JPH11334622A - ステアリング装置を備える車両 - Google Patents

ステアリング装置を備える車両

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JPH11334622A
JPH11334622A JP10149130A JP14913098A JPH11334622A JP H11334622 A JPH11334622 A JP H11334622A JP 10149130 A JP10149130 A JP 10149130A JP 14913098 A JP14913098 A JP 14913098A JP H11334622 A JPH11334622 A JP H11334622A
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JP
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steering
pressure
displacement
vehicle
hydraulic pump
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JP10149130A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Ichimura
和弘 一村
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ステアリング装置の操舵量が大きいときに急発
進を防止する。 【解決手段】油圧パワーステアリング装置は、ステアリ
ングホイール21の回転に応じて圧油をステアリングシ
リンダ25,26へ供給してタイヤ88Fを操舵する。
車両の速度は走行ペダル6aの踏込み量に応じてコント
ローラ31で制御される。コントローラ31は、ストロ
ークセンサ27により油圧パワーステアリング装置の操
舵量を判別し、例えばフルストロークの50%以上スト
ロークしたまま発進するときは、所定時間だけ油圧ポン
プ1の吐出流量を制限して急発進を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧パワーステア
リング装置などのステアリング装置によりタイヤを操舵
するホイール式油圧ショベルなどの車両に関する。
【0002】
【従来の技術】ホイール式油圧ショベルのように前輪タ
イヤを油圧パワーステアリング装置で操舵する建設機械
が従来から知られている。油圧パワーステアリング装置
は、ステアリングホイールによりステアリングバルブを
切換え操作し、左右一対のステアリングシリンダに圧油
を適宜供給することにより、ステアリングホイールによ
る前輪操舵機構の操作力を軽減する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、ホイール式
油圧ショベルにあっては、ステアリングホイールの操作
状態からタイヤの操舵量を把握しづらく、また、タイヤ
の上方部はフェンダカバーで覆われているためタイヤの
操舵量を目視で確認することもしづらい。そのため、タ
イヤを所定量以上操舵したまま発進させる場合があり、
この場合、車両が直進せずに斜め前方に発進する。
【0004】本発明の目的は、発進時にタイヤが所定量
以上操舵されている場合には発進速度を抑制するように
した車両を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(I)一実施の形態を示
す図1〜図6に対応付けて説明する。 (1)請求項1の発明は、エンジン15により駆動され
押除け容積を変更して圧油を吐出する可変容量型油圧ポ
ンプ1と、圧油により駆動されてタイヤを回転駆動する
油圧モータ85と、ステアリングホイール21の回転に
応じてタイヤを操舵するステアリング装置と、押除け容
積を調節する押除け容積調節手段1Aと、ステアリング
装置の操舵量を検出する操舵量検出手段27と、車両の
発進を検出する発進検出手段31,34と、発進検出手
段31,34が発進を検出し、かつ、操舵量検出手段2
7で検出された操舵量が所定値以上であるという条件を
満足するとき、油圧モータ85の回転数が急発進を抑制
するに十分な値で制限されるように、押除け容積調節手
段1Aにより押除け容積を制限する急発進抑制手段3
0,31とを具備することを特徴とする。 (2)請求項2の発明は、請求項1の車両において、可
変容量型油圧ポンプ1は大小2段階に押除け容積が切換
えられ、急発進抑制手段30,31は、上記条件が満足
されたときに小さい押除け容積に切換えるように押除け
容積調節手段1Aを制御することを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項1の車両において、可
変容量型油圧ポンプ1は無段階に押除け容積が切換えら
れ、急発進抑制手段30,31は、条件が満足されたと
きに操舵量に応じて、操舵量が大きいほど押除け容積を
小さくするように押除け容積調節手段1Aを制御するこ
とを特徴とする。 (II)一実施の形態を示す図7〜図9に対応付けて説
明する。 (4)請求項4の発明は、エンジン15により駆動され
圧油を吐出する可変容量型油圧ポンプ41と、圧油によ
り駆動されてタイヤを回転駆動する油圧モータ42と、
ステアリングホイール21の回転に応じてタイヤを操舵
するステアリング装置と、油圧ポンプ41からの吐出油
を油圧モータ42に導く制御弁44と、油圧ポンプ41
の吐出圧力と油圧モータ42の負荷圧力との差圧を検出
する差圧検出手段54と、目標差圧と検出差圧との偏差
を求め、この差圧偏差をゼロに近づけるための目標押除
け容積を演算する演算手段55と、目標押除け容積に基
づいて油圧ポンプ41の押除け容積を調節する押除け容
積調節手段51と、ステアリング装置の操舵量を検出す
る操舵量検出手段27と、車両の発進を検出する発進検
出手段34,55と、発進検出手段34,55が発進を
検出し、かつ、操舵量検出手段27で検出された操舵量
が所定値以上であるという条件を満足するとき、油圧モ
ータ42の回転数が急発進を抑制するに十分な値で制限
されるように、目標差圧を小さく設定して差圧偏差を演
算するように演算手段を制御する急発進抑制手段51,
55とを具備することを特徴とする。 (5)請求項5の発明は、請求項4の車両において、急
