JPH11332443A - 糸の切断装置 - Google Patents

糸の切断装置

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JPH11332443A
JPH11332443A JP14536298A JP14536298A JPH11332443A JP H11332443 A JPH11332443 A JP H11332443A JP 14536298 A JP14536298 A JP 14536298A JP 14536298 A JP14536298 A JP 14536298A JP H11332443 A JPH11332443 A JP H11332443A
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cutter
holding
cutting
lock
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Hirokore Nakazawa
宏是 中澤
Yoneji Ono
米司 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】できるだけ多くの糸を回収するようにして、コ
ストを低減し、自然環境を破壊する要因をなくすことが
できるようにした糸の切断装置を提供する。 【解決手段】高所側で糸を強く引いて、一対のガイド部
16,17の間に渡された糸の張力が大きくなると、ロ
ック部材50の弾接部52が一対のガイド部16,17
の間に渡された糸に押し出され、ロック部材50がロッ
ク位置からアンロック位置に揺動して、連接部材41か
ら外れ、第1付勢手段60の付勢力により、抑え部材3
0を非抑え位置から抑え位置に揺動した後に、カッター
20を非切断位置から切断位置に揺動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所と低所との間
に糸が張られており、前記高所の方から前記低所の方へ
前記張られた糸に沿って移動し、前記低所側の糸の端部
を切断するようにした糸の切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣針が海底の岩などに引掛かる根
掛かりしたとき、根掛かりした釣糸を回収すべく、釣竿
を引き寄せて、釣糸を強く引っ張ると、根掛かりの部位
と釣竿との間の途中で釣糸が切れてしまう場合が生じて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、根掛か
りの部位と竿との間の途中で釣糸が切れると、多くの釣
糸が海中に残されて回収不能になり、多くの釣糸が徒に
消費され、コストが嵩む要因になっていた。
【0004】また、回収されずに海中に放置された釣糸
は、きれいな海を汚染することにもなり、自然環境を少
なからず破壊していく要因になるとともに、新たな根掛
かりの原因ともなるという問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、できるだけ多くの糸を回収するよ
うにして、コストを低減し、自然環境を破壊する要因を
なくすことができるようにした糸の切断装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]高所と低所との間に糸が張られており、前記高所
の方から前記低所の方へ前記張られた糸に沿って移動
し、前記低所側の糸の端部を切断するようにした糸の切
断装置であって、装置本体(10)、カッター(2
0)、抑え部材(30)、連動機構(40)を備え、前
記装置本体(10)は、内部空間(15)を有してお
り、前記内部空間(15)は、糸が相対移動可能に挿通
していて、前記カッター(20)、抑え部材(30)お
よび、連動機構(40)を収容しており、前記カッター
(20)は、前記内部空間(15)の前記低所側に相当
する方に配され、前記挿通する糸を切断する切断位置と
非切断位置とに揺動可能に支持されており、前記抑え部
材(30)は、前記内部空間(15)の前記高所側に相
当する方に配され、前記挿通する糸を移動不能に抑える
抑え位置と非抑え位置とに揺動可能に支持されており、
前記連動機構(40)は、前記挿通する糸に弾撥的に当
接していて、前記挿通する糸の張力が大きくなると、前
記抑え部材(30)を前記非抑え位置から前記抑え位置
に揺動した後に、前記カッター(20)を前記非切断位
置から前記切断位置に揺動することを特徴とする糸の切
断装置。
【0007】[2]高所と低所との間に糸が張られてお
