JPH1133360A - 造水プラントの運転制御装置 - Google Patents
造水プラントの運転制御装置Info
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- JPH1133360A JPH1133360A JP19254297A JP19254297A JPH1133360A JP H1133360 A JPH1133360 A JP H1133360A JP 19254297 A JP19254297 A JP 19254297A JP 19254297 A JP19254297 A JP 19254297A JP H1133360 A JPH1133360 A JP H1133360A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 供給水の温度および濃度が変化した場合に、
この変化に合わせて、高圧ポンプとRO膜モジュールを
有する造水プラントを運転制御し、経済的な運転制御を
行う。 【解決手段】 生産可能範囲計算手段1において、供給
水の温度と濃度からRO膜モジュールの膜特性式を求め
るとともに、この膜特性式と、高圧ポンプ系特性式と、
透過水濃度上限と、回収率と、高圧ポンプおよびRO膜
モジュールの使用流量範囲と、RO膜モジュールの圧力
範囲とから造水プラントにおける生産可能な生産水量範
囲を求める。生産水量制御手段2により、生産可能な生
産水量範囲内における設定水量を目標値として定めて造
水プラントの高圧ポンプを制御する。
この変化に合わせて、高圧ポンプとRO膜モジュールを
有する造水プラントを運転制御し、経済的な運転制御を
行う。 【解決手段】 生産可能範囲計算手段1において、供給
水の温度と濃度からRO膜モジュールの膜特性式を求め
るとともに、この膜特性式と、高圧ポンプ系特性式と、
透過水濃度上限と、回収率と、高圧ポンプおよびRO膜
モジュールの使用流量範囲と、RO膜モジュールの圧力
範囲とから造水プラントにおける生産可能な生産水量範
囲を求める。生産水量制御手段2により、生産可能な生
産水量範囲内における設定水量を目標値として定めて造
水プラントの高圧ポンプを制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆浸透膜モジュー
ルを用いた造水プラントの運転制御装置に関する。
ルを用いた造水プラントの運転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より海水を供給水として高圧ポンプ
により逆浸透膜モジュール(RO膜モジュール)まで供
給して透過水を生産し、濃縮水を戻す造水プラントが知
られている。
により逆浸透膜モジュール(RO膜モジュール)まで供
給して透過水を生産し、濃縮水を戻す造水プラントが知
られている。
【0003】このような逆浸透膜モジュールを有する造
水プラントにおいて、逆浸透膜モジュールからの透過水
量は供給水の水温の上昇により増加する性質があり、ま
た高圧ポンプの運転圧力にも比例する。また、透過塩分
量も供給水の水温の上昇により増加する性質がある。従
来、造水プラントから一定の水量を得るために、水温上
昇時に高圧ポンプの運転圧力を減少させたり、年に1度
程度、運転する膜モジュールの数を変更したりしてい
る。水温の上昇に伴う造水プラントの能力の増加は顕著
であるため、これを利用して、多量の透過水量を得るこ
とができ、またより少ない高圧ポンプの運転圧力や運転
モジュール数で運転を行えば、経済的である。また、水
温の上昇に伴う透過塩分量を考慮して、回収率、運転モ
ジュール数を設定すれば、適正な水質の透過水を得るこ
とができる。
水プラントにおいて、逆浸透膜モジュールからの透過水
量は供給水の水温の上昇により増加する性質があり、ま
た高圧ポンプの運転圧力にも比例する。また、透過塩分
量も供給水の水温の上昇により増加する性質がある。従
来、造水プラントから一定の水量を得るために、水温上
昇時に高圧ポンプの運転圧力を減少させたり、年に1度
程度、運転する膜モジュールの数を変更したりしてい
る。水温の上昇に伴う造水プラントの能力の増加は顕著
であるため、これを利用して、多量の透過水量を得るこ
とができ、またより少ない高圧ポンプの運転圧力や運転
モジュール数で運転を行えば、経済的である。また、水
温の上昇に伴う透過塩分量を考慮して、回収率、運転モ
ジュール数を設定すれば、適正な水質の透過水を得るこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら適切な高
圧ポンプの運転圧力、運転モジュール数を探索すること
は複雑であり、運転圧力や運転モジュール数を大雑把に
変化させても効率的な運転を行うことはできない。
圧ポンプの運転圧力、運転モジュール数を探索すること
は複雑であり、運転圧力や運転モジュール数を大雑把に
変化させても効率的な運転を行うことはできない。
【0005】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、供給水の水温や水質に応じ、またオペレー
タの運転方針に対応して適宜、生産水量を制御すること
ができ、かつ適切な回収率とモジュール数での自動運転
を可能とすることができる逆浸透膜モジュールを用いた
造水プラントの運転制御装置を提供することを目的とす
る。
ものであり、供給水の水温や水質に応じ、またオペレー
タの運転方針に対応して適宜、生産水量を制御すること
ができ、かつ適切な回収率とモジュール数での自動運転
を可能とすることができる逆浸透膜モジュールを用いた
造水プラントの運転制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、海水を高圧ポ
ンプにより配管を介して、入口弁を有する逆浸透膜モジ
ュールへ供給水として供給して、透過水を生産するとと
もに濃縮水を戻す造水プラントの運転制御装置におい
て、供給水、透過水、および濃縮水の運転状態と高圧ポ
ンプの状態を測定する測定手段と、測定手段によって求
めた供給水の温度と導電率から求めた以下の膜特性式
と、高圧ポンプの特性式と高圧ポンプと逆浸透膜モジュ
ール間の配管の圧力損失特性式とを合成した以下の高圧
ポンプ系特性式と、設定された以下の透過水濃度上限
と、設定された以下の回収率と、以下の逆浸透膜の使用
流量範囲と、逆浸透膜の使用圧力範囲とから、造水プラ
ントで生産可能な透過水の生産水量範囲を計算する生産
可能範囲計算手段と、 膜特性式… Qp=As×(Pf−Δπ)×F Δπ=f(Temp,Cf,RR) Qp……透過水量 As……膜透過係数 Pf……運転圧力 Δπ……膜間の浸透圧差 F………膜面積 Temp…供給水温度 Cf……供給水濃度 RR……回収率 回収率…… RR=Qp/Qf 高圧ポンプ特性式と、高圧ポンプと逆浸透膜モジュール
間の配管の圧力損失特性式を合成した高圧ポンプ系特性
式… Pf<aQf2 +bQf+c Qf……供給水流量 a,b,c…係数 透過水濃度…Cp<Bs×ΔC×F ΔC=f(RR,Cf) Cp……透過水濃度 Bs……塩透過係数 ΔC……膜間の濃度差 RR……回収率
ンプにより配管を介して、入口弁を有する逆浸透膜モジ
ュールへ供給水として供給して、透過水を生産するとと
もに濃縮水を戻す造水プラントの運転制御装置におい
て、供給水、透過水、および濃縮水の運転状態と高圧ポ
ンプの状態を測定する測定手段と、測定手段によって求
めた供給水の温度と導電率から求めた以下の膜特性式
と、高圧ポンプの特性式と高圧ポンプと逆浸透膜モジュ
ール間の配管の圧力損失特性式とを合成した以下の高圧
ポンプ系特性式と、設定された以下の透過水濃度上限
と、設定された以下の回収率と、以下の逆浸透膜の使用
流量範囲と、逆浸透膜の使用圧力範囲とから、造水プラ
ントで生産可能な透過水の生産水量範囲を計算する生産
可能範囲計算手段と、 膜特性式… Qp=As×(Pf−Δπ)×F Δπ=f(Temp,Cf,RR) Qp……透過水量 As……膜透過係数 Pf……運転圧力 Δπ……膜間の浸透圧差 F………膜面積 Temp…供給水温度 Cf……供給水濃度 RR……回収率 回収率…… RR=Qp/Qf 高圧ポンプ特性式と、高圧ポンプと逆浸透膜モジュール
間の配管の圧力損失特性式を合成した高圧ポンプ系特性
式… Pf<aQf2 +bQf+c Qf……供給水流量 a,b,c…係数 透過水濃度…Cp<Bs×ΔC×F ΔC=f(RR,Cf) Cp……透過水濃度 Bs……塩透過係数 ΔC……膜間の濃度差 RR……回収率
【数4】 逆浸透膜の使用圧力 Pf<Pmax Pmax……膜最大圧力 生産可能範囲計算手段で計算された生産水量範囲を表示
する表示手段と、表示手段によって表示された生産可能
範囲中の水量でオペレータが選択した生産水量を生産水
量目標値として設定し、設定された生産水量目標値と回
収率になるようにプラントを制御する生産水量制御手段
と、を備えたことを特徴とする造水プラントの運転制御
装置である。
する表示手段と、表示手段によって表示された生産可能
範囲中の水量でオペレータが選択した生産水量を生産水