発進抑制手段51,55は、操舵量に応じて、操舵量が
大きいほど目標押除け容積が小さくなるように目標差圧
を設定することを特徴とする。 (III)一実施の形態を示す図10,図11に対応付
けて説明する。 (6)請求項6の発明は、エンジン15により駆動され
圧油を吐出する可変容量型油圧ポンプ61と、圧油によ
り駆動されてタイヤを回転駆動する油圧モータ62と、
ステアリングホイール21の回転に応じてタイヤを操舵
するステアリング装置と、少なくとも操作部材65〜6
7の操作に応じて油圧ポンプの押除け容積を設定する指
令圧力を発生する指令圧力発生手段68と、油圧ポンプ
の押除け容積を指令圧力に応じて調節し、操作部材が操
作されていない場合の指令圧力で押除け容積を最小値に
する押除け容積調節手段61Aと、ステアリング装置の
操舵量を検出する操舵量検出手段27と、車両の発進を
検出する発進検出手段31,34と、発進検出手段3
1,34が発進を検出し、かつ、操舵量検出手段27で
検出された操舵量が所定値以上であるという条件を満足
するとき、油圧モータ62の回転数が急発進を抑制する
に十分な値で制限されるように、操作部材の操作に応じ
た指令圧力よりも高い急発進抑制圧力を押除け容積調節
手段61Aに供給する急発進抑制手段31,70,71
とを具備することを特徴とする。 (7)請求項7の発明は、請求項6の車両において、急
発進抑制手段は、条件が満足されたときに操作部材65
〜67が操作されない場合の指令圧力と等価の圧力を急
発進抑制圧力として発生することを特徴とする。 (8)請求項8の発明は、請求項6の車両において、急
発進抑制手段は、条件が満足されたときに操舵量に応じ
て、操舵量が大きくなるほど押除け容積が小さくなるよ
うな指令圧力を急発進抑制圧力として発生することを特
徴とする。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】−第1の実施の形態− 図1は本発明が適用されるホイール式油圧ショベルを示
し、このホイール式油圧ショベルは、下部走行体81
と、下部走行体81の上部に旋回可能に連結された上部
旋回体82とを有する。上部旋回体82には運転室83
と作業用フロントアタッチメント84が設けられてい
る。下部走行体81には、走行用の油圧モータ85、ト
ランスミッション86およびプロペラシャフト87が設
けられ、プロペラシャフト87により前タイヤ88Fお
よび後タイヤ88Rが駆動される。前タイヤ88Fの上
部はフェンダ90で覆われ、運転室83から前タイヤ8
8Fの操舵状態は目視できない。
【0008】前タイヤ88Fは図2に示すような油圧パ
ワーステアリング装置で操舵される。図2に示す油圧パ
ワーステアリング装置は、ステアリングホイール21に
より切換操作されるステアリングバルブ22を備えてい
る。ステアリングバルブ22にはステアリングポンプ2
3およびタンク24が接続されるとともに、ステアリン
グシリンダ25,26のボトム室25a,26aおよび
ロッド室25b,26bが図示しないセンタジョイント
を介して接続されている。油圧パワーステアリング装置
の回路最高圧力はリリーフバルブ28で規制され、ステ
アリングシリンダ25,26の過負荷はオーバーロード
リリーフ弁29で規制される。
【0009】このような油圧パワーステアリング装置で
は、ステアリングホイール21をたとえばA方向に回転
操作すると、ステアリングバルブ22が操作されてステ
アリングシリンダ25,26がステアリングホイール2
1の操作に応じて伸縮され、車両の操舵力が軽減され
る。
【0010】ステアリングシリンダ26のストロークS
はストロークセンサ27で検出される。このストローク
センサ27はたとえば、車両が操舵されていない中立時
の出力をゼロ、左右に全量操舵されたときの出力を±1
00%とし、操舵量を連続的に検出することができる。
この場合、後述するコントローラ31により、全量操舵
の50%だけストロークしたことを判別するようにす
る。全量操舵の50%だけステアリングシリンダ25が
ストロークしたことを検出するセンサやスイッチを使用
してもよい。
【0011】走行用油圧モータ85は図3に示す油圧回
路で駆動される。エンジン15により駆動される可変容
量型油圧ポンプ1から吐出される圧油は、油圧パイロッ
ト式制御弁2によりその方向および流量が制御され、カ
ウンタバランス弁3を経て油圧モータ85に供給され
る。油圧モータ85の出力軸には図1に示したトランス
ミッション86が連結されており、油圧モータ85の回
転によりトランスミッション86とプロペラシャフト8
7を介してタイヤ88F,88Rが駆動されて油圧ショ
ベルが走行する。
【0012】可変容量型油圧ポンプ1の押除け容積(傾
転角)はポンプ吐出圧力に応じてレギュレータ1Aで調
節される。すなわち、レギュレータ1Aには図示しない
トルク制限部が設けられ、このトルク制限部にポンプ吐
出圧力がフィードバックされていわゆる馬力制御が行な
われる。馬力制御とは、ポンプ吐出圧力とポンプ押除け
容積とで決定される負荷がエンジン出力を上回らないよ
うに、ポンプ押除け容積を制御するものである。また、
レギュレータ1Aには最大傾転制限部が設けられ、この
最大傾転制限部により油圧ポンプ1の最大傾転角は大小
2段階に制限される。最大傾転角の2段階制御について
は図4により後述する。
【0013】パイロット式制御弁2はパイロット油圧回
路からのパイロット圧力によってその切換方向とストロ
ーク量が制御される。パイロット油圧回路は、パイロッ
ト用油圧ポンプ5と、油圧ポンプ5に後続しパイロット
式制御弁2のストローク量を制御することにより車両の
走行速度を制御するパイロット弁6と、このパイロット
弁6に後続しパイロット弁6への戻り油を遅延するスロ
ーリターン弁7と、このスローリターン弁7に後続し車
両の前進、後進、中立を選択する前後進切換弁8とを有
する。この前後進切換弁8は後述する前後進スイッチ3
4により切換えられる電磁切換弁である。
【0014】図3は、前後進切換弁8が中立(N位
置)、パイロット弁6が操作されていない状態を示して
おり、したがって、パイロット式制御弁2が中立位置に
あって、油圧ポンプ1からの圧油はタンク9に戻り車両
は停止している。前後進切換弁8を前進(F位置)また
は後進(R位置)に切換えパイロット弁6のペダル6a