り、前記高所の方から前記低所の方へ前記張られた糸に
沿って移動し、前記低所側の糸の端部を切断するように
した糸の切断装置であって、装置本体(10)、カッタ
ー(20)、抑え部材(30)、連接部材(41)、ロ
ック部材(50)、第1付勢手段(60)および、第2
付勢手段(70)を備え、前記装置本体(10)は、内
部空間(15)を有しており、前記内部空間(15)に
は、糸が相対移動可能に挿通していて、前記カッター
(20)、抑え部材(30)、連結部材、ロック部材
(50)、第1付勢手段(60)および、第2付勢手段
(70)を収容しており、前記カッター(20)は、前
記内部空間(15)の前記低所側に相当する方に配さ
れ、前記挿通する糸を切断する切断位置と非切断位置と
に揺動可能に支持されており、前記抑え部材(30)
は、前記内部空間(15)の前記高所側に相当する方に
配され、前記挿通する糸を移動不能に抑える抑え位置と
非抑え位置とに揺動可能に支持されており、前記第1付
勢手段(60)は、前記カッター(20)を前記切断位
置に揺動する方向へ付勢し、かつ、前記抑え部材(3
0)を前記抑え位置に揺動する方向へ付勢しており、前
記連接部材(41)は、前記抑え部材(30)が前記抑
え位置に揺動した後に前記カッター(20)が前記切断
位置に揺動すべく、前記カッター(20)と前記抑え部
材(30)とを連接しており、前記ロック部材(50)
は、前記連接部材(41)に係止し、前記第1付勢手段
(60)の付勢力に抗して、前記カッター(20)部材
を前記非切断位置に拘束し、かつ、前記抑え部材(3
0)を前記非抑え位置に拘束するロック位置と、前記連
接部材(41)から外れるアンロック位置とに揺動可能
に配されており、前記第2付勢手段(70)は、前記ロ
ック部材(50)を前記ロック位置に揺動する方向へ付
勢しており、前記ロック部材(50)は弾接部(52)
を有し、前記弾接部(52)は、前記第2付勢手段(7
0)の付勢力により前記挿通する糸に弾撥的に当接して
いて、前記挿通する糸の張力が大きくなると、前記第2
付勢手段(70)の付勢力に抗して前記ロック部材(5
0)が前記ロック位置から前記アンロック位置へ揺動す
ることを特徴とする糸の切断装置。
【0008】[3]高所と低所との間に糸が張られてお
り、前記高所の方から前記低所の方へ前記張られた糸に
沿って移動し、前記低所側の糸の端部を切断するように
した糸の切断装置であって、装置本体(10)、一対の
ガイド部(16,17)、カッター(20)、抑え部材
(30)、連接部材(41)、ロック部材(50)、第
1付勢手段(60)および、第2付勢手段(70)を備
え、前記装置本体(10)は、内部空間(15)を有し
ており、前記内部空間(15)には、糸が相対移動可能
に挿通していて、一対のガイド部(16,17)、前記
カッター(20)、抑え部材(30)、連結部材、ロッ
ク部材(50)、第1付勢手段(60)および、第2付
勢手段(70)を収容しており、前記一対のガイド部
(16,17)の間に前記挿通する糸が渡されており、
前記カッター(20)は、前記内部空間(15)の前記
低所側に相当する方に配され、前記挿通する糸を切断す
る切断位置と非切断位置とに揺動可能に支持されてお
り、前記抑え部材(30)は、前記内部空間(15)の
前記高所側に相当する方に配され、前記挿通する糸を移
動不能に抑える抑え位置と非抑え位置とに揺動可能に支
持されており、前記第1付勢手段(60)は、前記カッ
ター(20)を前記切断位置に揺動する方向へ付勢し、
かつ、前記抑え部材(30)を前記抑え位置に揺動する
方向へ付勢しており、前記連接部材(41)は、前記抑
え部材(30)が前記抑え位置に揺動した後に前記カッ
ター(20)が前記切断位置に揺動すべく、前記カッタ
ー(20)と前記抑え部材(30)とを連接しており、
前記ロック部材(50)は、前記連接部材(41)に係
止し、前記第1付勢手段(60)の付勢力に抗して、前
記カッター(20)部材を前記非切断位置に拘束し、か
つ、前記抑え部材(30)を前記非抑え位置に拘束する
ロック位置と、前記連接部材(41)から外れるアンロ
ック位置とに揺動可能に配されており、前記第2付勢手
段(70)は、前記ロック部材(50)を前記ロック位
置に揺動する方向へ付勢しており、前記ロック部材(5
0)は弾接部(52)を有し、前記弾接部(52)は、
前記一対のガイド部(16,17)の間に渡された糸に
前記第2付勢手段(70)の付勢力により弾撥的に押し
込んでいて、前記挿通する糸の張力が大きくなると、前
記一対のガイド部(16,17)の間に渡された糸によ
り押し出され、前記第2付勢手段(70)の付勢力に抗
