JPH11334716A - 紙製断熱容器 - Google Patents
紙製断熱容器Info
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- JPH11334716A JPH11334716A JP10141842A JP14184298A JPH11334716A JP H11334716 A JPH11334716 A JP H11334716A JP 10141842 A JP10141842 A JP 10141842A JP 14184298 A JP14184298 A JP 14184298A JP H11334716 A JPH11334716 A JP H11334716A
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- Japan
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- thermoplastic resin
- paper
- resin layer
- paper cup
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Abstract
(57)【要約】
【課題】紙を主素材とし、易廃棄性、易焼却性を有し、
印刷効果が良く、発泡層での断熱効果の高い紙製断熱容
器を提供すること。 【解決手段】紙カップ10の少なくとも胴部11は両面
に熱可塑性樹脂層112、113が積層された紙カップ
原紙111から構成され、紙製筒体20は少なくとも内
側に熱可塑性樹脂層212が積層された板紙211から
構成され、紙カップの胴部外側の熱可塑性樹脂層113
と筒体内側の熱可塑性樹脂層212が発泡樹脂層を形成
し、互いに圧着または融着している。
印刷効果が良く、発泡層での断熱効果の高い紙製断熱容
器を提供すること。 【解決手段】紙カップ10の少なくとも胴部11は両面
に熱可塑性樹脂層112、113が積層された紙カップ
原紙111から構成され、紙製筒体20は少なくとも内
側に熱可塑性樹脂層212が積層された板紙211から
構成され、紙カップの胴部外側の熱可塑性樹脂層113
と筒体内側の熱可塑性樹脂層212が発泡樹脂層を形成
し、互いに圧着または融着している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、即席麺などを収容
する紙製の断熱容器に関し、特には、熱湯を注いでその
まま飲食することが可能ないわゆるインスタント食品や
インスタント飲料用の紙製の断熱容器に関する。
する紙製の断熱容器に関し、特には、熱湯を注いでその
まま飲食することが可能ないわゆるインスタント食品や
インスタント飲料用の紙製の断熱容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、即席麺などの収容物に熱湯を注い
で食する断熱性容器としては、例えば、発泡ポリスチレ
ン樹脂などを成形したプラスチック容器、耐水加工した
紙カップ本体の周壁の外側に波状紙を貼着し、さらに、
波状紙の上から薄紙を貼着して空気断熱層を形成させた
紙容器、紙容器の側壁に発泡インキ等の塗布膜を形成さ
せた後、加熱等により塗布膜を発泡させて発泡層を形成
させた容器などが知られている。
で食する断熱性容器としては、例えば、発泡ポリスチレ
ン樹脂などを成形したプラスチック容器、耐水加工した
紙カップ本体の周壁の外側に波状紙を貼着し、さらに、
波状紙の上から薄紙を貼着して空気断熱層を形成させた
紙容器、紙容器の側壁に発泡インキ等の塗布膜を形成さ
せた後、加熱等により塗布膜を発泡させて発泡層を形成
させた容器などが知られている。
【0003】ところが、材質に発泡樹脂を使用する容器
は断熱性には優れているものの、燃焼カロリーが高く、
焼却、廃棄上問題があり、さらには消費者の環境意識の
高まりに伴う消費行動の変化により発泡樹脂に変わる易
廃棄性、易燃焼性の容器が求められている。
