JPH11334534A - キー照合装置 - Google Patents

キー照合装置

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JPH11334534A
JPH11334534A JP14785698A JP14785698A JPH11334534A JP H11334534 A JPH11334534 A JP H11334534A JP 14785698 A JP14785698 A JP 14785698A JP 14785698 A JP14785698 A JP 14785698A JP H11334534 A JPH11334534 A JP H11334534A
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key
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key response
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JP14785698A
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Inventor
Takayoshi Honda
隆芳 本多
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のキーにそれぞれ設けられたトランスポ
ンダと順次通信を行うキー照合装置において、正規キー
かどうかの認識を迅速化する。 【解決手段】 キー照合装置は、イモビECU20、アン
プ回路21、アンテナ22aを備えており、複数のキーK1〜K
6の各々に設置され且つ個別のパスワードを有するたト
ランスポンダT1〜T6と順次通信を行い、そのキーが正規
キーかどうかを照合する。即ち、キー照合装置は、まず
複数のキーK1〜K6のパスワードのうち使用時刻の新しい
ものから順番にそのパスワードを選択し、該パスワード
を有するトランスポンダとの間で通信を行い、通信が正
しく行われたときそのキーを正規キーと認識し、通信が
正しく行われなかったとき次のパスワードを選択して同
様の処理を行う。一般に使用時刻が新しいキーほど再度
使用されることが多いため、使用するキーが正規キーの
場合にはこのキー照合装置はその認識を迅速に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば盗難防止機
能を備えた車両に利用される、車両キー照合装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、盗難防止機能を備えた自動車
などの車両が知られている。このような盗難防止機能
は、例えば次のようにして実現される。即ち、車両に搭
載されたイモビライザ用電子制御ユニット(以下イモビ
ECUという)が、車両キーに組み込まれたトランスポ
ンダと通信を行い、トランスポンダから受信したデータ
が正規データかどうかを照合し、両者が一致すればその
車両キーを正規キーと判断してエンジンの始動を許可
し、両者が一致しなけばその車両キーを正規キーでない
と判断してエンジンの始動を禁止するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運転者は、
キーホルダなどにその車両キーを複数本取り付けている
場合や、その車両キーのほかに別の車両キーも取り付け
ている場合がある。このような場合には、イモビECU
がトランスポンダに向けてデータを送信すると、複数の
車両キーのトランスポンダがこれを受信して各々応答デ
ータをイモビECUに向けて送信することがあり、この
場合には混信が発生してしまい、イモビECUにおける
照合性が悪化するという問題があった。
【0004】この点を解決するため、トランスポンダと
イモビECUとの間の通信として、キー応答コード(例
えばパスワード)を使用した方式を採用することが考え
られる。この場合、車両キーにはそれぞれ異なるパスワ
ードが記憶されており、イモビECUから送信されてき
たパスワードと一致した車両キーのトランスポンダのみ
が応答する。
【0005】しかしながら、イモビECUに例えば10
本の車両キーが正規キーとして登録されている場合、イ
モビECUは各車両キーに対応する10個のパスワード
を順次送信していくのであるが、実際に使用される車両
キーのパスワードが10番目に登録されている場合に
は、パスワードが一致するまでに10回のパスワード通
信が必要となる。このパスワード通信を1回行うのに要
する時間には、通常、100ms以上であるため、上記
のように10番目に登録されている車両キーを使用する
場合には、正規キーかどうかの認識に手間取り、絶えず
1秒以上エンジンが始動できないという事態が生じる。
【0006】また、トランスポンダは、キーシリンダ等
に設けられたアンテナから励起信号を受信することによ
りエネルギーをコンデンサに蓄えてそれを電源として動
作を行う。このようなトランスポンダとしては、R/O
(リード・オンリ)型と暗号型がある。R/O型は、励
起信号を受信した後ただちに応答信号をイモビECUに
送信するため比較的通信時間が短い。これに対して、暗
号型は、励起信号を受信した後質問データを受信し、そ
の質問データにつき例えば関数データを用いて暗号処理
を行って回答データを作成し、それを応答信号としてイ
モビECUに送信するため、比較的通信時間が長い。こ
のため、暗号型ではR/O型に比べてエンジンの始動性
の悪化が顕著になりやすい。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、複数のキーにそれぞれ設けられたトランスポンダと
順次通信を行うキー照合装置において、正規キーかどう
かの認識を迅速化したものを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、請求項1記載の発明は、複数のキーの
各々に設置され且つ個別のキー応答コードを有するトラ
ンスポンダと順次通信を行い、そのキーが正規キーかど
うかを照合するキー照合装置であって、複数の正規キー
のキー応答コードのうち、使用した時刻の最も新しいキ
ー応答コードを最初に選択するキー応答コード選択手段
と、前記キー応答コード選択手段によって選択されたキ
ー応答コードを有するトランスポンダとの間で通信を行
う通信手段と、前記通信が正しく行われたか否かを判断
する判断手段と、前記通信が正しく行われたとき、その
キーを正規キーと認識し、前記通信が正しく行われなか
ったとき、前記キー応答コード選択手段に次のキー応答
コードを選択させる実行手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】この場合、複数の正規キーのキー応答コー
ドのうち使用した時刻の最も新しいキー応答コードを最
初に選択し、そのキー応答コードを有するトランスポン
ダとの間で通信を行い、その通信が正しく行われたとき
そのキーを正規キーと認識し、その通信が正しく行われ
なかったとき次のキー応答コードを選択して同様の処理
を繰り返す。一般に、使用時刻が最新のキーは再度使用
されることが多いため、このキー照合装置によれば、使
用するキーが正規キーである場合にはその認識を迅速に
行うことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のキ
ー照合装置であって、前記キー応答コード選択手段は、
複数の正規キーのキー応答コードのうち、使用した時刻
の新しいものから順番にそのキー応答コードを選択する
ことを特徴とする。この場合、1回目の通信で通信が正
しく行われなかったとしても、使用した時刻の新しいも