して前記ロック部材(50)が前記ロック位置から前記
アンロック位置へ揺動することを特徴とする糸の切断装
置。
【0009】[4]前記装置本体(10)は、基体(1
1)と蓋体(12)とから成り、前記蓋体(12)は、
前記内部空間(15)を開閉可能に前記基体(11)に
支持されていることを特徴とする[1]、[2]または
[3]に記載の糸の切断装置。
【0010】[5]前記装置本体(10)は、前記低所
に相当する方の端部に錘部(18)を配する一方、前記
高所に相当する方の端部に浮子部(19)を配している
ことを特徴とする[1]、[2]、[3]または[4]
に記載の糸の切断装置。
【0011】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。本発明の一つの構成では、装置本体
(10)の内部空間(15)を糸が挿通して相対移動可
能なように、高所側の糸に装置本体(10)をセットす
ると、装置本体(10)が張られた糸に沿って高所から
低所に移動する。装置本体(10)がセットされたと
き、移動中および、低所に移動したとき、内部空間(1
5)を挿通する糸に連動機構(40)が弾撥的に当接し
ていて、抑え部材(30)が非抑え位置に揺動してい
て、カッター(20)が非切断位置に揺動している。
【0012】装置本体(10)が低所に到達したなら
ば、例えば、高所側で糸を強く引いて、糸の張力を大き
くする。それにより、連動機構(40)が、抑え部材
(30)を非抑え位置から抑え位置に揺動した後に、カ
ッター(20)を非切断位置から切断位置に揺動し、低
所において糸が切断される。糸を切断した後に、糸を高
所に引き上げると、内部空間(15)の高所側に相当す
る方で抑え部材(30)が糸を抑えているため、装置本
体(10)が糸の先端部につながった状態に維持され、
多くの糸および、装置本体(10)を回収することがで
きる。
【0013】また、本発明の別の構成では、装置本体
(10)がセットされたとき、移動中および、低所に移
動したとき、ロック部材(50)はロック位置にあっ
て、連接部材(41)に係止し、第1付勢手段(60)
の付勢力に抗して、抑え部材(30)が非抑え位置に揺
動していて、カッター(20)が非切断位置に揺動して
いる。また、ロック部材(50)の弾接部(52)は、
第2付勢手段(70)の付勢力により、内部空間(1
5)を挿通する糸に弾撥的に当接している。
【0014】装置本体(10)が低所に到達したなら
ば、例えば、高所側で糸を強く引いて、糸の張力を大き
くする。それにより、ロック部材(50)の弾接部(5
2)が押され、ロック部材(50)がアンロック位置に
揺動して、連接部材(41)から外れ、第1付勢手段
(60)の付勢力により、抑え部材(30)を非抑え位
置から抑え位置に揺動した後に、カッター(20)を非
切断位置から切断位置に揺動し、低所において糸が切断
される。
【0015】さらに、本発明の別の構成では、装置本体
(10)がセットされたとき、移動中および、低所に移
動したとき、ロック部材(50)はロック位置にあっ
て、連接部材(41)に係止し、第1付勢手段(60)
の付勢力に抗して、抑え部材(30)が非抑え位置に揺
動していて、カッター(20)が非切断位置に揺動して
いる。また、ロック部材(50)の弾接部(52)は、
第2付勢手段(70)の付勢力により、一対のガイド部
(16,17)の間に渡された糸に弾撥的に当接してい
る。
【0016】装置本体(10)が低所に到達したなら
ば、例えば、高所側で糸を強く引くと、一対のガイド部
(16,17)の間に渡された糸の張力が大きくなる。
それにより、ロック部材(50)の弾接部(52)が一
対のガイド部(16,17)の間に渡された糸に押し出
され、ロック部材(50)がアンロック位置に揺動し
て、連接部材(41)から外れ、第1付勢手段(60)
の付勢力により、抑え部材(30)を非抑え位置から抑
え位置に揺動した後に、カッター(20)を非切断位置
から切断位置に揺動し、低所において糸が切断される。
【0017】さらに、本発明の別の構成では、高所側の
糸に装置本体(10)を着脱する際に、蓋体(12)を
開いたり閉じたりすれば、内部空間(15)が開閉可能
になるので、糸を内部空間(15)に簡易に挿通するこ
とができるとともに、内部空間(15)から簡易に離脱
することができる。
【0018】さらに、本発明の別の構成では、装置本体
(10)が高所側の糸にセットされ、高所側から低所側
へ張られた糸に沿って移動する際に、錘部(18)が配
される装置本体(10)の低所に相当する方を下に、浮
子部(19)が配される装置本体(10)の高所に相当