は断熱性には優れているものの、燃焼カロリーが高く、
焼却、廃棄上問題があり、さらには消費者の環境意識の
高まりに伴う消費行動の変化により発泡樹脂に変わる易
廃棄性、易燃焼性の容器が求められている。
【0004】また、紙カップに波状紙や薄紙を巻き付け
貼着し、空気断熱層を形成させた紙容器は、断熱性には
問題ないものの、接着剤を使用しているため糊付け工程
が必要になりコスト高である。
貼着し、空気断熱層を形成させた紙容器は、断熱性には
問題ないものの、接着剤を使用しているため糊付け工程
が必要になりコスト高である。
【0005】さらに、紙カップの側壁に熱可塑性樹脂を
積層し、紙カップを加熱することで側壁の熱可塑性樹脂
を発泡させた断熱性容器が知られているが、この容器
は、発泡層の厚さがせいぜい0.3mm程度で、断熱性
が不十分であり、かつ、印刷層の上に発泡層を設けるた
め印刷表示が不鮮明になる。また、印刷効果を高めるた
めに発泡層の表面に筒体を取り付ける手段も考えられる
が、両部材を接着剤で接着する必要があり、この発泡層
に接着可能な接着剤は臭気発生の問題があり、内容物と
して食品を収容するのには適さない。
積層し、紙カップを加熱することで側壁の熱可塑性樹脂
を発泡させた断熱性容器が知られているが、この容器
は、発泡層の厚さがせいぜい0.3mm程度で、断熱性
が不十分であり、かつ、印刷層の上に発泡層を設けるた
め印刷表示が不鮮明になる。また、印刷効果を高めるた
めに発泡層の表面に筒体を取り付ける手段も考えられる
が、両部材を接着剤で接着する必要があり、この発泡層
に接着可能な接着剤は臭気発生の問題があり、内容物と
して食品を収容するのには適さない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、断熱容器に
関する以上のような問題点、なかでも容器の側壁に発泡
層を形成させて断熱効果を持たせるタイプの断熱性容器
の問題点に着目してなされたもので、紙を主要素材と
し、易廃棄性、易焼却性を有し、印刷表示効果が良く、
発泡層での断熱効果の高い紙製断熱容器を提供すること
を目的とする。
関する以上のような問題点、なかでも容器の側壁に発泡
層を形成させて断熱効果を持たせるタイプの断熱性容器
の問題点に着目してなされたもので、紙を主要素材と
し、易廃棄性、易焼却性を有し、印刷表示効果が良く、
発泡層での断熱効果の高い紙製断熱容器を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、胴部と底部とからなり、
開口部周縁が外側にカールした口縁部を有する紙カップ
と、胴部外側に位置する紙製筒体とから構成される紙製
断熱容器であって、紙カップの少なくとも胴部は両面に
熱可塑性樹脂層が積層された紙カップ原紙から構成さ
れ、紙製筒体は少なくとも内側に熱可塑性樹脂層が積層
された板紙から構成され、前記紙カップの胴部外側の熱
可塑性樹脂層と筒体内側の熱可塑性樹脂層が発泡樹脂層
を形成している。
め、請求項1記載の発明では、胴部と底部とからなり、
開口部周縁が外側にカールした口縁部を有する紙カップ
と、胴部外側に位置する紙製筒体とから構成される紙製
断熱容器であって、紙カップの少なくとも胴部は両面に
熱可塑性樹脂層が積層された紙カップ原紙から構成さ
れ、紙製筒体は少なくとも内側に熱可塑性樹脂層が積層
された板紙から構成され、前記紙カップの胴部外側の熱
可塑性樹脂層と筒体内側の熱可塑性樹脂層が発泡樹脂層
を形成している。
【0008】また、請求項2記載の発明は、前記胴部外
側の熱可塑性樹脂層を形成する熱可塑性樹脂と前記筒体
の内側を形成する熱可塑性樹脂は、胴部内側の熱可塑性
樹脂層を形成する熱可塑性樹脂と筒体の外側を形成する
熱可塑性樹脂よりも低い融点を有する。
側の熱可塑性樹脂層を形成する熱可塑性樹脂と前記筒体
の内側を形成する熱可塑性樹脂は、胴部内側の熱可塑性
樹脂層を形成する熱可塑性樹脂と筒体の外側を形成する
熱可塑性樹脂よりも低い融点を有する。
【0009】ここで、特に前記熱可塑性樹脂は、ポリエ
チレン樹脂(PE)である。