のから順番にキー応答コードを選択していくため、使用
するキーが正規キーであれば、比較的早く正規キーであ
ることを認識できる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のキー照合装置であって、前記キー応答コードには該
キー応答コードに比べてデータ量の少ない優先順位デー
タが付されており、前記通信手段による通信が正しく行
われたとき、複数の正規キーのキー応答コードのうち使
用した時刻の新しいものが上位となるように各キー応答
コードの優先順位データを更新する順番更新手段を備
え、前記キー応答コード選択手段は、前記優先順位デー
タに基づいてキー応答コードを選択することを特徴とす
る。この場合、請求項1又は2の作用効果に加えて、デ
ータ量の少ない優先順位データを更新するため、処理負
荷が小さくて済む。
【0012】請求項4記載の発明は、複数のキーの各々
に設置され且つ個別のキー応答コードを有するトランス
ポンダと順次通信を行い、そのキーが正規キーかどうか
を照合するキー照合装置であって、複数の正規キーのキ
ー応答コードのうち、使用回数(使用回数とは、通信手
段による通信が正しく行われた回数をいう)の最も多い
キー応答コードを最初に選択するキー応答コード選択手
段と、前記キー応答コード選択手段によって選択された
キー応答コードを有するトランスポンダとの間で通信を
行う通信手段と、前記通信が正しく行われたか否かを判
断する判断手段と、前記通信が正しく行われたとき、そ
のキーを正規キーと認識し、前記通信が正しく行われな
かったとき、前記キー応答コード選択手段に次のキー応
答コードを選択させる実行手段とを備えたことを特徴と
する。
【0013】この場合、複数の正規キーのキー応答コー
ドのうち使用回数の最も多いキー応答コードを最初に選
択し、そのキー応答コードを有するトランスポンダとの
間で通信を行い、その通信が正しく行われたときそのキ
ーを正規キーと認識し、その通信が正しく行われなかっ
たとき次のキー応答コードを選択して同様の処理を繰り
返す。一般に、使用回数が最多のキーは再度使用される
ことが多いため、このキー照合装置によれば、使用する
キーが正規キーである場合にはその認識を迅速に行うこ
とができる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載のキ
ー照合装置であって、前記キー応答コード選択手段は、
複数の正規キーのキー応答コードのうち、使用回数の多
いものから順番にそのキー応答コードを選択することを
特徴とする。この場合、1回目の通信で通信が正しく行
われなかったとしても、使用回数の多いものから順番に
キー応答コードを選択していくため、使用するキーが正
規キーであれば、比較的早く正規キーであることを認識
できる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載のキー照合装置であって、前記キー応答コードには、
該キー応答コードに比べてデータ量の少ない優先順位デ
ータが付されており、前記通信手段による通信が正しく
行われたとき、複数の正規キーのキー応答コードのうち
使用回数の多いものが上位となるように各キー応答コー
ドの優先順位データを更新する順番更新手段を備え、前
記キー応答コード選択手段は、前記優先順位データに基
づいてキー応答コードを選択することを特徴とする。こ
の場合、請求項4又は5の作用効果に加えて、データ量
の少ない優先順位データを更新するため、処理負荷が小
さくて済む。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項4又は5記
載のキー照合装置であって、前記キー応答コード選択手
段は、使用回数が同じものについては使用した時刻の新
しいものを優先して選択することを特徴とし、請求項8
記載の発明は、請求項6のキー照合装置であって、順番
更新手段は、使用回数が同じものについては使用した時
刻の新しいものが上位になるように各キー応答コードの
優先順位データを更新することを特徴とする。この場
合、使用回数に加えて使用時刻も加味するので、正規キ
ーであることを迅速に認識するのに適している。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれかに記載のキー照合装置であって、前記キー応答コ
ード選択手段によって選択されたキー応答コードを有す
るトランスポンダとの間で通信を行う前に、当初の所定
期間は前記キー識別コードを用いることなく前記トラン
スポンダとの間で通信を行い、その通信が正しく行われ
たときそのキーは正規キーであると認識し、その通信が
正しく行われなかったとき前記キー応答コード選択手段
に最初の選択を行わせる前段階キー照合手段を備えたこ
とを特徴とする。この場合、当初の所定期間はキー識別
コードを用いることなくトランスポンダとの間で通信を
行うため複数のトランスポンダが同時に応答して混信す
るおそれがあるものの、もし混信しなかったならば正規
キーであると認識されるまでの時間を極めて短縮するこ
とができる。そして、混信した場合に、はじめてキー応
答コード選択手段、通信手段、判断手段、実行手段が作
用して正規キーであることを迅速に認識する。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項1〜9記
載のいずれかに記載のキー照合装置であって、前記トラ
ンスポンダは暗号型であることを特徴とする。この場
合、トランスポンダは暗号型であるので、キー照合装置
から質問データを受信し、それを固有の関数データによ
り変換して回答データを作成し、その回答データをキー
照合装置に送信する。このため、1回の通信時間に要す
る時間が長くなり、正規キーであると認識されるまでの
時間が長期化しやすい。したがって、本発明の効果が顕
著に現れる。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項1〜10
のいずれかに記載のキー照合装置であって、キーシリン
ダに差し込まれたキーに設置されたトランスポンダのみ
に通信を行う上で充分なエネルギーを付与するエネルギ
ー付与手段を備えたことを特徴とする。この場合、キー
シリンダに差し込まれていないキーはたとえ正規キーで
あっても通信が正しく行われない。つまり、キーシリン
ダに差し込まれている正規キーのみが、実行手段によっ
て正規キーであると認識される。このため、どのキーが
実際に使用されているのかを確実に把握できる。
【0020】請求項12記載の発明は、請求項1〜11
のいずれかに記載のキー照合装置であって、車両の盗難
防止用であり、前記実行手段はキーが正規キーと認識す
るとエンジンの始動を許可することを特徴とする。この
場合、使用されているキーが正規キーの場合にはその認
識を迅速に行えるため、エンジンの始動性が悪化するこ
とがない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。 [第1実施形態]第1実施形態は本発明のキー照合装置
を車両盗難防止装置に適用した例であり、図1は本実施
形態の車両盗難防止装置の概略構成を表すブロック図で
ある。この車両盗難防止装置は、複数の正規キーK1〜
K6と、イモビECU20と、アンプ回路21と、アン
テナ22aを備えたキーシリンダ22等から構成されて
いる。
【0022】正規キーK1〜K6は、予め登録されたマ
スターキーあるいは新規キーで登録済みの車両キーであ
り、それぞれトランスポンダT1〜T6を内蔵してい
る。トランスポンダT1〜T6は、それぞれ固有の認証
データとしての関数データが書き込まれた暗号型のトラ
ンスポンダであり、車両側からアンテナ22aを介して
励起信号(例えば、一定周波数のSIN波)を受けると