量目標値として設定し、設定された生産水量目標値と回
収率になるようにプラントを制御する生産水量制御手段
と、を備えたことを特徴とする造水プラントの運転制御
装置である。
【0007】本発明によれば、生産可能範囲計算手段に
おいて、供給水の温度と濃度から求めた膜特性式と、高
圧ポンプ特性式と高圧ポンプと逆浸透膜モジュール間の
配管の圧力損失特性式を合成した高圧ポンプ系特性式
と、設定された透過水濃度上限と、設定された回収率
と、RO膜および高圧ポンプの使用流量範囲と、逆浸透
膜の圧力範囲とから、造水プラントで生産可能な透過水
の生産水量範囲を計算する。生産水量制御手段で求めた
生産可能範囲内において、オペレータが設定した水量を
生産水量目標値として設定し、設定された生産水量目標
値と回収率になるようにプラントを制御する。
おいて、供給水の温度と濃度から求めた膜特性式と、高
圧ポンプ特性式と高圧ポンプと逆浸透膜モジュール間の
配管の圧力損失特性式を合成した高圧ポンプ系特性式
と、設定された透過水濃度上限と、設定された回収率
と、RO膜および高圧ポンプの使用流量範囲と、逆浸透
膜の圧力範囲とから、造水プラントで生産可能な透過水
の生産水量範囲を計算する。生産水量制御手段で求めた
生産可能範囲内において、オペレータが設定した水量を
生産水量目標値として設定し、設定された生産水量目標
値と回収率になるようにプラントを制御する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図15は本発明に
よる造水プラントの制御装置を示す図である。
施の形態について説明する。図1乃至図15は本発明に
よる造水プラントの制御装置を示す図である。
【0009】図1において、造水プラントは、海水を取
水する取水ポンプ19と、海水を供給水として供給する
遠心型の高圧ポンプ14と、供給水を淡水として濃縮水
を戻す逆浸透膜モジュール(RO膜モジュール)13と
を備えている。また高圧ポンプ14とRO膜モジュール
13とを結ぶ配管15中にRO膜入口弁16と圧力計2
4とが設けられ、さらにまたRO膜モジュール13の濃
縮水側の排水配管17に圧力計25とRO膜出口弁18
が設けられている。
水する取水ポンプ19と、海水を供給水として供給する
遠心型の高圧ポンプ14と、供給水を淡水として濃縮水
を戻す逆浸透膜モジュール(RO膜モジュール)13と
を備えている。また高圧ポンプ14とRO膜モジュール
13とを結ぶ配管15中にRO膜入口弁16と圧力計2
4とが設けられ、さらにまたRO膜モジュール13の濃
縮水側の排水配管17に圧力計25とRO膜出口弁18
が設けられている。
【0010】また取水ポンプ19は生産水量目標値と回
収率から必要な海水を取水するようになっており、取水
ポンプ19と高圧ポンプ14との間には、RO膜モジュ
ール13における目詰りを防ぐために含有物を除去する
前処理設備30、温度計20、導電率計21および流量
計23が順次設けられている。
収率から必要な海水を取水するようになっており、取水
ポンプ19と高圧ポンプ14との間には、RO膜モジュ
ール13における目詰りを防ぐために含有物を除去する
前処理設備30、温度計20、導電率計21および流量
計23が順次設けられている。
【0011】さらにRO膜モジュール13の下流側に
は、流量計26、導電率計27および淡水保管設備32
が順次設けられている。また排水配管17には、高圧ポ
ンプ14にタービン29を介して連結された逆転ポンプ
28が設けられ、この逆転ポンプ28の下流側に濃縮水
を排水可能な水質まで処理するための排水処理設備31
が設けられている。
は、流量計26、導電率計27および淡水保管設備32
が順次設けられている。また排水配管17には、高圧ポ
ンプ14にタービン29を介して連結された逆転ポンプ
28が設けられ、この逆転ポンプ28の下流側に濃縮水
を排水可能な水質まで処理するための排水処理設備31
が設けられている。
【0012】なお、高圧ポンプ14は回転数制御が可能
となっている。
となっている。
【0013】次に造水プラントの運転制御装置について
述べる。造水プラントの運転制御装置22は温度計20
で計測された供給水の温度と、導電率計21で計測され
換算された濃度とからRO膜モジュール13の特性式
と、高圧ポンプ14の特性式と高圧ポンプ14とRO膜
モジュール13間の配管15やRO膜入口弁16の圧力
損失特性式と、設定された透過水濃度上限と、設定され
た回収率と、RO膜13および高圧ポンプ14の使用流
量範囲および圧力範囲から、造水プラントで生産可能な
生産水量範囲を計算する生産可能範囲計算手段1を備え
ている。
述べる。造水プラントの運転制御装置22は温度計20
で計測された供給水の温度と、導電率計21で計測され
換算された濃度とからRO膜モジュール13の特性式
と、高圧ポンプ14の特性式と高圧ポンプ14とRO膜
モジュール13間の配管15やRO膜入口弁16の圧力
損失特性式と、設定された透過水濃度上限と、設定され
た回収率と、RO膜13および高圧ポンプ14の使用流
量範囲および圧力範囲から、造水プラントで生産可能な
生産水量範囲を計算する生産可能範囲計算手段1を備え
ている。
【0014】また生産可能範囲計算手段1には、生産可
能範囲中の水量でオペレータの設定した水量を生産水量
目標値として設定し、設定された生産水量目標値と回収
率になるようにプラントを制御する生産水量制御手段2
が接続されている。また生産可能範囲計算手段1には表
示手段1aを介して生産可能範囲中の水量で最大の水量
を生産水量目標値として設定し、設定された生産水量目
標値と回収率になるようにプラントを制御する最大水量
制御手段3が接続されている。
能範囲中の水量でオペレータの設定した水量を生産水量
目標値として設定し、設定された生産水量目標値と回収
率になるようにプラントを制御する生産水量制御手段2
が接続されている。また生産可能範囲計算手段1には表
示手段1aを介して生産可能範囲中の水量で最大の水量
を生産水量目標値として設定し、設定された生産水量目
標値と回収率になるようにプラントを制御する最大水量
制御手段3が接続されている。
【0015】またRO膜運転制御装置22に、温度計2
0で計測された供給水の温度と、導電率21で計測され
換算された濃度を基に、RO膜モジュール13の特性式
と、高圧ポンプ14の特性式と高圧ポンプとRO膜モジ
ュール間の配管15やRO膜入口弁16の圧力損失特性
式と、設定された回収率から、生産水量に応じた生産水
濃度、高圧ポンプに要する動力量、前処理に要する薬品
量、RO膜の入口圧力(運転圧力)を計算する運転状態
予測手段4が接続されている。
0で計測された供給水の温度と、導電率21で計測され
換算された濃度を基に、RO膜モジュール13の特性式
と、高圧ポンプ14の特性式と高圧ポンプとRO膜モジ
ュール間の配管15やRO膜入口弁16の圧力損失特性
式と、設定された回収率から、生産水量に応じた生産水
濃度、高圧ポンプに要する動力量、前処理に要する薬品
量、RO膜の入口圧力(運転圧力)を計算する運転状態
予測手段4が接続されている。
【0016】さらに運転状態予測手段4に、生産水濃度
と電力量と薬品量と高圧ポンプの運転圧力を統一した指
標で評価する評価式を作成し、評価式に生産水量に対す
るそれぞれの値を入力し評価値を算出して、プラント全
体を総合的に評価する生産水量評価手段5が接続されて
いる。この場合、生産水濃度、電力量、薬品量および高
圧ポンプの運転圧力は、各々生産水の水質、ランニング
コスト、膜寿命への影響を与えるものである。
と電力量と薬品量と高圧ポンプの運転圧力を統一した指
標で評価する評価式を作成し、評価式に生産水量に対す
るそれぞれの値を入力し評価値を算出して、プラント全
体を総合的に評価する生産水量評価手段5が接続されて
いる。この場合、生産水濃度、電力量、薬品量および高
圧ポンプの運転圧力は、各々生産水の水質、ランニング
コスト、膜寿命への影響を与えるものである。
【0017】また生産水量評価手段5は、ファジィ推論
を用いて評価値を算出するファジィ推論手段6と、各項
の重みづけや評価値をオペレータが変更できるオペレー
タ変更手段7とを有している。
を用いて評価値を算出するファジィ推論手段6と、各項
の重みづけや評価値をオペレータが変更できるオペレー
タ変更手段7とを有している。
【0018】なお生産水量評価手段5の評価式に、淡水
の需要量と生産水量の差を考慮する項を追加してもよ
い。
の需要量と生産水量の差を考慮する項を追加してもよ
い。
【0019】また、RO膜モジュールは複数設けてもよ
く、この場合は複数のRO膜モジュール13によってR
O膜モジュール群13′を構成する。
く、この場合は複数のRO膜モジュール13によってR
O膜モジュール群13′を構成する。
【0020】また生産可能範囲計算手段1には、生産可
能範囲計算手段1で計算された任意の生産水量毎にRO
膜モジュール群の数と各RO膜モジュール群の回収率、
モジュール本数、高圧ポンプ数、前処理設備数、排水処
理設備数、淡水設備数の複数の組み合わせを作成する設
備数組み合わせ手段8が接続されている。
能範囲計算手段1で計算された任意の生産水量毎にRO
