JPH1133241A - 可変装置 - Google Patents

可変装置

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JPH1133241A
JPH1133241A JP20859797A JP20859797A JPH1133241A JP H1133241 A JPH1133241 A JP H1133241A JP 20859797 A JP20859797 A JP 20859797A JP 20859797 A JP20859797 A JP 20859797A JP H1133241 A JPH1133241 A JP H1133241A
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rotating body
plate
projection
protrusion
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Shigeo Kimura
茂夫 木村
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PURETSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突出体の収納スペースと突出体が回転するた
めの開口を小さくすることができる、従来にない新規な
構造の可変装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 可変装置1は、中空状の装置本体2を有
し、この装置本体2の前面開口部16を開閉する前面板
55と、上面開口部17を開閉する回転体25と、後面
開口部18を開閉する後面板61が設けられている。回
転体25には、両端に第1の開口40aと第2の開口4
0bを備えた収納部41が形成されており、この収納部
41内に移動部材45が移動自在に設けられている。移
動部材45は、第1の開口40aから第1の突出体46
が突出すると、第2の突出体47が収納部41内に収納
される。また、第2の開口40bから第2の突出体47
が突出すると、第1の突出体46が収納部41内に収納
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の上下に異
なる第1の突出体と第2の突出体を設け、第1の突出体
が装置本体から表出している時は、第2の突出体が装置
本体内に位置しており、回転体を回転させると、第2の
突出体が装置本体から表出し、第1の突出体が装置本体
内に位置して、瞬間的に外に表出している突出体が変化
する可変装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回転体の上下に異なる第1の突出
体と第2の突出体を設け、第1の突出体が装置本体から
表出している時は、第2の突出体が装置本体内に位置し
ており、回転体を回転させると、第2の突出体が装置本
体から表出し、第1の突出体が装置本体内に位置して、
瞬間的に外に表出している突出体が変化する可変装置と
して、実公平5−11914号公報、実公平5−119
15号公報、実公平5−11916号公報及び実公平5
−25678号公報等に記載されているようなものがあ
った。
【0003】上記公報に開示されている頭部変身装置
は、肩部に回転体が設けられており、この回転体に一対
の異なる頭部が対称的に設けられている。一方の頭部
は、胴部内に収納されており、他方の頭部は、胴部外に
表出している。胴部の前面及び後面には、前面板及び後
面板が開閉自在かつ弾性部材によって閉じる方向に付勢
されている。他方の頭部を後方に回転させると、一方の
頭部が前面板を押し開くようにして外に表出する。他方
の頭部は、開いた後面板の内側を通って胴部内に収納さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の可変装置
は、一対の突出体を交互に装置本体内に収納するため、
装置本体内に突出体分の収納スペースが必要となり、ま
た一対の突出体が回転体の回転中心を中心として回転す
るため、装置本体の前面及び後面に大きな開口を設ける
必要があった。このように、従来の可変装置は、突出体
分の収納スペースと、突出体が回転するための大きな開
口が必要であるから、小型化することができず、又を強
度不足となり、壊れ易いという問題点があった。