を踏込み操作すると、油圧ポンプ5からの吐出油がパイ
ロット式制御弁2のパイロットポート2aまたは2bに
達してこの制御弁2がパイロット油圧に応じたストロー
ク量で切り換わる。これにより油圧ポンプ1からの吐出
油が制御弁2、管路12aまたは12b、カウンタバラ
ンス弁3を経由して油圧モータ85に導かれ、油圧モー
タ85が駆動されて油圧ショベルが走行する。油圧ショ
ベルの速度はパイロット弁6のペダル6aの踏込量に依
存し、パイロット弁6から出力される走行パイロット圧
力P1が圧力センサ13で検出される。
【0015】走行中にペダル6aを離すとパイロット弁
6が圧油を遮断しその出口ポートがタンク10と連通さ
れる。この結果、パイロットポート2aまたは2bに作
用していた圧油が前後進切換弁8、スローリターン弁
7、パイロット弁6を介してタンク10に戻る。このと
き、スローリターン弁7の絞り7aにより戻り油が絞ら
れるからパイロット式制御弁2は徐々に中立位置に切り
換わる。パイロット式制御弁2が中立位置へ戻ると油圧
ポンプ1から吐出された圧油はタンク9へ戻り、カウン
タバランス弁3も図示の中立位置に切換わる。これによ
り油圧モータ85からの圧油は、カウンタバランス弁3
の絞り3aまたは3bおよびパイロット式制御弁2内の
絞り2cにより絞られるので、流量が多い場合にはまず
リリーフ弁11aまたは11bが開き大きな油圧ブレー
キが働く。この油圧ブレーキにより減速されて油圧モー
タ85の吐出流量が減少するとリリーフ弁11a,11
bは閉じ、カウンタバランス弁3の絞り3aまたは3b
と制御弁2内の絞り2cを介して油圧モータ85の吐出
油が再び油圧モータ85に戻る循環通路が形成されて油
圧モータ85に小さな油圧ブレーキが働く。
【0016】ディーゼルエンジン15には、エンジンの
回転数を変更するためのガバナ15Aが設けられ、この
ガバナ15Aはエンジンコントロールレバー16により
操作される。エンジンコントロールレバー16はいわゆ
るガバナレバーであり、ガバナ15Aを操作してエンジ
ン回転数(出力値)を目標値に設定する。すなわち、エ
ンジンコントロールレバー16が図中時計回り方向に回
転するとエンジン15の回転数は増加し、反時計回り方
向に回転するとエンジン15の回転数は減少する。
【0017】エンジンコントロールレバー16は図4に
示すようにコントローラ31で制御されるステッピング
モータ32で駆動され、ステッピングモータ32の回転
角はポテンショメータ33で計測されてコントローラ3
1に入力される。このポテンショメータ33の検出値は
エンジン実回転数に対応するもので、後述するガバナ位
置検出値Nrpである。コントローラ31には、走行ペ
ダル6aで操作されるパイロット弁6の出力圧P1を検
出する圧力センサ13と、油圧パワーステアリング装置
のステアリングシリンダ26のストロークSを検出する
ストロークセンサ27と、前後進切換弁8を操作する前
後進切換スイッチ34とが接続されている。コントロー
ラ31は、圧力センサ13で検出される走行パイロット
圧力P1に応じて、後述するようにエンジン目標回転数
であるガバナ位置目標値Nroを演算し、この目標値N
roとエンジン実回転数であるガバナ位置検出値Nrp
とに基づいてステッピングモータ32を操作して、エン
ジンを目標回転数Nroに調節する。
【0018】図5はガバナ位置目標値Nroとガバナ位
置検出値Nrpとに基づいてエンジンを目標回転数Nr
oに調節するためのフローチャートである。ステップS
1において、ガバナ位置目標値Nroとガバナ位置検出
値Nrpとを読み込み、ステップS2に進む。ステップ
S2では、(ガバナ位置検出値Nrp−ガバナ位置目標
値Nro)の結果を回転数差Aとしてメモリに格納し、
ステップS3において、予め定めた基準回転数差Kを用
いて|A|≧Kか否かを判定する。肯定されるとステッ
プS4に進み、回転数差A>0か否かを判定し、A>0
ならばガバナ位置検出値Nrpがガバナ位置目標値Nr
oよりも大きい、つまり制御回転数が目標回転数よりも
高いから、エンジン回転数を下げるため、ステップS5
でモータ逆転を指令する信号を出力する。A≦0なら
ば、ガバナ位置検出値Nrpがガバナ位置目標値Nro
よりも小さい、つまり、制御回転数が目標回転数よりも
低いから、エンジン回転数を上げるためステップS6で
モータ正転を指令する信号を出力する。ステップS3が
否定されるとステップS7に進んでモータ停止信号を出
力する。ステップS5〜S7を実行するとリターンす
る。このようにして、エンジン回転数はコントローラ3
1の制御の下、ステッピングモータ32により目標回転
数Nroに設定制御される。
【0019】また、コントローラ31は、発進時にパワ
ーステアリング装置のステアリングシリンダ26の操舵
量が所定量以上であることを判別し、油圧ポンプ1の押
除け容積の最大値を小さい上限値で制限するようにし
て、ポンプ吐出流量を少なくする。そのため、図4に示
すように、レギュレータ1Aの最大傾転制限部には、急
発進抑制用電磁弁30を介してタンク圧力または油圧源
35の吐出圧力が供給され、レギュレータ1Aの最大傾
転制限部にタンク圧力が供給されると、油圧ポンプ1の
傾転角は大きな最大傾転角で制限される。油圧源35の
吐出圧力が供給されるときは小さな最小傾転角で制限さ
れる。なお、最大傾転角を2段階に切換えるように構成
されたレギュレータは周知であり、その詳細説明は省略
する。
【0020】図6は最大傾転角の切換制御のフローチャ
ートである。この実施の形態では、発進時にストローク
センサ27で検出されるパワーステアリング装置の操舵
量が所定値以上のとき、所定時間だけ最大傾転角を小さ
い値とする。すなわち、通常は馬力制御によって油圧ポ
ンプ1の吐出圧力で決まる押除け容積の最大値を小さい
値で制限することにより、実質的にポンプ流量を本来の
馬力制御で得られるポンプ流量よりも少なくする。
【0021】ステップS11で圧力センサ13から走行
パイロット圧力P1を読み込み、ステップS12でスト
ロークセンサ27からステアリングシリンダ26のスト
ロークSを読み込み、さらに、ステップS13において
前後進切換スイッチ34から前後進切換信号を読み込
む。ステップS14では、図12に示す発進状態判別処
理を実行して発進状態フラグを設定する。発進状態であ
るときは発進状態フラグがセットされ、発進状態でない
ときは発進状態フラグがリセットされる。ステップS1