膜モジュール群の数と各RO膜モジュール群の回収率、
モジュール本数、高圧ポンプ数、前処理設備数、排水処
理設備数、淡水設備数の複数の組み合わせを作成する設
備数組み合わせ手段8が接続されている。
【0021】ところで、逆浸透膜モジュール群13′、
高圧ポンプ14、前処理設備30、排水処理設備31、
淡水保管設備32がそれぞれ複数の系列をもち、RO膜
モジュール群系列13″、高圧ポンプ系列14′、前処
理設備系列30′、排水処理設備系列31′、淡水保管
設備系列32′を構成してもよい。
高圧ポンプ14、前処理設備30、排水処理設備31、
淡水保管設備32がそれぞれ複数の系列をもち、RO膜
モジュール群系列13″、高圧ポンプ系列14′、前処
理設備系列30′、排水処理設備系列31′、淡水保管
設備系列32′を構成してもよい。
【0022】また生産水量評価手段5には、運転状態予
測手段4中で計算した生産水量に対する生産水濃度と電
力量と薬品量と運転圧力を、生産水の水質、ランニング
コスト、膜寿命への影響を評価する評価式に入力し、生
産水の水質、ランニングコスト、膜寿命への影響を評価
し、総合的に最も評価の高い生産水量を生産水量目標値
として設定し制御する最適生産水量制御手段9の機能が
接続されている。さらに運転状態予測手段4は電力量に
変わって電気料金を予測するように機能を有していもよ
い。
測手段4中で計算した生産水量に対する生産水濃度と電
力量と薬品量と運転圧力を、生産水の水質、ランニング
コスト、膜寿命への影響を評価する評価式に入力し、生
産水の水質、ランニングコスト、膜寿命への影響を評価
し、総合的に最も評価の高い生産水量を生産水量目標値
として設定し制御する最適生産水量制御手段9の機能が
接続されている。さらに運転状態予測手段4は電力量に
変わって電気料金を予測するように機能を有していもよ
い。
【0023】また生産水量評価手段5には、将来の任意
の期間の供給水の温度と濃度を予測し、将来の生産可能
範囲および運転量が予測できるように、将来の任意の期
間の任意の時間帯毎の最大生産水量と、それを生産する
RO膜モジュール群数および群毎の回収率、モジュール
本数、高圧ポンプ数、前処理設備数、排水処理設備数、
淡水保管設備数を求め、造水プラントの運転計画を作成
する最大運転計画作成手段10が接続されている。
の期間の供給水の温度と濃度を予測し、将来の生産可能
範囲および運転量が予測できるように、将来の任意の期
間の任意の時間帯毎の最大生産水量と、それを生産する
RO膜モジュール群数および群毎の回収率、モジュール
本数、高圧ポンプ数、前処理設備数、排水処理設備数、
淡水保管設備数を求め、造水プラントの運転計画を作成
する最大運転計画作成手段10が接続されている。
【0024】また生産水量評価手段5には、将来の任意
の期間の供給水の温度と濃度を予測し、将来の生産可能
範囲、運転量が予測できるように、最適生産水量評価式
を用いて、将来の任意の期間の任意の時間帯毎の最適生
産水量と、RO膜モジュール群の数および群毎の回収
率、モジュール本数、高圧ポンプ数、前処理設備数、排
水処理設備数、淡水保管設備数を求め造水プラントの運
転計画を作成する最適運転計画作成手段11が接続され
ている。また最大運転計画作成手段10と最適運転計画
作成手段11は、最適生産水量制御手段9に接続されて
いる。
の期間の供給水の温度と濃度を予測し、将来の生産可能
範囲、運転量が予測できるように、最適生産水量評価式
を用いて、将来の任意の期間の任意の時間帯毎の最適生
産水量と、RO膜モジュール群の数および群毎の回収
率、モジュール本数、高圧ポンプ数、前処理設備数、排
水処理設備数、淡水保管設備数を求め造水プラントの運
転計画を作成する最適運転計画作成手段11が接続され
ている。また最大運転計画作成手段10と最適運転計画
作成手段11は、最適生産水量制御手段9に接続されて
いる。
【0025】また運転状態予測手段4には入力の交換条
件と比較し、条件が成立する将来の時期をオペレータに
通告する交換予測手段12が接続されている。
件と比較し、条件が成立する将来の時期をオペレータに
通告する交換予測手段12が接続されている。
【0026】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。図1において、取水ポンプ1
9で取水された海水は、前処理設備30で処理された
後、高圧ポンプ14によって供給水としてRO膜モジュ
ール13へ供給される。RO膜モジュール13からの透
過水は、淡水となって淡水保管設備32に保管され、R
O膜モジュール13からの濃縮水は排水処理設備31で
処理されて海へ放出される。
の作用について説明する。図1において、取水ポンプ1
9で取水された海水は、前処理設備30で処理された
後、高圧ポンプ14によって供給水としてRO膜モジュ
ール13へ供給される。RO膜モジュール13からの透
過水は、淡水となって淡水保管設備32に保管され、R
O膜モジュール13からの濃縮水は排水処理設備31で
処理されて海へ放出される。
【0027】この間、生産可能範囲計算手段1では、温
度計20で計測された供給水の温度と、導電率計21で
計測された導電率からRO膜モジュール13の特性式
(1)、(2)と高圧ポンプ14の特性式と、高圧ポン
プとRO膜モジュール間の配管15やRO膜入口弁16
の圧力損失特性式(4)と、設定された生産水濃度上限
(5)と、設定された回収率(3)と、RO膜13およ
び高圧ポンプ14の使用流量範囲(7)と、圧力範囲
(8)とから、造水プラントで生産可能な生産水量範囲
を計算する。図2に(1)〜(8)式までを考慮した生
産可能な生産水量範囲を示す。(1)式の曲線上のAB
の範囲が生産水量範囲となる。
度計20で計測された供給水の温度と、導電率計21で
計測された導電率からRO膜モジュール13の特性式
(1)、(2)と高圧ポンプ14の特性式と、高圧ポン
プとRO膜モジュール間の配管15やRO膜入口弁16
の圧力損失特性式(4)と、設定された生産水濃度上限
(5)と、設定された回収率(3)と、RO膜13およ
び高圧ポンプ14の使用流量範囲(7)と、圧力範囲
(8)とから、造水プラントで生産可能な生産水量範囲
を計算する。図2に(1)〜(8)式までを考慮した生
産可能な生産水量範囲を示す。(1)式の曲線上のAB
の範囲が生産水量範囲となる。
【0028】 膜特性式… Qp=As(Pf−Δπ)F ………(1) Δπ=f(Temp,Cf,RR) ………(2) Qp……生産水量 As……膜透過係数 Pf……運転圧力 Δπ……膜間の浸透圧差 F………膜面積 Temp…供給水温度 Cf……供給水濃度 RR……回収率 回収率…… RR=Qp/Qf ………(3) 高圧ポンプ特性式と高圧ポンプとRO膜モジュール間の
配管やRO膜入口弁の圧力損失特性式… Pf<aQf2 +bQf+c ………(4) Qf……供給水流量 a,b,c…係数 生産水濃度上限…Cp<Bs・ΔC・F ………(5) ΔC=f(RR,Cf) ………(6) Cp……透過水濃度 Bs……塩透過係数 ΔC……膜間の濃度差 RR……回収率
配管やRO膜入口弁の圧力損失特性式… Pf<aQf2 +bQf+c ………(4) Qf……供給水流量 a,b,c…係数 生産水濃度上限…Cp<Bs・ΔC・F ………(5) ΔC=f(RR,Cf) ………(6) Cp……透過水濃度 Bs……塩透過係数 ΔC……膜間の濃度差 RR……回収率
【数5】 膜使用圧力 Pf<Pmax ………(8) Pmax……膜最大圧力
【0029】オペレータにより設定された回収率と計算
された生産可能な生産水量範囲は表示手段1aに表示さ
れ、また生産水量目標値が生産水量制御手段2に入力さ
れる。生産水量制御手段2は入力された生産水量目標値
と設定されている回収率を目標にプラントを制御する。
された生産可能な生産水量範囲は表示手段1aに表示さ
れ、また生産水量目標値が生産水量制御手段2に入力さ
れる。生産水量制御手段2は入力された生産水量目標値
と設定されている回収率を目標にプラントを制御する。
【0030】一方、最大水量制御手段3では、図2の生
産可能範囲中の水量で最大の水量B点を生産水量目標値
として設定する。そして最大水量制御手段3により生産
水量制御手段2に代わって設定された生産水量目標値と
回収率になるようにプラントを制御してもよい。
産可能範囲中の水量で最大の水量B点を生産水量目標値
として設定する。そして最大水量制御手段3により生産
水量制御手段2に代わって設定された生産水量目標値と
回収率になるようにプラントを制御してもよい。
【0031】なお生産可能範囲計算手段1において、流
量計23で測定したRO膜の供給水量と、圧力計24で
測定した運転圧力と、圧力計25で測定した濃縮水圧力
と、流量計26で測定した透過水量と、導電率計27で
測定した透過水導電率を、膜の特性式(1)に(9)を
代入し、現在の膜の特性を反映した特性式を使用して、
造水プラントで生産可能な生産水量範囲を計算してもよ
い。 As=f(Qf,Pf,Pb,Qp,Cp) ………(9) As……膜透過係数 Pb……濃縮水圧力
量計23で測定したRO膜の供給水量と、圧力計24で