【0005】本願発明は、上記問題点に鑑み案出したも
のであって、突出体の収納スペースと突出体が回転する
ための開口を小さくすることができ、小型化することが
できると共に壊れ難い、従来にない新規な構造の可変装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る可変装置
は、上記目的を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)中空状の装置本体を有し、この装置本体の前面に
は前面開口部が形成され、装置本体の上面には上面開口
部が形成され、装置本体の後面には後面開口部が形成さ
れており、前面開口部と上面開口部及び上面開口部と後
面開口部は連通していること。 (ロ)前面開口部には、この前面開口部を開閉する前面
板が下部を中心にして開閉自在に設けられ、後面開口部
には、この後面開口部を開閉する後面板が下部を中心に
して開閉自在に設けられており、上面開口部には、この
上面開口部を開閉する回転体が略中央部を中心にして前
後方向に回転自在に設けられていること。 (ハ)回転体には、両端に第1の開口と第2の開口を備
えた収納部が形成されており、この収納部内に第1の開
口側又は第2の開口側に向かって移動することができる
移動部材が設けられていること。 (ニ)移動部材は、第1の開口側の面に第1の突出体が
設けられ、第2の開口側の面に第2の突出体が設けられ
ており、収納部内の第1の開口側に移動すると第1の開
口から第1の突出体が突出すると共に第2の突出体の全
部又は一部が収納部内に収納され、収納部内の第2の開
口側に移動すると第2の開口から第2の突出体が突出す
ると共に第1の突出体の全部又は一部が収納部内に収納
されるようになっていること。 (ホ)装置本体には、回転体を回転させる回転手段が設
けられていること。
【0007】又本発明に係る可変装置は、上記構成に下
記の構成を加えても良い。 (イ)後面板には、これを後面開口部の閉じる方向に付
勢する弾性部材が設けられていること。 (ロ)前面板と後面板には、夫々内側に突出する突起が
形成され、後面板が前記弾性部材によって閉じた時に、
後面板の突起が前面板の突起を押圧して前面板を閉じる
ように構成されていること。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、可変装置の一形態を示す
前面斜視図である。図2は、図1の後面斜視図である。
図3は、図2の内部構造を示す斜視図である。図4は、
図3の動きを説明する斜視図である。図5は、可変装置
の要部分解斜視図である。図6は、回転体の分解斜視図
である。図7は、可変装置の動作を説明する断面側面図
である。図8は、移動部材の動作を説明する断面側面図
である。
【0009】可変装置1は、中空状の装置本体2を有し
ている。この装置本体2の前面には前面開口部16が形
成され、装置本体2の上面には上面開口部17が形成さ
れ、装置本体2の後面には後面開口部18が形成されて
おり、前面開口部16と上面開口部17及び上面開口部
17と後面開口部18は連通している。
【0010】前面開口部16には、この前面開口部16
を開閉する前面板55が下部を中心にして開閉自在に設
けられ、後面開口部18には、この後面開口部18を開
閉する後面板61が下部を中心にして開閉自在に設けら
れており、上面開口部17には、この上面開口部17を
開閉する回転体25が略中央部を中心にして前後方向に
回転自在に設けられている。
【0011】回転体25には、両端に第1の開口40a
と第2の開口40bを備えた収納部41が形成されてお
り、この収納部41内に第1の開口40a側又は第2の
開口40b側に向かって移動することができる移動部材
45が設けられている。移動部材45は、第1の開口4
0a側の面に第1の突出体46が設けられ、第2の開口
40b側の面に第2の突出体47が設けられている。
【0012】移動部材45は、収納部41内の第1の開
口40a側に移動すると第1の開口40aから第1の突
出体46が突出すると共に第2の突出体47の全部又は
一部が収納部41内に収納される。また、収納部41内
の第2の開口40b側に移動すると第2の開口40bか
ら第2の突出体47が突出すると共に第1の突出体46
の全部又は一部が収納部41内に収納されるようになっ
ている。装置本体2には、回転体25を回転させる回転
手段10,81,97,100,33aが設けられてい
る。なお、回転手段は、特に限定されるものではなく、