する方を上にして、装置本体(10)が移動あるいは沈
むようになり、移動中に、装置本体(10)が上下逆転
することがなく姿勢が安定し、結果的に装置本体(1
0)が円滑に低所へ移動する。また、装置本体(10)
が低所側に移動した後にも、装置本体(10)の姿勢が
安定しているので、糸を切断する際に装置本体(10)
を好ましい姿勢に維持することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の一実施の形
態を示している。本実施の形態に係る糸の切断装置は、
釣糸が海底の岩などの低所に引っ掛かり、釣竿である高
所と低所との間に糸が張られた際に、低所側の釣糸の端
部を切断可能にするものである。
【0020】図1に示すように、切断装置は、装置本体
10、一対のガイド部16,17、カッター20、抑え
部材30、連接部材41、ロック部材50、第1付勢手
段60および、第2付勢手段70を備えている。
【0021】装置本体10は、基体11と蓋体12とか
ら成る。基体11は、略半円形断面形状に形成され、蓋
体12は、略半周の円弧形状に形成されている。基体1
1の一側縁部にはヒンジ軸13が支持され、ヒンジ軸1
3には、蓋体12の円弧の一端部が揺動可能に枢着され
ている。基体11の他側縁部には係合突起13aが形成
され、蓋体12の円弧の他端部には凹部12aが形成さ
れている。係合突起13aは、凹部12aに弾撥的に係
合して蓋体12を開き不能に拘束している。装置本体1
0には、低所に相当する方の端部に錘部18が配され、
高所に相当する方の端部に水抜き孔18aが穿設されて
いる。
【0022】蓋体12が閉じた状態では、基体11と蓋
体12との間に略半円形断面形状の内部空間15が形成
されている。内部空間15には、釣糸が相対移動可能に
挿通するとともに、一対のガイド部16,17、カッタ
ー20、抑え部材30、連結部材、ロック部材50、第
1付勢手段60および、第2付勢手段70が収容されて
いる。
【0023】図1および図6に示すように、基体11の
両端部の中央には釣糸の挿通用小孔11a及び、両端部
の外縁から挿通用小孔11aに通じる釣糸着脱用細溝1
1bがそれぞれ形成されている。釣糸は一方の挿通用小
孔11aから内部空間15内に入り、内部空間15を通
って他方の挿通用小孔11aから外部へ抜けている。
【0024】一対の鼓形ローラであるガイド部16,1
7は、内部空間15の低所側に相当する方と高所側に相
当する方との中間部に配され、一対のガイド部16,1
7の間には、釣糸が渡されている。
【0025】図1〜図3に示すように、カッター20
は、内部空間15の低所側に相当する方に配されてい
る。カッター20は、リンク形状に形成されていて、リ
ンクの中間部が蓋体12に形成したボス部12bに切断
位置と非切断位置とに揺動可能に支持されている。リン
クの先端部には刃部21が形成され、蓋体12には釣糸
を嵌入状態にして支持するV溝部材25が固設され、V
溝部材25がカッター20の刃部21に対向している。
【0026】図1、図4及び、図5に示すように、抑え
部材30は、内部空間15の高所側に相当する方に配さ
れている。抑え部材30は、リンク形状に形成されてい
て、リンクの中間部が蓋体12に形成したボス部12c
に抑え位置と非抑え位置とに揺動可能に支持されてい
る。リンクの先端部には爪部31が形成され、蓋体12
にはブラケット34が固設され、ブラケット34には抑
え台35がピンで支持され、抑え台35が抑え部材30
の爪部31に対向している。抑え台35にはゴム板36
が張り付けられている。
【0027】連接部材41は、軸状に形成されていて、
連接部材41の両端部がそれぞれ貫通する一対のガイド
ブッシュ37により、連接部材41が軸方向へ往復移動
可能に支持されている。連接部材41の一端部はカッタ
ー20の基端部に連結されている。カッター20の基端
部には、前記往復移動方向に対して直交する方向に長い
長孔が穿設され、長孔に連接部材41側のピンが長孔の
長手方向に移動可能に嵌合している。
【0028】連接部材41の他端部は抑え部材30の基
端部に連結されている。抑え部材30の基端部には、前
記往復移動方向に対して直交する方向に長い長孔が穿設
され、長孔に連接部材41側のピンが長孔の長手方向に
移動可能に嵌合している。一対のガイドブッシュ37に
それぞれ貫通する連接部材41の両端部は小径部に成っ
ていて、一対の抑え台35の間に相当する連接部材41
の中央部は大径部45に成っている。
【0029】連接部材41が図1において右側から左側
へ移動すると、抑え部材30が抑え位置に揺動した後に
カッター20が切断位置に揺動する。すなわち、抑え部