チレン樹脂(PE)である。
【0010】
【作用】上記のように本発明によれば、紙カップの少な
くとも胴部は両面に熱可塑性樹脂層が積層された紙カッ
プ原紙から構成され、紙製筒体は少なくとも内面に熱可
塑性樹脂層が積層された板紙から構成され、前記紙カッ
プの胴部外側の熱可塑性樹脂層と筒体内側の熱可塑性樹
脂層が発泡樹脂層を形成しているので、断熱効果が高
い。
くとも胴部は両面に熱可塑性樹脂層が積層された紙カッ
プ原紙から構成され、紙製筒体は少なくとも内面に熱可
塑性樹脂層が積層された板紙から構成され、前記紙カッ
プの胴部外側の熱可塑性樹脂層と筒体内側の熱可塑性樹
脂層が発泡樹脂層を形成しているので、断熱効果が高
い。
【0011】また、胴部外側の熱可塑性樹脂層を形成す
る熱可塑性樹脂と筒体の内側を形成する熱可塑性樹脂
は、胴部内側の熱可塑性樹脂層を形成する熱可塑性樹脂
よりも低い融点を有するので、容器の内側の熱可塑性樹
脂を発泡させずに容器の収納機能を損なうことなく、発
泡樹脂層を形成することができる。
る熱可塑性樹脂と筒体の内側を形成する熱可塑性樹脂
は、胴部内側の熱可塑性樹脂層を形成する熱可塑性樹脂
よりも低い融点を有するので、容器の内側の熱可塑性樹
脂を発泡させずに容器の収納機能を損なうことなく、発
泡樹脂層を形成することができる。
【0012】さらに、熱可塑性樹脂としてPEを使用す
れば作業性が良い。
れば作業性が良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。本発明の紙製断熱容器は、例えば図1
(a)、(b)に示すように、胴部11と底部12とか
らなり、開口部周縁が外側にカールした口縁部13を有
する紙カップ10と、紙カップの胴部を覆う筒体20と
から構成される。
説明する。本発明の紙製断熱容器は、例えば図1
(a)、(b)に示すように、胴部11と底部12とか
らなり、開口部周縁が外側にカールした口縁部13を有
する紙カップ10と、紙カップの胴部を覆う筒体20と
から構成される。
【0014】また、胴部11は、〔内側〕熱可塑性樹脂
層112/紙カップ原紙111/熱可塑性樹脂層(発泡
樹脂層)113〔外側〕からなる積層構成を基本構成と
している。そして、筒体20は、〔内側〕熱可塑性樹脂
層(発泡樹脂層)212/板紙211/熱可塑性樹脂層
213〔外側〕、あるいは、〔内側〕熱可塑性樹脂層
(発泡樹脂層)212/板紙211〔外側〕からなる積
層構成を基本構成としている。
層112/紙カップ原紙111/熱可塑性樹脂層(発泡
樹脂層)113〔外側〕からなる積層構成を基本構成と
している。そして、筒体20は、〔内側〕熱可塑性樹脂
層(発泡樹脂層)212/板紙211/熱可塑性樹脂層
213〔外側〕、あるいは、〔内側〕熱可塑性樹脂層
(発泡樹脂層)212/板紙211〔外側〕からなる積
層構成を基本構成としている。
【0015】紙カップ10は、胴部を形成する胴部材と
底部を形成する底部材とから一般的な紙カップ成形機を
用いて作製することができる。
底部を形成する底部材とから一般的な紙カップ成形機を
用いて作製することができる。
【0016】胴部材は、坪量が170〜310g/m2
程度の紙カップ原紙111を基材とし、この基材の両面
にPE、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂(PET)等の熱接着可能な熱可塑性
樹脂を15〜40μm程度溶融押出し法により塗布した
加工紙が使用できる。
程度の紙カップ原紙111を基材とし、この基材の両面
にPE、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂(PET)等の熱接着可能な熱可塑性
樹脂を15〜40μm程度溶融押出し法により塗布した
加工紙が使用できる。
【0017】ここで、基材の内側に塗布する熱可塑性樹
脂と、基材の外側に塗布する熱可塑性樹脂とは融点の異
なるタイプにしておく必要がある。すなわち、筒体と接
する側となる外側に塗布する熱可塑性樹脂は、内側に塗