測定した運転圧力と、圧力計25で測定した濃縮水圧力
と、流量計26で測定した透過水量と、導電率計27で
測定した透過水導電率を、膜の特性式(1)に(9)を
代入し、現在の膜の特性を反映した特性式を使用して、
造水プラントで生産可能な生産水量範囲を計算してもよ
い。 As=f(Qf,Pf,Pb,Qp,Cp) ………(9) As……膜透過係数 Pb……濃縮水圧力
【0032】また生産可能範囲計算手段1において、高
圧ポンプ14の特性と、高圧ポンプ14とRO膜モジュ
ール間の配管15やRO膜入口弁16の圧力損失特性と
からRO膜入口圧力の下限式を計算し、この下限式を考
慮して生産水量範囲を求めることもできる。図3に
(1)〜(8)式とRO膜入口圧力の下限式とを考慮し
た生産可能な生産水量範囲を示す。図3において(1)
式の曲線上のABの範囲が生産水量範囲となる。
圧ポンプ14の特性と、高圧ポンプ14とRO膜モジュ
ール間の配管15やRO膜入口弁16の圧力損失特性と
からRO膜入口圧力の下限式を計算し、この下限式を考
慮して生産水量範囲を求めることもできる。図3に
(1)〜(8)式とRO膜入口圧力の下限式とを考慮し
た生産可能な生産水量範囲を示す。図3において(1)
式の曲線上のABの範囲が生産水量範囲となる。
【0033】この場合図3に示すように、生産可能範囲
計算手段1のRO膜入口圧力の下限式として(10)式
を用いる。 RO膜入口圧力の下限 Pflim>aQf2 +bQf+c−d ………(10) Pflim…RO膜入口圧力の下限 Qf……供給水流量 a,b,c,d…係数 なお生産可能範囲計算手段1のRO膜入口圧力の下限式
として(10)式の代わりに、(11)〜(13)式を
用いてもよい。 RO膜入口圧力の下限 Pflim>aQf2 +bQf+c−dV ………(11) Pflim…RO膜入口圧力の下限 Qf……供給水流量 dV……RO膜入口弁での圧力の絞り a,b,c…係数
計算手段1のRO膜入口圧力の下限式として(10)式
を用いる。 RO膜入口圧力の下限 Pflim>aQf2 +bQf+c−d ………(10) Pflim…RO膜入口圧力の下限 Qf……供給水流量 a,b,c,d…係数 なお生産可能範囲計算手段1のRO膜入口圧力の下限式
として(10)式の代わりに、(11)〜(13)式を
用いてもよい。 RO膜入口圧力の下限 Pflim>aQf2 +bQf+c−dV ………(11) Pflim…RO膜入口圧力の下限 Qf……供給水流量 dV……RO膜入口弁での圧力の絞り a,b,c…係数
【数6】 Cv……Cv値 k………係数 Cv=f(θmin) ………(13) θmin…RO膜入口弁の最小開度
【0034】この間、運転状態予測手段4では、温度計
20で計測された供給水の温度と、導電率計21で計測
された導電率からRO膜モジュール13の特性式(1)
と、高圧ポンプ14の特性式と高圧ポンプとRO膜モジ
ュール間の配管15やRO膜入口弁16の圧力損失特性
式(4)と、(3)式に示す設定された回収率から、生
産水量に応じた生産水濃度と、高圧ポンプに要する動力
量と、前処理設備に要する薬品量と、RO膜の入口圧力
(運転圧力)とを式(14)、(15)、(16)およ
び(17)により計算する。 Cp=Bs・ΔC・F ………(14) ΔC=f(RR,Cf) ポンプに要する電力量=f(稼働ポンプ台数) 前処理に要する薬品量=f(RR,Qp)
20で計測された供給水の温度と、導電率計21で計測
された導電率からRO膜モジュール13の特性式(1)
と、高圧ポンプ14の特性式と高圧ポンプとRO膜モジ
ュール間の配管15やRO膜入口弁16の圧力損失特性
式(4)と、(3)式に示す設定された回収率から、生
産水量に応じた生産水濃度と、高圧ポンプに要する動力
量と、前処理設備に要する薬品量と、RO膜の入口圧力
(運転圧力)とを式(14)、(15)、(16)およ
び(17)により計算する。 Cp=Bs・ΔC・F ………(14) ΔC=f(RR,Cf) ポンプに要する電力量=f(稼働ポンプ台数) 前処理に要する薬品量=f(RR,Qp)
【数7】
【0035】また生産水量評価手段5では、生産水濃度
と電力量と薬品量と運転圧力を、統一した指標で評価す
る評価式(18)が作成され、この評価式(18)に生
産水量に対するそれぞれの値を入力し評価値を算出し
て、プラント全体が総合的に評価される。
と電力量と薬品量と運転圧力を、統一した指標で評価す
る評価式(18)が作成され、この評価式(18)に生
産水量に対するそれぞれの値を入力し評価値を算出し
て、プラント全体が総合的に評価される。
【0036】各生産水濃度、電力量、薬品量、運転圧力
の評価値の関数を、それぞれ項目毎にグラフに一例を示
すと図4(a)〜(d)の評価関数グラフのようにな
る。
の評価値の関数を、それぞれ項目毎にグラフに一例を示
すと図4(a)〜(d)の評価関数グラフのようにな
る。
【0037】評価値の関数は設置場所の特性にも依存す
るため、図4(a)〜(d)に示す関数は、設置場所
(サイト)毎に作成する。また、図4(a)〜(d)の
評価関数を(18)式によって合計したグラフを、図5
の生産水量評価グラフに示す。
るため、図4(a)〜(d)に示す関数は、設置場所
(サイト)毎に作成する。また、図4(a)〜(d)の
評価関数を(18)式によって合計したグラフを、図5
の生産水量評価グラフに示す。
【0038】オペレータは図3、図4、図5の内容を示
す画面を表示手段1aにより確認し、生産水量目標値の
入力を要求する。このとき生産水量制御手段2は入力さ
れた生産水量目標値と設定されている回収率を目標にプ
ラントを制御する。 評価値(Qp)=I(生産水濃度)+I(電力量) +I(薬品量)+I(運転圧力) ………(18)
す画面を表示手段1aにより確認し、生産水量目標値の
入力を要求する。このとき生産水量制御手段2は入力さ
れた生産水量目標値と設定されている回収率を目標にプ
ラントを制御する。 評価値(Qp)=I(生産水濃度)+I(電力量) +I(薬品量)+I(運転圧力) ………(18)
【0039】なお、生産水量評価手段5において、図4
の評価関数と評価式(18)を用いる代わりに、ファジ
ィ推論手段6のファジィ推論を用いて評価値を算出して
もよい。図6にファジィ関数グラフを示す。図6におい
て、例えばファジィ関数グラフのルールとして、生産水
濃度が良好でかつ電力量が少なく、かつ逆転ポンプの回
収電力量が多い場合に評価値を高くするというルールを
用いてもよい。
の評価関数と評価式(18)を用いる代わりに、ファジ
ィ推論手段6のファジィ推論を用いて評価値を算出して
もよい。図6にファジィ関数グラフを示す。図6におい
て、例えばファジィ関数グラフのルールとして、生産水
濃度が良好でかつ電力量が少なく、かつ逆転ポンプの回
収電力量が多い場合に評価値を高くするというルールを
用いてもよい。
【0040】生産水量評価手段5における図4の評価関
数と図6のファジィ関数との変更はオペレータ変更手段
7により行われる。
数と図6のファジィ関数との変更はオペレータ変更手段
7により行われる。
【0041】また生産水量評価手段5において、最適生
産水量の評価式(18)の代わりに、淡水の需要量と生
産水量の差を評価する項を追加した式(19)を用い、
最適生産水量を求めて目標値として設定し制御してもよ
い。評価値関数の一例を、図4(e)の評価関数グラフ
に示す。 評価値(Qp)=I(生産水濃度)+I(電力量) +I(薬品量)+I(運転圧力) +I(淡水の需要量と生産水量の差) ………(19)
産水量の評価式(18)の代わりに、淡水の需要量と生
産水量の差を評価する項を追加した式(19)を用い、
最適生産水量を求めて目標値として設定し制御してもよ
い。評価値関数の一例を、図4(e)の評価関数グラフ
に示す。 評価値(Qp)=I(生産水濃度)+I(電力量) +I(薬品量)+I(運転圧力) +I(淡水の需要量と生産水量の差) ………(19)
【0042】また生産可能範囲計算手段1において、回
収率を任意の範囲で設定し、特定の回収率毎に造水プラ
ントで生産可能な生産水量範囲を計算することもでき
る。図7に回収率を任意の範囲で変化させた場合の生産
可能な生産水量範囲を示す。図7において黒い部分であ
るABCDの範囲が生産水量範囲となる。このとき運転
状態予測手段4では、回収率毎の生産水濃度、ポンプに
要する動力量、前処理に要する薬品量、運転圧力を計算
し、生産水量評価手段5では、最適生産水量の評価式
(19)に回収率によって変化する生産水濃度と電力量
と薬品量と運転圧力を入力し評価値を計算する(2
0)。図8に回収率を変化させた場合の生産水量評価グ
ラフを示す。 評価値(Qp,RR)=I(生産水濃度)+I(電力量) +I(薬品量)+I(運転圧力) +I(淡水の需要量と生産水量の差) …(20)
収率を任意の範囲で設定し、特定の回収率毎に造水プラ
ントで生産可能な生産水量範囲を計算することもでき
る。図7に回収率を任意の範囲で変化させた場合の生産
可能な生産水量範囲を示す。図7において黒い部分であ
るABCDの範囲が生産水量範囲となる。このとき運転