5においては、発進状態フラグがセットされているか、
すなわち発進状態か否かを判定する。ステップS15で
発進状態ではないと判定されると、ステップS16にお
いて、急発進抑制用電磁弁30をロ位置にしてレギュレ
ータ1Aの最大傾転制限部にタンク圧力を供給する。こ
れにより、油圧ポンプ1の最大傾転角を大きな値に設定
する。ステップS15で発進フラグがセットされてい
る、すなわち発進状態であると判定されると、ステップ
S17において、ストロークSが基準値、例えば、フル
ストロークの50%以下であるか判定する。ステップS
17が否定される場合はステップS16に進む。
【0022】ステップS17でストロークSがフルスト
ロークの50%を越えていると判定されると、ステップ
S18に進み、急発進抑制用電磁弁30をイ位置にして
レギュレータ1Aの最大傾転制限部に油圧源31のポン
プ圧力を供給する。これにより、油圧ポンプ1の最大傾
転角を小さな値に設定する。
【0023】このように構成された実施の形態の動作に
ついて説明する。ホイール式油圧ショベルの発進時にス
テアリングホイール21によりタイヤが大きく操舵され
ていない場合、すなわちこの実施の形態では、ステアリ
ングシリンダ26のストロークがフルストロークの50
%未満である場合には、エンジン回転数は走行ペダル6
aの踏込み量に応じた回転数に制御される一方、油圧ポ
ンプ1の最大傾転角はステップS16で大きな値で制限
されるから、油圧ポンプ1の押除け容積は通常の馬力制
御特性で決定されるポンプ圧に依存した値となる。した
がって、走行ペダル6aの踏込み量に依存した通常の速
度で発進する。
【0024】一方、ホイール式油圧ショベルの発進時に
ステアリングホイール21によりタイヤが大きく操舵さ
れている場合、すなわちこの実施の形態では、ステアリ
ングシリンダ26がフルストロークの50%を越えて操
舵されている場合、エンジン回転数は走行ペダル6aの
踏込み量に応じた回転数に制御される一方、油圧ポンプ
1の最大傾転角はステップS18で小さな値で制限され
るから、油圧ポンプ1の押除け容積は通常の馬力制御特
性で決定されるポンプ圧に依存した値よりも小さい値と
なる。したがって、ポンプ流量は抑制されて低速度で発
進する。
【0025】すなわち、この実施の形態の車両において
は、発進時に油圧パワーステアリング装置の操舵量がフ
ルストロークの50%を越えている場合には、ポンプ流
量を小さくするようにしたので、タイヤを大きく操舵し
たまま発進する場合にホイール式油圧ショベルが急発進
するおそれがない。この制御を急発進抑制制御と呼ぶ。
【0026】なお、以上では可変容量型油圧ポンプ1の
押除け容積をポンプ圧力により変更し、押除け容積の最
大値を大小2段階に切換えるようにしたが、ポンプ吐出
圧力で決定される押除け容積そのものを操舵量に応じて
無段階に制限してもよい。すなわち、本発明の特徴はス
テアリングが大きく操舵されているときに急発進を抑制
することにあり、さほど操舵量が大きくないときは急発
進しても問題がない。そこで、急発進すると支障がでる
操舵量(上述した実施の形態ではフルストロークの50
%を越えた値)から最大操舵量までの間で発進速度を比
例的に変化させるようにしてもよい。この場合、ステア
リングシリンダのストロークに応じた目標押除け容積
と、ポンプ吐出圧力から算出される馬力制御のための目
標押除け容積とをそれぞれ比較し、急発進抑制制御時に
は前者の目標押除け容積を選択するか、あるいは、2つ
の目標値のうち小さい目標押除け容積を選択すればよ
い。
【0027】あるいは、馬力制御を採用しない走行油圧
回路にあっては、可変容量油圧ポンプ1の押除け容積そ
のものを2段階切換式に構成し、急発進抑制制御以外の
運転時には、大きな押除け容積で走行を行い、急発進抑
制制御のときは小さな押除け容積で運転するようにして
もよい。
【0028】−第2の実施の形態− ホイール式油圧ショベルにおいては、エンジンにより駆
動される油圧ポンプの押除け容積を操作レバーの操作量
に応じて制御するポンプ制御装置が用いられており、こ
のポンプ制御装置として、ロードセンシング制御システ
ムやネガティブコントロールシステムがある。ロードセ
ンシング制御とは、例えば特開昭60−11706号や
特開平2−291436号公報に記載のように、複数の
油圧アクチュエータの最大負荷圧力を検出し、油圧ポン
プの吐出圧力がこの最大負荷圧力よりも一定値だけ高く
なるよう油圧ポンプの押除け容積を制御するものであ
り、これにより油圧アクチュエータの負荷圧力に応じて
油圧ポンプの吐出量を増減することができ、省エネおよ
び操作性の向上を図っている。
【0029】また、ネガティブコントロールとは、操作
レバーの操作量に係わるパイロット圧信号を検出して、
この信号に応じて油圧ポンプの押除け容積を制御するも
のであり、操作レバーが中立時に油圧ポンプの押除け容
積を最小値に制御し、操作レバーが操作されるにしたが
って押除け容積を増加させる制御方式であり、これによ
り同様に省エネおよび操作性の向上が図れる。
【0030】第1の実施の形態では、走行用油圧ポンプ
1の最大傾転角を大小2段階に切換え、発進時にタイヤ
の操舵量が所定量以上の場合に最大傾転角を小さな値に
切換えることにより急発進抑制制御を行なうようにした
が、上述したロードセンシング制御やネガティブコント
ロール制御に用いられる押除け容積制御を用いて急発進
抑制制御を行なうことができる。まず、図7〜9によ
り、ロードセンシング制御における押除け容積制御を用
いて急発進抑制制御を行なう第2の実施の形態について
説明する。
【0031】図7において、本実施の形態による油圧シ
ステムは、図示しないエンジンによって駆動される可変
容量型の油圧ポンプ41と、この油圧ポンプ41に吐出
管路L1および主回路ラインL2,L3を介して相互に
パラレルに接続され、油圧ポンプ41からの吐出油によ
り駆動される走行用油圧モータ42(図1の油圧モータ
85)とたとえばアーム駆動用油圧シリンダ43とを備
え、油圧ポンプ41と油圧モータ42,油圧シリンダ4
3と間の主管路ラインL2,L3には、油圧ポンプ41
から油圧モータ42,油圧シリンダ43に供給される圧
油の流量と供給方向を制御する走行用制御弁44(図3
のパイロット式制御弁2),アーム用制御弁45がそれ
ぞれ接続され、制御弁44,45の上流には圧力補償弁