布する熱可塑性樹脂に比較して低融点の樹脂を使用す
る。その理由は、加熱した際、一方の面の熱可塑性樹脂
層が発泡しても、もう一方の面の熱可塑性樹脂層は発泡
することがないようにするためである。
脂と、基材の外側に塗布する熱可塑性樹脂とは融点の異
なるタイプにしておく必要がある。すなわち、筒体と接
する側となる外側に塗布する熱可塑性樹脂は、内側に塗
布する熱可塑性樹脂に比較して低融点の樹脂を使用す
る。その理由は、加熱した際、一方の面の熱可塑性樹脂
層が発泡しても、もう一方の面の熱可塑性樹脂層は発泡
することがないようにするためである。
【0018】筒体20は、坪量が120〜350g/m
2 程度の白ライナー、コートボール、晒クラフト、アイ
ボリー等の板紙211を基材とし、この基材の内面もし
くは両面にPE、PP、PET等の熱接着可能な熱可塑
性樹脂を15〜40μm程度溶融押出し法により塗布し
た加工紙が使用できる。この加工紙を所定の大きさに断
裁後、両端を重ねるようにして熱圧着等して断面が台形
状の筒体とする。この時、筒体の内径は後述する発泡樹
脂層の厚みを考慮して、紙カップの胴部の外径よりわず
かに(0.5〜1mm程度)大きく設定する。
2 程度の白ライナー、コートボール、晒クラフト、アイ
ボリー等の板紙211を基材とし、この基材の内面もし
くは両面にPE、PP、PET等の熱接着可能な熱可塑
性樹脂を15〜40μm程度溶融押出し法により塗布し
た加工紙が使用できる。この加工紙を所定の大きさに断
裁後、両端を重ねるようにして熱圧着等して断面が台形
状の筒体とする。この時、筒体の内径は後述する発泡樹
脂層の厚みを考慮して、紙カップの胴部の外径よりわず
かに(0.5〜1mm程度)大きく設定する。
【0019】ここで、基材の両面に熱可塑性樹脂を塗布
する場合には、基材の内側に塗布する熱可塑性樹脂と、
基材の外側に塗布する熱可塑性樹脂とは胴部材と同様、
融点の異なるタイプにしておく必要がある。すなわち、
胴部材と接する側となる内側に塗布する熱可塑性樹脂
は、外側に塗布する熱可塑性樹脂に比較して低融点の樹
脂を使用する。なお、胴部外側の熱可塑性樹脂層を形成
する熱可塑性樹脂と、筒体内側の熱可塑性樹脂層を形成
する熱可塑性樹脂とは、同じ融点を有する樹脂を使用す
ると後記する発泡作業を容易に行うことができる。
する場合には、基材の内側に塗布する熱可塑性樹脂と、
基材の外側に塗布する熱可塑性樹脂とは胴部材と同様、
融点の異なるタイプにしておく必要がある。すなわち、
胴部材と接する側となる内側に塗布する熱可塑性樹脂
は、外側に塗布する熱可塑性樹脂に比較して低融点の樹
脂を使用する。なお、胴部外側の熱可塑性樹脂層を形成
する熱可塑性樹脂と、筒体内側の熱可塑性樹脂層を形成
する熱可塑性樹脂とは、同じ融点を有する樹脂を使用す
ると後記する発泡作業を容易に行うことができる。
【0020】筒体基材の坪量が120g/m2 以下にな
ると、剛性が低下するため手で持った際に変形したり、
また紙厚が薄くなるため断熱効果が劣り、さらに製造工
程中に破れ等が発生し易く取扱い難くなる。また、坪量
が350g/m2 以上になると、剛性が強くなりすぎ、
反発力が大きくなって紙カップへ嵌め込み後の剥がれの
問題も発生する。このような理由から筒体に使用する基
材の坪量は120〜350g/m2 程度が好ましい。
ると、剛性が低下するため手で持った際に変形したり、
また紙厚が薄くなるため断熱効果が劣り、さらに製造工
程中に破れ等が発生し易く取扱い難くなる。また、坪量
が350g/m2 以上になると、剛性が強くなりすぎ、
反発力が大きくなって紙カップへ嵌め込み後の剥がれの
問題も発生する。このような理由から筒体に使用する基
材の坪量は120〜350g/m2 程度が好ましい。
【0021】このようにして作製した筒体20を、別に
作製した紙カップ10に底部の方から胴部全体を覆うよ
うに口縁部13の直下まで挿入させ、紙カップの胴部に
筒体が嵌め込まれた状態にする。
作製した紙カップ10に底部の方から胴部全体を覆うよ
うに口縁部13の直下まで挿入させ、紙カップの胴部に