そのエネルギーを図示しないコンデンサに蓄え、それを
電源として動作を行う。なお、ここでは6本の正規キー
K1〜K6が存在するが、最大登録本数は8本とする。
【0023】イモビECU20は、車両側に設けられ、
各種制御を実行するCPU20a、各種制御プログラム
等が記憶されたROM20b、各種データを一時記憶す
るRAM20cのほか、入出力バッファ20d、入出力
回路20e、EEPROM20fを備えている。このE
EPROM20fには、複数のトランスポンダT1〜T
6のキー応答コードとしてのパスワードが記憶されてい
るほか、複数のトランスポンダT1〜T6に記憶された
それぞれの関数データと同じ関数データが記憶されてい
る。また、イモビECU20は、インジェクタ23の駆
動回路20gやイグナイタ24の駆動回路20hを備え
ており、これらの駆動を制御して点火・噴射のエンジン
制御を実行する。
【0024】アンプ回路21は、イモビECU20から
の信号を受けてキーシリンダ22のアンテナ22aから
送信するものである。例えば、イモビECU20のCP
U20aから励起開始信号を受けると、アンテナ22a
から励起信号を送信する。キーシリンダ22は、車両キ
ーの差し込み口の近傍にループ型のアンテナ22aを備
えており、このアンテナ22aはアンプ回路21に接続
されている。なお、アンテナ22aは、キーシリンダ2
2に差し込まれた正規キーのトランスポンダのみにイモ
ビECU20と通信するうえで充分なエネルギーを与え
るように、指向性や励起信号送出時間が調整されてい
る。
【0025】次に、本実施形態の動作について説明す
る。図2はキー照合処理を含むイモビ処理のフローチャ
ート(メインフロー)である。キーシリンダ22に車両
キーが差し込まれ、図示しないキースイッチ(IGスイ
ッチ)がオンされると、図示しない車載バッテリからの
電源供給を受けて図1に示す各部電気系が作動状態にな
る。
【0026】このようにキースイッチがオンされると、
イモビECU20のCPU20aは、まず、S101に
おいてMAX照合回数を照合回数Nにセットする。この
MAX照合回数は、ノイズ等によって通信が不成功にな
るケースなどを考慮して定められる値であり、例えばキ
ー登録本数が6本の場合、それら6本の正規キーK1〜
K6のトランスポンダT1〜T6の各々につき5回ずつ
通信を行うとすればMAX照合回数を30回にする。
【0027】次に、CPU20aは、S102におい
て、カウンタのカウント値CNTをリセットつまりゼロ
にする。本実施形態では、このカウンタは、複数の正規
キーK1〜K6のトランスポンダT1〜T6のうちどれ
から通信を行うかの優先順位を表すものである。このカ
ウンタは、例えばRAM20cの一領域に設けられてい
る。
【0028】次に、CPU20aは、S103におい
て、アンプ回路21に励起開始信号を出力し、アンテナ
22aより励起信号を送信させる。CPU20aは、一
定時間(例えば50ms)経過後、励起停止信号をアン
プ回路21に出力し、アンテナ22aからの励起信号の
送信を停止させる。この一定時間の励起信号の送出によ
り、アンテナ22aの周囲にある車両キーのトランスポ
ンダは動作可能となる。
【0029】次に、CPU20aは、S104におい
て、パスワード選択処理を行う。図3はこのパスワード
選択処理のフローチャートである。パスワード選択処理
が開始されると、まずS201においてカウンタのカウ
ント値CNTをインクリメントし、続くS202におい
てそのカウント値CNTがキー登録本数以下か否かを判
断し、カウント値CNTがキー登録本数を越えるならば
(S202でNO)、S203においてカウント値CN
Tを「1」に戻す。これは正規キーであるにもかかわら
ず何らかの理由で通信が不成功に終わった場合に備え
て、再度、最も優先順位の高いもの(CNT=「1」)
から通信し直すためである。一方、S202においてカ
ウント値CNTがキー登録本数以下ならば(S202で
YES)、S204に進み、アドレス番号ADRに
「1」を入れる。ここで、アドレス番号ADRは、正規
キーのパスワードデータ(例えば16ビット)、関数デ
ータ(例えば40ビット)、キー番号データ(例えば2
4ビット)、優先順位データ(例えば8ビット)を1セ
ットとするキー情報に対応して付されており、ここでは
アドレス番号「1」、「2」、…、「6」はそれぞれ正
規キーK1、K2、…、K6のキー情報Ki1、Ki
2、…、Ki6に対応している(図6参照)。そして、
続くS205において、そのアドレス番号ADRの優先
順位データがカウント値CNTと一致するかどうかを判
断し、一致しなければ(S205でNO)、S206に
おいてアドレス番号ADRをインクリメントし、再びS
205に進む。そして、S205においてアドレス番号
ADRの優先順位データがカウント値CNTと一致した
時点で(S205でYES)、S207に進み、そのア
ドレス番号ADRのパスワードデータを送信用パスワー
ドPASとし、このパスワード選択処理を終了する。こ
のパスワード選択処理により、優先順位が上位の正規キ
ーのパスワードから順に選択される。
【0030】CPU20aは、パスワード選択処理を終
了した後S105に進み、送信用パスワードPASをア
ンプ回路21に出力する。すると、アンプ回路21は、
CPU20aからの“1”、“0”の信号群データを周
波数に変換して、アンテナ22aから送信する。そし
て、周囲の車両キーのトランスポンダがこの信号を受信
すると、受信したパスワードデータと自己のパスワード
データとが一致するかどうかの照合を行い、両者が一致
したならば引き続き受信を待機し、両者が一致しなけれ
ばスリープ状態に移行する。これにより、イモビECU
20は、送信用パスワードPASを持つトランスポンダ
のみと通信することが可能となり、混信のおそれが解消
される。
【0031】続くS106において、CPU20aは、
質問データX(乱数により発生させるデータ群で、毎回
異なるデータ)をアンプ回路21に出力する。すると、
アンプ回路21はその質問データXを周波数に変換し
て、アンテナ22aから送信する。前述の送信用パスワ
ードPASを持つトランスポンダは、これを受信する
と、固有の関数データFt(X)を用い、質問データX
と関数データFt(X)より回答データYtを計算し、
周波数のデータ群としてアンテナ22aへ送信する。
【0032】続くS107において、CPU20aは、
EEPROM20fから送信用パスワードPASに対応
する関数データFe(X)を読み出し、質問データXと
関数データFe(X)より自己回答データYeを計算す
る。そして、CPU20aは、S108においてアンテ
ナ22aで受信した回答データYtを読み出し、S10
9において両回答データYt、Yeを照合し、S110
において両者が一致するかどうかを判断する。なお、S
108においてCPU20aは所定時間待機しても回答
データYtを受信しなかった場合にはS110において
否定判断される。
【0033】S110において、両者が一致していなけ
ればつまり通信が正しく行われなければ(S110でN
O)、CPU20aはS113において照合回数Nをデ
ィクリメントし、S114において照合回数Nがゼロか
どうかを判断する。ここで、照合回数Nがゼロでなけれ
ば(S114でNO)、再びS103以降の処理を行
う。また、S114において照合回数Nがゼロならば
(S114でYES)、ノイズ等によって通信が不成功
になるケースなどを考慮して定められたMAX照合回数
だけ照合を行っても一度もS110において回答データ
Yt、Yeが一致しなかったことになるので、S115
においてエンジンの始動を禁止する。具体的には点火・
噴射のエンジン制御の禁止を確認する。そして、S11
6においてそれ以外の制御、具体的には異常をLED等