46,47が接続されている。
【0032】制御弁44は図3に示した前後進切換弁8
から取り出される走行用パイロット圧力によりその開度
と切換位置が制御される。制御弁45は、アームシリン
ダ43の速度および駆動方向を指令する操作レバー(不
図示)を備えたパイロット弁(不図示)に接続され、操
作レバーの操作量および操作方向に応じたパイロット圧
によりアーム用制御弁45の開度および切換位置が制御
される。
【0033】圧力補償弁46,47はそれぞれ制御弁4
4,45の前後差圧に応答して作動し、油圧ポンプ41
の吐出圧力および油圧アクチュエータ42,43の負荷
圧力の変化にかかわらず、制御弁44,45の前後差圧
を一定(後述するロードセンシング制御における目標差
圧ΔPLST)に保持して制御弁44,45の開度に応じ
た流量の確保を可能にしている。
【0034】制御弁44,45にはそれぞれ油圧アクチ
ュエータ42,43の負荷圧力を検出するための負荷ラ
インL5,L6が接続され、負荷ラインL5,L6は更
に高圧選択弁48を介して負荷ラインL7に接続され、
高圧選択弁48で選択された高圧側の負荷圧力、すなわ
ち、最大負荷圧力は負荷ラインL7に導かれる。入力側
負荷ラインL5,L6で検出した負荷圧力が上述の圧力
補償弁46,47に伝達され、負荷ラインL7で検出し
た最大負荷圧力がアンロード弁49に導かれる。
【0035】油圧ポンプ41は、レギュレータ51によ
って傾転角(ポンプ押除け容積)が制御される。レギュ
レータ51は、2つの電磁弁51a,51bと、電磁弁
51a,51bの切換えにより圧油の給排が制御され、
ピストン位置が制御されるサーボシリンダ51cとを有
し、サーボシリンダ51cにより油圧ポンプ41の傾転
角が可変とされる。
【0036】また、上記油圧ポンプ41を制御するた
め、油圧ポンプ41の傾転角(押除け容積)θSAを検出
する傾転角センサ52、油圧ポンプ41の吐出圧力Pp
を検出する圧力センサ53、油圧ポンプ41の吐出圧力
とアクチュエータ42,43の最大負荷圧力との差圧Δ
PLSAを検出する差圧センサ54からなるセンサ群を備
える。センサ群からの信号は、主としてマイクロコンピ
ュータで構成されるコントローラ55に入力される。コ
ントローラ55にはまた、ストロークセンサ27と前後
進切換スイッチ34からの信号も入力される。
【0037】コントローラ55は、傾転角センサ52、
圧力センサ53、差圧センサ54からの信号を入力し、
レギュレータ51の電磁弁51a,51bに駆動信号を
出力する。そして、油圧ポンプ41の吐出圧力が最大負
荷圧力よりも一定の差圧だけ高くなるように油圧ポンプ
41の傾転角を制御するロードセンシング制御を行う。
なお、油圧ポンプ41の入力トルクがエンジンの出力ト
ルクの範囲内となるように油圧ポンプ41の傾転角を制
御する入力トルク制限制御(馬力制御)も行うが、ここ
ではその説明を省略する。
【0038】アンロード弁49は、制御弁44,45の
中立時、油圧ポンプ41の吐出圧力が上記ロードセンシ
ング制御の設定差圧に対し若干高い圧力になるよう設定
され、これにより、制御弁44,45が中立位置にある
ときのポンプ傾転角を最小傾転角に保持するようにして
いる。
【0039】コントローラ55によるポンプ押除け容積
制御を図8のフローチャートにより説明する。ステップ
S21において、目標差圧ΔPLSTと差圧センサ54で
検出された実差圧ΔPLSAのフィードバック値との差圧
Δ(PLS)を演算する。ステップS22において、差圧
Δ(PLS)に基づいて目標値の変化量ΔθL(=制御速
度)を演算し、ステップS23で目標値の変化量ΔθL
を積分してロードセンシング制御のための目標ポンプ傾
転角θLを算出する。ステップS24において、目標ポ
ンプ傾転角θLと傾転角センサ52で検出された実傾転
角θSAとの差Δθを演算する。そして、ステップS25
において、電磁弁51a,51bを駆動する駆動信号を
算出し、ステップS26で電磁弁51a,51bを駆動
する。ステップS25のテーブルでは、差Δθが不感帯
域にある場合には電磁弁51a,51bを駆動しない。
ステップS21〜26を繰り返すことによりΔθがゼロ
となるように押除け容積が設定され、これにより、制御
弁44,45の前後圧力が負荷にかかわらず一定になる
ようにポンプ流量が制御される。
【0040】図9はロードセンシング制御の押除け容積
設定演算により発進時の急発進抑制制御を行なうフロー
チャートである。この実施の形態では、発進時にストロ
ークセンサ27で検出されるパワーステアリング装置の
操舵量が所定値以上のとき、所定時間だけ目標差圧を小
さい値とする。すなわち、ロードセンシング制御によっ
て定められている制御弁44,45の最適前後圧力差の
目標値ΔPLSTよりも小さい値ΔPLSSを設定することに
より、ロードセンシング制御によるポンプ押除け容積を
小さくし、これにより、モータ速度を抑制する。
【0041】図6のフローチャートと同様なステップに
は同一の符号を付して相違点を主に説明する。ステップ
S15で発進状態でないと判定されるとステップS16
Aに進む。ステップS16Aでは、通常のロードセンシ
ング制御で適正に定められた目標差圧ΔPLSTを所定の
レジスタに格納する。これにより、制御弁42の前後差
圧がロードセンシング制御として最適な値になるように
ポンプ流量が制御され、走行ペダル6aの踏込み量に依
存した速度で発進する。ステップS15で発進状態と判
定され、さらにステップS17でストロークSが基準
値、例えば、フルストロークの50%以下であると判定
された場合は、ステップS16Aの処理を実行する。
【0042】ステップS17でストロークSがフルスト
ロークの50%を越えていると判定されると、ステップ
S18Aに進み、通常のロードセンシング制御で適正と
された目標差圧ΔPLSTよりも小さな目標差圧ΔPLSSを
所定のレジスタに格納する。これにより、制御弁42の
前後差圧がロードセンシング制御として最適な値よりも
小さな値になるようにポンプ流量が制御されて、走行ペ
ダル6aの踏込み量にかかわらずモータ速度が抑制され
る。
【0043】このように構成された第2の実施の形態に
おいても第1の実施の形態と同様に、ホイール式油圧シ
ョベルの発進時にステアリングホイール21によりタイ
ヤが大きく操舵されていない場合、走行ペダル6aの踏
込み量に応じた速度で発進する。一方、発進時にステア