筒体が嵌め込まれた状態にする。
【0022】この筒体と紙カップが一体となった容器を
例えば乾燥炉に入れて加熱することにより、胴部外側の
熱可塑性樹脂層113と筒体内側の熱可塑性樹脂層21
2とが溶融発泡して発泡樹脂層を形成すると共に圧着及
び又は融着し、本発明の紙製断熱容器1が作製できる。
胴部内側の熱可塑性樹脂層112と筒体外側の熱可塑性
樹脂層213とは、樹脂層を形成する熱可塑性樹脂の融
点が高いため発泡現象は起こらない。従って、筒体の外
側に印刷表示層が設けられていても不鮮明になることは
ない。
例えば乾燥炉に入れて加熱することにより、胴部外側の
熱可塑性樹脂層113と筒体内側の熱可塑性樹脂層21
2とが溶融発泡して発泡樹脂層を形成すると共に圧着及
び又は融着し、本発明の紙製断熱容器1が作製できる。
胴部内側の熱可塑性樹脂層112と筒体外側の熱可塑性
樹脂層213とは、樹脂層を形成する熱可塑性樹脂の融
点が高いため発泡現象は起こらない。従って、筒体の外
側に印刷表示層が設けられていても不鮮明になることは
ない。
【0023】なお、筒体の外側に熱可塑性樹脂を塗布し
ないことも可能である(図2参照)。また、筒体の外側
にも内側と同様に低融点の熱可塑性樹脂を積層して発泡
樹脂層を設けることもできる。
ないことも可能である(図2参照)。また、筒体の外側
にも内側と同様に低融点の熱可塑性樹脂を積層して発泡
樹脂層を設けることもできる。
【0024】発泡樹脂層を設ける基材には、熱可塑性樹
脂の発泡効率を高めより厚い発泡樹脂層を形成するため
に、有機溶剤含有インキ、透明ニス等を全面又は部分的
に設けることができる。また、これらインキ、ニスを部
分的に設けることで発泡樹脂層を凹凸状に形成させるこ
ともできる。
脂の発泡効率を高めより厚い発泡樹脂層を形成するため
に、有機溶剤含有インキ、透明ニス等を全面又は部分的
に設けることができる。また、これらインキ、ニスを部
分的に設けることで発泡樹脂層を凹凸状に形成させるこ
ともできる。
【0025】
【実施例】以下に本発明の実施例をさらに具体的に説明
する。 〈実施例1〉先ず、胴部を形成する胴部材、底部を形成
する底部材とも下記構成からなる積層材料を作製した。
すなわち、先ず、坪量220g/m2 のカップ原紙の片
面に高密度ポリエチレン樹脂(HDPEを20μmの厚
さに溶融押出し法(樹脂温度:300°C)によりラミ
ネートした。ついで、HDPEをラミネートしてない方
の面に低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)を20μm
の厚さに溶融押出し法(樹脂温度:300°C)により
ラミネートし、〔容器内側〕20μm厚HDPE112
/220g/m2 カップ原紙111/20μm厚LDP
E113〔容器外側〕構成の積層材料を作製した。
する。 〈実施例1〉先ず、胴部を形成する胴部材、底部を形成
する底部材とも下記構成からなる積層材料を作製した。
すなわち、先ず、坪量220g/m2 のカップ原紙の片
面に高密度ポリエチレン樹脂(HDPEを20μmの厚
さに溶融押出し法(樹脂温度:300°C)によりラミ
ネートした。ついで、HDPEをラミネートしてない方
の面に低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)を20μm
の厚さに溶融押出し法(樹脂温度:300°C)により
ラミネートし、〔容器内側〕20μm厚HDPE112
/220g/m2 カップ原紙111/20μm厚LDP
E113〔容器外側〕構成の積層材料を作製した。
【0026】この積層材料から所定寸法の、胴部を形成
する胴部材と底部を形成する底部材を作製し、一般的な
紙カップ成形機を用いて高さ105mm、口径95m
m、底径65mmの紙カップ10を作製した。
する胴部材と底部を形成する底部材を作製し、一般的な
紙カップ成形機を用いて高さ105mm、口径95m
m、底径65mmの紙カップ10を作製した。
【0027】別に、筒体用の加工紙として、坪量230
g/m2 の白ライナーの片面に紙カップに用いた樹脂と