で表示する処理などを行う。
【0034】一方、S110において、両者が一致した
ならばつまり通信が正しく行われたならば(S110で
YES)、CPU20aは通信相手のトランスポンダが
正規キーに設置されたものであると認識し、S111に
おいて順番更新処理を行い、その後S112において点
火・噴射のエンジン制御を行う。ここで、順番更新処理
は、今回使用した正規キーの優先順位データがn番目だ
ったとすると、優先順位データがn番目より下位の正規
キーについては優先順位をそのままとし、優先順位デー
タがn番目より上位の正規キーについては優先順位を一
つ繰り下げ、優先順位データがn番目の正規キーについ
ては優先順位データを1番にする処理である。この処理
を実現する一例を図4のフローチャートに基づいて説明
する。
【0035】図4の順番更新処理が開始されると、CP
U20aは、まずS301においてキー登録本数を更新
対象アドレス番号ADRNにセットし、続くS302に
おいて更新対象アドレス番号ADRNの優先順位データ
がカウント値CNT(=前出のn)より小さいかどうか
を判断し、小さいつまり上位の場合には(S302でY
ES)、S303においてその優先順位データを一つ繰
り下げてからS304に進み、小さくないつまり下位の
場合には(S302でNO)、そのままS304に進
む。そして、S304において更新対象アドレス番号A
DRNをディクリメントし、S305においてそのディ
クリメントした値がゼロになったかどうかを判断し、ゼ
ロでなければ(S305でNO)、更新チェックをすべ
きアドレス番号が残っているので再びS302以降の処
理を行い、ゼロならば(S305でYES)、すべての
アドレス番号について更新チェックを行ったためS30
6に進み、アドレス番号ADR(これは今回使用した正
規キーに対応している)の優先順位データを「1」に更
新する。
【0036】次に、図2〜図4のフローチャートの処理
の具体例につき、図5及び図6に基づいて説明する。図
5はアンテナからの送信信号とトランスポンダからの送
信信号を表すタイムチャート、図6は優先順位の推移を
表す説明図である。図6に示すように、初期状態(図中
「INI」)においては、正規キーK1のキー情報Ki1
の優先順位データは「1」、正規キーK2のキー情報K
i2の優先順位データは「2」、…、正規キーK6のキ
ー情報Ki6の優先順位データは「6」と設定されてい
る。その後、6つの正規キーが適宜使用され、優先順位
データが更新されて図6のの状態になったとする。そ
して、次回運転する際に、正規キーK2をキーシリンダ
22に差し込んで使用したとする。
【0037】このとき、図2のイモビ処理の初回におい
て、パスワード選択処理でカウント値CNTが「1」
(つまり優先順位データが「1」)、そのアドレス番号
ADRが「3」(図6のを参照)となるので、送信用
パスワードPASは正規キーK3のパスワード即ち「パ
スワード3」となる。このため、イモビECU20は、
図5(a)に示すように、初回の送信においてアンテナ
22aから励起信号、「パスワード3」、質問データの
順に送信する。このとき、キーホルダには正規キーK2
と正規キーK5の2つしか付いていないとすると、両正
規キーK2、K5のトランスポンダT2、T5はパスワ
ードが一致しないため無応答となる。すると、イモビE
CU20はトランスポンダT2、T5より回答データを
読み出せず照合できないため、照合不一致と判断し、再
びS103〜S110の処理(第2回目の処理)を実行
する。なお、S103〜S110の処理を1回行うのに
約150ms要する。
【0038】第2回目の処理において、パスワード選択
処理でカウント値CNTが「2」(つまり優先順位デー
タが「2」)、そのアドレス番号ADRが「5」(図6
のを参照)となるので、送信用パスワードPASは正
規キーK5のパスワード即ち「パスワード5」となる。
このため、イモビECU20は、図5(a)に示すよう
に、2回目の送信においてアンテナ22aから励起信
号、「パスワード5」、質問データの順に送信する。こ
のとき、トランスポンダT5はパスワードが一致するた
め、質問データに対する回答データを作成しイモビEC
U20に送信する。しかし、正規キーK5はキーシリン
ダ22に差し込まれていないため、励起信号によるエネ
ルギーが不十分であり、回答データは完全な形で送信さ
れない。このため、イモビECU20では両回答データ
を照合したとき不一致と判断し、再びS103〜S11
0の処理(第3回目の処理)を実行する。
【0039】第3回目の処理において、パスワード選択
処理でカウント値CNTが「3」(つまり優先順位デー
タが「3」)、そのアドレス番号ADRが「6」(図6
のを参照)となるので、送信用パスワードPASは正
規キーK6のパスワード即ち「パスワード6」となる。
このため、イモビECU20は、図5(a)に示すよう
に、3回目の送信においてアンテナ22aから励起信
号、「パスワード6」、質問データの順に送信するが、
初回の時と同様、両トランスポンダT2、T5は無応答
のため、イモビECU20は照合不一致と判断し、再び
S103〜S110の処理(第4回目の処理)を実行す
る。
【0040】第4回目の処理において、パスワード選択
処理でカウント値CNTが「4」(つまり優先順位デー
タが「4」)、そのアドレス番号ADRが「2」(図6
のを参照)となるので、送信用パスワードPASは正
規キーK2のパスワード即ち「パスワード2」となる。
このため、イモビECU20は、図5(a)に示すよう
に、4回目の送信においてアンテナ22aを介して励起
信号、「パスワード2」、質問データの順に送信する。
このとき、正規キーK2のトランスポンダT2はパスワ
ードが一致するため、質問データに対する回答データを
作成しイモビECU20に送信する。なお、正規キーK
2は、キーシリンダ22に差し込まれているためアンテ
ナ22aからの励起信号によって回答データを完全な形
で送信するのに充分なエネルギーが与えられる。そし
て、イモビECU20は両回答データを照合したとき一
致と判断し、順番更新処理を行った後、点火・噴射のエ
ンジン制御を行う。
【0041】この順番更新処理について、図7の順番更
新時の段階的な説明図に基づいて説明する。まず、図4
において更新対象アドレス番号ADRNにキー登録本数
すなわち「6」がセットされ、その優先順位データとカ
ウント値CNT(照合が一致した際のカウント値即ち
「4」)とを比べると、前者は「3」で後者より小さい
ため、その優先順位データを1つ繰り下げて「4」にす
る。そして、更新対象アドレス番号ADRNをディクリ
メントして「5」とし、その優先順位データとカウント
値CNTとを比べると、前者は「2」で後者より小さい
ため、1つ繰り下げて「3」にする。続いて、更新対象
アドレス番号ADRNをディクリメントして「4」と
し、その優先順位データとカウント値CNTとを比べる
と、前者は「5」であり後者より大きいため、そのまま
とする。続いて、更新対象アドレス番号ADRNをディ
クリメントして「3」とし、その優先順位データとカウ
ント値CNTとを比べると、前者は「1」であり後者よ
り小さいため、1つ繰り下げて「2」にする。続いて、
更新対象アドレス番号ADRNをディクリメントして
「2」とし、その優先順位データとカウント値CNTと
を比べると、前者は「4」であり後者と等しいため、そ
のままとする。続いて、更新対象アドレス番号ADRN
をディクリメントして「1」とし、その優先順位データ
とカウント値CNTとを比べると、前者は「6」であり
後者より大きいため、そのままとする。続いて更新対象
アドレス番号ADRNをディクリメントするとゼロにな
るので、アドレス番号ADR(照合が一致した際のアド
レス番号すなわち「2」)の優先順位データを「1」と
