図である。
【図2】図1の電力供給接続装置における入力制御装置
11の一構成例を表す回路図である。
【図3】図1の電力供給接続装置における昇圧装置12
の一構成例を表した図である。
【図4】図1の電力供給接続装置におけるパワーコンデ
ィショナー13の一構成例を表した図である。
【図5】図1の電力供給接続装置における降圧装置16
の一構成例を表した図である。
【符号の説明】
11 入力制御装置 12 昇圧装置 13 パワーコンディショナー 14 売電メータ 15 バッテリー 16 降圧装置 21 ポリアセン電池 22 昇圧回路 23 風力発電機 25 入力端 26 出力端 C1〜C4 電圧検出器 S1〜S5 スイッチ G1 ゲート D1〜D3 ショットキダイオード R1、R2 保護抵抗 31 バッテリ蓄電量監視回路 32 スイッチ 33 スイッチ制御回路 34 昇圧回路 41 電圧監視装置 42 スイッチ制御回路 43 スイッチ 44 信号発生回路 45 電圧接続制御像値 51 スイッチ制御回路 52 スイッチ 53 降圧回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風力発電機によって発電した電力を太陽
    光発電用の接続制御装置を介して商用電源に向けて供給
    するための電力供給接続装置であって、 該風力発電機による発電電圧を入力する入力部と、 該入力部から入力した電圧を該接続制御装置の入力規定
    電圧まで昇圧する昇圧手段と、 該昇圧手段によって昇圧した電圧を、該接続制御装置に
    向けて出力する出力端と、 を備えた電力供給接続装置。
  2. 【請求項2】 前記昇圧手段は、前記接続制御装置が太
    陽光発電機による発電電力を前記商用電源に出力してい
    ないことを示す電力供給停止信号を受けた場合に、前記
    風力発電機による発電電力を前記接続制御装置に向けて
    出力するように回路を切り換えるスイッチ手段を備えて
    いる、請求項1に記載の電力供給接続装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記風力発電機による発電電力
    を蓄電する蓄電手段を備えており、 前記昇圧手段は、該蓄電手段に蓄電された電力を昇圧し
    て前記接続制御装置に向けて出力する、請求項1または
    2に記載の電力供給接続装置。
  4. 【請求項4】 前記昇圧手段は、前記蓄電手段の蓄電量
    を検出する検出手段と、該検出手段が検出した蓄電量が
    所定の条件を満たす場合に該蓄電手段の蓄電電力を前記
    接続制御装置に向けて出力するスイッチ手段とを備えて
    いる、請求項3に記載の電力供給接続装置。
  5. 【請求項5】 さらに、太陽光発電機による発電電圧を
    降圧させて前記蓄電手段に向けて出力する降圧手段を備
    えている、請求項3または4に記載の電力供給接続装
    置。
  6. 【請求項6】 第1の発電機による発電電力を商用電源
    に向けて供給するための接続制御装置を介して、第2の
    発電機による発電電力を該商用電源に向けて供給する発
    電電力供給方法であって、 該第2の発電機による発電電圧を直接あるいは一旦蓄積
    手段に蓄積して入力するステップと、 該入力した電圧を該接続制御装置の入力規定電圧まで昇
    圧させるステップと、 該昇圧させた電圧を該接続制御装置に向けて出力するス
    テップと、を含む発電電力供給方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記接続制御装置が第1の発電
    機による発電電力を前記商用電源に出力していないこと
    を示す電力供給停止信号を発生させるステップと、 該電力供給停止信号に応じて、前記第2の発電機による
    発電電力を前記接続制御装置に向けて出力するように接
    続を切り換えるステップと、を含む、請求項6に記載の
    発電電力供給方法。
  8. 【請求項8】 さらに、前記第1の発電機による発電電
    圧を降圧させて前記蓄電手段に蓄電するステップを含
    む、請求項6または7に記載の発電電力供給方法。
  9. 【請求項9】 第1の発電機と第2の発電機による発電
    電力を商用電源に向けて供給するための接続制御装置で
    あって、 該第1の発電機による発電電圧が所定の条件を満たさな
    い場合に、該第1の発電機による発電電力の出力を停止
    する出力停止手段と、 該出力停止手段が該第1の発電機による発電電力の出力
    を停止した場合、該第1の発電機による発電電力の代わ
    りに該第2の発電機による発電電力を出力するように接
    続を切り換えるために用いられる出力停止信号を発生さ
    せる出力停止信号発生手段と、 を備えた接続制御装置。
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