例えば腕部の基端部と回転体の側面に互いかみ合うクラ
ッチ又は歯車を形成し、腕部を回転させることによっ
て、回転体25を回転させるようにしても良い。
【0013】又後面板61には、これを後面開口部18
の閉じる方向に付勢する弾性部材67が設けられてい
る。前面板55と後面板61には、夫々内側に突出する
突起59,66が形成され、後面板61が前記弾性部材
67によって閉じた時に、後面板61の突起66が前面
板55の突起59を押圧して前面板55を閉じるように
構成されている。
【0014】上記構成の可変装置1は、第1の突出体4
6が表出した状態では、図7(a),図8(a)に示す
ように、第2の突出体47が装置本体2内に収納されて
いる。第2の突出体47は、頂部が装置本体2、前面板
55又は後面板61の一側に当接して押し上げられて回
転体25内に収納された形となっており、移動部材45
を介して第1の突出体46が回転体25の第1の開口4
0aから突出している。
【0015】後面板61は、弾性部材67の弾性によっ
て後面開口部18を閉じている。前面板55は、これの
突起59が後面板61の突起66に押し下げられている
から、前面開口部16を閉じている。前面板55と後面
板61と第1の突出体46が表出している回転体25
が、前面開口部16,後面開口部18,上面開口部17
を閉じている時、装置本体2の一つの外観を形成してい
る。
【0016】上記した状態において、図4に示すよう
に、回転手段10,81,97,100,33aによっ
て回転体25を時計方向に180度回転させると、装置
本体2内に設けられた第2の突出体47が前面板55を
押し開く。前面板55が開く方向に回動すると、これの
突起59が後面板61の突起66を押し上げることにな
り、後面板61は弾性部材67の弾性に抗して開く方向
に回動する。
【0017】第1の突出体46も同時に時計方向に回転
し、前記したように突起59によって開かれた後面板6
1を第1の突出体46が弾性部材67の弾性に抗して大
きく押し開くことになる(図7(c)、図8(b)参
照)。第1の突出体46は、弾性部材67の弾性により
付勢される後面板61によって、回転体25内側に押し
込まれ、第2の突出体47が回転体25内から突出す
る。第1の突出体46は、図7(d)に示すように、後
面板61の内面に沿って回転体25内に押し込められた
形で回転する。
【0018】回転体25が180度回転すると、図7
(e),図8(c)に示すように、第2の突出体47が
表出し、第1の突出体46が装置本体2内に収納され
る。第1の突出体46は、頂部が装置本体2、前面板5
5又は後面板61の一側に当接して押し上げられて回転
体25内に収納された形となっており、移動部材45を
介して第2の突出体47が回転体25の第2の開口40
bから突出している。
【0019】後面板61は、弾性部材67の弾性によっ
て後面開口部18を閉じている。前面板55は、これの
突起59が後面板61の突起66に押し下げられている
から、前面開口部16を閉じている。前面板55と後面
板61と第2の突出体47が表出している回転体25
が、前面開口部16,後面開口部18,上面開口部17
を閉じている時、装置本体2の一部を構成し、装置本体
2の他の外観を形成する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図8に基
づいて説明する。1は、頭部の可変装置であって、胴部
(装置本体)2と、胴部2の左肩部3に設けられた左腕
5と、胴部2の右肩部6に設けられた右腕7と、胴部2
の腰部9左側に設けられた左脚部10と、胴部2の腰部
9右側に設けられた右脚部11とを有している。
【0021】胴部(装置本体)2は、図5に示すよう
に、二つ割の前半体13と後半体15とからなり、前半
体13と後半体15が接合されてビス14止めされるこ
とによって一体的に組み立てられ、内部が中空となって
いる。胴部2の前面には前面開口部16が形成され、胴
部2の上面には上面開口部17が形成され、胴部2の後
面には後面開口部18が形成されており、前面開口部1
6と上面開口部17及び上開口部17と後面開口部18
は連通している。
【0022】前半体13側の前面開口部16及び上面開
口部17の右端縁には、前右側壁20aが設けられ、後
半体15側の後面開口部18及び上面開口部17の右端
縁には、後右側壁20bが設けられており、前記したよ
うに前半体13と後半体15が一体的に組み立てられる