する。
【0042】このようにして、イモビECU20のRA
M20cに記憶された優先順位データが図6のの状態
からの状態に更新される。そして、次回トランスポン
ダと通信を行う際(次回運転する際)に正規キーK2を
使用するとすれば、図5(b)に示すように、イモビE
CU20は最初に送信用パスワードPASとして「パス
ワード2」を選択するため、1回目の通信で正規キーK
2のトランスポンダT2と通信を行い、回答データの照
合が一致する。このため、1回の通信時間(ここでは約
150ms)後、直ちに点火・噴射のエンジン制御が行
われる。
【0043】本実施形態の車両盗難防止装置によれば、
以下の効果が得られる。 (1) パスワード通信を行うため、イモビECU20とト
ランスポンダT1〜T6との通信時に混信するおそれが
ない。 (2) イモビECU20は、複数の正規キーK1〜K6の
うち直前に使用したものの優先順位データを1番とし、
次の運転を開始する際には初回の送信時にその優先順位
データが1番の正規キーのパスワードを送信する。この
ため、次回使用するキーが正規キーの場合には、1回目
の通信で回答データの照合結果が一致して点火・噴射の
エンジン制御が実行される可能性が高く、迅速に正規キ
ーであることを認識でき、エンジンの始動性が良好とな
る。
【0044】(3) 1回目の通信で回答データの照合結果
が一致しなかったとしても、複数の正規キーK1〜K6
のうち使用時刻の新しいものから順に優先順位を付け、
次の運転を開始する際には優先順位の高いものから順に
パスワードを送信していくため、使用するキーが正規キ
ーであれば、比較的短時間で回答データの照合結果が一
致して点火・噴射のエンジン制御が実行され、比較的迅
速に正規キーであることを認識でき、エンジンの始動性
が良好となる。
【0045】(4) キーシリンダ22に差し込まれていな
い正規キーについては正しく通信が行われない(照合不
一致)ため、キーシリンダ22に差し込まれた正規キー
つまり実際に使用している正規キーのみを確実に認識で
きる。 (5) イモビECU20は、データ量の大きなキー情報の
並べ替えたりするのではなく、データ量の小さな優先順
位データ(数ビット)を更新していくため、処理負荷が
小さくて済む。
【0046】なお、上記実施形態におけるイモビECU
20のCPU20aが本発明のキー応答コード選択手
段、判断手段、実行手段、順番更新手段に相当し、S1
04の処理がキー応答コード選択手段の処理に、S11
0の処理が判断手段の処理に、S111〜S116の処
理が実行手段あるいは順番更新手段の処理に相当する。
また、イモビECU20、アンプ回路21及びアンテナ
22aが通信手段に相当する。
【0047】[第2実施形態]第2実施形態は、パスワ
ード選択処理及び順番更新処理が第1実施形態と異なる
以外は、第1実施形態と同様であるため、ここでは異な
る点のみを説明する。なお、第2実施形態では、図11
に示すように、優先順位に対応した領域が用意されてお
り、各領域には正規キーのキー情報Ki1〜Ki6が格
納されている。
【0048】第2実施形態において、図8に示すパスワ
ード選択処理が開始されると、CPU20aは、まずS
401においてカウンタのカウント値CNTをインクリ
メントし、続くS402においてそのカウント値CNT
がキー登録本数以下か否かを判断し、カウント値CNT
がキー登録本数を越えるならば(S402でNO)、S
403においてカウント値CNTを「1」に戻す。これ
は正規キーであるにもかかわらず何らかの理由で通信が
不成功に終わった場合に備えて、再度、最も優先順位の
高いもの(CNT=「1」)から通信し直すためであ
る。一方、S402においてカウント値CNTがキー登
録本数以下ならば(S402でYES)、S404に進
み、カウント値CNTの領域に格納されたキー情報から
パスワードデータを読み出し、それを送信用パスワード
PASとし、このパスワード選択処理を終了する。この
パスワード選択処理により、優先順位が上位の正規キー
のパスワードから順に選択される。
【0049】また、第2実施形態において、順番更新処
理は、今回使用した正規キーのキー情報が優先順位n番
目の領域に格納されていたとすると、そのキー情報を優
先順位1番目の領域に、優先順位がn番目より下位の正
規キーのキー情報についてはそのままの領域に、優先順
位がn番目より上位の正規キーについては優先順位が一
つ下の領域に格納するように処理する。
【0050】例えば、図9(a)の順番更新処理では、
CPU20aは、まずS501において、照合結果が一
致したときのカウント値CNTが「1」かどうかを判断
し、「1」ならば(S501でYES)、順番を更新す
る必要がないのでそのまま終了する。一方、上記カウン
ト値CNTが「1」でなければ(S501でNO)、S
502に進み、そのカウント値CNTよりも1つ小さい
領域(つまり優先順位が一つ上位の領域)に格納された
キー情報とそのカウント値CNTの領域に格納されたキ
ー情報とを交換する。その後、S503においてカウン
ト値CNTをディクリメントし、再びS501以下の処
理を行う。
【0051】この処理につき、図9(b)に基づいて説
明する。図9(b)は図11のの状態からの状態に
移行するときの説明図である。図11のの状態におい
て正規キーK2が使用されるため、照合結果が一致した
ときのカウント値CNTは「4」である。このため、こ
れより一つ上位の領域つまり3番目の領域のキー情報K
i6と4番目の領域のキー情報Ki2を交換する。次
に、カウント値CNTがディクリメントされて「3」に
なるので、2番目の領域のキー情報Ki5と3番目の領
域のキー情報Ki2を交換する。次にカウント値CNT
がディクリメントされて「2」となるので、1番目の領
域のキー情報Ki3と2番目の領域のキー情報Ki2を
交換する。その後カウント値CNTをディクリメントす
ると「1」となるのでこの処理を終える。この結果、図
11のの状態に移行する。あるいは、図9(a)の代
わりに、図10(a)の順番更新処理を実行してもよ
い。この場合、CPU20aは、まずS601において
照合結果が一致したときのカウント値CNTの領域に格
納されたキー情報を別の領域(TMP)へ移す。そし
て、S602においてそのカウント値CNTが「1」か
どうかを判断し、「1」でなければ(S602でN
O)、S603に進み、そのカウント値CNTよりも1
つ小さい領域(つまり優先順位が一つ上位の領域)に格
納されたキー情報をそのカウント値CNTの領域に格納
する。その後、S604においてカウント値CNTをデ
ィクリメントし、再びS601以下の処理を行う。そし
て、S602においてカウント値CNTが「1」になっ
たら(S602でYES)、S605に進み、別の領域
(TMP)に移しておいたキー情報を優先順位が1番の
領域に移す。
【0052】この処理につき、図10(b)に基づいて
説明する。図10(b)は図11のの状態からの状
態に移行するときの説明図である。図11のでは正規
キーK2が使用されるため、照合結果が一致したときの
カウント値CNTは「4」である。このため、4番目の
領域のキー情報Ki2を別の領域(TMP)に移し、3
番目の領域のキー情報Ki6を4番目の領域に移す。次
に、カウント値CNTがディクリメントされて「3」に
なるので、2番目の領域のキー情報Ki5を3番目の領
域に移す。次にカウント値CNTがディクリメントされ
て「2」になるので、1番目の領域のキー情報Ki3を
2番目の領域に移す。その後カウント値CNTがディク
リメントされて「1」になるので、別の領域(TMP)
に移しておいたキー情報Ki2を1番目の領域に移し、
この処理を終える。この結果、図11のの状態に移行
する。
【0053】本実施形態によれば、第1実施形態の(1)