同じLDPEを20μmの厚さに溶融押出し法(樹脂温
度:300°C)によりラミネートし、〔容器内側〕2
0μm厚LDPE212/230g/m2 白ライナー2
11〔容器外側〕構成の積層材料を作製した。なお、白
ライナーのLDPEがラミネートされていない方の面に
は印刷表示層が設けられている(図示せず)。
g/m2 の白ライナーの片面に紙カップに用いた樹脂と
同じLDPEを20μmの厚さに溶融押出し法(樹脂温
度:300°C)によりラミネートし、〔容器内側〕2
0μm厚LDPE212/230g/m2 白ライナー2
11〔容器外側〕構成の積層材料を作製した。なお、白
ライナーのLDPEがラミネートされていない方の面に
は印刷表示層が設けられている(図示せず)。
【0028】この筒体用加工紙を扇形の所定寸法に断裁
し、両端を重ね合わせて熱融着し、断面が台形状の筒体
20を作製した。
し、両端を重ね合わせて熱融着し、断面が台形状の筒体
20を作製した。
【0029】この筒体20を先に作製した紙カップ10
に底部の方から胴部全体を覆うように口縁部13の直下
まで挿入し、紙カップの胴部に筒体が覆われた状態にす
る。筒体と紙カップが一体となった容器を100〜18
0°Cの乾燥炉に入れて加熱すると、胴部外側のLDP
E113と筒体内側のLDPE212とは溶融発泡して
発泡樹脂層を形成すると共に熱融着して、本発明の紙製
断熱容器が作製できた(図2参照)。
に底部の方から胴部全体を覆うように口縁部13の直下
まで挿入し、紙カップの胴部に筒体が覆われた状態にす
る。筒体と紙カップが一体となった容器を100〜18
0°Cの乾燥炉に入れて加熱すると、胴部外側のLDP
E113と筒体内側のLDPE212とは溶融発泡して
発泡樹脂層を形成すると共に熱融着して、本発明の紙製
断熱容器が作製できた(図2参照)。
【0030】なお、紙カップの形状は、本実施例に示し
た上方に向けて直径が増加するテーパー状に限るもので
なく、上方も下方も同径の円柱状であっても構わない。
た上方に向けて直径が増加するテーパー状に限るもので
なく、上方も下方も同径の円柱状であっても構わない。
【0031】この紙製断熱容器の断熱効果を評価するた
め、容器に即席麺を入れ熱湯を注いで3分間放置後、容
器の胴部を手指等で握持したが、熱くて持てないという
ことはなかった。また、容器を逆さまに傾けても筒体が
紙カップから外れることはなかった。
め、容器に即席麺を入れ熱湯を注いで3分間放置後、容
器の胴部を手指等で握持したが、熱くて持てないという
ことはなかった。また、容器を逆さまに傾けても筒体が
紙カップから外れることはなかった。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明の紙製断熱容器は、
発泡樹脂層が紙カップ側と筒体側で二重になり厚さが増
すため断熱性が向上した。また、筒体表面に印刷表示層
があるため、鮮明な印刷表示が可能となった。さらに、
紙カップと紙製筒体の接着が樹脂の発泡工程で行われる
ため、接着剤を使用しなくて済み、接着剤臭がなくなっ
た。
発泡樹脂層が紙カップ側と筒体側で二重になり厚さが増
すため断熱性が向上した。また、筒体表面に印刷表示層
があるため、鮮明な印刷表示が可能となった。さらに、
紙カップと紙製筒体の接着が樹脂の発泡工程で行われる
ため、接着剤を使用しなくて済み、接着剤臭がなくなっ
た。
【図1】(a)は本発明の一実施例を示す、紙製断熱容
器の一部を切り欠いた側面説明図であり、(b)は同上
のA部を拡大した断面説明図である。
器の一部を切り欠いた側面説明図であり、(b)は同上
のA部を拡大した断面説明図である。
【図2】本発明の別の実施例におけるA部を拡大した断
面説明図である。
面説明図である。
1‥‥紙製断熱容器 10‥‥紙カップ 11‥‥胴部 12‥‥底部 13‥‥口縁部 20‥‥紙製筒体 111‥‥紙カップ原紙 112‥‥熱可塑性樹脂層 113‥‥熱可塑性樹脂層、発泡樹脂層 211‥‥板紙 212‥‥熱可塑性樹脂層、発泡樹脂層 213‥‥熱可塑性樹脂層