と、前右側壁20aと後右側壁20bが接合して右側壁
20が形成され、前右側壁20aに形成された半円状の
切欠き21aと後右側壁20bに形成された半円状の切
欠き(図示せず)が接合して軸受孔21が形成される。
【0023】同様に前半体13側の前面開口部16及び
上面開口部17の左端には前左側壁22aが設けられ、
後半体15側の後面開口部18及び上面開口部17の左
端には後左側壁が設けられており、前記したように前半
体13と後半体15が一体的に組み立てられると、前左
側壁22aと後左側壁が接合して左側壁22が形成さ
れ、前左側壁22aに形成された半円状の切欠き23a
と後左側壁に形成された半円状の切欠き(図示せず)が
接合して軸受孔23が形成される。
【0024】前半体13の左肩部3には半球体12aが
形成され、後半体15の左肩部3には半球体12bが形
成されている。前半体13と後半体15が一体的に組み
立てられると、半球体12a,12bが接合して球型関
節12が形成される。前記左腕5の肩部がこの球型関節
12に回動自在に取り付けられる。
【0025】胴部2内の右側壁20,左側壁22間に
は、回転体25が回動自在に設けられている。この回転
体25は、図6に示すように、二つ割の枠体26,27
とで構成されている。枠体26,27は略対称的に形成
され、これの接合部両側には、半軸部材29,30及び
半円部材31,32が形成されている。枠体26と27
が接合すると、半軸部材29と30が接合して回転軸3
5が形成され、半円部材31と32が接合してフランジ
36が形成される。半円部材31と32の接合面には、
位置決めするための係止突起37と係止穴39が形成さ
れている。このフランジ36,36は、取付円板33,
34に嵌め込まれ、半円部材31,32が分離しないよ
うにして取付円板33,34に固定されている。
【0026】左側の取付円板33の左側面には、後記押
上片100によって押し上げられる被押上突起33aが
突設されている。右側の取付円板34の右側面には、直
線状の係合突起34aが突設されている。この係合突起
34aは、これの直線部が前半体13の肩部近傍に固定
された略U字状の弾性ストッパー片38に圧接されてい
るため、常に180度回転した位置に保持される。
【0027】上記枠体26と27によって組み立てられ
る回転体25は、両端に第1の開口40aと第2の開口
40bを備えた収納部41が形成されている。この収納
部41の両側壁には、第1の開口40a側及び第2の開
口40b側に伸びるガイド溝42,43が形成されてい
る。収納部41内には、第1の開口40a側又は第2の
開口40b側に向って移動できる移動部材45が設けら
れている。移動部材45の上面または下面は、緩やかに
湾曲して人形の肩部を形成しており、上面に第1の頭体
(第1の突出体)46が設けられ、下面に第2の頭体
(第2の突出体)47が設けられている。
【0028】移動部材45の両側面には、前記回転体2
5のガイド溝42,43に案内される略矩形状のガイド
突起51,51が設けられている。従って、移動部材4
5は、回転体25の収納部41内において、第1の開口
40a側又は第2の開口40b側のみ移動することがで
き、回転体25に対して回転することができない。ま
た、回転体25の前部下端及び後部上端には、第1の係
合部49及び第2の係合部50が形成されている。
【0029】上記移動部材45が組み込まれた回転体2
5は、これの前記回転軸35,35が前記右側壁20,
左側壁22の軸受孔21,23に回動自在に軸受けされ
ている。回転体25を構成する枠体26,27は、上端
縁26a,27aが前部から上部にかけて曲線を描くよ
うに形成され、胴部2の胸部及び肩部の一部を構成す
る。
【0030】胴部2の前面開口部16には、これの下部
を開閉する前面板55が設けられている。この前面板5
5の下部にはボス56が水平となるように設けられ、こ
のボス56には軸受穴57が形成されている。前面板5
5は、軸受穴57に前半体13の下部に取り付けられた
第1の支軸58が挿入され、この第1の支軸58を中心
として前後方向に回転自在となり、前面開口部16の下
部を開閉するようになっている。
【0031】また、前面板55は、上記ボス56に前面
板55と略直角となる突起59が突設されている。前面
板55は、前面開口部16を閉じた時に、これの両端縁
が前面開口部16の両側に形成された段凹部60に嵌合
して胴部2の腹部を構成し、上端縁に前記回転体25の