〜(4)と同様の効果が得られるうえ、キー情報を並べ替
えるため第1実施形態の優先順位データのような新たな
データを付加する必要がなく、メモリを削減できる。 [第3実施形態]第3実施形態は、順番更新処理が第1
実施形態と異なる以外は、第1実施形態と同様であるた
め、ここでは異なる点のみを説明する。なお、第3実施
形態では、図13に示すように、キー情報Ki1〜Ki
6には優先順位データのほかに使用回数データが含まれ
ている。
【0054】図12は第3実施形態における順番更新処
理のフローチャートである。この順番更新処理は、使用
回数の多い正規キーから優先順位が高くなるように、ま
た、使用回数が同じもの同士については使用時刻の新し
いものが優先順位が高くなるように、優先順位を更新す
る処理である。
【0055】CPU20aは、まずS701において、
照合結果が一致したときのアドレス番号ADRの使用回
数データをインクリメントし、これを便宜上αとする。
続くS702において、アドレス番号ADRの使用回数
データが一定値以上かどうかを判断し、一定値以上なら
ば(S702でYES)、メモリ容量を考慮して、S7
03においてすべての使用回数データに所定割合(<
1、例えば1/2)を乗じて使用回数データを小さくし
てS704に進む。一方、アドレス番号ADRの使用回
数データが一定値未満ならば(S702でNO)、直ち
にS704に進む。そしてこのS704において、照合
結果が一致したときのカウント値CNTが「1」かどう
かを判断する。このカウント値CNTが「1」ならば
(S704でYES)、優先順位が1番の正規キーが使
用されたため、順番を更新する必要がないのでそのまま
この順番更新処理を終了する。一方、カウント値CNT
が「1」でなければ(S704でNO)、S705にお
いてカウント値CNTをディクリメントする。そして、
S706において、アドレス番号ADRの使用回数デー
タ(即ちα)と、優先順位データがカウント値CNTと
一致するところの使用回数データ(これを便宜上βとす
る)を比較し、αがβ以上ならば(S706でYE
S)、S707に進み、優先順位データがカウント値C
NTのところの優先順位を1つ繰り下げる。そして、S
708でカウント値CNTが「1」かどうかを判断す
る。S708でカウント値CNTが「1」でなければ
(S708でNO)、S705以下の処理を繰り返す。
また、S708でカウント値CNTが「1」ならば(S
708でYES)、S710に進み、カウント値CNT
をアドレス番号ADRの優先順位データとし、この順番
更新処理を終了する。一方、S706においてαがβ以
上でなければ(S706でNO)、アドレス番号ADR
の優先順位はカウント値CNTより1つ下位にする必要
があるため、S709でカウント値CNTをインクリメ
ントして優先順位を1つ繰り下げた上で、S710に進
み、そのカウント値CNTをアドレス番号ADRの優先
順位データとし、この順番更新処理を終了する。
【0056】この処理につき、図14に基づいて説明す
る。図14は図13のの状態からの状態に移行する
ときの説明図である。ここでは、図13のの状態のと
きに正規キーK3が使用されるため、照合結果が一致し
たときのカウント値CNTは「5」、アドレス番号AD
Rは「3」である。このため、アドレス番号ADRが
「3」の使用回数データを1つ増やして「2」(=α)
にする。そして、カウント値CNTをディクリメントし
て「4」とし、優先順位データがこのカウント値CNT
つまり「4」のところ、具体的にはキー情報Ki4の使
用回数データつまり「1」(=β)とαとを比較する。
このときαはβ以上なので、キー情報Ki4の優先順位
データを一つ繰り下げて「5」とする。続いて、カウン
ト値CNTをディクリメントして「3」とし、優先順位
データがこのカウント値CNTのところ、具体的にはキ
ー情報Ki6の使用回数データつまり「1」(=β)と
比較する。このときαはβ以上なので、キー情報Ki6
の優先順位を一つ繰り下げて「4」とする。同様に、カ
ウント値CNTをディクリメントして「2」としたとき
には、キー情報Ki5の優先順位を一つ繰り下げて
「3」、更にカウント値CNTをディクリメントして
「1」としたときには、キー情報Ki2の優先順位を一
つ繰り下げて「2」とし、最後にこのカウント値CNT
つまり「1」をアドレス番号ADRが「3」の優先順位
データに入れる。この結果、図13のの状態に移行す
る。
【0057】本実施形態の車両盗難防止装置によれば、
以下の効果が得られる。 (1) パスワード通信を行うため、イモビECU20とト
ランスポンダとの通信時に混信するおそれがない。 (2) イモビECU20は、複数の正規キーK1〜K6の
うち使用回数が最多のものを優先順位1番とし、次の運
転を開始する際には初回の送信時にその優先順位の1番
の正規キーのパスワードを送信する。このため、次回使
用するキーが正規キーの場合には、1回目の通信で回答
データの照合結果が一致して点火・噴射のエンジン制御
が実行される可能性が高く、迅速に正規キーであること
を認識でき、エンジンの始動性が良好となる。
【0058】(3) 1回目の通信で回答データの照合結果
が一致しなかったとしても、複数の正規キーK1〜K6
のうち使用回数の多いものから順に優先順位を付け、次
の運転を開始する際には優先順位の高いものから順にパ
スワードを送信していく。また、使用回数が同じ場合に
は使用時刻の新しい方を優先する。このため、使用する
キーが正規キーであれば、比較的短時間で回答データの
照合結果が一致して点火・噴射のエンジン制御が実行さ
れ、比較的迅速に正規キーであることを認識でき、エン
ジンの始動性が良好となる。
【0059】(4) キーシリンダ22に差し込まれていな
い正規キーについては正しく通信が行われない(照合不
一致)ため、キーシリンダ22に差し込まれた正規キー
つまり実際に使用している正規キーのみを確実に認識で
きる。 (5) イモビECU20は、データ量の大きなキー情報の
並べ替えたりするのではなく、データ量の小さな使用回
数データや優先順位データ(いずれも数ビット)を更新
していくため、処理負荷が小さくて済む。但し、第2実
施形態のようにキー情報を並べ替えてもよい。
【0060】(6) S702、S703を行うことによ
り、過去に使用された1回より、最近使用された1回の
方を重要視するようにしてある。例えば、正規キーK1
の使用回数が最も高いとし、その使用回数がS702の
一定値に達したとすると、S703でそれまでの使用回
数は半減される。つまり、S703が実行されることに
より、それまでの使用回数は1回が0.5回として扱わ
れる。これに対して、S703が実行された後の使用回
数は1回が1回として扱われる。このため、例えば以前
は正規キーK1を使用することが多かったが、現在は正
規キーK2を使用することが多いような場合、比較的早
い段階で両正規キーK1、K2の使用回数データの大小
関係が逆転し、優先順位が入れ替わる。したがって、現
在の使用状況に適した優先順位が付くことになる。ま
た、当初から現在までの使用回数データを比較するので
はなく、現在から過去N回分(Nは所定数、例えば10
0)の使用回数データを比較して、使用回数の多いもの
から順に優先順位を付けるようにしてもよい。この場合
も、現在の使用状況に適した優先順位が付くことになる
ので好ましい。
【0061】[第4実施形態]第4実施形態は、メイン
フローのイモビ処理が第1実施形態と異なる以外は、第
1実施形態と同様であるため、ここでは異なる点のみを
説明する。なお、パスワード選択処理や順番更新処理
は、第1〜第3実施形態のいずれかの処理を採用するも
のとする。
【0062】第4実施形態のイモビ処理では、イモビE
CU20のCPU20aは、スタート後所定期間(1〜