リングホイール21によりタイヤが大きく操舵されてい
る場合、油圧ポンプ41の押除け容積が小さく制御され
るから走行ペダル6aの踏込み量にかかわらず低速度で
発進する。したがって、タイヤを大きく操舵したまま発
進する場合にホイール式油圧ショベルが急発進するおそ
れがない。
【0044】なお、以上ではロードセンシング制御演算
において大小2つの目標差圧を設定し、急発進抑制制御
時は小さい目標差圧を使用してロードセンシング制御演
算を行うようにしたが、操舵量に応じて目標差圧を連続
的に変更してもよい。すなわち、本発明の特徴はステア
リングが大きく操舵されているときに急発進を抑制する
ことにあり、さほど操舵量が大きくないときは急発進し
ても問題がない。そこで、急発進すると支障がでる操舵
量(上述した実施の形態ではフルストロークの50%を
越えた値)から最大操舵量までの間では、ストロークに
応じて目標差圧を比例的に変更し、これにより発進速度
を比例的に変化させるようにしてもよい。
【0045】−第3の実施の形態− 上述したネガティブコントロール制御における押除け容
積制御を用いて急発進抑制制御を行なう第3の実施の形
態を図10〜11により説明する。
【0046】図10において、第3の実施の形態の油圧
システムは、エンジンによって駆動される可変容量型の
油圧ポンプ61と、この油圧ポンプ61からの吐出油に
より駆動される走行モータ62(図1の油圧モータ8
5)と、ブーム駆動用油圧シリンダ63と、アーム駆動
用油圧シリンダ64と、油圧ポンプ61から各油圧アク
チュエータに供給される圧油の流量と供給方向を制御す
る制御弁65(図3のパイロット式制御弁2),66,
67とを有し、各制御弁65〜67には油圧ポンプ61
の吐出管路L11に接続されたセンターバイパスライン
L12が貫通しており、制御弁65〜67は、それぞ
れ、中立位置ではセンターバイパスラインL12の流路
を全開し、中立位置から作動位置に操作されるに従って
当該流路が絞られるように構成されている。
【0047】センターバイパスラインL12の最下流端
にはネガコン弁68が接続されている。ネガコン弁68
は、エンジンによって駆動されるパイロットポンプ69
に接続されたネガコン用パイロットラインL21のネガ
コン圧力を生成するリリーフ弁68aと、リリーフ弁6
8aのばね68bに作用し、設定圧力を調整する圧力調
整弁68cとを備える。
【0048】このように構成されたネガコン弁68にお
いては、制御弁65〜67のすべてが中立位置にあると
きは油圧ポンプ61の吐出流量に応じた圧力がセンター
バイパスラインL12に発生し、調整弁68cはリリー
フ弁68aのリリーフ圧力を最大に設定し、パイロット
ラインL21のネガコン圧力は最大に維持される。制御
弁65〜67のいずれかが操作されてセンターバイパス
ラインL12の圧力が低下すると、それに従い調整弁6
8cがリリーフ弁68aの設定圧力を小さくし、パイロ
ットラインL21のネガコン圧力を減少させる。
【0049】油圧ポンプ61の傾転角はポンプレギュレ
ータ61Aにより調整される。ポンプレギュレータ61
Aは周知の入力トルク制御部61ATを備える。トルク
制御部61ATには、油圧ポンプ61の吐出管路L11
から分岐したトルク制御用のパイロットラインL31を
介して油圧ポンプ61の吐出圧力が導かれ、油圧ポンプ
61の入力トルクがエンジンの出力トルクの範囲内とな
るように入力トルクの制限制御を行う。ポンプレギュレ
ータ61Aはまたネガコン制御部61ANを有し、ネガ
コン制御部61ANには上記ネガコン用パイロットライ
ンL21,L22を介してネガコン弁68で生成された
ネガコン圧力が導かれ、ネガコン圧力が最大のときには
ポンプ傾転角を最小に保持し、ネガコン圧力が減少する
に従ってポンプ傾転角を増大させるようにポンプ傾転角
を制御する。ネガコン制御部61ANにはパイロットラ
インL22,シャトル弁72およびパイロットラインL
23によりネガコンキャンセル弁70が接続され、パイ
ロットラインL23をタンク圧もしくは油圧源71の吐
出圧力に制御する。油圧源71の吐出圧力はネガコン圧
力の最大圧力と等価の圧力である。なお、パイロットラ
インL22の圧力を指令圧力と呼ぶ。
【0050】以上のように構成された油圧システムにお
いて、ネガコンキャンセル弁70がイ位置にあるときは
パイロットラインL23がタンク圧力であり、ネガコン
キャンセル弁70がロ位置にあるときはパイロットライ
ンL23が油圧源71の吐出圧力である。そして、いず
れの操作レバーも操作されず制御弁65〜67が全て中
立位置にあるときには、センターバイパスラインL12
は全開され、センターバイパスラインL12には油圧ポ
ンプ61の最小傾転位置における吐出圧力が立ち、ネガ
コン弁68は上述したようにパイロットラインL21の
ネガコン圧力を最大に維持する。ネガコンキャンセル弁
70がイ位置にあってパイロットラインL23がタンク
圧力の場合、パイロットラインL21のネガコン圧力が
ポンプレギュレータ61Aのネガコン制御部61ANに
供給されるから油圧ポンプ61の傾転角は最小に保持さ
れる。
【0051】一方、いずれかの操作レバーが操作されて
制御弁65〜67のいずれかが切換えられているときに
は、センターバイパスラインL12の圧力は低下し、ネ
ガコン弁68は上述したようにパイロットラインL21
のネガコン圧力を最大値から低下させる。ネガコンキャ
ンセル弁70がイ位置に切換えられていれば、ネガコン
制御部61ANにはパイロットラインL21のネガコン
圧力が供給されるので、ポンプ押除け容積はネガコン圧
力に応じた値に設定される。ネガコンキャンセル弁70
がロ位置に切換えられている場合には、パイロットライ
ンL21のネガコン圧力にかかわらずパイロットライン
L22の圧力が圧力源71の吐出圧力となり、ネガコン
制御部61ANにはネガコン最高圧力と等価の圧力が急
発進抑制圧力として供給されてポンプ押除け容積は最小
値とされる。
【0052】図11はネガテイブコントロール制御の押
除け容積制御により発進時の急発進抑制制御を行なうフ
ローチャートである。この実施の形態では、発進時にス
トロークセンサ27で検出されるパワーステアリング装
置の操舵量が所定値以上のとき、所定時間だけネガコン
最大圧力と等価の圧力をレギュレータ61のネガコン制
御部61ANに供給することにより、モータ速度を抑制