第1の係合部49又は第2の係合部50が係合する。
【0032】胴部2の後面開口部18には、この後面開
口部18を開閉する後面板61が設けられている。この
後面板61の下部には、一対の軸受板62,62が設け
られ、この軸受板62,62には軸受孔63,63が形
成されている。後面板61は、この軸受孔63,63に
後半体15の下部に取り付けられた第2の支軸65が挿
入され、この第2の支軸65を中心として前後方向に回
転自在に設けられ、後面開口部18を開閉するようにな
っている。
【0033】また後面板61は、下部に後面板61と略
直角となる突起66が突設されている。後面板61は、
第2の支軸65に巻装されたコイルスプリング67によ
って閉じる方向に付勢されている。後面板61は、後面
開口部18を閉じた時に、これの両端縁が後面開口部1
8の両側に形成された段凹部69に嵌合して胴部2の後
面を構成し、上端縁が前記回転体25の第1の係合部4
9又は第2の係合部50に当接する。後面板61の突起
66は、前面板55の突起59の上部に重なるようにし
て設けられている。
【0034】胴部2を構成する前半体13の腰部9内部
には、後半体15をビス14等によって固定する軸受け
ボス71が水平方向に突設されている。この軸受けボス
71には、連結部材72が取り付けられている。この連
結部材72は、右脚部11を回動自在に連結する円板状
関節73と、軸受けボス71を挿通する挿通孔75と、
腰部9の右側部に切り欠かれた切り欠き部9aに嵌合す
る嵌合片76を備えている。又、軸受けボス71には、
揺動片81が揺動自在に設けられている。揺動片81の
上端左側部には、第1のスプリング82の一端が取付ピ
ン83によって固定され、第1のスプリング82の他端
は右肩関節85に取り付けられている。
【0035】右肩関節85は、右腕7の肩部を回動自在
に連結する球型関接86と、軸部87と、フランジ89
とで構成され、この軸部87が胴部2の肩部に形成され
た肩孔90に回動自在に取り付けられている。フランジ
89は、側面に前記第1のスプリング82の他端を係止
する係止ピン91が設けられ、周囲に係合段部93が設
けられている。このフランジ89は、これの係合段部9
3が前半体13に形成されたストッパー片95に当接す
るまで回動可能となっている。第1のスプリング82
は、前半体13の右脇壁96と右側壁20間に配置され
ている。
【0036】揺動片81の上端右側部には、第2のスプ
リング97の一端が取付ピン99によって固定され、第
2のスプリング97の他端には略U字状の押上片100
が取り付けられている。この押上片100は長指部10
1と短指部102を備えており、前記取付円板33の被
押上突起33aを挟み込むようにして押し上げるように
構成されている。第2のスプリング97は、前半体13
の左脇壁103と左側壁22間に配置されている。
【0037】揺動片81の略中間部には、連結部材10
5が回動自在に取付けられている。連結部材105は、
左脚部10を回動自在に連結する円板状関節106と、
腰部9の左側部に切り欠かれた切り欠き部9bに挿通す
る挿通片107と、挿通片107の一側に設けられ、揺
動片81の略中間部に形成された中間孔109に略コ字
状の取付片111によって回動自在に取り付けられる支
軸110とで構成されている。上記揺動片81は、軸受
けボス71に巻装されたコイルスプリング112によっ
て第2のスプリング97を引張る方向に付勢されてい
る。
【0038】次に、上記構成に基づいて可変装置1の作
用を説明する。上記したように、第1の頭体46が表出
した状態では、図7(a),図8(a)に示すように、
第2の頭体47が胴部2内に収納されている。第2の頭
体47は、頂部が後面板61の突起66に当接して押し
上げられて回転体25内に収納された形となっており、
移動部材45を介して第1の頭体46が回転体25の第
1の開口40aから突出している。
【0039】移動部材45及び回転体25の外側面は、
人形の肩部及び胸部を形成しているため、胴部2の一部
を構成している。回転体25は、右側に設けられた取付
円板34の係合突起34aの直線部に弾性ストッパー片
38が圧接しているため、第1の頭体46の表出した状
態が維持されている
【0040】後面板61は、コイルスプリング67の弾
性によって後面開口部18を閉じており、上端が回転体
25の第2の係合部50に当接している。前面板55
は、これの突起59が後面板61の突起66に押し下げ