数回)については、パスワードを使わない通信つまり励
起信号と質問データを送信し、回答データの照合を行
う。そして、その所定期間中、照合が一致しなかった場
合には、その後、パスワードを使った通信つまり励起信
号とパスワードデータと質問データを送信し、回答デー
タの照合を行う。
【0063】図15は第4実施形態のイモビ処理のフロ
ーチャートである。図示しないキースイッチがオンされ
ると、CPU20aは、まず、S801においてMAX
照合回数を照合回数Nにセットし、S802においてカ
ウンタのカウント値CNTをゼロにし、S803におい
てアンプ回路21に励起開始信号を出力しアンテナ22
aより励起信号を送信させる。
【0064】次に、CPU20aは、S804におい
て、照合回数Nが予め定めた所定値以下かどうかを判断
する。この所定値は、パスワードを使わない通信を何回
実行するかを決める値であり、例えばMAX照合回数を
50回としたときパスワードを使わない通信を5回行う
とすれば前記所定値は45回に定めておく。S804に
おいて照合回数Nが所定値より大きければ(S804で
NO)、パスワードを使わない通信を行うため、直ちに
S807に進む。一方、S804において照合回数Nが
所定値以下ならば(S804でYES)、パスワードを
使わない通信を所定回数実行しても混信等によって質問
データに対する回答データの照合結果が一致しなかった
ということであり、S805においてパスワード選択処
理(第1〜第3実施形態のいずれかのパスワード選択処
理)を行い、優先順位が上位の正規キーのパスワードか
ら順に選択し、送信用パスワードPASとする。そし
て、S806において送信用パスワードPASをアンプ
回路21に出力する。これにより、イモビECU20
は、送信用パスワードPASを持つトランスポンダのみ
と通信することが可能となり、混信のおそれが解消され
る。
【0065】S807において、CPU20aは、質問
データXをアンプ回路21を介してアンテナ22aから
送信する。前述の送信用パスワードPASを持つトラン
スポンダは、これを受信すると、固有の関数データFt
(X)を用い、質問データXと関数データFt(X)よ
り回答データYtを計算し、自己のキー番号データと共
に周波数のデータ群としてアンテナ22aへ送信する。
【0066】CPU20aは、続くS808において受
信信号からキー番号データ(キー情報の一つで、どのキ
ーが応答したのかを特定するため等に用いられるデー
タ)と回答データを読み出し、S809においてキー番
号データを読み出すことができたかどうかを判断する。
例えば混信していたりあるいは不正キーが使用されたり
することによりキー番号データを読み出せなかったなら
ば(S809でNO)、S817へ進む。一方、キー番
号データを読み出すことができたならば(S809でY
ES)、S810においてEEPROM20fからキー
番号データに対応する関数データFe(X)を読み出
し、質問データXと関数データFe(X)より自己回答
データYeを計算する。なお、パスワード選択処理(S
805)を行った場合には、S808〜S810の処理
に代えて、送信用パスワードPASに対応した関数デー
タを読み出し自己回答データYeを計算してもよい。
【0067】そして、S811においてアンテナ22a
で受信した回答データYtを読み出し、両回答データY
t、Yeを照合し、S812において両者が一致するか
どうかを判断し、両者が一致していなければ(S812
でNO)、S817に進み、両者が一致したならば(S
812でYES)、S813に進んで照合回数Nが所定
値(S804の所定値と同じ)以下かどうかを判断す
る。そして、照合回数Nが所定値以下ならば(S813
でYES)、S815の順番更新処理(第1〜第3実施
形態のいずれかの順番更新処理)を行い、その後、S8
16において点火・噴射のエンジン制御を行う。一方、
照合回数Nが所定値より大きければ(S813でN
O)、パスワード選択処理を行うことなく照合結果が一
致したため、S814においてCNT調整処理を行い、
その後S815の順番更新処理、S816の点火・噴射
のエンジン制御を行う。
【0068】なお、S814のCNT調整処理は、パス
ワード選択処理を行わなかった場合でもS815の順番
更新処理が正しく実行されるようにカウント値CNTを
調整する処理である。例えば第1または第3実施形態と
同様のパスワード選択処理、順番更新処理を採用する場
合には、回答データの照合が一致したときの正規キーの
優先順位データをカウント値CNTにセットし、第2実
施形態と同様のパスワード選択処理、順番更新処理を採
用する場合には、回答データの照合が一致したときの正
規キーのキー情報が格納されていた領域の番号をカウン
ト値CNTにセットする。
【0069】さて、S809において受信信号にキー番
号データがなかった場合(S809でNO)、あるい
は、S812において照合不一致だった場合には(S8
13でNO)、S817に進むが、CPU20aは、こ
のS817において、照合回数Nをディクリメントし、
続くS818において、その照合回数Nがゼロかどうか
を判断する。ここで、照合回数Nがゼロでなければ(S
818でNO)、再びS803以降の処理を行う。一
方、S818において照合回数Nがゼロならば(S81
8でYES)、ノイズ等によって通信が不成功になるケ
ースなどを考慮して定められたMAX照合回数だけ照合
を行っても一度もS812において回答データYt、Y
eが一致しなかったことになるので、S819において
エンジンの始動を禁止する。具体的には点火・噴射のエ
ンジン制御の禁止を確認する。そして、S820におい
てそれ以外の制御、具体的には異常をLED等で表示す
る処理などを行う。
【0070】本実施形態の車両盗難防止装置によれば、
イモビ処理開始から所定回数はパスワードを使わない通
信を行い、パスワードを使わない通信でうまく照合結果
が一致しなかった場合のみ、パスワードを使った通信に
切り替える。このため、パスワードを使わない通信で回
答データの照合結果が一致すれば、非常に短期間で正規
キーであることを認識でき、またエンジンの始動性が良
好になる。この第4実施形態において、イモビECU2
0のCPU20aが前段階キー照合手段に相当し、S8
04でNOと判断された後の処理が前段階キー照合手段
の処理に相当する。
【0071】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記実施形態では、キーシリンダ22に差
し込まれていない正規キーからの回答データはエネルギ
ー不足になるように設定したが、キーシリンダ22に差
し込まれていない正規キーからの回答データが完全な形
でイモビECU20に受信され、照合一致により点火・
噴射のエンジン制御が実行されたとしても、その運転者
は正規キーを持っていることから泥棒であるおそれはな
く、盗難防止機能を働かせる必要はないので支障はな
い。
【0072】また、上記実施形態のイモビ処理では、回
答データの照合が不一致と判断されるごとにパスワード
選択処理においてカウント値CNTを「1」→「2」→
……→「6」(=キー登録本数)→「1」→「2」……
というように処理したが、カウント値CNTを「1」→
「1」→「2」→「2」→……→「6」→「6」という
ように各カウント値ごとに複数回ずつ処理を行ってもよ
い。
【0073】更に、優先順位データは、バッテリがオフ
にならない限り保持されるRAM(SRAM)か、EE
PROMのような不揮発性メモリに書き込むことが好ま
しい。ただし、EEPROMを書き換えることができる
回数に制限があること、書き換え時間がかかることを考
慮すると、SRAMに書き込む方が好ましい。
【0074】更にまた、上記実施形態では暗号型のトラ