する。
【0053】図6のフローチャートと同様なステップに
は同一の符号を付して相違点を主に説明する。ステップ
S15で発進状態ではないと判定されると、ステップS
16Bにおいて、ネガコンキャンセル弁70をイ位置に
切換えてオフする。これにより、ポンプ押除け容積は、
パイロットラインL21のネガコン弁68で発生される
ネガコン圧力に応じた大きさとなり、走行ペダル6aの
踏込み量に依存した速度で発進する。ステップS15で
発進状態であると判定され、さらにステップS17にお
いて、ストロークSが基準値、例えば、フルストローク
の50%以下であると判定される場合もステップS16
Bの処理を実行する。
【0054】ステップS17でストロークSがフルスト
ロークの50%を越えていると判定されると、ステップ
S18Bに進む。ステップS18Bでは、ネガコンキャ
ンセル弁70をロ位置にしてオンする。これにより、ポ
ンプ押除け容積は、パイロットラインL21のネガコン
圧力にかかわらず最小値とされ、走行ペダル6aの踏込
み量にかかわらずモータ速度が抑制される。
【0055】このように構成された第3の実施の形態に
おいても第1の実施の形態と同様に、ホイール式油圧シ
ョベルの発進時にステアリングホイール21によりタイ
ヤが大きく操舵されていない場合、走行ペダル6aの踏
込み量に応じた速度で発進する。一方、発進時にステア
リングホイール21によりタイヤが大きく操舵されてい
る場合、油圧ポンプ1の押除け容積が小さく制御される
から走行ペダル6aの踏込み量にかかわらず低速度で発
進する。したがって、タイヤを大きく操舵したまま発進
する場合にホイール式油圧ショベルが急発進するおそれ
がない。
【0056】なお、以上では急発進抑制制御時にネガコ
ン最大圧力と等価の指令圧力をレギュレータ61のネガ
コン制御部61Aに供給してポンプ押除け容積を最小値
に制限したが、操舵量に応じて押除け容積を連続的に変
更してもよい。すなわち、本発明の特徴はステアリング
が大きく操舵されているときに急発進を抑制することに
あり、さほど操舵量が大きくないときは急発進しても問
題がない。そこで、急発進すると支障がでる操舵量(上
述した実施の形態ではフルストロークの50%を越えた
値)から最大操舵量までの間では、ステアリングシリン
ダのストロークに応じてネガコン制御部61ANに供給
する指令圧力を比例的に変更し、これにより発進速度を
比例的に変化させるようにしてもよい。この場合、切換
弁70を比例電磁減圧弁とし、操舵量が大きいほどパイ
ロットラインL23に大きな圧力を発生させればよい。
【0057】図6,図9,図11のステップS14にお
ける発進状態判別処理を図12に示す。ステップS14
1において、前後進切換スイッチ34が中立に切換えら
れていないと判定されると、ステップS142において
中立保持フラグが1であるか判定する。中立保持フラグ
が1であればステップS143に進み、このステップS
143において走行ペダル6aが踏込まれていると判定
されるとステップS144でタイマ計時を開始する。ス
テップS145で計時完了ではないと判定されるとステ
ップS146で発進状態フラグをセットし、ステップS
145で計時完了と判定されるまで発進状態フラグはセ
ット状態を保持する。一方、ステップS145で計時完
了が判定されると、ステップS147において発進状態
フラグをリセットし、ステップS148で中立保持フラ
グをリセットする。ステップS141において、前後進
切換スイッチ34が中立に切換えられていると判定され
ると、ステップS149において中立保持フラグをセッ
トし、ステップS150においてタイマをリセットし、
さらに、ステップS151で発進状態フラグをリセット
する。このように、発進状態のときは発進状態フラグが
セットされ、発進状態でないときは発進状態フラグがリ
セットされる。
【0058】以上の実施の形態では、油圧パワーステア
リング装置の操舵量をステアリングシリンダ26のスト
ロークで検出したが、それ以外の方法で油圧パワーステ
アリング装置の操舵量を検出してもよい。また、ステア
リングバルブを用いた油圧パワーステアリング装置につ
いて説明したが、本発明はこれ以外の各種ステアリング
装置を備えた車両にも適用可能である。さらにまた、走
行パイロット圧力と前後進切換信号により発進時か否か
を判定したが、車速センサを設け、車速がゼロから立上
がったことで発進時を判定したり、制御弁44の切換量
がゼロから立上がったことで判定してもよい。
【0059】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、コントローラ31が回転数制御手段を、走行パイロ
ット弁6と走行ペダル6aが走行操作部材を、ストロー
クセンサ27が操舵量検出手段を、コントローラ31,
55と前後進切換スイッチ34が発進検出手段を、レギ
ュレータ1A,51,61Aが押除け容積調節手段を、
ネガコン弁68が指令圧力発生手段を、電磁弁30,7
0,71やコントローラ31,55が急発進抑制手段
を、差圧センサ54が差圧検出手段を、コントローラ5
5が演算手段をそれぞれ構成する。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば次の様な効果が得られる。 (1)発進時にステアリング装置の操舵量が大きいとき
ポンプ押除け容積を抑制する急発進抑制制御を行なうよ
うにしたので、タイヤが操舵されたまま急発進すること
が防止される。 (2)操舵量に応じて発進速度を制限して、操舵量が比
較的小さいときから発進速度制限を行い、最大操舵量時
には発進速度を最も遅くすれば、たとえば発進直後に操
舵両が最大から中立に戻された場合でも、速度変化を滑
らかに低速から高速に移行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるホイール式油圧ショベルの
構成を示す側面図
【図2】本発明の実施の形態に係るステアリング装置の
油圧回路図
【図3】ホイール式油圧ショベルの走行油圧回路図
【図4】コントローラを中心とする制御系を説明する図
【図5】エンジン回転数を設定制御するフローチャート
【図6】油圧パワーステアリング装置の操舵量の大小に
より最大傾転角を切換えるためのフローチャート
【図7】ロードセンシング制御を行なうホイール式油圧
ショベルの走行油圧回路図