材30の先端部が抑え台35に達するために要する揺動
角度に対して、カッター20がV溝部材25に達するた
めの揺動角度より少なく設定されている。
【0030】連接部材41の大径部45と一方の抑え台
35との間にはコンプレッションスプリングである第1
付勢手段60が介在している。第1付勢手段60は、連
接部材41を図1において左方向、すなわち、カッター
20を切断位置に揺動する方向へ付勢し、かつ、抑え部
材30を抑え位置に揺動する方向へ付勢している。
【0031】連接部材41の大径部45の下方にはボス
部12dが形成され、ボス部12dにはリンク形状のロ
ック部材50の中間部が揺動可能に枢着されている。ロ
ック部材50の一端部には拘束爪51が形成され、ロッ
ク部材50の他端部にはローラである弾接部52が形成
されている。ロック部材50は板バネである第2付勢手
段により、ロック部材50の拘束爪51が連接部材41
の大径部45に係止する方向(図1において時計方向)
へ付勢されている。ロック部材50は、その拘束爪51
が連接部材41の大径部45に係止するロック位置で
は、第1付勢手段60の付勢力に抗して、カッター20
を非切断位置に拘束し、かつ、抑え部材30を非抑え位
置に拘束する。
【0032】ロック部材50の弾接部52は、一対のガ
イド部16,17の間に張られる釣糸に弾接している。
釣糸からの反力は、ロック部材50をロック位置からア
ンロック位置(図1において反時計方向)へ揺動する方
向に働く。
【0033】次に作用を説明する。高所側の釣糸に装置
本体10をセットするには、蓋体12を開き状態にし
て、基体11の両端部の釣糸着脱用細溝11bに釣糸を
通して、挿通用小孔11aに挿通可能に嵌め込む。ま
た、一対のガイド部16,17の間に渡すようにする。
このとき、ロック部材50の拘束爪51はロック位置に
あって、連接部材41の大径部45に係止し、第1付勢
手段60の付勢力に抗して、抑え部材30が非抑え部材
30に揺動していて、カッター20が非切断位置に揺動
している。また、ロック部材50の弾接部52は、第2
付勢手段70の付勢力により、一対のガイド部16,1
7の間に渡された釣糸に弾撥的に当接している。
【0034】次に、蓋体12を閉じ状態にして、係合突
起13aを凹部12aに弾撥的に係合する。それによ
り、蓋体12が閉じ状態に拘束される。また、装置本体
10の内部空間15を釣糸が挿通して相対移動可能なよ
うになる。
【0035】次に、装置本体10から手を離すと、装置
本体10の自重により、装置本体10が高所から低所に
釣糸に沿って移動する。装置本体10の移動中において
も抑え部材30は非抑え部材30に揺動していて、カッ
ター20が非切断位置に揺動している。
【0036】装置本体10が低所に到達したならば、例
えば、釣竿を高所側に引き寄せるようにして、釣糸を強
く引くようにすると、一対のガイド部16,17の間に
渡された釣糸の張力が大きくなる。それにより、ロック
部材50の弾接部52が一対のガイド部16,17の間
に渡された釣糸に押し出され、第2付勢手段70の付勢
力に抗してロック部材50がロック位置からアンロック
位置に揺動し、ロック部材50の拘束爪51が連接部材
41の大径部45から外れる。
【0037】拘束爪51が連接部材41の大径部45か
ら外れると、第1付勢手段60の付勢力により、連接部
材41が図1において左方へ移動し、抑え部材30が非
抑え位置から抑え位置に揺動した後に、カッター20が
非切断位置から切断位置に揺動する。それにより、釣糸
は、高所側に相当する方で抑えられた状態で、低所側に
相当する方で切断される。
【0038】釣糸が低所側に相当する方で切断された後
に、高所側で釣糸を回収すると、回収される釣糸と共
に、装置本体10が回収される。回収された後に、蓋体
12を開き状態にして抑え部材30を非抑え位置に揺動
して釣糸を内部空間15内から引き出し、あるいは、閉
じ状態のまま、抑え部材30の抑え力に起因する摩擦力
に抗して釣糸を内部空間15内から引き出せば良い。
【0039】図7から図10は本発明の第2実施の形態
を示している。本第2実施の形態では、ローラである一
対のガイド部16,17をガイド孔部材116に代える
と共に、ローラであるロック部材50の弾接部52をガ
イド孔152に代えたものである。ガイド孔部材116
および、ガイド孔152には、外部からガイド孔部材1
16およびガイド孔152にそれぞれ通じる挿入用細溝
117,157が形成されている。ローラを設けずに済
み、部品点数を削減することができる。
【0040】図11は、本発明の第3実施の形態を示し
ている。本第3実施の形態では、装置本体10は、その