ンスポンダについて説明したが、R/O型のトランスポ
ンダを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の車両盗難防止装置の概略構成
を表すブロック図である。
【図2】 第1実施形態のキー照合処理を含むイモビ処
理(メインフロー)のフローチャートである。
【図3】 第1実施形態のパスワード選択処理のフロー
チャートである。
【図4】 第1実施形態の順番更新処理のフローチャー
トである。
【図5】 第1実施形態における、アンテナからの送信
信号とトランスポンダからの送信信号を表すタイムチャ
ートである。
【図6】 第1実施形態の優先順位の推移を表す説明図
である。
【図7】 第1実施形態の順番更新時の段階的な説明図
である。
【図8】 第2実施形態のパスワード選択処理のフロー
チャートである。
【図9】 第2実施形態の順番更新処理の一例を表す説
明図で、(a)はフローチャート、(b)は順番更新時
の段階的な説明図である。
【図10】 第2実施形態の順番更新処理の別の例を表
す説明図で、(a)はフローチャート、(b)は順番更
新時の段階的な説明図である。
【図11】 第2実施形態の優先順位の推移を表す説明
図である。
【図12】 第3実施形態における順番更新処理のフロ
ーチャートである。
【図13】 第3実施形態の優先順位の推移を表す説明
図である。
【図14】 第3実施形態の順番更新時の段階的な説明
図である。
【図15】 第4実施形態のイモビ処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】
20・・・イモビECU、20a・・・CPU、20b
・・・ROM、20c・・・RAM、20d・・・入出
力バッファ、20e・・・入出力回路、20f・・・E
EPROM、20g・・・駆動回路、20h・・・駆動
回路、21・・・アンプ回路、22・・・キーシリン
ダ、22a・・・アンテナ、23・・・インジェクタ、
24・・・イグナイタ、K1〜K6・・・正規キー、K
i1〜Ki6・・・キー情報、T1〜T6・・・トラン
スポンダ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキーの各々に設置され且つ個別の
    キー応答コードを有するトランスポンダと順次通信を行
    い、そのキーが正規キーかどうかを照合するキー照合装
    置であって、 複数の正規キーのキー応答コードのうち、使用した時刻
    の最も新しいキー応答コードを最初に選択するキー応答
    コード選択手段と、 前記キー応答コード選択手段によって選択されたキー応
    答コードを有するトランスポンダとの間で通信を行う通
    信手段と、 前記通信が正しく行われたか否かを判断する判断手段
    と、 前記通信が正しく行われたとき、そのキーを正規キーと
    認識し、前記通信が正しく行われなかったとき、前記キ
    ー応答コード選択手段に次のキー応答コードを選択させ
    る実行手段と を備えたことを特徴とするキー照合装置。
  2. 【請求項2】 前記キー応答コード選択手段は、複数の
    正規キーのキー応答コードのうち、使用した時刻の新し
    いものから順番にそのキー応答コードを選択することを
    特徴とする請求項1記載のキー照合装置。
  3. 【請求項3】 前記キー応答コードには該キー応答コー
    ドに比べてデータ量の少ない優先順位データが付されて
    おり、 前記通信手段による通信が正しく行われたとき、複数の
    正規キーのキー応答コードのうち使用した時刻の新しい
    ものが上位となるように各キー応答コードの優先順位デ
    ータを更新する順番更新手段を備え、 前記キー応答コード選択手段は、前記優先順位データに
    基づいてキー応答コードを選択することを特徴とする請
    求項1又は2記載のキー照合装置。
  4. 【請求項4】 複数のキーの各々に設置され且つ個別の
    キー応答コードを有するトランスポンダと順次通信を行
    い、そのキーが正規キーかどうかを照合するキー照合装
    置であって、 複数の正規キーのキー応答コードのうち、使用回数の最
    も多いキー応答コードを最初に選択するキー応答コード
    選択手段と、 前記キー応答コード選択手段によって選択されたキー応
    答コードを有するトランスポンダとの間で通信を行う通
    信手段と、 前記通信が正しく行われたか否かを判断する判断手段
    と、 前記通信が正しく行われたとき、そのキーを正規キーと
    認識し、前記通信が正しく行われなかったとき、前記キ
    ー応答コード選択手段に次のキー応答コードを選択させ
    る実行手段と を備えたことを特徴とするキー照合装置。
  5. 【請求項5】 前記キー応答コード選択手段は、複数の
    正規キーのキー応答コードのうち、使用回数の多いもの
    から順番にそのキー応答コードを選択することを特徴と
    する請求項4記載のキー照合装置。
  6. 【請求項6】 前記キー応答コードには、該キー応答コ
    ードに比べてデータ量の少ない優先順位データが付され
    ており、 前記通信手段による通信が正しく行われたとき、複数の
    正規キーのキー応答コードのうち使用回数の多いものが
    上位となるように各キー応答コードの優先順位データを
    更新する順番更新手段を備え、前記キー応答コード選択
    手段は、前記優先順位データに基づいてキー応答コード
    を選択することを特徴とする請求項4又は5のいずれか
    に記載のキー照合装置。
  7. 【請求項7】 前記キー応答コード選択手段は、使用回
    数が同じものについては使用した時刻の新しいものを優
    先して選択することを特徴とする請求項4又は5記載の
    キー照合装置。
  8. 【請求項8】 前記順番更新手段は、使用回数が同じも
    のについては使用した時刻の新しいものが上位になるよ
    うに各キー応答コードの優先順位データを更新すること
    を特徴とする請求項6記載のキー照合装置。
  9. 【請求項9】 前記キー応答コード選択手段によって選
    択されたキー応答コードを有するトランスポンダとの間
    で通信を行う前に、当初の所定期間は前記キー識別コー
    ドを用いることなく前記トランスポンダとの間で通信を
    行い、その通信が正しく行われたときそのキーは正規キ
    ーであると認識し、その通信が正しく行われなかったと
    き前記キー応答コード選択手段に最初の選択を行わせる
    前段階キー照合手段を備えたことを特徴とする請求項1
    〜8記載のキー照合装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9記載のいずれかに記載の
    キー照合装置であって、前記トランスポンダは暗号型で
    あるキー照合装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のキ
    ー照合装置であって、キーシリンダに差し込まれたキー
    に設置されたトランスポンダのみに通信を行う上で充分
    なエネルギーを付与するエネルギー付与手段を備えたこ
    とを特徴とするキー照合装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載のキ
    ー照合装置であって、車両の盗難防止用であり、前記実
    行手段はキーが正規キーと認識するとエンジンの始動を
    許可することを特徴とするキー照合装置。
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