られているから、前面開口部16の下部を閉じており、
これの上端に回転体25の第1の係合部49が係合して
いる。前面板55と後面板61と第1の頭体46が表出
している回転体25が、前面開口部16,後面開口部1
8,上面開口部17を閉じている時、これらは略連続し
た形となって胴部2の一部を構成し、胴部2の一つの外
観を形成している。
【0041】上記した状態において、図4に示すよう
に、左脚部10を内側に押圧すると、連結部材105を
介して揺動片81をコイルスプリング112の弾性に抗
して第1のスプリング82の引張る方向に揺動させる。
第1のスプリング82が引張られると、右肩関節85の
フランジ89,軸部87,球型関節86を介して右腕7
を前方に揺動させる。右腕7は、フランジ89の係合段
部93がストッパー片95に当接するまで、揺動する。
【0042】又上記したように揺動片81が揺動する
と、第2のスプリング97を介して押上片100を押し
上げる(図7(b)参照)。押上片100が押し上げら
れると、取付円板33の被押上突起33aを介して回転
体25を時計方向に180度回転させる。胴部2内に設
けられた第2の頭体47が前面板55を押し開く。前面
板55が開く方向に回動すると、これの突起59が後面
板61の突起66を押し上げることになり、後面板61
はコイルスプリング67の弾性に抗して開く方向に回動
する。
【0043】第1の頭体46も同時に時計方向に回転
し、前記したように突起59によって開かれた後面板6
1を第1の頭体46がコイルスプリング67の弾性に抗
してさらに大きく押し開くことになる(図7(c)、図
8(b)参照)。前面板55は、後面板61より短く形
成されているので、回転体25が略水平状態になると、
第2の頭体47に当接しない状態となる。
【0044】この時、第1の頭体46は、コイルスプリ
ング67の弾性により付勢される後面板61によって、
回転体25内側に押し込まれ、第2の頭体47が回転体
25内から突出する。第1の頭体46は、図7(d)に
示すように、後面板61の内面及び突起66に沿って回
転体25内に押し込められた形で回転する。
【0045】回転体25が180度回転すると、図7
(e),図8(c)に示すように、第2の頭体47が表
出し、第1の頭体46が胴部2内に収納される。第1の
頭体46は、頂部が後面板61の突起66に当接して押
し上げられて回転体25内に収納された形となってお
り、移動部材45を介して第2の頭体47が回転体25
の第2の開口40bから突出している。
【0046】移動部材45及び回転体25の外側面は、
人形の肩部及び胸部を形成しているため、胴部2の一部
を構成している。回転体25は、右側に設けられた取付
円板34の係合突起34aの直線部に弾性ストッパー片
38が圧接するため、第2の頭体47の表出した状態が
維持される。左脚部10の押圧を解除すると、コイルス
プリング112の弾性復元力により、第1のスプリング
82、右肩関節85、右腕7、第2のスプリング97が
最初の状態に復帰する。
【0047】後面板61は、コイルスプリング67の弾
性によって後面開口部18を閉じており、上端が回転体
25の第1の係合部49に当接している。前面板55
は、これの突起59が後面板61の突起66に押し下げ
られているから、前面開口部16の下部を閉じており、
これの上端に回転体25の第2の係合部50が係合して
いる。前面板55と後面板61と第2の頭体47が表出
している回転体25が、前面開口部16,後面開口部1
8,上面開口部17を閉じている時、これらは略連続し
た形となって胴部2の一部を構成し、胴部2の他の外観
を形成する。
【0048】
【発明の効果】本願請求項1,2に係る可変装置は、装
置本体の上面開口部を開閉する回転体に、両端に第1の
開口と第2の開口を備えた収納部を形成し、この収納部
内に第1の突出体と第2の突出体を備えた移動部材を移
動自在に設け、第1の突出体が装置本体から表出してい
るときは、第2の突出体が回転体の収納部内に収納され
て装置本体内に位置し、第2の突出体が装置本体から表
出しているときは、第1の突出体が回転体の収納部内に
収納されて装置本体内に位置するため、第1の突出体又
は第2の突出体を収容する装置本体の収納スペースと、
第1の突出体と第2の突出体を回転可能にするための前
面開口部及び後面開口部を小さくすることができ、従来
にない新規な構造を提供することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変装置の一形態を示す前面斜視