状態予測手段4では、回収率毎の生産水濃度、ポンプに
要する動力量、前処理に要する薬品量、運転圧力を計算
し、生産水量評価手段5では、最適生産水量の評価式
(19)に回収率によって変化する生産水濃度と電力量
と薬品量と運転圧力を入力し評価値を計算する(2
0)。図8に回収率を変化させた場合の生産水量評価グ
ラフを示す。 評価値(Qp,RR)=I(生産水濃度)+I(電力量) +I(薬品量)+I(運転圧力) +I(淡水の需要量と生産水量の差) …(20)
【0043】さらに、生産可能範囲計算手段1におい
て、設定されたモジュール本数、回収率の範囲から、任
意のモジュール本数、および回収率毎に造水プラントで
生産可能な生産水量範囲を計算することもできる。図9
にモジュール本数、回収率を変化させた場合の生産可能
な生産水量範囲を示す。図9において黒い部分であるA
BCDとEFGの範囲が生産水量範囲である。このとき
運転状態予測手段4で回収率毎の生産水濃度、ポンプに
要する動力量、前処理に要する薬品量、運転圧力を計算
し、また生産水量評価手段5では、最適生産水量の評価
式(21)に回収率、モジュール数によって変化する生
産水濃度と電力量と薬品量と運転圧力を入力し、評価値
を計算する。図10にモジュール本数、回収率を変化さ
せた場合の生産水量評価グラフを示す。 評価値(Qp,RR,モジュール数) =I(生産水濃度)+I(電力量)+I(薬品量)+I(運転圧力) +I(淡水の需要量と生産水量の差) ………(21)
て、設定されたモジュール本数、回収率の範囲から、任
意のモジュール本数、および回収率毎に造水プラントで
生産可能な生産水量範囲を計算することもできる。図9
にモジュール本数、回収率を変化させた場合の生産可能
な生産水量範囲を示す。図9において黒い部分であるA
BCDとEFGの範囲が生産水量範囲である。このとき
運転状態予測手段4で回収率毎の生産水濃度、ポンプに
要する動力量、前処理に要する薬品量、運転圧力を計算
し、また生産水量評価手段5では、最適生産水量の評価
式(21)に回収率、モジュール数によって変化する生
産水濃度と電力量と薬品量と運転圧力を入力し、評価値
を計算する。図10にモジュール本数、回収率を変化さ
せた場合の生産水量評価グラフを示す。 評価値(Qp,RR,モジュール数) =I(生産水濃度)+I(電力量)+I(薬品量)+I(運転圧力) +I(淡水の需要量と生産水量の差) ………(21)
【0044】さらにまた生産可能範囲計算手段1におい
て、運転ポンプ28の特性と、逆転ポンプ28とRO膜
モジュール13間の配管17およびRO膜出口弁18の
圧力損失特性から得られる濃縮水量範囲を(22)式に
より求めて、造水プラントで生産可能な生産水量範囲を
計算してもよい。
て、運転ポンプ28の特性と、逆転ポンプ28とRO膜
モジュール13間の配管17およびRO膜出口弁18の
圧力損失特性から得られる濃縮水量範囲を(22)式に
より求めて、造水プラントで生産可能な生産水量範囲を
計算してもよい。
【0045】図11にモジュール本数、回収率を変化さ
せ、濃縮水量範囲を考慮に加えた場合の生産可能な生産
水量範囲を示す。図11において黒い部分のABCDと
EFGの範囲が生産水量範囲である。
せ、濃縮水量範囲を考慮に加えた場合の生産可能な生産
水量範囲を示す。図11において黒い部分のABCDと
EFGの範囲が生産水量範囲である。
【0046】この場合、運転状態予測手段4では、生産
水量、回収率、モジュール数に対する逆転ポンプで回収
できる電力量を(23)、(24)式により計算する。
同時に生産水量評価手段5では、最適生産水量の評価式
に逆転ポンプで回収できる電力量の項を加えた式(2
5)を用いて、回収電力量も評価に加えた評価値を計算
する(図4(f)参照)。図12に濃縮水量範囲を考慮
に加え、モジュール本数、回収率を変化させた場合の生
産水量評価グラフを示す。
水量、回収率、モジュール数に対する逆転ポンプで回収
できる電力量を(23)、(24)式により計算する。
同時に生産水量評価手段5では、最適生産水量の評価式
に逆転ポンプで回収できる電力量の項を加えた式(2
5)を用いて、回収電力量も評価に加えた評価値を計算
する(図4(f)参照)。図12に濃縮水量範囲を考慮
に加え、モジュール本数、回収率を変化させた場合の生
産水量評価グラフを示す。
【0047】逆転ポンプ特性と逆転ポンプと膜モジュー
ル間の配管やRO膜出口弁の圧力損失特性から得られる
濃縮水量範囲… 濃縮水量範囲<f(Qb,Pb) ………(22) 逆転ポンプ特性と逆転ポンプとRO膜モジュール間の配
管やRO膜出口弁の圧力損失特性式… 逆転ポンプ回収圧力=aQb2 +bQb+c ………(23) Qb……濃縮水流量 a,b,c…係数 逆転ポンプ回収電力量=f(逆転ポンプ回収圧力) ……(24) 評価値(Qp,RR,モジュール数) =I(生産水濃度)+I(電力量)+I(薬品量) +I(運転圧力)+I(淡水の需要量と生産水量の差) +I(逆転ポンプ回収電力量) ………(25)
ル間の配管やRO膜出口弁の圧力損失特性から得られる
濃縮水量範囲… 濃縮水量範囲<f(Qb,Pb) ………(22) 逆転ポンプ特性と逆転ポンプとRO膜モジュール間の配
管やRO膜出口弁の圧力損失特性式… 逆転ポンプ回収圧力=aQb2 +bQb+c ………(23) Qb……濃縮水流量 a,b,c…係数 逆転ポンプ回収電力量=f(逆転ポンプ回収圧力) ……(24) 評価値(Qp,RR,モジュール数) =I(生産水濃度)+I(電力量)+I(薬品量) +I(運転圧力)+I(淡水の需要量と生産水量の差) +I(逆転ポンプ回収電力量) ………(25)
【0048】さらにまた生産可能範囲計算手段1におい
て、前処理設備30の能力から計算できるRO膜モジュ
ール13への供給水量範囲と、RO膜モジュール群1
3′より排出される濃縮海水を処理する排水処理設備3
1の能力から計算できる濃縮水量範囲と、RO膜モジュ
ール群13′より生産される淡水を受け入れる淡水保管
設備32の能力から計算できる生産水量範囲とを考慮に
加え、造水プラントで生産可能な生産水量範囲を計算し
てもよい。
て、前処理設備30の能力から計算できるRO膜モジュ
ール13への供給水量範囲と、RO膜モジュール群1
3′より排出される濃縮海水を処理する排水処理設備3
1の能力から計算できる濃縮水量範囲と、RO膜モジュ
ール群13′より生産される淡水を受け入れる淡水保管
設備32の能力から計算できる生産水量範囲とを考慮に
加え、造水プラントで生産可能な生産水量範囲を計算し
てもよい。
【0049】図13にRO膜モジュールの本数および回
収率を変化させ、濃縮水量範囲、前処理設備30の能
力、排水処理設備31の能力、淡水保管設備32の能力
を考慮に加えた場合の生産可能な生産水量範囲を示す。
図13において、黒い部分であるABCDとEFGの範
囲が生産水量範囲である。
収率を変化させ、濃縮水量範囲、前処理設備30の能
力、排水処理設備31の能力、淡水保管設備32の能力
を考慮に加えた場合の生産可能な生産水量範囲を示す。
図13において、黒い部分であるABCDとEFGの範
囲が生産水量範囲である。
【0050】また生産可能範囲計算手段1において、
(3)式で設定された回収率と、RO膜モジュール数の
範囲における各RO膜モジュール群13′、高圧ポンプ
14、前処理設備30、排水処理設備31、淡水保管設
備32毎の生産水量範囲の計算をすることもできる。
(3)式で設定された回収率と、RO膜モジュール数の
範囲における各RO膜モジュール群13′、高圧ポンプ
14、前処理設備30、排水処理設備31、淡水保管設
備32毎の生産水量範囲の計算をすることもできる。
【0051】この場合は設備数組み合わせ手段8におい
て、生産可能範囲計算手段1で計算された任意の生産水
量毎に、RO膜モジュール群数と、各RO膜モジュール
群の回収率と、モジュール本数と、高圧ポンプ数と、前
処理設備数と、排水処理設備数と、淡水保管設備数との
複数の組み合わせを作成する。
て、生産可能範囲計算手段1で計算された任意の生産水
量毎に、RO膜モジュール群数と、各RO膜モジュール
群の回収率と、モジュール本数と、高圧ポンプ数と、前
処理設備数と、排水処理設備数と、淡水保管設備数との
複数の組み合わせを作成する。
【0052】図14に各設備の系列数毎の生産可能な生
産水量範囲を示す。図14において、ある特性の生産水
量Qp1を生産する場合の設備数の組み合わせは、以下
の18通りである。 組み合わせ=(RO膜モジュール群数、高圧ポンプ数、前処理設備数、 排水処理設備数、淡水保管設備数) =(3,3,3,1,1) =(3,4,3,1,1) =(3,3,4,1,1) =(3,4,4,1,1) =(3,3,5,1,1) =(3,4,5,1,1) =(3,3,6,1,1) =(3,4,6,1,1) =(3,3,3,2,1) =(3,4,3,2,1) =(3,3,4,2,1) =(3,3,4,2,1) =(3,4,4,2,1) =(3,3,5,2,1) =(3,4,5,2,1) =(3,3,6,2,1) =(3,4,6,2,1)
産水量範囲を示す。図14において、ある特性の生産水