高所に相当する方の端部に浮子部19が配されている。
装置本体10が高所側の釣糸にセットされ、高所側から
低所側へ張られた釣糸に沿って移動する際に、単に錘部
18を設けた場合に比して、錘部18が配される装置本
体10の低所に相当する方を下に、浮子部19が配され
る装置本体10の高所に相当する方を上にした姿勢で装
置本体10が移動し、装置本体10の姿勢がさらに安定
し、装置本体10が一層円滑に低所へ移動する。
【0041】また、本第3実施の形態では、前記第1実
施の形態に係る第1付勢手段60に代えて、第1付勢手
段である板バネ160がカッター20を図11において
反時計方向、すなわち切断位置に揺動する方向へ付勢
し、同じく、第1付勢手段である板バネ260が抑え部
材30を図11において反時計方向、すなわち抑え位置
に揺動する方向へ付勢するようにしてもよい。
【0042】なお、本実施の形態では、切断装置で切断
するものとして、釣糸を示したが、切断するものとして
はこれに限定せず、海底などに敷設される光ファイバ
や、下水道に沿って敷設される電線などであってもよ
い。
【0043】また、カッター20と抑え部材30とを連
接部材41で連接して成る連動機構を示したが、連動機
構はこれに限定せず、例えば、カム部材や、歯車などの
動力伝達機構により構成してもよい。
【0044】
【発明の効果】前述した発明の実施の形態から理解され
るように、本発明の一つの構成では、例えば、高所側で
糸を強く引いて、糸の張力を大きくすると、連動機構
が、抑え部材を非抑え位置から抑え位置に揺動した後
に、カッターを非切断位置から切断位置に揺動するよう
にしたので、低所において糸が切断され、糸を切断した
後に、糸を高所に引き上げると、内部空間の高所側に相
当する方で抑え部材が糸を抑えているため、装置本体が
糸の先端部につながった状態に維持され、多くの糸およ
び、装置本体を回収することができる。
【0045】また、本発明の別の構成では、例えば、高
所側で糸を強く引いて、糸の張力を大きくすると、ロッ
ク部材の弾接部が押され、ロック部材がアンロック位置
に揺動して、連接部材から外れ、第1付勢手段の付勢力
により、抑え部材を非抑え位置から抑え位置に揺動した
後に、カッターを非切断位置から切断位置に揺動するよ
うにしたので、低所において糸を切断することができ
る。
【0046】さらに、本発明の別の構成では、例えば、
高所側で糸を強く引いて、一対のガイド部の間に渡され
た糸の張力が大きくなると、ロック部材の弾接部が一対
のガイド部の間に渡された糸に押し出され、ロック部材
がアンロック位置に揺動して、連接部材から外れ、第1
付勢手段の付勢力により、抑え部材を非抑え位置から抑
え位置に揺動した後に、カッターを非切断位置から切断
位置に揺動するようにしたので、低所において糸が切断
される。
【0047】さらに、本発明の別の構成では、高所側の
糸に装置本体を着脱する際に、蓋体を開いたり閉じたり
すれば、内部空間が開閉可能になるので、糸を内部空間
に簡易に挿通することができるとともに、内部空間から
簡易に離脱することができる。
【0048】さらに、本発明の別の構成では、装置本体
が高所側の糸にセットされ、高所側から低所側へ張られ
た糸に沿って移動する際に、錘部が配される装置本体の
低所に相当する方を下に、浮子部が配される装置本体の
高所に相当する方を上にして、装置本体が移動するよう
になり、移動中に、装置本体の姿勢が安定し、結果的に
装置本体が円滑に低所へ移動し、装置本体が低所側に移
動した後に、糸を切断する際に装置本体を好ましい姿勢
に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る糸の切断装置の
縦断面図である。
【図2】図1のI−I線断面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図4の部分拡大線断面図である。
【図6】図1のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の第2実施の形態に係る糸の切断装置の
横断面図である。
【図8】図7の部分拡大断面図である。
【図9】本発明の第2実施の形態に係る糸の切断装置の
横断面図である。
【図10】図9の部分拡大断面図である。
【図11】本発明の第3実施の形態に係る糸の切断装置
の縦断面図である。
【符号の説明】