図である。
【図2】図1の後面斜視図である。
【図3】図2の内部構造を示す斜視図である。
【図4】図3の動きを説明する斜視図である。
【図5】可変装置の要部分解斜視図である。
【図6】回転体の分解斜視図である。
【図7】可変装置の動作を説明する断面側面図である。
【図8】移動部材の動作を説明する断面側面図である。
【符号の説明】
1 可変装置 2 胴部(装置本体) 3 左肩部 5 左腕 6 右肩部 7 右腕 9 腰部 9a 切り欠き部 9b 切り欠き部 10 左脚部 11 右脚部 12 球型関節 12a 半球体 12b 半球体 13 前半体 14 ビス 15 後半体 16 前面開口部 17 上面開口部 18 後面開口部 20 右側壁 20a 前右側壁 20b 後右側壁 21 軸受孔 21a 切欠き 22 左側壁 22a 前左側壁 22b 後左側壁 23 軸受孔 23a 切欠き 25 回転体 26 枠体 26a 上端縁 27 枠体 27a 上端縁 29 半軸部材 30 半軸部材 31 半円部材 32 半円部材 33 取付円板 33a 被押上突起 34 取付円板 34a 係合突起 35 回転軸 36 フランジ 37 係止突起 38 ストッパー片 39 係止穴 40a 第1の開口 40b 第2の開口 41 収納部 42 ガイド溝 43 ガイド溝 45 移動部材 46 第1の頭体(第1の突出体) 47 第2の頭体(第2の突出体) 49 第1の係合部 50 第2の係合部 51 ガイド突起 55 前面板 56 ボス 57 軸受穴 58 第1の支軸 59 突起 60 段凹部 61 後面板 62 軸受板 63 軸受孔 65 第2の支軸 66 突起 67 コイルスプリング(弾性部材) 69 段凹部 71 軸受けボス 72 連結部材 73 円板状関節 75 挿通孔 76 嵌合片 81 揺動片 91 係止ピン 93 係合段部 95 ストッパー片 96 右脇壁 97 第2のスプリング 99 取付ピン 100 押上片 101 長指部 102 短指部 103 左脇壁 105 連結部材 106 円板状関節 107 挿通片 109 中間孔 110 支軸 112 コイルスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    変装置。 (イ)中空状の装置本体を有し、この装置本体の前面に
    は前面開口部が形成され、装置本体の上面には上面開口
    部が形成され、装置本体の後面には後面開口部が形成さ
    れており、前面開口部と上面開口部及び上面開口部と後
    面開口部は連通していること。 (ロ)前面開口部には、この前面開口部を開閉する前面
    板が下部を中心にして開閉自在に設けられ、後面開口部
    には、この後面開口部を開閉する後面板が下部を中心に
    して開閉自在に設けられており、上面開口部には、この
    上面開口部を開閉する回転体が略中央部を中心にして前
    後方向に回転自在に設けられていること。 (ハ)回転体には、両端に第1の開口と第2の開口を備
    えた収納部が形成されており、この収納部内に第1の開
    口側又は第2の開口側に向かって移動することができる
    移動部材が設けられていること。 (ニ)移動部材は、第1の開口側の面に第1の突出体が
    設けられ、第2の開口側の面に第2の突出体が設けられ
    ており、収納部内の第1の開口側に移動すると第1の開
    口から第1の突出体が突出すると共に第2の突出体の全
    部又は一部が収納部内に収納され、収納部内の第2の開
    口側に移動すると第2の開口から第2の突出体が突出す
    ると共に第1の突出体の全部又は一部が収納部内に収納
    されるようになっていること。 (ホ)装置本体には、回転体を回転させる回転手段が設
    けられていること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の可変装置。 (イ)後面板には、これを後面開口部の閉じる方向に付
    勢する弾性部材が設けられていること。 (ロ)前面板と後面板には、夫々内側に突出する突起が
    形成され、後面板が前記弾性部材によって閉じた時に、
    後面板の突起が前面板の突起を押圧して前面板を閉じる
    ように構成されていること。
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