量Qp1を生産する場合の設備数の組み合わせは、以下
の18通りである。 組み合わせ=(RO膜モジュール群数、高圧ポンプ数、前処理設備数、 排水処理設備数、淡水保管設備数) =(3,3,3,1,1) =(3,4,3,1,1) =(3,3,4,1,1) =(3,4,4,1,1) =(3,3,5,1,1) =(3,4,5,1,1) =(3,3,6,1,1) =(3,4,6,1,1) =(3,3,3,2,1) =(3,4,3,2,1) =(3,3,4,2,1) =(3,3,4,2,1) =(3,4,4,2,1) =(3,3,5,2,1) =(3,4,5,2,1) =(3,3,6,2,1) =(3,4,6,2,1)
【0053】このとき運転状態予測手段4では、設備数
組み合わせ手段8で作成された組み合わせ毎に運転状態
量である生産水濃度と、高圧ポンプ14の電力量と、薬
品量と、高圧ポンプ14の運転圧力と、逆転ポンプ28
の回収電力量を求める。例えば生産水量Qp1の場合
は、18通りの全ての場合について、それぞれ何通りか
のモジュール数、回収率を変えて計算を行う。
組み合わせ手段8で作成された組み合わせ毎に運転状態
量である生産水濃度と、高圧ポンプ14の電力量と、薬
品量と、高圧ポンプ14の運転圧力と、逆転ポンプ28
の回収電力量を求める。例えば生産水量Qp1の場合
は、18通りの全ての場合について、それぞれ何通りか
のモジュール数、回収率を変えて計算を行う。
【0054】生産水量評価手段5では、設備数組み合わ
せ手段8で作成された組み合わせ毎に最適生産水量の評
価式(26)によって評価を行う。 評価値{Qp,RO膜モジュール群数(RR,モジュール数)、 高圧ポンプ数、前処理設備数、排水処理設備数、淡水保管設備数} =I(生産水濃度)+I(電力量)+I(薬品量) +I(運転圧力)+I(淡水の需要量と生産水量の差) +I(逆転ポンプ回収電力量) ………(26)
せ手段8で作成された組み合わせ毎に最適生産水量の評
価式(26)によって評価を行う。 評価値{Qp,RO膜モジュール群数(RR,モジュール数)、 高圧ポンプ数、前処理設備数、排水処理設備数、淡水保管設備数} =I(生産水濃度)+I(電力量)+I(薬品量) +I(運転圧力)+I(淡水の需要量と生産水量の差) +I(逆転ポンプ回収電力量) ………(26)
【0055】また運転状態予測手段4において、日付と
時間の入力を加えることによって電力量から曜日、時間
帯、祝日等によって変化する電力料金を算出することも
できる。このとき、生産水量評価手段5で、最適生産水
量評価式として式(27)を用いる。 評価値{Qp,RO膜モジュール群数(RR,モジュール数)、 高圧ポンプ数、前処理設備数、排水処理設備数、淡水保管設備数} =I(生産水濃度)+I(電力料金)+I(薬品量) +I(運転圧力)+I(淡水の需要量と生産水量の差) +I(逆転ポンプ回収電力料金) ………(27)
時間の入力を加えることによって電力量から曜日、時間
帯、祝日等によって変化する電力料金を算出することも
できる。このとき、生産水量評価手段5で、最適生産水
量評価式として式(27)を用いる。 評価値{Qp,RO膜モジュール群数(RR,モジュール数)、 高圧ポンプ数、前処理設備数、排水処理設備数、淡水保管設備数} =I(生産水濃度)+I(電力料金)+I(薬品量) +I(運転圧力)+I(淡水の需要量と生産水量の差) +I(逆転ポンプ回収電力料金) ………(27)
【0056】また最適生産水量制御手段9では、生産水
量評価手段5で求められた最も評価の高い生産水量を生
産水量目標値として設定しプラントを制御する。この
時、生産水量評価手段5では、最適生産水量目標値とと
もに、モジュール群数、モジュール群の回収率とモジュ
ール本数、高圧ポンプ数、前処理設備数、排水処理設備
数、淡水保管設備数の組合せも求め、その組合せ台数に
従ってプラントを運転する。
量評価手段5で求められた最も評価の高い生産水量を生
産水量目標値として設定しプラントを制御する。この
時、生産水量評価手段5では、最適生産水量目標値とと
もに、モジュール群数、モジュール群の回収率とモジュ
ール本数、高圧ポンプ数、前処理設備数、排水処理設備
数、淡水保管設備数の組合せも求め、その組合せ台数に
従ってプラントを運転する。
【0057】さらにまた生産可能範囲計算手段1におい
て、図15に示すように将来の任意の期間の供給水の温
度と濃度を予測し、将来の生産水量可能範囲を計算して
もよい。このとき運転状態予測手段4において、将来の
運転量を計算する。また最大運転計画作成手段10で
は、将来の任意の期間の任意の時間帯毎の最大生産水量
と、RO膜モジュール群数と、群毎の回収率と、モジュ
ール本数と、高圧ポンプ数と、前処理設備数と、排水処
理設備数と、淡水保管設備数とを求め、造水プラントの
運転計画を作成する。この場合は、最適生産水量制御手
段9において、最大運転計画作成手段10で作成された
計画とおりに運転する。
て、図15に示すように将来の任意の期間の供給水の温
度と濃度を予測し、将来の生産水量可能範囲を計算して
もよい。このとき運転状態予測手段4において、将来の
運転量を計算する。また最大運転計画作成手段10で
は、将来の任意の期間の任意の時間帯毎の最大生産水量
と、RO膜モジュール群数と、群毎の回収率と、モジュ
ール本数と、高圧ポンプ数と、前処理設備数と、排水処
理設備数と、淡水保管設備数とを求め、造水プラントの
運転計画を作成する。この場合は、最適生産水量制御手
段9において、最大運転計画作成手段10で作成された
計画とおりに運転する。
【0058】さらにまた将来を予測する生産可能範囲計
算手段1において、RO膜モジュール13の運転開始後
5日以上経過した後で、生産可能の計算を行ってもよ
い。このとき膜特性式(1)、(2)の膜透過係数と塩
透過係数は過去1日間の平均を使用する。
算手段1において、RO膜モジュール13の運転開始後
5日以上経過した後で、生産可能の計算を行ってもよ
い。このとき膜特性式(1)、(2)の膜透過係数と塩
透過係数は過去1日間の平均を使用する。
【0059】さらに将来を予測する生産可能範囲計算手
段1において、供給水温度、供給水濃度、高圧ポンプ1
4の運転圧力、供給水流量を標準条件に換算して過去の
膜透過係数と塩透過係数を保存しておき、保存しておい
た膜透過係数と塩透過係数を時間の関数に近似して、膜
透過係数の塩透過係数を時間の関数式を求めてもよい。
生産可能範囲は、その近似式を用いて求める。
段1において、供給水温度、供給水濃度、高圧ポンプ1
4の運転圧力、供給水流量を標準条件に換算して過去の
膜透過係数と塩透過係数を保存しておき、保存しておい
た膜透過係数と塩透過係数を時間の関数に近似して、膜
透過係数の塩透過係数を時間の関数式を求めてもよい。
生産可能範囲は、その近似式を用いて求める。
【0060】また将来を予測する生産可能範囲計算手段
1において、将来の膜透過係数を(28)式の近似式で
予測してもよく、 A=K×t-m ………(28) A……標準条件に換算した膜透過係数 K……係数 t……時間 m……係数 また将来の膜透過係数を(29)式の近似式で予測して
もよい。 A=K×e-1/T ………(29) A……標準条件に換算した膜透過係数 K……係数 t……時間 T……係数 さらに生産可能範囲計算手段1において、将来の塩透過
係数を(30)式の近似式で予測してもよく、 B=K×t-m ………(30) B……標準条件に換算した塩透過係数 K……係数 t……時間 m……係数 また将来の塩透過係数を(31)式の近似式で予測して
もよい。 B=K×e-1/T ………(31) B……標準条件に換算した塩透過係数 K……係数 t……時間 T……係数
1において、将来の膜透過係数を(28)式の近似式で
予測してもよく、 A=K×t-m ………(28) A……標準条件に換算した膜透過係数 K……係数 t……時間 m……係数 また将来の膜透過係数を(29)式の近似式で予測して
もよい。 A=K×e-1/T ………(29) A……標準条件に換算した膜透過係数 K……係数 t……時間 T……係数 さらに生産可能範囲計算手段1において、将来の塩透過
係数を(30)式の近似式で予測してもよく、 B=K×t-m ………(30) B……標準条件に換算した塩透過係数 K……係数 t……時間 m……係数 また将来の塩透過係数を(31)式の近似式で予測して
もよい。 B=K×e-1/T ………(31) B……標準条件に換算した塩透過係数 K……係数 t……時間 T……係数
【0061】ところで生産水量評価手段5において、最
適生産水量評価式(27)を用いて評価値を求め、次に
最適運転計画作成手段11で将来の任意の期間の任意の
時間帯毎の最適生産水量と、RO膜モジュール群数およ
び群毎の回収率と、モジュール本数と、高圧ポンプ数
と、前処理設備数と、排水処理設備数と、淡水保管設備
数とを求め造水プラントの運転計画を作成することもで
きる。
適生産水量評価式(27)を用いて評価値を求め、次に
最適運転計画作成手段11で将来の任意の期間の任意の
時間帯毎の最適生産水量と、RO膜モジュール群数およ
び群毎の回収率と、モジュール本数と、高圧ポンプ数