10…装置本体 11…基体 11a…挿通用小孔 11b…釣糸着脱用細溝 12…蓋体 12a…凹部 12b…ボス部 12c…ボス部 12d…ボス部 13…ヒンジ軸 13a…係合突起 15…内部空間 16,17…一対のガイド部 18…錘部 18a…水抜き孔 19…浮子部 20…カッター 21…刃部 25…V溝部材 30…抑え部材 31…爪部 34…ブラケット 35…抑え台 36…ゴム板 41…連接部材 45…大径部 50…ロック部材 51…拘束爪 52…弾接部 60…第1付勢手段 70…第2付勢手段 116…ガイド孔部材 117,157…挿入用細溝 152…ガイド孔 160…板バネ 260…板バネ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]高所と低所との間に糸が張られており、前記高所
の方から前記低所の方へ前記張られた糸に沿って移動
し、前記低所側の糸の端部を切断するようにした糸の切
断装置であって、装置本体(10)、カッター(2
0)、抑え部材(30)、連動機構(40)を備え、前
記装置本体(10)は、内部空間(15)を有してお
り、前記内部空間(15)は、糸が相対移動可能に挿通
していて、前記カッター(20)、抑え部材(30)お
よび、連動機構(40)を収容しており、前記カッター
(20)は、前記内部空間(15)の前記低所側に相当
する方に配され、前記挿通する糸を切断する切断位置と
非切断位置とに揺動可能に支持されており、前記抑え部
材(30)は、前記内部空間(15)の前記高所側に相
当する方に配され、前記挿通する糸を移動不能に抑える
抑え位置と非抑え位置とに揺動可能に支持されており、
前記連動機構(40)は、前記カッター(20)と前記
抑え部材(30)とを連接する連接部材(41)を有し
ており、前記連動機構(40)は、前記挿通する糸に弾
撥的に当接していて、前記挿通する糸の張力が大きくな
ると前記連接部材(41)が作動し、該作動する前記連
接部材(41)により、前記抑え部材(30)を前記非
抑え位置から前記抑え位置に揺動した後に、前記カッタ
ー(20)を前記非切断位置から前記切断位置に揺動す
ることを特徴とする糸の切断装置。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】装置本体(10)が低所に到達したなら
ば、例えば、高所側で糸を強く引いて、糸の張力を大き
くする。それにより、連動機構(40)の連接部材(4
1)が作動し、作動する連接部材(41)により、抑え
部材(30)が非抑え位置から抑え位置に揺動した後
に、カッター(20)が非切断位置から切断位置に揺動
し、低所において糸が切断される。糸を切断した後に、
糸を高所に引き上げると、内部空間(15)の高所側に
相当する方で抑え部材(30)が糸を抑えているため、
装置本体(10)が糸の先端部につながった状態に維持
され、多くの糸および、装置本体(10)を回収するこ
とができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高所と低所との間に糸が張られており、前
    記高所の方から前記低所の方へ前記張られた糸に沿って
    移動し、前記低所側の糸の端部を切断するようにした糸
    の切断装置であって、 装置本体、カッター、抑え部材、連動機構を備え、 前記装置本体は、内部空間を有しており、 前記内部空間は、糸が相対移動可能に挿通していて、前
    記カッター、抑え部材および、連動機構を収容してお
    り、 前記カッターは、前記内部空間の前記低所側に相当する
    方に配され、前記挿通する糸を切断する切断位置と非切
    断位置とに揺動可能に支持されており、 前記抑え部材は、前記内部空間の前記高所側に相当する
    方に配され、前記挿通する糸を移動不能に抑える抑え位
    置と非抑え位置とに揺動可能に支持されており、 前記連動機構は、前記挿通する糸に弾撥的に当接してい
    て、前記挿通する糸の張力が大きくなると、前記抑え部
    材を前記非抑え位置から前記抑え位置に揺動した後に、
    前記カッターを前記非切断位置から前記切断位置に揺動
    することを特徴とする糸の切断装置。
  2. 【請求項2】高所と低所との間に糸が張られており、前
    記高所の方から前記低所の方へ前記張られた糸に沿って
    移動し、前記低所側の糸の端部を切断するようにした糸
    の切断装置であって、 装置本体、カッター、抑え部材、連接部材、ロック部
    材、第1付勢手段および、第2付勢手段を備え、 前記装置本体は、内部空間を有しており、 前記内部空間には、糸が相対移動可能に挿通していて、
    前記カッター、抑え部材、連結部材、ロック部材、第1
    付勢手段および、第2付勢手段を収容しており、 前記カッターは、前記内部空間の前記低所側に相当する