Claims (3)
- 【請求項1】胴部と底部とからなり、開口部周縁が外側
にカールした口縁部を有する紙カップと、胴部外側に位
置する紙製筒体とから構成される紙製断熱容器であっ
て、 紙カップの少なくとも胴部は両面に熱可塑性樹脂層が積
層された紙カップ原紙から構成され、紙製筒体は少なく
とも内側に熱可塑性樹脂層が積層された板紙から構成さ
れ、前記紙カップの胴部外側の熱可塑性樹脂層と筒体内
側の熱可塑性樹脂層が発泡樹脂層を形成し、互いに圧着
または融着していることを特徴とする紙製断熱容器。 - 【請求項2】前記胴部外側の熱可塑性樹脂層を形成する
熱可塑性樹脂と前記筒体の内側を形成する熱可塑性樹脂
は、胴部内側の熱可塑性樹脂層を形成する熱可塑性樹脂
よりも低い融点を有することを特徴とする請求項1記載
の紙製断熱容器。 - 【請求項3】前記熱可塑性樹脂がポリエチレン樹脂であ
ることを特徴とする請求項1または2記載の紙製断熱容
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10141842A JPH11334716A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 紙製断熱容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10141842A JPH11334716A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 紙製断熱容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11334716A true JPH11334716A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15301431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10141842A Pending JPH11334716A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 紙製断熱容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11334716A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004530602A (ja) * | 2001-06-18 | 2004-10-07 | アップルトン ペーパーズ インコーポレイテッド | 飲料又は食料用断熱性容器 |
| JP2007302005A (ja) * | 2007-06-29 | 2007-11-22 | Nihon Tetra Pak Kk | 積層包装材料 |
| JP2018162075A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 生分解性断熱容器 |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP10141842A patent/JPH11334716A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004530602A (ja) * | 2001-06-18 | 2004-10-07 | アップルトン ペーパーズ インコーポレイテッド | 飲料又は食料用断熱性容器 |
| JP2007302005A (ja) * | 2007-06-29 | 2007-11-22 | Nihon Tetra Pak Kk | 積層包装材料 |
| JP2018162075A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 生分解性断熱容器 |
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