と、前処理設備数と、排水処理設備数と、淡水保管設備
数とを求め造水プラントの運転計画を作成することもで
きる。
【0062】最適生産水量制御手段9では、その後最適
運転計画作成手段11で作成された計画にオペレータが
修正を加えた計画に従って運転する。
運転計画作成手段11で作成された計画にオペレータが
修正を加えた計画に従って運転する。
【0063】また運転状態予測手段4において、高圧ポ
ンプ14の稼働ポンプ台数と、それぞれの高圧ポンプ1
4の生産水量から高圧ポンプ14に要する電力量を(3
2)式を用いて計算してもよい。この時、生産水量評価
手段5は最適生産水量の評価式(27)によって評価を
行い、最適運転計画作成手段11で最適生産水量を求
め、これを目標値として設定し最適生産水量制御手段9
で高圧ポンプ14を制御する。
ンプ14の稼働ポンプ台数と、それぞれの高圧ポンプ1
4の生産水量から高圧ポンプ14に要する電力量を(3
2)式を用いて計算してもよい。この時、生産水量評価
手段5は最適生産水量の評価式(27)によって評価を
行い、最適運転計画作成手段11で最適生産水量を求
め、これを目標値として設定し最適生産水量制御手段9
で高圧ポンプ14を制御する。
【0064】 ポンプに要する電力量=f(稼働ポンプ台数、Qp) ……(32) ところで交換予測手段12では、予め入力されていた、
RO膜モジュールの交換条件となる透過水濃度および運
転圧力の条件と、生産可能範囲計算手段1と運転状態予
測手段4を用いて計算された将来の透過水濃度および運
転圧力とを比較し、交換条件が成立する将来の時期をオ
ペレータに通告する。この時、将来の透過水濃度、運転
圧力は、生産水量目標値、回収率、モジュール本数によ
って異なるため、これらの条件も入力されていないと交
換条件との比較ができない。このため標準としての生産
水量目標値、回収率、モジュール本数をオペレータが予
め入力するがこの標準はオペレータによって変更可能と
なっている。
RO膜モジュールの交換条件となる透過水濃度および運
転圧力の条件と、生産可能範囲計算手段1と運転状態予
測手段4を用いて計算された将来の透過水濃度および運
転圧力とを比較し、交換条件が成立する将来の時期をオ
ペレータに通告する。この時、将来の透過水濃度、運転
圧力は、生産水量目標値、回収率、モジュール本数によ
って異なるため、これらの条件も入力されていないと交
換条件との比較ができない。このため標準としての生産
水量目標値、回収率、モジュール本数をオペレータが予
め入力するがこの標準はオペレータによって変更可能と
なっている。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、生産可
能範囲計算手段において、供給水の温度と濃度から逆浸
透膜モジュールの膜特性式を求め、この膜特性式と高圧
ポンプ系特性式を用いて生産可能な生産水量範囲を計算
するので、供給水の温度と濃度とを考慮して生産可能な
生産水量の範囲を適切に定めることができる。またこの
生産可能な生産水量の範囲に基づいて造水プラントの運
転制御を行うので、実情に浴した経済的な運転を行うこ
とができる。
能範囲計算手段において、供給水の温度と濃度から逆浸
透膜モジュールの膜特性式を求め、この膜特性式と高圧
ポンプ系特性式を用いて生産可能な生産水量範囲を計算
するので、供給水の温度と濃度とを考慮して生産可能な
生産水量の範囲を適切に定めることができる。またこの
生産可能な生産水量の範囲に基づいて造水プラントの運
転制御を行うので、実情に浴した経済的な運転を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による造水プラントの運転制御装置の実
施の形態を示す概略構成図。
施の形態を示す概略構成図。
【図2】生産可能な生産水量範囲を示す図。
【図3】生産可能な生産水量範囲を示す図。
【図4】評価関数を示すグラフ。
【図5】生産水量評価を示すグラフ。
【図6】ファジィ関数を示すグラフ。
【図7】生産可能な生産水量範囲を示す図。
【図8】生産水量評価を示すグラフ。
【図9】生産可能な生産水量範囲を示す図。
【図10】生産水量評価を示すグラフ。
【図11】生産可能な生産水量範囲を示す図。
【図12】生産水量評価を示すグラフ。
【図13】生産可能な生産水量範囲を示す図。
【図14】各設備の系列数毎の生産可能な生産水量範囲
を示す図。
を示す図。
【図15】将来の任意の期間の供給水の温度と濃度と生
産水量可能範囲を示す図。
産水量可能範囲を示す図。
1 生産可能範囲計算手段 1a 表示手段 2 生産水量制御手段 3 最大水量制御手段 4 運転状態予測手段 5 生産水量評価手段 6 ファジィ推論手段 7 オペレータ変更手段 8 設備数組み合わせ手段 9 最適生産水量制御手段 10 最大運転計画作成手段 11 最適運転計画作成手段 12 交換予測手段 13 RO膜モジュール 14 高圧ポンプ 15,17 配管 16 RO膜入口弁 18 RO膜出口弁 19 取水ポンプ 20 温度計 21,27 導電率計 22 運転制御装置 23,26 流量計 24,25 圧力計 28 逆転ポンプ 29 タービン 30 前処理設備 31 排水処理設備 32 淡水保管設備
Claims (12)
- 【請求項1】海水を高圧ポンプにより配管を介して、入
口弁を有する逆浸透膜モジュールへ供給水として供給し
て、透過水を生産するとともに濃縮水を戻す造水プラン
トの運転制御装置において、 供給水、透過水、および濃縮水の状態と高圧ポンプの運
転状態を測定する測定手段と、 測定手段によって求めた供給水の温度と導電率から求め
た以下の膜特性式と、高圧ポンプの特性式と高圧ポンプ
と逆浸透膜モジュール間の配管の圧力損失特性式とを合
成した以下の高圧ポンプ系特性式と、設定された以下の
透過水濃度上限と、設定された以下の回収率と、以下の
逆浸透膜の使用流量範囲と、以下の逆浸透膜の使用圧力
範囲とから、造水プラントで生産可能な透過水の生産水
量範囲を計算する生産可能範囲計算手段と、 膜特性式… Qp=As×(Pf−Δπ)×F Δπ=f(Temp,Cf,RR) Qp……透過水量 As……膜透過係数 Pf……運転圧力 Δπ……膜間の浸透圧差 F………膜面積 Temp…供給水温度 Cf……供給水濃度 RR……回収率 回収率…… RR=Qp/Qf 高圧ポンプ特性式と、高圧ポンプと逆浸透膜モジュール
間の配管の圧力損失特性式を合成した高圧ポンプ系特性
式… Pf<aQf2 +bQf+c Qf……供給水流量 a,b,c…係数 透過水濃度…Cp<Bs×ΔC×F ΔC=f(RR,Cf) Cp……透過水濃度 Bs……塩透過係数 ΔC……膜間の濃度差 RR……回収率 【数1】 逆浸透膜の使用圧力 Pf<Pmax Pmax……膜最大圧力 生産可能範囲計算手段で計算された生産水量範囲を表示
する表示手段と、 表示手段によって表示された生産可能範囲中の水量でオ
ペレータが選択した生産水量を生産水量目標値として設
定し、設定された生産水量目標値と回収率になるように
プラントを制御する生産水量制御手段と、 を備えたことを特徴とする造水プラントの運転制御装
置。 - 【請求項2】生産可能範囲計算手段は、計算された生産
水量範囲で最大の生産水量を生産水量目標値として自動
的に設定することを特徴とする請求項1記載の造水プラ
ントの運転制御装置。 - 【請求項3】生産可能範囲計算手段は、測定手段で測定
した供給水量と、高圧ポンプの運転圧力と、濃縮水圧力
と、透過水量と、透過水導電率に基づいて以下のように
膜透過係数Asを求め、 As=f(Qf,Pf,Pb,Qp,Cp) Pb……濃縮水圧力 この膜透過係数Asにより造水プラントで生産可能な生
産水量範囲を計算することを特徴とする請求項1記載の
造水プラントの運転制御装置。 - 【請求項4】生産可能範囲計算手段は、逆浸透膜の入口
弁を上限まで絞った場合のRO膜入口圧力の下限を考慮
して造水プラントで生産可能な生産水量範囲を計算する
ことを特徴とする請求項1記載の造水プラントの運転制
御装置。 - 【請求項5】生産可能範囲計算手段は逆浸透膜の入口圧
力の下限を、高圧ポンプ特性式と、高圧ポンプと逆浸透
膜モジュール間の配管の圧力損失特性式を合成した高圧
ポンプ系特性式から任意の圧力値を減じた以下の式、 逆浸透膜入口圧力の下限 Pflim>aQf2 +bQf+c−d Pflim…逆浸透膜入口圧力の下限 Qf……供給水流量 a,b,c,d…係数 に基づいて定めることを特徴とする請求項4記載の造水
プラントの運転制御装置。 - 【請求項6】生産可能範囲計算手段は逆浸透膜の入口圧
力の下限を逆浸透膜の入口弁の最小開度を考慮した以下
の式 逆浸透膜入口圧力の下限 Pflim>aQf2 +bQf+c−dV Pflim…RO膜入口圧力の下限 Qf……供給水流量 dV……逆浸透膜入口弁での圧力の絞り a,b,c……係数 【数2】 Cv……Cv値 k………係数 Cv=f(θmin) θmin……RO膜入口弁の最小開度 に基づいて定めることを特徴とする請求項4記載の造水
プラントの運転制御装置。 - 【請求項7】供給水の温度と導電率から膜の特性式と、
高圧ポンプ特性式と高圧ポンプと逆浸透膜モジュール間