【図8】油圧パワーステアリング装置の操舵量の大小に
より目標差圧を切換えるためのフローチャート
【図9】ロードセンシング制御による押除け容積制御の
フローチャート
【図10】ネガティブコントロール制御を行なうホイー
ル式油圧ショベルの走行油圧回路図
【図11】油圧パワーステアリング装置の操舵量の大小
によりネガコン圧力を切換えるためのフローチャート
【図12】図6の発進状態判別を処理するための具体的
のフローチャート
【符号の説明】
1,41,61…油圧ポンプ 2,42,65…制御弁 1A,51,61A……レギュレータ 6…走行パイロット弁 6a…走行ペダル 13…圧力センサ 15…エンジン 21…ステアリングホイール 22…ステアリングバルブ 23…ステアリングポンプ 25,26…ステアリングシリンダ 27…ストロークセンサ 31,55…コントローラ 42,62,85…油圧モータ 88F…タイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 137:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンにより駆動され押除け容積を変更
    して圧油を吐出する可変容量型油圧ポンプと、 前記圧油により駆動されてタイヤを回転駆動する油圧モ
    ータと、 ステアリングホイールの回転に応じて前記タイヤを操舵
    するステアリング装置と、 前記押除け容積を調節する押除け容積調節手段と、 前記ステアリング装置の操舵量を検出する操舵量検出手
    段と、 車両の発進を検出する発進検出手段と、 前記発進検出手段が発進を検出し、かつ、前記操舵量検
    出手段で検出された操舵量が所定値以上であるという条
    件を満足するとき、前記油圧モータの回転数が急発進を
    抑制するに十分な値で制限されるように、前記押除け容
    積調節手段により前記押除け容積を制限する急発進抑制
    手段とを具備することを特徴とするステアリング装置を
    備える車両。
  2. 【請求項2】請求項1の車両において、 前記可変容量型油圧ポンプは大小2段階に押除け容積が
    切換えられ、前記急発進抑制手段は、前記条件が満足さ
    れたときに小さい押除け容積に切換えるように前記押除
    け容積調節手段を制御することを特徴とするステアリン
    グ装置を備える車両。
  3. 【請求項3】請求項1の車両において、 前記可変容量型油圧ポンプは無段階に押除け容積が切換
    えられ、前記急発進抑制手段は、前記条件が満足された
    ときに前記操舵量に応じて、前記操舵量が大きいほど前
    記押除け容積を小さくするように前記押除け容積調節手
    段を制御することを特徴とするステアリング装置を備え
    る車両。
  4. 【請求項4】エンジンにより駆動され圧油を吐出する可
    変容量型油圧ポンプと、 前記圧油により駆動されてタイヤを回転駆動する油圧モ
    ータと、 ステアリングホイールの回転に応じて前記タイヤを操舵
    するステアリング装置と、 前記油圧ポンプからの吐出油を前記油圧モータに導く制
    御弁と、 前記油圧ポンプの吐出圧力と前記油圧モータの負荷圧力
    との差圧を検出する差圧検出手段と、 目標差圧と前記検出差圧との偏差を求め、この差圧偏差
    をゼロに近づけるための目標押除け容積を演算する演算
    手段と、 前記目標押除け容積に基づいて前記油圧ポンプの押除け
    容積を調節する押除け容積調節手段と、 前記ステアリング装置の操舵量を検出する操舵量検出手
    段と、 車両の発進を検出する発進検出手段と、 前記発進検出手段が発進を検出し、かつ、前記操舵量検
    出手段で検出された操舵量が所定値以上であるという条
    件を満足するとき、前記油圧モータの回転数が急発進を
    抑制するに十分な値で制限されるように、前記目標差圧
    を小さく設定して前記差圧偏差を演算するように前記演
    算手段を制御する急発進抑制手段とを具備することを特
    徴とするステアリング装置を備える車両。
  5. 【請求項5】請求項4の車両において、 前記急発進抑制手段は、前記操舵量に応じて、前記操舵
    量が大きいほど前記目標押除け容積が小さくなるように
    前記目標差圧を設定することを特徴とするステアリング
    装置を備える車両。
  6. 【請求項6】エンジンにより駆動され圧油を吐出する可
    変容量型油圧ポンプと、 前記圧油により駆動されてタイヤを回転駆動する油圧モ
    ータと、 ステアリングホイールの回転に応じて前記タイヤを操舵
    するステアリング装置と、 少なくとも操作部材の操作に応じて前記油圧ポンプの押
    除け容積を設定する指令圧力を発生する指令圧力発生手
    段と、 前記油圧ポンプの押除け容積を前記指令圧力に応じて調
    節し、前記操作部材が操作されていない場合の前記指令
    圧力で前記押除け容積を最小値にする押除け容積調節手
    段と、 前記ステアリング装置の操舵量を検出する操舵量検出手
    段と、 車両の発進を検出する発進検出手段と、 前記発進検出手段が発進を検出し、かつ、前記操舵量検
    出手段で検出された操舵量が所定値以上であるという条
    件を満足するとき、前記油圧モータの回転数が急発進を
    抑制するに十分な値で制限されるように、前記操作部材
    の操作に応じた指令圧力よりも高い急発進抑制圧力を前
    記押除け容積調節手段に供給する急発進抑制手段とを具
    備することを特徴とするステアリング装置を備える車
    両。
  7. 【請求項7】請求項6の車両において、 前記急発進抑制手段は、前記条件が満足されたときに前
    記操作部材が操作されない場合の指令圧力と等価の圧力
    を前記急発進抑制圧力として発生することを特徴とする
    ステアリング装置を備える車両。
  8. 【請求項8】請求項6の車両において、 前記急発進抑制手段は、前記条件が満足されたときに前
    記操舵量に応じて、前記操舵量が大きくなるほど前記押
    除け容積が小さくなるような指令圧力を前記急発進抑制
    圧力として発生することを特徴とするステアリング装置
    を備える車両。
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