    方に配され、前記挿通する糸を切断する切断位置と非切
    断位置とに揺動可能に支持されており、 前記抑え部材は、前記内部空間の前記高所側に相当する
    方に配され、前記挿通する糸を移動不能に抑える抑え位
    置と非抑え位置とに揺動可能に支持されており、 前記第1付勢手段は、前記カッターを前記切断位置に揺
    動する方向へ付勢し、かつ、前記抑え部材を前記抑え位
    置に揺動する方向へ付勢しており、 前記連接部材は、前記抑え部材が前記抑え位置に揺動し
    た後に前記カッターが前記切断位置に揺動すべく、前記
    カッターと前記抑え部材とを連接しており、 前記ロック部材は、前記連接部材に係止し、前記第1付
    勢手段の付勢力に抗して、前記カッター部材を前記非切
    断位置に拘束し、かつ、前記抑え部材を前記非抑え位置
    に拘束するロック位置と、前記連接部材から外れるアン
    ロック位置とに揺動可能に配されており、 前記第2付勢手段は、前記ロック部材を前記ロック位置
    に揺動する方向へ付勢しており、 前記ロック部材は弾接部を有し、 前記弾接部は、前記第2付勢手段の付勢力により前記挿
    通する糸に弾撥的に当接していて、前記挿通する糸の張
    力が大きくなると、前記第2付勢手段の付勢力に抗して
    前記ロック部材が前記ロック位置から前記アンロック位
    置へ揺動することを特徴とする糸の切断装置。
  3. 【請求項3】高所と低所との間に糸が張られており、前
    記高所の方から前記低所の方へ前記張られた糸に沿って
    移動し、前記低所側の糸の端部を切断するようにした糸
    の切断装置であって、 装置本体、一対のガイド部、カッター、抑え部材、連接
    部材、ロック部材、第1付勢手段および、第2付勢手段
    を備え、 前記装置本体は、内部空間を有しており、 前記内部空間には、糸が相対移動可能に挿通していて、
    一対のガイド部、前記カッター、抑え部材、連結部材、
    ロック部材、第1付勢手段および、第2付勢手段を収容
    しており、 前記一対のガイド部の間に前記挿通する糸が渡されてお
    り、 前記カッターは、前記内部空間の前記低所側に相当する
    方に配され、前記挿通する糸を切断する切断位置と非切
    断位置とに揺動可能に支持されており、 前記抑え部材は、前記内部空間の前記高所側に相当する
    方に配され、前記挿通する糸を移動不能に抑える抑え位
    置と非抑え位置とに揺動可能に支持されており、 前記第1付勢手段は、前記カッターを前記切断位置に揺
    動する方向へ付勢し、かつ、前記抑え部材を前記抑え位
    置に揺動する方向へ付勢しており、 前記連接部材は、前記抑え部材が前記抑え位置に揺動し
    た後に前記カッターが前記切断位置に揺動すべく、前記
    カッターと前記抑え部材とを連接しており、 前記ロック部材は、前記連接部材に係止し、前記第1付
    勢手段の付勢力に抗して、前記カッター部材を前記非切
    断位置に拘束し、かつ、前記抑え部材を前記非抑え位置
    に拘束するロック位置と、前記連接部材から外れるアン
    ロック位置とに揺動可能に配されており、 前記第2付勢手段は、前記ロック部材を前記ロック位置
    に揺動する方向へ付勢しており、 前記ロック部材は弾接部を有し、 前記弾接部は、前記一対のガイド部の間に渡された糸に
    前記第2付勢手段の付勢力により弾撥的に押し込んでい
    て、前記挿通する糸の張力が大きくなると、前記一対の
    ガイド部の間に渡された糸により押し出され、前記第2
    付勢手段の付勢力に抗して前記ロック部材が前記ロック
    位置から前記アンロック位置へ揺動することを特徴とす
    る糸の切断装置。
  4. 【請求項4】前記装置本体は、基体と蓋体とから成り、 前記蓋体は、前記内部空間を開閉可能に前記基体に支持
    されていることを特徴とする請求項1、2または3に記
    載の糸の切断装置。
  5. 【請求項5】前記装置本体は、前記低所に相当する方の
    端部に錘部を配する一方、前記高所に相当する方の端部
    に浮子部を配していることを特徴とする1、2、3また
    は4に記載の糸の切断装置。
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KR20050015097A (ko) * 2003-08-02 2005-02-21 성재곤 찌 회수장치
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