の配管の圧力損失特性式と、設定された回収率から、生
産水量に応じた透過水濃度、ポンプに要する動力量、前
処理に要する薬品量、逆浸透膜入口圧力を計算する運転
状態予測手段を更に備え、 Cp=Bs×ΔC×F ΔC=f(RR,Cf) ポンプに要する電力量=f(稼働ポンプ台数) 前処理に要する薬品量=f(RR,Qp) 【数3】 表示手段は運転状態予測手段で計算された生産水量目標
値に対する透過水濃度、ポンプに要する動力量、前処理
に要する薬品量、逆浸透膜入口圧力を表示することを特
徴とする請求項1記載の造水プラントの運転制御装置。 - 【請求項8】透過水濃度と、電力量と、薬品量と、高圧
ポンプの運転圧力を、それぞれ統一した指標で評価する
評価式を作成し、評価式に生産水量に対するそれぞれの
値を入力し評価値を算出して、プラント全体を総合的に
評価する生産水量評価手段を更に備え、 評価値(Qp)=I(透過水濃度)+I(電力量)+I
(薬品量)+I(運転圧力) 表示手段は生産水量評価手段で評価した生産水量に対す
る評価値を表示することを特徴とする請求項7記載の造
水プラントの運転制御装置。 - 【請求項9】透過水濃度と、電力量と、薬品量と、高圧
ポンプの運転圧力と、需要量と生産水量の差を、それぞ
れ統一した指標で評価する評価式を作成し、評価式に生
産水量に対するそれぞれの値を入力し評価値を算出し
て、プラント全体を総合的に評価する生産水量評価手段
とを更に備え、 評価値(Qp)=I(生産水濃度)+I(電力量)+I
(薬品量)+I(運転圧力)+I(需要量と生産水量の
差) 表示手段は生産水量評価手段で評価した生産水量に対す
る評価値を表示することを特徴とする請求項7記載の造
水プラントの運転制御装置。 - 【請求項10】逆浸透膜モジュールは複数本設けられる
とともに、その本数は制御可能となっており、 透過水濃度と、電力量と、薬品量と、高圧ポンプの運転
圧力と、需要量と生産水量の差と、モジュール数をそれ
ぞれ統一した指標で評価する評価式を作成し、評価式に
生産水量に対するそれぞれの値を入力し評価値を算出し
て、プラント全体を総合的に評価する生産水量評価手段
とを更に備え、 評価値(Qp,RR,モジュール数)=I(生産水濃
度)+I(電力量)+I(薬品量)+I(運転圧力)+
I(需要量と生産水量の差) 表示手段は生産水量評価手段で評価した生産水量に対す
る評価値を表示することを特徴とする請求項7記載の造
水プラントの運転制御装置。 - 【請求項11】濃縮水を戻す配管に動力を回収するため
の逆転ポンプと、回収した動力を高圧ポンプに伝えるタ
ービンとが設けられ、 透過水濃度と、電力量と、薬品量と、高圧ポンプの運転
圧力と、需要量と生産水量の差と、モジュール数と、逆
転ポンプ回収電力量をそれぞれ統一した指標で評価する
評価式を作成し、評価式に生産水量に対するそれぞれの
値を入力し評価値を算出して、プラント全体を総合的に
評価する生産水量評価手段とを更に備え、 評価値(Qp,RR,モジュール数)=I(生産水濃
度)+I(電力量)+I(薬品量)+I(運転圧力)+
I(淡水の需要量と生産水量の差)+I(逆転ポンプ回
収電力量) 表示手段は生産水量評価手段で評価した生産水量に対す
る評価値を表示することを特徴とする請求項7記載の造
水プラントの運転制御装置。 - 【請求項12】濃縮水を戻す配管に動力を回収するため
の逆転ポンプと、回収した動力を高圧ポンプに伝えるタ
ービンとが設けられ、 生産可能範囲計算手段は更に逆転ポンプ特性と逆転ポン
プと逆浸透膜モジュール間の配管の圧力損失特性から得
られる濃縮水量範囲…… 濃縮水量範囲<f(Qb,Pb) を考慮して生産水量範囲を計算することを特徴とする請
求項1記載の造水プラントの運転制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19254297A JPH1133360A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 造水プラントの運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19254297A JPH1133360A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 造水プラントの運転制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1133360A true JPH1133360A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16293018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19254297A Pending JPH1133360A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 造水プラントの運転制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1133360A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007105644A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Hitachi Ltd | 膜ろ過処理装置の運転制御装置および運転支援装置 |
| JP2008000658A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Miura Co Ltd | 膜濾過システム |
| WO2012124545A1 (ja) * | 2011-03-17 | 2012-09-20 | 株式会社 東芝 | 海水淡水化装置およびその制御方法 |
| CN102999019A (zh) * | 2011-09-14 | 2013-03-27 | 株式会社东芝 | 海水淡化工厂系统 |
| CN103714410A (zh) * | 2012-09-28 | 2014-04-09 | 株式会社日立制作所 | 运转计划支援系统 |
| WO2014109073A1 (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-17 | 株式会社 東芝 | 制御装置、制御システム及び制御方法 |
| KR102037007B1 (ko) * | 2018-12-28 | 2019-10-25 | 주식회사 한화건설 | 유입수 수질 및 온도 조건 변화에 따른 역삼투 공정의 압력 베셀 내부 배열 설계 최적화 방법 |
| KR20220029948A (ko) * | 2020-09-02 | 2022-03-10 | 국민대학교산학협력단 | 해수 담수화 장치의 가변 부하 운전 방법 |
| CN117699910A (zh) * | 2023-11-13 | 2024-03-15 | 好水(南京)环保科技有限公司 | 一种反渗透净水器、系统以及使用方法 |
-
1997
- 1997-07-17 JP JP19254297A patent/JPH1133360A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2013059743A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Toshiba Corp | 海水淡水化プラントシステム |
| CN102999019A (zh) * | 2011-09-14 | 2013-03-27 | 株式会社东芝 | 海水淡化工厂系统 |
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| WO2014109073A1 (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-17 | 株式会社 東芝 | 制御装置、制御システム及び制御方法 |
| JP2014133213A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Toshiba Corp | 制御装置、制御システム及び制御方法 |
| KR102037007B1 (ko) * | 2018-12-28 | 2019-10-25 | 주식회사 한화건설 | 유입수 수질 및 온도 조건 변화에 따른 역삼투 공정의 압력 베셀 내부 배열 설계 최적화 방법 |
| KR20220029948A (ko) * | 2020-09-02 | 2022-03-10 | 국민대학교산학협력단 | 해수 담수화 장치의 가변 부하 운전 방법 |
| CN117699910A (zh) * | 2023-11-13 | 2024-03-15 | 好水(南京)环保科技有限公司 | 一种反渗透净水器、系统以及使用方法 |
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